MORISAKI WIN(森崎ウィン)、1stアルバム『Flight』より「Love in the Stars -星が巡り逢う夜に-(Acoustic ver.)」配信リリースが急遽決定

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MORISAKI WIN(森崎ウィン)の1stアルバム『Flight』に収録される「Love in the Stars -星が巡り逢う夜に-(Acoustic ver.)」が、2021年5月9日(日)に配信リリースされることが自身のレギュラーラジオ番組で発表された。

もともと5月8日(土)には、自身初となる有観客ライブ『MORISAKI WIN FIRST FLIGHT』が実施予定だったが、緊急事態宣言を受け延期を発表。楽しみにしていたファンが少しでも明るい気持ちになれるようにと「Love in the Stars -星が巡り逢う夜に-(Acoustic ver.)」をアルバムリリースに先駆けて急遽リリースすることになった。

「Love in the Stars  -星が巡り逢う夜に-」は、離れた場所にいる大切な人たちを思う気持ちが込められた曲で、リリース前から『歌ネット注目度ランキング』で1位を獲得し、リリース後もLINE MUSICのリアルタイムチャートで即1位を獲得するなど常にチャート上位にランクイン、リリース1週間で100万再生を突破した人気曲であり、ファン思いのWINらしい発表であった。9日の0時と共に各音楽配信サービスでリリースされる予定だ。

また、12日(水)には『Flight』より「Fly with me」の先行配信やオンラインサイン会が実施されることも発表された。今後続々と新規情報が発表されるので、乗り遅れぬようチェックしよう。

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東京事変が 5月14日(金)放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション』に生出演することが決定した。

6月9日(水)に10年ぶりとなるオリジナルフルアルバム『音楽』より、先行配信中の新曲「緑酒」をテレビ初披露。

現在、報道ニュース番組のエンディングテーマとしてオンエア中となっている。

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『RIZIN.28』が6月13日(日)に東京ドームで開催される。その追加対戦カードが発表された。

今回決まったのは、朝倉未来とクレベル・コイケの一戦だ。両者は過去にスパーリングを行なっているが、対戦はこれが初となる。

朝倉未来(左)とクレベル・コイケ

朝倉未来(左)とクレベル・コイケ

▼RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
※肘あり
朝倉未来vs.クレベル・コイケ

朝倉未来は2020年11月に行われた『Yogibo presents RIZIN.25』で斎藤裕と対戦するが、この時は惜しくもRIZINフェザー級のベルトを逃した。その後、同年の大晦日にDEEPフェザー級元王者の弥益ドミネーター聡志と対戦。1ラウンドKO勝利を飾って復活を果たすと、翌年4月に行われたYouTubeでの魔裟斗との対談で、新たな“朝倉未来”をアピールしている。

一方のクレベル・コイケは、ボンサイ柔術で技を磨き上げた格闘家で、元KSWフェザ級王者、元REBEL FCフェザー級王者のタイトルを持つ。『Yogibo presents RIZIN.25』では柔術デモンストレーションに出場しており、護身術や柔術を披露した。その後、『Yogibo presents RIZIN.26』、『Yogibo presents RIZIN.27』に出場すると、フロントチョークに三角絞めと、いずれも絞め技で勝利を収めている。

朝倉未来

朝倉未来

会見で試合に向けての意気込みを聞かれると、朝倉は「今までで一番追い込んで、いい試合をしたい」とコメント。一方、クレベルは「RIZINの試合は次で3試合目ですが、まだ100パーセントではない。次100パーセント出せるよう頑張っています」と、まだRIZINのリングで本気を見せていないことを明かした。

クレベル・コイケ

クレベル・コイケ

続いて、互いの印象について聞かれると、朝倉は「世界で戦ってきた選手で、成績を見ても脅威のフィニッシュ率を持っているので、とても危険な相手だという印象がある」と警戒心をのぞかせた。クレベルも「日本のトップ選手でベルトは持っていないが成績はチャンピオン。でも、私が勝って日本でもっと有名になる」と朝倉をリスペクトしている。

最後に朝倉が「KOしたいです」と話すと、クレベルも「柔術で闘いたいです。サブミッションで一本勝ちしたいです」とこちらもタップアウト宣言。一体、どのような結末を迎えるか、楽しみな一戦となりそうだ。

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デジタルディストリビューション&プロモーションサービスFRINEDSHIP.が企画するYouTube配信番組『FRIENDSHIP. ONLINE』が、明日・5月8日の15:00〜21:30の6時間半にわたり開催される。

これは緊急事態宣言下の中、音楽リスナーにコンテンツを届ける趣旨で行われるもので、5月3日に続きStay Home企画第二弾として開催。FRIENDSHIP.がサポートする76組のアーティストがコンテンツを提供しており、ユアネス、She Her Her Hers、MO MOMAのライブ映像やFRIENDSHIP.がキューレーションしたMUSIC VIDEOなどが一挙配信となる。

また、未公開のライブ映像として、FRIENDSHIP.キュレーターも務めるmiidaのホームスタジオ「Studio KiKi」からのライブ映像も公開が決定している。

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2021年5月15日(土)~5月23日(日)、東京・新宿 FACEにて上演される舞台『Another lenz』。新しい演劇の在り方を追求したプロジェクト「AD×STAGE」の第一弾を飾る。本作に出演する太田将熙と碕理人、脚本・演出を務める磯貝龍乎にインタビューし、新境地に臨む心境と謎めいたストーリーに迫った。

ーー同じ台本でありながら、生観劇と生配信とで全く異なる展開に見えるという試み。どんな感想を持たれましたか?

太田:コロナ禍でオンライン配信が主流になってきましたが、どうしても劇場まで来られない方に対して、配信でしか味わえない楽しみ方を提供するというコンセプトがすごく新しいと感じました。同じ内容だとやっぱり劇場で観たくなる。もちろん、そう感じるのが舞台の醍醐味でもありますし。そんな中で、こうした挑戦的な企画に携われて嬉しいです。

太田将熙

太田将熙

:僕も衝撃でした。今の界隈にはない、新しいことをやりたいという意欲をすごく感じたと同時に、楽しみしかないです。完成形は劇場に入ってみないとわからないでしょうし、予想がつかない。物語としてはディープな作品になっていますし、皆さんにもガツンと衝撃を与えたいです。

ーーこのコンセプトで本作を書かれたのはなぜでしょうか?

磯貝:まず、お話をうかがったときに、面白いことができそうだと確信しました。円形舞台なのでいろんな角度から違った視点で見てもらえますし、プロジェクターも使います。スタッフチームがカメラで撮っている映像を、そのまま映し出すんです。客席からの見え方と、舞台上からの見え方の違いも感じてもらいたいですね。カメラを通して見る映像と、視聴者のイメージと異なる裏側を描けたら面白いなと。役者という一人の人間をとっても、映し出されている姿とプライベートは違いますし、きれいごとだけじゃない、人間の内側にある下衆さを見せていきたいです。

ーーなかでも太田さん演じる松田は、売れっ子役者でありながら性格の悪さが際立つ役どころです。

太田:今まで演じたことのないタイプなので、ワクワクしています。人間誰しもが持っている感情を抱えていて、共感できる部分も多かったですが。実は、役の候補が二つあったんです。松田の設定にあった「性格が悪い」の一文に惹かれて「ぜひこっちの役をやりたいです」とお願いしました。これまで演じてきた役は、なんだかんだ愛されるタイプが多かったんです。役者として違うポイントに行きたいタイミングでもあったので、よりステップアップできる役に挑ませてもらうことになりました。

ーー一方、碕さん演じる監督の藤原も、実力はあるが癇癪持ちという癖の強さです。

:思いが強すぎるあまり、誰もついて来られない人ですね。スタッフ側にいろんな事件が起こる中で、それでも作品を撮らなくてはいけないと。こういう状況、本当にあるんじゃないかって思わされます。かろうじてついて来てくれるスタッフ陣も、これまた鬼のようにヤバい奴らなんです(笑)。役者チームとも絡む役どころなので、松田をはじめやり取りがすごく楽しみです。

碕理人

碕理人

太田:現実では、役者が監督に強く出ることって滅多にないんです。でも、それはあくまで表面上の話。人間だから、裏で思ってることはあります。そういった一面も垣間見れる作品なんです。

磯貝:そう、それ! いいこと言った。

ーー演出側としては、磯貝さんはお二人にどういった期待がありますか?

磯貝:お芝居じゃなくて、リアルにそこで起きていることという錯覚を起こしたくて。セリフではあるけど、別にセリフ通りである必要はない。複数人が話していると、現実では発言のタイミングが被ることもありますよね。そういうことが起こってもいいし、みんなできる役者だと思っています。

:今回はしゃべりますからね~!

太田:セリフ量、多いですもんね。

磯貝:ね(笑)。これまでのイメージを払しょくさせるような、狂気的なお芝居を期待しています。

ーー演出家としての磯貝さんの印象は?

:役者としては結構共演歴が長いんですが、演出はゲスト出演した作品で一度だけ。

磯貝:僕の処女作でした。

:いやぁ、ぶっとんでました(笑)。

太田:僕、龍乎さんの演出を受けるのが初めてなんですけど、稽古はどんな感じで進められるんですか?

