3代目ビリー&大人キャストが勢揃い!ミュージカル『ビリー ・エリオット〜リトル・ダンサー〜』製作発表レポート

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ミュージカル『ビリー ・エリオット~リトル・ダンサー』が、2024年7月27日(土)~8月1日(木)のオープニング公演を皮切りに、8月2日(金)~10月26日(土)東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で東京公演、そして11月9日(土)~24日(日)SkyシアターMBSで大阪公演をおこなう。2月17日(土)には、都内で製作発表会見がおこなわれた。3代目ビリーがパフォーマンスを披露したほか、出演者らが意気込みを語った。

ビリー役によるパフォーマンス披露の様子

ビリー役によるパフォーマンス披露の様子

1980年代のイギリス北部の炭鉱の町を舞台に、ひとりの少年と彼を取り巻く大人たちの姿を描き、世界中を虜にした映画『BILLY ELLIOT』(邦題『リトル・ダンサー』)。ブロードウェイ など数多くの舞台作品を手掛けているスティーヴン・ダルドリーが初めて監督を務めた長編映画であり、2000年に上映されると全世界で高く評価され、50近い賞を受賞する大ヒット作品となった。2005年に映画の脚本も執筆したリー・ホールが脚本・歌詞、スティーヴン・ダルドリーが演出を担当し、そこにエルトン・ジョンが音楽で加わり、ミュージカル化。ビリーの圧倒的なパフォーマンスと、作品の持つ巨大なエネルギーが評価され、2006年には英国ローレンス・オリヴィエ賞4部門、09年にはトニー賞で10部門を獲得している。

日本では2017年に日本人キャストによる初演が開幕。初演に向けて2015年からビリー役の募集を開始し、約1年にわたるオーディションを経て選ばれたビリー・エリオットと、同じくオーディションで選ばれた大人キャストを迎え、およそ4ヶ月にわたる東京・大阪でのロングラン公演を達成した。2020年には再演もおこなわれ、今回は3度目の日本上演となる。

この日は、主催者代表として、ホリプログループ堀義貴会長の挨拶に続き、今回ビリー・エリオット役に選ばれた、浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎、春山嘉夢一の4名による特別パフォーマンス「エレクトリシティ」が披露された。報道陣に加え、一般オーディエンス100名を前にして、フレッシュな歌唱と踊りのパフォーマンスを見せてくれた。

ビリー役によるパフォーマンス披露の様子

ビリー役によるパフォーマンス披露の様子

続いて司会者の質問に14名の登壇者(ビリー役=浅田良舞/石黒瑛土/井上宇一郎/春山嘉夢一、お父さん役=益岡 徹/鶴見辰吾、ウィルキンソン先生=安蘭けい/濱田めぐみ、おばあちゃん役=根岸季衣/阿知波悟美、トニー役=西川大貴、ジョージ役=芋洗坂係長、オールダー・ビリー役=永野亮比己/山科諒馬)が次々に答えていく。

ーーまずはビリー役の皆さんにお聞きします。浅田くん。先ほどは素晴らしいパフォーマンスでしたが、今の気持ちを教えてください。

浅田良舞:今、舞台が無事に終わってホッとしています。

ーーこの発表に向けても練習をしっかりしてきたのですか?

浅田:はい。すごい楽しかったです。

ーー実際にお客さんを目の前にしてみてどうですか。

浅田:緊張したんですけど、楽しく綺麗にできたのでよかったです。

ーー石黒くんはパフォーマンスを皆さんの前で披露してみていかがでしたか?

石黒瑛土:最高でした。

ーーどんなところが最高でしたか?

石黒:お客さんに自分の踊りを見せれて最高でした。

ーーお客さんからも大きな拍手と歓声が上がっていましたが、どうでしたか。

石黒:ホッとしました。

ーーやっぱり緊張しました?

石黒:最初はすごく緊張しました。

ーー井上くんも今日は実際にパフォーマンスを披露しました。いまどんな気持ちですか。

井上宇一郎:好きなダンスができてとても楽しかったです。最高です。

ーー春山くんは実際にみんなの前でパフォーマンスをしてどうでしたか?

春山嘉夢一:舞台裏では緊張していたんですけど、 踊り出したらもう楽しくて。歓声を受けた後は、もう天国に行ったようでした。

ーーみんなに披露できて、やっぱり嬉しいですか?

春山:はい。

ビリー役によるパフォーマンス披露の様子

ビリー役によるパフォーマンス披露の様子

ーー続いて、お父さん役を演じる益岡徹さんにお聞きしたいのですが、初演と2020年再演、そして今回で3回目のご出演ということになります。改めて、作品の魅力はどんなところでしょうか。

益岡徹:今、ビリーたちが皆さんに踊って、ご覧いただいたことに全て語られてると思います。作品自体は閉塞感とか絶望とか、そんな大人たちの世界があって。やるせない気持ちになりながらみんなが暮らしていく中で、次の世代を担っていく子供たちがこんなに夢を持って、希望を持って、羽ばたこうとして。……そういう姿を具体的に感じられるところじゃないかなという風に思います。

ーー初演と2020年、そして今回。改めて皆さんのパフォーマンスはどうでしたか。

益岡:初演から、7、8年経っているんですよね。それで最初やったとき、ビリーは5人。2020年は4人、そして今回4人。みんな、最初はこんな感じだったか、と。最近、初演でビリーをやった子たちと会う機会があったのですが、もうすっかり大人になってるんですよね。だから今の、かけがえのない、声変わりをしない男の子の期間と言いますか。これがもうとてもとても大切な時間になるんだろうなと。

自分自身も、本当に3回も父親役を演じられるなんて思ってもいなかったし、いつか客席からまたゆっくり見たいと思っているのですが……。(ビリー役に向かって)これから毎日ね、4人交代で、とうちゃんと一緒に舞台に出るんだけど、本当に父ちゃんだと思って! こんな小さい息子が、自慢の息子にどんどんなっていくんです。それが自分にとっても、とてもいい時間になると思う。(再びビリー役に向かって)この4人のことだけではなく、選ばれなかった人たちのことも考えながらやりましょうね。

益岡徹

益岡徹

ーー同じくお父さん役を勤める鶴見辰吾さんは今回『ビリー・エリオット』に初めてのご出演になりますが、2017年の初演をご覧になっていたそうですね。

鶴見辰吾:もう本当に感動して。この『ビリー・エリオット』にはいろいろな要素が入ってるわけですね。「これは絶対観た方がいい」とうちの奥さんに言って、奥さんは次の日観に行きました。私が見たのは(お父さん役が)吉田鋼太郎バージョンだったんですけど、うちの奥さんは益岡バージョンを観ました。今回、私は自分が出ていないときに益岡バージョンをしっかりと観ようと思ってます!

