全国約50蔵の日本酒が飲み放題で味わえる 5年ぶり『第8回 日本橋エリア 日本酒利き歩き』開催
- 2024.04.06
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『第8回 日本橋エリア 日本酒利き歩き』が、4月13日(土)に東京・日本橋エリアの複数の飲食店で開催される。
『日本橋エリア 日本酒利き歩き』は、日本橋エリアの飲食店や様々な店舗を巡りながら、全国約50蔵の日本酒が堪能できる“利き酒+街歩きイベント”。利き歩き参加チケット(日本酒飲み放題)を購入し、お猪口片手に日本橋エリアに点在する飲食店や様々な店舗を、好きなルートで巡る企画だ。5年ぶり開催を迎える『第8回 日本橋エリア 日本酒利き歩き 2024』では、全国約50蔵の日本酒が飲み放題で味わえる。また、蔵元が常駐するブースでは、銘酒秘話や地元名物、酒造りの逸話など、造り手との会話や交流が楽しめることも。参加飲食店は、それぞれ趣向を凝らしたフードを用意しているとのこと。
さらに、日本酒とは直接関係無さそうなお店や、意外な場所に、初導入の「振舞酒」コーナーを設置。振舞酒コーナーでは、蔵元不在ながら、ランダムに選ばれた日本酒が設置されており、お猪口で自由に楽しむことができるという。
日本酒にまつわる関連商品の販売やイベントも予定。「福徳の森」会場では、杉玉(軒先に緑の杉の葉でつくったボールを吊るし、新酒ができたことを知らせるもの)をライブで制作。日本橋から出航する「舟遊びみづは」では、船上で日本酒を楽しむミニクルーズを催行。缶つまショップ「ROJI日本橋」では、利き歩き参加者へのサービス企画が用意されるとのこと。当日来店し、その場でオンラインショップの新規登録(アカウント新設とメールマガジン登録)することで、「缶つまガチャ」が1回無料でプレゼント。「缶つまガチャ」には、“スペシャルな缶つま”も入っているそう。
そのほか、マルシェめぐりをメインに「少しだけお酒を味わいたい」参加者向けの「隙間バル」も予定。隙間バルとは、「振舞酒+日本酒1杯売り」のコーナーで、利き歩きチケット(日本酒飲み放題)なしでも日本酒を1杯500円で購入可能となる。なお、利き歩き参加者は、ほかの日本酒ブースと同様、お猪口で無料利き酒し放題。隙間バルは公園など、広めのスペースがとれる場所に展開される。
『第8回 日本橋エリア 日本酒利き歩き 2024』チケットは、イープラスにて4月12日(金)18時まで受付中。規定枚数に達し次第、販売は終了する。
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あの改名から1年――ひたむきに目指したのは、自分たちの“蒼さ”を知った先にある、自分たちだけのポップスの入り口。Awkmiuの最新EP『されど空の青さを知る』が、ついに世に放たれた。Awkmiuは、シキ(Vo.)、 Aki(Key.)、カヤケンコウ(Ba.)、関根米哉(Dr.)からなる4ピースバンド。『されど空の青さを知る』は、ことわざの“井の中の蛙大海を知らず”に続く言葉をタイトルとして、“青”をコンセプトに置いた作品となっている。 なぜ今回、このようなタイトルを名付けたのか。リードトラック「楽園はいらない」をはじめ、7つの収録曲はどのように生まれ、どんなストーリーを持っているのか。それぞれの楽曲を、メンバー“っぽさ”で当てはめるとしたら? “井の中の蛙”と言いながら、これから間違いなく大海へと繰り出すほかない才能の持ち主であるAwkmiuに、本作の制作過程について詳しく訊いた。
「過程こそ大切というか、遠回りも無駄じゃなかったね」(Aki)
――バンド名を“Awkmiu”に改名したのが、2023年2月のこと。この1年間を振り返ると、どんなことを印象的に覚えていますか?
Aki:改名自体はもちろん、『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』でのアニメタイアップや、『SUMMER SONIC 2023』の出演機会をいただけたことですかね。11月に開催した東阪ツアー『Awkmiu presents LIVE TOUR “What’s in the box?”』を通して、東京以外の場所での初ライブを経験したことも印象深いです。この1年間、本当に駆け抜けてきたので、今回のEPリリースにはその振り返りという意味も込められたのかなと。
――新たなバンド名は、みなさんで考えたものですか?
シキ:メンバー全員で、10時間くらい悩んで決めました。実は、候補をふたつまで絞ったうち、Awkmiuの方がむしろサブ案みたいな感じだったんですよ。最終的に、スタッフさんの“こっちがいい!”の一声で、Awkmiuになるんですけど(笑)。
――そんな裏話が。もはや偏見ですが、いつの時代もバンド名決めは、ファミレスに集まり、テーブルの紙ナプキンに候補を殴り書きしているイメージがあります。
関根米哉:そのノリ、いまもほぼ一緒です! 僕たちはスタジオの控室でしたが、たしかに全員でアイデアを出し合う紙を囲んでいましたし。
――場所は変われど、バイブスは変わらずですね。
シキ:ことわざみたい(笑)。なんなら、ファミレスで紙ナプキンに書いて決めた、ということにしておきます?
