TVアニメ『政宗くんのリベンジR』ChouChoが歌うエンディング主題歌「twilight little star」ノンクレジットエンディング映像公開

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7月からTOKYO MX、BSフジ、AT-X、サンテレビ、KBS京都にて放送中のTVアニメ『政宗くんのリベンジR』のノンクレジットエンディング映像が公開された。ChouChoが歌うエンディング主題歌「twilight little star」にのせて、黄昏時の砂浜で物思いにふける愛姫と、彼女を迎えに来た政宗が優しく手を差し伸べる様子が描かれている。

『政宗くんのリベンジR』は原作・竹岡葉月、漫画・Tivによるコミックス『政宗くんのリベンジ』が原作のアニメ化。デブで冴えなかった真壁政宗が激ヤセしてイケメンへと変身し、かつて自身をこっぴどく振った安達垣愛姫を惚れさせてから最高の形で振るために奮闘する、というリベンジラブコメディ。2017年に第1期がアニメ化され、今回の『政宗くんのリベンジR』が第2期になる。

オープニング主題歌、大橋彩香の「Please, please!」は7月26日(水)発売。そしてエンディング主題歌、ChouCho「twilight little star」は8月9日(水)発売。アニメと共に、オープニング、エンディング主題歌もチェックしておきたい。

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8月26(土)に東京ガーデンシアターにて開催されるイベント『COLORS 2023』に舐達麻が出演することが決定した。舐達麻がライブを行うのは、約3年振りとなる。

『COLORS』は、長きに渡り日本のヒップホップ史のハイライトとなるライブ制作を手掛けるチッタワークスが主催するイベントで、既に発表されているラインナップはBonbero、Candee、guca owl、LANA、LEX、MIYACHI、OZworld、Watson、WILYWNKA、¥ellow Bucks。

なお、チケットはファミリーマート先着先行を受付中。

舐達麻

舐達麻

 

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luzのTVアニメ『ダークギャザリング』のオープニング主題歌「幽世」(読み:かくりよ)の音楽配信が開始された。またノンクレジットOPも公開された。

luz「幽世」

luz「幽世」

「幽世」は、本作のダークな雰囲気を表した歌詞とボカロPとして大活躍しているすりぃならではの重厚感、疾走感のある骨太なロックサウンドが特徴の楽曲となっており、編曲はRoyal Scandalのサウンドプロデュースでもおなじみ岸利至が担当している。

(c)近藤憲一/集英社・ダークギャザリング製作委員会

(c)近藤憲一/集英社・ダークギャザリング製作委員会

『ダークギャザリング』は現在、集英社『ジャンプSQ.』で連載中の、原作・近藤憲一による悪霊捕縛エンターテインメント。両親を交通事故で失い、霊を見ることができるようになった寶月夜宵は、事故の際に悪霊によってどこかに連れ去られてしまった母親の霊を探していた。そんなとき夜宵は家庭教師となる幻燈河螢多朗の霊媒体質に目をつけ、母親の霊を見つけるため悪霊が蔓延る心霊スポットへと彼を連れ出すようになる。

7月22日、23日の2DAYSで東阪Zeppツアー『luz 8th TOUR -Joker-』の開催も控えるluzの今後の活動にも注目したい。

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2023年8月27日(日)東京芸術劇場 プレイハウスにて、『DANCE for Life 2023 篠原聖⼀ バレエ・リサイタル』が開催される。

⽇本バレエ界を代表するダンスール・ノーブルとして活躍後、古典バレエの再演出・振付をはじめ、オリジナル作品を数多く発表。登場⼈物の⼼情や⼈間関係を浮き彫りにし、緻密でリアルな⼈間ドラマとしてドラマティックに展開する演出に定評ある篠原聖⼀。その篠原を芸術監督・代表として始動した『DANCE for Life』は、2001年⻘⼭劇場での第1回公演以来、これまでに 13 回の公演を開催している。篠原作品のミューズである下村由理恵をはじめとして国内外で活躍するアーティストが参加し、篠原聖⼀振付・演出・監修による現代と接点を持つ作品を上演し、既存のバレエ団では成しえない幅広い世代のキャスティングとその作品スケールの⼤きさも特徴のひとつだ。

Photo:塚田洋一/Yoichi Tsukada [Season 2012]

Photo:塚田洋一/Yoichi Tsukada [Season 2012]

第 14 回となる今回は、これまで篠原作品の創作に参加してきた浅⽥良和(シンフォニーバレエスタジオ)、荒井英之(ROI SOLEIL BALLET STUDIO)、檜⼭和久(⾕桃⼦バレエ団)、下村由理恵バレエアンサンブルメンバーをはじめ、⼩野絢⼦・奥村康祐・奥⽥花純(新国⽴劇場バレエ団)、吉本真由美・藤島光太(バレエシャンブルウエスト)ほか、多彩なメンバーを迎え、創作レパートリーを上演する。

上演作品は、篠原のライフワーク作品ともなっている”チャーリー・チャップリン”シリーズ「Charlie」(新作) 、「クリスタル」(1995 年初演)、「Leave it to the flow.」(2022 年初演)、「Les Saisons」(2012 年初演「Season」)。篠原聖⼀よりコメントが到着した。

Photo:竹内里摩子/Rimako Takeuchi [The King of Comedy 2004]

Photo:竹内里摩子/Rimako Takeuchi [The King of Comedy 2004]

Photo:尾鼻文雄(OfficeObana)

Photo:尾鼻文雄(OfficeObana)

篠原聖⼀

篠原聖一 (C)Yukiyoshi Yasukawa

篠原聖一 (C)Yukiyoshi Yasukawa

2001 年から DANCE for Life は始まり、バレエのジャンルを越えて多様なダンサーたちに出演していただき、多くのメッセージを発信してきました。
時が変わっていくとしても⼈間の本質は変わらない。⽣まれた喜びを感じ、命のかぎりを知り、⽣きる喜びを知り、⼈と触れ合う幸福を知り、苦悩も、痛みもあらゆるものを感じて時の流れの中に⾝を沈めている。
その中で対話することが地球を平和にすることだと思っています。
私達は⾝体的対話を使い、様々な感情を共有して穏やかな世界を創るために、観客に向けて⼈間というものを表現してゆきたいと思っています。
そのためにも、⼀歩前進するために対話をして創造者としての使命を果たしてゆきたいと思っています。

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ヒプノシスマイクの舞台化作品である『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage(以下、ヒプステ)にて、2023年4月より開催されてきた、≪2nd D.R.B≫の決勝トーナメントをオリジナル楽曲でお届けする映像プログラム『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -2nd D.R.B Championship Tournament- 。(以下、2nd D.R.Bチャンピオンシップトーナメント)8月30日(水)に発売が決定しているBlu-ray・DVDのジャケ写が公開となった。

本Blu-ray・DVDの付属CDには2nd D.R.Bチャンピオンシップトーナメントで優勝を勝ち取ったイケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”による新曲が収録されるが、新曲のタイトルも明らかに。新曲「一つ、また一つ壁を越え」の音源はこのCDでしか手に入らない。

『ヒプノシスマイク –Division Rap Battle-』Rule the Stage -2nd D.R.B Championship Tournament- Blu-ray・DVDには、熱いバトルが繰り広げられた2nd D.R.Bチャンピオンシップトーナメントの1st Battle《どついたれ本舗 VS Buster Bros!!!》、2nd Battle《Bad Ass Temple VS 麻天狼》、3rd Battle《Fling Posse VS MAD TRIGGER CREW》、そして、Final Battle《Buster Bros!!! VS Bad Ass Temple VS MAD TRIGGER CREW》の映像をあますことなく収録されることはもちろん、特典映像としてFinal Battle曲「Battle Symphony」及び「一つ、また一つ壁を越え」のレコーディング風景が収録される。

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2023年7月29日(土)・7月30日(日)の2日間、全電通労働会館  全電通ホールにて、『Musical Lovers 2023』が開催される。本公演に向けて、出演はもちろん、企画・演出を務める藤岡正明よりコメントが届いた。

『Musical Lovers』とは、ミュージカルを愛するすべての人へ向けた珠玉のミュージカルコンサート。昨年行った第1弾『Musical Lovers 2022』は大きな反響を呼び、今回新たなキャストともにおくる。

7月29日(土)は、鈴木勝吾、ソニン、藤岡正明、三浦涼介、森公美子。7月30日(日)は、ソニン、東啓介、東山義久、藤岡正明、三浦涼介(五十音順)がゲスト出演する。

どんなコンサートになるのか、さらに進化した『Musical Lovers 2023』を楽しみにしよう。

藤岡正明 コメント

藤岡正明

藤岡正明

皆さん、こんにちは!
藤岡正明です!

昨年初開催し、ご好評いただいたMusical Lovers。
今年はMusical Lovers2023と題して、新たなキャストを迎えての開催!

ミュージカルを愛するすべての人に向けて、珠玉のミュージカルソングを真っ直ぐに、そして時として斜め45度からお届けします!

「他とは違うミュージカルコンサートに出会いたい」という方にこそ観ていただきたい!

と言いつつ、本当にありがたいことに全3公演のうち2公演がソールドアウト。
残り1公演、チケットが若干数残っております!

7/29.30、劇場にてお待ちしております!

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バンドで頂点を目指すというティーンエイジドリームは今も色褪せない少年の野心の一つだが、それにアラサーの男たちが挑むというドラマがAm Amp(アムアンプ)のダイナミズムだ。俳優として数々の2.5次元作品の舞台で活躍し、それのみならず、ぶっ飛んだキャラクターと才能で耳目を集める須賀京介が、昨年“一人バンド”として立ち上げたAm Ampを自身の夢であるバンドとして立体化したのが、4人編成となった現在のAm Ampである。メンバーは、このバンドで本格的なドラムに初挑戦となる元俳優の宮城紘大(Dr)、いくつかのヴィジュアル系バンドで活動してきた矢沢もとはる(Ba)、さまざまなバンドを経て近年は倖田來未や夢みるアドレセンスなどのサポートを務めてきたJOHN(Gt)。バックボーンの異なる4人はいかにしてバンドになり得たのか? 意外すぎるイレギュラーなストーリーをじっくり訊いた。

――そもそも須賀さんは他のアーティストに楽曲提供とかをされていた中、昨年“一人バンド”という形でAm Ampを始められて。

須賀:そうですね。23歳まではバンドマンとして表舞台に出ていたんですけど、そこからおよそ5年ぐらい、ある種の楽曲提供だったり裏方に回ってしまっていて。28歳になった時に、自分がフロントマンとして舞台に立つのはラストチャンスかなっていうところで、無計画で始めたのが去年の一人のAmAmpの始動だったりします。

――俳優などの活動をする中で、音楽をどうしてもやりたいっていう気持ちの根っこにあるものって何なんですか?

