TRACK15、初の自主企画『TRACK15 pre. YORU FES』OSAKA MUSEにて開催決定

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TRACK15が8月2日(金)に、OSAKA MUSEにて初の自主企画ライブ『TRACK15 pre. YORU FES』を開催する。

3月20日(水)にリリースした1st ミニアルバム『bouquet』を提げて、東名阪を回るリリースツアーを全公演ソールドアウトしたTRACK15。本日4月26日(金)に行われたツアーファイナル同イベントが発表された。会場は、バンドがホームと謳うライブハウスOSAKA MUSE。その他の出演アーティストに関しては後日アナウンスされる。

チケットは本日より、イープラスにて最速抽選先行開始。

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5月4日(土祝)5日(日祝)の2日間、大阪・泉大津フェニックスにて開催される『OTODAMA’24~音泉魂~』の浴場案内(エリアマップ)を発表した。

あわせて、フードエリアの店舗と全メニューも公開。今年は、アノヌードル最強食堂、旧ヤム邸、DOCO RICE、J.S. BURGERS CAFE、wabi-sabi発酵と珈琲と。/FERRUM号、タソガレコーヒー、NICO TACOS、そらうみ、匠麺と旬の和食よさこい、FFO、鉄板ダイニングりゅう、京都ぽーく亭、油そば専門店 歌志軒、犇堂、Lemon Barが出店。提供メニューの詳細は公式サイトを要チェック。

さらに、牛乳石鹸の手洗いブースやフォトブースが登場。キッズエリアには、読売テレビ「シノビー」が高さ6mの巨大"ふわふわ"として降臨することも発表された。

いよいよ開催が迫った『OTODAMA’24~音泉魂~』。チケットは前売券を販売中。

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東宝が新たに手掛ける才能支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」初の劇場公開作品として、4人の新進気鋭な監督たちによる短編オムニバス映画『GEMNIBUS vol.1』が2024年6月28日(金)より2週間限定で公開されることが決定した。4作品のうち、ちな が脚本・監督を務める『ファーストライン』に、ピアニスト角野隼斗が音楽で参加している。

「GEMSTONE Creative Label」は、フォーマット、メディア、そして実績の有無を問わずクリエイターが自由に才能を発揮できる場を提供するという目的で東宝の若手社員が立ち上げたもの。上白石萌歌が公式アンバサダーを務める。

この度公開となる短編オムニバス映画『GEMNIBUS vol.1』ラインナップには、YouTubeで公開された監督作『ゴジラVSガイガンレクス』が1,000万回超え、続く『ゴジラVSメガロ』が430万回と驚異の再生数を誇り全世界からの注目を集める日本のトップCGクリエイター上西琢也による〈シネマティック・バージョン〉の映画『ゴジラVSメガロ』、全編スマホ内で完結する縦型ホラーという新領域で挑んだ映画「娯楽」で、TikTok TOHO Film Festival 2022にてサードアイ賞を受賞した平瀬遼太郎のサイコスリラー映画『knot』、「平家物語」「薬屋のひとりごと」などで絵コンテ・演出を務めるアニメーション界の新鋭ちなが監督に、活躍目覚ましい唯一無二のピアニスト・角野隼斗が音楽を担当、奇跡のタッグが実現した新感覚アニメーション映画『ファーストライン』、第75回カンヌ国際映画祭#TikTokShortFilm コンペティションでグランプリを受賞し、TikTok TOHO Film Festival 2022ではテクニカル賞を受賞した、縦型映画のパイオニアともいえる本木真武太のSF学園ゾンビ映画『フレイル』というジャンルの垣根を超えた傑作たちが勢ぞろいした。

『ゴジラVSメガロ』

『ゴジラVSメガロ』

『knot』

『knot』

『ファーストライン』

『ファーストライン』

『フレイル』

『フレイル』

「GEMSTONE Creative Label」が目指すのは実験的で挑戦的な新しいエンタテインメントの創造。その理念に共感した4監督が作品に込めた希望や野望、もがき苦しみながら求めた“新たな何か”はどのような表現となって映画館を彩るのか。『GEMNIBUS vol.1』が2024年6月28日(金)より2週間限定で公開。迫力のゴジラを捉えたポスタービジュアルと、テーマソングに起用されたVaundyの歌声が彩る特報も解禁となっている。

映画『GEMNIBUS vol.1』特報|6月28日(金)2週間限定公開!

1.『ゴジラVSメガロ』

『ゴジラVSメガロ』

『ゴジラVSメガロ』

脚本・監督・VFX:上西琢也 撮影監督:柴田晃宏
編曲:半田 翼
出演:岡本弥歩/阿座上洋平
制作プロダクション:白組、東海制作

《作品概要》
全世界1,000万回再生を超える『ゴジラVSガイガンレクス』待望の続編として昨年YouTubeで公開され、早くも430万回再生となるショートフィルム『ゴジラVSメガロ』。日本のトップCGクリエイター・上西琢也の手により現代に蘇った守護神メガロが、〈シネマティック・バージョン〉としてより精緻かつ迫真の映像となってスクリーンに登場!映像だけでなく、5.1ch音響によってさらにパワーアップしたメガロとゴジラの闘いが、日本にふたたび厄災をもたらす…!

2.『knot』

『knot』

『knot』

脚本・監督:平瀬遼太郎
音楽:森いづみ
出演:三浦貴大 SUMIRE 柊木陽太 川原瑛都 杢代和人 田村健太郎 徳橋みのり 野波麻帆 金子ノブアキ 滝藤賢一 
制作プロダクション:AOI Pro.

《作品概要》
ほぼ全編スマホ内で完結する縦型ホラー映画「娯楽」でTikTok TOHO Film Festival 2022にてサードアイ賞を受賞した平瀬遼太郎が、親と子の血縁の結び(knot)をスタイリッシュな映像で描くサイコスリラー。絵本作家である永倉和弥の息子がある日失踪する。和弥はアシスタントの奏美と一緒に息子の行方を追うが、その過程で自らを呪縛する父との過去に向き合うことになる。血縁がもたらすのは、呪いか、救済かー。

3.『ファーストライン』

『ファーストライン』

『ファーストライン』

脚本・監督:ちな
音楽:角野隼斗
出演:田村睦心/斎藤志郎
制作プロダクション:TOHO animation STUDIO

《作品概要》
「平家物語」「薬屋のひとりごと」などで絵コンテ・演出を務め「TOHO animation ミュージックフィルムズ」監督にも最年少で選出された、新鋭ちな監督が紡ぐ青春アニメーター物語。「アニメーション=生命を吹き込む事」の面白さと残酷さを、劇中劇として大胆に描いていく。音楽は活躍目覚ましい唯一無二のピアニスト・角野隼斗と奇跡のタッグが実現し、フィルムスコアリングで作品の隅々まで音を彩った。28歳の若き天才2人が贈る、"音も楽しむ"新感覚アニメーション。

4.『フレイル』

『フレイル』

『フレイル』

脚本・監督:本木真武太
音楽:斎木達彦
出演:奥平大兼 / 莉子 今井柊斗 /大石吾朗
制作プロダクション:Virgin Earth
《作品概要》
第75回カンヌ国際映画祭#TikTokShortFilm コンペティションでグランプリを受賞し、TikTok TOHO Film Festival 2022ではテクニカル賞を受賞した、縦型映画のパイオニアともいえる本木真武太が、今回は少子高齢化問題を背景とした、SF学園ゾンビ映画に挑む。VR空間で青春を追体験する老人・明。しかし、何者かによってゾンビウイルスがVR空間に放出され、死の淵に追いやられることに。生きる意味を失っていた明が、生死を彷徨った末に、見出した生きることの本質とは――

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2024年5月26日(日)に岩手・盛岡タカヤアリーナで開催される、盛岡ClubChange主催のアリーナイベント『FIGHT BACK 2024』の開催に向けて、主催よりコメントが発表された。

『FIGHT BACK』は、ライブハウス・盛岡ClubChangeの20周年を記念して、2022年12月に同会場にて開催されたアリーナイベントで、2年ぶりの開催となる。

は、一般発売中。

【FIGHT BACK 2024 開催に向けて】

開催まであと1ヶ月となりました。

前回の『FIGHT BACK 2022』2日目の最後The Birthdayの「涙がこぼれそう」で終幕しました。

あれからいろいろあって、リアル感は全然ないですが、やらなければ見えないモノもあるのかな〜と思って
そのつづき、その先の答えみたいな思いで今年は開催します。

そのつづきを確かめに、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

thanks. チバユウスケ 遠藤ミチロウ

盛岡ClubChange 黒沼亮介

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福岡ソフトバンクホークスは4月27日(土)~29日(月・祝)に『パンフェス』と『スイーツ半額デー』を開催する。対戦相手は埼玉西武ライオンズ。

『パンフェス』はみずほPayPayドームもつ鍋おおやま5ゲート前ともつ鍋おおやま5ゲート前大階段下広場で開催。主に福岡市内から人気のベーカリー18店舗など約20店舗が集結し、それぞれ店自慢のパンを販売する。購入したパンは球場内への持ち込みも可能だ。

販売時間は11:00から14:00まで(27日は15:00まで)で、売り切れ次第終了となる。会場への入場には観戦チケット(引換券を含む)、もしくは隣接するBOSS E・ZO FUKUOKAで利用できるアトラクションのチケットの提示が必要。

※チケットはそれぞれ当日のものが必要

『パンフェス』の参加店舗は以下の通り。

【福岡市中央区】
La Brioche
シモン
セ・トレボン
マツパン ※出店は27日(土)~28日(日)の2日間のみ
Boulangerie Le Bamtan ※出店は27日(土)~28日(日)の2日間のみ
HEART BREAD ANTIQUE
めんたいBASE byやまや

