ZORN、新曲「家庭の事情」のMVを公開 監督は山田健人

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横浜アリーナでのワンマン公演開催を発表したZORNが新曲「家庭の事情」のミュージック・ビデオを公開。5月09日(日)からは主要サイトでの配信をスタートする。
 
独立後初のフルアルバム『新小岩』で全楽曲を手掛けたBACHLOGICによるサウンド・プロデュース。アコギの音色が印象的なビート上で「家庭の事情」をコンセプトに過去のエピソードから今現在に至る心境を記した楽曲に仕上がった。
 
本日公開となるミュージックビデオは、映像作家の山田健人が担当。配信シングルのジャケットのアートワークはKenji.87、タイポグラフィはOkugawaが手掛けた。
 
また、先日発表された横浜アリーナでのワンマンLIVE「無題」のチケットのオフィシャルHP先行が5月9日(日)正午から受付開始される。

ZORN「家庭の事情」MV

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LiSAの新曲「RUNAWAY」が、5月15日(土)26:00から放送のFM802『802 Palette』(DJ豊田穂乃花/毎週土曜日26:00〜29:00)にて全国初オンエアされることが決定した。

同楽曲は、LiSAが5月19日(水)にリリースするデビュー10周年ミニアルバム『LADYBUG』の1曲目に収録されており、自身が作詞・作曲を手がけ、PABLO a.k.a. WTF!?が編曲を担当するロックナンバー。

『802 Palette』では5曲目に収録されている「ViVA LA MiDALA」に続き、新アルバムの中から2曲目の全国初オンエアとなる。5月22日(土)の放送では、LiSAからのメッセージもオンエアを予定している。

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ももいろクローバーZの結成日となる5月17日(月)0時[5月16日(日)24時]より配信がスタートされる、セルフリメイクアルバム第2弾『ZZ's Ⅱ』の収録楽曲解禁動画の第3弾が、ももいろクローバーZ公式YouTubeチャンネルにて公開され、「白い風 -ZZ ver.-」が本アルバムに収録されることが明らかとなった。

同曲は、「ももいろクリスマス2011 さいたまスーパーアリーナ大会」の会場限定で販売されたシングルで、2016年発売のウインターソングアルバム『MCZ WINTER SONG COLLECTION』に収録された冬にぴったりなバラードソング。今回のリメイクに当たり弦楽器とリズムセクションが収録し直され、ファーストリリースから約10年を経てよりリッチで重厚感のあるサウンドに仕上がった。

本日公開された映像では、本アルバムに収録されるセルフリメイクされた「白い風 -ZZ ver.-」のサビを先行して聴くことができる。映像をチェックして、フルverを楽しみに配信スタートを待とう。

現在収録される3曲が明らかとなり、その他収録楽曲に関しては解禁動画の公開に合わせて今後も毎日1曲づつ解禁となる。現4人のももクロメンバーが再レコーディングを行い、セルフリメイクされた楽曲が複数収録される予定だ。

また、以前リリースされたアルバム『ZZ’s』のジャケットデザイン同様、『ZZ's Ⅱ』のジャケットデザインも収録楽曲名のロゴで構成される。特設サイト上では、すでに解禁されている収録楽曲のロゴと今回解禁となった「白い風 -ZZ ver.-」のロゴが施された未完成のジャケット写真を確認できる。楽曲が解禁されるにつれ、徐々にジャケットが完成する仕様となっているので、日々特設サイトもチェックしよう。

さらに、アルバムの事前予約もスタートしている。

メジャーリーグ・ニューヨーク・ヤンキース時代も含め計9年にわたり、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手へ贈った歴代応援歌を収録したアルバム『田中将大』や、昨年11月29日(日)に、ももクロとしては史上初の試みとなる視聴者参加型で開催された無観客生配信ライブ『PLAY!』のBD&DVDが現在好評発売中だ。

今後のももいろクローバーZのリリース追加情報は、オフィシャルHPやオフィシャルTwitterで随時更新されていくので見逃さないようにしよう。

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2021年5月12日(水)に発売となるヒプノシスマイクの舞台化第3弾(以下、ヒプステ-track.3-)『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.3-のBlu-ray・DVD収録映像の中から、本公演主題歌である『Crush Your Mic -Rule the Stage track.3-』のナゴヤ・ディビジョン“Bad Ass Temple”による歌唱パートの映像が公開となった。

