写真家・石井麻木の写真展『3.11からの手紙/音の声』、名古屋での開催決定

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写真家・石井麻木が、写真展『3.11からの手紙/音の声』の名古屋での開催を発表した。

名古屋での写真展は、約9年ぶりの開催となる。福島県からスタートして全国を巡回中の写真展『3.11からの手紙/音の声』では、震災直後から写し続けてきた13年間の東北の様子など、アーティストからのメッセージと共に、写真とことばで届けられる。 

展示予定のアーティストは下記の通り。 (変更となる場合もあり)
 
ACIDMAN / BiSH / BRAHMAN / Dragon Ash / ELLEGARDEN / G-FREAK FACTORY /Ken Yokoyama /MONGOL800 / MONOEYES/ MAN WITH A MISSION / ORANGE RANGE / ROTTENGRAFFTY / SION / SLANG /THE BACK HORN / The Birthday / The BONEZ / the LOW-ATUS / LOW IQ 01 / 猪苗代湖ズ / 遠藤ミチロウ /片平里菜 / 清春 / 後藤正文 / サンボマスター / ストレイテナー / 四星球 / 高橋優 / チバユウスケ / 東京スカパラダイスオーケストラ / 東北ライブハウス大作戦バンド / 怒髪天 / 長澤まさみ / 細美武士 / ホリエアツシ / 箭内道彦 /渡辺俊美 and more(五十音順・敬称略)

石井麻木の在廊日、グッズ販売日などは追って告知される予定となっているのでSNSなどを要チェック。

 

コメント

震災直後から写し続けてきた13年間の東北の様子、その地で鳴らされた音の声。
 
もう13年。まだ13年。
 
この13年間を決してわすれないために 
そしてまだ終わっていないことを
アーティストさん達からのメッセージと共に 写真とことばで届けます。
 
これから、ここから。
 

今年2024年1月1日に、北陸、能登半島もおおきく揺れました。
能登半島一帯、全ての地区を歩きました。
復旧、復興まで長くかかると思います。
写真で伝えながらも、できること探し続けます。

石井麻木

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ゼラがバースデーワンマンの開催を発表した。

現在、シングル「Octavius」リリースし、ワンマンツアーを敢行中のゼラ。6月19日(水)大阪・心斎橋somaにて、ミナギ(Gt)&流(Ba)の誕生日を祝して、ダブルバースデーワンマン『ふたご座流星群』を開催することを発表した。

チケットは、5月2日(木)12:00 ~ 5月8日(水)23:59までイープラスにてプレオーダーが受付となるので要チェックだ。

 

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現在ワンマンツアー『君を青く染める嘘』を慣行中のSick²が、8月に迎えるツアーファイナル公演の詳細を発表した。

ジェネ★(Vo)の毒のあるキャラクターとオーディエンス参加型のライブで活動しているSick²。今回、8月4日(日)東京・池袋harevutaiにて開催されるツアー『君を青く染める嘘』ファイナルの詳細が発表となった。入場無料枠も設けられるため、まだSick²に触れたことがない人もぜひこの機会に体感しに来てほしい。また、ファイナルの翌日8月5日(月)には、巣鴨獅子王日にて感謝祭も開催されるので、こちらも要チェックだ。

チケットは、2024年5月2日(木) 12:00~5月8日(水)23:59までイープラスにて受付中。

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「東北の音楽シーンの」ではなく「東北」の春の象徴的存在、ARABAKI ROCK FEST.の、2024年の開催が迫ってきた。郷土芸能や地元のエンタメやフードや会場の装飾などの、東北に根ざした演出。新人から超ベテランまで、毎年多彩な、かつライブ強者な顔ぶれが集うラインナップ。そして、2日間の間にあちこちのステージで行われる、この年のこの日にここARABAKIでしか観ることができない、特別なセッション企画──。
開催直前に中止を迫られるなど、コロナ禍による困難を乗り越え、2023年にコロナ禍前と同じ規模・同じオペレーションに立ち戻って大成功を収めたARABAKIは、2024年はどのような2日間になるのか。ARABAKI ROCK FEST.の発起人であるGIP・菅真良氏にそのビジョンを訊いた。そして今年のセッション企画について、ひとつずつ解説していただいた。

──昨年(2023年)は、2019年以来久々に、コロナの規制がない本来の形で開催できた回でしたが、いかがでした?

やっぱり久しぶりだったので、お客さんも含めて、楽しみ方を思い出しながらやっていたんじゃないかなと思いますね。お客さん同士の歩いている距離感とかを見ていてそう思ったのと、あと世代が変わった感じも……たとえば前方のスタンディングエリアでのお客さんの楽しみ方もコロナ前の2019年とはちょっと違っていて。おっかなびっくりダイヴしている人もいたし。お客さんも出演者も含めて、空白の数年間によって世代ギャップが生まれた、2024年はそのバランスの取り方がけっこう難しいなとは思いました。でもARABAKIでずっとやってきたレジェンドを大事にすることとか、ここでしか観れない企画を極力たくさん実施するっていうことはできる限り続けていきたいと思って。結果的にセッションの数も相当増えて、いい企画がたくさん組めたな、とは思います。

──ここでしか観れないセッションが毎年あるというのは、ARABAKIの大きな魅力ですが、セッション企画って、労力の割には必ずしも券売に直結しないというのはありますよね。

(笑)そうですね。

──あのポリシーを貫くのは大変だと思って。菅さんの中に相当強い動機があるんだな、と。

第一に僕が、そういう企画に対して、他の人よりも敏感だったかもしれないですね。僕が中学生の頃に『メリー・クリスマス・ショー』という番組があったんですよ(1986年と1987年のクリスマスイブに、日本テレビ系で放送。桑田佳祐が中心となって企画された)。BOØWYの氷室京介さんと吉川晃司さんが一緒にビートルズの「カム・トゥゲザー」を歌ったり、セッションを行う番組でした。それを観て、夢があるなあと思ったんですよね。あと昔、東北で『ロックンロールオリンピック』というイベントがあったんですが、そこでルースターズとTHE ROCK BANDのメンバーが中心になったセッションがあったり(1988年8月7日)。自分がイベントの仕事をやるようになったら、そういう特別なことをたくさんやれたらいいなと思っていた、というのが、根底にあります。

──フェスって、その時の人気アーティストに出てもらって動員を上げようとすると、どこへ行っても同じようなブッキングになるじゃないですか。という中で、横並びではないものを見せたい、という気持ちは──。

あります。ARABAKIを立ち上げる前の年に、スマッシュの日高(正博)さんのところにご挨拶に行ったんですよね。その時に日高さんが話してくださったのは、ヨーロッパのフェスの多くはイベント・サーキットみたいになっていて、どこへ行っても同じ内容でやる、日本もいずれそうなると思うから、続けていくんだったら個性を出しなさい、と。そのお話を受けながらなんとなく描いたのが、東北の郷土芸能を企画の中に入れていこうということでした。それで西馬音内盆踊りや秋田民謡の藤原美幸さんや津軽三味線の夢弦会にオファーをしたんですけれども。ARABAKIを立ち上げる数年前に──フジロックが立ち上がる3〜4年前だったと思うんですけど──ニューオリンズの『ジャズ・アンド・ヘリテイジ・フェスティバル』に行ったんです。地元の商店街のおじさんたちがやっているステージにドクター・ジョンが飛び入りしていてすごいなと思ったんですよね。あと、食べ物がものすごく田舎っぽいんです。ザリガニの串焼きを売っていたりとか。そういうのを、日本の東北っていう特徴的なエリアに当てはめた時にどんなことができるかな、ということを思い描いて始めました。

西馬音内盆踊り(ARABAKI ROCK FEST.23)

西馬音内盆踊り(ARABAKI ROCK FEST.23)

川内太鼓(ARABAKI ROCK FEST.23)

川内太鼓(ARABAKI ROCK FEST.23)

津軽三味線(ARABAKI ROCK FEST.22)

津軽三味線(ARABAKI ROCK FEST.22)

チョコ衛門(ARABAKI ROCK FEST.23)

チョコ衛門(ARABAKI ROCK FEST.23)

──みちのくプロレスの参加も、同じようなところから始まったアイディアですか?