【福岡市博多区】
DACOMECCA

【福岡市南区】
Boulanger kaiti
Yakichi ※出店は27(土)~28(日)の2日間のみ

【福岡市早良区】
ROJIURA BAKERY
紺青
BLUE JAM
GRANDIR

【福岡市西区】
MUGINOKI

【糸島市】
Boulangerie NOAN
coume bakery

【久留米市】
haruta bakery

【八女市】
Olivier Rain
鞍手町
パン工房笹山

【キッチンカー】
チャッピー(佐世保バーガー)

【メーカー】
リョーユーパン
高岡製パン(熊本)

一方、『スイーツ半額デー』は、球場内のコンコースやワゴンで営業をしている各店舗で実施。今シーズンの新商品「牧原大成選手の“すいと~”ポテトパフェ」や、選手自ら開発に携わった「大関投手の白玉チョコレートパフェ」、「海野選手のティラミスプリンパフェ」など、人気のスイーツが通常価格の半額で味わえる。

『スイーツ半額デー』における“球団イチオシ商品(一部)”は以下の通り。

■「牧原大成選手の“すいと~”ポテトパフェ」900円→450円

1ゲート「コカ・コーラ」で販売

1ゲート「コカ・コーラ」で販売

■「大関投手の白玉チョコレートパフェ」1,100円→550円

2ゲート「『肉山』福岡」で販売

2ゲート「『肉山』福岡」で販売

■「海野選手のティラミスプリンパフェ」1,000円→500円

6ゲート「ラーメン海鳴」で販売

6ゲート「ラーメン海鳴」で販売

■「林檎のトロトロ杏仁」450円→225円

4ゲート「餃子屋 弐ノ弐」で販売

4ゲート「餃子屋 弐ノ弐」で販売

■「クロッフル ほうじ茶アイス&チョコソース」550円→275円

8ゲート「京都勝牛」で販売

8ゲート「京都勝牛」で販売

■「プチパンケーキ ホイップ&キャラメルソース」490円→245円

 4・8ゲート「モスバーガー」で販売

4・8ゲート「モスバーガー」で販売

■「チョコキャラメル&クッキークリームバニラアイス」680円→340円

8ゲート「とめ手羽」で販売

8ゲート「とめ手羽」で販売

■「ほいっぷりん」650円→320円

5ゲート「竹乃屋」で販売

5ゲート「竹乃屋」で販売

※イベント詳細は「ホークス GW」で検索してください

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5月から東京、6月から大阪で上演される舞台『未来少年コナン』に出演する椎名桔平が4月25日(木)にカンテレ本社(大阪市・北区)で取材会を開き、本作にかける意気込みを語った。オフィシャルレポートが到着したので紹介する。


『未来少年コナン』は、日本アニメーション制作により1978年に宮崎駿が初監督したアニメーションシリーズ。躍動感あふれる描写や世界観など、その後の宮崎作品へと受け継がれている要素がぎっしり詰まった名作として知られている。また、地震や津波などの自然災害や戦争、エネルギー問題などが物語に取り入れられており、現代にも通じるテーマを冒険活劇として表現し、子どもから大人まで、老若男女問わず長きにわたり多くのファンに支持されている。そんな宮崎駿の原点とも言える作品を2024年夏、初舞台化。主人公のコナンを加藤清史郎、ヒロインのラナを影山優佳、そして椎名はコナンの育ての親・おじいとラナの祖父ラオ博士の二役を演じる。

椎名桔平

椎名桔平

自身として、初となる一人二役での舞台出演。役どころについて「まず、おじいは主人公コナンと血がつながっていないけど、コナンを育てている人物。コナンは人間の希望の代表のような存在で、『そんな人物を育てるおじいちゃんって、どんな人なんだろう?』ということを役作りとして考えています。そして、おじいだけが地球が滅びつつあることを知っていて、そのことを自分がいなくなるときにコナンへ伝える、継承していく。大事なことを下の世代へ伝える、ここが1つのキーポイントになると思っています。一方、ラオ博士は地球を滅亡させられる兵器を考えた人。その兵器が悪用されて地球が破壊されたことに責任を感じていて、人々が以前のように暮らせるように、何とか地球をよみがえらせようとしているけど、この人も最終的には消えていく。孫娘のラナにいろんなものを託して消えていきます。おじいもラオ博士も、“大事なことを下の世代に伝える”という役割は一緒なんです。」と物語のキーマンとなるキャラクター2人の共通点を語り、続けて「おじいもラオ博士もだいたい60代~70代ぐらいの年齢かなと思っていますが、この年代の役をやったことがないんです。なので、舞台空間でそう見えるように練習中です。」と初めてだらけの本作への期待をにじませた。

椎名桔平

椎名桔平

そんな椎名は現在59歳。今年7月に60歳を迎える。演じる役の年齢へと近づきつつあることについて「『いよいよ60か…』と考えていますね(笑)。若いときは、50歳はおじいちゃん、60歳なんておじいちゃん以外の何物でもないと思っていたんですけど、実際自分が60歳を迎えるようになって、気持ち的にはあまり変わらないなと思っています。肉体的にも精神的にも変わっていないのが現実。あまり考えずに60歳を迎えたいなと思います。みなさん、“椎名桔平(60)”と書かないでくださいよ! まだ59歳なので(笑)」と会場を笑わせる場面も。

宮崎駿の世界観を今回、舞台へと昇華させるのが、日本ではミュージカル『100万回生きたねこ』や村上春樹原作の『ねじまき鳥クロニクル』などを手がけ、その唯一無二の空間演出で観客を魅了し続けている演出家インバル・ピントと、脚本・演出・パフォーマーなど表現者として多彩な才能を持つ演出家ダビッド・マンブッフ。海外の演出家が作り上げる舞台『未来少年コナン』の魅力について「海外から見た宮崎駿先生の世界観がこう見えるのか、と新鮮に感じられる演出をされています。物語をつむぐのは芝居ではあるのですが、ダンスのシーンがあったり、歌のシーンがあったり、芝居以外の部分で世界観が豊かに広がっていく。『そういう表現をするのか!』 と驚いています。そして演出家のお二人がパフォーマーというバックグラウンドを持っている方だから、非常にアーティスティックな志向を感じます。アニメの世界から、いかに芸術的な舞台空間を作り上げられるのかに注目していただきたいです。のこされ島、バラクーダの船内、インダストリアの工場の街…空間の変化のつけ方が違うなと。ダンサーたちの身体表現でもって次に行く、そういう転換の仕方が普通の舞台と違うなと。非常に新鮮なイメージを受けています」と刺激を受けている様子。

椎名桔平

椎名桔平

最後にこの作品を楽しみにしているお客さんへは「タイトルに騙されたらアカン! です(笑) 『未来少年コナン』というタイトルから、子ども向けの作品かと思いきや、大人のみなさんにこそ観ていただきたい作品です。国同士の争い、エネルギー問題など、どんな時代になっても変わらない、人類と地球の根幹にある世界情勢や問題をこの作品は描いています。ぜひ大人のみなさんに、そして大人が子どもを連れて、劇場に来ていただきたいです」とメッセージを送った。

舞台『未来少年コナン』は、5月28日(火)から始まる東京公演を皮切りに、大阪公演は6月28日(金)~30日(日)まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される。作品誕生から約半世紀の時を経て、舞台として新たによみがえる宮崎駿不朽の名作。この夏注目の舞台をぜひ劇場で!

椎名桔平

椎名桔平

チケットはイープラスほかプレイガイドにて販売中。

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2024年4月25日(木)東急シアターオーブにて、ブロードウェイミュージカル『CHICAGO』東京公演が開幕。オフィシャルレポートが到着した。東京公演は5月5日(日)まで。好評につき、立ち見席の販売がスタートしている。当日券も若干数あり。


人気海外ドラマ『glee/グリー』のシュースター先生で知られるマシュー・モリソンが敏腕弁護士ビリー・フリン役で登場するブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』の東京公演の幕が開いた。

数々のブロードウェイ作品の舞台に立ってきたモリソンだが、『シカゴ』への出演は今回の来日公演が初めて。長身で黒いタキシードをビシッと着こなし、すかした感じが実にスマートなビリー・フリンの誕生だ。ダンスで鳴らした人だけに、動きも洗練されており、ダンス・ナンバーでの颯爽とした踊りも非常に目を引く。

ヴォードヴィル(歌、踊り、寸劇などを組み合わせた娯楽演劇)形式で作られ、ヴォードヴィルへのオマージュがふんだんに盛り込まれたこの作品の根底にはシニカルなショービジネス讃歌が流れているが、モリソン演じる弁護士ビリー・フリンが女囚ロキシー・ハート(サラ・ソータート)と「法廷で俺の言う通りにしろ」「みんなが観たいのはスターの私よ!」みたいな会話を交わしているのを見ると、……大人になりきれていない演出家とスターもこんな対立していそうだな……なんて思ったり。

そんなあれやこれやを乗り越え、ロキシーとヴェルマ(ミシェル・アントロバス)が女殺人犯コンビを組んで華麗に歌い踊るラストについホロリ。音楽監督ジョン・モートンのもと奏でられる楽曲も魅力が存分に引き出されていて、名作ミュージカルの名作たるゆえんを雄弁に伝える舞台となっている。

写真=宮川舞子

写真=宮川舞子

写真=宮川舞子

写真=宮川舞子

取材・文=藤本真由(舞台評論家)

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ミュージカル『ビリー ・エリオット~リトル・ダンサー~』(原題:Billy Elliot)日本プロダクションの魅力を色々な角度から解明していくシリーズ。今回は、バレエ&ダンスの角度から専門家(高橋森彦氏)に解説をしていただく。

ミュージカル『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』が、2024年7月~11月、 東京・大阪にて上演される。エルトン・ジョン(音楽)×リー・ホール(脚本・歌詞)×スティーヴン・ダルドリー(演出)ら偉才によって生み出された傑作の日本プロダクション3度目の公演だ。ここでは、世界各地で多くの観客に感動をもたらし、トニー賞やローレンス・オリヴィエ賞などを受賞している名舞台に関して、バレエ&ダンスの話題に触れながらその魅力を紹介する。
 

■炭鉱町の夢見る少年にも、スターへのチャンスは拓かれている!

