映秀。 約2年ぶりのワンマンツアー『一寸先の貴方へ』ファイナル公演より最新EP収録曲「左様なら」のライブ映像を公開

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2024年1月に東名阪クワトロワンマンツアー『一寸先の貴方へ』を開催した映秀。が、東京で開催したツアーファイナルより新曲「左様なら」のライブ映像を自身のオフィシャルYouTubeチャンネルに公開した。

本日公開されたライブ映像は、1月にリリースしたばかりのデジタルEP『一寸先の貴方へ』を引っ提げ、約2年ぶりとなるワンマンツアー『映秀。CLUB QUATTRO TOUR “一寸先の貴方へ”』のファイナル公演の模様を収めたもの。映秀。自身が集めたバンドメンバーと共に届けたバンド編成のツアーとなっている。

「左様なら」は、人との別れを受け入れようとした時の葛藤、想いを綴った1曲。「さようなら」という言葉の美しさ、日本らしさを表現したこの曲は、鍵盤パートや曲全体のサウンドスケープは坂本龍一や久石譲の映画音楽を念頭にカナダ出身のトラックメイカー兼シンガーのTennyson(テニスン)が手掛けたもの。同EPは映秀。が初めて詞先に挑戦し自分の想いを言葉にしてその核を映秀。の描く音楽で包み込むように創りあげた作品。これまでに比べて映秀。がより“伝わる歌”にフォーカスしたこの最新EPのリリースを経て、ライブでも「2023年の1年を通して自分ととことん向き合ってきた」と語っていた映秀。が贈る、自身の音楽を大切に届けるようなライブパフォーマンスを堪能しよう。

なお、映秀。は2月より3カ月連続で『マンスリー弾き語りライブ2024「歌タ寝 -うたたね-」』を開催中。4月の“卯月の会”は、4月28日(金)に開催、4月6日(土)10:00よりチケットの一般発売開始となる。

 

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ネットシーンを中心に活動する宮下遊が、2024年6月29日にKT Zepp Yokohamaにて『宮下遊ワンマンライブ2024-白紙-』と題した4度目となるワンマンライブの開催を発表した。

宮下遊のライブの開催は2022年7月に東京・Zepp DiverCityで行った公演以来、約2年ぶりとなる。また、今回シンガーソングライター・seeeeecunが第1弾ゲストとして出演することも発表された。宮下遊とseeeeecunがステージを共にするのは2人による音楽ユニット・Doctrine Doctrineでのワンマンライブ以来約6年振りとなる。

さらに、ライブのキービジュアルが解禁され、宮下遊本人による描き下ろしイラストとなっている。

本公演のチケット最速先行は4月5日より受付開始、レプリカチケットが特典として付く事も発表されている。

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2024年4月20日(土)に、第三十七回『四国こんぴら歌舞伎大芝居』が生配信されることが決定した。

“こんぴらさん”で有名な四国香川県琴平町にある、国指定重要文化財「旧金毘羅大芝居(金丸座)」。今から189年前の天保6年(1835)、江戸時代後期に建てられたこの劇場は現存する日本最古の芝居小屋だ。その古き良き芝居小屋で昭和60年(1985)に『四国こんぴら歌舞伎大芝居』が復活を遂げて以降、全国から歌舞伎ファンが訪れ、四国路に春を告げる風物詩として長く愛されてきた。

そんな『こんぴら歌舞伎』がこの春、コロナ禍を経て5年ぶりに帰ってきた。耐震補強工事を経て、新たに生まれ変わった金丸座にて、「令和の大改修 杮落とし」公演と銘打ち、松本幸四郎、中村雀右衛門、中村鴈治郎ほか豪華俳優陣が集結。金丸座でしか味わえない芝居小屋らしい演出を凝らした舞台が上演中だ。

そしてこの度、4月20日(土)公演を第一部・第二部ともに生配信されることが決定。江戸時代の芝居小屋ならではの人力の廻り舞台や、花道上のかけすじを使った宙乗り、肩を寄せ合いひしめき合う客席との掛け合い―。まるで江戸時代にタイムトリップしたかのような、芝居小屋の風情たっぷりの舞台をおくる。

特典映像「ようこそ金丸座へ」

特典映像「ようこそ金丸座へ」

さらに、配信チケットを購入すると【配信限定】の特典映像「ようこそ金丸座へ」も視聴することが可能。松本幸四郎が金丸座の舞台裏を案内する「バックステージ・ツアー」や、中村雀右衛門、中村鴈治郎ら出演者と『こんぴら歌舞伎』を支える関係者が語る「スペシャルインタビュー」、琴平町で開催された「お練り」や「舞台稽古」など、ここでしか見られない『こんぴら歌舞伎』の魅力をふんだんに紹介する。

第一部・第二部まとめてお得に視聴できるセット販売も実施。生配信を通じて、“歌舞伎の町”琴平へ旅した気分で情緒あふれる芝居を楽しもう。

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地元名古屋にて自身初となるワンマンライブを大成功に収め、TikTokでも話題のKannaが、有線チャート急上昇中の新曲「Peace Out」のミュージックビデオを公開した。

Kanna – Peace Out(Official Music Video)

タイトルの「Peace Out」は、スラングで「またね!」という意味。誰もが経験するであろう大切な人との別れを乗り越える22歳のリアルな歌詞にも注目。卒業、別れと再会。新学期・新生活が始まり、期待と不安が入り混じったこの春にぴったりの切ないラブソングを是非チェックして欲しい。

このミュージックビデオには、InstagramやTikTokで話題のモデル/インフルエンサーとしても活躍している小山栞奈が出演。1曲を通してスマートフォンを使用し、リアルな恋人目線で撮影されたVlog風の仕上がりとなっている。

Kanna – ONE MAN LIVE "SHOWCASE"(Official Recap Video)

また、Kannaは自身初のワンマンライブを地元・名古屋で終えたばかり。「Peace Out」に載せて当日のオフショットやライブ映像を記録したリキャップ映像も公開されているので、そちらもお見逃しなく。

また、このワンマンライブの貴重なライブ音源が4月8日(月)ZIP-FM「KannaのKICKS MIX」内でオンエア予定。radikoで全国どこでも聴けるのでお聴き逃しなく。

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舞台オリジナルの「男子プリキュア」で話題を呼んだ『Dancing☆Starプリキュア』The Stage。この度、2025年2月~3月に第2弾の公演が決定した。

また、本日4月5日(金)より第1弾公演を盛り上げたメインテーマソング「Do the Dancing☆Starプリキュア」の楽曲配信も開始される。

本作品は、男子高校生たちが「光のリズム」でプリキュアとしての使命を果たしていく姿を描いた舞台オリジナルストーリー。その等身大の物語に観客からは多くの感動と共感の声が寄せられた。

