円神、第2章のゲートを越え着々とレベルアップを続けている 『ONEMAN LIVE 2023 “Utopia”』公式レポ

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9人組ハイブリッドパフォーマンスユニット・円神(エンジン)が10月13日(金)に新宿BLAZEで開催した『円神 ONEMAN LIVE 2023 “Utopia”』公演のオフィシャルレポートが到着した。


――第2章のゲートを越えた円神は、着々とレベルアップを続けている。

10月13日に新宿BLAZEにて開催された『円神 ONEMAN LIVE 2023 “Utopia”』は、そんなことをパフォーマンスで示したような一夜だった。前回のワンマンライブ『円神 Live Tour 2023 “GATE” 3rd CIRCLE』から約3ヶ月しか経っておらず、場合によってはあまり変化が見られない可能性もあった本公演。しかしながら、ひと夏を5th Single『Dreamland』の発売記念で走り抜けた9人は、一回りも二回りも成長を遂げたのである。

今までのステージでは、全体を通して物語を描いたりするような選曲になっていたが、今回はストーリーを描きながらも各ブロックにテーマを持たせたセットリストを実現。フリーライブで培った、自分たちに興味ない人でさえ振り向かせてしまう“届ける力”を遺憾なく発揮して見せた。

OWVの本田康祐が振付けを担当した「Superb Love」で幕開けを飾り、「ここから始まるパーティーを楽しもう」と謳うオープニングパートへ。オールブラックのクールな新衣装をまとったメンバーが現れると、会場からはブワッと黄色い歓声が沸いた。今までだったらタイトルソングを1曲目に持ってくることの多かった彼らが、カップリングを先頭に配置したのも変化のひとつといっていいだろう。爽やかなサウンド、ポップなラインダンス、溶けあうユニゾン、そのすべてが堂々たるプロローグのよう。楽しそうにアイコンタクトを取る「Anniversary」、タオルがクルクルと天を仰ぐ「TREASURE」と、着実にフロアを温めていく。「Go to Happy Ending!」中のそれぞれが挨拶するパートでは、フライングした中本大賀が中谷日向をとばしてしまうハプニングもあったが、それすらオーディエンスを盛り上げるエッセンス。色とりどりのサイリウムと共にキラキラした笑顔が輝いた。

“歴史に残るワンマンライブ”と刻む「Nonagonism」からは、ユートピアへ向かって円神がエスコートをするターンだ。山田恭がトップスをめくって腹チラでオーディエンスを打ち抜いたかと思えば、宮里ソルは勢いよくハイキックを披露。まだ見ぬ場所へ誘う「Wanna Love Me」では、セクシーな視線がMU3E(円神のファン呼称)の心を惑わせていく。メリハリが色濃くなったダンスは妖艶さが増し、深く吸いこまれたブレスの音さえも色っぽい。瀧澤翼も最年少とは思わぬ妖しい笑みを浮かべ、フロアを魅了した。円神至上最もダンスの難易度が高いと言われている「Spellbound」では、普段は愛らしいA.rikの大人な一面が開花。ギラギラと光を反射するミラーボールは、テクニカルなダンスをより彩ってみせた。

幕間には、円神のファンクラブ3周年を記念してリリースされたゲーム『MU3Eぱわぁ~タ魔ゴ神から9人を奪還せよ~』の世界観を用いたVTRを投下。熊澤歩哉の描いたキャラクターがぴょこぴょこ動くほのぼのした映像は、見ているだけでほっこりした気持ちにさせられる。MU3Eの声によりメンバーが卵から孵ると、いよいよ本人たちの登場だ。

ポップでキャッチーな「Dreamland」により、ユートピアのセクションがスタート。「Dreamland」の衣装に着替えた9人は、前半以上に眩しい笑顔を煌めかせ、飛んで跳ねて会場に魔法をかけていく。「MERRY GO ROUND」では草地稜之の王子様オーラが炸裂し、「スマイル (Album version)」ではメンバーの振りに合わせてクルクルポンポンとサイリウムが揺れる。

そして、ここからはバラード×ダンスナンバーの二面性で魅せるラブソングのターン。ひとつひとつの言葉に重みを乗せて紡がれていく「Say Your Name」は、リリース時以上に楽曲の説得力が増している。歌いながら胸に手を当てる動きも単なるモーションではなく、本気で“心から”と意識していることが伝わってきた。続く「Highway In Blue」は、スタンドマイクを用いて、いつもとは違う雰囲気でステージング。スタンドを傾けてみたり、両手をマイクにかけてみたり、動ける範囲が限られているからこそ、それぞれの個性が光る。しっとりした歌声に心酔するも束の間、ダンスパートにより一気に空気をチェンジした。

ヒラヒラと舞うピースサインが印象的な「Peace Summer」、大ぶりなコレオグラフで大胆に魅せる「Addicted」と、ライブ終盤とは思えぬ全力のパフォーマンスを展開していく。終わりに差し掛かってもばてることなく息のあったステージを作り上げられているのは、この夏を駆け抜けてきた成果のひとつなのだろう。

ラストスパートの2曲は、いうならば本公演のエピローグ。「Home」を歌い踊るメンバーは、肩を組んだり微笑みあったり。曲中の表情からも、普段からの仲の良さが伝わってくる。また、この位置に“君がいる この場所が 永遠のホーム”と歌うナンバーを持ってくる演出も粋だ。円神が連れていくユートピアは、MU3Eがいるこの場所は、永遠にホームであり居場所なのだと。セットリストの描く物語は、9人が胸に秘めた願いを色鮮やかに語る。“君がいる”とそっと差し出された指先は優しく、その視線は遠くの未来まで力強く見据えていた。しんみりした空気をぶち破るように、中林登生が「俺たちは誰だ!」と叫び「We are ENJIN」を投入。アイコニックな自己紹介ソングがトリを飾る様は、さながら映画のエンドロールのよう。MU3Eのコール&レスポンスも完璧で、チーム円神一体となってライブを作り本編を締めくくったのだった。

アンコールは、ぶち上げチューンの「Overheeeeeeeeeat」により始まりからクライマックス。いつも以上に歌のニュアンスで遊び、大胆に踊り、音楽と自由に遊んでいく。かと思えば、「Perfect Circle」ではエモーショナルに言葉を伝え抜く。綴られている歌詞は、難しい言い回しもなければ、意外性を狙ったキーワードもない。でも、普段の彼らと結びつく言葉たちだからこそ、本物の想いが宿ったときに抜群の威力を発揮する。9人が経験を積めば積むほど、曲も一緒に進化していく。“百年経っても 忘れない瞬間を ここに刻んで 駆け抜けよう”というフレーズには決意がにじみ、未来へ進んでいく覚悟を感じさせる。優しい表情で「Shining Your Life」を歌い上げ、明日からの毎日を歩んでいくエールを送ると、一夜限りのユートピアは閉演したのだった。

ひと夏の経験を経て、グッと進化した姿を見せた円神。新たなゲートを開き、始まった第2章を歩む彼らは、“連れていく”ために必要なカギをいくつも見つけてきたように思う。パフォーマンスで魅了すること、ついてきてくれる人を大切にすること、音楽を通して伝えること。もともとイメージしていたことを体感として掴み、実現できるようになったのが2023年の夏だったのではないだろうか。夢のような瞬間を積み重ねた先で、彼らがどんな運命を切り開いてくれるのか楽しみでならない。

文=坂井彩花 撮影=留置太輔


>>円神 インタビュー
メンバーのパーソナルな部分が次々と明らかに “夢”にまつわるエピソード、今年の夏の思い出、秋にやりたいこととは?
https://spice.eplus.jp/articles/321394

 

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バーチャルシンガー・奏みみが12月30日(土)に東京・GRIT at Shibuyaで2ndワンマンライブ『進化論 – Volume "1"』を開催することがわかった。

奏みみは、2018年12月に「身長60cmの"歌って踊れるぽっちゃり猫"」としてTikTokやYouTubeでデビュー。“厳しい修行”を経て、2020年には“人型”に変身できるようになった。その後は、楽曲制作やYouTubeでのオンラインライブ開催、VTuberの参加する大型音楽フェス出演するなど、バーチャルでの音楽活動を広げてきた。また、今春にはクラウドファンディングを活用し、1stワンマンライブを東京・池袋harevutaiで開催している。

 
 

今回の2ndワンマンでは、“人間”に変身できるようになったという奏みみが「リアルみみ」の姿でステージに登場。チケットは、イープラスにて10月29日(日)23時59分まで最速先行受付が実施中だ。

 

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THE ORAL CIGARETTESが、New Digital Single「YELLOW」を10月25日に配信リリースすることが決定した。

「YELLOW」は、10月24日毎週火曜24:59から放送開始のTVドラマ『マイホームヒーロー』の主題歌に決定しており、オーラルがドラマ主題歌を担当するのは今作が初となる。

『マイホームヒーロー』は、〈人を殺める〉という拭えぬ罪を抱えた男が、ミステリー知識で培った頭脳と家族愛を武器に社会の闇と闘っていく姿を描く、ノンストップファミリーサスペンスだ。今作の主演を務めるのは、佐々木蔵之介、共演に高橋恭平(なにわ男子)、齋藤飛鳥、吉田栄作、木村多江といった顔ぶれとなっており、原作は2017年より『ヤングマガジン』で連載がスタートし、累計330万部を突破している。

また、同時にジャケット写真も公開された。“美しいものと危険性を持ったものが混在している世界”がテーマになっており、綺麗さと毒々しさが融合した写実的な写真に仕上がっている。なお、「YELLOW」の特設ページではコンセプトビジュアルも公開となった。

