ゲスの極み乙女がカバーに登場、Omoinotakeの『ヒロアカ』EDやミスチルの映画主題歌など、『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』が今週話題の新作11曲を紹介

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話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』。このSPICEでは同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードやSpotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりをピックアップして掲載。

今週は……2年ぶりのシングルをリリースしたゲスの極み乙女がカバーに登場! Mr.Childrenの日台合作映画主題歌やOmoinotakeの『僕のヒーローアカデミア』EDテーマなどのタイアップ曲、JJJ&ブラセ(韓国)&Bonberoのコラボ曲、KEIJU、WILYWNKAの新曲などヒップホップ楽曲など新作11曲を紹介! また紹介アーティストのライブやフェス情報も掲載しているので要チェック。番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!

ゲスの極み乙女「シアラ」

ゲスの極み乙女が5月22日(水)に約4年ぶりのフルアルバム『ディスコの卵』をリリースする事を発表。そこからの先行シングル「シアラ」がリリースになり『New Music Wednesday』のカバーを飾りました。2022年にリリースされた「スローに踊るだけ」以来となる久々の新曲です。(ベストアルバムなどのリリースはありましたが、オリジナルアルバムは2020年の『ストリーミング、CD、レコード』以来。川谷絵音は昨年、indigo la Endとしてニューアルバム『哀愁演劇』をリリース、夏には初の海外フェス出演、12月には横浜アリーナ単独公演が決定、礼賛としても今年EP「PEAK TIME」を出す中、ゲスの極み乙女でアルバムリリース。すごい稼働量。アルバムタイトル的にアップテンポなディスコな曲をイメージをしていた方もいるかもしれませんが、「シアラ」が大人なサウンドというか、ゲスらしさもありながらアダルトなムードを感じたので、アルバムがどういうふうになるのか注目です。)『ディスコの卵』には2020年にリリースされた楽曲も入るなど、この4年間の楽曲が詰め込まれている模様。2曲目に収録される「ゴーストディスコ」には徳澤青弦ストリングスが参加しています。(これが楽しみ。Spotifyでも聴けますが、チェロ奏者の徳澤青弦がピアニストの林正樹とカバーしている、Squarepusherの「Iambic 9 Poetry」が大好きで何度も聴いてます。最近でいうとROTH BART BARONと徳澤青弦カルテットとして一緒にライブをやってました。)

JJJ、ブラセ、Bonbero「YW」

日本のラッパーJJJとBonbero、韓国のラッパーBLASÉによる国境を越えた「YW」がリリースになりました。ブラセは2018年にデビューした韓国のラッパーで韓国の人気番組『Show Me The Money』での注目、ヨーロッパ公演のソールドアウトなど本国のみならずアジア、グローバルに活動しています。(UKのラップシーンに大きく影響されていて、ドリルを乗りこなす姿が印象的。ラップもブリティッシュアクセントな印象です。)同作は5月18日(土)、19日(日)に幕張メッセで開催されるヒップホップ・フェスティバル『POP YOURS 2024』のオリジナル楽曲です。今年の『POP YOURS』オリジナル楽曲としてはLEX & LANAの「明るい部屋」、Kaneee、Kohjiya、Yvng Patraによる「Champions」に続く3曲目となります。本楽曲を制作するにあたり、Spotifyが展開しているJ-Hip Hopのフラッグシッププレイリスト『+81 Connect』とK-Hip Hopのフラッグシッププレイリスト『KrOWN』キャスティングをサポートしており、コラボレーションが実現。Spotifyが制作協力を行ったミュージックビデオも近日公開予定。(JJJとBonberoはともに初日の『POP YOURS』に登場。ブラセの出演はアナウンスされていませんが、急遽5月20日(月)に単独来日公演が発表されてるので、もちろん共演を期待しちゃいますね……。)Spotifyではヒップホッププレイリスト『+81 Connect』のカバーも飾っています。

KEIJU「Mama's Boy(feat.LEX & 7)」

KEIJUの新曲「Mama's Boy(feat.LEX & 7)」がリリースになりました。楽曲にはフィーチャリングゲストとしてLEXと7が参加しています。(7は『ラップスタア誕生 2023』のファイナリストでもある和歌山出身のラッパー。今年リリースになったLANAのニューEP「19.5」にも客演参加しています。)KEIJUとLEXも『POP YOURS』の初日に出演予定です。

WILYWNKA「Gorgeous(feat. ¥ellow Bucks & Nephew)」

WILYWNKAのニューアルバム『90’s Baby』がリリースになりました。オリジナルアルバムとしては前作『COUNTER』から約2年ぶりのリリースとなり、客演として¥ellow Bucks、guca owl、VIGORMAN、Young Coco、RYUZOなどが参加しています。(アルバムは「I am (feat.RYUZO)」から始まります。客演のRYUZOは『ラップスタア』の産みの親で、ラップをするのは7年ぶりだそう。)プロデュースはDJ UPPERCUTとオーストラリアを拠点に活躍し、SIRUP作品にも参加するTaka Perryが大半を手掛け、その他にもBACHLOGICやENDRUN、ギタリストの山岸竜之介等が参加しています。『COUNTER』以降にリリースされたシングル「Excuse Me」、「PUSH 'N' PUSH」、森山直太朗の名曲「さくら(独唱)」をサンプリングした「SAKURA」などを含め全16曲が収録されています。『New Music Wednesday』には「Gorgeous (feat. ¥ellow Bucks & Nephew)」がリストインしました。(Nephewは昨年1stシングルをリリースした日本のR&Bシンガー。NY・ブルックリンで生活しているらしい……。楽曲のプロデューサーはTaka Perry。)WILYWNKAは7月から東京、名古屋、大阪、札幌、福岡の5都市を回るZeppツアー『WILYWNKA STUDIOS JAPAN』の開催も決定しています。

Mr.Children「記憶の旅人」

Mr.Childrenの新曲「記憶の旅人」がリリースになりました。同作は日台合作映画『青春 18×2 君へと続く道』主題歌として脚本段階で書き下ろされた楽曲です。昨年のオリジナルアルバム『miss you』以降初の新曲となりました。Mr.Childrenは映画の監督を務める藤井道人監督が10代から愛聴する憧れのバンドであり、「この映画の主題歌はMr.Childrenしかいない」という藤井監督からのラブ・コールでタッグが実現しています。(6分半のバラードです。先週リリースになり『New Music Friday Japan』にリストイン。初動でよく聴かれていて、既にSpotify Japanの急上昇チャート上位にランクインしています。)Spotifyではプレイリスト『Pop Legends Japan』のカバーを飾っています。

