『RUSH BALL in 台湾』3daysの出演者発表ーー[Alexandros]、Creepy Nuts、go!go!vanillas、Saucy Dog、踊ってばかりの国ら出演決定

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2023年12月13日(水)、14日(木)、15日(金)の3日間、台湾で開催されるライブイベント『RUSH BALL』の出演アーティストが発表された。

今年、25周年を迎えた大阪の野外ロックイベント『RUSH BALL』が、台湾で公演を行うのは2018年の初開催から5年ぶりとなる。今年は新たに「on the ROAD」と題して、12月13日(水)のLegacy Taichung 傳 音樂展演空間、12月14日(木)のZepp New Taipeiには、[Alexandros]、Creepy Nuts、go!go!vanillas、Saucy Dogが出演。

12月15日(金)は『RUSH BALL × FRIENDSHIP. in 台湾』として台北 The Wall Live Houseで開催され、踊ってばかりの国、ゲシュタルト乙女、東京初期衝動、LITE、TENDOUJIが出演する。

日本国内向けチケットは、9月3日(日)10:00~9月10日(日)23:59までイープラスにて抽選受付中。

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SAKANAMONが、「PLUS ONE(プラスワン)」をテーマにした3部作の配信シングル第2弾として、9月3日(日)に「4696 feat.meiyo」をリリースすることを発表した。

今作は中毒性抜群のサウンドと言葉遊びがクセになる“白黒つけない”がテーマのキラーチューンとなっている。第2弾となる今作は「声」をテーマにしており、ゲストボーカルとして TikTokで「なにやってもうまくいかない」などが話題のシンガーソングライターmeiyoが参加。藤森とmeiyoの掛け合いにも注目だ。

「4696」ジャケット

「4696」ジャケット

あわせてジャケット写真も公開。前作「光の中へfeat. 田辺由明(マカロニえんぴつ)」に続き大楠孝太朗が担当した。

また、本日から15周年締めくくりツアーもスタート。メンバーの地元である青森・宮崎・東京を含む全11ヶ所を周り、ツアーファイナルはバンド結成日、16周年目にもあたる11月11日(土)に東京・恵比寿LIQUIDROOMで行われる。

meiyoコメント

ずっとずっと憧れていたSAKANAMONの新曲「4696」にゲストボーカルとして参加させて頂きました。

meiyo、感激の涙4949、むしろ59です。

一見「4696」な2人の声が混ざり合って初めて1つのメロディが完成するという巧妙な作りに2828したのもつかの間、

レコーディングではメインボーカル2人ならではの09深さや、メロディの難43に4989……どうにかこうにか4649やらせていただきまして大変5963、今度02615♨️…ってな感じで、非常に楽しかったです。

言葉遊びを軸にしながら、実はとっても普遍的で、簡単なようで難しく、当たり前だけど忘れてしまいがちな大切なことがテーマになっている、と思います。僕は。

とても素敵な楽曲に仕上がりました。楽しんで頂けたら幸いです。

meiyo

meiyo

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『セールスマンの死』、『るつぼ』などで知られるアメリカの劇作家アーサー・ミラー。20世紀を代表する彼が描いた社会派ドラマ『橋からの眺め』が、2023年9月2日より、東京、北九州、広島、京都で上演される。違法移民の従兄弟家族を受け入れたことで一家に巻き起こる悲劇を描いた本作は、ピュリツァー賞をはじめ、数々の賞を受賞。近年はウエストエンドでリバイバル作品として上演され、マーク・ストロング主演、イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出のもと、ローレンス・オリヴィエ賞、トニー賞の各賞を総なめにした。

日本における公演で演出を務めるのは、演劇・オペラの演出家として定評があるジョー・ヒル=ギビンズ。かねてよりミラー作品の演出を熱望していた彼が、日本での初演出を手がける。主演は13年ぶりの舞台出演となる伊藤英明

初日に先駆けて、ジョー・ヒル=ギビンズ伊藤英明、坂井真紀、福地桃子、松島庄汰、和田正人、高橋克実による会見が行われた。

ーーまずはジョーさんに、初の日本演出への意気込みをお聞きしたいです。

ギビンズ:ここに来ることができたのも、素晴らしい俳優たちと作業を進められたのも素晴らしい経験です。今回の見どころをお話ししますと、1950年代のアメリカを舞台にした作品ですが、古代ギリシャ演劇に大きな影響を受けています。現代社会において、この作品を通して何を伝えるかを重視しました。そこで美術家のアレックス・ラウドとともにこの作品の焦点となる不法移民の世界について考えました。作中にはイタリアからの不法移民が登場します。昨今、世界各地に存在する移民者を反映しているとともに、ある家族を中心に据えた物語でもあります。国に関係なく共感できるのではないかと期待しています。

