DIR EN GREY×PIERROT、“破壊的融合”から7年を経てジョイントライブ『ANDROGYNOS – THE FINAL WAR -』開催決定

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2024年10月11(金)、12(土)に、DIR EN GREYとPIERROTが『ANDROGYNOS – THE FINAL WAR -』を国立代々木競技場 第一体育館にて開催することが発表された。

2017年に横浜アリーナで開催された『ANDROGYNOS』は、PIERROTとDIR EN GREYという交わることの無かった2バンドによるジョイントライブとして、“破壊的融合”というキャッチフレーズを掲げ行われた。

2006年4月に突然解散し、2014年に2日間限りの再結成ライブを行なったPIERROTと、現在に至るまで国内外で活躍を続ける DIR EN GREY。共に人の心に潜む闇の世界観によるライブを繰り広げていた2バンドだけに、ファンの間では常に比較され、当時は決して相容れることがなかった。

その彼らが、“両性具有”を意味する“ANDROGYNOS”の名の如く、全てが一つに融け合った初のジョイントライブは、当時のV系シーンにとって重大な歴史的融和であった。

DIR EN GREY

DIR EN GREY

PIERROT

PIERROT

そんな破壊的融合を経て7年の今年、10月11日(金)、12 日(土) 国立代々木競技場第一体育館にて『ANDROGYNOS – THE FINAL WAR -』の開催が決定。ファンが待ち望んでいた“ANDROGYNOS”の再来に合わせて意味深なメッセージが提示されている。

“Censors kill the word, hypocrites spread morphine from stages”
「検閲者らが言葉を殺し、偽善者らは舞台からモルヒネをまき散らす」

両バンドの歌詞の一部から引用されたこのメッセージは一体何を意図しているのか? 10月のライブを楽しみに待とう。

 

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話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』。このSPICEでは同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードやSpotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりをピックアップして掲載。

今週は……1stアルバムをリリースしたimaseがカバーに登場! 海外進出を果たしたMILLENNIUM PARADEや、ニュース番組とタイアップした[Alexandros]、アルバムリリースを控える水曜日のカンパネラの新曲、B'zによるTM NETWORKのカバー、yuiの羊毛とおはなのカバーなど新作11曲を紹介! また紹介アーティストのライブやフェス情報も掲載しているので要チェック。番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!

imase「Rainy Driver」

imaseのアルバム『凡才』がリリースになりました。imaseにとって初めてのアルバム作品で、2021年にリリースされたデビュー曲「Have a nice day」、Spotifyでは2億再生を突破した代表曲「NIGHT DANCER」、映画『SAND LAND』の主題歌「ユートピア」など初期からの代表曲を含む全19曲が収録されています。SpotifyなどのストリーミングだけでなくCDでもリリースされていますが、imaseがCDで作品をリリースするのは今回が初めてとなります。(この『凡才』は平凡な才能と書きますが、imaseさん本人が「『凡才』というタイトルには、特別歌が上手かった訳でも才能があった訳でもない“凡才”の僕が、どうしたらたくさんの方に聴いて貰えるかをたくさん考えて作った曲が詰まっている、という意味が込められています」と。そして漢字違いですが、盆栽にもかかっているようで、「海外でも人気のある「盆栽」のように、国内外問わずたくさんの方に愛されるアルバムにしたいという気持ちを込めました」とも語っています)

imaseは昨年Spotifyの『Gacha Pop』でもかなり聴かれ、香港のCMで楽曲が使われたり、今年は6月から初のアジアツアーを周ったりと海外でも多く聴かれてますので、そういう意味も込められているのでは。それにしてもこの数年のimaseさんの快進撃はすごいです。2000年生まれで現在23才。20歳の時にギターを初めて買って音楽を始めて、初めてオリジナル曲をSNSに投稿したのが2021年。まだ3年しか経っていません。2022年にお客さんとして人生で初めてライブを観に行き、コロナ禍でのデビューだったので初ライブは同年の末にオンラインライブで開催。そこから昨年はLE SSERAFIMに楽曲提供、初のフェス出演。『SUMMER SONIC』では私もこの番組でインタビューさせていただきました。『New Music Wednesday』には「Rainy Driver」がリストインしています。(今年は初のライブツアーにマクドナルドとのコラボもありましたね。音楽を初めてから数年しか経っていませんが、今では完全に令和のJ-Popを代表する存在。夢があります……。その軌跡が詰まったアルバムだと思います)

Bonbero「Naked Eyes (feat. Kohjiya)」

Bonberoの新曲「Naked Eyes (feat. Kohjiya)」がリリースになりました。昨年はヒップホップフェスティバル『POP YOURS 2023』のオリジナル楽曲としてLANA、Watson、MFSとの「Makuhari」に参加。Skaaiとの「SCENE!」も話題になりました。今年はBAD HOPのBenjazzyとの楽曲「B2B」への参加し、5月8日(水)には今年の『POP YOURS 2024』のオリジナル楽曲としてJJJ、韓国のラッパーブラセとの「YW」(イェンウォン)をリリースするなど、様々な話題を振りまき、新たな世代を代表するラッパーとなっているBonbero。(「YW」はSpotifyが展開しているJ-Hip Hopのフラッグシッププレイリスト『+81 Connect』とK-Hip Hopのフラッグシッププレイリスト『KrOWN』がそのネットワークとキュレーション力を活かしてキャスティングをサポートし、国境を越えたコラボレーションが実現。Spotifyが制作協力を行ったミュージックビデオも公開されました! 各プレイリストのポスターも一瞬写っています)

新作はラッパーKohjiyaを客演に招いた楽曲となっています。BonberoとKohjiyaのコラボはかなりホット。Bonbero、Kohjiya共に、5月18日(土)、19日(日)に幕張メッセで開催される『Pop Yours』の初日に登場します。(Kohjiyaは『ラップスタア 2024』で注目され、5月1日(水)にKaneee、Yvng Patraとの「Champions」をリリース。この曲も今年の『Pop Yours』のオリジナルソングで、時系列に関連曲を追っていくと、LEX&LANAの「明るい部屋」と「Champions」、「YW」となっています)

MILLENNIUM PARADE「GOLDENWEEK」

MILLENNIUM PARADEの新曲「GOLDENWEEK」がリリースになりました。PlayStationが手掛ける『PULSE Elite(TM)ワイヤレスヘッドセット』の北米キャンペーンソングに起用されています。『New Music Friday Japan』のカバーを飾り、『New Music Wednesday』にリストイン。Spotify Japanの急上昇チャートのトップ5にもランクインするなど初週から多くのリスナーに聴かれています。(MILLENNIUM PARADEはアーティスト名義が変わりました。元々は小文字のmillennium paradeという表記でしたが、過去音源は不思議な文字になってます。ネットで検索すると「MILLENNIUM PARADE / 文字化け」と出てくるように、文字化けしたのかなと思う感じのフォント。Rolling Stone誌の記事によると「彝文字(いもじ)」という、中国雲南省、四川省、貴州省、広西チワン族自治区などに住むイ族の言語の表記に使われる文字だそう。確かに調べると似ていました……。新曲は大文字のMILLENNIUM PARADE名義でリリースされ、Spotifyでも新たな名義でページができています。ここから新しい章に突入したと考えるのが自然でしょうか)

MILLENNIUM PARADEは今月アメリカのEPIC US、欧州のRCA UKという2大レーベルと契約し世界進出を本格化させることを発表しています。(なので海外をかなり意識したサウンドによりなっているという事でしょう……。ソングライターには、昨年大ブレイクした南アフリカ出身のポップニュースター、タイラのデビューアルバムにガッツリ関わったビリーヴが参加。こういうコラボも増えてきそうです)

長谷川白紙「Boy’s Texture」

長谷川白紙の新曲「Boy’s Texture」がリリースになりました。昨年フライング・ロータスが主宰し、ハイエイタス・カイヨーテ、ルイス・コール、カマシ・ワシントン、サンダーキャットなどが所属する名門レーベル、ブレインフィーダーと契約した初の日本人となった長谷川白紙。今作はパリ・ファッションウィークでのnoir kei ninomiyaの『Spring/Summer 2024』のショーのために書き下ろした曲が元になっており、ギターで西田修大が参加。マスタリングはビョークなども手がけるヘバ・カドリーが担当しています。(昨年ブレインフィーダーからの第1弾シングルとしてリリースした「口の花火(Mouth Flash)」は私の個人的な2023年ベスト5曲のひとつ。カオティックででもポップで長谷川白紙さんらしさも、ブレインフィーダーらしさもあるダンスミュージックで控えめにいって最高でした。今作もこの優しい音ざわりと、カオティックな色んな声、ビート、リズムに美しいコーラスと、カオスでいいですね……)

自身約4年8カ月ぶり、ブレインフィーダー移籍後初となるのアルバム『魔法学校』を7月24日(水)にリリースすることが発表されています。アルバムにはルイス・コールやサム・ゲンデルらとのコラボレーションでもおなじみのジャズベーシスト、サム・ウィルクスやKID FRESINOの参加が発表されています。

[Alexandros]「アフタースクール」

[Alexandros]の新曲「アフタースクール」が『New Music Wednesday』にリストインしました。2022年にアルバム『But wait. Cats?』をリリースし、昨年はWurtSとのコラボシングル「VANILLA SKY」、年末にシングル「todayyyyy」をリリースした[Alexandros]。5月15日(水)に約2年ぶりとなるCDシングル「SINGLE 1」をリリースし、昨年リリースした「todayyyyy」、ローファイな手触りの新曲「冷めちゃう」、「Girl A」をアップデートさせた「Girl A (:D)」、そして「アフタースクール」という4曲が収録されています。『New Music Wednesday』にリストインした「アフタースクール」はテレビ東京で放送中の経済ニュース番組『WBS(ワールドビジネスサテライト)』のエンディングテーマに起用されています。

(ニュース番組のエンディングに影響された部分は多いはず。リリースのタイミングで出された川上洋平(Vo.Gt)のコメントによると、幼少期に住んでいたシリアの学校では様々な人種がごった返していて、互いの宗教や考えを純粋にぶつけ合い、誇らしげに語ったりしていたと。白熱した議論を交わすことはあったけど、シリアスな喧嘩に発展することはなく……「きっとどこかで互いに“リスペクト”をし、“家族のような気持ち”で接していたからだと思います。現代において社会や世界と関わっていくにはこの2つが大事な気がしています」と。「あれやこれや綴っていたら、日々働く方々の歌詞にもなりました。どんな職業であったとしても、これから社会や世界を相手に戦っていく方々へ“応援”ではなく、”切磋琢磨していこうぜ”と呼びかけるような歌になりました。ただ曲の捉え方は千差万別なのでどう捉えていただいても構いません」とも。)potifyでは日本のロックシーンの話題曲を集めたプレイリスト『J-Rock On!!』のカバーを飾っています。

ポスト・マローン「I Had Some Help」

ポスト・マローンがカントリー・シンガーのモーガン・ウォレンを迎えた新曲「I Had Some Help」をリリースしました。2023年はモーガン・ウォレンの「Last Night」が米・ビルボードの年間シングルチャート1位を獲得し、ルーク・コムズの「Fast Car」が年間8位を獲得。年間アルバムチャートでもモーガン・ウォレンの『One Thing At A Time』が1位を獲得し、今年はビヨンセがカントリーに接近したアルバム『COWBOY CARTER』をリリースするなどアメリカを中心に再度注目されているカントリー・ミュージック。ポスト・マローンもかねてよりカントリー楽曲を作っていると報道されていましたが、遂にリリースとなりました。ポスト・マローンとモーガン・ウォレンのコラボレーションは初となります。4月26日から28日にわたって開催されたステージコーチ・フェスティバルで初披露されていました。リリース後Spotifyではグローバルチャートのトップ3に入るなど多く聴かれています。

HOME「Plastic Romance」

HOMEの新曲「Plastic Romance」がリリースになりました。HOMEは、sei.(Vo)、o-png(PC) 、shun(Gt)からなる、沖縄を拠点とする3人組。sei.が高校の文化祭で歌った歌唱動画がYouTubeで329万回再生され、話題となったことを聞きつけて、別の高校で音楽をやっていたo-pngとshunが、sei.を誘い、2020年に結成。昨年「Lucy」でデビューし、初のEP『HOME EP』をリリース。DYGLの沖縄公演にゲスト参加し、国内のみならず韓国、シンガポール、台湾などアジア諸国のフェス・イベントへの出演を果たしています。

今作は踊れるシンセポップを志向し、シティポップや80sポップスを彷彿とさせるシンセのメロディー、ギターのリズミカルなカッティングに、クラブ仕様のベース・ドラムの掛け合わせを行い制作されました。Spotifyではプレイリスト『RADAR: Early Noise』のカバーも飾っています。

guca owl「Think About It」

guca owlの新曲「Think About It」がリリースになりました。昨年リリースされたアルバム『ROBIN HOOD STREET』以来およそ1年ぶりの新曲です。ピアノの音で始まるジャジーなビートに乗せ、これまでの足取りを振り返りつつ、自問自答を重ねるようなリリックが綴られているguca owlの第二章の幕開けを感じさせる一作。9月よりワンマンツアー『Working Class King Tour』を開催することも発表されています。5月18日、19日に幕張メッセで開催される『Pop Yours』の2日目に登場します。

