My Hair is Bad『EIGHT BALL FESTIVAL 2024』ライブレポートーー「全員が一歩一歩進んでる!」スケール感と親密さが共存したステージで初日完遂

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『EIGHT BALL FESTIVAL 2024』My Hair is Bad

My Hair is Bad

My Hair is Bad

「1日目、責任をとって大トリをやりにきました! 全員でやろうぜ!」(椎木知仁、Gt.Vo、以下同)と高らかに宣誓したのは、初日のオーラス・My Hair is Badだ。初っぱなの「歓声をさがして」から、最早そのパフォーマンスはスタジアム級のスケール感! かと思えば真っすぐに投げられる言葉の数々は、あたかも自分に向けて歌われているような親近感だ。続く「ドラマみたいだ」では、彼らが闘ってきたライブハウスでのアティチュードそのままにすさまじい吸引力を示す3人。リリカルなギターリフが印象的な「悲劇のヒロイン」では、山田淳(Dr)が刻むパンキッシュなリズムが焦燥感を掻き立て、「アフターアワー」での踊るようにステージを駆ける山本大樹(Ba.Cho)の姿も何とも印象的だ。

My Hair is Bad

My Hair is Bad

My Hair is Bad

My Hair is Bad

ポエトリックなアプローチと、サビのリフレインが胸に迫るミディアムナンバー「戦争を知らない大人たち」を放ち、すでに相当なカロリーを放出しているなか、ここで奏でたのが「フロムナウオン」。矢継ぎ早に繰り出す椎木の独白は、この日、この場所でしか放たれないもの。

「俺はここにいる全員を抱きしめたいと思ってんだ。でも直接触れることはできないから、君の心に触れさせてくれよ」

「伝説の1日にしたいわけじゃない、ヤバい1日をつくりにきている」

「誰の地図も見なくていい。お前が地図を書くんだよ!」

音に、言葉に、息吹を吹き込むようなかけがえのない時間。3人からの生命力の放射に、心を打たれないわけがない。

My Hair is Bad

My Hair is Bad

「今日が一番最高なんて言わずに、いつでもフェスで、ライブハウスでバンドたちが待ってます!」と、3月14日(木)にリリースしたばかりの新曲「太陽」へとつなぐ。椎木が、フロアへ向けて手を差し伸べる様子にもグッとくるものを感じつつ、みずみずしい手触りの「噂」で本編は終了。

こんな熱狂の夜がこれで終わりなわけもなく、アンコールに応えて再び姿を現した3人。椎木は、『EIGHT BALL FESTIVAL』への感謝を述べながら、こんな話をしてくれた。

「初出演でトリをやらせてもらえてうれしかったです! みんなも俺らにチャンスをくれて、本当に心強くて。どうもありがとう! ところで、このイベントは昔から俺たちのことを気にかけてくれたスタッフの制作によるもので。寝る暇もないほど忙しい、もやししか買う金しかないなんて言ってた彼が、こんなデカいフェスをやれるなんて。バンドだけじゃなくて全員が一歩一歩進んでるんだなって勇気をもらえました。みんなも明るく元気でいてね!」

My Hair is Bad

My Hair is Bad

そう満面の笑顔で放つは、ド級のアンセム「告白」! 一片の曇りもないイノセントな疾走感で、この日一番のシンガロングを湧出したMy Hair is Bad。オーディエンスと最後まで共振し切り、泥臭くも美しいエンディングで、『EIGHT BALL FESTIVAL』初日を締め括ってくれた。

フェスであることは大前提としながらも、コンベックス岡山という広大な空間をライブハウスにし、またオーディエンス一人一人に届くほどに親密な空間にも仕立てたさまざまなアクトたち。その余韻を引き継いだ2日目もきっとさまざまなドラマを起こしてくれるに違いない。

My Hair is Bad

My Hair is Bad

取材・文=後藤愛 撮影=Yukitaka Amemiya

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『EIGHT BALL FESTIVAL 2024』bokula.

bokula.

bokula.

この日のSTRIPED STAGEを締めくくるのはフロム広島の急先鋒、bokula.だ。2年連続出演ながら、その状況は変わった。この1年の間にメジャーデビューを果たし、再びこの舞台に立つこととなった4人を後方までパンパンの観客が待ち構え、「2023年はこのステージのトッパーでした。そして今年は、このステージのトリを務めてる。広島県代表のbokula.は、今日のトリからぶちかます。俺たちが中国地方代表のbokula.だ!」と、えい(Gt.Vo)が叫ぶや、それに応える大歓声! そんな期待を背負った「アオトハル」はド頭から全身全霊のすさまじいパフォーマンスで、4月17日(水)にリリースを控えるEP「涙 滲むのは心の本音です.」収録の「不完ロマンス」でも、その勢いは怖くなるほど加速する一方だ。

bokula.

bokula.