ーー初日に向けての意気込みを教えてください。

伊藤:1ヶ月近く稽古を積み重ね、ようやくここまで来たので楽しみです。今日もギリギリまで稽古をしました。ドキドキしつつ、皆さんと一緒に作り上げていくことを楽しみたいですね。

坂井:約60年前に書かれた作品ですが、力強くて色褪せないと感じます。さらに、ジョーさんが現代に置き換えて面白い演出をつけてくださり、素敵なセットの中で演じられます。ぜひ楽しんでほしいと思っています。

高橋:ジョーさんが今日も細かいところまで突き詰めてくれました。丁寧というかもはや執念深いです(笑)。でも、諦めないジョーさんの姿を見て、私たちが絶対に客席を湧かせないといけないと思いましたね。

福地:私は舞台初出演で、こんなにも長くキャストの皆さんやスタッフさん、カンパニーの皆さんと時間を共有するのも初めてでした。でも、あっという間にこの日が来たと感じています。信頼できる皆さんとお芝居を作れるのがありがたいですし、お客様が入って幕が空いたら私自身も思いもよらないものを受け取れるんじゃないかと感じています。楽しい初日を迎えられたらと思います。

和田:主演の伊藤さんをはじめ、坂井さん、高橋さん、福地さんなど皆さんセリフ量が多いんです。苦労されている姿を見ていましたが、みんなで早く来たり居残りをして練習したり、稽古を重ねるうちにチームワークができていく様子を見て「いける!」と思いました。ジョーさんについていけば必ずいい作品をお届けできると感じました。

松島:セットや衣装を見ただけでもすでに楽しいと思います。見た目だけでなく中身もお客様の印象に残るように頑張っていきたいと思います!

ーー伊藤さんは13年ぶり、福地さんは初の舞台出演です。

伊藤:節目となる50歳を目前にして、芝居というものに向き合いたいと思ったタイミングでこの作品とジョーさんに出会いました。稽古を重ねる中で、積み上げたものが毎日ゼロになって、また積み上げて、気付きがあってという日々でした。これはいつ終わるんだと思いましたが、13年前の感覚とは違って、早くこれをみなさんに届けたいと思いました。これを終えた時に自分自身どんな景色が見えるか楽しみですし、共演者の皆さんとジョーさんには感謝しかないです。しっかりとお客さんの心を掴んで物語を届けたいです。

福地:ジョーさんの演出が毎日楽しいとみなさんも言っていたし、私もそう思いました。舞台に慣れているみなさんも驚くような新鮮な演出やウォーミングアップもあり、初舞台というコンプレックスを感じることなく楽しくできました。

ーー稽古で印象的だったことはありますか?

坂井:ウォーミングアップで、回数を決めて輪になってバレーボールを繋いでいくんですが、ジョーさんが一番燃えていたのが印象的でした(笑)。

和田:稽古中に誕生日を迎えてケーキでお祝いしていただいたんですが、稽古が佳境でみなさん本当に大変そうな時期で。あとで写真を見返したら、僕とジョーさん以外みんな顔は笑っているけど目が笑っていませんでした(笑)。大変だったんだなって後から認識しました。

高橋:ジョーさんはお芝居がとても上手です。伊藤くんにボクシングのシーンを教えているのを見て、やっぱりジョーって名前の人はみんなボクシングが上手いんだなと思いました。

一同:(笑)。

松島:伊藤さんが稽古に向かう姿勢は勉強になりました。最後の方は稽古3時間前にいらっしゃって、稽古場が開くまで車の中で練習して、そこから2時間自主稽古する姿を見ていたので、すごく刺激を受けましたね。

ーージョーさんから見て、日本の俳優のみなさんはどうでしたか?

ギビンズ:(松島)庄汰さんが今言っていた通り、みなさんすごく頑張って練習していました。イギリスだと、演出家が帰った後も俳優たちが練習するという状況はまずありません。そんなことが起きるとしたら、演出がひどくて「これじゃダメだ」と自主的に作る必要がある時。今回はそういうケースではないと思っておきます(笑)。

一同:(笑)。

ーー最後に、お客様へのメッセージをお願いします。

伊藤:ぜひいらっしゃってください。

一同:それだけ?

高橋:今回、セットもすごいことになるんですよ。見てわかる通り衣装もなかなかです。やる方は大変ですが、この空間を楽しんでいただけたら。

福地:確かに、お客さんとして見てみたいですよね。

伊藤:スピード感がすごくあるし、エネルギッシュ。そのエネルギーをみなさんに届けられたら。じゃあ最後に松島くん。

松島:えっ!? 伊藤さんはすごくたくさん喋るので、最後まで喉がもつように祈っております!