磯貝:簡単に言うと、稽古時間が短い(笑)。僕の集中力が、もってたぶん3時間なので……。

太田:それを聞いて、すごくやる気が湧き出てきました(笑)。

磯貝:役者さんもそのほうが嬉しいでしょ? 3時間にぎゅっと凝縮して、あとは役者が各々に時間を使ってほしいですし、早めに次の日の土台を作りたいなと。

(左から)磯貝龍乎、太田将熙、碕理人

(左から)磯貝龍乎、太田将熙、碕理人

ーー新しい部分が多いプロジェクトですが、現時点で役者視点から演出の磯貝さんに聞いてみたいことは何かありますか?

:僕、実際に聞いてみたことがあるんです。内容がめちゃくちゃ生々しいので、ベースとなったものや影響を受けたことはあるんですかって。龍乎さん、園子温監督がお好きらしいんです。僕も好きなので、ますます楽しみになりました。

磯貝:『冷たい熱帯魚』という映画が、ものすごい生々しくって。血だらけのシーンもあって息をのむ瞬間もありますけど、飛び越えるとある種のセクシーさすら感じる。そういうシーンをお顔のきれいな子が演じたら、それはそれはセクシーなんだろうなと。

:役者としての龍乎さんしか知らない方からすると、びっくりする内容かもしれない。脚本を書く龍乎さんの頭の中を知りたいなと思いました。

太田:今回のホンって、どれくらいの時間で書かれたんですか?

磯貝:試行錯誤をずっと繰り返してるからなぁ。試しに書いて消して、やっとベースができて、また消してって……いうのをずっとやってる。本当に難しいです。

ーーゼロから1を生み出す苦労は計り知れないです。

磯貝:本当に。やってる人、尊敬してます。

磯貝龍乎

磯貝龍乎

:いや、龍乎さんもですよ(笑)。

ーーちなみに、太田さんと碕さんは創作に興味は?

太田:興味あります。今、レギュラーでラジオ番組をやらせてもらっているんですけど、いつかラジオドラマを作ってみたいです。役者をやりながら演出や監督業をされる方の活躍を見て、いろんな視点を持つことがお芝居の向上に繋がるんじゃないかと考えさせられました。ずっと現役で役者をやっていきたいからこそ、一度作り手を経験してみたらもっと成長できるんじゃないかと。大々的に公開したいという思いは今の時点でありませんが、身内向けに短編映画を撮ってみるのも面白そうですね。

:すごいなぁ。僕は無理です。ゼロからゼロです。

磯貝:あっはっは!

ーー公演に向けた意気込みやお客様へのメッセージをお願いします。

磯貝:初めていい音楽を聴いたときのような心境になっていただけたら。「ここがいい!」というよりは、全体を通して「なんか良かったな」と感じてもらえるような舞台にしたいと思っています。

:生で見る、カメラを通してみる、役者視点とスタッフ視点……今までにないジャンルへの挑戦でもあり、本当に“別次元舞台”の名にふさわしい内容になっています。アトラクションのように楽しめる舞台にするためにキャストや演出、スタッフさんたちを信じて頑張って作り上げていきたいです。

太田:演劇界への挑戦という、新しい覚悟を感じた作品です。もしかしたら、万人には受けないかもしれませんが、面白いことに挑戦できると自信を持っています。新しいもの、面白いものが見たい人にはぜひ見ていただきたいです。劇中では役者同士、スタッフ同士の衝突も描かれています。初共演の方もいらっしゃいますが、いつも持っている「お芝居では絶対に誰にも負けたくない」という気持ちをより前面に出せる作品です。みんなのお芝居でのぶつかり合いもぜひ楽しみにしてください。

(左から)磯貝龍乎、太田将熙、碕理人

(左から)磯貝龍乎、太田将熙、碕理人

取材・文=潮田茗  撮影=池上夢貢

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2021年5月15日(土)〜5月23日(日)新宿 FACEにて上演される、舞台『Another lenz』。本公演のメインビジュアルが解禁となった。

本作は同じ台本でありながら、生観劇と生配信とで全く異なる作品に見える新感覚舞台という、全く新しい演劇の在り方である【AD(Another Demention=別次元)×STAGE】第一弾の演目。脚本・演出は磯貝龍乎、太田将熙、菊池修司、碕理人、北澤早紀(AKB48)、伊崎龍次郎、武本悠佑、山沖勇輝、足立英昭、藤本かえで、溝呂木賢らが出演する。

そんな本作のメインビジュアルは、あえて、主演・太田将熙のソロカットでデザインされた。薄暗い色味と、赤が印象的な仕上がりとなり、太田の魅せる表情や佇まいも加わって、舞台のメインビジュアルとは思えない雰囲気抜群の仕上がりとなっている。

また、5月3日(月・祝)からは、舞台公式Twitter(@AnotherLenz2021)にて、キャストによるコメント動画が順次公開となっている。個性的なキャストたちが、磯貝龍乎の奇抜なエンタメの世界を彩り、さらに新感覚舞台としての構造が加わる『Another lenz』に期待が高まる。

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明治座で2021年6月に上演予定の『水森かおり公演』のメインビジュアルが公開された。

6月18日(金)に初日を迎える本公演は、ドタバタ喜劇と名曲満載で贈るコンサートの2本立てステージで、水森かおりの新境地を見せる。

このたび公開されたメインビジュアルは、第1部の喜劇『笑劇 大正浪漫~令嬢、難儀を引き受ける?~』に出演する多彩な共演者たち。大正時代の東京を舞台に、記者を目指す女子大生の令嬢、円条寺かおり(水森かおり)が特ダネを求めて奔走し、てんやわんやの大騒動を巻き起こすドタバタ喜劇だ。

かおりの相手役を務めるイケメン乗馬教師の役には、特撮ドラマ『騎士竜戦隊リュウソウジャー』でバンバ / リュウソウブラック役を務めた今注目の若手俳優、岸田タツヤ。ライバル編集者を演じるは、AKB48初の演歌歌手デビュー以降、幅広い活躍を続ける岩佐美咲。かおりの甥っ子役には今回が初めての舞台出演となる演歌界の新星辰巳ゆうと。そして数多の舞台で活躍している実力派俳優の、石倉三郎三林京子が厳格な祖父役とかおりを支える乳母役を演じる。

第2部のコンサートでは、年末に大きな話題を呼んだ巨大衣裳を劇場版として再現したドレスを披露。“ご当地ソングの女王”水森かおりによる大ヒット曲の「鳥取砂丘」や新曲「鳴子峡」などの名曲の数々に加えて、岩佐美咲辰巳ゆうとが歌の魅力を存分に発揮する見所たっぷりのコンサートが上演される。

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東京二期会が二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』新制作(作曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル)を、2021年5月22日(土)~23日(日)めぐろパーシモンホール大ホールにて上演する。この舞台は、世界的古楽チェリストであり指揮者の鈴木秀美を迎えて贈る本格的バロック・オペラ上演第3弾。題名役が歌うアリア「オンブラ・マイ・フ」が有名な、古代ペルシャを舞台にしたコミカルなラブストーリーだ。演出は気鋭のダンサー/振付家として国内外で活躍する中村蓉。オペラ演出デビューとなる中村に、これまでのオペラとの関わりに始まり、『セルセ』の音楽・物語の魅力や演出・振付の構想を聞いた。
 

■振付としてオペラに携わって

中村はコンテンポラリーダンスのアーティストの登竜門である横浜ダンスコレクションEX審査員賞・シビウ国際演劇祭賞、エルスール財団新人賞などを受賞。多彩なアイデアあふれるソロ作品、踊り手の個性を生かす群舞作品を発表し、世代を超えて親しまれるワークショップや演劇の振付なども手がける。初めてオペラに関わったのは、2015年の二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』(作曲:ヘンデル)の振付。演出の菅尾友と共通の知人であるドラマトゥㇽク/翻訳家の長島確の紹介だった。その時の現場をこう振り返る。

「今回と同じくニューウェーブ・オペラ劇場だったので、若い歌手の方々は何でもトライしてくれました。菅尾さんも理解があり、むしろ踊らせたいと思われていたので、音楽に対し素直に振付しました。6人のダンサーが出て、ワニの被り物を付けて踊り人気になりました。歌手の方も動くし、持ち上げられたりして踊りました。その時、オペラでは楽譜が全員の共通言語なので、ちゃんと読めるようにならなければいけないという発見がありました。恵まれた現場でした」

『ジューリオ・チェーザレ』(2015年) 写真提供:公益財団法人東京二期会 撮影:三枝近志

『ジューリオ・チェーザレ』(2015年) 写真提供:公益財団法人東京二期会 撮影:三枝近志

2018年には菅尾がドイツ・ヴュルツブルク歌劇場にて演出した『ニクソン・イン・チャイナ』(作曲:ジョン・クーリッジ・アダムズ)の振付を担当。劇場文化が根付いたドイツでの2か月間の滞在制作は大きな経験になった。

