宮下遊、5thアルバム『白雨の下』を12月にリリース てにをは、seeeeecun、糸井塔、犬飼による書き下ろし曲を収録
- 2023.09.22
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宮下遊が12月20日にニューアルバム『白雨の下』をリリースする。
既にYouTubeで公開されている柊キライ書き下ろし曲「グレイン」の他、第一弾として、てにをは、糸井塔、犬飼、また音楽ユニット・Doctrine Doctrineとして活動を共にしていたボカロPのseeeeecunによる書き下ろし曲の収録が発表された。
宮下遊自身が作詞作曲をした「メリッサ」を含むフルアルバムとなるが、第二弾の発表にて全収録曲が公開される。なお、ジャケットのアートワークは宮下遊本人により描かれている。
『白雨の下』初回生産限定盤
『白雨の下』通常盤
アルバムは初回生産限定グッズセット、通常盤の2形態が用意され、初回生産限定グッズセットは予約限定商品となり、サコッシュやカラビナポーチなどが同梱されたオリジナルBOX仕様となっている。
初回生産限定グッズセット
ショップ別オリジナル特典
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2023年12月8日(金)~12月11日(月)飛行船シアターにて、桜花浪漫堂 朗読劇『人間失格・紅』が上演される。この度、追加出演キャストが公開された。
『桜花浪漫堂』とは、劇団飛行船が贈る純文学ステージブランド。本公演には、すでに河内美里、岩田陽葵/田上真里奈(Wキャスト) 、倉知玲鳳/小原莉子(Wキャスト) 、加藤里保菜/志崎樺音(Wキャスト)の出演が発表されているが、今回、新たな出演が決定した。
河内美里
岩田陽葵
田上真里奈
倉知玲鳳
小原莉子
加藤里保菜
志崎樺音
仲村和泉(SKE48)/石飛恵里花(Wキャスト)、熊崎晴香(SKE48)/佐當友莉亜(Wキャスト)が追加キャストとして出演する。
仲村和泉
石飛恵里花
熊崎晴香
佐當友莉亜
どんな公演になるのか、楽しみにしよう。
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様々なジャンルで活動する「歌×ダンス×芝居」が融合したハイブリッドパフォーマンスユニット・円神。9月13日に発売された5th Single「Dreamland」に収録されているカップリング曲「Spellbound」のDance Practice Videoが円神 Official YouTube Channelで公開された。
振り付けは円神のリーダー・瀧澤翼が担当。「Spellbound」は恋の初期衝動を象った歌詞で、恋をしてむず痒い気持ちや嬉しい戸惑いを“魔法にかかった”という意味のSpellboundというキーワードに吹き込んだ、音サビのダンスが冴える1曲となっている。
同シングルのカップリング曲の「Superb Love」のDance Practice Videoも公開されており、こちらの振付はOWVのリーダー・本田康祐が担当。2019年に社会現象を起こした日本最大級のオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で、同じ練習生として出演していた盟友と3年越しに初タッグを組んだ作品となっている。
本田康祐 コメント
今回、同期の円神の「Superb Love」の振り付けを担当しましたOWVの本田です。
はじめに曲を聴いた時にパッと可愛い振り付けを踊っている円神が思い浮かんで、すぐに振りを創り出せたくらいキャッチーで楽しく可愛いイメージがこの曲にありました。
構成で華やかに振り付けはキャッチーに、可愛いとかっこいいで作り上げたので、ぜひ円神のパフォーマンスした「Superb Love」をお楽しみいただけたら嬉しいです!
自分としては初めて本名名義で他のアーティストに0から100までの純度100%の本田の振り付けを提供できた事がすごく嬉しい事なので、みなさんにたくさん愛していただけたら嬉しいです。
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2024年2月8日(木)~18日(日)赤坂 RED/THEATERにて、One on One 35th note『side-by-side』が上演されることが決定した。
One on Oneとは、主宰・浅井さやかが、早稲田大学ミュージカル研究会を引退後、2001年秋、作、演出、音楽、すべてを浅井が担う、という体制で、オリジナルミュージカルを上演するOne on One を旗揚げ、2021年に20周年を迎えた。所属俳優を持たないプロデューススタイルでオリジナルミュージカルの上演を重ね、本作で35作品目となる。
そんな35作品目となるのは、「コムロ探偵事務所」シリーズ新作公演。一流好きで超理論派の探偵・コムロを中心に巻き起こる大騒動ミュージカルシリーズで、2021年『back-to-back』、2022年『face-to-face』に続く第3弾となる。
おなじみメンバー、コムロの助手未満で雑用係のワダや情報屋で発明家のマエクラ、事務所の大家の息子ハトムラ、コムロにこき使われる刑事コグレに加え、さらに新たな個性的すぎる2名が登場し、ますますパワーアップした「コムロ探偵事務所」の大波乱を描く。
出演者は、前作から引き続き、アニメ、ゲームなどでの声優としても名高く、舞台でもその独特な雰囲気と説得力で唯一無二の存在である藤原祐規。舞台『魔法使いの約束』賢者役で一躍脚光を浴び、MANKAI STAGE『A3!』兵頭九門役の好演で注目の新 正俊らが出演。今作より新たに、ミュージカル『エリザベート』エルマー役やミュージカル『新テニスの王子様』シリーズに出演の佐々木 崇、「進撃の巨人」-the Musical-や舞台「呪術廻戦」等に出演の泰江和明を迎え、個性豊かな実力派キャスト7名で、上質なオリジナルミュージカルを創り上げる。
コムロ役 藤原祐規
ワダ役 新 正俊
マエクラ役 田村良太
ハトムラ役 小林優太
コグレ役 千田阿紗子
オオバヤシ役 泰江和明
アケチ役 佐々木 崇
さらに、『side-by-side』上演に先立ち、コムロ探偵事務所メンバーによるライブイベント、コムロ探偵事務所 presents Special 1day『Show-Case』を開催する。
イベントでは、33rd note『back-to-back』、34th note『face-to-face』の振り返り&楽曲披露や、コムロ探偵事務所のスピンオフ短編朗読、そして次回作『side-by-side』に向けてのトークコーナーなど、コムロ探偵事務所100%のひとときを楽しもう。
出演者コメント
■コムロ役 藤原祐規
「コムロ探偵事務所シリーズも 3 作目。オリジナルの作品が 3 作も出来るなんてすごいことです。
応援してくださる皆さんのお陰です。次はどんな事件にチームコムロは立ち向かっていくのでしょうか。わくわく。
是非応援の程よろしくお願いします。まずはコムロさんを思い出さなきゃね…眉間のシワかな!」
■ワダ役 新 正俊
皆さんこんにちは。『back-to-back』『face-to-face』に引き続き、ワダを演じさせていただきます新 正俊です。
再びコムロ探偵事務所が帰ってきます! 今回もコムロ探偵事務所にどんな大騒動が起きるのか、どんな作品になるのか、ワダ君がどんな姿を見せてくれるのか、僕自身もとても楽しみです!