B'z「Get Wild」

TM NETWORKデビュー40周年を記念したトリビュートアルバム『TM NETWORK TRIBUTE ALBUM -40th CELEBRATION-』がリリースになりました。今作にはGRe4N BOYZ、CAPSULE、B'z、澤野弘之 feat. SennaRin、ヒャダイン with DJ KOO、乃木坂46、西川貴教、松任谷由実 with SKYE、坂本美雨、くるり、満島ひかりが参加。『New Music Wednesday』にはB'zがカバーした「Get Wild」がリストインしました。Spotifyではプレイリスト『Authentic Covers』のカバーも飾っています。

(超強力なカバー!! 「Get Wild」は、1987年にTM NETWORKがリリースしたシングル。代表曲。ちなみに私は1988年生まれで生まれる前の曲、なので後追いになります。30代中盤でもガンガン知ってますが、後追い世代に……。私でもビビってますがから、リアルタイム世代は大興奮の信じられないコラボですよね。松本孝弘さんはTM NETWORKのサポートメンバーを務めた経験も。名曲がロックに昇華されています)

水曜日のカンパネラ「アルキメデス」

水曜日のカンパネラの新曲「アルキメデス」がリリースになりました。水曜日のカンパネラは6月5日(水)に3rd EP「POP DELIVERY」をリリースすることを発表しており、今作はそこからの第二弾先行配信楽曲です。古代ギリシアの自然科学者の“アルキメデス”から取られた楽曲です。Spotifyでは日本のエレクトロミュージックの最先端に立つアーティストを特集するプレイリスト『エレクトロポリス』のカバーも飾っています。

yui「はだかのピエロ」
(羊毛とおはな トリビュートアルバム『まなざし』)

羊毛とおはなのトリビュートアルバム『まなざし』がリリースになりました。2004年に結成した千葉はな(Vo)と市川和則(Gt)による2人組デュオ羊毛とおはな。2015年にvo千葉はなが永眠後も、アーティスト活動を続けてきたギターリスト市川和則自らが企画し、アルバムには彼らと共に歩んできたアーティストたちによるカバーが収録されています。本作には千葉はなと生前から深い交流のあった大橋トリオ、コトリンゴのほか、アイナ・ジ・エンド、yui(FLOWER FLOWER)、安藤裕子、Salyu、アン・サリー、畠山美由紀、Kitri、DadaD、ワールドスタンダードが参加。ジャケットはデビュー当時から羊毛とおはなの作品を手がけているjunaidaが描き下ろしています。『New Music Wednesday』にはyui(FLOWER FLOWER)の「はだかのピエロ」がリストインしました。

文=竹内琢也、Y.SHOGO


New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』とは……

毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのオススメ曲や思い出ソングが紹介されるかも!? 番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!

SNSでのメッセージテーマは「#注目のヒップホップアーティスト2024」

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2024年6月26日(水)に発売予定の岸田教団&THE明星ロケッツの約5年半ぶりとなるオリジナルフルアルバム『BERSERKERS』のジャケットと収録曲情報が公開された。

岸田教団&THE明星ロケッツ 『BERSERKERS』初回限定盤

岸田教団&THE明星ロケッツ 『BERSERKERS』初回限定盤

ジャケットのアートワークはイラストレーターのTAQROが手掛け、収録曲はTVアニメ『転生したら剣でした』のOPテーマ「転生したら剣でした」を含む全10曲が収録となる。

岸田教団&THE明星ロケッツ 『BERSERKERS』通常盤

岸田教団&THE明星ロケッツ 『BERSERKERS』通常盤

楽曲のクレジットはリーダーでバンドの中心である岸田、メンバーのichigo(ボーカル)、はやぴ~(ギター)の他、数多くの作品でクリエイティブをともにしているヒットメーカー草野華余子の名前もクレジットされている。また5月22日には収録曲より「entertainment punks」が先行配信される。

初回限定盤には2023年3月12日に神奈川・川崎 CLUB CITTA‘ で行われたライブツアー『岸田教団のぎゃくしゅう 2023 ~味方にすると頼りなく敵に回すと鬱陶しい~』最終公演のライブ映像を収録したBlu ray、同公演のライブ音源の一部を収録したCDが同梱される。

さらにNBC ユニバーサル公式オンラインショップ 「あにばーさる」では、「逆襲ちゃん オリジナルTシャツ」「岸田さん 最推しうちわ」がついた限定商品が販売される。

またアルバム『BERSERKERS』を携え、2024年10月より全国4か所5公演のワンマンライブツアー の開催も決定している。岸田教団&THE明星ロケッツのオリジナルフルアルバム『BERSERKERS』を聴いてワンマンライブツアーに備えたい。
 

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SPRINGMANが、初の全国流通盤『SCREW』からライブ定番曲「右にならえ」のMVを公開した。

「右にならえ」は、荒川(Gt.Vo)が作詞がうまくいかなかった時期に少しずつ歌詞を綴り、1年かけて完成した思い入れのある楽曲。自分が言われて苦しくなる歌詞だとしても、偽りのある歌詞を歌うくらいなら「辞めちまえば?」と本人自身も奮い立たせる1曲となっている。

「右にならえ」Music Video

MVの監督は、初タッグとなる加藤マニが担当。荒川の地元でもある栃木県で、子どもの頃から慣れ親しんで育った機械や建設車両に囲まれながら撮影された。荒川がギターのみならず、ベース・キーボード・ドラムも演奏する躍動感溢れるシーンにも注目してほしい。

そんな「右にならえ」も収録されている『SCREW』を引っ提げ、6月からは『SPRINGMAN 1st mini album『SCREW』 release tour』の開催も決定している。荒川の地元で迎えるツアー初日6月8日(土)宇都宮HELLO DOLLYはなきごと。6月14日(金)大阪LIVE SQUARE 2nd LINEはハク。と AIRCRAFT。6月15日(土)名古屋CLUB ROCK'N'ROLLはHwylとBroken my toybox。ツアーファイナルの6月28日(金)下北沢Daisy Barは黒子首をゲストに迎えての開催となる。

現在チケットは、一般発売中。

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WOWOW×井上芳雄によるミュージカル番組「生放送!井上芳雄ミュージカルアワー『芳雄のミュー』」。この度、2024年5月22日(水)午後10時より生放送する#14のゲストに、韓国ミュージカル俳優・KAIの出演が決定。事前に収録し、VTRでの出演となる。

2023年に韓国で誕生し、続いて日本で上演されたミュージカル『ベートーヴェン』で、同じベートーヴェンを演じた、井上とKAI。今年1月に愛知・御園座で上演された井上が出演する本公演を、KAIが観劇に訪れ初対面している。今回はなんと「芳雄のミュー」の番組出演のために4月上旬に来日、事前収録を行った。KAIのミュージカルとの出会いやプライベート、韓国で次々とオリジナルミュージカルが誕生している背景や、二人の共通点など、日韓ミュージカル界のトップふたりによるスペシャル対談や、KAIによる日本語でのソロナンバー歌唱など豪華な内容。また、当日の生放送では既報の通り『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』より甲斐翔真の出演も決まっている。

(左から) KAI、井上芳雄

(左から) KAI、井上芳雄

KAI

KAI

KAIは、『レ・ミゼラブル』『ジキル&ハイド」』『ファントム』『ベン·ハー』『フランケンシュタイン』『エクスカリバー』『モンテ・クリスト伯』など日本でも大人気のミュージカル作品で主演を務め、高い歌唱力と豊かな表現力で多くの観客から愛されている。クラシックとポップスの融合などジャンルを超えて歌手として精力的に活動するKAI、その歌声は唯一無二だ。

KAI

KAI

井上芳雄

井上芳雄

当日は、スタジオからの生放送で、井上がオープニング曲を歌いながら登場し、応募者のなかかから抽選で当選した観客に薔薇を手渡す、「芳雄のミュー」ならではの演出も見逃さないでおこう。

KAI コメント

「芳雄のミュー」をご覧の皆さん、こんにちはKAIです。

ーー番組出演への感想をお聞かせください。

素敵な番組に出演することができて光栄です。日本のテレビ番組に出演するのは初めてですが、とてもワクワクしています。最高の気分です。

ーー井上芳雄さんの印象を教えてください。

井上さんは日本において、韓国における僕のような立場の方だと聞いていました。まさか…僕と同じくらいかっこいい人がいるはずないと思っていました。冗談です。でも実際に彼が出演している作品を見たら、彼の魅力にはまりました。学ぶことが多い素敵な俳優さんです。

ーー視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。

番組の視聴者の皆さん、お目にかかれて嬉しいです。僕は韓国のミュージカル俳優です。日本には韓国ミュージカルや僕を愛してくれる多くのファンがいると聞いています。僕や韓国のミュージカルファンもまた、日本の作品が好きで応援しています。今回の僕の出演を契機に韓国と日本のミュージカルの関係が深まり発展し、素敵なミュージカル文化が築かれることを願います。今日はお招きいただきありがとうございます。

ぜひご覧ください! お楽しみに!

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2024年8月23日(金)~9月8日(日)品川プリンスホテル ステラボールにて、劇団『ドラマティカ』の新作公演としてシリーズ4作目「劇団『ドラマティカ』ACT4/魔女とお菓子の家」の上演をすることが決定した。

劇団『ドラマティカ』とは、『あんさんぶるスターズ!!』に登場するキャラクター・日々樹 渉が主催する演劇サークルの公演を舞台化する“もうひとつの『あんスタ!!』舞台化プロジェクト”。2021年に初演ACT1を上演以降、ACT2、ACT3をシリーズ作品として展開してきた。

本作ACT4では、「魔女とお菓子の家」としてグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」を題材にした物語を上演する。

出演者は、斎宮 宗(山崎大輝)、日々樹 渉(安井一真)、氷鷹北斗(山本一慶)、影片みか(猪野広樹)、仁兎なずな(大崎捺希)、青葉つむぎ(工藤大夢)の6名。配役などの詳細は後日発表となる。そして、本作より初めて演出として山本一慶、脚本として浅井さやか(One on One)がクリエイターとして参加する。劇団『ドラマティカ』が魅せるファンタジーな世界に期待しよう。

劇団『ドラマティカ』ACT4/魔女とお菓子の家

また、本作より劇団『ドラマティカ』シリーズならびに『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』シリーズの舞台制作を株式会社ネルケプランニングが担当することも発表された。それに伴い、今後同シリーズの製作委員会は、株式会社ネルケプランニング・Happy Elements 株式会社・株式会社フロンティアワークスの3社となる。

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2024年9月5日(木)LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて 『岩谷時子メモリアルコンサート〜Forever Vol.5』が開催されることが決定した。

半世紀近くも前に一世を風靡したテレビの⻘春ドラマ『これが⻘春だ』の主題歌や、 「サン・トワ・マミー」「恋のバカンス」「夜明けのうた」「君といつまでも」「いいじゃないの幸せならば」「恋の季節」など、戦後歌謡史を彩るヒット曲の作詞を手掛けた岩谷時子。ほかにも、演歌調の歌やアニメソング、さらには『南太平洋』『エビータ』『レ・ミゼラブル』などヒットミュージカルの訳詞も手掛け、ミュージカル隆盛の一翼を担ってきた。その一方で、越路吹雪に寄り添ってマネージャーの役割を果たした事も有名だ。「芝居好きの少女がそのまま大人になっただけ。詞を書くときは一つのドラマを作っているんです」。岩谷はかつてこう語っていたという。二十歳前後から詩を書き始めた岩谷の詞が織り成す、おしゃれな岩谷ワールドは、多くの人たちの心を捉えてきた。

今回のコンサートでは、岩谷時子が訳詞した「愛の讃歌」、「ろくでなし」などシャンソンの数々、「恋のバカンス」「この胸のときめきを」などの岩谷時子作詞の往年のヒット歌謡曲、そして『ミス・サイゴン』『レ・ミゼラブル』といった岩谷時子が訳詞を担当したミュージカルから選び抜かれた名曲の数々を、豪華出演陣が熱唱する。出演は 安奈淳、一路真輝、真琴つばさ、愛加あゆ、平野綾 福井晶一、伊礼彼方、田代万里生、東啓介、中川晃教。この日しか見ることの出来ない特別なコラボレーションやハーモニー、アレンジの数々で届ける。

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『Adding My ColorフェスVol.2』が6月22日(土)に東京・ハリウッドホールで開催されることがわかった。

『Adding My Colorフェス』は、丸善ジュンク堂書店がスタートさせた「新たな挑戦を未来につなげる」プロジェクト。宝塚歌劇団のOGで、俳優、アーティスト、社長など様々なキャリアを歩むキャストたちが出演し、トークや客席参加型の企画を展開。5月から8月まで月に1回開催される。

