SHINeeテミンの初オンラインライブを全世界119ヶ国9万人が視聴 入隊前最後のソロコンサートで新曲「Advice」の初披露も

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SHINee/SuperMのテミンによる初のソロオンラインライブ『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』が5月2日(日)に開催。オフィシャルレポートが到着した。

当日は歴代ヒット曲から、昨年、韓国で発表した3rdフルアルバム『Never Gonna Dance Again』収録のライブ初披露曲まで、19曲をパフォーマンス。また、VCRとして、SHINeeやソロのヒット曲を当時のまま自ら再現したメドレーや、「Just Me And You」までの全21曲を披露し、その様子を全世界119ヶ国9万人が視聴した。今回は、2019年12月の大阪城ホールでの公演以来、1年4ヶ月ぶりにして、5月31日の入隊前に行われる最後のソロライブ。テミンにしかできない“集大成”を見せた。

何もないステージに、スポットライトに照らされたマイクスタンドが一つ。そこへ、舞台袖からテミンが歩み寄っていき、『Never Gonna Dance Again』収録の「Think Of You」を静かに歌い出すところから、ライブはスタート。テミンが自ら作詞を手掛けたこの曲は、ミディアムテンポの明るい曲調だが、歌詞には疲れ切った主人公が、愛する人に癒しを乞う切ない思いが綴られている。そんな歌をマイクを握り、目をつぶって、目の前にはいないけれども、今この瞬間、この歌を聴いてくれている世界中の人たちへ届ける。オープニングから、聴いているだけで胸が締め付けられる、圧倒的な歌唱力と表現力で、 “シンガー”テミンの神髄を見せつける。

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

悩んだ末「カッコイイと思って(笑)」とのちのMCで話したロングヘアを、無造作に束ね、淡いスモークピンクのセットアップを着たナチュラルな姿から、白と黒の斬新なデザインのスーツに眼帯を付けた妖艶さ漂うスタイルに変えると、ここから一気にソロアーティスト・テミンの世界が溢れ出す。

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

「Guess Who + Sexuality」では、降り注ぐレーザー光線を跳ね返すような攻撃的なパフォーマンスで魅了。両腕を縛ってのダンスが特徴の「Criminal」では、紐をほどいたあとに眼帯も取り、徐々に開放されていく世界観をよりドラマティックに表現。「IDEA:理想」では、ダンサーをしたがえての力強いフォーメーションダンスから、最後、手を広げて天を仰ぐ動作まで、一分の隙も見せない。

一旦MCでインターバルを取るも、そのパフォーマンスはさらに研ぎ澄まされていく。「Heaven」では、斜めにせり上がったステージで、床に映し出される映像ともコラボしながら、歌い踊る。日本での2ndミニ・アルバム『Flame of Love』収録の「DOOR」では、テミンにとって初のソロステージとなった日本武道館の公演でも見せていた、まるで捕らわれたかのように四方八方から紐で結ばれた状態で踊るパフォーマンスを、斜めになったステージで行うという高度な技術を見せる。

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

アジアンテイストなブルーの衣装に着替えて披露された「Goodbye」では、最初から最後まで一人でステージに立ち、踊り切る。その姿が孤独な剣士のようにも見えたが、続く「Shadow」では、ダンサー陣に担ぎあげられる場面などもあり、大軍を率いる将軍のような逞しさも漂わせる。

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

MCで「誘惑しようと思って作ったステージ」と紹介された「WANT」は、その言葉の通り、体をくねらせるような魅惑的な動きと妖艶な表情で、画面の前のファンを誘う。とにかく、どんなパフォーマンスにも一貫して隅々まで“美”が追求されている。ライブ全体が一つの芸術作品のようだ。

そして、SHINeeとしてのデビューから、ソロ活動を経て今に至るまでの歴史を、自ら再現したダイジェスト映像が流れる。最後には、2021年に3rdミニ・アルバムが発売になるとの告知が。そのままタイトル曲となる「Advice」を初披露。前面が白、背面が黒というスーツ姿で、下したままの髪が細かく早いダンスに合わせて揺れ、サビではハイトーンボイスを畳みかけ、また新たな大人の魅力を見せる。

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

その後は、テレビ番組でパフォーマンスした「Pinocchio」や、Kid Milliをフューチャーしたラップとの掛け合いが新鮮な「Black Rose」と、新たな世景観も提示しつつ、SHINeeの「Sherlock」とマッシュアップしたソロ・デビュー曲「Danger」へとつなげる。明らかに当時とは違う力強さがあり、ソロアーティスト・テミンの成長を感じる。

迎えたラストは、「僕が大好きな曲ですし、ライブでやるのはプレッシャー」と語った「Soldier」から「Rise」へ。オープニング同様、スタンドマイクの前に立ち、切々と、熱く、歌だけを真っ直ぐに届けた。

だが、ライブはここで終わらなかった。「サプライズライブ」に登場したテミンは、「I’m Crying」と、「Snow Flower」の2曲を披露。本来ならばトークのみのはずだったが、「みなさんへの小さなプレゼントとして僕が特別にお願いした」と説明し、ジーンズに白のTシャツというラフな格好でスツールに腰かけながら、本編のときよりも柔らかな表情で歌った。

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

最後に、テミンはいつも応援してくれているファンへ感謝の気持ちを伝えると、「もっとみなさんの思いに応えられる僕になって帰ってくるので、待っていてください」と挨拶。寂しそうな声を上げる画面越しのファンに「僕たちはまだ一緒に思い出を作る時間が残っているので寂しがらないで」と呼びかけていた。

オンラインライブにも関わらず、これまで通りの、むしろこれまで以上にシンプルに歌とダンスに真正面から向き合っていた今回のライブ。それだけに、パフォーマンスの細部まで手に取るように見ることができ、隙がないテミンの表現者としてのポテンシャル高さを改めて実感した。あえてシンプルにすることで、現時点での“集大成”を見せてくれた。

テミンにとっては今回が入隊前の最後のソロライブとはなったが、日本では、SHINeeのミニ・アルバムが7月28日に発売されることが決定している。オンユ、ミンホ、キーの入隊中、ソロ活動でSHINeeを支え続けてきたテミンに変わり、今度は3人がテミンの帰る場所を守っていく。SHINee3年ぶりとなる同ミニ・アルバムは現在予約受付中。発売を記念した『個別オンラインMEET&GREET』の開催も決定しており、応募抽選期間中だ。詳細は、オフィシャルサイトを確認しよう。

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先日、約2年ぶりとなる全国ツアー”The Beat Garden one man live tour 2021「Afterglow」”の開催発表、および2021年初となるデジタルシングル「遠距離恋愛」を4月26日(月)にリリースしたTHE BEAT GARDEN。各デジタルチャート上位に多数ランクインを記録している中、『遠距離恋愛』のMVが公開となった。

今回、メンバーは出演せずにキャストのみで構成したドラマに初挑戦。監督は(HakubiのMVなどを手掛ける)Yasu Fujinami氏。物語は離れて暮らす二人の小さな繋がりを中心に描かれており、思い合える相手の存在は遠くにいても近くいてもとても大きいと気付かせてくれる作品に仕上がっている。

なお、THE BEAT GARDENは前作『メッセージ』以来、約2年5月ぶりとなるアルバム『余光』を8月4日(水)にリリースすることを発表した。初回限定盤に付属するDVDには、2020年1月に開催された新木場 STUDIO COASTでのワンマン『THE NEST 2020』のディレクターズカットが豪華収録されるとのことで、こちらも是非チェックしてもらいたい。

「遠距離恋愛」

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7月からTVアニメ放送も予定しているオールメディアで展開するラブライブ!シリーズの最新作『ラブライブ!スーパースター!!』、そこから誕生した新たなスクールアイドルグループ・「Liella!(リエラ)」。4月7日にはデビューシングル「始まりは君の空」をリリースした彼女たちにインタビューを行った。澁谷かのん役の伊達さゆり、唐 可可(タンクゥクゥ)役のLiyuu(りーゆう)、嵐 千砂都役の岬 なこ、平安名(へあんな)すみれ役のペイトン尚未、葉月 恋(れん)役の青山なぎさの5人に動き出したLiella!について話を聞いた。勿論SPICE初登場の彼女たちの言葉に耳を傾けたい。


――SPICE初登場、Liella!の皆さんです。

5人:よろしくおねがいします!

