『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 FAN BOOK』公式ファンブック、6月に発売決定 オフショットなど総写真数は約800枚

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“サバイバル”オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の公式ビジュアルブック『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 FAN BOOK』が6月14日(月)に発売することが決定した。

『PRODUCE 101 JAPAN』は、日本国民(国民プロデューサー)の投票によって101人の練習生から最終的に11名が選ばれるオーディション番組。『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の最終回となる6月13日(日)には世界で活躍するグローバルボーイズグループとしてデビューする11名が選ばれる。

公式ファンブックでは、約800枚に及ぶ練習生60名の素顔の写真を掲載。合宿所での真剣な表情やおいしそうにご飯をほおばる姿、うたた寝する寝顔、練習生同士でじゃれあう様子など、オフショットが多数収録されているという。写真にはそれぞれ練習生のコメントを掲載し、彼らの心情や番組の裏側にも迫っている。

また、練習生全員による直筆のオリジナルアンケートや、チーム名やクラス、順位の推移がわかるプロフィールも収録。そのほか、練習生の合宿中のプライベートタイムが垣間見える自撮り写真も掲載されている。

『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 FAN BOOK』

『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 FAN BOOK』

『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 FAN BOOK』

『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 FAN BOOK』

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「異常空間Z!」……日比谷野外大音楽堂の舞台から幾度も響き渡る向井秀徳の声に対して、無人の客席からは歓声も拍手も巻き起こることはない。それでも、この日のライブは紛れもなく、『THE MATSURI SESSION』ならではの空気感――歓喜と殺気が異次元で斬り結ぶような、唯一無二の緊迫感と高揚感に満ちたものだった。

コロナ禍の影響によって昨年5月4日から開催が延期されていた、ZAZEN BOYS×NUMBER GIRL初の響演『THE MATSURI SESSION』。いよいよ開催目前、というところで発令された三度目の緊急事態宣言を受けて、ライブは急遽無観客での開催が決定。スペースシャワーがプロデュースするライブ配信サービス「LIVEWIRE」を通じて、この日を待ち侘びた全国のオーディエンスのもとへ生配信で届けられることとなった。

言うまでもなくZAZEN BOYSは、2002年のNUMBER GIRL解散後に向井が立ち上げたバンドであり、ふたつのバンドが時系列上で重なり合うことはあり得ないはずだった――2019年にNUMBER GIRLが再結成を発表するまでは。そして、自らの主催ライブ『MATSURI SESSION』を開催してきたZAZEN BOYSが、両バンドの邂逅に際して掲げたライブタイトルは『THE MATSURI SESSION』。定冠詞つきの名前に託された想いと気迫が、この日のステージでは各バンドごとにまったく異なる形で炸裂していたのが印象的だった。

この日「ゲストバンド」として先に舞台に登場したのはNUMBER GIRL。向井秀徳(Vo・G)/田渕ひさ子(G)/中尾憲太郎(B)/アヒト・イナザワ(Dr)の4人が気合い一閃「日常に生きる少女」を響かせると、まだ陽光の眩しい日比谷野音の夕景が灼熱の殺伐ロック空間へと塗り替わる。「福岡市博多区からやってまいりました、NUMBER GIRLです」の口上から流れ込んだ「鉄風 鋭くなって」で《にっこり笑って》と鬼気迫る形相で絶唱する向井の佇まいも、時折アイコンタクトを交わしながら凄絶な轟音を繰り広げていくメンバーの様子も含め、すべて手に取るように詳細に観ることができるのも、配信ライブゆえの醍醐味だろう。

NUMBER GIRL

NUMBER GIRL

「ZEGEN vs UNDERCOVER」「透明少女」「YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING」など、00年前後のオルタナシーンの象徴と言うべきキラーナンバーの数々に加え、向井が「排水管」と紹介していた未発表曲も披露。メランコリックな退廃感とミディアムテンポの強靭なビートが絡み合う、新たな扉を開く楽曲だ。曲前のMCで「私の映画の師匠と勝手に個人的に決めております塩田明彦監督が、新作を作りました」と話していたり、同じく塩田監督の作品『害虫』に提供されていた楽曲「I don't know」がライブの最後を飾っていたり……といった向井の世界観が、ロックシーン屈指の強者4人衆のアンサンブルと共鳴し合って、スリリングな狂騒空間を生み出していた。

再始動のお披露目の場として出演予定だった2019年『RISING SUN ROCK FESTIVAL』初日が台風の影響で開催中止、その後のツアー『NUMBER GIRL TOUR 2019-2020「逆噴射バンド」』最終追加公演がコロナ禍のため無観客開催に変更……と、再結成後の道程は必ずしも順風満帆とは言えないものだ。が、それぞれのキャリアを経て再び4人で音を鳴らすことを選び、こうして舞台に顔を揃えた向井・田渕・中尾・アヒトの表情から伝わってくるのは、今この一瞬にすべてを解き放つ「音の修験者」としての凄味と熱量そのものだった。

NUMBER GIRL

NUMBER GIRL

そして陽も暮れた頃になって、吉兼聡(G)/松下敦(Dr)/MIYA(B)とともに向井秀徳(Vo・G・Key)が、今度はホストバンド=ZAZEN BOYSとしてオンステージ。冒頭の「自問自答」の、ダブとレゲエとファンクがとぐろを巻く不穏な音像が、そして《冷凍都市のくらし アイツ姿くらまし》《くりかえされる諸行無常…》のフレーズが、無人の日比谷野音の客席を異形の緊迫感で埋め尽くしていく。

「Honnoji」の5拍子系のビートが織り成す、ニューウェーブ×プログレの鮮烈かつ痛快なカオス。7拍子系のリズムの隅々にまで切迫感を張り巡らせた「COLD BEAT」の中盤、《ずぶっとハマった泥沼》と「泥沼」をぶっ込み、さらにファンキーな軽快さに満ちたセッションパート“泥沼ファンク”へ……と次々に楽曲に魔改造を施していくような、そして4人がそれを死力を尽くして楽しんでいるような凄絶さ。同じく向井秀徳が曲を作り、同じテレキャスターを演奏しながら、NUMBER GIRLとはまるで異質な音楽世界。結成以降もメンバーチェンジを繰り返しながら、音のひとつひとつがキワキワの存在感を宿した熾烈な表現を追求してきたZAZEN BOYS――その音の切っ先が、配信ライブであることを忘れさせるほどに頭と心にリアルに迫ってくる。

ZAZEN BOYS

ZAZEN BOYS

「Weekend」「ポテトサラダ」や未発表曲「杉並の少年」など、こちらも真っ向勝負のセットリストでこの日の舞台に挑んだZAZEN BOYS。ライブ終盤に眼光鋭く放った「破裂音の朝」の圧巻のスケールの音像、「Asobi」のクールでタフなビート感が、至上の一夜を妖しく美しく彩っていた。4人が一度舞台を去った後、アンコールではまず向井ひとり、つまり「向井秀徳アコースティック&エレクトリック」編成で登場、「フィッシュ&チップスってバンドの『やっぱくさ、忘れられんっちゃんね』という曲をやります」の曲紹介とともにサカナクション「忘れられないの」を演奏。さらに、ZAZENのメンバーが揃ったところで、向井のユニット・KIMONOSの相棒=LEO今井が舞台へ。今井&向井Wボーカルの5人で奏で歌う「KIMOCHI」の《貴様に伝えたい 俺のこのキモチを》のラインとともに、無観客という特殊なステージに張り詰めた感情が、強く深く胸に染み渡ってきた。

ZAZEN BOYS/LEO今井

ZAZEN BOYS/LEO今井

「自我の王国」……2014年、NUMBER GIRLリイシュー盤発売タイミングで向井にインタビューした際、向井は自分自身をそんな言葉で表現したことがある。時にメンバーをも顧みないほどに探究心と闘争心が噴き上がり、ついには上昇気流真っ只中にあったNUMBER GIRLの解散という事態を招いた向井本人の生き様を表したものだ。それから長い年月を経て、実際にこうして今、NUMBER GIRLとZAZEN BOYSというふたつのバンドは同時に存在し、「これから」へ向けての萌芽さえ覗かせているという事実は、それ自体が感動に値するものだ。しかし、それは「自我の王国」の崩壊を意味するわけではまったくない。むしろ、自我を折ることも曲げることもせずに己の道を貫き続けた向井が、そんな獰猛な自我すらも己の表現とバンドの原動力として支配することに成功した、タフでしたたかな現在地を指し示すものだ――ということを、向井の音楽人生が惑星直列を果たしたようなこの日のライブは如実に物語っていた。

なお、『THE MATSURI SESSION』のアーカイブに関しては、映像の再編集およびサウンドのニューミックスを施した「ディレクターズカット版」が新たに公開されており、5月17日(月)まで視聴可能となっている。

NUMBER GIRL/ZAZEN BOYS

NUMBER GIRL/ZAZEN BOYS

文=高橋智樹
撮影=菊池茂夫(DYNASTY)

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2021年5月14日(金)KAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて、草彅剛主演舞台『家族のはなし』が開幕する。初日前に公開舞台稽古が行われ、舞台写真が到着した。

草彅剛  撮影:田中亜紀

草彅剛  撮影:田中亜紀

本作は、2019年5月に京都劇場にて初演され、草彅剛が犬を演じてコミカルな中にあたたかみのある演技が話題となった<第1話 わからない言葉>と 、草彅剛と小西真奈美が夫婦役を演じ、切なくも優しい余韻が残る作品と話題になった<第2話 笑って忘れて> の2本立ての構成で行われる。<第1話 わからない言葉>は淀川フーヨーハイ、<第2話 笑って忘れて>はあべの金欠が作・演出を手掛ける。

(左から)羽場裕一、草彅剛  撮影:田中亜紀

(左から)羽場裕一、草彅剛  撮影:田中亜紀

出演者は草彅剛のほか、小西真奈美、畠中洋、小林きな子、そして新たに羽場裕一が参加する。

(左から)小西真奈美、草彅剛、羽場裕一  撮影:田中亜紀

(左から)小西真奈美、草彅剛、羽場裕一  撮影:田中亜紀

昨年4月~5月に東京公演を予定していたが、コロナ禍の影響でやむなく公演中止となったが、実力派の出演者たちのチームワークによってブラッシュアップされた本作。どんな舞台になるのか、期待したい。なお、本公演は5月30日(日)まで上演される。

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4人組グループ「ふぉ〜ゆ〜」のメンバーで大阪府出身の越岡裕貴が主演し、先月関西ジャニーズJr.を卒業した京都府出身の室龍太と初共演の舞台『ッぱち!』が2021年5月13日(木)から銀座 博品館劇場で、5月28日(金)からニッショーホール(旧ヤクルトホール)で上演される(なお、5月21日(金)から松下IMPホールで上演予定だった大阪公演は、大阪府からの要請に従い、全日程中止となっている)。

初日を前に、ゲネプロ(舞台総通し稽古)と取材会が行われ、出演する越岡と室、作・演出の霧島ロックが参加した。写真とともに当日の模様をお伝えする。 

越岡裕貴(ふぉ〜ゆ〜)

越岡裕貴(ふぉ〜ゆ〜)

ーー初日を前にした思いをまずは教えてください。
 
越岡:残念ながら大阪公演は中止という形になってしまったんですが、東京公演だけでも幕が開くということに、すごく幸せを感じていて。ポジティブに捉えていこうかなと思います。幕が開けて、お客さんに観てもらうことができるんだという嬉しさでいっぱいですね。
 
:キャストの方々とスタッフさんが力を合わせてつくった作品。こうして世に出せることをすごく幸せに思います。
 
霧島:大阪公演は残念ながら中止になりました。3人とも地元が関西なので、それだけに残念さは倍増なんですが、でも東京はやれる形になって、本当に感謝しています。奔走してくださったスタッフや制作のみなさんは、見えないところでいっぱい苦労なさっていたと思う。大変な思いをなさっていたと思うので、舞台でお芝居が、お客さんの前でお芝居が披露できることを感謝しています。とにかくね、稽古が楽しくて。お客さんにも一緒に楽しんでもらえるお芝居に、しましょう!