One on One を観劇したことがある方にも、初めてご覧になるという方にも楽しんでいただけるように、最高のチームワークでお届けしますので、ぜひご期待ください!
■オオバヤシ役 泰江和明
この度、One on One オリジナルミュージカル新作公演に出演させて頂きます、泰江和明です。
また一つこうしてミュージカル作品に挑戦できるのが本当に嬉しいですし、浅井さやかさんが大切にされている場所に立たせていただけるこのご縁にも少しばかりまだ不思議な感覚です。
今作で繰り広げられる展開に花を添えられるよう頑張っていきたいと思います。
今から本当に楽しみです。応援よろしくお願いします。
■アケチ役 佐々木 崇
皆様初めまして佐々木崇と申します。
One on One は僕の大好きなカンパニーで、浅井さやかさんの生み出す脚本、楽曲にいつも心を掴まれます。
今回は出演者として、皆様の心を掴めるよう頑張ります!
応援宜しくお願い致します!
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2023年10月~11月に上演される、舞台『刀剣乱舞』山姥切国広 単独行 –日本刀史–。この度、全国77館の映画館にて大千秋楽公演のライブビューイングを実施することが決定した。
本公演は、山姥切国広役の荒牧慶彦がメインとなる作品。2023年10月7日(土)~10月22日(日)東京・天王洲 銀河劇場、10月26日(木)~11月5日(日)京都・京都劇場、11月10日(金)~11月12日(日)福岡・キャナルシティ劇場にて行われる。
今回、11月12日(日)18:00からの大千秋楽公演のライブビューイングを全国77館の映画館にて開催する。また、また動画配信サービスDMM TVにて、東京・天王洲 銀河劇場での10月8日(日)18:00公演、福岡・キャナルシティ劇場での千秋楽日の11月12日(日)13:00公演、18:00大千秋楽公演のライブ配信が決定した。
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2023年10月3日(火)21時20分から、ニッポン放送にて『水江建太のギュギュっと 10minutes!』がスタートすることが発表された。
水江建太が初のラジオレギュラーパーソナリティに挑戦する。『水江建太のギュギュっと 10minutes!』は、世の中のあらゆる事象について新たなルールをリスナーと共につくっていく番組。毎週決められたテーマについて、くだらないことから真面目なことまで考えていき、番組の最後にはテーマに基づいた新たなルールを提言していく。
リスナーとコミュニケーションを取りながら番組を進めていく10分間のプログラムとなっており、毎回どのようなルールが発表されるか、最後まで聴き逃すことができない注目の番組となっている。
舞台上では観ることができない、水江建太の新たな一面が聴こえる貴重な10分間を聞き逃さないでおこう。
水江建太 コメント
水江建太
水江建太です。
この度ニッポン放送ラジオのレギュラー番組を担当させていただくことになりました。
最近ラジオを聴くことが新しい趣味になっていて、そんな時にお声掛けいただいたので是非お仕事に挑戦したいと思いました!
10分という短い時間ですが皆さんの娯楽になるよう精一杯努めます!
毎週火曜日お楽しみに^ ^
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2023年11月に、メインキャストを一新し、舞台『オッドタクシー 金剛石ダイヤモンドは傷つかない』を再演することが発表された。
アニメ『オッドタクシー』は、かわいいビジュアルとは裏腹に、本格的なミステリー・サスペンスが展開され、2021年4月の放送を皮切りに大反響を巻き起こした。2022年には映画が公開され、現在は新プロジェクト「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」コミカライズが連載中だ。舞台『オッドタクシー 金剛石(ダイヤモンド)は傷つかない』では、ミステリーキッス結成までの前日譚を展開する公演となっている。
大反響を呼んだ2023年1月の東京、2月に大阪公演を経て、再演となる今回は、ミステリーキッスを演じる4名が新たに抜擢された。誰もが認める圧倒的な可愛さと底知れぬ野心を持つセンター・二階堂ルイに、乃木坂46の3期生として活躍する伊藤理々杏(乃木坂46)。物語のキーパーソンであり、自分の欲求に正直で無邪気な性格の和田垣さくらを、乃木坂46の4期生・佐藤璃果(乃木坂46)が演じます。自分に自信がなく、控えめな市村しほ役にはAKB48チームKキャプテンである田口愛佳(AKB48)。そして、天性の才能を持つ三矢ユキ役は、AKB48チーム4のメンバー行天優莉奈(AKB48)が務める。
二階堂ルイ役:伊藤理々杏(乃木坂46)
和田垣さくら役:佐藤璃果(乃木坂46)
市村しほ役:田口愛佳(AKB48)
三矢ユキ役:行天優莉奈(AKB48)
なお、全公演開催後には、新キャスト4名によるスペシャルミニライブを開催。ミニライブではペンライトの持ち込みも可能となるので、本編と合わせて楽しもう。
2019年某日。都内某所で新規アイドルグループメンバー募集のオーディションが開かれた。
あまたいる少女たちの中から選ばれたのは、二階堂ルイ、市村しほ、三矢ユキの3人。
「グループ名は、ミステリーキッスだ。」
それぞれの夢を持った彼女達はデビューを目指し、レッスンの日々を過ごすことになる。
しかし、楽曲提供をしてくれるはずの売れっ子プロデューサーは常にやる気が感じられず、SNSでは不穏なアカウントがお互いにしか知らない情報を吐き出す。
「デビューを目指す」という同じ目標を掲げた仲間のはずなのに、3人の関係は少しずつ不協和音が響いていく。
そんな彼女たちを見つめる、もう1人の少女がいた。
オーディションに落ちた和田垣さくら。彼女もまた、譲れない夢を持っていた—。
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『デザインフェスタvol.58』が、2023年11月11日(土)・12日(日)の2日間、東京ビッグサイト西&南ホール全館で開催される。