須賀:小さい頃に男の子が夢中になるヒーローものってあるじゃないですか? 僕にとっての変身願望はそっちに向かなくて。僕のルーツは完全にザ・ビートルズなんですけど、マッシュルームヘアに黒スーツの初期のとか、あれが僕にとってのヒーローやアイドルで。やっぱりヒーローになりたいっていうのは、30歳目前でも捨てきれなかったっていうのが一番の原動力で、ある種、変身願望に近い気持ちがやっぱり根底にはあって。それが抑えきれずに爆発してしまったっていうのが一番の要因かなって思います。

――音楽をやるだけじゃなく、あくまでもバンドだと。

須賀:ビートルズが好きなぐらいなので、同世代の男の子が4人並ぶっていう姿にすごくエクスタシーを感じるので(笑)。どうしてもバンド、特に4人組バンドがやりたいっていうのはAm Ampを一人で立ちあげたときに完全に着想としてありました。実は去年の8月に、一人の時の1st EPを初めてリリースしたんですけど、もう4人バンドを組もうという計画は自分の中ではあって、メンバー探しは始めていて。彼(宮城)とはおよそ4年前に、僕のほぼほぼ初舞台での共演以降、プライベートの親交はあったんですけど。メンバー探しを始めた当時、彼がちょうど人生の節目じゃないですけど、俳優業の引退というか無期限活動休止を発表した手前で、「今後の人生どうしよう」みたいなところで。出会った当時、僕は初舞台のくせに大役を頂いてしまって、右も左もわからない状態で。その時、座長だった彼がすごい背中見せてくれて。それからの付き合いだったんです。そこで相談して行く中で、彼は高校で軽音部でやってましたし、いつか人生でしっかりドラムに挑戦したいという気持ちはずっと聞いてましたし、どんな形であれエンターテイメントに関わっていきたい、ただそこが自分の中でまだ定まっていなくてっていう。音楽畑の人間ではなかったので、彼をドラマーとして起用するっていうことは、僕の中で結構ハードルが高いことだったんですよ。ただやっぱり背中を見せてもらったじゃないですけど、初舞台で共演したときに何が何でもやり通すっていう、彼のやりきる姿も見ましたし、役者として今でも先輩だと思ってますし、彼のプロ意識っていうのをとにかく見せつけられたので、やってくれると信じて誘った次第です。そっからはもう話が早くて、2週間ぐらいで全員集まっちゃって。逆にそこまで僕が組んでたメンバー全部バラしたんですよ。宮城が入ることによって、全部自分の中の絵コンテじゃないですけど、バンドのバランスがパワーバランス変わると思ったので。この癖ある人物が入ったら、たぶん誰を入れても結構霞んじゃうなと思ったので、見ての通りちょっと癖の強い、知り合いじゃなさそうな(笑)4人を集めて。

須賀京介(Vo)

須賀京介(Vo)

――宮城さんは、音楽をやるならどういう形で、みたいなビジョンはあったんですか?

宮城:いや、本当に「バンドやろうぜ」っていう話を今でも鮮明に覚えてるんですけど。エンタメに戻りたい、裏方でもいいから……“裏方でもいいから”って言ったらちょっと語弊があるかもしれないんですけど、どんな形でも、微力でもエンタメにすがりつきたいっていう思いを話したところ、自分がドラムをやることをサポートできるかもしれない的なニュアンスで話していただいてたので。やるならしっかりやりたいっていうことで、家を引っ越したりだとか(笑)。

――家で練習するために?

宮城:そうです。(ドラムの練習ができる環境にするために)住んでた家を引っ越したり。やるなら真剣にやりたいっていうことを須賀に話したら、もう本当にコーヒー飲みながら「じゃあバンドやらない?」って言われて(笑)。

須賀:引っ越しただけじゃなくて、板を買ってきて自分で完全防音室を作り上げてしまって。

宮城:彼が「じゃあバンドやらないか?」っていうのを持ちかけてくれて、彼は僕が背中見せてくれたとは言ってますけども、僕もいろんな役者を見てきた中で、本当に異質というか、才能をめちゃくちゃ感じてたので。彼と何かに携われるなら、めちゃくちゃ一緒にやりたいっていうのが強くて。音楽をやりたいっていう気持ちよりも、どっちかと言えば、須賀京介という人物と何か一緒にできるなら乗りたいっていう気持ちが強かったですね。っていう終着点です……ははは!

須賀:隣で語られるとなかなか赤面ものですけど。

――今、宮城さんがおっしゃったことに、すごいヒントがあると思います。矢沢さんとJOHNさんはバンドをやっていたから、フロントマンの大事さは理解されているのでは?

JOHN:バンドを組むとしたらボーカルが一番大事というか、探すのも大変だし、歌ありきのバンドだとボーカルがいないと成り立たないと思うので。自分が入ろうと思ったきっかけというか、誘っていただいた時の感情としては、高校2年ぐらいからバンドを組んでライブハウスで活動していて。で、また解散してまた新しく組んでっていうのを3年前、コロナに入るぐらいまで何回か繰り返したんですけど、コロナのあたりで活動休止しちゃったバンドがあって、そこからサポート業に移ろうと思ったんです。ライブのサポートしたりとか、アイドルさんだったりのレコーディングしたりとかを2~3年続けてきたんですけど、それが割と居心地がよくて。チームで動くと人間関係の枷があったりするので、それがなくなって。一人で全部やんなきゃいけないけど、それはそれでプレッシャーが少なくていいのかなと思ってはいたんですけど、ある日突然声をかけられて(笑)。

須賀:ライブハウスでナンパみたいな形で。やっぱりミュージシャンはライブハウスで探さなきゃいけないというところで、実地的に見ていたところ、僕の理想のギタリスト像がそこにいたので。僕、こう見えてもともと人見知りなんですけど、なんとか克服して、お酒ガーっと入れて、「ちょっと君さ」「どうだい?」みたいな感じで(笑)。

JOHN:サポートのライブって、ライブ終わったら「お疲れさまでした!」って感じなんですけど、なんかよく分からない人が来て(笑)。

須賀:2日間で5軒ぐらい回ったんですけど、その時彼がすごく気持ち良さげにギターを弾いていて。

JOHN:俺の出会ったことのない人物像すぎて。普通に邦楽ロックのいわゆるバンドマンのテリトリーで生きてきた中で、もともと俳優をやってたとかヴィジュアル系でボーカルをやってたとか、舞台もやってた、みたいな方と出会うことがなくて。それも衝撃的で。で、しかも、見た目もわりと奇抜じゃないですか? 俺が言うのもなんですけど。

須賀:そうですね。あなたが言うのも。

一同:ははは。

須賀:それだけ回って誰にも声かけてないですからね、その日まで。

JOHN(Gt)

JOHN(Gt)

――JOHNさんとしてはコロナもあって思うように活動もできずという状況では、サポートの方が居心地が良かった?

JOHN:一人で活動して、ライブやレコーディングをしてお金を頂いてっていうのに慣れてて、バンドで“よし、頑張ろう! 上を目指そうぜ”みたいな熱気がちょっとなくなってしまってた部分もあって。“今からバンドか?”と正直思った部分もあるんですけど、その熱気と須賀京介のカリスマ性に惹かれた部分はあって。また熱を取り戻せたというか、引っ張っていってくださったのがこのメンバーだったので。“じゃあもう一回頑張ってみようかな”っていうところで、皆さんを信じつつ。

――それはなかなかの決意ですね。矢沢さんはどういうアプローチを受けたんですか?

矢沢:僕個人のことで言うと、ヴィジュアル系の畑でしかバンド活動をやってこなかったんですよ。10年ぐらいの期間の中で、途中で辞めたりバンドを組んだりを繰り返してきて。その10年前のバンド業界に入るぐらいのタイミングで須賀さんと知り合って。そのときは彼もヴィジュアル系のバンドをやっていて、対バンしたぐらいの関係だったので、後にバンドを一緒に組むなんていう話は当時は上がるまでもなく、友人の一人だったんですよ。

須賀:ちょうど10年前ぐらいですね。僕はそのあとすぐ違うジャンルに行ってしまったんですが。彼(矢沢)とはこの中では一番付き合いが長くて。

矢沢:連絡は定期的に取り合う関係だったんですけど、何かを一緒にやるってことはないまま10年ぐらい過ぎていて。ただ僕個人としては、須賀さんの才能というか、華みたいなものは10年前から感じていたので、自分のタイミングややりたいことと噛み合えばいつか一緒にこの人と何かやりたいなっていうのはずっと頭の中で思いながら過ごしてはいたんです。彼も舞台の道に進んだりして、もう交わることはないだろうなって思ったタイミングも正直あったんですよね。2~3年前だと、連絡は取り合えるけど、何か一緒にすることはもうないのかなという気持ちになってました。そうこうしているうちに、今年の2月の終わりぐらいに急に電話かかってきて。「久しぶりです。バンドやりましょう」って言われて。「あ、なるほど」と(笑)。急に来たなと。正直、自分としてもタイミング的にも何かまたやりたい、仕掛けたいっていう時期でもあったので、これはもう天啓かなと。というところで5分の電話で即答しました。

須賀:3分40秒ぐらい。

一同:ははは。

須賀:これだけ聞くと、すごく綺麗にまとまった話じゃないですか? でも実は4年ぐらい前に、僕の中では同じAm Ampプロジェクトみたいなのがあったんですよ。その頃ちょうど僕は舞台とかいっぱいお仕事をいただけるようになる直前だったんですけど、もう一回バンドをやろうと思って、ベーシストのカリスマって言ったら彼しかいないと当時も思っていたので、何回も誘ってるんです。確か3ヵ月の間に7回誘ってて。当時すごく流行っていた『ボヘミアンラプソディ』っていう映画のチケットを2枚買って。これを見てバンドをやりたくならない男の子はいないと思って。

矢沢:本当に高校生みたいな誘い方するよね(笑)。断ってる最中なのに「一緒にこの映画を見ましょう」って言われて。

須賀:ダメ押しの『ボヘミアンラプソディ』。

矢沢:これを一緒に見て「俺と一緒にバンドやりたい気持ちになってくれるだろう」ってオーラをすごく感じるんです、隣の席で(笑)。で、映画自体は楽しいんで、“ああ、いいなあ”と思いながら、「じゃ!」って言ってすぐ帰りました。

一同:ははは!