越岡・室:はい!
 
ーー2019年に初演があって、今回、越岡さんと室さんを招いた形で上演されるんですよね。
 
霧島:そうですね。やっぱりメインのお二人がキラキラ輝いていて。稽古場に現れた時から、まぁ太陽のようで……。
 
越岡
:そんなことないですよ!(笑)
 
:ありがとうございますっ! よく言われますっ!

越岡:少しは謙遜しぃや(笑)。
 
霧島
:空気が変わるというか。そんなに「俺についてこい」というタイプではないけど、自然に周りがお芝居したい、ついていきたいという気持ちになるんですね。それがすごいなぁと思いました。
 
越岡
:褒められてもそんな何もでないですよ(笑)。僕は一番最後に(稽古に)参加させてもらって、結構みなさん出来上がっている状態での参加だったので、不安はあったんですけど、カンパニーの皆さん、いい人ばかりで。そこに僕が飛び込んでいくだけみたいな感じだったので、稽古場から楽しかったですね。

室龍太

室龍太

ーー越岡さんと室さんは初共演ですよね。
 
越岡:そうですね。一度も一緒に芝居したくなかったんですけど。
 
:したくなかったじゃない! してこなったんです!
 
越岡
:めちゃくちゃいい役者です。他の舞台などで、いろいろ経験しているので。刺激を受けますね。後輩ではありますけど、舞台上でもすごいなと思います。
 
:あざますっ!

ーーすごいところとは?
 
越岡:なんだろうなぁ。堂々としている感。
 
:え、堂々としているように見えました? 脇汗びっちゃびっちゃですよ、緊張して(笑)。

ーー室さんは越岡さんをどう見ていらっしゃいますか?
 
:こっしゃんさん(※室は越岡のことをそう呼んでいる)は本当ね、自然体というか、全然飾っていないというか。ほんまに吉岡の役がぴったりに感じて。他の舞台とか観させてもらったんですけど、これまではシュっとした役のイメージが多かったので、真逆のイメージのこっしゃんさんを見て、すごいなと思いました。
 
ーー「こっしゃんさん」と呼ばれているんですね(笑)。
 
越岡:僕、小5まで大阪に住んでいて。その時のあだ名が「こっしゃん」でした。東京に越してきて「こっしー」になりました。シュッとしました(笑)。

演出の霧島ロック

演出の霧島ロック

ーーさてさて、関西弁でのお芝居はどうですか?
 
越岡:初めてですね。でも普段、親とかと話すときは、関西弁なので、そんなに違和感なく。
 
霧島
:ちょいちょいシュッとしてしまうんだけどね(笑)。
 
ーーそうなんですね。でも、ノリは関西ですよね?(笑)
 
越岡:そうですね。いや、室が、こてこての関西弁を話してくるんでね……。
 
:何いうてますのん!
 
越岡
:それや(笑)。だから自然と僕も戻れたと思いますね。
 
ーー「優しくて不器用な大阪人たちの物語」。どんなことを感じられましたか?
 
越岡:大きく踏み出す一歩ではなく、ちょっとだけ踏み出すということが描かれていると思います。踏み出すことって、難しいことやとも思うけど、みんなに支えられているんだなと感じる作品で。普段の日常も支えられて生きているんやなと思えるようになりましたね。いや、思っていなかったわけではないんですけど、強く思うようになったという気はします。
 
:僕も稽古の時に、休憩時間にこっしゃんさんと喋っていたんですけど、前回出ていた作品も大阪公演が中止になっちゃって、すっごい笑顔で、「僕、何か悪いことしたかな」と言っていたんですよ。それにグッときちゃって。誰も悪くないのに、(公演中止が)重なっちゃって。その場では笑っていたんですけど、実はグッときていた思い出があります。

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

ーー「一歩」を踏み出すという部分では、室さんではジャニーズJr.を卒業して初めての舞台ですね。
 
:ありがとうございます! でも、別にやることは特に変わったことはなくて。何が変わったと言われても、実感はないんですけど。期待していることといえば、ジャニーズJr.を卒業して、給料が上がるのかなぁと(笑)。やっぱり大事じゃないですか! ほら、関西ですから!
 
越岡
:がめついからね(笑)。
  
:(お年玉分を)回収しないとね!

越岡:いや、何の話しているの(笑)。

ーー越岡さんから何かアドバイスありますか?

越岡:アドバイスなんてないですよ(笑)。僕も変わったなという実感はなかったですし、目の前のことをしっかりやれば。ダイジョーブ!
 
:いや、ほんまに思っているんか(笑)。 

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

ーーそれにしても息がぴったりですね。お二人でまたいろいろとお仕事ができそうな予感がします。

:ですって、マネージャーさん!(笑)
 
越岡
:めちゃくちゃ打ち解けている感じがしますね。もともとこの作品をやるまで、あまり話したこともなかったので。あまりどのタイミングで仲良くなったのか覚えていないですけど。関西弁がそうさせたのかな……。友達みたいな感覚ですね。
 
:僕の愛嬌力がそうさせたんじゃないですかね(笑)。いや、こっさんしゃんがほんまに優しいんですよ。何でも受け入れてくれる。あまり行き過ぎると怒られるかなとは思っているんですけど。
 
越岡
:器でかいやろ?
 
:本当に! わんこそばぐらい。
 
越岡:ちっちゃいな!

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

ーー今回の舞台でも「支えてくれるもの」がひとつのキーワードになっているように思います。みなさんを支えてくれるものを教えてください。
 
越岡:ファンのみなさんにはすごく……いや、優等生な回答しているな。
 
霧島
:うん、面白くない。僕は腸活のために、大嫌いな納豆を毎日食べているんですけど、室さんが食べるキムチを入れたら……。
 
:いや、食べるラー油です。食べるキムチって、それはただのキムチです(笑)。
 
霧島:そうか(笑)。それを入れたらおいしいと言われて、毎日の食生活を支えられています(笑)。
  
越岡
:それで言ったら、僕は日々の睡眠ですね。寝ることが一番好きかもしれない。ぐっすり寝れますよ。一瞬で寝ることもできます。

ーーなにかおすすめの安眠方法ありますか?

越岡:動画やラジオを流しながら寝ることですね。雨の音とかを聞きながら。最近は音をかけないと寝れないですね。

ーー室さんは何か支えられているものありますか?

:そうですね。僕はファンの人の……。

越岡:僕も最初に言ったよ! お前、そこはお金やろ(笑)。
 
:お金と言ったらがめついじゃないですか(笑)。本当にファンのみなさんが応援してくださる思いを支えに頑張っております。 

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

ーー綺麗にまとまりましたね(笑)。初日を迎えるにあたって、改めて意気込みをお願いします!
 

:大阪公演は中止になってしまいましたけど、東京公演は無事初日を迎えられます。引き続き対策をしながら、キャスト、スタッフさんともに力をあせていい作品になるように突っ走っていきたいと思います。お願いします!
 
越岡
:こういう状況下の中なので、スタッフの方々が万全の状態でやってくれているので、お客さんは本当に安心して足を運んでもらえたらなと思います。残念ながら、大阪の話を大阪でできないというのはあるんですけど、東京公演は博品館劇場、そして、ニッショーホールとあるので、最後まで誰一人欠けることなく千秋楽まで突っ走っていきたいと思います。

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

物語の舞台は、大阪の街の片隅で営まれている古道具屋。東京で家具デザイナーの仕事をしている河野裕之(室龍太)が、幼少時代を過ごした関西に戻り、小学校時代の旧友の吉岡雅人(越岡裕貴)を訪ねるところから物語は始まる。
   
河野と吉岡ほか、登場するのは、吉岡の高校時代の友人の白石ケン(斉藤太一)、吉岡の妹のミチル(天野弘愛)、ミチルの友人の石橋玉子(香月健志)、同じく友人の竹本祥子(斉藤ゆき)、吉岡と親戚のような関係性の風間孝明(後藤英樹)、居候の御前崎ヒロシ(三谷健秀)と、どこにでもいそうだけれど、強烈な個性を持つキャラクターばかりだ。周囲が個性的すぎるゆえ、河野役の室と、越岡役の吉岡が“普通”に見えてしまうのだが、それはそれで自然な感じで、個人的には好感が持てた。
 
何か大きな事件が起きるわけではないし、平凡な日常を描いているのだが、関西らしいノリツッコミの場面もあれば、事情が明らかになるにつれ、じーんと胸を打つ場面もある。蚊取り線香やかき氷、うちわ、庭で採れたきゅうり、蝉など、随所に日本の夏を感じつつ、約2時間(途中休憩なし)で繰り広げられる、大阪の人情味あふれる会話劇を楽しみたい。

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

舞台『ッぱち!』ゲネプロの様子

 

取材・文・撮影=五月女菜穂 

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2021年6月10日(木)~13日(日)TOKYO DOME CITY HALLにて、演劇とライブが融合した『AKB48 THE AUDISHOW』を上演することが発表された。

TOKYO DOME CITY HALLでのライブを控える中、メンバー同士の緊張感が足りないと危機感を抱くAKB48の7名のメンバーたち。もっと良いライブにしたいと願う7名は、メンバー内でオーディションを行い、その結果を反映させたライブを実施するという新しい試みに挑戦することを提案した。そして今回、芝居、オーディション、ライブが融合した新しいエンターテイメントが上演される。

AKB48の小栗有以、岡田奈々、浅井七海、岡部麟、倉野尾成美、田口愛佳、山内瑞葵の7名は、レギュラーメンバーとして全公演に出演。また、AKB48チームA、チームK、チームB、チーム4、チーム8、First Generation、Second Generationの各チームが回替わりで、芝居パート、ライブパートに出演。さらに毎公演、大盛真歩、齋藤陽菜、長友彩海による、前説&前座パフォーマンスを実施する。また、6月11日(金)18:00公演では宮里莉羅の卒業セレモニーを行う。

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2021年9月に、KAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて上演される、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『近松心中物語』(全国ツアーあり)。本公演の全キャスト・スタッフ・日程が解禁となった。

本作は、KAAT神奈川芸術劇場2021年度ラインアップ発表会にて発表されていた公演で、長塚圭史芸術監督による2021年メインシーズンの演出第一弾でもある。戦後を代表する劇作家・秋元松代の代表作『近松心中物語』は、近松門左衛門の「冥土の飛脚」をベースに他作品の要素を加え、近松作品の魅力をふんだんに盛り込んだシンプルで力強い言葉と、故・蜷川幸雄氏の劇的な演出により、観客からの圧倒的支持を得て1000回を超えて上演され、演劇界の金字塔と称された。

元禄時代、境遇の違う二つの恋の情景を、華やかな演出で描いたことで人気を博し、長塚は、格差を問われる現在を深く突き刺す、普遍的な戯曲と捉え、俳優とともに台詞の魅力を紐解きながら新たな『近松心中物語』を創り上げる。

『近松心中物語』

『近松心中物語』

コロナ禍を経て、新たな格差、価値観の相違が拡大し続ける現在。KAAT神奈川芸術劇場は、戯曲に描かれた、心中に追い詰められる生と貧富の普遍を見つめ直し、この作品が2021年の我々自身ととりまく社会を問う道標となることを目指すそうだ。