――4月7日に「始まりは君の空」でデビューされましたが、まずはスクールアイドルとして新たに活動し始めた皆さんに、自身が今回のキャストに決定したときの心境をお聞かせください。

:決まったときはとにかく現実味が無くて、ずっとフワフワしたような気持ちだったんですけど、周りの人にもまだ言えなかったので、家に帰ってから何回も「決まったのか?」っていう確認を繰り返す日々が、一週間くらい続きました(笑)。でも、とにかく、このために声優を目指したと言っても過言ではないくらいだったので、嬉しい気持ちでいっぱいでした。

伊達:私は一般公募でオーディションを受けさせていただいて、リモートで「合格です」って言われたとき、まず固まってしまって。「あっ、どうしよう」ってずっと言っていて(笑)。頭が真っ白ってこういうことなんだと思いました。その後に家族に伝えてすごく喜んでくれたんですけど、私は嬉しい反面不安がすごくて。「ついていけなかったらどうしよう」とか、いろいろ考えてしまいました。

Liyuu:私は嬉しかったんですけど、上海にいるから、実感が無かったです。「本当?いいの?」って気持ちがめちゃくちゃ強くて。自分が外国人だから、「あーっ……国も違うし!無理かなぁ……」って、ずっと思っていました。前からソロ活動はやっているんですけど、お母さんは芸能にそんなに興味が無いので、「お母さん、『ラブライブ!』に合格した!」って言っても、「それ何?えっ?もう一回デビューするの?えっ、どういうこと?」とか言われました(笑)。

ペイトン:私はもともと事務所に所属していたんですけど、事務所の中でもけっこう偉い人から急に電話がかかってきて……「怖い!何やらかしたんだろう!?」と思って(笑)。でも「ちょっとLINE見て!合格したよ!」って。「え?」ってなっちゃって。その瞬間は驚きしかなかったです。でも、だんだんLINEに書いてある「合格」っていう2文字を見て実感が湧いてきて、涙が溢れてきました。

青山:私もさゆりんと同じく、一般公募でオーディションを受けさせていただいたんですけど、まず純粋に嬉しくて、家で大騒ぎしました(笑)。家族にすぐ報告もしました。今まで将来のためにミスコンに出たり、ライブ配信をやったりしていたのですが、周りからは冷たい目で見られることもあって。でも、それが無駄じゃなかったんだな、って、初めて自分を認められたと言うか。やってきてよかったな、って思いました。

澁谷かのん役 伊達さゆり

澁谷かのん役 伊達さゆり

――では、今回ご自身が演じるメンバーに対しての第一印象も聴ければと思います。

:一番最初のオーディションのとき、千砂都ちゃん(嵐 千砂都)のビジュアルのイラストが無くって、プロフィールが書いてあるだけだったんです。その中で私は、ちょっと褐色系のポニーテール、すごい元気なコっていうイメージかな……?と思ってオーディションに挑んでいたので。初めて見たとき……あの、見た目の情報量が、ちょっと多すぎるというか(笑)。

――確かに見た目の情報量多いですね(笑)。

:こういう感じか!垂れ目でかわいい、クリクリっとした感じの愛くるしいコなんだ!って、内面よりも見た目の情報量にすごく驚きました。可愛らしさをどうやって出していこうかなって、最初すごく悩んでいた記憶があります。白い髪色だし、前髪短いし、お団子二つついてるし。どこから拾っていこうかな?って(笑)。

伊達:私は、オーディション最中にティザーイラストで初めて見ました。そのときに、「あ、もしかしたら、この中にいるこの子を演じることになるかもしれない!」みたいな(笑)。 その真ん中に(澁谷)かのんちゃんは写ってるんですけど。私がイラストを見たとき、まずかのんちゃんにパッて目がいったんです。真ん中で、一人だけ私達を見て手を振っているんですよ。で、リーダーシップがあるコなのかな、私とは性格似てないな……って勝手に判断して。

(C)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

(C)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

――そうなんですか?

伊達:リーダーシップが……無いので、私には(笑)。

――そんな(笑)。

伊達:でも、かのんちゃんの前髪の分け目と、当時の私の髪の長さがちょうど似てて。「えっ、ピッタリ!運命!?」と思っちゃって。

:運命だよ!

伊達:何か自分に自信をつけたくて(笑)。これは、自分にもチャンスがあるんじゃないか?って思いました。

――運命を感じたのはいい話ですね。

伊達:そうですね、パッと目がいったんです。もし、万が一合格できたら、この子の担当だったら嬉しいな、って思いました。

唐 可可(タンクゥクゥ)役 Liyuu(りーゆう)

唐 可可(タンクゥクゥ)役 Liyuu(りーゆう)

Liyuu:私は、上海出身のメンバーを担当するかもしれないって言われて。だとしたら、ビジュアル的に絶対、お団子ヘアーとか、パンダとか、チャイナドレスとかかなって思っていたんです。でもメンバーたちのイラストが出てきたとき「ああ、可可ちゃん今どきの高校生の女の子だ!」って思いました。

――同じく上海出身のLiyuuさんから見ても、イマドキっぽいな、って思うんですね。

Liyuu:そうですね!

――確かに、上海出身って言われたら、チャイナドレスとかになりそうですけどね。

Liyuu:なんか、肉まん食べてたりとか(笑)。

ペイトン:すみれ(平安名すみれ)ちゃんは、神社の娘さんっていうのを最初から知っていたので、セッタイ黒髪だと思っていたんです、でも見たときに、「金髪ぅ!?」と思って(笑)。

――確かにそうですね、今のところ、みんなの想像や思いをぜんぶ裏切ってきていますね(笑)。

ペイトン:白ニーハイを履いてるし、「ギャラクシー」って言ってるし。なんかすごく驚いちゃって、自分が想像してた感じの女の子とは全然違っていて。プライド高そうなのかな?って思いましたね。

――最初はそういう印象があった?

ペイトン:最初は。今は、可可ちゃんともやり取りをしているときは、くだけた感じで話しているので、ちょっとプライドが高そうだなーとは思いつつも、だんだん崩れていってる部分があるな、って思います。

青山:(葉月)恋ちゃんは、私もティザーイラストで初めて見たんですけど、そのとき腕を組んで、凛々しい感じで横を向いていたので、ちょっとキツイ子なのかな?って思っていて。いざいろいろ情報が出て見てみると、「あ、そうでもなさそう」って思いました(笑)。黒髪ポニーテールで、清楚感があって、タレ目で、かわいい感じの女の子。想像とは違いましたね。

――では同じように、キャストのみんなと出会ったときの印象をお聞きかせください。

:一番最初に会ったときは、まだLiyuuちゃんは直接会えないからビデオ通話だったんですけど、まず頭にパッて浮かんだのが、「みんなカワイイっ!」って。

一同:えー!(笑)。

:最初に並んだとき、私が一番端で、隣にペイちゃん(ペイトン尚未)がいたんですけど。「隣にお人形さんが座ってる!」って思っていました(笑)。

平安名(へあんな)すみれ役 ペイトン尚未

平安名(へあんな)すみれ役 ペイトン尚未

ペイトン:やめてよ!(笑)

:隣の神々しいオーラに、めちゃめちゃやられてしまって(笑)。

ペイトン:恥ずかしい、やめて!(一同爆笑)

:さらに、真ん中に伊達ちゃんがいたので、もう真ん中の子は、この次元のコじゃない!って。2次元とか、2.5次元から出てきたのかなぁ……って(笑)。しかも、年下っていうところに驚きを隠せなくて!内側が出来上がりすぎてるんです、本当に大人っぽいと言いますか。

――伊達さん爆上げされていますよ(笑)。

伊達:やめてよー!(笑)

:全員の顔見たりとかして、「みんなカワイイな、これからみんなで頑張っていくんだな」っていうのもありつつも、一番近くにいるコに圧倒され過ぎて(笑)。

ペイトン:なんかすいません!ごめん、もう!(笑)

:自分の自己紹介どころじゃなかったな、っていう記憶はあります。

ペイトン:すいません、ほんと!

:めっちゃ褒めてんのに(笑)。

ペイトン:恥ずかしー!

伊達:まず、唐 可可ちゃんが上海出身だってことは事前に知っていたんですけど、部屋に入ってきたときに椅子が4つしか無くて。代わりに画面があったんですよ。「え、何で?」って思って。

Liyuu:そこに私がいますね(笑)。

伊達:話を聞いていたら、実際の上海にいるコがやります、っていうのを聴いて、「すごい、そのまんまじゃん!」と思いましたね。事前には、どのメンバーを誰が担当するのかというのは知らなかったのですが、みんなに会って挨拶したときに「このメンバーはこの子だろうな」っていうのは、ある程度想像がついたんです。それぐらい雰囲気だったりとか、オーラからそのメンバーと似てたのが、最初の印象ですね。

――では、ビデオ参加だったLiyuuさんは?

Liyuu:リモートで参加して、正直、めちゃくちゃ緊張していました。半年以上日本に来られない感じでしたので、日本語も少し退化しているんじゃないかと思っていて……。

ペイトン:退化じゃない!

青山:上手だったよ!

Liyuu:自己紹介のときは、あんまり記憶が無い……「アッ……ハッハイ」って(笑)。

:あっ、でも確かに、そうなっていたかも、なんか、「アッ……ハイ……」って。

Liyuu:一人ずつ、挨拶するとき、「……ハイ」「……ハイ」「……ハイ」それしか言えない。

ペイトン:でもさ、なぎちゃん(青山なぎさ)、を最初見た瞬間、「カワイッ!(太い声で)」って(笑)。

Liyuu:すみません、そうでした(笑)。

――でも、一人だけ場所違ったら、ちょっと緊張しますよね。

Liyuu:そうです。4人がマスクをはずしたのも、一瞬だけだったので、顔も覚えてないという感じでした。でも11月にみなさんと初めて実際に会うことができて!みんないっしょに喋って。私のために、みんな、いっぱい喋ってくれた。これから頑張りましょう!とか。そこまでは、想像していませんでした。感動です。

ペイトン:初めて会ったとき、「あー、みんな緊張してるなぁ」って思いましたね。もちろん自分もなんですけど(笑)。伊達ちゃんとか、もう初っ端の自己紹介から泣いていて。第一声ぐらいから(笑)。

伊達:あー!