『デザインフェスタ』は、プロ・アマチュア、年齢や国籍、ジャンル、スタイルを問わず「⾃由に表現できる場」を提供するアートイベントとして、1994年より開始。魂を込めたアート作品や日常を彩る雑貨、ライブパフォーマンスや世界各国のグルメなど、クロスジャンルな表現を体験したり鑑賞したりすることのできるイベントである。
【明るいブースエリア】
【暗いブースエリア】
【ライブペイント・巨大ライブペイントエリア】
【ワークショップエリア】
会場内は、趣向を凝らした様々なジャンルの作品が並ぶ【明るいブースエリア】、映像作品や照明を効果的に使用した表現が集結する【暗いブースエリア】、大きな壁に描かれていく作品を間近で楽しむことのできる【ライブペイント・巨大ライブペイントエリア】、様々なジャンルの物作りに参加できる【ワークショップエリア】、音楽やダンスなどが繰り広げられる【ショーステージ・パフォーマンスエリア】といったエリアにわかれて展開。ほかにも、世界各国のフードを提供するカフェやキッチンカーが集結する【フードエリア】、ファッションショーから作品の紹介など、クリエイティブなものをワンコインで披露する【ワンコインランウェイ】など、多彩な表現を楽しむことができる。
【ショーステージ・パフォーマンスエリア】
【フードエリア】
【ワンコインランウェイ】
『デザインフェスタvol.58』の前売り券は、2023年9月22日(金)より、イープラスほかにて販売開始。
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2023年10月より、東京を含む全国6都市(飯能・仙台・大阪・札幌・名古屋)にて、タクフェス第11弾『晩餐』が上演される。この度、新たにヒロインを迎えることが決定した。
『晩餐』は、タクフェス第1弾で2013年に初演をしたのち、一度も再演をしておらず、10周年を記念して満を持しての上演となる。
今回、タクフェス第4弾『歌姫』、タクフェス第9弾『天国』に出演した入山杏奈と、タフェス初参戦となる高柳明音が、Wヒロインとして山科舞子役に抜擢された。また、追加出演者として登別くん役に舞台を中心に俳優活動をしている大薮丘が、タクフェス第9弾『天国』以来の出演が決定した。
入山杏奈
高柳明音
大薮丘
本作の舞台は井の頭公園に隣接したシェアハウス「イノヘッド」。そこに60年後の未来から天才少女が発明したタイムマシンで、幼い頃に亡くした母に会うため、おっさんとおばはんがやってくる。自らの身元を伝えることは決して許されないため、宇宙人や旅芸人として疑われながら、イノヘッドを混乱の渦に巻き込んでいく。
出演は、石黒英雄が父親・高槻純二役で主演を務める。物語のキーとなる天才少女・中野たまには森迫永依。シェアハウス「イノヘッド」の住人として、お笑い芸人ハマカーン浜谷健司、広田亮平、劇団EXILEの櫻井佑樹、中野恵那、菅原ブリタニーが出演する。未来からやってくるおばはん・高槻氷見子役は、2010年『くちづけ』以来の出演となる加藤貴子。作・演出を手掛ける宅間孝行は、おっさん・高槻耕太郎役を演じる。
また、舞台に先駆けて『晩餐』スピンオフドラマを公開。舞台をもっと楽しむことができるコンテンツとして、全7話からなり、各キャラクターの人となりやバックグラウンドを知ることができるストーリーとなっている。
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『第7回SAKEフェス』と『AWAMORIフェス』が10月27日(金)から28日(土)にかけて、東京・東京交通会館12階カトレアサロンで開催される。
「日本列島はしご酒の旅」として同時開催される『第7回SAKEフェス』と『AWAMORIフェス』は、沖縄県酒造組合が主催するイベント。会場には、日本酒、ワイン、焼酎、ウイスキー、果実酒、泡盛などさまざまな酒が一堂に会するとともに、おつまみの販売も行われる。
『第7回SAKEフェス』では、1,980円の前売りチケット(当日2,750円)で、10杯の酒を飲むことが可能とのこと。また、地域別6エリアに分かれた会場には、50種以上の酒が用意される。
入場無料の『AWAMORIフェス』では、参加酒造の泡盛を無料で提供。泡盛のプロによるおいしい割り方や飲み方のレクチャーや、有料の本場沖縄料理・泡盛セットも用意されるとのこと。
『第7回SAKEフェス』のチケットは、イープラスにて受付中。詳細は、イベント公式サイトを確認しよう。
会場エリアイメージ
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2023年10月13日(金)~10月15日(日)東京建物 Brillia HALLにて、VR能『攻殻機動隊』が上演される。この度、スペシャルナビゲーターを津田健次郎、下野紘、青木志貴、蒼井翔太という声優陣が日替わりで務めることが決定した。
『攻殻機動隊』は士郎正宗による、近未来の電脳化社会を舞台に架空の公安組織の活躍を描いた漫画。これまで、テレビアニメや劇場版アニメ、小説、ハリウッド映画、ゲームなどさまざまな形でリメイクされ続けているSF漫画の金字塔とも言われる作品。
VR能『攻殻機動隊』は、その『攻殻機動隊』を古典芸能である能で表現し、さらに、最新技術「空中結像技術(AIRR)」を使い、仮想現実空間を舞台上に再現。VR用のゴーグルなしで見られる世界初(※)の試みとなっている。最新技術と伝統芸能が融合した「未来の演劇」とも言える作品だ。
VR能『攻殻機動隊』
演出は映画監督・ 奥秀太郎 。脚本は藤咲淳一。VR技術は国内のVR研究での第一人者・稲見昌彦 (東京大学教授)、映像技術は日本初の舞台での3D映像を開発してきた福地健太郎 (明治大学教授)と杉本麻樹(慶應大学教授)。空中結像(AIRR)技術を手掛けるのはこの技術の創始者・山本裕紹 と陶山史朗 (宇都宮大学教授)。
出演は、能のシーンを牽引する坂口貴信、谷本健吾、川口晃平、そして観世宗家のプリンス・観世三郎太など。
VR能『攻殻機動隊』
そして今回、能を初めて見る方にもより分かり易く、より楽しめるように能やVRについて解説をするスペシャルナビゲーターに4名の声優が決定。声優としてはもちろん俳優としても第一線で活躍する津田健次郎(13日)、『鬼滅の刃』我妻善逸役や『うたの☆プリンスさまっ♪』来栖翔役など不動の人気を誇る下野紘(14日昼)、『アイドルマスター シンデレラガールズ』二宮飛鳥役などヒット作に多数出演する青木志貴(14日夜)、アーティストとしても絶大な人気を誇る蒼井翔太(15日)が務める。