「歌手だけでなく、合唱40人、劇場専属のダンスカンパニーの12人に振付しました。まず言葉の壁がありました。英語を話すのが上手ではないので、身振り手振りで伝えなくてはいけない。振付に入る前の挨拶から全部英訳を書き出して備えたりしてコミュニケーションを工夫しました。向こうの人はもの凄く自分の主張をします。でも、何を言われても大丈夫、タフになりました。英語とドイツ語が余り分からないので、最終手段として聞き流せる(笑)。ガッツだけは認めてくれて、自分のやりたいことを結構進めることができました。言葉の壁を超えて伝わることがあるんだと実感しましたね。劇場の方も振付を気に入ってくれましたし、出来上がった作品がバイエルン放送の年間ベスト10に選ばれて凄く自信になりました」

【動画】ドイツ・ヴュルツブルク歌劇場『ニクソン・イン・チャイナ』(2018年)トレーラー

 

■「愛すべき登場人物たちの愛の本質を描きたい」

今回『セルセ』でオペラ初演出に挑む。依頼を受けた際の思いをこう振り返る。

「脅えましたね。自分にできるのだろうかと……。でも、これで身が砕けたとしてもいい、逃したら次はないと思いました。『ジュリオ・チェーザレ』でもご一緒した指揮の鈴木秀美さんが「蓉さん、やりましょう!」といってくださったので頑張れると思いました」

《『セルセ』ものがたり》
ペルシャ王セルセは、将軍アリオダーテの娘ロミルダを見初めるが、王の弟アルサメーネと恋仲であることを知り、弟を宮廷から追放する。
一方、セルセには異国にアマストレという婚約者がいた。彼女は変装しペルシャにやってきていたが、王が別の女性に惹かれている様子を目にして嘆き悲しむ。
また、ロミルダの妹アタランタもアルサメーネに一方通行の想いを寄せていた。彼女はアルサメーネからロミルダ宛の手紙と嘘をつき、二人の仲違いを企む。
かくして、王とロミルダの結婚式となるはずだったが、将軍アリオダーテは王の命令を読み違い、ロミルダをアルサメーネに嫁がせてしまう。王は激怒するが、そこに変装を解いた婚約者アマストレがあらわれて・・・

『セルセ』の舞台は紀元前480年頃のペルシャの宮廷。王のセルセを中心にコミカルな恋愛劇を繰り広げる。「ラブコメですね」と笑わせるが、物語や登場人物に触れ大いに惹かれたという。

「女性の登場人物の個性が皆強くて共感しました。アマストレなんて特にそうです。男装してセルセの所へ向かいますが、最初に歌う11番のアリアは「姿を変えても身も心も変わらない」という内容で現代的だなと。今回そこをピックアップはしていませんが、今の時代にフィットするキャラクターもいます。アルサメーネはナヨナヨしているけれど、彼は作品中で凄く成長していくキーパーソンだと気付いたりしました。セルセをどう描くのかは腕の見せ所です。彼はあらすじや曲だけを聴くと、本当に嫌などうしようもない奴で、恋愛偏差値が低い(笑)。でも、「オンブラ・マイ・フ」という、タイトルロールをタイトルロールたらしめる曲がありますし、演出を付ける中で、もの凄く愛しいキャラクターになりました。ちょっとした仕草とかによって憎めない存在になるんです。そういう彼らの恋愛気質、愛の本質を描きたい」

幕開け早々、セルセがプラタナスの木の下で「かつて、これほど愛しく、優しく。落ち着く木陰はなかった」と歌う「オンブラ・マイ・フ」はヘンデルの「ラルゴ」として有名。そして、それ以外にも「恋の歌」を中心に、魅力的なアリア、二重唱が目白押しだ。

「『ジューリオ・チェーザレ』の時もそうでしたが、ヘンデルの音楽はキャッチーではっきりしていると感じました。悲しい時は悲しく、楽しい時は楽しく、怒っている時は怒っている。ただ、私が聴く分には、普通よりもハッピーに聴こえているみたいです(笑)。歌詞の意味を押さえていますが、音楽のテンポやイメージから楽しくドラマティックに聴こえているんですね。物語が非常に入り組んでいるので、そこをシンプルにすることを考えました。あらすじを少しすっきりさせています。でも、好きな曲は残したい。そこを鑑みて秀美さんに曲の重要度を伺い、ヘンデルに詳しい方にも満足していただけるようにバランスを考えました」

東京二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』公演チラシ

東京二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』公演チラシ

 

■歌手とダンサーが共に輝く舞台を

現場に入っての印象を聞くと「大変!」と即答した。

「振付をやるだけとは全く違いますね。全部が楽譜で決まっています。削る場合も音楽が繋がるかどうかを確かめなければいけません。私が普段ダンスでやっている間(ま)とかテンポ感はすべて決まっているんです。ダンス作品を創る時は、「こことここのつながりって、飛んでしまってもいいじゃん!」みたいな不条理をよく起こしますが、オペラでは不条理な演出をし難い。歌詞も含め音楽を聴いて思い浮かぶイメージを舞台にのせる際、それが外れたものであれば浮いてしまいます。私の頭に浮かんだ絵を『セルセ』の物語にフィットさせる作業が非常に大事です。私一人では難しいのですが、秀美さんから音楽と動きが合っていないと教えてもらったり、副指揮の根本(卓也)さんに会話部分は一緒に稽古を付けてもらったりしています。私一人ではなく全員でやっている気持ちが常にあります。オペラが怖いのは、一歩間違えれば私の良さも悪さも全部オペラサイズに拡大され曝け出てしまうこと。ハイリスクで責任重大です」

今回も歌手たちに振りを付ける。

「歌手に対しては私がやりたい振付を振り入れして、それから前後とかの会話と合わせて繋がるかどうかを見ます。リハーサルが進んでくると、キャラクターの整合性が取れていないと納得がいかないので「今どういう気持ちだから、こういう振付を踊りたいんだ」というように気持ちとセットで伝えるようにしています」

ダンサー6名は中村の信頼が厚く気心の知れたメンバー。彼らがキーポイントになる。

「ダンサーは物語を見守る存在で、いろいろな役を踊ります。歌っている人の幻想を表したりもしますが、よくある心象風景を表す感じにはしたくないですね。彼らには彼らの存在がきちんとある。それが私のポリシーです。ダンサーを使うことによってシーンは華やかになるし、やりたいことを表現してくれる背景みたいな役割も果たします。でも、それは歌手の方のお膳立てではありません。歌手の方にキャラクターがあるように、ダンサーにも各シーンでキャラクターがあります。歌手の方が「自分たちが主役で、ダンサーはそうじゃない」と思った瞬間、そのシーンは色褪せるでしょう。視野を広く持ち、ダンサーを味方に付けた人が一番輝くでしょう」

中村蓉 「ヘンデル『セルセ』公演 プレトーク&コンサート」にて

中村蓉 「ヘンデル『セルセ』公演 プレトーク&コンサート」にて

 

■オペラへのリスペクト、ダンスへの変わらぬ愛

4月末に行われたプレ・イベントのトークでコンセプトのひとつとして「歌う身体、躍動する生命」を掲げオペラとダンスがお互いにリスペクトをきちんと持ち、骨の髄まで融合し合った時に、新しい表現が生まれる」と話した。稽古を重ねて実感していることとは?

「オペラの歴史の厚み・重みへのリスペクトが募っています。これまでダンスを創っている時に「お客様に伝わらなくてもいいや、醸し出せば」みたいな部分もあったと思うのです。もう少しお客様に伝えるための努力ができたのではないか、伝える責任があったのではないかと感じています。オペラという、歴史があり、携わる方も多い芸術に関わることによって、もう一度自分を検証することができました。と同時にコンテンポラリーダンスの軽やかさ、何でもできる素晴らしさにもあらためて気が付きました。私が好きなものは変わらないのだなと」

大舞台でのチャレンジとなるが、日々のクリエイションを心底から満喫している。

「ありきたりな言い方かもしれませんが、今現在私が楽しいと思っていることのすべてが詰まっています。伸るか反るかスリリングで、賭けに出ているのは間違いないですが、それが世の中にどう受け入れられるのかが楽しみです。強がっていたり、自分の器の小ささに気付いたりすることもありますが、歌手の方に対しても、ダンサーに対しても、スタッフの方に対しても、リスペクトが高まっています。そのような現場に身を置けて凄く幸せです」

最後に公演に向けての意気込みを聞いた。

「紀元前のペルシャのお話ですが、令和に生きる自分たちとの共通項として、恋愛というずっと変わらないものがあります。さまざまな恋愛のタイプを取り揃えました(笑)。"推し"を見付けて応援したり、自分はこうだと感じたりしてもらいたい。見ても聴いても楽しいので、自分自身に引き寄せてご覧いただきたいですね。楽しい舞台ですが深みを出したいと思います」

【動画】オペラ初演出!ダンサー・振付家の気鋭、中村蓉が挑戦するヘンデル『セルセ』にむけてメッセージ

取材・文=高橋森彦

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60年以上の長きにわたってクラシック音楽界をリードし続けるピアニスト、マルタ・アルゲリッチが2021年6月4日(金)にニュー・アルバム『ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための幻想曲、交響詩《海》 他』を発売することが発表された。アルゲリッチ今年6月5日に80歳を迎える。

アルバムは、アルゲリッチの1歳年下で同郷ブエノスアイレス出身の現代を代表する巨匠指揮者・ピアニストのダニエル・バレンボイムとのコラボレーション・アルバムとなっており、アルゲリッチは、録音や演奏の機会が少ないドビュッシーの初期の作品、〈ピアノと管弦楽のための幻想曲〉のソリストを務めている。 