ペイトン:素直な子なんだなぁって思いながら、実際私ももらい泣きしそうになっていたんです(笑)。りーちゃん(Liyuu)は、画面ごしってすごい距離を感じるじゃないですか。そのあと初めて対面で会ったときに、嬉しくてずっと質問攻めしてしまって。一緒に歩いてるときに、「ねえ、上海の美味しい食べ物教えて!」とか聞いたり(笑)。それにもすごい笑顔で答えてくれて。「ああ、このコめっちゃいいコだ!仲良くなれる!」って思っていました(笑)。

――なるほど。

ペイトン:なこちゃん(岬)は、最初からほんわかしたオーラをまとっていたんですけど、根から出る真面目さがあふれ出てて、「あ、この人はしっかりしているんだな」って、すぐわかりました。なぎちゃん(青山)さんは、会ったその日に初めてダンスレッスンがあったんですけど、体もめっちゃ柔らかいし、踊りもすごくしなやかでていねいなので、もう恋ちゃんそのまんまだなって!今も見習っています。

葉月 恋(れん)役 青山なぎさ

葉月 恋(れん)役 青山なぎさ

青山:まず、なこちゃんは、最初声を聴いた瞬間、「あ、声優さんだ!」って(笑)。自己紹介から「スゴイ!」ってなったのを覚えていますね。で、さゆりん(伊達)は、どこかの駅で初めて初対面で会って……。

ペイトン:どこかの駅!?

青山:そう、私とマネージャーさんと3人で(笑)。「初めましてー」って会ったときの印象は、「ちっちゃ!」って(笑)。でも私その日ヒール高くて。10センチくらい差があったんですよ。

伊達:そうだよ、小さく見えたのはヒールのせいだ!(笑)

青山:本当、すごい素直なコで、「あっ、ハイ!よろしくお願いいたします!」みたいな感じで、「すごい、純粋!」って(笑)。Liyuuちゃんは……。

Liyuu:おぅ、なに?(笑)

青山:リモートのときはね、第一声で「かわいー」って言われて、「アッ、ありがとうございます」って。もともと一方的にSNSを前から見ていたので、「憧れの人いるんだけど……!」っていう。ただのファンみたいになってしまって(笑)。

Liyuu:えーっ!そうなの?(笑)

青山:実はね(笑)。で、ペイちゃん(ペイトン)は、顔合わせの前に、待合室みたいなところで待っていて、そのときに右前にいて。「なんだこのお人形さんは!見たことない!」みたいな。

:そうだよね!本当にそう!

ペイトン:怖い怖い!(笑)

青山:本当に見た目の印象がすごすぎて。でもその反面、すごい真面目な感じだったので、「あ、ちょっととっつきにくい感じなのかな?」って思っていたんですけど、話してみたらまったくそんなことはなくて。

ペイトン:ちょっとまってよ(笑)。

青山:美少女すぎてね!(笑)

(C)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

(C)プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

――さて、これから「Liella!」として皆さん活動されていきますが、ラブライブ!シリーズって時代を作ってきた、大きいプロジェクトの一環だと思うんです。μ'sがあって、Aqoursがあって、虹ヶ咲(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)があって、今回の「Liella!」という。ラブライブ!シリーズを背負っていく一翼としての想いも聞きたいと思っています。

伊達:私は小学校のころからずっとラブライブ!シリーズが大好きで、ずっと追いかけてきていたので、今度はそれが自分の役目なんだって思うと、プレッシャーがすごすぎて。

――そうですよね、μ'sが10周年ですからね。そのころはまだ小学生ですか……。

伊達:オーディションを受ける前から、「これ受かった人、すごいプレッシャーだろうな」と、思った上で応募したので。最初はどうしようって思っていたんですけど、今は一人じゃないし、5人でやっていこうという思いが強くなっています。Twitterとかも開設して、初回の生配信番組とかをやるにあたって、みんなから「楽しみにしています!」「たくさん応援します!」みたいなコメントをいただいて、「あ、これみんな、仲間だ」って強く感じて。

――ファンの方も仲間という感覚は素敵ですね。

伊達:もちろん、歴史があるラブライブ!シリーズというプロジェクトを背負っていくプレッシャーはあるんですけれど、それを楽しんでいきたいなっていう想いに変わっています。リリースイベントとかもすごく緊張はしているんですけれど(笑)、私も応援している側のときは、キャストさん自身が楽しんでいる姿を見るのがすごく好きだったんです。だから皆さんも私たちが楽しんでいるところを見たいはずだなって思って、それを大事にしていこうって思ってます。

――楽しんでいけるように、というのは大事ですよね。

伊達:不安を抱えながら、不安な表情を出したままステージに立っても、不安なんだろうなって思わせてしまうし。だったら、不安だけどそんなのはちょっと後ろの方に置いといて、みんなを引っ張っていくような存在になりたいなって。

ペイトン:言いたいことぜんぶ言ってくれた!

Liyuu:すごい!(拍手)

伊達:がんばりました(笑)。

――何者でもない女の子たちが「スクールアイドルになる」って努力していくのが、ラブライブ!シリーズの魅力だと思うんです。キャストである皆さんが、メンバーたちと成長していって、ステージでそれを表現していく。Liella!も夢や希望を持ってスクールアイドルになりますが、皆さんの叶えたい夢だったり、願いだったりは何かあるんでしょうか?

青山:私はライブがしたいっていうのがあります。実際皆さんの前に立って何かをやりたいって気持ちが大きくて。いろんなところでライブしたいなって。

――Liyuuさん、いますごいうなずいてましたけど、やはりライブがやりたいですか。

Liyuu:そうですね。せっかく上海出身のメンバーを担当しているので、いつか上海にも行きたいです!

一同:わー!行きたーい!

Liyuu:μ'sさんは中国で物凄く人気で。Aqoursさんもアジアツアーもやって人気があります!

――実現したら中国語でMCを任せられますね。

一同:あー!

ペイトン:MC、Liyuuちゃんの一人喋りになっちゃう!

Liyuu:みんなにも中国語の挨拶してもらいたいです。

一同:謝謝ー!

Liyuu:謝謝ーしかないのぉ!?(笑)。ちゃんと教えます!

ペイトン尚未:私はすごく漠然としたものかもしれないんですけど、5人でどこまでも、上へ上へと行きたいなって思っていて……。最高のスクールアイドルになりたいなって。スクールアイドルとして最高に輝いている私たちLiella!を、応援してくださっている皆さんに見てほしいなっていう……もちろん、ライブもしたいし、いろんなところで応援してくださっている方の顔もいっぱい見たいんですけど、それ以上に感謝を持って、常に応援してくださっているっていう意識を忘れずに5人で上に行きたいなって思っています。

:ペイちゃん、絶対一番年下じゃないんですよ!精神年齢はたぶん、誰よりも上だと思う。

ペイトン:やーだー!もう、また年齢詐称とか言われる!(笑)

:しっかりしてるってことだよ!礼儀正しくってていねいで!

――そんな岬さんいかがですか?

嵐 千砂都役 岬 なこ

嵐 千砂都役 岬 なこ

:結構かぶってしまうところとかもあるんですけれども、まず一番は、みなさんの実際の表情や反応を見たいっていうのがありますね。全国を回って、その後日本を飛び出していろんな国に行って、たくさんの方とコミュニケーションを取りたいなっていう思いがあります。ラブライブ!シリーズがきっかけで、声優という道を目指し始めて、今ここに自分がいるので、私から今度は、誰かに夢を与えられるような存在になりたいなっていうのは、すごく思っています。

――そんな皆さんがデビューシングル「始まりは君の空」をリリースされました。まさにLiella!の始まりにふさわしい曲だと思いましたし、決意もあるし、前へ進む思いもしっかり入れ込んだ曲だと思うんですが、楽曲に対する印象とか、レコーディングされたときのエピソードなどがありますでしょうか?

:結構、レコーディングが初めての子が多かったんです。みんなで最初はレッスンをしていて。音符も読めないし、どうしようみたいな(笑)。

――それは大変そうですね。

:まずは歌詞を分析していって、何を伝えたいかみたいなのを、自分なりに解釈していって、そのうえで、担当メンバーはどう歌うか、みたいな。発声法から教えていただいて、歌い方を直すのに必死でした。当日歌う歌詞カードに、気をつけるポイントをビッシリ書いて挑んだのを覚えています。

――初レコーディングとなった伊達さん、青山さんはいかがですか?