鶴見辰吾

鶴見辰吾

ーー安蘭けいさんは前回に引き続きウィルキンソン先生役を演じられます。 今年のビリー役との共演も楽しみですね。

安蘭けい:本当に楽しみです。前回も4人のビリーたちと一緒にやってきて、そのときは(コロナ禍の影響で)今回みたいに長期間ではなくて、1か月少々だったかな。初日から千秋楽まで、どんどん子どもたちが成長していく姿を間近で見ていて、もう毎日毎日感動していました。今回もまたこの4人がどんな素晴らしいダンサーになっていくのか、本当に楽しみですね。

くるくるくると回るシーンがあるんですけど、ダブルが精一杯だった子もどんどんどんどん4回転ができるようになってきて。もうそのとき自然と涙がぶわっと出る。そういう感動がまた今回もできるのかなと思って、楽しみにしています。

安蘭けい

安蘭けい

ーー同じくウィルキンソン先生役を演じられる濱田めぐみさんは、今回『ビリー・エリオット』に初めて出演されます。作品の印象をお聞かせいただけますか?

濱田めぐみ:私は2005年のロンドン初演のトライアウトをたまたま拝見することができて。そのときの印象は、もう1幕終わったときに、立ち上がれなかったんですよね、感動で。びっくりしちゃって、衝撃で。2幕が終わったときは、立ちすくんじゃったんですね。自分の中の心が動かされたことにもびっくりして。

その感動をずっとしまっていたのですが、いよいよ日本で上演するということになって、楽しみに日本での初演を観に行ったときに、全く同じ感覚を味わって。ああ、日本で『ビリー・エリオット』をやれているんだって。作品の持つ爆発的なエネルギーと、夢を追い求めるひたむきさと強さ。これが観る方の心をここまでも動かすことができるんだなという印象で、すごく驚きました。今回もすごく楽しみに参加させてもらいます。

濱田めぐみ

濱田めぐみ

ーーおばあちゃん役の根岸季衣さんは3回目のご出演。今までの公演で印象に残っていることを教えていただけますか。

根岸季衣:今日みんながパフォーマンスした「エレクトリシティ」。本番はみんなそれぞれちょっとずつ自分の得意な技が入っていて、1人1人全部個性があった。それが毎回目が離せなくて。結構みんなぎりぎりのところまで挑戦しているので、もう舞台の袖から「ちゃんと回るのかな」と。演者側もビリーのみんなから力をもらえる、ものすごい素敵な時間だったので、これをまた演れるんだと思っただけで、もう今からワクワクです!

根岸季衣

根岸季衣

ーー同じくおばあちゃん役を演じられる阿知波悟美さんも前回に引き続いてのご出演となります。ご出演が決まっていかがでしたか。

阿知波悟美:決まったと伺って、まずバンザイをしました。もう本当に! もし再演があるのならば絶対にやりたいと思っていたので、 本当に嬉しかったのです。

ーー今回一緒にやっていくビリーたちについては、どうですか。

阿知波:すごく楽しみです。私も根岸さんと同じで、自分が出番じゃないときは黙って楽屋にいりゃいいんですけど、それができなくて。袖に行ったり、袖がちょっと混み合ってるときは、モニターを見て。最後に(技が)ぱっと決まったときには、楽屋で大きな拍手をして、「えらい!えらい!」とモニターに声をかけたりしていたんです。そのくらい、観ている方も熱が入るというか、力が入るというか。釘付けでした。

阿知波悟美

阿知波悟美

ーービリーのお兄さんで炭鉱ストライキの若きリーダー、トニー役を勤める西川大貴さんは今回初めて本作にご出演ということですが、トニー役の印象を教えてください。

西川大貴:この作品はビリーたちのダンスが最大の魅力だと思うんですけど、『ビリー・エリオット』って、親子の話でもコミュニティの話でもあって。ダンスシーンも、大人たちのダンスと子どもたちのダンスが同じ曲のナンバーでクロスしてきたり、ミックスしたりすることはすごく魅力だと思うんですよね。その中で、自分が演じる役も1つのピースとなる。熱い役という印象はあります。海外でも観たときもそうだったんですけど、がっちりした人が演じるようなイメージが僕はあったんです。でも今回、僕がキャスティングされて……。いきなり身長は伸びないので、自分なりの役を作っていきたいですし、ここにいる4人のビリーと本当の兄弟になれるように頑張ります!

ーービリーとのやりとりも非常に多くなると思いますが、今の段階で何かメッセージはありますか。

西川:今の段階でですか?……仲良くしてくれい!(笑) よろしくお願いします。

西川大貴

西川大貴

ーー次に、ビリーにボクシングを教える炭鉱夫ジョージ役を演じる芋洗坂係長さん。今回は大人キャストも全員オーディションがあったということですが、 オーディションを受けられていかがでしたか。

芋洗坂係長:私も本当、初演を拝見しまして、本当に感動して、劇場で大号泣してしまいまして。もし再演があったら、いつか必ずこの作品に関わりたいなと思っていたので、もう本当にオーディションが受けられるという時点で、もう夢のような気持ちでした。

で、先ほどの4人のビリーのパフォーマンスを見てですね、そのときの気持ちも蘇ってきましたし、この4人がここまで1年間かけて、どれだけ大変な思いをして、トレーニングしてきたのかなと思うと、涙が止まらなくてですね。大人たちみんな号泣していたよ。素晴らしい、あんたたち。

