自己最大キャパZepp DiverCity公演でammoがみせたリアリティ「まだ“ここ”じゃない。まだゴールじゃない。」

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ammo「reALITY」2024.03.03(sun)Zepp DiverCity

東大阪発スリーピースロックバンドammoが3月3日、Zepp DiverCity(Tokyo)でワンマンライブ「reALITY」を開催した。彼らは今年1月17日にメジャー第1弾作品「re: 想 -EP」と、インディーズ時代の曲の再録に新曲を加えた「re: 奏 -EP」を同時リリースしたばかり。本公演はメジャーデビュー後、最初の単独公演となる。

会場暗転とともにSEが流れ始めると、岡本優星(Vo, Gt)、川原創馬(Ba, Cho)、北出大洋(Dr)が次々にステージに登場。3人は向かい合って気合い入れをすると、岡本が自身の奏でるアルペジオに乗せて「大阪、ammo、始めます!」と叫び、「やまない愛はある」から軽やかにライブをスタートさせた。無駄の一切感じられない鉄壁のバンドアンサンブルと、素朴ながらも聴き手にストレートに響く岡本の歌声、随所で心地よいハーモニーを重ねる川原のコーラス。これらが一丸となってオーディエンスのもとへと飛び交っていき、フロアは早くも興奮のるつぼと化す。

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ammoはオープニングナンバーから間髪入れず、「未開封」や「深爪」「突風」といったアップチューンを連発。バンドの演奏が勢いを増すと同時に、フロアには多数のクラウドサーファーが発生し、さらに熱を帯びていく。「歯形」で少しテンポダウンするも、フロアの盛り上がりはさらに増すばかり。そんな観客を前に、岡本が「みんな苦しそうだね。大丈夫? ライブハウスの基本なんですけど、苦しいほうが楽しいです!」と呼びかける一幕も。さらに、「Chill散る満ちる」「おもしろい方へ」といった彼ららしいメロディやフレーズが凝縮された楽曲で、会場の一体感は早くもピークを迎えた。

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客席が静まり返る中、岡本はギターを爪弾きながら鼻歌を歌い、そのまま「紫春」へと続ける。繊細さが際立つ岡本の歌とギターに、川原&北出のリズム隊が加わることで楽曲の持つパワーがどんどん増幅。かと思えば、ミディアムスローの「おやすみ」、グルーヴィーな「ジュブナイル」、「不気味ちゃん」、彼らの代表曲のひとつである「寝た振りの君へ」など、バラエティに富んだ楽曲群で緩急を付けていく。

チケットがソールドアウトした本公演。ライブ中盤では満員のフロアを前に、岡本が「これ全部人ですもんね。みんなこっちに来て見てほしい」と呟く。そして「みんなが目の前にいてくれるから、このライブを実現できています。今日もライブハウスで精一杯ammoをやらせていただきます!」と力強く告げると、北出のカウントから「わかってる」へ突入。メリハリの効いたアンサンブルで楽曲の持つダイナミックさを伝えると、曲中に突然「さっき『こっちに来てほしい』って言ったけど、やっぱ違うわ。この景色が見られるのは、ライブを続けてきたからこその特権!」と岡本が口にし、「ライブハウスやろうか!」を合図に演奏はさらに激しさを増し、この日何度目かのクライマックスに到達した。

岡本優星(Vo/Gt)

岡本優星(Vo/Gt)

その後も岡本はギターのアルペジオに乗せて、「“ここ”まで来たんだ……いや違う、まだ“ここ”じゃない。まだゴールじゃない。この景色を見て思ったよ。これが現実、これがリアリティ」と再び今の思いを吐露。そして「ライブハウスやろうぜ!」「ここは通過点だ!」と叫び、激しい2ビートの「風とオレンジ」でフロアはカオスと化す。刺激的な照明演出を用いた「これっきり」、アッパーな「包まれる」「フロントライン」で聴き手を高揚させると、バンドは当初予定になかった「後日談」を繰り出し、観客のシンガロングととも強固な一体感を作り上げた。

北出大洋(Dr)

北出大洋(Dr)

オーディエンスとの緩やかなやり取りを経て、岡本は「この日を選んでくれて、マジでありがとうございます」と挨拶。そして「今日をしっかり終わらせる」という思いを込めて、パワフルで生命力に満ち溢れた「CAUTION」、観客との大合唱が印象的な「歌種」を連発し、聴き手を優しい気持ちで包み込む「ハニートースト」にてライブ本編を終了させた。

川原創馬(Ba/Cho)

川原創馬(Ba/Cho)

その後アンコールで再登場した3人は、観客とコミュニケーションを図りながら、改めて来場者に感謝の気持ちを伝える。そんな中、岡本が「最近、胸張って『音楽でメシ食えます』と言えるようになりました。新幹線とかで移動してるし。Zeppでやれるようになったら、グリーン(車に)乗れます」と話すと、横から川原が「全然車移動やん!」とツッコミを入れ、観客の笑いを誘う。さらに続けて、岡本は「こうやって若手バンドに夢を見させて、いざその立場になったら全然そんなことないよっていう。これがイベントタイトル名の“リアリティ”」と言い放ち、その場にいる者たちを爆笑させる。そんな、演奏とのギャップある光景を前に、改めて「こういう冗談も含めて、ライブハウスで彼らと過ごす何気ない日常こそが、ammoの言う“リアリティ”なのかもしれない」と強く実感したオーディエンスも少なくないのではないだろうか。

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ほっこりしたやりとりを経て、バンドはメジャーデビューに際して用意した新曲「何°Cでも」でアンコールを開始。最新曲ながらもすでにアンセム級の輝きを放つこの「何°Cでも」に、フロアからは無数もの拳が突き上がる。そして、小気味良いリズム感の「賭け愛」とダイナミックな歌と演奏で聴き手を圧倒させる「初恋病」にて、約2時間におよぶ単独ライブを締め括った。

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ライブハウスシーンやインディーズ界隈ではすでに絶大な人気を誇る存在だったammoにとって、過去最大キャパとなった今回のZepp公演はひとつのターニングポイントであると同時に、メジャーデビューを経て踏み出した新たな第一歩と言えるもの。その重要な公演に「reALITY」というタイトルを付け、かつ大成功を収めたことは、今後彼らにとってどんな意味を持つのか……その答えは、3月23日からは全国9公演にわたる最新ツアー「THIS IS MODERN OLD STYLE TOUR」含め、ここからの活動を通して示してくれるはずだ。

取材・文=西廣智一 撮影=MASANORI FUJIKAWA

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My Hair is Badの新曲「太陽」が本 3月14日(木)21:00に配信リリースされた。

「太陽」は『第96回センバツ MBS 公式テーマソング』のために書き下ろされた新曲。「太陽」のミュージックビデオは明日3月15日(金)18:00 に公開される。なお、第96回選抜高校野球大会(センバツ)は来週 3月18日(月)から12日間、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われる。

そして本日、2025年1月4日(土)と5日(日)に『ファイヤーホームランツアー』と題してさいたまスーパーアリーナで2日間のワンマン公演を開催することが発表になった。

2020年3月に予定していた『サバイブホームランツアー』がコロナ禍で延期になり、翌年の2021年には振り替え公演として『ブレイクホームランツアー』をさいたまスーパーアリーナ 2days で開催したが、当時はまだコロナ禍でキャパシティ制限ありの開催だった。本日発表になった2025年公演は、バンドにとってはコロナ禍以来のアリーナスタンディング公演、満を持してのフルキャパでのリベンジ公演となる。My Hair is Badにとって特別な場所でもあるさいたまスーパーアリーナ公演。2020年、2021年公演はいずれもソールドアウトとなっているので、早めにチェックしてほしい。

 

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あらきとDOPEDOWNが主催する2マンイベント『D'N'A 2 -DOPEDOWN AND ARAKI TWO MAN LIVE-』が、5月11日(土)にSpotify O-EASTにて開催することが決定した。

記念すべき第1回目を開催したのは2019年7月21日、場所は六本木にあった「morph tokyo」。キャパシティが200名であったため、チケットが即日ソールドアウトとなりプレミアムイベントとなった。

あらきとDOPEDOWNの吾龍(Vo)が第2回目の開催を模索している中、コロナ禍へ突入し開催タイミングを見計らっていたという。今回、キャパシティを拡大し「Spotify O-EAST」で第2回目の開催が決定した。

チケットの最速先行は、イープラスにて3月24日(日)まで受付中。

DOPEDOWN 吾龍/KOOL(Vo) コメント

「我々の持つ全てを楽曲に込めて、貴様の遺伝子に叩き込みます。生身ひとつで来い。」

あらき コメント

「あんたらのDNAに刻まれているライブキッズ本能を揺り起こすために全力で魂燃やさせてもらいます。最高の一夜を約束するぜ。」

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2024年4月4日より放送が開催されるTVアニメ『ゆるキャン△ SEASON3』のメインビジュアルと予告編が公開された。

 

