劇作家・演出家の根本宗子、躍進を誓う15周年ビジュアル解禁&1年間限定で俳優復帰を発表

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劇作家・演出家の根本宗子が、15周年ビジュアルを解禁&1年間限定で俳優復帰を発表した

根本宗子が、来年2024年に迎える15周年へ向けて、アートワークをM!DOR!が手掛けた「周年ビジュアル」を解禁した。演劇界の中堅を担う覚悟の和装でますますの躍進を誓うとともに、2021年に作家・演出家の活動に専念するため終了としていた「俳優」を、周年年にあたる2024年の1年間限定で復活することも宣言。

あわせて、15周年記念&根本宗子の俳優復活の第一弾として、『月刊「根本宗子」15周年記念興行第一弾~15年目で本気のバー公演もっかいやります!~ 新作「腑に落とす。」』を1月に上演することが発表した。

この「バー公演」は、2012年から2015年にかけて実際のバーで上演していたシリーズで、観客の目の前で繰り広げられる、根本作品の真骨頂ともいえる会話劇を目の当たりにできる企画。新作「腑に落とす。」は、根本と小日向星一による、真っ向勝負の二人芝居。当時のバー公演から年月を経て、スケールアップしたバー公演となる模様。

15周年の幕開け、新春から走り出す根本宗子を見逃さないでおこう。

根本宗子 コメント

気が付けば15年目。
もう若手という言葉に甘えてはいられない年数を重ねてしまいました。
いや、甘えたことはないつもりなのですが、改めて身の引き締まる思いです。

劇作家、演出という仕事を19歳ではじめ、気が付けば様々なお仕事をやってきました。
初めて口にしますが、わたしをきっかけに演劇に興味を持ってくださった方もいらっしゃるはずと自負して、それを励みに続けてきました。
演劇界の中でもなかなかに特殊な存在だと、自分のことを思っていますし、この存在に行き着くまでの道のりは、大好きな演劇を自分なりに皆様に知っていただくための自分としてはそれ以外ない15年間の道のりでした。
たくさん泣きました。その分たくさん爆笑もしましたし、素敵な出会いもたくさんありました。
でもまだたった15年しかやっていないんだなぁ。まだ34歳なんだなぁと最近は思うようになりました。
ここからどう演劇と向き合ってお客様と楽しんでいくか、未来を考えるとこれから先に待っていることの方が多い! 15年なんてまだまだペーペーです!!
初心を忘れず行きたいと思います。

初心…そう、久々にバー公演のようなお客様との距離感で新作をやるところから15周年をはじめたいと思います。
大信頼の小日向星一さんとの二人芝居です。
そう、周年年だけわたし、俳優復帰です。
お祭りということでお許しください。

というわけで、15周年興行、この先もお楽しみに。
1年間役者も頑張ります!!!
よろしくお願い申し上げます。

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関西在住の4人組“空間系オルタナティブバンド”umbrellaが、2024年2月21日に唯(Vo/Gt)、2月22日に将(Dr)の生誕祭ライヴを開催することを発表した。

唯の生誕祭は唯の地元・京都磔磔でワンマンとして開催される。京都で生まれ育った唯にとって一つの目標となっていた磔磔で初のワンマンライブで、数々のバンドが立った老舗ライブハウスでの挑戦となる。

また将の生誕祭は心斎橋CLAPPERにて、結成当初より特に関係の深い、逆しまな歯車を仮面が嗤う。のJUDY 隼(Gt)との合同生誕祭ツーマンとなっている。将が逆しまな歯車を仮面が嗤う。のサポートドラムも担い、音楽性の異なる両バンドでのツーステージとなる。

チケットのプレオーダーは12月2日(土)12:00から受付開始。唯と将のそれぞれ個性あふれる生誕祭ライブに期待してほしい。

■メンバーコメント

2024年も生誕祭を京都磔磔で開催してもらえるのはとても京都で生まれ育った私にとって最高のご褒美みたいなものです。
まずここで開催できる事に感謝しつつ当日は精一杯楽しませてもらいます。
そして将くんの生誕祭も絆の深い彼らとツーマンで感慨深いなと。
しっかりぶつけていこうと思います。
唯(Vo&G)

毎年メンバーの生誕祭が出来るのは嬉しいですね。
普段のイベントももちろん自分たちがやりたい事、出たいイベントで決めてはいますが、
生誕祭は更に個々のメンバーがやりたい事をする!っていうのがumbrellaの生誕祭スタイルになってきてます。
だからこそメンバーそれぞれの個性も強くでる生誕祭。
唯くんと将くんの個性もしっかりでたイベントを皆で楽しみましょう。
その個々の個性がまたumbrellaに刺激をくれると思います。
柊(G)

将君と唯君のお誕生日を祝うライブが決まりました。
一緒にJUDY隼さんの誕生日も祝えるなんて最高です。
逆しまな歯車を仮面が嗤う。と合同で誕生日のお祝いをして、両バンドハッピーな空気で一杯にしたいです。
唯君のお誕生日ワンマンは、京都で1番良い歌が響く空間にしたいです。
京都バンドとして生まれたumbrellaだからこそ、この磔磔ワンマンはとても嬉しいです。
春(B)

唯さんと僕の生誕祭が決定しました!ぜひ祝いに来てやってください!
僕の生誕祭は逆しまな歯車を仮面が嗤う。とのツーマンライブです。
逆しまのサポートドラムも務めるので、僕だけ実質ワンマンみたいな曲数になるかと思います!お楽しみに!
将(Dr)

 

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オメでたい頭でなによりが、2024年1月24日(水)に4枚目のフルアルバム『オメでたい頭でなにより4』を発売し、全国ワンマンツアー『今 いくね くるね 4』を開催することを発表した。

前作から約1年4ヶ月振り・4枚目のフルアルバムとなる『オメでたい頭でなにより4』。グラドル・清水あいりをMVに起用した爆乳ソング「着火繚乱ビンビンビン」、現代社会の“チンアゲ”問題に切り込んだ新曲「チン♂アゲ⤴︎交渉中」などを収録。

『オメでたい頭でなにより4』は、CDのみの通常盤に加えて、予約限定豪華盤となる“萬両箱”も発売。CDに加え、ここでしか手に入らないアクリルスタンド・卓上カレンダー・フォトブックなどが特典で付属する。“萬両箱”は、12月10日(日)までに予約をすると確実に手に入るとのこと。

『オメでたい頭でなにより4』萬両箱(PCSC予約限定盤)

『オメでたい頭でなにより4』萬両箱(PCSC予約限定盤)

『オメでたい頭でなにより4』萬両箱(PCSC予約限定盤)

『オメでたい頭でなにより4』萬両箱(PCSC予約限定盤)

『オメでたい頭でなにより4』通常盤

『オメでたい頭でなにより4』通常盤

さらに、最新アルバムを提げての全国ワンマンツアー『今 いくね くるね 4』の開催も発表に。2024年2月9日(金)千葉LOOKを皮切りに、メジャーデビュー記念日となる4月4日(木)恵比寿LIQUIDROOMまで全国14箇所を回る。今回のワンマンツアーは、各地で昼・夜の2回公演となり、セットリスト等の内容も変わるという。チケットFC抽選先行がスタートしており、こちらは12月10日(日)までの受付となっている。

『今 いくね くるね 4』

『今 いくね くるね 4』

そして、公式ファンクラブ『オメオメCLUB』が開設された。ワンマンツアー『今 いくね くるね 4』のチケット最速先行受付や、ファンクラブ会員しか見ることのできないブログ・動画・写真などのコンテンツに加え、最新アルバム『オメでたい頭でなにより4』“萬両箱”を購入するとFC会員には直筆サイン入りポストカードの特典も。

『オメオメCLUB』

『オメオメCLUB』

なお、12月11日(月)名古屋CLUB QUATTROからは『東名阪クアトロ2マンツアー「対寿祭』(読み:たいことぶきまつり)がスタート。初日となる12月11日(月)名古屋CLUB QUATTROには打首獄門同好会。12月12日(火)東京・渋谷CLUB QUATTROにはヒトリエ。そして、ツアーファイナルとなる12月20日(水)大阪・梅田CLUB QUATTROには、ヤバイTシャツ屋さんが出演。チケットは残り僅かとなっている。

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新宿ロフトで今年、2023年からスタートしたツーマンシリーズである『SHINJUKU LOFT PRESENTS 2TO2』のvol.2として2024年2月7日(水)に「有村竜太朗×健康」、vol.3として2024年2月8日(木)には「有村竜太朗×桜井青」というツーマン企画が開催されることがわかった。