 

※以下、ゲネプロの写真とレポートあり

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

会見でもセットや衣装の話が出たが、まず目を引くのはずらりと並んだコンテナのような背景と雑多に置かれた生活用品。基本的に家の中で話が展開するが、彼らの暮らしぶりから周辺の様子や町の景色までスムーズに想像できる。シーンによって上部の照明が降りてくることもあり、閉塞感が増す演出も面白い。

伊藤はこれまで真面目に働き、妻と姪を養ってきたエディのひととなりを丁寧に表現。妻・ビアトリスの従兄弟が現れたことで、姪に向ける愛情の種類がわからなくなっていく様子を生々しく見せている。冒頭の過保護ながらも愛情深いエディが魅力的なぶん、彼が少しずつ変化していく過程にゾッとさせられた。

1950年代の港湾労働者というパーソナリティもあるのか、ブロンドで歌や料理が得意な色男・ロドルフォ(松島庄汰)を毛嫌いしてことさらに“男らしさ”を強調する姿は滑稽ですらある。同時に、移民などのマイノリティが社会や職場というコミュニティでうまく生きていく難しさを感じてやりきれなさも覚える。

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

姪のキャサリンを演じる福地は、少女らしいあどけなさと大人の女性の艶やかさを両立させ、危うい魅力を振り撒いている。ロドルフォへの愛と、育ててくれたエディへの情の間で揺れ、戸惑う姿が痛々しい。 エディの妻・ビアトリスを演じる坂井は、複雑な心中を台詞や表情で的確に見せている。エディへの憤りや心配、キャサリンに対する大人の女性としての忠告など、家族を保とうという努力がエディにもキャサリンにも伝わらりきらないのが切ない。

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

出稼ぎのために密入国してくるビアトリスの従兄弟・マルコ(和田正人)とロドルフォは、一口に「移民」といっても一人ひとりにさまざまな理由や思いがあることを改めて認識させてくれる。また、生きていくために仕事を求めてアメリカにやってきたが、故郷のシチリアに対する愛やプライドは失っておらず、法律や面子に対する意識もアメリカ人とは違う。エディに世話になってはいるが、だからと言って侮辱されるのは我慢ならないという思いをともに説得力を持って見せており、緊張感のある関係性を繊細に描き出していた。

エディたち一家と交流があり、本作の語り手でもある弁護士・アルフィエーリ(高橋克実)は、観客に近い立場でエディたちを見ている存在。エディの狂気にも似た感情を目の当たりにし、何度も忠告しながらも家族の問題に介入できずにいる第三者のもどかしさや苦悩が印象的だ。悲劇に心を痛めながらも、どこかあたたかさをもって語る姿に惹きつけられる。

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

日本ではまだそれほど移民問題が注目されていないが、家族の関係性、文化が違う人間とともに暮らす難しさ、人生において大事にしている核が何かといった部分は世界共通。彼らの抱える思いに共感し、身近に感じられる。また、「移民は助けるもので密告は恥ずべきこと」という価値観のもと、平気で法律を無視しておきながら、ロドルフォとキャサリンを別れさせるための法律はないのかとアルフィエーリに詰め寄るエディの矛盾も興味深い。彼らの物語を見ながら、さまざまなことに思いを馳せられるはずだ。

本作は9月2日(土)より24日(日)まで東京劇場プレイハウスにて上演。その後、北九州のJ:COM北九州芸術劇場大ホール、広島のJMSアステールプラザ大ホール、京都の京都劇場でも公演が行われる。

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

PARCO PRODUCE 2023『橋からの眺め』舞台写真

取材・文・撮影=吉田沙奈

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TENDOUJIの全国ツアー『EASY PUNK PARK'23 Japan Tour FINAL SERIES』のゲストアクトが発表された。

ゲストアクトにはTENDOUJIが愛するバンドが名を連ね、11月10日(金)BIGCATにはDYGL、11月17日(金)NAGOYA CLUB QUATTROにはTHE BAWDIES、11月19日(日)Zepp ShinjukuにはKOTORIが出演。

本日・9月2日(土)からはチケットオフィシャル"先着"先行予約がスタート。学割チケットも用意されている。

『EASY PUNK PARK'23 Japan Tour FINAL SERIES』

『EASY PUNK PARK'23 Japan Tour FINAL SERIES』

 

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9月27日 (水) にニューアルバム『Almost there』を発売するGRAPEVINEが、アルバムからの先行第2弾シングルとして8月30日(水)に配信リリースした新曲「Ub(You bet on it)」のミュージックビデオを公開した。