『Crush Your Mic -Rule the Stage track.3-』 ~ナゴヤ・ディビジョン“Bad Ass Temple”歌唱パート~

舞台オリジナルのストーリーや描き下ろし楽曲、舞台出演キャストによる渾身のパフォーマンス、圧巻の舞台演出など、目が離せない要素がふんだんに盛り込まれているヒプステ-track.3-だが、ナゴヤ&オオサカ・ディビジョンの6名による個性溢れるマイクリレーが繰り広げられる主題歌パフォーマンスも見逃せないポイントのひとつだ。

今回公開された映像では、Blu-ray・DVDの発売より一足先に主題歌歌唱パフォーマンスの一部を視聴することができる。明日5月9日(日)にはオオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”による歌唱パートが公開予定となっている。

舞台の幕開けを彩る主題歌歌唱映像を視聴して、いよいよ目前に控えたヒプステ-track.3-のBlu-ray・DVDの発売を楽しみに待とう。

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2021年7月7日(水)に初の提供曲セルフカバーアルバム『PERSONA #1』をリリースする大森靖子。

本日5月8日(土)、新たなアーティスト写真が公開され、さらにファンクラブ限定でこの作品の為に作成した本物の3Dフィギュアが付属するこの世界に13個しかない限定パッケージの抽選販売がスタートした。購入者には大森靖子本人が届け、7分77秒のお渡し会を行う。

また、ファンクラブではこのスペシャルパッケージに加え、13パターンの衣装を纏った大森靖子のアクリルキーホルダーが付属するパッケージも予約受付中。

5月19日(水)には収録楽曲からYouTubeチャンネル「街録ch-あなたの人生、教えてください-」の主題歌「Rude」を皮切りに7週連続で先行配信リリースも決定している。

これから連続の配信リリースなどのイベントを楽しみながら待っていて欲しい!という思いから、「PERSONA キャンペーン ”沼ポイント”をためて大森靖子沼にハマろう!」と題して、大森靖子の"沼"にハマることのできるキャンペーン第2弾が始動。このキャンペーンでは特設サイト内に記載の指定されたアクションをすると"沼ポイント"が貯まっていき、ポイントを貯めた方の中から抽選100名にステッカーが当たるというもの。

メジャーデビュー7周年を迎える大森が届けるアニバーサリーイヤーを共に楽しもう。

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アトラスの大人気ジュブナイルRPG『ペルソナ5』の舞台化作品第3弾『PERSONA5 the Stage #3』が2021年12月に、大阪・横浜で上演が決定した。

原作は、現代日本を舞台に「ペルソナ能力」(=心のなかに眠る別人格が、伝来の神や悪魔の姿となって出現した特殊能力)に目覚めた高校生たちが仲間と協力し合いながら困難に立ち向かう姿を描く、アトラスの人気ジュブナイルRPG『ペルソナ』シリーズ。中でも2016年に発売されて以降、アニメ化やコミカライズされるなど人気の高い『ペルソナ5』。

自身に課せられた“更生”のため、そして悪しき欲望から人々を救うため――“心の怪盗”となった主人公は、腐った大人たちをどのように改心させるのか。謎とスリルあふれるストーリーが、爽快感たっぷりのバトル・アクション、友情を育み絆を作りながら成長していく少年少女の丁寧な心理描写と共に描かれる。

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松本まりかが、連続ドラマ初主演を務めることでも話題のドラマ『WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て』(2021年5月14日スタート、毎週金曜よる11時放送・配信)の完成記念スペシャル生配信イベントが5月7日(金)、都内スタジオで行われ、松本まりか、松下洸平、柿澤勇人、そして内田英治監督が出席した。

放火殺人容疑で逮捕された池松律子役の松本は連続ドラマ初主演。「なかなか今の時代では見ることのできないような作品で、いくつもの顔を持つミステリアスで謎が深まる魅力的な役柄を演じました。今回のこの作品と役柄、そしてスタッフ・キャストに恵まれて、律子役ができることは幸運だと思いました」としみじみ。殺人の容疑者という衝撃的役どころだが「劇中でも、わからない、掴めない女性と言われるように、私自身もわからず、向き合うのが怖くて逃げ出したかった」と打ち明けた。