舞台は1984年、不況にあえぐ英国北部の炭鉱町。早くに母を失くした少年ビリーは、炭鉱夫の父と兄、祖母と暮らしている。父が工面したお金でボクシングを習っていたビリーは、バレエ教室のレッスンを目にして密かにバレエを習う。ビリーの素質を見抜いたウィルキンソン先生は、ロンドンの名門バレエ学校のオーディションを受けるように勧める。父は最初反対するが、ビリーのバレエへの深い愛、ダンサーになるという夢に心打たれ、息子を応援するようになる――。

映画「BILLY ELLIOT」(邦題「リトル・ダンサー」)を原作とする『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』のストーリーは基本的に映画同様で、ビリーを主人公に青春と家族愛を描く。ビリーの父や兄はストライキに参加するが、これは、当時のサッチャー政権による新自由主義に基づく改革に対する炭鉱労働者の抗議活動である。彼らは、家族・仲間たちの生活の基盤であり生きがいである炭鉱を守るために闘う。鬱屈とした炭鉱町の空気感と、軽やかにステップを踏むビリーの踊りは対照的だ。ビリーは家族の、炭鉱町の人々の希望となっていくのである。

ビリーがウィルキンソン先生の薦めによって受験しようとするのは、ロイヤル・バレエ・スクールである。英国を代表するこのバレエ学校は1926年、英国バレエの祖であるニネット・ド・ヴァロワにより設立されたスクールを前身としており、1956年にロイヤルの名を冠することが許された。卒業生はロイヤル・バレエ、サドラーズウェルズ・ロイヤル・バレエ(のちのバーミンガム・ロイヤル・バレエ)をはじめとするカンパニーで踊る。11歳から16歳までが学ぶロウアー・スクールと16歳から19歳が学ぶアッパー・スクールに分かれている。卒業生にスターが多く、ウィルキンソン先生がビリーとの初対面時に「私はマーゴよ」とジョークを飛ばした20世紀最高峰の名花マーゴ・フォンテインをはじめ、アンソニー・ダウエル、モニカ・メイソン、アレッサンドラ・フェリ、ダーシー・バッセル、吉田都、熊川哲也ら大物ぞろいである。

その名門校に、炭鉱町の貧しい家庭の少年が入ることができるのか?と思われるかもしれない。しかし、才能あふれる生徒を選抜するため、学費や寮費を免除されたり、一部が支給されたりするシステムがある。したがって、受験に合格し優秀な成績を収めれば、未来のスターへの道が拓かれる。ウィルキンソン先生は、そういったことを分かっているので素質を感じたビリーに受験を薦め、個人レッスンまでやったのだ。ビリーは受験の最後に、審査員のひとりから踊っているときの気分を聞かれ、こう答える。「僕は自由になる」と。踊ることで救われるのである。
 

■ダンスで大事なのは「基本テクニック」と「自己表現」

ビリーにモデルはいるのか? 原作の脚本そしてミュージカルの脚本・作詞を手がけたリー・ホールは、映画の脚本執筆に際しロイヤル・バレエに問い合わせ、炭鉱町バーンズリー出身のダンサーであるフィリップ・モーズリーを紹介され取材した。モーズリーの両祖父は炭鉱労働者で、兄はストライキを闘った。モーズリーを特定のモデルにしていないにせよ、ビリーと似た境遇にあったようだ。また、ホールは、英国バレエの名振付家ケネス・マクミランを思い出したという。スコットランド出身で父親が炭鉱労働者であったマクミランの身の上は、ビリーと重なる。(註1)

ビリーのイメージと重なるといえば、往年の名舞踊手として知られるウェイン・スリープも挙げられる。ウエストエンド版では、ビリーは女の子たちと一緒にバレエをやっていることが父にばれると「ウェイン・スリープだってやっている!」というふうに訴える。スリープは1948年生まれ。ロイヤル・バレエ・スクールを経てロイヤル・バレエで活動するだけでなく、テレビ、映画、演劇などで多彩に活躍する大スターとして一世を風靡した。ミュージカル『キャッツ』のミストフェリーズ役を初演したことでも有名だ。タップダンスの達人でもあり、小気味よくタップを踊るビリーの憧れともいえる。なお、日本プロダクションではルドルフ・ヌレエフ(1938~1993年)に変えられている。ソ連で生まれたヌレエフは、マリインスキー・バレエの若き俊英だったが、1961年に西側に亡命した。20世紀後半の男性バレエ・ダンサー躍進期の立役者で、パリ・オペラ座バレエ団の芸術監督も務めた。

ウィルキンソン先生は、ダンスのポイントは「基本テクニック」と「自己表現」だと説く。すると、バレエ教室のピアノ弾きのブレイスウェイトが「ロシア・バレエのディアギレフがバレエに革命を起こし、原始的な表現と優雅な表現を融合した」というふうに通信教育で得た知識を披露する。バレエ芸術を極めるために必要な技術と表現の関係性、20世紀初頭のバレエ・リュスによって総合芸術として高められた歴史背景の本質を、軽妙なやり取りで伝えるのは秀逸だ。

ビリーに負けず劣らず注目される役柄が、オールダー・ビリーである。大きくなったビリーであり、憧れの存在でもある。映画とミュージカルの最大の違いは、このオールダー・ビリーの扱い方である。映画版では、14年後、ビリーは成人しプロのダンサーとなって、マシュー・ボーンの『白鳥の湖~スワン・レイク~』の主役ザ・スワンを踊ろうとして飛び出す場面で終わる。このオールダー・ビリーを当時ロイヤル・バレエのプリンシパルだったアダム・クーパーが演じて話題をさらった。いっぽう、ミュージカルでは、二幕後半でビリーとともに踊る「Dream Ballet」が見どころだ。ふたりが並んでそれぞれ椅子を回しながらのユニゾン(同じ振付での踊り)、それにワイヤーワークもあるタフな振付だが、ビリーの未来の姿として登場し、ともに踊り、まさに夢のように甘美な場面が現出する。

註1)参照元:「The Guardian」紙 2000年10月1日記事「It is like electricity, like magic」。(https://www.theguardian.com/film/2000/oct/01/features.review1)
 

■四者四様、それぞれの色に期待したいビリー役

ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』は2005年にウエストエンドで幕を開け、2008年にはブロードウェイでも上演される。その後は、オーストラリアやアメリカ、韓国、ノルウェー、オランダなどで現地キャストによるバージョンが制作され、2017年に待望の日本プロダクションが初演されたのは周知のとおりだ。上演までにさまざまな難関があったはずだが、最大のハードルは、ビリー役にふさわしい出演者に恵まれるか否かに尽きるだろう。

ビリー役に求められる条件はいくつもある。まずは、少年役にふさわしい11歳前後であること。そして、歌、バレエ、タップダンスやアクトバットなどの技能も求められる。それこそロイヤル・バレエ・スクールの入学試験ではないが素質を見極められる。難関であるオーディションを突破し、その後長期にわたる育成期間を経て、ようやく舞台に立てるのだ。

ビリー役を務めた少年のなかからは、バレエやショービジネスの世界で活躍する人が出ている。2017年公開の映画「スパイダーマン:ホームカミング」でスパイダーマン役を演じるなどスターダムに登り詰めた俳優のトム・ホランドは、2008年~2010年にウエストエンド公演でビリーを演じた。また、ロイヤル・バレエのプリンシパルを務めるセザール・コラレスは、2010~2011年にアメリカのシカゴとカナダのトロントの公演でビリーを踊っている。日本版では、2017年と2020年の公演時に合計9名のビリー役が生まれ、それぞれの夢に向かって邁進している。最近の話題を挙げれば、今年2月、2020年にビリーを踊った利田太一が、若手バレエダンサーの登竜門と称されるローザンヌ国際バレエコンクールにおいて第9位入賞を果たし、大きく報じられた。

3度目の上演となる日本版でビリーに挑むのは、浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎、春山嘉夢一の4人。彼らは国内外のバレエコンクールで上位入賞を果たすなど、それぞれのポテンシャルが高い。そのうえで切磋琢磨して、おのおののビリーを創り上げるだろう。いま一度ウィルキンソン先生の言葉を思い起こそう。ダンスのポイントとして「技術」だけでなく「自己表現」が大事。四者四様の色を帯びた表現が日々進化して物語られるステージの開幕が待ちきれない。

文=高橋森彦

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2024年6月22日(土)〜30日(日)KAAT 神奈川芸術劇場 <中スタジオ>にて、KUNIO16『ゴドーを待ちながら』が上演されることが決定した。

杉原邦生

杉原邦生

KUNIOは、演出家・舞台美術家の杉原邦生が主宰するプロデュース公演カンパニー。本作は、2019年の『グリークス』以来となる、約5年ぶりの新作公演だ。

『ゴドーを待ちながら』は、サミュエル・ベケットが1952年にフランス語で初出版し、その翌年にパリで初演されて以降、不条理演劇の代名詞として演劇史にその名を残し、今日まで多くの演出家によって上演し続けられている戯曲。今回、KUNIOでは、2016年に河合祥⼀郎が主宰する“Kawai Project”での上演時に新翻訳を行った台本(未出版)を元に上演を行う。