オーディションのときは、本当に楽しくやらせていただきまして、演出の方とも英語で和気和気藹々と「ハロー!」「オーイエス!」なんて、楽しくやらせていただきました(笑)。それで、ジョージという役をいただけたんですけれども、イケメン枠ということで(笑)。バレエじゃなくて、ボクシングのイケメンコーチとして全うできるように、 頑張りたいと思います。丹下段平にならないように頑張りたいと思いますので、見届けていただければと思います。よろしくお願いします。

芋洗坂係長

芋洗坂係長

ーー永野亮比己さんは前回もオールダー・ビリー役を演じていらっしゃいましたけれども、 前回ご出演されていかがでしたか。

永野亮比己:僕にとっては本当に責任と緊張という言葉がすごく強くあります。僕の出演するドリームバレエのシーンは、ビリーが夢に向かって羽ばたいていくという心理描写がものすごくしっかりと描かれているシーン。1人で自由に踊っても全然いいんですけど、やっぱり2人で、ビリーとの信頼関係の上に成り立つシーンなので、ものすごく自分にとっては責任重大なシーンだなと。ただそれを超えたときに、自分がやっていてよかったなと思えるような幸せを感じることができたので、またそれを改めて経験することができるのは、本当にこの上ない喜びだと思っています。

ーービリーたちのパフォーマンスはどうでしたか?

永野:もうブラボーです。ちょっと負けていられないなと思いました(笑)。

永野亮比己

永野亮比己

ーー同じくオールダー・ビリー役の山科諒馬さんは今回初めてのご出演となりますが、ご自身にとって『ビリー・エリオット』とはどんな作品ですか。

山科諒馬:それこそ今回のビリーたちくらいの年の頃に、映画版の『リトル・ダンサー』を見て、バレエを始めました。なので、この作品にはすごく思い入れがありました。で、ビリーと同じように夢に向かってバレエを始めようかどうしようかと悩んでいたそのとき本当に、その映画に背中を押してもらったので、そのビリーの未来の姿という役柄を演じられることがすごく嬉しく思います。

ーー人生を変えるきっかけになった原作だったということで、運命的なものを感じますね。改めて今回の意気込みを教えてください。

山科:先ほど4人のパフォーマンスも見させていただいて、僕も帯を締め直さなきゃなと思いました。はい。やっぱり負けていられないですね。

山科諒馬

山科諒馬

ーービリー役の4人にもう少しお話を伺いたいと思います。浅田くんから、オーディションに参加してみようと思ったきっかけを聞きたいと思います。

浅田:僕が通っているバレエスタジオ(シンフォニーバレエスタジオ)で先輩たち2人(加藤航世、利田太一)がビリーになっていたので、僕もやってみたいと思いました。

ーーオーディションに参加してみて、実際どうでしたか。

浅田:やったことがないアクロバットとかタップができて、すごく楽しかったです。

ーー新しい挑戦もいっぱいありましたか?

浅田:はい。難しかったり辛かったりしたけど、できるようになってくると、全ての時間が楽しくなって、今もすごい楽しい。

浅田良舞

浅田良舞

ーー石黒くんがオーディションに参加してみようと思ったきっかけは?

石黒:初演の加藤航世くんと、再演の渡部出日寿くんの公演を観て、印象に残ったので、やりたいなって思いました。

ーー実際にオーディションを受けてみてどうでしたか?

石黒:自分が苦手なことを克服しようと頑張りました。

ーーどんなことが苦手だったのですか?

石黒:タップがみんなよりも少し遅れてて。だからタップのステップをうまく組めるように頑張りました。

ーーできるようになってどうだった?

石黒:まだ完璧ではないんですけど。まだもうちょい頑張りが必要だなって。

石黒瑛土

石黒瑛土

ーー井上くんがオーディションに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

井上:DVDを見て、この『ビリー・エリオット』という作品がとても素晴らしいなと思って、やってみたいなと思いました。

ーー実際にオーディションに参加してみてどうだった?

井上:みんなと仲良くできて楽しかったし、いろんなことに挑戦できたのがとても楽しかったです。

ーーどんなことに挑戦しましたか?

井上:タップやアクロバット、ダンス系とかも練習できたのがとても楽しかったです。

ーーやっぱり練習の中で成長していたなと思いましたか?

井上:はい。自分でもなんでこんなことができるんだろうと思いました。

井上宇一郎

井上宇一郎

ーー春山くんがオーディションに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

春山:きっかけはバレエを始めた頃に『ビリー・エリオット』を観に行って、そのとき、自分に合ってるなと感動して、絶対になりたい思いました。

ーービリーという役と自分を重ねた?

春山:ちょっと似てるかなと思いました。夢を諦めないところが似てるなと思いました。

ーーオーディション参加してみてどうでしたか?

春山:最初はあまりできなかったタップ。たくさん練習してできるようになってたところが、嬉しいし、楽しかったです。

春山嘉夢一

春山嘉夢一

ーー最後にビリー役の皆さんに、公演に向けての決意のお言葉をいただきたいと思います!

浅田:公演までは一生懸命練習して、本番では自分の名前(良舞)にも込められているようにいたいです。

石黒:常識を打ち破るビリーになりたいです。

井上:お客さんを楽しませるようにエネルギーを出して頑張ります。

春山:お客様に希望を与えれるようなビリーになろうと頑張ります。

(前列左から)浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎、春山嘉夢一、(後列左から)濱田めぐみ、安蘭けい、益岡徹、鶴見辰吾

(前列左から)浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎、春山嘉夢一、(後列左から)濱田めぐみ、安蘭けい、益岡徹、鶴見辰吾

 

なお、会見には出席できなかった、トニー役の吉田広大と、オールダー・ビリー役の厚地康雄の映像コメントも放映された。

■吉田広大(トニー役)

今まで自分が触れてきたものの中で、こんなにも心が揺さぶられる作品に出会ったことはありません。僕は初めて観たときにそんな衝撃を受けました。こんなにもパワフルでエネルギッシュな作品があるんだなという印象です。思い、パワー、そして愛、勇気、いろいろなものを『ビリー・エリオット』を通して皆様に届けていきたいなと思っております。劇場でお待ちしております。