矢沢:映画館を出た後、「バンドっていいですよね。じゃ、ケツあるんで」ってすぐ帰りました(笑)。

須賀:これがあったので僕的に若干トラウマじゃないですけど、今回も怖かったんですけど、3分くらいで「そろそろ話が来ると思ってました」みたいな謎のセリフを残して快諾してくれました。

矢沢もとはる(Ba)

矢沢もとはる(Ba)

――矢沢さんにとってタイミングを得たと?

矢沢:そうですね。ライフワークみたいなところのバランス的に、バンドをやる体力と気持ちも整ってきた状況で着信があったので“そういうことか”と思って。

須賀:ただ面白いのが、もし彼と4年前に音楽を初めていたら僕は舞台の活動ができなかったと思うんですよ。彼に断られた直後に『ヨルハVer1.3a』っていうスクエアエニックスさんの『ニーア オートマタ』っていう世界的なゲームが原案の舞台の大きいオーディションがあって、僕はそれに受かって宮城と出会っているので。だからもう全部なるべくしてなった4人なんです。

――学生の頃にバンドに憧れて組むのと違って、それぞれキャリアを積んできた今っていうのがシンプルにすごいことだなと思います。

須賀:依然として賭けではありますけどね。全然余裕がある形ではないので(笑)。人生の賭けではあるってことは変わらないです。

――変身願望だけじゃなく、須賀さんにとってバンドだからこそ人に訴えかけられるものってなんだと思いますか。

須賀:言葉を選ぶんですけど、職業=バンドマンじゃないですか。バンドマンっていうものは音楽家ともちょっと違くて。職業的とか社会的に言うと、かなり下の方にいると思うんですよ。今でも“3B”とか、娘さんが連れてきた彼氏がバンドマンですって言われたら、親御さんはマイナスの感情を持たれると思うんですよ。“頑張れ”っていうメッセージの曲を書いたとしても、僕的には今の時代、逆に“いや、お前ら頑張れよ”みたいな感じで思ってしまうかなと。そういうところで言うと、僕らはルーキーにしてはちょっと年齢が行ってるので、音楽性がどうこうというより、バンドマンっていう人たちが汗だくになって、この歳になっても新人だってやり続けているっていう、その背中を見て、“じゃあ私たち、僕たちももうちょっと頑張ろうかな、あんな馬鹿がいるんだったら”みたいな。おこがましい形ではなく、そういう勇気を与えられるのは、やっぱりバンドなんじゃないかなっていう。よくも悪くも高尚なものじゃないと思ってるし、アイドルともグループとも違う、バンドっていうものができることなんじゃないかなと思います。

――確かにこれから何が起こるのか? っていう劇画を見てるようなプロフィールだったりしますからね。

JOHN:自分がギターを始めたのも、映画の『BECK』を見たのが大きいので。だから、いずれバンドが大きくなった時にこのストーリーが映画化とか小説になって、みんなが音楽を始めるきっかけになってくれたら、それは確かに自分の夢かもしれないですね。

宮城:いいな、それ。

宮城紘大(Dr)

宮城紘大(Dr)

――ところで4人で初めて最初に音を合わせたとき、どんな印象を持ちましたか?

宮城:ヤバいと思いました。

JOHN:ハチャメチャな感じという意味で(笑)。それこそ4人の音だけじゃなくて同期も流しながら演奏するっていうことなので、(宮城は)ドラムはクリックを聴くのも初めてで、イヤモニをしながらドラムも叩かなきゃいけないっていう状況にあたふたしてる中で同期も出さなきゃいけないし、“これ大丈夫かな?”(笑)とは思いましたね。

須賀:2回目ですかね。MTRとかPCとかの環境をしっかり整えて、ちゃんとみんなが自分の力を出せて演奏できるっていう時に、「miteyo」をやったんですけど、僕は「miteyo」を作った時はまさか自分以外の人間が演奏して、自分は歌うだけっていうシチュエーションを想像していなかったので。めちゃくちゃエモいというか、感傷的というか(笑)、すごい感動しちゃいましたね。一人きりで部屋にうずくまって作った曲を、完全に背中を任せられる仲間たちが演奏してくれてっていうそのシチュエーション。自己満足なのかもしれないですけど、個人的には感動しちゃいました。

矢沢:個人的には音を合わせた時、ステージが見えたので“勝ったな”って思いました、もう。

一同:爆笑。

矢沢:お客さんが楽しんでる画が、絶対にカッコいい自分たちが、もう見えたので。勝ったなと。

宮城:それで言ったら多分、一番言っちゃいけないのは僕なんですけど、最近楽しくなってきたんですよ、ドラムが。なので僕も“勝ったな”って思いました。

一同:ははは!

宮城:これめちゃくちゃ大事だと思ってて。僕は8年間舞台をメインでやってましたけど心底笑顔では出来てなかったんですよ、最初。初舞台なんて、胃がきつくなるし、“何で怒られなきゃいけないんだろう?”と思うし、緊張しかないなか、あっという間に終わって、拍手されてるんですよ。それを続けていると、だんだん自然な笑顔が出てきて楽しくなる。そういう経験から、楽しくなってきたら勝ちだと思ってて。で、自分らが楽しくなかったら、お客さんに伝わるものも絶対伝わらないと思うので。もちろんライブまでにも、これからも絶対に誰よりも練習しようと思っているんですけど、最近楽しくなってきたのは本当で。なので僕、“勝ったな”って思いました。

一同:(笑)。

――なんか“勝ったな”と思った瞬間に答えが変わってきてますけど(笑)。今回のEPは1曲の中のジャンル的な振り幅も大きくて、バンドマンとしてドラムをAm Ampから始めるにしてはなかなかすごい曲ばかりなんじゃないかと思ったんですが。

宮城:もう驚いてます。バンドってこういうことなのかな(笑)。

須賀:一筋縄ではいかないと思いますね、今回に関しては。

JOHN:ドラムは“これから頑張ります”っていう曲じゃないですよね。

宮城:でも楽しいし、ありがたいことにいろんな方に話したら、プロのドラマーの方とかもご紹介していただけて。楽曲を聴いてもらったりすると、口を揃えてみんな「大変だね、この曲は」って言うんですけど。それこそジャンルが既に今ある6曲の中でもいろんな幅を感じるし、全部カッコいいなって思うので。Am Ampの曲に挑戦していけば、単純にドラムがもっと楽しくなるんじゃないかなと思ってるので。それに関してはむしろ課題曲というか(笑)。

矢沢:プレイヤーとしての幅は絶対広がると思う。“ありがとう!”って思いながら。一曲一曲届いたときに感謝の気持ちはあります(笑)。

――もう、どんなシーンに行きたいとかいうモチベーションじゃなさそうですね。

矢沢:それで言うと、もともと僕がいたヴィジュアル系の世界の方々にも聴いてもらいたいし知ってもらいたい、それはあります。

須賀:ふるさとのみんなにも(笑)。

矢沢:ヴィジュアル系ってもちろん素晴らしい世界なんですけど、結構敷居が高いというか、壁があるように感じる世界なので。 そこから単身で出て、その姿のままバンドを外で組むという人が今、僕が知る限りいなかったので、そこは冒険でもある。

――各自が“村長”というか代表みたいな感じですね。

須賀:“全員主人公”っていうのを目標に集めたところが自分的にもあったので。決してボーカルとかフロントマンがサボりたいわけではなくて。ビートルズってそうじゃないですか? 全員ボーカルを取れるし、映画でも4人全員にフォーカス当たったり、ああいうのは自分的には可愛いし格好いいなと思ってたので。

――では今年後半のAm Ampとしてどういうところを目指していきますか?

須賀:もう決まっているワンマンよりも大きい箱で、しっかりソールドアウト、しっかり埋めるっていうところで自分たちに実績を作ることですね。他業種のメンバーを連れてきて、話題になると思うんですけど、それが最大瞬間風速にならないように、しっかりバンドとして実績を作る。Am Ampっていうバンドとしては、まだ名刺に書ける実績は一個もないので、そこをしっかり自分たちでバンドとして“四位一体”で実績を残したいなというところが今年の目標です。

取材・文=石角友香 撮影=森好弘

 

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YouTubeチャンネル『ぼくたちのあそびば ~平成のかけはし~』のライブ配信イベント『あそびば縁日 豪華ゲストと!夏だ浴衣だ屋台だよ!!SP』が7月23日(日)20時よりイープラスStreaming+にて開催されることがわかった。

『ぼくたちのあそびば ~平成のかけはし~』は、鳥越裕貴、高橋健介、ゆうたろう、井阪郁巳ら2.5次元舞台などを中心に活躍する若手俳優4名が、ときおりゲストを迎えてトークするYouTubeチャンネル。

6回目を迎えた今回のライブ配信イベント『あそびば縁日 豪華ゲストと!夏だ浴衣だ屋台だよ!!SP』は「夏祭り」をテーマに、同チャンネルメンバーの4名が糸川耀士郎・松島勇之介・木原瑠生ら3名をゲストに迎えて開催。浴衣を着て射的やヨーヨー、盆踊りなどに挑む。また、視聴者へのプレゼントタイムや投票機能を使ったコミュニケーションなど、様々な企画も予定されているとのこと。企画内容の詳細は、「ぼくたちのあそびば」公式Twitterにて発表される。

出演者7名のコメントは以下のとおり。

 

鳥越裕貴

鳥越裕貴

鳥越裕貴

夏を全力で感じにいきたいと思います!

 

高橋健介

高橋健介

高橋健介

健ちゃんです!我々あそびばメンバーと一緒に縁日気分を味わいませんか!?

皆様も楽しめる夏祭りですので是非ご覧ください!!

 

ゆうたろう

ゆうたろう

ゆうたろう

ゆうちゃんです!

という事で今年もやっちゃいます!あそびば夏祭り!前回は浴衣コーデで最下位になってしまった僕ですが、今年は更なる気合いを入れて断トツでかわいい浴衣で可愛く登場するので、参加してくれる保護者会の皆様イベント当日を是非楽しみにしていてくださいー!

 

井阪郁巳

井阪郁巳

井阪郁巳

僕たちと夏祭り!思い出に残る夏を一緒に過ごしましょう!!