メインビジュアルでは、なでしこ、リン、綾乃が行ったキャンプと千明、あおい、恵那が行ったキャンプ、2つのキャンプが一つとなったものになっている。

(C)あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト

(C)あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト

さらに予告篇では、野外活動サークル3人での活動風景や、恵那との庭キャンプ、そしてリンと綾乃がツーリングキャンプをしている場面も見ることができる。また、エンディングテーマの亜咲花「So Precious」やオープニングテーマのキミのね「レイドバックジャーニー」も聞くことが出来る。

(C)あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト

(C)あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト

またAT-X、TOKYOMX、BS11、サンテレビ、KBS京都、テレビ愛知、北海道テレビ、YBS山梨放送、SBSテレビでの放送が決定していたが、新たにテレビ新潟での放送も決定。

(C)あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト

(C)あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト

さらに、追加スタッフ&キャストも公開された。これまでのシリーズに引き続き、鳥羽美波役の伊藤静、各務原桜役の井上麻里奈、犬山あかり役の松田利冴も出演する。

TVアニメ第1作目が2018年1月から放送スタートし、キャンプブームを巻き起こした『ゆるキャン△』の最新作TVアニメ『ゆるキャン△ SEASON3』。放送を楽しみに待ちたい。

 

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2023年に放送45周年を迎えた宮崎駿の初監督アニメーション『未来少年コナン』の初の舞台化が実現した。主人公の野生児・コナンを演じるのは、幼少期から芸能活動を始め今も日々エンタメの世界で研鑽を積んでいる加藤清史郎。「いつかは演じてみたかった」という宮崎作品への参加と、その芸術性をリスペクトしていた演出家・インバル・ピントとの出会い。自身にとって嬉しいことだらけの大きな挑戦を前に、その高鳴る心の内を語ってくれた。

──長年多くのファンに愛されてきた「未来少年コナン」の舞台化はまさに大きな大きなニュースでした。まずはコナン役に決まった際のお気持ちからお聞かせください。

喜びはあったんですけど、それはもう何段階も後に湧いてきた思いで、最初はほんっとに衝撃を受けました。

まず作品が『未来少年コナン』である。タイトルしか存じ上げなかったんですけど、聞いた時すぐに「あ、あれだよね!」ってコナンたちの顔が浮かぶくらいの伝説的作品であること。そして演出をインバル・ピントさんが手がけること、さらに劇場は観客として何度も足を運んでいる大好きな劇場、東京芸術劇場のプレイハウスであること──とにかく自分が知っている非常に大きな名前がずらりと並んでいて、このタイミングで自分がいつかはご一緒してみたいと思っていた人や場所全てが集結していたんです。本当に「出会いって…すげーっ!!」と、かなり強く思いました。しかも主役のコナンとしてなんて、「う〜わ〜まじか〜」って(笑)。

企画書に“奇跡の舞台”と書かれているこの作品でまさに僕にとってのひとつの奇跡が叶ったことは本当に身に余る光栄で、だから「喜び」とか「誇り」とか「嬉しい」とかっていう僕自身の感情はたくさんあるんですけど、それよりも先に、楽しみにしていらっしゃる方がこれでもかっていうくらいにいるところに足を踏み入れさせていただくことに、「やばいぞ。その突っ込んだ足、掬われるなよ」と。(足を)突っ込むからには、ひたすら力強く一歩一歩踏み込んでいかないとっていうのが、最初の気持ちですね。

──原作アニメもご覧になったかと思います。近未来、最終戦争後の荒廃した地球を舞台に繰り広げられる冒険活劇。この物語の印象は?

まずは「本当に何十年も前の作品なの??」と。絵のタッチももちろん素晴らしいんですけど、何十年も前に書かれた未来のお話なのに本当に今現代の事柄が描かれているというか、「ここで表現されている状況や問題って現代社会で議論されていること…じゃん? うん、まんまこれだよ!」って思いましたし、だからこそこのタイミングで実現した“奇跡の舞台化”なんだろうなぁって思いました。

『未来少年コナン』って、コナン少年が偶然出会った一人の少女・ラナのことを思って駆け巡る冒険活劇な面もありますが、その裏に隠されたことのほうが実は表というか、ものすごい表裏一体があるように思います。人と、環境と、時代とっていう三点が密接に関わり合って物語として紡がれているすべてが、全然回りくどくなく真っ直ぐにこちらに伝わってくる。

コナンもまたものすごく真っ直ぐで、心の熱い少年で、ザ・主人公ではあるんです。でも、相手に「こうだろ!」ってストレートに殴りかかってわからせるってタイプじゃなくて、自分から吸い付いていってしまうというか、そこが他の主人公たちと違いますね。

──戦う姿勢が前提のヒーロー像とは違う存在。

……なんでしょうね。「熱く語って説得する」っていうのでもないんですよ。コナンは別に自分がこう思うということに徹しているわけでもないし、だから相手にも何かメッセージを投げかけようということもないんだけれど、コナンの言動を見ている周りの大人たちが勝手に彼に感化されて変わっていって、大人が変わることで、環境も、時代も、変わっていく。コナンが詳細に未来のことを考えているかっていうと、そうでもないでしょう? 自然児なので。そこでラオ博士がコナンとコナンの友人のジムシーに言うんです。「本物の太陽で育ったお前たちに今後の未来を託す」みたいなことをね。そんなことを博士に「言わせる」少年なんですよね。それがこの作品の、このコナン自身の魅力だなぁって思います。

──ナチュラルボーンなありのままの人間力。演じる上でも芯になってくる部分ですね。

もちろん。でもそれは役者としてコナンを演じるからというだけじゃなく、加藤清史郎としてもそこにはホントに何か動かされるものがあるので……コナンにはもうすでに俺も影響されてるじゃん!って感覚が凄いです(笑)。なんかもう「なんでもっと早く観てなかったんだろう」って思いました。将来、自分の子供にも『未来少年コナン』のアニメは絶対観せたいなって決めています。

──この舞台が『未来少年コナン』との出会いとなるお客様、お子さんもいらっしゃるでしょうし。

ああ、それは……どんな人に育っていくんだろう! アニメとの出会いも素敵だけれど、“インバル・ピントさん演出の舞台『未来少年コナン』を観る”っていう体験はまた、相当特別ですよね。インバルさんの“シンプルな方向を選ぶからこそ複雑なアートとしての表現”、そこに違和感なくコナンの世界が存在するっていうことを同じ空間で体験した子どもはどう育っていくのか。それ、すごく楽しみですね。うん、ぜひこの観劇が初めての『未来少年コナン』体験という方たちがたくさんいてくださったら楽しいな。

 

──すでにワークショップも始まっているとお聞きしました。

今のメインはやはり身体表現ですね。インバルさんの作品って、身体が100%あったら、120%まで全部を使ってやるような動きを駆使して作品を構成しているものが多くて、今回も超人的な体力とか(笑)、筋力とか、一見普通の男の子なのにそういう高いポテンシャルを持っているコナンという少年と、荒廃している社会。そういった『未来少年コナン』ならではの世界観を具現化するにおいて僕もそういう動きが必要だよねってことで、トレーニングを始めています。コンテンポラリーダンス的な表現も多いのでそのレッスンも受けて、まずは自分の持っている本質的な部分を磨くことから始めさせてもらっています。

初めにも少しお話ししましたが、インバルさんの作品はこれまで映像でですが何作も触れさせていただいてましたし、色々な諸先輩からもお話し聞いていたりする中、いつかはそのご縁を手繰り寄せたいと思っていたクリエイターのひとりです。そして、宮崎駿さんも小さい頃からぜひ監督の作品に参加させていただきたいと思いながらもなかなか……しかも、映画も「もうこれが最後の作品かも」ということも言われていたりしましたから、「ああこれはもうご一緒できるチャンスはないかもしれない」と思いつつ過ごしてきたので、まさかこんな形で関わることができるとは思わなくて。本当に夢みたいな状況です。少し前にドラマの現場で宮崎監督の『君たちはどう生きるか』の眞人役をやった山時聡真くんと一緒になったんです。そこでこの舞台のことを伝えたら「まじかっ!?」ってすごく喜んでくれて。「招待してね!」って言われたので、「いや、チケット買えよ」って言っておきましたけど(笑)、そういうのも嬉しいですよね。でもやっぱりただただ嬉しいって喜んでいる場合じゃないだろうなって……

──自分にとってでっかい山がそこに待ち構えている実感が。

もう初めて見たくらいにでっかいでっかい山だなって思います。でもこの山って越えようと思えば越えられるんだよなぁと。なんて言うんですかね、山って歩くことができれば絶対に越えられるものである。それに僕は歩ける。でも本当にこれを超える体力はあるだろうかと。

──自分で自分を測っている状態?