チケットは両公演ともにイープラスにて12月9日(土)12時からプレオーダー受付がスタートする。早めに申し込んでおきたい。

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2024年1月12日(金)〜15日(月)CBGKシブゲキ!!にて上演される、OFFICE SHIKA PRODUCE Operetta『Ms.YAMA-INU』のビジュアル&配役が解禁となった。

11月、多くの衝撃を与え千秋楽を迎えた、Operetta『YAMA-INU』(原作 入交星士【小説「山犬」】)。全編生演奏のバイオリンによって彩られる丸尾丸一郎 初の「Operetta(軽歌劇)」は、ハードなサスペンスサバイバルストーリーと共に、大宮大奨と作り上げる唯一無二のパフォーマンスシーン、感情が刺さる11曲の音楽と生歌唱で、大きな話題を呼んだ。

今回、その対となる男女逆転作品である本公演のビジュアル&配役が公開された。今作では20〜30代の若手女優陣を中心により身体表現、そして歌、音楽に特化した「Operetta(軽歌劇)」の創作に挑む。
 
連続殺人事件が起こった田舎町で、シェフとして料理を振る舞い、いつも笑顔を絶やさぬ「雲雀(ひばり)」を演じるのは、乃木坂46の2期生として活躍し、在籍時からミュージカル『美少女戦士セーラームーン』2019、犬夜叉など、舞台を主戦場に活躍、丸尾とは『墓場、女子高生』(2016年上演・丸尾丸一郎 演出)ぶりのクリエイションとなる、伊藤純奈。
 
学生時代は雲雀を虐め、現在は地元のキャバクラで働く「石橋」を演じるのは、中学生時代からミュージカルに出演、2012年からは乃木坂46の1期生として活躍。以降、 ミュージカル『少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~』、『グッドバイ』と舞台出演を重ね、丸尾とは同じく『墓場、女子高生』(2016年上演・丸尾丸一郎 演出)ぶりのクリエイションとなる、能條愛未。
 
雲雀・石橋の所属する部活動の顧問をつとめ、この監禁事件の謎を解くキーマン、逆紅一点でもある「服部先生」を演じるのは、『僕のヒーローアカデミア』The“Ultra”Stage、舞台『鬼滅の刃』と話題作に連続出演し注目を集め続け、丸尾作品ではOFFICE SHIKA PRODUCE『秘剣つばめ返し』ぶりのクリエイション参加となる、佐藤祐吾。
 
誰も思い出すことができない謎の同級生、「ハマダマコト」を演じるのは、SKE48/AKB48のメンバーとして活動し、2017年にグループを卒業。舞台『熱海殺人事件』(2018年)、フジテレビ『教場』(2020年)、WOWOWドラマ『さまよう刃』(2021年)等の話題作品に出演し俳優として活動中の、木﨑ゆりあ。
 
大宮大奨(Operetta『Ms.YAMA-INU』の振付も担当)が11月に演じた、「或る男」のパフォーマンスを引き継ぎ、正体不明、天涯孤独で愛情を知らずに育ってきた「或る女」を演じるのは5歳から20年以上のダンスキャリアの中、2015年にはマドンナのバックダンサーとしてワールドツアーに同行。2016年リオデジャネイロ パラリンピックの閉会式における、日本のプレゼンテーション「SEE YOU IN TOKYO」にも参加。雑誌・広告・CM・PV・イベント などに数多く起用されるなど、世界的にも活躍する表現者、仲万美。
 
そして、雲雀らの母校・横川高校に勤めていた、謎の「コックさん」を演じ、脚色・演出を務めるのは、今年春に演出をつとめた舞台『桜姫東文章』(原作 鶴屋南北 / 脚本 加納幸和(花組芝居)/ 主演 三浦涼介)が話題を呼び、映画『Gメン』(監督 瑠東東一郎 / 主演 岸優太)では脚本を手掛けた、丸尾丸一郎。

男女逆転バージョンに相応しく、パワフルでオリジナリティ溢れるパフォーマンスに定評のあるメンバーが集まった。

さらに、13日・14日の夜公演終演後には、出演者によるアフタートークイベントの実施が決定した。ここでしか聞くことのできない組み合わせでの濃密な制作秘話、そして作品を深掘りする貴重なトークに期待しよう。

【あらすじ】
 「私たちが埋めたタイムカプセルを一緒に掘りに行きませんか? ハマダマコト 」
 
同窓会の前日に届いた一通の手紙。しかし、誰もその名前に記憶がない。
10年ぶりに再会した同級生は、手紙に導かれてタイムカプセルを掘るため、学校の裏山へと向かう。 

タイムカプセルの中には、骨と、ハマダマコトの名札が入っていた。

何者かに襲われ気を失った3人。気づいた時には、山小屋に監禁されていた。

そして、始まる記憶探しのサバイバルゲーム。
「シヌキデオモイダセ」
誰かが過去を思い出す度、配給される食糧…。

果たして彼らは解放されるのか、それとも恐怖と空腹に支配されてしまうのか。

彼女たちの狂気のオペレッタは、やがて美しさとノスタルジーすら奏で始める…。

 

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新国立劇場が2023/2024 シーズンラインアップ発表で、公演期間約4か月という大規模プロジェクトを発表してから大きな注目を集めてきた『デカローグ』。この度、出演者をはじめとする公演詳細が発表となった。

ポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキが発表した『デカローグ』。旧約聖書の十戒をモチーフに1980年代のポーランド、ワルシャワのとある団地を舞台にした、そこに住む人々の普遍的な愛と人間の弱さを描いた、十篇の連作集。

もともとテレビ放映用ミニ・シリーズとして1987~1988年にかけて撮影されたこの作品は、テレビ放映前に「デカローグ5」と「デカローグ6」を劇場公開バージョンに編集し『殺人に関する短いフィルム』『愛に関する短いフィルム』として1988年に発表、カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞するなど国際的に高い評価を受けた。その後、テレビシリーズも1989年ヴェネチア国際映画祭で上映、後に世界で劇場公開された。

スタンリー・キューブリック、エドワード・ヤン、侯孝賢など世界中の映画作家が賞賛の声を贈った、この十篇の物語を、この度、2024年に完全舞台化する。

十篇の物語は、オムニバス形式のそれぞれが独立した1時間前後の作品。別々の作品でありながら、緩やかにリンクし、実はひそかなつながりを持っているという隠された楽しみも見つけることができる。

上演台本を、ロイヤルコート劇場との共同プロジェクト、劇作家ワークショップ発の作品『私の一ケ月』(2022年)の作家、須貝 英が担当。演出には、新国立劇場演劇芸術監督の小川絵梨子、そして上演時間計7時間半の『エンジェルス・イン・アメリカ』二部作(2023年)の演出を手掛けたことも記憶に新しい、上村聡史の二人があたる。

公演タイトルは『デカローグ 1~10』。日程と場所は、2024年4月13日(土)~7月15日(月・祝)新国立劇場 小劇場にて。なお、本公演は、全10話を大きく3つのタームに分け、4~5月は「デカローグ1~4」を、5~6月は「デカローグ5~6」を、そして 6~7月は「デカローグ7~10」を上演する。原作同様に、観る順序は自由。総勢40名以上のキャストと共に、前例のない大きな挑戦となる本公演に期待しよう。

「デカローグ1~4」(プログラム A&B 交互上演)

公演日程:2024年4月13日(土)~5月6日(月・休)

プログラム A (「デカローグ1」、「デカローグ3」)

「デカローグ1」ある運命に関する物語

大学教授の父と、世の中で起きることを数学で解いていく息子。彼らを待ち受ける過酷な運命。
大学の言語学の教授で無神論者の父クシシュトフは、12 歳になる息子パヴェウと二人暮らしをしており、信心深い叔母イレナが父子を気にかけていた。パヴェウは父からの手ほどきで PC を使った数々のプログラム実験を重ねていたが……。

演出:小川絵梨子
出演:ノゾエ征爾  高橋惠子
チョウヨンホ  森川由樹  鈴木勝大  浅野令子
亀田佳明 

プログラムA出演者(上段左から)ノゾエ征爾、高橋惠子(下段左から)千葉哲也、小島 聖

プログラムA出演者(上段左から)ノゾエ征爾、高橋惠子(下段左から)千葉哲也、小島 聖

「デカローグ3」あるクリスマス・イヴに関する物語

クリスマス・イヴを家族と祝う男の家を突然訪ねてくる元恋人の頼みとは?
クリスマス・イヴ。妻子とともにイヴを過ごすべく、タクシー運転手のヤヌシュが帰宅する。子供たちの為にサンタクロース役を演じたりと仲睦まじい家族の時間を過ごすが、その夜遅くヤヌシュの自宅に元恋人の女性エヴァが現れ、ヤヌシュに失踪した夫を一緒に探してほしいと訴える……。