 

糸川耀士郎

糸川耀士郎

糸川耀士郎

再び!あそびばさんにお邪魔します。事務所の後輩を引き連れた殴り込みだと意気込んでましたが、企画が縁日という事で…、穏やかな心で楽しみます!!今回も新ネタを引っ提げておりますのでお楽しみに!笑

 

松島勇之介

松島勇之介

松島勇之介

あそびばにリーサルウェポンが帰ってきました。今回は心強い仲間達と共に波乱を巻き起こします!

 

木原瑠生

木原瑠生

木原瑠生

ついにやってまいりました。

木原瑠生です、あそびばメンバーの皆さんは僕からしたらみんな家族でございます。

まだ20歳にもなっていない時に出会い、それから尊敬と憧れを抱き、大きくなっていつかまた共演できるようにと今日まで頑張ってきました。

そしていよいよその時が来たようです。神回にしてやろうとおもっています。

 

『あそびば縁日 豪華ゲストと!夏だ浴衣だ屋台だよ!!SP』視聴チケットは、イープラスで7月29日(土)22時まで受付中。なお、イベントのアーカイブは、7月29日(土)23時59分まで配信される。

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2023年7月14日(金)~30日(日)(プレビュー公演 7月8日(土)・9日(日))新国立劇場 小劇場にて『モグラが三千あつまって』が上演される。この度、出演者の吉田美喜月、富山えり子、小日向星一、栗原類のオフィシャル座談会インタビューが届いたので紹介する。

「こどもも大人も楽しめる」シリーズとして、新国立劇場で作品を発表してきた長塚圭史。4作目となる今回は、武井博の児童文学『モグラが三千あつまって』を音楽劇として舞台化する。

長塚圭史がこどもの頃に読み、衝撃を受け、いつか舞台化したいと長年あたためてきた企画で、振付は、これまでの「こどもも大人も楽しめる」シリーズすべての作品の振付を手掛けてきた、近藤良平。音楽は、NHK 連続テレビ小説『らんまん』の音楽も手掛ける、阿部海太郎が担当する。

『モグラが三千あつまって』は、1975年に発表された児童文学ながらも、現在の世界情勢にも通ずる、動物たちの攻防戦を描き、物語を通して平和への願いが貫かれ、あらゆる世代の観客に、「今」、伝えたいメッセージが詰まっている。

出演者には、本作が舞台初主演となる吉田美月喜に加え、富山えり子、小日向星一、栗原類という魅力あふれる4名。彼らは、いくつもの役を演じ分け、歌あり、踊りあり、さらには楽器演奏まで行い、四方を客席に囲まれたセンターステージを所狭しと駆け回る。

新国立劇場『モグラが三千あつまって』座談会  
吉田美月喜×富山えり子×小日向星一×栗原類 

東京・新国立劇場で7月14日(金)から30日(日)まで上演される『モグラが三千あつまって』は、「こどもも大人も楽しめるシリーズ」として作品を発表してきた長塚圭史の4作目となる公演。モグラ族の作ったタロイモを盗みにくるイヌ族とネコ族、その動物たちの攻防戦が描かれる武井博・原作の児童文学を、吉田美月喜、富山えり子、小日向星一、栗原類の4人だけで音楽劇にする。平和への願いを込められたこの物語を、「未来のおとなと、かつてのこどもたち」にどう届けようとしているのか。演劇ならではの試みが重ねられている稽古の手応えや作品への思いを、4人に聞いた。

ーー稽古が始まって約1ヶ月。今、どんな手応えを感じておられますか。

吉田:当初、1シーンずつ稽古している間は、4人だけでこの舞台をどうつなげていくのかまったくわからなかったんです。一つの作品でこんなに違う役を演じる経験もなかったので、演じ分けをすることも不安でした。でも、通し稽古をして、全部ちゃんとつながって、違和感なくそれぞれの役の気持ちになれたんです。ここからどんどん詰めていって、もっと濃いものにしていけたらなと思っています。

吉田美月喜

吉田美月喜

富山:通し稽古は今2回やっているんですけど、私も「あ、通った!」と思って(笑)。最後まで4人でいけるというのと——もちろんそれにはスタッフさんたちの力がとても大きいんですけど——、自分の体力も何とか最後まで持つということがわかって(笑)、本当に良かったという思いになっています。毎日、稽古自体が本当に楽しいです。

小日向:僕もすごく楽しいです。これまでやった作品のなかでもかなり上位に入る楽しさで。演じる役が多くて、早替えもあって、やることがたくさんあって大変なんですけど。でも、リアルにやるような作品ではないからこそできる嘘があって、その嘘を面白く演じられるのが新鮮ですごく楽しいんです。

栗原:4人でいろんな役をやるので、観ていただいたらわかるんですけど、我々、かなり体を張っています(笑)。僕もここまで複数の役をやって早替えが連続することは初めてなので正直不安はあったんですけど。でも、どうすれば負担を少なくして次の場面にいけるかというのも徐々にわかってきたので。あとはもう、僕らができることをちゃんとやって、いい作品をお届けするのみだと思っています。

ーーおっしゃったように今回は、モグラ族と、そこに攻め入るネコ族とイヌ族のいろんなキャラクターを、すべて4人だけで演じられます。その演じ分けにはどんな工夫をされているのでしょう。 

富山:まず、伊藤佐智子さんが作ってくださった衣装にちょっと秘密の細工がしてあって、一つの衣装でモグラにもネコにもイヌにもなれるんです。

富山えり子

富山えり子

小日向:その細工を使って舞台上で堂々と早替えする瞬間がいくつもあって、モグラがパッとネコに変身したりするので。そういうのも演劇ならではの面白さだと思います。

栗原:あと、演出の長塚圭史さんと振付の近藤良平さんから、各動物の動きを意識するようにということは言われています。ネコだったら物音を立てないような歩き方をするとか、足の短いモグラはどう歩くのかとか。それを立体的に見せていくことも、この舞台では重要な要素だと思います。

吉田:その動き方も、近藤さんがその場でみんなと話しながら決めてくださるんですけど、なんでこんなにアイデアが出てくるんだろうと勉強になりますし。本当にその動物に見えるので、不思議なマジックを見ているみたいです。ただ、後半になると、動きがなくても感覚的にわかってくるんじゃないかなとも思うので。皆さんにも感覚的に楽しんでもらえたらと思います。

富山:この舞台は、観てくださる方の想像力で成立するところも大きいと思うんです。だから、想像しながら観るっていうことを楽しんでもらえたらいいなと思います。

ーーそういった身体表現のほかに、歌やダンスもあって、皆さん自身が楽器演奏もされるそうですね!

吉田:そうなんです。音楽の阿部海太郎さんがどんどん新しい曲を作ってきてくださって、ここはこんな音楽なんだ、素敵だなと思っていたら、そのうち楽器をやることになり、「えっ、楽器!?」となって(笑)。私はウクレレを担当するんですけど、演技に集中するには、弦を押さえる指が自然に動くようにならないといけないと思って、家でワンちゃんに聴いてもらいながら必死で練習しました(笑)。

栗原:僕が担当しているのはギタレレという楽器で、僕も弦楽器はあまり触れたことがなくて不安でしたけど、ちゃんと弾けたときは海太郎さんが「良かった」と言ってくださるので、自信にはなってきました。

富山:この間も海太郎さんが褒めてくださったんですよね。「いい! 文化祭って感じになってきた!」って。複雑でしたけど(笑)、それくらい団結して音が合ってきたということだと思って。私は打楽器の経験があるのでパーカッションと木琴を担当しているんですけど、パーカッションといっても、モグラの世界に合うように、コップとかチープな音が出るもので海太郎さんがドラムセットを組んでくださっているので。楽しんでもらえるようにもっと練習したいと思います。

小日向:僕はハープで、ただ好きなときに自由に鳴らしているだけなんですけど。

小日向星一

小日向星一

吉田:でも、ほかにもいろんな楽器をやるから一番忙しいですよね。

小日向:それでも皆さんみたいに弦を押さえたりする難しいことはないし。とにかく、歌も踊りもやったことがなかった僕としては、楽しいんですけどそっちが大変で。でも、通し稽古を撮影した動画を観ると、「ちゃんと歌ってる。頑張ってるな、自分」と思ったので(笑)。お客さんにも「あいつだけできてない」と思われないように頑張ります!

ーー実際に演じてみて改めて感じるこの作品の魅力を、ご覧になる方へのメッセージも含めて聞かせてください。

栗原:今の時代にも通ずるような、決して他人事ではない話だと思います。正直、難しい場面もあるとは思うんです。モグラ、ネコ、イヌ、それぞれの論理を持って戦っているなかで、どっちがいいとか悪いとか決められない部分がありますから。でも、たとえ難しくてわからなかったとしても、楽しい音楽や面白い振付を楽しんで、観に来て良かったと思ってもらえたらうれしいですし。稽古の終盤にたどり着いて、この舞台をやる責任の大きさを再認識しているので、嘘偽りなくちゃんと届けたいと思います。

栗原類

栗原類

小日向:ネコやイヌのなかにもいいヤツはいるし、モグラのなかに欠点のあるヤツもいるんですよね。だから、決めつけるのは良くないということなんだろうなと思います。そういったみんなが忘れちゃいけないこと、残していかなきゃいけないことを伝えるのが僕らの責任だな、今やる意義のある作品だなとすごく感じます。それに、いろんな役を演じ分けてジェットコースターのように進んでいくのは本当に楽しいんです。僕らが楽しめたらきっと観ている方も楽しんでくださると思うので、全力で楽しみます。

富山:いろんな立場のいろんな役を演じてみて、みんな一生懸命生きているんだなと感じるんですけど、それはこの登場人物たちだけじゃなく、地球上にいる人間も動物もみんな同じだなと思うので。そんなことも感じてもらえたらうれしいです。あと、本当に今、スタッフさんも一緒に全員が楽しんで稽古している感じがあるので、大人が全力で楽しんでいるのが伝わるといいなと私も思います。

吉田:4人でやっているからこそ、物語の転換の仕方が面白いですし。歌やダンスを楽しみながらも、何か引っかかるものがあるんじゃないかなと思っていて。どんな人でも怒りなどの負の感情は持っているわけで、それがどういうふうに外に出るのかっていうことを考えさせられますし。争いごとや戦争ってどういうことなのか、私も学びながら演じています。稽古に入った頃に長塚さんが、「子どもはなめられていることがすぐにわかる」とおっしゃって、それがすごく心に残っているんです。それを忘れないように稽古に取り組んできたのですが、子どもも大人の方も楽しめるものにちゃんとなっているんじゃないかなと感じています。

(左から)小日向星一、吉田美月喜、富山えり子、栗原類

(左から)小日向星一、吉田美月喜、富山えり子、栗原類

取材・文=大内弓子   撮影=本田潤

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『第94回都市対抗野球大会』が7月14日(金)~25日(火)に東京ドームで開催される。

声出し応援が復活するなど、コロナ禍での規制から解放された今大会。その中でも注目なのが、大会名物となっている「応援団コンクール」の復活だ。

これは各チームの観客席でパフォーマンスを行う応援団を審査するもの。『都市対抗野球大会』では各チームとも応援団に力を入れており、チームを後押しするだけでなく、観戦時における見どころとなっている。会場となる東京ドームでは、観客席の前方に「応援ステージ」を設置。試合中はブラスバンドの演奏などをBGMに、各チームの応援団が華麗なパフォーマンスを行う予定だ。

そんな各チームが今年はどんな応援をするのか? を調査してみたので、ここからはその様子を紹介していきたい。

今年の応援団はどんな応援をするの?

