4月アニメ『死神坊ちゃんと黒メイド(第3期)』ティザービジュアル到着

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TVアニメ『死神坊ちゃんと黒メイド』の第3期が2024年4月から放送されることが発表され、第3期ティザービジュアルが公開された。

(C)イノウエ/小学館・死神坊ちゃんと黒メイド製作委員会

(C)イノウエ/小学館・死神坊ちゃんと黒メイド製作委員会

『死神坊ちゃんと黒メイド』は「サンデーうぇぶり」で連載されたイノウエによる漫画作品のTVアニメ化。「触れたもの全てを死なせてしまう」呪いを魔女にかけられた貴族の「坊ちゃん」と、彼に仕えるメイドの「アリス」の世界で一番切ない両想いの行方を描いた作品だ。

2021年7月に第1期、2023年7月から第2期が放送されており、3年の時を経て、2024年に完結する。さらに第3期の放送を前に、第2期の再放送が1月4日より毎週木曜24:00~BS11にて放送される。また1月8日(月・祝)までYouTubeにて第1期&第2期、全24話が無料配信中だ。この機会に物語を振り返って4月の放送を待ちたい。
 

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Paleduskが2月21日にリリースする3年ぶりの新作EP『PALEHELL』の、全収録曲と客演アーティストが発表された。さらに、完全生産限定盤PH COFFIN BOX全容解剖画像、PH EXCLUSIVE TRACK JACKETメンバー着用画像、Blu-ray収録の海外TOURドキュメンタリー映像の一部も一挙公開となった。

オーストラリアのレーベル「Grayscale Records」、EU/UKの「Avocado Bookings」と契約し、更に本年2023年4月にはアメリカのレーベル「SharpTone Records」との契約を発表し、海外フェスやライブにも引っ張りだこの福岡発のバンド・Paledusk。さらにGt.DAIDAIは、BABYMETAL、Bring Me The Horizon、Lil Uzi Vertらへの楽曲提供で活躍の場を広げ、世界的な注目を集めている。

Paleduskは2024年2月21日(水)に約3年ぶりの新作EP『PALEHELL』をリリースすることを昨年発表していたが、今回、同作品の全収録楽曲の曲目&客演アーティストを発表。同時に完全生産限定盤PH COFFIN BOXの全容解剖画像&PH EXCLUSIVE TRACK JACKETのメンバー着用画像、そしてBlu-ray収録の海外TOURドキュメンタリー映像の一部を一挙公開した。

EP『PALEHELL』の収録楽曲には、すでに発表済みの「I‘m ready to die for my friends feat. VIGORMAN」、「RUMBLE feat. Masato from coldrain」、新たに再録されたLIVEではお馴染みの人気楽曲「NO!」に加え、今回新たに発表された収録楽曲は、バンド史上初の全編歌モノとなるリード楽曲「PALEHELL」、客演にCVLTEのAviel Kaei Tozzoを迎えた「SUPER PALE HORSE feat. CVLTE」、CrossfaithよりKoieを迎えた「Q2 feat. Koie from Crossfaith」他、全7曲収録される。

同時に、完全生産限定盤PH COFFIN BOXの全容解剖画像、同BOXに収容されるPH EXCLUSIVE TRACK JACKETのメンバー着用画像、Blu-rayに収録される海外TOURドキュメンタリー映像の一部を一挙公開した。なお、この完全生産限定盤の予約受付期間は2024年1月4日までとなる。

 

 

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2024年3月1日(金)~3月10日(日)あうるすぽっとにて、舞台『OVER SMILE 2024』が上演されることが決定した。

本公演は、「企画演劇集団ボクラ団義」主宰であり、舞台『炎炎ノ消防隊』シリーズ、ミュージカル『コードギアス 反逆のルルーシュ 正道に准ずる騎士』、舞台『信長の野望・大志』シリーズなど、数多くの作品を手掛ける脚本家・演出家の久保田唱による、オリジナル作品。