舞台には、オリジナルキャラクターの妖精・パドドゥも登場。愛くるしい見た目から人気を集め、4月1日(月)には舞台公式Xからスピンオフ公演として『Dancing☆Starパドドゥ』The Stageの上演が告知された。こちらの公演はエイプリルフール企画であり、実際には上演しないそうだが、「ぼくプリ」第2弾公演は紛れもない事実。

第1弾公演に引き続き、メインスタッフはスーパーバイザーを鷲尾 天(東映アニメーション)、キャラクターデザインを川村敏江、脚本・演出をほさかようがそれぞれ担当。プリキュアと妖精のキャストも変更はなく、プリキュアを演じる田村升吾、滝澤 諒、森田桐矢、寺坂頼我、小辻 庵、そしてパドドゥ役・和合真一の出演が決定。

第2弾公演告知PV

第2弾公演告知PVも解禁となった本作。どんな公演になるのか続報をまとう。

スタッフコメント

■スーパーバイザー 鷲尾 天(東映アニメーション)
『Dancing☆Starプリキュア』The Stage 第2弾公演決定!
なんと素晴らしいニュースでしょう! これもひとえに応援してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます。かなり無茶な挑戦を受けてくださったスタッフの皆様に再び光が当たることがとてもうれしいです。私も最大限の努力をして、皆様に喜んでいただけるステージにしたいと思います。
さらなる応援のほどよろしくお願い申し上げます!

■キャラクターデザイン 川村敏江
『Dancing☆Starプリキュア』The Stage第2弾がいよいよ始動します!
まだ観た事の無い、そして会いに行けるプリキュアに私自身が一番わくわくしていたかもしれません。
プリキュアとしてお互いを認め合いつつある中でどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。
部活でのダンスシーンも見所ですね。皆さんと一緒にペンライトを振って応援出来る日を楽しみにしております!

■脚本・演出 ほさかよう
「ぼくプリ」は昨年関わらせて頂いた舞台の中でも特に自由度が高く、座組全員で思う存分楽しみながら作った印象深い作品です。
その第2弾が決定…これほど心躍ることはそうそうありません。
多くの方に愛されている「プリキュア」の名に恥じぬよう、そして『ぼくプリ』第1弾を楽しんでくださった方々の期待を裏切らぬよう、前回にも増して最高にワクワクする舞台にしてみせます。どうぞご期待ください。

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日本中が涙した、こうの史代による不朽の名作『この世界の片隅に』。太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々を丁寧に描き、これまで、2度にわたる映画化、実写ドラマ化されてきた。そして、2024年5月に待望のミュージカル化となる。

主人公の浦野すず役は昆夏美と大原櫻子がWキャストで務め、すずの夫・北條周作を海宝直人と村井良大がWキャスト、すず、周作と三角関係になる白木リンを平野綾と桜井玲香がWキャストで、周作の姉ですずにとっては義姉の黒村径子役を音月桂が演じる。音楽を手がけるのは、2014年の渡米からミュージカル音楽作家として10年ぶりに再始動するアンジェラ・アキ。オリジナル楽曲に乗せて、生きることの美しさを描き出す。

すず役の昆と大原、周作役の海宝と村井に公演への思いを聞いた。

――最初に、ご出演が決まった今の率直なお気持ちを教えてください。

:原作を読んで、映像を観させていただいて、これをどうやってミュージカルにするのだろうという期待がありました。新しい試みだと思います。ストレートプレイではなく、ミュージカルでこれを表現する意味を見つけて挑んでいきたいと思います。

大原:ミュージカルでここまでたくさん歌わせていただく作品は初めてです。なので、すごく楽しみですが、少し不安もあります。

海宝:(原作漫画は)とても可愛らしいキャラクターなのに、生々しく生きる姿がすごく繊細に描かれているので、これを映像化するのはとても大変だったんだろうなと感じました。この原作をアニメーション映画化するにあたって、監督はかなりリサーチをして、忠実に作り上げた部分もあれば監督自身の思い入れを込めて描いた部分もあったと聞いたので、映像はそれぞれ“もう一つの新しい『この世界の片隅に』”なんだろうと思います。今回、舞台化されることで、また新しいフィルターを通して新しいものができるのだろうと考えると、きっとこれまで他の媒体でこの作品をご覧になった方もまた新たな解釈やメッセージを舞台から受け取っていただけると思います。それはすごく楽しみであると同時に、ハードルの高いことでもあると思うので、クリエイトする難しさを感じながら、皆さんと一緒に作っていきたいと思います。

村井:数々のメディアで描かれている原作をミュージカル化するとどうなるんだろうと、僕も思いましたし、きっとストレートプレイではなくミュージカルにする理由があるのだとも思います。アニメーション映画は、挿入歌がたくさん入っていて、それがすごく自然でした。なので、この作品は音楽が身近にある作品なのかなと。『この世界の片隅に』の世界観の中で優しい旋律がずっと流れている。そういった空気感を感じたので、ミュージカル化するにあたっても、無理がないのではないかなと僕は思いました。音楽だからこそ伝わるものがあるし、言葉にできないことも歌と歌詞と旋律に乗せることでメッセージを伝えられるのかなと思います。

――今もお話にありましたが、改めて、この原作をミュージカルで表現することの魅力をどう考えていますか?

海宝:先ほど村井さんがおっしゃっていましたが、言葉にできない思いを伝えられるということだと思います。原作を読んだ時もアニメーション映画を観た時も、具体的に何かに感動したとか、何かがあったから泣けたというよりは、全体を通してすごく圧倒されるような感覚がありました。言語化しづらい感動というのかな。そういう意味では、音楽の力でそれをさらに深めていくことができるのではないかなと思います。難しいですが、やりがいがあることだと感じました。

大原:初めて楽曲を聴いた時に、感動して泣いてしまったんですよ。今、海宝さんがおっしゃったように、言語化できないものがこの作品の音楽にはあると思います。メロディーが語るではないですが、アンジェラさんの作り出す音楽の力を改めて感じました。この作品に限らずですが、ミュージカルでは、音楽があることによって、登場人物の心理状況が何十倍にもなってお客さんに届くと思います。それから、戦争というテーマで描かれている本作ですが、音楽があることによってすごく受け取りやすくなっているとも思います。そこがミュージカルの素敵なところだと考えています。

アンジェラ・アキ – この世界のあちこちに / THE FIRST TAKE

:お二人が言ってくださったことが全てだと思います。今回のミュージカルでは、歌い上げる、劇場型の楽曲は実はそんなにないんですよ。ですが、それがこの作品の温度感にすごく合うのだと思います。この原作には、温度がある気が私はしていました。決して沸点が高いお湯ではないけれど、包み込むようなまろやかな温度がある。それが、当時を生きてきた人たちがささやかな幸せを見つけたことと重なってくるんだと感じました。そういった温度感とアンジェラさんが作る楽曲が、私はすごく合っているなという印象を受けました。

村井:日本人は、「実はこう思っていたけれど、その場では言えなかった」ということが多いと思います。ミュージカルでは歌で心の声を伝えることができるので、込み上げてくる感情をストレートに表現できる。それから、先ほどもお話ししましたが、この作品の世界観は音楽や歌と密接な関係にあるので、作品の雰囲気を壊さないままお届けできるのではないかなと思っています。

 

――昆さんと大原さんはすずに、海宝さんと村井さんは周作に共感する部分はありますか?