初日(13日)は特別に津田健次郎本人が登場。14日昼公演の下野紘、15日の蒼井翔太は、演出家であり映画監督の奥秀太郎による特別映像にあわせて声の出演、そして、14日夜公演の青木志貴は初の試みとして自らのリアルアバターとして登場する。
VR能『攻殻機動隊』
日本の伝統芸能「能」と最新技術「空中結像技術(AIRR)」の融合は必見。未来の演劇を体験できる、またとないチャンスを体験しよう。
※AIRRを使用した能舞台として(2023年8月、株式会社EVISION調べ)
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江戸伝内が率いる糸あやつり人形の一糸座が、ノルウェー・オスロより演出家のラーシュ・オイノ(Lars Øyno、グルソムヘテン劇団)と劇団員を迎え、カフカの短編小説『猟師グラフス』を上演する。2023年10月5日から8日まで、会場はシアタートラム。グルソムヘテン劇団の俳優、舞踏家のひびきみか、そして一糸座の人形と人形遣いたちが出演し、稲葉明徳が演奏する。オイノは、サイコロジー(心理)ではなくフィジカル(身体)を重視するという。アルトーとグロトフスキーを共通言語に、オイノと伝内がどんな世界を創るのか。オイノ、ひびき、伝内、伝内を父にもつ結城一糸の4人に話を聞いた。
左からひびきみか、江戸伝内、ラーシュ・オイノ、結城一糸。
ドイツ・シュヴァルツヴァルトに住む猟師グラフスは、狩の途中に崖から落ちて死んでしまう。しかし、死の国へ向かうため海へ出た古びた三本マストの小舟が航路を誤り、永遠に海上を廻り続け、様々な国の港に辿り着く。グラフスは生と死の狭間で世界中を彷徨い、千五百年以上にも及ぶ旅をする。カフカが書き終えることのなかった、奇妙な物語。(一糸座HPより)
■未完の世界の生と死を、俳優と人形の身体で
——人間と人形で、カフカの『猟師グラフス』を上演します。
オイノ この作品を選んだのは、伝内さんです。カフカは一度やってみたいと思っていました。そして『猟師グラフス』を読み、面白いと感じました。
グラフスの大きさに合わせた、大きな操作盤をつかう。
伝内 カフカは作品を完結させる人ではありません。全集などで他の作品を読んでもみても、完結しない面白さ、不可解さがあります。その面白さが『猟師グラフス』にもみられます。そして『猟師グラフス』は生と死を扱う作品です。生きている部分を役者たちが、生きていない部分を人形が担い、その両方が寄り添って作る世界を、グラフスは揺らぎながら旅をする。そんな舞台をいつかやりたいと思っていました。どなたとやるか、いつやるかは非常に重要です。そして6年ほど前にオイノさんの作品と出会いました。ノルウェーのオスロまで行き、色々な話をさせていただき、ぜひお願いしたいと伝えました。
——オファーがあった時、どう思われましたか?
オイノ 両国シアターXでの日本公演の時、終演後に伝内さんと挨拶をしたことがあり、一糸座が人形劇をやっていると聞いていました。私の演劇は、フィジカル(身体)に重きをおいたスタイルです。人形との創作は、相性がいいはずだと。そして伝内さんと私の間には、演劇における共通言語がありました。それはそれはアントナン・アルトーとイェジー・グロトフスキーです。
——伝内さんは、アルトーの影響を受けていらっしゃるそうですね。芥正彦さんの演出で、アルトーの芝居も作られています。
伝内 グロトフスキーも、アルトーの影響を受けた演出家の1人なんです。1971年、フランスのナンシー国際演劇祭という前衛演劇のフェスティバルがありました。当時22、3歳だった僕は、結城座の海外公演としてそこに参加しました。グロトフスキーは参加はしていなかったけれど、皆がグロトフスキーを話題にしていたんです。その頃からずっと心の中にグロトフスキーがいて。オイノさんはグロトフスキーとアルトーの影響を受けている。一緒にやらないわけにはいかない、という思いでした。
■台本に繋がる新しい方向性
——台本(日本語和訳版)を拝見しました。ト書きのような、時には不思議な情景描写のようなテキストが書かれていて、台詞はあまりありません。
一糸 原作はとても短い小説ですが、台本からは、オイノさんの創作の世界が感じられます。最初は、これをどう芝居にするのかイメージできませんでした。今は演出を受けて動きながら台本を進めていく中で、見えてくるものがあります。ワクワクしているところです。
オイノ 難しい台本だと思います。詩的なイメージを文で書いたものですから。その台本を基礎に創作していくと、台本通りではないけれど、たしかに台本に基づいたイメージが立ち上がり、動き始めることがあります。そういう時は、「台本通りにしなければ」とは言わず、何が起こるのかを見守ります。なぜなら“フィジカルの台本”が新しい方向性を作りうるからです。そして新しく生まれたシーンを見て、「このシーンはこうあるべきだったんだ」と気づかされます。基礎となるのは台本で、あくまでも基礎を守ろうとしつつも奇妙なもの、新しい方向性が生まれることがある。それはやはり台本と繋がっている。こういうものができることが、とても面白いです。
——人形を演出してみていかがですか? 自由と制限、どちらを感じますか?
オイノ 制限を感じることはあります。しかし俳優にも制限はあります。人形とのコラボレーションは初めてなので難しいですが、面白いです。これまで私がやってきた演劇は、俳優からサイコロジー(心情)を切り離し、フィジカル(身体)を使うスタイルでした。時には俳優を人形のように使って。
オイノ だから私は、人形による芝居を自分からかけ離れたものだとは感じていません。そして私の演劇は、心理的な西洋演劇よりも、東洋の古典演劇に近いと感じています。たとえば歌舞伎、インドの伝統舞踊カタカリ、インドネシアのバリ舞踊など。それらの芸能について詳しいわけではなく、その形而上学的な側面からインスピレーションを受けています。東洋の古典的な演劇は、音楽性が高くフィジカルが優先される。リズムは、西洋のものとは対照的です。
ひびき 日本ではまだ浸透していませんが、ヨーロッパでは「フィジカルシアター」というものが確立されているんですよね。一般的なサイコロジカルシアター(役の心理を動機に芝居をし、台詞で物語を運ぶ演劇)に対し、フィジカルシアターでは、役者が動くきっかけがサイコロジーではない。感情も意味も使いません。フィジカルの動きを最優先に作るメソッドです。
——できあがった作品から、結果的に私たちが心理描写を受け取ることはあるのですよね?