■厚地康雄(オールダー・ビリー役)

まず最初は自分でいいのかなとも思ったんですけれども、ビリーがロイヤル・バレエ・スクールに行って、僕もロイヤル・バレエ・スクール出身で、プリンシパルになって……と共通点がたくさんあるので、自分にしか出せないものがあると信じて、今回やりたいなと思いましたね。

今回、今までバレエしかやって来なかったんですけれども、こうして初めてミュージカルの舞台に立たせていただくというのは本当に光栄なことで、 大変嬉しく思っております。踊りを通して、皆さんに愛と夢と感動を伝えられるように精一杯演じますので、どうぞお楽しみください。

ビリー役によるパフォーマンス披露の様子

ビリー役によるパフォーマンス披露の様子

取材・文・撮影:五月女菜穂

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4月19日(金)公開の映画『陰陽師0』から、劇場バナービジュアルと場面写真が解禁された。

夢枕獏氏による『陰陽師』は、平安時代に実在した呪術師・安倍晴明の活躍を描いた小説シリーズ。1988年に刊行された第1巻から現在発売中の第18巻まで、シリーズ累計発行部数は680万部を超えている。『陰陽師0』は、夢枕氏の全面協力のもと、『K-20 怪人二十面相・伝』『アンフェア』シリーズの佐藤嗣麻子監督がメガホンをとり、安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代をオリジナルストーリーとして描いている。

呪いや祟りから都を守る陰陽師の学校であり省庁“陰陽寮”が政治の中心だった平安時代。呪術の天才と呼ばれる若き安倍晴明は陰陽師を目指す学生とは真逆で、陰陽師になる意欲や興味が全くない人嫌いの変わり者だった。ある日、晴明は、貴族の源博雅から皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解決を頼まれる。衝突しながらも共に真相を追うが、ある学生の変死をきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀と呪いが動き出す。

 
 

本作では、若き日の安倍晴明を山﨑賢人が演じるほか、晴明と衝突しながらもともに事件の解決に挑む貴族・源博雅役で染谷将太、皇族の徽子女王役で奈緒、陰陽寮の学生・平郡貞文役で安藤政信、橘泰家役で村上虹郎、晴明に興味を抱く帝役で板垣李光人、晴明の育ての親でもある陰陽博士・賀茂忠行役で國村隼、天文博士・惟宗是邦役で北村一輝、陰陽師たちを束ねる陰陽頭・藤原義輔役で小林薫らが出演。主題歌は、BUMP OF CHICKENの新曲「邂逅」に決まっている。

(C)2024映画「陰陽師0」製作委員会

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解禁されたバナービジュアルは、2月16日(金)より全国の劇場にて順次掲出されているもの。烏帽子を脱ぎ長い髪をなびかせながら呪印を結ぶ安倍晴明(山﨑賢人)を筆頭に、源博雅(染谷将太)、徽子女王(奈緒)、平郡貞文(安藤政信)、橘泰家(村上虹郎)、帝(板垣李光人)、賀茂忠行(國村隼)、惟宗是邦(北村一輝)、藤原義輔(小林薫)らが並んでいる。

(C)2024映画「陰陽師0」製作委員会

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また、7点の場面写真では、強大な呪いに挑む晴明が“呪”を解き放つシーンや、博雅との出会い、バディを組んだ2人が事件を追う場面などを解禁。博雅を慕う徽子女王、陰陽寮のトップ・藤原義輔が陰陽博士・賀茂忠行や天文博士・惟宗是邦らを引き連れる一幕なども公開されている。

『陰陽師0』は4月19日(金)公開。

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4月14日(日)にTime Time Out Cafe & Dinerで開催される同イベントは、これから飛躍が期待される注目のアーティストのライブや、東京で活躍するDJ陣による選曲を楽しむことができる。

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2021年4月に宝塚を退団して以来、その豊かな歌唱力と表現力をフルに発揮、日本のミュージカル界を代表する女優として走り続ける望海風斗。彼女が2022年10月に行った20周年記念コンサート『Look at Me』に続き、この3月から4月にかけて、ドラマティックコンサートの第2弾『Hello,』を開催する。宝塚在団中に行った『SPERO』を含め、望海のコンサートといえばとことん趣向を凝らし、バラエティに富んだ贅沢な構成がデフォルト。女優としてますますの充実ぶりを見せる望海が、今度はどんな趣向で客席を楽しませてくれるのか。多忙を極める中、単独インタビューにたっぷりと答えてもらった。

ーードラマティックコンサートの第2弾ということで期待が高まりますが、今回はどんな思いを込めたコンサートなのでしょうか?

今回は、春にやるということで。コロナ禍で長い間いろいろな制限がありましたが、やっと今、少しずつ日常が戻ってきて、劇場も前ほどの制限がなくなってきました。それなら今度は来てくださる皆さんが心のマスクを取って、五感をフルに使ってもらえるような、そういうコンサートにできたらいいなと思ったんです。それと私は宝塚を卒業して3年間、もうずっと前だけを見て走って来たんですが、ちょうど去年、雪組プレ100周年コンサートに出演して。男役の歌を久しぶりに歌う機会がありました。コンサートでも歌ってはいましたけど、あんな風に男役に戻って歌うのは退団以来。それをやってみた時に、「あ、別に戻ったといっても元に戻るわけではないんだな」と。「前には進んでいるけれど、自分がやってきた道のりというのは確実にあって、戻れる場所なんだ。それをやるからこそ先にも進める、すごく大切な故郷(ふるさと)が自分にはあるんだな」ということを、改めて感じることができたんです。今までは封印というわけじゃないんですけど、男役に戻るっていうことをあまりしてこなかったので、今回のコンサートではちょっとやってみようかなと。宝塚時代に振付でお世話になった桜木涼介さんに演出をお願いしていますので、どこか懐かしい匂いというか、そういう面もこのコンサートで出せたらいいな。男役と女性の私、おいしいとこ取りで、どっちも出せたら面白いんじゃないかな、と思っています。

ーー雪組プレ100周年の宝塚歌劇 雪組 pre100th Anniversary『Greatest Dream』で歌われた時は、気持ちよかったんでしょうか?