……まさに。だって本当にでかいですよ! でもその山を削り取って進みたくはない。小手先に頼ることなく、山の大きさそのものをそのままの状態でちゃんと登っていきたいので…だからこそきっと大変。そしてそれは自分の力だけじゃ絶対ダメ。モーゼみたいにぱ〜っと切り裂けちゃったらすごいんですけどね(笑)。あの山を登るにはやはりカンパニーのみなさんとも力を合わせていかなければ無理だし、そもそもそこで僕の力が不足していては登れないなぁと思うので、心身共にいかにその “体力”をつけるかが、僕の今の課題ですね。

──身ひとつで黙々と山を登っていく加藤さんのイメージと、裸足で大地を踏み締めて生きるコナンの姿が重なりました。

ハハハッ(笑)。でも本当にそう。コナン自体が身体表現の塊みたい。垂直でも登っちゃう、しかもラナを抱えてね。もう、なんなんだ!? 本当に身体の使ったことのない部分も使わないとやれないので、日々リハビリみたいな感じですよ。使わない筋肉、関節、線、をいかに引き出せるか。小手先で生きていないコナンだからこそ、体の柔軟性も大事ですし、自分のいろんなところと向き合ってコナンに近づいていかないと難しいよなぁ〜って思いますね。

──現実に現れたコナン、加藤さんにお似合いの役だと思います。

ありがとうございます! お似合いになれるよう頑張ります(照)。インバルさんの演出は身体表現のみならず、舞台のセットも照明も、舞台上のありとあらゆるものを使って……普通に椅子が宙に浮いていたりしますからね。そこで俳優が一回転したり、逆さにぶら下がっていたり。『100万回生きたねこ』の森山未來さんのようなことを、きっとコナンもやるはず。お芝居と共にテクニカルな部分も操らなくてはいけないので、なおのこと、まずは自分が自分の身体をちゃんと操れないと! とにかく本番へのイメージが広がれば広がるほど「ようし! 俺がコナンだ」と自分に強く言い聞かせていますし、自ずとそう言えるようにならないとこのステージには立てない、ので、そうなりますよ。「僕がコナンです!」。ハハハッ(笑)。

──“挑む心”が響いてきます。観客としてもますます本番への期待が膨らみますね。

この『未来少年コナン』は舞台の良さというものがより際立つ作品であり、スタッフ、キャスト陣だと思っていますし、そこに自分がいる現実をすごく実感しています。また、劇場に、本当に“そこ”に『未来少年コナン』の世界と空間があって、お客様も共にその世界に「入る」体験ができることを、すでに今、僕は確信しています。もう、すんっごいことになると思うし、すんっごいことにしなければいけないと思っています。……ほら、観たくなってきましたよね? フフッ(笑)。これをきっかけに、舞台と原作アニメ両方を行き来して楽しんでいただくのも面白いと思います。老若男女で楽しめる作品です。どうぞよろしくお願いいたします。5月なんて、もう、すぐです。(指折り数えつつ)……わ、本当にすぐじゃないですか!! ぜひ心の準備をしてお待ちくださいね。僕もめちゃめちゃしていますので(笑)。

<スタッフ>
スタイリスト:古舘謙介
ヘアメイク:Ken Nagasaka

<衣裳クレジット>
ブルゾン ¥41,800/Barbour
ジャケット ¥38,500、ネクタイ ¥8,580、パンツ 参考商品/ともにKent Ave.
シャツ ¥14,300/SENTINEL
靴 ¥44,000/42ND ROYAL HIGHLAND Navy Collection(42ND ROYAL HIGHLAND)
眼鏡 ¥48,400/金子眼鏡(オプティシァンロイド)
時計 ¥41,800/BRISTON(UNBY GENERAL GOODS STORE)
サスペンダー/スタイリスト私物

取材・文=横澤由香 撮影=岡崎雄昌 

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2024年7月20日(土)ビルボードライブ横浜、7月27日(土)ビルボードライブ大阪にて、北翔海莉『Sentir』が開催されることが決定した。

卓越した歌唱力と芝居心、華麗なダンスと類いまれなる才能をもつ持つ元宝塚歌劇団トップスター北翔海莉。この度、待望のビルボードライブ公演が決定した。

2016年11月に惜しまれながら退団、その後もコンサートやミュージカル、ディナーショーなど様々な形でファンを魅了し続け、昨年芸能生活25周年の節目を迎えた彼女が今回のステージでは約5年ぶりとなるフラメンコも披露。スペイン語で「感じる」を意味する「Sentir」と名付けられた今回の公演は、彼女の魅力を五感で堪能できる貴重な機会となりそうだ。

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トニー賞やローレンス・オリヴィエ賞など、アメリカやイギリスの権威ある演劇賞を数多受賞してきたブロードウェイミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』。日本では2007年に宮本亞門演出のもと市村正親、大竹しのぶのゴールデンコンビで26年ぶりに上演。互いに俳優として深くリスペクトしあう二人が念願の初共演を果たしたのが本作だった。以降、何度も再演を果たし、5度目となる公演が2024年3月、8年ぶりに復讐劇が帰ってきた。東京で3月30日(土)まで上演したのち、宮城と川越、大阪を巡回する。武田真治も2007年の上演以来、ミセス・ラヴェットの店を手伝う純粋無垢な青年トバイアスを連続して演じている。しかも今回は加藤 諒との初のWキャストに。稽古場での最終稽古を終え、あとは舞台稽古を経て初日の幕が上がるのを待つのみというタイミングで、本作について武田に聞いた。

武田真治

武田真治

諦めない環境が難局を乗り越える力に

――今回は初のWキャストということで、加藤 諒さんが稽古場で演じるトバイアスはいかがでしょうか。

自分が思いつかなかったような演技が​見られて面白いです。加藤さんは僕にとってすごく純粋な存在で、そういう人から出る自然な仕草は早速、真似したくなるものでした。やっぱり演じる人が違うと、出てくるものも違うのだなと思って、ずっと楽しく見ていましたね。

――加藤さんが武田さんの真似をされた箇所もありましたか?

あるのかもしれません。もう5度目の上演なので、亞門さんが振り付けてくれたものなのか、僕が勝手にやりだしたことなのか、よく分からなくなっている動きもあって……。

――武田さんの振付もあるのですね。

このミュージカルは、急に音楽が鳴って、高らかに歌い踊る、軽やかにステップ踏むというタイプではなくて、会話の延長で音楽が鳴ったりする感じなので、個人の所作に任されている部分も結構あります。なので、「これは確か、自分がやっていた所作だな」と思うものを一生懸命、真似してくれている加藤君を微笑ましく見ていたりします。

武田真治

武田真治

――演出の宮本亞門さんからはどんなお話があったのでしょうか。

前回から8年空いたということもあって、キャストは残留組の方がむしろ少ないのですが、みんなでもう一度よりいい訳詞、日本語は見つからないものかと探しながら、言葉の意味をみんなでかみしめたり、台本の解釈を共有したりしました。なので今回は行間さえも共有するというレベルまで、すごく丁寧に作業ができたと思います。セリフやストーリーは大きく変わりませんが、稽古の最終日に亞門さんが「最高地点まで到達できたね」とおっしゃるぐらい、限界までブラッシュアップはできたかなと思います。市村さんと大竹さんのシーンで、時事ネタを取り扱うアドリブパートがあり、そこはもしかしたら開幕後も観客の反応をみて調整するかもしれませんが、基本的には「これを見せよう」と自信を持って言えるものが作れました。

――同じ作品に5度も、しかも初出演から17年という時間を経ても出られるというのは、改めて本当にすごいことですね。

松本白鸚さんのミュージカル『ラ・マンチャの男』とか、さかのぼれば故森光子さんの『放浪記』など、一人のキャストの代表作になっている作品もありますが、作品は残ってもキャストが一新されていくというのは、演劇界のある種の常識です。そういった意味では、この作品に続けて携わることができて、一つの役を磨き続けられていることは、ありがたい状況だと思います。

武田真治

武田真治

――以前、大竹しのぶさんへのインタビュー時に、スティーヴン・ソンドハイムさんの曲が難しいという話題になりました。その時、『スウィーニー・トッド』の歌のお稽古で子供がむずかるように武田さんが「いやいや!」とおっしゃっていたとお聞きしました。

それは大竹さんに会うたびに言われます(笑)。「一生忘れない」、「大人があんなにごねて」と(笑)。本当に、人生でそんなことある? と自分でも思います(笑)。あの時、僕は本当にパツパツになっていたんですよね。『スウィーニー・トッド』はみんな、まず曲の難しさに直面するのですが、大人なら壁にぶち当たっても静かに指導を受けていればいいのに、僕は間違った方向にバタバタしちゃったという……。でも、都合のいいことに僕はその時のことはあんまり覚えてなくて……。それくらい追い詰められていたのだと思います。

――渦中は大変だったと思いますが、何かしらチャレンジできるお仕事はありがたいですね。

そうですね。そして、それを乗り越えられてきたことが自信にもなって、また新しいチャレンジをしようという気力にもなりますから。今となっては寛容な人たちの中で壁にぶち当たってよかったなと思います。ぶち当たった時に「じゃあ、やめちまえ!」と言う方々じゃなくてよかった(笑)。亞門さんには本当に、頭が上がりません。亞門さんをはじめ、僕が諦めない環境を作ってくれた方々に出会えてよかったです。何か一つでも違っていたら、僕はもうミュージカルというジャンルでの活動を完全に諦めていたと思います。

「作品のピースになる喜びを学べた」

武田真治

武田真治

――妻に横恋慕する悪魔判事ターピンにより無実の罪で流刑にされ、15年後に「スウィーニー・トッド」と名を変えて街に戻り理髪店を構えるベンジャミン・バーカーを市村さん、理髪店の階下でパイ屋を営むミセス・ラヴェットを大竹さんが演じられます。市村さん、大竹さんからはどんな刺激を受けますか?