KERENMI「世界 feat. Moto from Chilli Beans. & Who-ya Extended」

KERENMIの新曲「世界 feat. Moto from Chilli Beans. & Who-ya Extended」がリリースになりました。KERENMIは蔦谷好位置によるトラックメイカーとしての側面を強く打ち出した変名プロジェクト。これまでにもasmiとimaseをフィーチャーした「boy」や、Official髭男dismの藤原聡をフィーチャーした「ROOFTOPS」などをリリースして、Spotifyでもよく聴かれています。(蔦谷好位置さんというと日本を代表するプロデューサーで、色んな楽曲を手がけていますが、KERENMIはいわゆる令和POPS的。若い才能をフィーチャーして新世代のJ-POPみたいなアプローチをしているイメージ。)新作はChilli Beans.のボーカルMotoと、TVアニメ『呪術廻戦』のオープニングを担当したWho-ya Extendedが参加しています。また同作は過去にSuchmos、SIRUP、藤井 風が楽曲を担当したHONDA VEZELのCMソングともなっています。(楽曲のイメージが凄くつよいCMでもおなじみ。その点でも注目!)

デュア・リパ「These Walls」

デュア・リパのニューアルバム『Radical Optimism』がリリースになりました。『New Music Friday Japan』のカバーを飾り『New Music Wednesday』にもリストインしています。同作は2020年にリリースされ『グラミー賞』でアルバム・オブ・ザ・イヤーにもノミネートされたアルバム『Future Nostalgia』以来、自身3枚目のアルバムとなります。(前作はUKチャート制覇、USも3位。売上だけでなく音楽的評価も非常に高かったです。イヤー・エンド・リストではNMEが3位、ビルボードが4位、ピッチフォークでも21位。非常に成功したアルバムでした。そこからはツアーがあり、エルトン・ジョンとの「Cold Heart(プナウ Remix)」やカルヴィン・ハリスのアルバムへの参加、ミーガン・ザ・スタリオンとの「Sweetest Pie」、バービーのサウンドトラック「Dance The Night」と話題曲も続々リリース。完全に現代のポップスターの一人になったわけです。そんな中でのアルバムリリース。)アルバムには先行でリリースされていた「Houdini」「Training Season」「Illusion」などを含む全11曲が収録され、『New Music Wednesday』には「These Walls」がリストインしています。(凄い気持ちいいアルバムです。サマーチューンというか、すごい風通しのいいポップスが詰め込まれてる……ストレートな素晴らしいダンスポップアルバムだと思います。)プロデューサーとしてキャロライン・アイリン、ダニー・L・ハール、トバイアス・ジェッソ・Jr.、ケヴィン・パーカーが参加しています。

ケンドリック・ラマー「Not Like Us」

ケンドリック・ラマーの「Not Like Us」が『New Music Wednesday』にリストインしています。ケンドリック・ラマーは4月30日(火)に「euphoria」、5月3日(金)に「meet the grahams」、5月4日(土)に「Not Like Us」と1週間に3曲を続けてリリース。(インスタだけにアップされた「6:16 in LA」という曲も。)これらの楽曲は3月にリリースされたフューチャーとメトロ・ブーミンのアルバム『WE DON’T TRUST YOU』に収録されたケンドリック・ラマー参加の「Like That」に端を発するドレイクとケンドリック・ラマーの一連のビーフ(ディスり合い)の中でリリースされたもの。(もう少し前からストーリーはあるんですが、ここからかなり大きくなって、ディストラックの応酬が始まりました。この番組で紹介したところで言うと、ドレイクと共に標的になっていたJ・コールがアルバム内でケンドリック・ラマーに反撃したものの、後悔を表明し、その楽曲をストリーミングから引き上げ戦線離脱。Spotifyでもアルバムに収録されている「7 Minute Drill」という楽曲が聴けなくなっています。その後ドレイクも「Push Ups」「Taylor Made Freestyle」などをリリースしてディス。同じくこのGWに「Family Matters」をリリースしてディス。それに対してこの「Not Like Us」をリリース。その後ドレイクはまた曲を……と、ストリーミングにもあがってなくてSNSや、YouTubeのみだったりするので、追いかけるのが大変……。)

乃紫「初恋キラー」

乃紫の新曲「初恋キラー」がリリースになりました。乃紫は2022年から本格的に音楽活動を開始し、作詞・作曲・編曲・歌唱・映像・アートワークに至るまでをセルフプロデュースする新世代女性シンガーソングライター。2023年11月に公式TikTokアカウントから投稿した楽曲「全方向美少女」はTikTokでバイラルになり、2024年1月に正式にリリースされSpotifyでも2,000万回再生を超えています。4月25日(木)には東京・渋谷WWWにて1stワンマンライブを行いました。(初ライブどころか人前に立つのもこれが初めてだったそう。新作ももちろんTikTokで先に一部が公開されていてかなり既に聴かれています。歌詞がTikTokとの相性がいいので私もそうでしたけど、リリースされたのを聴いて「はい知ってる〜〜むっちゃ聴いた事ある〜〜〜」となるくらい、既に色んな動画でみますよね。乃紫らしい歌詞です。)Spotifyでは日本の女性アーティストの歌を特集するプレイリスト『Women's Voice』のカバーを飾っています。

ビッケブランカ「Never Run」

ビッケブランカの新曲「Never Run」がリリースになりました。(最初に私聴いたのはラジオでした。運転中にラジオで流れて、海外のメインストリームのポップス感みたいな印象を受けました。それはサウンドもそうだし、歌詞もそうですね。)同作は全編英語詞で構成されておりグローバルを意識した楽曲。ビッケブランカは今年2月に北米ツアーを行っており、現地でライブを重ね、自身が肌で感じたフロアを盛り上げる、ビート、アレンジをふんだんに盛り込んだ曲となっています。(北米ツアーのセットリストを結構見たんですが、この曲私が確認したところではやってませんでした。なので、ツアー中に感じたこういうビートがいいなとか、こういうアレンジがいいなっていうのを詰め込んだ……そういうことよね? 間違ってたらすいません……。海外でのライブ経験が大きく影響している作り方をされてますよね。昨年リリースした「Snake」もイタリア、フランス、サウジアラビアなどで行った海外公演で、現地の音楽や観客に触れる事で受けたインスピレーションをサウンドに落とし込んだと話されていました。)Spotifyではプレイリスト『Dance Pop:Japan』のカバーも飾っています。