気持ちよかったですね。この時は私が雪組でご一緒した先輩がいらっしゃらなかったので、自分がファン時代に見ていたような方々ばかりで。そんな偉大な方たちの中で歌っても「戻れないんじゃないかな……?」と思ったんですけど、実際舞台に立ったら、やっぱりスイッチが入る(笑)。すごく楽しくて。「このスイッチってやっぱりあるんだ。皆さんよくスイッチが入るっておっしゃるけど、このスイッチ私も持ってたんだ」という感じでした。

ーー望海さんは退団されてから驚くほどスムーズに高音が出ていらっしゃいますが、やはり宝塚時代に出していた低音を封印するのはあまりにもったいないですから。

それはファンの方にもよく言われていました。でも、最初はまだいろいろな可能性があるし、宝塚をやめたのに、そこに自分が固執していては先に進めないかなと思っていて。退団した時にもう若くはない、20代ではないので、年齢によってできなくなってくることもいっぱいあると思ったから「今できることをとにかくやっていかなきゃ、広げていかなきゃ」と必死で頑張ってきたんですね。宝塚時代を懐かしむ反面、「私は前に進みたいんだ」という思いも強かったんですけれど、ここまで頑張ってきたからこそ「どっちも自分として持っていることはできるんじゃないかな」と思えたんです。ひとりでやっているのに「本当に同じ人なの!?」っていう、そういう両面の面白さが出たらいいなと思っています。

ーー『Hello,』というタイトルにしたのは?

いろいろな案があった中で、一番しっくり来たのがハローだったんです。春だし、出会いの季節でもあるし、「この響きがいい」と思って決めました。私もそうだし、来てくださった方も新たな自分とハローするような。そういう時間になったらいいなと思って。コンマがついているのは、こんにちはだけで終わらない、続いていく未来とか、その後にメッセージが来ますよみたいな、そういう意味です。

ーー望海さんはコンサートの度に、新しいハローを提供してくださってきました。ここまでやって、さらに期待を膨らませてしまって大丈夫なのかなと、心配になるほどです。

だから私も、お稽古ではすごく後悔しますね。「なんて無謀なことをしたんだろう」みたいな(笑)。『Look at Me』もかなり後悔したのですが、でもやっぱり実際に公演すると、「頑張ってきてよかったな」という達成感がある。特にコンサートは、自分で選べるわけですよね、上限を。だからこそ無理やり詰め込んじゃうんですけれど。今回も「なるべく詰め込ないようにしよう」と言いながらも、やっぱり構成を考えていくと、だんだん「やっぱりもっとこうした方がお客さんに楽しんでもらえるんじゃないか」とか、より面白いものにしたくて。気づいたら「え、曲数多くない?」みたいな後悔がもう始まっている(笑)。でもこれを乗り越えた先にやっぱり「挑戦してよかった!」と思える時間がくるのを知っているので、「やめられないな」と思っちゃっています。

ーー「絶対に期待に応えなきゃ」というようなサービス精神が発動されちゃうんでしょうか?

そうですね、特にファンの方々の中にはずっと長いこと見てくださってる方もいて。宝塚を卒業してからもずっとついてきてくださっている方たちには、作品ごとに新たな世界を見てほしい。私も一緒にファンの方たちと新たな世界を知っていっている、みたいな感覚があって。だからこそ、「私も楽しめる、皆さんももっと楽しめる、いろいろな面白いことがあるんじゃないか」と。それをファンの皆さんと一緒に探していくような感覚ですね。だから、「皆さんの期待に応えなきゃ!」という強迫観念ではなくて。「せっかく皆さんがついてきてくれているんだったら、じゃあもっといろいろなことをやってみよう」という気持ちにさせてもらっているんだと思います。

ーー前回の『Look at Me』では望海さんがTVプロデューサーのひかり役を演じるという大枠のお芝居があって。1本のコンサートで何本も見たような気分にさせてくれましたが、今回は“ドラマティック”な部分はどんな感じになりそうですか?

今回はそういうふうにストーリーが1本立って全部繋がってるわけではないんですけれど、でもちょっとしたショー形式で、歌で世界を作っているというか。全然違う作品の歌を歌いながらも、ひとつのストーリーになっている、みたいな部分があります。やっぱりそれは、ショーで振付をしてくださっていた桜木さんだからこそ、「こういうのがやりたい」と言ったらいろいろ理解して作ってくださっていますね。前回はお芝居の中にショーが入っていた感じですが、今回はショーの中にちょっとストーリーが入っているような感覚かな。でも桜木さんは、宝塚退団後の私を知らないので(笑)。だからまた面白いんです。桜木さんはお芝居でもショーでも振りを付ける時、ストーリーだとかその人の魅力を、すごく引き出してくださる。ただの振付じゃない、魅力的に見せる何かをプラスしてくださる印象があって、そこが好きだったので。ダンスの部分もストーリー性のある踊りにしたいとリクエストしましたし、そういう意味でも曲1曲の中にもドラマを、一緒に深く作っていけるんじゃないかなと思っています。

ーー五感に訴え、五感を解放してもらうというところで考えていることは?

今回は来てくださった皆さんが普段の日常で感じている感情だったり、自分でも無意識にためていた感情だったり、そういうものをこのコンサートで解放して、自分自身を楽しんでもらいたいんです。ショーを見て「この役がよかった」とか、「この歌がよかったね」という楽しみ方は普段もしてくださっていると思いますが、皆さんがそれぞれの人生を、その場で思い思いに楽しんでもらいたい。どうやったらそういうコンサートができるんだろうというのは、きっと一生のテーマかもしれないですが、そういうきっかけのコンサートになったらいいなと思っています。今ここでコンサートをやる意味、みたいなものが、やっぱりないと頑張れないので。目標はとにかく、来てくださる方が心を解放することで、その時に貯めているものを放り出して。同じ曲なのに笑ってる人も泣いてる人も、怒ってる人もいれば喜んでいる人もいる、みたいな。そういうものになったら、すごく素敵な空間になるだろうなぁ。

ーー望海さん自身、ずっと突っ走っていらして。井上芳雄さんに「ずっとテンパってる」なんて言われたりもしていましたが、それが今ちょっと力が抜けて、そういう意味で違う局面にいらっしゃるのでしょうか?