演出:小川絵梨子
出演:千葉哲也  小島 聖
浅野令子  鈴木勝大  チョウヨンホ  森川由樹
亀田佳明 

■プログラム B(「デカローグ2」、「デカローグ4」)

「デカローグ2」ある選択に関する物語

一人暮らしの医師と、愛人の子供を身籠った女性バイオリニストの対話と選択。
交響楽団のバイオリニストである30代の女性ドロタと彼女と同じアパートに住む老医師の二人。ドロタは重い病を患って入院している夫アンジェイの余命を至急知りたいと医師を訪ねる。ドロタは愛人との間にできた子を妊娠していた……

演出:上村聡史
出演:前田亜季  益岡 徹
坂本慶介  近藤 隼  松田佳央理
亀田佳明

プログラムB出演者(上段左から)前田亜季、益岡 徹(下段左から)近藤芳正、夏子

プログラムB出演者(上段左から)前田亜季、益岡 徹(下段左から)近藤芳正、夏子

「デカローグ4」ある父と娘に関する物語

父と幸せに暮らす娘。ある日、娘は父が自分に宛てた手紙を見つける。
快活で魅力的な演劇学校の生徒アンカは、父ミハウと二人暮らし。母はアンカが生まれた時に亡くなった。父娘は友達
同士の様に仲睦まじく生活していたが、ある日アンカは「死後開封のこと」と父の筆跡で書かれた封筒を見つける。その中身を見たアンカがとった行動とは……。

演出:上村聡史
出演:近藤芳正  夏子
松田佳央理  坂本慶介  近藤 隼
亀田佳明

「デカローグ5~6」(プログラム C)

公演日程:2024年5月18日(土)~6月2日(日)

■プログラム C(「デカローグ5」、「デカローグ6」)

「デカローグ5」ある殺人に関する物語

タクシー運転手を殺害した青年と、若い弁護士。死刑判決を受けた青年を救えなかった弁護士の悲嘆。
街中でたまたま、傲慢で好色な中年の運転手のタクシーに乗り込んだ20歳の青年ヤツェクは、人気のない野原で運転手の首を絞め、命乞いする彼を撲殺する。殺人により法廷で有罪判決を受けたヤツェクの弁護を担当したのは、新米弁護士のピョトルだった……。

演出:小川絵梨子
出演:福崎那由他  渋谷謙人  寺十 吾
斉藤直樹  内田健介  名越志保  田中 亨
亀田佳明

(上段左から)福崎那由他、渋谷謙人、寺十 吾(下段左から)仙名彩世、田中 亨

(上段左から)福崎那由他、渋谷謙人、寺十 吾(下段左から)仙名彩世、田中 亨

「デカローグ6」ある愛に関する物語

向かいのアパートに住む魅力的な女性の部屋を望遠鏡で覗く青年の何も求めない愛とは?
友人の母親と暮らす19歳の孤児トメクは、地元の郵便局に勤めている。彼は向かいに住む30代の魅力的な女性マグダの生活を日々望遠鏡で覗き見ていた。マグダと鉢合わせしたトメクは、彼女に愛を告白するが、自分に何を求めているのかとマグダに問われてもトメクは答えられない。その後デートをした二人、マグダはトメクを部屋に招き入れるが……。

演出:上村聡史
出演:仙名彩世  田中 亨
寺十 吾  名越志保  斉藤直樹  内田健介
亀田佳明

デカローグ7~10(プログラム D&E 交互上演)

公演日程:2024年6月22日(土)~7月15日(月・祝)

■プログラム D(「デカローグ7」、「デカローグ8」)

「デカローグ7」ある告白に関する物語

国語教師と女子高生の娘の間に生まれた子供を密かに自分の子供として育ててきた母親の真実。
両親と同居している22歳のマイカは、最終学期中に大学を退学。彼女は6歳の妹アニヤを連れてカナダに逃れたいと考えていた。実はアニヤはマイカが16歳の時に生んだ子供で父親はマイカが通っていた学校の国語教師ヴォイテクであった……。

演出:上村聡史
出演:吉田美月喜  章平  津田真澄
大滝 寛  田中穂先  堀元宗一朗  笹野美由紀  伊海実紗
亀田佳明

プログラムD出演者(上段左から)吉田美月喜、章平、津田真澄(下段左から)高田聖子、岡本 玲、大滝 寛

プログラムD出演者(上段左から)吉田美月喜、章平、津田真澄(下段左から)高田聖子、岡本 玲、大滝 寛

「デカローグ8」ある過去に関する物語

倫理学を教える大学教授とその聴講生。聴講生の質問は教授の隠された過去を暴いていく。
スポーツ好きの女性大学教授ゾフィアの勤務先の大学に、ゾフィアの著作の英訳者である女性大学教員エルジュピタが来訪する。ゾフィアの倫理学講義を聴講した彼女は、議論する為の倫理的問題提起の題材として第二次大戦中にユダヤ人の少女に起こった実話を語り始めるが、その内容は二人の過去に言及したものであた……。

演出:上村聡史
出演:高田聖子  岡本 玲  大滝 寛
田中穂先  章平  堀元宗一朗  笹野美由紀  伊海実紗
亀田佳明

■プログラム E(「デカローグ9」、「デカローグ10」)

「デカローグ9」ある孤独に関する物語

性的不能と宣告された夫は妻に事実を告げる。夫を励ます妻だが実は妻には既に若い恋人がいた。
40歳の外科医ロマンは、同業の友人から性的不能になったと診断され、若い妻であるハンカと別れるべきではないかとほのめかされる。夫婦は診断結果を話し合い、お互いに別れる気はないことを確認するが、実はハンカは若い大学生マリウシュと浮気をしていた……。

演出:小川絵梨子
出演:伊達 暁  万里紗  宮崎秋人
笠井日向  鈴木将一朗  松本 亮  石母田史朗
亀田佳明

(上段左から)伊達 暁、万里紗、宮崎秋人(下段左から)竪山隼太、石母田史朗

(上段左から)伊達 暁、万里紗、宮崎秋人(下段左から)竪山隼太、石母田史朗

「デカローグ10」ある希望に関する物語

父の死により久しぶりに再会した兄弟は、父の遺品によって予期せぬ事件に巻き込まれていく。
パンクロックグループのリーダーである弟のアルトゥルは、コンサート会場にやってきた兄イェジーから、疎遠になっていた父親が亡くなったことを告げられる。父のフラットを訪れた兄弟は、彼が膨大な切手コレクションを残していたことを知る。父親のコレクションに計り知れない価値があることを知った兄弟は次第にコレクションへの執着を募らせ、偏執的になっていく……。

演出:小川絵梨子
出演:竪山隼太  石母田史朗
鈴木将一朗  松本 亮  伊達 暁  宮崎秋人  笠井日向
亀田佳明

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2024年3月16日(土)〜3月24日(日)東京芸術劇場シアターウエストにて上演する、CoRich 舞台芸術!プロデュース【名作リメイク】『イノセント・ピープル ~原爆を作った男たちの65年~』のメインビジュアルが解禁された。また、脚本の畑澤聖悟と演出を務める日澤雄介よりコメントが届いた。

本作は、舞台芸術のクチコミ・情報ポータルサイト「CoRich 舞台芸術!」がプロデュースする公演。小劇場系カンパニーの名作戯曲を探し出し、新しいキャスト・スタッフとともに再演する企画で、第一弾は青森県を拠点に活動を行う劇団、渡辺源四郎商店の店主・畑澤聖悟の『イノセント・ピープル 〜原爆を作った男たちの65年〜』。

出演者は、山口馬木也、川島海荷、池岡亮介、川田希、森下亮に加え、オーディションから選び抜かれたメンバーも含む、総勢16名の出演者が第二次世界大戦からの65年間を演じる。

畑澤聖悟(渡辺源四郎商店店主)コメント

『イノセント・ピープル』の初演は2010年。開発者の視点から原爆を描くことで核の脅威を捉え直そうと思った。あれから13年。私の住む青森県の上空を、北朝鮮のミサイルが何発も通過していった。ウクライナ、ロシア、ガザ、イスラエル。核の脅威のなんと身近に感じられることか。2024年春に新しいキャストと演出でこの作品を観ることができる驚きと恐怖に、私自身が打ち震えている。