河合祥一郎

河合祥一郎

河合は翻訳にあたって、1952年にミニュイ社が刊行したフランス語第二版を底本としている。その理由として1953年1月5日にパリのバビロン劇場で初演後、ベケット自身が英訳し1954年にニューヨークのグローヴ・プレス社から出版した英語初版が、フランス語第二版をもとにしているからで、細かな幾つかの表現において、ベケット自身が改定を行い第二版としたことが明白であるため、と記されている。

河合の翻訳には注釈が添付されており、フランス語版初版と第二版(英語版)との違いが詳細に記されている。KUNIOでは今回、その注釈を頼りに、言葉の変化一つひとつを丁寧に見つめ直し、時に河合とのディスカッションを交えながら、ベケットの思考の変遷を辿るようにして台本を整理。この作業には、これまで『ハムレット』(2014)、『夏の夜の夢』(2017)、『グリークス』(2019)等、翻訳戯曲の新訳上演にこだわってきたKUNIOの創作スタイルが大いに生かされているそうだ。

本公演では、翻訳により原作のもつ力が最大限に引き出された上演台本とともに、現代の観客へダイレクトに届く『ゴドーを待ちながら』を目指す。

(上段左から)小田豊、外山誠二(下段左から)大村わたる、リー5世、中山翔貴

(上段左から)小田豊、外山誠二(下段左から)大村わたる、リー5世、中山翔貴

なお、出演は、ベテラン俳優の小田豊、外山誠二を中心に、所属する劇団「柿喰う客」にとどまらず幅広く活躍する大村わたる、杉原は演出を務めた木ノ下歌舞伎『勧進帳』では弁慶役で強烈な印象を残したリー5世、という杉原が信頼を寄せる俳優たちと、今回が舞台初挑戦となる中山翔貴まで、バラエティに富んだ顔ぶれとなっている。

【あらすじ】
木が一本立つ田舎の一本道。夕暮れ。
ヴラディーミルとエストラゴン2人の男がゴドーという人物を待ち続けている。しかし2人はゴドーに会ったことはないらしく、滑稽で実りのない会話を交わし続け、暇をつぶしている。だが、いつまで経ってもゴドーはやって来る様子はない……

演出・美術 杉原邦生 コメント

とある公演の終演後、楽屋のベンチで雑談しながら、何の気なしに「今後演ってみたい戯曲ってあるんですか?」と尋ねたとき、小田豊さんは「死ぬまでに『ゴドー(を待ちながら)』を演りたい」と、即答してくれました。『ゴドーを待ちながら』は、僕自身いつか上演したいと思い続けていた作品のひとつでしたが、KUNIOの企画会議で何度か候補にあがっても、その度、いま(その時)ではない気がして、先送りになっていました。だから、なんだか勝手に運命的なものを感じてしまい、その場で「じゃあ、KUNIOで企画していいですか?」と言ってしまいました。こうして、今回の上演は思いもかけないきっかけからスタートしたのです。

僕たちは、忙しなく日常を動き続けているとき、<動かぬもの>に気づけないことがあります。その<動かぬもの>とは、物理的に存在しているものだけではありません。終わりの見えない課題、変えようのない事実、答えのない問い、自分の中にある感情、記憶——もしかすると、僕たちはいつも、それら<動かぬもの>に気づけていないのではなく、気づけていないことにしているだけなのかもしれません。なぜなら、そのものたちに真剣に⽬を向けようとしたとき、僕たちの思考もまた、忙しなく動き続ける⽇常の中で〈動かぬもの〉になってしまうからです。

小田さんと『ゴドー』を演ろうという話をして、さっそく戯曲を読み直してみたとき、なぜか、涙が溢れてきました。あの場から動かぬ二人の男たちは、必死に<動かぬもの>に対峙しようとしている、そう⾒えたからなのかもしれません。そして、あのとき何の気なしに聞いていた小田さんの「死ぬまでに」という⾔葉が、僕の中に<動かぬもの>として残っていたからなのかもしれません。
⽬まぐるしく動きつづける現代で、僕たちはいま、多くの〈動かぬもの〉にどう向き合
うべきなのか。そんなことを考えながら、絶大な信頼を寄せるお馴染みのキャスト、スタッフと共に、KUNIO版『ゴドーを待ちながら』をお届けしたいと思っています。

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2024年5月、東京・大阪にて、Experimental Theater『結合男子』が上演される。この度、初日・大千秋楽公演のライブ配信が決定&オリジナルグッズの情報も解禁となった。

本公演は、Nintendo Switch™/iOS/Android で発売・配信中の『結合男子』の舞台化作品。元素の力を宿す10人の志献官(しけんかん)たちが、万物を呑み込み虚無へと還す「デッドマター」から世界を救うため、命をかけて戦う物語。舞台では世界の危機に立ち向かう10人の志献官とミラーズ・天空王 九慈(そらたか くじ)との物語を描く。

出演者は、源 朔役の高橋祐理、安酸 栄都役の高野渉聖、鍛炭 六花役の高梨 怜、宇緑 四季役の早乙女友貴、凍硝 七瀬役の西山蓮都、浮石 三宙役の北出流星、鐵 仁武役の磯野 大、舎利弗 玖苑役の荒牧慶彦、塩水流 一那役の福澤 侑、清硫 十六夜役の武子直輝、天空王 九慈役の吉高志音、笹鬼役の古屋敷 悠ほか。

今回、5月7日(火)18:00 東京初日公演、5月19日(日)12:00、17:00の大阪大千穐楽公演がライブ配信されることとなった。

各公演のライブ配信チケットを購入した方には購入特典として、各回替わりでキャストによる終演後生コメント映像を見ることが可能。さらに、本配信チケットを購入者を対象に、期間内に募された方の中から抽選で5名に、キャスト11名のサイン入りパンフレットをプレゼントするキャンペーンも実施。

また、オリジナルグッズ情報も解禁。原作に登場するガラス管をモチーフにした「結導(ゆうどう) ライト」や、好きなキャラクターをペアでコレクションできるクリアカード、台座が繋がるアクリルスタンド、志献官制服のタッセルをモチーフとしたキーホルダーなど、本作ならではのオリジナルグッズを公演会場、公式通販にて販売する。詳細は公演公式サイトを参照。

結導ライト      (C)SQUARE ENIX/Experimental Theater「結合男子」製作委員会

結導ライト      (C)SQUARE ENIX/Experimental Theater「結合男子」製作委員会

公演グッズラインナップ      (C)SQUARE ENIX/Experimental Theater「結合男子」製作委員会

公演グッズラインナップ      (C)SQUARE ENIX/Experimental Theater「結合男子」製作委員会

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国内外を代表するトップスケーターたちと公演ごとに招くゲストスケーターが、自由度の高いパフォーマンスや衣裳、照明やセットの演出で魅了する『プリンスアイスワールド』。“氷上のミュージカル”としても人気を博すアイススケートショーの新公演が、いよいよ2024年4月27日(土)より開幕する。
本公演のテーマは『A NEW PROGRESS ~BROADWAY ROCKS!~』。前シーズンで作り上げた世界観をさらにグレードアップし、ブロードウェイ・ミュージカルを中心に、ウエストエンド、ウィーン・ミュージカル、ROCKのビートあふれるナンバーが揃う。
構成・演出を担当するのは、演出家・菅野こうめい。前シーズンに引き続き、アイススケートとミュージカルのコラボレーションを、どのように魅せるのだろうか――。今回、フィギュアスケートやミュージカルが大好きだというニューレディ/コラムニストの肉乃小路ニクヨとの初対談が実現。本公演について、アイスショーの魅力について語ってくれた。

プリンスアイスワールド2024-2025『A NEW PROGRESS ~BROADWAY ROCKS!~』キービジュアル

プリンスアイスワールド2024-2025『A NEW PROGRESS ~BROADWAY ROCKS!~』キービジュアル

今年のテーマは「ROCK」 若々しい内面の叫びを表現したい

――対談が始まる前から、和やかにお話をされていましたが……。

肉乃小路ニクヨ(以下、肉乃小路):私はコサキン(小堺一機と関根勤)が大好きで、小学生の頃から『コサキンDEワァオ!』のヘビーリスナーだったんです。

菅野こうめい(以下、菅野):ええー! 小学生の頃からあの番組を聴いていたの? マセてますね(笑)。

肉乃小路:そのラジオで『小堺くんのおすましでSHOW(小堺一機が主演を務める公演)』をやると聞いて。初回はたしかパルコ劇場で、翌年からシアターアプルでやっていて。すごく行きたかったけれど、小学生だったので行けなくて……。悔しい思いをしたのをすごく覚えています。

菅野:僕の演出家デビュー作ですね。

肉乃小路:パルコ劇場での公演は私たちの組合では伝説になっていたりするので。

菅野:うわー、うれしいね! でも、確かに。僕がスタッフで参加していて、同じ劇場で上演されていた『SHOW GIRL』の木の実ナナさんは、「日本のジュディ・ガーランド」って言われていましたからね。そちら方面の方々の注目を集めていたのかも(笑)。

肉乃小路:今日はすごい方とお話できるのですごくうれしいなと思っています。

菅野:ちゃんと真面目に話さなくちゃ!(笑)。

肉乃小路:とても気さくに話していただいて、すごくありがたいです。

――ニクヨさんはフィギュアスケートがお好きとのこと。本公演のリハーサル映像をご覧になったとのことですが、いかがでしたか?