「YELLOW」は、本日・10月16日(月)よりApple Music、SpotifyでそれぞれPre-add/Pre-saveもスタートしている。さらに、本楽曲は10月23日6時よりラジオ一斉オンエアとなる。

「YELLOW」

「YELLOW」

 

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betcover!!が、10月17日(火)に5thアルバム『馬』を配信リリースする。

アルバム『馬』

アルバム『馬』

本作は4thアルバム『卵』の前日譚として制作された。リリースに伴い11月からは初の全国ワンマンツアー『馬』の開催も決定。11月15日(水)の広島公演を皮切りに、仙台 、京都 、福岡、札幌、名古屋、大阪と周り、自身最大キャパとなる川崎CLUB CITTA' にてツアーファイナルを迎える。

なお、10月25日(水)には東京・渋谷 WWWXで七人編成の限定ワンマンライブも決定しているので要チェックだ。(この公演では新アルバム収録曲は演奏なし)

ワンマンツアー『馬』、そして10月25日(水)のワンマン公演のチケットは本日よりイープラスにて受付中。

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特別展 生誕270年 長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー 2023.10.7(SAT)〜12.3(SUN) 大阪中之島美術館

10月7日(土)から大阪中之島美術館にて『特別展 生誕270年 長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー』が開催中だ。長沢芦雪(1754〜1799)は、伊藤若冲や曽我蕭白と共に「奇想の画家」のひとりとして国内外から注目を集める画家。近年人気の「ゆるかわいい」子犬の絵を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。今年生誕270年を迎える芦雪だが、大阪での回顧展が行われるのは初めて。初期から晩年までの芦雪の画業人生をたどりつつ、大人も子どもも一緒になって楽しめるユーモア溢れる動物たちに出会える珠玉の内容となっている。今回は一般公開に先駆けて行われたプレス内覧会の模様をお届けする。

初公開11作品を含む、全57件がずらり

入口前にはフォトスポットも

入口前にはフォトスポットも

近・現代美術作品とデザインを専門とし、2022年2月2日(水)にオープンした大阪中之島美術館。長沢芦雪は江戸時代(近世時代)の画家で、本館の所蔵作家ではないが、芦雪は大阪で没し、墓もあるということで、大阪ゆかりの画家の1人として紹介することになったそうだ。ゆえに、大阪中之島美術館では初めての近世絵画の展覧会であり、国の指定重要文化財を展示する初めての展覧会となる。

同展では重要文化財の「龍・虎図襖」をはじめ、初公開11作品を含む約100件を、前後期に分けて展示する。前期(10月7日(土)〜 11月5日(日))と後期(11月7日(火)〜12月3日(日))でかなりの作品の展示替えが行われるため、ファンはぜひどちらも訪れてほしい。

(右)美術史家・東京大学 河野元昭名誉教授、(左)福田美術館 岡田秀之学芸課長

(右)美術史家・東京大学 河野元昭名誉教授、(左)福田美術館 岡田秀之学芸課長

美術史家・東京大学の河野元昭名誉教授によると「長沢芦雪は昔はマイナーな三流絵師だった。それを人気スターに仕上げたのは、同展の監修にも携わった辻惟雄先生」とのこと。辻は昭和42年に雑誌『美術手帖』で連載されたエッセイを3年後に『奇想の系譜』として単行本化し、芦雪ら「奇想の画家」を世に知らしめた。「最初は岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我蕭白、歌川国芳の5人を選んでいたけど、単行本にする時にどうしてもと、芦雪を加えて6人にして本を作られた。その後6人の再評価が高まって、マイナーどころか江戸絵画を代表する天才的な画家という評価が定着した」と辻の功績を讃えた。

大阪中之島美術 菅谷富夫館長

大阪中之島美術 菅谷富夫館長

この経緯を受け大阪中之島美術の菅谷富夫館長は「芦雪は注目されなかった時代のある作家。そんな作家の絵を観る機会を、時代が欲している。時代そのものが「奇想の時代」だと言ってもいいかもしれません。待望されている芦雪展、この機会に開催できて非常に良かった」と挨拶を述べた。

続いては本展の構成と見どころを、有識者の話を交えつつ紹介しよう。

1章 円山応挙に学ぶ

1章「円山応挙に学ぶ」展示風景

1章「円山応挙に学ぶ」展示風景

今回は基本的に作品の年代順で展示されている。前後期で大幅な展示替えが行われるが、林野雅人主任学芸員曰く、大画面の襖絵も組み合わせることで「前期を観ても後期を観ても、長沢芦雪の本質、人となり、芦雪らしさを楽しんでいただける」と自信を覗かせていた。

1章「円山応挙に学ぶ」展示風景

1章「円山応挙に学ぶ」展示風景

丹波国篠山藩の藩士で、のちに淀藩に出仕した武士の子として誕生した長沢芦雪。 絵師になるため姓を長沢に変え、当時画壇をリードしていた円山応挙(1733〜95)の元へ入門する。本章では、10代半ばから「于緝(うしゅう)」という号で描いた最初期の作品や、応挙の画風を踏襲した女性像や動物画など、自らの画風を模索する時期の作品を展示している。実際に円山応挙の女性像と長沢芦雪の女性像が並べて展示されているので、ぜひじっくり見比べてほしい。

(左)長沢芦雪「西王母図」1782年 (右)円山応挙「西施浣紗図」1773年 いずれも個人蔵

(左)長沢芦雪「西王母図」1782年 (右)円山応挙「西施浣紗図」1773年 いずれも個人蔵

なお、監修協力の福田美術館の岡田秀之学芸課長は「キャプションを見ていただくと個人蔵の作品が非常に多い。今回大阪で開催するという趣旨にご賛同いただき、出していただく方もたくさんいらっしゃいました」と、かつてない量の個人蔵の貸し出しで本展が実現したと裏話を明らかにした。

2章 紀南での揮毫(きごう)

初公開 「酔李白・山水・瀧図」18世紀 個人蔵

初公開 「酔李白・山水・瀧図」18世紀 個人蔵

20代後半から「芦雪」の署名作品が増えていき、徐々に屏風などの大画面の制作依頼も受けるようになった。1786年10月頃〜翌年2月にかけて、師・円山応挙の代理で紀南地方(現在の和歌山県南部)に赴き、 本州最南端の町・串本町にある無量寺をはじめとする寺院の襖絵を多く描いた。

2章では紀南へ行く直前に描いた西光寺の「龍図襖」や無量寺滞在中に制作した代表作「龍・虎図襖」をはじめ、大画面作品を中心に展示。西光寺(島根)、無量寺(和歌山)、高山寺(和歌山)、薬師寺(奈良)、大乗寺(兵庫)の襖絵8作品が出品されるのはなんと23年ぶり。この機会がいかに貴重かおわかりいただけるだろう。

重要文化財 長沢芦雪「虎図襖」1786年 和歌山 無量寺・串本応挙芦雪館

重要文化財 長沢芦雪「虎図襖」1786年 和歌山 無量寺・串本応挙芦雪館

重要文化財 長沢芦雪「龍図襖」1786年 和歌山 無量寺・串本応挙芦雪館

重要文化財 長沢芦雪「龍図襖」1786年 和歌山 無量寺・串本応挙芦雪館

中でも重要文化財である、無量寺では龍と虎が向かい合った形で並んだ「龍・虎図襖」は圧巻。展示室に足を踏み入れた瞬間に出会う龍と虎の迫力は筆舌に尽くしがたい。林野は「今回の展示室では龍と虎が横に並んでいて、ここでしか観られない展示になっております」と興奮しながら伝えた。岡田も「(無量寺は)大阪から車でも電車でも4時間かかる。東京より遠い場所で、決意がないと行けない。中之島のこの地で約1か月間観ていただけるのは本当に貴重な機会です」と強くアピール。

河野は、長沢芦雪の「蹲る虎図」における虎ではなく大きな猫を描こうとしたユーモアや、人を驚かせるようなリアリティ、心に響くリアリズムも一種の奇想だと話す。「実際に「虎図襖」(のアイディア)は師匠の円山応挙にはなかったもの。厳然たる写生主義にとどまらない、一歩はみ出した本当の意味でのリアリティを求めた」と芦雪の姿勢を説明した。

田辺市指定文化財 長沢芦雪「朝顔に蛙図襖」1787年 和歌山 高山寺

田辺市指定文化財 長沢芦雪「朝顔に蛙図襖」1787年 和歌山 高山寺

また同章では、高山寺の「朝顔に蛙図襖」など、空間や余白を活かした即興性の高い作品も見ることができる。

3章 より新しく、より自由に

重要文化財 長沢芦雪「宮島八景図」1794年 国(文化庁保管)

重要文化財 長沢芦雪「宮島八景図」1794年 国(文化庁保管)

大阪会場では展示の順番を4章→3章の順に展示しているが、3章→4章の順で紹介する。

3章では、紀南滞在後〜晩年の作品を展示。紀南での滞在を終えた芦雪は、大火で消失した御所の襖絵制作に参加するなど、奈良や広島へ赴いて現地で制作を行った。師匠・円山応挙の画風を継承しようとする弟子たちの中で、芦雪だけが師匠の画風の再解釈や変容によって、独自の画風を確立しようと努力を続けていた。そんな彼の生み出す大胆な構図、斬新な視点、ユーモラスで愛嬌のある動物や人物の姿など、当時から人々を魅了した作品をたっぷり楽しむことができる。46歳で大阪にて客死するまで作品を描き続けた彼の機知に富んだ創作は、私たちにも新しい発見と自由な発想をくれるに違いない。