第2回となる『Adding My ColorフェスVol.2』では、愛月ひかる、珠城りょうの2名が昼・夜の2公演に登場。MCは、天真みちるが担当する。各回とも内容を変え、その日その会場でのみ繰り広げられる“何が飛び出すか分からない”スペシャルイベントを予定しているとのこと。また、会場で行われるグッズ販売の購入者限定で、直筆サイン入りグッズが当たる質問コーナーも実施予定だ。

当日の物販では、『愛月ひかる タンブラー』などの『Adding My Color』オリジナルグッズ販売に加え、珠城りょうPOP UP SHOPも出店。5月の第1回に引き続き、宝塚OGのプロデュースブランドが集結したPOP UP SHOPも開催される。

フェスオフィシャルグッズ

トートバッグ:3,630円(税込)

トートバッグ:3,630円(税込)

コレクションカードホルダー:2,200円(税込)

コレクションカードホルダー:2,200円(税込)

 

メインキャストコラボグッズ

オリジナルノート全7種、各3,630円(税込)

オリジナルノート全7種、各3,630円(税込)

千社札全7種、352円(税込)

千社札全7種、352円(税込)

コレクションカード全7種、275円(税込)

コレクションカード全7種、275円(税込)

adding my color クリアファイル:440円(税込)

adding my color クリアファイル:440円(税込)

紅ゆずる 生きろ! 防災セット:27,500円(税込) ※受注生産品

紅ゆずる 生きろ! 防災セット:27,500円(税込) ※受注生産品

MIYARURIKA 4カラーアイシャドウパレット:5,500円(税込)

MIYARURIKA 4カラーアイシャドウパレット:5,500円(税込)

美弥るりか ポーチ&メイクブラシ3本セット:4,565円(税込)

美弥るりか ポーチ&メイクブラシ3本セット:4,565円(税込)

瀬戸かずやリングS:14,080円(税込) ※受注生産品

瀬戸かずやリングS:14,080円(税込) ※受注生産品

天寿光希 アイマスク:2,420円

天寿光希 アイマスク:2,420円

彩凪翔 アロマキャンドル:2,420円(税込)

彩凪翔 アロマキャンドル:2,420円(税込)

愛月ひかる タンブラー:3,300円(税込)

愛月ひかる タンブラー:3,300円(税込)

天真みちる なりきりおじさん顔パック:1,485円(税込)

天真みちる なりきりおじさん顔パック:1,485円(税込)

 
『Adding My ColorフェスVol.2』のチケットは、5月26日(日)23時59分まで抽選受付中。そのほか詳細は、Adding My Color X公式アカウントなどを確認しよう。

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2024年11月16日(土)大阪・サンケイホールブリーゼにて、なにげに文士劇 2024 旗揚げ公演『放課後』が上演されることが決定した。

文士劇とは、130年以上の歴史を持つ、専門俳優以外の文人、劇評家、画家などによって演じられる芝居で、大阪では実に66年ぶりの旗揚げ公演となる(参考:『昭和大阪の文士劇「風流座」第一回公演』)。

今回上演するのは、東野圭吾のデビュー作『放課後』(講談社文庫)。1985年に出版され、第31回江戸川乱歩賞を受賞した青春ミステリーをこの度、初めて舞台化する。

脚本・演出を務めるのは、京都を拠点に活動しているTHE ROB CARLTONの主宰であり、今年、『Meilleure Soirée』で第2回 関西えんげき大賞(2023年)優秀作品賞 受賞の村角太洋。

出演は黒川博行、朝井まかて、東山彰良、澤田瞳子、一穂ミチ、上田秀人、門井慶喜、木下昌輝、黒川雅子、小林龍之、蝉谷めぐ実、高樹のぶ子、玉岡かおる、百々典孝、湊かなえ、矢野隆。筆一本で世にはばかる文士(作家)とその仲間が集結した。

今後は配役や稽古スタートの様子などは順次発表予定。豪華文士たちが贈る一日きりの貴重な舞台を見逃さないでおこう。

 
原作『放課後』のあらすじ
校内の更衣室で生徒指導の教師が死んでいた。犯人候補は続々と登場する。先生を二人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女、先生をナンパする運動部の主将——そして運動会の仮装行列で、第二の殺人が起きてしまう。1985年に第31回江戸川乱歩賞を受賞した、東野圭吾・伝説のデビュー作。

脚本・演出 村角太洋 コメント

この劇は私にとって間違いなく記憶に残る劇になります。いや、私のみならず多くの人の記憶に残る劇になると思います。その誰もの記憶を、より芳醇で美しく、面白く楽しいものにしなくては。2024年秋、大阪から文士劇の風を。気合いは十分です。

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2024年5月28日(火)より東京芸術劇場プレイハウスで上演される、舞台『未来少年コナン』の開幕に先立ち、原宿に新たにオープンした商業施設 東急プラザ原宿「ハラカド」にて、本作の宣伝美術のアートディレクターを務めたクリエイティブディレクターの千原徹也と、本作に出演する影山優佳、門脇 麦が演出・振付・美術を手掛けるインバル・ピントの創作の魅力を語るトークイベントが5月12日(日)に開催された。(撮影:前澤秀登)

原作アニメ「未来少年コナン」は1978年4月放送、頭角を現し始めていた宮崎駿氏が監督に大抜擢されたテレビアニメーションシリーズ。最終戦争後の荒廃した地球を舞台に、恐れを知らない野生児コナンがなおも権力にしがみつく人間たちと戦う、胸躍る冒険アドベンチャー。鳥と心を通わせる能力を持つ少女や、様々な飛行メカ、異変を予知する虫の大群など…この後に生み出される宮崎アニメの傑作へと受け継がれていく要素がつまっている。NHKがテレビ開局25周年を記念して制作されたNHK初のアニメ番組としても知られている。

その作品を舞台化するのは、日本ではミュージカル『100 万回生きたねこ』や村上春樹原作の『ねじまき鳥クロニクル』などを手掛け、その唯一無二の空間演出で観客を魅了し続けているインバル・ピント。そして、表現者として多様なジャンルで才能が光るダビッド・マンブッフが共に演出を担う。

そこに鼓動を感じさせる美術セットと肉体の雄弁さ

本イベントのMCを務めるクリエイティブディレクターの千原徹也は、インバル・ピントが演出・美術・振付を手掛けた『100万回生きたねこ』(2013年初演、2015年再演)で宣伝ビジュアルを担当し、「その世界観に魅了された一人」だと言う。

インバルのクリエーションの魅力を尋ねられると、影山は「機械なのに生き生きとした、そこに鼓動を感じられるような美術セット」、門脇は「インバルの作品に欠かせないのはダンサーの存在」「例えば『コナン』の劇中の砂漠のシーンでは砂漠をダンサーたちで表現しているのですが、実際に砂のセットを作るよりも、肉体がいかに雄弁ということが伝わってくるんです」と語った。

『ねじまき鳥クロニクル』に続いて今回も原作がある作品のクリエイションに際し、門脇は「舞台は原作のダイジェスト版では絶対にないと思っているので、インバルの作品はその原作のエッセンスをダンサーの肉体に移していくような感じ。美術もインバルなのでエッセンスが凝縮されている」とその魅力を表現。

初日に向けての意気込みを影山は「困難にひとりで立ち向かわなければならない状況や、自分ひとりの力ではどうしようもないことが起きてしまったりしたとき、私は正直いま稽古場で挫折してばかりなのですが、本番ではラナとして楽しんで、観客の皆さんに明日を生きるためのピースを届けたいです」、門脇は「記憶と心の両方にずしゃんと来る、人生でずっと残るような、インバルの作品にはそんな瞬間が必ずあると思います。ぜひインバル・ピントの世界に足を運んでいただければ」と語った。

なお、「ハラカド」では、5月23日(木)までインバル・ピントがこれまで舞台作品のために描いた美術画のパネル展示&過去の公演グッズや美術画のポストカードの販売、またその美術画をもとに完成した舞台作品の写真や映像を展示中。過去、インバル・ピントが手掛けた舞台『100万回生きたねこ』、『羅生門』や『ねじまき鳥クロニクル』、そして5月28日から開幕する新作舞台『未来少年コナン』など彼女が生み出す唯一無二の舞台空間、摩訶不思議な世界観を垣間見ることができる。 場内では『羅生門』と『ねじまき鳥クロニクル』の舞台映像を日替わりで放映する。

舞台『未来少年コナン』のワンシーンの美術画

舞台『未来少年コナン』のワンシーンの美術画

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先週に通算28枚目となるシングル「アンダンテ」(TVアニメ『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』EDテーマ)の発売、来週5月22日(水)には7thアルバム『Iris』の発売を控える二人組ユニットClariSのニューアルバムに収録される新曲「Love is Mystery」の先行配信がスタートした。

新曲「Love is Mystery」は、アルバムリード曲となり、恋する女子のキュートな感情を表現した軽快なラブソング。クララ、カレンのそれぞれの歌声や個性が存分に詰まった楽曲に仕上がっている。

生配信特番限定購入特典ClariS直筆サイン入り「Iris」オリジナル・アーティストPhotoポストカード

生配信特番限定購入特典ClariS直筆サイン入り「Iris」オリジナル・アーティストPhotoポストカード

また、5月20日(月)に配信が決定している『ClariS 7thアルバム「Iris」発売記念 生配信特番』を記念して、アルバム『Iris』の限定購入特典も本日発表。
7thアルバム『Iris』 (3形態のうちいずれか)を、5月20日(月)20:00~2024年5月21日(火)23:59にSony Music Shopにて購入すると<ClariS直筆サイン入り「Iris」オリジナル・アーティストPhotoポストカード>がプレゼントされる。直筆サインには、7種のサインカラーがあり、そのうち1種がランダムでプレゼントされる。
実写ポストカードというレアアイテムな特典は、数に限りがあるとのことなので早めに購入しておきたい。

生配信特番限定購入特典ClariS直筆サイン入り「Iris」オリジナル・アーティストPhotoポストカード

生配信特番限定購入特典ClariS直筆サイン入り「Iris」オリジナル・アーティストPhotoポストカード

5月25日(土)からは、アルバム『Iris』を引っ提げて4年半ぶりのライブツアーもスタートする。(※広島公演のチケットはすでに完売)

さらに7月にはブラジルのサンパウロで開催される、南米最大規模のアニメコンベンション『Anime Friends 2024』、8月にはドイツのマンハイムで開催される、ヨーロッパ最大規模のアニメコンベンション 『AnimagiC 2024』への出演も決定しており、国内外で精力的に活動するClariSの今後に注目していきたい。

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「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」が、2024年6月12日(水)から7月28日(日)まで、東京国立博物館 表慶館にて開催される。

本展覧会では、カルティエが日本に最初のブティックを開いてから50年を記念し、メゾンと日本を結ぶさまざまなストーリーを紹介。左右対称の構造をなす表慶館を舞台に、カルティエと日本、そしてカルティエ現代美術財団と日本のアーティストというの2つの絆を紐解いていく。

日本におけるメゾンの最初のブティックは1974年に東京・原宿のパレ・フランスにオープンしたが、日本文化との対話はそれ以前から始まっており、その歴史は19世紀後半にまで遡る。

表慶館右翼では、ルイ・カルティエの時代から今日に至るまで、カルティエの作品に日本がいかに影響を与えたか、そして、1988年以降に日本で開催されてきたカルティエの展覧会を振り返りながら、メゾンの歴史を「カルティエ コレクション」の貴重なアーカイブピースとともに紹介する。

ノット ブローチ, 1907 プラチナ、ゴールド、ダイヤモンド、ルビー Marian Gérard, Cartier Collection (C) Cartier

ノット ブローチ, 1907 プラチナ、ゴールド、ダイヤモンド、ルビー Marian Gérard, Cartier Collection (C) Cartier

展覧会名にある「結」は、カルティエと日本の間に長年にわたり育まれてきた絆を表現。メゾンの歴史的な作品にたびたび見られる結び目のモチーフからインスピレーションを得ており、20世紀初頭に美術愛好家であったルイ・カルティエが収集した日本の品々を思い起こさせる。カルティエの貴重なアーカイブピースで構成される「カルティエ コレクション」、プライベートコレクションやアーカイブ文書など約200点の展示を通して、カルティエと日本文化の対話を浮き彫りにしていく。

表慶館左翼では、カルティエ現代美術財団とゆかりのある、松井えり菜、村上隆、横尾忠則による絵画から、荒木経惟、川内倫子、森山大道による写真、束芋、宮島達男によるインスタレーション、さらに北野武、杉本博司、中川幸夫や三宅一生といった日本のアートシーンを代表する15名のアーティストの作品を展示する。

また、表慶館の中心では、澁谷翔が本展のために制作した、歌川広重と『東海道五十三次之内』(1832年)にオマージュを捧げた作品「日本五十空景」を展示。

横尾忠則 The Portraits of Japanese artists Collection of the Fondation Cartier pour l'art contemporain, Paris (C) Tadanori Yokoo (C) André Morin