そうですね。東北に根ざしたエンタメを入れたいと考えた時に、グレート・サスケ社長に相談したのが最初でした。そしたらすぐに話が進んだんです。巡回興行をやっていらっしゃるだけあって、「この場所でこんな感じのことを何試合やってください」っていうことに慣れていて。30分で試合を決めてくれたりするんですよね。

──で、郷土芸能もみちプロも、現在まで毎年続いていますよね。

そうですね。つらかった時期も何度かありましたけど……一回目は、赤字が続いた時ですね。立ち上げから5年間ぐらいは、相当厳しかったんですよね。

──っていう時に、制作費を抑えようとすると、最初に削られる部分ですよね。

でも、フェスの完成形を想像した時に、絶対必要なプログラムだっていうことは、ずっと信じてやってきました。2005年に開催を夏から春に変えたタイミングから、なんとなくお客さんが我々がやりたいことを理解してくれた手応えがありました。そこで最初の正念場を乗り越えられた。だからギリギリだった気がしています。

みちのくプロレス(ARABAKI ROCK FEST.19)

みちのくプロレス(ARABAKI ROCK FEST.19)

──ではここから、2024年のセッション企画に関して、ひとつずつうかがっていきます。

ARABAKI ROCK FEST.24 MICHINOKU PEACE SESSION
9mm Parabellum Bullet -20th ANNIVERSARY CARNIVAL OF CHAOS in ARABAKI-

TAKUMA(10-FEET)/川上洋平([Alexandros])/石原慎也(Saucy Dog)/徳澤青弦カルテット
27日(土)19:15 MICHINOKUステージ

9mmは15周年の時にセッションの企画に立候補してくれて、こちらからお願いするだけじゃなくて志願してくれる人がようやく出てきたな、と思ったんですよね。ベースの中村(和彦)くんは宮城県の多賀城の出身です。ARABAKIは最初の数年間は宮城県の海沿いで実施してたんですが、その時に中村くんは高校生で会場に自転車で来た、というのを聞いて。ボーカルの菅原(卓郎)くんも山形の出身です。今回20周年のゲストのブッキングは、たくさん出てもらうというよりも、自分たちのステージも大事にしたいし、セッションのブロックも大事にしたい、という申し入れがありました。だからゲストの数は15周年の時の2/3ぐらいだと思います。

リーガルリリー 10th ANNIVERSARY “Deep Trip”〜ARABAKI SPECIAL〜
小山田壮平
崎山蒼志
アユニ・D(PEDRO)
27日(土)20:20 ARAHABAKIステージ

リーガルリリーのたかはしほのかさんと初めてお会いした時にARABAKIに強い思い入れがあるということを伺いました。彼女は岩手県が好きでお母さんとよく旅行に行くそうなんですが、遠野とか花巻の東北の空気がすごく好きみたいなんですね。それで、うちのリーガルリリーの担当者から「周年の企画をバンドに提案していいか」と聞かれたので、「きっとARABAKIのことを理解してくれているバンドだからお願いしようか」と答えました。

GLIM SPANKY 10th ANNIVERSARY
〜ARABAKI SPECIAL〜
LOVE PSYCHEDELICO
ROY(THE BAWDIES)
サイトウタクヤ(w.o.d.)
27日(土)19:10 TSUGARUステージ

GLIM SPANKYとの今回の企画は2年越しぐらいで話していました。去年のARABAKIのLOVE PSYCHEDELICOのゲストでGLIM SPANKYが出たということもありながら、GLIM SPANKYとして10周年にこういう企画をやりたいということは本人たちがずっとイメージされていたそうなんです。GLIM SPANKYは僕がやっている猪苗代湖の『オハラ☆ブレイク』にも常連で出てくれていて、ボーカルの(松尾)レミさんから、音楽のルーツなどの話をきく機会が多く、僕としてもARABAKIでのセッションは想像しやすいと思っていたので楽しみですね。

ARF 25 A GO GO(for CAMPERS)
[バンドメンバー]
隅倉弘至(Ba)
高野勲(Key)
八橋義幸(G)
真壁陽平(G)
あらきゆうこ(Dr)
神谷洵平(Per&Dr)
[ゲストボーカル]
4月27日当日のステージにて発表
27日(土)21:30 HANAGASAステージ

隅倉くんがバンマスのセッションですね。初恋の嵐を母体にして、初恋の嵐の曲もやるし、恋愛をテーマにしたカバー曲もやりましょうっていう話をしていたことがあったんですが、結局コロナで中止になってしまいました。でも、コロナで中止になった時の内容を今回企画の柱に持っていくのはちょっと違うと思いました。隅倉くんがARABAKI中止の後に渋谷で開催した50歳の企画ライブの時のバンドがすごくよかったと言っていたので、それをひとつの柱にして、歌う人は完全シークレットで、キャンプサイトの人だけに企画をしようか、と。ARABAKIは25周年なので、周年をキーワードにするのもいいかなと思って詰めていきました。今演奏する曲を公募しているんですが、結果を開催前に発表して、どんな人が当日歌うのかを想像してもらおう、という企画にしてますね。8曲から10曲になる予定です。

BIG BEAT CARNIVAL〜ロックンロールの夢〜
[バンドメンバー]
池畑潤二(Dr)
花田裕之(G)
ヤマジカズヒデ(G)
ウエノコウジ(Ba)
細海魚(Key)
[ゲスト]
クハラカズユキ(The Birthday)
ヒライハルキ(The Birthday)
フジイケンジ(The Birthday)
浅井健一
奥田民生
SION
TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU/the LOW-ATUS)
松尾レミ(GLIM SPANKY)
亀本寛貴(GLIM SPANKY)
細美武士(ELLEGARDEN、the HIATUS、MONOEYES、the LOW-ATUS)
百々和宏(MO’SOME TONEBENDER)
YONCE(Suchmos・Hedigan’s)
[MC]
スマイリー原島
27日(土)20:00 BAN-ETSUステージ

ARABAKIが立ち上がった経緯も含めて、やはりチバユウスケさんというのはすごく大きな存在です。訃報をきいた時に……みなさんも当然そうだと思うんですけど、我々もすごくショックでした。極論を言うと、ARABAKIを開催することも、はたして正常な精神状態でやれるのかな、と思っていた時期もあったんですよね。いろいろ考えた中で、チバさんがThe BirthdayとかTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとかROSSOといったご自身のバンド以外で出演してくれたのがBIG BEAT CARNIVALっていう池畑潤二さん主幹の企画で。ARABAKIが中心になってチバさんの曲をやるっていうことよりも、池畑さんに委ねた方がいいんじゃないかと思ったのがきっかけでした。チバさんの献花式の時に池畑さんとお会いして、そういうお話をしました。2011年にやってくださったチバさんも出演した池畑さんの企画の時に出演者のサインが書いてある池畑さんのドラムのヘッドを、うちの会社に飾ってるんですよ。ミッシェルが解散してから初めてチバさんとウエノ(コウジ)さんが共演したのがBIG BEAT CARNIVALでもありました。そういうことを池畑さんと話していた時に、「『ロックンロールの夢』っていうタイトルがいいんじゃないか」って、池畑さんがおっしゃって。

──ARABAKIで正面からチバユウスケのトリビュート・ライブをやるのは違う、でも何かしなければ、じゃあ企画を考えよう、という。

そうですね。チバさんのトリビュートをそう銘打って行えるような時期でも立場でもないなって思ったんですよね。一方でARABAKIに来てくれるお客さんのことを考えると、何かを企画を立てた方がいいという思いもあって。以前チバさんがテレビの企画でご自身が影響を受けた40曲を発表してたんですが、その40曲を選曲の軸にするのがいいじゃないかと思って池畑さんに相談したら池畑さんも乗ってくれました。

ARABAKI ROCK FEST.24 MICHINOKU PEACE!!
10-FEET〜アラバキセッション大作戦〜
[ゲスト]
川崎中学校吹奏楽部
茂木洋晃 from G-FREAK FACTORY
片桐 from Hakubi
Tokyo Tanaka & Jean-ken Johnny from MAN WITH A MISSION
NOBUYA&N∀OKI from ROTTENGRAFFTY
28日(日)19:30 MICHINOKUステージ

どこかで10-FEETに陸奥ステージのセッションの企画をやってほしいと思っていた頃に『SLAM DUNK』で10-FEETの「第ゼロ感」が大ヒットしたんです。それで今のタイミングが良いんだろうなと思って連絡をしてみたら、もうふたつ返事で「やりましょうか」と言ってくれました。10-FEETもARABAKIとは長いお付き合いになるバンドですが、どんな時間帯のARABAKIにも似合うんですよね。「Cherry Blossom」っていう曲がARABAKIに似合うんですよ。ゲストとして川崎中学校吹奏楽部が出演しますが、10-FEETは毎年ARABAKIに川崎中学校の吹奏楽部が出ていることを把握していて、「1曲一緒にやってほしい」と言ってくれたんです。それでその日のうちに吹奏楽部の顧問の先生にメールしたら送信した1分後くらいに電話がかかってきてものすごく喜んでいました。誘ってよかったなと思いましたね。

川崎中吹奏楽部(ARABAKI ROCK FEST.23)

川崎中吹奏楽部(ARABAKI ROCK FEST.23)

the pillows 35th with ARABAKI LITTLE BUSTERS
[ゲスト]
松尾レミ(GLIM SPANKY)
宮崎朝子(SHISHAMO)
TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU/the LOW-ATUS)
28日(日)18:30 ARAHABAKIステージ

ARABAKIにとってthe pillowsのステージというのはかなり特別です。日本武道館をやる前の年(2007年)、仙台で300〜400人くらいの動員だった時代にARABAKIでthe pillowsに大トリを務めてもらいました。その時は、(山中)さわおさんがゲストをいっぱい入れてやるようなライブをイメージできなくて、「自分たちだけでやりきりたい、お客さんが少なくてもいい、そういう心意気でオファーしてくれているんだったら引き受けますよ」ということでした。そこでthe pillowsのことを推すためにいろいろとやった結果、10000人ぐらい入る陸奥ステージがほぼほぼ満員になりました。その後、2019年は30周年トリビュートとして大きな企画をやりました。今回の35周年は、the pillows側は「大がかりな企画は特にやらなくてもいいですよ」と言ってたんですけど、どちらかと言うとお客さん側から「やってほしい」っていう声が多かったので、話し合って3組ぐらいのゲストを呼んだ企画をやることになりました。