肉乃小路:昨年も素晴らしかったけれど、今年も本当に素敵でした。言わずもがななのですが、音楽の繋ぎ方が本当に素晴らしかったです。意味を考えて繋げていただいている。ミュージカルファンとしてもすごく頼もしいと思いましたし、ちゃんと分かってくれている人がやっているというのが伝わってきました。

菅野:すごく褒めてくれて、うれしいなぁ。

肉乃小路:昨年は「I’d Give My Life For You」から「Tomorrow」に行くところとか泣きそうになりました。今年は「He's My Boy」から始まり「Land of Lola」からの「You Will Be Found」。ちゃんと意味が分かってるって感動しました。

菅野:当たり前じゃん(笑)。

肉乃小路:いやいや。当たり前なんだけれども、観る側の気持ちを汲み取った曲の構成はやっぱりさすがだなと思いました。この構成、私、大好きです!

菅野:ありがとうございます。

――『プリンスアイスワールド2024-2025』のテーマはどのような経緯で決まったのでしょうか。

菅野:昨年は綺麗に作りすぎちゃったなって思っていて。

肉乃小路:すごくクラシカルというか、20世紀のミュージカルという感じでしたよね。スイング感もあって、すごくジャジーでした。

菅野:まさにそう! でも、今らしさが表現しきれていないなと思って。ちょっとジジイの趣味に終わっちゃったかなと。だから今年は若々しく、内面の叫びみたいなものを表現したいと思いました。時代的にいい加減、世の中に対して声を上げないとダメなんじゃないかという思いもあったし、みんなに叫ばせたい気持ちもあって。それで、“ROCK”が一番いいかなと。ロックミュージカルはたくさんあるし、ブロードウェイのトレンドも入れたくて。目指したのはそういうところです。

肉乃小路:今年のリハの映像からも、21世紀に入ってからのミュージカルのトレンドをしっかり取り入れているのはすごく感じました。ここもちゃんとかゆいところに手が届く感じで、素晴らしかったです。お客さんを置いていかない感じもすごく好きです。

菅野:フルショーでやりたい気持ちもあるけれど、この構成ならいい感じで見せることができるんじゃないかなと思っています。『ジェイミー』から『キンキーブーツ』、そして『ディア・エヴァン・ハンセン』をひとつにしてLGBTQがテーマのブロックを作りました。僕はどこかの政治家みたいに、エンターテインメントを利用して『多様性』とかいうのは絶対にやりたくない。適当にショーをやらせて楽しんだ挙句に『多様性を理解するために』なんて言い出す始末。「ふざけんな!」って思います。そういうことへの怒りの叫びという気持ちも込めたつもりです。

肉乃小路:なるほど。

菅野:ブロードウェイはショービジネスの世界で一番、LGBTQへの理解度が高いと感じていますし。

肉乃小路:当事者がたくさんいますから。

菅野:彼らはそういう環境の中で、そうせざるを得ないというのもあるし、一番に声を上げてきたのもブロードウェイだったような気がするんです。マイケル・ベネットを筆頭に、いろいろな才能がHIVで失われている。そういう歴史を見ても、やっぱり(LGBTQを題材にして)やりたいなという思いがありました。『ヘアスプレー』をやるならママ役は絶対男性に踊ってもらわないといけない。そこは外せないのと同じ。……そうだ! ニクヨさん踊れる? 滑れる? 演る?(笑)

肉乃小路:千葉育ちなんですけれど、千葉の奥地にはリンクがなかったから滑れないです。踊りも踊れない!

菅野:そうなんだ、残念……。でもやっぱりショービジネスとLGBTQの関係って大事だと思っていて。僕が演出していた安蘭けいさんのディナーショーで、彼女が「He's My Boy」を歌ったんです。それが本当に素晴らしかったんですよね。彼女は日本版のオリジナルキャストだから。僕は残念ながら『ジェイミー』の本番は観れていないんだけど……。

肉乃小路:私は行きました!

菅野:本当に? いいなぁ。彼女が歌っているのを聴いて、この曲は絶対にやりたいと思った。そこを軸にしたら、今回のラインナップが浮かんできて。悩む息子が鏡の中に未来の自分を見て対面する。そこから抜け出してくるのがローラだったというストーリー。そして最後に、『エヴァン・ハンセン』の多様性の中にひとつの共通項みたいなものをみんなが共有できるっていう歌でまとめた構成こそが、本当の多様性なんじゃないのっていう思いを込めました。

肉乃小路:それはすごく素晴らしい多様性の訴え方だと思います。享楽的な感じで表現するという方法もあるのかもしれないけれど、やっぱり、多様性を出していくにはまず本人の苦悩を出していくことがすごく大事。多様性のひとつとして存在していく自分のアイデンティティの確認みたいなのってすごく必要じゃないですか。そこをちゃんと踏まえた流れができているから、当事者としてもしっくりくるという感じがして素晴らしいなと思いました。

菅野:何も判ってない政治家の言い訳なんかに利用されたくないじゃないですか。

肉乃小路:確かに。表面的に見ると享楽的な一面もあるにはあるんです。けれどもそこに至るまでのプロセスもしっかりと描いてくれているから、こっちとしても受け入れやすいと感じました。

菅野:要するに、エンターテインメントとしてのアイスショーを作る価値というものもちゃんと作りたい、主張したいと思っていて。町田樹さんともそういう話をよくするのだけど、意見が合うんだよね。ゲストに頼らず『プリンスアイスワールド』でできることを、今年はより色濃くできたという自負があります。

プロフェッショナルにこなすメンバーが誇らしい

肉乃小路:『プリンスアイスワールド』はプロスケーターの団体だからこそ、深みを与えられている感じがします。スケートは競技としてもすごく楽しいけれど、どうしてもジャンプなどの技重視になったりするもの。だけど、リズムが合うとか、群舞とか、滑りの美しさ、技以外にもあるスケートの楽しさを丁寧に見せて欲しいと常々思っていたので、プロ集団が自分たちの技を活かしてスケートならではの表現をするのはとてもいい傾向。昨年からの進化は本当に素晴らしい試みだと思います。

菅野:やっぱり45年の重みというのかな。観客席を作る関係で通常のリンクよりも小さい中で、30人近い人間がひとつのフォーメーションを作り上げ、シンクロナイズドのスケートをするというのはよっぽどの技術がないとできないことですから。スケートって近くで見ると風は吹いてくるし、スリルとスピードを感じられるもの。ありきたりな言葉だけど、それを最大限に活かして、でも凄さを見せずに「スケートは楽しいもの、面白いもの」と見せたい。今年は特に、そういうところも意識しました。僕たちは点数を競い合っているわけではないし、誰も採点しないから。

肉乃小路:ですよね。

菅野:技術がある人たちが本気で遊ぶとこのくらい楽しいんだよ、というのが今回の大きな見どころかなと思っています。

肉乃小路:ハーモニーというのをすごく大事にしている印象があります。本物の技術を持った人たちが集まって奏でるハーモニーはすごく楽しいし、素晴らしいもの。そういうスケートのハーモニーを見せたいという気持ちが感じられて、本当に素敵だなと思っています。

菅野:僕がメンバー全員に言っているのは、“すべてにおいてプロフェッショナルじゃなきゃいけない”ということ。ローラもメイクをしてカツラをかぶってドラァグクイーンになりきっているけれど、それはプロフェッショナルの仕事としてやらないとダメ。そのキャラクターは覚悟を持ってこの道を生きるんだと決めているのだから、その覚悟が見えないとやる意味はない。ニクヨさんがおっしゃったように、分かっている人がやるのと分かっていない人がやるのとの差ってそういうところから生まれると思うんだよね。

肉乃小路:まさにそう。でも、この話を聞いたら、ローラ役の人のプレッシャーはすごく大きいんじゃないかなって。

菅野:責任はすごく重いです。リハの初日はうまく噛み合わなくて全然ダメだった。だから僕はローラというキャラクターをこのシーンに登場させる意味をちゃんと説明した。すると、数日後にやった2回目のリハでは、しっかりローラを自分のものにしてきてくれました。さすがだと思ったし、『プリンスアイスワールド』に関わる全員がそういう根性を持っている。じゃないと、これだけのものは作れないと思っています。僕は『プリンスアイスワールド』の会社の人間でもないし、演出を担当するという立場だけど、メンバーのことをすごく誇らしく思っています。演出家がパフォーマーを愛せないと絶対にいいものは作れません。僕はメンバーが本当に愛しいし、誇らしいからこそ、彼らをもっとよく見えるようにするには何をすればいいのかを一生懸命考えられる。そういう時間はすごく楽しい。だからこの『プリンスアイスワールド』の仕事が本当に楽しくて仕方ないんです。

肉乃小路:いい循環ができているんですね。

リハーサルの様子

リハーサルの様子

リハーサルの様子

リハーサルの様子

肉乃小路:ちょっと伺いたいんですけれど、床の上でイメージしたもの、振り付けなどを氷の上に落とし込むってすごく大変そうですよね。

菅野:すごく大変。床の上でできることが氷の上ではできない、その逆もある。ミュージカルのダンスシーンを担当するコレオグラファーと、氷の上でのことを担当するスケーティングディレクターと、僕が集まってディズカッションを繰り返しました。今年は昨年以上に密度の濃いコミュニケーションが取れたので、より磨きがかかったものができた自信があります。

肉乃小路:昨年はミュージカルに比較的忠実な振り付けという印象があったけれど、今年は「ROCK」ですから、自分の魂の発露みたいなものも必要ですよね。演出では自由な部分を作りながらも、役をしっかりと理解して、演者自身で(その自由な部分を)埋めるようなことを試みているようにも感じました。

菅野:まさにそう。だから、スケーターが声を出してもいいんだよ、叫んでいいよって言ってます。今回はいろいろな声が聞けるのを楽しみにしてください。

肉乃小路:それはすごく面白いですね。

菅野:ROCKは心の叫びなんだから、叫びがなければROCKにならない!