長沢芦雪「方寸五百羅漢図」1798年 個人蔵

長沢芦雪「方寸五百羅漢図」1798年 個人蔵

例えば3cm四方の中に500人の羅漢(悟りを得た聖者)を描いた「方寸五百羅漢図」は、近付いてもよくわからないほどの緻密さと小ささだ。林野は「「方寸五百羅漢図」や、今回初出品の「蕗図」を最後に展示しております。芦雪の作品をずっと観てきた後に、芦雪のまた意外な一面を楽しんでいただけるような構成にしました」と展示構成にも趣向を凝らしたと話す。

4章 同時代の天才画家たち

4章「同時代の天才画家たち」展示風景

4章「同時代の天才画家たち」展示風景

4章では、芦雪が生きた18世紀京都画壇の個性的な画家たちとその魅力を紹介。伊藤若冲(1716〜1800)や曽我蕭白(1730〜81)は、芦雪よりも一世代前に生まれた。芦雪は彼らの作品とシンクロするような作品や、禅宗で好まれた画題を多く描いている。ダイナミックな構図と繊細な筆遣いには思わず息を飲むこと間違いなし。

曽我蕭白「鷹図押絵貼屏風」1758〜61年 個人蔵

曽我蕭白「鷹図押絵貼屏風」1758〜61年 個人蔵

展示室の途中と最後に設置された、高精細4K映像番組『長沢芦雪の筆遣い』や12分に渡る映像で長沢芦雪の生涯を知れる『長沢芦雪物語』も必見。じっくり時間をかけて芦雪の世界を堪能しよう。

音声ガイドは俳優・町田啓太、イメージソングは幾田りらの「宝石」に決定

ショッキングピンクが印象的な図録。若い人にも届くようにとの想いも。

ショッキングピンクが印象的な図録。若い人にも届くようにとの想いも。

ミュージアムショップには、思わず買いたくなるようなオリジナルグッズが多数登場。図録の表紙の色は、「虎図」をピンクで作った先行チラシが斬新なイメージを生んで、若者にも好評だったことから決定。これまでの芦雪展とは少し違う、オシャレでカッコ良い図録になった。

長沢芦雪のゆるかわ犬

長沢芦雪のゆるかわ犬

さらに今回ぜひともおすすめしたいのは音声ガイドだ。ナビゲーターをつとめるのは俳優の町田啓太。歴史や文化、芸術に高い関心をもつ町田が長沢芦雪の人生と創作の背景を紹介するのだが、展示数に対して解説作品が多く、非常に充実した内容となっている。

また、同展のイメージソングには幾田りらの「宝石」が選ばれた。幾田は「動物の表情や姿から、多種多様な、どんな自分であってもどんな姿であっても魅力的なんだというところ、すごく重なる部分があって、選んでいただいて嬉しかったです」とコメントを寄せている。

『特別展 生誕270年 長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー』は、10月7日(土)〜12月3日(日)まで大阪中之島美術館にて開催中。前期は10月7日(土)〜 11月5日(日)まで、後期は11月7日(火)〜12月3日(日)まで。

なお10月28日(土)、29日(日)は小・中学生の本展観覧料が無料になる「ファミリーデー」を実施。講演会や、桂吉坊と桂九ノ一による『桂 吉坊スペシャルトーク&落語会 ~動物の”え”と”らくご”~』といったイベントも盛りだくさん。自分の好きな方法で同展を楽しんでほしい。

取材・文・撮影=久保田瑛理

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2023年10月14日(土)新国立劇場 小劇場にて『アカシアの雨が降る時』が開幕した。

「家族」という普遍的なテーマを軸に描かれる本作。物語は、桜庭⾹寿美が倒れた所から始まる。孫の陸、息⼦の俊也が見守る中、目覚めた⾹寿美は陸を自分の夫・つまり陸の祖父の名前で呼び、自分は20歳の大学生で、陸は自分の恋人で、俊也を恋人の父親だと思いこみ挨拶した。俊也と陸は医者のアドバイスに従い⾹寿美の思い込みを否定しないよう、演技を続けることを決意する。こうして3人の⾹寿美の青春時代(70年代)を共にすごす旅が始まった――。

若者たちの熱気が溢れていた70年代を、青年と中年の世代がリアルな現代の悩みを抱えながら体験することで、徐々に変化し、違いを理解し合おうとする姿を描いた本作は、リアルとファンタジー、笑いと涙を巧みに操る鴻上尚史ならではの世界観で、身近で普遍的な社会を炙り出し、2021年の初演時も好評を博した。

主演の桜庭⾹寿美に竹下景子、孫の木村陸役に鈴木福、桜庭⾹寿美の息⼦で陸の父親の俊也役に松村武。初日を前に行われた会見よりコメントが到着した。

松村武、鈴木福、竹下景⼦、鴻上尚史(作・演出)(撮影:田中亜紀)

松村武、鈴木福、竹下景⼦、鴻上尚史(作・演出)(撮影:田中亜紀)

竹下景子

この話は家族の話ですが、今生きている状況と青春時代のお話しがクロスオーバーして刺激的で魅力的な作品です。 3 人なので慌ただしくもありますが、やりがいのある作品です。鴻上さんご自身のエピソードも織り込まれている、家族が愛おしくなるような心に沁みる芝居ですので、皆さま楽しみにしてください。

鈴木福

僕が演じる陸の目線だったり、陸のお父さん、おばあちゃんそれぞれの視点で見ることで感じ方が違う作品だと思います。僕自身この作品に出逢えたことを嬉しく思います。今、これからどう生きていくか、悩みや不安抱えている方いらっしゃるかと思いますが、そんな皆さんに見ていただいて何か感じていただけたらと思っています。是非劇場に来ていただきたいです。

松村武

初演も出演しておりましたので、余裕を持っていましたが、台本とは違う台詞をしゃべっています(笑)。3 人芝居で、出入りも忙しく台詞も多いので間違えないように頑張ります!3 人芝居で 3 世帯の話は珍しいと思います。全国どこで上演しても心に響く作品になるかと思いますので、お待ちいただけばと思っております。

鴻上尚史(作・演出)

どのお客様にご覧いただいても、感情移入できる、笑って泣ける芝居になっていると思います。3 人の大変なセリフの量と舞台上に出たり入ったりを楽しんで頂けたら嬉しいです。 福さんはこの役のために生まれて初めて髪の毛を染めました!染めた割にはあんまり分からなくて…(笑)。国民の息⼦が大学生になり、二十歳の設定で山ほどセリフをしゃべりますので、お楽しみください!

 

舞台『アカシアの雨が降る時』は、10月22日(日)まで新国立劇場 小劇場にて上演。その後、兵庫・石川・盛岡・久慈・愛媛・大阪と地方へ巡演する。

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2023年11月~12月、大阪・東京にて上演される、『舞台「鬼滅の刃」其ノ肆 遊郭潜入』。 この度、10月16日(月)発売の集英社「週刊少年ジャンプ」にて、新規ビジュアルが解禁となった。

『鬼滅の刃』は、「週刊少年ジャンプ」にて2016年11号より連載が開始された、吾峠呼世晴による漫画作品。
人と鬼との切ない物語に鬼気迫る剣戟、時折コミカルに描かれるキャラクターたちが人気を呼び、単行本1巻~23巻で累計発行部数が1億5000万部を突破。連載が終了した今なお注目を集め異彩を放っている。舞台版は、2020年にシリーズ1作目が上演され、今回、新たに竈門炭治郎役に阪本奨悟を迎え、シリーズ4作目を上演する。

公開されたのは、鬼の動向を探るため遊郭潜入を試みる炭治郎、善逸、伊之助と、鬼化が進行した禰豆子、着流し姿の宇髄のビジュアル。

竈門炭治郎 阪本奨悟      (C)吾峠呼世晴/集英社 (C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会

竈門炭治郎 阪本奨悟      (C)吾峠呼世晴/集英社 (C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会

我妻善逸 植田圭輔      (C)吾峠呼世晴/集英社 (C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会

我妻善逸 植田圭輔      (C)吾峠呼世晴/集英社 (C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会

嘴平伊之助 佐藤祐吾      (C)吾峠呼世晴/集英社 (C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会

嘴平伊之助 佐藤祐吾      (C)吾峠呼世晴/集英社 (C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会

竈門襧豆子 髙橋かれん      (C)吾峠呼世晴/集英社 (C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会

竈門襧豆子 髙橋かれん      (C)吾峠呼世晴/集英社 (C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会

宇髄天元 辻 凌志朗      (C)吾峠呼世晴/集英社 (C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会

宇髄天元 辻 凌志朗      (C)吾峠呼世晴/集英社 (C)舞台「鬼滅の刃」製作委員会

そして、本作の上演を記念し、舞台公式YouTubeでシリーズ3作目『舞台「鬼滅の刃」其ノ参 無限夢列車』の冒頭映像を期間限定で公開する。舞台「鬼滅の刃」シリーズに欠かせない楽曲「残酷謡」のシーンや、舞台上の“無限夢列車”にも注目しよう。

さらに、本日より総勢14名のキャラクターたちが柱巻広告として、東急田園都市線渋谷駅改札内外を“ド派手”に席捲している。10月22日(日)までとなるので、見逃さないでおこう。

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日比谷音楽祭のプロジェクト企画のひとつとして、井上芳雄が結成したユニット「日比谷ブロードウェイ」と、井上がMCを務めるWOWOW番組「生放送!井上芳雄ミュージカルアワー『芳雄のミュー』」がコラボレーションしたイベント「祝・日比谷野音100周年 日比谷ブロードウェイ with WOWOW 芳雄のミュー 」。2023年10月22日(日)日比谷公園大音楽堂で開催されるが、この度、豪華出演者7名よりコメントが到着した。