伊達:緊張は滅茶苦茶していました。私、本当に歌に自信がなくて。正直な話、今でも自信があるかって訊かれたら、ちょっと首をかしげてしまうような感じではあるんです。初めてレコーディングをしたときも、不安だし、声が震えてしまったり。ただ、この曲が一番最初の私たちの曲になるっていうのを思うと、何を届けたいのかとか、自分が楽しんで歌わなきゃきっと届かないなって思ったので、徐々に歌に対する楽しさが見えてきた曲になりました。

青山:私もさゆりんも、体を楽器にして歌う、というのがまだできていない状態だったので、そこの基礎から教えていただいて、ギリギリ間に合うか間に合わないか、みたいな感じでレコーディングを迎えたんですけど(笑)。レッスンの甲斐もあって、今もやっと自分らしく歌えるかな?っていう風になってきました。この曲は歌い出しが恋ちゃんからなんですけど、そのことは最初に伝えられていなかったので、それが逆によかったですね。もし先に伝えられていたら、たぶん緊張で歌えなかったと思います。

――では残りのお二人はいかがでしたか?

ペイトン:私は以前、お仕事で歌を歌わせていただくことがあったので、自分の中での歌い方ができちゃっていて。それを一回崩さなきゃいけないって言われたんです。発声法も変えて、徐々にすみれちゃんになって歌うっていう作業から入りました。期待に応えないと、って思っちゃうと、ガチガチに緊張しちゃうんですよね。レコーディングの現場で、「そんなに緊張しなくていいよ」って言われたんですが、どうしても緊張して力がこもった歌い方になってしまって。それを直すのが大変でした。だいぶ慣れてきましたが。

Liyuu:もともと、私はソロのときもけっこう歌のクセがあって、緊張していました。レコーディングのとき、今回ソロパートもあるって言われて、「え!?」って思ったんです。最初に「え、ソロパートがあるんだ!」って。めちゃくちゃ興奮しましたね(笑)。

――そこは「ソロがあった!やった!」って感じですかね。

Liyuu:それはちょっと、ありました(笑)。

――では次の曲「Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!」の感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。

伊達:印象を一言で言うと、おもちゃ箱みたいなイメージですね。おもちゃ箱の中に、自分が小さくなって「入り込んじゃった、どうしよう?でも楽しい!」みたいな。楽器の音も笛の音とかあったり、サビの最後に「ばいーん」ってちょっと変わった音とかあったりとかして(笑)。この曲、最初から最後までぜんぶ前向きな歌詞なんです。もうこれ、聴いたら絶対テンション、メチャアゲだなって思いましたね。応援歌みたいですよね。

ペイトン:聴いていると、自然とリズムに乗ってしまって、あっという間に曲の世界に入ってしまうような感じで。さゆりんは、おもちゃ箱って言っていたんですけど、私は異世界に「こっちおいでよ、楽しいよ!」って笛を鳴らされて、連れられて行くような曲だなって思いました。曲の世界に入り込んじゃうなって(笑)。

――更に今回は[みんなで叶える物語盤]と、[私を叶える物語盤]の2種類がリリースされました。それぞれ、「Dreaming Energy」と、「私のSymphony」、別々の曲が入っています。

:じゃあ私は「Dreaming Energy」の話を。この曲は歌いながらスキップしたくなるような、お散歩にピッタリな曲だと思っています。一人でも、仲間がいても、一緒にどこかお出かけしたくなるような、何気ない日常をきらきら輝かせてくれるような曲だなって。目が合ったら、思わずニコッと笑ってしまうような。(笑)。

青山:「私のSymphony」は一言でまとめると、ちっぽけな等身大の自分が、夢を見つけて、「やりたい」って思っていてもその一歩が踏み出せないってときに、背中を押してくれる曲だと思っています。私自身、この曲をレコーディングしたときは、オーディションのことを思い出しながら歌っていたんです。たぶん、誰にでも夢ってあると思うんですけど、その一歩を踏み出すのって本当に大変で、止まっちゃう人がたくさんいると思うんです。たくさんの方にみんなに聴いてほしい曲ですね。

――今回はドラマパートも収録されています。ドラマパートの収録はどうでした?

:緊張しました!

ペイトン:ドラマパートは5人一緒に流れに沿って録っていったので、自然とその情景が見えてくるというか、みんなで渋谷に出かけるっていうお話だったんですけど、かのんちゃんとちぃちゃん(千砂都)が恋ちゃんを探しに行っている間に、可可ちゃんとすみれちゃんが、じゃんけんしているんですよ。仲良いなこの2人!って(笑)。いつも言い合いしているけど仲良いのがすごい印象的でしたね。

――Liyuuさんはドラマパートいかがでしたか?

Liyuu:ドラマパートですか?試練です!(一同爆笑)

――そんな重い感じでしたか(笑)。

Liyuu:いやあ、日本語もそんなにできなくて、最初台本もらったとき、「あー!やばいなあ」って。たぶん、いっぱい練習しなきゃできないなって思ってました。

伊達:可可ちゃん、セリフの量多いから早口だよね。スクールアイドルに対しての想いが強すぎて。

Liyuu:そうです。早口がいっぱい。そして性格も想像と違いましたね。そんなにカワイイの、えーっ!?って(笑)。

――でもぜんぜん普通に喋れてますよ。

一同:すごい、本当にすごいよ!

Liyuu:そうですかね~(笑)。

――5月6日には、シングルリリースイベントが予定されています。ある意味ここがお披露目なのかもしれませんが、意気込みをいただければ。

伊達:リハーサルが始まって、頑張ってるんですけど、今まではダンスと歌を別に練習をしていたので、両方合わせてみんなでやるっていうのが初めてなんです。それに苦戦していて。ダンスに集中しちゃうと歌詞が飛んじゃうし、歌に集中しちゃうとダンス間違っちゃったり。もう次から次へと課題が見つかってしまって。

――一緒にやるというのはまた別物ですもんね。

伊達:リリースイベントってやっぱり、皆さんが応援してくださる一つのきっかけでもあると思うんです。しかもμ'sさん、Aqoursさん、そして虹ヶ咲さんって応援してくださってる方が、必ずしもLiella!も応援してくださるとは限らないわけじゃないですか。だから、今までのラブライブ!シリーズを好きな方も引き込めるようなパフォーマンスだったり、さらに、ラブライブ!を知らないという方にも、「このコたちスゴイ!」って思ってもらえるようなパフォーマンスをしたいなって。

――フォーメーションとかも出てきますし、想像以上に大変なんだなと思います。

伊達:もうとにかく難しくて!でも練習あるのみだなって。皆さんが、感動していただけるようなパフォーマンスをできたらいいなと頑張っています。

――それでは最後に記事を読んでいる方々に、お一人ずつコメントいただけないでしょうか。

:まず私たちLiella!を温かく迎え入れてくださって、見つけてくださって本当にありがとうございます。皆さんの期待や応援が一つ一つ本当に励みになっているので、それに応えていきたいって思っています。皆さんと一緒に、少しでも多く、楽しい時間を共有できるように、これからも頑張ります!

Liyuu:私は前からラブライブ!シリーズのファンなので、ラブライブ!シリーズの先輩たちを好きな人たちにも、Liella!のことを好きになってもらえたら嬉しいなって思います!

ペイトン:いつも応援してくださってる方からのメッセージとか、言葉にすごく支えられて。その言葉にお返しできてるかな?って思っています。沢山愛をもらってるのに、もらってばっかりだなって思ってしまうので……これからのイベントなどで皆さんからもらった愛をお返しできるように、これからも私たち頑張っていきます。いつもありがとうございます!

青山:私も先輩方のパフォーマンスを見て、元気をもらっていた側でした。今度は自分たちがその立場になるということで、先輩たちのようになりたいなって思っています。あとはやっぱり、感謝の気持ちを絶対に忘れないように、今後活動を続けていきたいと思っています。

伊達:ラブライブ!シリーズって言ったら、みんなで叶える物語だと思うんです。μ'sさん、Aqoursさん、虹ヶ咲さん、それぞれの物語が今まであったと思うんですけど、Liella!ならではの物語を、皆さんと一緒に作っていきたいなと思います。そして、私はμ'sさんからラブライブ!シリーズにハマったので人間なので、Liella!を見て新たにハマってくれる人を増やしていきたいです。Liella!に憧れる方を増やしていきたいですね!