Omoinotake「蕾」

Omoinotakeの新曲「蕾」(つぼみ)がリリースになりました。Omoinotakeは2012年に結成されたギターレス、ピアノ・トリオ・バンド。(SpotifyとOmoinotakeでいうと2019年に大阪で行われた『Spotify Early Noise Night』にも出演しています。私もMCをした思い出の大阪『Early Noise Night』Early Noise NIght……。そして今年改めてブレイク中!)ドラマ『Eye Love You』主題歌のために書き下ろされ、2024年1月にリリースされた「幾億光年」がSpotifyで3,300万再生を突破、ストリーミングでの再生数は累計1億回を突破するなど大きく聴かれています。(SpotifyのJapanチャートでも最高2位。年明けからずっと上位にいて、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」などに並ぶ今年のヒット曲となってます。ビルボードのJapanチャートでも5月1日の週で言うとBE:FIRST、Creepy Nutsに続く3位。勢いそのままにビッグアニメの主題歌!)同作は5月4日(土)から放送がスタートしたTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第7期のエンディングテーマとなります。Spotifyでは日本のバラードを集めたプレイリスト『メランコリー-Ballads in Blue-』のカバーも飾っています。

文=竹内琢也、Y.SHOGO


『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』とは……

毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのオススメ曲や思い出ソングが紹介されるかも!? 番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!

SNSでのメッセージテーマは「#おうちにあるお気に入りのアーティストグッズ」

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2024年6月14日(金)全国映画館にて公開されるオリジナルアニメーション映画『数分間のエールを』の、作中に登場する織重 夕(歌唱アーティスト:菅原圭)のリリックビデオ企画第三弾の楽曲が公開された。

今回公開されたリリックビデオは、3月に公開した「ある呪文」、4月に公開した「ビオトープ」に引き続き、夕がアーティストとして発表したリリックビデオのひとつになる。

『数分間のエールを』は映像クリエイターチーム・Hurray!が映像統括を担当し、花田十輝が脚本を担当する劇場作品。

MVディレクションを担当するのは、「ある呪文」「ビオトープ」のリリックビデオ制作に携わる“をんたま”。イラストは神田 ヨノ子が担当している。

軽快かつエモーショナルなバンドサウンドに、力強くも儚い織重 夕(歌唱アーティスト:菅原圭)の歌声が重なった一曲になっている。オリジナル劇場アニメーション『数分間のエールを』は2024年6月14日(金)全国映画館にて公開。

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2024年7月よりTOKYO MX、BS朝日、関西テレビほかにて放送開始となるTVアニメ『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』のキービジュアル、追加キャスト、キャラクターPV第1弾が解禁された。

今回解禁されたキービジュアルには主人公・カイのほかに、天魔と呼ばれる少女・リンネ、カイの幼馴染・ジャンヌ、ジャンヌの護衛・花琳、エルフの巫女・レーレーンらメインキャラクターが描かれている。

そして今回公開されたキャラクターPVの第1弾は主人公のカイバージョン。5週連続でキャラクターPVが公開されるとのことで、その第1弾になる。

さらにジャンヌの護衛・花琳をLynnが、エルフの巫女・レーレーンを菱川花菜が担当することが発表された。キャラクター設定画とあわせてキャストからのコメントも到着している。

◆花琳(CV.Lynn)

花琳(CV.Lynn)ジャンヌの護衛。高い戦闘力を持つ。  (C)2024 細音啓/KADOKAWA/なぜ僕製作委員会

花琳(CV.Lynn)ジャンヌの護衛。高い戦闘力を持つ。 (C)2024 細音啓/KADOKAWA/なぜ僕製作委員会

<花琳役 Lynnコメント>
まずタイトルにすごく惹かれて、読んでみるとこれまたおもしろい!と感じました。あとリンネがとにかく可愛いです。演じさせていただく花琳は、研ぎ澄まされた強さを持った方なので、空気感を大切にできたらと思っています。そしてジャンヌ様を全力で護ります!

◆レーレーン(CV.菱川花菜)

レーレーン(CV.菱川花菜)エルフの森に住まうエルフの巫女。  (C)2024 細音啓/KADOKAWA/なぜ僕製作委員会

レーレーン(CV.菱川花菜)エルフの森に住まうエルフの巫女。 (C)2024 細音啓/KADOKAWA/なぜ僕製作委員会

<レーレーン役 菱川花菜コメント>
レーレーンは本作の中では蛮神族という、主人公カイ達とは敵対する立ち位置のキャラです。そんなレーレーンの、カイ達と関わり方をアニメでどう表現されるのか、私も楽しみです!そして143センチ…。エルフ…。巫女…。カワイイ…。なぜ僕の世界で、レーレーンとして生きるのがすごく嬉しいです!頑張りますので皆様、放送を楽しみにしていてください!!

 (C)2024 細音啓/KADOKAWA/なぜ僕製作委員会

(C)2024 細音啓/KADOKAWA/なぜ僕製作委員会

さらに、6月16日(日)にはカイ役・千葉翔也、リンネ役・市ノ瀬加那、ジャンヌ役・白石晴香が登壇の先行上映会の開催も決定。詳しくは公式HPにて確認して欲しい。

『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』は細音啓による小説が原作のTVアニメ化作品。主人公・カイが歴史が上書きされた世界で少女・リンネと出会い「真の世界を取り戻す」王道ファンタジー。TVアニメ『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』のさらなる情報を待ちたい。

 

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ヒトリエが6月5日にリリースするニューシングル「オン・ザ・フロントライン」をYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」でパフォーマンスする事が決定した。本日、5月8日(水)22時よりプレミア公開される。

「オン・ザ・フロントライン」は、作詞をギター・ボーカルのシノダ、作曲をドラムのゆーまおが担当。TVアニメ『無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~』オープニングテーマとして現在オンエアされており、喪失と向き合いながらも更に先へと進む意志を示す歌詞によって、それぞれの"最前線"に立つ人達の心情に寄り添う楽曲。