古市コータロー
-みちのく還暦のブルース-
[バンドメンバー]
浅田信一(G)
鈴木 淳(B)
古市健太(Dr)
オヤイヅカナル(Key)
真城めぐみ(Cho)
[ゲスト]
大森南朋
TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU/the LOW-ATUS)
増子直純(怒髪天)
28日(日)14:30 TSUGARUステージ

コータローさん及びTHE COLLECTORSとの付き合いは、ARABAKIの立ち上げの前からです。節目節目でお世話になったギタリストですね。しかもコータローさんの実家は岩手の水沢エリア。コータローさんは「照れくさい」とおっしゃってましたが、今回の還暦のタイミングで何かやりたいなと思ったんですよね。最初に決まったゲストはTOSHI-LOWくんです。TOSHI-LOWくんは他にもいっぱい出てもらいますけど(笑)。あと、大森南朋さんはプライベートで親しいらしく、何か一緒にやりたいと。怒髪天の増子さんは同世代だし、深いつながりがありますよね。で、ドラムがコータローさんの息子さんの古市健太さん。

ARABAKI ROCK FEST.19

ARABAKI ROCK FEST.19

──最後に2024年のARABAKIの目標について教えてください。

とにかくたくさんお客さんに来てほしいと思ってます。24年も続けてきて、いろいろなことを企画して、乗り越えて、新しい世代の出演者も、長年出てくださっている人たちもいる中で、俯瞰して見た時に……長く続けて来た企画やつながりを当然大事にはしたいと思うんですが、新しい血を入れていかないとも思っています。チバさんもBUCK-TICKの櫻井(敦司)さんもKANさんも、お世話になった方々が続けて亡くなられてしまったのもあって……。リセットするつもりはないですし、継承していきたいと思っているんですが、ARABAKIスタイルっていうことだけを推し続けるっていうのはおそらく今年がひとつの節目なのかなという気はしています。新しいフェスのあり方、新しいイベントのあり方を、ARABAKIだけじゃなくて、全国的に考えるべきなのかもしれないですし。開催している時期についても、急激な温暖化で夏は暑過ぎるため、当初はあまりなかった春の開催も増えてきました。観てほしいことをやり続けるっていう気持ちは変わらずに……。僕はそうやっていきたいですけど、ARABAKIをこれからも末永く続けるために、どこかのタイミングで若い世代に受け継ぐことが必要です。若い世代が時期や規模や見せたいことをきちんと考えて、理想を芯に持ちながら続いていってほしいなと思っています。今年すべてをやってみて、2日目の終わりぐらいに、来年以降のことがはっきりと見えていればいいな、と思うんですけれども。ARABAKIを立ち上げた頃の音楽フェスティバルの役割は年々違ってきているかもしれませんが、毎年その年でしか観れないことをやってきた自負はあります。今年もさらに強く、2024年のARABAKIでしか観れない景色を見逃さないようにしていただきたいですね。

取材・文=兵庫慎司

※この取材は4月16日に行われました。

ARABAKI ROCK FEST.19

ARABAKI ROCK FEST.19

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岩田陽葵・小泉萌香による声優ユニット「harmoe」の6月19日(水)に発売される2ndアルバム「radii」のアーティスト写真とジャケット写真が公開された。

harmoe

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harmoe 2ndアルバム『radii』初回限定盤

harmoe 2ndアルバム『radii』初回限定盤

harmoe 2ndアルバム『radii』きゃにめ盤

harmoe 2ndアルバム『radii』きゃにめ盤

今回のアルバムは、確固たる【私】を持って、【他者】との「i」=【愛】を探しに行く物語がテーマとなっている。また2ndアルバムは初回限定盤と通常盤、きゃにめ盤の3形態でのリリースで、それぞれのジャケット写真も公開された。そしてこの2ndアルバムには3rdライブツアーのチケット優先販売申込券も封入されているのでファンならばチェックしておきたい。

harmoe 2ndアルバム『radii』通常盤

harmoe 2ndアルバム『radii』通常盤

そして現在、harmoeオフィシャルYouTubeチャンネルでは2ndアルバムのティザー映像が公開中だ。デビュー3周年を迎え、4年目に突入したharmoeの今後の展開をチェックしておきたい。
 

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2024年5月3日(金・祝)~5月6日(月・祝)東京・天王洲 銀河劇場、5月10日(金)~5月11日(土)大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される、舞台『パリピ孔明』。この度、東京公演ゲストの盛山晋太郎(見取り図)によるラップバトルシーンの公開稽古が実施され、オフィシャルレポートが公開された。

原作は、「ヤングマガジン」(講談社)にて連載中、累計発行部数220万部突破の大人気コミックス『パリピ孔明』。2022年にTVアニメ化、さらに昨年放送のTVドラマも話題となり、“パリピ”ブームの中で舞台化を迎えた本作。盛山晋太郎(見取り図)をはじめ、東京公演に出演する7名の日替わりゲストにも注目しよう。

舞台『パリピ孔明』東京公演 日替わりゲスト          (C)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会

舞台『パリピ孔明』東京公演 日替わりゲスト          (C)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会

オフィシャルレポート

5月3日(金・祝)に開幕する舞台『パリピ孔明』に、人気お笑いコンビ・見取り図の盛山晋太郎が東京公演ゲスト7名の内の1人として参加する事が決定。5月6日(月・祝)16:30開演の東京公演千穐楽に登場する盛山が、脚本・演出の石田 明(NON STYLE)、ラッパーキング役のKing Boy(アケガラス)と共に、都内稽古場でラップバトルシーンの公開稽古を行った。

(左から)King Boy、盛山晋太郎          (C)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会

(左から)King Boy、盛山晋太郎          (C)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会

200万部を突破した人気コミックス『パリピ孔明』を原作とし、TVアニメ化・実写ドラマ化・アニメ映画化と数々のメディアミックス経て、満を持して舞台化を迎える本作。脚本・演出は石田 明(NON STYLE)が担当、諸葛孔明役を藤田 玲、月見英子役を岩田陽葵が演じる。

舞台『パリピ孔明』出演者がダンスの稽古を終えた直後でまだ熱気の残る稽古場に、盛山がラフな装いで登場。先日上方漫才大賞奨励賞を受賞し、今乗りに乗っている盛山だけに、待機席で稽古開始を待つ間も、硬質なオーラでひときわ存在感を放つ。

(左から)盛山晋太郎、石田 明          (C)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会

(左から)盛山晋太郎、石田 明          (C)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会

(中央)盛山晋太郎          (C)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会

(中央)盛山晋太郎          (C)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会

ラップバトルシーンの稽古が始まると、まずは石田を中心に、盛山、King Boyの3人で全体の段取りを確認。談笑も交えた和やかな会話が落ち着くと、石田は俯瞰でステージングを確認するため、スタッフ席に後退する。

盛山晋太郎          (C)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会

盛山晋太郎          (C)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会

ステージ上手に盛山、下手にKing Boyがスタンバイし、マイクを片手にいよいよラップバトルシーンに突入。軽快なバックミュージックが流れると、まずはKing Boyが、ミドル音域が印象的なフロウで先制攻撃。稽古場がBB lounge(劇中に登場する、ラップバトルシーンの会場となる渋谷のクラブ)に様変わりする。続く盛山がマイクに声を乗せた瞬間、稽古場の空気が一変。低音が印象的な独特のフロウでKing Boyに応戦する。フリースタイルとは思えない、流れるようなラップバトルが展開され、見守る石田もそのリズムに体を揺らした。

記者も巻き込んだフリースタイルラップがひとしきり繰り広げられた後、バックミュージックが途切れるも、アカペラでラップを継続する盛山とKing Boy。所属事務所である吉本興業の中でも、随一のラップスキルをもつ2人の実力を裏づけるひと時となった。

(左から)King Boy、盛山晋太郎、石田 明          (C)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会

(左から)King Boy、盛山晋太郎、石田 明          (C)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会

諸葛孔明役の藤田 玲は「今回とても心強い日替わりゲストの皆様が参加してくださる事、とても嬉しく思っております。毎日のフリースタイルラップバトル、僕自身とても楽しみです! 盛山さんは芸人さんでいらっしゃりながらラップができるなんて、芸人ならではのウィットに富んでいらっしゃいそうで、今から期待しまくりです!!」と本番が待ちきれない様子。月見英子役の岩田陽葵も、「King Boyさんとゲストの方々が繰り広げるラップバトルシーンは、稽古場で見ている私たちも自然と歓声が上がってしまうほど。本番もめちゃくちゃ盛り上がること間違いなしです!! 私も毎公演とっても楽しみです。ぜひ皆さんも劇場に、全身で熱いバトルを浴びに来てください!」と期待を寄せた。

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レビュー 春のおどり 2024.4.13(SAT) 大阪松竹座

OSK日本歌劇団『レビュー 春のおどり』のイープラスによる貸切公演が4月13日(土)、大阪松竹座で開催された。

2023年10月から2024年3月まで放送されたNHK連続テレビ小説『ブギウギ』では、OSKの前身である大阪松竹少女歌劇団に所属していた「ブギの女王」こと笠置シヅ子がヒロインのモデルとなり、作中に登場する第1期梅丸少女歌劇団(USK)の男役トップスター・橘アオイを現役劇団員の翼和希が演じたほか、OSKの現役劇団員が多数出演。OSKの話題で持ちきりとなった。