日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)コメント

この企画は劇団昴で2010年に上演された『イノセント・ピープル』を、CoRich 舞台芸術!プロデュース【名作リメイク】として再上演するという試みです。このお話を頂いた時は二つ返事で快諾させて頂きました。小劇場界をバックアップしてきた CoRich 舞台芸術!のプロデュース第⼀弾をお受けしない訳にはまいりません。
13年前の作品なのに色褪せるどころか鈍色の光を放ち続ける畑澤聖悟氏の脚本を、個性豊かな俳優陣と共に2024年にふさわしい演劇体験としてお送りいたします。ご期待ください。 

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2024年3月、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、東京・サンシャイン劇場にて 神津恭介シリーズ『わが一高時代の犯罪』が上演されることが決定した。

世界の名作ミステリーを丁寧に舞台化するプロジェクト「ノサカラボ」が、2023年8~9月に高木彬光の推理小説・神津恭介シリーズの初の舞台化に挑んだ『呪縛の家』に続く、神津恭介シリーズ第二弾。

原作は明智小五郎、金田一耕助と並ぶ「日本三大名探偵」のひとりと言われる「神津恭介」が主人公のシリーズ作品で、第一弾の『呪縛の家』では東京大学医学部法医学教室に所属していた神津恭介の学生時代を描いた、1951年に発売された作品『わが一高時代の犯罪』。今回は表題作『わが一高時代の犯罪』とその続編とも言える『輓歌』の2編を舞台化する。

前作に続いて構成・演出は「ノサカラボ」の主宰で、海外戯曲から漫画原作まで幅広いジャンルの舞台を手がけ、高い評価を得ている野坂実。脚本を手掛けるのは、演劇ユニット「Mo’xtra」の主宰で、新国立劇場演劇公演『私の一ヶ月』の脚本を手掛けるなど活躍中の須貝英。

主演の頭脳明晰、クールな名探偵の神津恭介役には前作に続き、音楽朗読劇 THE LITTLE MATCH GIRL~アンデルセン童話「マッチ売りの少女」より~に出演、『Arcana Shadow』の主演を務めるなど舞台を中心に活躍する林一敬。さらに義に厚いプレイボーイな青野和彦役に関翔馬、高慢な自信家で神津のライバル飯沼良太郎役に高橋曽良、そして使命に燃える謎多き同級生の妻木幸一郎役に小山龍之介などフレッシュな顔ぶれが揃った。

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12月7日に後楽園ホールにて行なわれる『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.27 ―力道山先生没60年追悼興行―』で、約3年9ヶ月ぶりのプロレスラー復帰を果たす澤田敦士にインタビューを行った。

澤田は明治大学在学時に全日本ジュニア柔道体重別選手権大会100kg級で優勝するなどの実績を挙げ、小川直也に師事してプロレスラーの道へ。2007年にアントニオ猪木率いるIGFでデビューし、数試合でプロレス大賞新人賞を受賞するなどの活躍を見せる。

 “売名王”の異名を取ってリング内外を騒がせてきた澤田だが、2015年に千葉県・我孫子市議に当選。今年11月19日には3選を果たし、盤石な地盤を築いている。

プロレスラーとしては、2選目の当選を果たした直後の2019年12月にストロングスタイルプロレスのリングで約2年2ヶ月ぶりに復帰。しかし、2020年3月に同団体のリングで船木誠勝との一騎打ちを行った際に三角絞めで敗れ、その後は意識が朦朧となって緊急搬送されるという事態に見舞われた。なんとか大事には至らずに済んだ澤田だったが、その後はプロレスラーとしてリングに立つことはなく年月が経過している。

今大会では、スーパー・タイガー&船木誠勝vs村上和成&Xのタッグマッチが行なわれることが発表されていたが、Xの正体は澤田であることが電撃発表。澤田は約3年9ヶ月ぶりの復帰戦を行うことになった。

澤田と船木の因縁は先述の通りだが、スーパーと村上にも浅からぬ因縁がある。

2013年3月に当時レジェンド王座を保持していたスーパーに村上が挑戦するも、村上の狂乱ファイトから試合が不成立となり6分20秒でノーコンテストという結末に終わった。

その約8年後の2021年4月には、村上が「お前の試合には牙が無い牙が。俺がいつでもお前のその牙復活させてやる」という宣戦布告とともにスーパーのレジェンド王座に挑戦表明したが、その試合は実現せぬまま今日に至る。

4人の男たちが紡いできた歴史の糸が一本に交わることになるこの試合、澤田はどのような意気込みで臨むのか。公務を終えたばかりの澤田に直撃した。

「心臓が2倍くらいに腫れて破裂しそうになってた」――試合後に救急搬送され心臓を緊急手術。約3年9ヶ月ぶりの復帰を後押しした初代タイガーマスクの一声

――まずは我孫子市市議会議員選挙の3選、おめでとうございます!

ありがとうございます!あっ、“さんせん”ってプロレスの参戦?(笑)いやいや、本当にどちらも心から御礼申し上げます。

――約3年9ヶ月前、船木誠勝選手との試合後に緊急搬送されました。あのときはどういう状況だったのでしょう?

あのあとすぐに心臓を手術しました。心臓が破裂しそうになってたんで。2倍くらいに腫れてたって話で「今すぐ手術しなきゃダメだ」と。そこから完治までに……2年くらいかかりましたかね? 投薬治療とかリハビリとか色々やって、ちゃんと動けるようになったのは2年くらい経ったあとだったと思います。

2020年に船木誠勝に三角絞めで敗れ、意識が朦朧となって緊急搬送された

2020年に船木誠勝に三角絞めで敗れ、意識が朦朧となって緊急搬送された

――政治家としては、やはり支持者の方からお叱りの声などありましたか?

まあ、そりゃあね。僕も公人として活動してますから。直接言ってくる方はいなかったですけど、そういった目で見られてたんだろうなと。あの件に関しては、レスラーとしても、議員としても、1人の人間としても反省しないといけない試合だったなと思ってます。

――「完治まで2年かかった」という言葉がありましたが、その後すぐに復帰しなかったのはリングからしばらく離れようという考えがあったのでしょうか

離れようとは思ってないですよ。僕は生涯プロレスラーを貫いていきたいんで。でも、タイミングがなかなかなかったかなと。そもそも、僕を使おうという団体は無いと思いますよ。心臓で倒れてますから、いくら僕が「治ったから」って言っても他の団体さんは僕を使うのは怖いでしょう。そんな中でストロングプロレスさんが声をかけてくださった。前にストロングスタイルプロレスで恥を晒した人間にまた手を差し伸べてくださった。こんなありがたい話は無いので、お話があったときには「是非ともやらせてください!」って二つ返事でお受けしました。

――前回の復帰の際には「猪木会長の遺伝子が受け継がれている佐山先生の団体しかない」と、ストロングスタイルプロレスのリングを選びました。今回も同じ思いでしょうか

そうですねえ。「元気があれば何でも出来る」と「迷わず行けよ、行けば分かるさ」の精神を胸に議員活動・選挙活動をやってきたわけですから。それは議員としてじゃなくて、プロレスラー人生でもこれをテーマに活動していかなきゃいけないなと思っていますから。僕がリング復帰するとしたらここのリング以外には無いかなという思いはありましたよ。

――過去2回の当選直後には、それぞれプロレスに復帰して敗れるというジンクスが2回続いています。今は試合前ですが、負けることは考えていますか?

出る前に負けること考える馬鹿いるかよッ! 出てけコラッ!……絶対これ言わせたかっただけでしょ(笑)。でも、僕もアマチュア柔道とかやってましたけど、ホントそうなんですよ。やる前から負けること考えませんよ。プロレスだって政治だって選挙だってそうです。やる前に負けること考えるなんて馬鹿ですよ。

「僕のことはもうレスラーとして見てないのかな」――船木誠勝との再戦にかける思い、初タッグの“平成のテロリスト”村上和成との意外なエピソード

――久々の試合、対角にはあのときと同じ船木選手がいます。船木選手にはどういう気持ちを抱いていますか

本音を言うと、「受けていただいてありがとうございます」ですよ。4年前の話なんであんま言いたくないですけど、今思うとあのときは体調が万全じゃなかったんですよ。コンディションが悪いというか、無理して出て行って入場から記憶が無い中での試合になって、あんな醜態を晒して……。本当になにも覚えてなくて、僕の中では“醜態を晒した”以外になにもない試合。それで、僕が試合後に病院に担ぎ込まれて心臓を手術したことだって、船木さんも知ってるわけですよ。よくもそんな相手との試合を受けてくれたなと。本当にありがとうございます。純粋にそういう気持ちです。

船木には「とにかく僕の本気の思いをぶつけていきたい」と語る澤田

船木には「とにかく僕の本気の思いをぶつけていきたい」と語る澤田

――船木選手とはどういう試合をしたいと思いますか

いや、試合になったら本気で船木さんにぶつかって倒していくだけです。それだけですよ。選挙中も朝3時に起きて稽古してたんで。体力的なところは心配してないです。今度こそ、倒してみせます。「潰しに行く」とかホントそんなんじゃなくて、とにかく僕の本気の思いをぶつけていきたいと思います。

「試合になったら本気で船木さんにぶつかって倒していくだけ」と語る澤田

「試合になったら本気で船木さんにぶつかって倒していくだけ」と語る澤田

――今回のパートナーは村上和成選手です。過去に組んだり闘ったりしたことはあるのでしょうか?