――Awkmiuの歴史が捏造されかけている気がします(笑)。さて、新作『されど空の青さを知る』は、さまざまなベクトルのポップソングを詰め込んだ、7曲入りのEPに。タイトルは“井の中の蛙大海を知らず”ということわざの続きの言葉を引用したもので、アートワークも青一色というコンセプチュアルな作品になりました。
シキ:いくつかの収録曲を制作するうちに、偶然にも“青”という言葉が共通して登場するようになったんです。普段から、自宅のベランダで空を眺めているんですけど、そんな空の青さのイメージが頭のなかに強く残っていたのか、あるいは精神的な未熟さという意味での“蒼さ”が出たのか……。いずれにせよ、このタイトルを考えたのは、2023年12月頃のこと。収録曲すべてを完成させて、制作全体を振り返りながら、これから先、どんな場所に行きたいのかも踏まえて、いちばんぴったりだと思える言葉を選びました。
――曲順は、制作時期が近い順に並んでいるとのことで、今回もその順番に沿ってお話を聞かせてください。まずは、リードトラック「楽園はいらない」から。
シキ:「楽園はいらない」は、イタリアの詩人/哲学者のダンテ・アリギエーリが言うところの“悲劇ではないから喜劇である”を、私なりに歌にしたものです。この世界は、天国ではなくとも、地獄と言い切るのも勿体ない気がしていて。よく、“魂が動く”なんて表現を目にしますが、うれしいことだけでなく、腹が立ったり、悲しんだりするときにも、“私って、生きてるんだ”と実感を抱くと思うんですよ。だからこそ、そんなつらい状況も笑って蹴飛ばせるような人間讃歌を作りたいなと。
――2コーラス目のボーカルで、シキさんが不敵に笑う瞬間がありますが、これもまた喜劇を意識してのもの?
シキ:そうですね。楽曲にラフな雰囲気を与えたかったのと、普段から喋るように歌うことを大切にしているので、あの表現も自然に出ていました。
――聞くところによると、この楽曲ではバンドの“脱お家芸”を目指したのだとか。
シキ:Awkmiuの楽曲には、静かなAメロ、機能的なBメロ、パワーあるサビ、壮大なDメロ、最後にどっかに“さよなら〜”と手を振りながら飛び去ってしまうような構成のものが多くて。当初は「楽園はいらない」も、そんな構成だったんです。ただ、この子にとってベストなアレンジを考えるなかで、いまの完成系に辿り着いて。“楽曲に無理をさせない”を前提にしつつも、ドラムをあまり動かさないなど、私たちなりに挑戦をしてみました。
関根:と言いつつ、動きのないドラムのように聴かせるために、技術的にはドラムをめちゃめちゃ揺さぶっていて。これもまた“脱お家芸”と言えるんじゃないかな。僕自身、Awkmiuには後から加入したので、一人ひとりの得意分野や、バンドとして未開拓な領域も、俯瞰して理解しているつもりなんです。だからこそ、これまでと変わらないよさを大切にしながら、アレンジや音作りの面で新しい文化を取り入れていこうと意識しているんですよね。
カヤケンコウ:「楽園はいらない」は、本当に技術を磨いてくれたよね。自分のできる/できないも掴めたし、そういう意味では今回のコンセプトである“蒼さ”を思い知ったかも。とはいえ、ベースをどう機能的に鳴らすかは、どの楽曲でも考えているけどね。
――先ほどから繰り返されている“機能的”とは、具体的にどんな意味なのでしょう?
カヤ:ベースの話であれば、リズムに対して音を正確に当てること? 基本的に、アレンジは米哉さんを中心にしているんですけど、ドラムの人がアレンジを担当すると、やはりリズムに対してものすごく難しいことを求められる(笑)。
関根:そうだよね(笑)。
カヤ:この1年間でメンバー同士のコミュニケーションも円滑になって、お互いの考えや意図を察せるようになりはしたものの、「楽園はいらない」のドラムには本当に不思議な雰囲気があるのです。キャッチーなポップスで、なんてことない四つ打ちビートなはずなのに、なにも考えずにベースを弾いていると、“なんか違うな?”って感覚に……。
――リズムがずれる、ということですか?
関根:ざっくり言えばその通りです。ただ、あの特有の不思議な感じは、シキが作ってきたデモの段階からあったよね。それがよかったから、アレンジではもう考えうるところすべてを不思議な感じにしてみたんだけど、聞き手にはそう感じさせないというのが肝で。それを実現するために、リズムに対してはすごく厳しくツッコミを入れていたと思う。
Aki:キーボードの方向性然り、デモのイメージのままアレンジも作るのか、あるいは大きく舵を切るのかを決める訓練をする時間になったのが、今回のEP制作だったよね。それでいうと、次の「ブリーチタウン」がアレンジを大幅に変えた、いい意味での外しになったから、「楽園はいらない」はデモのイメージのまま突き進むことができて。過程こそ大切というか、遠回りも無駄じゃなかったね。
「楽園はいらない」
「シキは本当に中世の作家みたいなんだよ!」(関根)
――「ブリーチタウン」は、今回の収録曲のなかでもオントレンドなサウンドで、ヒップホップのテイストも感じるキラーチューンです。個人的に〈そこに建ってたあのビルのこと 誰も覚えてないから 少し安心する〉のフレーズが心に引っかかったのですが。
シキ:突然なんですけど、iPhoneのひとつ前のOSのデザイン……覚えていますか?
――なるほど、そういうことですか。
シキ:今回の歌詞もそれと一緒で。人って、新しいものを目にすると、古いものはすぐに忘れちゃうんですよ。もちろん、忘れることすべてを肯定はしませんが、生きていると忘れたくなるような辛いこともきっとあるから。だとすると、自分の住んでいる街にとって、自分が取るに足らない存在だと思えたら、安心する感じがしませんか?