ここで急きょ、「今日、いろいろと後ろから見てて思った。どういうものを求めてるかが分かった。セトリ変えます!」とえいが告げ、ライブ鉄板の高速チューン「満月じゃん。」を投入! その狙い通りの熱狂が巻き起こり、あまりの暑さにバックヤードに着替えに戻ったえいは、『EIGHT BALL FESTIVAL』のグッズTシャツを身にまとって再登場。リフレインするギターが高揚感を誘う「夏の迷惑」でもオーディエンスの合いの手はバッチリで、ライブという名の信頼関係が見ていて伝わってくる。

bokula.

bokula.

「こうやってさ、人の力でやってるイベントを俺たちはもっと大事にしたいと思ってる。トリとして期待を寄せてくれてるのはめちゃくちゃうれしいし、(場内を見渡し)それに応えてくれる人がこれだけいるんだよ! マジですごいと思う。俺たちを信用してくれてどうもありがとう! 絶対に忘れないからこの景色」(えい)

bokula.

bokula.

「愛すべきミュージック」では数え切れない拳が上がり、STRIPED STAGEに今日イチの景色を作り上げる。が、いつの間にやら持ち時間は残り3分!? そこで全力のおかわり「満月じゃん。」をぶっ込み、えいがマイク片手にフロアに降りもみくちゃになる大盛り上がり! これにて大団円……と思いきや、どうやら時間を間違っていたらしく、まだ6分あることが発覚(笑)。しっちゃかめっちゃかの中、えいとさとぴー(Ba)がギターとベースを持ち替え、何と本日3回目の「満月じゃん。」を披露! セオリーにとらわれず衝動に従う、これぞロックバンドなbokula.の前代未聞のライブ。セットリストの意味を無効化する7曲中3曲「満月じゃん。」って、もう最高!(ライブ後に裏で反省会をしてましたが(笑))

bokula.

bokula.

取材・文=奥“ボウイ”昌史 撮影=センイチ

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『EIGHT BALL FESTIVAL 2024』10-FEET

昨年に続き、『EIGHT BALL FESTIVAL』2度目の出演となった10-FEET。スクリーンにバンド名が映り、いつものSEが鳴り響いた瞬間にフロアのあちこちでバンドタオルが掲げられ、大きな歓声が沸き起こる。誰もがこの光景を待ちわびていて、会場の熱気は容易く沸点へと上がってしまう。

10-FEET

10-FEET

「よっしゃ、行くで~!」と、TAKUMA(Vo.Gt)の言葉で1曲目に投下されたのは「VIBES BY VIBES」。KOUICHI(Dr.Cho)のタフなビートが体の正面にビシバシと響き、NAOKI(Ba.Vo)のベースラインは地響きとなって観客の体を足もとから跳ね上げていく。「飛べ!」なんて言葉が投げ掛けられるけど、言わずとも観客の誰もが満面の笑みを浮かべて飛び跳ねている。

10-FEET

10-FEET

そこから次曲「ハローフィクサー」への繋ぎも抜群に気持ちが良かった。ひりつくようなTAKUMAの叫び、NAOKIとKOUICHIのコーラスも迫力のなかに丁寧な哀愁が感じられる。TAKUMAはじっと下を見据えて歌う瞬間が何度もあって、そこにかかる感情、言葉の意味に、芯に触れたいと観客は前のめりに拳を突き上げる。

TAKUMAが綴る言葉はどれも緻密に感情が詰め込まれていて、心が痛くなる瞬間が何度もある。「Re方程式」で何度も繰り返される<もう一回>。そのすがるような言葉に心が締め付けられてしまう。

10-FEET

10-FEET

キラーチューン「RIVER」はもちろん、毎度おなじみのご当地ワードを詰め合わせ。“旭川”や“高梁川”など、岡山ならではの河川名に観客は大喜び。会場全方位から観客の大きな吠声が聞こえるなか、TAKUMAは「一人残らず楽しんでいってほしい」とライブに懸ける想いを語る。諦めないで、最高の瞬間を求め続けてほしいと言葉を懸け、「その向こうへ」へ続く。何度も絶頂はやってくるけれど、それでもまだ物足りないと観客を煽るメンバー。そしてそれに応える観客。最高の連鎖が頻発する。

10-FEET

10-FEET

「また会える保証なんてないねん、今日が最後やと思ってやるのがライブやろ!」と、バンドアンセムとなった「第ゼロ感」へ。目の前のゴールではなく、その先へ。生で繰り広げられるライブだからこそ感動が得られる。そう確信できるステージが目の前にあった。