おこがましいのですが、「生きる伝説」と既に言われているような市村さんや大竹さんの「進化」を稽古場で見させてもらえることですね。いつも「もうこれ以上、ないだろうな。ここで完成しただろうな」と思っていても、次にやるとまたお二人の進化を目の当たりにするので、それは本当に貴重な時間と経験をさせていただいていると思っています。また、進化には必ず失敗もありますから、あのお二人がつまずきながら作ってらっしゃるのを見られることが、何よりも財産だなと思います。あと、稽古場では、かつらをつけているわけでもない、メイクをしているわけでもない、衣装も身につけていないし、セットも稽古用です。でも、お二人がそこに立つと、あっという間に作品の世界に連れていかれちゃう。時間を忘れる感覚もあって。この状態を、幕が開いた時にもっとパワーを増してお客様に届けられると思うと、僕は本当に夢の仕事に就けたのだなと思います。人の夢を形成するピースとしての力が、少なくとも自分にもあるんだと思えることは、自分の人生が幸福に感じますし、人生の選択が自分にとって正しいものだったと思えますね。

――この作品から何を掴みましたか?

まさに自分が作品のピースになる喜びがあることを学べたと思います。それは映像に限らず、音楽もそうですね。バンド演奏でも同じです。『スウィーニー・トッド』に初めて出演させていただいた頃、僕は33、4歳くらいの生意気な奴で、自分が何かの一部だという視点はありませんでした。当時は総合芸術というものへの認識が浅はかだったと思います。自分より遥かにすごい人達と出会い、『スウィーニー・トッド』のトバイアスを演じることで、役の大きさや出番の量に関わらず、登場人物を演じるからにはその役割をしっかり全うしたいという職人気質のような感覚が芽生えたんだと思います。また、そう思えてからは、かえって挑戦の幅や選択肢が広がった感じがありました。

――武田さんの人生のステージが変わることによって、『スウィーニー・トッド』の物語の受け止め方にも変化はありましたか?

人間の欲望はすごいなと改めて思います。欲望こそが時代を表すのでしょうね。その時代、その社会的状況と自分の中の欲とのバランスを取りながら生きていくのが人生なのでしょう。『スウィーニー・トッド』で描かれている物語は反面教師なので、実社会がこうならないために何ができるだろうというようなことも、ちょっと考えたりします。

武田真治

武田真治

取材・文=Iwamoto.K 撮影=河上良

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2024年5月9日(木)~5月19日(日)東京・本多劇場、5月25日(土)兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて、加藤健一事務所による舞台『二人の主人を一度に持つと』が上演される。

本作はヴェネツィア共和国の劇作家カルロ・ゴルドーニによるコメディ。役者アントニオ・サッコのために書かれ、1746年ヴェネツィアにて初演。もとは筋書きのみであったが、後に台本化した。1947年にミラノ・ピッコロ座が現代の舞台として蘇らせると同劇団の看板演目となり、現在に至るまで上演され続けている。

ヴェネツィアが舞台の本作。“口からでまかせ”ばかりのドタバタ・コメディで、加藤健一事務所でこの地を舞台にした作品を上演するのは、今回が初めてとなる。舞台上を役者たちが汗を流しながら必死に駆け回る姿には、ただただ笑えてしまうこと間違いないだろう。

演出は鵜山 仁が務め、加藤健一、清水明彦(文学座)、奥村洋治(ワンツーワークス)、土屋良太、坂本岳大、小川蓮(扉座)、佐野匡俊、加藤 忍、増田あかね(俳優座)、江原由夏(扉座)が出演する。

 
【STORY】
18世紀、ヴェネツィア。とある男性主人の召使い・トゥルッファルディーノ(加藤健一)は、仕事中、召使いを雇いたいと言う男に出会う。「二人の主人に仕えれば、給料も2倍になる!」と思いついたトゥルッファルディーノ。主人が増えたことで起こる数々の難題を、ウソでごまかし乗り越えていく。けれども彼の周囲の人々は、男装中・婚約破棄・恋人との死別…などなど、カオスな状況。そこへトゥルッファルディーノのウソがとんでもない誤解を呼び、事態は大混乱!お調子者のトゥルッファルディーノ、果たして上手く場を収められるのか?

加藤健一 コメント

加藤健一

加藤健一

またまた大冒険をしてみたいと思います。
原題を直訳すると「二人の主人に仕える」となりますが、これはきっとマタイの福音書に書かれている「二人の主人に仕える事は出来ない」という言葉の洒落ではないかと勝手に解釈しています。
この名作に、演出の鵜山仁氏をはじめ、スタッフ全員と僕たち役者10名がどう立ち向かうのか…
今からハラハラ、ドキドキです。
今回もまた、登れるかどうか分からない険しい山に登ろうとする無鉄砲な僕の挑戦を、是非見届けにいらしてください。劇場でお待ちしています!

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2024年5月3日(金・祝)~5月6日(月・祝)浅草花劇場にて、ミュージカル『マイ・バケットリスト』Season8が上演されることが決定した。

韓国ミュージカルでありながら、日本でも何度も上演され、そのたびに観る人に大きな感動を与えてきた本作。

不良少年カングと、余命宣告された少年ヘギの対照的な二人が、ヘギの死ぬまでにやりたい100個のバケットリストを一緒に埋めていく感動のストーリーで、韓国のみならず、日本、中国でも上演され人気の作品だ。自暴自棄になり死にたいと思うカングが、ヘギの生きたいという気持ちに動かされ、バケットリストを実現させるため共に過ごすなかで命の大切さと人生の意味に気づいていく感動のストーリーは、過去の上演でも、多くの観客に感動を与え、再演を熱望する声も多く寄せられたことで、今回再演となった。

今回、不良少年カング役を演じるのはトリプルキャストで、大国男児のリーダーとして活躍し、今年1月に6年ぶりの日本公演で多くのファンに感動を与えたMikaL。抜群の歌唱力と演技力を誇り今回が『マイ・バケットリスト』日本上演6回目となるKPOPアーティストのキム・ヨンソク。そして身長180cm以上のグループAPEACEのメンバーとしてデビューし、現在は日本でLIVEや舞台、ミュージカルに出演するキム・ワンチョル(新世界(NewWorld))。
また余命宣告された少年ヘギ役にはダブルキャストで、ミュージカル『テニスの王子様』でデビューし、歌やダンスなどのパフォーマンス力を活かし、数多くの舞台に出演するなど確かな演技力を誇る加藤良輔と日本でも人気を誇るSUPERNOVA(超新星)のメンバーとして活躍し、得意の日本語で舞台・ミュージカルにも多数出演しているグァンス。
全編日本語での上演となるこの作品で、日本語が堪能な韓国キャストと、経験と実力を備えた唯一の日本人キャストの加藤良輔とが、公演よって異なるバディを組み、それぞれに生まれる感情が、観る人にどんな感動を与えてくれるのか。

多くの人に愛される心を打つストーリーと、胸に残る素敵な楽曲の数々を劇場で体験しよう。

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日向坂46のグループ初となる展覧会『WE R!』が、2024年3月1日(金)から5月19日(日)まで、東京・六本木ミュージアムにて開催されている。

本展は、前身グループ「けやき坂46」(ひらがなけやき)から始まる日向坂46の歴史を辿るもの。タイトル『WE R!』には、「みんなで描くひとつの物語」という思いが込められている。全6章で構成される会場には、約120体ものメンバーたちの等身大パネルが並び、様々なポーズを取る彼女たちと一緒にこれまでの歴史を歩むことができるという、ユニークな展覧会だ。

※展示物は予告なく変更になる可能性があります。

日向坂46のドラマチックな歴史を辿る、旅のような展示

日向坂46は、欅坂46のオーディションを受けて最終審査まで残り、一度は辞退したが後に合格した長濱ねると、彼女と一緒に活動するメンバーをオーディションで集めた「けやき坂46」からスタートしたグループである。紆余曲折の中、メンバーたちが苦労と葛藤を抱えながら成長する姿が多くの人の心を掴み、東京ドーム公演という快挙を果たしたのちに、「日向坂46」と改名して新たに活動をスタートさせた。本展は、日向坂46のドラマチックな歴史を辿る構成になっており、時系列順になっている全6章を通して、彼女たちが歩んできた山あり谷ありの物語を実感することができる。

第1章「突然の旅人」

第1章「突然の旅人」

各章にはボリュームたっぷりの年表も展示されており、この時期にはあのコンサートがあった、あのメンバーが卒業した、テレビやラジオの番組が始まった、あの楽曲をリリースした……などと思い返しながら、日向坂46の歴史を振り返ることができる。年表には彼女たちのコメントやCDジャケットのビジュアルなどもあわせて掲載されている。

第4章「頂きのヒル・クライマー」年表

第4章「頂きのヒル・クライマー」年表

第5章「未来を見つけに行く人」年表

第5章「未来を見つけに行く人」年表

メンバーたちとともに巡っていく展示

本展で印象に残るのは、会場のさまざまな場所にあるメンバーたちの等身大パネルだろう。特に第3章「上昇気流の少女たち」の演出はダイナミックで、ブースに足を踏み入れると、まるでライブの一幕のようなポーズを取る彼女たちに出迎えられる。