――そんな気がしてきました。サウンド面の話をすると、この楽曲には街の環境音がギミックとして盛り込まれていますね。
関根:シキにお願いして、渋谷の雑踏を録音しに行ってもらいました。実は、左右の音それぞれで位相を変えたり、違う時間、違う場所の環境音を鳴らしているんです。こういった表現もまた、これまで見せていないながらも、Awkmiuが持つお家芸のひとつなんですよね。
――続いては「CANDY」。「ブリーチタウン」との共通点として、楽曲終盤にAメロの歌詞とメロディに立ち返るのが印象的でした。読後感、もとい聴後感の心地よさが素晴らしかったです。
シキ:最後にAメロまで戻す構成は締めとしてすごく有能で、私たちって常々“戻したいがち”だなって(笑)。それこそ7曲目「灯火」も、2年前に書いた楽曲ながら、Aメロ終わりにBメロのフレーズを使っていて。メロディは同じだけど伴奏が違う、いわゆる“リプライズ”と呼ばれる構成の作り方がお気に入りなんです。
――「CANDY」の歌詞では、〈素面〉を“sober”と読ませるのがオシャレでした。
シキ:気づいてもらえてうれしい! 実際に歌う言葉と歌詞の表記を変えるのも好きなんです。構成と一緒で、歌詞の字面も気にしがち(笑)。
――EPの折り返しとなる「glider」は、『J SPORTS高校ラグビー』タイアップソング。10代の青春感を前面に押し出した一曲ですが、みなさんはライブの際など、ポップな楽曲とロックのそれで、演奏に対する意識の切り替えなどはしているのでしょうか。
シキ:特にしていないかな。私たちのなかで、ポップもロックも同じ括りの内側にある気がする。この楽曲も、制作過程で結果的にロックっぽく聴こえるようになっただけだよね。
Aki:うん。全員のなかに、“J-POPとは?”という概念が中心軸としてあって、ヒップホップ調の「ブリーチタウン」も、ロックに聴こえる「glider」も、そこから離れたものではないよね。例えるならば、バスケのピボットを踏むって表現が伝わりやすいのかな?
――とてもピンときました! ストレートに届く「glider」に対して、「ミュージックゴースト」は仕掛けの多い複雑な仕上がりに。
関根:「ミュージックゴースト」は、シキのルーツである舞台からアレンジの着想を得ました。楽曲を通して、3つの展開に切り替わる舞台装置が見えるように意識しています。導入部分にはサンプルボイスも入れていて、2サビのボーカルを逆再生させてみたり。メカニカルかつ、リプライズ的な演出として届くとうれしいなと。
――歌詞を読んだところ要するに、これは幽霊の“不法侵入ソング”ですよね?
シキ:あはははっ(笑)。その通りです、素敵な命名! おうちに来たのは幽霊ですが、イメージの基になったのはベイマックス。ひとりで自宅にこもって制作ばかりしていると、突如としてベイマックスに抱きしめられたくなるんですよ。まぁ、この歌詞のように、ベイマックスは部屋の家具とかは散らかさないはずだけど……。
――僭越ながら、制作が行き詰まったときは、おばけではなく現実のメンバーと飲み会をするといったリフレッシュ方法もあるのでは?
シキ:メンバーと飲んでも解決にならないんだよなぁ〜(笑)。
全員:(爆笑)
カヤ:たしかに、楽曲が出来上がってからじゃないと飲めないよね。
関根:シキは本当に中世の作家みたいなんだよ! 本当に死ぬ気で、すべてを一人でこなそうとするから。
シキ:誤解がないように言うと、お酒はめちゃめちゃ好きなんです。なんですけど、飲み会から帰宅をして机に向かっても、頭が働かないから制作なんて到底できず。よく、アイデアが“降ってくる”って言うじゃないですか。あれは前提として、楽曲のことを考える時間があって、そこから邪魔な要素がいくつか抜け落ちることで、初めて起こる現象。私にとって、ただお酒を飲むのはもはやお休みと同義。
――はたして、シキさんのベイマックス購入費はバンドの経費で落ちるのか。話を戻して、6曲目「スプートニク」で、この言葉を初めて知る機会をいただきました。
シキ:なかなか出会わないですよね。そこになぞらえたわけではないものの、私がこの言葉を知ったのは、大好きな村上春樹さんの作品『スプートニクの恋人』がきっかけでした。スプートニクの意味は、ロシア語で“旅の仲間”。世界初の人工衛星の名前というエピソードも素敵だし、語感もとってもかわいい。
カヤ:“プ”の響きが特にかわいいよね。
――サウンドも、かなりスペーシーな雰囲気です。
関根:デモの段階から、いわゆる宇宙観を狙って制作していて。上手く雰囲気を掴めたんじゃない?
Aki:Dメロなんて特にそう。宇宙っぽさを大切に仕上げられたと思う。
――みなさんの解説も、いよいよラストナンバー「灯火」に。取材にあたり、アルバムを7曲目から逆順で再生もしたのですが、やはり「灯火」がラストの方がフィナーレに相応しい印象を抱きました。
シキ:「灯火」は、このメンバー全員で初めて制作したもので、たしか2年前くらいのことかな? ライブでの披露機会も多いし、このタイミングで再録するのも面白いかなと。ちゃんと思い入れのある楽曲で作品を締めるの、なんとなく粋な感じがしないですか?
――間違いないです。コーラスにも語りどころがあるのですよね。
シキ:私、「趣味:コーラス入れ」と言ってもいいほど、コーラス作業が好きなんですよ。ただ「灯火」だけは、振り返ると私なりの筋が通っていないコーラスの積み方をしてしまっていて。当時に作ったデータを眺めて、あまりにも変すぎて驚いた。一時は修正を試みたものの、逆にそれもひとつのよさなだと考え直して、今回はそのまま残しています。すみません、あまりに謎すぎて、私自身も上手に説明ができなかった(笑)。
「てか待って。オレ、いま誰よりもニッコニコだと思う!」(関根)
――今回の取材で、最も知りたかった質問をします。7つの収録曲を、メンバーそれぞれに当てはめるとすると?
シキ:“この曲はこのメンバーっぽい”みたいな話か〜。
関根:え、その話、オレめっちゃある! めっちゃある! めっちゃある! ヤバい、語りたすぎて同じこと3回も言っちゃった。アニメでよく、エピソードごとに主役を立てる“お当番回”の概念があるじゃないですか。あれ、僕がする楽曲アレンジの考え方と一緒なんです! たとえば「楽園はいらない」は、もはやシキのイメージでしかない。
シキ:そうだね、それは確実。
関根:「ブリーチタウン」は、Akiとカヤ回。
シキ:ヤバい、めっちゃわかる!