横尾忠則 The Portraits of Japanese artists Collection of the Fondation Cartier pour l'art contemporain, Paris (C) Tadanori Yokoo (C) André Morin

本展覧会の前売券はイープラスほか各プレイガイドで販売中。

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WAHAHA本舗が、2024年9月28日(土)シアターサンモールからスタートするWAHAHA本舗40歳記念全体公演『シン・シンワハハ40』に先駆けて、一般の方も観覧できる記者発表イベントを5月16日(木)に開催する。

ワハハ本舗の記者発表というと、過去にはマラソン大会、クイズ大会、フォークソング大会など、様々な趣向を凝らしてのイベントとして実施してきたが、今回は、豪華賞品を賭けて、出演者が己の肉体を使ったお笑いボディビル、ワハハの伝統芸「力みネタ」を競い合うその名も「マチャミ&シバタの爆笑筋肉大賞」。

今回は「DOMMUNE」の全面バックアップのもと、全世界で視聴可能な生配信も実施。さらに審査は、ゲスト審査員のみならず、来場するメディア関係者や観客からの投票と、配信視聴者のオンライン投票も受け付け、各賞の発表となる。

創立から40年を経てもなおカラダを張り、これまで以上に、バカバカしいことを全力で届けるワハハ本舗らしさ全開の一大イベントに参加してみてはいかがだろうか。

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東京の臨海副都心に位置するお台場エリアにおいて、2025年10月から12月まで、『東京お台場トリエンナーレ2025』を開催することが決定した。

観光地として国内外に広く知られる「お台場」。江戸時代末期の鎖国政策終焉の直前には、日本を外国から防衛するための砲台を設営した土地として歴史に名前を刻んだ。現在は臨海副都心としての都市計画により開発され、世界に開かれた東京の玄関口に変容を遂げた。このお台場を舞台に、現代アートを中心とする国際芸術祭を開催するのは初めての試みとなる。

今回、東京都都知事の小池百合子氏、お台場トリエンナーレ実行委員会実行委員長の遠藤龍之介氏よりコメントが届いた。

開催によせて

『東京お台場トリエンナーレ2025』は、水辺の自然に恵まれ、世界に繋がる海の玄関口であるベイエリアを舞台に、来年10月から開催されます。

2025年は、世界陸上やデフリンピックが開催される年です。国内外から多くの方が訪れる特別な時期に、かつて幕末に日本が新しい文化と出会った歴史的なこの場所で、アートを通じて東京にしかない価値や魅力を先鋭的に発信する国際芸術祭を開催することは、東京の芸術文化をさらなる高みへと導くことでしょう。

アートは、街に息吹を与え、その魅力を向上させ、私たち一人ひとりに感動と喜びを与えます。最先端のアートから私たちに投げかけられる未来への問いは、より良い社会づくりや持続可能なまちづくりの原動力となります。

2025年、どのようなアートに出会えるのか。東京という都市がどんな変貌を遂げていくのか。とても楽しみです。

東京都都知事
小池百合子

このたび、東京都と共にお台場トリエンナーレ実行委員会は『東京お台場トリエンナーレ2025』を初開催する運びとなりました。

今や臨海副都心の代名詞となった「お台場」は、江戸時代からの歴史もあるエリアであると同時に、新たに開発された人工的な近未来都市としてのイメージもあります。嘉永6(1853)年のペリー来航を機に、外国の脅威から江戸を守るために、大砲を置く「台」となる「場所」として徳川幕府により築かれたのが「お台場」です。レインボーブリッジのたもとに浮かぶ島と、史跡となっている「台場公園」が砲台として築かれ、もともとの「お台場」がその名残をとどめて現在に至っています。

江戸と現代の東京が不思議に調和し、同時に存在する、ウォーターフロントの美しいロケーションが魅力の「お台場」。エンタテインメント催事や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されるなど、街の魅力を向上させてきました。そこで、台場エリアをこれからも継続的に活性化させるイベントとして、現代アートを中心とした国際的な芸術祭を開催し、これまで培ってきたエンタテインメントとアートの力で東京の魅力を世界に向けアピールしたいと考えています。

分断と混迷が続く不安な世界情勢の中で、芸術の力はますます重要になってきています。会場を訪れる方々が現代アート作品と触れ合うことで、感動、喜び、楽しみや癒しを、あるいは気づきや思索のきっかけになる場を提供する。そして、新たな価値観と出会う体験を東京・お台場で創出できれば、それにまさる喜びはありません。

日本が世界に向けて国を開くきっかけとなった歴史的な場所であるここ「お台場」から、新たな地平を切り開く、未来を見据えた多様な視点で芸術文化の力を世界に向けて開示することで、長く人々の記憶に残るイベントになることを切望しております。                  

お台場トリエンナーレ実行委員会
実行委員長 遠藤龍之介

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城⽥優がプロデュースする歌とダンスのオリジナル・エンターテインメントショー『TOKYO〜the city of music and love〜』が2024年5⽉14⽇(火)に開幕、5月19⽇(日)まで東京・東急シアターオーブ、6⽉22⽇(土)にシンガポール Esplanade- Theatres on the Bayにて上演される。開幕に先がけ、マスコミ向けの公開ゲネプロ(※ゲスト出演者はmiwa)と囲み取材が行われ、取材には城田優が登壇した。

本作は、城⽥優が実⼒派クリエイター、キャストと共に[東京]をイメージしてつくりだす、歌とダンスのオリジナル・エンターテインメントショー。さまざまなジャンルから⽇本トップクラスの才能を集めたいという思いから、出演者は城⽥⾃らが約1年に渡り、時にはソーシャルメディアのチェック、時にはライブハウスへと⾜を運び、世代・ジャンル・⽑⾊の異なる多種多様なアーティストを集結させた。そのシンガーはSWEEP、RIOSKE(ペルピンズ)吉⽥広⼤Rainy。yuzu(FYURA PROJECT)、そして城田。ダンサーは原⽥薫⼤村俊介[SHUN]碓井菜央BOXER⾼村⽉。さらにスペシャルゲストとして、miwa(5/14、15)、鷲尾伶菜(5/16、17、19)、島津亜⽮(5/18昼・夜)が特別出演する。演出は城⽥優、⾦⾕かほり。

囲み取材とゲネプロの様子をお届けする。

城田優の囲み取材レポート

『TOKYO〜the city of music and love〜』囲み会見より 城田優         (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』囲み会見より 城田優         (C)ヒダキトモコ

ーーこのショーはなぜつくられたのですか?

城田:きっかけはまさにここシアターオーブです。2021年にコロナの影響でミュージカル『CHICAGO』が中止となり、米倉涼子×城田優『SHOWTIME』をつくりました。その『SHOWTIME』は異例なコンサートショーになり、それがお客様にも、内部の人間にも、僕らつくり手や出演者にとっても楽しくおもしろく新しい刺激となりました。それで今回、「ああいうショーをオリジナルでつくってみませんか」ということになりました。だから今回はなにかが延期になったその代わりというわけではなく、『SHOWTIME』がおもしろかったから生まれた企画です。僕自身、演じることももちろん好きですが、ここ数年はなにかをつくりだすことに非常に意欲的で、ひとつの作品をつくりあげていく過程や、ゼロをイチにしていく作業みたいなものがすごく好きです。今回は、キャストもスタッフもなにをやるかも決まっていない状態から、みなさまから支えられてここまできました。でもまだ自分の中では68点くらいです。ここから詰めていくのはおそらくちっちゃなことなんですけれども、そのちっちゃなことにいかにこだわれるかがクオリティやクリエイティブの真髄で、大事にしたいです。

ご覧いただいたみなさんはきっと、このショーを例えば友達に「なにを観に行った」と説明するのは難しいと思います。ミュージカルコンサートでもなく、普通のショーでもなくて、楽曲はポップスもあればミュージカルもあるし、いろんな世界観の曲がある。ダンスもあって、演奏だけのゾーンもあって、みんなで一緒に盛り上がるシーンもある。でもそれは「いろんなものを詰めよう」と思ったわけではなく、「自分がおもしろいものをつくろう」と思った結果です。「東京」という、自分が育ち、いろんなエンターテインメントに触れてきたこの街で、感じてきたこと、培ってきたこと。25年間の芸能生活で僕自身が「大切にしなければいけない」と思ったこと、学んできたこと、刺激を受けたこと。そういったもののひとつの集大成として、プロデュース、演出をしながら出演もするというカタチでやらせていただきました。本当に勉強しかない日々です。

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真                (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真      (C)ヒダキトモコ

ーーショーのテーマは「東京」なのですか?

城田:説明が難しいのですが、僕は(本作の主催である)キョードー東京の社長から、もう何年も前から「世界に飛び出してほしいし、世界に飛び出すものをつくってほしい」ということを言っていただいていました。僕の中でもやはり、海外で観るショーのクオリティや、そこで受けた感銘、感動を日本でもつくりたいという気持ちがあります。もちろん現時点でも(日本の作品には)たくさんの感動や興奮がありますが、今回はちょっとなかなか誰もやらなさそうな、おもしろい観点でものづくりができたらなと。そのうえで、日本という国や東京という街で生まれた曲たちや、そこから派生して育っていったエンターテインメントをギュッとまとめました。だから、「東京のことをやるのかな」と思われるようなタイトルをつけてしまったのですが(そうではなく)、「海外で上演する」という前提でわかりやすく「TOKYO」としています。その中には、日本から生まれて世界で評価されている楽曲もあるし、日本の劇場で演じてきた海外(戯曲)の楽曲を僕らが表現するとこうなります、というものもあります。

ーーなかなか一堂に会さないキャストが集まりましたが、城田さんがオファーされたのですか?

城田:基本的にそうです。せっかくやるんだったら「シンガー、ダンサー、どっちも主役」というおもしろいショーがつくりたいなと思い、じゃあいろんな毛色のシンガーとダンサーを揃えようと考えました。僕が「うわ! この人おもしろい。(このショーで)どんな表現をするんだろう」と思った方々にお声がけして、結果的に十人十色になったと思います。キャストの3分の1くらいはSNSで見つけていたりします。こういうキャスティングの仕方も時代でおもしろいなと思います。

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真                (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真      (C)ヒダキトモコ

ーー選曲も幅広いです。

城田:ミュージカル曲というジャンルひとつとっても、名曲は何千曲とありますから、選曲は非常に難しかったです。ただ今回の裏テーマというようなもので、僕の頭の中では頭から最後までのストーリーがきっちりあるんです。でもそこをお客様に説明してしまうと余白もなくなってしまうし、みなさんに委ねるカタチでつくっています。ただやはり「人生」。生きるうえで感じること。気付き、発見、新しいよろこび。その先には、争ったり、意見が食い違ったり、結果的に誰かが傷ついたり、苦しんだり、悲しんだり。そういう中でも、みんなそれぞれ素晴らしいものを持っていて、時にそれはいろんなバランスで、良い相性にもなれば悪い相性にもなる。そういう「大丈夫だよ、みんな一人ひとり輝いてる。生きるうえではマイナスな感情もある。そういうことも受け入れたうえで幸せを感じる瞬間を過ごしてほしい」というようなことです。このショーで100分間のトリップをしていただきたいんです。このちょっとぶっ飛んだ世界観を通して、人間が感じるいろんな感情を味わって、それぞれのカタチで胸に染み込ませて、このシアターオーブを出たときに、なんかちょっと渋谷の景色が変わったり、「よし、明日からもがんばろう」と思えるような、そんなハッピーなポジティブなエネルギーの満ち溢れた空間になればいいなと思ってつくっています。

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真                (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真      (C)ヒダキトモコ

ーーシンガポール公演も含めた意気込みをお願いします。

城田:みなさんのおかげで念願の海外公演が実現しそうですが、まずは日本で一人でも多くの方に、「私が住んでる街って素敵だな」と誇れるような、そんなショーをつくりました。僕自身が客席から観ながら「しあわせだな」と思えるような、高いパフォーマンスを届けられるキャスト・スタッフが揃っています。ぜひ劇場に足を運んでいただき、生でこの感動やいろんな感情を感じていただければ幸いです。

公開ゲネプロレポート

ショーは休憩なしの約100分。開幕までの客席は街の雑踏の音が流れている。開演し目の前に大きく広がったのは渋谷の風景。劇場であるシアターオーブがあるエリアだ。改めて、この場所と外に広がる世界がひと続きであることを感じる演出でもある。生バンドの演奏と共に、出演者全員による「Seasons of Love」(『RENT』より)でショーがスタートした。

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真                (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真      (C)ヒダキトモコ

城田が囲み取材で「ミュージカルコンサートでもなく、普通のショーでもなく」と話していた通り、そこにひとつのストーリーが感じられるような演出が印象的なステージ。だがそれは“作品”のようにひとつのまとまった世界の中で展開されるのではなく、出演者一人ひとりの個性が強烈に飛び込んだり、飛び出したりしてくるところがおもしろい。

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真                (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真      (C)ヒダキトモコ