10-FEET

10-FEET

ラストは「ヒトリセカイ」。「この曲やってバンドが解散するくらいのつもりでやります」と、悔いを残すことないようにメンバーも観客もフルスイングでぶつかり合い、全7曲を駆け抜けていった。ライブが終わると会場の熱気はライブハウスさながらで、その景色がまたなんとも愛おしかったのは言うまでもない。

取材・文=黒田奈保子 撮影=藤井拓

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『EIGHT BALL FESTIVAL 2024』SIX LOUNGE

すし詰め状態のSTRIPED STAGEに現れた3つのシルエット。その実像の何倍、何十倍もの巨大な音像を繰り出したのは、SIX LOUNGEだ。B.J.トーマスの「雨にぬれても」の朗らかなSEを背負って登場するも、そのムードを切り裂くように、1曲目「ナイトタイマー」から特大インパクトを投下! グラマラスな歌声とスリリングかつエッジーなギター、地響きかと思うほどに重厚なドラミングで、3人とは思えないスケール感を繰り広げていく。

SIX LOUNGE

SIX LOUNGE

「行こうぜ岡山!」と先導を切ったヤマグチユウモリ(Gt.Vo)に、オーディエンスも拳を突き上げ、負けじと応戦。「スピード」では高まるビートに比例して、フロアのエモーションも拡大するばかりだ。ナガマツシンタロウ(Dr.Cho)がアッパーに攻め立てるショートチューン「ピアシング」を経て、曲間では客席からメンバーの名が絶えず飛び交う。

SIX LOUNGE

SIX LOUNGE

しかし、自身の名が不足気味だったようで、「もっと俺の名前を呼んでもらっていいですか(笑)?」(ヤマグチ、以下同)なんて、緊張と緩和の落差に笑顔がこぼれる一幕も。

SIX LOUNGE

SIX LOUNGE

ブルージーなメロディと軽快なビートで切なさを加速させる「リカ」では、数え切れないほどのハンズアップが起こるも、3人は追撃の手を緩めはしない。「New Age Blues」では、ひときわ享楽的なロックンロールを描き出し、瞬間風速でクライマックスを塗り替えていく。もはやそのスケールはSTRIPED STAGEには収まり切らず、「トラッシュ」では自身も音にサーフするように歓喜の表情でプレイするイワオリク(Ba.Cho)の姿に、観ているこちらにもハピネスが伝播!

SIX LOUNGE

SIX LOUNGE

各々のプレイヤーとしての地力も感じさせる「ふたりでこのまま」を経て、いよいよ最後の曲へ。「音量制限はないけど、機械には限界があると思うんですよ。でも、生身ののどには勝てない。……お願いしてもいいですか?」と促し、ラストはマキシマムなシンガロングでの「メリールー」でエンドマークを打つ! 目の前が開けていくようなパノラマ感で、最強の姿を示してくれた3人。「来年もお願いします!」と希望いっぱいの言葉でシメてくれたSIX LOUNGEで、初日のSTRIPED STAGEも残すところあと1組!

取材・文=後藤愛 撮影=後藤壮太郎

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『EIGHT BALL FESTIVAL 2024』2023.3.30(SAT)コンベックス岡山

今年で2回目となる『EIGHT BALL FESTIVAL 2024』が、コンベックス岡山の展示場を使用した屋内型フェスで、3月30日(土)・31日(日)の2日間にわたって開催中。SOLID STAGE、STRIPED STAGEと名付けられた2ステージ制で行われ、全23組のアーティストがラインナップし、両日即完売の大盛況となった。初日の3月30日(土)には、「SOLID STAGE」にウルフルズ、go!go!vanillas、10-FEET、PEOPLE 1、04 Limited Sazabys、My Hair is Bad。「STRIPED STAGE」に炙りなタウン、osage、SIX LOUNGE、bokula.、リーガルリリーが出演。岡山から音楽シーンを盛り上げるべく集まったアーティストとオーディエンスが作り上げる、岡山でのライブの模様を最速レポート!