:私は不器用なところが似ています(笑)。着物を裁ち間違えてしまったり、“あちゃー”みたいなことをよくすずさんはやってしまうんですが、その気持ちは分かる(笑)。私も一生懸命やっていても、気がついたら間違えていることがあるんです。すずさんはそこもまたかわいらしいですが、私がかわいらしく見えているかはわかりません(笑)。

大原:私は、強いて言うなら前向きなところかなと思います。すずさんは、どちらかというと柔らかい性格で、温かくて、ちょっとおっちょこちょいなところもあってかわいい人だと思いますが、私ははっきりしているタイプなので、性格では似ているところを探すのは難しいなと思います。ですが、(すずは)ホワッとした柔らかさの中にも女性としての強さや前向きさ、明るさ、元気さもすごく感じられるので、そうしたところは近いところはあるのかなと思っています。

海宝:周作はスッとしているように見えて、意外と鈍臭いところがあるんですよ。カッコつけてすずを水原哲がいる納屋に行かせたけど、実は嫉妬していたり(笑)。そうした人間味のあるところにはすごく共感しますし、素敵だなと思います。普段はすずを引っ張っていこうと頑張っているけれども、ちょっとした時に弱みを見せたり、かわいらしいキャラクターだと思います。

村井:周作は、良かれと思ってやったことが実はダメだったということが多いんですよ。すずさんを元気付けるためにしたことが、すずさんにしてみたらいらないことだったり。そこはすごく可愛らしくもあり、優しすぎることがちょっと残念でもあるキャラクターだと思います。あの時代は、“男たるもの”ということが大事な時代でもあったと思うので、周作は珍しいタイプですよね。すずさんにはお兄ちゃんがいたのですが、すごく怖い人で、幼なじみの水原さんも怖い人で、前半には怖い男ばかり出てきますが、後半になってすずさんは優しい周作と出会い、二人で人生を重ねて夫婦になる。戦争下だからこそ、周作の優しさや愛が必要だったのかなと思います。自分で言うのもなんですが、そういう優しい部分は僕と似ているかもしれません(笑)。優しすぎるところがあるので、そこがだめなところでもあるんですが。

――製作発表で、昆さんが「この作品はすずちゃんが居場所を見つける物語」とおっしゃっていましたが、皆さんにとっての居場所は?

村井:うちの事務所ですね。居心地が良くてしょうがない!

大原:私は、やっぱりお客さまがいるステージの上は、私の居場所だなと改めて思いました。

:私は家族。とても仲が良い家族なのでずっと大好きなのですが、去年、お休みをいただいて実家に帰った時に、こんなにも家族が自分を応援してくれてたんだというのを改めて感じて、よりかけがえのない存在だと思うようになりました。自分が今こうして元気に皆さんの前にいることができるのも、かけがえのない家族という変わらない居場所があるからだなと感じています。なので、私の居場所は家族です。

海宝:「人」だと思います。例えば、僕はバンドをやらせてもらっていますが、そのバンドのメンバーだったり、コンサートや公演をご一緒させていただいている人だったり。なれ合うのではなくて、お互いに前に進むために、厳しいこともきちんと言い合える関係を作れているので、そうしたところにいると、自分の居場所はここにあるのかもしれないと思うことが多いですね。

村井:すいません、ちょっと僕の「事務所」は消してもらって。

:あははは(笑)。いいじゃないですか。

村井:みんなが何かいいこと言っているから。事務所だって家族だよ(笑)!

――最後に、皆さんがこの作品で大切にしたいことや届けたいテーマを教えてください。

村井:原作のこうの先生が「今後、戦争の物語を書く予定はあるんですか」という質問をされた時に、「こうした戦争の話を誰か一人が描いたら、その人に任せておけばいいという考えになってしまうが、そうではなくて、我々は全員、この戦争について語る権利と語る義務がある」ということをおっしゃっていました。こうの先生自身も原爆の体験者ではないんですよね。だから色々な人に戦争の話を伝えることをやっていってもらいたいと。そのお話を聞いた時に、僕たちもこうしたミュージカル作品を通して皆さまに知っていただくことを自分たちの義務として行わなければいけないなとすごく感じました。僕たちは戦争を体験していないけれども、こういうことがあったんだとしっかりと念頭におきながら作品に臨む。こうのさんの言葉に背中を押されました。この作品は、戦争を前面に出した作品ではないですが、あの当時に生きた人間を生身の僕たちが舞台上で演じるので、その雰囲気だけでも、戦時下の日本を皆さんに知っていただける機会になるのではないかなと思っています。

昆・大原:全部言ってくださった。

――ちょっとだけでもトッピングを(笑)。

大原:じゃあ…戦時中の話ではありますが、そこに生きている人々には、苦難があったり、人間関係に悩んだり、人間だから思うことというのはいつの時代も同じなんだなと思いました。この作品のテーマを一言でお伝えするのは難しいですが、いつの時代も人は何かと戦って、生きるために前向きにもがき苦しみながらも、「生きるとは何か?」と考え、向き合っているということを私はすごく感じました。

:私はまだこれというものが見つけられていないのですが、むしろ明確なキャッチコピーやどう捉えるのかということがない作品なのかなと思います。この作品をいろいろな角度から見られるというのが醍醐味でもあるのかなと。製作発表でも言いましたが、戦時下であってもそれが日常となっている中で、人々はどうやって生きていかなくてはいけないか、より快適に過ごすためにはどうしたらいいのか。昔の人たちはみんなで助け合って、支え合っていたのだと思います。そうした人たちの生活が淡々と描かれているのがこの作品の魅力だと思うので、テーマはまだ明確には言えませんが、これまでの戦争を題材にしたもので思い浮かべる作品とはまた違う作品になるんだということだけは確信しています。