出演者には注目の俳優がそろった。主軸となる男女二組には、亀屋忠兵衛に人間味あふれる演技と存在感で長塚からの信頼も厚い田中哲司。傘屋与兵衛に映画『御法度』でのデビュー以来、圧倒的な個性と魅力で常に注目を集める松田龍平。遊女梅川には数々のミュージカル作品のヒロインを演じ、舞台を軸に活動の場を広げる笹本玲奈。与兵衛の妻・お亀には、注目の若手実力派女優として多彩に活躍する石橋静河。また、忠兵衛の飛脚屋仲間・丹波屋八右衛門には、確かな存在感と彩りを備える石倉三郎。お亀の母・お今にはストレートプレイでの活躍も光る元宝塚トップスターの朝海ひかる、その他にも、多方面で活躍する個性が光る俳優が出演する。

(上段左から)笹本玲奈、田中哲司、松田龍平、石橋静河(下段から)朝海ひかる、石倉三郎、長塚圭史、スチャダラパー

(上段左から)笹本玲奈、田中哲司、松田龍平、石橋静河(下段から)朝海ひかる、石倉三郎、長塚圭史、スチャダラパー

これまで50人規模の多くの出演者で描かれてきた戯曲を、長塚は19人の出演者とともに描く。多くの兼役を演じ分ける実力派俳優陣と、個々の魅力を生かして紡がれる情景も大きな見どころとなっている。そして、音楽は、昨年デビュー30周年を迎えたラップグループ、スチャダラパーが担当。ラップ×近松心中物語―異色の組み合わせにも、期待が高まる。

本公演は、2021年9月4日(土)~20日(月・祝)KAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて上演後、北九州、豊橋、兵庫、枚方、松本にて全国ツアーが行われる。

上演にあたって  演出:長塚圭史  コメント

元禄の世に咲いた境遇の違う二つの恋の情景は、
格差を問われる現在により深く突き刺さります。

この戯曲の煌びやかさの本性を改めて炙り出し、
台詞の深淵を紐解いて、現在ここに追い詰められた生の肉体を描き出したいのです。

金に追い詰められる忠兵衛と梅川のあまりに切ない境涯と、
裕福ながらも自ら堕ちることに愛を見出す若いお亀の純真。
そしてそうした世間と折り合いがつかぬかのように
この情景を心に留めて次代へ繋がってゆく与兵衛。
この四人の人間模様を現代に抽出したい。

神奈川県が生んだ稀代の劇作家秋元松代の代表作。
KAAT神奈川芸術劇場初のシーズン制、演出第一弾に決めたことは
必然と言って過言ではありません。

近松門左衛門の浄瑠璃から元禄の人間模様を力強く現在に描き出した
秋元戯曲の台詞の力を体現出来ればと。

音楽:スチャダラパー  コメント

■ANI
芸術監督からのご指名により、大役任されました。
期待に添えるよう気張っていきます。

■Bose
数々の名優、作家たちによって再演が繰り返されてきた大きな作品の音楽を担当するにあたって、我々としては「まともに立ち向かっても勝てるわけがない」を合言葉に、
反則スレスレのカウンターパンチを狙って、頑張っていきたいと思っています。

■SHINCO
令和と江戸を繋ぐという長塚さんのチャレンジに、何とか力添えになれるよう、
スチャダラなりのやり方で頑張りたいと思います。
 

【あらすじ】
物語は元禄時代、大阪・新町(遊郭街)で始まる。
真面目な飛脚屋亀屋の養子・忠兵衛は、新町の遊女・梅川に出会い、互いに一目で恋に落ちる。
梅川に、さるお大尽からの身請け話が持ち上がる。
金に困った忠兵衛は、幼馴染みの古道具商傘屋の婿養子・与兵衛に金を借りにいく。与兵衛が快く貸してくれた50両で、梅川の身請けの手付金を払い安堵する忠兵衛と梅川の元に、大尽からの身請けの後金300両が届いてしまう。一方 お人よしで心優しい与兵衛は、与兵衛に恋い焦がれる女房のお亀、舅姑とともに、大店の婿養子として身の置き所のない想いを抱いて暮らしていたのだった。
忠兵衛と梅川/与兵衛とお亀。華やかな元禄の世に生きる境遇の違う男女二組。
恋い焦がれる人と共にいるために心中を選ぶ、それぞれの恋を描く……。

 

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2021年9月19日(日)~26日(日)本多劇場にて、ワタナベエンターテインメントDiverse Theater『物理学者たち』の上演が決定した。

ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』、A New Musical『ゆびさきと恋々』に続き、ワタナベエンターテインメントが2021年に贈る演劇公演の3作目となる本作。“ワタナベエンターテインメントDiverse Theater”と銘打ち、クリエーター、プロデューサーとのコラボレーションにより、演劇の可能性を拡げる実験的な新プロジェクトを立ち上げる。

第一弾となる本作は、質の高い作品創りを目指し、骨太な作品を創り続けるオフィスコットーネの綿貫凜とコラボレート。自らをアインシュタインだと信じ込む精神病棟の患者を中心に、核、科学技術を巡って渦巻く人間の倫理、欲望を描くスイスの劇作家・小説家フリードリヒ・デュレンマットの代表作となる。

今回、上演台本・演出に、卓越した発想力とユーモアを併せ持つノゾエ征爾を起用。世界情勢が緊迫した1961年に執筆された本作が現代に蘇る。

出演には、草刈民代温水洋一入江雅人中山祐一朗坪倉由幸(我が家)ら、唯一無二の存在感と実力を兼ね備えた俳優が名を連ねる。

公演の詳細は6月発表予定とのこと。続報を待とう。

草刈民代

草刈民代

温水洋一

温水洋一

入江雅人

入江雅人

中山祐一朗

中山祐一朗

坪倉由幸(我が家)

坪倉由幸(我が家)

ノゾエ征爾

ノゾエ征爾

 

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株式会社サンライズ制作のオリジナルアニメ『太陽の牙ダグラム』が1981年のTV放送開始から40周年を迎えることを記念して、コミカライズ、無料配信、新商品など、様々な企画がスタートした。

まず高橋良輔監督の監修で、漫画家・太田垣康男がフルカラーコミック『Get truth 太陽の牙ダグラム』を執筆。電子漫画雑誌「eBigComic4」で5月28日より月1話の予定で無料配信が開始される。

40周年ロゴ (c)SUNRISE

40周年ロゴ (c)SUNRISE

『Get truth 太陽の牙ダグラム』ロゴ (c)SUNRISE

『Get truth 太陽の牙ダグラム』ロゴ (c)SUNRISE

太田垣康男は、『MOONLIGHT MILE』『機動戦士ガンダム サンダーボルト』『機動戦士ガンダム サンダーボルト 外伝』で知られ、緻密なメカや人物描写や重厚なストーリーで人気の漫画家。

コミカライズ企画については、5月25日発売の模型雑誌「ホビージャパン」「モデルグラフィックス」で関連記事掲載予定だ。

「サンライズチャンネル」でダグラム40周年記念配信

40周年を記念してYouTube サンライズ公式チャンネルで『太陽の牙ダグラム』TVシリーズ本編の無料配信が決定した。

まだ見たことが無いという若い世代には伝説の名作アニメを一気見するチャンスだ。配信は5月28日(金)20時~で、毎週金曜日更新予定。

プラモデルの受注や発売予定なども続々

そして、旧プラモデルの再販、コミカライズ版のコンバットアーマー「ダグラム」のプラモデル化も進行中だ。

早いものは今月から受注が始まるので、公式サイトを確認してほしい。

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葛飾北斎の生誕260年を記念した特別展『北斎づくし』が、2021年7月22日(木・祝)から9月17日(金)まで、六本木の東京ミッドタウン・ホールにて開催される。

20歳で浮世絵師としてデビューしてから90歳で没するまで、常に挑戦を続け森羅万象を描き抜こうとした画狂の絵師・葛飾北斎。本展では、世界一の北斎漫画コレクターである浦上満氏(浦上蒼穹堂)の全面協力により、『北斎漫画(初編〜15編)』全883頁をはじめ、《冨嶽三十六景》全46点、『富嶽百景(初編〜3編)』全102図を通期で展示。これらの全てが一堂に会し、膨大な北斎作品によって埋め尽くされた“北斎づくし”の空間が六本木に出現する。

建築家・田根剛による『北斎漫画』展示プラン(イメージは構想段階のものです)

建築家・田根剛による『北斎漫画』展示プラン(イメージは構想段階のものです)

建築家・田根剛によるデジタル展示プラン(イメージは構想段階のものです)

建築家・田根剛によるデジタル展示プラン(イメージは構想段階のものです)

『北斎漫画』(初編〜15編/全883頁)

森羅万象を描いた全15編の絵手本。江戸の風俗、職人の作業の様子をはじめ、動植物、風 景、建築、人物、故事から妖怪に至るまで、約3,600図が生き生きと描かれている。当初は1冊で完結の予定であったが、予想以上の売れ行きで人気を博し、全15編が刊行された。初編の刊行は文化11(1814)年、北斎が55歳のとき。北斎没後も刊行され続け、明治11(1878)年に15編が刊行され完結した。

『北斎漫画』三編 浦上満氏蔵

『北斎漫画』三編 浦上満氏蔵

『北斎漫画』十二編 浦上満氏蔵

『北斎漫画』十二編 浦上満氏蔵

《冨嶽三十六景》(全46点)

富士山を主題として描かれた大判錦絵の風景画揃物。藍の主版を用いた36点に加え、好評により追加された墨の主版を用いた10点の計46点で構成。当時は希少で高価だったベロ藍(プルシアンブルーともいわれる人口顔料)を多用し、浮世絵の世界に衝撃をもたらした。

《冨嶽三十六景 山下白雨》山口県立萩美術館・浦上記念館蔵(浦上コレクション)

《冨嶽三十六景 山下白雨》山口県立萩美術館・浦上記念館蔵(浦上コレクション)

《冨嶽三十六景 甲州三坂水面》山口県立萩美術館・浦上記念館蔵(チコチンコレクション)

《冨嶽三十六景 甲州三坂水面》山口県立萩美術館・浦上記念館蔵(チコチンコレクション)

『富嶽百景』(全102図)

歴史は古来から数多くあった富士山にまつわる神話や伝説を踏まえ、四季折々の富士山の姿を描いた絵本。初編・二編・三編の 3冊に計102図が収められており、北斎絵本の最高傑作といわれる。

『富嶽百景』初編 浦上満氏蔵

『富嶽百景』初編 浦上満氏蔵

『富嶽百景』二編 浦上満氏蔵

『富嶽百景』二編 浦上満氏蔵

なお、展示空間の設計を手掛けるのは、2014年にグランパレ(仏・パリ)で行われた『北斎展』の会場デザインを手掛けた建築家の田根剛。キービジュアル及び北斎の世界観を表現する会場グラフィックは、アートディレクター・ブックデザイナーの祖父江慎が担当する。このたび、展覧会のコンセプトである「尽くし」をテーマにデザインしたメインビジュアルも公開された。メインビジュアルには、『北斎漫画』の中から風の表現が描かれた「風のいたずら」(十二編)の一図を、背景にはユーモア全開の『踊独稽古』「悪玉おどり」 を使用している。

特別展『北斎づくし』メインビジュアル

特別展『北斎づくし』メインビジュアル

また、東京ミッドタウン内では、本展と富士フイルム株式会社の連携企画である「富士山づくし」の写真展も行う。会場は富士フイルムフォトサロン東京(東京ミッドタウン1階・FUJIFILM SQUARE内)にて、7月21日(水)から8月19日(木)まで。詳細はフジフイルム スクエア「富士山づくし」の公式ウェブサイトで確認を。