『EIGHT BALL FESTIVAL 2024』go!go!vanillas                  

go!go!vanillas

go!go!vanillas

開演時間ジャストにスクリーンに映し出されたオープニングムービーの時点で、場内の期待感は爆発寸前! 『EIGHT BALL FESTIVAL』の幕開けを飾ったのは、初出演となるgo!go!vanillasだ。1曲目の「平成ペイン」からフルドライブするロックンロールに乗せ、牧達弥(Vo.Gt)が「岡山~!」と満場のSOLID STAGEで気持ち良さそうに叫ぶ。

go!go!vanillas

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長谷川プリティ敬祐(Ba)が「エイトボール! 最初からクライマックス、踊り倒そうぜ~!」といざなった「エマ」では、フロント3人が背中合わせでユニゾンのフレーズを弾くコンビネーションもバッチリ決めて、有言実行でぐんぐん熱量を上げていく。

go!go!vanillas

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再び「もっともっといくぞ岡山!」とプリティがあおり突入した「デッドマンズチェイス」では、アンセムをぶち込み続けるバニラズの強烈なパフォーマンスに、トップバッターはこのバンドしかいないと早くも確信。怒濤の勢いで一気に駆け抜ける!

go!go!vanillas

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ここで牧が、「岡山、調子どう?最高やけん(笑)。俺たちは今日が初めてです、よろしくお願いします! 今日から始まるこのイベント、思いっ切り楽しんでいこう」とあいさつし、新曲の「SHAKE」を披露。オアシス、クイーン、マイケル・ジャクソン、リアーナ、レディー・ガガ他、名だたるトップアーティストも使用する英国ロンドンの名門メトロポリス・スタジオでレコーディングされた、新境地のアーバンサウンドでじっくり聴かせていく。

go!go!vanillas

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後半戦の「青いの。」では、牧が「次は君たちの声を聴かせてちょうだい。一緒に歌える?」と巨大なステージをゆっくりと横断し、ハンドマイクでアピール。柳沢進太郎(Gt)の奏でるエモーショナルなギターも何とも心地良い。

go!go!vanillas

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そして、ジェットセイヤ(Dr)の繰り出すヘヴィなビートを合図に、「晴れの国、岡山。このままヴァイブス上げていける?  体力を残さないスタイルで楽しめるかい!?  いこうぜ~!」と柳沢がアジテート。その極太のグルーヴにSOLID STAGEが揺れた「カウンターアクション」、牧が「この岡山をめちゃめちゃかき乱して帰ります!」とド派手な照明もろともぶち上げた「one shot kill」で、あっという間にフィナーレへ。初にして恐るべしライブモンスターぶりを見せつけたバニラズ、圧巻!

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取材・文=奥“ボウイ”昌史 撮影=藤井拓

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『EIGHT BALL FESTIVAL 2024』2023.3.30(SAT)〜31(SUN)コンベックス岡山

3月30日(土)、コンベックス岡山にて今年で2回目となる屋内型フェス『EIGHT BALL FESTIVAL 2024』が開幕した。岡山から音楽シーンを盛り上げるべく集まったアーティストとオーディエンスが作り上げる、岡山でのライブの模様をSPICEで最速レポートしていく。

晴れの国・岡山らしい、快晴となったこの日はフェス飯を楽しむには絶好のお天気日和。地元の特産品を活かしたものやスイーツ、さらにフォトスポットなど、みんな思い思いの時間を楽しんでいた。しかも会場周辺にはテントが、屋内には階段状に休憩エリアが設置され、中継映像を観ながら休むことができるなど、過ごしやすい環境に。数あるブースのなかでも興味深かったのが「ナカバヤシ」による協賛ブースだ。出演アーティストに向けて手書きのメッセージを書いたものを写真にしてアップロードすると、そのままアーティストの楽屋へと届けてくれるという。ライブで声を出して手を掲げ、大いに盛り上がるのも素敵だけれど、直筆の文字で綴る熱いメッセージがダイレクトに届くのもまた一興。ライブ直前のアーティストの気分を鼓舞したに違いない。

取材・文=黒田奈保子 撮影=is-アイズ

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安藤ゆきによる人気漫画『町田くんの世界』。物静かでメガネという外見だが勉強は苦手、運動も苦手で不器用だが人が好き。みんなから愛される町田くんと周囲の人々を描いた、新感覚の人間ドラマだ。2015年から2018年まで別冊マーガレット(集英社)で連載され、累計140万部を発行、2019年には映画化もされた。

演出を手掛けるのは、東京2020パラリンピック開会式やミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』など、幅広いジャンルでの活躍が目覚ましいウォーリー木下。脚本・作詞は数々の戯曲賞を受賞している新進気鋭の劇作家・ピンク地底人3号。音楽・歌詞・演奏を、劇伴音楽をはじめ、様々な楽曲を生み出してきた和田俊輔が担当している。

主人公の町田一を演じるのはミュージカル公演初主演の川﨑皇輝。ヒロイン・猪原奈々は長澤樹が務める。そして、神里優希 、斎藤瑠希、礒部花凜、大月さゆ、浜崎香帆、岩橋大、鶴岡政希、湖月わたる、吉野圭吾といった実力派が脇を固めている。 