海宝:原作や映画を観て、キャラクターたちの実在感を僕はすごく感じました。今、僕たちにとっては、戦争はテレビの向こう側で起きているもので、どうしてもリアリティーを感じないところがありますが、この作品は決して生々しく戦争について描いているわけではないのに、淡々と描かれた日常に実在感を感じ、すごく引き込まれました。自分たちと地続きの世界に生きていた人たちの話なんだなとすごく感じるんです。それはすごいことだと思います。僕たちと同じようなことで悲しんだり、苦しんだりしていて、同じように家族になる過程の難しさがあったり、ぶつかることもある。そうした当たり前の人間の営みの背景に戦争があっただけなんだということを感じます。そして、そうした生々しいリアリティーを音楽の力を借りながら描いています。きっと音楽がないとしんどくなってしまうと思うんです。音楽の力によって、お客さまにもより入りやすくなっていると思います。今は、そうしたことを大事に向き合っていきたいと思っています。

取材・文=嶋田真己 撮影=福岡諒祠

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『團菊祭五月大歌舞伎』が2024年5月2日(木)~26日(日)まで歌舞伎座で上演される。

明治の劇聖と謳われた九世市川團十郎と五世尾上菊五郎の偉業を顕彰するべく始められた『團菊祭』は五月興行恒例の祭典として、長年観客に愛されてきた。この度の『團菊祭五月大歌舞伎』の昼の部では、江戸時代初期、浅草花川戸に実在し、日本の俠客の元祖と言われた幡随院長兵衛を主人公にした物語『極付幡随長兵衛』(きわめつきばんずいちょうべえ)を上演。本作は九世團十郎にあてて河竹黙阿弥が書いた傑作だ。この度の上演では、襲名以降初めて團十郎が長兵衛を勤める。さらに團十郎は、四世市川左團次一年祭追善狂言として上演する『毛抜』(けぬき)では後見を、夜の部『伽羅先代萩』(めいぼくせんだいはぎ)では悪の魅力溢れる仁木弾正を勤める。

都内で会見があり、市川團十郎が思いを語った。その様子を写真とともにお伝えする。

市川團十郎

市川團十郎

ーーまずはご挨拶をお願いします。

市川團十郎(以下、團十郎):恒例の『團菊祭』ということを5月に興行するということで、私も團十郎として参加させていただきます。今回は、何遍も勤めているようなお役幡随院長兵衛、または先代萩の弾正という床下の部分を勤めさせていただきます。

また、大変お世話になった四代目市川左團次さんの追善興行ということで、男女蔵さんが『毛抜』をなさりたいということで、市川家としての承諾のもと、私は今回後見という形で参加させていただこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

『極付幡随長兵衛』幡随院長兵衛=市川團十郎(当時 十一代目市川海老蔵)平成26年5月歌舞伎座 /(C)松竹

『極付幡随長兵衛』幡随院長兵衛=市川團十郎(当時 十一代目市川海老蔵)平成26年5月歌舞伎座 /(C)松竹

ーー幡随院長兵衛は亡くなられたお父様に最後に教わったお役だと思うんですけども、そのときに覚えていることを教えてください。

團十郎:2013年の正月に僕が浅草公会堂で舞台を行ったときに、父は人工呼吸器をつけていて、テレビ電話で話したのが最後でした。2012年12月に、稽古の様子を撮影して、父のいる病室に送って見ていただいて。父は、私の本名である「堀越寶世へ」と手紙を綴ってくれています。その手紙の中では、私がやっている幡随院長兵衛への思いとか、「こうだと思うよ」とか「もっと周りをこういう風にしてもらいたいな」とかいうようなことを結構丁寧に書いてあって。私も、思い出に残っているときでしたね。

あんまり褒めることをしない父でしたけど、しかも映像でしか見てないんですけど、そのときは珍しく「悪くないんじゃないのか」という話で。あのときに父が見て「悪くない」と思ってくれたようにできるように、頑張りたいなと思います。

市川團十郎

市川團十郎

ーー長兵衛を演じる中で、ご自身としてグッとくるところやお感じになるところは。

團十郎:僕が今感じていることは、もちろん子別れとか自分を犠牲にしていくところってあるんでしょうけど、死を持って、覚悟を持って、家を出るようなところって、おそらくあのときの設定の幡随院長兵衛という人の孤高の精神を表現していて。それを理解する人は、子分にも奥さんにも子どもにもなかなか本当のところは理解できないんですね。表面上「俺は行くぞ、だからお別れだ、だからこういう気持ちでいるんだぞ」という遺言的なことを日常会話に込めて喋るわけですけど。周りの人間には分からない、孤高の思考というか、覚悟というものを意識して届けたい。

ーー周りにはっきりと見せないけれど、でもお客さんには届けたい。

團十郎:そうですね、この演目はそこが重要なんだと思います。さまざまな口伝や言い伝えがあったとしても、 僕がやってる肌感覚ではそこが大事かな。

ーーそれは長兵衛の美学なのか、男としての意地なのか、プライドなのか。

團十郎:今の日本人の男が全部忘れたものが集結しているんじゃないですか。 そういう男であるというのって、みんな忘れがちじゃないですか。今おっしゃった、美学とか考え方とか覚悟とか、犠牲とも思わないというか。そういうようなものって、今だんだん薄れてきているでしょ? そういうものの結晶の雄が長兵衛なのかなと感じているので、そういう風にできるようになりたいなとは思いますけど。だから今回、やっぱり男子も見てきてほしいですよね。

市川團十郎

市川團十郎

ーー今回、『毛抜』で後見を勤める意味や、ご自身としてどんな気持ちで後見を臨まれようとしていますか。

團十郎単純に愛ですよね。四代目市川左團次という男は、やっぱり数少ない男だったってことを、 我々歌舞伎俳優の人間たちは背中で見せられてきた。隣でいて感じていた。特に子どもの時から接してるから、ずっと見てますから。その人の人間性はどんな方よりも我々は分かっている。表も裏もなく、あのままのこと。

ちょっと話がずれるんですけど、例えば市川家は市川團十郎家、成田屋、海老蔵、團十郎といる場合、普通みんな「成田屋」なんですよね。例えば團蔵も、それこそ猿之助も左團次も右團次も全部一門だから「成田屋」になるはずですよね。でも一人前になった時点で、じゃああなたは高嶋屋で、あなたは澤瀉屋で、あなたは三河屋で……という風に、どんどん送り出すようなシステムを、市川團十郎系だけは先祖を取っていたんですよね。結構稀な形なんですけど。

そういう意味でやはり左團次さんという人は、先祖のご恩を未だにちゃんと理解して、節目節目では宗家のためにどうあるべきかということをよく考えてくださるような方でした。それは父十二世と四代目左團次との間で見ていて、父が旅立ったあとも、何変わらず私に対しても十二世の時と同様に接してくれていた男でございますから。