生誕260年記念企画 特別展『北斎づくし』は、東京ミッドタウン・ホールにて、7月22日(木・祝)から9月17日(金)までの開催。

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フー・ファイターズ(Foo Fighters)が、2021年選出の「ロックの殿堂」に初ノミネートで殿堂入りすることが発表された。バンドのフロントマンのデイヴ・グロールは、2014年にニルヴァーナで殿堂入りして以来、2度目の栄誉となる。 

「ロックの殿堂(The Rock & Roll Hall of Fame)」は、初の作品リリースから25年以上を経過したアーティストが有資格者となり、世界各国1200以上のアーティストや音楽関係者らの投票によって毎年殿堂入りの栄誉が与えられるアーティストを決定するもの。2021年新たに「パフォーマー部門」に殿堂入りしたアーティストは、フー・ファイターズをはじめ、ティナ・ターナー、ゴーゴーズ、トッド・ラングレン、キャロル・キング、そしてジェイ・Zの6組。初ノミネートで殿堂入りとなったのはフー・ファイターズとジェイ・Zの2組となっている。記念式典は10月30日にオハイオ州クリーブランドでの開催が発表されている。 

元ニルヴァーナのドラマーであり、現在の音楽シーンを代表するロックアイコン、デイヴ・グロール(Vo,Gt)を中心とするフー・ファイターズは、これまでグラミー賞11冠に輝き、アルバム総セールスは3,200万枚超、ニルヴァーナ時代も含めると1億枚にも及ぶ。カート・コバーン夭逝後の95年に発表した、バンドと同名のデビュー作『フー・ファイターズ』のリリースから25周年を迎え、「ロックの殿堂」へ初ノミネートでの殿堂入りという栄誉も加え、名実ともに世界を代表するロックバンドとなった。 

彼らが今年リリースしたキャリア10作目となる最新アルバム『メディスン・アット・ミッドナイト』は、全英・全豪チャート1位を含め全世界のチャートを席巻するなど、デビューから25年を経てなおシーンに絶大な影響力を誇っている。 

バンドのフロントマンでもあるデイヴ・グロールは、先日Amazon Prime Videoに自身が監督を務めたドキュメンタリーフィルム「What Drives Us」を発表。他にも、ミック・ジャガーの新曲へのコラボレーション参加や、自身の半生をつづった自伝の発売をアナウンスするなど、新型コロナ禍でも精力的に活動を続けている。 

機材を詰め込んだバンで全米を飛び回りながらハードスケジュールをこなした日々から、四半世紀。フー・ファイターズとして確かな歩みを止めず進み続け、ロックの殿堂入りという栄誉を得た彼らの今後により一層の期待が膨らむ。 

 

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5月21日公開の映画『いのちの停車場』を鑑賞した俳優らのコメントが到着した。

『いのちの停車場』は、『サイレント・ブレス』や、NHKで放送中のテレビドラマ『ディア・ペイシェント』原作小説で南杏子氏の同名小説を映画化するもの。大学病院に勤めていた救命救急医がある事情から父の住む実家へ戻り、在宅医療を通して患者と向き合う姿を描き、終末医療など現代のテーマにも切り込んだ作品だ。主演をつとめるのは、女優の吉永小百合。本作では、在宅医療を行う“つるかめ診療所”の鶴岡優子氏、鶴岡浩樹氏や、東京女子医科大学病院・救命救急センター長の矢口有乃氏に医療指導を受け、自身初となる医師役=白石咲和子を演じている。また、医大の卒業生で、咲和子を追ってまほろば診療所で働くようになる元大学病院事務員・野呂聖二を松坂桃李が、まほろば診療所を支え続けてきた訪問看護師・星野麻世を広瀬すずが演じる。松坂と広瀬は、どちらも本作で吉永と初共演。さらに、まほろば診療所の三代目院長・仙川徹役で西田敏行、咲和子の父で元美術教師の白石達郎役で田中泯らが共演。石田ゆり子、南野陽子、柳葉敏郎、小池栄子、泉谷しげるらもキャストに名を連ねている。

 

本作にコメントを寄せたのは、女優の米倉涼子のほか、写真家の浅田政志氏、元看護師で芸人のおかずクラブ・オカリナ、アニマル浜口を父に持つアスリート・タレントの浜口京子、元Juice=Juiceの宮崎由加といった様々な分野で活躍する面々。コメント全文は以下の通り。
 

米倉涼子(女優)

この世に命を授かった誰しもが生と死に向き合い、受け止めていく
改めて生の尊さを感じた2時間でした。
吉永小百合さん演じる咲和子先生をはじめ皆さんの作る冷たくて温かい世界に
気がつけば涙がハラハラと落ちていました。

 

浅田政志(写真家)

スクリーンに映し出される物語は、私自身にとって極めて身近なことでした。
悲しいことはなるべくなら考えたくは無いけれど、生きていれば別れの時が必ず訪れる。
その時、自分はどのように向き合うことができるだろうか?
答えは無いかもしれないが、まほろば診療所の人たちと共に、
穏やかな気持ちで考えることができた。
この映画は、一人でではなく、大切な人と一緒に観ることを薦めたい。

 

西川史子(形成外科医)

脚本が医師ならではのリアルで衝撃的な作品でした。
私自身、昨年から病院に復帰し、毎日人生や命の大切さを考え、
患者さんとの向き合い方に正解はないと痛感しています。
医療行為を行うだけが医師ではなく、寄り添って心の支えになることも大切な仕事だと思います。
コロナ禍でそれまでとは全く違う生活を送る中、多くのことを思う1年でした。
誰にでもいつか必ず訪れる死。命のしまいかたを考えるきっかけとなるはずです。

 

おかずクラブ・オカリナ(芸人)

私は前職が看護師だったこともあり、人がいずれ死んでしまうことを実感することは多かったと思います。
それでも自分や大切な人たちに置き換えて考えることは出来ていません。
自分の死に際は誰にも邪魔されたくないのに、身内にはそれができない。
そんな時に”まほろば診療所”の方たちが寄り添ってくれたら、自分なりに一番良い答えを出せそうだと感じました。

 

アン ミカ(モデル・タレント)

観終った後、大切な人に会いたい、声を聴き感謝を伝えたい、話したい
という気持ちが高まり、優しくポジティブになれ、心が温まった。
今ある一つ一つの時間に感謝し、より今を大切に生きたい、
そう感じさせてくれる映画でした。

 

浜口京子(アスリート・タレント)

私を信じてくれた父。毎日バス停で迎えてくれた母。いまの私があるのは両親のおかげ――。
この映画で忘れかけていた、大切なものに気づくことができた。
私の胸のなかの大きな鐘が何度も打ち鳴らされ、心が揺れ動き、
誰かの優しさが、人を強く、たくましくするんだと改めて感じさせてくれた。

 

宮崎由加(タレント)

家族や友達など、会いたい人に気軽に会いに行くことが難しいこのコロナ禍で、
改めて「いのち」についてより深く考えるきっかけになった映画でした。
それぞれの人生がそれぞれの時間でそれぞれの価値観で流れていて、
単純ではない様々な感情で胸がいっぱいになり涙が何度も流れてきました。
自分が歳を重ねる度に何度も見返して、その時々の自分の感じ方を大切にしたい映画です。

 

『いのちの停車場』は2021年5月21日全国ロードショー。

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BTSのJINとSUGAが新デジタルシングル「Butter」の個別フォトをそれぞれ公開した。

2人ともホワイトスーツを着用しており、JINはエレベーターのドアにもたれてカメラを凝視、SUGAも両腕をドアにかけた姿勢でカメラのレンズを見つめている。舞台上のダイナミックな姿とは違う写真となっている。

BTS・SUGA  Photo by BIGHIT MUSIC

BTS・SUGA  Photo by BIGHIT MUSIC

BTSは12日から「Butter」のメンバー別フォトを公開している。RMとJUNG KOOKを皮切りに、JINとSUGAを加えて計4枚の写真が公開され、14日と17日にも公開する予定とのこと。

なお、「Butter」は5月21日に全世界で同時公開される。BTSは23日(現地時間)に開催される「2021 ビルボード・ミュージック・アワード」で「Butter」の初舞台を披露する。

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2021年5月13日(木)22時より、Eテレにて「クラシックTV」より「歌舞伎 meets クラシック!」が放送されることが分かった。(5月20日(木)10時25分より再放送)

「クラシックTV」は、ピアニストの清塚信也と、歌手・モデルの鈴木愛理が、ゲストとともに幅広い音楽の魅力を「クラシック音楽の視点」でひもとき、クラシック音楽のビギナーに贈る音楽教養エンターテインメント番組。

中村勘九郎

中村勘九郎

「歌舞伎 meets クラシック!」

「歌舞伎 meets クラシック!」

今回のテーマは「歌舞伎」。歌舞伎俳優の中村勘九郎をゲストに迎え、クラシック音楽の目線で歌舞伎の魅力に迫る。また、義太夫や横笛の演奏家がスタジオに登場し、その演奏にのって勘九郎がひと芝居。さらに歌舞伎とオペラを比べると驚きの発見が……。歌舞伎の音楽に隠された秘密に清塚もびっくりしてしまうことも。

「歌舞伎 meets クラシック!」

「歌舞伎 meets クラシック!」

「歌舞伎 meets クラシック!」

「歌舞伎 meets クラシック!」

なお、本番組では、「誰も寝てはならぬ」(プッチーニ作曲)、「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」、「月の光」(ドビュッシー作曲)が演奏される。

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2021年5月12日(水)、彩の国シェイクスピア・シリーズ第37弾『終わりよければすべてよし』が彩の国さいたま芸術劇場にて開幕した。1998年から続くシリーズがついにフィナーレを迎えた。出演は、藤原竜也、 石原さとみ、溝端淳平、正名僕蔵、山谷花純、河内大和、宮本裕子、横田栄司、吉田鋼太郎ら。本公演のオフィシャルレポートならびに舞台写真、コメントが到着した。


1998年のスタート以来、 芸術監督・蜷川幸雄のもと国内外に次々と話題作を発表してきたシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指す彩の国シェイクスピア・シリーズ。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、 第35弾『ヘンリー八世』終盤4公演、 第36弾『ジョン王』全公演が中止となり、 シリーズの上演は約1年3か月ぶり。 シリーズ最終作である第37弾『終わりよければすべてよし』は、 蜷川幸雄の命日である5月12日(水)に彩の国さいたま芸術劇場にて初日を迎えた。

2016年に2代目彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督として就任した吉田鋼太郎が、 本シリーズを演出するのは『アテネのタイモン』『ヘンリー五世』『ヘンリー八世』に続き4作目。 シェイクスピア作品の中でも問題劇と評される本作であるが、 バートラムとヘレン、 それぞれの成長物語としてフィナーレを飾るにふさわしい大団円に仕上げた。

左から)藤原竜也、 石原さとみ(撮影:渡部孝弘)

左から)藤原竜也、 石原さとみ(撮影:渡部孝弘)

俳優として数々のシェイクスピア戯曲に向き合ってきた吉田だからこそ、 長大なシェイクスピアの台詞であっても、 一つひとつの言葉を観客に伝わるよう演者に指導し、 最終舞台稽古まで細かい修正を重ねた。 個性豊かな登場人物は、 現代に生きる私たちにも重なる部分が多く、 大きく共感できる作品に仕上がった。  