カップリングには、バレンボイムがピアノ、バレンボイムの息子、マイケルがヴァイオリンを演奏した〈ヴァイオリン・ソナタ〉、〈チェロ・ソナタ〉(キアン・ソルターニ)、そしてバレンボイム指揮によるドビュッシーの代表作、交響詩《海》が収録されている。 

左よりダニエル・バレンボイム、マルタ・アルゲリッチ、マイケル・バレンボイム、キアン・ソルターニ © Harald Hoffmann / DG

左よりダニエル・バレンボイム、マルタ・アルゲリッチ、マイケル・バレンボイム、キアン・ソルターニ © Harald Hoffmann / DG

今作について、ダニエル・バレンボイムは「マルタとの共演は、いつも私が望んでいるものです。2人が初めて会ったのは1949年。その時以来、私は彼女と仲良しで、彼女の音楽を愛し続けています。ドビュッシーの《幻想曲》は素晴らしい作品なのに演奏機会が極めて乏しく、パリ管弦楽団音楽監督を務めた経験のある私ですら、演奏会では過去ただ1度、スヴャトスラフ・リヒテルをソロに迎えて指揮しただけでした。今回、マルタとともに2度目の実演がかない、ライヴ録音をお届けできるのは、私にとっても大きな喜びです」とコメントしている。 

なお、5月7日(金)よりカップリングの交響詩《海》から第1曲〈海上の夜明けから真昼まで〉が先行配信スタート、アルバムの予約もスタートしている。 

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クラシック音楽界最大の野外フェスティバルとして2018年に始まった『STAND UP! CLASSIC FESTIVAL』(通称スタクラフェス)。そのスピンオフとして開催された2021年は、会場をサントリーホールに変え、「ピアニズム」にフォーカスを充てたよりテーマ性の濃い内容となった。公演一週間前の緊急事態宣言発令に実現の可否さえも危ぶまれたが、5月3日(月・祝)、約150分に近い長尺のライブストリーミング中継という新たな試みとともに、大成功のうちに幕を下ろした。4人のピアニストたちによる華麗なる“饗演”の一部始終を、サントリーホールの会場の模様とともにお伝えしよう。

5月3日(月・祝)14:00、クラシック音楽の殿堂、サントリーホールから『STAND UP! CLASSIC PIANISM(スタンドアップクラシック ピアニズム)』ストリーミングライブ配信が始まる。一分前。大ホールステージに司会進行(MC)を務めるLE VELVETSの日野真一郎が登場。マイクテストをしながら、定位置にスタンバイ。緊張の一瞬。ステージマネージャーからキューが出る。いよいよ待ちに待ったストリーミングオンエアだ。

MC:日野真一郎(LE VELVETS)

MC:日野真一郎(LE VELVETS)

キラキラと輝くジャケットの衣装が何とも似合う日野。その柔らかな美声でオープニングの口上を述べる。日野の立っている広いステージ上には、「ピアニズム」というフェスティバルのテーマにふさわしく、4台の異なるピアノメーカーの名器が並ぶ。オープニングに続いて、日野による各ピアノの紹介。注目は何と言っても古楽器の王者、エラール社製のピアノフォルテだ。このサントリーホール所蔵のエラールは、かつて19世紀、パリのサロンで実際にあのリストが演奏していたという貴重な楽器だ。

左から 日野真一郎(LE VELVETS)、角野隼斗、大井健、髙木竜馬、紀平凱成

左から 日野真一郎(LE VELVETS)、角野隼斗、大井健、髙木竜馬、紀平凱成

続いて、本日の主役たち、4人のピアニストの紹介。演奏順に紀平凱成、髙木竜馬、大井健、角野隼斗の4人がステージ上に並ぶ。一同、軽く一礼。そして、紀平凱成を残して、再び舞台袖へ。いよいよ、本日のトップバッター紀平によるソロステージが始まる。曲目は、紀平自身が愛してやまないというロシアの作曲家、カプースチンによる3作品だ。

第一曲目は「8つの演奏会用エチュード」から 《冗談》。いつものように手を大きく振り上げて深い深呼吸で精神を集中。スタイリッシュな白い衣装にスポットを全身に浴びて、強烈に速いブギウギ調の曲をパワー全開で奏でる。

紀平凱成

紀平凱成

二曲目は 《夜明け》 Op.26。大人の雰囲気漂う都会的なブルース調の曲を、しっとりと、一つ一つの音、そしてフレーズを味わいながら奏でる。スタインウェイの重厚感あふれる音がサントリーホールの広い空間に美しく共鳴する。紀平はこの大舞台でもまったく臆することなく、むしろ、いつもの演奏会よりも、よりいっそうのびのびと自由闊達に音楽を楽しんでいた。フィナーレのきらめくようなアルペッジョも美しく、見事な弾き納めだ。

紀平凱成

紀平凱成

そして、三曲目は 「24の前奏曲」から第24番 ニ短調 Op.53。こちらも速いパッセージを一気に、しかし、丁寧に一音一音を楽しむように紡いでゆく。めくるめく変化し行く情景が、つぶさに思い浮かぶようだ。巧みな色彩変化とともに、曲が進むごとにしなやかな力強さが増してゆく。最後まで一気に盛り上げ、こちらも、見事な弾き納め。

左から 日野真一郎(LE VELVETS)、紀平凱成

左から 日野真一郎(LE VELVETS)、紀平凱成

ここで日野のMCをはさみ、さらに紀平のオリジナルの二作品が演奏された。一曲目は「No Tears Forever」。少しだけセンチメンタルに始まる冒頭。甘ずっぱさの漂うフレーズを情感たっぷりに奏でる。次第に和声も厚みを増し、感情はさらに高まる。中間部は明るく、美しい思いが芽生えてゆくさまを美しいハーモニーで力強く紡いでゆく。会心の弾き映えといったらよいのだろうか、密度の高い音がむせびなくように強い意志をもって会場に響き渡っていた。先月20歳の誕生日を迎えたばかりの紀平。今夏には第二弾となるフルアルバムのリリースと、秋には全国ツアーも予定されているという。ここ最近の紀平の圧倒的な成長ぶりと活躍には目を見張るばかりだ。

続いて二曲目の「Winds Send Love」。紀平にとって最も大切な作品の一つだという。清らかな思いに満ちた旋律を心静かに歌う。しかし、今日の紀平は、同時に深いブレスで心の奥底から自らの曲をダイナミックに歌い上げる。そのせいか、重厚感のある和声が倍音を通して数倍にも朗々とサントリーホールの大空間に響き渡る。フィナーレのアルペッジョの美しさと壮大さに思わず感動する。スタインウェイという名器が持つ音の魅力を見事に引き出す名演奏だった。

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紀平のソロステージが終わると、続いての二人目のピアニスト髙木竜馬が登場。現在、ウィーン在住で、日本とウィーン間を頻繁に往復しながら演奏活動を続ける髙木だが、はじめに、日野からウィーンが生んだピアノの女王、ベーゼンドルファーを髙木自身が選んで演奏する意義を尋ねられる。

「ベーゼンドルファーは、ウィーンの人々、オーストリアの国民すべての人々から愛されている楽器です。木のあたたかいぬくもりの音が、ベートーヴェンの演奏には、とても適していると考えています」と髙木。

左から 髙木竜馬、日野真一郎(LE VELVETS)

左から 髙木竜馬、日野真一郎(LE VELVETS)

そして、二~三曲目を演奏する日本が世界に誇るシゲル・カワイSK-EXについても言及。髙木自身のはたらきかけで、本日、カワイの搬入が可能になったのだという。「ベーゼンドルファーとカワイの音色の違いもぜひお楽しみいただけるよう、精一杯演奏したいと思います」とトークを締めくくる。

一曲目、ベートーヴェン作曲「ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 Op.13 《悲愴》」 第2・3楽章。あの美しい緩徐楽章の主題を、瞑想的ともいえる、深い思索の念に満ちた重厚な響きで丁寧に紡いでゆく。ベーゼンドルファーの繊細であたたかな音色が会場に深々と響き渡る。あまり感傷的にならずに、古典的な品格を湛えた瀟洒なスタイルの美しさ。さすがウィーンで研鑽を積む髙木の本領発揮だ。

髙木竜馬

髙木竜馬

続く展開部でも、終始、テンポを厳格に保ちつつ、さらに思いは深淵へと深まってゆく。決してペダルを多用しない、ノンビブラートのアルカイックな響きがベーゼンドルファーの端正な音色と相まって、ベートーヴェン様式の粋を完璧に湛えていた。エレガントで鷹揚なテンポ感や間の取り方にも、日々、ウィーンで本場の音楽に触れて生活している髙木しか表出することのできない唯一無二の息づかいが感じられた。

続いて3楽章。速いパッセージを、みずみずしく、いとも軽やかに紡ぐ。その中にも細やかな詩情、そして、楽曲の明確な構成の巧みさや、ダイナミクス(強弱)の明白なコントラストなど、この作品が持つすべての古典的な要素のすべてを流れるように体現し、なかなか感じ取ることの難しいベーゼンドルファーという楽器の持つ繊細な魅力と価値を思う存分に引き立たせていた。