前半のダンサー紹介ナンバーで原⽥、⼤村、碓井、BOXER、⾼村とソロダンスが披露されたのだが、90年代から振付師やバックダンサーとして活躍し、メインキャストとして『ロミオ&ジュリエット』や『カーテンズ』などにも出演、ダンスにとどまらず歌や芝居を取り入れた表現スタイルのソロ公演も行う原田のダンス、安室奈美恵らアーティストのバックダンサーのほか舞台役者としても地球ゴージャスなどさまざまな作品に出演するジャズダンサー大村のダンス、パフォーマンス団体「チャパリアーナ」、振付集団「左 HIDALI」、劇団「ぼるぼっちょ」のメンバーで、森山開次や白井晃などの作品にも参加する碓井のダンス、インスタやTikTokのフォロワー数は110万を超え、大きな注目を浴びるハウスダンサーBOXERのダンス、幼少期から数々のダンスコンテストで優勝し、King Gnu「三文小説」ほかさまざまなMVに出演、米津玄師やMISIAのライブツアーに参加し、さらに生き様パフォーマンス集団「東京QQQ」のメンバーでもある高村のダンスと、一人ひとりの魅力が全く違う。ソロで踊るとその個性を感じ、しかし5人が揃って踊るシーンは一体感があり、その組み合わせによってまた違うグルーヴが生まれる。そこにダンスというものの魅力やパワーを改めて感じられたし、この作品に流れるテーマとも繋がるようだった。

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真                (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真      (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真                (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真      (C)ヒダキトモコ

もちろんシンガーたちも同様。熟練のキャストから次世代の才能まで幅広い面々が揃い、その一人ひとりが輝きながらハーモニーも奏でていく。城田は数多くのミュージカルをはじめ、テレビドラマや歌番組でも披露されてきた歌の魅力はもはや言うまでもないが、このステージのプロデュースと演出も務めながらこの楽曲の数々を歌いあげることにはやはり驚く。シンガーソングライターのSWEEPはソウルフルなボーカルでこのステージの音をグンと引っ張っていく。本作の音楽監督も務める人物だが、あらゆるジャンルの楽曲が、このショーに合うアレンジ、そしてシンガーの魅力に合うアレンジで届けられていたのも印象的だ。ミュージカル『RENT』でのエンジェル役でも知られる、2人組音楽ユニット「ペルピンズ-PeruPines- 」のRIOSKEは、SNSの動画累計再生数が8億回を突破する抜群の歌唱力がこれでもかと披露される。吉田とペアで歌うシーンも多かったが、ふたりのハーモニーは抜群で、ぜひ注目してほしいポイントでもあった。その吉田は『ロミオ&ジュリエット』のティボルト役から『女の友情と筋肉 THE MUSICAL』佐藤ヒロユキ役まで幅広く演じ、歌と芝居で注目を集めている人物。このステージも、歌のうまさはもちろん表現力の高さにグンと引き込まれ、中でも城田と二人で歌う「闇が広がる」(『エリザベート』)は一気に客席を染めるさまが見事だった。2022年にアニメ『名探偵コナン ゼロの日常』エンディング曲「Find the truth」でデビューしたRainy。は2008年生まれ。その歌声の美しさと透明感は圧倒的で、さまざまな楽曲をスッと自分のものにして観客を魅了していた。そしてこのカンパニーの最年少2010年生まれのyuzuは、6歳でヒップホップダンスを始め、10歳でラップの道に進み、12歳でボーカルトレーニングを開始し、今は女性ボーカルグループ「FYURA」の一員としてソウル、ファンク、ロック、ゴスペル、ポップ、ヒップホップと幅広いジャンルを歌いこなす人物。今回のステージでyuzuが楽曲の魅力を広げる存在になる場面もあり、Rainy。と共に「新しい才能」として希望を感じる存在となっていた。

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真                (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真      (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真                (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真      (C)ヒダキトモコ

そんな“十人十色”なシンガーとダンサーがつくりあげる世界に、特別ゲストが(このゲネプロではmiwaが)どこか異色の存在として音を重ねていく。このステージを観ていると、そこから生まれるものは無限のように思える。また、ミュージカルからポップスからディズニー音楽まで幅広い選曲は「え! この人が歌うの!?」と驚くような組み合わせもあって楽しい。

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真                (C)ヒダキトモコ

『TOKYO〜the city of music and love〜』舞台写真      (C)ヒダキトモコ

座組、選曲、演出も含め、なかなか観ることのできない組み合わせと化学反応が詰まったステージ。ぜひ劇場で驚いたり、楽しんだり、さまざまな感情を堪能してほしい。

取材・文=中川實穗

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2025年3月、明治座(全国ツアーあり)にて、ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』が上演されることが決定した。

結婚に必要なのは「愛」なのか「金」なのか? 政治的思想と、理想の家庭は両立するものなのだろうか? 宗教の違いを超えて、人は幸せになれるのだろうか? 親の信念を子供たちに押し付けることは良いことなのか? など、激変する世界情勢の中、いつの時代でも、どの国でも通じる今日的なテーマを、軽妙なセリフ回しと軽快な音楽、ダンスシーンを交えておくる名作ミュージカル、それが『屋根の上のヴァイオリン弾き』だ。

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』は1964年ブロードウェイで初演され、トニー賞ミュージカル部門の最優秀作品賞、脚本賞、作曲賞など7つもの賞を獲得。ブロードウェイでの上演は72年まで8年間も続き、3,242回という、当時としては記録的なロングランを達成。日本初演は1967年秋、帝国劇場での2カ月公演で幕が開いた。森繁久彌のテヴィエ、越路吹雪のゴールデ以下、豪華キャストが顔を揃え、その後の再演を含め、森繁テヴィエは通算上演900回を達成し、有終の美を飾った。1994年の再演からは、エネルギッシュで愛嬌のある西田敏行のテヴィエが登場。

そして、2004年からは“21世紀版”『屋根の上のヴァイオリン弾き』と銘打ち、市村正親がテヴィエを務めている。2004年、2006年、2009年、2013年、2017年、2021年に続き、今回で市村テヴィエは7演目の公演となる。相手役の妻・ゴールデは、市村にして“最強の女房”と言わしめた鳳蘭が、2009年以来の「名コンビ」でおくる。

また、二人の愛すべき娘たちである、長女・ツァイテル役には、宝塚歌劇団退団後も、 『キングダム』、『メイジ・ザ・キャッツアイ』と舞台を中心に活躍する美弥るりか、次女・ホーデル役には、ミュージカル『SPY×FAMILY』でのヨル役が好評だった唯月ふうかが前回2021年公演から続投、三女・チャヴァ役には子役時代から数々のミュージカル作品に出演し、近年はミュージカル『イザボー』にも名を連ねた大森未来衣が扮する。

そんな娘たちと運命を共にする男たちには、長女と相思相愛だが貧乏な仕立屋・モーテル役には2021年公演に引き続き上口耕平、次女・ホーデルと恋に落ちる学生・パーチック役にはミュージカル『レ・ミゼラブル』『のだめカンタービレ』での好演が光った内藤大希、三女・チャヴァと駆け落ちするロシア人青年・フョートカには、ミュージカル『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などにも出演する実力派の神田恭兵が2017年、2021年に引き続き出演する。娘の歳ほど差がある長女・ツァイテルとの結婚を望む金持ちの肉屋・ラザール役には、2017年公演以来、久々に今井清隆が出演し、脇をガッチリ固める。

テヴィエ一家の3人娘と相手役の男性、そしてラザールと、メインキャストに新たな顔ぶれも迎え、生きることに困難な今の時代だからこそ胸に響く、今を一生懸命生きようとする家族の「愛と絆の物語」を楽しみにしよう。

【STORY】
1905年― 帝政ロシアの時代、アナテフカという寒村で酪農業を営むお人好しで働き者のテヴィエ(市村正親)は、信心深くて、楽天家で、25年連れ添っている妻のゴールデ(鳳 蘭)には頭が上がらないが、5人の娘たちを可愛がり、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。
長女のツァイテル(美弥るりか)、次女のホーデル(唯月ふうか)、三女のチャヴァ(大森未来衣)ら年頃の娘たちの今の最大の関心事は、自分たちの結婚について。今日も村に住む世話焼きのイエンテが、ツァイテルに縁談を持ってきている。娘たちは気もそぞろ。娘たちにとっても、姉さんが早く結婚を決めてくれないと、自分たちに順番が回ってこないからだ。だが一方、ユダヤの厳格な戒律と“しきたり”に倣い、両親の祝福が無ければ結婚は許されない。
そんなある日、金持ちで肉屋のラザール(今井清隆)からツァイテルを後妻に迎えたいと申し出を受けたテヴィエは、酔った勢いでついつい結婚に同意してしまう。長女の結婚相手が見つかったことで妻のゴールデも大いに喜んだが、当のツァイテル本人には仕立屋のモーテル(上口耕平)という相思相愛の存在があった。ツァイテルとモーテルの熱意に心を動かされたテヴィエは、ついに若い二人の結婚に同意する。が、結婚の許しを同時に二つも出してしまったテヴィエ、ゴールデやラザールに何と切り出せば良いのやら…。
さらには、次女ホーデルは革命を志す学生のパーチック(内藤大希)を追ってシベリアへ旅立ち、三女のチャヴァはロシア人学生のフョートカ(神田恭兵)と結婚したいと言い出し駆け落ち同然で家を飛び出す始末。そしてテヴィエ一家にも、革命の足音と共に、故郷を追われる日が刻々と迫っていたのだ―。

市村正親 コメント

明治座は西村晃さんの付き人時代に、三木のり平さんのお芝居で2度ほど出演しています。ただ、新しい劇場になってからは機会がなかったので、ついに明治座に登場か!という気持ちです。初めて出演した時は”町人その1”のような役でしたが、時を経て、『屋根の上のヴァイオリン弾き』で明治座に乗り込むことができます。人形町の食べどころも楽しみにしています!明治座をこよなく愛しているお客様に、素敵な作品の『屋根の上のヴァイオリン弾き』をお届けいたしますので楽しみに待っていてください。

鳳蘭 コメント

今の時代に失われつつある、家族の強い絆と愛情、近隣で暮らす人達との交流と友情、その様な人が生きていく上で支えとなる大切なものがギュッと詰まったミュージカルが『屋根の上のヴァイオリン弾き』です。私はこの公演で5回目のゴールデです。今回明治座での上演ということで、初めての劇場ですので、心も新たに市村パパに寄り添って、愛と優しさと可愛さのある、ちょっぴり口うるさいゴールデを演じたいと思います。

 


 なお、東宝株式会社演劇部は、このほど株式会社明治座と、複数年および複数月に亘る貸館契約を締結した。これにより、2025年2月をもって再開発のために一時休館となる帝国劇場をはじめ、都内大劇場で演劇公演を発信してきた東宝株式会社演劇部の上演演目を明治座で上演することが可能となった。ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』の明治座での上演はその一取り組みの第一号となる。

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ミュージカル『ビリー ・エリオット~リトル・ダンサー~』(原題:Billy Elliot/脚本・歌詞:リー・ホール/演出:スティーヴン・ダルドリー/音楽:エルトン・ジョン)の日本プロダクションが、今年(2024年)7月~11月、東京・大阪で上演される。今回は、2017年初演、2020年再演に続く、再々演である。上演を重ねるごとに評判と人気がどんどん高まっていく本作。その要因を、SPICEは色々な角度から紹介してきた。シリーズの最終回となる今回は、当ミュージカルの音楽を担当したエルトン・ジョンにスポットをあてる。

■『ビリー ・エリオット』の“ミュージカル”はいかに生まれたか。

ミュージカル『ビリー ・エリオット~リトル・ダンサー~』(原題:Billy Elliot)の“生みの親”は誰?と問われれば、筆者は迷わず、あのスーパースターの名を発するだろう。そう、エルトン・ジョン(Elton John 1947年 英ミドルセックス州ピナー生まれ)である。もちろん、このミュージカルには映画『リトル・ダンサー』(原題:Billy Elliot)という原作があり、そちらの“生みの親”と呼ばれるに相応しいのが、脚本を書いたリー・ホールであることは重々承知している(そのリー・ホールのことは、当連載の第4回目で若林ゆり氏が詳しく説明している)。しかるに、ミュージカル版のほうの“生みの親”は、やはりエルトン・ジョンだと言いたい。それは以下に記す経緯を踏まえてのことである。

時は2000年5月。完成後まもない映画『リトル・ダンサー』は、カンヌ映画祭に出品され、新人監督賞《カメラ・ドール》にノミネートされた(結果的に受賞には至らなかったが)。その作品上映時、たまたまエルトン・ジョンが、私生活におけるパートナーのデヴィッド・ファーニッシュ(映画プロデューサー・監督・脚本家。2014年にイギリスで同性婚が合法化されたのを機にエルトンと正式に結婚)と共に、何の予備知識もないまま、会場に訪れた。エルトンは映画を観ているうちに、バレエダンサーを目指すビリー・エリオット少年と炭鉱夫の父親との関係に自分自身の人生を投影するようになった。映画では、最初ビリーの父親は息子がバレエを習うことに理解を示さない。だが或る時、息子のバレエの才能に気付くと、その夢を叶えてやろうと奮闘し始める。一方、現実のエルトンは、といえば、実父から愛情を注がれたことは一度もなかった。だからこそなのか、映画の展開には感情が激しく揺さぶられてしまった。