(C)理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生Ⅱ」製作委員会

(C)理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生Ⅱ」製作委員会

公開に際してシノダは、「オン・ザ・フロントライン」という曲は僕たちヒトリエの新曲であり、TVアニメ『無職転生Ⅱ』のオープニング曲であり、我々の破壊力の全てのような曲なので、その破壊力をとにかく伝えようという、そういう気持ちで演奏させていただきました。」とコメントを寄せている。

ヒトリエ「オン・ザ・フロントライン」配信

ヒトリエ「オン・ザ・フロントライン」配信

なお、6月5日には、1月に配信リリースとなったセンスレス・ワンダー[ReREC]とあわせて、メジャーデビュー10周年記念シングルとして両A面シングルでリリースされる。

ヒトリエは、10周年に際して10個のトピックスを発表する<10-NEN-SAI>計画を発表しており、ボーカル・ギターのシノダによる47都道府県を巡る弾き語りツアー『シノ鉄』、4月から全国ツアー「HITORI-ESCAPE TOUR 2024 10-NEN-SAI」を現在開催中。
さらには、対バンライブHITORIE 10-NEN-SAI "Versus Series”では、4月20日・大阪BIGCATにはキタニタツヤ、6月6日・東京恵比寿LIQUIDROOMには秋山黄色の出演が決定。残り1公演のゲストは今後解禁される。

5月19日からはアジアワンマンツアー「HITORI-ESCAPE “ASIA" TOUR 2024 10-NEN-SAI」の実施も決定、9月15日にはバンド初の東京・日比谷公園大音楽堂にてワンマンライブの開催と、1年を通して様々なリリースや企画が予定されている。10周年を迎え活躍の場を広げるヒトリエ。ライブにぜひ足を運びたい。
 

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4人組ロックバンド・クリープハイプが、現メンバー体制での15周年記念スペシャルプレイリスト企画「三十九、四十」の第3弾を公開した。

この企画では、現メンバー15周年を迎える2024年に39歳から40歳を迎える尾崎世界観の軌跡を振り返りつつ、各界の著名人が選ぶ珠玉の15曲をプレイリスト形式で紹介していく。

第3弾では、KATY(Haze)・宮崎朝子(SHISHAMO)・堀田茜・崎山蒼志の選曲とコメントが掲載された。

KATY(Haze)

KATY(Haze)

宮崎朝子(SHISHAMO)

宮崎朝子(SHISHAMO)

堀田茜 (C)寺田茉布(LOVABLE)

堀田茜 (C)寺田茉布(LOVABLE)

崎山蒼志

崎山蒼志

 

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2024年7月31日(水)~8月12日(月)赤坂RED/THEATERにて、舞台『ブラックジャックによろしく』が上演される。この度、新たなキャストが発表された。

佐藤秀峰による『ブラックジャックによろしく』は、研修医 斉藤英二郎が目にする日本の大学病院や医療現場の現状を描き、2003年春には連続ドラマとして放送された人気作品。

先日、第1弾として、脚本を白川ユキ、演出を田邊俊喜、三浦涼介と今江大地のダブル主演で舞台化することが発表。そして今回、佐藤アツヒロの出演が決定した。

本作では、ドラマでも高い評価を得たがん医療編を描く。今回のテーマ選定には、現在の世界的な恐怖と不安の中で、コロナ禍を経験した今だからこそ、20年前に描かれた人々の心情や死に対する葛藤が依然として鮮明であり、舞台企画製作を展開してきたアイエス・フィールドが伝えたいメッセージを持っているという考えからだったとのこと。

これらの考えに同調してくれた有志として、トップアイドルとして活躍をし、その後もドラマ・映画など俳優として活躍。近年では舞台を中心に活躍を続け、芸歴38年を誇るキャリアをもつ佐藤アツヒロが出演する。

佐藤アツヒロと、これからの時代を担う今江大地・三浦涼介の才能がぶつかり合う演劇に注目しよう。

佐藤アツヒロ コメント

この度は、この作品に出演するにあたり原作漫画を読ませていただきました。
理想と現実の中、生と死について繰り広げられる。とても重いです… ヒューマニズムのぶつかり合いを演劇にて誰にでもある正義や、そのキャラクターが持つ、残酷で理不尽な感情、世の中に存在する患者と医師による物語…新たな挑戦です。

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2024年5月19日(日)CS放送「衛星劇場」にて本格ミステリー歌劇『46番目の密室』がテレビ初放送される。

2023年10月にKAAT神奈川芸術劇場にて上演された本作は、小説家・有栖川有栖による火村英生シリーズの第1作目を舞台化したもの。バディ作品として、火村英生と有栖川有栖の関係性を舞台オリジナルのストーリーで描く。キャストには多彩な面々が集結。井澤勇貴が犯罪社会学者の火村英生を、矢田悠祐が作家の有栖川有栖を演じる他、津田英佑、吉沢梨絵、飛香まい、阿久津仁愛らが出演している。

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アーケード音楽ゲーム『オンゲキ』の稼働6周年を記念したワンマンライブ『オンゲキ 6th Anniversary Live ~Individual on parade!~』を2024年8月10日(土)にSpotify O-EASTにて開催することが発表され、ライブ特設サイトが公開された。※特設サイトのURLは欄外に掲載。

現在出演が決定しているのは、皇城セツナ(CV:八巻アンナ)/三角 葵(CV:春野 杏)/藍原 椿(CV:橋本ちなみ)/井之原小星(CV:もものはるな)/東雲つむぎ(CV:和泉風花)の5名。

そしてライブチケットは、本日よりオフィシャル1次先行の受付がスタート。全キャラクター集合描きおろしライブビジュアルを使用したAimeカードやB2布ポスターなど、豪華特典付きのチケットも用意されている。

ONGEKI 6th Anniversary CD 「Individual on parade!」   (C)SEGA

ONGEKI 6th Anniversary CD 「Individual on parade!」 (C)SEGA

さらに、本ライブタイトルにも冠された『オンゲキ』の6周年記念楽曲「Individual on parade!」を収録した6周年シングルCDの発売も決定。

2年ぶりとなる『オンゲキ』待望のワンマンライブ『オンゲキ 6th Anniversary Live ~Individual on parade!~』のチケットを早めに手に入れておきたい。
 

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バレーボールの国際大会『バレーボールネーションズリーグ2024』が5月14日(火)に開幕する。それに先駆けて、男子日本代表のフィリップ・ブラン監督および選手たちがキックオフ会見を行った。