「企画演劇集団ボクラ団義」は、2022年3月の暫定最終公演をもって活動を休止したが、2023年に主宰の久保田唱が株式会社ボクラ団社を立ち上げ、同年6月に同社初のプロデュース公演にて新作脚本・演出『ボクノロワイヤル~髪の毛同士の戦闘絵巻~』を上演。

そして今回、2024年3月に、これまでボクラ団義でも2011年、2013年に上演され、初演時には第23回池袋演劇祭豊島新聞社賞を受賞した『OVER SMILE』を2024年版として上演する。本作はボクラ団義での上演のみならず、他社プロデュースによる商業公演でも再演が繰り返されるほか、高校・大学・俳優専門学校での教材としても取り上げられるなど、各方面から注目されており、ボクラ団義作品においても再演を最も待望されてきた作品のひとつでもある。

出演者は、佐倉初、沖野晃司、高岡薫、木村優良など。

なお、本公演では聴覚に障害のある方へ向けたタブレット台本の貸出、ボディソニック(体感音響システム)を設置した公演、車椅子席などの鑑賞サポートも実施予定(数量限定、一部日時・対象者限定)。

【あらすじ】
老人が話し始めた物語は、彼の若い頃の話だという。 大学生の竹原弥生と福永恵太が暮らすその地で起きた話だというのに、見たことも聞いたこともない、どこの国ともわからぬ話……。
戦いが絶えないその地では、「赤」「青」「緑」三色の国々が日々争っていた。
その中の『狭間の谷』と呼ばれる診療所に、どこの色にも属そうとしない一人の少女がいた。
耳の聞こえないその少女は、戦いを嫌った。
戦いを嫌うその少女は、自身の持つ不思議な力で度々、「時を止めた」 少女は心の不安を見せないよう、いや、不安だからこそ、いつもオーバーなほどに笑顔だった……。
戦いの果てに待つものは。老人が物語を話す目的とは。 少女の顔から笑顔が消えた時、その地で起こる出来事とは。 手話を織り交ぜた会話と、三色の激しい戦いによって、物語が綴られる。

 

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次世代を担う若手歌舞伎俳優の登竜門として知られる、『新春浅草歌舞伎』が2024年1月2日(火)浅草公会堂で開幕。初日の朝、出演者の尾上松也中村歌昇坂東巳之助坂東新悟、中村種之助、中村米吉中村隼人中村橋之助中村莟玉が劇場前で挨拶をした(なお、当初予定されていた鏡開きは、前日に石川県能登地方で最大震度7を観測した地震が起きたため自粛された)。

2015年に主要な出演者が一新され、これまで以上にフレッシュな『新春浅草歌舞伎』がスタート。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2021年、22年は浅草公会堂での開催が見送られ、この2年間は歌舞伎座で『新春浅草歌舞伎』のメンバーを中心とした面々での演目を披露。23年に『新春浅草歌舞伎』が再始動し、24年で10年目を迎える。尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村米吉、中村隼人の7名は今回の公演で『新春浅草歌舞伎』への出演は一区切りとなる。

尾上松也(中央)

尾上松也(中央)

中村歌昇(中央)

中村歌昇(中央)

坂東巳之助(中央)

坂東巳之助(中央)

尾上松也:皆さま、おはようございます。そして、新年明けましておめでとうございます。たくさんの方にお集まりいただき、大変嬉しゅうございます。では、短い時間ですけれども、どうぞよろしくお願いいたします。

中村歌昇:出演者全員が1部2部両方の部に出られるのは久しぶりですので、 一生懸命勤めていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

坂東巳之助:おはようございます。明けましておめでとうございます。松也のお兄さんから、隼人くんまで我々『浅草歌舞伎』一区切りということでございまして。浅草には当然これからも遊びに来ることもありますし、浅草公会堂には別の舞台で出演させていただくこともあるかと思いますけども、この初日の挨拶は『新春浅草歌舞伎』に出ないと見られない景色なので、今、目に焼き付けてます。26日まで精一杯頑張ります。よろしくお願いいたします。