監督を務めたのはニューアルバム『Almost there』のアートワークを全て手掛け、先行第1弾シングルとしてリリースした「雀の子」や、前作のアルバム『新しい果実』の「Gifted」「ねずみ浄土」「目覚ましはいつも鳴り止まない」などのビデオも担当した映像ディレクターの志賀匠(CAVIAR)。何かサスペンスが起こりそうな空間で、憂鬱にも自由気ままに過ごす女性の1日の姿が描かれている。ダイナミックでグルーヴィーな確信のロックンロール「Ub(You bet on it)」の魅力を引き出すミュージックビデオを是非チェックしてほしい。

先行シングルとしてリリースされた「雀の子」、そして「Ub(You Bet on it)」を聴きながら、リリースまであと1か月となったニューアルバム『Almost there』の新曲達を楽しみにしていよう。

 

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2023年10月25日(水)~29日(日)銀座 博品館劇場にて上演される、言式(げんしき)『解なし』。この度、追加公演が決定した。

本作は、梅津瑞樹が初の脚本と演出を手掛けるオムニバス形式の二人芝居。出演者は、梅津瑞樹と橋本祥平。

梅津瑞樹

梅津瑞樹

橋本祥平

橋本祥平

今回、発表されていた公演に加え、10月26日(木)14:00の公演が追加となる。この機会に劇場で観劇しよう。

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『十三代目 市川團十郎白猿襲名披露巡業』が2023年10月13日(金)から11月12日(日)まで、全国20ヶ所24公演行われる。

市川海老蔵改め市川團十郎、重要無形文化財保持者(人間国宝)の中村梅玉を筆頭に、市川右團次片岡市蔵中村児太郎市川九團次大谷廣松中村莟玉。演目は『君が代 松竹梅』、『口上』、『毛抜』が上演される。

このほど、市川團十郎が取材会に参加し、各地での思い出のほか、公演に向けての思いを語った。
 
ーー2022年10月31日に「十三代目市川團十郎」を正式に襲名されて、「市川團十郎」という大名跡が9年ぶりに復活しました。約1年近く襲名披露興行を行われてきましたが、改めて今のお気持ちを教えてください。

歌舞伎座での襲名披露公演を終えて、今年3月に全国各地を巡り、「海老蔵改め團十郎です」という襲名披露公演が続いています。「團十郎」にはなりましたが、どうしてもまだ海老の殻がくっついた状態で生きている感じでしょうか。
 
先日も夏休みをいただきましたが、街を歩く皆さんから「海老蔵さん、海老蔵さん」とお声かけをいただきました。何十人の方々が「海老蔵さん」で、その内の2人くらいが「團十郎さん」と呼んでいただきました。まだ名前が浸透していないんだと実感しましたね。とはいえ、團十郎として生きないといけないという難しさがあるので、今もまだ模索中です。

市川團十郎

市川團十郎

ーーお子様の市川ぼたんさんや市川新之助さんと一緒の公演と、そうではないときの気持ちの違いはありますか?

二人とも全力で舞台に取り組んでいるので、一緒だといつもより気を張ってしまいますね。子どもが一緒だと、自分のことだけでなく、子どものお世話もしなくてはいけないので、何倍も大変ですよ。今回も福岡の興行は新之助とずっと一緒に過ごすので、疲れるだろうなと思っています(笑)。

ーー酷暑が続きますが、團十郎さんの夏バテ対策はありますか?
 
夏バテはしないので、特に生活は何も変えていないです。日頃から夏バテ​に対応できる状態でいられるよう、常に身体を整えることが対策でしょうか。

ーー改めて今回『毛抜』を選ばれた理由を教えてください。

市川團十郎家の襲名公演ですので、歌舞伎十八番もしくは新歌舞伎十八番をご披露するというのが一般的かと思います。春先の巡業では『勧進帳』で開催させていただき、秋巡業の演目の候補としては『鳴神』、『毛抜』があがりました。

決め手となった『毛抜』は、一人で芝居をするところが多い点です。『鳴神』は荒事の要素は多いですが、女方と二人で芝居を進めていくことが多く、市川團十郎が中心の『毛抜』の方が襲名披露巡業としては面白いのではないかと思いました。

『毛抜』には紋切り型という幕外の型がありまして、ご当地ご当地によって幕外の景色を変えたいという思いもあり、『毛抜』に決めさせていただきました。

市川團十郎

市川團十郎

ーー『毛抜』は大切な演目だと思いますが、どういったことを大切に演じてこられたのでしょうか? また、「八代目市川新之助」初舞台の時に新之助さんも『毛抜』を演じられました。新之助さんをご指導されるときはどのようなことを伝えられたのでしょうか?