第3章「上昇気流の少女たち」

第3章「上昇気流の少女たち」

「WE R!」のフラッグを掲げる彼女たちの表情は、笑顔だったり真剣だったり、ときには変顔をつくっていたりもするが、いずれも前向きで清涼感がある。どんなに面白いポーズを取っていても、さすがはアイドル。所作の一つひとつがびしっと決まっている。それぞれのパネルがメンバーたちの個性や魅力を反映しているので、彼女たちが持っている魅力や物語を想像することができる。また、会場には約120体ものパネルが並んでいるので、「推しを探して見つけ出す」という楽しみも味わえる。

第6章「日向坂46」

第6章「日向坂46」

ちなみに本展は写真撮影OK。会場全体の照明がドラマチックで展示品もカラフルなので、思い出になる1枚を収めよう。メンバーと一緒に写真が撮れるフォトスポットも充実している。

第4章「頂きのヒル・クライマー」

第4章「頂きのヒル・クライマー」

そのほかにも、「僕なんか」ヒット祈願で制作されたパネル、ファーストアルバム『ひなたざか』のリリース企画としてメンバーが心を込めて制作したてるてる坊主、「日向坂46 デビュー1周年記念 生配信!」におけるSNS告知のメッセージカードなど、彼女たちを身近に感じられる展示品も数多い。

フォトスポットのパネル裏。当時のメンバーからのメッセージやサインが。

フォトスポットのパネル裏。当時のメンバーからのメッセージやサインが。

ファーストアルバム『ひなたざか』リリース企画のてるてる坊主

ファーストアルバム『ひなたざか』リリース企画のてるてる坊主

「日向坂46 デビュー1周年記念 生配信!」SNS告知メッセージカード

「日向坂46 デビュー1周年記念 生配信!」SNS告知メッセージカード

会場の最後にあるフラッグには、熱い想いやまっすぐな心を示すメッセージが。日向坂46のこれまでの歩みを振り返り、未来へ向かって突き進む……そんな希望に満ちた内容なので、見逃さずにチェックしよう。

第6章「日向坂46」展示風景

第6章「日向坂46」展示風景

貴重な資料も一挙に公開

会場展示された、MVCDジャケットといったクリエイティブの制作過程が見られる資料なども見逃せない。MVの絵コンテやダンスフォーメーション資料、衣装関連の資料、CDの企画書や文字デザイン検討案、ヒット祈願企画の品々、サイン入りポスターなど、貴重な品が一挙紹介されている。

『君しか勝たん』ミュージックビデオ 衣装CAD資料

『君しか勝たん』ミュージックビデオ 衣装CAD資料

左:アルバム『脈打つ感情』ヒット企画キャンペーン サイン入りポスター

左:アルバム『脈打つ感情』ヒット企画キャンペーン サイン入りポスター

シングル『Am I Ready?』ヒット祈願企画 だるま

シングル『Am I Ready?』ヒット祈願企画 だるま

特に第6章「日向坂46」には、ライブやMV、イベントや番組などの衣装がずらりと並ぶ。衣装はステージ上のマネキンが着用しているほか、天井からも吊り下げられており、圧巻だ。カジュアルな服やフリルを多用した可愛らしいワンピース、シンプルで清楚な制服やゴージャスなドレスなど、雰囲気はそれぞれ異なるがどれも趣向を凝らしてあり、メンバーたちの魅力を存分に引き出している。いずれも実際に着用されたものだという。

第6章「日向坂46」

第6章「日向坂46」

第6章「日向坂46」

第6章「日向坂46」

日向坂46の歴史を語り、魅力を余すところなく伝え、一人ひとりの個性を示す本展は、キャッチーでスタイリッシュな雰囲気に満ち、会場すべてがフォトスポットといえる充実した展示だ。明るく元気でひたむきな日向坂46の展覧会『WE R!』は、5月19日(日)まで、東京・六本木ミュージアムにて開催中。

文・写真=中野昭子

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『エレ片 レトロスペクティブ『ベストな一日』』 が3月9日(土)に東京・全電通労働会館 多目的ホールにて開催された。

“エレ片”は、エレキコミック(やついいちろう・今立進)と片桐仁によるユニット。今回のライブは、2007年にスタートした第1回『コントの人』から、昨年2023年に行なわれた最新作『エレ片 コントの人 Nānā aita pe'ape'a』までの中から、『ベストな一日』に相応しいコントを厳選。2024年バージョンとして再演し、昼公演と夜公演の計2公演を行った。

幕間に挿入される映像も、これまでの公演から厳選された貴重な作品を放映。客席では若々しい3人を懐かしむ人や、初めて観て新鮮みを感じる人も見られた。それぞれに、当時と同様に爆笑や手拍子が沸き起こっていた。

公演のエンディングでは、やついが「楽しかったです!観に来てくれたみなさん、配信をご覧のみなさん、ありがとうございました!」とコメント。今立も「だいぶいろいろ変わりましたね。その辺も(配信で)観てもらえたら」と、過去作からさらなる変化を遂げたことをうかがわせた。

片桐は、今回のグッズのオススメポイントをそれぞれ紹介。オフィシャルグッズは、現在「コレクティブストア」内、TBSラジオ特設通販サイトにて受注販売中だ。

また、昼・夜公演ともに生配信も実施。それぞれ異なる特典映像(昼『片桐のキャンプキック』、夜『やつ美と仁子のグラビア撮影会』)を視聴可能。アーカイブの視聴期間は、3月17日(日)23時59分まで。配信チケットは、同日21時まで販売される。

公演直後となる3月9日(土)25時=3月10日(日)午前1時には、ライブを終えたばかりのエレ片の3人が生放送を実施。同日に行われた『R-1グランプリ2024』で優勝した、同事務所の街裏ぴんくも急遽スタジオに駆けつけ、互いに当日のライブやR-1グランプリでの感想など、1時間たっぷりと語り合った。こちらは、放送後1週間radikoのタイムフリー機能で聴くことができる。

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2024年8月17日(土)・18(日)にZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ、万博記念公園にて開催される『SUMMER SONIC 2024』の第2弾出演アーティストと日程別ラインナップが発表された。

マネスキンがヘッドライナーを飾る東京8月17日(土)・大阪18日(日)には、ヒップホップの枠を超えてロック/オルタナサウンドにも意欲的にアプローチし、幅広く評価されるラッパーのリル・ヨッティ、 昨年のサマソニではビーチステージのキュレーターとして海外アーティストを中心とした仲間達との特別なステージを大成功に収めるなど、幅広い活躍も魅力の星野源がサマソニ東京に、非凡な楽曲センスから導かれる数ある代表曲は軒並みスマッシュヒット、令和の音楽シーンを牽引する若手アーティストの一人であるVaundyがサマソニ大阪に出演決定となった。ライブから伝わってくる圧倒的な熱量が老若男女の心を掴んで離さない、今や国内を代表するロックバンドとなったSUPER BEAVER、デビュー10周年を迎え遂にサマソニで日本初上陸となる韓国で国⺠的人気を誇る兄妹デュオ・AKMU(東京のみ)に加え、2000年生まれのアーティストでありポップミュージックの新たな発信者として一躍グローバルな人気を手にしているimase、ポップかつ癖になるソングライティングが人気の女性3人組バンドで、今年初の日本武道館公演をSOLD OUTにするなど今後の活躍も見逃せないChilli Beans.など国内で台頭する次世代アーティストがサマソニに集結する。
 

『SUMMER SONIC 2024』大阪

『SUMMER SONIC 2024』大阪

そして、ブリング・ミー・ザ・ホライズンがヘッドライナーを務める東京8月18日(日)・大阪17日(土)には、結成20年を超えてなお最前線で活躍し続けるロックバンド・フーバスタンク、国内からは平井大の出演が決定。優しい歌声で紡ぎ出されるキャッチーなメロディラインが真夏のステージを彩ってくれることだろう。そして韓国、タイ、日本など多国籍メンバーのオールラウンダーで構成された大注目のガールズグループ・BABYMONSTERが初出演(東京のみ)。現在各国のチャートを席巻中の2人組、ラッパーR-指定とDJ松永によるジャパニーズHIP HOPユニット・Creepy Nutsが久々の出演。加えて、繊細かつ力強いサウンドにのせた奥深い歌詞世界から滲み出るメッセージ性が若い世代から支持を受けている3人組オルタナティブロックバンド・羊文学、昨年の『オトナブルー』の大ヒットも記憶に新しいワールドワイドに熱視線を受け続ける新しい学校のリーダーズ。2代目ボーカル詩羽の剛柔を兼ね揃えた個性的な魅力で煌めきを増す水曜日のカンパネラは新体制となってから初のサマソニ出演となる。

また、日割り発表を受けて、各日の1DAYチケット、プラチナチケットの受付もスタート。3月15日(金)よりクリエイティブマン会員先行、3月20日(水)よりオフィシャル先行が開始となる。