肉乃小路:スケーターに叫ばせるなんて、新しい!

菅野:ROCKがテーマだからつまりは「叫び」。スケーターから飛び出す実際の叫びをリアルに聞いてほしいです。

肉乃小路:昨年までとは違ったスケーターの新たな進化が見られるのですね。より個性が出てきそうで楽しみです。

――スケートと叫びは結びつかなかったです。

菅野:でしょ? 競技でもまず声を出す人はいないから。僕たちのショーでは、来年は歌い出す人も出てくるはず。

肉乃小路:アイスショーは照明や舞台装置も含めてすごく総合芸術感があるけれど、そこに声が入ったらもっと総合芸術になりますよね。

菅野:来年は歌うよ、ってチームメンバーにはもう言ってありますから(笑)。

――みなさん、求められるスキルがどんどん増えていきますね。

菅野:最終的にはスケーターが自らの声で歌い、芝居をして、滑るというのはどうかな? いずれはそういうのもやりたいと思っています。

肉乃小路:斬新! 21世紀って感じがします。

菅野:スケーターが歌い出したらカッコイイ! って思わない?

肉乃小路:見てみたい!

菅野:でしょ?!

日本語歌詞で構成することのこだわり

肉乃小路:今は一流のミュージカル俳優さんが歌っていますが、日本語歌詞にこだわりがあるのでしょうか。

菅野:あります。僕は日本語でミュージカルをやることを仕事にしてきたので、やっぱり観客のみなさんに伝わりやすい言葉でお見せするというのはとても大事だと思っています。

肉乃小路:なるほど。

菅野:海外ミュージカルのオリジナルに慣れているファンはいいけれど、日本語で聴けたら、伝わり方も表現の仕方も絶対に変わると、この仕事をお受けした時から思っていたので、日本語歌詞で構成することは最初から決めていました。

肉乃小路:ようやく合点がいきました。英語でも分かるファンはすごく多い気がしているのですが、演者にはどういう意味を持ってこの表現をしているのか、そしてお客さんにもより歌詞や歌の世界を理解してもらいたいという両面への想いがあるからこそのこだわりなんですね。

菅野:同時に、本物のミュージカル俳優に歌ってもらうこともひとつの大きな目的というのもあって。普段、彼らは日本語でミュージカルを演じている。初めてレコーディングする曲でもヴォーカリストとして表現しやすいだろうと。それに、そのほうがキャストも集めやすい(笑)。それができる友達全員にLINEして出演の相談をしました。

肉乃小路:すごく豪華なメンバーをLINEで。さすがです!

菅野:いいよって言ってくれた人がたくさんいたので、「スケジュールが空いてたら、会場で生で歌ってね」ってお願いして(笑)。

肉乃小路:最終的にはオーケストラまでいきそう!

菅野:昨年は全部フルオーケストラで音源をレコーディングしたので、いずれはオーケストラも氷の上に登場させたいとも思っています。

肉乃小路:贅沢ですね。

菅野:だから今回はシンフォニックロックも取り入れたりして、僕が音楽のすべてをコントロールしました。曲を並べさせたら日本一なんで、僕。

――かっこいい!

肉乃小路:素敵!

菅野:ショーって結局は楽曲の並べ方とアレンジなんですよ。僕はその両方が得意だし、持ち味だと思っているので、存分に力を発揮させてもらいました。

肉乃小路:ミュージカルやクリスタルルームでのキャバレーショーの演出なども含めて、さまざまな経験が蓄積されているから、こうめいさんにしかできない技、技術があると思うし、それを見させていただけるアイスショーになっているんだなってワクワクします。

菅野:この年になってやっと自分の持ち味が分かるようになったので、そこを活かして思いっきりやろうかなって。

肉乃小路:マエストロじゃないですか!

菅野:そうかな。つい先日、高校の同級生達と会った時には「お前いつまで仕事を続けるの?」なんて訊かれたけれど。彼らのほとんどがリタイヤしているからね。

肉乃小路:もうずっとやり続けてくださいね。

菅野:そうしたいです。

肉乃小路:本当に楽しみ。

――では最後に。『プリンスアイスワールド2024-2025』に行ってみようかなと興味を持っている方へのメッセージをお願いします!

肉乃小路:スケートはものすごくスピードが感じられるもの。こうめいさんもおっしゃっていたけれど、本当に風を感じます。そしてすごくいい香りもします。生で見れば風と香りが楽しめますし、会場の音響や照明はその場に来ないと体感できない。スケートは生で見たぶん、感動も深まります。アイスショーの魅力を最大限に感じられる現地で五感で堪能してほしいですね。

菅野:氷の粒も飛んでくるからね。

肉乃小路:現地の醍醐味ですよね。それに、プロスケーターは体の作りがやっぱり違う。アスリートであることも実感できます。衣装を着ると映えるスケーターの姿も見ていただきたいです。

菅野:見ちゃうよね、カラダ。みんな華麗に見えるけれど、いろいろなところの筋肉をコントロールしているから。僕的にはフィナーレにも注目してほしいです。昨年よりも一層、メンバーとゲストの一体感が感じられる演出にしているので、観客のみなさんのゲストスケーターの見方も変わってくると思います。

肉乃小路:アイスショーによくあるソロナンバーを中心に構成されている感じではなく、ハーモニーとして観られるのは本当に素敵なこと。日本のフィギュアスケートのエンタメ性みたいなものが上がれば、もっと人気にもなると思うので、競技者でもあるスケーターにとってはスケジュールなどに限界はあると思うけれど、ぜひともさまざまなハーモニーでこれからも楽しませて欲しいと願うばかりです。

菅野:僕も、がんばります!

肉乃小路:期待しています!

『プリンスアイスワールド2024-2025 A NEW PROGRESS~BROADWAY ROCKS!』横浜公演は、KOSE新横浜スケートセンターにて、2024年4月27日(土)~29日(月・祝)、5月3日(金・祝)~5日(日・祝)に開催。チケットはイープラスほかプレイガイドで販売中。

取材・文=タナカシノブ 撮影=大橋祐希

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2024年6月9日(日)に、岩手県・宮古市民文化会館にて『EAST END ‘24』が開催される。

『EAST END』は、本州最東端の街・岩手県宮古市で開催される音楽イベントで、『POWER STOCK IN MIYAKO 2011』から13年、『EAST END』としての新たな船出となり、ASP、片平里菜、MONOEYES、雷矢の出演が発表されている。

4月27日(土)10:00より一般発売スタート。

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2024年5月5日(日)~5月7日(火)東京・浜離宮朝日ホール 小ホールにて、音楽劇『海の上のピアニスト』リーディングが上演される。この度、オフィシャルインタビューが届いたので紹介する。

原作はイタリアの音楽評論家でもあるアレッサンドロ・バリッコが1994年に一人芝居として書いた戯曲で、豪華客船の中で生まれ、生涯一度も船を降りることのなかった天才ピアニスト・ノヴェチェントの人生を、親友のトランぺッターが一人で語るという形式で書かれたシンプルな作品。1998年に日本でもヒットした映画タイトルとしても知られている。

人生における数々の名言が散りばめられ、読み手のイマジネーションが膨らむその原作を、ノヴェチェントとトランぺッターの二人芝居に加え、全編ピアノの生演奏の音楽劇として2018年に初演。今作では音楽劇のイメージをそのままに、音楽と言葉が融合するリーディング作品として新たにリメイクし、おくる。

開幕目前、トランぺッター役・吉野圭吾とノヴェチェント役の宮原浩暢に稽古場にて話を聞いた。

ーー本格的な稽古が始まったところでお話を伺います。稽古の手応えはいかがでしょうか?

吉野:突き詰めれば突き詰めるほど、何度も稽古をやりたいね。

吉野圭吾

吉野圭吾

宮原:本当にそうです! まだまだ(セリフを)言いやすくなるんだろうなと思うんですけど、限られた稽古時間で、自分の中で掘り下げられるところは掘り下げたいなと思っています。朗読劇だけど動きが色々あるのでそれに慣れて、早く読むことに全力でいきたいですね。

吉野:読みながら歩くって難しいんですよ! 本から目を放せないし、でもその場所に行かなきゃいけなくて。

宮原:ト書きに“上手に動く”とあって読んでいたら、その先には“階段の横”って書いてあって行かなきゃと(笑)。音や照明が決まっていたら自分の中で歩幅を考えたりするんですけど、思ったよりも難しさを感じています。

吉野:(セリフを)覚えちゃってたら気持ちでいけるんだけど、本から離れられないから難しいですね。思いっきり全身で表現できないから声優さんってすごいなって。

宮原:声に個性を持たせながら感情も入れてセリフを言うっていうのは、すごいなと思います。

吉野:リーディングだとセットなどシンプルで必要なものだけがある感じなので、その中でいかに想像してもらえるか、っていうところですよね。

ーーおふたりの美声が重なる稽古場でした。仕上がりが楽しみです。

宮原:圭吾さんの声のトーンとか、1回目読んだ時と2回目が違ったりとかして、役者さんは芝居を変えるじゃないですか。それがすごいなと思っています。もちろん探りながらやっているんだろうけど、そう来たか!みたいなことがあって。早く自分も追いつかないと。

吉野:今回初共演で初めてお会いして、ちょっとお話しただけでもう見えたというか、素敵な方ですごく自分と相性がいいと勝手に思ってます(笑)。この作品を作っていく上で気が合うというか、なんか見えたって思いました。