『毛抜』はもともと二代目市川團十郎が行った「雷神不動北山櫻」という作品です。そこから七代目市川團十郎によって『鳴神』、『毛抜』、『不動』が歌舞伎十八番に選定されますがその形は途絶え、二代目市川左團次が色気ある作品に作り替えたのが今日伝わっている『毛抜』であり、『鳴神』です。今やっている『毛抜』は派生して出来ている部分も大きくあり、二代目市川團十郎が演じていたものをそのまま演じている『助六』と違い、『毛抜』は原型がどうだったかは正直分からないです。

その中で『毛抜』の粂寺弾正は愛嬌とおおらかさ、その中にひけらかさない知的さ、歌舞伎十八番の「剛の者」というすべてのエッセンスがないと出来ない、歌舞伎十八番の中でもハードルの高い役のひとつです。

また、歌舞伎十八番は荒事の印象があるかもしれませんが、お家騒動を解決していく主人公が奮闘していくところに、新しい視点でも見ていただける作品なのではないかと思います。

対して、当時9歳の市川新之助が粂寺弾正をやるということは非常にハードルの高いことでしたが、十二代目團十郎が持っているおおらかさを生まれながらに持っていると感じていましたので、挑戦させていただきました。

私の場合は『外郎売』でしたが、彼にとって『外郎売』と『毛抜』が「海老蔵」になるための特急券になればという思いで、あえて口酸っぱく言わないことに気を付けて指導しました。彼は粂寺弾正を大らかにやっていました。あの大らかさを引き出すためには、 私はあえて貝となりました。

市川團十郎

市川團十郎

ーー今回各地を巡業されるので、いくつかの土地についての質問をさせてください。まず長野県には植樹活動で何度も足を運んでいただいていると思うのですが、長野県の印象を教えてください

長野県は、私が舞台以外で最も行っている県のひとつです。今、おっしゃっていただいたように、植樹活動のため長年足を運んでいます。興行は長野市や松本市で行うことが多いです。特に今回お伺いする松本市では先輩の勘三郎お兄さん(十八代目 中村勘三郎)が開拓した土地だなという印象が強くて、松本にお邪魔すると、勘三郎お兄さんのことを思いながら舞台に立つ自分がいます。 
もちろん息子の勘九郎さん、七之助さんたちはなおさら思いが強いでしょうけど、 私も可愛がっていただいたひとりなので、松本に行くと、お兄さんのことを良く思い出しますね。

ーー山梨県の市川三郷町は市川團十郎発祥の地という風にも言われておりますが、山梨県に対する思いをお聞かせください。

市川團十郎ゆかりの地はいくつかありますが、その中で市川三郷町は父がとても大事にしておりました。私も合併前の三珠町時代に興行に行ったことがあります。 
牡丹の咲き乱れる公園(※歌舞伎文化公園)が思い出深いです。二代目市川團十郎が近衛家から杏葉牡丹(ぎょようぼたん)の付いた御下賜品を拝領して、市川家の替紋である言って使用されるようになりました。『助六』の出端の振りにも含まれておりますので、牡丹に対する思いの深さを子どもながらに感じて、素敵だなと思った記憶がございます。

私としても、現在の市川三郷町の方々との交流をもう少し深めていきたいですね。市川團十郎ゆかりの地であるということを共有できればいいなと思っています。

ーー各地の思いを語っていただきましたが、コロナ禍も開けてきてきた今、この興行に対してどのような期待をしていますか?

自分自身、襲名披露巡業のみならず他の興行を含めても各地に一番足を運んでいる役者だと思います。
なかなか歌舞伎座や博多座、大阪松竹座、南座に来られないという方々が全国に多くいらっしゃるので、そういう方々にも歌舞伎を届けられるように、巡業というものに本当に力を注いで生きてきました。今回もまた各地の方々にお会いできますので、「今まで海老蔵としてありがとうございました。團十郎として今後ともよろしくお願いいたします」と伝えられるような形の興行になったらいいなと思います。

市川團十郎

市川團十郎

取材・文・撮影=五月女菜穂

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東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』(監修・補綴:木ノ下裕一 演出・美術:杉原邦生[KUNIO])が、2023年9月1日 (金) 、東京芸術劇場 シアターイーストで開幕した。

東京芸術祭 2023 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 撮影:細野晋司

東京芸術祭 2023 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 撮影:細野晋司

この作品は、2010年初演、2016年に再創作され、フランス・パリ公演でも好評を博した、通称“キノカブ版『勧進帳』”。義経一行の関所越えを描いた忠義の物語を大胆に再構築し、既成概念を打ち破った快作が、2023年、「東京芸術祭 2023 芸劇オータムセレクション」の演目として、満を持しての東京初披露となった。