坂東新悟:明けましておめでとうございます。今、巳之助兄さんから一区切りという言葉がありました通り、こういう形で出演させていただくのは最後となりますけれども、今回こうやって演じている役を、いつかまた今度は歌舞伎座で勤められるように、精いっぱい勤めたいと思いますし、 そして、いつかまたこの浅草に若手の助けとして戻ってこれるように、精一杯精進していきたいと思います。どうぞひと月よろしくお願いいたします。

中村種之助(中央)

中村種之助(中央)

坂東新悟(中央)

坂東新悟(中央)

中村種之助:お集まりいただきましてありがとうございます。一区切りということもございまして、今までお世話になったご恩返しを込めて、千秋楽まで精一杯勤めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

中村米吉:皆さま、新年明けましておめでとうございます。 本当に今年は一区切りということでございまして、思い返しますと、私がこの浅草へ出させていただきました最初の年が同じく今年と同じ辰年でございまして、12年経ったのかなと思いまして、すごく感慨深く思っております。

また、私が初舞台を踏みましたのも辰年でございまして、そして、一区切りも辰年と。何かとこの辰年に縁がある。私は酉年なんですけれども、ですので「立つ鳥、跡を濁さず」という気持ちで精一杯勤めたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

中村隼人(中央)

中村隼人(中央)

中村隼人:皆さま、新年明けましておめでとうございます。米吉くんと同じく、私は12年前から出させていただいて、そのときは私、高校3年生でしたけど、今は無事に30歳となりました。30歳になって初めてのこの1月の舞台ということで、気を引き締めて、そして12年間出続けた舞台も、今年で一区切りということで、悔いのないように、思い出をたくさん作りながら、頑張って初役に挑んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

中村橋之助:皆さま、明けましておめでとうございます。お兄さん方も申されておりますが、松也兄さんから隼人兄さんまで一区切りということで、僕と莟玉くんはおそらく来年以降も頑張ることになると思います。今年1年、今年の1ヶ月で、お兄さん方のいろんな素晴らしいところを吸収して、一生懸命に勤めてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

中村莟玉:皆さん、明けましておめでとうございます。橋之助さんと私は見送る側ということで、ちょっと寂しい感じもしますけれども、僕も初めて出させていただいたのは、高校1年生でしたが、今27歳ということで、もうおじさんになりました(笑)。先輩たちを胸を張って見送れるような、いいひと月にしたいと思いますので、千秋楽まで応援のほどよろしくお願いいたします。

中村種之助、坂東巳之助、尾上松也、中村歌昇(右から)

中村種之助、坂東巳之助、尾上松也、中村歌昇(右から)

中村歌昇、坂東新悟、中村米吉、中村橋之助(右から)

中村歌昇、坂東新悟、中村米吉、中村橋之助(右から)

(質疑応答があると思っていた松也さん。「もう少し喋らせて下さい!」と2回目のご挨拶に……)

尾上松也:すみません。喋らしてください。皆さん、お集まりいただきまして、本当にありがとうございます。今、思い返せば、10年前、私どもの世代に任せていただくときになった年のことは忘れません。そのときにもこうして皆さんの前でお話しをさせていただいて。全員が不安もありながら期待を込めてですね、臨んでいました。本当にたくさんのことがありましたけれども、この浅草公演というのは地元の皆さんに支えられ、そしてお客さまの温かい心意気に支えられて、僕たちは10年間勤めることができました。

この浅草でいろいろな成長をさせていただき、そしてそれぞれが歌舞伎以外の舞台、ステージや歌舞伎の本興行に行ってもですね、「浅草でやり遂げた」という自信を持ってですね、勤めることができたと思います。そういった思いで成長させてくれた、この浅草歌舞伎という1月の公演をですね、とにかく僕たちは絶やすことなく、次の世代に繋がなくてはいけないという思いで10年間やってまいりました。そういう意味では、通常の公演の通りに、こうして公演ができる状態になり、また『浅草歌舞伎』が復活できて、次の世代にバトンタッチできることは非常に一安心しているところでございます。
 
私から隼人くんまでですね。具体的に言うと、私と歌昇くん、巳之助さん、新悟さん、種之助さん、米吉さん、隼人さん。この7名が一区切りでございますけれども、とはいえ、いつも通り精一杯1ヶ月勤めて、精進して、これからの僕たち以下の世代がですね、僕たちが憧れたようにこの浅草に憧れて、また成長し繋いでいってくれることを願って、僕たちも精進します。
 