亡くなったときは私も本当にとても苦しい思いをしましたけど、その御曹司である男女蔵さん。年齢は上ですけれど、 私が左團次さんの御恩をしっかり返さないといけない。彼の側で左團次さんへの感謝をこれ限りでなく、ずっと、私がやれる範囲のことをやっていきたいなという気持ちです。

『伽羅先代萩』仁木弾正=市川團十郎(当時 十一代目市川海老蔵)平成29年5月歌舞伎座 /(C)松竹

『伽羅先代萩』仁木弾正=市川團十郎(当時 十一代目市川海老蔵)平成29年5月歌舞伎座 /(C)松竹

ーー仁木弾正は悪役ですが……。

團十郎:仁木弾正は悪役というよりも、国盗というかね、悪役の中でも最上級に品格のある部類に属する役柄なので。「対決」「刃傷」というものがあるんですけども、今回は「御殿」「床下」というところで、本当にわずかな時間の中でその存在というものを示すということはかなり大変だと思ってまして。仁木弾正というのは代々の團十郎がやっている演目ですし、逆に言うと男之助も、今回は右團次さんだけども、九世團十郎が主にやっていたお役です。

ーー品と怪しさと力強さと。その辺りの配分は。

團十郎:いや、正直ね、「床下」では配分はないです。鼠に化ける妖術を使えるというとても不思議な設定で、仁木弾正という人間が存在しているわけじゃないですか。もともとポテンシャルの高い人間がお家の中にいて、そのお家を乗っ取ろうとするのは必然であるわけですね。だけれども、世の中的には必然じゃないわけですよね。今から見たら彼は普通なんですよね。でも、あの時代から見たら悪い奴なんですよね。要は悪い奴はどこの方向から見るかによって悪にもなるし、善にもなる。どこかの大統領だって、こっちから見たら善だし、こっちから見たら悪じゃないですか。 そのようなことが混在しているのが「悪」ということで、そういう意味では、全てのものを持っているというのは逆に悪意があるんですね。

江戸時代にやっていた仁木弾正と、この令和に見る仁木弾正の悪というのは価値観が異なるわけ。それでも江戸の文化としてあるわけですから、前者の方向での演じ方をする。でも、見る人間もやる人間も、今は2024年ですから、その感覚はなんとなく持ってないといけないんじゃないかと思います。

市川團十郎

市川團十郎

ーー『團菊際』は小さい頃から出ていますが、7月には『星合世十三團』に出られますね。それぞれの公演の意味合いや公演に思いを聞かせてください。

團十郎:最近の思いと昔の思いはちょっと違うんですけど……昔は『團菊祭』に出ることは当たり前。楽しかったですね。やっぱり羽左衛門のおじさんとか、梅幸のおじさんとか、みんないたんですね。そして、うちの親父も若かった。40代ですね。そういう中で、私とか菊之助とか松緑も10歳に行くか行かないかでガチャガチャしているわけですね。やっぱり親父たちの演目やおじさんたちの演目で楽しく過ごさせていただいていた。で、必ずその脇役に出させていただいていた。主役なんてものは、本当に20の声聞くか聞かないかぐらいから、若いときに少しやっただけで。それまで年間行事で、父たちと一緒に歌舞伎を勉強するという、なんとも言えない空気が流れていた。それが『團菊祭』の子どもの時の思い出で、どうしてもあり続けるものだと思っていた。

ところがね、歌舞伎座の建て替えというものがあって、 一時、演舞場ですとか在外でやるようになったときぐらいから、我々も年齢が上がってきてるし、先輩たちも旅立っていくわけで、責任を段々と感じ、楽しいとかじゃなくなってくる。まして今回は2回目の團十郎としての『團菊祭』。となると、やっぱりもう背負わないといけないというか。本来は菊之助、松緑とともに一緒に何かやりたい思いが強かったんですけど、いろんなことで、ちょっとそれが叶わず。今こういう感じで3人がやっていく成長過程をね、 皆様に見ていただく今興行になりつつあるのかな。

7月に関して言うと、三代目猿之助が7月奮闘公演をずっとなさっていたわけですね。でもおじさんが離脱なさった後は、坂東玉三郎のお兄さんが中心となって、私が右手左手みたいなところで始まったんですね。で、いつの間にかお兄さんがいなくなるということになるので、僕の奮闘になっちゃった。それでずっと続いてるだけ。でもコロナ禍の時は奮闘というか、風邪ひいちゃいけないルールみたいなあるじゃないですか。だから、分散されていったんですけど……今年は『星合世十三團』に挑戦するので、奮闘公演になりつつあります。

市川團十郎

市川團十郎

取材・文・撮影=五月女菜穂

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2024年8・9月に『十三代目 市川團十郎白猿襲名披露巡業』公演が、リンクステーションホール青森、J:COM北九州芸術劇場大ホール、アルカスSASEBO、ロームシアター京都メインホール、金沢歌劇座他、全国18ヶ所23公演にて開催される。出演者は市川團十郎と重要無形文化財保持者(人間国宝)の中村梅玉、市川右團次 他。

襲名披露を寿ぐ、賑やかな舞踊『祝成田櫓賑(いわうなりたしばいのにぎわい)』では鳶頭を市川右團次が勤める。 『口上(こうじょう)』では、裃姿の俳優よりお祝いの口上が述べられ、十三代目市川團十郎白猿より襲名披露のご挨拶。『河内山(こうちやま)』は、河竹黙阿弥の名作『天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)』からの一幕。悪党ながらも人物の大きさや色気、愛嬌も兼ね備えた河内山宗俊を、團十郎が演じる。黙阿弥らしい七五調の名せりふも聴きどころだ。市川海老蔵が十三代目市川團十郎白猿を襲名し約2年。九代目團十郎が初演し、代々の團十郎に受け継がれてきた豪華な演目で十三代目の襲名披露巡業の最後を飾る。 

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SFアニメ映画の金字塔として、今なお世界中で多くのファンを生み続ける押井守監督作品『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の世界観を、同じく独自性を放つアーティストたちが再解釈し、ライブ・DJ・VRコンテンツとして披露する音楽イベント『DEEP DIVE in sync with GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』が、2024年5月25日(土) Zepp Shinjukuにて開催される。

出演アーティストは、かつてPlayStationゲームソフト『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』(97年発売)のサウンドトラックの参加アーティストの1人でありデトロイト・テクノを世界に広めた伝説的DJの Derrick May(デリック・メイ) をヘッドライナーに招喚。日本での公演は2019年以来、5年ぶりとなる待望の来日となる。