いまだにテンパる時はテンパりますけど(笑)、でもだいぶ落ち着いてきた部分もあるので。来てくださる皆さんが日頃、どういう感情を持って生きているのかとか、それが知りたいんですよね。劇場で皆さんが感情を解放しているのを見て、それを私も歌うエネルギーにしたいんです。

ーー聞くところによると、憧れの方にテーマ曲を作っていただいたとか?

そうなんです、アンジェラ・アキさんに楽曲提供いただきました。かなり五感にも繋がる楽曲になると思いますので楽しみにしていただきたいし、早く聞いてほしい! 私自身、ちょっと歌ってみただけでものすごく心の換気ができたというか。心が浄化する感覚で、本当に新鮮な空気が入って、いらないものが抜けて。本当に「換気されたな」みたいな気になるんです。ほかにも、きっと聞きたいと思ってくださっていた歌もあるだろうし、「これ歌うんだ!」みたいな驚きもあるだろうなと。ミュージカルの曲も、演じたことがないけどやってみたかったもの、歌いたかった曲も入れています。

ーー前回のコンサートから今までに、『DREAMGIRLS』、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』、『イザボー』と3本の大きなミュージカルに主演してこられましたね。特に『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のサティーンは大きな挑戦だったと思いますが、その経験はどんなものでしたか?

『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は退団後の私の中で、もちろんすべての作品に全力で挑みながらも、これがあるから頑張らなきゃ、と目標にもしていた作品でもあったので、公演が始まった時は「ついに来たんだな、その時が」という感じでした。スタッフもオーストラリアから来た方ばかり、共演者もオーディションで受かった、誇りを持った人たちばかりの中で、「本当にうまくやっていけるのかな」という不安が最初はすごくありました。でも、あれだけ素敵な方たちと出会って、皆さんと日本の『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』を作る一員になれたというのは、すごく自分にとって大きかったなと思いますね。どちらかというと、私はサティーンよりもイザボーの方が合っていると思うんです。自分でもイザボーの方が演じやすかったですから。サティーンは知らない扉をいっぱい開けないといけない役だったので、本当にいろいろ学び、成長ができたと思っています。周りの人たちにもたくさん助けてもらいましたけどまだまだ足りない部分もあったので、本当に再演があってよかったなと思っています。

ーーサティーンで演じにくい、自分で努力しなくてはいけなかった部分というのはどういうところでしたか?

人に頼ること。自分ひとりで生きていくとか、自分の力でその舞台を埋めるとかっていうのは、多分ずっとやってきているから大丈夫。けれども、サティーンのように人に委ねるとか、人が手を貸したくなる何かを持っている、でも強さも持っているというのは難しかったですね。ただ強いだけじゃない、脆さや、ちょっとした甘さ。そこの塩梅がすごく難しかった。「あまりコケティッシュにはならないでほしい」とオーストラリアチームから言われて。でも、「普段の自分でいていいよ」と言われて普段の自分の反応をすると、コメディチックになってしまって「そこじゃないんだ」とすごく言われて。「あーどうしたらいいんだろう」と悩みました。特にクリスチャンやジドラー、仲間たちに対して、身を委ねる部分ですね。まだ正解はわからないんですけれど、もっと力を抜いちゃった方がいいのかな? と今は思っています。 せっかく再演をさせてもらうので、去年とは違う、さらに深まったものがお届けできたらいいなと思っています。

ーー逆に『イザボー』は、よくぞ望海さんにこの役を持ってきてくださったという当たり役でしたね。望海さんのちょっとダークな、影のある個性がよく生きていて。この役を魅力的に見せるというのは、普通なら尻込みするような難しさがあると思いました。

イザボーはどんな困難にも立ち向かっていくというか、困難が生きていくエネルギーになっていくような人でした。そういうのって説明するのは簡単だけれど、実際それを演じるには毎回毎回、すごく自分自身のエネルギーも使うし、疲労困憊。やっていても「まだ行くんだ」という驚きがありました。心身ともに、ズタボロになりながら終わっていくみたいな感覚があったんです。でも、そういう経験ってなかなかできない。人の半生を、10代から亡くなるまでの年月を生き抜くって、やっぱり簡単なことではないですし。でも毎日、イザボーを生き抜くことで、得るエネルギーみたいなものもすごく感じて。やっぱり舞台に立っている醍醐味というか、楽しさというのをすごく実感していました。

ーーそうした経験も、今回のコンサートに活かされていくんでしょうね。

そうですね。まだその経験がどう反映されるかわかりませんが、きっと「ここは変わったな」とか「この経験をして良かったな」とか思えることがいっぱいあると思います。それにコンサートは、皆さんに乗せてもらって出てくるものもあると思うんです。私も『Hello,』をやることで、五感を解放した皆さんからどういう反応が返ってくるのか、それをまた私も五感で受け止めて、どうお返ししていけるか。「もっとこうしてみたいな」というように生まれていくものがきっとあると思うので、そこに身を委ねたいと考えています。それが本当に楽しみです。
 

取材・文=若林ゆり

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望海風斗が、メジャーリリース第一弾となる新曲「Breath」の今春リリースを発表した。

作詞作曲は10年ぶり復帰のアンジェラ・アキ。復帰後に初の楽曲提供となった渾身のバラードで、武部聡志がプロデュースと編曲を手掛ける。新曲はチケット一般発売が開始となった全国コンサートツアー『Hello,』で披露される予定だ。

望海風斗は2021年に退団するまで宝塚歌劇団雪組のトップスターとして活躍。2022年度の第30回読売演劇大賞では優秀女優賞を受賞するなど、数多の作品で主演を務めミュージカル界のトップ女優として人気を拡大中だ。23年には『ドリームガールズ』『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』、24年も『イザボー』など次々と大作の主演を務めた。素晴らしい歌唱力を武器に、本格的な歌手活動も始動し、彼女の歌声がさらに多くの人々を魅了することになるだろう。