東京芸術祭 2023 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 撮影:細野晋司

東京芸術祭 2023 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 撮影:細野晋司

歌舞伎と現代劇の‘あわい’を行き来し、弁慶が!義経が!あらゆるボーダーラインを超えていく─現代社会をとりまく<境界線>が交錯する、軽やかで濃密なミクスチャープレイ。上演は、9月24日 (日)まで。その後、沖縄、上田、岡山、山口、水戸、京都にて巡演される。

東京芸術祭 2023 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 撮影:細野晋司

東京芸術祭 2023 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 撮影:細野晋司

監修・補綴の木ノ下裕一、演出・美術の杉原邦生[KUNIO]、そして出演者のリー5世、坂口涼太郎、高山のえみ から開幕コメントが届いたので以下に紹介する。
 

■木ノ下裕一/監修・補綴

木ノ下歌舞伎の『勧進帳』は「境界線/ボーダー」をテーマに再構築しています(それは原作中にある「人目の関」というワードが発想の元なのですが)。物語の中では、敵と味方、主人と家来、そして出自の違いなどいくつものボーダーに、登場人物たちは直面します。私たちもまた、実社会の中で思想や属性、性差や経済状態などたくさんのボーダーの中を生きています。そう易々と越えられるものではないこともよく知っています。
舞台上の弁慶や義経や富樫の姿を見ていて、「たとえ越えられなくても、寄り添うことはできるんだな」と思いました。悪しきボーダーは無くなるに越したことはありませんが、その第一歩として、他者との間にあるボーダーをつぶさに診て、寄り添おうとすること。
その勇気とやさしさが、皆さんの心に届くといいなと思っています。

木ノ下裕一 (C)東直子

木ノ下裕一 (C)東直子

■杉原邦生[KUNIO]/演出・美術

2023年版『勧進帳』が劇場に立ち現れた様を観て、この作品の持つ〈チカラ〉を再び感じられている自分がいます。2016年初演のリクリエーション版から基本的な演出プランの変更はありません。それでも、今回の上演はいまの僕にとって新たな挑戦です。心から信頼するキャスト、スタッフとともにこの挑戦に挑めていることが誇らしいです。古典の、そして、演劇の〈チカラ〉を劇場で体感してください!皆さまのご来場お待ちしております。

杉原邦生[KUNIO] 撮影:細野晋司

杉原邦生[KUNIO] 撮影:細野晋司

■リー5世/武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)

木ノ下歌舞伎の『勧進帳』はとても面白い作品で、忘れられない舞台になることは間違いないです。是非、見に来てください。 
舞台上で使われる日本語は現代語なので、安心してください! 
『勧進帳』を初めて見る人でも楽しめます! 
『勧進帳』を知ってる人は更に楽しめます! 
私たちが作り上げた作品をとても誇りに思い、私がこの作品を見るたびに楽しむぐらい、皆さんにもこの作品を楽しんで頂きたいです。 
劇場でお会いできるのを楽しみにしています。

東京芸術祭 2023 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 撮影:細野晋司

東京芸術祭 2023 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 撮影:細野晋司

■坂口涼太郎/富樫左衛門(とがしのさえもん)

生涯やり続けたいと思えるこの作品を同じ仲間と、そして新たな仲間と今お届けできて幸甚です。
『勧進帳』はボーダーラインを挟み、暴力ではなく言葉と知性で戦う物語です。
ボーダーラインを作るか作らないか、越えるか越えないかはいつも自分で決めるもの。
戦争や差別や暴力に対抗する一番の武器は知性と理性とユーモアだという願いと教えが込められたこのキノカブ版『勧進帳』は百年後に古典として受け継がれるような名作だと思っておりますが、私達には今しかございません。
日常というボーダーラインを越えて、是非劇場でボーダレスへの第一歩を目撃しにいらしてください。

東京芸術祭 2023 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 撮影:細野晋司

東京芸術祭 2023 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 撮影:細野晋司

■高山のえみ/源九郎判官義経(みなもとのくろうほうがんよしつね)

2023年版、開幕しました。
歌舞伎ですし、時代も違えば、身近に起こる出来事でもないのに、キノカブ『勧進帳』の道のりは舞台上の道に乗っかっている気さえする。
そんな私たちの"今"を観にきてください。
木ノ下さんの言葉を借りれば、心を込めて臨みます。

東京芸術祭 2023 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 撮影:細野晋司

東京芸術祭 2023 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 撮影:細野晋司

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配信中のNetflixオリジナル実写ドラマシリーズ『ONE PIECE』から、モンキー・D・ルフィとロロノア・ゾロのフィギュアが2024年12月に発売を予定していることがわかった。