髙木竜馬

髙木竜馬

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続いて、楽器をシゲル・カワイの最高峰のフルコンサートグランドSK-EXに変えて、ショパンの「バラード  第1番 ト短調 Op.23」。導入部のアルペッジョでは、ベーゼンドルファーのそれとは、また一味違う音色で豊饒なロマンティシズムの到来を告げる。挿入される装飾音の洒脱な洗練と、テンポの緩急の巧みなかけひきで、ショパンの一つ一つの語法を完璧に体現する。髙木のダイナミクス(強弱)の幅広さは、まるで、はるか彼方に茫漠と映し出される情景を手元へと手繰り寄せて描きだすかのような、巨匠的な遠近法の熟達を思わせる。さらにクライマックスに向かって見事なテンペラメント(感情の起伏)を聴かせる。この曲の各所を印象付ける不穏な表情をもつぶさに描きだしながら、華麗なテクニックですべての感情を一つの頂点へと昇華させ、ダイナミックなフィナーレへと完結させた。ちなみに、視聴者の多くは、髙木のこの二作品の演奏で、ベーゼンドルファーとシゲル・カワイの音色の違いを存分に堪能したに違いない。

続いて三曲目は、髙木がライフワークとしたいというグリーグの作品から「トロルハウゲンの婚礼の日」。牧歌的であたたかな婚礼の情景を、喜びに満ちあふれた音とリズムで鮮やかに描きだしてゆく。中間部のしっとりとした歌もチャーミングに、ささやくように。吐息の一つ一つまでもが聴こえてくるかのような密度の濃いフレージングに、新婚夫婦のひそやかなささやきが聴こえてくるかのようだった。楽しい婚礼の日の時の移ろいと、和気あいあいとした嬌声が映像を通してつぶさに感じられるかのような演奏だった。

髙木竜馬

髙木竜馬

ここで、10分間の休憩をはさむ。休憩中は、ストリーミング配信のモニターでは、2018・19年度のスタクラフェスの模様が流された。

後半最初のピアニストは、大井健。まずは演奏前のトークタイム。MCの日野から、昨年まで大井が積極的に活動を展開していた中村匡宏とのピアノデュオ「鍵盤男子」を突如、勇退宣言した理由について尋ねられる。

「ライブハウスで、お客様もタオルを振り回して熱狂してくださるような雰囲気だったのですが、僕たち自身も、腕を交差させたりと、相当な濃厚接触デュオだったんですね。なので、コロナ禍においては、活動を続けるのが困難ということで、二人で相談して、ノーマル状態に戻るまでは、しばらく個々の道を行って、研鑽を積もうということになったんです」と大井。

左から 大井健、日野真一郎(LE VELVETS)

左から 大井健、日野真一郎(LE VELVETS)

続いて、今年6月2日にリリースが決定しているニューアルバム『reBUILD』と、同時開催の約3か月にわたって全国で繰り広げられるコンサートツアーについて質問が及ぶ。

「コロナ禍でエンターテインメント業界は大きく打撃を受けました。そこから“立ち上ろう”という強い思いを込めて『reBUILD』(再建)というタイトルのアルバムをリリースします。そのアルバムのコンテンツをひっさげて、全国13都市を回る予定です」

そして、これから演奏される5曲の全オリジナル作品について大井自身が語る。本日の大井のソロステージは、自作品と鍵盤男子のパートナーだった中村匡宏の作品で構成されていた。

「僕自身、過去のスタンドアップクラシックフェスティバルに “鍵盤男子” として出演させていただきまして、どうしても鍵盤男子の時の思い出が残っている方々も多いということなんです。なので、本日は “鍵盤男子フィーチャリング” ということで、僕一人で世界観を表現したいと思っています」

大井健

大井健

一曲目は大井自身の作曲による「Fragments of lyric」。華麗なアルペッジョのイントロに続いて、微笑みを湛えたかのような優しく可憐なメロディが聴き手の心をつかむ。

続いて、中村匡宏作曲の「YAMA-YURI」。幼い日の思い出を振り返るかのようなノスタルジックな情景がそこはかとなく漂う美しい曲だ。五音音階を思わせるエキゾチックな響きもまた、よりいっそう郷愁を掻き立てる。大井は美しいピアニッシモと重厚なバスパートの両輪で繊細な “音の詞”を一つひとつ丁寧に紡いでゆく。

三曲目も中村匡宏作曲「海に訊く」。さざ波の音や海に向かって共鳴するこだまのような静謐な響きののち、可憐な旋律を詩情豊かに歌い紡ぐ。リリシズムあふれる歌心は大井の真骨頂だ。中間部以降では、華麗で重厚感あふれるバスパートも聴かせどころだ。最後まで重低音の連なりとともにフィナーレへと導かれてゆく。

大井健

大井健

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四曲目は楽器をスタインウェイからシゲル・カワイに変えて、大井の自作品「Piano Love」。アップビートの曲を流れるように、透明感あふれる音で紡いでゆく。高性能な現代的技術の粋が凝縮されたシゲル・カワイSK-EXから、みずみずしい音の粒がこぼれでるかのようだ。一見、エッジの利いた作品にも思えるが、大井の情感豊かで真綿のようなピュアで柔らかな音色は、会場の空間をあたたかく包み込む。鮮やかなピアニズムが粛々と展開されていくところが、いかにも大井の作品らしく、心地よい音のシャワーにしばしうっとりとしてしまうほどだ。

最後は中村匡宏による「PIANISM-drive-」。冒頭の縦横無尽でダイナミックなスケールに続いて、超アップピートの楽曲が展開してゆく。こちらも鮮やかさと切れの良さで大井の持ち味全開だ。しなやかさと柔軟性に満ちたシゲル・カワイの現代的な響きとともに華麗に聴かせる。

大井健(ピアノ)、日野真一郎(LE VELVETS)

大井健(ピアノ)、日野真一郎(LE VELVETS)

演奏を終えると、大井がマイクを持ち、「ここでスペシャルなプレゼントがあります」との一言。なんと、今までMCに徹してきた日野が、ここで歌声を披露してくれるというのだ。もちろん伴奏は大井。

日野がステージに登場。曲はヘンデルのオペラアリアの名曲「私を泣かせてください」。日野の持ち味である美しいカウンターテナーの声が豊かに天井に響き渡る。ダ・カーポ アリア特有の二回目の繰り返しにおける華麗な装飾の挿入スタイルの洗練と、均斉のとれた端正な全体像に、日野の卓越した音楽性が凝縮されていた。歌声が加わると、よりいっそう祝祭感も増してくる。

大井健(ピアノ)、日野真一郎(LE VELVETS)

大井健(ピアノ)、日野真一郎(LE VELVETS)

続いて、日野からもう一曲のプレゼント。昨年この世を去ったイタリアの巨匠エンニオ・モリコーネの「ネッラ・ファンタジア」。サラ・ブライトマン、イル・ディーヴォの愛唱歌としても知られる名曲だが、日野は端正なスタイルで甘いメロディを歌い上げた。(編集註:著作権の関係により、モリコーネ「ネッラ・ファンタジア」はアーカイブ配信ではカットしております。予めご了承ください)

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思わぬサプライズを経て、再びMCとして日野がステージに登場。本日、最後の出演者を紹介する。4人目のピアニストは、今、飛ぶ鳥落とす勢いで活躍をみせる角野隼斗。日野とのトークでは、本日の演奏曲目に盛り込まれた角野の自作品「大猫のワルツ」について、そしてショパンの名曲をエラールピアノで奏でる醍醐味について語った。

「今朝、リハーサルで実際に演奏してみて、改めて古楽器にしかない音の豊かさと当時に、現代のピアノに匹敵するくらいの響きを持っているのに驚かされました。このピアノは、当時19世紀のロマン派の音楽の発展に貢献した楽器とも言えますので、そのような楽器で演奏できるのはとても意義深いことと思っています」と角野。

左から 角野隼斗、日野真一郎(LE VELVETS)

左から 角野隼斗、日野真一郎(LE VELVETS)

最後に奏でるサン=サーンス作曲、リスト編曲による「死の舞踏」に話が及んだ時、角野がリストを自らの “ロールモデル” と呼ぶことについて質問が及んだ。

「リストという人物は、演奏もすれば、作曲・変奏・即興もすべてこなす一大エンターテイナーでした。僕自身、“クラシックをやる意味はなんだろうな”ということを考えたとき、リストのような活動が憧れだな……と、昨年気づきまして、“ロールモデル” と言ってみたりしました」

トークを終えて、ピアノに向かう角野。一曲目は、ショパン作曲「華麗なる大円舞曲」をエラールピアノで演奏。古楽器だけに、通常よりも心持ち低いピッチ(音程)での演奏だ。輝きをともなった暗めの響きが独特の雰囲気を漂わせる。しかし、サントリーホールの豊麗な響きの空間に、一寸の曇りもなく、クリアでまっすぐな音色が響き渡る。心和む、あたたかな音色。角野もピアノフォルテであることを意識してか、古楽器にふわしいタッチで華麗なピアニズムを展開してゆく。まるで、ショパンが生きた時代のサロンの情景が目に浮かぶようだ。