『バレーボールネーションズリーグ2024』では、世界のトップチーム(男女各16チーム)が最大14カ国で3週にわたって予選を戦う。このうち男子予選の第2週にあたる『買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024 福岡大会』が6月4日(火)~9日(日)に福岡県北九州市で行われ、ここに男子日本代表チームが出場する。

会見では南部正司強化委員長が登壇。「フィリップ・ブラン監督体制が2022年に発足してから3つの目標があった。東京オリンピックからの強化の継続、各大会で出た課題をクリアしてチームを成長、2チーム体制の強化。2チーム体制とは、Aチームになにかあった場合の円滑なメンバー交代、そして若手の育成がある。2024年にあたり、東京オリンピック以上の体制が整ったと思っている。パリオリンピックではミュンヘンオリンピック以来のメダル獲得を目指す」とコメントした。

続いてフィリップ・ブラン監督が登壇すると、まずはスローガンである「ALL FOR PARIS CREATING HISTORY TOGETHER すべてはパリのためにともに歴史を作る」を掲げた。そして「私の願いは大きな夢を見ること。それはオリンピックでメダルを獲得すること。『ともに』という言葉を使うことで、バレーボールに関わるすべての人と心を一つにしたい」と説明。さらに、「メダル獲得は非常に野心的な目標。競争は厳しいものになるが、私たちにはこれに立ち向かう熱意と決意がある」とパリオリンピックに向けての決意を表した。

さらに、『バレーボールネーションズリーグ2024』については、「非常に大切な大会で、2つの目標がある。ひとつはチームが高いパフォーマンスを発揮すること。2つ目は6月26日に行われるパリオリンピックの抽選会に向け、有利な抽選結果を得るために世界ランキングで上位5位以内に入ること。そうすればパリオリンピックの抽選でいいポジションをとれる」と、大会で上位に入ることがパリでメダルを獲得するために重要との見方を示した。

なお、会見ではイタリア セリエAチームに所属の石川祐希と高橋藍が5月31日からチームに合流し、福岡大会に出場することも明らかにされた。質疑応答では「メダルを取る自信はある。技術面、フィジカルだけでなくメンタルも強化している」と、メンタル面の強化にも自信を示している。

その後は、主将・石川祐希を先頭に選手たちが登場。石川は「パリでメダルをとるためにすべてをかけていく」、高橋藍は「VNLでは去年以上の成績をあげたい。パリもメダルをめざす」と、それぞれがパリオリンピックへ向けての抱負を語った。

石川祐希

石川祐希

高橋藍

高橋藍

『バレーボールネーションズリーグ2024』の男子予選ラウンドは、第1週が5月21日(火)~26日(日)にトルコ・ブラジル、第2週が6月4日(火)~9日(日)に日本・カナダ、第3週が6月18日(火)~23日(日)にスロベニア・フィリピンで開催される。この結果を受けた6月26日には、パリオリンピックの抽選会が行われる予定だ。

男子はパリオリンピックに向けて最善の道を目指し、女子はオリンピック出場権を懸けた大会となる『バレーボールネーションズリーグ2024』。そんな両者の目的を叶えるためにも、福岡大会は熱戦の舞台となるだろう。

写真使用:JVA2024-05-036

 

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マルチプラチナを誇るグローバルスター、シーア(Sia)が、約8年ぶりのオリジナルアルバム『Reasonable Woman』をリリースした。

今作ではシーアの友人や長年のコラボレーターである、チャカ・カーン(Chaka Khan)、パリス・ヒルトン(Paris Hilton)、カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)、ラビリンス(Labrinth)、ティエラ・ワック(Tierra Whack)、カリ(Kaliii)、ジミー・ジョリフ(Jimmy Jolliff)等のパワフルなタレントが参加。ファーストシングルとしてリリースされた「Gimme Me Love」は既に全世界で2億回ストリーミングされている。

なお、新アルバム『Reasonable Woman』の国内盤CDにはボーナストラックが含まれており、各店舗ではステッカーや缶バッジ、アクリルキーホルダー、メガジャケなどの特典が用意されているので、詳細や対象店舗はオフィシャルサイトで確認してほしい。

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第68回岸田國士戯曲賞を受賞した池田亮『ハートランド』の書籍化が決定した。授賞式でのコメントも届いたので紹介する。

『ハートランド/養生』

『ハートランド/養生』

2024年5月7日(火)に第68回岸田國士戯曲賞の授賞式が、学士会館にて行われ、『ハートランド』で受賞した池田亮が出席。

本賞は、白水社が主催し、演劇界に新たなる新風を吹き込む新人劇作家の奨励と育成を目的に、1955年に新劇戯曲賞として設置され、1961年には「新劇」岸田戯曲賞、1979年に岸田國士戯曲賞と改称され今日に至る。新人劇作家の登竜門とされることから、「演劇界の芥川賞」とも称されている。

授賞式より  池田亮

授賞式より  池田亮

賞状と、正賞の時計、副賞が贈られた池田亮は受賞者挨拶で「自分の創作は『痛み』が根幹になっている。どの作品を作る時も、色々な自分の痛みを発端にしているのに、創作していくとまた別の痛みが加わって、もう痛みのループ。でも、やめられない。そこから、なにか飛躍した作品を作りたいと思い、自分を問い直して作ったのが『ハートランド』です。賛否が割れて、長いという感想が多いことにより燃えて、ある種、自分を取り戻したんじゃないかと思っています。今回この賞をいただいて、もっと次に、次にどんどん進んで良いんだなと思いました。これからは、今までのことを含めて、また新しい表現というところで、色々な作品を作っていくような作家になりたい」とコメント。受賞への感謝と、更なる創作活動への意気込みを述べた。

注目の次回作には、9月にシアタートラムで上演の新作『球体の球体』が控えている。

池田亮(いけだ りょう) プロフィール

脚本家・演出家・俳優・造形作家など多方面で活躍。1992年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。2015年「ゆうめい」を結成。ハンドメイドショップ「トイフクロ」運営。創作の多面性を追求している。
最近の作品に、劇団ゆうめい『あかあか』、『養生』、デヴィッド・ルヴォー演出・香取慎吾主演の『テラヤマキャバレー』脚本、フジテレビ『美大の駅伝』監督・脚本、『クリスタルハンドルの水栓リング』発起・カプセルトイ原型など。『ハートランド』にて、第68回岸田國士戯曲賞を受賞。