撮影時期が、内田監督がメガフォンを取った映画『ミッドナイトスワン』が日本アカデミー賞にノミネートされたタイミングでもあり、松本は「色々なミラクルなタイミングがギュッと詰まった作品。この作品に出会えたことは、自分の人生の中でも大きなターニングポイント」と思い入れたっぷりだった。

松本まりか

松本まりか

死亡した小説家で律子の幼馴染・君塚公平役の松下は、松本から暴力を受けるシーンを振り返り「あの場面が松本さんとの初めましてのシーン。リハの段階でわりとガチでボコボコにされて、この作品に賭けるまりかさんの思いを感じました。一生忘れられない出会いをしました」と松本の憑依ぶりを証言。内田監督も「僕の予想よりも大幅に超えてましたね」と松本の熱演に目を丸くしていた。

それに対し松本は「痛めつけた後はシュンとなりましたが、松下さんの慈愛に満ちた目で見つめられたら、自分の汚れた恥部を見られたくないという拒絶反応が生れて『見ないでよ!』という気持ちで手が出てしまう。DVという愛の表現は良くないけれど、それは衝撃的な感覚でした」と律子の感情に理解を示していた。

松下洸平

松下洸平

事件を担当する検事・津田口役の柿澤は、ミュージカル『スリル・ミー』でも共演した松下とのドラマ共演に「(松下のことを)どうしたって意識してしまう。共演の嬉しさ反面、自分も頑張らなければと思った」と感想を述べると、松下は「舞台の上での彼しか知らなかったので、こんな顔をするんだと思った。また一緒に芝居をしたいと思えるいい共演でした」と喜びもひとしおだった。

柿澤勇人

柿澤勇人

そんな松下に松本が「セットにあったピアノを即興で弾き出したり、尾崎豊に似ていると言ったら『I LOVE YOU』を口ずさんだり。それがとても上手くてびっくりしました」と撮影時の松下の粋な振る舞いを思い返すと、すかさず柿澤からは「それはモテるための技術ですか?そんな姿を僕には見せないのに!確信犯!」と仲睦まじい突っ込み。当の松下は「そんなものではありません!」と照れた様子を見せていた。

また松本の印象を「○○な女」で表す企画では、松下は「ショートスリーパーな女」、柿澤は「つかめない女」と表現。柿澤は「忙しそうなのであまり喋らないように気を遣っていたら、帰り際に急に松本さんから『同性の人とキスするときはどういう気持ち?』と聞かれました。いきなりその質問!?と。それまでの集中は何だったのかと。つかめない…」と松本の不思議ぶりに苦笑い。その質問の真意について松本は「(以前、松下と柿澤が)恋人同士の役をやっていたと聞いたので、それってどんな気持ちなのかなと。初めて会話したのがその話題でした」と微笑を浮かべながら解説していた。

内田英治監督 

内田英治監督 

一方、内田監督は松本について「あざとくない、むしろ逆な女」と表現。内田監督から「すべてを全力でやる人。それは昔から変わっておらず、昭和っぽい。ひたすら真っ直ぐでひたすら真面目な人」とパブリックイメージを否定された松本は「あざと可愛いと言われても、何もピンとこない。あざとさというか、女性としての計算高さを絶対に身に着けたくないと思って生きてきて、そんなことがあろうものならば拒絶して生きてきた。にもかかわらず、あざと可愛いと言われてしまって、どうしようかと。言われるのは面白いですが…」と自身に対する世間のイメージを不思議がっていた。

すると柿澤は、松本に対してピアノを弾いた松下に「洸平君の方があざと可愛い!」とツッコむと、松本も「なるほど」と納得。それに松下は「何の意識もせず、ただピアノだと思って弾いただけ。ピアノがあったら弾くでしょう!?」と困惑も、松本に代わって松下があざとカワイイ認定をされていた。