ひびき お客さんはそれを得ると思います。けれども、アーティストがそれをする必要はない、という考え方です。
伝内 芝居って説明ではないからね。心理を説明する芝居に対しては、アルトーも否定的です。説明ではなく記号化し、シンプルにダイレクトに観客に向かう。それがフィジカルシアターです。
オイノ (ひびき)みかさんは、私の作品に参加するのが4作目になりますね。
ひびき 自分がやっていることがフィジカルシアターというジャンルに入ると知らないまま、感情からではなく体から動かすことをやっていたんです。グルソムヘテンの初来日公演を見た時に、これは同じメソッドだとすぐに分かりました。
——劇中の音楽へのこだわりもお聞かせください。
オイノ 常に舞台上での生演奏にこだわってきました。音源を流すのではなく、同じ舞台上で演奏します。歌舞伎やカタカリも、音楽家と俳優が一緒に舞台にいますね。舞台上で演奏することで音と俳優がより調和します。
伝内 今回は稲葉明徳さんにお願いをしています。雅楽を学ばれ、伝統的なものから前衛的なものまで、NHK大河ドラマやゲームなど幅広く活躍されている方です。
——台詞はどうなるのでしょうか。先ほど拝見した稽古では、俳優の方が聞きなれない言葉を独特の発声で話されていました。
伝内 ノルウェー語です。シアタートラムでの本番では、日本語字幕が出ます。
一糸 でも感じたもの、見たものをそのまま感じていただいて。意味は探らなくていいんですよね。
——台詞も、サイコロジーから切り離して音として扱う……みたいなイメージでしょうか。
伝内 そう。けれども発声はちゃんとしなくてはいけません。
ひびき 声もフィジカル。演出の時、オイノさんは声をvoiceと言わずにsoundと表現されます。
——ところで伝内さんはフィジカルをどう捉えていますか? 人形と人形遣いで1つのお芝居をされます。
伝内 たとえば新劇の俳優による演劇は、心理と身体が1つですよね。人形芝居は「人形=身振りをする人」、「人形遣い=行為をする人」。人形と人形遣いの間に、はじめからある種の分離がある。さらに人形浄瑠璃になれば、声(太夫の語り)が別のところから発せられます。ロラン・バルトは人形、人形遣い、太夫の声を3つのエクリチュールとみなして「人形浄瑠璃はブレヒトだ」と言っています。
ひびき その分離を人間の俳優に求めるのが、ラーシュのグルソムヘテン劇団なんですよね。役者さんたちは、すごいことを要求されていると思います。人間の中で分かれていないものを、分離するようにと言われるわけですから。
一糸 皆さん、全てをそぎ落とした感じで芝居をされています。
伝内 お能に通じるところもあるでしょうね。世阿弥は「離見の見」という言葉を使いました。演じる自分がいて、俯瞰して見ている自分がいる。その両方が能楽の役者には必要だと。
ひびき 稽古で少しでも俳優のサイコロジーが動くと、オイノさんは「NO!」と指摘します。そこは厳しい(笑)。
——バレるものですか?
伝内 バレます。分かるものですよ。
——日本の劇場でみられる演劇の多くは、俳優がいかに役の心で動いているかが大切にされています。それに慣れている分、フィジカルに重心がおかれた作品はしばしば難解に感じます。
ひびき 今の時代、頭だけが先にいってしまっていることがあまりにも多いんですよね。身体が欠落していると感じます。何でも頭で考えて数字に置き換えられると思われているかもしれないけれど、そうではない。まだ私達は肉体を持っている。まだ人間はチップで動いてない。フィジカルシアターを通して、身体感覚を思い出してほしい。そんな思いがあります。
——一糸座は、色々な演出家の方々と作品作りをともにされてきました。伝内さんからみて、オイノさんはどんな演出家でしょうか。
伝内 演出家それぞれが、異なる視点を持っていますね。オイノさんも大変面白いです。稽古ではとても自由にやらせてくれるけれど、微細な部分でまとめあげていく力がある。色んな要素を非常に繊細なところではめ込みながら、カフカの世界にまとめ上げていく。日常的なことをリアリズムでみせる演劇とは別のものです。カフカの小説そのものがファンタスティックで、そこに現実的なものの綯い交ぜですから面白い舞台になると思います。
——お話されていることは分かる気がするのですが、正直イメージを掴みきれていません。けれども舞台は、とても面白そうな予感がします。オイノさんの作風や創作スタイルは、ノルウェーのフィジカルシアター界では一般的なのでしょうか。
伝内・ひびき・一糸 いいえ、特殊です(笑)。
(通訳を待ってから)
オイノ No, I'm very special in Norway(一同笑).
ひびき 少なくとも私は、他に出会ったことのないタイプです。
伝内 稽古もやっていて非常に面白いです。
一糸 舞台も、実際に見ていただかないと分からない面白さだと思います。
——だから見にきてください、ということですね。
一同 はい(笑)。
——様々な要素をもった舞台となりますが、オイノさんはこの作品で、お客さんに何を一番感じてほしいですか?