無いですね。初めてです。リングで絡んだことも無いですし、話したことも……。いや、1回あるな。小川直也さんを通じて、田中敬子さん(※力道山さんの奥様)関係で1回会ったことがありました。「はぐれ小川軍の村上さんじゃないですかぁ~!」って言ったら否定はしてなかった気がする(笑)

――スーパー・タイガー選手についてはどういう印象を持っていますか

いや、スーパー・タイガーは強いですよ。動き見てれば分かる。アレは本当に強い人の動きですよ。そりゃあリングの上で会ったら全力でぶつかっていきますけど、道端とかで絶対に喧嘩したくない。絶対に避けて通る。そういう怖さがあります。オーラがありますよ、オーラが。「あっ、こりゃあヤバいわ」みたいな強者のオーラってやつですかね? タイガーマスクの遺伝子からオーラが出てるんですよ、多分(笑)。でもリングで闘えるってことは純粋にワクワクしますよ。

「そもそも猪木さんは“ストロングスタイル”なんて言葉は使ったことない」――プロレスと政治の師・アントニオ猪木さんから学んだ生き様と覚悟

――澤田先生は猪木イズム、闘魂の継承者の1人だと思います。プロレスラー業を休止している間に猪木さんが亡くなったことについて、どのように思いますか

「あぁ、ついにそのときが来たんだな」って。ショックというのは正直あったけど、僕の中で覚悟はしていたかなって。会長に頼り切っていた議員生活でしたし、猪木会長は僕の人生を変えてくれた人ですから。プロレスの世界にも政治の世界にも導いてくれたのは猪木さんですからね。亡くなられて……覚悟が生まれたかなって。自分は猪木さんの思いというものを背負って生きていかなきゃいけないなと、そういう覚悟が。政治家としてもプロレスラーとしてもそうですよ。「感謝、感謝、感謝」。猪木会長にはそれだけしかないです。ご遺体を眼の前にしたときにも「感謝、感謝、感謝」しか無かった。覚悟が生まれましたよ。人生の覚悟が……。

――本当の意味で独り立ちする覚悟が生まれたと

そうですね。“猪木イズム”とか、それは僕らが言うことじゃなくて、マスコミさんとか第三者が言うことで、そういう評価をするのは第三者。1つ言えるのは、猪木さんはずっと僕のことを思っていてくれたということです。亡くなる寸前まで「澤田は大丈夫か」って言ってくれていたので。個人としてもプロレスラーとしても強く生きていかなきゃいかんなと、そう感じています。実は今日締めているネクタイも猪木さんの形見です。猪木さんが見ていてくださると思ってやっていきます。

猪木の形見のネクタイを締め「猪木さんが見ていてくださると思ってやっていきます」と語る

猪木の形見のネクタイを締め「猪木さんが見ていてくださると思ってやっていきます」と語る

――この4年弱でストロングスタイルプロレスは大きく変わりました。澤田先生が最後に参戦したときに始まった女子マッチも、今や大会の半分を占めるようになりましたし、以前よりも増して『ストロングスタイルとはなにか』と世に問う団体になっています。このリングで澤田先生はどのようなものを見せたいと思いますか?

ストロングスタイルプロレスはすごいと思いますよ。「本物のプロレスとはなにか」と佐山先生、新間先生が未だに追究している。プロレスというものに常にまっすぐ向き合い続ける姿勢には本当に頭が下がりますよ。佐山先生が思うプロレスを見せて、少しでも納得していただけるような試合をしたいなと思いますよ。なによりも、お客さんの前でどういう試合をするか。多分ね、求められてることは媚を売らないってとこですよ。リングの上に上がったら自分との闘い。すなわち客との闘い。対世間。「プロレスとはなんなのか」と考え続けることが、現代の猪木問答ならぬ佐山問答なのかなって思います。

――澤田先生にとっての“ストロングスタイル”とはどういうものなのでしょう?

「ストロングスタイルってのはなにか」っていう質問をされたら、僕の答えは「分かりません」の一言です。「猪木さんはストロングスタイルだ」って誰かが言っただけで、そもそも猪木さんは“ストロングスタイル”って言葉は1回も使ってないんですから。だから僕の答えは「分かりません」になるんですよ。

――猪木さんの生き様が「ストロングスタイルだ」と評されることがあっても、決して“ストロングスタイル=アントニオ猪木”ではないと

猪木さんがいつも言っていたのは、「強さを追い求めなさい」「プロレスラーは心も身体も強くなきゃいけない」って言葉です。1つ言えるのは、“プロレスとは闘いである”と。相手との闘い、客との闘い。世間と闘っていくことが今のプロレスに最も足りないところだろうと思います。佐山先生だって、若いときから今に至るまで常に世間と闘ってきた人でしょう? その姿をファンに見せてきた人じゃないですか。“ストロングスタイル”ってものがあるんだとしたら、それは言葉じゃなくて生き様なんだと思います。まあ、猪木さんの教えはシンプルに「プロレスラーは強く在れ」ってことなんですよ。

――先程「世間との闘い」という言葉がありました。世間に影響力のある議員レスラーだからこそプロレス界に貢献出来ることはあると思いますか?

そんな大それたこと考えてないですよ。貢献だなんておこがましい。ただ1レスラーが1議員になっただけで、1議員がプロレスをやっているだけで。謙虚な気持ちを持たなきゃいけないと思ってますよ。議員としてプロレスの価値を上げるなんてことは、アントニオ猪木以外に出来ることじゃないです。スポーツ外交しかり、北朝鮮やイラクの問題もしかり。あれは“プロレスラー・アントニオ猪木”だから出来たことで、猪木さんがプロレスラーっていうものの価値を上げてくれたって言えると思うんです。「貢献する」っていうのはそのレベルの話だと思ってるんで、それに近付きたいだなんておこがまくて、軽はずみに言えないですよ。僕は僕の出来ることを謙虚に、謙虚に積み上げていくだけです。

――では、“我孫子市市議会議員プロレスラー・澤田敦士”にしか出来ないことはあると思いますか?

「プロレスで地元を盛り上げます!」なんてちっちゃいこと言ってもしゃーないし、地元を盛り上げるなんてのは当たり前で、議員は全員そうだから。プロレスラー議員だからこそ出来ることってのがあるんですよ。発信力もそうだし、僕はプロレスラー時代の色んな人脈を使わせていただいてます。千葉ロッテマリーンズの監督をしていらした井口監督もIGFによく来てくれていたんで交友があって、我孫子で野球教室をやっていただいたり。あとは小川直也さんが我孫子市役所に表敬訪問にいらして、我孫子の魅力を発信してくださったり。ボブ・サップが小学校で英語の授業をやってくれたり。他には議員になる前から個人的なパイプがあるマスコミの人に、我孫子の魅力を発信する記事をYahoo!ニュースとかに載せていただいたりとか。行政の課題がどうのこうのと考えるのは議員なら当たり前なんで、それ以外でプロレスラー議員としての役目がある。それが我孫子で僕にしか出来ないこと。他のレスラー議員にもそれは伝えたいですね。

「今回はしっかりとコンディションを整えて、お客様にも佐山先生にも見せて恥ずかしくない試合をしたい」

「今回はしっかりとコンディションを整えて、お客様にも佐山先生にも見せて恥ずかしくない試合をしたい」

――そういったプロレスラー議員としての精神も猪木さんから教わったのでしょうか

もちろんです。東京オリンピックのときには、我孫子でスロベニアの柔道選手たちの事前キャンプを受け入れたこともありましたけど、それも猪木さんが闘魂外交で培ってきたものがベースですから。

――最後になりますが、3年9ヶ月ぶりの復帰戦に向けてファンにメッセージをお願いします!