最後に主演の松本は「ドロドロした欲にまみれた、ある意味で目を背けたいものが描かれているけれど、そこにあえて目を向けることで、作り物ではない美しさや純粋さ、大切なものに触れられるような気がします。とても骨太でガツン!と来るような作品」と放送に期待を込めていた。

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歌舞伎座は、昨日2021年5月7日(金)に発表された5月12日(水)から延長される緊急事態宣言の休業要請緩和を受け、『五月大歌舞伎』公演を5月12日(水)から各部とも開催すると発表した。千穐楽は5月28日(金)、休演日は5月19日(水)となり、開催にあたっては、新型コロナウイルス感染症防止対策を引き続き徹底するとのこと。

今後、政府や関係省庁、自治体などからの新たな情報発表がなされた場合は、その内容により対策を追加及び変更する場合がある。

なお緊急事態宣言延長により、5月12日(水)以降の『五月大歌舞伎』代金払い戻しを希望する人は、歌舞伎座へ電話で問い合わせをしてほしい。

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こどもの日にリリースされたももくろちゃんZ『ももくろちゃんZ どうようコレクション』の発売を記念し、ももくろちゃんZと教育現場や家庭で役に立つミュージックアニメーション動画を投稿している「うたスタ-Japan nursery rhythms & kids songs-」とのコラボアニメーション映像第2弾が、うたスタ公式YouTubeチャンネルにて公開された。

【ももクロちゃんZ × うたスタ 】童謡『かえるのがっしょう』(「とびだせ!ぐーちょきぱーてぃー」より)

今回公開された映像は、ももくろちゃんZが歌う童謡「かえるのがっしょう」に合わせて、うたスタのアニメーション世界にイラストのももくろちゃんZが再び登場したコラボ映像となっている。当楽曲は歌うタイミングを少しズラしてハーモニーする“輪唱”が特徴的であり、映像では「リップシンク」という音源に合わせて口が動いているように見せるアニメーション技術が施されているので注目だ。

これまでリリースされた4枚のCDアルバムに収録された37曲と、音源としては初収録となる8曲の童謡がひとつのパッケージにまとまった童謡ベストアルバム『ももくろちゃんZ どうようコレクション』が発売中だ。ももくろちゃんZから童謡のみのCDがリリースされるのは今作が初となる。

『ももくろちゃんZどうようコレクション』ジャケット

『ももくろちゃんZどうようコレクション』ジャケット

2021年5月23日(日)には、ももくろちゃんZとサンリオピューロランドのコラボレーション第2弾として『ももくろちゃんZ×ハローキティのぐー?ちょき?ぱーてぃー‼~えがおのたねをさがして~』ライブ&ショーがピューロランドにて開催される。

ももくろちゃんZとサンリオキャラクターが『とびだせ!ぐーちょきぱーてぃー』で人気の歌やダンス、みんなと一緒に遊べるゲームコーナーを行う楽しいショーとなっている。一般発売は5月8日(土)10時からスタートとなるので、こちらも合わせてチェックしよう。

現在“ひかりTV”等にて配信中のももいろクローバーZ扮するももくろちゃんZの幼児向け知育バラエティ番組『とびだせ!ぐーちょきぱーてぃー』。この番組はももクロがももくろちゃんZとして、歌やダンスに加え、リズムゲームや、クイズ形式で身近なものを当てるコーナー、新感覚のだじゃれ、言葉遊びなどを通して全国の子供たちと一緒に遊び、一緒に学んでいくもの。

また、新キャラクターも登場し、“やってみたいおじさん”の『マネしたい、マネしたくなるマジックコーナー』、何かをごまかしたい時に突如現る謎のヒーロー“ごまかし仮面”の『ごかまし体操』など、子どもの好奇心と想像力を刺激するコーナーが盛りだくさんとなっている。

ももくろちゃんZや番組の情報はオフィシャルHPやオフィシャルTwitterにて更新されていくのでチェックしてみよう。

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第一次世界大戦期のヨーロッパ、オリエンタルな魅力とダンスで一世を風靡するかたわら、スパイとしても活動する一人の女がいた――。フランク・ワイルドホーンの楽曲が実在の女スパイの半生をドラマティックに描き出すミュージカル『マタ・ハリ』が3年ぶりに上演される。初演時に引き続き、マタ・ハリをスパイ活動へと引き込むフランス諜報局のラドゥー大佐役で登場する加藤和樹が、作品への抱負を語ってくれた。