また、同サウンドトラックのディレクションを手がけた電気グルーヴの 石野卓球 も出演決定。あわせて、沈黙期を経て復活した異形の先鋭バンド yahyel(ヤイエル) 。エレクトロニック・ミュージックと深遠な歌声を溶け合わせるMaika Loubte(マイカ・ルブテ) 。新たなオルタナティブ・ポップスで魂の声を叫ぶ新世代アーティスト 4s4ki(アサキ) 。ウィットにあふれるグルーヴとディープなサウンドでリスナーを中毒にさせるデュオユニット どんぐりず 、など新進気鋭のアーティストが名を連ねる。

それぞれが打ち出す音と共に『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』本編を用いたVJ映像で視覚的・感覚的にも作品世界に没入できる演出が用意される。サブフロアには、VRChat内クラブ「GHOSTCLUB」を主催し、MONDO GROSSO『FORGOTTEN』をはじめ数々のVR作品のディレクターを務めてきた 0b4k3(オバケ) と立体音響のサウンドプロデュースを数多く手掛け楽曲MIX制作でも豊富な経験と実績を持つ 山麓丸スタジオ によるコラボレーションが作り出すVR空間の体験スペースが併設される。

そして、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』監督を務めた押井守と音楽を手がけた川井憲次によるスペシャルトークショーが決定。DOMMUNEの 宇川直宏がMCを担当し、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の「音」をテーマに歴史的傑作の裏側が語られる。

また、完全生産枚数限定、 イベントオリジナルのアパレル商品も会場にて販売予定。本イベントのため、新たに数々の名シーンを切り取ってコラージュし作品の世界観を存分に表現した、追加製造予定なしの貴重なファンアイテムに仕上がっている。また、話題のストリートアパレルブランド「MEQRI」とのコラボレーションアイテムも同日リリース予定だ。

士郎正宗による原作漫画が世に解き放たれてから35年。攻殻機動隊ファンや音楽ファンのみならず、あらゆる人の感覚を覚醒させるイベントになりそうだ。貴方のゴーストが囁くままにフロアに足を運んでもらいたい。

チケットはイープラスにて販売中。

 

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2024年9月中旬よりスパイラルホールにてモチロンプロデュース『ボクの穴、彼の穴。W』の上演が決定した。

本作は松尾スズキが初めて翻訳したフランスの童話作家デビッド・カリ著・セルジュ・ブロック絵『ボクの穴、彼の穴。』(千倉書房)の絵本が原作の二人芝居。戦場に残された敵対する二人の兵士。それぞれの穴の中で孤独に苛まれ、星空に癒され、幾度も限界を迎えながらもやがて相手を知ることで、決意する。舞台は戦場だが、ユーモアと人間の根源的な優しさが満ち溢れた作品だ。

2016年には塚田僚一(A.B.C-Z)、渡部秀の出演で上演され、2020年に宮沢氷魚、大鶴佐助のペアで再演もされた。PARCOプロデュースという形で2回上演されたこの作品を、この度“モチロンプロデュース”として劇場と出演者が変わり、装いを新たに、より濃密な空間で俳優の息遣いを感じさせる作品として蘇らせる。

卓越した発想力とユーモアに富んだ演出で奇想天外な世界観を愛情一杯に描き、「ガラパコスパコス~進化してんのかしてないのか~」(作・演出・出演)、「マクベス」(上演台本・演出)など数々の作品でその才能を発揮しているノゾエ征爾が、初演・再演に引き続き、翻案・脚本・演出を務め、出演には、第82回キネマ旬報ベスト・テンにて新人男優賞、第23回高崎映画祭では最優秀新人男優賞を受賞し、最近では、5/3公開の映画『バジーノイズ』や、今月放送開始のドラマ「9ボーダー」(TBS)や6月放送の「ブラック・ジャック」(テレビ朝日)への出演が決定するなど、その活躍から目が離せない井之脇海。そして、ドラマ・映画・舞台への出演だけでなく、声優やナレーションを担当するなど幅広いジャンルで活躍し、4/1から放送開始した連続テレビ小説「虎に翼」(NHK)では、主人公の兄・猪爪直道役を演じ注目を集め、今月放送開始のドラマ「ダブルチート 偽りの警官 Season1」(テレビ東京)への出演もが決定するなど、活躍が目覚ましい上川周作、2018年の映画『泣き虫しょったんの奇跡』で俳優デビュー以降、モデル・俳優として活躍しながら、その瑞々しい存在感と演技を着実に成長させ、5月には初主演映画『ハピネス』の公開も控え、本作が初舞台となる窪塚愛流。大ヒットドラマ「エルピス」(KTV)に出演のほか、映画『花束みたいな恋をした』、『サマーフィルムにのって』など多くの話題作に出演するほか、2023年公開の短編映画『米国音楽』で初主演、ndjc2023参加作品の映画「明るいニュース」でも主演を果たす。俳優業で活躍する傍ら、短編映画の監督や、バンド「貉狢幼稚園」でギター・ボーカルおよび作詞・作曲を担当するなど、多方面で幅広く活動している篠原悠伸。

今回は<井之脇海・上川周作ペア><窪塚愛流・篠原悠伸ペア>の2チームで上演される。

ノゾエ征爾

全く新鮮な気持ちでワクワクしています。いや、ゾクゾクかもしれません。ここ数年でまた社会の風景も随分と変わりましたし、なによりも、それぞれが滲み出るこの瑞々しい俳優さん達とこの作品にのぞめること。今あるこの期待感をそのまま作品に昇華できたら、きっと皆さんに観て良かった!というものになるであろうと、それを是非観に、「知り」に来ていただけたら、最高に嬉しいのであります。

井之脇海

9歳で俳優を始めて、今年で20年を迎える節目に、初めて“二人芝居”に挑戦できることを、とても嬉しく思います。今まで培ってきたものを全て絞りだし、ノゾエさんの演出と相手役の上川さんと一緒に、新しい発見と出会いながら、全身全霊でぶつかっていきたいです。原作の絵本と戯曲を読んで、登場人物が、得体の知れない存在に疑心暗鬼になっていく様は、現在の社会に通じるものがあると感じました。戦場が舞台の話ですが、決して遠い話ではなく、舞台上と客席が地続きになりながら、受け取っていただける作品になる予感がしています。穴から出るとき、どんな景色が見えるのか。今からワクワクしています。

上川周作

僕にとって人生初の2人芝居です!出演が決まった瞬間は未知なる体験へのプレッシャーも感じましたが、同時に舞台に立った時の事を妄想してワクワクしている自分がいました。ノゾエさんの演出作品に出演することができてとても嬉しいです。
井之脇さんと力を合わせて最後まで演じ切りたいと思います。
そして今回はダブルキャストでお送りします!篠原さん&窪塚さんチームも是非ご覧ください!よろしくお願いします!!