『ONE PIECE』は、尾田栄一郎氏によるコミック。伝説の“海賊王”ゴール・D・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝”=ワンピースを巡り、モンキー・D・ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”が繰り広げる冒険を描いた作品だ。1997 年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載がスタートし、コミックスの全世界累計発行部数は4億9,000万部を突破している。

Netflixシリーズ『ONE PIECE』より (C)尾田栄一郎/集英社

Netflixシリーズ『ONE PIECE』より (C)尾田栄一郎/集英社

Netflixの実写ドラマシリーズ『ONE PIECE』では、モンキー・D・ルフィをイニャキ・ゴドイ、ロロノア・ゾロを新田真剣佑、ナミをエミリー・ラッド、ウソップをジェイコブ・ロメロ・ギブソン、サンジをタズ・スカイラーが演じるほか、コビー役でモーガン・デイヴィス、アルビダ役でイリア・イソレリス・パウリーノ、ヘルメッポ役でエイダン・スコット、モーガン役でラングレー・カークウッド、バギー役でジェフ・ワード、カヤ役でセレスト・ルーツ、クラハドール役でアレクサンダー・マニアティス、ゼフ役でクレイグ・フェアブラス、ミホーク役でスティーヴン・ウォード、ノジコ役でチオマ・ウメアラ、アーロン役でマッキンリー・ベルチャー、ガープ役でヴィンセント・リーガン、シャンクス役でピーター・ガディオットが出演している。

 
 

玩具メーカー・ホットトイズから発売されることが決まったのは、イニャキ・ゴドイ演じるモンキー・D・ルフィと、新田真剣佑演じるロロノア・ゾロの、1/6スケールフィギュア。どちらも、30箇所以上が可動するハイエンドなフィギュアとして立体化されたもので、ヘッドは両俳優の肖像権もクリアした精巧なもの。さらに、眼球可動ギミックも搭載しているという。

(C)Eiichiro Oda/SHUEISHA (C)Netflix/Tomorrow

(C)Eiichiro Oda/SHUEISHA (C)Netflix/Tomorrow

ルフィのフィギュアでは、麦わら帽子は取り外しができ、髪のパーツを差し替えることで、帽子を脱いだ髪型に変更可。新規で開発したボディや、赤いベストとデニムパンツのコスチュームなど、質感やディテールにこだわり、細部に至るまで精巧な仕上がりだという。そのほか、ゴムゴムの実の伸縮能力を再現できる差し替え用腕パーツと右脚パーツや、伸びた腕に取り付けられるエフェクトパーツも付属。アクセサリーとして、ゴムゴムの実も収められる。自由にフィギュアの保持位置を変更できるフレキシブル・ピラーの台座は、作品のロゴマークがあしらわれた特別仕様。伸ばした腕や脚を固定できる支柱もついている。

(C)Eiichiro Oda/SHUEISHA (C)Netflix/Tomorrow

(C)Eiichiro Oda/SHUEISHA (C)Netflix/Tomorrow

(C)Eiichiro Oda/SHUEISHA (C)Netflix/Tomorrow

(C)Eiichiro Oda/SHUEISHA (C)Netflix/Tomorrow

(C)Eiichiro Oda/SHUEISHA (C)Netflix/Tomorrow

(C)Eiichiro Oda/SHUEISHA (C)Netflix/Tomorrow

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ゾロのフィギュアは、新規開発となる2種のヘッドが付属。トレードマークである緑髪の通常ヘッド、三刀流で戦う際の黒いバンダナを巻いて刀を咥えたバージョンが制作された。バンダナを巻いたバージョンは、咥えた刀を取り外し可能だ。そのほか、新規開発ボディや、白い道着に緑の腹巻きのコスチュームなどが特徴。左腕につけたバンダナも取り外すことができる。また、武器として3本の刀が付属し、それぞれが腰の鞘に収めることが可能だ。こちらの台座も、作品のロゴなどがデザインされた特別仕様。自由にフィギュアの保持位置を変更できるフレキシブル・ピラーを採用している。

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『ONE PIECE』(Netflix)1/6スケールフィギュア モンキー・D・ルフィ/ロロノア・ゾロは、ホットトイズのフラッグシップ・ストア「トイサピエンス」のオンラインストアにて予約受付中。

なお、東京・渋谷のトイサピエンス実店舗では、9月2日(土)から10月15日(日)の期間限定で、同ドラマの配信を記念した入場無料イベント『SHIBUYA GRAND LINE STORE』を開催。実写版ルフィとゾロの1/6スケールフィギュアが国内初展示されるとのこと。詳細は、イベント公式サイトを確認しよう。

Netflixシリーズ『ONE PIECE』は世界独占配信中。

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新日本プロレス『カンタン酢™ Presents DESTRUCTION in RYOGOKU』が10月9日(月・祝)、両国国技館(東京都)で行われる。