――2018年公演に引き続きこの作品に出演されます。

 初演のときはアルマンとラドゥーの二役をやらせていただいて、二役入れ替わりで稽古していたので大変なところもあったんですけれど、本番の幕が開いてからは、マタ・ハリを取り巻く二役を演じているからこそ、どちらの心情もより深いところでお芝居ができたかなという思い出があります。マチネとソワレで違う役を演じていた日もありますが、それも含めて楽しめましたし、二つの役で柚希礼音さん扮するマタ・ハリと相対することができて、おもしろかったですね。

――ラドゥー役の魅力についてはいかがですか。

 難しい男なんですよね。彼自身、諜報局の大佐としての任務がある中で、男としてマタ・ハリにひかれてしまう。その葛藤や苦悩があります。そういうところを、今回さらに深く描いていけたらいいなと思っています。傍から見たらすごくねちっこいというか、ゆがんだ愛の形があって、それまでそういうものをお芝居で演じたことがなかったなと、初演のときには思いましたね。同じ男として、何だかちょっと不思議な感じがしたというか。

加藤和樹

加藤和樹

――マタ・ハリという人物についてはいかがですか。

 実在の人物で、いろいろ調べていくと、目を背けたくなるようなことに手を染めていたりもするんですけれども。演じているちえちゃん(柚希)の姿を観ていると、やはり、芯の強さがないとできないこともあるなと。自分の良心なんかが拒んでしまうところもある中で、生き抜いていくためにそうせざるを得ない。その強さがないと生き残っていけないという。人としての生き方の強さをすごく感じます。マタ・ハリはそれを踊りで表現するところがあるんですよね。ただの踊りではなくて、本当に、彼女のそれまで生きてきた証みたいなものが(踊りに)現れるから、人は魅了されたのかなという風に思います。

 戦時下で人が何に救いを求めるのか……。ラドゥーの場合、すがるもの、その象徴だったのがマタであったのかなと思います。そこで、”ひとときの夢を見る”じゃないですけれども、そうすることで、戦争の嫌なことも忘れることができたり、一時の心の安らぎみたいなものを得られたんじゃないかなと。

――春にブロードウェイ・ミュージカル『BARNUM/バーナム』に主演されていて、歌って踊って明るくはじける姿を観てちょっとほっとしたくらい、今回のラドゥーも含め、加藤さんには苦悩する役どころを多く演じられている印象があります。

 苦悩したり、痛めつけられたり、死んだりする役どころが多いので(笑)、『バーナム』や、昨年秋に演じた『ローマの休日』で演じたのは、珍しいと言えば珍しい役どころでしたね。そういった対極の役柄を演じることで、表現にもいろいろな方法があるということを知りましたし、明るい役どころを経て、またこうしてラドゥーという男を演じる。初演のときとはまた違った見方もできるのかなというところが楽しみではありますね。

加藤和樹

加藤和樹

加藤和樹

加藤和樹

――フランク・ワイルドホーンさんの楽曲の魅力についてはいかがですか。

 楽曲として本当にすばらしいんですよね。ダイナミックですし、聴き応えがある楽曲ばかりです。でも、歌うとなると、ものすごくエネルギーを要するところがあって。芝居が本当に自分の身に入っていないと成立しない楽曲ばかりなんですよね。ただ歌えばいいというだけの楽曲ではないところがすごく魅力なんだなと思います。マタとアルマンとラドゥーの三重唱「あなたなしでは」というナンバーがあるんですが、韓国で舞台を観たとき、これはすごいなとめちゃめちゃ鳥肌が立ったんです。それぞれの思いを交錯させて同じ歌詞で歌うんですけれども、こめられている思いはそれぞれ全然違っていて。(初演時に)稽古場で初めて3人で歌って練習したとき、全然成立しなかったんですね(苦笑)。これを歌うにはやっぱりお芝居を突きつめないといけない、そこまで到達しないと歌えないということを思い知らされた曲でした。