初日を前に行われたゲネプロの様子をお届けしよう。

ステージ上にあるセットや小物はほとんどがパステルカラー。グレーを基調に一人ひとりデザインの違う制服も可愛らしい。衣装やセットが照明を浴びてキラキラ輝いている光景も美しく、まるで絵本のようにファンシーだ。「町田くんの目に映っている世界はこんなふうに優しい色なのかもしれない」と感じられ、あたたかい気持ちになる。

冒頭では、「町田くん」の人となりが伝わるエピソードが次々に描かれる。とびきり優しいが決して完璧ではない町田くんを見ていると、彼がみんなに愛されるのが納得できた。川﨑は自然体で一風変わった少年を表現。友人や家族に誠実に向き合う様子を丁寧に演じ、静かだが目を引く存在感を放っている。語りかけるような柔らかい歌声も、純粋な印象の町田くんにハマっていた。

長澤は、「人間が嫌い」と言って周りに期待することをやめていた猪原さんが変わっていく過程を魅力的に見せてくれた。物語序盤の歌唱では彼女が抱える苦しみをぶつけるように聴かせているぶん、町田くんと過ごすうちに段々と柔らかくなっていく声と表情が愛らしい。距離は縮まっていくのに中々進展しない2人の関係にヤキモキしつつ、お互いへの思いやり、不器用な優しさにキュンとしてしまう。

作中では町田くんと猪原さんを中心に据えつつ、町田くんの“人たらし”エピソードが次々に語られる。

女子に振られてばかりの西野くん(鶴岡政希)、彼氏と別れたばかりのさくら(礒部花凜)をはじめとする学校の友人はもちろん、幼稚園でお世話になった英子先生(大月さゆ)、偶然出会ったたこ焼き屋・健一さん(吉野圭吾)、さらには直接会話したわけでもない会社員の吉高(岩橋大)といった大人たちのことも、その純粋さで救っていく。

学校や家庭で辛い思いをしていたり、自信が持てずにいる人たちに自然と寄り添い、あたたかい気持ちを届ける町田くん。一方で、本人は特別意識していない行動だからこそ猪原さんとすれ違ったり、父親との関係がうまくいっていないひかり(浜崎香帆)を怒らせてしまったり。それでもまっすぐ人に向き合おうとする町田くんを応援したくなる。

また、クラスメイトの氷室くん(神里優希)、栄さん(斎藤瑠希)は気さくで軽いノリが楽しい。モデルらしくことあるごとにかっこいいポーズや表情を決める氷室くん、明るく噂好きな栄さんというにぎやかな2人と物静かな町田くんのやりとりが心地よく、微笑ましい気持ちになった。

町田くんの母(湖月わたる)や叔母も深い愛とお茶目さを持って子供たちに接し、時に的確な助言をしながら成長を見守っている。登場人物一人ひとりの魅力を各キャストが丁寧に作り上げ、愛すべき人物として描き出していた。

キャスト陣が様々なキャラクターを演じ分けており、それぞれが主役となるエピソードと楽曲があるのも見どころの一つだ。作品の世界を表すような明るく広がりのあるナンバーから、それぞれの物語でメインとなるキャラクターの迷い・不安を表現するような楽曲まで、多彩な魅力に溢れている。

各キャストのソロ、ユニゾンを存分に楽しめるだけでなく、鶴岡がキレのあるダンスを見せる曲、ギター片手に歌う吉野の後ろでキャスト陣がたこ焼き型のペンライトを振る曲など、ポップでノリのいいナンバーも多数。キャストとともにステージ上にいるバンドメンバーが楽しそうに演奏しているのも印象的だ。歌詞がリフレインしたり背景に投影されたりするシーンも多く、一つひとつの言葉を大切に受け取りたくなる。

人のあたたかさや思いやりに触れ、優しい気持ちで劇場を後にできる本作。4月14日(日)まで東京・シアタークリエで上演された後、4月19日(金)〜21日(日)まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでも公演が行われる。

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5月11日(土)、12日(日)に福岡PayPayドーム・地行ももち特設会場、6月1日(土)、2日(日)にお台場海浜公園にて、日本で5年ぶりに未来型花火エンターテインメント『STAR ISLAND 2024』が開催される。

『STAR ISLAND』

『STAR ISLAND』

昔から日本人に愛される伝統文化である「花火」だが、後継者不足、資金不足による開催の危機などの課題を抱えている。そこでエイベックスが、未来の才能の発掘と育成、花火技術の継承などの社会問題と向き合うことでサステナブルコンテンツを実装した、全く新しいエンターテインメントを実現するために、『STAR ISLAND』を立ち上げた。2017年にお台場海浜公園で初開催され、以降シンガポールやサウジアラビアなど国内外合わせて7公演をプロデュースし、延べ1,500万人以上を動員している。