角野隼斗

角野隼斗

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続いては、ピアノをスタインウェイに変えて、ショパンの「ノクターン 第13番 ハ短調 Op48-1」。この作品は、昨年リリースされた角野のフルアルバムにも収録されている。ゆったりとしたサロン的な曲調を湛えながらも、ショパン作品の中でも最も男性的なピアニズムが随所に盛り込まれている。角野はヴィルトゥオーゾ全開の華麗なテクニックを聴かせながらも、しかし、その後に続くロマンティシズムの極致ともいえる激情的な箇所では、静謐さを湛えた深い情感を存分に漂わせる。ロマン派的な詩情に満ちた “あいまいな展開”、いや、ほとばしる心情的なうつろいの“あや”を、大きな流れの中に流麗に描きだす。

三曲目は再びエラールでショパンの名曲中の名曲「子犬のワルツ」。サロンで諧謔に興じる紳士・淑女の姿が思い浮かぶような絵画的な色彩感を醸しだす。古楽器でここまで表情豊かに色彩が描きだせるものかと思わず感動してしまった。

四曲目は、続けてエラールで角野の自作品 大猫のワルツ を披露。自家薬籠中の愛らしい作品を、軽やかに優雅に奏でる。伝統的なワルツのスタイルをとりながらも、現代的な世界観も漂わせるユニークさ、古楽器の持つ “アルカイックな” 音色の融合が何とも魅力的だった。

角野隼斗

角野隼斗

そして、ソロステージ最後を飾るのは、サン=サーンス作曲、リスト編曲による「死の舞踏」。オリジナルは交響詩だが、リストがピアノ独奏用にトランスクリプション(編曲)したものだ。古典楽器の演奏を続けて聴いた後に、近代メカニズムを持つスタインウェイのフルコンサートグランドで聴くこのリストによる壮大なピアノ作品は何とも印象深い。エラールとスタインウェイを交互に弾くという、角野の心憎い試みは見事なまでに功を奏していた。

言うまでもないが、冴えわたるテクニックとリズム感で角野は、この難曲を精緻に弾きあげてゆく。スケールの大きな作品の中に意図された詩的なコンテクストをいとも鮮やかに構築してしまうのだ。ダイナミズムあふれるオクターブの連打は、これから展開される不吉な変奏の予兆。まさに、自らのロールモデルとするリストが乗り移ったかのような姿と演奏に高揚感が冷めやらない。恐らく、モニター前の視聴者は、角野の手元も表情もつぶさに見えるので、よりいっそうその臨場感に浸れたことだろう。劇的なコーダに込められたよりいっそうの深淵なるポエムが、本日の角野の演奏のすべてを語るかのように意義深かった。

左から 角野隼斗、髙木竜馬

左から 角野隼斗、髙木竜馬

全4人のソロステージが終了。ここで、なんと角野、髙木両氏による二台ピアノで「ハンガリー舞曲 第5番 嬰ハ短調」が演奏されるとの日野のアナウンス。二人再びステージに登場。意気揚々とチャールダーシュのリズムにのって力強くあの旋律を奏で合う。中間部の劇的なテンポの変化でも、息もぴったり。豊かに歌いあげる。民族舞踊だけに、かなり派手なルバート(テンポの揺れ)の一糸乱れぬ一体感に驚かされる。

フェスティバルもいよいよフィナーレに突入。ここで日野より、今日のフィナーレを飾るサプライズ曲目の存在が明るみになる。なんと4人全員参加でのパガニーニ・コレクション。パガニーニの「ヴァイオリン独奏のための24の奇想曲」の終曲、第24曲の旋律をもとに、あらゆる作曲家による編曲版の演奏あり、自作の即興ありと、壮大なピアニズムが展開されるというのだ。

大井、髙木、そして、角野がステージに登場。角野があの “トイ・ピアノ” でパガニーニのオリジナルの旋律を奏でる。何ともコケティッシュ、かつ、神秘的な雰囲気が漂う。そこへすかさず、大井、髙木両氏がデュオでラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」の第11変奏を提示。「鍵盤男子」を彷彿させる大井のアレンジを経て、いよいよ、あの美しい第18変奏曲へ。二人とも渾身の力を込めて天上のメロディを聴かせる。

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左から 大井健、髙木竜馬

左から 大井健、髙木竜馬

続いて、いつの間にか、スタインウェイを弾いていた大井のもとに紀平が登場。引き継ぐように、パガニーニの旋律を用いての紀平自作による即興が繰り広げられる。あの悪魔的な雰囲気を漂わせる旋律が、紀平の自由な創造性によって、明るく、ジャジーなメロディへと進化を遂げていた。さらに、この即興演奏は見事にテーマによる変奏形式になっているのだ。様々なジャズスタイルの曲がメドレーのように紡がれてゆく。最終曲は大アルペッジョを用いた作風で、リストによる「ピアノ独奏のためのパガニーニによる大練習曲」第6番の最終変奏曲を思わせるダイナミックなピアニズムが何とも印象的だった。

左から 大井健、紀平凱成、髙木竜馬

左から 大井健、紀平凱成、髙木竜馬

左から 大井健、角野隼斗、髙木竜馬

左から 大井健、角野隼斗、髙木竜馬

紀平はソロパートを弾き終えると、すかさず、紀平の横にスタンバイしていた角野が鍵盤を引き継ぐ。ここからは角野版パガニーニの主題による即興変奏だ。こちらも、チャールストン風のスタイルから、ロマンティシズム漂わせる超リスト的なヴィルトゥオーゾ全開の作風で度肝を抜かれる。最終曲が終わりに近づくと、角野は他のピアニストたちと目を合わせ、4人そろっての最後の最後の大フィナーレへ突入。締めくくりは、ルトスワフスキ作曲「パガニーニの主題による変奏曲」。この難曲をめぐって4人全員が一斉に奏でると、恐ろしいほどの大迫力だ。最後は4人ともに派手なアクションもピタッと決まり、全員「弾き終えた!」という満足感にあふれていた。

大フィナーレの演奏後、4人の出演者全員とMCの日野が揃って、来年度の開催に向けてエールを交わす。本番一週間前の緊急事態宣言発令にもかかわらず、大成功のうちに幕を下ろした2021年の『スタンドアップクラシック ピアニズム』。ストリーミング配信は5月10日(月)まで楽しめるというのも実に嬉しい。生配信を見逃してしまったファンたちも、ぜひとも、モニターの前で、4人のピアニストによる華麗なる世界を味わってみてはいかがだろうか。

取材・文=朝岡久美子 撮影=安西美樹

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岡咲美保・千本木彩花・日高里菜が出演する、2021年7月放送アニメ『転生したらスライムだった件 第2期』の生配信番組『ジュラ・テンペスト放送局 ~『転スラ』最新情報公開記念♡女子会でキャッキャッ大騒ぎSP!~』が、5月16日(日)19時よりニコ生・YouTubeで生配信されることが決定した。

番組では、4月より放送中のTVアニメ『転スラ日記』の話や、『転スラ第2期』第2部の最新PVなどを公開予定だという。

振り返り一挙配信も

『転生したらスライムだった件 第2期』キービジュアル (c)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

『転生したらスライムだった件 第2期』キービジュアル (c)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

TVアニメ『転生したらスライムだった件 転スラ日記』キービジュアル (c)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

TVアニメ『転生したらスライムだった件 転スラ日記』キービジュアル (c)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

5月16日の生配信番組に向けて、ニコニコ生放送にて5月15日(土)17時よ『転生したらスライムだった件 第2期』第25話~第36話、『転生したらスライムだった件 転スラ日記』1日記~5日記の振り返り一挙配信が決定。こちらもお見逃しなく。

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6月11日(金)より全国映画館にて公開される『映画さよなら私のクラマーファーストタッチ』のスポーツ庁とのタイアップ企画が発表された。企画の一環として、映画のタイアップポスターを作成し、全国の中学校、高等学校、義務教育学校後期課程、中等教育学校及び特別支援学校等に配布される。

ポスターには、スポーツ庁から「スポーツが紡ぐ、絆と挑戦 ~誰もが意欲次第で、あらゆる分野で活躍できる社会を目指して。~」というメッセージが掲載されている。

現在放送中のTVアニメ『さよなら私のクラマー』は高校生編、『映画さよなら私のクラマーファーストタッチ』では中学生編が描かれる。

『四月は君の嘘』の新川直司が描く新たな青春ストーリー『映画さよなら私のクラマーファーストタッチ』は6月11日(金)より全国ロードショー。

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サロン規模のライブを中心に熱心なファンを集めてきたおんがくしつトリオが、初のフル・アルバム『Theatrical』(シアトリカル)を2021年5月14日(金)にリリースする。

おんがくしつトリオは、日本の学校教育でなじみ深い3つの楽器(ピアノ、リコーダー、鍵盤ハーモニカ)を駆使して、クラシックの名曲からポップス、ブラジル音楽まで幅広いレパートリーを現代的なセンスで表現するアンサンブル。

高度な演奏力と洒脱な編曲で聴かせるライブに定評のある彼らが、自身初となるスタジオ録音ならではの自由なアプローチで、『第三の男』(1949年公開)から『ラ・ラ・ランド』(2016年公開)まで、新旧・洋邦を問わずさまざまな映画音楽ファンに愛される作品集を完成させた。