――柚希さんに加え、今回、愛希れいかさんもマタ・ハリ役をダブルキャストで演じます。

 ちえちゃんは初演から続投なので、よりマタとしての魅力、初演とはまた違った魅力が見られたらうれしいですね。一緒に演じていてとても気持ちのいい役者さんですし、とてもかわいらしいので、そのギャップずるいなって思うんですけれども(笑)。今回はアルマンは演じないので、ラドゥーとしてどうアプローチしようかなという楽しみもあります。ちえちゃんはものすごく全力なんです。一つ一つのお芝居、セリフに対してもそうだし、相手として思わず引き込まれるものがある、その気持ちよさがありますね。

 愛希れいかさんとは『ファントム』で共演して。僕がファントムで、彼女が演じるクリスティーヌに惹かれる役どころだったんですけれども、今回はラドゥーとして、彼女をどう舐め回す演技をしていく感じというか(笑)。

加藤和樹

加藤和樹

 (愛希さんとは)芝居に対する感性みたいなものが似ているなと感じます。『ファントム』で初めてみんなで本読みをしたとき、お互い感情移入しすぎてボロッボロに泣いちゃったんですよ。まだ本読みなのにって、びっくりしました(笑)。彼女が読んでいる言葉に対して、僕の方もスイッチが入っちゃって、終わったとき、二人して鼻かんでいて。それまで、本読みで、同じように感情が高ぶりすぎる人ってあまりいなかったんですけど、そのとき、迷いなくちゃんと伝えてくれる人、与えてくれる人なんだなということをとても感じました。芝居への取り組み方も含め、真面目な人なんだろうなとも。お互い遠慮せず役についても話すことができると思いますし、また、彼女のダンスもすごくすばらしいので、ちえちゃんと違うマタを作り上げると思うので、そこもとっても楽しみですね。

 それぞれがどういうマタ・ハリ像を作り上げて、どうアプローチしてくるかによって、こちらのお芝居も変わってくると思うので、その違いを楽しめることが今回新たな試みかなと思います。再演というと、自分の中にどうしても初演のときのリズム感、お芝居のテンポが残っていて、演じ始めるとそこをなぞってしまうきらいがあるので、そこに流されず、相手のお芝居に対する感覚を研ぎ澄ませて、新鮮に反応して作っていきたいですね。

加藤和樹

加藤和樹

――ラドゥー役をダブルキャストで演じる田代万里生さんについてはいかがですか。

 万里生さんはいろいろな作品で観させていただいていますし、コンサートで共演させていただいたことはあるんですが、こうやって同じ作品に携わることは今回が初めてです。なので、万里生さんがどんなラドゥーを演じるか、個人的には非常に楽しみで。自分とタイプが違うと思うので、万里生さんのラドゥーを通して見えてくるもの、今まで見えていなかったものを楽しみにしています。

――演出の石丸さち子さんについてはいかがですか。

 とにかく作品と役に対する愛がすごい人なんですよ。本当に信頼がおける方ですし、全力でぶつかり合える演出家なので、今回もとことん突きつめていきたいなと思います。ちょっと厳しい部分もあるんですけれども、本当に役者の底上げをしてくださる演出家なので、頼りになります。初演のとき、僕がアルマン、佐藤隆紀くんがラドゥーを演じていて、二人が対峙するシーンがあるんですが、公演が始まってから、そこの演出について、まだ上に行けるからちょっと試したいと、本番が終わった後に楽屋でずっと3人で話をしていて。劇場の退館時間になっても時間が足りず、ホテルの部屋に戻って深夜の1時過ぎくらいまで話し合いをしたことを覚えています。動きも含めて、決められたものではなく、お互いの感情の思うまま、自由にやってみたらどうかということで、夜中まで試みていて。それはすごく印象的でしたね。めちゃめちゃ熱い人なんです。

加藤和樹

加藤和樹

――戦時下に生きる人々が描かれた作品ですが、社会の張りつめた雰囲気はどことなく今の状況とも重なるようにも思います。

 コロナ禍で参加してきたのは、『ローマの休日』や『バーナム』など、どちらかというと明るい作品だったんですね。こういう状況下で暗めの話を上演するのが初めてなので、お客様も含めてどういう反応をしてくださるかはまだ想像できないんですけれども、こういうつらい状況下で人はどう強く生きていくのか、それも作品の一つのテーマだと思いますし、その中でも生まれる希望や愛、そういった前向きなものもあるんだということを感じていただけるとうれしいですね。

――加藤さんにとってミュージカルの舞台に立つ醍醐味とは?