Aki:えっ、そうなの!?
関根:「CANDY」は、僕とシキ回。
シキ:「glider」は、米哉さんのお当番回かな。
関根:どうだろう……あの曲は、アニメ第6話くらいの感じ。全員が主役になる物語の山場みたいな? だけど、オレ自身はカヤとシキが前に出るエピソードな気もしていて。先に進むと「ミュージックゴースト」はシキの過去編! 「スプートニク」は、シキ流のラブソング。これはいわゆる“OVA”。番外編的なエピソード。てか待って。オレ、いま誰よりもニッコニコだと思う!(笑)
シキ:すごく話したがりの人みたいになってるよ(笑)。「灯火」はカヤ曲だね。カヤはもはや、“灯火の男”と言うまである。
関根:うん、むしろ“灯火の男”でしかない。かつ、Akiもサブ主人公として登場するイメージ。
カヤ:「灯火」のことはすごく好きだし本当にうれしいんだけど……ここまでの話、まったく追いつけていない(笑)。
Aki:(無言で頷きながら同意)
シキ:あはははっ(笑)。
関根:おい、マジかよ!?
カヤ:逆に、そういうのってどうやって決まるものなの?
シキ:私は単純にイメージ。だけど、米哉さんはアレンジ過程をいちばん見てくれているから、しっかりとした考えがあると思う。
関根:いや、基本的にはシキの感覚とリンクしているはずだよ。むしろ、リンクさせるようにアレンジでも細かく調整する意識をしているから。それに、楽曲制作だけでなくライブのステージでも、誰の見せ場かをしっかりと決めるようにしていて。いや、この話、マジで大興奮だな……(笑)。
カヤ:ひとつだけ確認なんだけど、「灯火」を演奏するとき、これからはもっと笑顔で前に出て行った方がいい?
シキ:お当番回って、そういうことじゃないから!(笑)
――(笑)。取材のピークタイムを迎えられたところで、最後に今後の目標をお願いします。
シキ:『されど空の青さを知る』というタイトルになぞらえるならば、大海を目指すのは今後も変わらず。もう少し手近だと、昨年から回数を重ねたことで、ようやくライブを楽しめるようになったので、ステージでできることをもっと増やしたいです。楽曲については、今回の制作を通して勉強になる部分をたくさん見つけたので、自分が想像した一歩先まで、音楽を形にできる表現力を身につけていきたいですね。
――直近だと、5月に東名阪ツアー『Awkmiu LIVE TOUR “HEKIREKI”』を控えています。
カヤ:遠征するからには、絶対に赤福を食べたい。
シキ:大好きなんだよね。
カヤ:だって、めちゃくちゃおいしいじゃん! サービスエリアで赤福を探して「うわ、売り切れてる!?」ってやる時間が好き。
Aki:早朝に行くとまだ入荷していないし、かといってお昼にはもう売り切れるから、タイミング選びが難しいところ。
関根:ライブの話、全然しないじゃん!(笑)
シキ:もう最後の質問だったのに、ただサービスエリアに行きたいだけの人たちみたいな締めになっちゃった(笑)。
取材・文=一条皓太
Awkmiu EP「されど空の青さを知る」全曲試聴ティザー
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四星球が、6月28日(金)大阪・心斎橋BIGCATにて開催する、対バンツアー『ふざけてナイトツアー』のファイナル公演にOAUの出演が決定した。
現在、対バンツアー『ふざけてナイトツアー』真っ最中の四星球。本日4月6日(土)の岡山公演にて、ツアーファイナルとなる大阪公演のゲストとしてOAUの出演が発表された。これにて全公演のゲストが出揃った。
また、ツアータイトルにもなっている「ふざけてナイト」は、シングルとして配信中。さらにツアー会場限定でスペシャルCDも販売中で、カップリングには「ライヴver.」が収められているので要チェックだ。
『ふざけてナイトツアー』のチケットは一般発売中。
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『刀剣乱舞ONLINE スペシャルアフタヌーンティー~BLACK&WHITE~』が5月11日(土)から7月7日(日)の期間、大阪・ホテルニューオータニ大阪のティー&カクテル『SATSUKI LOUNGE』で開催されることがわかった。
『刀剣乱舞ONLINEスペシャルアフタヌーンティー』は、刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞ONLINE』の刀剣男士をモチーフに、和洋折衷のアフタヌーンティーを楽しめるイベント。2023年に続き、ホテルニューオータニ大阪で開催される。今年は「BLACK&WHITE」をテーマに、パティシエが8振りの刀剣男士をスイーツで表現するという。
左から【髭切】タルト 【膝丸】タルト【巴形薙刀】クレームダンジェ 【静形薙刀】チョコレートムース ※写真はイメージ
アフタヌーンティー利用者には、ポストカード(全1種)をプレゼント。
また、バーテンダーが刀剣男士をイメージして創作したノンアルコールカクテルも提供。注文すると、ドリンクのモチーフとなった刀剣男士のオリジナルコースターがプレゼントされる。
左から【太鼓鐘貞宗 】【燭台切光忠 】【鶴丸国永】【大倶利伽羅】 ※写真はイメージ
左から【髭切】【膝丸】【巴形薙刀】【静形薙刀】 ※写真はイメージ
注文者限定 オリジナルコースター
なお、アフタヌーンティー利用者は、ホテル特設カウンターで販売するオリジナルグッズが購入可能。オンラインショッピングでの販売も予定している。
『刀剣乱舞ONLINE スペシャルアフタヌーンティー~BLACK&WHITE~』チケットは、イープラスにて4月11日(木)23時59分まで抽選予約受付中。一般販売は、後日行われる予定。また、ホテルニューオータニ大阪では、アフタヌーンティーの席が確約された宿泊プランが受付中。詳細は、イベント公式ホームページを確認しよう。
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シス・カンパニー公演『カラカラ天気と五人の紳士』(作:別役実 演出:加藤拓也)東京公演が2024年4月6日(土)、三軒茶屋シアタートラムにて開幕した。