Honda熊本(8年連続17回目)では今年、入社2年目の社員で応援団を結成。地元大津町のハッピを着用して、若さ溢れるパフォーマンスを繰り広げる。同チームの応援といえば、高校野球の応援などでも使われている「全開Honda」が有名で、“リズムに合わせて左右に身体を振りながら応援する姿”を、今年も観客席で見ることができそうだ。

「全開Honda」などリズミカルな応援曲が多い、Honda熊本の応援団

「全開Honda」などリズミカルな応援曲が多い、Honda熊本の応援団

一方、明治安田生命(4年ぶり7回目)でも、本社や支社の垣根を越えて応援団を結成。六大学野球や高校野球で馴染みのある応援曲を中心に、年齢を問わずに誰もが思わず声を上げたくなるような、まさに“The 応援団”といった演奏を繰り広げる。

その前方ステージでパフォーマンスを行うのが、「明るく元気なメンバーをそろえた」という職員チアリーダーたちだ。今年は同社初となる“東京第1代表としての出場”を決めたことで、社内も盛り上がっているようで、観客席をあげて今までにないパワフルな応援が行われることだろう。

ちなみに、明治安田生命では今年、全部で20曲ぐらいの演奏を予定しているとのことで、そのバリエーション豊富な応援にも注目したい。

明治安田生命では、社員による職員チアを結成

明治安田生命では、社員による職員チアを結成

さらに、ヤマハ(5年連続44回目)では、全日本吹奏楽コンクールで金賞を35回受賞している「ヤマハ吹奏楽団」が球場にかけつけ、同社を代表する楽器である「エレクトーン」とコラボした演奏を行う。中でも注目なのが、試合の後半のチャンス時に行われる3曲メドレーだ。「黄色いリボン」→「草競馬」→「サンバ・デ・ジャネイロ」と、いかにも応援団らしい名曲が力強い音色を奏で、思わず声援に力が入ってしまう。

同社に話を聞いたところ、今回の応援団では「ぜひ、ステージ上での男子の凛々しい演舞、女子の笑顔あふれる踊りをみて楽しんでもらいたい」とのこと。3曲メドレーの際には「ヤマハ!」コールに合わせて手を振ったり、得点時には配布のタオルを回すなど、スタンドが一体になって球宴を楽しめるのも、ヤマハの試合観戦における楽しみの一つだ。

ヤマハではコンサートなどの活動を行っている「ヤマハ吹奏楽団」が来場。最近では華麗なドラムテクニックが、ツイッターで話題となった

ヤマハではコンサートなどの活動を行っている「ヤマハ吹奏楽団」が来場。最近では華麗なドラムテクニックが、ツイッターで話題となった

そんな応援団とともに、ステージを盛り上げるのが「ダイヤモンド◇サポーター」。かつては「チームマスコット」と呼ばれていただけあって、各社の公式マスコットキャラクターなどが、応援団と一緒になってパフォーマンスを行うことも多い。

ヤマハでは浜松市のゆるキャラ「家康くん」が応援団とコラボ。ステージでパフォーマンスを行うだけでなく、観客席でも応援を先導してチームを盛り上げる。

一方、Honda熊本の試合では、熊本県のご当地キャラクターである「くまモン」が来場。“くまモンが踊り出すと点が入る”というジンクスもあるようで、ステージだけでなく、試合の様子からも目が離せない展開になりそうだ。

「応援団コンクール」がリニューアル! ファン投票も

なお、今年の「応援団コンクール」では1回戦で行われる全16試合が審査の対象となっており、5回終了時には「SHOW TIME」として、両チームの応援団が特別なパフォーマンスを行う。

明治安田生命では観客席と一体になって、「ワン・ナイト・カーニバル」のダンスパフォーマンスを行う予定。Honda熊本では応援団がくまモンと一緒になって「くまモンダンス」を披露するほか、ヤマハでも「家康くん」がステージにあがってパフォーマンスを行う予定だ。ヤマハではCMソング「池の雨」を東京ドーム初披露するとのことで、それに合わせてどんなパフォーマンスが行われるのか、注目したい。

ちなみに、『都市対抗野球大会』では、今年からファン投票による「MIC(Most Impressive Cheer)」賞が新設されている。投票を行う特設サイトでは、応援の様子がライブ配信されているので、都市対抗野球ファンならぜひチェックしておきたい。

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2023年10月7日(土)に東京芸術劇場コンサートホールにて、ゲーム『幻想水滸伝Ⅱ』の25周年を記念したオーケストラコンサート、TOKYO MX presents『幻想水滸伝Ⅱ 25th Anniversary Concert』を開催することが発表された。

1995年に発売されてから今も多くのファンに愛され続けている『幻想水滸伝』シリーズ。そのシリーズの中でも人気が高いとされる『幻想水滸伝Ⅱ』が発売25周年を迎える。今後HDリマスターの発売が予定され、ファンの期待が高まる中、2018年に『幻想水滸伝Ⅱ』のコンサートを2度開催し「追体験できるコンサート」として好評を博しているMUSICエンジンの演奏と、シリーズのコンサート初となる、ストーリーテラーの導入により、これまでにない、没入感の高いコンサートを展開する。

そして本コンサートに、ドラマCDのルック役を演じる福山潤の出演も決定。コメントも到着した。どんな25周年記念コンサートになるのか、期待が高まる。

福山潤 コメント

福山潤

福山潤

ドラマCDのご縁から、25周年の記念イベントに関われること、大変嬉しく思っています。
皆さんと一緒に追体験できる時間が今から楽しみです。

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『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』天王寺璃奈役、『4人はそれぞれウソをつく』リッカ役などで活躍する声優・田中ちえ美初の写真集が2023年10月6日(金)に発売されることが本日、先行カットと共に解禁された。

本人初となる沖縄でのオールロケにて、「私の知らない私」をコンセプトに撮り下ろし。“素”の自分を今まで以上に解放した撮影や水着での撮影など、本人にとって初めての体験ばかりとなった今作。そんな、田中ちえ美本人も初めて知る自分の表情が詰まった一冊になっている。

発売は本人の誕生日当日でもある10月6日。本日解禁された先行カットでは、初挑戦となる水着カットも公開されている。

そして本日発売の『声優グランプリ 8月号』では、写真集発売決定への気持ちを語る田中ちえ美のコメントを限定カットとともに掲載しているとのこと。

10月には、田中ちえ美登壇の写真集発売記念イベントも各種開催決定。本日より予約受付が開始され、アニメイト・ゲーマーズ・インフォスクエアではそれぞれ早期予約キャンペーンを実施。2023年7月31日(月)までの予約で、限定特典ブロマイドや完全受注生産のボイス目覚まし時計、早期予約者限定イベントの参加応募権などがプレゼントされる。

また、限定カバーや撮影メイキングDVD、アナザーフォトブック、アクリルスタンドなど各専門店での限定版/特典付き販売も決定。詳しくは各HPにて確認してほしい。
 

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声優・伊瀬茉莉也が声優デビュー20周年を目前にしたタイミングで、自身初となる写真集を制作し、自身の誕生日である2023年9月25日(月)に発売することが発表された。先行カットと共に特典、イベント開催情報なども解禁となった。

『HUNTER×HUNTER』のキルア=ゾルディック役や『ジョジョの奇妙な冒険ストーン オーシャン』のフーファイターズ役、『約束のネバーランド』のレイ役などで知られる人気声優・伊瀬茉莉也。

写真集のロケ地は沖縄。ナチュラルな私服衣装のほか、水着やランジェリーなど多種多様な衣装を身にまとった姿は必見。さらに、彼女のパーソナルな部分に迫るロングインタビューも掲載されるなど、声優デビュー20周年を目前にしたタイミングで制作された記念すべき一冊となる。伊瀬茉莉也からのコメントも届ている。

<伊瀬茉莉也コメント>
声優デビューからもうすぐ20周年……。
なんと初めての書籍、しかも写真集を出版させていただくことになりました!
まさか……です。人生、何があるかわかりません!(笑)
自分の中にあった固定観念を取っ払って、今の私だからこそ向き合える、自信を持って沢山の方に見ていただきたい一冊になったと思います!
撮影は大好きな沖縄で、憧れのカメラマン菊地泰久さんに撮って頂きました!
こんな贅沢な機会を頂けたので、3カ月間、しっかりトレーニングと食事制限をし、本格的に体作りをしました!
たぶん人生で今が一番、綺麗です(笑)
発売をお楽しみに!