まあ、今回の参戦発表があって有権者の皆さんもビックリしてましたよ。「えっ?! 選挙後に試合やんの?!」って(笑)。まさに「一寸先はハプニング」ってやつで(笑)。僕の参戦発表のニュースとかもかなりバズってたのを見たんで、期待はしていただけているのかなと思います。今回はしっかりとコンディションを整えて、お客様にも佐山先生にも見せて恥ずかしくない試合をしたいと思いますので、どうぞ皆さん応援に来てください! 宜しくお願い致します!

「どうぞ皆さん応援に来てください!宜しくお願い致します!」

「どうぞ皆さん応援に来てください!宜しくお願い致します!」

大会を約2週間後に控えた段階で電撃発表された澤田敦士の参戦。

プロレスと政治の双方で猪木氏に師事してきた澤田は、最もストロングスタイルプロレスのリングにふさわしい選手の1人であることは間違いない。

プロレスラー議員としての誇りを強く持つ澤田が、久々のリングでどのような闘いを見せてくれるのか。船木との再戦の行方はどうなるのか。そして全くの未知数となる村上との“売名王&テロリスト”のタッグが、どのような化学反応を見せてくれるのか。

その答えが出ることになる12月7日の『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.27 ―力道山先生没60年追悼興行―』は注目必至だ。

<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)&船木誠勝(フリー)
vs
村上和成(フリー)&澤田敦士(無所属)

スーパー・タイガー&船木誠勝 vs 村上和成&澤田敦士

スーパー・タイガー&船木誠勝 vs 村上和成&澤田敦士

【そのほかの対戦カード】

<Wメインイベント(2)SSPW女子タッグ王座初代王者決定トーナメント決勝戦 60分1本勝負>
ジャガー横田(CRYSIS/ワールド女子プロレス・ディアナ)&藪下めぐみ(CRYSIS/フリー)
vs
タイガ-・クイーン(ストロングスタイルプロレス)&梅咲遥(ワールド女子プロレス・ディアナ)

<Wメインイベント(1) レジェンド選手権試合 60分1本勝負>
[第17代王者]間下隼人(ストロングスタイルプロレス)
vs
[挑戦者]関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)

【力道山先生没60年追悼セレモニー】

<第3試合 3WAYマッチ 30分1本勝負>
ダーク・チーター(DarkerZ)
vs
尾崎妹加(フリー)
vs
櫻井裕子(COLOR'S)

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
日高郁人(ショーンキャプチャー)&阿部史典(格闘探偵団)
vs
宮本裕向(暗黒プロレス組織666)&佐藤光留(パンクラスMISSION)

<第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
網倉りな(COLOR'S)
vs
石川奈青(フリー)

※対戦カードは変更となる場合がある。

初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.27 ―力道山先生没60年追悼興行―

初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.27 ―力道山先生没60年追悼興行―

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『文具女子博 pop-up in 広島2024』が2024年2月16日(金)から2月19日(月)までの4日間、広島・そごう広島店9階=催事場 にて開催されることがわかった。

『文具女子博』は、日本最大級の“文具の祭典”。老舗の文具メーカーや気鋭の新しいメーカー、オリジナル商品が充実した文具店などが一堂に会する文具の即売イベントだ。来場者は直接文具を見て、触れて、その場でお気に入りのアイテムを購入できる。今年で7年目を迎える同イベントの累計来場者数は40万人を超えている。

『文具女子博 pop-up in 広島2024』は、前回『文具女子博 pop-up in 広島2021』以来約2年となる広島での開催。全45社が出店を予定しており、開催テーマ「Welcome! 文具ティーパーティー」をモチーフとした限定商品も販売される。

「地域限定・広島」マスキングテープ価格:418円(BGM)

「地域限定・広島」マスキングテープ価格:418円(BGM)

また、広島ならではの“ご当地文房具”も登場。出店メーカー「BGM」からは、もみじまんじゅう・カキ・厳島神社の大鳥居など、地域限定マスキングテープがラインナップとして発表されている。

「2way ボールペンコレクション」1個500 円/なくなり次第終了

「2way ボールペンコレクション」1個500 円/なくなり次第終了

「2way ボールペンコレクション」では、参加文具メーカーをイメージしたボールペンが登場。パーツを組み替えてミニサイズにできる2way仕様のボールペンで、軸部分には各メーカーをイメージした絵柄がデザインされている。なお、絵柄は全10種類からランダムで販売される。

マスキングテープくじ&ビュッフェ(200円/1回) デザイン協賛:WORLD CRAFT

マスキングテープくじ&ビュッフェ(200円/1回) デザイン協賛:WORLD CRAFT

そのほか、『文具女子博』おなじみのイベントも実施。「マスキングテープくじ&ビュッフェ」では、カプセルを引くと「Welcome!文具ティーパーティー」柄のオリジナルマスキングテープ3種類のうちどれか1つが必ず貰える。「ビュッフェお楽しみ券」が出ると、マスキングテープビュッフェに参加可能だ。

来場記念スタンプ&パスポート風ノート(ノート価格:300円/1冊)※スタンプは参加無料

来場記念スタンプ&パスポート風ノート(ノート価格:300円/1冊)※スタンプは参加無料

『文具女子博 pop-up in 広島2024』は、各日ブロックごとの定員入れ替え制。チケットは、イープラスにて12月9日(土)10 時より受付がスタートする。そのほか詳細は、『文具女子博』公式サイトを確認しよう。

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シンガーソングライターの分島花音が、12月1日に約3年半ぶりとなる新曲「少女帰還」をリリースした。

「少女帰還」はライブで定番となっており、ファンの間では親しまれている楽曲。編曲にsugarbeansを迎え、演奏にも分島おなじみのライブメンバーが参加しており、リリックビデオも配信開始されているので是非チェックしたい。

また、分島花音は、12/31に恒例のカウントダウンライブを開催が決定している。新曲リリースに当たって本人からのコメントも到着した。

■分島花音コメント
少女帰還がリリースされました。
どれだけ社会に揉まれても、年を重ねても、
変わらず心の中には子供だったかつての自分がいて、
幾つになっても少女だった自分が蘇り帰還する
非条理に泣いても夢を諦めてもこの歌はあなたの味方です。

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2024年1月大阪・東京で開催する、屋良朝幸のライブ『TOMOYUKI YARA THE NEWLY』のメインビジュアルが解禁となった。また、屋良と親交が深く、彼を慕っている面々がゲスト・スペシャルパフォーマーとして集結することも発表された。

ダンス、振付に置いて着実にパフォーマンス力を磨き、実績を積み上げてきた屋良朝幸が『ヤラボッチ』 以来2年ぶりに開催するライブ。音楽は2018年からタッグを組んできた音楽プロデューサーであるm.c.A・Tが務め、屋良朝幸が手がける集大成かつ新たなるスタートをきる本ライブ。

公開されたビジュアルには、まっすぐと正面を見据え、訴えかける眼差しが印象的な屋良の姿が。

そして、“Guest”として、1月16日の大阪公演に、2018年の同シリーズレギュラー出演となる浜中文一、1月30日・31日の東京公演に、HOME MADE 家族のDJ U-ICHI、Charisma.comのいつかが会場に駆けつけることが決定。

また、“Special Perfomer“として、Hilty & Bosch(1/16公演)のZINとYOU、Da Disco Beats(1/30・31 14:30公演)の植木 豪、Toyotaka、HILOMU、Dolton、 GeN、KIMUTAKU、GREATERʼz CREW(1/31 18:00公演)の屋良と親交が深い、そして慕っている面々がスペシャルパフォーマンスを繰り広げる。

さらに“Dancer”として、YUHA、miZuKi、miyuu、NANAMI、Takuya Matsunaga、Takashi Ogataが全公演出演する。

 『TOMOYUKI YARA THE NEWLY』 は、2024年1月16日(火)大阪・なんばHatch、1月30日(火)・31日(水)東京・恵比寿 The Garden Hall にて開催。

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劇場スクリーンに映し出される暗い森。イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出版のオペラ《デッドマン・ウォーキング》の始まりはまるで映画のようだ。凄惨な事件、死刑を宣告された犯人、彼に寄り添うひとりのシスター、そして被害者と加害者それぞれの家族――。自身の10年間に渡る死刑囚との交流をもとにシスター・ヘレン・プレジャンが著したノンフィクション『デッドマン・ウォーキング』は1995年に映画化され、2000年にはオペラ版も初上演。これまで観客から多大な支持を受け、本年9月にMET新シーズンのオープニングを飾った21世紀オペラの金字塔が<METライブビューイング>として映画館で甦る。本作の原作者、シスター・ヘレン・プレジャン氏に話を聞くことができた。

【動画】《デッドマン・ウォーキング》MET初演予告

 

 

METによる新制作《デッドマン・ウォーキング》

――イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出版の《デッドマン・ウォーキング》をご覧になっていかがでしたか?