舞台一面に曼珠沙華(彼岸花)を咲かせる幻想的な劇場空間は、 まさに“冒頭3分で観客の心を掴む”蜷川演出を彷彿させ、 シリーズ最終作への吉田の意気込みを感じる。 曼珠沙華の中を縦横無尽に行き来しながら、 スピード感ある場面転換で話が展開する演出は秀逸だ。

左から)藤原竜也、 石原さとみ(撮影:渡部孝弘)

左から)藤原竜也、 石原さとみ(撮影:渡部孝弘)

藤原竜也は、 自分の意志に従い自由に生きる、 血気盛んな若き伯爵バートラムを演じる。 物語の軸として、 ヘレンや王侯貴族たちに慕われ、 存在感ある魅力が必要な役どころ。 藤原は蜷川幸雄に鍛えられた感性をいかんなく発揮し、 吉田からは「最後の作品には竜也がいなくては」と藤原に対する信頼と期待が大きい。

左から)藤原竜也、 山谷花純(撮影:渡部孝弘)

左から)藤原竜也、 山谷花純(撮影:渡部孝弘)

バートラムに恋する美しい孤児ヘレンを演じるのは、 シリーズ初参加の石原さとみ。 稽古開始当初はシェイクスピア独特の言い回しに戸惑いながらも、 演出の吉田はもちろん、 藤原ら共演者に積極的に相談し、 身分違いの恋に悩みながらも強い意志で道を切り開くヘレン像を見事に造形し見応え十分だ。

左から)吉田鋼太郎、 石原さとみ(撮影:渡部孝弘)

左から)吉田鋼太郎、 石原さとみ(撮影:渡部孝弘)

そして、 溝端淳平、 横田栄司、 宮本裕子、 正名僕蔵、 山谷花純、 河内大和ら、 本シリーズに欠かせない実力派俳優陣が、 バートラムとヘレンの異色の恋物語に彩りを添える。 彼らは強烈な個性を放ちつつ、 時代を超えて愛されるシェイクスピアの人生哲学を我々に訴えかける。

左から)溝端淳平、 藤原竜也、 河内大和(撮影:渡部孝弘)

左から)溝端淳平、 藤原竜也、 河内大和(撮影:渡部孝弘)

左から)横田栄司、 正名僕蔵(撮影:渡部孝弘)

左から)横田栄司、 正名僕蔵(撮影:渡部孝弘)

左から)石原さとみ、 宮本裕子(撮影:渡部孝弘)

左から)石原さとみ、 宮本裕子(撮影:渡部孝弘)

手前)横田栄司(撮影:渡部孝弘)

手前)横田栄司(撮影:渡部孝弘)

上演時間は約2時間40分(1幕/1時間15分 休憩/15分 2幕/1時間10分予定)。埼玉公演は彩の国さいたま芸術劇場にて5月29日(土)まで上演。 その後、 6月には宮城、 大阪、 豊橋、 鳥栖の全国4箇所での上演を予定。埼玉公演は、 各公演の開演2時間前までSAFオンラインチケットにて販売中。 劇場窓口での当日券の販売はなし。

演出家・出演者コメント

◆藤原竜也(バートラム役)
23年続いたシェイクスピア・シリーズの最後の作品なので、 ばっちり締めたいと思います!
今回演じるバートラム伯爵はかっこよく、 演じるほどに面白い役です。
鋼太郎さんたちと台本に向き合い、 丁寧に稽古してきたので、 千穐楽まで精一杯頑張りたいと思います。

◆石原さとみ(ヘレン役)
もちろん舞台への怖さやプレッシャーはありますが、 稽古がとてもとても楽しくて刺激的で学びが本当に多く、 幸せな時間でした。 舞台に立てる感謝と、 そしてなによりも足を運んでくださる皆様に心からの感謝を込めて全力でヘレンを演じさせていただきます。 心から尊敬する演出家の吉田鋼太郎さんを最後まで信じ抜き、 存分に楽しめたらと思います!
私演じるヘレンは藤原竜也さん演じるバートラムから嫌われています。 身分の差をわきまえて生きてきた私ですが、 知恵や知識や前向きさ、 そしてなによりもバートラムが好きだから絶対に手に入れたいという力強さがあります。
藤原竜也さんの女好きなクズ男ぶり、 横田栄司さんの化けの皮が剥がれる変化など、 魅力的なキャラクターばかりの喜劇作品です。 現実を忘れてシェイクスピアの世界を存分に楽しんで頂けたら幸いです。

◆吉田鋼太郎(演出・フランス王役)
コロナ禍の中、 感染症対策を万全に行い、 無事初日が開きました。 これからも気を引き締めて、 埼玉公演、 地方公演を乗り切っていきたいと思います。
そして初日は、 蜷川幸雄前芸術監督の命日です。 今回は、 彩の国シェイクスピア・シリーズ最終作ということもあり、 本当に特別な作品になっていると思います。
藤原竜也さん、 石原さとみさんはじめキャストは、 渾身の演技で劇場にすごい風を巻き起こしています。 最高の舞台になっておりますので、 最後まで皆さんにお届けできるよう頑張ります!

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2021年5月22日(土)・23日(日)にバレエユニット「DAIFUKU」公演vol.7「DAIFU”Q”」が上演される。
「DAIFUKU」は大和雅美(元新国立劇場バレエ団)と福田圭吾(新国立劇場バレエ団)が企画から演出・振付を行うユニットで、ダンサーをぐるりと囲む360度視点という会場、ジャズやビートボックスなど多彩なジャンルの音楽を使ったバレエやダンス、ときにはコメディ要素も溢れるストーリーを軸とした作品を上演するなど、斬新なアイデアとともに生み出されるチャレンジングな舞台をつくりあげている。出演ダンサーも新国立劇場バレエ団や東京バレエ団をはじめ、各所属カンパニーの第一線で活躍するダンサー達が垣根を超えて集うことや、普段の公演とは違ったダンサーの別の側面が見られることなどから次第にバレエファンの注目を集める公演に成長している。今回はその大和・福田両名にインタビュー。DAIFUKU結成以来の歩みや、次回公演についての話を聞いた。(文章中敬称略)

 

■英国でヒントを得た360度視点の舞台。バレエを「近く」感じ「今度は劇場へ」という循環を生み出したい

――DAIFUKU第1回公演は2016年「360°Nutcracker/REFLECTS」で、「くるみ割り人形」の抜粋と、福田さん振付作品「REFLECTS」の2本立てでした。DAIFUKU結成の経緯は。

大和 私が2015年に英国に研修に行った際、360度視点の劇場で舞台を見て、これは面白い、日本でもやってみたいなと思ったのが最初のきっかけです。帰国して横浜のスタジオを見たとき、英国のものと規模は違うが使えそうだと思い計画を練った際に、クラシックだけでなく別の要素も取り入れたいなと考えました。そこで新国立劇場バレエ団でもよく一緒に踊る機会のあった福田圭吾君にお願いしたんです。

福田 僕はちょうど2015年に、新国立劇場バレエ団の「Dance to The Future Second Steps」で初めて振付をやったところだったので、チャンスをいただいたと思い、ぜひともとお受けしました。でも360度視点というのは全然想像が付かなくて、とにかく大先輩に与えていただいたチャンスにがむしゃらに対応したという感じでしたね。360度だから難しい、と最初は考えていたところもありますが、逆に360度だからこれはOKだというふうに作り方もだんだん慣れていきました。

――360度視点のバレエというのはある意味DAIFUKUの大前提でもあるわけですか。

大和 そうですね。2回目は通常のホールで行いましたが、360度視点も含めて様々な形を考えていきたいです。あと、私がバレエ教室などで教えている生徒さんたちにバレエの公演の体験をさせてあげたいということ、またお客様にバレエをいろいろな意味で「近く」感じてほしい、というのもDAIFUKU結成の理由にありました。一般的なバレエ公演って「笑っていいのかな?」というところもありますよね。でもDAIFUKUでは笑ってもOKで、またそのことでバレエをより身近に、そして小さい会場ですからダンサーの動きを至近距離で感じてほしい。そしてDAIFUKUでバレエを見た人が今度は劇場の公演に足を運んでみようかなという気になるといった、そんなバレエ界を盛り上げる循環を考えての思いもありました。

vol.1「360°Nutcracker/REFLECTS」

vol.1「360°Nutcracker/REFLECTS」

 

■多才な音楽とのコラボレーション。バレエとは真反対の音楽から臨機応変さと「ゆとり」を学ぶ

――その後vol.2「Tri[y]」(2017年)、DAIFUKU vol.3 「Mixture」(2018年)と、こちらはジャズやクラシックの枠を超えて活躍されているミュージシャンとのコラボレーションが続きます。

vol.2「Tri[y]」

vol.2「Tri[y]」

福田 大和さんは顔が広くていろいろな方と交流があるんです。

大和 バレエ以外のジャンルの踊りにもすごく興味があって。今指導をしているダンスのスタジオにはいろいろなジャンルの方がいるので、そのつながりで様々な踊りを見に行く機会が増えたんです。そうすると新しいものをバレエに取り上げてみたいなという思いが湧いてくる。

福田 そうしたコラボレーションを通してアイデアが広がったりする。2回目、3回目の時はミュージシャンの方からもいろいろアイデアをもらいました。みなさん臨機応変で、演奏などもすぐに変えてくれたりと、その対応力には驚きました。

大和 ジャズミュージシャンはリハーサルをあまりやらず、いきなり本番で合わせるんです。だからジャズの方々はバレエとはすごくやりづらかったと思います。

――ジャズはその場で生まれるアドリブやセッションによる音楽ですし、バレエは緻密にリハーサルを繰り返しながら本番に持って行かなければならない。ある意味真反対ですね。

大和 はい。バレエはある程度テンポや音の感じなどを同じようにしてもらわないと、ダンサー達が舞台上で迷ってしまう。だからジャズミュージシャンにしてみたら、バレエとの共演はすごく窮屈だったんじゃないかな。ジャズだけのパートでは生き生きと自由に、リハーサルとは全然違う音を出していたので「すいません」って思いました(笑)

福田 でもそういう意味では僕たち踊る側は少し頭が固かったかもしれないって思いましたね。その経験を経て少し頭が柔らかくなった感じがする。バレエの現場でリハーサルと違う事が起こっても楽しめるようになってきたんですよ。昔はちょっとでも変わったりすることが起こるとすごく怖かったりしたんですけど。ゆとりみたいなものが出てきたっていうのかな。

vol.3 「Mixture」

vol.3 「Mixture」

■ダンサーセレクトはコンセプトありき。ドラマにチャレンジしたvol.5「HOME」。コロナ禍をBonds(絆)で乗り越えたvol.6「Strong.B」

――DAIFUKU vol.4「360°Nutcracker」(2018年)のあと、DAIFUKU vol.5「Home」(2019年)と続きます。この「Home」は漫画の「サザエさん」にインスピレーションを得た、DAIFUKUでは初めてのドラマ的な作品でした。これをやろうと思ったきっかけは。

vol.5「Home」

vol.5「Home」

大和 これまではではずっと私の生徒さん達を出演させてきたんですが、あるときプロだけでやってみようかって話になったんです。だったらきっとお芝居的なことができるかなと考えたところ、圭吾君が「サザエさん」のような話がテーマならみんなに分かりやすいかもってアイデアを出してくれました。その瞬間、頭の中にそれぞれのキャラクターに当てはまる方々がパパっと浮かんできたんです(笑)

――となるとダンサーのセレクトはコンセプトありきなのですね?