写真集発売記念イベントの開催も発表された。対象法人、イベント日程等の詳細は7月下旬に解禁される。またアニメイト秋葉原2号館でパネル展が開催。開催期間中に対象商品を購入した方に1冊につき1枚プレゼント応募用紙が渡される。応募した中から抽選で【伊瀬茉莉也さん直筆サイン&コメント入りパネル】がプレゼントされる。

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社会人野球の頂点を争う『第94回都市対抗野球大会』が、7月14日(金)から25日(火)まで東京ドーム(東京都)で行われる。

今大会には各地区予選を勝ち抜いた31チームに推薦枠1チームを加えた、計32チームが参加。熱い声援の中、12日間に渡り熱戦を展開する。

好勝負が期待される試合の他、今大会では様々な新企画、復活企画が実施されることになっている。

■始球式

7月15日(土)第3試合のトヨタ自動車(豊田市)vs Honda(寄居町・小川町)では、今季の国内女子ゴルフツアーで活躍している岩井明愛、岩井千怜姉妹が始球式に登場。2人は始球式後、Hondaの「ダイヤモンド◇サポーター」としてベンチ入りする。

7月23日(日)第3試合の始球式には、現役の競輪選手である黒沢征治選手が登場。常磐大学時代に152キロをマークし、プロのスカウトからも注目された剛腕に注目だ。

7月25日(火)に行われる決勝の始球式では、プロ野球・東京ヤクルトスワローズで活躍した宮本慎也氏が登場。社会人・プリンスホテル時代の1993年、『第64回都市対抗野球大会』に主力選手として出場した宮本氏は、懐かしい往年のユニフォームを30年ぶりに着用して投球する。

決勝戦の始球式では宮本慎也氏が登場

決勝戦の始球式では宮本慎也氏が登場

■ダイヤモンド◇サポーター

昨年に「チームマスコット」から名称が変更された「ダイヤモンド◇サポーター」。今年は昨年以上にさまざまな「ダイヤモンド◇サポーター」がベンチ入りし、チームを支える。

セガサミーでは、セガの公式VTuber「ポポナ」がベンチ入り。Hondaは女子ゴルフの岩井姉妹、ミキハウスの1回戦ではオリンピック男子柔道3連覇の野村忠宏氏がベンチで応援する。

さらに、三菱重工East/Westは同社のCMキャラクター「サステナブルくん」、東京ガスは同社のキャラクター「パッチョ」が、それぞれ「ダイヤモンド◇サポーター」を務める。

■「ミスマガジン2022」がグラウンドでパフォーマンス&始球式

7月24日(月)の第1試合には、「ミスマガジン2022」でグランプリに輝いた瑚々、咲田ゆな、ミスヤングマガジンの麻倉瑞季、ミス週刊少年マガジンの斉藤里奈、読者特別賞の三野宮鈴、審査員特別賞の藤本沙羅の6人が登場。5回裏終了後にグラウンドでダンスパフォーマンスを行うほか、試合前には斉藤里奈が始球式を務める。

■4年ぶりに応援団コンクールが復活

優れた応援を表彰する「応援団コンクール」が4年ぶりに復活。審査対象となる1回戦(16試合)の応援がライブ配信される。

7月14日(金)~19日(水)の5回終了時には「SHOW TIME」と題し、両チームの応援団が特別なパフォーマンスを披露。ファンが選ぶ「MIC(Most Impressive Cheer)」賞も新たに創設される。

■都市対抗×SDGs「ミクロネシアに野球用具を送ろう」

不要となった野球用具を集めてミクロネシア連邦に寄付。使わなくなったグラブやバットを東京ドーム22番ゲート付近の特設デスクまで持ってきた人には、特製缶バッチやエコバッグをプレゼントする。決勝戦前のグラウンドでは、ミクロネシア連邦関係者に目録を渡す予定。

なお、大会の収益の一部は、バットの材料となる「アオダモ」の育成に取り組むNPO法人「アオダモ資源育成の会」に寄付される。

■物産展&お楽しみ抽選会

都市対抗名物の物産展が復活。7月15日(土)~17日(月・祝)、22日(土)、23日(日)の5日間、特設テントで各地の名産品などを販売する。試合の入場券を持ち、かつ物産展で商品を購入した人は、「お楽しみ抽選会」に参加可能。

物産展

物産展

声出し応援の再開、物産展やイベントの復活など、コロナ前の雰囲気が戻ってきた今大会。都市対抗野球ファンが待ち望んだ盛り上がり、白熱した戦いが期待される。

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2023年6月21日(水)~25日(日)に東京・シアター1010にてプレビュー公演、6月30日(金)・7月1日(土)には日本特殊陶業市民会館ビレッジホールにて愛知公演を終え、7月9日(日)より東京建物Brillia HALLにて上演中の、音楽劇『ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~』。この度、本公演で世界三大悪妻・コンスタンツェを演じている青野紗穂のインタビューを紹介する。

本作は、モーツァルトのオペラ作品の台本を手掛けた男の人生を描く。
青野は、世界三大悪妻として知られるモーツァルトの妻・コンスタンツェを演じ、抜群の歌唱力と、歴史上ではなかなか語られていなかった、真っ直ぐにモーツァルトに寄り添う姿が話題を呼んでいる。

青野は、2012年にN.Yアポロ・シアターで開催されたプロへの登竜門と言われている人気イベント「Stars of Tomorrow」のボーカルコンテストで優勝し、「歌うまティーン」として、注目を集めた。その類まれな歌唱力を活かし、2015年より音楽劇『人魚姫』に初舞台ながら初主演に抜擢されると、以来『RENT』、『SOHO CINDERS」『ヘアスプレー』など、多数の人気ミュージカル作品への出演を続け、着実にその独自の存在感を放っている。

今回は、ミュージカル界で実績を残し続けている青野が、コンスタンツェを演じるため取り組んだストイックな習慣や、ミュージカル女優という仕事への想い。さらに、声優を始めとする青野の多様な仕事やプライベートまで、インタビューを実施した。

ーー本作の見どころを教えてください。

まずは何といっても、主演の海宝(直人)さんの伸びやかな本当に綺麗な歌声に注目です。
また、今まで海宝さんは素敵な男性の役を演じてきていらっしゃると思うんですが、今回のダ・ポンテは、一言でいってしまえばクズな役なんです(笑)。

でも、一概に嫌えない妖艶な魅力があったりだとか、言葉を巧みに操る素敵なシーンがあって、そこでみんなが一時の幸せをもらえるという、魔法使いみたいなセクシーな役なので、海宝さんのファンの方は新しい海宝さんが見れるという点で、本当に素晴らしく、「はぁ~」とため息が出てしまうような魅力があります。
また、本作はクラシカルな物語ではあるんですけど、今を生きる人にもすごく響く話だと思います。
自分がやりたいことをしなければならないのか、世間に求められていることを果たさなければいけないのか、など普通に生きていてもあるような葛藤や、そこを支えていく女性の生き様などなど…。人としてどういう選択をして、どのように生きていくのか、というのをすごく感じれる作品なので、そんな「人の強さ」を表現しているのが見どころになってくるのではないかと思います。

ーー青野さん演じるコンスタンツェの注目ポイントはありますか。

作中に、ダ・ポンテとの直接的な関わり合いがないので、逆に言えばコンスタンツェの人としての成長が1番見えやすい役ではあるのかなと思います。
幼い女性がちゃんと世帯を持って、子どもを持って、お母さんとなった時の愛情の表し方の変化だったりとか、一人の女性としての成長を注目して見て頂ければ嬉しいなと思います。

ーー『ダ・ポンテ』のカンパニーは仲が良いなと、プレビュー公演までの取材会で感じました。稽古中からこれまでのカンパニーの雰囲気はいかがですか。

みんな良い意味で"我関せず"であり、でも自分の道を突き進むだけの人ではなくて、色んな状況を加味しながら動かれるバランサーの人が多いんです。すごく居心地良く、楽しく毎日を過ごせていますね。

ーー稽古は、公演や作風によって、全然違うのかと思いますが、どのような雰囲気で過ごされましたか。

稽古前に自分が思っていたよりも、ほんわかした空気の中稽古をしてきました。
ただ、役として、こうしていきたい! や、ここをもっと掘り下げたい!というディスカッションの時間をしっかりと取っていて、そこに頭を悩ませながら、「ん~!」と考えている時間はかなりありました。
でもその時も、カンパニーのみんなで考えて、「その場面がこの方向性に変更になったのであれば、私たちはこっちの方向にシフトしていくべきだよね」とか、自主的に考え、発信していく方が多くて、すごく充実していました。

また、「今、これで悩んでいます!」ということを隠さない方が多かったです。
分からないことに対して、全面に稽古場でシェアをしてくださる方々が沢山いらっしゃったので、私もとても分かりやすく稽古に集中出来ました。

本作の演出、青木豪さんは、役者をフィーチャーしてくれるというか、役者の考え方を認めてくださいました。
でもご自身のこだわりや軸もしっかりされているので、ここは絶対こう魅せたい、こういう仕草が欲しいというのも、はっきり言ってくださって、本当分かりやすく、取り組みやすい現場でした。

青野紗穂

青野紗穂

ーー主演の海宝さん、平間(壮一)さんの姿を見て、学んだところなどはありましたか。

海宝さんは、絶対に妥協しないんです。
なので、通し稽古が終わって、舞台稽古に入った段階でも、「これを変えたいです」とおっしゃり、本番でも色々チャレンジをする方なんです。

どこまでも掘り下げて、より良いものにしようとされている姿が素晴らしいなと感じました。
海宝さんの芝居や姿がみんなに良い影響を与えるのが分かっているからこそ、海宝さんが感じた違和感に対して、共演者やスタッフも動いてより良い作品にしようとみんなで作っていく。
海宝さんは、人を動かせる力を持っていて、尚且つ、違和感を感じたことは絶対に曲げないというのが、役者として、人としても素晴らしいなと日々感じています。

壮ちゃん(平間)に関しては、『RENT』(2017年)からなので、とても長い付き合いなんですけど、彼は、海宝さんと真逆で、基本的に道筋を立てずに、お芝居するタイプの方なんです。すごく感覚的というか、だから毎回マチネとソワレでも全然お芝居が違ったりだとか、その日によって感じるところや、フックをかけてくる部分が違ったりで、一緒にお芝居をしていてすごく楽しいです。

なので、毎回新しいものとして出来るんですよね。
それこそ、今作のコンスタンツェは、モーツァルトを支える役なので、手に取るように、彼が今どんなところで悩んでいるのか、今日はすごく調子が良いなとかが、とても感じ取れるんです。
それは、壮ちゃんが、自然体で感覚的だからだと思います。
今回は、ダ・ポンテとモーツァルトの配役としては、ピッタリだなと思っていました。

ーー青野さんは俳優としてのタイプはどう思っていますか。

私は、海宝さん寄りの壮ちゃんなんだと思います(笑)。
私もけっこう細かく自分で考えたり試行錯誤して、道筋を立てていくのですが、最終的には稽古や本番で感じたことを参考に、変更したりだとか、その感じたものを利用して作っていくタイプですね。