インタビュー・文:加東岳史

 

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放送中のTVアニメ『オッドタクシー』のイベント『オッドタクシー寄席 4月席』が開催され、剛力役の木村良平、田中役の斉藤壮馬、芸人「煩悩イルミネーション(福本、近藤)」役のガーリィレコードの高井佳佑、フェニックスらが登壇した。本イベントは、落語が好きな主人公・小戸川にちなんだ、アニメあり、笑いあり、音楽ありのカルチャーマッシュイベントで、さまざまな出し物が集う寄席のように、毎回『オッドタクシー』ならではの演目を披露していくというもの。この日のイベントも、トークあり、朗読劇あり、大喜利コーナーありの盛り沢山な内容となった。進行はガーリィレコードのフェニックスが務めた。

イベント冒頭、木村は「こんにちわーー!」と元気に手を振りながら挨拶。斉藤が「田中革命を引き起こした田中役、斉藤壮馬です」と自身が演じる田中が大活躍した最新話、第4話に触れると、「第4話、めちゃくちゃおもしろかった!」と他キャスト陣も絶賛。ガーリィレコードの高井は、「煩悩イルミネーションの福本役、大塚明夫です」と得意のモノマネをしながらの挨拶。すかさず木村から「今、ちょっと明夫さんに電話して、本人かどうか確かめてもいい?」というツッコミが入ると、「申し訳ありません。名前言い間違えました」とお詫びをし、改めて自己紹介。木村が「でも、ちょっと似てるんだよね(笑)」と高井のモノマネを褒める場面もあり、和やかなムードでイベントはスタートした。

すでに4話までが放送されている『オッドタクシー』。最初のコーナーでは、1話から4話までの映像を見ながら、掘り下げる「映像で見る!注目シーン」で、それぞれが印象に残っているシーンをピックアップし、お気に入りシーンについてトークを繰り広げた。

自身がピックアップしたシーンについて、フェニックスは「『オッドタクシー』は会話劇がすごくよくて、掛け合いが最高」と見どころを語り、「すごく大事なシーンなのに、すれ違いコントでうまいこと成立させているところがたまらない!」と絶賛。木村は「『オッドタクシー』はキャスティングも良くて、芸人さんがたくさん出ていたり、僕や花江くんがおじさん役をやったりと、ちょっと奇をてらった感じがあるのに、ピタッとハマっているところがすごい。黒田役の黒田崇矢さんとか、柿花役の(山口)勝平さんとか、特に他は考えられないくらいぴったり!」と本作の魅力を語った。

高井は、小戸川(CV:花江夏樹)の前で、剛力医院の看護師・白川(CV:飯田里穂)が趣味で習っているカポエイラを披露するシーンをセレクト。「コミカルな部分と、大事なシーンとのメリハリがすごく良いし、何より、白川さんと小戸川さんの絶妙な距離感がたまらない」とピックアップの理由を説明。「白川さんが素敵すぎる!」とうっとりした表情で語る斉藤に、フェニックスが「(白川さんのような)マイペース女子大好きですか?」と質問すると、「もう、大好きです!!」とお気に入りの様子。高井も「剛力がうらやましいです。一緒に働いているし」とコメントし、白川さん人気が高いことを証明。二人からうらやましがられた剛力役の木村は「でも、割と迷惑かけられていますよ」と訴えたが、白川ファンの二人は「いや、めちゃくちゃうらやましい!」と声をそろえた。

木村は、小戸川と柿花の居酒屋シーンをピックアップ。「プレスコはキャストと一緒にかけあってこそだけど、昨今のアフレコはみんなで一緒にやることが難しい。このシーンは一緒に録っていないのに、うますぎるという表現では物足りないくらい、きれいな掛け合いができているんです!」と熱く語った木村だが、実は、このシーンをお気に入りとしたのは、別の理由があったよう。ニヤニヤしながら「僕の声、聞こえたでしょ?」と3人に問いかけた木村。「いや、剛力さん出てないですよね?」と不思議そうに返す3人に向かって、「実は、ガヤで参加しています」と告白。この日、別作品のアフレコで隣のスタジオにいた木村は、黒田とばったり会った際に「今からガヤの収録です」と聞いたので、「行きます!」とひっそり参加したそう。「僕が出ていることがわかると、ギャラが発生してしまうので、ひっそりと……。でも、最終的に、スタッフさんから”そういうわけにはいかないんで”とギャラはしっかりいただきました」とニッコリ。「押しかけて売り込んだやつみたいですみません」と茶目っ気たっぷりにお詫びし、「翌週のアフレコにはちゃんとお菓子を差し入れました」と付け加え、笑いを誘った。これを聞いた高井は「今の話を聞いたら、もう一回観て、木村さんの声を探したい。皆さんも探してください」と視聴者に呼びかけた。

斉藤のお気に入りシーンはもちろん第4話。映像を観ながら、「コミカル、ロマンスのバランスが絶妙な作品で、1話から3話まで積み重ねてきた感があったのに、第4話は急に重くなって、まさに田中革命という感じです」とご満悦。「台本ほぼ、田中のセリフ。ずっと喋るシーンなのでメリハリを考えたりもしたけれど、ロジックではなく、そのまま田中の思考をトレースして”ドドー!”っという感じで演じました(笑)」とアフレコの様子を明かした。「僕、もう1本お気に入りを選んでいます」という斉藤に、「ガヤのシーン?」と質問する木村。この二人のやりとりを見たガーリィレコードの二人「今日の二人は欲しがりさんだな」とツッコミを入れる場面もあった。

斉藤が選んだもう1つのシーンは、4話終盤のシーン。田中の目が好きという斉藤は、「最後のいい笑顔、大好きです。順調に積み重ねてきた話に、急に田中回が来て”田中って誰だよ!”となるけれど、いろいろ考察もできる回にもなっている。この最後のやばい顔、LINEのスタンプとかで出て欲しいです。頻繁に使っていきたくなる、いい表情です」と熱弁した。「『オッドタクシー』は曲がヤバイ」という木村に、斉藤は「劇伴の盛り上げ方がすごいと思います。」と好きが止まらない様子で微笑んだ。

ここからは、事前に募集した質問に答えるコーナーに。「本作の一番の魅力は?」という質問にフェニックスは「改めて言いますが、やっぱり会話劇です。耳でも楽しめる作品です」と楽しみ方をアドバイス。木村も「さっきも少し触れましたが、キャスティングがいわゆる深夜アニメという感じではなかったり、キャッチーな部分があるのに、それをまったく忘れてしまうくらいドラマがしっかりしているところ。画のかわいさと会話劇とのギャップがたまらない。それが相乗効果になっているところが好きです」と解説。フェニックスは「来週どうなるんだろうという気持ちになる」とし、福本は「1回観て、誰かの考察を観てから、アニメをもう1回観る、そんな楽しみ方ができます」と自身の鑑賞方法を明かした。

ここで、フェニックスが「樺沢(CV:たかし/トレンディエンジェル)がTwitterをやっているんです。昨年の10月くらいからひっそりとやっているんです。もっとバズっていいはずなのですが……。

おもしろいので、Twitterでぜひさがしてみてください」と呼びかけた。斉藤は「主題歌が良すぎなところからもう大好き、ヤバイってなる。会話劇があって、キメキメの音楽が入ったかと思えば、今、イベント中に流れている抜け感のある音楽もうまく入ってくる。音楽の力もすごく大きい作品です」とお気に入りポイントをコメントした。

4話では、田中が消しゴム集めをしたというエピソードが登場。「子どもの頃集めていたものは?」という質問に、出演者たちが田中同様、消しゴム、鉛筆、さらにカードという定番のコレクションアイテムと答える中、斉藤は「田舎に住んでいたので、土を掘って出てきた石を集めて、それをカンカンに入れていました。”きみだけの宝箱”と名前をつけて。僕じゃなくて、きみってつけていたところが笑える」と自分自身にツッコミを入れながら笑いを誘う。すると、木村が「俺も、掘ったやつじゃないけれど、宝石の原石を集めてカンカンに入れてたので、今、壮馬の話を聞いていて”一緒!”って驚いてたところ。でも、僕の場合は、きみのではなく”僕の宝箱”でした。お菓子の缶でほんとうに宝箱のような形をしていたはず」と懐かしそうに語った。

北海道出身の高井は「つらら」と回答。「学校からの帰り道に、太いつららをゲットして、持ち帰るまでに舐めて、鋭利な感じに仕上げていました」と胸を張ると、「田中以上にヤバさを感じる」とツッコミを入れる3人。しかし、高井は「これは北国あるあるです」と自信満々の表情できっぱりと答えていた。

ここからは「オッドタクシー大喜利」のコーナーへ。木村は「二人でやればいいじゃん!」と芸人と一緒の大喜利は不利だと訴え、斉藤は「大喜利じゃなく質問コーナーもっとやりたい」とリクエスト。高井も「大喜利はお客さんがいてなんぼなのに、無観客でオンラインなんて難しすぎる!」と苦しそうな様子。「病気が一瞬で治りそうな魔法の一言は?」というお題には斉藤が「ところでこの石買わない?」と答え、ここでも集めるくらい好きだった石を登場させ笑わせた。「かっこいいタクシーの止め方」というお題では、斉藤、木村のイラスト回答にツッコミが入る場面も。3人の回答を総合すると、タクシーの前に立つことがかっこいい止め方という結論に到ると、斉藤が「『オッドタクシー』という作品でそれをやっちゃダメ!」とあわてて訂正した。

最後は、大喜利ではなく、公式TwitterやYouTubeで公開されている、ヤノ役のMETEORの企画のパロディ「1分間オッドタクシーリポート」に挑戦することに。用意された原稿を1分ちょうどを目指して読み切ることにチャレンジ。トップバッターの木村が「59.37秒」という驚異のタイムをたたき出し、斉藤も高井も「もうやらなくていいんじゃない?」と敗北宣言。勝利を確信した木村は「お母さん!ハワイに連れて行くよ」と満面の笑みを浮かべ「マネージャーと連休の相談をしてきます」と早くも勝利宣言。しかし、「僕は2箇所噛んで、このタイムだから、壮馬が噛まずに読めばチャンスがある」と余裕?!のアドバイス。木村の言葉に「ハワイ」と願うように集中し、美しい朗読を披露。結果は1分4秒で、僅差で木村の勝利となったが、木村は「美しさは圧倒的だった」と斉藤の朗読を絶賛した。高井は、マイペースの朗読を披露し、二人には及ばないタイムだったものの、場を和ませていた。実際の優勝賞品は「神戸牛のカタログギフト」で、テンションが上がった木村が「壮馬、一緒に食べようね!」と誘うと、斉藤は元気よく「お願いしまーす!」とよろこんでいた。