これまでオペラ化されたこの作品を15回以上観てきましたが、今回のニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(以下MET)での上演ほど強いパワーを受け取ったことはありません。舞台上に撮影カメラが入り、登場人物たちの表情をリアルタイムに映し出して観客に提示する演出も斬新で素晴らしいと思いましたし、その手法により、死刑囚として最期の日を待つジョセフ(ライアン・マキニー)が自身の罪と向き合い次第に変化していく過程がより明確に伝わってくると感じました。

《デッドマン・ウォーキング》 ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

《デッドマン・ウォーキング》 ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

――衣装の色味を極力抑え、そのぶん、装置の背景色や照明などで登場人物たちの感情や場面に合致した“色”を際立たせる演出手法も興味深かったです。

そう! そこに注目すると深みが増しますよね。この作品の芯のひとつが「罪を犯した人間が生き続けることは赦されるのか」という問いかけです。劇中には命を奪われた被害者の家族も登場し、彼らがジョセフを憎む気持ちも描かれますし、その反対に犯人であるジョセフの母親も「自分の子どもが(死刑により)命を取られる私の気持ちは誰にもわからない」と感情をあらわにします。今回のMET上演版を観て、ノンフィクションを芸術作品へと置き換えるにあたり、オペラはもっとも優れた手法のひとつだと実感しています。

《デッドマン・ウォーキング》 ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

《デッドマン・ウォーキング》 ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

――ご自身が著したノンフィクションがオペラ化されるにあたり、クリエイター側に何かリクエストをなさいましたか?

いえいえ、とんでもない(笑)! ノンフィクションでも原作はあくまで原作ですから、それを託した時点で演出や装置、衣装などはすべてクリエイター側にお任せしています。ただ、音楽については2000年のオペラ初演版の制作が決まった時に作曲家のジェイク・ヘギーと何度もやり取りをし、ふたつだけリクエストをさせてもらいました。ひとつは「前衛的過ぎず観客の耳に残る音楽を作って欲しい」、そしてもうひとつが「作品の核が“赦しへの旅路”だと意識した楽曲で構成して欲しい」です。《デッドマン・ウォーキング》のオペラ版制作にあたり、あらためて創作の場では信頼が大事だとたくさんの学びがありましたし、映画版(1995年)の時と同じく素晴らしい信頼関係の中でオペラ版が生み出されたと思っています。

《デッドマン・ウォーキング》 ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

《デッドマン・ウォーキング》 ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

 

作品を通して描かれる“赦しへの旅路” 

――ジョセフがその時を迎え、シスター・ヘレンに伝えた最期の言葉が「愛している」だったことが本作のテーマのひとつだと強く感じました。

私は《デッドマン・ウォーキング》という作品をラブストーリーだと捉えています。それは愛を知らなかったジョセフが自分や神と向き合う中で大きく変わり、自らの罪を悔いたのちに他者への愛を実感できるようになったからです。私自身、これまで6人の受刑者たちの刑の執行に立ち会った経験があるのですが、その6人とも最期の時に口にした言葉は愛に関するものでした。

《デッドマン・ウォーキング》 ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

《デッドマン・ウォーキング》 ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

――ご自身がモデルとなっているシスター・ヘレン役を担うジョイス・ディドナートさんとは親しい間柄だそうですね。

そう、とても親しい友人です。彼女ほどシスター・ヘレン役を理解し、私の活動に寄り添ったうえでこの役を演じてくれる人を他に知りませんし、マドリードでの上演の際にもジョイスがヘレン役を担ってくれて、私たちは長い時間を共に過ごしました。彼女は劇中で描かれる“赦しへの旅路”を完璧に体現してくれていますし、じつは先ほどお話した「《デッドマン・ウォーキング》はラブストーリー」との言葉を最初に私に伝えてくれたのもジョイスなのです。彼女は「人は誰でもひとりで逝くのは怖いはずなのに、彼らはあなたの精神的なダメージを慮って“シスター、自分が死んでいくさまは見なくていい、どうかこの場から離れてくれ”と言った。最期の時に彼らは他者に対して愛の気持ちを持って接することができたのよ」と。その言葉をジョイスから聞いた時に目が開いた気がしました。彼女が本作のラストで歌うアリアは何よりも透明な力でお客様に愛を届けてくれる楽曲です。

《デッドマン・ウォーキング》 ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

《デッドマン・ウォーキング》 ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

――少し時計を戻させてください。シスターご自身が最初に死刑囚と関わることになったきっかけを教えていただけますか。

元は郊外で子どもたちに接する修道女でしたが、40代になった時に都市部へと移り、貧困層と呼ばれる人々のための活動をするようになりました。その活動の一環として、刑務所に収監されている死刑囚と手紙のやり取りをしてみないかとオファーがあり、実際に彼らと関わるようになったのです。それは子どもたちとの日々とはまったく違う世界での体験で、つねに水中で溺れているような感覚でした。最初は殺人を犯すような人のことが怖くてたまらず、どうしていいのかわからなかったのですが、ひとりの死刑囚との交流の中で、次第に彼の中にある“人間”の姿がはっきりと見えるようになったのです。その人が犯した罪は“死”をもって償わされるべきではない。それは死刑囚と関わる日々の中でずっと変わらない私の信念です。

シスター・ヘレンと死刑囚 ⒸJoup Bouma

シスター・ヘレンと死刑囚 ⒸJoup Bouma

 

自らの人生を取り戻すために“赦す”

――私たちが日々を過ごす中で他者に対して怒りを感じたり、憎しみの気持ちが生まれた時はどうしたら良いのでしょう。

とても大切な問いかけをありがとう。作中でも愛する娘の命を奪われた父親が大きな怒りを抱え、犯人であるジョセフの刑の執行を望む場面があるのですが、じつは彼自身もジョセフの死によって自らの怒りが癒されることはないとわかっているのです。自分や愛する人が傷つけられた時、傷を負った人の心には怒りや憎しみが生まれます、それは当然のことです。でも、自分の心の中に怒りや憎しみの気持ちがあるうちは、酷いことをした相手に自身の心が支配されている状態ともいえます。ですから、本当に自分の心を解放したいのであれば、怒りや憎しみの気持ちをまず手放すことが大切なのだと思います。相手を“赦す”ことは“弱さ”であると考えている人もいるかもしれませんがそれは違います。“赦す”ためには大きなパワーが必要で、それはとても“強い”心から生まれます。“赦す”ことこそ、自分の人生の自由を取り戻すために必要なことだと私は信じています。

《デッドマン・ウォーキング》 ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

《デッドマン・ウォーキング》 ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

――心に響くお言葉をありがとうございます。オペラ《デッドマン・ウォーキング》はMET版ライブビューイングとして間もなく日本でも上映されます。

METの方も仰っていましたが、多くのオペラ作品が上演される中で、この《デッドマン・ウォーキング》を観た観客の反応は特別なのだそうです。制作サイドにとっても死刑制度の問題をオペラという芸術作品の中で取り上げることは大きなチャレンジだったと思います。この作品と出会ったひとりひとりがシスター・ヘレンとジョセフとの交流や被害者と加害者それぞれの家族の変化を通じ、“赦しへの旅路”を自分のこととして受け止め、今も世界中でおこなわれているこの制度についてもう1度考えてくだされば幸いです。

《デッドマン・ウォーキング》カーテンコール ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

《デッドマン・ウォーキング》カーテンコール ⒸKaren Almond/Metropolitan Opera

取材・文 上村由紀子(演劇ライター)

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2024年1月14日(日)ヒューリックホール東京にて、植田鳥越『口は〇〇のもと 〜七草喋語(ななくさべしゃりがたり)〜』、植田鳥越『口は◯◯のもと〜若俳軍団の騒乱〜』が開催されることが決定した。