大和 はい。この後の「Strong.B」や今度の「DAIFU”Q”」もそうですが、全て作品コンセプトを考えたうえで、役に合うダンサーは誰かを考えてお互いの人脈から探しています。「Home」のときも、お父さんだけどうしようと思ったら、圭吾君が趙載範さん(新国立劇場バレエ団)を紹介してくれたんです。載範さんとは私はそのとき初めてお会いしたんですが、私と圭吾君は感覚が似ているので、圭吾君の紹介で私が「はじめまして」でも、私の紹介で圭吾君が「はじめまして」でも、そこのところは全然心配ないんですよね。

――ストーリーはお二人で考えられたのですか。

大和 今は圭吾君がいろいろ考えて、そこに私がアイデアなどをいろいろ提案してくっつけているという感じです。二人でやると統合できず収集がつかなくなることもあるので。

福田 ストーリーというより大雑把にざっくりと、こんな感じでっていうのを大和さんに伝えて、アドバイスをもらいながらやっています。

vol.5「Home」

vol.5「Home」

――そしてコロナ禍で順延したvol.6「Strong.B」が2020年9月に上演されました。

福田 前回がドラマだったので、vol.6はとにかく踊ろうと。四つ打ちのガンガンなビート音楽の振り付けって、考えてみたらDAIFUKUではやったことがなかったので。ビートボックスのHIRONAさんは、これも大和さんの紹介なんです。

大和 圭吾君の振り付けがHIRONAさんの音楽と絶対似合うだろうなと思って。

福田 「Strong.B」のBって「Ballet」「Beauty」「Body」とかいろいろな意味を込めましたが、終わってみたら「Beat」でもあり、コロナ禍で延期になってもやりたいって言ってくれたダンサー達との「Bonds(絆)」だったなと思っています。

vol.6「Strong.B」

vol.6「Strong.B」

■vol.7で重視したのはダンサーの「演技力」。無言のバレエでの物語からは一瞬たりとも目が離せない!

――そうしていよいよ、vol.7「DAIFU” Q”」です。まずこの「Q」の意味は。

大和 「Question/クエスチョン」です。今回はミステリー的な作品なので。

福田 サスペンス要素が強い完全にオリジナルのストーリーで、殺人事件が起こり、一体誰が殺ったんだということで物語が展開していきます。ただ言語を用いないバレエでの表現になるので、テレビドラマや映画とは違った、目の前で繰り広げられるライブ感というのかな、新しい舞台パフォーマンスができたらいいなと思います。

大和 DAIFUKUって実はお客様から笑いの要素もすごく期待されているので「Home」「Strong.B」ではそこも意識してつくりました。小柴富久修君(新国立劇場バレエ団)がお笑い担当でとてもいい味を出してくれたんですが(笑)、今回はちょっとお笑いの要素は抑えめです。でも至近距離のステージならではの、ダンサーの細かな表現や演技力が見られる作品になると思います。

vol.5「Home」

vol.5「Home」

――では今回のダンサーの選出基準は。

大和 演技力ですね。表情だったり目線だったり、そういう細かいところまで皆さん演技してくれると思うので、お客様もぜひそこを見逃さないように、サスペンスドラマを味わってもらえたらなと思います。

■360度どこから見ても楽しめる。常に開かれたユニットとして、今後は再演も視野に

――360度というステージはお客様にとっては慣れないスタイルのためか、「どの席を買っていいかわからない」という声も耳にしますが、席に違いはあるのでしょうか。

福田 どこから見ても成立するように意識して作っていますので、そこは安心していただければ(笑) それに会場自体がそんなに広くはないので、むしろその空間のエネルギーを共有できるようなライブ感を楽しんでいただければと思います。

大和 360度だとダンサーはなかなかソデに入れないのがちょっとかわいそうかな(笑) 普段の公演だとお客様に見えないところで表情をオフにできるので、それで気持ちにメリハリをつけたりすることもできるですが、360度だと全然気が抜けないから……。

福田 360度だからお客様からは全方面どこからも見られているので、その緊張感は半端ないよね。実はそれに慣れるのに意外とみんな苦労しているんです。

――それでもこれだけ話題になってくると「DAIFUKUに出たい」とオファーを持ちかけるダンサーさんもいらっしゃるのでは?

福田 すごく多いです(笑) 今回出演してくれる八幡顕光さんは「俺に声がかかるのはいつなんだ」って、実はずっと言われていました(笑)

――まだvol.7「DAIFU” Q”」がこれからの上演ですが、今後のDAIFUKUの目指すところは。

大和 ダンサーを囲い込まずに、フリーな状態のユニットで活動していきたいなと。「DAIFUKUといったらこのダンサーたちだよね」というのではなく、常に誰でも踊れる団体でありグループでありたいなという気持ちはありますね。様々なダンサーに間口を広げて活動していければと思います。

福田 DAIFUKUでの経験はすごく大切なもので、大勢の方々に助けられ支えられていつの間にか7回目。駆け抜けてきたという感じです。これからは新作のほか、以前上演した作品の再演なども、例えばキャスト違いやダブルキャストも含めて視野に入れていきたいですね。そうした活動を通してバレエ界が盛り上がればいいなと思います。

――ありがとうございました。

vol.4「360°Nutcracker」

vol.4「360°Nutcracker」

取材・文=西原朋未

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「今度はどんなことをやるんだろう」。タニノクロウの新作には、いつもひたすらワクワクする。飲食店がズラリと並ぶ、横浜・野毛の街が舞台。稽古場に設置された美術はやはり圧巻だった。とあるコインランドリーの最終営業日に、さまざまな国籍の人が集まり、そこで過ごす時間を描くという。どんな時間になるのだろう。タニノの作品には、これまで視覚や聴覚、あるいは嗅覚を相当に刺激されてきた。どうやら中毒に近い感覚があり、しばらくの時間が過ぎると、禁断症状をおぼえる自分もいる。『虹む街』は、作品全体がひとつの楽曲のように描かれるとタニノは語る。どんな作品になるのだろう。
 

◆みんなで街を好きになる

——演出用の台本を拝見しました。ダイアローグではなく、観客の視点から描かれていて、ト書きとも異なるものでした。

「今日は芝居を観にいく日だ」という視点から書き出すことは、これまでもよくやっていました。そうするほうが、僕には進めやすいんです。芝居をつくるうえで、登場人物の目線、演出家の目線、自主公演になるとお金のことを考える目線などさまざまあって、ちょっとわけがわからなくなっちゃうんですよね(笑)。いろんな角度が混在した状態で書き続けるのはむずかしいし、僕自身が迷ってしまう。観客の視点で書き進めることで批判的な目線も保てるので、最初はこういうふうに書いています。『地獄谷温泉 無明ノ宿』も、出版されたときは戯曲の形になっていますが、最初に書いたときは、こういうモノローグのような部分がたくさんありました。

——それは、俳優に見せる前提ではないわけですよね。

そうです。ノートのようなもので、人に見せるのははずかしいですから。でも今回は、見せてしまったほうがいいと思いました。というのも、『虹む街』は県民のみなさんがキャストとして参加するので、僕の考えていることを知ってもらおうと思って。だけど、キャストのみなさんにこれをそのまま見せると混乱します。あくまで大まかな何かを掴んでもらうためのきっかけなので、台詞として覚えてもらわなくていい。今の段階の戯曲を劇として凝縮すると5分くらいですから(笑)。今回、かなりフィーリングでつくっていて、僕も稽古場ではほとんど台本を読んでいません。

——『虹む街』のプロジェクトそのものは、2019年ごろから進んでいました。横浜の街を舞台にするにあたって、シナリオハンティングもされたそうですね。

スナックなどでけっこう飲みました。コロナ前からこの企画がスタートしていて、ちょいちょいお店にインタビューしながら飲み歩いていました。街の人たちを知りたいと思って、時間をかけて関係をつくっていきました。途中、コロナで直接は会えなくなってしまったんですけど……。

長塚(圭史)さんがKAATの芸術監督になり、「劇場をひらく」というコンセプトからプロジェクトが始まって、そこから県民のみなさんが参加することになった。みんなで街を好きになりたいという気持ちがあって、稽古の初日は、僕が書くうえで重要だった場所を案内する街歩きツアーをやりました。中華街や福富町、野毛の歴史についても話しました。

『虹む街』のスケッチ(美術:稲田美智子)

『虹む街』のスケッチ(美術:稲田美智子)

 

◆境界線を曖昧に

——タニノさんは、故郷の富山や静岡で滞在制作を重ねてきました。場所から影響を受けて作品をつくっていき、影響を受けた俳優やスタッフが、逆に場に対して影響を与えていく循環を大切になさっている気がしています。

それはすごく大切にしていますね。今回で言うと、演劇がもっと近隣の人々に可愛がられたほうがいいという気持ちです。劇場という場所が、近くで働いたり暮らしたりしている人からすると何をやっているのかよくわからないという現状もあります。劇場や演劇は、一般的に敷居の高いイメージが残っていますよね。でも、俳優や作り手には、ユニークな人たちが集まっている。劇場そのものが愛されるにはどうするか? やはり「ひらいて」いくことだと思います。

——今回は県民の方も出演されます。もともと、タニノさんの俳優への眼差しとして「プロ」「アマ」の区分けがないように思います。

そうですね。『虹む街』は「滲む」からとっているんですが、どこまで境界線をなくして演劇ができるかということでもあります。「演劇なのか演劇じゃないのかも、もうどうでもいいよね」という部分も含めて、境界線を曖昧にしたい。

僕、自分のことをプロだと思ったことがないんです。演劇は完全に趣味でやっているんですよ。飲み屋で「あなた、何をしている人なの?」と聞かれて困ったんですが、演出家を名乗るのは照れくさいし、作家というのもねえ(笑)。文章はそんなに得意ではないですし。だから「舞台をつくる裏方をやっています」と答えるんですが……。「劇作家です」「演出家です」と言ったことがなくて。思ったこともなくて。稽古場では、県民の方へのアプローチと、以前からよく知っている俳優へのアプローチは少し違ってくるかもしれませんが、どちらが優れているとかではなくて、滲んで、境界線がなくなることを期待しています。

『笑顔の砦』より(撮影:堀川高志)

『笑顔の砦』より(撮影:堀川高志)

 

◆人間くさいものに触れていたい

——稽古は始まったばかりですが(編注:取材は稽古2日目)、どのような手触りの作品になるのでしょうか。

ひとつの街の風景を見せたいですね。同時多発的に進みながら、音のありかを粒立てて、いろんなところの音が聞こえるようにしたいと思っていて。遠くの音がすごく近くに聞こえてきたり、雨音と雷鳴が入れ替わって聞こえたり。作品がひとつの楽曲のように存在するというか。距離感を曖昧にするような音で、リアリティーをずらしていくつくりにしたいと思っています。

あと、中国語やタガログ語など、5ヶ国語くらいが聞こえてきます。それぞれに台詞はありますが、どの言語を知っているかによって受け止め方は変わるでしょうね。ひとつの客席のなかで捉え方が複数あったら面白いなと。

——『ダークマスター』では、観客にイヤホンが配られました。劇のなかで、ある一定の音声情報のみ聞こえるように演出していましたが、今回はまた異なる音のあり方ですね。

そうですね。でもまだ稽古の序盤で、「これからどうしよう?」という感じなのですが(笑)。戯曲を音楽的に表現するということは、やっぱり理屈じゃない。本能的につくっていきたいという気持ちもありますね。

フィーリングを重視するのは、コロナの影響が大きいです。感染者数だったり、予防の確率だったり、日々いろんな数字に惑わされている。すべてにおいて分析的になっている状況はいけないと思いました。だいたい、成果や効率でものを考えていると、演劇をやっている意味すらわからなくなるじゃないですか。僕は結局、人間くさいものに触れたいから演劇を続けているのだと思います。