宮原:わ~そう言ってもらえるのは嬉しいですね。

(左から)吉野圭吾、宮原浩暢(LE VELVETS)

(左から)吉野圭吾、宮原浩暢(LE VELVETS)

ーー吉野さんはトランぺッター役ですが、ほかのキャラクターもあり、更にモノローグ、語りなど多くの役割があります。

宮原:そうですよね。ナレーションみたいな感じで語りながら急に役として喋ったり、基本は圭吾さんの語りで物語は進行していきます。

吉野:歌のところはちょっと覚えたいですね。いいのか悪いのかわからないけど、歌になると、ちょっとホッとしません?(笑)

宮原:わかります(笑)。

吉野:この本の先にある世界をもっと表現できたら素敵だなって思いながらやって……うん、ダメだなって反省したりね(笑)。

ーー本番が楽しみです。稽古ではお互いどんな印象をお持ちですか? 見どころについてもお聞かせください。

吉野:のぶにいの印象は、すごいノヴェチェントと被るんです。自分の世界があるんだなって、もう立っているだけで、ああノヴェチェントがいるって思います。

宮原:わ~自分で読んでいて声のトーン変わらないな~とか思いながら、もっとうまくできないかな、感情が動かないかなと試行錯誤しながらなんですけどね。圭吾さんはストーリーテラーとして進行させていく中で、対決するジェリー・ロール・モートン役とか、ジャズピアニストの感じを声で表現したりとか、すごく面白いですね。優しい声のトーンの語り、キャラクターを出すところ、それが本当に多彩で魅力ですし、見どころだと思います。ノヴェチェントは船で生まれて船で育っているから、船が時化(しけ)で揺れても普通に歩ける設定なんですけど、その時化の揺れを表現するのは……。

宮原浩暢(LE VELVETS)

宮原浩暢(LE VELVETS)

吉野:僕しかいない!(笑) 揺れすぎて台本どこ読んでるかわからない! 映画はご覧になりました?

宮原:映画は見ました。

吉野:ああいう感じが出ないですかね。これ(カフェのテーブルと椅子)がザーーーと動くの、あのイメージを身体で表現できないかなって思って。

ーーそして中村匡宏さんによる音楽と演出、小滝翔平さんによるピアノの生演奏も見どころです。

吉野:中村さんは天才ですよね。中村さんの楽曲はとてもドラマチック。リーディングだけじゃなく、曲と歌もすごく魅力的でとても素敵な作品になっています。

宮原:ピアノ演奏の小滝さんもそうですが、音楽も出演者のような存在です。会場にいらしていただけたら、心が浄化される世界観が待っています。ピアノの生演奏とこの2人の語りがお客様を癒しますので、ぜひ心の洗濯にいらしてください。

吉野:ノヴェチェントという人を知ってもらい、ノヴェチェントの心の旅を感じていただけたら。お客様と共にこの豪華客船ヴァージニアン号に乗って同じ旅ができたらいいなって思います。このゴールデンウィークは是非ご乗船ください、船でお待ちしております。

(左から)吉野圭吾、宮原浩暢(LE VELVETS)

(左から)吉野圭吾、宮原浩暢(LE VELVETS)

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8月10日(土)に東京・ホテルニューオータニ・鳳凰の間で開催される『WILD TIGER Birthday Party 2024 in ホテルニューオータニ』から、追加出演者が発表された。

『WILD TIGER Birthday Party 2024 in ホテルニューオータニ』は、アニメ『TIGER & BUNNY 2』に登場するヒーロー・ワイルドタイガーの誕生日を祝して開催されるイベント。

『TIGER & BUNNY』シリーズは、「NEXT」と呼ばれる特殊能力者たちが、スポンサーロゴを背負って街の平和を守る姿を描いた作品。2011年4月から9月まで全25話がテレビ放送され、2012年9月に劇場版第1弾『劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-』、2014年2月に劇場版第2弾『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』が公開された。2022年4月からは、続編『TIGER & BUNNY 2』がNetflixにて世界独占配信スタート。NHK総合テレビでは、2023年4月から9月まで全25話が放送された。

(C)BNP/T&B2 PARTNERS

(C)BNP/T&B2 PARTNERS

『WILD TIGER Birthday Party 2024 in ホテルニューオータニ』では、食事とともに、ワイルドタイガー/鏑木・T・虎徹役の声優・平田広明らキャスト陣による「振り返りトーク」や「ミニヒーローショー」などが予定されている。

平田の出演に続き、あらたにルナティック/ユーリ・ペトロフ役の遊佐浩二、ブルーローズ/カリーナ・ライル役の寿美菜子、アニエス・ジュベール役の甲斐田裕子がイベントに参加することが決定。

昼13時スタートの「Afternoon Party」には、平田と遊佐・寿が出演。夕方18時スタートの「Dinner Party」には平田と遊佐・甲斐田が出演する。

『WILD TIGER Birthday Party 2024 in ホテルニューオータニ』「Afternoon Party」「Dinner Party」のチケットは、どちらもイープラスにて5月8日(水)23時59分まで受付中。

 

 

 

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2024年7月~11月、東京・大阪にて上演されるミュージカル『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』東京公演(10月)の詳細が解禁された。チケットは5月3日(金祝)より抽選先行受付開始。また、フレンズ&ファミリーチケットと学生券の販売も開始となった。
 
1980年代のイギリス北部の炭鉱の町を舞台に、ひとりの少年と彼を取り巻く大人たちの姿を描き、世界中を虜にした映画「BILLY ELLIOT」(邦題「リトル・ダンサー」)。ブロードウェイなど数多くの舞台作品を手掛けているスティーヴン・ダルドリーが初めて監督を務めた長編映画であり、2000年に上映されると全世界で高く評価され、50近い賞を受賞する大ヒット作品となった。 そして、05年にはリー・ホール(映画『ロケットマン』『キャッツ』)が脚本・歌詞、映画と同様にスティーヴン・ダルドリーが演出を担当し、そこにエルトン・ジョン(ミュージカル『ライオンキング』)が音楽で加わりミュージカル化され、世界中で大成功を収めた。ビリーの圧倒的なパフォーマンスと、作品の持つ巨大なエネルギーが評価され、06年には英国ローレンス・オリヴィエ賞4部門、09年にはトニー賞で10部門を獲得した。

 左より:ビリー・エリオット役 春山嘉夢一、浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎

左より:ビリー・エリオット役 春山嘉夢一、浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎

日本では17年に日本人キャストによる初演が開幕。初演に向けて15年からビリー役の募集を開始し、約1年に渡るオーディションを経て選ばれたビリー・エリオットと、同じくオーディションで選ばれた大人キャストを迎え、およそ4ヶ月に渡る東京・大阪でのロングラン公演を達成。約16万人の観客を熱狂させ、菊田一夫演劇賞大賞や読売演劇賞選考委員特別賞など数多くの演劇賞を受賞した。 2020年には、新たなビリー・エリオットを迎え再演。新型コロナウイルスの影響による一部公演中止を乗りこえて、観客を再び感動の渦に巻き込んだ。

4月27日(土)には、2024年版ビリー役の浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎、春山嘉夢一をはじめ『ビリー・エリオット』カンパニーが『Hibiya Festival 2024』劇場のショーケース「ステップショー」に参加決定。厳しいオーディションで選び抜かれたビリー役4人による 「エレクトリシティ」を、スペシャルバージョンで披露する。また、おばあちゃん役の阿知波悟美、トニー役の西川大貴を迎え、『ビリー・エリオット』の魅力についてトークする。

 1段目左から:浅田良舞/石黒瑛土/井上宇一郎/春山嘉夢一、益岡徹/鶴見辰吾、安蘭けい/濱田めぐみ 2段目左から:根岸季衣/阿知波悟美、西川大貴/吉田広大、芋洗坂係長、永野亮比己/厚地康雄/山科諒馬

1段目左から:浅田良舞/石黒瑛土/井上宇一郎/春山嘉夢一、益岡徹/鶴見辰吾、安蘭けい/濱田めぐみ 2段目左から:根岸季衣/阿知波悟美、西川大貴/吉田広大、芋洗坂係長、永野亮比己/厚地康雄/山科諒馬

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2024年4月25日(木)新宿・シアターブラッツにて、日本の劇団による『第十七捕虜収容所』が開幕し、オフィシャルレポートと舞台写真が公開された。

オフィシャルレポート

4月25日(木)~29日(祝・月)、新宿・シアターブラッツで開幕する日本の劇団『第十七捕虜収容所』。日本の劇団とは、10年以上続く老舗劇団の劇団員からそれぞれ代表者一名が参加し、出演者全員劇団員のみで構成される企画。今回は「第二劇」と謳われながらも、2022年2月に下北沢・駅前劇場で上演予定だった『十二人の怒れる男』がコロナ禍により中止となったため、実質「日本の劇団」としての旗揚げ公演となる。

『第十七捕虜収容所』舞台写真

『第十七捕虜収容所』舞台写真

旗揚げにふさわしく、キャラメルボックス、劇団鹿殺し、TRASHMASTERS、スタジオライフ、劇団チョコレートケーキ、劇団青年座、ポップンマッシュルームチキン野郎、劇団桟敷童子、花組芝居、劇団昴、クロムモリブデン、劇団スーパー・エキセントリック・シアターという名だたる十二の劇団から、各劇団で粒だった存在感を示すプロの演劇人たちがキャスティングされた。