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2024年3月20日(水)より下北沢OFF・OFFシアターにて、ゴツプロ!Presents/ブロッケンver.2『ソラニテ』が上演される。

ブロッケンは、ゴツプロ!主宰の塚原大助が、新たな作家、演出家、役者との出会いを求めてプロデュースする舞台公演企画で、2023年4月には作・深井邦彦、演出・西沢栄治による『ブロッケン』を上演し好評を得た。第2回目となる今回は、演劇ユニット・ナイーブスカンパニー主宰でつかこうへい作品の演出にも定評がある高橋広大(「高」ははしご高が正式表記)が作・演出を担当、劇団桃唄309の佐藤達が出演し、二人芝居を上演する。

塚原大助

塚原大助

佐藤達

佐藤達

塚原が演じるのは、田舎を離れて都会で暮らす狐塚柾(こづかまさき)。離婚した妻との間に10歳の娘がいる。一方の佐藤が演じる綿貫透(わたぬきとおる)は、狐塚の同級生で、地元の動物園で働きながら今も田舎で暮らしているという役柄。透からの手紙を受け取り、柾が田舎を訪れるところから物語が始まる。
役について聞くと、塚原は「正しく向き合って生きていきたいと思っているからこそ、正しく生きていけない、そんな葛藤をしている正しい人」、佐藤は「ある出来事をずっと覚えていたい、忘れたくない人」と説明した。

この日で3回目という通し稽古を終えて、二人が再会する冒頭のシーンから稽古が始まった。言葉数の少なさや、間、目線から、35年振りに再会した二人のぎこちなさが伝わってくる。他愛のない会話から、二人が共有しているある事件の記憶の話に変わっていく。事件の話をしたかった透とは反対に、忘れようとしていた柾。会話が進むにつれて徐々に事件の全体像も明らかになっていく。作・演出の高橋も交えて、距離感や細かい感情の動きを確認していた。

稽古を終えた二人に話を聞いた。

――役柄とご自身の共通点、異なるところは?

塚原:傷を背負って生きている。これは誰しもが多少ならずとも抱えていることだと思います。言いたいことが言えなくて、言えた方が楽だったのかもしれない、言えないからこそ自分で自分の首を絞めているような、そんな経験は自分にもあります。
忘れようとするから逆に忘れられないとか……自分はもっと楽観的に生きていきたいと思ってはいますが……。

佐藤:僕の演じる「透」の「覚えていたい」とはまた違うのですが、僕は自分の小さい頃の思い出を紙芝居にしてライブ活動をしていまして、思い出を忘れたくない気持ちが僕にもあるなと初めに思いました。
あ、役名がまさかの「透(とおる)」です。ぼくは「達(とおる)」で漢字は違うのですが同じ読み方。稽古の始めの頃は「とおる」が稽古場で飛び交うと、どっちのことか、なにがなんだかみんなで分からなくなっていましたが、もう慣れました(笑)。そして僕は山奥育ちです。「透」が日々眺めている景色をきっと共有できていると思っています。今日も発見がありましたが、もっともっと「透」のことを知りたいし共有したい。壁にぶち当たって「しょえー!」ってなっているのでこれも利用したいくらいです。透との違いは彼の行動力かもしれません。僕よりもひろいです。そう思います。

――二人芝居はいかがですか?

塚原:小松台東やJr.5、そして劇団道学先生などに出演されている達さんを観て素敵な役者だなと思っていました。2022年にゴツプロ!の本公演で上演した『十二人の怒れる男』で共演してその独特な個性に魅了されて。そんな達さんと自分の二人芝居を書きたいと、今回の作・演出家の高橋広大から言ってもらった時、直感でそれは面白いと感じたし、全く異なる2人が交わった時、どんな化学反応が起きるのだろうかとワクワクしました。

佐藤:二人芝居は過去にやったことがありました。でもそのころの苦労は思い出せず、楽しかった思い出が残っています。そして今は大変です。ふたりの毎日が新鮮だったころは過ぎて、今は緻密さを求めて苦労しています。

塚原:演出家と演者二人。一つひとつのシーンを三人が納得するまで議論を交わして、三歩進んでは二歩下がるような稽古を繰り返しています。約80分の上演時間をOFF・.OFFというお客さんとの距離がとても近い空間で、二人の演者だけで濃密な時間にするには、緻密で繊細でなければ成り立たないと感じています。そういう脚本でもあるし。正直苦しいですが、それが面白さとも言える。喜びに変わる日は近いと信じています。

佐藤:相手に影響を与えられるのは舞台上で僕だけ。僕しかいない。これが大変で難しいです。塚原さんは舞台上でいろんなものをくれます。ぼくも出来ているならいいのですが。それが叶った時に輝く作品に出来るのだろうな、そうしたい! と目指しています。

――見どころは?

塚原:小学生時代、親友だった二人は当時起こったある事件を共有しています。それを忘れずにずっと真摯に向き合ってきた男と、忘れたい忘れたいと思ってきた男が35年振りに再会する。ぎこちない会話から始まり、真相が明らかになるまで、そして未来に向かっての一歩を踏み出すまでを紡ぐ作家・髙橋広大の言葉と、二人の役者の心の揺れ動きを感じていただければ。是非劇場でご覧ください。

撮影=片山享

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漫画家・藤本タツキ原作の劇場アニメ『ルックバック』の声優を務めるキャストが解禁された。藤野役に抜擢されたのは俳優・河合優実。そして、京本役をオーディションで勝ち取ったのは俳優・吉田美月喜。二人とも今作で初の声優挑戦となる。コメントも到着している。

<藤野役・河合優実コメント>
藤野役を演じました、河合優実です。『ルックバック』は、多くの人々の心を動かした漫画です。今回、押山監督はじめ制作陣の皆さんはそれをアニメーションにすることで、そして私は息や声を吹き込むというかたちで、藤野と京本の生きた時間を新たに彩る試みをしました。はじめて参加の機会を頂いたアニメの世界でしたが、絵の中ですばらしく躍動する藤野の身体に添う切実な声を乗せられるよう、精一杯取り組みました。映画『ルックバック』、ぜひ劇場でご覧ください!

<京本役・吉田美月喜コメント>
『ルックバック』を初めて読んだ時、藤本タツキ先生が描かれた臨場感溢れる世界に衝撃を受けて、この作品がどのように映像化されるのだろうと凄く楽しみにしていました。オーディションで京本の役を頂き初めて映像を観た時「うわ!あの世界が生きている!」と未完成の絵ながら感激して、収録中に思わず涙が出てきてしまうくらい更に藤野と京本が愛おしく大好きになりました。初めての声優のお仕事でしたが、精一杯心を込めて演じています。是非楽しみにしていただけたら嬉しいです。

(C)藤本タツキ/集英社 (C)2024「ルックバック」製作委員会

(C)藤本タツキ/集英社 (C)2024「ルックバック」製作委員会

『ルックバック』はコミック配信サイト「ジャンプ+」にて2021年7月に発表され、初日で閲覧数250万以上を記録した人気作。ひたむきに漫画を作り続ける藤野と京本という2人の少女の姿をみずみずしく描いた作品。

劇場アニメ『ルックバック』は2024年6月28日(金)より全国映画館にて公開。さらなる情報を待ちたい。
 

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2024年8月31日(土)より、名古屋・大阪・東京にて上演される、ミュージカル『RUN TO YOU』メインビジュアルが解禁となった。

ミュージカル『RUN TO YOU』は、韓国オリジナルミュージカル作家のソン・ジェジュンによる作品で、HIPHOPグループ「ストリートライフ」のメンバーが夢を追い、挫折や葛藤を乗り越えながらも、自分たちの音楽を貫こうとする姿を描く。韓国では何度も上演され、日本でも韓国人キャストで上演実績のある人気作品だ。

『RUN TO YOU』が作品初の日本人キャストによる翻訳版で上演される今回。劇中に登場する3人組 HIPHOPグループ「ストリートライフ」のリーダー・ジェミン役には、4人組アイドルグループ「ふぉ~ゆ~」の越岡裕貴。2021年の舞台『This is 大奥』で初の単独主演をつとめ、2022年には『GARNET OPERA』の主演として織田信長を熱演。2023年に上映された映画『まくをおろすな!』でも主演を務めるなど、俳優としての実力を発揮しており、今回はミュージカルでの初主演となる。越岡は「韓国の音楽や作品が大好きなので、今回のお話をいただいてとてもうれしかったです。人をすごく引っ張っていくタイプではないんですが、座長として、みんなを柔らかく包み込んで温かいカンパニーにできたらな、と思っています」と意気込みを見せる。

同メンバー、スチャン役には寺西拓人(てらにし・たくと)。寺西はミュージカル『Endless SHOCK』に2017年〜2021年にかけて毎年出演。2024年4月に開催される『Endless SHOCK-Eternal-』の出演も発表されている。2022年、ミュージカル『四月は君の嘘』で水田航生とWキャストで渡亮太役をつとめるほか、劇団☆新感線『ミナト町純情オセロ〜月がとっても慕情篇』にも出演するほか、映画でも活躍している。寺西は「全編を通してHIPHOPというミュージカルは、個人的にも出演したことのない、新しいジャンルなので楽しみです!夢に向かって頑張る姿を見て、お客様が勇気を持ってくれたらいいなと思いますし、とにかく楽しい気持ちで帰ってもらえたらすごくうれしいです」とコメント。