各地のランドマークで日本の伝統花火を打ち上げるだけでなく、ドローンとのコラボレーションや、観客席全体を包み込む光線、空を突き抜ける激しいビーム尚、視覚的に没入感を出す最先端のレーザーテクノロジーを活用されているところが特徴。耳でも楽しめる仕組みとして360度立体的に音に包み込まれるように、数百台の3Dサウンドスピーカーを会場全体に設置。さらに世界各国で活躍するダンサーやアクロバットパフォーマーにより、序章から最終章までストーリーとシンクロするパフォーマンスも行われる。

●総合演出 小橋賢児のコメント

「伝統をアップデートし、日本が世界へ誇れるエンターテインメントコンテンツを創る!」という想いで、これまで『STAR ISLAND』の総合プロデューサー、総合演出としてエイベックスさんと共に立ち上げから尽力してきました。おかげさまで2017年にお台場で始まったSTAR ISLANDはシンガポール、サウジアラビアなど世界中で開催することができ、これまで国内外合わせて7公演をプロデュースし、延べ1500万人以上の人々に楽んでもらうことができました!
そして2024年、再び原点であるお台場にSTAR ISLANDが戻ってきます!
しかも、福岡と同時開催で2日ずつという花火のイベントとしては前代未聞のチャレンジではありますが、世界を凱旋し進化したSTAR ISLANDをぜひ多くの人に体験してもらいたいと思います!

チケットはイープラスにて販売中。

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ナイロン100℃ 49th SESSION『江戸時代の思い出』が​2024年6月22日(土)に東京・下北沢の本多劇場にて開幕する。劇団結成30周年記念公演第二弾であり、劇団初の時代劇。この2点以外には内容に関する情報がほぼない中、今回の出演者で劇団員の三宅弘城みのすけ、そして客演の山西惇に、ナイロン100℃とその前身である劇団健康(1985年結成、1990年に「健康」に改名)にまつわる思い出、今作への期待などを聞いた。

◾️劇団健康〜ナイロン100℃初期の思い出

── 昨年(2023年)8月から今年(2024年)7月にかけてがナイロン100℃の結成30周年にあたります。みのすけさんは、ナイロン100℃になる前の、劇団健康の旗揚げから参加されていましたが、当時の印象を教えてください

みのすけ 健康の最初の方は、劇団というより催し物って感じでしたね。KERAさんがバンドをやっている人達を寄せ集めてやっていたところを、(田口)トモロヲさんがイニシアチブを取ってまとめてくれて。劇団っぽくなったのは、三宅が参加し始めた公演ぐらいからですかね(※三宅は、1988年『カラフルメリィでオハヨ〜いつもの軽い致命傷の朝〜』から劇団健康に参加)

三宅 そのちょっと前から、KERAさんが音楽とは別に、演劇をちゃんとやろう、という流れになってたんですよね。だから当日のチラシにも「音楽関係で観にくるやつは蹴飛ばしてやる」みたいなことを書いてましたよ。

── 挑発的ですね!

みのすけ はじめは音楽のファンしか来なかったし、色ものっぽい見られ方もされていたから、そこをなんとか演劇のお客さんに変えたいって気持ちがKERAさんにも健康にもあった頃だと思います

三宅 当時って、演劇人はバンドとか音楽にコンプレックスがあったし、バンドの人は「演劇は貧乏くせえ」みたいなイメージを持っていて、相容れないものがあったんですよね。それがだんだんクロスオーバーしていったんじゃないですかね。

── それは健康の功績が大きいですね。

三宅 あとは、ラジカル(ラジカル・ガジベリビンバ・システム)の劇中でいとうせいこうさんがラップをしたり、スチャダラパーが出たり。すごくかっこよかったし、おしゃれでしたよね

── 三宅さんも健康時代に加入されていますが、当時のKERAさんや劇団にはどんな印象をお持ちでしたか?

三宅 怖かったです。今もほどよくドライだけど、当時はもっとドライだったし、休憩中もしゃべらないし。稽古が始まる前にみんなで運動とかして、劇団っぽかったですよね。

みのすけ やってたねー(笑)。

── 山西さんが最初に出演されたのは?

山西 僕は1998年のナイロン100℃『ザ・ガンビーズ・ショウ』ですね。その時は、宮藤官九郎くんとか、ジョビジョバのマギーと坂田()くん、あとブルースカイ(現ブルー&スカイ)とか、もう色んな人がゴチャって集まってて。

三宅 あれはちょっと特殊な公演でしたね。

山西 もう本当にお祭り状態でした。あの時はまだ稽古場も固定じゃなくて、公共施設を転々としてましたしね。そんな感じだったので、ちょっと演劇サークルっぽい雰囲気があって、僕はすごく楽しかったです。

── 当時と特に変わったと思うのはどんなところですか?