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2024年6月23日(日))天王洲アイルKIWAにて、ミュージカルを中心に活躍する笠松はるとオペラを中心に活躍する大山大輔による初めてのデュオライブが開催されることが決定した。

ミュージカル、ストレートプレイ、オペラにも出演する笠松はるとオペラ歌手であり役者、ミュージカルにも出演する大山大輔。二人は東京藝術大学から大学院と同期で過ごし、劇団四季の『オペラ座の怪人』ではクリスティーヌと怪人として競演。それぞれの世界で走り続ける二人は、実は全く同じ誕生日、血液型も同じの《Twins》まさに双子のような存在だ。演奏には同じく東京藝術大学時代出身である安田結衣子(ピアノ)と渡邊一毅(クラリネット)の二人が参加する。

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喜劇発祥120年という記念すべき2024年、5月10日(金)より大阪松竹座にて松竹新喜劇が本公演を行う。演目は、喜劇の生みの親として知られる曽我廼家五郎(筆名:一堺漁人)が著した「幸助餅」と、上方喜劇の名優・曽我廼家十吾(筆名:茂林寺文福)と二代目 渋谷天外(筆名:舘直志)による合作の「村は祭りで大騒ぎ」。さらに、大阪出身の演歌歌手・川中美幸もゲスト出演、持ち前のコメディセンスで盛り上げる。今回は、松竹新喜劇の劇団員と川中美幸が意気込みを語った取材会と、川中と親交も深い曽我廼家寛太郎、二人の対談の模様をお届けする。

喜劇発祥120年のメモリアルイヤーに10代の新メンバーも誕生!

下段右から天外、扇治郎、川中美幸、天笑、文童、上段右から山川大遥、玉太呂、八十吉、いろは、一蝶、桃太郎、寛太郎、一二三

下段右から天外、扇治郎、川中美幸、天笑、文童、上段右から山川大遥、玉太呂、八十吉、いろは、一蝶、桃太郎、寛太郎、一二三

登壇者の挨拶では、それぞれ次のように語った。

藤山扇治郎:喜劇発祥120年記念の公演ということで曽我廼家文童さん、曽我廼家一二三さんに参加していただいております。またゲストに川中美幸さんに華を添えていただきます。お客様に喜んでいただけるよう一生懸命、頑張っていきます。

渋谷天笑:川中さんのお客様に松竹新喜劇を観ていただき、新喜劇のお客様に川中さんの歌を聴いていただけたらと思います。どうぞ松竹新喜劇、ご宣伝のほどよろしくお願いいたします。

曽我廼家一蝶:曽我廼家の名前をいただいて3年目になりました。本日はたくさんの曽我廼家の先輩も来ていただいて、すごく嬉しいです。頑張ります。

曽我廼家いろは:曽我廼家の一人として出演させていただけることに、とても嬉しく思っております。また、この喜劇が120年、130年、140年、150年と、どんどん続けていけるように精進してまいります。

曽我廼家桃太郎:今回は先輩方もお越しいただきます。重厚感のあるお芝居を、楽しくお届けできればと思っております。

渋谷天外:周りを見たら曽我廼家ばかりで、渋谷は私と天笑の二人しかいてません。どうぞ曽我廼家よりも渋谷の方を大きく書いていただければ、渋谷家としては本当にありがたいと思います。

曽我廼家八十吉:いつも一生懸命頑張っているつもりでございますが、この5月は特に必死でやらないといけないなと、自分の体のように重く感じております(笑)。

曽我廼家寛太郎:私が曽我廼家の名前をいただきましたのは、藤山寛美先生のお力添えで、1982年のことです。今年で丸42年になりました。男の厄で言うたら後厄ですので、この5月までで厄落としができるように、また曽我廼家の名前を継承した「3年目の若手たち」には負けないように頑張ってまいります。

曽我廼家玉太呂:私が劇団に入団してから早いもんで50年が経ちました。古株になってしまいましたけれども、若手が一生懸命頑張っております。私も負けないように一生懸命、努力させていただきます。

川中美幸:おはようございます。歌謡界のソメイヨシノ・川中美幸です(笑)。喜劇発祥120年という記念の年に、歴史のある舞台に出させていただき本当に胸がいっぱいです。できる限り精一杯、情のあるお母さんを演じたいと思っています。

曽我廼家文童:古い曽我廼家の名前を若手の皆さんがよう継いでくれたなと思っているんです。というのは、ホテルのフロントで宿泊の名簿に書いても曽我廼家と呼んでいただいたことがないんです。これからは若手の人に頑張っていただいて、どこのホテルに行ってもすんなりと「そがのや」と言ってもらえるようにしていただくことを祈っております。

曽我廼家一二三:この記念すべき公演に参加できますことを、心より嬉しく思っております。そして皆様方の足手まといにならないように頑張りたいと思っております。

松竹新喜劇

松竹新喜劇

また、本公演より15歳の山川大遥が松竹新喜劇に入団することも決定した。山川はしっかりした口調でこう挨拶した。「この4月から松竹新喜劇に入団させていただきました。春からピカピカの高校1年生、山川大遥でございます。松竹新喜劇には、以前より参加し、観劇させていただいていました。松竹新喜劇の笑えて泣ける、心を動かされるお話が本当に好きで、劇団員の皆さんの中でお芝居をさせていただきたいなと思っていたので、今回、入団のお話をいただけて本当に嬉しいです。一つ一つの舞台、一つ一つの役作りを精一杯頑張っていきますので、これからどうぞよろしくお願いいたします」。

川中は、このたびゲスト出演するに至った経緯を「髙田次郎さん、そして文童さん、寛太郎さん、今は一蝶さんに改名されていますが当時は植栗さんが私の舞台に出ていただいて、華を添えていただきました。そのとき、文童さんが「美幸さん、喜劇やりはったらええのに、喜劇やりはったらええのに」とずっと言ってくださって。早くから文童さんは私の才能を見抜いてはったんやなと(笑)」と明かした。