もう一人のメンバー・ジョンフン役は吉高志音(よしたか・しおん)が演じる。吉高はMANKAI STAGE『A3!』 ACT2!でファン待望の泉田莇役をオーディションで勝ち取り話題を呼んだ。ほかにもアイドルステージ『プライムーン』、舞台『デュラララ!!』~円首方足の章~、ミュージカル『フィーダシュタント』、舞台『吸血鬼すぐ死ぬ』などで人気急上昇中の2.5次元舞台俳優だ。吉高は「僕自身もバンドをやっていて、音楽が大好きで、共感できるところがたくさんある作品です。ジョンフンはやんちゃなキャラクターではあるのですが、悩みを抱えている、芯の部分も見せられたらなと思います」と役どころ・役作りについて語った。

カラオケ屋でアルバイトをしながら歌手を夢見るセヒ役を演じるのは、シンガーソングライターの遥海(はるみ)。遥海は、2020年5月にシングル『Pride』をリリースし、メジャーデビューした。同じく2020年、日本版ミュージカル『RENT』にて、ミュージカル初出演ながらミミ役に大抜擢。その底知れぬパフォーマンス力で観客を沸かせ、2023年の再演でもミミ役を演じ、大成功を収めた。2023年9月には日本版ミュージカル『ラグタイム』サラ役で圧倒的な歌唱力を披露し、多くの注目を集めている。遥海は「私も、3~4年前まで、アルバイトをしながら夢を追いかける毎日でした。駆け出しのころの自分を重ねながら心を込めて演じられたら、と思います。ラップは、大きなチャレンジですが自分の成長が楽しみです!」とこれからのリハーサルに期待を込める。

韓国HIPHOP界のレジェンド、DJ DOCの楽曲にのせて、自分たちの音楽を探究しようと、ストレートな歌詞に込められた音楽に対する情熱や、スピード感あふれる展開、夢を追いかける姿にエンパワーメントされるミュージカル『RUN TO YOU』は、8月31日(土)~9月1日(日)に名古屋公演、9月5日(木)~8日(日)に大阪公演、9月12日(木)~16日(月・祝)に東京公演と、3都市で計18公演を開催。チケットは3月16日(土)正午~オフィシャル先行がスタートする。

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2024年7月17日(水)~7月19日(金)亀戸文化センター・カメリアホールにて、トム・プロジェクトプロデュース『風を打つ』が上演されることが決定した。

実在した杉本栄子さん・雄さんの家族をモデルにし、熊本県水俣を舞台に、集落で初めて水俣病患者が出た杉坂家の姿を描いた『風を打つ』。”家族”を描くことに定評がある作・演出家のふたくちつよしが、水俣病により長く続いた酷い差別や偏見と闘い乗り越えていく、ひとつの家族の物語を紡ぐ。

2019年初演、その後2022年、2023年と二度の再演で、大きな反響を呼びこの度再びの上演が決定。

(左から)いわいのふ健、太川陽介、音無美紀子、生津徹、岸田茜

(左から)いわいのふ健、太川陽介、音無美紀子、生津徹、岸田茜

キャストには、差別にもひるむことなく水俣病と対峙する母・栄美子を音無美紀子、家族全員に寄り添い穏やかに支える夫・孝史を太川陽介、14年ぶりに東京から故郷水俣に戻ってくる長男・功一を生津徹、5人の息子のうちたった1人水俣を離れず両親の面倒を見てきた四男・悟をいわいのふ健、功一の妻・貴子を岸田茜と、息の合った5名のキャストが2023年より続投する。

また、本作で『バイタリティに溢れ信念を貫く強い女性・家族にあふれる愛情を注ぐ母』を見事に演じた音無美紀子が、2019年公演で第74回文化庁芸術際優秀賞を、2022年公演では第30回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞し、高い評価を得た。

なお、今回は3公演限りの上演となる。

 
【あらすじ】
1993年水俣。あの忌まわしい事件から時を経て蘇った不知火海。
かつて、その美しい海で漁を営み、多くの網子を抱える網元であった杉坂家は、
その集落で初めて水俣病患者が出た家でもあった。
…長く続いた差別や偏見の嵐の時代…。
やがて、杉坂家の人々はその嵐が通り過ぎるのを待つように、チリメン漁の再開を決意する。
長く地元を離れていた長男も戻ってきた。しかし…本当に嵐は過ぎ去ったのか?
家族のさまざまな思いを風に乗せて、今、船が動き出す…。
生きとし生けるものすべてに捧ぐ、ある家族の物語。

 

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城田優が実力派クリエイター、キャストと共に「東京」をイメージして創り出す歌とダンスのオリジナル・エンターテインメントショー『TOKYO〜the city of music and love〜』が、2024年5月・6月に東京とシンガポールにて開催される。

東京は渋谷・シアターオーブでの上演。「海外招聘作品を数多く行うシアターオーブが、城田プロデュースのオリジナルショーを上演させてくれること自体がとても光栄」と、その地にふさわしいショーにしたいと熱を込める城田に、ショーへの意気込みや現在の構想、キャスト・スタッフ、そしてエンタメへの想いを聞いた。

すべてにおけるハイクオリティを目指したい

――タイトル『TOKYO〜the city of music and love〜』も城田さんが付けられたとのことですが、まずはタイトルに込めた意味を教えてください。

「世界に飛び出す、日本を代表するショーを作りたい」という想いを軸に、僕らが住む日本・東京という場所を題材に、ブロードウェイやラスベガスのような海外クオリティでショーを創ったら面白いんじゃないかというのが出発点です。今回は海外公演はシンガポールのみですが、今後世界中での上演を前提に、あえて捻らず『TOKYO』、そして「愛と音楽のまち」という副題をつけました。

――そのシンガポール公演については、今どのようなお気持ちですか?

シンガポールはプライベートでも仕事でも何度も訪れているとても親しみのある場所です。今回公演をする Esplanade は、外観からすごく美しく、劇場設計も全座席から観やすかったりと上質なイメージを受けました。裏方目線でも様々な機構が使いやすく制限が少ないので、アイディアが生まれやすい場所だなとワクワクしています。

僕たちのシンガポールでの知名度は低いと思いますが、やはりキャストには満席の状態でパフォーマンスを楽しんでもらいたいですし、共に現地にも来てくださる日本のスタッフの皆さんとも「最高の景色が見れたね」と言えるものを創りたいですね。

写真:2023年11月 シンガポールの劇場 Esplanade Theatres on the Bay にて (C)Moonrise Studio

写真:2023年11月 シンガポールの劇場 Esplanade Theatres on the Bay にて (C)Moonrise Studio

――現状でのショーの構想は?

僕個人の東京のイメージを表すのではなく、日本や世界にあてはまる過去・現在・未来を混ぜ合わせて創り上げるつもりです。目指しているのは、すべてにおけるハイクオリティ。わかりやすく言えば、美術賞、歌唱賞、演出賞など軒並み受賞!みたいな(笑)。勝負をしたいわけではないですが、イメージとしてはそこを目指したいです。

日本のポップスに加え、世界中のミュージカル曲やディズニーソングなども織り交ぜます。僕らの中でストーリー性は持つつもりですが、表には出さない予定です。現在の想定では芝居はいれず、セットの中で歌、ダンス、音楽、そこに、映像や照明をはじめとしたクリエイションを混ぜ合わせ、ひとつのショーとして創り上げます。各セクションのスタッフが1週間という短い公演日数の何倍もの時間を費やし、アイディアを形にしてくださっています。

キャスト・クリエイターみんなユニークで、妥協しないこだわりの強い人たちが集まっているので、おのずと、これまでとひと味違う、見たことがないものができあがると思います。劇場を出たときに、東京や渋谷の街を歩くのが少し楽しくなるような、「日本/東京っていいな」と誇りに思ってもらえるものにしたいです。

■個性的なキャスト陣は全員が主役 掛け合いの面白さを

――今回は、キャストも城田さんご自身がオファーされたと伺っています。

僕は常々、実力があって素晴らしいのに、幅広く知られず埋もれてしまっている人がいることが、なんてもったいないんだろう!と思うんです。エンタメには例えばスポーツのような明確な勝敗基準がないことも一因かもしれませんが、誤解を恐れず言えば、日本のエンタメ界は実力だけが評価されるわけではない一面があると思っています。だからこそ僕は今の環境を選んだわけですが、その背景から、日本のエンタメ界にももっと変わってほしいと思っているんです。「本物は評価される」というシンプルな理論ですね。

とはいえ、完璧に完成されたものがいいと思っているわけではなくて、情熱やセンス、ユニークさ……いろいろなポイントがありますが、ひとつ思うのは、やっぱりエンターテイナーであるならば、個性を持って、ずば抜けている方いい。そんな考えから、今回も色々なジャンルから、僕自身が面白いと思う人をキャスティングしました。