本作は、日本の不条理劇を確立させた第一人者、劇作家・別役実が1992年に初めて上演した作品。「不条理劇」と聞けば「難解」なイメージで後ずさりする向きもあるかもしれない。が、そんな迷いを吹き飛ばして鑑賞できるのが、別役実作品の魅力だ。
別役実
今回の上演では、演劇・映像の両分野で快進撃を続ける加藤拓也が演出。
加藤拓也
出演には、堤真一、溝端淳平、野間口徹、小手伸也、高田聖子、中谷さとみ、藤井隆という、百戦錬磨の演劇巧者たちが集結。徳高真奈美が奏でるヴィオラの音色と共に、2024年の今、この鉄壁の顔ぶれで一体どのような景色が舞台上に描かれるのか、期待が高まる注目の開幕となった。
シス・カンパニー公演『カラカラ天気と五人の紳士』 (撮影:宮川舞子)
ある日ある所に「棺桶」を担いでやって来た五人の紳士たち。(堤真一・溝端淳平・野間口徹・小手伸也・藤井隆)。どうやら、この「棺桶」は、五人のうちのひとりが懸賞のハズレくじでもらった景品らしい。せっかくの「もらい物」を役立てるためには、仲間の誰かが死んで、この棺桶の中に入らねば……と、あぁでもない、こうでもない、、、と五人の議論が始まった。いかにして死ねるのかと真剣に模索する五人。そこへショッピングバッグを抱えた不思議な女性二人組(高田聖子・中谷さとみ)が現れた。彼女たちこそ、同じ懸賞の当たりくじ=一等賞の当選者たちだったのだ。そして、その一等賞の景品とは……?
【堤真一 コメント (紳士5)】
不条理劇の経験は過去にもありましたが、別役実作品は初めて。実は、最初に台本を読んだ時、途中でワケがわからなくなってしまって、思わずパタンと台本を閉じてしまったんです(笑)。でも、最後まで読むと、別役さんの死生観が浮かび上がってくるのを感じました。それに今回、稽古の初期段階でじっくりと本読みに時間をかけて皆で話し合えたことが大きくて、これは決して「不条理」ではなく、「普通の会話」なんだという共通認識をもてるようになりました。その会話を皆で成立させていけば、自ずと世界観が見えてくると思っています。ご期待ください。
シス・カンパニー公演『カラカラ天気と五人の紳士』 (撮影:宮川舞子)
【溝端淳平 コメント (紳士2)】
いつかご一緒したかった加藤拓也さん演出で、いよいよ別役作品をやらせていただけることに、身が引き締まるような感覚と嬉しさがありました。稽古場では、百戦錬磨の先輩方のお芝居へのアプローチを間近で感じられ、本当に贅沢な時間を過ごしていました。そんな中で、自分もしっかりと役の個性や存在感を作らなければ、と色々と考えていたのですが、削ぎ落としていく加藤演出では、「何もしないこと」を求められ模索の日々。ただ、その作業は同時にとても楽しく刺激的で、今は自分でも予想もしていなかった世界に行けるような気がしています。
シス・カンパニー公演『カラカラ天気と五人の紳士』 (撮影:宮川舞子)
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ちゃんみなの4月にリリースが決まっている新曲「FORGIVE ME」が、メイベリンニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)「スカイハイマスカラ」新色「流星ブラック」(販売名:スカイハイ コスミックブラスト101流星)の広告に起用されることが決定した。
ちゃんみなは本製品のプロダクトアンバサーにも就任し、ちゃんみなSNSアカウントからビジュアル映像が昨夜20時に投稿・公開された。本映像でちゃんみな本人も使用しているスカイハイ コスミックは大ヒット「ぱっちりロング、1日中続く*1」メイベリン スカイハイ シリーズから待望の黒の新ジャンル。”青みブラック” & “微細パール”が特徴で、角度によってパールが輝き、ブラックなのに軽やかな抜け感のある印象をつくりだす。
今回はちゃんみなの新曲「FORGIVE ME」がタイアップ曲となり、公開されたビジュアル映像はキャッチーなハイパーポップのサウンドに合わせてちゃんみなの遊び心溢れる豊かな表情が詰まった映像となっている。「正解は、ウチらで決めていい。これが私の新星ブラック。」がテーマのブラックマスカラの新ジャンルであるスカイハイ コスミックを後押しするように「あなたが選ぶことでそれが正解になる」というちゃんみなからの力強いメッセージで表現している。
新曲「FORGIVE ME」は現在放送中の火曜プラチナイト・ドラマDEEP『肝臓を奪われた妻』(日本テレビ系毎週火曜24時24分〜24時54分)の主題歌にも起用されており、今回ダブルタイアップとなっている。
*1 メイベリン ニューヨーク調べ。個人差があります。
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音楽原作プロジェクト「アオペラ -aoppella!?-」の舞台化が、原作3周年を記念して開催された『アオペラ –aoppella!?- 3rd Anniversary Party』トークイベントにて発表された。
原作は、「青春」×「アカペラ」をコンセプトに、高校生のアカペラ大会の頂点である「アオペラ」を目指す学生たちの青春ストーリーと、声優陣による本格的なアカペラ歌唱を楽しめるプロジェクト。
2021年3月に始動し、記念すべき1曲目としてYouTubeで公開されたJ-POPカバー「白日/Pretender」の歌唱MVは1週間で100万再生を突破(2024年4月現在は700万回再生)、脚光を浴びた。以降もオリジナル曲、カバー曲を次々に発表し、ボイスドラマやコミカライズ、ノベライズ、公式カフェと様々な形で展開。2025年に3Dライブを開催することも発表され、勢いを増しているコンテンツだ。
(C)aoppella project (C)aoppella stage project
今回、舞台化にあたり、実力派スタッフが集結。脚本・演出は、自身が主宰する劇団「エムキチビート」で映像・音・光を駆使したオリジナル舞台を制作する他、『僕のヒーローアカデミア』The “Ultra” Stage、『PSYCHO-PASS Virtue and Vice 3』(演出)、ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(脚本・作詞)等、数々のヒット作品も手掛ける新進気鋭の演出家・元吉庸泰が担当。音楽を務めるのは、映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』、アニメ『ステラのまほう』、ミュージカル『聲の形』等、音楽監督・作編曲家として幅広いジャンルで活動する他、『ムーラン・ ルージュ!ザ・ミュージカル』等、指揮者・演奏家としても活躍し、オリジナルミュージカル『いつか〜one fine day』では第27回読売演劇大賞上半期スタッフ賞にノミネートされた桑原まこ。さらにアカペラ監修として、ゴスペラーズへの楽曲提供で作曲家デビューを果たし、数々の作編曲を手掛け原作の楽曲製作にも携わる注目のアカペラクリエイター・とおるすを迎える。