文童に川中の喜劇女優としての魅力を尋ねた。「川中座長はご自身の歌の合間にお客さんと対話をされるんですよね。一人で喋って、一人でお客さんを笑わせてはる。その姿を袖から見ていて、喋りといい、間(ま)といい、これは喜劇で使うべきものと違うかなと。いろんな役者と絡んでいったら、もっと笑いが膨れ上がっていくんじゃないかと感じましたので、大それたことですけども「どうですか、やってみはったら」と川中座長に言うた記憶があります」。

松竹新喜劇は昨年5月より藤山扇治郎、渋谷天笑、曽我廼家一蝶、曽我廼家いろは、曽我廼家桃太郎という若手5人が劇団の顔となり、若い世代にもその魅力のPRに努めている。扇治郎は「世の中便利になってはいますが、変わってはいけないこともあり、それは先輩がたが残されてきたお芝居に通じると思います。あまり変えずに若い世代に伝える方法を考えなければいけない」と120年続く喜劇の本質を語る。そして「毎回言っていますが、新喜劇というと世の多くの方は吉本興業さんの方を想像されると思うんです。若い世代の方たちにも松竹新喜劇があるんだということを分かっていただけたらいいなと思います」と天笑、「今回は山川くんも出ますし」と10代の新メンバー、山川にも期待を込めた。

山川は「同世代の友達に「また舞台に出る時に呼んでや」とか言われたりするので、高校生とか若い世代の人たちにも自分から積極的に言って、松竹新喜劇を有名にしていきたいですし、僕の活躍を見てほしいので友達に広めていきたいと思います!」と抱負を語った。すると「大人」の劇団員全員が一斉に山川の方を向き、「よろしくお願いします!」と頭を下げ、会場の笑いを誘った。

川中美幸×曽我廼家寛太郎、あうんの呼吸でテンポ抜群!

続いては、川中美幸と曽我廼家寛太郎の対談を。早くも幕開けが待ち遠しくなる、二人の息の合ったやり取りを楽しんでほしい。

――改めてお二人のご関係をお聞きしたいのですが、寛太郎さんが川中さんの舞台で共演されたのがお知り合いになったキッカケでしょうか?

川中:そうですね。初めてお会いした時は……何年前やったかな。

寛太郎:あれは8年くらい前になりますかね。大阪の新歌舞伎座の正月公演でした。その前から川中さんの舞台は何度も客席から拝見させてもらって、楽屋にもご挨拶させてもらっていて。それがご縁で正月公演に出させていただき、がっつり絡ませていただきました。

川中:すぐ意気投合しました(笑)。

寛太郎:川中さんの座長公演に出させていただいたのは大阪で二回、東京で一回なんですけど、すごく中身の濃い三回でした。これは私が自負していることなんですが、松竹新喜劇の劇団員の中で一番、東京にある川中さんのお好み焼き屋さんに行った人間だと思うんです(笑)。それは負けない自信があります!

川中:そうそうそう(笑)。

寛太郎:一番、豚玉を食べている男やと書いといてください(笑)。

川中:こんなことを言うと失礼ですけど、寛太郎さんはいじりやすいというかね、ものすごくやりやすいんですよね。ボールを投げてもすぐに返ってくる安心感があります。

寛太郎:それはね、川中さんが持っていらっしゃる即興力であり、喜劇的センスであり、頭の回転の速さ。そういうものが群を抜いています。あと、トーク力。先ほども文童さんがお話をされていましたけれども、川中さんのような方は松竹新喜劇にパチーン! とはまると思いました。

川中:物心ついたころから笑いといえば松竹新喜劇。うちの両親も大好きで、あのころは「寛美、寛美」とよく言っていました。私も子供ながらに「あのね、もしもし?」とかって藤山寛美さんのものまねをして。「もしもし? お父さん?」「あほあほ言うけどね」とか。そういう笑いが子供のころからしみついているというかね。松竹新喜劇さんのお芝居は、笑わしたろ! というものではなくて、自然にふっと笑えたり、なんか知らんけどとめどなく涙が出てきたり、最後は温かい空気が流れたり。うちの母も「お母ちゃんはこういう笑いが好きや」とよう言ってました。「松竹新喜劇を観に行きたい」と言うから、晩年も新橋演舞場に車椅子で行っていたんです。

川中美幸

川中美幸

――そういう思い出もおありだったのですね。

川中:私の舞台で皆さんに華を添えていただいて。きっといつかご縁があると思って、それで去年は「出たい」と言い続けたんです。

寛太郎:川中さんのお店で、お好み焼き食べている時にね。

川中:そう。お好み焼きを食べながら「寛太郎さん! 私、出たいねんけど、どうしたらええ!?」言うてね。

寛太郎:「いや、出てくださいよ!」って。せやから「ちょっと録音していいですか?」と言って、スマホを川中座長の顔に近づけました。

――その録音されたデータはどうされたのですか?

寛太郎:まだ残ってます。お披露目はしてないんですけどね、音声データは残ってます。

川中:「出たい。出たい、私、松竹新喜劇に出たいです!」とか言うたのを録音してもらって(笑)。出演が決まって、「私、松竹新喜劇にお世話になるねん」といろんな方に言うたら、「ぴったりやな」と言われたんです。「ちょっと違和感ある」と言われたらどうしようかと思ったんですけど、「美幸さん、ぴったりやわ」と。それが嬉しいですね。内に秘めたらいかんなと、言霊はあるんやなと思いました。本当に夢のようです。

寛太郎:さっきの取材会でも、終わってから「私、(その場に)なじんでた? なじんでた?」とえらい気にしてはって。一発目に「歌謡界のソメイヨシノです」言うてはりましたがな~言うたら、「いや、なんか笑わせなあかん思うて」と。この日のためにいろいろ仕込んできはったんやなと思いました(笑)。

川中:やっぱり掴まなあかん思うてね(笑)。ある程度ベテランと言われるようになりましたら、若手の子たちが挨拶に来るでしょ? そしたらね、緊張しはるんですよ。なんで私に緊張するのかなと思うから、もう自分かパーッと(心を)開くんです。そしたら皆、「美幸さんの楽屋に行くのが楽しみや」と言うてくれるようになって。私も先輩方によくしてもらったことを思い出して、自分から手を差し伸べるように心がけるようにはしています。

――今回はお稽古場がさらに明るくなりそうですね。

寛太郎:そうですね。しかもね、全然わざとらしさがないし、スベらないんです。これは、ご自身の歌謡ショーのおしゃべりコーナーで、いかに即興で、お客様とやり取りされて、わんわんお客様を沸かしてはるか。現場で培われたトーク術とセンスだろうなと思います。

川中:まあ、場数です(笑)。

――今回お二人は、「村は祭りで大騒ぎ」で共演されます。川中さんがお姉さんで、寛太郎さんが弟の役ですね。

川中:なんで私がお姉ちゃん!? って冗談ですけどね(笑)。

寛太郎:こんなハゲ散らかした弟でね(笑)。

曽我廼家寛太郎

曽我廼家寛太郎

――もしお二人が本当のご姉弟だったら、どんな関係性になっていたと思いますか。

川中:このままちゃいます?