「Moon River」(『ティファニーで朝食を』)「“ニュー・シネマ・パラダイス”より」「いのちの名前」(『千と千尋の神隠し』)ではエモーショナルに、「キャラバンの到着」(『ロシュフォールの恋人たち』)「雨にぬれても」(『明日に向って撃て!』)ではクールに、「You Can't Stop the Beat」(『ヘアスプレー』)「Another Day ofSun」(『ラ・ラ・ランド』)ではダンサブルに、そして「Part of Your World」(『リトル・マーメイド』)「生まれてはじめて」(『アナと雪の女王』)では彼らのミニマムな楽器編成を忘れるほどのスケール感で、映画と映画音楽作家への愛と敬意あふれる世界を展開している。

おんがくしつトリオ プロフィール

ピアニスト内藤晃の呼びかけで結成され、2015年1月始動。「音楽室で使ったあの楽器、実はこんなに面白い!」をコンセプトに、ピアノ・リコーダー・鍵盤ハーモニカの編成で、心踊る上質なアンサンブルを本気で追求している。教育楽器のイメージを覆す楽しいサウンドがインターネットや口コミで話題を広げ、これまでに北海道から福岡県まで16都道府県で公演やワークショップを開催。札幌コンサートホールKitara、ミューザ川崎シンフォニーホールなどの全国主要ホールに招かれ、小学校でのスクールコンサートも19校を数える。NHK-FM「横浜サウンド☆クルーズ」、インターネットラジオOTTAVA「PrimeSeat Salon」などに出演。2021年5月、待望のファーストアルバム「Theatrical」をリリース。ジャンルを横断するレパートリーのアレンジは、それぞれが作編曲活動も行なっているメンバー自身によるものである。

内藤晃(ピアノ)

演奏活動のほか、音楽書の翻訳、楽譜校訂なども手がけ、オタク的博識をいかんなく発揮している。訳書に『師としてのリスト』ほか。おんがくしつトリオ発案者、リーダー。

下中拓哉(リコーダー)

ブラジルのショーロをこよなく愛する陽気な笛吹き。人気のリコーダー指導者として全国の小学校をまわっている。吹奏楽・器楽合奏の編曲作品の出版も多い。

菅谷詩織(鍵盤ハーモニカ)

クラシック・ポップス・劇伴音楽など、幅広いフィールドで活動中。全国に鍵盤ハーモニカの魅力を広めるため精力的にワークショップも行う。

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2021年6月24日(木)~7月1日(木)天王洲 銀河劇場にて上演されるロックミュージカル『MARS RED』。本公演のメインキャスト5名が集結したキービジュアルが解禁された。

本公演は、2021年4月放送予定のTVアニメ「MARS RED」発の新作舞台。TVアニメのストーリーをモチーフに、吸血鬼になってしまった男たちが、葛藤しながらも、自分たちの生き様を歌い上げるロックミュージカルだ。主演の栗栖秀太郎役にはミュージカル『ジャージー・ボーイズ』やミュージカル『刀剣乱舞』などの人気作に出演する太田基裕を迎え、脚本・演出には舞台『憂国のモリアーティ』やミュージカル『さよならソルシエ』など多くの舞台・ミュージカル作品を手掛ける西田大輔が務める。

この度、主演の太田基裕をはじめ、平野良、中村誠治郎、糸川耀士郎、柳瀬大輔、5名が集結したキービジュアルが公開された。赤い月をバックに5名が並ぶビジュアルは、どんな公演になるのか期待が高まる。

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フィギュアスケートと歌舞伎のコラボレーションを実現させた『氷艶hyoen2017 -破沙羅-』、『源氏物語』の世界を氷上に描き出した『氷艶hyoen2019 -月光かりの如く-』と、新感覚のアイスショーを作り出してきたチームが再集結しておくる『LUXE』。アイスダンスの現役選手としても活躍する髙橋大輔が光の国の王子に扮し、世界を巡るというレビュー仕立ての作品だ。2019年公演に引き続き登場する平原綾香に、作品への思い、自作主題歌への思いを語ってもらった。

ーー2019年公演に参加されていかがでしたか。

一言では表せないようないろいろな経験ができました。さまざまなジャンルの人たちが集まって、歌手も俳優も滑り、スケーターも歌って演技もするこんなショー、世界中探してもどこにもないんじゃないかなというくらい画期的な作品に出させてもらって本当に楽しかったです。

ーーご自身も滑ってみていかがでしたか。

氷の上ってすごく滑るんだなって思いました。スケーターにとっては当たり前のことかもしれませんが、改めて、皆さん、氷の上で本当にすごいことをされているんだなと。私も滑りながら歌いましたが、滑らない床がどれだけ歌いやすいか実感しました。スケートで滑りながら歌う練習をしていた最中に、自分のコンサートがあったんですが、歌いやすくてしかたなくて……。滑らない床ってこんなに歌いやすいんだっていうことに感謝できました。すーっと滑っていても、ちょっと段差があったりすると、声が震えないようにしなきゃいけない、そんなこともありましたし、踊りながら歌うことは経験していますが、それとはまた違う繊細な身体の動きを必要としていて。いい経験ができました。

スケートの練習風景より 平原綾香

スケートの練習風景より 平原綾香

ーーそれまでに滑った経験は?

私は、小さいときに遊びで一回か二回は滑った程度でしたが、フィギュアスケートを観るのは大好きで。実は、フィギュアスケートを滑りながら歌うというのがデビュー当時からの夢だったんですが、前回、それが叶ったんです。まさか今世で叶うとは思ってもいなくて。フィギュアスケートってもう本当に素敵なので。ああやって滑りながら歌ったら最高のエンターテインメントだな、あんな風に滑れたらいいななんて思いながらずっと観ていたんです。デビュー当時、インタビューでよく話していた夢でしたが、そのインタビューを聞いてということではなく、前回演出された宮本亞門さんから声をかけていただいて。言葉にして言うと叶うんだなって思いました。デビューしてから、2007年の『日米対抗フィギュアスケート』でテーマソングの「To be free」を担当して、その曲で滑られた浅田真央さんのエキシビションで歌ったり、国歌斉唱をしたりということはありましたが、自分が氷の上でスケート靴をはいて滑って歌うという経験はなかったので、昔から観ていたあのスケーターたちが実際にいるというのが不思議で。あまりに近すぎるとだんだんすごさがわからなくなってくるというか。
だって、大ちゃん(髙橋大輔)と一緒に滑るなんて本当にすごいことなのに、そばにいるとだんだんそれが普通になってきて、ふと我に返ると、すごいことをさせてもらっているんだなって。今回のリハーサル中も、大ちゃんと(村元)哉中ちゃんの練習を見ていたら、ファンの方はこれを見たらもう倒れちゃうんじゃないかっていうくらい本当に素晴らしい滑りで、ふと我に返ってああ幸せだなと感じる、そんな現場です。

ーー今回はレビュー仕立ての作品となっています。

私は前回よりは滑らない、歌手としての登場がメインと言われていたのですが、どうやらけっこう滑るみたいです(笑)。だから、歌もスケートも練習しなくてはいけないですね。公演はレビュー形式なので、いろいろな世界を楽しめます。今は旅行をするのは難しいですが、『LUXE』という作品を通して旅してくださいというのがテーマのひとつでもあって。でも、自分自身、何か本当に旅ができちゃうなって感じる世界観、衣裳、そしてみんなの滑りがつまった、目が離せない作品になると思います。

平原綾香

平原綾香

ーー役どころをお聞かせください。

みんなそれぞれ何役か演じたりしますが、私は最初のシーンで“シバの女王”を演じます。中東みたいな雰囲気のものは大好きですし、衣裳も素敵なので、楽しみたいなと。パリのシーンでは“ダイヤモンドの歌手”に扮して、キラキラした衣裳で主題歌「LUXE ‐リュクス‐」と、「愛の讃歌」や「黒い鷲」といった有名なシャンソンも歌います。「愛の讃歌」は本当にいい曲だなと改めて感じていて、ずっと聴いていたら夜中涙が出てきてしまったくらい。私自身いい曲に出会えていますね。いろいろな国を旅するレビューですが、音楽の旅行もできる感じがしていますし。二幕では“パッショネイトの歌手”として、サンバの衣装を着て、「ラ・バンバ」をみんなで歌います。この衣裳が、まさにリオのカーニバルで使われているような緑の豪華絢爛なものなんです。柚希礼音さんは羽根を背負ってのダルマの衣装で、ハイレグもすごくて。他にもいろいろなシーンがありますが、私一人だけでも本当にいろいろな世界を旅できる感じです。

ーー今回、宝塚歌劇団の演出家である原田諒さんが初参加されています。

歌詞がけっこう早口な部分が多いですが、それは宝塚仕様なんだとうかがいました。宝塚のレビューって少し早口が多いらしくて。宝塚独特の譜割りというか、世界観というか、テンポがいいし、歌詞もいっぱい詰め込んで軽快に歌うというところがあるみたいです。宝塚にはお友達が何人かいるので観に行ったこともありますが、やっぱり素晴らしい世界ですよね。宝塚ならではのきらびやかさや、宝塚ならではのやりきる感、そして、いろいろな国の音楽をやっていてもちゃんと宝塚印がついているようなところがあって、それはすごく勉強になっています。もっと大きくもっと華やかにというところを、宝塚フレーバーから教わっている感じがします。