朗読パートをはさみ、「お知らせ」のコーナーへ。放送情報、コミック情報、CD情報、サントラ情報、キャンペーン情報、そして、斉藤演じる田中が大好きな「ズーロジカルガーデン」のガチャの紹介など、『オッドタクシー』を存分に楽しめる情報が盛り沢山だった。また、本作の木下監督のオリジナルイラストが木村、斉藤にプレゼントされると、「やったぜー」とよろこびを爆発させる木村。斉藤は「カンカンに入れて大事にします」と微笑んだ。ガーリィレコードの二人も、前回のイベント時にプレゼントされたことを明かしていた。

最後の挨拶で高井は「煩悩イルミネーションが今後どう絡んでくるのか楽しみにしてください。いい活躍をします!」とアピール。フェニックスは「樺沢のTwitterもチェックしてください。耳だけでも楽しいアニメなので、何度も観てください」と呼びかけた。斉藤は「台本をもらったときに、絶対おもしろいものになると予想していました。予想通り、いや、それ以上、おもしろいものになっています。僕自身もいち視聴者として楽しんでいます。一緒に結末を観たい気持ちでいます。キャストが一緒に楽しめる今日のような機会がもっとあればいいなと思っています」と今後への期待を語った。

木村は「普段、アニメをあまり観ていない方でも、スッと世界観に入って楽しめます。お友達、家族と一緒にたのしんでください」と呼びかけ、イベントは終了した。本イベントの配信は、5月5日まで。視聴後は「#オッドタクシー寄席」で感想をつぶやき、作品の世界観を共有しよう!

取材・文/タナカシノブ
 

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岸谷五朗・寺脇康文が主催する演劇ユニット、地球ゴージャスの最新公演『The PROM』が間もなく、大阪・フェスティバルホールで幕を開ける。本公演は、地球ゴージャスにとって初の海外作品。2018年にブロードウェイで開幕し、2019年にはトニー賞7部門にノミネートされ話題に。そして、2020年12月にはNetflixにて映像化、メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンらが出演して注目を集めた。物語の舞台はアメリカの高校。卒業を控えた学生たちのために開かれるダンスパーティー「プロム」に、インディアナ州の高校に通うエマは同性の恋人アリッサと参加しようとするが、多様性を受け入れられないPTAがプロムを中止にしてしまう。しかも、それが原因でエマはいじめを受けてしまい……。そこに、この騒動を知った落ちぶれかけたブロードウェイスターたちが自分たちの話題作りのため、エマを助けに街へやってきて――。主人公のエマを演じるのは葵わかな。NHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインを務め、ミュージカルへの出演は本作で3作目となる。先日、全36公演の東京公演を終えたばかりの葵が、岸谷、寺脇とともに来阪し、作品の魅力や意気込みを語った。

「一体となって前に向かうエネルギーを感じてほしい」

葵わかな

葵わかな

エマを演じる葵は「東京公演全36公演を無事に走りきることができてホッとしています。エンターテインメントの可能性を信じながら稽古をしてきた2ヶ月間だったので、実際に舞台に立った時にどんなことが起こるのかすごく楽しみだったのと同時に、不安もありました。ですが、約1ヶ月という公演の中で、歌やダンス、エンターテインメントに富んだこの作品が持っている明るさや大切なものがお客様に届いたのではないかと感じています。大阪の皆様にも、一体となって前に向かって行こうとするエネルギーが生まれるあの空気感をお届けしたいと思いますので、しっかり感染対策をして臨んでいけたらと思っています」と東京公演を振り返った。

岸谷五朗

岸谷五朗

名門のジュリアード音楽院を卒業したにもかかわらずいまひとつパッとしない俳優のトレトン・オリバー役の寺脇は、見どころについて、「キャッチーな歌とダンス、そして群舞ですね。『自分らしく生きる』ということがテーマですので、お客様一人一人が自分の生き方を明るく考えていただけるのではないかなと思います。本当に気持ちが明るくなる作品です。観てくださった方はみんな、『泣き笑いをしたよ』と。涙を流しつつ顔はにこやかだったというご感想をいただきました。僕もこの作品を観た時は涙が出て、でも顔は笑っていました。そういう思いにさせてくれる作品です」と語った。

本作の演出を手掛け、落ち目のブロードウェイスター、バリー・グリックマンを演じる岸谷は「地球ゴージャスは、ずっとオリジナル作品を作ってきました。今の時代に何を発表すべきか、今の時代にやる演劇とは何かということを考えながら地球ゴージャスを25年間続けてきて、おそらくタイトルを表にしていけば、僕自身の年表になるくらい、その時、何を考えていたか分かる作品を作ってきました。この『The PROM』は、ブロードウェイの作品で、今、コロナ禍でみんなが窮屈な思いをしている、苦しい思いをしている時にぜひ届けたい作品になりました。この作品を観てもらって、皆様に心の栄養、心の元気を与えられたら最高だなと思っていて、それにふさわしい作品にどんどん進化していきました。大阪でもっと素晴らしい作品になるように、我々は挑んでいきたいと思っています。上演できることを祈りながら、これから大阪まで過ごしたいと思っています」と挨拶した。

寺脇康文

寺脇康文

葵は最後に「音楽やお話のスピードが本当に明るく、エネルギーを巻き起こしていくようなテンポ感なので、この明るさがエンターテインメントにとって大事なところだと思います。現代の社会に生きている方たちにも壁を作らず、すんなり届いてくれるような、そういう優しさを持った作品だと思うので、私自身は恐れもせずにこの作品を皆さんに届けたいという気持ちです。ぜひ受け取ってください」と意気込んだ。

「そこにいるだけで周りを明るくする人になれたら」

続いて、葵に単独インタビューを実施。まずは「恐れもせず届けたい」という発言の真意を尋ねた。

葵わかな

葵わかな

――会見の最後に「私は恐れもせず」とおっしゃっていました。そのお気持ちをもう少しお聞きしたいです。

今回、主人公という立場でカンパニーに入らせていただくということもありましたし、それ以上に大きかったのは、やっぱり今のこの状況でした。昨年も出演する舞台が中止になって、その前には劇場からお客様が減っていく様子を肌で感じていました。これまで恵まれていたことに、お客様がたくさん入っていた劇場を観ていたので、すごくショックが大きかったです。先ほど、五朗さんもおっしゃっていましたが、この作品は今の時代に届けるべきものだと私もすごく思います。でも、どれだけこちらが思っていても届かなければやっぱり成り立たない。そういう怖さが大きくて、受け止めてもらえるのかどうか不安がありました。

でも、東京公演の幕が開いて、1ヵ月公演する間に、皆様のリアクションや人づてに聞いたご感想、私のSNSに書き込んでくださるコメントなどを通して、ちゃんと届いている、皆様に元気や、勇気、前向きな気持ちを与えることができたのではないかとちょっと自信になる瞬間がありました。1ヵ月やりきった今は、もう次に向かって自信を持って、よりブラッシュアップしていこうと思っているので、そういう意味で「恐れもせず」という言葉を使いました。

――そうなんですね。この作品のテーマの一つが「自分らしさ」。葵さんがご自身で思う自分らしさはどういう部分ですか?

私は常に変化していきたいなと考えながら生きていて。もちろん、変わらない部分も大事ですが、どちらかというと変化し続けることの中に変わらない自分らしさがあるような気がしています。それは自分が大切にしていることや考え方、変化し続けたいというところは失わずにいたいなと思っています。昔はそれがすごく嫌だったのですが。自分で言うのもなんですが、私はすごく真面目なんです(笑)。何か目標や目的があったら、それに対してひたすらに突き詰めるタイプなんです。そこをコントロールしながら、というのがベストですが、その部分があるからこそ、テレビでお仕事させていただくなかで、急にやってみたいと思った舞台の世界に飛び込ませていただきました。その自分らしさは変わらずに持っていたいなと思います。

葵わかな

葵わかな

――『The PROM』と出会い、エマという役を通してご自身の中で新しい価値観が芽生えたなど、何か変化はありましたか?

逆境に置かれる主人公というのは、どの作品にもいると思うのですが、エマはその中でもとてもポジティブだなと感じていて。劇中、エマの悩みが些細なことをきっかけにして解決するシーンでは、エマが自分で頑張ろうとする姿が印象的でした。もちろん周囲の助けはありつつ、結局踏み切って、自分を鼓舞して立ち上がったのはエマ自身で。そこはすごくかっこいいというか。自分のやりたいことのために自分自身も周りをも変えていくポジティブオーラがあって、1つのキャラクターですが、人としてすごく素敵なことだと思います。この子がいるだけで周りが明るくなるとか、何かに幸せな影響を及ぼせる人ってすごくかっこいいし、素敵です。そこはすごく尊敬しますし、私自身もそうなれたらいいなと思います。

――劇中、特にお気に入りのシーンはありますか?