新曲「Breath」は、望海風斗がコンサートや歌番組でアンジェラ・アキの楽曲をカバーで披露していたことから、コンサートの音楽監督を務めた武部聡志が、楽曲提供をアンジェラ・アキへ提案し実現した。「精一杯生きる人たちにエールを送りたい」という望海風斗の想いと、見事に共鳴して書き上げられた1曲は、きっと毎日を生きるあなたの気持ちと呼吸を整えてくれるはずだ。

なお、本楽曲はツアー初日の2024年3月20日(水)にポニーキャニオンより音楽配信をスタートする。

望海風斗 コメント

今回、アンジェラ・アキさんに楽曲提供していただくという夢のようなことが現実になりました。
アンジェラさんに今の思いの丈を綴り、その思いが歌となり、初めてデモを聴いた時の感動、心が新鮮な空気で満たされ、しばらくその場から動けなかった感覚は今でも忘れられません。
今を生きる人へ。時間に追われ、未来や過去や社会に囚われる日々にふと立ち止まった時、優しい呼吸で自分自身を包んで欲しい。「Breath」が皆様にとってそんな1曲になったら嬉しいです。

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月刊『LaLa』(白泉社)にて連載中の冬夏アキハルによる少女漫画『転生悪女の黒歴史』のTVアニメ化が発表された。

『転生悪女の黒歴史』原作コミックス

『転生悪女の黒歴史』原作コミックス

本作品は、所謂「悪役令嬢系」と呼ばれる人気ジャンル作品で、多くの女性が共感するであろう中学時代の黒歴史と主人公が向き合うストーリーと、美麗なイラストで描かれるイケメン達が人気のラブコメディー作品。

TVアニメ化にともない原作者・冬夏アキハルからの描き下ろしイラストとコメントも到着している。

原作者・冬夏アキハル描き下ろしイラスト

原作者・冬夏アキハル描き下ろしイラスト

<原作者・冬夏アキハル コメント>
今回私がLaLaで連載させて頂いている漫画、『転生悪女の黒歴史』をアニメ化して頂ける事になりました! 想像もしていなかった事で自分自身も驚いています。こうした展開をして頂けるのも、読んで下さって応援して下さった方々のおかげです、本当に有難うございます。私は原作者として、アニメ制作に関わって下さる全ての方を大切に、尊敬と感謝の念を忘れないようにしながら、皆さんと⼀緒に視聴できる日を楽しみにしようと思います。是非リアタイしてください!

また『転生悪女の黒歴史』のTVアニメ化を記念して、公式Xアカウントも公開。TVアニメ放送に向けて今後も様々な情報を展開していくとのことなので、フォローしておきたい。
 

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2022年7月8日(金)に開幕し、総観客数が85万人を突破した2年目ロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』東京公演。この度、2024年7月以降の公演延長が決定し、追加される新キャストが発表された。

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、小説『ハリー・ポッター』シリーズの作者であるJ.K.ローリングが、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンと共に舞台のために書き下ろした『ハリー・ポッター』シリーズ8作目の物語。小説の最終巻から19年後、父親になった37歳のハリー・ポッターとその息子・アルバスの関係を軸に描かれる新たな冒険物語は、世界中で多くの演劇賞を獲得するなど好評を博している。国内でも第30回読売演劇大賞の選考委員特別賞、第48回菊田一夫演劇大賞を受賞するなど高い評価を獲得。

舞台の大きな見どころのひとつである、ハリーらが観客の目の前で繰り広げる様々な“魔法”。CG等 を使わずに、舞台演出と俳優の演技で生み出される、観る者を魅了する数々の魔法が話題だ。

その世界最高峰の魔法の舞台に7月から新たに挑むのは、平方元基(ハリー・ポッター役)、吉沢 悠(ハリー・ポッター役)、木村花代(ハーマイオニー・グレンジャー役)、豊田エリー(ハーマイオニー・グレンジャー役)、ひょっこりはん(ロン・ウィーズリー役)、矢崎 広(ロン・ウィーズリー役)、永井 大(ドラコ・マルフォイ役)、大沢あかね(ジニー・ポッター役)、佐藤知恩(アルバス・ポッター役)、渡邉 蒼(アルバス・ポッター役)、浅見和哉(スコーピウス・マルフォイ役)、出口稚子(嘆きのマートル役)、飛香まい(ローズ・グレンジャー・ウィーズリー役)、乃村美絵(デルフィー役)の14名。

様々なジャンルで活躍する新キャストがどのように魔法の世界に溶け込んでいくのか期待が高まる。

出演者コメント

■ハリー・ポッター役/平方元基
まさか自分が?! ハリー・ポッター?? 月並みですが、本当にそう思いました。
もちろん、オーディションを受けて役を掴み取りにいく気概は満々でしたが、現実はそう甘くないので覚悟して臨みました。イギリスでオープニングした際に観ていたのですが、その頃はまさか日本でこの作品をやるとも、そして自分が出演するとも思ってもおらず、純粋に舞台の世界観に圧倒されていました。先日ブロードウェイの公演も観ましたが、イリュージョンとそれに負けないドラマがやはりこの舞台の魅力だと思います。世界中で愛されるこの作品、しっかりとした密度でキャラクターの苦悩、成長、喜びをお届けします。是非ご期待ください。

■ハリー・ポッター役/吉沢 悠
世界的に大ヒットしたハリー・ポッターの世界観に関われることに、自分自身とても驚いています。さらにハリー・ポッター役を自分が演じることになるとは、想像もしていなかった喜びです。舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』では19年後のハリーを演じるのですが、息子と上手く向き合えない父親としての姿、上司となった幼馴染のハーマイオニーとの関係など、演じる楽しみが沢山あるストーリーでワクワクしています。新たに舞台のカンパニーに私が加わることがプラスになるよう全力で向き合っていこうと思います。劇場で皆さまにお会いできる日が、今からとても楽しみです。