『レビュー 春のおどり』は今、全国的に脚光を浴びているOSKの代表的な公演の一つ。今回はそれが、イープラス会員のみが楽しめるスペシャルなプログラムで届けられた。座席は、一部を「独自座席」として設けたほか、全席を「独自価格」でお得に販売。さらに上演前には「事前レクチャー」、上演後は出演者による「スペシャルアフタートーク」「撮影会」「サイン入りプログラムの抽選会」など、イープラスの貸切公演ならではの内容で実施された。

●「事前レクチャー」では、“存続公演”の裏話や楊琳&舞美りらの秘蔵写真の公開も

関係者以外は入室することができない、大阪松竹座の地下にある会議室で開かれた「事前レクチャー」に登壇したのは、松竹の関西演劇部 牧原広幸シニアプロデューサー。大阪松竹座とOSKの歴史を振り返りながらその関係性をひも解く……と聞けば、ややカタいトークになるかと思いきや、そこはかつて松竹新喜劇も担当するなど「笑い」と「お客の心のつかみ方」を知る牧原SP。

特に興味深かったのは、2002年に当時の親会社である近鉄の支援打ち切りが発表され、存続の危機に立たされたOSKの再建エピソード。牧原SPは、存続の会による旗揚げ公演『春のおどり 桜咲く国/ルネッサンス』(2004年)に携わったが、OSKについて決して詳しいわけではなかったので、戸惑いの連続だったという。そして、普段であれば公演回数は1日2回のところを、「まあ、いけるやろう」と1日3回に「してしまった」という。牧原SPは「みなさんきっと大変だったと思うんです。今思えば、申し訳なくって」と回想して恐縮していた。

牧原広幸シニアプロデューサー

牧原広幸シニアプロデューサー

ほかにも、OSKのトップスターである楊琳と男役スターの翼和希が『OSK日本歌劇団100周年記念公演』で挨拶した際、大阪・錦橋でOSK初期スター・アーサー美鈴を模して撮った二人の写真を「楊さん、翼さんには「今日、その写真を見せるよ」とは言っていないんですけど」と特別にお披露目したり、2012年開催のトーク&ライブ『創立90周年感謝の夕べ 〜夢の絆〜』公演後、現役劇団員とOGの集合写真などを見せたり、「事前レクチャー」でしか聞けない話や資料が盛りだくさん。あっという間の30分間だった。

●『ブキウギ』の影響力の大きさも語られた「スペシャルトーク」

「第一部 春楊桜錦絵」 (c)松竹

「第一部 春楊桜錦絵」 (c)松竹

「事前レクチャー」の後は、待ちにまった公演。上演されたのは「第一部 春楊桜錦絵(ヤナギニハナハルノニシキエ)」(山村友五郎 構成・演出・振付)と「第二部 BAILA BAILA BAILA」(荻田浩一 構成・演出)。

「第二部 BAILA BAILA BAILA」 (c)松竹

「第二部 BAILA BAILA BAILA」 (c)松竹

楊、舞美へのせん別も込められた「春楊桜錦絵」は、序盤から劇団員たちが客席側へ降りるなどして賑わせ、華やかな元禄若衆の舞、そしてコミカルな芝居、民謡メドレー、迫力十分の殺陣も繰り広げた。スペイン語で「踊れ、踊れ、踊れ」を意味する「BAILA BAILA BAILA」は、情熱的なラテンなどさまざまな文化を取り入れたダンスが披露され、さらに『ブギウギ』の舞台シーンも盛り込むなどドラマチックな演出で観客を惹きつけていった。

右から桐生、壱弥、城月、白藤、舞美、楊、千咲、華月、翼、椿、唯城

右から桐生、壱弥、城月、白藤、舞美、楊、千咲、華月、翼、椿、唯城

上演後は、唯城ありすが司会で、楊、舞美、千咲えみ、白藤麗華、華月奏、城月れい、翼和希、壱弥ゆう、椿りょう、桐生麻耶(特別専科)による「スペシャルトークショー」が実施された。

トークテーマ「『春のおどり』のポイント」では、舞美が「楊さんが、太陽のように明るく、エネルギッシュ。『春のおどり』にふさわしく、笑って見届けられる」と挙げると、楊も「あなたもカンカン照りの太陽でしょ。え、それとも自分がお月さまとでも?」と舞美にツッコミをいれて笑わせた。

舞美りらにツッコミを入れる楊琳

舞美りらにツッコミを入れる楊琳

元トップスターで2021年3月に特別専科へ移籍した桐生は、「(自分のことを)純粋に「この人は男なんだろうか、女なんだろうか」というところを楽しんでいただけたら(笑)。初めてOSKを観た方からお手紙をいただいたら「男性なんでしょうか」とよく書かれるんです。「もう、どちらでもいいかな」と。そう思って観てもらって。ここまできたら男役の極み。いくところまでいったんでしょうね」と“桐生節”で客席を湧かせ、さらに「壱弥と一緒にご飯を食べに行って、壱弥が大盛りを頼んでも、私の前にそれを持って来られるんです」とプライベートも明かした。

スペシャルトークショー

スペシャルトークショー

また楊は、自身も出演した『ブキウギ』の影響力の大きさについても触れ、「『ブギウギ』でも放送された「桜咲く国」(のパート)は無条件にハッピーになれる。「桜咲く国」があるから、みなさまと一体感がでます」とOSKの最後に必ず歌って、踊られる看板曲が見どころだと語った。

右から舞美りら、楊琳、千咲えみ

右から舞美りら、楊琳、千咲えみ

終盤には『ブギウギ』の標語「強く、逞しく、泥臭く、そして、艶やかに」にちなんで、OSKの魅力について「男前に、純粋に、凛々しく、そして、おもしろく」と標語形式で発表。OSKは娘役も「男前」が褒め言葉であり、劇団員全員が個性の塊で、公演を観れば一人ひとりの魅力が再発見できる。そんな意味合いが込められているという。

劇団員全員のサイン入りパンフレット抽選会(当選者10名)

劇団員全員のサイン入りパンフレット抽選会(当選者10名)

「スペシャルトーク」の最後は、登壇した劇団員たちが観客の写真撮影会にも対応。さらにサイン入りプログラムの抽選会」でファンを喜ばせた。

●楊ファン、翼ファンも大満足「もっと好きになりました」

 ※掲載の了承をいただいています。

 ※掲載の了承をいただいています。

公演後は、イープラスの貸切公演に参加した観客からも満足の声が集まった。OSKのファン歴が3、4年だという親子は、ともに楊ファン。「公演中はカッコ良いけど、トークになると愛らしい方だなって。そのギャップが好きです」(子)、「『ブギウギ』の関連でOSKの現場を取材した映像を観たときも、楊さんの人柄がすごく感じられました。舞台上ではスターさんですが、稽古場ではみなさんと一緒に雰囲気を盛り上げている様子がテレビから伝わってきて、もっとファンになりました」(親)と楊の話で盛り上がった。

「もっとファンになりました」 ※掲載の了承をいただいています。

「もっとファンになりました」 ※掲載の了承をいただいています。

翼のファンだという女性は「『ブギウギ』で知ったんですけど、なにもかもが完璧で。それから全部、公演に行っているんです」、同行の男性は「今日、桐生さんを初めて観たのですがすごくカッコ良いです」と惚れ込んだという。

「なにもかもが完璧」 ※掲載の了承をいただいています。

「なにもかもが完璧」 ※掲載の了承をいただいています。

母親、おばと来場した女性は「『ブギウギ』を観て、OSKが楽しそうだなと思って。それで、ふたりに「こういう公演があるけど」と声をかけてチケットを取りました」と言い、おばは「OSKは身近な感じがして、一緒に歌ったりできる楽しみがあります。トークショーもそうだし、写真も撮れて、なかなかないことですから」、母親も「『ブギウギ』で翼さんのことが好きになりましたが、今日でよりファンになりました」と満足した表情を見せた。

「OSKは身近な感じがする」 ※掲載の了承をいただいています。

「OSKは身近な感じがする」 ※掲載の了承をいただいています。

2回目のOSKの公演観劇となった7歳の子どもは「楽しかった。最後の傘(「桜咲く国」)が好き」と話し、さらに「翼さんがカッコ良い」と笑顔を浮かべた。

「楽しかった!」 ※掲載の了承をいただいています。

「楽しかった!」 ※掲載の了承をいただいています。

大好評だったイープラスの貸切公演。南座『レビュー in Kyoto』では7月20日(土)に、新橋演舞場『レビュー 夏のおどり』では8月8日(木)にも実施することが決定している。今後もOSKとイープラスによるスペシャルな企画が実施されることを期待したい。

取材・文=田辺ユウキ 撮影=福家信哉

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2024年5月2日(木)歌舞伎座で開幕する『團菊祭五月大歌舞伎』。昼の部で上演される『毛抜』の特別ビジュアルが完成した。撮りおろしスチール写真とともに紹介する。