寛太郎:このままでしょうね。

川中:たとえば寛太郎さんがお兄さんであっても、妹の方がお兄さんを引きずり回しているような感じがします。でも、夫婦の役もやっていたんです。

寛太郎:ありましたね。その夫婦も別れましたけど(笑)。僕が借金で逃げるという役で。

川中:今回の台本を読みましたが、最高ですね。

寛太郎:お客様に楽しんでもらえる二人のシーンもありますしね。どちらかと言ったら僕はボケの方なので、川中さんにツッコんでいただいたり。でも川中さんもボケはると思うので、僕もツッコまなあかんなと思ったり。そのやり取りがうまいこと喜劇になったらいいなと思います。

――初めての松竹新喜劇ということで、川中さんから寛太郎さんに何かお聞きしたいことはありますか?

川中:松竹新喜劇という歴史ある劇団の中に私が参加させていただくものですから、いつもの舞台とはちょっと違う緊張感もあります。だから寛太郎さんには「どんなふうにお稽古しはるの?」とか聞かせていただいて。

寛太郎:そうなんですよ。

川中:私はできるだけ劇団の色に自分から染まっていかなあかんと思っています。お芝居は調和やから、できるだけ若い人たちにもなじむように。新しいところに参加させていただくので、そういう気持ちで臨んでいきたいなと思います。そうして新たな感性も磨きたいですね。

寛太郎:皆に溶け込むことをすごく気にしてくださっているのが嬉しいですね。

――寛太郎さんから何かアドバイスはありますか?

寛太郎:アドバイスなんか、とんでもないです。

川中:してほしい。

寛太郎:川中さんは座長でも、お一人でも、すごいパワーをお持ちの方なので、若手も含めて劇団員で束になって川中さんと拮抗できるように頑張りたいと思います。少々の人間が束になってかかっても川中さんには勝てません。

川中:どんなんや(笑)!

寛太郎:ゴジラやないけども(笑)。

――川中さんの座長公演でも、包容力がすごいおありなので……。

寛太郎:そうなんですよ。多分、そういうところもちょっとずつ出していきはると思うんです。お一人でも大きな空間を埋めるだけの力も持っている方やから。

川中:……どうしよう、千穐楽のころには「曽我廼家美幸」になってたら(笑)。

寛太郎:話題性がありますね(笑)。ほなら私は「川中寛太郎」になるかな。

――川中さんは同じく「村は祭りで大騒ぎ」で曽我廼家いろはさんと親子の役です。いろはさんとの初共演はいかがですか?

川中:いろはさんもかわいらしい、品のある方ですね。松竹新喜劇は笑いに品があるから好きなんです。品は大事やと思います。今回は、亡くなったお母ちゃんのことを思い出して、いろはさんに母の愛情をたっぷりと出したいなと思います。あと、観てくださった方にも「こんなお母ちゃんやったらええな」と思ってもらえたら。母というのは、皆さんのテーマですからね。情がたっぷり出せたらいいかなと思います。

――まだ公演前ですが、今後もご出演されることを期待しております。

寛太郎:僕も第二弾、第三弾を考えてますよ。川中さん、次はこの役がええなとかね。いっぱいあります。

川中:いやっ、とんでもないです。ひょっとしたらもうこれで糸へんに冬かもしれないし……。

寛太郎:糸へんに冬で「終」。

川中:ふふふ(笑)。私ね、松竹新喜劇が好きでしょ。だから楽しみたいと思うんですよ。そういう楽しい心が絶対、お客さんに伝わるから。これからの時代は笑いがないとあかん。肩の凝らないお芝居。泣けて笑えてほっこりして。ね? 

寛太郎:ほんまです。少しでも笑いやら、勇気やら、生きる希望を受け取ってもらえたら。ほんまにベタですけども、うちはベタでいいと思っているんです。お客さんが元気になる舞台を繰り広げたいですね。

左から川中美幸、曽我廼家寛太郎

左から川中美幸、曽我廼家寛太郎

取材・文=Iwamoto.K 撮影=井川由香

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"都会の夜の帳を舞台に、ノスタルジーな音楽を手がける"をコンセプトに、80~90年代の邦・洋楽の名曲群をカヴァーするプロジェクトとして、2019年夏に活動をスタートしたTokimeki Records。2021年にリリースしたオリジナルアルバム『透明なガール』の曲と曲の間で展開された主人公の古町ミナの移ろう心模様を表現したインストゥルメンタルアルバムを5月22日にリリースする。

先行シングルとしてフランスのリヨン出身27歳の作曲家、ヒップホップ・ビートメーカー、DLJとの共作「Blue Moon」をリリース。美しいピアノのメロディが印象的な、ダウンテンポでローファイな作品に仕上がっているという。ピアノでは、Tokimeki Recordsのライブでもキーボーディストとして演奏を担当する宮脇翔平が参加。

DLJからのコメント

DLJ

DLJ

Tokimeki Recordsがインストゥルメンタルアルバムに招待してくれて本当に嬉しいです。私が昨年、私のインディーポッププロジェクト「felio」で彼を招待した後でした。彼は自分のコンセプトアルバムについて話してくれ、私はいくつかのデモを送ってもらいましたが、本当に気に入りました。私はヒップホップやジャズの影響を受けたアーティストなので、このトラックを作成し、彼のピアニスト、宮脇翔平氏の素晴らしいピアノコードを含む素材を持っていてとても嬉しかったです。
私は「Blue Moon」をメロウなフェンダーローズサウンド、繊細なピアノ、重ねられたトランペット、そして力強いヒップホップドラムキットで作曲しました。
深夜のジャズクラブや最近の東京や日本への旅からインスピレーションを得ようとしました。
このトラックを楽しんでいただけることを願っています。ぜひアルバムも聴いてみてください!

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