IWGP世界ヘビー級選手権試合で、王者SANADA(左)にEVILが挑戦

IWGP世界ヘビー級選手権試合で、王者SANADA(左)にEVILが挑戦

今大会では「秋の両国決戦」として、多くのビッグマッチが組まれた。中でも、注目なのがIWGP世界ヘビー級選手権試合。第7代チャンピオンSANADAに、“キング・オブ・ダークネス”EVILが挑む。

両者は今年8月に行われた『G1 CLIMAX 33』のトーナメント準々決勝戦で激突している。ディック東郷の介入でペースを乱されたSANADAは、試合終盤にシャイニングウィザードで東郷の排除に成功。しかし、最後はデッドフォールを切り抜けたEVILが、狙いすました決め技EVILを炸裂。王者・SANADAから勝利を奪った。

EVILは8月12日のトーナメント準決勝では、オカダ・カズチカに敗れたものの、翌13日の試合後には、SANADAを手錠でロープにはりつけに。阿部リングアナに紙を渡すと、以下の内容を強制的に読ませている。

「SANADA選手はチャンピオンには値しない選手です。よって、IWGP世界ヘビー級王座は剥奪処分とし、IWGP世界ヘビー級王座はEVIL選手に譲渡することとします」(阿部リングアナ)

今回のタイトルマッチは、SANADAにとって4度目の防衛戦となる。今度こそ王者の意地を見せられるか、はたまた、“悪漢”EVILに王座を奪われてしまうのか。ゴングが待ち遠しい。

IWGPジュニアヘビー級選手権は3WAYマッチ。王者高橋ヒロム(中央)に、マイク・ベイリー(右)、リオ・ラッシュが同時挑戦

IWGPジュニアヘビー級選手権は3WAYマッチ。王者高橋ヒロム(中央)に、マイク・ベイリー(右)、リオ・ラッシュが同時挑戦

一方、IWGPジュニアヘビー級選手権は、3WAYマッチに決まった。“王者”高橋ヒロムに、マイク・ベイリー、リオ・ラッシュが同時挑戦する。

ヒロムは8月にフィラデルフィアで行われた米国版ジュニアの祭典『All Star Jr. Festival U.S.A. 2023』に参戦。メインのALL STAR Jr. U.S.A. トーナメント決勝戦で優勝したベイリーからの、タイトル挑戦アピールに快諾した。

しかし、ヒロムはベイリーと組んで出場した翌日のタッグマッチで、リオに反則攻撃から3カウントを奪われる不覚を喫した。試合後にリオは憎々しく挑戦アピール。これでスイッチが入ったヒロムがIWGPジュニアのベルトを突き上げ、英語で「かかってこい、いま!」と応えたことから、両国での3WAYタイトルマッチが決まった。

この試合のルールは「3選手同時に試合を行い、いずれかの1選手が勝利した時点で決着とする」というもの。ヒロムにとって2人は今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』のAブロック公式戦で、ともに敗戦を喫した因縁の相手。厳しい戦いが予想されるが、何とか勝ちきりたい。

今大会の発表済みのカードは以下の通り。

■IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負

<チャレンジャーチーム>ケビン・ナイト&KUSHIDA vs <第73代チャンピオンチーム>ドリラ・モロニー&クラーク・コナーズ

※2度目の防衛戦

■IWGPジュニアヘビー級選手権試合 3WAYマッチ 60分1本勝負

<チャレンジャー>リオ・ラッシュ vs <第93代チャンピオン>高橋ヒロム vs <チャレンジャー>マイク・ベイリー 

※6度目の防衛戦
※3選手同時に試合を行い、いずれかの1選手が勝利した時点で決着とする。

■30分1本勝負

タンガ・ロア vs チェーズ・オーエンズ

■30分1本勝負 7番勝負最終戦

マスター・ワト&海野翔太&永田裕志 vs エル・デスペラード&成田蓮&鈴木みのる

■STRONG無差別級タッグ選手権試合 60分1本勝負

<チャレンジャーチーム>エル・ファンタズモ&ヒクレオ vs <第5代チャンピオンチーム>ゲイブ・キッド&アレックス・コグリン

※初防衛戦

■NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負

<チャレンジャー>タマ・トンガ vs <第39代チャンピオン>デビッド・フィンレー

※2度目の防衛戦

■IWGP 世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負

<第7代チャンピオン>SANADA vs <チャレンジャー>“キング・オブ・ダークネス”EVIL

※4度目の防衛戦

来年の1.4東京ドーム大会を見据えた上でも、重要なカードが並ぶ。秋の両国決戦を見逃してはならない。

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