「日比谷ブロードウェイ」では、日比谷音楽祭の目指すところでもある、誰もがジャンルを超えて音楽を楽しむことができるステージを目指し、井上がミュージカル界を代表し、毎年新たなアーティストをメンバーに迎えて、スペシャルなパフォーマンスを行ってきた。その「日比谷ブロードウェイ」にこれまで登場した、日本ミュージカル界を代表するアーティスト陣が再び集結し、日比谷音楽祭でパフォーマンスした楽曲はもちろん、珠玉のミュージカルナンバーや、ポップスの名曲など、幅広いジャンルの楽曲を素晴らしい歌声とともに披露する。先日、日比谷野音100周年記念事業の実行委員長でもあり、「生放送!井上芳雄ミュージカルアワー『芳雄のミュー』」のオープニングソングを作曲した亀田誠治の特別出演の発表や、一部セットリストが公開になり、本イベントへの期待感がより一層増している。

なお、本イベントのチケットは完売となっているが、イベントの模様はWOWOWオンデマンドでライブ配信が行われるほか(無料トライアル対象外)、この番組のみを楽しみたい方向けに、都度課金する仕組みの動画配信サービス、WOWOWオンデマンドPPVとStreaming+(イープラス)にて配信チケットの販売も行っている。配信チケットの詳細については公演オフィシャルサイトを確認しよう。

さらに公演の模様は、11月18日(土)午後8時よりWOWOWで放送・配信することも決定。熱気あるパフォーマンスを余すことなく楽しもう。

出演者コメント

■井上芳雄
いよいよ、日比谷野音で初めてのミュージカルライブの日が近づいてきました!
セットリストも決まり、各セクションで着々と準備が進められています。
野外で歌うに相応しいナンバーの数々で、会場の、そして配信でご覧くださる皆様と一緒に盛り上がれる時間を心から楽しみにしています。
きっと初めての感覚に違いありません。
あとは当日の天気と気温だけが心配ではありますが、それもひっくるめて全部楽しみましょう!

■甲斐翔真
芳雄さんをはじめとするスターの皆さんと共に、日比谷野音から日比谷全体へミュージカルソングを轟かせたいと思います!
ミュージカルソングを野外で、秋空の下で、歌えることがとても楽しみです! 思っていた数倍歌わせていただきます! 笑
普段のミュージカルコンサートとは違った雰囲気になると思います! なので観客の皆さんも、配信をご覧になる皆さんも、ノッて歌って一緒に楽しみましょう!

■佐藤隆紀(LE VELVETS)
日比谷公園という開放感溢れる空間で、井上芳雄さんをはじめ、この豪華な出演者の方々と一緒に音楽をお届け出来るのが今から楽しみです! 共演した事のある方も多く、良い意味で緊張しすぎずに楽しんでステージに立てる気がしています。この出演者だからこそ出来る面白い組み合わせも楽しみですし、お客様とひとつとなって素敵な時間を一緒に過ごしたいと思います!
野外のステージはいつもミュージカルを観劇されているような劇場とはまた違った雰囲気があります。会場にお越しの方にはその空気感を楽しんでいただきたいです。そして、残念ながら現地に来られない方も、今回は配信でステージを楽しむことが出来ます。日比谷公園が全国各地と繋がり素敵な音楽であなたの周りが満たされるように、思いを込めて歌を届けたいと思います。

■島田歌穂
再び『日比谷ブロードウェイ』として日比谷野外大音楽堂のステージに立たせていただける事、本当に嬉しい限りです。
こんなにも豪華なキャストの皆さんと、今回ならではの夢のようなコラボレーションの数々が繰り広げられる事に、私自身、今からワクワクドキドキしています。
この幸せな一期一会に感謝しながら、精一杯歌わせていただきます!

■田代万里生
田代万里生です。錚々たるメンバーによる数々のミュージカルナンバーを、初の日比谷野外大音楽堂にて! そして、「芳雄のミュー」に関わるのも初めてとなります。今回ならではの新鮮なコラボレーションはもちろん、僕自身のソロナンバー選曲は、芳雄さんからのリクエストにお応えしました!
本格的に歌うのは初めてとなる、あまりに有名なあの名曲です。会場でもライブ配信でも、盛り上がること間違いなし! お楽しみに~!

■中川晃教
日比谷ブロードウェイの一員として!?2021年ぶりに再びここに集結できることを幸せに思います。
今回は4月から始まった「芳雄のミュー」とのコラボ!
井上芳雄さんガイドのもと、すべての皆さんと一緒に!スタジオを飛び出て日比谷野外大音楽堂に参上! 降臨!
果たして芳雄さんのツッコミは野外でも通用するのか……!
僕は愛のバズーカ砲で皆さんの心も身体もキュン×キャッ×ズッキュン×スバ!! と撃ち抜きます!
支えて下さるミュージカルファンの皆さまと共に、大暴れしたいと思います!

■屋比久知奈
想像以上のボリューミーでスペシャルなセットリストになっており、今からわくわくしております!
参加する楽曲以外にも、あの方とあの方によるあの楽曲、あの方によるあの楽曲など、本当に見逃せない、聴き逃せないものばかり。
会場にお越し下さる皆さまだけでなく、配信という形でもこの時間を共有することが出来るのはとても嬉しいです。
今回ならではのコラボ、ハーモニー、ぜひぜひ一緒に楽しみましょう〜!

※出演者コメントは五十音順。

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2009年の『ヘンリー六世』三部作からスタートし、2020年の『リチャード二世』で完結した“新国立劇場シェイクスピア歴史劇シリーズ”。そのチームが再び集結し、この秋、シェイクスピアの“ダークコメディ(暗い喜劇)”『尺には尺を』『終わりよければすべてよし』を交互に上演するという、日本初の試みに挑む(2023年10月18日(水)~11月19日(日)、新国立劇場 中劇場にて)。演出は鵜山 仁。出演は岡本健一、浦井健治、中嶋朋子、ソニンら。筆者は、『終わりよければすべてよし』の稽古を見学した。

(左から)須藤瑞己、浦井健治、福士永大、那須佐代子  (撮影:田中亜紀)

(左から)須藤瑞己、浦井健治、福士永大、那須佐代子  (撮影:田中亜紀)

悲劇とも喜劇ともつかない結末から“問題劇”とも呼ばれ、シェイクスピア作品の中ではあまり上演機会の多くない2作品である。医師である父を亡くした孤児のヘレナ(中嶋朋子)は想いを寄せる伯爵バートラム(浦井健治)と結婚したものの、バートラムは彼女の身分の低さを嫌い、彼女をおいて出て行ってしまう。この結婚の行方、どうなる――? というのが『終わりよければすべてよし』のあらすじ。

(左から)吉村 直、那須佐代子、立川三貴  (撮影:田中亜紀)

(左から)吉村 直、那須佐代子、立川三貴  (撮影:田中亜紀)

この日の稽古は第三幕五場からスタート。ヘレナという妻がありながら、もっかバートラムはダイアナ(ソニン)を誘惑し、口説き落とそうとしている。そのダイアナと彼女の母キャピレット(藤木久美子)と隣人マリアナ(永田江里)が話しているところに、偶然ヘレナが通りかかって……というシーン。

演出の鵜山仁が、マリアナ役の永田にセリフをもっと野次馬的に言ってほしいとの指示を出し、もう一回。――と、ダイアナとキャピレットとマリアナの3人のやりとりが、『ロミオとジュリエット』のジュリエットとその母キャピュレット夫人と乳母のやりとりをもどこか思わせるような雰囲気に。そして、「乙女の名誉とは処女であることだし、貞淑にまさる財産はないのだから」というマリアナのセリフが、女性の方ばかり貞節、処女性に重きを置かれることを問いかけるこの作品において大いに重要性をもつことがわかってくる。

ヘレナ役の中嶋に対し、鵜山が「そのへんから“中嶋朋子”という個人に火がついちゃった反応はどうですか」と言葉をかけると、稽古場中から笑いが。そんな鵜山に対し、中嶋は「その理由は?」「それはなぜですか」と笑いのうちにほっこりも鋭く問いかけるシーンが再三あり、ときにダイアナ役ソニンも加わって活発なディスカッション。女たち4人のセリフのやりとりを聞いていると、処女性に対する作中の男性のダブル・スタンダードに次第に腹が立ってくるものが(笑)。

(左から)中嶋朋子、藤木久美子、ソニン  (撮影:田中亜紀)

(左から)中嶋朋子、藤木久美子、ソニン  (撮影:田中亜紀)

そんなところに、バートラムその人が登場――浦井が見せるやんちゃな遊び人ぶりは、彼が“新国立劇場シェイクスピア歴史劇シリーズ”の『ヘンリー四世』第一部&第二部で演じたハル王子を彷彿とさせて。

稽古段階から求心力を大いに発揮する浦井バートラムは、セリフも聞き取りやすく、家臣ペーローレス(亀田佳明)とのやりとりが弾んで楽しい。続くシーンでは、「指輪」という一語に、自分には誇れる血筋がないというヘレナの卑屈感を滲み出させた中嶋にはっと胸を衝かれて。場面と場面のつながりをていねいに作っていく鵜山の指示もあって、このシークエンスの作品における重要性も見えてきた。本当に、『終わりよければすべてよし』、なのか――? そんな疑問を大いに分かち合えそうな作品が期待できそう。すでに共に複数のシェイクスピア作品に挑んできたスタッフとキャストだからこそ創り上げることのできる奥行きの深い舞台が楽しみになった稽古場見学だった。