舞台『アオペラ』は2024年11月、東京にて上演。出演者・チケット情報・公演スケジュール等の詳細は後日発表を予定されている。青春とアカペラの魅力を肌で感じられる極上の観劇体験に期待しよう。
舞台『アオペラ』ティザーPV
脚本・演出 元吉庸泰 コメント
声が響く。声を響かせる。たったそれだけで、音楽演劇作品を作る。めちゃ難しいけど、そんな面白いことをやらせてもらえるなんて、とても光栄な機会を頂きました。歌うことの楽しさ、響き合う楽しさと難しさにぶつかる高校生たちの物語。彼らの青い碧い蒼い青春 プラス アカペラの物語を描いて参りたいと思います。彼らとはまた違った、僕自身の高校生活を思い出しながら……!笑 何卒よろしくお願い申し上げます。
音楽 桑原まこ コメント
アカペラで演劇?! と、初めてお話をいただいた時は驚きを隠せませんでした。
本稽古に先駆けて行った歌稽古ではとおるすさんにアカペラの楽しさを教えていただき、新たな挑戦に必死に食らいつくキャスト達の姿がアオペラの世界と重なりました。不安もありますが、そんな時こそ仲間を信じよう! とワクワクもしています。皆様と一緒に素敵な秋を迎えられるよう、精一杯頑張ります。
アカペラ監修 とおるす コメント
プロジェクト発足当初からワクワクを届け続けてくれている「アオペラ」の舞台化! 本当に嬉しいです。一体どんな舞台になるんだろうとドキドキしております。
アカペラって素敵だなと一人でも多くの方に感じていただけるよう、アカペラ監修という立場で舞台『アオペラ』を盛り上げていきたいと思います!
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7月20日(土)、21日(日)に大阪・舞洲スポーツアイランド 特設会場にて開催される『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2024』にsumika、Penthouse、緑黄色社会の出演が決定した。
昨年、2日間で55,000人を動員した音楽フェスティバル『ジャイガ』こと『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL』。第1弾では、imase、キタニタツヤ、Crossfaith、coldrain、サバシスター、THE ORAL CIGARETTES、This is LAST、Nothing's Carved In Stone、04 Limited Sazabys、FRUITS ZIPPER、MY FIRST STORY、マルシィ、moon drop、yama、優里の15組が発表されていた。
今回発表された3組は、台湾で行われる『ジャイガ』のスピンオフイベント『THE BONDS 2024 in Taiwan』の公演を控えている。
『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2024』のチケットは、イープラスにて先着先行受付中。
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2024年5月25日(土)、26日(日)の2日間、奈良・天理駅前広場CoFuFun(コフフン)にて開催される野外音楽フェス『CoFuFun FES. 2024』が、オープニングパレード企画の参加者募集を発表した。
募集するのは5月25日(土)のパレード企画で、同日に出演するBLACK BOTTOM BRASS BANDがディレクションする"コフフンフェス・パレードオーケストラ"の参加者。募集パートは、 サックス、クラリネット、トランペット、トロンボーン、パーカッションなど、アンプを使わない楽器全般で、BLACK BOTTOM BRASS BANDと主催の辻本美博と共に会場内をオープニングパレードする可能性もあるという。参加者の募集は、4月6日(土)21:00より5月12日(日)23:59まで受付中。詳細は公式サイトを要チェックだ。
『CoFuFun FES. 2024』のチケットは、本日より一般発売となる。
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迫力ある演奏とパフォーマンスを各地で繰り広げる吹奏楽エンターテインメントチーム『O-VILS.』が、この夏、東京・神戸の2都市で単独公演を開催する。結成3周年を迎えたいま、総監督・ゆいな氏に、総監督としてのこれまでの活動や、公演への想いを聞いた。
O-VILS. 総監督・ゆいな(ドラム)
軽音楽・吹奏楽・ダンス が融合する良さを追求し音楽界に新しいエンターテイメントを確立させるために生まれたチームである。 アメリカのローズパレードを経験した総監督三田結菜により当時のメンバーを中心に2021年に発足し、関西を拠点にさまざまな土地で公演を行う。
――O-VILS.はどのようなチームでしょうか。
O-VILS.は、「吹奏楽エンターテインメント」という独自のジャンルで、吹奏楽と軽音楽、ダンスを掛け合わせて、オリジナル曲やカバー曲を織り交ぜながらステージをお届けしています。
私たちの魅力の一つは、なんと言っても大人数のメンバー構成とステージ演出。トランペットやサックス、トロンボーンやフルートなど様々な楽器のメンバーが揃い、吹奏楽の演奏で感じられる大迫力の「吹奏楽感」を大事にしています。そして、ギターとベース、ドラムのいわゆるスリーピースの軽音楽バンドが加わり、迫力ある演奏が特徴です。
私の母校である京都橘高校吹奏楽部では、歩きながら楽器を演奏したりダンスをしたりする「マーチング」を上演してきました。オービルズでは、その経験を活かしつつ、「エンターテインメント」という部分を最大限にした演出をしています。