オイノ 一番重要なのは、私たちのパフォーマンスがカフカの世界と繋がっていることです。フィジカルな演劇スタイルの中で、俳優と人形がどう組み合わされるのかも大切ですが、カフカの世界観が守られていることが重要です。人形と人間であることや演劇のスタイルを忘れ、主人公であるグラフスの物語として、カフカの世界を見てほしいです。
取材・文・撮影=塚田史香
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平均年齢70歳目前の名優5人が揃って“愛すべきダメ男”を演じる、『海をゆく者』。アイルランドの気鋭の劇作家コナー・マクファーソンによる出世作を、日本を代表する演出家である栗山民也が演出する、珠玉の5人芝居だ。
2009年初演、2014年再演に続き、9年という時間を経て、今回は待望の三演目となる。キャストは小日向文世、浅野和之、大谷亮介、平田満が初演、再演に引き続き出演し、ここに今回から初めて高橋克実が加わることになった。
アイルランド、ダブリン北部の海沿いの町。古びた家に暮らすもはや若くはない兄弟、大酒のみのせいで目が不自由になった兄<リチャード>と、酒癖の悪さで多くを失ったため今は禁酒中の弟<シャーキー>。クリスマス・イブに彼らの家を訪れたのは、近所に住む親切な友人<アイヴァン>と、シャーキーと因縁ある知人<ニッキー>、そしてニッキーが流れで連れてきた謎の男<ロックハート>。彼らは酒を飲みつつ、ポーカーゲームをすることになるのだが……。
“21世紀のクリスマスキャロル”とも評されたスリリングなこのダーク・コメディで、ひとりだけ異質な空気を纏う男、ロックハートを演じるのが小日向文世だ。みたび向き合うこととなった、この快作にして名舞台に感じる魅力や、同世代の仲間でもある共演者たちへの想いなどを、小日向がたっぷり語ってくれた。
小日向文世
ーー『海をゆく者』の再々演が決まった時、小日向さんはまずどう思われましたか。
「またできるんだ!」と思って、嬉しかったですよ。でも、とにかくもうみんな古希目前で、いい年齢になっていますからね。「あのメンバーでまた同じ舞台に立てるなんて!」というのが、率直な気持ちです。
ーー今回おひとり変わるとはいえ、同い年の4人が揃うわけですものね。
そうなんですよ。稽古中の11月に平田さんが古希になり、僕は年明けの地方公演の最中に、公演が終わった翌月の2月に浅野が、3月に大谷が、と続けざまにみんな70歳になるんです。
ーーみなさん、誕生日が近いんですね(笑)。
だけど僕らが70歳だなんて、ちょっと信じられないですよ。自分が芝居を始めた当時、70歳の人と同じ舞台に立つことなんてイメージさえしたことなかったから。その自分が70歳なんて、実感がまったくないんです。若い人たちも観に来てくれるといいけどなあ、この舞台。
ーーこの作品にまた向き合うにあたり、改めてどういう思いがありますか?
再演の段階でかなり練り込まれていて、演出の栗山さんももういじる場所がないくらいにまで、見事に作り上げたような気がするんです。だから今回は新たに何かを発見しようというよりも、ヨレヨレのおじさんたちの話ではあるけど、それを特に演じなくても本当に僕らヨレヨレなんで(笑)、その感じを楽しみたいなと思っています。
小日向文世
ーーその、ヨレヨレのおじさんばかり5人の芝居だというのも、面白いですよね。
男しか出てきませんからね、それも結構年配のどうしようもないおやじたちの話ですから。決して裕福でなく恵まれてもいない彼らが、クリスマス・イブに唯一の楽しみとも言えるカードゲームをするわけなんだけれど。また、みんな揃ってお酒が好きで、どんどんベロベロになっていく。そしてクリスマスの朝を迎える頃、神様の祝福を受ける……というか、僕はそういう風に受け止めているんだけど。神様はこういう、決して恵まれた人たちじゃない人にも祝福を与えてくださるんだというね。僕はキリスト教信者ではないけれど、ここでは神の存在というか、そういう温かい眼差しをふっと感じるんです。改めて台本を読み直しても、やっぱりいい話だなと思いますね。でもとにかくほとんどの時間、ずっと酔っ払ってるんですよ。そこが面白い。
ーーその中で小日向さん演じるロックハートは、外部から来た違う立場の人で。
最初のうちは、この人も単なる酔っぱらいのおやじなのかと僕も思っていたんですけど……でも、ここにちょっとファンタジーが入ってるんですね。でもこの人も、ずっと愚痴を言ってたりする。そこもいいですよね、ただ怖い存在、一辺倒じゃないところが。このロックハートという役を栗山さんもとても面白がってくれて、初演の時もこうやろうと思って動いたことをさらに膨らませてくれたりしていました。不思議な力を持っているからほんのちょっとした仕草で、ローソクの火が消えたり、他の人がクルッとこっちを向いたり、いろいろなことが起きるんです。決して宙づりになるとかそんなことはしないんだけど、あの怖さをどう表現するかとか、未知の力をどうやって見せていくか、というのはずっと考えてましたね。今回は、そのあたりはあまり説明的にしなくてもいいのかな、とも思っています。どう見てもただのヨレヨレのおじいちゃんなのに……! という感じでもいいかもしれない、と。でもそこはこれからの稽古で栗山さんと相談しながら、ですけどね。
ーー今回は、新たに高橋克実さんがキャストで加わりますが。
初演、再演時の鋼太郎(吉田)とは、まず見た目、特に髪型が真逆じゃないですか(笑)。それだけでもかなり新鮮だから、新しいリチャードに会える楽しみがあります。でも大変だと思いますよ、リチャードはとにかくセリフが多いし、冒頭からずっとテンション高く喋りまくりますから。しかも僕らは3回目だけど、彼は初めての挑戦ですからね。でもひとりだけ、自分よりもすごく緊張して大変だと思っている人がいると思うだけで、こっちは少し気がラクになるかもしれません(笑)。まあ、みんなよく知るメンバーばかりだから、たぶん助け合って楽しく初日を迎えられる気がします。
ーー栗山さんの演出を受けていて、思うことは。
演出家だから当たり前かもしれないけど、誰よりも台本を読み込んでいて、栗山さんの中にこうしようというイメージがしっかりできているから迷いなく僕らに指示を与えてくださるんですよ。毎回、見事に「なるほど」と思わせてくれる指示なので安心感があるし、僕はもうすべて委ねています。あと、栗山さんの中では出来上がっているから本読みをやった翌日くらいから立ち稽古を始めちゃうし、圧倒的に稽古時間が短いんです。初演の時は特にポーカーの時のやり取りが大変だったので、稽古が終わって栗山さんがいなくなったあとはずっとカードさばきのための自主稽古をしていました。
小日向文世
ーーカードさばきの稽古というのも、大変そうですね。
そうなんですよ。「俺は賭ける」「俺は降りる」「じゃ、次はどうする」「そうか、降りるのか」「だったら俺はさらに行くぞ」……っていう、あのゲーム中の会話のやりとりを覚えるのも大変でね。本当に面倒くさいんです(笑)。再演当時も大変だったのに、あれから9年か。70歳になるのに大丈夫かな、できるかな。
ーープライベートで、カードゲームはやられますか?