『毛抜』粂寺弾正=市川男女蔵         (C)松竹

『毛抜』粂寺弾正=市川男女蔵        (C)松竹

『毛抜』粂寺弾正=市川男女蔵         (C)松竹

『毛抜』粂寺弾正=市川男女蔵        (C)松竹

『團菊祭五月大歌舞伎』昼の部では、四世市川左團次一年祭追善狂言として『毛抜』を上演する。
荒事から老け役、敵役、ユーモラスな役柄まで幅広い芸域をもち、映像作品でも活躍するなど多くの人々に愛された四世市川左團次。昭和54(1979)年2月の襲名披露以来四世左團次がたびたび勤めてきた『毛抜』は、二世市川左團次が復活し左團次家に大切に受け継がれてきた演目だ。今回、長男の男女蔵が左團次の当り役である粂寺弾正を勤め、孫の男寅が錦の前を勤める。

『毛抜』粂寺弾正=市川男女蔵         (C)松竹

『毛抜』粂寺弾正=市川男女蔵        (C)松竹

『毛抜』粂寺弾正=市川男女蔵         (C)松竹

『毛抜』粂寺弾正=市川男女蔵        (C)松竹

公開された特別ビジュアルの中央には、知的な雰囲気漂う粂寺弾正の姿が。原因不明の病に伏せる姫君錦の前の奇病の仕掛けを見破り、お家の陰謀をも暴いていく知性あふれる弾正だが、同時に愛嬌も併せもち、明るく屈託のない人間性も大きな魅力のひとつ。

 『毛抜』粂寺弾正=市川男女蔵         (C)松竹

『毛抜』粂寺弾正=市川男女蔵        (C)松竹

茶目っ気あふれる捌き役、粂寺弾正が活躍する人気作で、歌舞伎らしいおおらかさを劇場で堪能しよう。

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2024年4月1日(木)よりテレビ神奈川ほかにて放送を開始したドラマ『Solliev0』(ソッリエーヴォ)。舞台連動企画である本作は3月9日にアニメイトシアターで行われた上映会にて、8月に品川プリンスホテル Club eXにて舞台を上演することを発表。そしてこの度、舞台での新キャストが発表された。

『Solliev0』は、和田琢磨と染谷俊之がW主演するオリジナルドラマ。異母兄弟の天月冬真(和田琢磨)と天月春陽(染谷俊之)は、春陽の幼馴染の虎太郎(演・廣野凌大)とその友達、空(横田龍儀)とイタリアンレストランを経営している。小さいながらも隠れた人気レストランであるその店は、料理とは別に来店するお客様の悩みを解決するという、「裏メニュー」が存在し、おもてなしとトラブル解決に勤しんでいたが……。

今回、舞台での新キャストに滝澤 諒、酒寄楓太が出演することが決定。そのほか、染谷俊之、和田琢磨、井阪郁巳、安井一真、吉田晃太郎、久保侑大、正木 郁、谷口賢志が出演する。

なお4月22日より本公演の最速先行チケット販売が開始される。

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読売ジャイアンツが松本で7年ぶり、前橋で3年ぶりとなる公式戦を開催する。対戦相手は中日ドラゴンズ。

・7月2日(火)18:00試合開始/松本市野球場
・7月3日(水)18:00試合開始/群馬県立敷島公園野球場

これらの試合はオフィシャルスポンサーであるアイダ設計提供の「アイダ設計ナイター」として開催される。チケットはイープラスで4月29日(月)12:00~5月1日(水)12:00に先行販売。一般発売は5月4日(土)10:00となっている。

各試合のチケット料金は以下の通り。なお、7月2日の試合では、「橙魂シートA・B」の特典として「橙魂レプリカユニホーム」がプレゼントされる。

【7月2日(火)】
・指定席SS:6,500円
・指定席S(1塁側/3塁側):5,500円
・橙魂シートA(3塁側):5,000円
・指定席A(1塁側/3塁側):4,500円
・橙魂シートB(3塁側):4,000円
・指定席B(1塁側/3塁側):3,500円
・外野自由(大人):2,000円
・外野自由(子ども):1,000円
・車いす席(付き添い者同額):5,500円

【7月3日(水)】
・指定席SS:6,800円
・指定席S(1塁側/3塁側):6,000円
・フィールドシート(1塁側/3塁側):5,800円
・指定席A(1塁側/3塁側):4,800円
・指定席B(1塁側/3塁側):3,800円
・外野自由(大人):1,800円
・外野自由(子供):800円
・車いす席(付き添い者同額):5,800円

※先行販売は抽選制、一般販売は先着制。

橙魂レプリカユニホーム

橙魂レプリカユニホーム

7年前の松本市、3年前の前橋市の試合も、対戦相手は中日ドラゴンズだった。当時は選手としてプレーしていた阿部監督が、今季好調のドラゴンズを相手に、どんな采配を見せるか? ファンにとって待ち遠しい試合となりそうだ。

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ミュージカル『ビリー ・エリオット~リトル・ダンサー』が、2024年7月27日(土)から8月1日(木)のオープニング公演を皮切りに、8月2日(金)から10月26日(土)まで東京・東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、11月9日(土)から24日(日)まで大阪・SkyシアターMBSにて公演をおこなう。今回、日本版としては初となる稽古場レポートをお届けする。

本作は、1980年代のイギリス北部の炭鉱の町を舞台に、バレエダンサーを目指すひとりの少年と彼を取り巻く大人たちの姿を描く、2000年公開の映画『BILLY ELLIOT』(邦題『リトル・ダンサー』)をミュージカル化した作品。脚本・歌詞をリー・ホール、演出を映画同様スティーヴン・ダルドリー、音楽をエルトン・ジョンが手がけ、2005年に英国で初演、2006年に英国ローレンス・オリヴィエ賞4部門、2009年にトニー賞で10部門を獲得した。

日本では、2017年に日本人キャストで初演。2020年の公演を経て、今回が3度目の上演となる。今回のビリー・エリオット役は、約1年に渡るオーディションを経て選ばれた浅田良舞石黒瑛土井上宇一郎春山嘉夢一が務める。

左から)ビリー・エリオット 役(クワトロキャスト):浅田良舞/石黒瑛土/井上宇一郎/春山嘉夢一(オフィシャル提供)

左から)ビリー・エリオット 役(クワトロキャスト):浅田良舞/石黒瑛土/井上宇一郎/春山嘉夢一(オフィシャル提供)

 
浅田良舞(あさだ・りょうま)
2012年5月生まれ。バレエダンサーである両親のもとで2歳からバレエを始める。2023年に英国ロイヤルバレエスクールサマースクールにスカラシップにて参加。バレエ教室の先輩が初演・再演とビリー役に選ばれたのを見て、「次は自分がビリーになりたい」とオーディションに応募。
 
石黒瑛土(いしぐろ・えいと)
2012年9月生まれ。3歳でバレエを始める。2023年にはフランスのモナコプリンセスグレースダンスアカデミーへの留学を果たした。初演・再演を見て「自分もやってみたい!」とオーディションに応募。
 
井上宇一郎(いのうえ・ういちろう)
2010年7月生まれ。バレエダンサーである両親からバレエを学び、3歳で初舞台を踏む。エネルギー溢れる踊りを見せ、海外への短期留学も経験した。『ビリー・エリオット』の映像を観て応募を決意。
 
春山嘉夢一(はるやま・かむい)
2011年1月生まれ。バレエの他にも器械体操や二重跳びなど抜群の運動神経を見せる。ビリー役への人一倍強い思いで努力し、役を掴む。

■個性が生まれつつある4人のビリー

稽古場に入ると、広い空間の一角でビリー役の浅田石黒井上春山がギュッと集まり、歌のレッスンを受けていた。今日は歌、バレエ、タップダンスのレッスンが行われるという。通常、稽古場というと常にあちこちでスタッフが作業をしているものだが、彼らが集中しやすいようにスタッフは別場所で作業するなど環境が整えてある。

この取材が実施されたのは、4人の芝居レッスンが始まったばかりというタイミング。ダンスはそれぞれキャリアがあるが、芝居や歌に関しては4人ともこれが初めての挑戦となる。だからこそだろう。芝居のために「ビリーの感情について考える」という新体験があらゆる面に波及し、一人一人の表現に「少しずつ個性が出てきた」時期なのだそう。

制作発表でのパフォーマンスの様子(撮影=五月女菜穂)

制作発表でのパフォーマンスの様子(撮影=五月女菜穂)

歌のレッスンでは、音楽監督補の鎮守めぐみ氏の話を4人は並んで座って話を聞いていた。この日の練習曲はエネルギッシュなナンバー「Expressing Yourself」で、4人は先生のお手本を聴き、初めて歌う部分は先生の後に続いて歌ってみたり、歌ったことのある部分はより良く歌うためのアドバイスがなされたりする。先生のアドバイスの言葉は、音やリズム、技術の部分はもちろん、そこに含まれる感情についても話す時間があるためわかりやすく、4人の歌がどんどん変化していくのが、聞いていてわかるほど。

教わっている間、石黒浅田はよくメモを取っていて、井上は時々周りと目を合わせニコッと笑いかけ、春山は静かにまっすぐ話を聞いていた。途中、「踊りながら歌ってみよう」とステージに移動して歌うことになった時には移動しながら楽しそうに歌うなど、和やかな雰囲気だ。

レッスン中の様子(別日撮影)

レッスン中の様子(別日撮影)

1時間ほどのレッスンの最後には、「いつものをやりましょう」と、一人ずつ「Electricity」を一部歌うことに。「ねえビリー、ダンスをしているときはどんな気持ちになるんですか?」という問いかけに対してビリーが「♪うまく言えません。言葉にできない、押さえきれない気持ち~」と想いを歌う、この作品のテーマ曲ともいえる楽曲だ。(みんなで歌う時には元気なのだが)一人になるとまだちょっと心細そうな彼らを慮ってか、先生からは「他の人が歌っている時は見ずに、自分もやってる気持ちでいてください」と、一人でも歌いやすい状態をつくられる。