実効再生総数だとか、統計や推計がいろんなところからたくさん出てきた。本当は得体の知れないものばかりなのに、ああいうのに人間はつい乗っかってしまいます。それに乗り続けているのは危ない。数字を知って分析することで、優越感を得られると思うからです。その優越感が実は危なっかしくて、麻薬的な力があると思います。世の中をコントロールできるという錯覚にもつながります。

タニノクロウ

タニノクロウ

 

◆これまでやらなかったことをやろう

——『虹む街』には出演者としても加わることに驚きました。その理由は……。

いやあ、なぜですかねえ(笑)。そのほうがいいかなと思っただけなんです。今回、ここ最近やらなかったことをやろうということですね。もともと出演したいなんて思ったこともないんですけど。

——間口の広い舞台設計ですね。同時多発的だとすると、見えない部分もありそうですね。

お客さんは首が疲れるでしょうね(笑)。全部は見えないかもしれません。でも、見えなくても大丈夫で、それで何か取りこぼされるものでもないと思います。街の住人がそこにいて、芝居全体をひとつの長い楽曲みたいにできたらいいですね。でも稽古の途中で、まったく違うことを始めてしまうかもしれませんが(笑)。

撮影・取材・文=田中大介

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エンタメビジネスの未来について、各業界の識者に話を訊くインタビュー連載「エンタメの未来を訊く!」。第6回は、2.5次元ミュージカルをはじめとするさまざまな演劇作品を世に送り出してきたネルケプランニングの代表取締役社長・野上祥子氏にインタビューを行った。
新型コロナウイルスの感染拡大によって大きな打撃を受けた昨年から今年にかけても意欲的に新作の上演を行い、公演のライブ配信などオンライン展開もいち早く手掛けてきたネルケプランニング。危機の渦中にあってもひときわエネルギッシュに動いてきたのは何故だったのか。その背後にある熱意と思いを語ってもらった。

――まず、新型コロナウイルス感染拡大によって大きな影響を受けた昨年を振り返って、野上さんとしてはどう感じていますか?

本当に目まぐるしい一年でした。自分の記憶を呼び起こすのも大変なぐらい忙殺の日々でしたね。弊社が最初に影響を受けたのは「FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS」THE MUSICALという作品でした。2020年3月に開幕予定だったので、通し稽古も終えて、劇場にも入って準備していたのですが、それをお客様の前で見せることなく中止しなければならなくなりました。それを受けて、無観客での上演を収録したものを配信することに切り替えました。その時に強く実感したのが、キャストたち、それからチケットを買ってこの日に観に行こうとスケジュールを決めていたお客様方のものすごく大事な機会を奪ってしまったのではないかということだったんです。ある一日の、たった2時間かもしれないけれど、それが大きな衝撃でした。泣いているキャストの姿、落ち込みながらも次に進むために切り替えているスタッフたちの姿も見ました。今までだったら楽しむために出かけていたのに、怖くて外出を控える決断をしたお客様もいらっしゃったと思います。こんなに悲しいことがあるだろうかと落ち込んだのを覚えています。
それが3月のことで、弊社は多い時には年間50本を超える舞台を作っていますが、この時期のほとんど全てが公演中止を余儀なくされました。エンタメにとって非常に大きな事態だと体感しました。でも、最初の頃は「きっと数ヵ月で落ち着いてくるだろう」と考えていたんです。5月には私がプロデュースしているミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 2020という大きなコンサートが予定されており、その頃には状況も良くなると思っていました。しかし、結局全て中止となってしまった。

――2020年の4月から5月、一度目の緊急事態宣言が出た外出自粛期間の頃は、どんなことを考えていましたか?

あの時期は、実際、キャストもスタッフも私も物理的に家から出られないという状況でした。でも、「5月なら開催できるか」「6月なら大丈夫か」という、諦めきれない思いがあったんですよね。何もせずにいるのは嫌でしたし、何かできることはないかと常に考えていたので、ひたすらオンラインでミーティングをしていました。お客様の手元にあるチケットというものは、私たちが良い作品を作って世に出しますというお約束をしたようなものです。だから、どんな状況であれ、その約束を破ることはなるべくしたくない。どうしたらそうならないかということばかり考えていました。初めてオンラインミーティングを行うようになったのもあの時ですね。

――おそらく多くの人にとってそうだったと思います。

そうですよね。私もそれまでは直接お会いして話す方が良いと思っていましたが、これはコロナ禍におけるメリットで、どんな状況でも誰かと繋がろうと思ったら繋がれる。そういう意味では大きな収穫でした。とにかく、今は物理的に離れているけれど、なんとかみんなで同じ気持ちでいましょう、手と手はずっと繋いだ状態でいましょうということを、キャストにもスタッフにも言い続けていました。

――2020年5月には「緊急事態舞台芸術ネットワーク」が発足しました。ネルケプランニングさんだけでなく、劇場、劇団、制作会社など様々な団体が参加していましたが、そういった横のつながりも動いていたんでしょうか?

そうですね。この状況になってからお声がけいただいて、最初の時点から横のつながりは強固なものになり、情報交換、情報共有がきちんとされるようになりました。劇団四季さんや、宝塚歌劇団さん、東宝さんのように、ずっと演劇のエンターテインメントを作ってきた先輩方も沢山いらっしゃいますし、すべての方の意見が非常に参考になりました。「ネルケはネルケで頑張ります」という考え方では、この事態には到底太刀打ちできません。そういった時に、たとえば野田秀樹さんも、劇団四季の吉田社長も、ホリプロの堀社長も、我々も、みんなが自分の意見や思いを言って、それを学びにしあうような意見交換や議論ができたのは大変ありがたいことでした。もちろん、手探りだったのは確かです。会社設立から今まで、これほどまでに大きな事態は経験したことがなかったですから。こういう時こそ横のつながりを感じることで、随分と勇気をいただきましたし、自分たちも頑張らねばと思えるようになりました。

――それ以前は、現在のようなネットワークや、いろんな団体がジャンルの壁を越えて協力し合う体制はそこまではなかったでしょうか?

これまでも、弊社の松田が代表理事を務める日本2.5次元ミュージカル協会には多種他業種の会員の方にご参加いただいていますし、もともと演劇同士が、競合やライバルではなく、一緒に繋がることで日本のエンターテインメントを盛り上げていこうという動きは数年前からあったんです。ただ、これほどジャンルを超えてエンターテインメントという一つの括りで手を取り合ったのは初めてではないでしょうか。

■演劇への関わり方の選択肢が増えたのはメリット

――コロナ禍を受けて電子チケット制の有料配信などの新しい動きもありましたが、このあたりはどのように考えて動いてらっしゃいましたか?

先程言ったように、3月、4月で落ち込みながらも次に進むためのことを考えていたものの一つが、配信に関する考え方でした。私たちはこれまで、劇場に来てもらうことを目標に頑張ってきましたし、今もなお、劇場で味わえる特別な体感を大事にしていますが、劇場に行くことが物理的にできなくなり頭を切り替えました。演劇と配信は遠いところにあるような気がしていたのですが、それをグッと近付けて、ご自宅から出なくても楽しんでいただける配信を打ち出したんです。5月頃から、今までネルケプランニングが作ってきた様々な作品の配信を始めました。そのことで、今まで全く知らなかったお客様にとっても、観るきっかけが生まれたんですよね。劇場に行ったことがなかった方も、配信でお試しができるようになった。演劇からお客様がいなくなったのではなく、演劇への関わり方の選択肢が増えたということです。これはメリットだと思っています。

――かなり早いタイミングで配信に取り組むことができたのは、それ以前から新しい発想で演劇をやってきたという理由があったんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。

そうですね。最近の大きい作品はライブビューイングと言って、映画館で生中継をやっています。このライブビューイングがここ数年の主流になっていたので、劇場にカメラを置いて、それを映像として配信することは何度も行ってきました。コロナ前からこういった配信事業を始めていて、すでに経験があったのは大きいですね。

――配信事業をやってみての手ごたえや実感は、どうでしたか?

劇場であればお客様の生の反応を見て「ああよかった、楽しんでくれている!」とわかります。でも、配信は観ている方の反応はわからない。これだけ沢山の方が買ってくれたという数字は入ってきますが、その方々がどんな想いで観たのか、どんな環境であったか、もっとこうだったらいいのにという生の意見はその場では体験できないですから。SNSに頼ってお客様の反応を確認しましたね。

――やはり劇場とは全く違うものだった。

もちろんそうですね。配信があればいいというわけではなく、演劇は劇場に行って体感する特別なものだという考え自体は変わっていません。ですが、お客様が演劇への関わり方を選択することができるようになりました。ご自宅にいながら観たい方や、コロナ禍でなくても、理由があって外に出ることができなかったり、小さなお子様がいたりして劇場に行くことが叶わない方もいる。そういう方にとっては、配信があるならそれを観てみよう、いつか観にいくことができるようになるためのアイドリングになるじゃないか、という考え方になりました。演劇と配信を近づけて考えることができるようになったんですね。劇場に来て欲しいということはずっと変わっていませんが、配信がひとつの選択肢として、今後もお客様に提供できるものだと思いました。もしかしたら「配信でいい、家で観られるんだったら劇場に行かなくてもいい」と思う方もいるかもしれないけれど、その方々にとっても、「いつか劇場で観てみよう」と思っていただけるようにいろいろとアイデアを出すことはできると思っています。

――この連載でホリプロの堀義貴社長も、「オンラインは代替案にならない」「会場に向かうまでのドキドキも含めて特別な体験なんだ」ということを仰っていました。

そうです! 劇場にもおしゃれをして行くわけで、これがとても大事なことなんです。いろいろなきっかけで、靴をはいて、家から一歩出て、歩いて、電車に乗って、劇場に向かう。この一つ一つの行為が心の動きにすごく作用している。この体験はやはり特別なものです。ただ、配信もそうやって心を動かすための大事なアイドリングになり得ると思っているので、配信は配信でしっかりやっていきたい。様々な状況で配信を楽しみにしてくれている方がいらっしゃいますから。赤ちゃんのいる方も、子供が寝た後にゆっくりアーカイブを観たりできますしね。

――コロナ禍が過ぎたあとも、そうやって配信と公演が両立することで、子育てが落ち着いたらもう一度劇場に戻ってくるというような、ライフサイクルの中でエンタメを長く楽しむことに繋がっていくように思います。

本当にそうですね。弊社の作品だと、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」やミュージカル『テニスの王子様』などに、三世代で来てくださるお客様もいらっしゃいます。学生の頃に観ていた方が、お母さんになって、お祖母ちゃんになって、お子さんやお孫さんと一緒に楽しんでくださる。そんな風に世代を超えて愛してもらえる作品が沢山あるので、年齢問わず、どの人にもドキドキしてもらったり、ウキウキして出かけてもらえるためにはどうしたらいいかをいつも考えています。

■ただ中止のアナウンスをするだけじゃなく、前向きなことを発信し続けないといけないと思っていた

――去年の夏や秋からは動員を制限された形でイベントも開催されるようになりました。このあたりはどんな動きをされていましたか?