やっていて楽しいなと思うのは「You Happened」という曲です。プロムへのお誘いに行く曲で、エマだけじゃなく他の生徒達も相手を誘って、歌って踊るナンバーなのですが、それがもう……! エマたちは17歳なのですが、17歳らしいキラキラ感にあふれていて。学生たちがプロムに対してどれだけワクワクしているかが出ていて、すごく好きです。しかも、すごくリアルで。アンサンブルの皆さんが「誰々が誰々に告白するって!」「頑張れよ!!」とそれぞれのキャラクターが立ったお芝居をされているのも見どころです。私もアリッサ(演:三吉彩花)とキャッキャしています。あの感じはとても楽しいです!

葵わかな

葵わかな

取材・文=Iwamoto.K 撮影=福家信哉

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The Brow Beatが、緊急事態宣言により中止となったゴールデンウイークのワンマン公演日程に、「Live2021 “Last indies” 〜Steal your xxxx〜 オンライン」として、3本の配信ライブを行なうことを緊急決定した。

配信という形になったことで、結果的に日本全国の人たちがリアルタイムで見れる形になったので、是非この機会にThe Brow Beatの世界に触れてみてはいかがだろうか。

The Brow Beat コメント

平素よりThe Brow Beat を応援していただきありがとうございます。

先日もお知らせ致しましたが、2021年4月23日に開催自治体に於ける緊急事態宣言の発令に伴い、残念ながら「Live2021 “Last indies” 〜Steal your xxxx〜」大阪、東京公
演全てを中止とさせていただきました。

まずは、ラストインディーズツアーのチケットをご購入いただいておりました皆様には、急な予定変更となりましたことを心よりお詫び申し上げます。

このように有観客での開催は実現不可能という結果になりましたが、今回はラストインディーズツアーという節目のタイトルとなりますので、Ryuji 、HAKUEIのツアーに向けての並々ならぬ熱い気持ちを何とかツアーを心待ちにしてくださっていた皆様にお届けして想い出になるイベントを企画したいと考え、バックメンバー、スタッフ、各所のご協力を受け、オンライン配信でライブを開催する運びとなりました。

「Live2021 “Last indies” Steal your xxxx オンライン」と題して、2021年5月6日・7日・8日の3日間で3年余りに及ぶインディーズ時代を網羅しつつ、オンラインならで
はの演出を模索しながら、「こんな時だからこそエンターテインメントの力を信じてみんなを元気にしたい」というRyuji、HAKUEIの意思と皆様を繋いで、今しか感じられない想いを共有していただければと思っております。

今回のオンラインライブは発表から配信日までの日程が近い為、既にご予定が入っている方もいらっしゃるかと思い、アーカイブ配信を一週間に設定させていただきました。
配信日にご視聴できないという方は、アーカイブ期間のお時間あるときにぜひご視聴いただければと思います。

オンラインでのライブにはなりますが、RyujiとHAKUEIの熱い気持ちを実現するべく、スタッフ共々、皆さまに少しでも楽しんでいただけるようなライブをお届けしたいと思いますので、是非ご参加いただければ幸いです。

2021年5月2日
The Brow Beat マネージメントスタッフ一同

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ポニーキャニオン、ジ・ズー、アイエス・フィールドの3社が製作する演劇プロジェクトの5月公演となる朗読劇『天草独立戦記』が、2021年5月27日(木)~5月30日(日)まで、労音大久保会館 R’sアートコートにて上演される。

出演は、小松昌平(アニメ『SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!』)・塩口量平(舞台『遙かなる時空の中で5 風花記』)・須賀貴匡(NHK大河ドラマ『麒麟がくる』)・西原健太(ABEMA SPECIALチャンネル『主役の椅子はオレの椅子』)・宮本大誠(映画『決算!忠臣蔵』)・森希翔(映画『コンフィデンスマンJPロマンス編』)ほか(50音順)。

演出は、ナイロン100℃、温泉きのこに所属し、外部公演などを経て、現在は演劇ユニット「ドリル饅頭」の主宰として小劇場を中心に活動する中西広和が担当。4月に上演された『幸せのカタチ』に続いての続投となる。

『天草独立戦記』イントロダクション

かつて神の子と呼ばれ、16歳の若さで史上最大の一揆の総大将として戦い、自由と平和の国“パライソ”を夢見た青年、天草四郎。彼と同じ名前を与えられ、彼のように賢く、そして彼以上に強い武器を携えた現代の青年。彼もまた「天草四郎」の名に相応しい使命を背負っていた。天才の作り出した武器を巡り、「本当の幸せとは、自由とは何か」をテーマに、それぞれが持つ【正義】の名のもとに男たちの戦いが始まる。

『天草独立戦記 四郎ふたたび』は今後、メディア・ミックス・プロジェクトとして映像化等の展開も予定されているとのこと。

朗読劇『天草独立戦記』は2021年5月27日(木)より上演。チケット発売情報は後日発表予定。

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SPYAIRが5月4日(祝・火)午前9時頃より、オフィシャルYouTubeチャンネルにて『SPYAIR ALBUM TOUR 2021 -UNITE-』 SPECIAL PROGRAMと題した番組を配信することが決定した。

ニューアルバム『UNITE』を携え全国ツアー『SPYAIR ALBUM TOUR 2021 -UNITE-』中のSPYAIR。5月4日(祝・火)に迎えるツアーファイナルは当初Zepp DiverCity TOKYOにて有観客で行われる予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う政府の緊急事態宣言発出により有観客での公演は中止、無観客生配信での開催となった。

本公演を記念して、当日のライブ会場仕込みから開場までのプロセスをアーカイブなしのリアルタイムで配信する。番組終了後の18時からは生配信ライブ『SPYAIR ALBUM TOUR 2021 -UNITE-』が開演となる。

視聴チケットはイープラスほか各プラットフォームで発売中。

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5人組ガールズグループのFAKYが、配信シングル「HappyEverAfter」ミュージックビデオ公開した

【MV】FAKY / HappyEverAfter

同楽曲は、高校生に人気の恋愛リアリティーショー・ABEMA『恋とオオカミには騙されない』に出演したメンバーTakiの心情にインスパイアされ、メンバーのLil’ Fangが作詞した。「めでたしめでたし」の意味を持つ「HappyEverAfter」になるまでの過程が描かれており、楽曲のイメージとは対照的に、苦しみや悲しさが表現されたエモーショナルな作品となっている。辛い経験があるからこそ、人はハッピーエンドを迎えられるといったメッセージが込められた。

メンバー・Takiコメント

『HappyEverAfter』は、傷ついても、幸せを見つけることを諦めない希望の曲です。有名なことわざに、『雨のあとには虹が出る』というものがありますが、この曲はまさにそのことわざを表現した作品になっています。

一緒に苦楽を共にした『恋とオオカミには騙されない』メンバーにも幸せになってほしく、この楽曲をリリースしました。世の中には辛い経験をした人がたくさんいるかと思いますが、決して幸せになることを諦めてほしくないです。この曲は悲しい曲ではありません。前に進むための曲です。

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GReeeeNが5月3日(月)、デジタルシングル「蕾 -Orchestra ver.-」を発売することが、公式サイトで発表された。

本作は、2021年3月に手掛けた、TBSテレビ系列『東日本大震災10年プロジェクト「つなぐ、つながる」』のテーマソングである「蕾」を服部隆之が編曲した特別バージョン。3月4日(木)に、TBSテレビ系列『NEWS23』の音楽コーナー「news23 MUSIC」で一夜限り放送され、その反響を受け、急遽配信リリースをすることとなった。

本日、TBSテレビ系列『Nスタ』、『NEWS23』にて紹介される予定。TBS公式You Tubeチャンネルでも期間限定で、3月4日(木)に放送された映像が公開される。

なお収益の一部は、ジャパン・プラットフォームを通じて、東日本大震災の被災者を支援する活動に寄付される。

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歌舞伎俳優の市川猿弥市川笑三郎が、2021年4月29日(木・祝)に配信トークライブ『図夢歌舞伎家話(ずぅむかぶきやわ)-弥次喜多(やじきた)-』に出演した。昨年12月に公開された図夢歌舞伎『弥次喜多』の関連企画だが、トークは弾みに弾み、話題はさまざまに転がった。後半には、市川寿猿がスペシャルゲストとして登場し、澤瀉屋ファンならずとも興味深いエピソードが笑いとともに繰り広げられた。今回、生配信の舞台裏をレポートする。

『図夢歌舞伎家話 -弥次喜多-』配信風景

『図夢歌舞伎家話 -弥次喜多-』配信風景

なお、今回のトークライブは、5月5日(水)23時59分まで「Streaming+」にて視聴可能。そして図夢歌舞伎『弥次喜多』の作品本編は、Amazon Prime Videoで独占レンタル配信中だ。

■まもなく配信開始! 