三宅 KERAさんがやさしくなりましたね。昔は厳しかったし、大きな声を出すこともありました。『ザ・ガンビーズ・ショウ』の時もありましたよね?

山西 ありました。コントの稽古中にみんなが吹いちゃって全然進まなくなっちゃって、そしたらKERAさんが「いい加減にしろ!」って怒って止めて。大人になって久しぶりに怒られました(笑)。あと、配役とか何も決まってない状態で稽古が始まってたから、稽古場には行くけれど見てるだけの時間も結構あったんですよ。その時にKERAさんが「山西さん、黙ってると怖いね」って言って、その後、僕にめちゃくちゃ怖いバンドマネージャーの役を書いてきて。まだ僕のことをそんなに知らない時に。

三宅 マネージャーなのにメンバーにナイフを突きつけて「やめるって言ったらぶっ殺すぞ」みたいな、怖い人の役でしたね(笑)。

── 稽古しながら台本ができていくスタイルは変わらないですか?

三宅 再演以外は、そうですね。

── 稽古が始まる時点で自分の役がわからないわけですよね。

三宅 そうですね。こういう役ですって言われて、その後にまったく変わることもありますし。

みのすけ 三宅の役が、医者だって言ってたのに、実は木こりだったこともあったね

山西 すごい(笑)。

── 役が急に変わって対応できるものですか?

みのすけ いやぁ、どうなんだろう。でも逆に、観てる人と同じ気持ちだからおもしろいですよね。自分もわからないでやってるから。

三宅 そうなんですよ。不安ですけど、ワクワクもあるんですよね。

山西 連載漫画を読んでるみたいな気持ちになりますよ。「俺、来週どうなるんだろう?」って(笑)。でも、KERAさんと何本か一緒にやってるから、ようやくこのスタイルに慣れてきた感はありますね。

みのすけ でも僕すごく覚えてるけど、『百年の秘密』(2012年初演)の時、二幕の頭の台本が配られて、次の日に稽古したら、山西さんが動きも含めて全部入ってて、まるでもう本番のようだったんですよ。昨日できた本なのに……それは唸りましたね。全員山西さんみたいなタイプだったらなぁって。

三宅 いや、そしたらもっと台本が…(笑)。

山西 (笑)。でも僕は『百年の秘密』の初演で、劇団の人たちが凄すぎて感動してました。正直言うと、初日に初めて通したんです。

ナイロン100℃ 38th SESSION『百年の秘密』(初演) (撮影:引地信彦)

ナイロン100℃ 38th SESSION『百年の秘密』(初演) (撮影:引地信彦)

── そうなんですね!

山西 ゲネプロもできなくて、場当たりだけ最後までやって、初日開きますって。こりゃ流石にもう自分のところだけでもちゃんとしないとって思ってたけど、頭っからみんなまったく淀みなくて、「初日だから」みたいなゆるさがまるでない。この人たちはなんて凄いんだ、って驚きました。

── 今後KERAさんやナイロン100℃に期待することはありますか?

みのすけ 最近は、とにかくKERAさんがやりたいものをやってくれたら、と思っていますね。たぶん劇団のみんながそうだと思いますけど、こんなのやりたくないとか言わないし、KERAさんは今これをおもしろがっているんだなって思いながら参加しています

三宅 前は「こういうの書いてほしい」みたいなことも言ってたんですよね。『フローズン・ビーチ』(1998年初演)が女性だけの作品だったので、それにすごく嫉妬して「今度は男ばっかりのも作ってくださいよ」って言ったら、『ノーアート・ノーライフ』(2001年初演)を書いてくれたんですけど、今は僕もKERAさんがやりたいことをやってほしいですね。色々やりたいことがあって、作品ごとに作風が変わるからこっちも楽しみですし。

みのすけ あと、今は風通しがいいと思います。昔は年に2〜3本やっていたから、みんなが一緒にいる時間が多くて。

三宅 年に4本やった時もあったよね。

みのすけ そうそう。一作終わった途端に次の稽古に入るから、もう嫌になってきちゃって(笑)。当時は若くて感情的になりやすいからよく喧嘩にもなったし。でも今は、会わない時はもう何年も会わない劇団員もいるから、一本一本が貴重というか。

──山西さんはいかがですか?