本当に10年間ありがとうございました。もうこれで終わりみたいですけど(笑)、今から始まるので。精一杯勤めますので、連日ですね、皆さんの温かいご声援をお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。

取材・文・撮影=五月女菜穂

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2024年1月2日(火)よりポレポレ東中野を皮切りに、演劇ユニット「ブス会*」主宰・ペヤンヌマキの初監督映画『映画 ○月○日、区長になる女。』が公開される。2022年6月の杉並区長選挙に立候補した岸本聡子氏(現・杉並区長)と彼女を支えた住民たちを追った、“草の根ドキュメンタリー”。初監督作にして類を見ない地域密着映画となる本作は公開前から早くも話題を呼んでいる。

【動画】『映画 ○月○日、区長になる女。』予告

 

「自身の家が道路計画による立退区域であったこと」をきっかけに区政に目を向け始めたペヤンヌにとって、本作と切っても切り離せない作品がもう一つある。同じく2022年に上演された、ブス会*『The VOICE』だ。「都市計画道路問題」をテーマにその土地に生きる人々の“声”を元に創作されたその舞台は、道路問題のど真ん中に位置する西荻窪・遊空間 がざびぃで上演された。当時は劇場公演のみであったが、「映画と併せて改めて広く届けたい」という思いから映画公開直後の1月4日(木)よりイープラス「Streaming+」ほかにて台映像の配信が決定。

映画と演劇を横断して伝える「暮らしの問題」と「住民の声」とは?ドキュメンタリーの撮影と舞台の上演から約1年、その間も絶えず動き続ける杉並の街でペヤンヌマキに今の思いを聞いた。
 

■『The VOICE』の客席に感じた、これまでにない “融合”

――『映画 ○月○日、区長になる女。』の公開2日後から配信される舞台『The VOICE』。上演から約1年、当時を振り返りつつお話を伺えたらと思います。

ペヤンヌ 『The VOICE』の話が最初に立ち上がったのは、『○月○日、区長になる女。』の撮影で区長選に密着していた真っ只中だったんですよね。「今の私が演劇をやるなら」と考えた時に一番に思い浮かんだのが、会場となった西荻窪・遊空間 がざびぃ。道路拡幅によってなくなるかもしれない危機を抱えた劇場で、“今、ここでやる意味のある演劇”をやりたい。観る前と観た後で道中の景色が変わるような体験をしてもらいたい。そう思って、急遽企画した作品でした。ドキュメンタリー同様地域の方々にインタビューをするところから始めたのですが、俳優さんたちにもその過程から関わっていただき、その場その場で感じたことを表現に繋げていただきました。

―これまでのブス会*作品とはガラリと印象の違う本作。稽古や上演において大切にしていたことはどんなことでしょうか?

ペヤンヌ 現在進行形の問題を住民の方の声を元にして演劇にするというのは全く新たな挑戦でした。この題材を扱うにあたっては、私が一人で見聞きしたことを「物語」というフィクションにしてしまうことに強い抵抗があったんですよね。俳優さんも含めて、“生の声”を拾い上げることからアプローチしていきたい。そんな風に思っていたので、「物語やセリフを予め書かない」と決めました。一方で、その創作方法は1人で台本を書く作業とは全く異なるものだったので、想像以上の困難もたくさんありました。「演劇は一人ではできない」ということをより痛感した作品でもありましたね。

―住民に扮した俳優さん方の会話は一つ一つがとてもリアルで、今この瞬間に街の中から取り出したような手触りを感じました。今までにない体感を得たのは、観客もまた同じだったのかもしれません。

ペヤンヌ 開幕して客席を初めて見た時、これまでとは明らかに違う空気が流れているのを感じました。演劇好きの方もいれば、この街に暮らす住民の方もいて、それぞれの境遇を生きる人たちが同じ時にこの劇場に来てくれたんだ、ということがひしひしと伝わってきたんですよね。それは、私がこの演劇を通して「こうなったらいいな」と願っていた光景そのものでした。「演劇が好きな人にこの暮らしの問題を知ってほしい」と思うと同時に「演劇を普段観ないという地元の人たちにもお芝居の面白さを体験してほしい」という気持ちもあって……。だから、地域密着型の演劇を通して、双方のお客さんが融合した空間を作れたことはとても嬉しかったです。