若い頃は、散々やりましたよ。ポーカーも大好きで、学校帰りに友達が家に集まってきては、遊んでいました。ポーカーってゲームは、本当にワクワクドキドキするんですよね。ハッタリをきかせながら「まだやるの」「俺はもっと賭けるぜ」「うわぁ、もしかして俺よりもこいつの手がいいってことか、じゃあ降りる」「なんだよ、勝負すれば俺が勝ってたのに!」みたいな(笑)。ハッタリが、大事なんですね。
ーー演技の勉強にもなりそうですよね(笑)。
そうそう。実際にやると、顔に出ちゃうものですけどね。恐ろしいゲームですよ(笑)。
ーーこれはクリスマスのお話ですが、ちょうどクリスマスの季節に上演するのもいいなと思いました。
僕も夏よりは冬が好きですし(笑)。クリスマスの時期の舞台って、いいですよね。
ーークリスマスというと、何か思い出はありますか?
大人になってからより、やはり子どもの頃のクリスマスのほうが印象深いですね。僕の子ども時代となると昭和30年代ですから、ケーキを食べられるのがクリスマスくらいしかなかったんです。まずはケーキが食べられるなんて! と、それが嬉しかったですね。
ーークリスマスといえばケーキ。バタークリームの、ですよね。
そうそう、バタークリームでした。あと、北海道はあったけど、東京にもあったのかな。アイスケーキというのもありましたよね。
小日向文世
ーーああ、ありましたね!
だから昔はケーキといえば、年に1回というイメージでした。いやあ、変わりましたよ、今は年がら年中、ふだんから美味しいケーキが食べられるんですから。芝居やドラマをやっていれば、誕生日には必ずお祝いしてくれてケーキが出て来るし、だいたいコンビニに行けばかなり美味しいシュークリームが並んでいますし。
ーー甘いもの、お好きなんですね(笑)。
好きなんですよ(笑)。
ーーこの物語に出て来るおじさんたちも、クリスマスにはすごくこだわりを持っている様子でしたが。
そうですよね。酒飲みながら、チョコレートを食べたりしてますし、ごちそうにこだわったりして。あのあたりはやっぱり、日本よりもクリスマスというものに対しての特別な思いがあるんでしょうね。
ーー共演者の方々について、小日向さんから見た彼ら4人それぞれの魅力を教えていただけますか?
まず、平田さんは基本的にはいつも静かで、みんながワーワー騒いでいる中でもポソポソって話している。僕の中では平田さんって、とても知的なイメージがあります。浅野はね、いつも僕のことをよくいじってくるんだけど、僕もあいつのことをしょっちゅういじってる。お互いにいじり合える、面白いやつです。浅野の前ではあまり緊張することはないな。
(左から)大谷亮介、平田満、小日向文世、高橋克実、浅野和之
ーー浅野さんは、呼び捨てなんですね。
あ、ホントだ。平田さんは、さん付けですもんね。僕はみんなからコヒって言われているけど、浅野のことは浅野さんでも浅野ちゃんでもなく、浅野ですね(笑)。そして大谷は自由劇場で同期だったんで、だから大谷も呼び捨てです。大谷は一時自由劇場から離れて劇団を持って座長としてやっている時もあったし、弟がいたから長男としてもある意味しっかりしていたのかなと思うし。自分の生き方をすごくしっかり持っているやつです。あとは高橋くんか。高橋くんとは、実はこれまで共演したことがなかったんですよ。映像では、昔『HERO』というドラマで一緒に出てはいますけど、直接絡むシーンはなかったので。だから、しっかり芝居で絡むのはこの舞台が初めてなんです。
ーーそれはちょっと意外でした。
一緒に飲んだりすることはあったけどね。僕が彼を初めて見たのは、まだ離風霊船(りぶれせん)という劇団にいた頃で、面白い役者がいるなと思ったのが彼だったんです。いや、まさにそれぞれ小劇場の頃からの付き合いですから。みんな食えなくてね。一緒に酒を飲みに行ってもお金がなくて、って感じだったのに。それがこうやってこの年齢まで健康で芝居を続けられているというのは、本当に幸せですよ。
ーーもし、この作品でロックハート以外の役をやるとしたら、どの役にしたいですか?
それ、前にみんなで話したことがありますよ、「本当はどの役をやりたい?」って。僕はロックハートがすごく気に入っているんだけど、もしロックハートじゃなかったら……。浅野がやっているアイヴァンか、大谷がやっているニッキーがいいな。両方ともちょっと頼りなくて、でも明るいから。シャーキーは喧嘩っ早くて荒いところがあるから、そこは僕にはちょっと出しにくいかなと思うし。リチャードは、僕としてはあのセリフ量の役はもうやりたくないので(笑)。
ーーお客様に向けて、ぜひ、ここを見てほしいというところがあれば。
みんな70歳前後で、ひとり高橋くんだけまだ62歳だけど、若い人から見たら70も62も変わらないと思うんで(笑)。とにかく古希を迎えるおじさんたちがここまで揃う舞台なんて、今までなかったと思うんですよ。それで、その人たちがお話の中でどんどん酔っ払っていくという、そういう表現を70のおじさんたちが一生懸命演じているのも面白いと思うし、僕もすごく楽しみにしているんです。いやあ、ちゃんと全員で無事千穐楽を迎えられるだろうか(笑)。この前期高齢者とも言われるみんなと久しぶりに顔を合わせ、自分も含め、老いとはどんなもんだろうということを再確認してみたいです!(笑)
小日向文世
取材・文=田中里津子 撮影=池上夢貢
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2023年12月7日(木)~21日(木)帝国劇場にて、『ABC座 星(スター)劇場 2023 〜5 Stars Live Hours〜』が上演されることが決定した。
2012年2月にジャニーズ史上初のDVDリリースによるデビューで、歌とダンス、フィジカルなパフォーマンスを見せつけた「A.B.C-Z」(昨日メンバー河合郁人のグループ脱退を発表)。
毎年、演劇劇場でミュージカルとショーを上演する、演劇プロジェクト「ABC座」はデビュー以来毎年、様々な題材で上演を重ねてきた。
2021年から、A.B.C-Zは、主演に加えて初めて演出も手掛けており、2023年、現・帝国劇場で最後のABC座となる、最新作を上演する。11作目は、A.B.C-Zの魅力を全て詰め込んだ、Live形式の新しいショーにA.B.C-Zの5人が演出・主演として挑戦。
すでにショーの構成についてはメンバー間で打合せが進行中tとのこと。現・帝国劇場最後の公演ということで、帝劇の名物スポットのステンドグラスの前で5枚のそれぞれ表情の異なるステンドグラスにインスパイアされての即興のダンスや、帝劇の様々な場所での撮影を織り交ぜた、プロモーションビデオも製作。