「最初の気持ち、“ムカついている”ということを表現してほしい。やさしくならなくていい。反抗的でいいから」というアドバイスを受け、まず歌うのは春山。歌声がきれいで、後半にいくにつれビリーの想いがぐっと胸に届く。井上は事前に「宇一郎はやさしいから、怒っていってみてください」と伝えられ「はい」と一生懸命に格闘していた。石黒は「♪うまく言えません」のあとの間(ま)などに想いが感じられ、「お芝居をこういうふうにやりたいっていう気持ちがとってもいい」と評価。浅田の歌は、進むにつれて少しずつビリーの気持ちが形になっていく感じが伝わってきた。

制作発表でのパフォーマンスの様子(撮影=五月女菜穂)

制作発表でのパフォーマンスの様子(撮影=五月女菜穂)

 

ここで歌のレッスンは終了。少し休んだらすぐにバレエのレッスンだ。

レッスンは、バレエ指導の坂本登喜彦氏がが行う。この時点ではまだ劇中の踊りの練習ではなく、あくまでバレエのレッスン。4人がバレエシューズを履いて、柔軟体操、バーレッスンと、並んで指導を受けながら柔らかく身体を動かす姿はとても美しい。この光景はもはやリアル“ビリー・エリオット”だ。

レッスン中の様子(別日撮影)

レッスン中の様子(別日撮影)

今年のビリー4人は皆、海外留学経験者やコンクール受賞経験者とそのバレエの実力は折り紙付きだ。

両親がバレエダンサーの浅田はユースグランプリ2024日本予選プリコンペティティブ部門第1位の実力の持ち主で、2023年には英国ロイヤルバレエスクールサマースクールにスカラシップで参加している。石黒、井上も同じく海外留学の経験者。石黒は2023年NBA全国バレエコンクール/YBCバレエコンクールでの第1位を受賞、浅田と同じく両親がバレエダンサーの井上は、2022年ヴィクトワールバレエコンペティション第2位/パシフィックインターナショナルバレエコンペティション3位をそれぞれ受賞している。人一倍強い思いで努力しビリー役を掴んだ春山は、2023年NBA全国バレエコンクール(小学5・6年の部)第2位/2022年バレエコンクールin横浜(ジュニア3部門)第3位と、錚々たる顔ぶれだ。

2月に開催された制作発表にて披露されたパフォーマンスでも、その一端を垣間見ることができるだろう。

Daiwa House presentsミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』製作発表「♪エレクトリシティ」パフォーマンス

制作発表でのパフォーマンスの様子(撮影=五月女菜穂)

制作発表でのパフォーマンスの様子(撮影=五月女菜穂)

一通り身体を動かすと、次は踊ってみることに。レッスン中は、4人一緒に踊ったり一人ずつ踊ったりするのだが、別の人が踊っている最中もそれぞれが自由に踊っていて元気だ。ソロで踊る姿は、4人で踊っている時とはまた印象が変わる。

春山は踊ることが嬉しそうで楽しそうで、舞台でビリーの踊りを観たときの感覚の思いだす。浅田は身軽。一秒前まで床に座っていたのに、軽々とジャンプしたり回転したりする姿に驚いてしまう。レッスンの最中に「これやっていいですか」と質問をしたり、「これをやってみたいです」とアイデアを出したりするのは石黒井上はひとつひとつきちっと踊っていく印象で、見ていてとても気持ちいい。日本初演から携わる振付補のトム・ホッジソン氏も見ており、彼らに「すばらしかった」と声をかけた。既に四者四様のビリーがいる。

制作発表でのパフォーマンスの様子(撮影=五月女菜穂)

制作発表でのパフォーマンスの様子(撮影=五月女菜穂)

バレエの後は、そのトムによるタップダンスのレッスン。休憩中もバク転などをして遊ぶ4人に、トムは「もう準備ができてるってことかな?(笑)OK、タップシューズをはいて!」と声をかける。レッスンは、既に本番を意識しているようで、練習で踊る位置もどこでもいいわけではなく、「センターの一番前のこの線の上で踊ってほしい」「実際の舞台ではここに板目があるから、それを目印にしてほしい」など、彼らがステージに立っていることをイメージできる言葉をどんどん投げかけていく。

タップでの振付でも「頭は必ずシャープにパッと上げて」「フィニッシュした時、この角に向かって右足のつま先が向いている感じ」「腕は、水が肩に乗っていたらタラッと腕に垂れるくらいの角度」と細かく、「手はこの角度で」と手の甲にペンを乗せてあげたりもしていた。素人目だとこんなに決められて踊れるものだろうかと思ったりもするのだが、4人とも“食らいつく”というよりは、これはあくまでイメージだが、そのルールの上でぴょんぴょん飛んだり跳ねたりしているように見える。トムの声に真剣に頷きながら踊るダンスやタップも生き生きとしていて楽しそうで、いつまでも見ていたくなる。トム自身が見本として披露する踊りを見ていると、美しいダンスは細かな積み重ねなのだと納得した。

制作発表の様子。後列左から濱田めぐみ/安蘭けい(Wキャスト・ウィルキンソン先生)益岡 徹/鶴見辰吾 (Wキャスト・お父さん)(撮影=五月女菜穂)

制作発表の様子。後列左から濱田めぐみ/安蘭けい(Wキャスト・ウィルキンソン先生)益岡 徹/鶴見辰吾 (Wキャスト・お父さん)(撮影=五月女菜穂)

タップのレッスンでこの日の取材は終了。ハッキリと「4人それぞれのビリーが絶対観たい」と思うような、本番への期待が高まる取材となった。これから大人キャストも加わり、7月には2024年版のミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー』が誕生する。初めて観る人も、観たことがある人も、ぜひ開幕を楽しみに待っていてほしい!

取材・文=中川實穗

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ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』来日公演2024が、2024年4月18日(木)オリックス劇場にて開幕した。4月25日(木)からは、東急シアターオーブにて東京公演が上演となる。本作のオフィシャルレポートが到着した。


日本で上演されるたびに、ミュージカルファンを熱狂の渦に巻き込んだ不朽の名作『CHICAGO』。しかし今回のブロードウェイ・キャストの来日公演は、飛び抜けてスペシャルだ。TVドラマ『glee/グリー』のシュースター先生ことマシュー・モリソンが、弁護士のビリー・フリンを演じる姿を、世界に先駆けて目撃できるのだから!

舞台は1920年代のシカゴ。不倫相手を射殺した人妻・ロキシーは、やはり妹と夫を殺害したダンサー・ヴェルマがいる監房に収監される。ここでヴェルマを中心とした女性たちが、それぞれの犯した罪を自己正当化たっぷりに歌う『監獄タンゴ』は、この舞台を象徴するような一曲だ。

無罪を狙うロキシーが弁護士を雇ったところで、お待ちかねのビリー・フリンが登場! 大きな羽を持ったダンサーたちに囲まれて「愛こそがすべて」みたいに歌い上げたその口で、法外なギャラを請求したり、メディアや法廷にバンバン嘘をつくなど、見事な悪徳ぶりを発揮する。従来のフリンが、いかにも胡散臭い雰囲気なのが多かったのに対し、マシュー版フリンは実にさわやかでエレガント。しかし言ってることはダーティ極まりないという、このギャップにしびれてしまう。

ジャズを多用した名曲の数々、かすかな肩の動きすらドキッとするほど官能的な「フォッシー・スタイル」が随所で炸裂する振付は「これぞミュージカル!」 と言いたくなるほど楽しさの塊だ。その一方で、あらゆる犯罪を娯楽に変え、正義よりも金や名声を優先する登場人物たちのふるまいは、思わず眉をひそめるものばかり。でもそれをブラックユーモアあふれるセリフと歌詞、人の死すらとことんショーアップする突き抜けた演出で見せ切ってしまうのが、『CHICAGO』の唯一無二な点なのだ。

日本公演に向けて、マシューは「日本はコンサートで何回も来ていますが、初めてキャラクターを演じる姿をお見せすることができます。しかもそれが大好きな『CHICAGO』なのは夢のようです。自分にとって近い存在であり、長年支えてもらった日本で演じられることをすごく特別に感じています。ドウモアリガトウ!」とメッセージを送ってくれた。

【マシュー・モリソン】コメント動画到着!

劇中では「50年も経てばすべてが変わる」という歌詞が出てくるのに反して、初演から50年近くを経てもなお、変わらず刺激と興奮を与え続ける『CHICAGO』。一生の記念になるのは確実な舞台を、どうかお見逃しなく!東京公演は4月25日(木)〜5月5日(日)まで東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)にて上演。前売りチケット絶好調販売中。早めのご予約がお勧めです!