音楽監督もお任せしているSWEEPさんは森崎ウィンくんの紹介で会い、とにかく歌がうまくて、スキルやセンスを含めてすごく尊敬しています。RIOSKEくんは、実は今結構SNSでバズっているんですが、僕が先に見つけたのに、と少しくやしい(笑)。彼がグループ活動(COLOR CREATION)をしていた頃から注目していて、いつかご一緒したいと思っていたんです。吉田広大くんも紹介で知りましたが、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で僕と同じティボルト役を演じる姿を観て、すごくポテンシャルを感じました。歌ってほしい曲もすでにいくつか浮かんでいます。十三歳のRainy。とyuzuは、将来枠。今後確実にトップになれる才能やセンス、華を持っていると思っています。特にyuzuはすでに自分のスタイルが確立されていて群を抜いています。若手の2人にも注目してほしいです。

――ダンサーにも、舞台やミュージカルでよくお見掛けする面々が並んでいます。

今回は、全員が主役というのがひとつのポイントでもあります。なので、シンガーを中心に、バックダンサー的な見せ方はしない予定です。全員の掛け合いの面白さを味わってほしいです。

何度も共演している原田薫さんは、立っているだけで形になるカリスマ性があり、センスや情熱、人間性を含めすべてが大好きで、絶対的な、信頼を寄せています。SHUNさんも、振り付けでお世話になったりしていて、信頼関係もしっかり築けています。人柄も含め物凄く個性的で、とてもパワフルかつトップの実力をお持ちの方です。碓井菜央ちゃんは、『ロミオ&ジュリエット』の初演で出会い共演を重ねていますが、会う度に驚くほどの成長ぶりを見せて頂いています。彼女のダンスは本当にキレがすごく、魅力的で、自分もあれぐらいカッコよく踊れたらなと思いながらいつも見惚れています。僕、正直ミュージカルの中でもダンスが多いものは敬遠しがちなので、彼女くらい踊れたらいいのになあと(笑)。インスタを通じてアプローチしたBOXERさんは初めましてです。その名の通り、元ボクサーの方で、独特なダンススタイルが世界中で評価されています。彼も、今でこそ80万人ほどのフォロワーがいますが、僕がアプローチした時は違ったんですよ! そして高村月くんは、友人の誕生日会でパフォーマンスを見る機会があり、「この子すごい!」と感動して。ショーが終わってからいろいろとお話させてもらって……というご縁で出演していただくことになりました。

スペシャルゲストの皆さんは、名実ともに日本を代表する方々。ショーに花を添えていただければと思っています。

■ユニークでクセツヨなクリエイター陣の化学反応に期待

 

――今回は映像や衣装もキーになると拝見しています。クリエイションの面はいかがですか。

クリエイター陣も、共同演出の金谷かほりさんを筆頭に、みなさんセンスに優れ、ユニークでクセツヨ、そして良いモノ創りに妥協しない方々が揃っています。

金谷さんは国内外でテーマパークのショーを手掛けており、世界中で数々の大規模なショーを創ってきた方。公演のスケールがどんどん大きくなっていく中で、自分の経験や知識だけでは手に負えない部分も見えて、世界レベルを目指すために、経験豊富な金谷さんのお力をお借りしたいとお願いしました。

衣装は、金谷さんご推薦の齋藤ヒロスミさんと、僕がお声かけした西坂拓馬さんの二名体制。齋藤さんは浜崎あゆみさんなどトップアーティストの衣装を担当しており、奇抜な衣装を作られています。一方の西坂さんは、アパレルブランド『kujaku​』のデザイナー。洋服へのこだわりが突出しており、ご自身の世界観が確立されているので、こういう方をショーに取り入れたら面白いのではと思いました。お二人の掛け合わせに期待しています。照明の澁谷賢治​さんは、清水翔太くんのライブに行った時にこの照明カッコイイと思ったのがきっかけ。映像のムーチョ村松さんはいい意味ですごく変わっていて、とにかく面白いことをやりたくて仕方がない方です。音響はみなさんのご推薦で明星隆志​さん、舞台監督の清水正道さんにはセットのアイディアだしから参加をいただいていて、すごくいい刺激をもらっています。

――城田さんは『SHOW TIME』や『ピピン』をはじめ多くの作品でシアターオーブに立たれていますが、劇場についてはいかがですか。

渋谷は若者にアクセスしやすくていいですよね。日本の特徴のひとつとして、若い人同士、たとえばデートでミュージカルを観に行ったりする習慣があまりないんじゃないかなと思うんですよ。僕がこれからやっていきたいことの一つとして、新しい客層の取り込みがあります。特にこれからの日本を担う若い世代に、いいものに触れて目を肥やしてもらい、劇場に足を運ぶ人口を増やしていけたらいいなと思っています。

■エンタメ優先の循環を。できることを力尽きるまで

――城田さんは近年多く演出やプロデュースを手掛けていますが、その中で大切にしていることとは?

一番は、高いお金と労力、時間を使って劇場に足を運んでくださるお客様に、なるべくいいものを見ていただきたいということ。そして、多くを費やすものだからこそ、今回の僕の公演も含めて、その良し悪しをしっかり皆さん自身の目で判断していただきたいと思っています。

僕は、いちエンタメを愛する身として、興行である以上は、そこに立つ人たちはその事を肝に銘じて努力すべきだと思うんです。その観点ではいつも手放しで褒めてくださるファンの応援はうれしいようで悲しい面もあるのが本音です。出来に関わらず、毎回大喝采だったらそこで成長は止まってしまうし、応援する誰かにもっともっと素敵になってもらいたいと思うなら、時に厳しい目線も必要だと考えています。ブロードウェイやウエストエンドでのショービジネスを観てきたからこそ、思う気持ちです。

特に今のミュージカル界は、既視感を感じることが多いですよね。こんなにたくさんの作り手がいるのに、どうしてこんなに同じようになってしまうんだろう?って疑問が湧くんです。シンプルに人材不足ということもあるので、やはり作り手側がどんどん新たな才能を発掘していかなければならないと思っています。だから僕は、たとえ1パーセントの人にしか理解されなかったとしても、僕が目指すクオリティを追求していきたいし、皆さんの目そのものも、もっと厳しく、肥やしていただき、エンタメに携わる全員が競い合い、実力で評価されていく。そういう循環を作れたら、日本のエンタメがもっともっと良くなるはずだと思っています。

きっとこれを読んだ方は、「そんなにいうならお前はどのくらいのものを見せてくれるんだ?」って思われるでしょう(笑)。それも覚悟のうえ。僕自身、二十数年のミュージカル人生でたくさんの悔しい思いもしてきて、「なにくそ!」「絶対輝いてやる!」のパッションや向上心を持ってやってきたという自負はあって、だからこそ、今あえて自分にハッパをかけるために意図的に大口を叩いているところはあります(笑)。日本のエンタメ界が、エンタメ優先で結果的にビジネスになっているという循環になるように、できることを力尽きるまでやっていきたいと思っています。

――城田さん流の「目の育て方」とは?

一つは、たくさんのものを観ること。それから、これはエンタメに限らずだと思いますが、「好き」「嫌い」などの感情から一歩進んで、「どうしてそう思ったんだろう?」と分解し思考することでしょうか。僕自身も最初はシンプルにエンタメが好きという入り口から入って、だんだん、何がすごいんだろう?あ、この演出か!照明か!脚本か!って、パズルのピースをはめていくように、それを構成する様々な要素に目を向けるようになりました。逆に、僕は好きじゃないけど、どういう意図があるのかな?と考えてみたり。

と、ここまでたくさん偉そうなことを話していますが、結局はそれぞれの好みだと思います。一人ひとりが自分が良いと思うものを深追いしていくことによって、次のステップに進んでいけるんだと思います。

ヘアメイク=Emiy(エミー)
スタイリスト=山中有希奈

取材・文=yuka morioka 撮影=木下雄介

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2024年3月20日(水)に浅草花劇場で幕を開ける、舞台『ろくでなしコーラス』のキービジュアルが公開された。

舞台となる場末のBarで働く、アキラ(山本裕典)、ママ(水谷あつし)、アンジェ(イ・ウゴン)、レパード玉鹿(田中稔彦)の豪華なドレス姿は圧巻。美しさと強烈なパワーで、作品への期待も高まる。

『ろくでなしコーラス』は他キャストも個性的で賑やかなドタバタコメディな舞台。だが、本作品は、コメディ要素だけではなく、心打たれ目頭が熱くなるシーンも多く、笑って泣いて、さらに歌やダンスもあり、見ごたえたっぷりのエンターテインメント作品となっている。

また先日発表された舞台のオリジナルグッズには、公演パンフレットのほか、キャスト別の生写真や缶バッチなどもあり、さらにはグッズ購入金額によって、好きなキャストのサイン会への参加や、2ショット撮影もあるなど、舞台を見終えた後もたっぷりと余韻を楽しめる。

稽古場で主演の山本裕典に意気込みを尋ねると、「毎日みんな一生懸命に稽古して、日々クオリティをあげるべく細かい感情や笑いを届けるため必死に頑張っています。この成果を一人でも多くの方に観ていただいて、いっぱい笑ってたくさんの感情を持って帰ってほしい。観ないともったいないです(笑)」と笑顔で話してくれた。

本公演は3月24日(日)までの上演となる。

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