エルトンは取り乱すほど泣きじゃくり、同伴者デヴィッドに抱えられるようにして上映館から退出した。その後エルトンは、レセプション会場で本作品を監督したスティーヴン・ダルドリーや脚本のリー・ホール、そして主人公ビリー少年を演じたジェイミー・ベルらに会う。未だ興奮を抑えきることのできなかったエルトンは、身体を震わせ涙を流しながら、映画が心に深く響いたことを熱弁した。さらに同伴者デヴィッドの発案をきっかけに、ミュージカル舞台化を提案したという。

監督も脚本家も最初はエルトンのアイデアを非現実的だと思った。生身の少年を長期間舞台に拘束するなど困難だと考えた。しかし、エルトン自ら音楽を手掛けることを申し出たことで事態は動く。スティーヴン・ダルドリーとリー・ホールはいずれも舞台を出自とするクリエイターだったが、この時点でミュージカルは未経験の領域だった。一方、エルトンは既に『ライオン・キング』(原題:The Lion King/1997年ブロードウェイ初演)、『アイーダ』(原題:AIDA/2000年ブロードウェイ初演)という二つの大ヒットミュージカルに係わり、ミュージカル作曲家としての名声を確立していた。そんなエルトンからの心強い提案がスティーヴン・ダルドリーとリー・ホールのヤル気に火を点けないはずはなかった。

ミュージカル舞台化に際してスタッフは、演出をスティーヴン・ダルドリー、脚本をリー・ホール、振付はピーター・ダーリングとし、映画に携わった面々がそのまま舞台版にスライドされることとなった。そして、もちろん音楽はエルトン。ならば、歌詞は誰が書く? エルトン自身は作詞を手掛けない。するとエルトン、「これは元々リー・ホールの物語なのだからリー自身が書け」と命じた。リーは「生まれてこのかた歌詞など書いたことがない」と最初のうちはゴネたが、やがて折れた。そうしてリーの初めて書いた歌詞は、すぐにFAXでエルトンのもとに届けられる。それは非常に完成度の高いものに仕上がっていたとエルトンは述懐する。当時アメリカに住んでいたエルトンは歌詞に曲をつけるたびに、イギリス在住のリーに電話して歌って聴かせた。時差のせいでリーは深夜に起こされることがしばしばだったそうだ。……と、ここまで読めば、このミュージカルがエルトンの凄まじい熱量に引っ張られるようにして誕生した、という見方について納得していただけることだろう。
 

■ミュージカル作曲家エルトン・ジョンができるまで

今やエルトンは、ポピュラー音楽界のスーパースターとしてだけでなく、『ライオン・キング』、『アイーダ』、そして『ビリー・エリオット』という人気ミュージカルの作曲者としても、その名を世界に轟かせている。エルトン作曲の舞台ミュージカルとしては、もう1本、『プラダを着た悪魔』(原題:The Devil Wears Prada)という、同名小説及び同名映画を原作とするミュージカル作品があり、2022年にシカゴで限定上演(試演といってよいだろう)されている。ただ、何らかの事情により、内容やスタッフの大幅見直しが行われることとなった。その改訂を経た新プロダクションは、今年(2024年)10月にロンドンのウエストエンドで改めて上演されることとなった。

さて、エルトンが初めて音楽を手掛けたミュージカル作品は『ライオン・キング』だが、これは最初から舞台用に作曲されたものではなく、元々はディズニーアニメのサウンドトラックとして作られた。エルトンは、かなり以前にも『フレンズ』(原題:Friends/1971年)という映画のサントラを手掛けたことがあり、味わい深い佳作に仕上がっていたが、その後は自身の歌手活動をメインとしつつ、サントラの類に係わることはしばらくなかった。

ときに、通常エルトンの創作上の最重要パートナーといえば、作詞家バーニー・トーピンの名がまず挙がる。エルトンとバーニーは今日まで兄弟のような、切っても切れない絆が続いているが、そんな彼らにも少しの間、距離が置かれ、エルトンが他の作詞家たちと曲作りを行なった時期があった。そのうちのひとりが『ジャンプ・アップ』(原題: Jump Up!/1982年)というアルバムの収録曲「♪リーガル・ボーイズ」(原題:Legal Boys )の作詞を手掛けたティム・ライスだった。

ティム・ライスといえば、元々は作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーとの名コンビで『ジーザス・クライスト・スーパースター』(原題:Jesus Christ Superstar/1971年ブロードウェイ初演)や『エビータ』(原題:Evita/1978年ウエストエンド初演)等を世に送り出し、一世を風靡した有名作詞家である。その後もABBAのビョルン・ウルヴァース&ベニー・アンダーソンと組んだミュージカル『チェス』(原題:Chess/1984年)、アラン・メンケンと組んだディズニーアニメ映画のサントラ『美女と野獣』(原題: Beauty and the Beast/1991年)や『アラジン』(原題:Aladdin/1992年)等々、旺盛な活動を続けていた。『美女と野獣』『アラジン』は皆さんご存じのとおり、その後、舞台ミュージカルとしても人気を博した。そんなティムから、「♪リーガル・ボーイズ」の曲作りから十余年を経た或る日のこと、電話でエルトンにサントラ共作の誘いがあった。そうして作られたのが、ディズニーアニメ映画『ライオン・キング』だった。同アニメ映画は興行的な大成功を収めたうえ、サントラ盤も全米チャート1位に輝き、エルトンには「♪愛を感じて」(原題:Can You Feel The Love Tonight)により1994年アカデミー賞の歌曲(Original Song)賞や、1995年グラミー賞・最優秀男性ポップ・ボーカル賞の栄誉ももたらされた。さらにジュリー・テイモア演出でミュージカル化もされ、空前の大ヒットを飛ばしたことは、これも今更言うまでもないことだ。

【公式】Elton John – Can You Feel the Love Tonight (From "The Lion King"/Official Video)

『ライオン・キング』の成功に気をよくしたディズニーは、今度は最初から舞台作品としての新作ミュージカルを企画し、再びエルトン=ティムのコンビに依頼する。それがヴェルディの著名なオペラからストーリーを借りた『アイーダ』だった。ブロードウェイ初演ではアイーダ役にヘザー・ヘッドリー、ラダメス役にアダム・パスカル(Rentのロジャー役でお馴染み)を配したこの作品もやはり大当たりする。エルトンはさらに、同作品の劇中ナンバーを、スティング、シャナイア・トウェイン、スパイスガールズ、レニー・クラヴィッツ、リアン・ライムス、ジャネット・ジャクソン、ボーイズⅡメン、ティナ・ターナー、ジェイムズ・テイラーらに歌わせたアルバム『エルトン・ジョン&フレンズ アイーダ』(原題:Elton John & Tim Rice's AIDA/1999年)を並行してリリースし、こちらも大きな反響を呼んだ。

【公式】Elton John – Written In The Stars ft. LeAnn Rimes

『ライオン・キング』や『アイーダ』の創作過程において、過去にロイド=ウェバー、ABBA、メンケンといった第一線の作曲家たちを相手に傑作の歌詞を手掛けてきた天才作詞家ティム・ライスは、彼の中に蓄積されていた実践的知見を、ミュージカル作りの経験の無かったエルトンにも共有したはずである。とはいえ、エルトンにもミュージカル作曲家としての素地はそれなりにはあったと思われる。もちろん彼が、イギリス王立音楽院(Royal Academy of Music)の出身であり、クラシカルな音楽の基礎や教養を身に付けていたというのもある。だが、そのこと以上に、彼を取り巻く時代や環境の影響も重要だったように思える。そこで、少しの間だけ英国ロックの進化史をおさらいさせていただきたい。

1960年代にビートルズの出現により、ロックンロール音楽のクウォリティは著しく向上した。彼らは1967年にアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(原題:Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)を発表し、一個のLPレコード全体が統一的なテーマ性や物語性によって構成される“コンセプト・アルバム”という概念を確立させた(そこには、アメリカのザ・ビーチ・ボーイズが1966年に発表した『ペット・サウンズ』(原題:Pet Sounds)への強烈な対抗意識もあっただろう)。以降、キンクス、ムーディーブルース等がこの概念に沿ったアルバムを製作した。デヴィッド・ボウイの初期代表作ともいうべき『ジギー・スターダスト』(原題:The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars/1972年)もまた“コンセプト・アルバム”として脚光を浴びた傑作のひとつである。異星よりやって来たバイセクシャルのロックスターの物語が綴られていく。ライブの場では奇抜かつ派手なコスチュームを纏ってパフォーマンスをおこなう彼のスタイルが、“グラムロック”として持て囃された。なお、デヴィッド・ボウイの或る楽曲はエルトンの重要な楽曲にも影響を与えるが、それについては後述する。

そして我らがエルトンも、ご多分に漏れず“コンセプト・アルバム”に挑んでいる。『エルトン・ジョン3』(原題:Tumbleweed Connection/1970年)、『黄昏のレンガ路』(原題:Goodbye Yellow Brick Road/1973年)、『キャプテン・ファンタスティック』(原題:Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboy/1975年)等がそれだ。バーニー・トーピンの作詞技量とも相まって、いずれも見事な完成度に到達した傑作揃いである。とりわけ『黄昏のレンガ路』はエルトンにおける金字塔的アルバムと言ってもいいだろう。

【公式】Elton John – Goodbye Yellow Brick Road (Remastered 2014) (音源)

 

一方、ザ・フーが1969年に発表した『トミー』(原題:Tommy)は“コンセプト・アルバム”ではありつつも、新たな戦略を打ち出した。敢えて“ロックオペラ”を標榜し、それが新たなスタイルとして世間に認知されるようになる。そしてその影響下で発表されたのが、(後にエルトンと組むこととなる)ティム・ライスとアンドリュー・ロイド=ウェバーによる『ジーザス・クライスト・スーパースター』(アルバムリリース:1970年)や『エビータ』(アルバムリリース:1976年)だったのである。この二作はいずれも最初に“ロックオペラ”としてアルバムが発表され、その後、早いタイミングで舞台化された。そして今では両作品を“ロックオペラ”と呼ぶ者はあまりいない。世間的イメージは、一般的な“ミュージカル”(『ジーザス』のほうは、かろうじて“ロック・ミュージカル”)としてすっかり定着している。

一方“ロックオペラ”の祖というべき、ザ・フーの『トミー』の場合、ケン・ラッセル監督によりミュージカル映画化され公開されたのが1975年で、舞台ミュージカル化(こちらの原題は、The Who's Tommy)されてブロードウェイで上演されたのは遅く1993年だった(2007年に、いのうえひでのり演出、中川晃教主演で日本語版が舞台上演されたこともある)。舞台作品としてはまずまずの評価に終わったが、先に映画化された『トミー』のほうは公開当時からカルト的な人気を博した。何よりもエルトン・ジョンが、同作品の中で最もキャッチ―なナンバー「♪ピンボールの魔術師」(原題:Pinball Wizard)をド派手に歌い演じた姿は、主演のロジャー・ダルトリー(ザ・フー)やエリック・クラプトン、ティナ・ターナー以上に多くのロックファンの記憶に印象深く焼き付いたのではないか。エンターテイナー志向の強いエルトンならでは、ケン・ラッセル作品における過剰でシアトリカルなキャラクターの役作りにうまくハマったのだろう。さらに、煌びやかなピアノ音をフィーチャーした楽曲アレンジも、ザ・フーのオリジナル音源の同曲よりもパワフルでインパクトが強かった。エルトンは、この曲を大いに気に入り、自身のライヴでレパートリーの一つとして歌うこともあった。一方ザ・フー側も、1991年にはエルトンの大ヒット・チューン「♪土曜の夜は僕の生きがい」(原題:Saturday Night's Alright (For Fighting)/1973年)を、彼ららしい力強いサウンドでカヴァー返しをしており、両者間の仲の良さをアピールした。

【公式】Elton John – Pinball Wizard (Remastered 1995) (音源)

こうした、コンセプト・アルバム → ロックオペラ → ロック・ミュージカルまたはミュージカル、というロック進化の流れの中で(おそらく盟友バーニー・トーピンの意志も強く働いたのだろうが)同じ時代の空気を吸っていたエルトンの豊かな音楽的感性は、その後のミュージカル作りに適応しやすいものへと醸成されていったことは確かであろう。ただ、その醸成に貢献した背景として、コンセプト・アルバム → ロックオペラ → プログレシヴロック(通称:プログレ)という流れ、もしくは、コンセプト・アルバム → プログレという流れのあったことも無視するわけにはいかない。プログレの追求する高度な音楽性・文学性・芸術性は、コンセプト・アルバム由来のものであり、ミュージカル音楽とも親戚関係にある。そして、エルトンの活動歴からも、プログレ系のアーティストとの同時代的接点を多々見出すことができる。