 舞台に立っていても、客席で観ていてもそうなんですが、物語が始まる瞬間の、お客様も含めてのある種の緊張感、それに毎回ぞくぞくするんですよね。オーケストラのチューニングに、あ、いよいよ始まる! って感じたり。そうやって客席と一体になるところ、その瞬間が醍醐味だなと思いますね。こうやって同じ作品を再演できるということは、ありがたいことに、それを望んでくださった方々がたくさんいらっしゃったということだと思うので、感謝して取り組みたいなと。やるからには初演を超えるものを作るというのが再演をやる意味でもあると思いますし、僕自身としては、また新たな『マタ・ハリ』を作るという思いでいます。スタッフ・キャストと一緒に、この状況下でできる最大のエンターテインメントを届けたいと思いますので、ご期待ください。

加藤和樹

加藤和樹

 
ヘアメイク=江夏智也(do:t)スタイリスト=立山功
ジャケット 31,900円、パンツ 16,500/CROWDED CLOSET(tel 048-930-7224)、シャツ 24,200/DISTINCTION MEN’S BIGI(tel 03-6738-3801)、その他スタイリスト私物

取材・文=藤本真由(舞台評論家) 撮影=福岡諒祠

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2021年5月9日(日)放送のTOKYO MX(東京エリア:地上波9ch)の情報番組『日曜はカラフル!!!』に、元宝塚歌劇団トップスター・女優の紅ゆずるが生出演することが決定した。スタジオで日頃の健康・美容ケアから、宝塚時代の“飲み会事情”など、知られざるエピソードを大公開する。

本番組にはメインMC・アンミカのほか、SNSの総フォロワー数が100万を超えるモデルのよしあき、歌手・俳優の内博貴(5月マンスリーアシスタント)が出演。「身も心もキレイになれるヒントを届ける番組」をコンセプトに、知って得するトピック満載で放送される。

よしあき

よしあき

今回は「母の日」にちなみ、「カラフルトピックス」では、『母の日企画!私のゴッドマザー』と題した特別企画を放送。母の日にまつわる最新情報から、街の人の“母親自慢エピソード”まで徹底取材。

このほか、SNSで話題になっているというノンアルコール×激辛メニューの組み合わせをピックアップ。快眠を促す効果があるというノンアルコールビールの魅力や、ノンアルコールと激辛グルメによるストレス発散効果など、そのブームの裏側を深堀りする。ストレスが溜まりがちな今の生活を健やかにするヒントがここにあるかもしれない。

料理コーナー「It's 少タイム!カンタンカラフルクッキング」では料理人・高橋善郎が考案した、たった3分で作れるカラダに優しい絶品メニューに、よしあきが挑戦する。

スタジオ写真

スタジオ写真

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ボーカリスト「みあ」による、終わりと始まりの物語を空想する音楽ユニット、三月のパンタシアの新曲「幸福なわがまま」のMVが公開されることが決定した。

本楽曲は松坂桃李が主演を務め、ヒロインとして麻生久美子&井浦新が共演するテレビ朝日系4月期ドラマ『あのときキスしておけば』(毎週金曜日よる11時15分~※一部地域除く)のオープニングテーマとなっており、今回公開されるMVはこのドラマ本編映像を使用したコラボMusic Videoとなっている。

三月のパンタシア

三月のパンタシア

『あのときキスしておけば』は、恋愛ドラマの名手・大石静が描く衝撃の“入れ替わり”ラブコメディー。ドラマのオープニングを飾る「幸福なわがまま」は、きらきら歪に輝く、異色な純愛をテーマに描き下ろされた楽曲で、5月14日(金)0:00から配信限定楽曲としてのリリースも決定している。

コラボMVはテレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」で公開される予定となっているので、是非チェックしてもらいたい。

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