5月、6月ぐらいから、夏に再始動するための準備を始めました。その頃には、観客動員数が50%になるんじゃないかということもわかっていたし、それを前提に1席ずつ空けてお客様に観に来ていただくことにしました。でも、動員が50%だとどうやっても赤字になるんです。それを配信や物販でリカバリーしていけるよう、アイデアを出し合いながら動いていましたね。

――劇場での体験の意味合いが変わってしまったということもあるでしょうね。

それに、動員が50%になったので、何度もリピートしていたお客様が一度しか来られなくなったり、好きなときにチケットを取っていたのが難しくなったり、お客様にとって非常にストレスが多い1年だったと思います。情報を発信する時にも、お客様の気持ちに寄り添って考えるよう心掛け、ただ「中止にします」とアナウンスするだけではなく、前向きなことを発信し続けようと思っていました。

――有観客の公演を再開してからの手応えはどんな感じでしたか。

去年の夏頃から50%の動員でスタートしました。その後、声を出さない演劇においては100%で上演できるところもありましたし、今年に入ってからは、条件はつくものの100%の動員で上演できています。ただ、お客様も、コロナの感染状況を日々気にしながら劇場に行くべきかの選択をされていますので、チケットを売るという点では、どの作品も苦労したかもしれません。ここ数年で、劇場に行くのは楽しい、フットワーク軽く行けるものなんだという意識が広がってきたように感じますが、コロナ禍で「今、劇場に行くのは自粛した方が良いのではないか」と考えるお客様が増えたのも事実です。そのような中でも、劇場に来てくださった弊社のお客様は本当に素晴らしく、劇場での感染対策のルールをしっかりと守ってくださいます。我々も、お客様も、一致団結してコロナ感染者を出さないために協力している感じですね。昨年の12月にミュージカル『新テニスの王子様』The First Stageを新しく立ち上げ、上演したのですが、客席では一切お話をせず、会話もメモでするくらいの協力体制で本当に感動しました。

――お客様も、ただ「楽しませてもらう」というよりも「一緒にこの場を作っていく」という意識を持っていらっしゃる。

そうですね。本当に感謝しています。普段であれば歓声を上げたり、声援を送る瞬間が沢山あるんです。それを全部我慢して、声援の代わりにとにかく惜しみない拍手を送るわけです。それに感動しました。最近舞台に立ったキャストは、その拍手だけで泣けてしまうと言っていました。「当たり前と思っていたことが、全然当たり前じゃなかった」とキャストはよく言いますね。それに気付いてもらえたのも良かったと思います。

■常に走り続けていくことが、コロナ後のエンタメに繋がると信じている

――コロナの収束後を見据えて、ネルケさんとしては、今後どう長期的なプランやヴィジョンを考えていらっしゃいますか?

コロナでひとつ大きな打撃を受けたのが、海外公演でした。ネルケとしては、海外で舞台展開をしたいという思い自体はずっとあります。ワクチンも行き渡って多くのことが落ち着いた時には、海外ツアーも展開したいなとは思います。弊社には、ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」や「僕のヒーローアカデミア」The“Ultra”Stage、舞台「鬼滅の刃」、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」など、海外のお客様にも楽しんでいただける作品が数多くあります。海外のお客様も日本と同じようにコロナで鬱々していると思います。ブロードウェイも未だにオープンできていない状況ですから(※9月から再開予定)。そう考えると、日本から愉快で痛快なエンターテインメントを届けて、海外のお客様に喜んでいただきたいですし、そういう準備はしておきたいと思います。そして、日本の公演に関しては、舞台の灯を消さないために、横の繋がりを強めて、この1年を走り続けてきました。この先も見通しが明るいかどうか、まだなんともわからないというのが正直なところです。でも、こんな状況であっても立ち止まっていいわけではない。今こそ日本のエンタメが手を取り合い頑張っていく時であり、ここでいろいろと模索しながら走り続けることが、日本のエンタメの将来に繋がると思っています。コロナ禍でネガティブな情報に一喜一憂するのではなく、どうやったらお客様に寄り添えるのか、どうやったらお客様がウキウキするようなことができるかを常に考える。そうすれば演劇の未来は明るいのではないかと思います。

――仰る通り、現在はとても厳しい状況ですが、この先に向けて今やれることはかなり大きい気もします。

本当にそうですね。「今はコロナだからね」とつい口癖のように言ってしまうのですが、それは言い訳であり、その言葉を私たちエンタメの人が使うと、それは未来を自分から閉ざしているということになってしまう。コロナだろうが、そうでなかろうが、何に感謝して、誰に向けて何を作っていくかを考えていくべきだと思います。コロナ禍になったからこそ考えたことで未来に繋がることも沢山あるし、その歩みを止めてはいけない。世の中、本当にみんな頑張っていると思います。医療従事者も、飲食業界の方も、子供たちだって。たぶん、頑張っていない人はいないと思います。大変な今を乗り越えた時に、演劇は人生の楽しみの一つの選択になっていて欲しい。弊社の作品を観て明日からまた頑張ろうと思ってもらえるような作品を作っていきたい。改めてそう強く思っています。

取材・文=柴那典

※この取材は4月14日に行われました。

※以下の公演/イベント情報は状況により変更となる場合がございます。

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2021年5月12日(水)東京グローブ座にて、『照くん、カミってる!~宇曾月家の一族殺人事件~』が開幕した。この度、演出の河原雅彦と主演の知念侑李のコメント及び、舞台写真が到着したので紹介する。

本作は、シリアスでありながらコメディ要素も取り入れ、本格的な推理が盛り込まれた“コメディミステリ”という新ジャンル(?!)の舞台。演出は河原雅彦、脚本は、河原からの指名で若き劇作家・須貝英が務める。

撮影:田中亜紀

撮影:田中亜紀

主演は、本格的なストレートプレイに挑むのは初挑戦となるHey! Say! JUMPの知念侑李。“極度のめんどくさがり屋な探偵”というかなりクセの強いキャラクターを知念がどのように演じるのか。さらに共演には、岡本夏美、玉置孝匡、川久保拓司、長井短、永井若葉、シューレスジョー、カイル・カード、山本圭祐、中山祐一朗、伊藤正之、近江谷太朗、広岡由里子と、若手からベテランまで、河原が信頼を寄せるメンバーも集結、濃い面々が顔をそろえた。

岡本夏美  撮影:田中亜紀

岡本夏美  撮影:田中亜紀

(左から)長井 短、中山祐一朗  撮影:田中亜紀

(左から)長井 短、中山祐一朗  撮影:田中亜紀

昨年公演中止が決定した際には、すでに稽古は中盤に差しかかっており、開幕を迎えられなかったことがキャスト、スタッフ全員の心残りであった本作。今回も一部公演がやむを得ず中止になるも、悲願の上演を迎えることができた。舞台初主演の知念、脇を固める個性豊かな役者たち、演劇界の奇才・河原、気鋭の劇作家・須貝が巻き起こす化学反応に、注目しよう。

撮影:田中亜紀

撮影:田中亜紀

演出:河原雅彦  コメント

河原雅彦  撮影:田中亜紀

河原雅彦  撮影:田中亜紀

去年は延期になってしまい、今回も数公演中止になってしまったけど、おかげさまで(苦笑)たくさん稽古ができたので万全の状態です。早く観ていただきたかったので無事に幕が開けられてまずはホッとしています。
公演がどうなるかわからない状態で準備を進めなくてはいけないのはしんどい部分もありましたけど、誰もそういった雰囲気を出さずにいい空気感のままで、今回のカンパニーにはとても感謝しています。あまり舞台に慣れていないはずの知念君も、初々しさはそのままに、求められたことをことごとくクリアしていってくれるので、ちっとも手がかからないすごくできる子でした!
主人公の照くんは、まだ世界のどこにもない、舞台ならではのケレン味を持ったオリジナリティ溢れる若き探偵。バディを組む相方との関係もなかなかに斬新なので、そのへんも注目してもらえると。ま、なにせ「そこそこ本格ミステリ」という冠に恥じない、主にゆるーくて、時々スリリングな面白い作品が生み出せたと思っています。個人的に、企画の立ち上げから連ドラ化を視野に入れてますので。いつか夢が叶うといいんですけど。
このご時世で、緊張した状態で観劇される方も多いと聞きましたが、せっかくの機会ですので、肩の力を抜いて、目一杯楽しんでもらえたら。演目の性質上、ずっと真顔で観られてると、キャストもめちゃめちゃやりづらいですから(笑)。

主演:知念侑李  コメント

知念侑李  撮影:田中亜紀

知念侑李  撮影:田中亜紀

ゲネプロまで来れたという安心と、幕が開くことの嬉しさを感じています。
稽古場では、時間が空いた時にキャストみんなで年甲斐もなく遊んだりもして、楽しい稽古場でした。いろんな方から“リーダー”と呼ばれている河原さん。稽古場でみんなの士気を高めてくれて、さすが“リーダー”でした!
舞台の登場人物にまともな人が誰一人としていなくて、とんでもないキャラクターばかりが出てくるのでぜひ注目して欲しいです。でも、シリアスなシーンもちゃんとあるので、そのギャップや空気感も楽しんでいただけたら。
このご時世ではありますが、劇場の中では現実を忘れて、気軽に、好き勝手に楽しんで欲しいです。そうしてくれないと、僕たち泣いちゃうので(笑)。

【あらすじ】
大学生の能神 照(のうがみてる/知念)は、ミステリ作家の兄・久
ひさしの依頼により、東北と関東の境目にある小さな集落、天狩村あまがりむらに赴くことになった。

この村は旧家・宇曾月家うそつきけを中心にまとまっている。十三代目当主・宗八そうはちが亡くなり、次期当主は彼の息子・喜八きはち/近江谷になると思われたが、意外にも喜八の娘の八菜はな/岡本が当主に指名されてしまう。彼女は莫大な権力を妬まれて家族の何者かに命を狙われる。八菜は旧知の久に相談をもちかけるが、照は彼の代理で天狩村に派遣されたのだった。

照と同じ夜間学部に通う中年大学生の明智万次郎あけちばんじろう/玉置と共に、嫌々村にやって来る照。そこで彼を待っていたのは、宇曾月喜八やその妹の貴八子きわこ/広岡を始めとする、一癖も二癖もある個性的な人々だった。不穏な空気が漂う中、ついに悲劇が起こる……。

照と万次郎は山間の旧家で起こった殺人の謎を解くことができるのか!? 

 
(左から)河原雅彦、知念侑李  撮影:田中亜紀

(左から)河原雅彦、知念侑李  撮影:田中亜紀

なお、本公演は5月23日(日)まで上演される。

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東京事変が6月9日(水)にリリースする10年ぶりのフルアルバム『音楽』(読み:ミュージック)より、先行配信中の「緑酒」のミュージックビデオを公開した。

公開されたビデオでは、三々午後集ったメンバーが支度を整え、美酒佳肴を囲む様子が映されている。盃を交わす晴れやかな表情、クライマックスの演奏シーンに加え、ドラムスが舞う「石見神楽」など見所が満載となっている。監督は、東京事変のミュージックビデオやライブの映像演出の殆どを手掛ける児玉裕一が務め、「手間と時間をかけて熟成されたものたちは、いつも堂々としててかっこいいです」とコメントしている。

東京事変

東京事変

「緑酒」は経済ニュース番組(テレビ東京系『WBSワールドビジネスサテライト』)のエンディングテーマとして現在オンエア中。椎名林檎が作詞、伊澤一葉が作曲を手がけた。5月14日(金)には、21:00より放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション』でテレビ初披露されることが決定している。

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LiSAのデビュー10 周年ミニアルバム『LADYBUG』の全曲試聴動画がYouTubeで公開となった。

今作の目玉ともいえる、Bʼzの松本孝弘、ゆずの北川悠仁、女王蜂のアヴちゃん、SiMのMAHといった豪華アーティストとのコラボレーション楽曲など、5月19日(水)のリリースに先駆けミニアルバムの世界観に浸れるはずだ。

LiSA ミニアルバム『LADYBUG』全曲試聴 MOViE

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