どんなステージになるのか、開幕を楽しみにしよう。
A.B.C-Z コメント
■橋本良亮
ーーすでにメンバー間で打合せが進行中とのことですが、今回やってみたいことを少しだけ教えてください。
今までやって来たABC座の集大成をダイジェストにしてお送りしたいなと思っております。この数年間一人ひとり輝ける場所がありました。その場所で身に付いた力を全力で持っていけたらいいなと思います。
僕らの本職はやはり歌って踊ってキラキラすることだと思います。
なので 120%そのつもりでやります。
最後の5人のステージとことん目に焼き付けていただけたら。
ーー現・帝国劇場での最後のABC座。帝劇にどんな思い出がありますか。
帝国劇場は学校のような存在でした。
学校のように毎日通って先輩の背中を見て勉強して、時には仲間とはしゃいで一緒にご飯食べて、担任の振り付け師には愛のある説教をもらって、成長することができた、本当に第二の学校でした。
堂本光一君には敵わないが、ジャニーズの半分は帝劇。この時代に生まれ帝国劇場に立てたこと本当に誇りに思います。僕の財産です。
ーー公演を楽しみにしているファンの方にメッセージを。
寂しくしている方も多いと思います。
僕もその中のひとりです。
でも、ABC座2023は始まってもいないし終わってもいないので、今からすごく楽しみにしております。皆さんが最後の帝劇、最後の5人を見送るのではなく、僕ら5人とファンの皆と共に自信持って最高のステージにして行きたいと思ってます。5人✖︎ファンで帝劇を見届けましょう。
なぜなら、
俺たちとみんなでA.B.C-Z
なのだからです。
お楽しみに^ ^
■戸塚祥太
ーーすでにメンバー間で打合せが進行中とのことですが、今回やってみたいことを少しだけ教えてください。
今の自分たちにしか出来ないことを詰め込んで最善を尽くしたLIVEにしたいと思っています。ずっと応援してくれたファンの皆様、力を貸してくれた後輩たち、ここまで導いてくれた先輩たち、これまで共に作り上げてきたスタッフの皆さん。お世話になったすべての方々への感謝の気持ちを忘れずにステージの上に全部置いていく気持ちでやらせていただきます。
ーー現・帝国劇場での最後のABC座。帝劇にどんな思い出がありますか。
エンターテイメントやSHOWのことをまったく知らなかった自分がステージに立つとはどういうことかを一から教えてもらい育ててもらった特別な場所です。人生の要所要所で帝国劇場に立つことができてその度に多くの学びを得ています。
ーー公演を楽しみにしているファンの方にメッセージを。
いつでも、どんな時でも応援してくれてありがとう。
同じ景色を共有してくれてありがとう。最高の今を俺たちとみんなで!
ファンがエンジン、応援はガソリン。
自分の人生はファンの存在抜きには語れません。もし、生まれ変わることができて、もう一度ファンのみんなに会えるとしたら、また人間になってみたいです。
今まで言いそびれたありがとうと、今日のありがとうと、伝えたい時に伝えられないかもしれない未来の為のありがとうを込めて、ありがとう!!!!!!
■河合郁人
ーーすでにメンバー間で打合せが進行中とのことですが、今回やってみたいことを少しだけ教えてください。
5人でのA.B.C-Zをしっかりとお見せする事はもちろん、先輩や後輩の仲間達の楽曲も沢山お見せする予定です。
次のステージに向かうために大事な舞台、現・帝国劇場でのABC座もラストになるので、お世話になった帝国劇場への感謝の気持ちを込めて引き続き打ち合わせと稽古をして最高のショーを作り上げたいと思っています。
ーー現・帝国劇場での最後のABC座。帝劇にどんな思い出がありますか。
中学生の頃から立たせていただいている帝国劇場は、ジュニアの頃に沢山の経験と勉強をさせていただきました。沢山の先輩にもお世話になりました。
そんな思い出の舞台に昨年から主演として立たせてもらい本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
帝劇のスタッフさんにも小さい時からお世話になり、時には怒っていただき舞台での厳しさ難しさなども教えていただきました。僕にとって大切な劇場です。
ーー公演を楽しみにしているファンの方にメッセージを。
楽しい事だけでなく、不安になったりしながらもずっと応援してくださっているファンの皆さん、本当にありがとうございます。そんなファンの皆さんに5人での最後のステージを楽しんで観ていただけるように毎公演感謝の気持ちを忘れ
ずにパフォーマンスをしますので、楽しみにしていてください。
そして思い出のひとつになっていただけたら幸いです。
宜しくお願いします。
■五関晃一
ーーすでにメンバー間で打合せが進行中とのことですが、今回やってみたいことを少しだけ教えてください。
今年はライブができなかったので皆のフラストレーションを発散させられる様なショーにしたいです。演出面でもできなかった事が段々と出来るようになってきたので楽しみです。
個人的には物理的に皆様の近くに行きたいなと思ってます! 笑
ーー現・帝国劇場での最後のABC座。帝劇にどんな思い出がありますか。
僕達を子供の時から知ってくれている劇場さん、スタッフさんが多いのでいつも家族みたいなあたたかさを感じます。
帝国劇場の歴史に座長として名を残せる事を誇りに思います。
ーー公演を楽しみにしているファンの方にメッセージを。
5人のA.B.C-Z最後のステージです。今までの全てを出します!
目に焼き付けてください。
■塚田僚一
ーーすでにメンバー間で打合せが進行中とのことですが、今回やってみたいことを少しだけ教えてください。
もちろん5人が主演ですが、一人ひとりが主役のような楽しいステージにしたいです。
この作品が5人最後なので河合を送り出す気持ちでステージを作り上げたいです。
ーー現・帝国劇場での最後のABC座。帝劇にどんな思い出がありますか。
この場所があったから今の僕たちがいると言っても過言ではありません。
素敵な思い出がたくさんあるんですが、数々の先輩の後ろで踊ってきた僕たちが帝国劇場の主演をやらせてもらった 2021年のA.B.C座は胸がいっぱいになり特別でした。
これからも帝国劇場と共に歩み続けて行きたいです。
ーー公演を楽しみにしているファンの方にメッセージを。
先ずは、ファンのみんなやお客様が毎年来てくれる事に感謝の気持ちです。
5人団結して感謝の気持ちを素敵なステージを作って恩返ししたいです。
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