窪塚愛流

舞台のお話を初めて耳にした時は、正直まだ自分のレベルでは出来ない。と心の底から思ってしまいました。舞台は映画やドラマと違ってレンズを通さずお客さんの目の前で生の芝居をする。ミスは絶対に許されないのは勿論、いつも以上に緊迫感に包まれた空気の中で相手役の篠原さんと向き合う事が、本当に怖かったからです。なので、今まで何度か舞台を観に行ったことはありますが、僕がその場に立ちたいとはあまり思いませんでした。ですが、自分はもう20歳でオトナ。挑戦せずに出来ない理由を探している俳優なんて、情けないしかっこ悪い。僕はそう思い、気合いを込めて決心しました。今までの弱音を全て捨て、改めて台本に目を通した時になんだか不思議とワクワクしたんです。 舞台に至るまでの稽古や相手役の篠原さんと僕のセッションがノゾエさんの指導でどう作品に落とし込まれるか、その輝いた気持ちを大切にして、せっかく役を頂いたからこそ、一生懸命に全力で悔いのない最高の人生初舞台にしたいです。

篠原悠伸

2人芝居ってとっても怖いですね。
窪塚くん、舞台上には僕らしかいないんですかね?何かあったときは助けてください。逆に何かあったら助けます。の気持ちです。ノゾエさん、2つのチームの演出、大変だと思いますがよろしくお願いします。
もう一つの上川くん、井之脇くんチームの「ボク穴」も楽しみです。
皆様、あわよくば両チームともご覧頂いて、その違いを楽しんで貰えたら幸いです。
ぜひ観にきてください!

あらすじ

戦場にいる敵対する二人の兵士“ボク”と“彼”。二人は同じく穴の中で息をひそめて相手の出方を探っている。ボクが頼るものは戦場に向かう時に渡された1丁の銃と“戦争マニュアル”。そのマニュアルには、『彼は血も涙もない、本当のモンスターだ』と書かれている。二人は空腹に耐え、星空に癒され、家族を想いながら、もう随分長く独りぼっちだ。やがて限界が訪れ、ボクは相手の穴に向かう。「敵を殺さなければならない。でないと敵に殺されるからだ」。彼の穴に到着したボク。そこに彼の姿は無く、見つけたものは自分が持っているものと全く同じ“戦争マニュアル”。そこには“ボクがモンスターだ”と書かれている。衝撃を受けるボク。「ボクは人間だ!モンスターじゃない!ウソばかり書いてある!」そしてもう一つ見つけたものは、彼の家族写真。楽しい温かい家族写真だ。
ボクは彼を想像する。こんな家族が待っている人間が、女や子供を殺す?ボクと彼は、同じウソをつかれているということだろうか……

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7月26日(金)、27日(土)、28日(日)に新潟県湯沢町 苗場スキー場で開催される『FUJI ROCK FESTIVAL’24』(以下、フジロック)。シザ(26日)、クラフトワーク(27日)、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ(28日)という各日のヘッドライナーに加え、Awich、Original Love Jazz Trio 、くるり、 キタニタツヤ、オマー・アポロ(OMAR APOLLO)、ベス・ギボンズ(BETH GIBBONS)、ガール・イン・レッド(GIRL IN RED)、ターンスタイル(TURNSTILE)といった国内外の注目アーティストの出演が決定している今年の『フジロック』会場に、手ぶらでキャンプを楽しめるエリア「キャンプヴィレッジ」が新たに登場することが発表された。

キャンプヴィレッジは、手軽で身軽にキャンプを楽しむことができるエリアで、設置も撤去も不要なテントスタイルのほか、エアコンも完備したキャンピングカープランも用意されている。

キャンプヴィレッジの場所は、すでに受付が開始されている「キャンプサイトエリア」「ピラミッドガーデンエリア」とは会場をはさんで反対側となる、各ステージを通り過ぎたホスピタリティエリア「ORANGE CAFE」に隣接するところにある。フラットな地形に、「キャンピングカー」「デラックスキャンプ プラン」「シンプルキャンプ プラン」という3タイプのレンタルキャンプが用意される。

キャンプヴィレッジ MAP

キャンプヴィレッジ MAP

「キャンピングカー」は、電源はもちろんエアコンやミニ冷蔵庫なども完備したキャンピングカーで満喫するプラン。「デラックスキャンプ」は、最大4名まで宿泊可能なテントにタープも設置されている。「シンプルキャンプ」は最大2名まで宿泊可能なテントに宿泊できる。ベッド(コット)やブランケットなど必要なアイテムも用意されているので、着いたらそのまま休むことができる。

大自然の中で音楽を楽しみながら気軽にキャンプも楽しめる、キャンプビギナーにも安心のキャンプヴィレッジでのレンタルテントプランはそれぞれ限定数で、4月5日(金)から発売開始。詳細はオフィシャルサイトで確認してほしい。

また、4月12日(金)20:00~22:00の2時間限定で、今年の『フジロック』の魅力と音楽を届ける「フジロック横丁」が渋谷横丁に出現。タカノシンヤ、Celeina Annという『フジロック』にゆかりのあるナビゲーターと、ゲストの奥浜レイラ、津田昌太朗が「フジロックでの出会い」をテーマに、現地苗場でのエピソードや楽しみ方をはじめ、「フジロックあるある」など『フジロック』の来場経験がなくても楽しめる内容を、今年の出演アーティストの音楽と合わせて届ける。

そして多種多様なハイボールが味わえる「ジョニーウォーカーフェア」も開催中。『フジロック』の出会いの一つ、自分好みの音楽とドリンクを、まずはフジロック横丁で見つけてみてはいかがだろうか。

なお、早く買うほどリーズナブルな『フジロック』のチケットは、現在2次先行販売中。今年から新たに加わった「金曜ナイト券(¥16,000)」のほか「Under18 1日券(¥9,000)」「Under22 1日券(¥18,000)」を含む全券種が販売中だが、それぞれ規定枚数に達し次第販売終了となるので、迷っている方は早めの入手をお勧めする。

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2024年7月11日(木)~7月15日(月・祝)上演のミュージカル『憂国のモリアーティ』コンサートのキービジュアルが公開となった。また、スタッフ、公演スケジュール、全チケットスケジュールの追加情報が合わせて解禁された。

原作である『憂国のモリアーティ』は、集英社「ジャンプSQ.」で2016年から連載されている、構成/竹内良輔氏、漫画/三好 輝氏による人気漫画だ。2019年5月にスタートしたミュージカル『憂国のモリアーティ』シリーズは、ピアノとヴァイオリンの生演奏を交えた舞台という、ライブエンターテイメントならではの作品で、2023年8~9月には第5弾公演となる「最後の事件」が上演され、犯罪卿ジェームズ・モリアーティと名探偵ホームズの宿命の戦いに一つの結末を迎えた。