エルトンの本名は、レジナルド・ケネス・ドワイトだが、芸名の「エルトン」の部分は、デビュー前のバンド仲間、エルトン・ディーンから半ば勝手に拝借したという。このエルトン・ディーンは後に、カンタベリー・ツリーというプログレの一大派閥の中心的存在・ソフトマシーンに参加し、カンタベリー派の重鎮としてファンの尊敬を集め続けたサックス奏者だ。また、そのソフトマシーンの初代メンバーだったケヴィン・エアーズの6thアルバム『スウィート・デシーヴァー』(原題:Sweet Deceiver/1975年)には、エルトン・ジョンが計3曲にピアノ演奏で参加している。こちらはエルトンのマネージャーだったジョン・リードが一時期、ケヴィンのマネージメントも兼ねていた縁によるものだった。

エルトンが1971年に発表したアルバム『マッドマン』(原題:Madman Across the Water)には、イエス加入以前のリック・ウェイクマンがセッションミュージシャンとして3曲のレコーディングに参加、ハモンドオルガンを弾いている。このアルバムのプロデューサー、ガス・ダッジョン(初期エルトンの黄金期を語るうえでの最重要人物のひとり)がデヴィッド・ボウイの名曲「♪スペース・オディティ」(原題:Space Oddity/1969年)を担当した際にメロトロンを弾いていたのがリックだったので、その繋がりであろう。

ちなみに、その「スペース・オディティ」に触発されて作られたとされるのがエルトンの「♪ロケットマン」(原題:Rocket Man (I Think It's Going to Be a Long, Long Time)/1972年)なのだった。火星に向けて一人旅立った宇宙飛行士の心境を綴った歌詞は、バーニー・トーピンがレイ・ブラッドベリの同名短編小説から想を得て書いた。プロデューサーはこちらもガス・ダッジョン。この楽曲名は後述するエルトンの伝記映画のタイトルにもなった。

【動画】エルトン・ジョン「ロケットマン」 (Royal Festival Hall, London 1972)

「♪ロケットマン」は1991年にケイト・ブッシュがレゲエ調のアレンジでカヴァーしたこともある。最初エルトンへのトリビュート・オムニバス・アルバムに収められ、その後にシングルCDで発売された。そのカップリング曲は、こちらもエルトンの1973年発表の名曲「♪風の中の火のように」(原題:Candle in the Wind)だった。元々はマリリン・モンロー(本名:ノーマ・ジーン・モーテンソンまたはノーマ・ジーン・ベイカー)のことを歌った曲だが、1997年にダイアナ元英皇太子妃が亡くなった際、彼女への追悼歌「♪キャンドル・イン・ザ・ウィンド 1997」として改作(改詞は原曲作詞者のバーニー・トーピン)。全世界で3300万枚以上ものCDを売り上げ、エルトン史上、最大のヒットナンバーとなったことはつとに知られている。

なお、エルトンは、ピーター・ゲイブリエルがケイト・ブッシュとデュエットした「♪ドント・ギヴ・アップ」(原題:Don't Give Up/1986年)によって「人生が救われた」と述べたことがある(ドキュメンタリー番組『The Kate Bush Story: Running Up That Hill』)。彼がリハビリ施設でドラッグやアルコール中毒と闘っていた時期(後述する映画『ロケットマン』参照)にちょうど同曲を聴いて、励まされたらしい。そんなエルトンも、やがてケイト・ブッシュとのデュエットを実現させることとなる。ケイトのアルバム『雪のための50の言葉』(原題:50 Words for Snow/2011年)の中の「♪ウィーラー街で雪に閉じ込められて」(原題:Snowed In at Wheeler Street)という曲がそれである。実に味わい深い仕上がり。

初期のエルトンのアルバムの中には、音楽的にもプログレからの直接的影響を見出すことのできる楽曲が幾つかある。たとえば、アルバム『黄昏のレンガ路』の一曲目「♪葬送〜血まみれの恋はおしまい」(原題:Funeral for a Friend/Love Lies Bleeding)はその最たる例といえよう。

他にもエルトンがキングクリムゾン結成時のヴォーカリスト・オーディションを受けて落ちたとか、プログレ関係の逸話は色々あるが、きりがないので、ここまでとしよう。

しかし、やはりエルトンといえば、本来的には偉大なポピュラー音楽のアーティストなのである。実際、彼が世に送り出した名曲、ヒット曲は数えきれないほどある。そして、これらがミュージカルを含む舞台、映画などに使われることもまた頻繁なのだ。

例えば、世代を超えて巷で最もよく聴かれている楽曲のひとつに「♪僕の歌は君の歌」(原題:Your Song)がある。1970年リリースのエルトンのセカンドアルバム『僕の歌は君の歌(原題:Elton John)」に収められた一曲目。作詞はもちろんバーニー・トーピン。プロデューサーはガス・ダッジョン。この曲は、他の歌手からもしばしばカヴァーされ、なおかつ、CMや映画、舞台にも使用されることが多い。近年の映画・ミュージカルで代表的なものといえばやはり『ムーラン・ルージュ!』(原題:Moulin Rouge!/映画=2001年、ミュージカル=2019年ブロードウェイ初演)だろう。映画では主人公クリスチャン役のユアン・マクレガーが、また、ブロードウェイ初演舞台では同役のアーロン・トヴェイトとサティーン役のカレン・オリヴォが交互に歌った。いずれも非常に印象に残るシーンであった。また、同曲を効果的に使用した舞台作品として、昨年2023年9月に渋谷ユーロライブで上演された、コント・ユニットの「切実」による『朝の人』(作:ふじきみつ彦、演出:岡部たかし、出演:岩谷健司、岡部たかし、富田真喜)という短編芝居もあった。まぁ観ていない人には何のことやら…であろうが、個人的には、これほど「♪僕の歌は君の歌」が切なく胸に迫った、見事な例を他に知らない。

【公式】Elton John – Your Song (Top Of The Pops 1971)

 

ともあれ、音楽的な天賦の才と、時代環境や経験によって培われた豊かな音楽的素地とが掛け合わさることで、いつしかエルトンはミュージカル音楽や映画音楽の領域でもビッグな存在にまで昇り詰めていた。それほどの彼から初めて直接的かつ積極的に原作映画のミュージカル化を切望されたのが、スティーヴン・ダルドリーとリー・ホールだったのである。ミュージカル未経験者だった二人にとって、これほど贅沢かつ挑戦し甲斐のある申し出はかつてなかったはずだ。

 

■『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』のミュージカル・ナンバー

ミュージカルの原作となる映画『リトル・ダンサー』はもちろんミュージカル作品ではなかったが、T. Rexをはじめとする魅力的な音楽が随所に流れていた(詳細は、本シリーズの第四回目、若林ゆり氏による映画解説編を参照のこと)。T. Rexといえば、デヴィッド・ボウイと並ぶグラムロックの代表格。バンドを率いたマーク・ボランは、デヴィッド・ボウイと同じ1947年生まれ。いずれもド派手なコスチュームでパフォーマンスを行なうことがウリだった(同系統の装いで知られたロキシー・ミュージックのブライアン・イーノも1948年生まれの同世代)。それで言えば、エルトン・ジョンだって、やはり同じ1947年生まれで、まるで宝塚スターを思わせる羽根のコスチュームで演奏するのだから、当然グラムロックに括られてもよさそうなもの。日本でエルトンの「♪クロコダイル・ロック」(原題:Crocodile Rock/1972年)のシングル盤が発売された際にはジャケットの最上部に「グラム・ロックの創始者エルトン・ジョン」という言葉が書かれており、当時はそうした見方もあったようだが、その後、彼をグラムロックと称する動きは立ち消えた。おそらく、バラード系の名曲の印象が強まったことと関係があるのかもしれない。

話を映画に戻すと、その魅力は、そのまま音楽の印象深さと直結するところも多かった。しかしミュージカル版では、それらの色を完全に塗り替えつつ、音楽によって作品全体を再構築しようとしたエルトンの、作品への思いの強さ、或いは、自信のほどが相当に感じられる。そんなエルトンがミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』のために書き下ろしたミュージカル・ナンバーは、次のとおりである(2020年日本公演のパンフレットに基づく。ただし【M-11】はチャイコフスキー作曲)。

<ACT-1>
【M-1】 The Stars Look Down
【M-2】 Shine
【M-3】 Grandma's Song
【M-4】 Solidarity
【M-5】 Expressing Yourself
【M-6】 The Letter
【M-7】 We Were Born to Boogie
【M-8】 Angry Dance

<ACT-2>
【M-9】 Merry Christmas Maggie Thatcher
【M-10】 Deep Into the Ground
【M-11】 Swan Lake Pas de Deux
【M-12】 He Could Go And Shine
【M-13】 Electricity
【M-14】 Once We Were Kings
【M-15】 The Letter – Reprise
【M-16】 Finale

 

ここで、各ナンバーについての所感を述べたいと思う。一切のネタバレを知りたくないという方は、読み過ごしていただきたい。

幕開けは【M-1】「♪The Stars Look Down」。本作と同様にイギリス北東部の炭鉱町でのドラマが展開する1940年のイギリス映画『星は見下ろす』(原題:The Stars Look Down/監督:キャロル・リード)からタイトルをそのまま借りた第一曲目は、冒頭のニュース映像に重なりながら炭鉱夫たちの労働歌として厳かに始まる。炭鉱組合職員らしき男が、組合員たちとやり取りを交わす様は、ちょっとだけビートルズ「♪イエローサブマリン」の一節を彷彿とさせる。やがてストライキ闘争の開始が伝えられると、大人たちは「星が自分たちのことを見守ってくれる」と信じ、希望にあふれている。一方、この事態をよく呑み込めていない子ども達のひとり、主人公のビリー・エリオットは同じ旋律で「僕を抱き上げて~いつか(大空に)飛べるさ」といった、大人たちとは異なる個人的願望を呟くように歌う。それは第二幕の【M-11】「♪Swan Lake Pas de Deux」で、ビリーが宙高く舞うバレエダンサーを夢見るシーンへの伏線となっている。

そんなビリーと対比して、【M-1】において「星に見下ろされてる」と自覚している炭鉱夫たちが歌う内容は、概ね地面や地下の方向に向いている。たとえば第二幕で父親ジャッキーがクリスマスパーティーで憂愁を漂わせつ歌う【M-10】「♪Deep Into the Ground」や、終盤において闘争に敗れた炭鉱夫たちが仕事を再開する際に歌う【M-14】「♪Once We Were Kings」も、そうだ。炭鉱夫の労働歌はいずれも、地下への下降が歌われているのだ。ビリーの上昇性とは全く対照的なのである。

そのビリーの上昇性は、他の人物たちによる楽曲からも確認できる。第二幕の【M-12】「♪He Could Go And Shine」で、ビリーの才能に気付いた父親ジャッキーは、長男トニーと口論をしながら「あいつ(次男のビリー)は星になれるかもしれない」と述べる。炭鉱夫たちがあくまで「星に見守られている」存在なのに対して、ビリーはひとり天高く飛翔して“星”そのものとなり、人々を輝き照らす存在となれる可能性があると、父親ジャッキーはしっかり見抜いているのだ(この点は、「ビリー・エリオット」2020年日本公演プログラム内のコラムにおいて、当公演の訳詞担当を務める高橋亜子氏も指摘している)。

その星の“輝き”は、小さなバレエ教室に迷い込んだビリーを半ば強引にレッスンに引き入れ、彼の才能を見出すことになるウィルキンソン先生が「輝け」と歌う【M-2】「♪Shine」からも繋がってくる。だとすれば、【M-2】の旋律の一部が、アンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカル『スターライト・エクスプレス』(原題:Starlight Express。“「星の光」急行”と訳せる!)の「♪Rolling Stock」のイントロに似て聴こえたとしても、ビリーに星(スター)となって光り輝いて欲しいというウィルキンソン先生の気持ちがそこに込められているのだと思えば、妙に辻褄が合う。そして「輝け」のメッセージは、その後の【M-4】「♪Solidarity」の中でも、反復される。

ウィルキンソン先生はさらに、「われらはブギを踊るために生まれてきた」という、まるで笠置シズ子が歌ってもおかしくないような【M-7】「♪We Were Born to Boogie」を、ブレイスウェイトさんにピアノ伴奏をさせながら、エルヴィス・プレスリーばりのノリでビリーに歌って聴かせる。踊る楽しさを徹底的に伝えることで、ビリーにバレエ・スターになって欲しいというウィルキンソン先生の心情が、ここでもありありとわかる。

しかし、ダンスの楽しさを伝えることにおいては、ビリーのおばあちゃんだって負けてはいない。イギリス民謡風のワルツ【M-3】「♪ Grandma's Song」に乗せて、亡夫の粗暴さを愚痴ると同時に、ダンスを踊ることがいかに楽しく、生きる糧となったことか、ビリーにしみじみと歌い聞かせるのだ。こちらはボブ・ディランが歌ってもしっくり合いそうな、フォークっぽい曲調のようにも感じられた。