(左奥)亀田佳明(左手前)浦井健治(中央)中嶋朋子(右)岡本健一  (撮影:田中亜紀)

(左奥)亀田佳明(左手前)浦井健治(中央)中嶋朋子(右)岡本健一  (撮影:田中亜紀)

取材・文=藤本真由(舞台評論家)

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2024年2月24日(土)~2月28日(水)IMAホールにて、王ステシリーズ第5弾、舞台『蒼穹の王』が上演されることが決定した。

「誰も救われない、誰も報われない物語」をキャッチコピーに、血塗られた実在の悲劇をモチーフに女優のみで描く「女王ステ」シリーズ。その男性俳優版として始まった「王ステ」シリーズは、第1弾『黒の王』(2020年10月)、第2弾『星屑の王』(2022年7月)、第3弾『屍の王』(2022年12月)、第4弾『黎明の王』(2023年7月)と上演。そして、今回、第5弾を行う。

作・演出は、様々なジャンルの作品で演出を務め、「舞台でしか見られない景色」をテーマに華やかで美しい世界構築に定評がある吉田武寛が引き続き担当し、企画・製作は「見たことのない掛け算」というブランドコンセプトに掲げ、アート・音楽・アニメなど様々な作品を原案に 演劇作品を中心にライブコンテンツを手がけるクリエティブカンパニーILLUMINUSが手掛ける。

主演には4人組バンド「DISH//」のメンバーで、アーティストのみならず俳優としても注目を集める矢部昌暉を迎え、前作に続き佐藤弘樹、鵜飼主水、その他にも米原幸佑、渡辺和貴、二葉勇、二葉要、輝山立らの実力派が脇を固める。

矢部昌暉(DISH//)

矢部昌暉(DISH//)

米原幸佑

米原幸佑

渡辺和貴

渡辺和貴

二葉勇

二葉勇

二葉要

二葉要

輝山立

輝山立

足立英昭

足立英昭

橋本全一

橋本全一

大谷誠

大谷誠

馬越琢己

馬越琢己

服部武雄

服部武雄

森田晋平

森田晋平

高岡裕貴

高岡裕貴

佐藤弘樹

佐藤弘樹

鵜飼主水

鵜飼主水

「女王ステ」シリーズは11月には初 LIVEステージを行うことかが発表されるなど、「女王ステ」「王ステ」共に、積極的な展開を見せている。「王ステ」シリーズ第5弾はどのようなストーリー展開がされるのか、期待しよう。

作・演出 吉田武寛 コメント

『王ステ』シリーズ、ついに第5弾を迎えられることがとても嬉しいです。
毎回登場する共通人物はいるものの、独立したお話になっていますので、歌い、踊り、悲劇に立ち向かう男たちの血塗られた物語、初めての方にもぜひご観劇いただければ嬉しいです。
キャスト一同で挑んでいきます。よろしくお願いいたします。

矢部昌暉 コメント

僕自身王ステが大好きで、お客さんとして観劇したこともありました。自分があの世界で生きることができると思うとドキドキします。吉田さんの描く世界観を思う存分楽しみたいと思います。 そして音楽やダンスもとてもかっこよく、物語をさらに面白く、ワクワクさせるものばかり。今は楽しみでいっぱいです。皆様もお楽しみに!

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シンガー・ソングライターの谷村新司さんが10月8日に亡くなったことが、本日・10月16日(月)に所属事務所である株式会社ダオが発表した。74歳だった。

谷村新司さんは、今年3月に腸炎で手術を行い、療養を続けていた。葬儀は、近親者のみで10月15日に執り行われており、「後日には 皆で集まって故人を偲ぶ場を設けたいと思っております」とアナウンスされている。

所属事務所の発表は以下の通り。

ご報告とご挨拶

平素よりご厚情をいただき心より感謝申し上げます
今年の3月に腸炎での手術を行い 療養を続けておりました
谷村新司 ですが
10月8日に息を引き取り 永眠いたしました
本人も回復に向けて頑張っておりましたので
本当に残念に思います
葬儀は 近親者のみにて10月15日に執り行い
とても穏やかな顔で 旅立ちました事をご報告申し上げます

昨年は活動50年を迎えて
アリスの記念ライブ「ALICE GREAT 50(FIFTY)」を有明アリーナで開催し
アリスメンバーの堀内孝雄・矢沢透と共に ここからリスタートして
10年続けようと目標を立てて本人も楽しみにしておりましたが
残念ながらその夢は叶わず 満75年の生涯を終える事となりました

後日には 皆で集まって故人を偲ぶ場を設けたいと思っております

日本語の精神文化を大事に歌詞を紡いできた谷村でしたが
代表曲でもある「昴-すばる-」は沢山の方々とのご縁の道を継いでくれました
生前「歌と音楽は目に見えないからこそ 海も空も超えていく」
と沢山の国にも出掛けていきました
歌を創作し 歌い 伝える旅を続けてきた人生でしたが
この度 来世への戒名を頂戴し

「天昴院音薫法楽日新居士」
(てんぼういんおんくんほうらくにっしんこじ) 
と名付けられました

まさしく 天にある星となって私達を照らし続けてくれる事だろうと思います

歌と音楽にピリオドはなく 皆さまの心にいつまでも残る事を願って
心よりの感謝を深く申し上げたいと存じます
これまでに沢山の「愛」をいただき 本当に有難うございました

2023年10月16日
株式会社ダオ

 

また、アリスのメンバーである堀内孝雄と矢沢透も追悼の言葉を寄せている。コメント全文は以下の通り。

堀内孝雄コメント

チンペイさん

突然の別れに驚きを隠せません。
来年のツアーに向けて回復に向かっていると伺っていただけに、とても残念です。

僕にとってのチンペイさんは、50年来の親友であり、
「アリス」のリーダーであり、
そして良きライバルでした。

学生時代に、「プロにならないかと?一緒にアリスをやろう」と、
誘ってくれたとき、心の底から嬉しかった。

チンペイさんが、あの時誘ってくれなかったら、今の僕はありません。
ずっと一緒に音楽活動ができたことが幸せでした。

また、いつか空のほとりで一緒にライブをやろうね。
もうちょっと待っていてね、キンちゃんと、もう少しだけ頑張るね。

心から、ありがとう。
安らかに。ご冥福をお祈り申し上げます。

堀内孝雄

矢沢透コメント

東京に住む僕と大阪に住む谷村と、何の因果か運命の出会いか
堀内を紹介され3人アリスとして歩み始めました
時にはいがみ合い、時には抱き合い
幾多の苦難も喜びも共有し、無我夢中で駆け抜けた
そして気が付けば51年という長きに渡って谷村と関わるとは・・・
あの日からは想像もしませんでした。
若さの灰汁も抜け「これからは本当に音楽を楽しんでやっていこうね」
と新しいアリスの始まりに胸躍らせていた矢先のことでした。
谷村なら大丈夫、谷村ならきっと戻ってくる、
根拠のない確信めいたものを感じておりました。
でも谷村は戻ってきませんでした!
もういないんです。悲しいというより悔しいんです。
谷村はもう僕たちのみんなの心の中にしか住む場所がないのです。
思い出せば必ず胸にやってきます、どうか谷村を忘れないで下さい。
今まで谷村をアリスを応援してくださってありがとうございました。

矢沢透

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2023年10月18日(水)より、岐阜・可児市文化創造センターala・小劇場を皮切りに上演される、ala Collectionシリーズvol.14『フートボールの時間』で、アフタートークが開催されることが決定した。

ala Collectionシリーズとは、第一線で活躍するキャスト・スタッフが可児市に約1ヶ月半滞在しながら質の高い演劇作品を創作し、その作品を可児市から東京、そして全国に向けて発信するプロジェクト。14回目となる今回は、2018年に開催された第64回全国高等学校演劇大会で最優秀賞に選ばれた丸亀高等学校演劇部による作品『フートボールの時間』を上演する。

本作は、大正時代に丸亀高等学校の前身のひとつ、丸亀高等女学校の学生らがはじける笑顔でボールを蹴っている写真が基になっている。女学生らは良妻賢母になることが求められ、男尊女卑が当たり前だった時代。フートボール(サッカー)に魅せられ活動する女学生たちが、周りの人々からの度重なる非難によって想い悩みながらも、明るく仲間と共に前へと歩みを進めていく姿を描いている。

潤色・演出を手掛けるのは瀬戸山美咲。堺小春、井上向日葵、おかやまはじめ、近江谷太朗、林田麻里、谷川清夏、庄司ゆらの、桜木雅、北原日菜乃が出演する。

ala Collectionシリーズvol.14 『フートボールの時間』出演者

ala Collectionシリーズvol.14 『フートボールの時間』出演者

今回決定したアフタートークは可児公演、10月18日(水)14:00、10月19日(木)14:00の回。そして東京公演、10月26日(木)14:00、10月28日(土)14:00の回、終演後に行う。

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ラジオ局J-WAVE(81.3FM)主催、様々なアーティストがギター弾き語りで共演する毎年恒例のライブイベント『J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2024 supported by 奥村組』(以下、ギタージャンボリー)の開催が決定。2024年3月2日(土)・3日(日)の2日間、両国国技館で開催される。

2013年に始まった『ギタージャンボリー』は、パフォーマンスに定評のあるアーティストたちの極上のギター弾き語りを楽しむライブイベント。土俵に見立てたセンターステージを客席がぐるりと囲む臨場感あふれる会場は、まさに両国国技館ならでは。場内には桜の装飾も施し、ゆったりと“お花見気分”を満喫できる工夫も凝らしている。