文=吉永 美和子 写真=宮川舞子

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2024年4月20日(土)・21日(日)の2日間に渡り、幕張メッセ 国際展示場 1~3ホールにて開催された「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 2nd Live Tour ~Blooming with ○○○~」<千葉公演>のオフィシャルライブレポートが到着した。以下原文のまま掲載する。

・6人の成長と時の流れを感じた「Dream Believers」

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

2ndライブツアーのキービジュアルとリンクしたアタック映像後、センターステージから日野下花帆役・楡井希実、村野さやか役・野中ここな、乙宗 梢役・花宮初奈、夕霧綴理役・佐々木琴子、大沢瑠璃乃役・菅 叶和、藤島 慈役・月音こなの6人が登場。『リンクラ』の主題歌で、石川県・金沢市にある伝統校の蓮ノ空で歌い継がれてきた「Dream Believers」から本公演がスタート! ちょうど1年前の4月に開催された蓮ノ空のデビューミニアルバム発売記念イベントで、ステージパフォーマンスが初披露されて以降、さまざまなライブで披露を重ねてきた楽曲だけあり、それぞれが堂々たる姿を見せてくれた。

MCで、ライブに参加する「蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさん」と心を1つにした後は、ストーリーダイジェスト映像をはさみ、ユニットパートへ! 蓮ノ空の伝統を受け継ぐ3組が順番に登場し、2023年10月にバーチャル音楽ライブ「103期10月度Fes×LIVE」にてスクールアイドルの祭典「ラブライブ!地区予選」のエントリー曲として披露されたパフォーマンスしていく。

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

トップバッターは幼なじみの後輩先輩コンビ、瑠璃乃&慈が結成したユニット・みらくらぱーく!。かわいさとにぎやかさがつまった「ノンフィクションヒーローショー」や「ド!ド!ド!」で、一気に会場の空気はみらくらぱーく!色に。

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

続いて登場したのは、世話焼きな後輩・さやかと独特なセンスを持つ先輩・綴理が結成したDOLLCHESTRA。「KNOT」や「AWOKE」でのパワフルなパフォーマンスでオーディエンスの心をつかみつつ、楽曲の世界観を見事に表現。

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

最後は明るく元気な後輩・花帆と眉目秀麗な先輩・梢が結成したスリーズブーケが登場し、「千変万華」と「水彩世界」を披露。2人のさわやかなハーモニーとキュンとするような振りのダンスで、会場中を魅了した。

・メンバーたちの絆が見えるパフォーマンスに感動!

『リンクラ』の「活動記録」(ストーリー)では、「ラブライブ!」への挑戦と同時に、かつてスクールアイドルクラブに所属していた3年生の生徒会長・大賀美沙知との触れ合いが描かれた。沙知が制作し、6人が歌った「ツバサ・ラ・リベルテ」は、103期11月度Fes×LIVEにて初披露されたが、本公演では衣装も含めたシンクロパフォーマンスでお届け! 印象的だった雨が止むシーンも、舞台セットの電飾で再現された。

「ラブライブ!全国大会」出場をかけた103期12月度Fes×LIVEにて披露された楽曲「Link to the FUTURE」は、3組のユニットがそれぞれの個性を発揮しながら1つの曲でつながる特別な楽曲。「Fes×LIVE」同様、本公演でもステージ上にかけた紗幕にユニットロゴを映してのパフォーマンスとなった。中でも衝撃的だったのは、「Fes×LIVE」では間奏で紗幕に過去の「Fes×LIVE」の映像がダイジェストで映し出されたが、今回のパフォーマンスでは、1stライブツアーでのキャストパフォーマンス映像が投影されたこと。間奏中での早着替えも成功し、会場中から歓声があがる。

ライブ後半は、各ユニットの新たな魅力が際立った103期1月度Fes×LIVEの楽曲や、さやかのソロ曲「Runway」などを披露。そして沙知を想い綴った、すべての卒業生、すべての在校生に贈る103期Fes×LIVE3月度楽曲「抱きしめる花びら」も、新衣装とともにパフォーマンスを披露。大好きな人を想って優しく歌うメンバーたちの姿を、後ろから見守るように置かれた花束が沙知を思わせた。

続く「Legato」を披露した後、ステージが暗転すると、なんと「抱きしめる花びら」の衣装を着た花帆たち6人の姿が! 花帆たちから新入部員が入部して9人になったことや進級したことに関する想いが語られ、ライブ本編が終了した。

・終わってからも見逃せないことばかり! サプライズ満載のアンコール!

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

客席からのアンコールに応えて、制服姿のキャスト6人が再びステージに登場! これまでスリーズブーケとDOLLCHESTRAの4人が歌ってきた「DEEPNESS」を、みらくらぱーく!の2人も加えた6人で初披露し、みんなを驚かせた。続く「On your mark」や「103期2月度Fes×LIVE」のシャッフルユニット3曲をはさみ、さらなるサプライズが……!

ゲストとして蓮ノ空の新入生3人が呼び込まれ、百生吟子役の櫻井陽菜、徒町小鈴役の葉山風花、安養寺姫芽役の来栖りんがステージに登場! 9人になった104期の蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブによる「Dream Believers (104期 Ver.)」のパフォーマンスがここで初めて披露された。新たな歌い分けから生まれるハーモニー、9人だからできる振り付けなど、パワーアップした楽曲に、今後の期待が高まる。

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

新入生3人が帰った後もライブは続く。ダブルアンコールとして、またまたステージに登場した楡井さんたちキャスト6人は、トロッコに乗り込み「STEPUP !」「永遠のEuphoria」を歌いながら、会場中を巡った。

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

(C)プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

最後の最後まで客席に手を振り、別れを惜しみながらも、再会を誓ってステージを降りていった6人。最後まで大きな盛り上がりのまま千葉公演の幕は閉じた。
 

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福岡ソフトバンクホークスは5月22日(水)、京セラドーム大阪で『白のキセキ2024』を開催する。対戦相手は東北楽天ゴールデンイーグルス。

この試合では入場者全員にホームユニフォーム(レプリカ)を配布。さらに、「ホームユニフォームを着て応援したいけど、ファイト!九州2024ユニフォームも欲しい」というファンのために、「ファイト!九州2024ユニフォーム」が付いたチケットも枚数限定で販売される。

ファイト!九州2024ユニフォーム(非売品)。 Lサイズ(身丈74cm 身幅55.5cm)とSサイズ(身丈60cm 身幅48cm)の2サイズを用意

ファイト!九州2024ユニフォーム(非売品)。 Lサイズ(身丈74cm 身幅55.5cm)とSサイズ(身丈60cm 身幅48cm)の2サイズを用意

なお、このチケットは「A指定席引換券」(1枚)と「ファイト!九州2024ユニフォーム」(1枚)のセットになっており、最大6枚まで購入可能。価格は1セット5,300円で、座席はA指定席(前方、通路側、1塁・3塁など座席位置の指定は不可)となっている。当日はチケットに記載された窓口で入場券と引き換える際に、同ユニフォーム(L or Sサイズ)が手渡される。

イープラスではこのチケットを完売、または対象試合の開催日前日20:00まで販売中だ。

京セラドーム大阪の座席表

京セラドーム大阪の座席表

大阪のホークスファンにとっては、ホームユニフォーム(レプリカ)と「ファイト!九州2024ユニフォーム」の両方を手に入れる貴重な機会となる。当日はこのユニフォームを着用して、選手たちを応援したい。

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原作・ほったゆみ、漫画・小畑健による囲碁を題材とし、囲碁の面白さを世に知らしめた大ヒット作品『ヒカルの碁』が舞台化されることが決定した。2024年7月5日(金)~7月14日(日)サンシャイン劇場にて上演される。

演出・脚本はミュージカル「黒執事」や・舞台『デュラララ!!』、舞台「フルーツバスケット」、仮面ライダーシリーズなど人気作品を手掛ける毛利亘宏。振付・ステージングはミュージカル「黒執事」やミュージカル「刀剣乱舞」、ミュージカル「テニスの王子様」などで活躍する本山新之助。音楽はハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズや東京ワンピースタワー、「バクマン。」THE STAGEなど数多くのプロジェクトを手掛ける劇伴作家の和田俊輔。美術は舞台『刀剣乱舞』、舞台『弱虫ペダル』など数々のヒット作で舞台美術を手がける秋山光洋。

また、キャストには進藤ヒカル役を糸川耀士郎、藤原佐為役を小南光司、塔矢アキラ役を赤澤燈、藤崎あかり役を生田輝、塔矢行洋役を広瀬彰勇が発表となった。他キャストも順次発表予定だ。

進藤ヒカル役:糸川耀士郎

進藤ヒカル役:糸川耀士郎

藤原佐為役:小南光司

藤原佐為役:小南光司

塔矢アキラ役:赤澤燈

塔矢アキラ役:赤澤燈

藤崎あかり役:生田輝

藤崎あかり役:生田輝

塔矢行洋役:広瀬彰勇

塔矢行洋役:広瀬彰勇

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CS放送「衛星劇場」が、「松竹歌舞伎アーカイブス~幻の映画~」と題した、松竹大谷図書館所蔵の貴重な歌舞伎映画を約半年にわたって放送する。2024年5月は、映画『勧進帳』と、映画『京鹿子娘道成寺』をおくる。

映画『勧進帳』

映画『勧進帳』

昭和18年11月、12月歌舞伎座における五十日興行で、七世松本幸四郎、十五世市村羽左衛門、六世尾上菊五郎の顔合わせによる幸四郎一世一代の『勧進帳』が上演された。映画では、この名舞台を後世に伝えるため、幕開きから弁慶の引込みまでの舞台を完全に収めた。当時数えで、幸四郎74歳、羽左衛門70歳、菊五郎59歳、名優たちが織りなす舞台は至芸。とくに七代目幸四郎にとって弁慶は最高の当たり役で、生涯を通じて1600回以上も演じたものである。弁慶の重厚感、富樫の名調子、義経の優雅と品格、そして山伏問答の緊迫感、どこをとっても一分の隙もない『勧進帳』だ。