マーチングでは決まった歩数や隊列を組んで歩くなど沢山の厳しいルールの中でのパフォーマンスになりますが、O-VILS.では中でも「フォーメーション」の面白さや、音楽を自由に楽しむ空気感も大切にしたエンターテインメントをみんなで作り上げています。
――O-VILS.のライブでは演奏やダンスパフォーマンスの他にも、コーナー企画などのトークも楽しいポイントだなと思います。
そうですね。前回の「We Are O-VILS. Vol.4」では、グッズの紹介コーナーをメンバーに任せると、楽しい寸劇を見せてくれました。3回全ての公演に来てくれるお客様のためにも、少しずつ変えた方が良いかなとメンバーが思ってくれたようで、それを実際に行動にうつしてくれる子がいたのは嬉しかったですね。
普段はメンバーオリジナルのシナリオがある中で、私が最近ヴァイオリンの葉加瀬太郎さんのコンサートに行ったんですよ。そこでのグッズ紹介のMCがものすごく面白いんですね。プロのヴァイオリニストでありながら、話した時の親しみやすさのギャップがすごく良くて。その後、私がボソボソと「なんかこれ良かってんな」みたいなことを言っていたら、メンバーがそれを実際にライブのシナリオに反映してくれたりして、より盛り上がりましたね。
演奏以外の見どころといえば、メンバーが本当にいつも自分たちのライブを楽しみにしているのもそうですね。空気感というか、ステージの上で遊んでいるような感じが見えるというか。
――メンバーは、ゆいなさんの出身校でもある京都橘高校吹奏楽部出身の方が中心になっているのでしょうか。
半分くらいはそうですね。橘の子たちが新たなメンバーとして来てくれるのもすごく嬉しいのですが、最近は全国から集まってくれます。「このエンターテイメントを一緒にやりたい」と誰でもチャレンジできるようにしたいと思っているのと、やっぱり橘に入りたかったんだよなと、色々な事情で諦めていた子たちの受け皿にもなりたいと思っていますね。メンバーが高校や大学を卒業してから、本気で吹奏楽エンターテインメントを楽しんで取り組める場所にもしたいです。
――2024年は結成3周年となります。これまで活動を続けてきてどのような道のりでしたか?また、ご自身の中に変化などはありましたか?
O-VILS.を結成して活動を始めたのがコロナ禍真っ只中で、大変な準備時期でしたね。今思うと、最初の2年はメンバーの気持ちがついて来るのを待っていたような時期もありました。3周年を目前にして、私と近い目線で目標を持ったり、課題を感じてくれるメンバーが出てきて、みんなと一緒に夢を語れるようになったのが一番の変化かなと思っています。
総監督として、やっぱりそうやってメンバーが変化することが自分の変化でもあると感じています。
――総監督として、普段どのような想いで活動されていますか?
練習場では、場所を借りていたり、皆が貴重な時間を使って集まってきているので、基本は体を動かす練習だけをしていたい。だから毎週1回はオンラインミーティングを開いています。新しい公演に向けて内容を話し合ったり、疑問ややりたいことを出し合っています。公演が終わった後に反省会もしたりしますね。
総監督としての仕事は、小さなことから物凄く大事なことまでいっぱいあるのですが、端的にいうと「翻訳」することだと思っています。世の中やアーティスト活動にとって非常識かもしれないことも、「吹奏楽エンターテイメント」を作っていくにはどうしても皆やりたいことが沢山あって、それをいつもいろんな場所ですり合わせしていくことが、私の役割だと感じています。異世界の物を組み合わせて新しいものを作っていくというのは、そういうことなんだろうなと、完成像を思い描いています。
――改めて、今後O-VILS.としてどのような活動を目指していきたいですか。
夢はでっかく武道館!!! なのですが、それを叶えるためにコツコツ努力を積み上げながら、場数を踏んで、少しでも多くの人に私たちのことを知っていただきたいなと思っています。
そのためにもまずは今回の東京・神戸での単独公演を成功させたいです!
O-VILS.STORIES #1
――楽曲制作や演奏のこだわりなどがあれば教えてください。
O-VILS.のオリジナル楽曲は、全て私が作曲しています。吹奏楽と軽音楽、ダンスが融合して面白いなと思える物を作ろうと心がけています。
ライブで演奏するセットリストにはカバー曲も多く、そこにオリジナル楽曲を並べるのがプレッシャーではありますが、それに負けない、O-VILS.だけにしかできないパフォーマンスで勝負したいと思っています。カバー曲は歌詞のついている物が多く、1番のAメロ・Bメロなど形が定番化されていると思いますが、オリジナル楽曲では、ステージを意識した楽曲展開になっています。
ライブでは、毎回出演するメンバーや編成が変わるという唯一無二のグループだと思います。フレキシブルだからこそメンバーもとても柔軟で、「今回はこのメロディは私が演奏するね」と音楽作りもあったりと、ライブによって音色や演奏が変わっていくのも楽しみの一つかと思います。
――今回の「We Are O-VILS.」はどのようなステージにされたいですか。
5回目のワンマンライブ、今回は東京と神戸の2箇所での開催になります。東京では初めてのワンマンをできることが嬉しいです。京都を飛び出して、これからもいろいろな地域での単独公演を叶えたり、大きく膨らませていきたいです。
今回はコンサートホールでの開催なので、ライブハウスとは異なる、ホールならではの響きや演出も楽しみです。
――改めて、お客様へのメッセージをお聞かせください。
まずは、いつも支えてくれて、応援してくださるファンの皆さま、本当にありがとうございます。東京公演の特典付きS席が完売したことは本当にすごいことで、私たちのモチベーションになっています。
普段は京都での開催が多いのですが、今回は東京と神戸になります。今まではちょっと遠いなと思っていた方も、ぜひこの機会にいらしていただけたらなと思います。
いつも、「やっぱり生で聞くと、こんなに音の振動・迫力があったんだ」という声を沢山いただくので、お腹まで響いてくるような迫力と、お腹から笑える楽しい時間が詰まったライブを、体感しにきていただきたいです。
皆様のご来場を心よりお待ちしております!