また、両国ならではの「ちゃんこ」や「やきとり」を肴に、飲み物片手に極上の弾き語りが楽しめるJ-WAVE恒例の“音楽花見”。もはや定番となった企画に加えて、新たな催しも多数企画中とのこと。出演者やチケット情報などは後日発表となる。

2022年より2年連続で開催してきたギタージャンボリーのオーディション企画「新弟子検査」も開催。グランプリ獲得者は当日幕間で、アーティストたちが歌声を披露する両国国技間の“土俵ステージ”で弾き語りを披露することができる。アコースティックギターによる弾き語り歌唱ができ、ライブ当日に会場に行くことはできる人は、中学生以上であれば誰でも応募OK。エントリー詳細は後日発表される。

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JUJUの全国ツアー『スナックJUJU 2023』の京都公演が、10月10日にロームシアター京都で開催された。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。


今年デビュー20周年イヤーを迎えたJUJUの全国ツアー『スナックJUJU 2023』の京都公演が、先日10月10日(“ジュジュの日”)にロームシアター京都で開催された。

「スナックJUJU」は、会場を大きなスナックに見立て、JUJUが“ママ”として、昭和歌謡を中心に歌い上げるカバーシリーズ。2016年リリースのカバーアルバム『スナックJUJU ~夜のRequest~』は大ヒットを記録し、ライブでは国立代々木競技場第一体育館、さいたまスーパーアリーナ、横浜アリーナ等でも“世界最大のスナック”として開催された大人気シリーズだ。6年ぶりとなる今回のスナックツアーは、ママと“同級生”であるJUJUのデビュー20周年イヤー前祝いとして、初の47都道府県で開催され、既に全53公演がSOLD OUT。来年2024年2月17日(土)には『スナックJUJU 東京ドーム店』の開催も発表されている。

これまで“ジュジュの日”には、JUJUのシューズ愛を詰めこんだシューズ・ファッションブックの発売や、JUJUが尊敬してやまない松任谷由実氏のライブサプライズ登場など、スペシャルな出来事でファンに喜びを届けてきた。JUJUにとっても特別な1日となっており、この日も、会場には何かが起きる期待感があふれていた。

JUJU

JUJU

定刻になると、 “流しのミュージシャン達”の演奏にあわせて、ママがステージに登場。ジュディ・オングの名曲「魅せられて」で、ジュジュの日の“スナックJUJU京都店”は堂々と開店した。「私、当店のママでございます。京都にお店を持つ事が夢でした!」と京都店開店への想いを伝えるママに、お客さんも盛大な拍手でこたえる。

「異邦人」など昭和歌唱の名曲達で魅了し、「ママのお悩み相談」を挟んだあとは、「デュエットコーナー」へ。お客さんが会場内に設置されたボックスに応募し、ママ自身に引き当てられた候補者同士がじゃんけんをしてママとのデュエット相手が決まる、スナックJUJUの目玉コーナーだ。京都店ではスナック好きだという女性が選ばれ、「待つわ」をデュエット。会場を大いに盛り上げた。

そして、お客さんとのデュエットが終わると、ダンサー扮するキャストがママに何やら耳打ちを。どうやら、もう1人デュエット参加希望者がいるようだ。「もうお一方、急なお客様がいらしたので、お迎えしたいと思います。」とママに呼びかけられ登場したのは、なんと大泉洋氏!会場は驚きと大歓声につつまれた。

大泉洋、JUJU

大泉洋、JUJU

「京都まで来てふらふらしてたら、スナックがあると聞いたので来ちゃいました。てっきりJUJUさんの歌が聴けるのかなと思っていたら、オープニングからジュディ・オングさんの曲でびっくりしましたよ!袖からお店の様子を見ていて、ブラボーと叫んじゃいました。デュエットもされていて、ここは楽しいスナックですね。でも、JUJUさんではなく、ママなんですよね?」と質問する大泉氏にママは、「私はママで、ここはスナックです。誰かと一緒に歌わせていただく事がなによりも好きなんです。」とこたえる。大泉氏の来店が、NHK総合『SONGS』の収録だとあかされると会場の盛り上がりはさらに加速する。

大泉洋

大泉洋

「ここのスナックは悩みも聞いてくれるんですよね?私の悩みも聞いてもらっていいですか?」という大泉氏に、もちろんママは快諾。「今度リサイタルを行うことになりまして、ファイナルは来年2月の日本武道館なんですけども、リサイタルに向けて大事な事はなんですか?」という大泉氏のお悩みに対し、「体調管理」と即答するママに思わず大泉氏も爆笑。一見さんとは思えない、ママと大泉氏ならではの楽しいやり取りだ。

最後にはママから、「せっかくいらしたんだから、1曲いかがですか?」と提案が。大泉氏と同郷である北海道のバンド安全地帯の名曲「じれったい」をデュエットで披露し、会場を熱狂の渦に包んだ。

大泉洋、JUJU

大泉洋、JUJU

この模様は、10月26日(木)午後10:00から放送のNHK総合『SONGS』でオンエアされる。NHK101スタジオで披露される「あゝ無情」「時の流れに身をまかせ」の2曲と、京都のスナックで収録されたトークとあわせて、必見の内容だ。

来月11月1日(水)のカバーアルバム『スナックJUJU ~夜のRequest~ 『帰ってきたママ』』のリリース、来年2月17日(土)の『スナックJUJU 東京ドーム店』の開催と、話題が絶えない名店、スナックJUJU。10月26日(木)放送NHK総合『SONGS』とあわせて、まだまだ目が離せなさそうだ。

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『第48回社会人野球日本選手権大会』が11月8日(水)~19日(日)、京セラドーム大阪(大阪府)で開催される。

昨年の本大会で、4年ぶり6度目の王者に輝いたトヨタ自動車(愛知県)をはじめ、全国から32チームが出場。12日間に渡る熱戦を繰り広げる。

トヨタ自動車は、7月の『第94回都市対抗野球大会』も制し、勢いに乗っている。今大会で優勝すれば、2007年・2008年に続く2度目の連覇。これは史上初の快挙となる。

1回戦は大会2日目の11月9日で、対戦相手は日本製鉄鹿島(茨城県)。都市対抗野球大会では、準優勝したヤマハ(静岡県)との1回戦で、3-7で逆転負けしており、トヨタ自動車としては格の違いを見せたいところだ。

そのヤマハは、トヨタ自動車とは反対側の山に入った。ともに勝ち上がれば決勝戦が、ヤマハにとって都市対抗野球大会の雪辱戦となる。2016年以来、2度目の社会人野球日本選手権優勝に向け、まずは11月10日に行われる1回戦で日本通運(埼玉県)を撃破したい。

一方、ダークホースとして注目されるのが、9月の『第47回全日本クラブ野球選手権大会』で優勝したショウワコーポレーション (岡山県)。本大会へは初出場となるが、11月8日の1回戦第1試合で三菱自動車岡崎(愛知県)を破れば、無欲で勝ち進む可能性は十分ある。

アマチュア野球最高峰を争う一発勝負のトーナメント。手に汗握る戦いに、熱い声援を送りたい。

2度目の連覇を狙うトヨタ自動車は、大会2日目に登場

2度目の連覇を狙うトヨタ自動車は、大会2日目に登場

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2024年1月に上演される、舞台『鍵泥棒のメソッド→リブート』のキービジュアルが公開された。

原作は、2012年に公開された映画『鍵泥棒のメソッド』。内田けんじが監督・脚本を務めた作品で、第85回キネマ旬報ベスト・テンで日本映画脚本賞や芸術選奨文部科学大臣賞、第36回日本アカデミー賞・最優秀脚本賞を受賞し、韓国や中国でもリメイクされるなど、根強い人気を誇る。国内でも2014年、2017年に舞台化されるなど大きな話題を呼んだ。

今回、タイトルを『鍵泥棒のメソッド→リブート』とし、上演台本・演出をマギーの手によって、コメディ要素をふんだんに盛り込んだ作品に仕上げる。

主演には、今作が舞台初主演となる望月歩。さらに、少路勇介が伝説の殺し屋・コンドウ役。ヒロインは、秋元真夏。そのほか、街裏ぴんく、森本華、岩本晟夢、長谷川朝晴、そして鈴木杏樹といった個性豊かなキャストが出演する。

公開されたキービジュアルは、さまざまな「鍵」をモチーフにしたもの。また、『鍵泥棒のメソッド→リブート』の大阪公演は2024年1月27日(土)12:30と17:00の2回と決定した。どのような物語が始まるのか、期待しよう。

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2023年10月14日(土)・15日(日)山野ホールにて開催された、朗読劇『Nのために』のオフィシャルレポートが到着した。

原作は、『告白』『母性』など話題のミステリー小説を世に送り続ける作家・湊かなえ初の純愛ミステリー『Nのために』(双葉文庫)。出演者には、本渡楓、島﨑信長、仲村宗悟、寺島惇太、岸尾だいすけ、内田 彩、渡邉美穂、安井謙太郎、小野塚勇人、西山 潤、板倉俊之、平野 綾などアニメ、舞台、ドラマなどで活躍する豪華キャストが集結。なお、本公演は10月22日(日)までアーカイブ配信で視聴可能。

■初日10/14(土)公演オープニング

朗読劇『Nのために』1日目

朗読劇『Nのために』1日目

朗読劇「Nのために」公演初日となる10月14日(土)の出演者には実力派声優陣が揃う。これまで様々な形で愛されてきた物語が、どのような形で生まれ変わるのかと期待を寄せながら、いよいよ幕が上がる。アースカラーの衣装に身を包んだ出演者たちが舞台へと足を運ぶと突然、電話の着信音が会場に鳴り響き、いよいよ物語が始まる。本渡楓演じる杉下希美と、寺島惇太演じる西崎真人による“ある事件現場”で交わされた重要な一場面。そして「野口夫妻が死亡し、警察は現場に居合わせた男女4名から事情を聞く」というニュースのアナウンスが続く。衝撃的なオープニングに緊張が走るなか舞台は一転、本渡が一人立ち上がり、杉下希美の証言が始まった。