山西 ナイロン100℃を続けていってほしいなと思います。やっぱり集団力があるし、ここからさらに10年経って平均年齢が上がったナイロンもまたおもしろいと思うので。今KERAさんは色んなところで書いてるけど、細々でもいいからナイロンをなくさないでほしいですね。
 

◾️そもそも本当に江戸時代なのか

──今回は劇団にとって初めての時代劇です。

山西 KERAさんから現状の作風を聞いた限りでは、はちゃめちゃな路線をあえて時代劇でやるってことらしいんですけど、どういうことなんだろう(笑)。昨日からずっと考えてたけど、いまひとつはっきりしたイメージが出てこないというか

── 『江戸時代の思い出』って不思議なタイトルですよね。

三宅 そうですよね。ってことは、江戸時代の人じゃないのか? とか。

山西 江戸時代は長いですからね。300年近くあるから、どの辺の思い出なんだろうっていう。ちなみに、『イモンドの勝負』の時はどうだったんですか?

三宅 『イモンド…』の時も最初から、よくわかんないはちゃめちゃなものにしようと思ってるって言ってたから、覚悟はありました。あれは国も年代もわからないような感じだったけれど、それが着物着てカツラ被ってってことになるんじゃないですか

ナイロン100℃ 47th SESSION『イモンドの勝負』 (撮影:引地信彦)

ナイロン100℃ 47th SESSION『イモンドの勝負』 (撮影:引地信彦)

── 時代劇を演じるのはお好きですか?

山西 好きですね。デジタルなものは一切入る余地がなくてすべてアナログだから、芝居には合ってる気がするんですよね。時代劇って設定した方がややこしいことが少なくておもしろいと思います。

三宅 僕も好きです。口調も楽しいし、衣裳はコスプレみたいだし。非日常を味わえる設定ですよね。

みのすけ コスチュームに助けられますよね。でも今回、どの程度着替えをするんだろう。はちゃめちゃ系ってことは、みんな一役ではないはずですよね。

三宅 ああ、着替え大変だよねぇ。

みのすけ 着替えが間に合わない的なことは多々出て来そう。その辺は心配もありつつ楽しみだけど、そもそもみんなずっと着物かどうかもわからないですよね。現代のスーツの人が江戸時代の思い出を語ったりするのもあり得るんじゃないですかね。なんかずっと江戸時代が始まらないとか

山西 ああ、なるほど(笑)。

みのすけ その辺はどのくらい裏切るんだろうって考えるのも楽しいですね。

三宅 (チラシのクレジットを見ながら)でも、今回所作指導の方がいらっしゃいますね。ってことはちゃんと侍とかが出てくるのかな。

── クレジットからお話を予想していくんですね! 共演者のみなさんについてはいかがでしょうか?

三宅 坂井真紀さんとはプライベートでも仲がいいし、舞台でも映像でもよく共演しているので、もはや盟友ですね。山西さんとは『ザ・ガンビーズ・ショウ』から26年ぶりの共演ですか。

山西 いやぁ、すごい久しぶりなんで、とても楽しみです。

三宅 池田成志さんとも、僕は28年ぶりで。だからもう、山西さんや成志さんと一緒にできることがとにかく楽しみです。

みのすけ 僕も成志さんは『テクノ・ベイビー〜アルジャーノン第二の冒険〜』(1999年)以来だから、25年ぶり? お互いの舞台を観に行ったりしてるから、なんか一緒にやってる気になってました。25年経ってナイロンも色々変わってると思うから、成志さんもその変化を感じるかもしれないですね

山西 そういえば僕、Twitter(現X)で見たけど、KERAさん『江戸時代の思い出』の前に、今また別の台本を書いてるよね。びっくりしちゃった(笑)。

三宅 さすがに『骨と軽蔑』が終わったらこっちに取り掛かるのかと思ってた。

山西 いや、すごいな。どうなってるんだろ。本当にひとりなのかな。

── 影武者説が出るほど(笑)。稽古はまだ先のようですが、何か準備は……と言っても難しいかもしれないですが。

みのすけ 特にできることはないから、稽古が始まった時にスタート地点がみんな一緒っていうのが良いとも考えられますね

山西 これもTwitter(現X)で見たけど、松永(玲子)さんは江戸時代の映画を観てるみたいで、真面目だなと思った(笑)。

三宅 偉いなーっ!

──では、最後に一言ずつお願いします!

三宅 誰も観たことのないような時代劇になると思うので、是非是非、本多劇場まで足をお運びください。

みのすけ 今回もたぶん馬鹿馬鹿しいお話になると思うのですが、60歳近いいい大人たちが、そういうことをやり続けているところを是非観に来てください。

山西 どんな舞台になるか、ここまで想像がついてないのは初めてと言っていいくらいなので、逆にとてもワクワクします。皆さんもワクワクしながら劇場に来ていただけるとうれしいです。
 

取材・文=碇雪恵

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