全てを感覚で出来るほど、繊細ではないので、今回のダ・ポンテでいったら、海宝さん寄りの平間さんというような役作りをしているんだろうなと思います。
また、私はけっこう調べることが好きで、いつもお家に帰ったら、歴史物などを調べて書いていますね(笑)。

ーーそうなのですね。本作も歴史物の作品になりますが、青野さん演じるコンスタンツェについても調べられたりしたのですか。

そうですね!
コンスタンツェの出生から亡くなる頃までの生き方と、そこに関わってきた人たちの関係性などを調べ上げました。
それこそ、コンスタンツェがモーツァルトと結婚したのは、8年くらいしかないのですが、その間に8人の子どもを産んで、生き残っているのは2人だけなんです。
それも、強い子でないと生き残れないというようなご時世なんですけど、そういうのもあって、コンスタンツェがどのように変わっていくのかとかを調べていきました。
モーツァルトも、一年中世界中様々なところに飛び回っている関係で、稼いでも稼いでもお金はなくなっていくんですよ。
その上で、コンスタンツェが、どういう風にやり繰りをして生活をしていたのかはかなり調べました。
史実にあるように、コンスタンツェはさんざん散財をしていたのに、なぜ愛がある人だったと言われるのかと言うと、お金がいくら無くなっても、モーツァルトの譜面だけは売らなかったんですよ、絶対に。
本当にどうしようもなくなってしまって、最後の最後に手放しちゃったことはあるみたいなんですけど、それまではどれだけお金がなくても絶対売ろうとはしなかったんです。
そういうところを見たりすると、やっぱり愛がある人なんだなと思いました。

史実や歴史を勉強することによって、台本に書かれていない彼女の人間性や大事にしているものや成長している部分がわかると自分の役作りのためになるというか、良い影響を与えてくれるので、時代背景も含めて調べるようにしています。

ーーすごいですね。なぜそこまでするようになったのですか。

私は知らないのが怖いと感じるんです。昔から分からないところに飛び込むのが怖くて。
全部理解することは難しいですけど、ある程度理解すれば、何が起こっても柔軟に対応出来るというか、ある程度の知識があれば、ある程度のことは解決出来るじゃないですか。
そこに安心感を覚えてしまうんですよね。

ーーシアター1010でのプレビュー公演から、愛知公演を振り返っていかがでしょうか。

プレビュー公演の時は、お客さんがどういう反応をしてくださるのかとか、これでいいのかみたいな不安を全キャスト持っていたと思うんです。
堅い話ではあるし、音楽劇なので、楽曲で話が進んでいくというより、心情の説明を音楽ですることが多く、ミュージカルを見慣れている方からしたら、少し停滞しているように見えるのではないかとか。
また、話がわかりやすいか、共感しれもらえるかなど、不安なことは沢山あったのですが、蓋を開けてみたら、意外と皆さんすんなりと受け入れてくださって、シアター1010公演が終わった時は、一回ひと安心だねと思えました。

そこから名古屋公演からは、皆さんが受け入れてくださるということと、カンパニー全員の仲が良いこともあって、どのようにして団結しながら深めていき、私たちのスキルも止まらずにいれるかなどを考えて過ごしていました。
お客さんに見ていただくにあたり、もっと見やすく、感じやすいものにしていこう! というモードになっているので、着実にみんなで前を向いて歩けています!

青野紗穂

青野紗穂

ーー青野さん自身2015年からミュージカルに出始めてから、成長を感じる部分と、課題だと思う部分はありますか。

まず、成長したなと思う部分は、視野が広がったことと、物事を繊細にキャッチすることが多くなりました。
というのも、色んな役を演じていく中で、色んな人の追体験をしますし、役を作る時に、様々な情報を得て、追求していかなければならない。
なので、些細なことでもキャッチしようとする力がすごく付いてきて、感受性豊かになってきました。
課題としては、お芝居は正解がないので、自分らしいお芝居を作っていけたらいいなと思っています。
私がやるからこの役が素晴らしくなるとか、私がやっているから光るというように思っていただける女優さんになりたいなと思います。
まだまだ上を目指して、頑張りさないね!といつも自分に言い聞かせています(笑)。

ーーミュージカル女優以外の仕事については、どのような展望をお持ちでしょうか。

私自身、声優のお仕事を特に広げていきたいなと思っています。

でも、私はやりたいことが沢山あるんです。
声優としても広げていきたいと思いますし、舞台でのスキルも色んな役を経て、どんどん上げていきたいなと思いますし、あとは、舞台用のコスメブランドを立ち上げるのも夢!
あとは薬膳の資格や、メンタルケアアドバイザー、トリマーの資格などにも興味があります。

また、近い将来、ミュージカルを目指している人たちへのメイクレッスンであったりとか、お芝居や歌い方のお話などを、講義のような形でやってみたいなと思っています。
私自身、初めてミュージカルの世界に入った時、とても不安だったんです。
最初は先輩方に聞くのも怖くて。だからこそ、現場での細かい動きのことまで講義形式で伝えられる場があったらいいなと思っています。

ーーありがとうございます。最後に、東京公演、大阪公演に向けても意気込みをお願いします。

東京公演は、また新しい会場にもなるので、不安も少しはありますが、シアター1010でのプレビュー公演からパワーアップした私たちを見ていただき、沢山何かを感じていただきたいです。
最後の大阪に向けて、言葉には表せないけど、素晴らしいね!と思われるような、全員が粒立つような舞台にしていければなと思います!

ーーありがとうございました!

本公演は、9日から16日まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、20日から24日まで大阪・新歌舞伎座で行われる。

ミュージカルの世界に飛び込み、自らの実力でしっかりと歩みと進める青野が、本作でコンスタンツェの人物背景を史実や歴史を活用し、とことんまで突き詰めている演技は必見だ。

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日テレプラスのオリジナル番組『中川晃教 Live Music Studio』2023年7月29日(土)放送の第12回ゲストに、SUPERNOVA(超新星)リーダーのユナクが登場。番組MCの中川晃教とともに、家族との関係や日本に来た経緯、アイドル活動から俳優など、歌とトークを繰り広げる。

中川晃教、ユナクよりコメントが到着した。

<放送予定曲>

ミュージカル「RENT」、「ジキル&ハイド」、「チェーザレ」、「FLAGLIA THE MUSICAL」、「キム・ジョンウク探し(あなたの初恋探します)」、「フランケンシュタイン」より、玉置浩二、久保田利伸、マックスウェル、尾崎豊、美空ひばり ほか18曲

ユナク コメント

中川さんとは、昨年末のJapan Musical Festival 2022 Winter Season  で初めてお会いすることができました。
一緒にステージに立ち、歌うだけでも光栄なのに、お声をかけてくださって色々とお話ができ、とても親切でお優しい方だなと思いました。
それほど時間が経たないうちに、中川さんとの再会が叶い、嬉しかったです。
カバー曲も楽しかったのですが、持ち歌を一緒に歌えた事が新鮮で胸が高鳴りました。
またトークでは いつも僕を立ててくださるジェントルマンな中川さん。
楽しくて、この時間が終わらないでほしい、と思った程です。
今回、中川さんの圧倒的歌唱力と表現力、マインドを間近に感じることができ、学ぶことが多く勉強になりました。
番組で交わした男同士の約束を守るために、僕もがんばって走っていきたいと思います。仲良く、末長く音楽活動ができれば幸せだと思います。
素敵な番組に呼んでいただきありがとうございました。
音楽の楽しさ、素晴らしさが、ご覧になっている皆様にも伝わりますように。

中川晃教コメント

Live Music Studio#12はSUPERNOVA(超新星)のリーダーのユナクさんが登場
とても個人的な話になるのですが、
僕は韓国ミュージカルについて学びたいことがたくさんあります、真っ先にユナクさんに連絡を取った時
すぐに返事をくださり、丁寧にわかりやすく教えてくれました
言葉の使い方にもユナクさんの人柄が伝わってくるようで、美しいです
僕はユナクさんのこういう一面にも惹かれています
今回も番組ではゲストの方の今日までの歩みと共に様々な思いを振り返っていただきながら、音楽へとつながる流れに
ユナクさんの歌手として、俳優として、アイドルとして、その本物の魅力から目が離せなくなります
日本と韓国での活動に止まらないユナクさんですが、アジアから世界へと夢を叶えようとするその眼差しは、逞しく、美しく、そしてどこまでも優しい
輝く人を応援したい、そんな純粋な気持ちを引き出してくれたアーティストと、同じ時代を生きて、出会えた奇跡とユナクさんに感謝します
K-POPからJ-POP、さらに洋楽、そしてユナクさんの最新のオリジナルナンバーや出演されているミュージカルナンバーまでその歌声が心に寄り添う2時間をどうぞお楽しみください

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2023年8月、シアターサンモールにて上演される、ミュージカル『Neo Doll』。キービジュアル、ソロビジュアルも解禁となった。

本作は、演出の児玉明子と総合演出・振付の良知真次が初タッグを組んで送る、新ガールズミュージカルプロジェクト。1部はミュージカル、2部はライブパートでおくる。

出演は、Nizi Projectファイナリストの平井桃伽と元こぶしファクトリーの浜浦彩乃がW主演。特別出演には、宝塚歌劇団出身の飛龍つかさと天寿光希が名を連ねる。他にも『少女☆歌劇レヴュースタァライト』石動双葉役で注目される生田輝や、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』優木せつ菜役などの声優として活躍する林鼓子、元ベイビーレイズJAPANの傳谷英里香などあらゆるジャンルで活躍する女優が揃った。

キャストは一部ダブルキャストとなり、「team Bloom」と「team Ribbon」の2チーム。
また物語の鍵を握る桜葉博士・千石博士は、飛龍つかさと天寿光希が回替わりで両方演じるため、公演は4パターンの組み合わせで行う。