本渡楓

本渡楓

島﨑信長

島﨑信長

仲村宗悟

仲村宗悟

本渡は、事実を冷静に述べながらも、時折自身の出身地や住居を自虐っぽく伝えることで心の内を隠そうとする杉下希美のキャラクターを表現。続いて、島﨑信長演じる成瀬慎司の証言は、淡々としているが不安な気持ちも見え隠れしている様子だ。仲村宗悟演じる安藤望は、明快に、そして自信すら感じさせる証言し、最後の西崎真人(寺島)は、ぶっきらぼうに話しながらどこか吹っ切れた様子で「失うものは何もない」と言い切った。彼らの証言はそれぞれの登場人物の特徴が伝わり、観客は一気に物語へと引き込まれていった―。

■様々な愛の形

朗読劇『Nのために』1日目

朗読劇『Nのために』1日目

出演者たちは、登場人物の心情を表したモノローグや過去に起きたエピソードから、登場人物の間で生まれる恋愛感情や友情など様々な愛の形を表現した。特に、原作小説では著者の湊かなえ自身のエピソードも反映されているというシーンがある。

杉下(本渡)は、大学入学を機に地元の島を出て、「野バラ荘」という古いアパートで安藤(仲村)と西崎(寺島)と出会うことになる。この場面では、夢や野望を持った若者たちによる会話が繰り広げられた。本渡は、初対面の人にも明るく親しみやすさを持って接する「杉下」を笑顔で演じ、仲村は、普通に会話をしながら人間観察をしている「安藤」というキャラクターを、セリフとモノローグで演じ分けて表現した。そんな二人よりもずっとクセが強くナルシストな人物である「西崎」を、寺島は動きをつけながら特徴的に演じた。同シーンは湊自身が学生時代を思い出しながら書いたといい、学生特有の友達同士でダラダラと過ごす深夜の時間を感じさせ、観客にとっても微笑ましい場面となった。

寺島惇太

寺島惇太

岸尾だいすけ

岸尾だいすけ

内田彩

内田彩

また物語前半の中でも印象的なシーンとして、杉下と安藤がアルバイトでビルの窓清掃をする場面がある。高いところが好きな杉下が、安藤の計らいによって念願の窓清掃ができるという流れで、ピアノ演奏と共に本渡と仲村のやりとりが交わされる。本渡は杉下の無邪気に喜ぶ姿と心の中に宿る強い野望を、そして仲村は安藤の杉下に対して素直になれない複雑な想いを表現した。二人の会話とそれぞれの本音を表すモノローグによって、友情とも恋愛とも断定できない二人の微妙な関係性とすれ違う心が垣間見える一場面となった。

物語後半では、西崎と奈央子の出会いも見せ場の一つだ。雨の日、杉下に会いに来た奈央子が西崎の部屋で雨宿りをさせてもらうという場面。西崎(寺島)は、内田彩演じる奈央子から夫である野口貴弘(岸尾だいすけ)についての話を聞く。「彼を少しでも疑うことを言うと、きっと許してもらえない」という奈央子の言葉を聞いた西崎の中で、野口夫妻の関係性に疑問が生まれる。さらに奈央子の体にアザがあるのを見つけるが、奈央子はそれを「愛の証」だと言った。やがて西崎は奈央子に共感を示し、自身が書いた小説「灼熱バード」を渡すのだ。内田はその小説を神妙な面持ちで読み、奈央子の不安な感情を表現する。そして小説を読み終えた時、二人の間に特別な絆が生まれるのだった――。

朗読劇『Nのために』1日目

朗読劇『Nのために』1日目

>(NEXT)2日目のレポートはこちら

 

■2日目10/15(日)公演オープニング

朗読劇『Nのために』2日目

朗読劇『Nのために』2日目

2日目となる10月15日(日)の出演者には様々なステージの経験者が集結。渡邉美穂演じる杉下希美、安井謙太郎演じる成瀬慎司、小野塚勇人演じる安藤望、西山潤演じる西崎真人、この4人の証言から始まる。そして続く杉下(渡邉)によるモノローグでは、また前日とは違う緊張感を漂わせながら、観客をこの物語の世界へと誘う。本作の核を表すセリフの一つ、「その人のためなら自分を犠牲にしてもかまわない。その人のためならどんな嘘でもつける。その人のためなら何でもできる。」という言葉に、渡邉の気持ちが込められた。

渡邉美穂

渡邉美穂

安井謙太郎

安井謙太郎

小野塚勇人

小野塚勇人

本作は、長い年月を描いた物語であることもおもしろさの一つだ。特に杉下希美と成瀬慎司の学生時代から現在に至るまでのストーリーは、甘酸っぱくも切ない感情をもたらす。1日目の本渡と島﨑は、まるでそこが教室かのように高校生時代の杉下と成瀬を演じる。時折、お互い目線を交わしながら微笑ましい会話が繰り広げられた。2日目は渡邉美穂が杉下を、安井謙太郎が成瀬を演じる。高校時代のある出来事をきっかけに交流が減ってしまった二人は、同窓会で久しぶりに再会する。少し成長し大人になった杉下(渡邉)と成瀬(安井)の間に、気まずさを残しながらもお互い居心地の良さを取り戻してく過程が垣間見えた。杉下の部屋を訪ねた成瀬は、杉下への淡い恋心と、実際の杉下の自分に対する行動とのギャップにがっかりする気持ちを演じ分け、成瀬という人物を掘り下げた。

■物語の鍵を握る、野口夫妻 事件の行方は――

朗読劇『Nのために』2日目

朗読劇『Nのために』2日目

物語の中盤、野口夫妻と杉下・安藤の4名が石垣島でディナーをする場面は、両日に渡り見どころの一つとなる。一見、仲睦まじく食事をする登場人物たちだが、人間の“表と裏”を表現したリアルな場面である。野口貴弘役は岸尾だいすけと板倉俊之が、野口奈央子役は内田彩と平野綾が演じた。野口夫妻の微妙な関係性を、各キャストが細やかな表現で魅せる。

1日目の岸尾は、安藤(仲村)に対し力強く「男同士の勝負をしよう」と将棋の対局を挑む。その様子は、奈央子(内田)や杉下(本渡)は眼中にないといった態度で、野口の偏った男のプライドが窺える絶妙な演技で観客を魅了した。やがて夫婦間の言い争いへと展開し、岸尾と内田の迫真の演技が、物語の重要な事件への予感を告げた。2日目の野口夫妻を演じた板倉と平野は、事件当日のシーンでの鬼気迫る演技で物語を盛り上げる。板倉は、自分の強さを必要以上に見せつける野口を、狂気をもって演じ切る。それに対し平野も歪んだ愛をヒステリックに訴える奈央子を、圧巻の演技力で表現する。

こうして登場人物6名による複雑に絡み合ったエピソードとそれぞれのモノローグによって、物語はクライマックスへと向かっていった――。

西山 潤

西山 潤

板倉俊之

板倉俊之

平野 綾

平野 綾

■カーテンコール

2日間に渡り開催された朗読劇「Nのために」。各公演のカーテンコールでは、主人公の杉下希美を演じた本渡楓・渡邉美穂による感謝の言葉が述べられた。「朗読劇Nのために。最後まで御覧頂きありがとうございました。湊かなえ先生の素敵なラブストーリーを私たちが皆様にお届けできたこと、心から嬉しく思います。本日は、本当にありがとうございました!」そして出演者全員で一礼し、観客からの盛大な拍手で見送られ舞台を降りていった。会場は熱気に包まれたまま、朗読劇「Nのために」は大盛況のなか終了した。

朗読劇『Nのために』1日目の出演者たち

朗読劇『Nのために』1日目の出演者たち

朗読劇『Nのために』2日目の出演者たち

朗読劇『Nのために』2日目の出演者たち

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2023年10月15日(日) KAAT 神奈川芸術劇場〈ホール〉にて、本格ミステリー歌劇『46番目の密室』が開幕した。初日公演に先立って行われた公開ゲネプロの模様と、キャストおよび脚本、演出、原作者からのコメントが届いた。

(C)有栖川有栖・講談社/歌劇「46番目の密室」製作委員会

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(C)有栖川有栖・講談社/歌劇「46番目の密室」製作委員会

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小説家・有栖川有栖による『46番目の密室』(講談社文庫)は火村英生シリーズの第1作目として1992年3月に刊行され、緻密な構成や完成度の高さから本格ミステリー小説としてファンを魅了し続けている人気作品。

(C)有栖川有栖・講談社/歌劇「46番目の密室」製作委員会

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(C)有栖川有栖・講談社/歌劇「46番目の密室」製作委員会

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30年以上にわたって続く人気シリーズを今回、初舞台化、火村英生と有栖川有栖の関係性を舞台オリジナルのストーリーで描くバディ作品として上演する。脚本は一徳会/鎌ヶ谷アルトギルドの石井幸一、演出は百景社主宰の志賀亮史が務める。キャストにはダブル主演の井澤勇貴、矢田悠祐のほか、津田英佑、吉沢梨絵など確実な演技力と絶対的な歌唱力を備えたキャストが集結した。