『第十七捕虜収容所』舞台写真

『第十七捕虜収容所』舞台写真

『第十七捕虜収容所』は、1944年の第二次世界大戦戦時下に、ドイツの捕虜収容所で生活を送るアメリカ兵たちのヒューマンドラマ。クリスマス間近のある夜、収容所からの脱走を試みたアメリカ人捕虜が射殺されたことをきっかけに、ドイツ軍と通じるスパイの存在が明らかとなり……。
ひとつ屋根の下で捕虜生活を送る捕虜たちの笑いと悲哀、疑惑と信念をテーマに、極限生活の中の人間関係が描がれていく。

『第十七捕虜収容所』舞台写真

『第十七捕虜収容所』舞台写真

『第十七捕虜収容所』舞台写真

『第十七捕虜収容所』舞台写真

劇場に足を踏み入れると、小劇場ならではの薄暗い空間に捕虜たちが寝泊まりする二段ベッドが所狭しと置かれており、1944年の捕虜収容所を思わせる雰囲気が漂う。衣裳や小道具も時代背景に忠実に、細部にまでこだわりの感じられる舞台づくりが垣間見られた。

『第十七捕虜収容所』舞台写真

『第十七捕虜収容所』舞台写真

『第十七捕虜収容所』舞台写真

『第十七捕虜収容所』舞台写真

ドイツ兵とアメリカ人捕虜、そしてスパイの存在と、シリアスな攻防戦が展開されると思いきや、時折ユーモラスなシーンも登場し、笑いと緊張感が絶妙に組み合わさった構成でストーリーが進行。
そして本公演最大の見どころである、各劇団で研鑽を積んだ役者陣による芝居のぶつかり合いはまさに圧巻の一言。是非劇場に足を運び、日本の演劇界を支えてきた“劇団員”による、芝居の真髄を目の当たりにしてほしい。
※上演時間は約2時間(途中休憩なし)。

『第十七捕虜収容所』舞台写真

『第十七捕虜収容所』舞台写真

『第十七捕虜収容所』舞台写真

『第十七捕虜収容所』舞台写真

 
【あらすじ】
ある日の夜、ドイツ軍の「第十七捕虜収容所」に収監されている二人のアメリカ人捕虜が仲間に見送られ脱走を試みるも失敗。
「この中にスパイがいる」。
個性豊かな登場人物が織りなす、少しおかしくて時にシリアスなヒューマンストーリー。

 

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2024年9月~10月にかけて、ミュージカル『三銃士』が上演されることが決定した。

19世紀フランスの作家であるアレクサンドル・デュマの代表作『三銃士』は、そのスリリングなストーリー性から、ブロードウェイやフランス、オランダなど、世界各国でミュージカル化されてきた。本作は、2004年にチェコで製作された後、2009年に韓国で脚本や楽曲を大幅にリニューアルされ、再演が繰り返されている人気作品だ。

演出を手掛けるのは、『THE BOY FROM OZ』、日本版『ロックオペラ モーツァルト』、『スパイダーマン:ターン・オフ・ザ・ダーク』で知られるフィリップ・マッキンリー。「三銃士」定番の、憧れの銃士を目指すダルタニャンの成長と恋の物語だけでなく、三銃士のリーダー格であるアトスにも焦点を当て、かつての恋人との間で揺れる愛憎や、ダルタニャンの亡き父を通してアトスとダルタニャンの絆を描き出す。スペクタクルな「冒険活劇」の要素はそのままに、登場人物たちの心理描写に深みを与えた新しいミュージカルを届ける。また本作では、メインテーマ曲としてブライアン・アダムスの「All For Love」が用いられる。本曲は、ブライアン・アダムス、ロッド・スチュワート、スティングの3人が“三銃士”として歌い、世界中で大ヒットした名曲だ。

剣の腕前に優れた三銃士のリーダー格、アトスを演じるのは坂本昌行。銃士になることを夢見て田舎町からパリへ出てきた青年ダルタニャンに末澤誠也(Aぇ! group)、ダルタニャンと恋に落ちる純真な娘コンスタンスに屋比久知奈、三銃士の一人で仲間思いのアラミスに上口耕平、同じく三銃士の一人で元海賊であり腕力に自信があるポルトスに原田優一、銃士隊と敵対する枢機卿の親衛隊長ジュサックに上山竜治、枢機卿の腹心として暗躍し悪女と噂されるミレディにシルビア・グラブ、そして国王を追い出しフランスの全権を掌握しようと企てる枢機卿リシュリューに今井清隆と、個性豊かな俳優陣が集結した。

ミュージカル『三銃士』は、2024年9月8日(日)~28日(土)に東京・日生劇場、10月4日(金)~6日(日)に広島・広島文化学園HBGホール、10月18日(金)~27日(日)に大阪・SkyシアターMBSにて上演。

演出:フィリップ・マッキンリー

今回「三銃士」の演出家としてまた来日することができ、大変光栄です。作品に対する私のクリエイティブなビジョンを、情熱を持って受け入れそして支えてくださる製作陣に恵まれたことは、本当に幸運です。
愛、名誉、そして「正義のために」を伝える不変の冒険物語に私は深く共鳴しており、この作品を素晴らしいキャスト、クリエイター、スタッフ達と作れる機会は格別です。
私が思い描く「三銃士」をお届けするために、日本はいつもクリエイティブな情熱とコラボレーションに敬意を表してくれ、理想的な環境を与えてくれています。
この冒険物語をお楽しみください!

主演:坂本昌行

日本で何度も上演されている名作「三銃士」に参加出来る事を心から嬉しく思います。
また「THE BOY FROM OZ」でお世話になった演出家のフィリップさんを始め、今井さん・シルビアさん・末澤君など共演した事のある方々で、お互いに刺激し合いながら楽しい稽古になると思いますし、新たな「三銃士」を創りあげていきたいと思います。
それを大好きな日生劇場で公演出来る事も喜びの一つです。
さて、どんな作品に仕上がるのか今から僕自身も非常に楽しみです。

出演:末澤誠也(Aぇ! group)

Aぇ! groupの末澤誠也です。
演出のフィリップさんとは「THE BOY FROM OZ」でお世話になり、稽古から熱くご指導してくださったので、今回もご一緒させていただけることを嬉しく光栄に思います。
坂本くんともまたご一緒出来て、作品を作り上げられるのが楽しみで仕方ないです!
「三銃士」は映画を見たことがあり、ストーリー展開もアクションも見応えがあったので、ミュージカルでどのような演出でストーリーが進んでいくのか今から楽しみでワクワクしています。
純粋で正義感が強いダルタニャンが三銃士と出会ってどのように成長していくのか、またコンスタンスとの甘酸っぱい恋愛やアトスとの絆、色んなダルタニャンをみなさんに見て楽しんでいただけるように精進したいと思います。
劇場でお待ちしております。

ストーリー

17世紀、フランスは揺れていた。
国王ルイ13世を守る近衛銃士隊と、政治の実権を握るリシュリュー枢機卿直属の親衛隊との間で争いが絶えず、アトス(坂本昌行)は、国王を守る銃士の一人としてその渦中にいた。
亡き父と同じ銃士になることを夢見て、田舎町からパリへと出てきたダルタニャン(末澤誠也)は、三銃士を率いるアトスに続き、アラミス(上口耕平)、ポルトス(原田優一)と次々に出会うが、ガキとからかわれたことに腹を立て、それぞれに決闘を申し込む。その騒ぎの中、目の前に美しいコンスタンス(屋比久知奈)が現れ、ダルタニャンは一目で恋に落ちる。
いざ決闘の時、リシュリュー卿の親衛隊長ジュサック(上山竜治)が法律違反を名目に、4人を逮捕しにやってくる。三銃士とダルタニャンは親衛隊相手に共に戦い、見事に勝利、コンスタンスの宿屋で祝杯をあげる。
仲も深まる中、アトスはダルタニャンの父が自分の師であることに気づくのだった。
宴の最中、突然コンスタンスが何者かにさらわれてしまう。さらったのは国王と対立するリシュリュー卿の腹心となり暗躍するミレディ(シルビア・グラブ)。かつて恋人であったアトスは複雑な心境でいた……。
一方で、国王が行方不明になったことが発覚。リシュリュー卿(今井清隆)が、国家を揺るがす陰謀を企てていたのだった。果たして、アトスとミレディの行く末は?ダルタニャンと三銃士はコンスタンスと国王を連れ戻すことができるのか――。

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横浜発メロディアスグランジロックバンド・桃色ドロシーが4月26日(金)0:00に自身のYouTube生配信にて、初の全国流通となる1stフルアルバム『ユナカイト』を5月29日にリリースすることを発表した。

高校1年のクラスメイトの2人を中心に活動を続け、全国で年間100本のライブ活動をしコロナ禍を駆け抜けたライブバンドが送る渾身の11曲となっているとのこと。

1stフルアルバリリースに先駆け、葛藤した約3年間、その日々をみんなで乗り越えて愛すべき場所で再会を誓った完全新曲「ライブハウス」が、サブスクにて先行配信が開始となった。

『ユナカイト』

『ユナカイト』

 

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「少年ジャンプ+」で連載中のマンガ『怪獣8号』の展覧会「怪獣8号展」が、2024年9月13日(金)から11月10日(日)まで、東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)にて開催されることが決定した。

漫画家・松本直也による『怪獣8号』はマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で連載中のバトルマンガ。アプリの閲覧数は毎話200万以上を記録し、数々のマンガ賞で評価されているほか、2024年4月からはTVアニメの放送も開始され、国内外から注目を集めている。

『怪獣8号』1巻書影 (C)松本直也/集英社

『怪獣8号』1巻書影 (C)松本直也/集英社

本展では、圧倒的な迫力で描かれた、バトルマンガの極致ともいうべきその世界観を体感できる展示が楽しめるという。

入場券の情報など、展覧会の詳細は後日発表されるとのこと。詳細は公式サイトで確認を。

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