映画『京鹿子娘道成寺』

映画『京鹿子娘道成寺』

映画『京鹿子娘道成寺』は昭和30年12月、松竹大船撮影所でカラー撮影された。昭和戦後期を代表する女方・六世中村歌右衛門は当時三十八歳。まさに芸の円熟期に差し掛かった頃で、桜の木々の下、花びらの散る特設のセットで舞う姿を、鮮やかにとらえた作品となっている。

なお、6月以降も、映画『紅葉狩』、映画『汐汲』など貴重な歌舞伎映画が登場する。

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音楽朗読劇VOICARIONシリーズを手がける藤沢文翁のオリジナル作品のひとつで、2012年に東宝初の朗読劇として上演、2022年にミュージカル化された『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』

2年ぶりの再演は末永陽一が演出を担当。新演出により、悪魔と契約したと囁かれた音楽家パガニーニの生涯を描く。

パガニーニと契約し、彼の命と引き換えに天才的な演奏を叶える音楽の悪魔アムドゥスキアスを演じるのは、初演から引き続き中川晃教。音楽の才能はあるが天才ではないことに苦しむパガニーニは、初演でも同役を務めた相葉裕樹と、今回が本作初出演・東宝ミュージカル初主演の木内健人がWキャストで演じる。

さらに、ジプシーの娘・アーシャを加藤梨里香有沙 瞳(Wキャスト)、ナポレオンの妹・エリザを元榮菜摘、ヴァイオリン教師のコスタとベルリオーズの二役を坂元健児、パガニーニの執事アルマンドを山寺宏一畠中 洋(Wキャスト)、パガニーニの母・テレーザを春野寿美礼。個性と実力を併せ持つキャストが顔を揃えている。

初日を前に、日比谷シャンテ3Fで開催している『CROSS ROAD』パネル展特設会場にて、中川晃教、相葉裕樹、木内健人、山寺宏一、畠中 洋、春野寿美礼による囲み取材が行われた。

ーー初日に向けた意気込みをお聞かせください。

中川晃教:ミュージカル『CROSS ROAD ~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』が、2年の時を経て再び集結しました。この作品が持っている素晴らしさ、クリエが熱くなるエネルギーをみなさんにしっかり届けていきたいと思います。

相葉裕樹:本日もまだ場当たりが続きますが、初日を迎えられることが嬉しいです。一度できたものを崩し、もう一度積み上げてブラッシュアップして作ってきたので、自信を持ってお届けできるかと思います。初めての方も2年前に見てくださった方も楽しめる作品です。

木内健人:素晴らしい脚本、音楽、キャスト、スタッフの皆さんのおかげでもうすぐ初日を迎えようとしています。初日が開くとWキャストの相葉くんとしばらく会えないので寂しいですが、キャスト一同この作品を盛り上げていきたいと思います。

山寺宏一:出演者の中で最年長ですが、ミュージカル経験は最も少ないので一番ドキドキしていると思います。かつて朗読でこの作品をやったことがあり、すごい作品だと思っていました。2年前にミュージカルになり、まさか自分が出演することになるとは。歴史に残るような作品ですし、これが本当に日本オリジナルなのかと驚くと思います。

畠中 洋​:2年前の初演は違う役で出演し、今回はアルマンド。天下の山寺さんとWキャストです。いまだにどうしていいかわからない部分もありますが、山寺さんとはまた違うアルマンドをお見せしたいと思います。

春野寿美礼:私は今回初参加です。みんなすごく眼差しが強くて、稽古場に入った時から緊張していました。でも、一緒に過ごすうちにみなさんとてもユニークな方だとわかり、今は心強い状態でお稽古しています。

ーー中川さんから見てお二人はそれぞれどんなパガニーニですか?

中川:僕は『モーツァルト!』でデビューし、井上芳雄さんとWキャストでした。演出家の小池先生が「例えるなら白ワインと赤ワイン」とおっしゃったんです。それを拝借していいでしょうか。(木内は)天才を通り越して悪魔的と称されたパガニーニの内向的な部分を全力でアプローチしていて、でもどこかフレッシュな風も感じさせる白ワイン。(相葉は)初演から一緒に作り上げていて、熟成されていっている赤ワインだと思います。

ーーお二人から見た中川さんはどんな悪魔ですか?

相葉:前回もそうですが、パガニーニは翻弄される役。アッキーさん演じる悪魔に毎回困らせられました。急にそんなちょけるんだって。

一同:(笑)。

相葉:今回も本番はさらに爆発するんだろうなと。でも、共演回数も増えてきているので、対処方法がわかってきています。

中川:あしらいかたがね。

相葉:あしらいかたって言うとあれだけど(笑)。それすら楽しめるようになってきています。どんなものが出てくるのかすごく楽しみです。対処法は動揺しないこと。動揺したら負けです。慣れてきた頃に仕掛けてくるので、動じず演じたいです。

木内:神出鬼没、奇想天外。アッキーさんの引き出しの多さに驚きます。何をしてくるかわからないのももちろんですが、僕のその時々の感情を拾ってくれて、そこからアプローチしてくれる。僕が演じるパガニーニを苦しめ、困らせ、時には一緒に喜んでくれる。神がかっているアムドゥスキアスだと思います。

ーー“天才”といえば中川さんの代名詞でもありますが、パガニーニをやりたいという気持ちはありますか?

中川:この作品は朗読劇からスタートしていて、山寺さんがアムドゥスキアスを演じていたんですよね。

山寺:というかパガニーニとテレーザ以外全部やりましたね(笑)。

中川:そのお話を聞いた時、「そっか、そういう未来もあるんだ」と思いました。(相葉と木内に)ごめんね? パガニーニって面白いんですよね。悪魔という役もそうですが、自分と離れた役を演じる魅力はパガニーニにも感じています。

ーー楽曲も複雑と伺っていますが、歌ってみていかがでしょう。

春野:複雑ですが名曲です。どなたが歌っている曲を聴いていても、心に染みます。素晴らしい曲を歌わせていただく幸せを噛み締めて毎回歌っています。

山寺:音楽を担当している村中俊之さんとは朗読劇で何度もご一緒していますが、ミュージカルは初めて。なのに名曲の数々で驚きました。開幕前に聞きたい方は、東宝のYouTubeに何曲かアップされているのでぜひ聞いてみてください!

ーー前回から変わったところは何かありますか?

山寺:いろいろありますね。まずはステージのセット。(見学しているオーディエンスに向けて)盆ってみなさんわかります? 回るんです!

中川:それはそうです(笑)。前回は使っていなかったですね。あと、音楽のアレンジも。江草(啓太)さんが編曲として加わってくださり、村中さんが作った音楽の世界をさらに広げています。

畠中:僕が前にやっていた役の部分も、登場の仕方などが全部変わっています。2年前に見た方は新鮮だと思いますね。前回を引きずらず、新作のような気持ちで作りました。

ーー中川さんと春野さんは初共演ですか?

中川:よくぞ聞いてくださいました。この話をすると熱くなってしまうんですが、『モーツァルト!』初演の大阪公演で、メンバーみんなでバスをお借りして、春野さんがトートを演じていた『エリザベート』を観劇しに行ったんです。その時に初めてお会いし、今回ようやく共演させていただけることになりました。嬉しいです。

春野:もちろん覚えています。大階段を駆け上っていった中川さんが焼き付いています。

中川:所作はもちろん素晴らしいんですが、内に秘めた輝きがあって。悪魔の役作りについてもお話しさせていただいて、僕なりに吸収しようと思って作ってきました。

春野:中川さんのアムドゥスキアスは、所作も言葉も緩急自在。隙があるとスッと心に入ってきて乗っ取られるような感じ。地でやっているのか芝居かわからないくらい。ラスト付近でお母さんとアムドゥスキアスが対峙するところがあるんですが、気を緩めると連れていかれそうなトート的な存在でもあり、でもいたずらされそうなお茶目なところもあります。(オーディエンスに)みなさんも心してご覧になってください。

ーー最後に、明日に向けて一言お願いします。

中川:短い時間でしたが、たくさんの方々がここに来てくださったのも、この作品の背中を押してくださっているパワーを感じます。日比谷シャンテの3Fではパネル展も開催されています。こういった場所がひとつのハブとなり、様々な人の心を魅了する作品になるよう願っています。その一員として、アムドゥスキアスという悪魔をしっかり演じていきたいと思います。素晴らしいパガニーニのお二人、集ったキャストの皆さんと最高のミュージカルをお届けしていきます。その心は、美空ひばりさんの「柔」という曲に例えてもいいのかなと。2番の歌詞の「人は人なり 希もあるが 捨てゝ立つ瀬を 越えもする」という言葉にこの作品への意気込みを込めさせていただきたいと思います。
 

本作は4月22日(月)より5月12日(日)までシアタークリエにて上演され、5月17日(金)〜19日(日)まで大阪、5月24日(金)〜26日(日)まで福岡でも公演が行われる。

取材・文・撮影=吉田沙奈

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