本公演は、役者界屈指のしゃべりストと名高い植田圭輔、鳥越裕貴によるトークイベント。過去行われた公演はいずれも完売御礼に終わり、反響の大きさゆえ2022年にBS11にて同シリーズのテレビ番組「植田鳥越 口は〇〇のもと TV」がスタート、現在はSeason2がレギュラー放送中だ。
これまで東京では7回(公開収録も含む)開催。地方公演として彼らの出身地である大阪・名古屋を経て、12月19日(火)に広島 LIVE VANQUISH にて、ゲストに広島出身の木津つばさを迎えて「〜広島の宴編〜」を開催予定で、いずれも現地チケットは毎公演完売となっている。

シリーズ第7弾となる今回は、内容を変え昼夜の2公演開催。昼公演「七草喋語(ななくさべしゃりがたり)」では、2人と親交のあるゲスト2名を招いての通常トークイベントを実施。夜公演「若俳軍団の騒乱」は、彼らを慕う後輩俳優たちで結成された“若俳軍団”たちが乗り込む恒例スピンオフ企画。“若俳軍団”たちが爪痕を残すべく身を削ってトークを繰り広げる。どちらのゲストも後日発表予定。

毎公演会場は爆笑の渦に巻き込まれ、とても俳優とは思えない彼らのトークは必見だ。

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東映株式会社と東映ビデオ株式会社が立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」。この度、“ミュージカル時代劇”という新しいコンセプトで新たな公演を行うことが発表された。

タイトルは『邪魚隊/ジャッコタイ』。どこか抜けてる個性豊かな死刑囚4人が死罪免除を条件に、将軍おかかえの使い捨ての特殊部隊【邪魚隊】として働かされる。そこへ彼らと正反対の堅物な田舎武士が巻き込まれ、寄せ集めの凸凹チームが結成。将軍の命で「人食い鬼」退治に挑むことになった凸凹チームはミッションを成功させ平和を取り戻すことが出来るのか!?
歌あり、笑いあり、涙ありの“ミュージカル時代劇”となっている。

本作の主演である邪魚隊のリーダーでスリ師の鱗蔵(りんぞう)を演じるのは佐藤流司。ミュージカル『刀剣乱舞』加州清光役や、舞台「呪術廻戦」主演・虎杖悠仁役など2.5次元をはじめとした多くの舞台に出演。またバンド「The Brow Beat」や、ダンスボーカルユニット「ZIPANG OPERA」 のメンバーとして音楽面でも活動。舞台『カストルとポルックス』では初の原案・脚本・演出に挑戦するなど多岐に活躍している。邪魚隊に巻き込まれる堅物な田舎武士・水野平馬(みずのへいま)を演じるのは阿久津仁愛。 ミュージカル「『テニスの王子様』3rdシーズン青学VS六角」より4年間、主人公・越前リョーマ役を演じ話題に。そして邪魚隊メンバーにも話題のキャストが集結。拷問仕掛けの天才・スルメ役に橋本祥平(映画『文豪ストレイドックス BEAST』主演・芥川龍之介役など)。毒を操る闇医者・鮒右衛門(ふなえもん)役に小柳 心(舞台『「呪術廻戦」- 京都姉妹校交流会・起首雷同 -』東堂葵役など)。変装の天才・比売知(ひめじ)役を廣瀬智紀(「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」 ソノシ 役など)。2.5次元舞台で活躍するトップ俳優らが集結した。

(左から) 佐藤流司、阿久津仁愛、橋本祥平、小柳 心、廣瀬智紀

(左から) 佐藤流司、阿久津仁愛、橋本祥平、小柳 心、廣瀬智紀

スタッフにも実力派が勢ぞろい。映画の監督を務めるのは映画『科捜研の女 -劇場版-』、「遺留捜査」、「刑事7人」でパイロット監督を務める兼﨑涼介。脚本は「刑事7人」シリーズなどを執筆する新進気鋭の脚本家・小西麻友。舞台の演出を務めるのは、ミュージカル『薄桜鬼』、「風都探偵 THE STAGE」などを手掛ける劇団「少年社中」の毛利亘宏。そして、ミュージカルパートも魅力的な本作で音楽を務めるのは、ミュージカル『刀剣乱舞』、ミュージカル「るろうに剣心 京都編」、舞台「鬼滅の刃」など 大人気ミュージカル&舞台を担ってきた和田俊輔。作詞は国民的アニメ「ONE PIECE」の主題歌「ウィーアー!」を手掛けた藤林聖子。和田と藤林2人の初コラボにも注目が集まる。

今回、ティザービジュアルも解禁となった。鱗蔵(佐藤流司)、スルメ(橋本祥平)、鮒右衛門(小柳心)、比売知(廣瀬智紀)ら邪魚隊メンバー4人と、堅物な田舎武士・水野平馬(阿久津仁愛)の凸凹チームの姿が収められ、鮮やかな色合いが異彩を放つビジュアルとなっている。また5人の背景には楽譜があしわられ、作曲家・和田俊輔と作詞家・藤林聖子が作り出す“ミュージカル時代劇”を連想させ、個性豊かな凸凹チームと組み合わさり、「魅惑の化学反応」がどう起こるのか期待感高まるティザービジュアルとなっている。

どんな公演になるのか、楽しみにしよう。

(C)2024 toei-movie-st

(C)2024 toei-movie-st

 
【ストーリー】
どこか抜けてる個性豊かな死刑囚4人が死罪免除を条件に、将軍おかかえの使い捨ての特殊部隊【邪魚隊】として働かされる。そこへ彼らと正反対の堅物な田舎武士が巻き込まれ、寄せ集めの凸凹チームが結成! 将軍の命で「人喰い鬼」退治に挑むことになった凸凹チームはミッションを成功させ平和を取り戻すことが出来るのか!?。

出演者コメント

■佐藤流司 / 鱗蔵 役 
夏の京都はとても暑かったです。
がしかし、それに負けない熱量で挑んだ作品です。
邪魚隊リーダーを任せて頂きまして、じっくり撮影して参りました。
確かにこの役は佐藤流司しか出来ないわ、となってくれる筈です。ご期待下さい。

■阿久津仁愛 / 水野平馬 役
水野平馬役の阿久津仁愛です!
脚本を読んだ時は時代劇に歌のパートがあるのがとても新鮮だなと思いました。
夏に京都での撮影で、アクションシーンや歌のシーン等盛りだくさんでとても楽しかったですし、映画村の世界観に浸りながら撮影に挑むことが出来ました!
面白いシーンもあるので沢山楽しんでください!

■橋本祥平 / スルメ 役
この度、『邪魚隊/ジャッコタイ』スルメ役を演じさせていただく事となりました。 ミュージカル時代劇という事で華やかな江戸の街にぴったりな世界観の本作。 コミカルなシーンも多く、きっと多くの方に楽しんでもらえる内容となっております。 撮影も熱の入った濃い時間を過ごし、何度もディスカッションを重ね進めておりました。 全員が良い物を作ると意気込んだ作品です。 来年の初夏そして、その先へと続く舞台共々よろしくお願いいたします。

■小柳 心 / 鮒右衛門 役
【映画×舞台】という最高の企画。そして佐藤流司を始めとする馴染みの名優たちと共演でき、腕が鳴る思いでした。本
作『邪魚隊/ジャッコタイ』はハイ・コンセプトな冒険活劇となっています。鱗蔵の生き様、平馬の思い、そしてそれを見守るスルメ、比売知、そして鮒右衛門。江戸の街を駆け回る我ら邪魚隊の活躍を、ぜひお楽しみ下さい!

■廣瀬智紀 / 比売知 役
比売知役の廣瀬智紀です。歌、芝居、殺陣、ダークヒーロー、、などのエッセンスがかなり詰め込まれていますが、全てがしっかり調和して、ある意味今までにない挑戦的で楽しいエンタメが生まれたのではと思っています。
キャスト、スタッフみんなで試行錯誤しながら創り上げた、とても熱を帯びた作品です! 楽しみにお待ちいただけたら幸いです!!

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2024年1月27日(土)放送の『中川晃教 Live Music Studio #14』ゲストに堂珍嘉邦が登場することが決定した。

『中川晃教 Live Music Studio』は、アーティストの自宅に招かれたような気分を味わえるスペシャルプライベートライブをテレビでお届けしようと企画された日テレプラスのオリジナル番組。シンガーソングライター、ミュージカル俳優としても活躍する中川晃教がナビゲーターを務め、ゲストとのライブセッションやトークを通じて至極の時間をお届けする。

なお、日テレプラスでは12月3日(日)に#11(ゲスト:森崎ウィン)、#12(ゲスト:ユナク)、#13(ゲスト:マイケル・K・リー)を一挙放送。12月16日(土)・17日(日)には昨年12月に開催された『Japan Musical Festival 2022 Winter Season』の模様が放送となる。

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