ツバキ:平井桃伽     (C)ミュージカル「Neo Doll」プロジェクト

ツバキ:平井桃伽     (C)ミュージカル「Neo Doll」プロジェクト

ルビー:浜浦彩乃     (C)ミュージカル「Neo Doll」プロジェクト

ルビー:浜浦彩乃     (C)ミュージカル「Neo Doll」プロジェクト

桜葉博士:飛龍つかさ(特別出演)     (C)ミュージカル「Neo Doll」プロジェクト

桜葉博士:飛龍つかさ(特別出演)     (C)ミュージカル「Neo Doll」プロジェクト

千石博士:飛龍つかさ(特別出演)     (C)ミュージカル「Neo Doll」プロジェクト

千石博士:飛龍つかさ(特別出演)     (C)ミュージカル「Neo Doll」プロジェクト

 桜葉博士:天寿光希(特別出演)     (C)ミュージカル「Neo Doll」プロジェクト

桜葉博士:天寿光希(特別出演)     (C)ミュージカル「Neo Doll」プロジェクト

千石博士:天寿光希(特別出演)    (C)ミュージカル「Neo Doll」プロジェクト

千石博士:天寿光希(特別出演)    (C)ミュージカル「Neo Doll」プロジェクト

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2023年9月9日(土)~24日(日)東京・新国立劇場 小劇場、9月30日(土)・10月1日(日)大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて、舞台『マーク・トウェインと不思議な少年』が上演されることが決定した。

『トム・ソーヤの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』『王子と乞食』などの小説に加えて世界旅行記やエッセーの数々と、アメリカでは今も全集が毎年のように出版されている文豪マーク・トウェイン。そんなトウェインが晩年、亡くなるまで何度も改稿を重ね、死後、遺稿を元に出版されたファンタジックなストーリー『不思議な少年』は、16世紀のオーストリアの小村を舞台に、突然現れたサタンと名乗る美少年の巧みな口車に乗せられ不思議な世界へ誘われる少年たちの物語。人間という生き物をとことん精緻に見つめた突き放すほどのペシミズム(厭世観)を前面に打ち出した作風で、過去の名作を抜いて、日本の読書ウェブサイトにおいて数あるマーク・トウェイン作品のなかで1位の評価を得るなど高い人気を誇っている。

この『不思議な少年』を、劇作家であり演出家であるG2が、トウェイン自らが作家人生を賭けて描こうとした世界をトウェイン自身の人生と交錯させて描き出す、オリジナルストーリーとして誕生させる。

本作の語り部であり、サム・クレメンズ(マーク・トウェインの本名)を演じるのは、ドラマ・映画に留まらず数多くの舞台作品に出演する別所哲也。小説『不思議な少年』の登場人物としての少年役を演じるのは、舞台を中心に活躍し、昨年放映されたドラマ『カムカムエヴリバディ』で注目を集めるなど近年活躍目覚ましい平埜生成。サムの妻オリヴィアを演じるのはタレント・モデルとして注目を集め現在は女優として幅広い作品に出演する筧美和子。サムが執筆する自叙伝に登場する若き日のマーク・トウェインを演じるのは、数多くの映像作品でのキャリアに加え、舞台『ジョン王』出演など活躍の幅を広げている白石隼也という、実力派キャストが結集した。

(左から)別所哲也、平埜生成、筧美和子、白石隼也

(左から)別所哲也、平埜生成、筧美和子、白石隼也

 
【あらすじ】
舞台には69歳のサム・クレメンズと秘書の姿。自叙伝の口述筆記が行われている。サム・クレメンズとはマーク・トウェインの本名であり、登場しているのはトウェイン本人なのだが彼が執筆しているのは自分の自叙伝ではなく“マーク・トウェインの自叙伝”だという……。
トウェインは娘の死でショックを受けていた。だがそんな中で、人間はなぜこの世に生かされ、死んでゆくのか、人間の本質を小説に書いてみたくなった。そこで「不思議な少年」を執筆し始める。サタンと名乗る少年を登場させ、数々の奇跡を起こし、最初はその奇跡に喜ぶ主人公たちだが、やがてその背後にある怖ろしさを見せつけられるようになる、という筋立てだ。
途中まで書いたトウェインは「ダメだ!」と、苛立ちに任せその原稿を破り捨てる。しかし、翌朝。驚いたことに、原稿はもとのままでデスクの上に置いてあるではないか。
その傍らには、サタンと名乗る少年がいて、微笑んでいる。「あなたの未来をお見せしましょうか?」
トウェインはサタンと称する少年に抗い、未来を変えようと抗うのだが、現実は彼を嘲るかのように、サタンの予言通りに実現してゆく。そのたびにサタンを名乗る少年は、人間の愚かさを謳い上げ、一方のトウェインは少年に抗い、作品を創り上げようとする……

【脚本・演出】G2 コメント

『不思議な少年』を原作に演劇を創れとのオファーを頂き、まずは「あの軽妙洒脱なマーク・トウェインが、なぜ晩年にこんなシュールでブラックで突き放した作品を書いたのか?」と、頭を抱えてしまい「ならば、いっそのこと、その疑問をまんま芝居にしよう」と、トウェインの人生を調べてみたら、出るわ出るわ、面白エピソードのオンパレード、とんでもない経歴の持ち主で、そして(ここが私のハートを捉えたのですが)どんな苦境にあろうと、生涯、妻へのピュアな愛を貫き通した人だったのでした。
そんなわけでこれは、トウェインの人生に自らの小説の主人公が突如現れるという不思議なおもしろさが満載の、かつ、妻との絆に涙するファンタジックなラブストーリーになってます。
え?よくわかりませんか?じゃあ、百聞は一見に如かず。観に来てくださるのが早いと思います。決して損はさせません。劇場でお待ちしてます。

キャスト コメント

■別所哲也
人生は冒険だ!
僕は、幼き頃、マーク・トウェインの作品で、空想の『冒険の旅』をした。
今回のこの演劇作品は、時空を越えたマーク・トウェイン本人の
アドベンチャー ワールド!
自分の未来を見たい!知りたい!
嫌な未来なら、自らの手で変えたい!いや、書き換えたい!
人間はみんな、モノガタル 存在だ!『起承転結』以上に『奇想天外』なモノガタリに僕達は、魅了される。
現実と空想を行ったり来たりしながら、『人生ってなんだろう?』
と、敬愛する演出家G2さん、共演者やスタッフの皆さん、そして、何より お客様と!『不思議な少年』との冒険の旅が、劇場で出来たら 最高です!

■平埜生成
「自分の人生は誰かに操作されているのではないか?」と思うことがあります。この世に生まれ、友人と出会い、人を愛し、そして、死と向き合う。その全てが、自分で選んでいるようで、でも、選べていない気がするんです。むしろ「選ばれている」とさえ思ってしまいます。作品に出会うことも、本を読むことも、自分がしている仕事だってそうです。
選んでいるようで、選ばれている。
ぼくが演じる「少年」は、まさにそんな人生を操作している「誰か」なのかもしれません。演じる手がかりを見つけることが大変な役ですが、だからこそ面白いのだと思います!素敵なキャスト、スタッフに囲まれ、熱い夏になりそうです! がんばります!
多くのお客様にとって「選ばれる」作品になりますように!

■筧美和子
舞台出演はほぼ初めてとなります。いつか舞台に立ちたいとずっとずっと夢に見てきました。
このような素敵なキャスト、スタッフの皆さまと一緒に作り上げれることは本当に恵まれていると思いますし、吸収できるものは全て吸収していきたいです。読んでいるとマークトウェイン氏はどんな風にこの世界を見ていたのだろうと想像を掻き立てられました。
私たちがどのように演じるのか楽しみにしていてください。

■白石隼也
若かりし頃のマーク・トウェインを演じさせていただきます。尊敬する作家の役を演じられること、とても光栄に思います。
児童文学作家として多くの名作を残したマーク・トウェインですが、彼は晩年期に厭世観に満ちた怪作をいくつか残してこの世を去りました。人生の最後に立ち向かった苦悩や絶望を、彼は作品を通じて表現しようとしたのかもしれません。一体、彼の人生に何が起こったのか、是非劇場でお確かめください。

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10月18日(水)にリリースされる内田真礼の新曲「ラブ・ユー・テンダー!」がTVアニメ『経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。』のオープニングテーマに決定した。

(C)長岡マキ子・magako/KADOKAWA/キミゼロ製作委員会

(C)長岡マキ子・magako/KADOKAWA/キミゼロ製作委員会

『経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。』は、10月より放送されるTVアニメ。「ラブ・ユー・テンダー!」の歌詞では、同アニメ主人公の加島龍斗(かしまりゅうと)とヒロインの白河月愛(しらかわつな)の甘酸っぱい恋愛模様がつづられている。本日7月9日には、同曲を使用したアニメPV第2弾も公開されている。

 
 

内田は、9月からライブツアー『UCHIDA MAAYA Live Tour 2023 Happy Research! –HIKARI-』を開催する。

 

 

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「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載されていた南勝久による漫画『ザ・ファブル』のTVアニメ化が発表された。あわせてティザービジュアルも公開された。

幼少期から殺し屋としての英才教育を受け、どんな敵も6秒以内に鮮やかに葬り去る、無敵の殺しの天才・通称“ファブル”。ある日、組織のボスから「1年間誰も殺してはならない」という突然の指令を受けた彼は、人殺しをしない全く新しい生活を始める、というストーリー。累計発行部数2,200万部の人気漫画。

今回のTVアニメ化決定を記念し、原作の南勝久と、あわせて発表されたTVアニメの監督を務める髙橋良輔からのコメントも到着している。

<原作:南勝久コメント>
実写映画に続き、この度のアニメ化とまたひとつ夢・目標に手が届き、関係者の皆様には大変感謝しております。『ザ・ファブル』の構想を練り出した時点から、密かに実写映画化とアニメ化の両方を念頭に入れておりました。昨年、髙橋良輔監督たちが僕の地元まで足を運んでくれて、今作の事を熱く語られているのを聞いた時、このアニメは良いものになると直感いたしました。原作ファンの皆さん、漫画と同じように動くアニメの『ザ・ファブル』をぜひ楽しみにしていてください。僕も皆さんと同じくワクワクしながら完成を待ち望んでおります。

<髙橋良輔監督コメント>
「紙面上のキャラに針を刺すと血が出るような……」これは単行本一巻の表紙裏に書かれた原作者の言葉である。正にアニメの『ザ・ファブル』が目指すものもこの一点にある。作品の中で描かれる“強さ”も“優しさ”も“侠気”も“狂気”も、切れば噴き出す熱い血を持ったキャラクター達によって語られなければならない。いざ、我ら一同も身震いして佐藤兄妹と共に――浪花へ!

そしてアニメーション制作は手塚プロダクションであることも発表されている。プロとして一般社会に紛れ込む“ファブル”の少し変わった生活を、髙橋良輔監督と手塚プロダクションのタッグがどのようにアニメとして描くのか楽しみだ。さらなる情報を待ちたい。

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