ペヤンヌマキ 写真/浜田一喜

ペヤンヌマキ 写真/浜田一喜

 

■地域密着型演劇とドキュメンタリー映画から得る、連動と一体感

―いち演劇好きとしても、演劇をあまり観ない方と上演に立ち会えることは嬉しく、劇体験がより豊かになるような感覚があります。隣の人が目の前の光景をどう感じているのか。そんな想像もかき立てられます。

ペヤンヌ 映画にも同じことが言えますよね。演劇同様にデイリーに映画館に行く人と行かない人がいますし、それぞれの理由を持って観に来て下さるのだと思います。中でも「ドキュメンタリー」ってより特殊なジャンルだとも思うのですが、「自分の暮らす街が題材になっているから」とか「この間の区長選の話だったら見てみたい」というきっかけから思い切って足を運んで下さる方もきっといて……。だから、『The VOICE』の客席と同じようなことが『映画 ○月○日、区長になる女。』の上映の際にも映画館で起きたらいいなと願っています。

―ちなみに、『The VOICE』を観た住民の方からはどんな感想や反応が寄せられたのでしょう?

ペヤンヌ 「演劇って面白いんだね」「お芝居っていいね」。そんな風に観劇を楽しんで下さる方が予想以上に多かったことがすごく嬉しかったですね。「めちゃくちゃ生っぽかったけど、どうやってつくったの?」なんて反応もいただけて、今までの創作とは違った手応えを感じました。そういった反応をもらえたのは、やっぱり俳優さんそれぞれの呼吸があったからこそ。脚本家が1人で考えたセリフを言ってもらう中では決して生まれない何かができたし、それが伝わったのだと感じました。「演劇も市民活動だよね」って言ってもらえたことも印象深く残っています。確かに、演劇を通じて何かしらの問題を発信していくことで、知る/考える機会にもなる。だから、演劇=市民活動という言葉は、今の私にとってすごく腑に落ちました。「芸術作品として観てもらうこと」とは別の側面を演劇の役割に見出せたことは作家としても貴重な経験でした。

―『映画 ○月○日、区長になる女。』でも、そんな“市民活動”に勤しむ住民の方の生の声や姿が沢山掬い上げられていました。

ペヤンヌ 『The VOICE』で登場人物のモデルとなった方が『映画 ○月○日、区長になる女。』に出ていたりもするので、そういう意味では、双方観た方だけに分かる連動や一体感、密やかな発見も散りばめられています。ちなみに、完成披露試写会的なイベントを杉並でやった時には、選挙時の街の熱気を思い出して歓声や拍手があがるシーンもありました(笑)。映像だけどすごく生な体感ができる映画と、映像によってまた新たに出会える演劇。互いに補完しながら観ることで広がりができ、より濃い体験をしてもらえると思います。

ペヤンヌマキ 写真/浜田一喜

ペヤンヌマキ 写真/浜田一喜

―演劇と映画の連動、とても豊かな体験になりそうですね。その全貌はそれぞれの本編で、と言いたいところなのですが、このインタビューを読んだ方に少しだけどんな“リンク”があるか教えていただけますか?

ペヤンヌ 『The VOICE』も『映画 ○月○日、区長になる女。』も冒頭は私個人の語りから始まります。 “私の話”がやがて“みんなの話”に広がっていく。そんな視点の広がり方は演劇と映画の共通した見どころかもしれません。演劇の演出がドキュメンタリーの編集に繋がったことは私にとっても意義深く、双方の作品にとって大きな軸になっていると思います。あとは、魅力的な楽曲の数々でしょうか。『The VOICE』の客入れ曲として向島ゆり子さんが本番直前に作ってくださった『商店街のテーマソング』という曲は映画でも使わせていただきました。あと、杉並区長選挙時に杉並区民のブランシャー明日香さんが応援歌として作った『ミュニシパリズム 』という曲を小泉今日子さんと上田ケンジさんによる「黒猫同盟」という音楽ユニットがカバーして下さったり……。映像のみならず音楽も魅力的なので、ぜひお楽しみいただけたらと思います。

―貴重なお話の数々をありがとうございました。最後に、二作品の完成を通して、今ペヤンヌさんが感じていることをお聞かせいただけますか?