(C)有栖川有栖・講談社/歌劇「46番目の密室」製作委員会

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【STORY】
密室を愛し、密室を憎む、すべての人々に——
クリスマス、北軽井沢。
“密室の巨匠”と呼ばれる推理作家の真壁聖一(津田英佑)主催の集まりに参加した
火村英生(井澤勇貴)と有栖川有栖(矢田悠祐)。
45に及ぶ密室ミステリを発表し“日本のディクスン・カー”と称される真壁が夕食の席で、
「最後の密室ものを執筆中である」と事実上の密室トリック卒業宣言をする。
だが真壁は、密室状態の部屋で無残な姿となって発見される。
果たして真壁は自らの46番目のトリックで殺されたのか——。
 
(C)有栖川有栖・講談社/歌劇「46番目の密室」製作委員会

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キャストコメント

■火村英生 役:井澤勇貴
二十歳の頃、初めて主演という立場で作品に携わったとき、皆に背中を支えてもらって主演にさせていただいた。そんな感覚でした。
それから10年経ち、この本格ミステリー歌劇『46番目の密室』という素敵な作品に出逢いましたが当時と変わらず座
組の皆様に支えていただき、そしてW主演の矢田くんと力を合わせて、今日この日を迎える事ができました。感謝しています。
原作を好きでいてくださる方や、役者個人を応援してくださっている方、全てのお客様に楽しんでいただけるように試行錯誤して取り組んできました。
ミステリー作品ですので、それぞれの表情の変化や台詞の1フレーズまで楽しんでいただき、ぜひとも一緒に謎解きをしましょう。

■有栖川有栖 役:矢田悠祐
いよいよ、本格ミステリー歌劇『46番目の密室』が開幕いたします。
稽古初日には予想だにしていなかった、今まで体験したことの無いような世界観になっているかと思います。
志賀さんの演出によって、ただのミステリーものではなくアーティスティックな空間のなかで事件が起きていく、小説とはまた違った、それでいて魅力的な『46番目の密室』が生まれたと思います。
そして早く聴いて貰いたい! と思えるような素晴らしい楽曲も盛りだくさんですので、ぜひKAAT神奈川芸術劇場という大きな舞台でこの世界を堪能していただきたいです。
そして、稽古の1ヶ月を経て、火村役の井澤勇貴との仲も深まり、僕たちにしかできない相棒感というのも作り上げられ
ました。やはりW主演でやらせていただく以上、僕たちで看板を背負って自信を持って、皆さまの前に「火村と有栖」として立てるように毎日悩み抜いてきましたので、皆さまに愛される作品になればと思います。
ぜひ劇場にお越しください。そして、僕たちと一緒に推理して楽しみましょう。

■真壁聖一 役:津田英佑
一言で言うと待ち遠しかったです!早く皆さまにキャスト全員の歌声を聞いていただきたい!と。
本当に毎日素敵な声とイケメンと美女に囲まれ幸せなんです。
もちろん今作でも僕は最年長ですが(笑)とにかく「存在感」を残さないと!
僕の演じる真壁聖一を巡り、若手が右往左往し熱演しているのを見ていると、初心にかえったように刺激になります。
まだまだ負けませんよ~!(笑)
さあ!皆さまは犯人を見つけ、事件を解決することができますでしょうか!!

脚本・演出・原作者コメント

■脚本:石井幸一
密室モノの本格推理小説を歌劇化するというあまり前例の多くないこの試みには様々な課題がありました。そして1ヶ
月あまりの稽古期間中、演出の志賀さんと俳優陣、スタッフ諸氏はあらゆる角度から議論と試作を繰り返しました。やがて議論は尽くされ、試せる手は全て試し、今、私たちが考えうる最良の形で作品は出来上がっています。
劇中に登場する真壁聖一が「天上の推理小説」を目指して飛び立っていったように、私たちのカンパニーが作り上げた作品が「天上の推理歌劇」を目指して飛び立つ瞬間にどうかお立ち会いください。ご来場お待ちしています。

■演出:志賀亮史
『46番目の密室』を舞台化にするにあたり、多くの謎に出会い、その謎をキャスト、スタッフ一同でひとつひとつ解決し、幕が上がるところまで辿り着きました。
あとひとつだけ私たちにとって、大きな謎が残っています。この作品で、観客のみなさまが何を感じてくれるのか。その謎の答えが知りたくて、キャスト、スタッフ一同幕を開けるのだと思います。
ご来場くださるみなさまも一体どんな舞台になっているのだろう? という謎を持って、劇場にいらしてください。
私たちが知りたい謎の答えとみなさまが知りたい謎の答え。その答え合わせを劇場でできれば嬉しく思います。
ご来場お待ちしています。

■原作者:有栖川有栖
舞台は北軽井沢にある大御所ミステリー作家の邸宅。
雪が舞うクリスマスにそこで起きる不可解な出来事、そして密室殺人事件。
犯人はパーティに集った人たちの中にいる――
劇中の犯罪社会学者・火村英生とミステリー作家・有栖川有栖とともに、ストレートな謎解きに挑戦してみてください。
素晴らしい歌に聴きほれたり、魅力的な演出に見とれたりして、推理するのを忘れてしまわぬようご注意を。
日常を離れ、ミステリーの世界を存分にお楽しみください。

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ミュージカル「スタミュ」新シリーズは、『新ミュージカル「スタミュ」』として装い新たに、2024年1月19日(金)から東京、2月3日(土)から京都にて上演することが決定。そして、新シリーズキャストも解禁された。

「スタミュ」は、音楽芸能分野の名門・綾薙学園を舞台にした、オリジナルミュージカルアニメ。“憧れの高校生” を追って音楽芸能分野の名門・綾薙学園に入学した星谷悠太を主人公に、ミュージカル学科で夢を追いかける男子学生たちを描いた青春ドタバタ・ミュージカルストーリーだ。ミュージカル「スタミュ」は、アニメ「スタミュ」を原作とした2.5次元ミュージカルで、2017年に初演を上演し、以降2020年までの間に7作品を上演した。

今回、スタミュが新シリーズとして始動する。新たなキャストは、三井淳平演じる星谷悠太を筆頭に、那雪透(演 田口司)、月皇海斗(演 司波光星)、天花寺翔(演 宮内伊織)、空閑愁(演 松井健太)で構成されるteam鳳、辰己琉唯(演 牧田一成)、申渡栄吾(演 小椋涼介)、戌峰誠士郎(演 中本大賀)、虎石和泉(演 藤岡勇成)、卯川晶(演 新谷聖司)で構成されるteam柊、柊翼(演 丸山龍星)、鳳樹(演 吉原雅斗)、暁鏡司(演 北澤優駿)、楪=クリスチアン=リオン(演 大隅勇太)、漣朔也(演 徳田皓己)からなる華桜会。そして3teamのキービジュアルも解禁となった。

team鳳    (C)新ミュージカル「スタミュ」製作委員会

team鳳    (C)新ミュージカル「スタミュ」製作委員会

team柊    (C)新ミュージカル「スタミュ」製作委員会

team柊    (C)新ミュージカル「スタミュ」製作委員会

華桜会    (C)新ミュージカル「スタミュ」製作委員会

華桜会    (C)新ミュージカル「スタミュ」製作委員会

また、10月16日(月)21時から行う、新旧のバトンを引き継ぐ配信イベント『ミュージカル「スタミュ」ー綾薙学園入学説明会―』では、team鳳「星瞬COUNTWODN」のミュージックビデオの先行公開が決定。

さらに、ミュージカルスタッフは「スタミュ」「スタミュミュ」シリーズ全作の振付を担当してきた ただこに決定。脚本は新たに、アニメのシリーズ構成・ハラダサヤカが務める。そして、新ミュージカル「スタミュ」の上演を祝し、原作となるアニメチームの監督・多田俊介、脚本・ハラダサヤカ、公式ちびキャライラストレーター・アオキタレン、原作・ひなた凛から続々と応援コメントが到着した。コメントは公式ホームページを確認。

なお、チケットは10月16日(月)22:00 PMより、オフィシャル最速先行がスタートする。

【あらすじ】
音楽芸能分野の名門校・綾薙学園 (あやなぎがくえん)に入学した星谷悠太は、中学の時に、雨降る野外劇場でひとりステップを踏んでいたこの学園の生徒に憧れ、 「ミュージカル学科」への入科を志す。

ミュージカル学科に入るには、候補生を選抜するオーディションで、ミュージカル学科のトップに君臨する「華桜会(かおうかい)」に見初められ、直々に指導を受けられる、「スター枠」に所属するのが最良の近道。

華桜会の異端児・鳳樹に見出された星谷は、同じく彼に選ばれた那雪・月皇・天花寺・空閑の4人の仲間とともにスター枠「team鳳(チームおおとり)」としてミュージカル学科を目指すこととなるが、それぞれが抱えた複雑な事情に加え、目の前には華桜会の首席・柊翼により選抜された、優秀者揃いの「team柊」が立ちはだかる。

スターを夢見る高校生たちの青春ドタバタミュージカル、ここに開幕ーーー

 

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ASP(エーエスピー)が、ニューシングル「Heaven’s Seven」を2024年1月17日(水)にリリースすることがわかった。

ASPは、10月15日(日)に神奈川・Yokohama Bay Hallで全国ツアー『But I Love You TOUR』のセミファイナル公演を開催。新曲「Heaven’s Seven」を初披露している。

タイトル曲の「Heaven’s Seven」は、プロデューサー/DJのYohji IgarashiとODD Foot WorksのPecoriが作曲を担当。Pecoriが作詞を手掛けている。

ASPは、2度目となる日比谷公園大音楽堂でのワンマンライブが12月23日(土)に控えている。

 

 

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