■ハーマイオニー・グレンジャー役/木村花代
私も小さい頃から魔法使いになりたかった……。
ハーマイオニーのように私も努力を重ね、その夢が遂に叶います!
女性なら誰もが憧れる彼女を演じられるのが今からもの凄く楽しみでなりません。
ロングラン作品への出演は久しぶりなので、体調管理に努め、これまで皆さんが築き上げてきた感動を継承しつつ、欠けてはならないパズルの1ピースとなれるよう誠心誠意役を生き抜きたいと思います。

■ハーマイオニー・グレンジャー役/豊田エリー
ハリー・ポッターは私にとって、子どもの頃から共に成長し、今もずっと心に寄り添ってくれている大切な物語です。
それがまさか、あの世界の中でハーマイオニーとして生きられる日が来るなんて。本作は東京とロンドンでも拝見しましたが、目の前でとてつもないスケールのドラマと魔法が繰り広げられ、圧倒されるほど感動したことが忘れられません。
これから舞台を観に来てくださる皆様にもきっとそのマジックを感じていただけますように、心を込めて頑張ります!

■ロン・ウィーズリー役/ひょっこりはん
普段は色物芸人をやっている自分が、まさか俳優としてロンになれる日が来るとは。神様もノーマークだったと思います! ただ、オーディションでロンを演じたときにとても自然体になれたというか、しっくりくる感覚があったので、合格をいただいてこうして皆様の前でロンになれることに運命を感じています! 僕が息を吹き込んだロンを皆様にお届けできる日が待ち遠しい! 絶対楽しいロンにしてみせますので、ひょっこり観に来てくださいね!

■ロン・ウィーズリー役/矢崎 広
夢見た魔法の世界へ、そして日本でも世界でも愛される舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に参加できることを大変うれしく思います。ホグワーツの招待状がついに届いたような気持ちで、あの感動と興奮の詰まったステージへ立てる日が今からとても楽しみです。優しく人間味溢れるロンは僕にとっても親友のような大事な存在です。素敵なキャスト、クリエーター、スタッフの方々と共に、大好きなロンを大切に精一杯演じたいと思います。皆様どうぞよろしくお願いします。

■ドラコ・マルフォイ役/永井 大
世界的にも大人気の作品『ハリー・ポッター』の舞台に立てること、非常にうれしく思っております。約1年前にオーディションを受け、決まったときからずっとこの魔法世界の舞台を子どもたちにも早く観に来てほしい思いがありますので、今から稽古が楽しみでなりません。初めてのことが多い現場になりそうですが、皆様に素晴らしいエンターテインメントをお届けできるよう日々邁進してまいります。是非、永井バージョンのドラコもお楽しみください。

■ジニー・ポッター役/大沢あかね
今回、この作品を観劇した直後にジニー役の話をいただき、強いご縁を感じました。
ジニーは明るく逞しい女性なので、私もジニーのように明るく逞しく、このロングラン公演を務めたいです。
キャスト、スタッフの方々と一体となって、この作品を皆さまに届けることができるよう頑張ります。
舞台でお会いできることが今からとても楽しみです。

■アルバス・ポッター役/佐藤知恩
アルバスになると伺ったとき、喜びで思わず叫んでしまいました。
その日の夜、試しに家にある菜箸を一本手に取り何度か振ってみました。なにも起きませんでした。
今は新しい出会いにワクワクと緊張と不安が入り混じり、まさにホグワーツ入学前のような心持ちです。
この作品を繋いで来られた方々からバトンを受け取り大切にこの作品を届けていきます。

■アルバス・ポッター役/渡邉 蒼
あのアルバスを演じさせていただける喜びと責任をひしひしと感じています。偉大な父の血を引き、その呪いに苦しめられ、突き動かされ、大きな試練へ立ち向かっていく彼も同じような気持ちを抱えていたかもしれません。アルバスはとにかく“貰う”人。僕自身も役者としてまだまだ未熟です。毎公演パパや大好きな親友から沢山のものを貰って、その成長の一歩一歩をお客様に喜んでいただけるようなアルバスを演じたいと思います!

■スコーピウス・マルフォイ役/浅見和哉
初めてこの作品を観劇させていただいたときは、感動のあまり最後には立ち上がって夢中で拍手をしていました。そんな作品への出演が決まったときは、驚きや喜びと共に、背筋が伸びる思いがありました。今までこの作品に携わってこられた方々のバトンをしっかり受け取れるよう、そして、既にご覧になられた方にも、この先初めてご覧になられる方にも楽しんでいただけるように、真摯に作品に向き合いたいと思います。

■嘆きのマートル役/出口稚子
嘆きのマートル役を演じさせていただきます、出口稚子です。小さい頃から観てきた作品に参加できることを光栄に思います。まさか、私がホグワーツに入学できる日が来るなんて夢にも思っていませんでした。この舞台を初めて観たときの衝撃は今でも覚えています。本当に魔法はあるんだ! と感動しました。嘆きのマートル以外の役も演じますので、それも注目していただけたらと思います。 劇場でお客様にお会いできるのを楽しみにしてます!

■ローズ・グレンジャー・ウィーズリー役/飛香まい
ローズ・グレンジャー・ウィーズリーを演じさせて頂きます、飛香まいです。幼い頃に憧れた『ハリー・ポッター』の世界。まさか自分が魔法学校に入学することができるなんて……!! 夢のようでワクワクが止まりません!かじりつくようにシリーズを観て、心躍らせた気持ちを大事に、劇場にいらっしゃる全ての皆様に魔法をかけたいと思います。ローズを深く知ることができるのが楽しみでなりません。 初のロングラン公演。作品を共に生きる素敵な皆様と、スタッフの皆様と、大事に努めさせていただきます。

■デルフィー役/乃村美絵
デルフィーを演じさせていただきます、乃村美絵です。 初めて舞台を拝見したとき、いつか絶対にこの舞台に携わりたいと強く思いました。 全身全霊で挑んだオーディションは楽しかったという記憶しかありません。 多くの方に愛されているこの作品と、関わってくださる全ての皆さまに誠実に向き合い、大切に物語を紡いでいきたいと思います。 よろしくお願いいたします。

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