配信前の会議室に、猿弥、笑三郎、司会の戸部和久(図夢歌舞伎『弥次喜多』脚本担当)と、企画担当者がそろった。笑三郎は、あるコーナーのカメラ割りについて担当者に提案や確認をしていた。猿弥は、朝ごはんを食べ過ぎてしまった反省から寿猿登場時の段取りまで、エネルギッシュに語っていた。

打ち合わせ中の笑三郎さん。

打ち合わせ中の笑三郎さん。

打ち合わせ中から、皆を爆笑させる猿弥さん。

打ち合わせ中から、皆を爆笑させる猿弥さん。

直前の様子は、図夢歌舞伎『弥次喜多』の公式Instagram(@zoom_yjkt)でもライブ配信された。はやくもコメントが続々と寄せられる中、猿弥は「いま何人みてるの? 前回(染五郎さんと團子さん)は何人見ていたの? その数を越えれば……」と対抗心をのぞかせる。笑三郎は「あんな清らかな2人の回と比べても!」と笑いつつ、カメラ目線で「はやくも波乱の予感です」と視聴者を楽しませる。

視聴者プレゼント用のブロマイドにサインを入れました。

視聴者プレゼント用のブロマイドにサインを入れました。

ぞくぞくとリアクションが届く中、自由すぎる猿弥さんに、波乱を予感する笑三郎さん。

ぞくぞくとリアクションが届く中、自由すぎる猿弥さんに、波乱を予感する笑三郎さん。

■歌舞伎家話×図夢歌舞伎『弥次喜多』

『歌舞伎家話(やわ)』は、もともと歌舞伎座5階の歌舞伎座ギャラリーで開催されていたイベント『歌舞伎夜話(やわ)』を、オンライン版として展開した企画だ。劇場があけられない状況下でも、歌舞伎俳優たちの声を届けようと、2020年5月にスタートした。

図夢歌舞伎『弥次喜多』左手に笑三郎、右手に猿弥。寿猿は左下の……

図夢歌舞伎『弥次喜多』左手に笑三郎、右手に猿弥。寿猿は左下の……

そして『図夢歌舞伎』は、どこにいても見られる、映像でみせることを前提にした歌舞伎として同年6月にはじまった。第一弾の図夢歌舞伎は『忠臣蔵』、つづく第二弾が『弥次喜多』だ。葉刈五郎役の猿弥と彼方岸子役の笑三郎は、図夢歌舞伎『弥次喜多』でドラマのカギを握る重要な役を演じた。

いざ配信の場へ。

いざ配信の場へ。

スタジオへ移動し、配信開始までのカウントダウンが始まった頃、猿弥は図夢歌舞伎『弥次喜多』の本編を見ていないことが発覚! 「台本は読んだから大筋は知ってるけれど」と笑う猿弥。驚きと笑いの中スタートした。

舞台写真とともに、図夢歌舞伎『弥次喜多』の撮影で感じられた映像作品ならではの苦労や、笑三郎の今回の役へのアプローチが語られた。さらに出演・監督・脚本・演出を担当した市川猿之助の遊び心(=むちゃ振り)から、『スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース』や市川猿翁(三代目猿之助)のスーパー歌舞伎の思い出へ。

図夢歌舞伎『弥次喜多』NGシーンを振り返る笑三郎さん。

図夢歌舞伎『弥次喜多』NGシーンを振り返る笑三郎さん。

もちろん真面目なお話も。図夢歌舞伎『弥次喜多』では葉刈五郎役を勤めた。

もちろん真面目なお話も。図夢歌舞伎『弥次喜多』では葉刈五郎役を勤めた。

図夢歌舞伎『弥次喜多』では、ミステリアスな彼方岸子役を勤めた。

図夢歌舞伎『弥次喜多』では、ミステリアスな彼方岸子役を勤めた。

猿弥は、時に司会の進行を鮮やかに振り切り、サービス精神満点のトークでノンストップに笑いを起こす。一見クールで、しっとりとした物腰の笑三郎は、実は笑い上戸。猿弥のトークにも一番ノリで笑顔をみせつつ、話を深め広げていた。生配信中にお楽しみいただけるチャットコーナーには続々とコメントが投稿され、配信ライブに一体感を生んでいた。

「一番ネクラなのは自分」と主張しはじめる猿弥さん。チャットコーナーには、笑いや疑問符とともに、優しいツッコミや大人な相槌が寄せられていた。

「一番ネクラなのは自分」と主張しはじめる猿弥さん。チャットコーナーには、笑いや疑問符とともに、優しいツッコミや大人な相槌が寄せられていた。

■澤瀉屋の最長老にしてアイドル的存在!

いよいよ寿猿が登場! 図夢歌舞伎『弥次喜多』では、鳩をつとめ話題となった。長きにわたり澤瀉屋を支えてきた寿猿からは、大旦那(初代猿翁)や旦那(二代目猿翁)、中車若旦那(中車)、四代目の若旦那(猿之助)との話がめくるめく飛び出す。

握手の代わりに肘タッチで再会を喜びあう3人。

握手の代わりに肘タッチで再会を喜びあう3人。

市川寿猿

市川寿猿

寿猿がふとした瞬間に見せる芝居の仕草には、ハッとさせられた。明日世界が終わるとしたら何をしたい? の質問への答えは、芝居へのまっすぐな強い愛を感じさせた。

どんな質問にもユーモアと芝居愛をもって答えてくれる寿猿さん。

どんな質問にもユーモアと芝居愛をもって答えてくれる寿猿さん。

戦前、戦時中の貴重なお話が続きます。

戦前、戦時中の貴重なお話が続きます。

澤瀉屋ファン必見、図夢歌舞伎『弥次喜多』をご覧になった方には、さらに楽しめる大変な盛り上がりとなった。ライブの結びに寿猿が、空襲中にも芝居はしていたことに触れ、「今はそれができませんが、コロナに気をつけながらでもできる状態になった時は、一生懸命、皆さんにみてもらう。その時に出させてもらったら、私は一生懸命がんばるつもりでおります」と力強く語った。猿弥は「寿猿さんがおっしゃったことがすべてです。それに尽きます」と続き、笑三郎も頷いていた。

(左から)市川猿弥、市川寿猿、市川笑三郎。

(左から)市川猿弥、市川寿猿、市川笑三郎。

なお、SPICEでは公開中の笑三郎へのインタビュー記事で、彼方岸子役についてさらに踏み込んで話をうかがった。第二回『図夢歌舞伎家話-弥次喜多-』 は、5月5日(土) 20時まで購入可能 、23時59分まで視聴可能となる。
また「Streaming+」では、他にも図夢歌舞伎『弥次喜多』に声で出演した、澤瀉屋一門の市川弘太郎による狂言×歌舞伎のオンライン公演『不易流行』が5月5日までアーカイブ配信中、尾上松緑が席亭をつとめ、Zoom飲みの雰囲気が好評の配信トークライブ『紀尾井町家話』も、5月3日と7日に開催が決定している。GW期間を自宅で楽しめる配信コンテンツが満載だ。

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安住の地の舞台作品『ボレロの遡行』の配信が、5月11日まで延長されることがわかった。

安住の地は、京都を拠点に活動する劇団/アーティストグループ。2017年旗揚げし、現在は12名のメンバーで活動。近年は、ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム「KIPPU」や、神戸アートビレッジセンターセレクション「KAVC FLAG COMPANY2020-2021」、金沢21世紀美術館 芸術交流共催事業「アンド21」などに選出されている。

『ボレロの遡行』は、『かながわ短編演劇アワード2021 演劇コンペティション』でグランプリを獲得した作品。安住の地のPR活動として、4月から1ヶ月あまり期間限定で全編無料配信されていた。今回の無料公開延長は、緊急事態宣言を受けてのもの。

 

演出・岡本昌也氏のコメントは以下のとおり。

 

岡本昌也(脚本・演出)

緊急事態に送る、電子の祈り演劇を『ボレロの遡行』は、失われた祝祭の復興を願ってお手持ちのデバイスへ転送される電子の祈り演劇です。お手持ちのデバイスは祈りの受信機、閉ざされざるをえなかった劇場の扉、とまではいかずとも窓くらいにはなりうるだろうという一縷の望み、突如台頭した「配信演劇」という何か得体の知れないものへの高揚、これって祝祭として成立してまうん!?みたいな、好奇心を原動力に作っていたように思います。

しかしながら、KAAT 神奈川芸術劇場の大スタジオで上演された『ボレロの遡行』は、完膚なきまでに物理!のっけからどうしようもなく劇場で起りはじめ、最後まで〝いまここ〟で鼓動し続けました。

ご時世との折衷案のような「配信演劇」にもなりきれぬまま、劇場では紛れもない「演劇」が上演されてしまうのでした。やはり体験に勝るものはないのだ、といささか残念にすら思いながら帰路についたわたしはその後〝上映〟された『ボレロの遡行』を自宅のデバイスから観て驚愕し、この作品を再評価することになります。

 

【徹底的に「視聴」であること】

それこそが『ボレロの遡行』の完成に必要なエッセンス、なんだか変な感じがしますが、あらかじめ窓を介すことを前提にして作られた本作はその通り、デバイスで再生されることでポテンシャルを発揮したのです。スワイプすれば消えてしまう祝祭の心許なさと、それでもなお窓を透過するもの。

どうぞ今のうちに、お手持ちのデバイスでご視聴くださいませ。(岡本昌也)

 

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