ペヤンヌ 二作品の創作を通じて今痛感しているのは、記録の大事さ。時間が経つと忘れてしまうこともあるけれど、「ドキュメンタリー」という記録によって思い出したり、追体験したり、新たに何かを感じることができる。それは、この『映画 ○月○日、区長になる女。』の大きな魅力であり、意義でもあると思います。それと同じように『The VOICE』も舞台映像を「ドキュメント」しておいたからこそ「ここぞ!」というベストなタイミングで再び届けることが叶いました。二つの作品を通して、街や暮らしを見つめる目が増えたり、変わったりしたらいいなと願っています。映画が2日、舞台配信は4日からなので、ぜひお正月の2本立てとして楽しんでいただけたら!

ペヤンヌマキ 写真/浜田一喜

ペヤンヌマキ 写真/浜田一喜

取材・文/丘田ミイ子
写真/浜田一喜

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安全地帯デビュー40周年と玉置浩二ソロデビュー35周年、2つのアニバーサリーを迎えた2022年に開催された記念コンサートはそれぞれライブ映像作品としてリリースされているが、このたび、『安全地帯 40th ANNIVERSARY CONCERT "Just Keep Going!" Tokyo Garden Theater』から会場を感動の渦に包みこんだ不朽の名曲「Friend」と、『玉置浩二 Concert Tour 2022 故郷楽団 35th ANNIVERSARY ~星路(みち)~ in 仙台』からは玉置の圧倒的な歌唱力で聴衆を魅了した「惑星」の2曲がYouTube公式チャンネルに公開された。

2月21日(水) には、これら2公演が音源作品となってCD、レコード、そしてデジタル配信でリリースされる。音源化を求める多くのリクエストに応える形で実現することとなったが、音の細部にまでこだわり、ライブの臨場感をリアルに感じることができる仕上がりとなっている。すでに購入特典付きの予約が受付中となっているのでチェックしてほしい。

また、2月28日(水) からは、『billboard classics 玉置浩二 LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2024 "Pastorale"』と題した、シリーズ10年目となる玉置浩二のシンフォニックコンサートのツアーがスタートする。初開催の宮城、広島、長崎を含む全国11都市での開催を予定しており、ファイナルとなる大阪・万博記念公園での特別公演では、この日のためにバルカン室内管弦楽団が来日することも発表されている。

 

 

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2024年にソロ始動から30周年を迎える奥田民生が、「サッポロ生ビール黒ラベル」のTVCM「大人エレベーター」シリーズ第43弾に11年ぶりに登場。1月2日・3日にオンエアされる特別編では「さすらい」「イージュー★ライダー」の弾き語りを披露した。

奥田民生

奥田民生

最近TikTokでダンス用のBGMとして流行し一気に若い世代にも人気の楽曲となった「さすらい」、そしてこちらも代表曲のひとつである「イージュー★ライダー」の2曲を大きな野球スタジアムでアコースティックギター1本で演奏。テレビ放送で見逃した人はWebにてチェックしよう。

 

 

58歳となった奥田民生は、ソロやユニコーンでのライブ、新曲のリリースと精力的に活動を続けており、2023年8月にはドコモビジネスCMソング「ハナウタ」を発表。さらに奥田民生を敬愛するマカロニえんぴつのはっとりとのコラボ曲「旅をゆけ」(FM802×JR西日本のキャンペーンソング)を2023年12月に配信リリースしている。ユニコーンとしては、2年ぶりのオリジナルアルバム『クロスロード』を2023年11月にリリースし、21箇所26公演に及ぶ全国ツアー『ユニコーン2023-2024ツアー「クロスロード」』を開催中。

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