そして【M-6】「♪ The Letter」は、ビリーが、亡き母親が生前に未来のビリーに向けて書いた手紙を、ウィルキンソン先生に読ませるという曲。途中から、ビリーの心の中の母親が現れて直接歌う。自分はビリーのことをいつも見守っているから、ビリーには自分らしく強く生きて欲しい、と。一瞬サビが『レ・ミゼラブル』の「♪夢やぶれて」(原題:I Dreamed a Dream)の一節を彷彿とさせなくもないが、たとえそうであったとしても、この作品の中で最も涙腺を緩ませるナンバーであることに変わりはない。

ビリーを応援する人間は他にもいる。親友の少年マイケルである。彼は自身が女装に興味を示すこととも併せて、【M-5】「♪Expressing Yourself」において、自分たちの好きなことを自由にやるべきだと主張し、そのことでビリーを勇気づける。この場面は、タップダンスやラインダンス等も交えながら、さながら往年のブロードウェイのミュージカルショーの華麗さを炸裂させ、音楽も当然ながら明るく華麗なものに仕上がっている。観客席は興奮の坩堝と化す。

同じタップの表現でも、明るく前向きな【M-5】とは異なり、悔しさの張り詰めた辛苦のタップもある。「男がバレエを踊るなんて」と、古臭くて狭苦しい考えに固執する父親や兄に対するビリーの怒りが沸点に達した時、ハードでパンキッシュなロック音楽と共に、攻撃的なタップがスピーディーに打ち踏まれる。それが【M-8】「♪Angry Dance」である。これを聴く時、筆者は原初のアイリッシュ・ダンスを思い浮かべてしまう。16世紀にイングランドによるアイルランド支配が始まると、アイルランド人は弾圧を受け、彼らの伝統文化の活動は軒並み禁止されてしまった。しかしアイルランド人はこっそりと下半身だけで大地を踏み鳴らしながら、独自の伝統的民族リズムを継承していったという。つまり元々それは支配者の不当な圧政に対する怒りのダンスでもあったのだ。

ビリーの怒りとは別に、炭鉱夫たちも腹を立てている。無論、政府のやり方に対してだ。だからこそストライキを続けている。しかし闘争に打ち勝つには組合員の団結が必要だ。なのに団結を乱す存在がいる。スト破りという名の復職希望者たちだ。そこで組合側はピケを張り、スト破り=復職をさせまいとする。だが、そのピケ隊に弾圧を加えるのが警官隊の仕事である。警官隊にとっても、ピケ隊に負けないためには団結が必要だ。こうして、いずれの側も団結を強固にしていきながら、その諍いはどんどんエスカレートしていく。この争議の様子を描くナンバーこそ【M-4】「♪Solidarity」なのである。

ただしこの楽曲の場面ではウィルキンソン先生のバレエ教室のレッスンの様子も同時並行的に描かれていくのがミソだ。男たちの戦いと、女子たちのレッスンが混じり合い、双方がユーモラスに相対化されていく。つまり、笑えてしまう。そんな中、ビリーはついにバレエの才能を大きく開花させるのだが、その途端にバレエをやっていることが父親にバレてしまい一波乱が起こるという、情報量の多すぎる非常に面白いシーンとなる。このナンバーのパロディソング「♪それなりに」が、2015年の劇団☆新感線オールスターチャンピオンまつり『五右衛門vs轟天』で披露されていたことも思い出深い。また、歴史の大きな物語と個人の小さな物語が交錯する箇所である、という意味においても、この【M-4】は、【M-1】と同様に重要度の高いナンバーだと筆者は思っている。

【公式】Billy Elliot the Musical Live – Solidarity

当連載の第一回目と二回目でも詳しく紹介したとおり、このミュージカルの中で起こっている炭鉱争議は史実である。1984年3月に始まった炭鉱夫組合とサッチャー政府との戦いは、ボクシングに譬えるならば、あたかもカシアス・クレイとモハメッド・アリが対戦しているかのように(←これは当舞台の中で語られるギャグの援用であるのだが)なかなか決着がつかなかった。交渉は暗礁に乗り上げ、ストライキは12月になっても継続中という異様な事態を招いていたのである。

12月といえばクリスマス・シーズン。スト参加で無給状態となり、生活苦に陥っている組合員たちは、地域のコミュニティでパーティーを開くことが多かったようだ。本作の中でもそういったパーティーが開かれ、余興で政治風刺人形劇が上演されている。そこでの敵役はもちろん時の首相、マーガレット・サッチャーと、その閣僚で、サッチャーの合理化政策を最も強く推進していたマイケル・ヘーゼルタイン。このシーンで炭鉱の組合員とその家族たちによって歌われる陽気なミュージカル・ナンバーが、【M-9】「♪Merry Christmas Maggie Thatcher」である。

ここにおけるサッチャーとヘーゼルタインへの攻撃には容赦がない。サッチャーの死さえ願っているような過激な内容。曲の終盤には、「いとしのクレメンタイン」(原題:Oh My Darling Clementine/ジョン・フォード監督の映画『荒野の決闘』の主題歌にもなった)のメロディに乗せて、女子たちがヘーゼルタイン環境相を変態野郎と罵って締める。リー・ホールの書いたこの過激な歌詞をエルトンは新鮮なものと受け止め、高く評価した。自身のヴォーカルでレコーディングしたヴァージョンもあるほどだ。筆者の観点では、虐げられた民衆が時の政権を批判するこの歌は、ミュージカル『アニー』において失業者村=フーバービルの住人たちが無策のH・フーバー大統領に対して皮肉を込めて歌う「♪We'd Like to Thank You, Herbert Hoover」とほぼ同じ位置付けにある。

さて、この章の最後に、本作の中でクライマックスともいうべきナンバー【M-13】「♪ Electricity」を紹介しよう。ロイヤルバレエスクール受験の場で、面接官からダンスする気持ちを訊かれたビリーが、言葉ではうまく言い表せないが、その感覚は「電気」のようなものです、と答える歌である。日本公演の訳詞を担当した高橋亜子氏は、当初「Electricity」を「電気」と訳すことに躊躇いがあったそうだが、英国人スタッフに「石炭」と対になる言葉として「電気」と訳すように求められたそうだ。「石炭」は古い動力資源であると同時に、ビリーを縛りつける保守的な環境の比喩でもある。そこから新時代に向けて自由になるための刺激が「電気」というわけだ。

そういえば、原作映画の『リトルダンサー』で象徴的に使用されていた楽曲が、T. Rexの「コズミック・ダンサー」(原題:Cosmic Dancer)や「ゲット・イット・オン」(原題:Get It On)だったが、この二曲が収められたアルバムは『電気の武者』(原題:Electric Warrior/1971年)というタイトルだった。それを思うと、【M-13】はまさにエルトン版の“電気の武者”と解釈したくなる。そこには、少年時代、保守的な環境から飛翔したかったであろうエルトン自身の気持ちもとりわけ強く込められているような気がする。そこで、この曲を作曲者自身が歌う動画に触れていただこう。ただし実際の舞台上では、この動画では到底味わえない色んなプラスアルファの要素が展開するので、舞台のほうももちろん観ていただきたい。なお、2004年にリリースされたエルトンのアルバム『ピーチ・ツリー・ロード』(原題:Peachtree Road)のイギリス盤CDのボーナストラックには、この「♪ Electricity」に加え前述の「♪Merry Christmas Maggie Thatcher」、そして「♪The Letter」のエルトン自身によるセルフカヴァーが収録されているので興味のある方は是非。

【動画】エルトン・ジョン「♪ Electricity」

■伝記ミュージカル映画『ロケットマン』

ミュージカル『ビリー ・エリオット~リトル・ダンサー~』(原題:Billy Elliot)は2005年春にロンドンはウエストエンドのヴィクトリア・パレス劇場で初演開幕し、同劇場が改築で閉鎖となる2016年春までロングラン上演された。また、NYブロードウェイをはじめ、世界各国で上演され、多くの観客を動員し、名だたる演劇賞も多数受賞した(オリヴエ賞は5冠、トニー賞は10冠!)。

演出のスティーヴン・ダルトリー、そして脚本・歌詞のリー・ホールは、本作におけるエルトンの音楽についてそれぞれ「様式の多彩さに感心した」という主旨のことを『ビリー・エリオット ミュージカルライブ ~リトル・ダンサー』のBlu-ray/DVD特典映像の中で述べている。アーティストとしてのエルトンといえば、ピアノ・バラードや賑やかなロックンロールの印象が強いが、ミュージカルの作曲では確かに様々なタイプの音楽を放り込み、そこから豊かな世界を立ち上げる。とりわけミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』では、前章で既に触れたように、力強い労働者の曲、寂しい曲、激しいロック音楽、オールディーズ風ナンバー、華やかなダンスナンバー、しんみりとさせる曲、民謡、等々、これまで彼が手掛けてきたミュージカル作品以上にヴァラエティが色とりどり状態となり、しかもすべてが名曲揃いという奇跡を起こしている。

エルトンは、本作の創作経験を通じて、脚本・歌詞のリー・ホールの才能をいたく気に入ったようで、自身の半生を描いた伝記ミュージカル映画『ロケットマン』(原題:Rocketman/2019年)の脚本にリーを指名した。ちなみにエルトン自身はこの映画では製作総指揮のひとりという立場。監督は『ボヘミアン・ラプソディ』(原題:Bohemian Rhapsody/2018年)を代行監督したデクスター・フレッチャーで、『ロケットマン』では、じっくり腰を据えてディレクションをおこなっている。エルトンの役は俳優のタロン・エガートンが務め、創作上の最重要パートナーというべき作詞家バーニー・トーピンの役は、なんと映画『リトル・ダンサー』で主人公ビリー・エリオット役を演じたジェイミー・ベルが担った(なお、ジェイミーにとって、生まれて初めて出会ったスーパースターは、2000年のカンヌ映画祭のレセプション会場で激しく泣きじゃくっていたエルトン・ジョンだった、とのことである)。

この映画はジュークボックス・ミュージカルのスタイルをとっており、エルトンの数々の名曲が各場面に合うように散りばめられているので、実際の楽曲発表順に音楽が並んでいるわけではなく、描かれている彼の人生の細部も100%事実通りに作られているというわけではない。ドキュメンタリー作品ではないのだから、当然である。それでもエルトン・ジョンという人格と彼の作品群がどのようにして作られていったかを知るには、概ねわかりやすく、意義深い作品である。

筆者が最もジーンと来るのは、エルトンの実家でバーニー・トーピンから手渡された歌詞にピアノを弾きながら曲をつけていく、「♪僕の歌は君の歌」の誕生シーンである。バーニーだけでなく、家にいた母親やおばあさんまでもが、あまりの素敵なメロディに思わず聴き入ってしまう。そして、そのまま同曲のレコーディング風景に自然にスライドしていく、という演出も心憎い。

サウンドトラックのプロデューサーは、ジャイルズ・マーティン。ビートルズのプロデューサーとして名高き、かのジョージ・マーティンの息子である。彼は、父ジョージが「♪キャンドル・イン・ザ・ウィンド 1997」のプロデューサーを務めた際、その助手としてエルトンとの仕事を経験していた。また、ビートルズ楽曲のみを使って繰り広げられたシルク・ドゥ・ソレイユによるラスベガスのショー『LOVE』(2006年~2024年)において、父と共に音楽監督を務めた。そんな彼だからこそ、この映画『ロケットマン』でもエルトンの名曲群を巧みに料理している。生まれ育った環境から得られた恩恵ももちろんあるのだろうが、そんなことを気にさせない彼独自のセンスも音楽から伝わってくるのが心地よい。自身の実父との関係性が芳しいものではなかったエルトンからすれば、このマーティン父子の関係性はさだめし理想的なものと思えたことだろう。

そんなことも含め、映画『ロケットマン』を通じてエルトンのことを知るにつけ、エルトンがミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』に対して、どのような思いで音楽作りに臨んだのかが、なんとなく見えてくる。前述した、リー・ホールやジェイミー・ベルの起用もそうだが、映画『ロケットマン』はミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』と連続性のある作品と見てよいだろう。その意味において、ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』をこれから観ようと思っている方々や、その音楽に興味を覚える方々には、エルトン・ジョン入門として是非、映画『ロケットマン』もご覧いただくことをお勧めする。それによって、かの人物の屈折や暗闇を感じ取ることができるならば、ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』からも、新たな発見を得られることと思う。

【公式】Rocketman (2019) – Official Trailer – Paramount Pictures

文:安藤光夫(SPICE編集部)


[参考文献]
■「ビリー・エリオット」公演プログラム 三浦真紀・編集・取材・文(2020年)公演事務局
(特に訳詞担当の高橋亜子氏によるコラム「歌詞から見える『ビリー・エリオット』の世界観」)
■「Me エルトン・ジョン自伝」エルトン・ジョン・著 川村まゆみ・訳(2020年)株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
■「レコード・コレクターズ増刊 エルトン・ジョン アルティミット・ガイド」(2019年)株式会社ミュージック・マガジン
※その他、CDのライナーノーツ、各種ウィキペディア等

 

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