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2024年7月26日(金)~7月29日(月)紀伊國屋ホールにて、ステージ『エロイカより愛をこめて』Revival+(リバイバルプラス)が上演されることが決定した。前作の物語に新しいシーンを追加しての再演+αとして上演となる。
青池保子原作の名作『エロイカより愛をこめて』は、1976年から『別冊ビバプリンセス』、『月刊プリンセス』(秋田書店)などにて長期連載。男色の美術品窃盗犯「怪盗エロイカ」ことドリアン・レッド・グローリア伯爵の法をやぶった美術品収集活動が、北大西洋条約機構(NATONATO)の情報将校「鉄のクラウス」ことクラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐の作戦行動と遭遇し騒動を引き起こす、コメディ色を含んだ怪盗&スパイ活劇だ。
出演は、怪盗エロイカ/ドリアン・レッド・グローリア伯爵に中山優貴、クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐に村田充、そのほか、杉江大志、藤原祐規、鷲尾修斗、山﨑玲央、佐藤友咲、和合真一の出演が決定。演出は児玉明子、脚本は入江いろぱが務める。
キャスト
中山優貴:怪盗エロイカ/ ドリアン・レッド・ グローリア伯爵
村田充:クラウス・ハインツ・ フォン・デム・ エーベルバッハ少佐
杉江大志:ジェイムズ
藤原祐規:ボーナム
鷲尾修斗:部下A(アー)
山﨑玲央:部下B(ベー)
佐藤友咲:部下G(ゲー)
和合真一:絵画「紫を着る男」
舞台あらすじ
舞台『エロイカより愛をこめて』前回公演より
夜の美術館、世界有数の美しい美術品が警備の甲斐もむなしく、
華麗に盗まれてしまう。
残された一枚のカードには
『いただきました 怪盗エロイカ』!
舞台『エロイカより愛をこめて』前回公演より
舞台『エロイカより愛をこめて』前回公演より
最近巷をにぎわせている怪盗エロイカは、
次々に美術品を盗んでいく。
そんなある日“鉄のクラウス”と呼ばれる
NATOのクラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐の屋敷を訪れた伯爵は、
ずらりと並ぶ美術品の中の一般的には知られていない絵画「紫を着る男」を気に入り、
必ず手に入れると宣戦布告!
舞台『エロイカより愛をこめて』前回公演より
舞台『エロイカより愛をこめて』前回公演より
舞台『エロイカより愛をこめて』前回公演より
NATO軍の東西テロ関係の作戦、
世界中の大犯罪者たちの懇親パーティーに、
戦車レオパルドやスーパーカー、
パンツの歌まで飛び出しての大混戦に!
伯爵と少佐の意地の張り合いはいかなる方向へ?! Good Luck!
舞台『エロイカより愛をこめて』前回公演より
舞台『エロイカより愛をこめて』前回公演より
舞台『エロイカより愛をこめて』前回公演より
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トニー賞オリジナル楽曲賞・ミュージカル衣裳デザイン賞受賞を含む、世界中で35の賞を受賞の話題作『SIX the Musical』が、2025年1月に日本初上陸することが決定した。
英国史上最も有名な暴君として知られている英国王ヘンリー8世の、6人の妻たちが各々の劇的な人生をポップ&ロック調のキャッチ―な楽曲で歌い上げる、80分間のノンストップライブパフォーマンス仕立てのミュージカル『SIX』。題材となっているヘンリー8世の6人の元妃たちの壮絶な運命、1人目の妃キャサリン・オブ・アラゴンは、長年連れ添ったにも関わらず王が愛人と結婚する為に離婚。2人目の妃アン・ブーリンは略奪婚に成功し王妃の座を得るも斬首に処せられる。3番目の妃ジェーン・シーモアは王待望の息子を産むが産褥死。4番目の妃アナ・オブ・クレーヴスは結婚前に見た肖像画と似ていないという理由で即離婚。5番目の妃キャサリン・ハワードは、前恋人との密会が疑われ斬首。6番目の妃キャサリン・パーは、王に先立たれ生き残る。それぞれに過酷な人生を送った彼女たちは、現代に蘇りガールズバンドを組み「誰がヘンリー王に一番ひどい目に合わされたか!」でリードボーカルを決めることになり、歌で競う。劇中では「Divorced(離婚)、Beheaded(打首)、Died(死亡)、Divorced(離婚)、Beheaded(打首)、
Survived(死別)」と6名が辿った人生のキーフレーズが飛び交う斬新なストーリーが展開する。
本作は、2017年にケンブリッジ大学の学生により制作され、世界最大の芸術祭エジンバラ・フェスティバル・フリンジで発表されるとたちまち話題となり、すぐにUKツアーが決定。瞬く間にヒット作となり、2019年にはウエストエンドで公演。更にはUKツアーと北米ツアーを経て、2020年にはブロードウェイでも上演。その人気は止まることを知らず、ヨーロッパ各地やオーストラリア、韓国等世界各国で上演されることとなった。2019年にはオリヴィエ賞で作品・助演・音楽・振付・衣裳デザインの5部門でノミネート、2022年トニー賞では、8部門にノミネートされ、ミュージカル衣裳デザイン賞、オリジナル楽曲賞受賞の快挙を遂げた。世界中を虜にし、客席を熱狂の渦に巻き込んでいる話題の大ヒットミュージカルが遂に日本初上陸。来日版公演として、英語上演・日本語字幕にて上演となる。
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