ミュージカル『憂国のモリアーティ』シリーズが5周年を迎えることを記念して開催される今回のコンサート。スタッフは、これまでモリミュシリーズを支えてきたメンバーを中心に集結し、さらにコンサートのために新たなメンバーが参加する。

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2024年4月5日(金)より東京芸術劇場 シアターイーストにて『La Mère(ラ・メール)母』が開幕する。

初日公演に先駆けて、出演の若村麻由美、岡本圭人、岡本健一、演出のラディスラス・ショラーのコメントと舞台写真が届いたので紹介する。

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

『La Mère 母』は、フランス演劇界を牽引する稀代の劇作家フロリアン・ゼレールが『Le Père 父』、『Le Fils 息子』の執筆に先立って彼が31歳の時に3部作の最初に書いた作品。2010年に本国パリで初演され、その後、さまざまな国での上演を経て、最近ではフランスが誇る名女優イザベル・ユペールの主演でブロードウェイでも上演されて大きな話題となった。

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

本公演の演出は、緻密に人間の本質を描き出す演出力に定評のあるラディスラス・ショラー。そして、ショラーからのラブ・コールを受けてタイトル・ロールの母を演じる若村麻由美をはじめ、岡本圭人、伊勢佳世、岡本健一という実力派キャスト・スタッフが家庭内のシビアな現実を演劇的におくる。

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

なお、本作『La Mère 母』は『Le Fils 息子』と同時上演となる。

【『La Mère 母』ストーリー】
アンヌはこれまで自分のすべてを捧げて愛する子どもたちのため、夫のためにと家庭を第一に考えて生きてきた。それはアンヌにとってかけがえのない悦びで至福の時間であった。そして年月が過ぎ、子どもたちは成長して彼女のもとから 巣立っていってしまった。息子も娘も、そして今度は夫までも去ろうとしている。家庭という小さな世界の中で、四方八方から逃げ惑う彼女はそこには自分ひとりしかいないことに気づく。母は悪夢の中で幸せだった日々を思い出して心の万華鏡を回し続ける——。

出演者コメント

■若村麻由美
『La Mère 母』は、母としてのアイデンティティをすべて奪われ、喪失していく、そのパニックの中にいるアンヌの激動の精神状態を一緒に体感していただくことができれば、ものすごくスリリングで面白くなると思います。劇場入りして、美術セットを見て、色使い、照明、音楽も含めてとても素敵で、なによりもシアターイーストという劇場の大きさがこのお話にはぴったりなので、この『La Mère 母』の世界に入り込める感じがしました。ラッド(ラディスラス・ショラー)の演出が素晴らしく、ゼレール(フロリアン・ゼレール)の“家族三部作”の最後を飾るにふさわしい作品に出演できることを幸せに思います。劇場にお越しくださる皆様にも濃密なドラマのラストシーンに光を感じていただける事を願って、家族のために惜しみない愛を注いでいる世界中の母たちへ感謝を込めて『La Mère 母』捧げます。

■岡本圭人
舞台『La Mère 母』本日開幕です。 初めて台本を読んだ時、感情が追いつきませんでした。ストーリーが進むにつれて、登場人物の間に何が起きているのか、なぜそうなるのか、全く分かりませんでした。しかし稽古を重ねるにつれて、理解が追いつくようになりました。何がキーとなったかというと「愛」です。愛が深ければ深いほど、人は思いもよらない言葉を口にしたり、行動を取ってしまいます。誰かを愛すれば愛するほど、人は失うことを極端に恐れます。一見、不可思議な舞台ではありますが、若村麻由美さん演じるアンヌの繊細かつ大胆な感情の渦に惹き込まれるほど、物語を理解し得るようになります。是非、劇場で身を任せ、アンヌの感情の波に包み込まれてください。きっと、今まで観たことのない愛の物語を感じることが出来ると思います!

■岡本健一
いよいよ初日を迎えます。私たちの生活の中で「母」なるものが家族のために、どれだけ大きな愛を注いでいるか、どれだけ寂しく孤独を感じているかを知ることが出来る、とても重要な作品です。四人の登場人物の、時には滑稽で笑える行動、母のために懸命に思いやる姿に、共感と反発、喜びと哀しみ、そして希望を感じて下さい。この物語は「母」に関わる全ての方々に劇場で体感して頂きたいと思います。お待ちしております!

[演出] ラディスラス・ショラー コメント

初日を迎えるにあたり、今緊張せずにリラックスしている自分に少し恐れを感じています。今回日本で、そして日本の俳優さんたちと日本語でゼロからクリエーションするのは私にとって初めての経験なので本来なら緊張するはずなのですが、カンパニーの皆さんたちの事を絶対的に信頼しているからこそ緊張していないのだと思います。若村麻由美さんとは今回でご一緒するのは3回目になりますが、若村さんに母アンヌ役をオファーすることが出来て私もすごく嬉しく幸せに思います。アンヌはこの戯曲の中心となるタイトル・ロールですし、多彩な演技力を持つ彼女に相応しい役だと思います。そして健一さん、圭人さん親子、そして伊勢佳世さんとも再びお仕事できたのでとても嬉しいです。圭人さんは前回ご一緒した際には初舞台の新人俳優でしたが、いまは立派な役者に育ち、彼の成長ぶりには随分驚かされました。このカンパニーの皆さんと家族のような良い関係を築いて一緒にお芝居を創れたことはお客様にも感じていただけるはずです。(作の)フロリアン・ゼレール氏も来日して観劇してくれることになり、有難いことにチケットも完売間近と聞いています。どうぞお早めに劇場に観にいらしてください!

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4月4日(木)より放送がスタートした、TVアニメ『ゆるキャン△ SEASON3』のオリジナル・サウンドトラックが、2024年6月26日(水)に発売されることが発表された。

今回も作中の音楽を担当するのは、「ゆるキャン△」アニメシリーズほか、「けものフレンズ」「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」など話題作の数々を手掛けてきた立山秋航。キャンプにぴったりな、極上のアコースティックミュージックが収録される。

またアニメ本編のBGMに加え、キミのねが歌うオープニングテーマ「レイドバックジャーニー」、亜咲花が歌うエンディングテーマ「SoPrecious」のTV Sizeを収録。そして、ここでしか聞けないスペシャルトラックも収録が決定し、各務原なでしこ(CV:花守ゆみり)が“あの思い出のキャンプ”を振り返る。

TVアニメ『ゆるキャン△ SEASON3』をどんな楽曲が、なでしこやリンたちの新たな旅を彩るのか楽しみだ。

 

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