平原綾香

平原綾香

ーー平原さんの作った主題歌を、髙橋大輔さんがインタビュー時にかっこいいとおっしゃっていました。

大ちゃんにほめられて、うれしかったです。頑張って作ってよかったなって。今回、主題歌も制作できるということで、2019年公演のときに学んだ知識を、スケーターの人たち、出演者の人たちにどうやったら表現していただけるだろう​と考えに考えた結果できあがった歌なので、ほめられて安心しました。もちろん、“旅”もひとつのコンセプトではありますが、私の中では、コロナ禍で作った歌なので、みんないっぱい我慢してきて、いっぱいつらい思いもして、どこにも光が見えないような気持ちになってしまったこともあると思うんです、私もそうだったので。でも、そんなときに、この曲を聴いたり、今回の作品の世界にふれたりしたときに、何か立ち上がるきっかけになるような曲になったらいいなと思っていて。キーワードは「立ち上がる」なんです。苦しくてもそれでも生きていく、苦しくても立ち上がる、病から立ち上がる、失恋から立ち上がる――。やっぱり、立ち上がることはとてもしんどくて、大変なことが多いと思うんですが、苦しくても立ち上がれるということを伝えたい、どんなに傷ついても立ち上がれるということをみんなで証明していこうよという気持ちで書きました。歌うときはどうやら空中ブランコに乗っているらしいので、やはりただでは歌えないなっていう感じですが(笑)。
今回、劇中の主題歌のアレンジや打ち込みも担当させてもらっています。自分が思う『LUXE』のイメージを、誰かに頼むのではなく、自分で作ることができたのは、私の音楽人生において大きな第一歩になったような気がします。実はレコーディングも自分で行ったんです。コロナ禍だから何でも自分でやらなくてはいけなかった部分が、自分を鍛えてくれたというか。大変でしたが、いい経験になったかなと思っています。

ーー他ジャンルの方とのコラボレーションで得られるものとは?

その道のプロが集まっているので、得られるものが本当に多いです。スケーターの方が実際にスケートを教えてくださるし、歌手たちはスケーターの人たちに歌を教えて、俳優の方はスケーターの人たちに演技を教えて……。みんなそれぞれ自分の技を伝え合う、そんな経験は本当になかなかできませんし、この現場だけだなと思います。こういう大きなカンパニーだと、グループみたいなものができてしまう可能性もありますが、それが一切ないのがすごいです。みんな仲良しで、それがすごく心地いい。でも、自分の身は自分で守らなきゃいけない現場でもあります。氷の上に立ったら、誰かが助けてくれるわけではないので、そこはミュージカルやコンサートとはちょっと違うところです。このタイミングで出てくださいねというのがないので、自分でタイミングを見て出なきゃいけない、そこはしっかり気を張っていないとというのがあります。

平原綾香

平原綾香

ーー平原さんの歌で髙橋さんが滑るシーンもあるとか。

「黒い鷲」で“かなだい”のダンスがありますし、二幕、主題歌で滑るシーンがあって、楽しみです。それと、最後の曲で、光の王子とシバの女王のデュエットがあって、それもすごく楽しみです。玉麻尚一先生が作られた、とても感動する曲なんです。

ーー歌う上で、髙橋さんのスケートに刺激を受けたりということは?

大いにありますね​。私は歌うとき、自分の身体は動かしていなくても、心の中ではいっぱい手を広げて歌っているんです。そこを、まさに目の前で、自分の歌に合わせて手を広げて滑っている姿を見せてもらえるので、とても歌いやすい。歌を支えてくれて、刺激してくれます。私もクラシック・バレエをずっとやっていたので、クラシック・バレエの表現のイメージもあるのかもしれませんが、フィギュアスケートはさらにスピード感もあるし、氷の世界が広がっているので、非常に刺激を受けて歌えていると思います。

ーー見どころをお願いします。

最後多分お客様は泣いてしまうんじゃないかっていうくらい、音楽だけでも感動する作品だと思います。ラストで大ちゃんも私も歌いますが、光の王子が本当に光になってみんなを照らすような感じで終わるんです。本当に髙橋大輔くんってスーパースターだな……という感じで、感動して終わる。だから、歌も聞き逃せない、目も演技やプロジェクションマッピングを見逃せない、一回観ただけでは気が済まない作品なのではないかな。前々回、前回もそうでしたが、今回の作品は息もつかせぬ演出というか、さらに目まぐるしいと思います。コロナ禍でみんながいろいろ我慢してきたこと、したくてもできなかったことを、目の前で観られる、体験できるという……本当に夢の世界です。
『LUXE』というタイトルに戻っていくと、自分自身、自分が本当に大切にしているものは何だろうとか考えるようになりました。この作品でも思うのは、やっぱり、何かあったかいもの、今ふれあえないからこそ伝えたいものがあるなと。私はいつも音楽で、抱きしめ合えないけど音楽のハグを届けたいと思って頑張っていますが、この『LUXE』という作品も、皆さん一人ひとりを抱きしめるようなあったかい作品だと思うので、ぜひ抱きしめられに来てほしいです。

平原綾香

平原綾香

取材・文=藤本真由(舞台評論家)

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2021年6月10日(木)より、天王洲 銀河劇場にて上演される『「BANANA FISH」The Stage -前編-』のキャラクタービジュアルが解禁され、合わせて、公演のライブ配信が決定したことが発表された。

今回公開されたのは、既にビジュアルが公開されていたアッシュ・リンクス役 水江建太、奥村英二役 岡宮来夢の他、マックス・ロボ役 内田朝陽、フレデリック・オーサー役 早乙女友貴など、彼らを取り巻く登場人物たちのキャラクタービジュアル。

合わせて発表されたライブ配信は、6月10日(木)18:30、6月19日(土)18:30、6月20日(日)13:30の3公演で、シアターコンプレックスにて配信される。配信詳細は後日、公式サイト・公式Twitter・ネルケプランニング公式サイトにて発表予定だ。

アッシュ・リンクス役 水江建太   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

アッシュ・リンクス役 水江建太   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

奥村英二役 岡宮来夢   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

奥村英二役 岡宮来夢   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

マックス・ロボ役 内田朝陽   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

マックス・ロボ役 内田朝陽   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

フレデリック・オーサー役 早乙女友貴   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

フレデリック・オーサー役 早乙女友貴   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

李月龍役 佐奈宏紀   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

李月龍役 佐奈宏紀   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

シン・スウ・リン役 椎名鯛造   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

シン・スウ・リン役 椎名鯛造   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

伊部俊一役 冨田昌則   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

伊部俊一役 冨田昌則   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

ショーター・ウォン役 川﨑優作   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

ショーター・ウォン役 川﨑優作   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

ディノ・F・ゴルツィネ役 赤星昇一郎   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

ディノ・F・ゴルツィネ役 赤星昇一郎   (C)吉田秋生・小学館/「BANANA FISH」The Stage製作委員会

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2021年5月27日(木)~5月30日(日)労音大久保会館 R’s アートコート‪にて朗読劇『天草独立戦記』が上演される。本作の全キャストとチケット販売の詳細が発表された。

小松昌平、塩口量平、須賀貴匡、西原健太、宮本大誠、森希翔という魅力的なキャストが参加することがすでに発表されている本作。新たな顔ぶれが追加され、全キャストが顔を揃えた。

1人目はミュージカル、新劇、時代劇、ストレートプレイと幅広い活躍をみせる百名ヒロキ。強いリーダーシップを発揮する総理大臣を支える作中でも重要な役どころを担う。数々の舞台でその存在感を遺憾なく発揮してきた百名。本舞台でもその姿を堪能することができるだろう。

百名ヒロキ

百名ヒロキ

2人目は公開オーディションを勝ち抜き、出演が決定した高橋里央。ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!』『夢王国と眠れる100人の王子様 on Stage』などで、その実力を発揮してきた高橋が今作ではどのような魅力を発揮するのか注目したい。

高橋里央

高橋里央

8名のキャストが、朗読劇という世界の中でどのようなドラマを展開してくれるのか、期待が高まる。また、チケットも5月8日(土)12:00 からプレオーダーにて申込みが開始。なお、小松昌平と森希翔はダブルキャストでの出演となる。

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5月7日(金)、千葉LOOKから全国11箇所をまわるツアーを開催するw.o.d.のYouTubeラジオ番組がリニューアル。その名も「とりくんラジオ」 。

ライブパフォーマンスと、音源・映像作品等アートワークにもこだわりを見せる彼らのストイックなイメージとはギャップがあるメンバー同士のゆるい雑談や、 ここでしか聴けない裏話が盛りだくさんの内容となっている。

メンバーひとりずつが担当する回もあるそうで、未だ知られていないw.o.d.メンバーを知ることができる番組になりそうだ。番組では、リスナーからのメッセージを募集。w.o.d.への質問、恋や学校、仕事のお悩みなど自由に送ってほしいとのこと。

「とりくんラジオ 第1回」 毎週木曜日 22:00配信予定 Official Youtube Channelほか、ポッドキャスト等でも追って配信予定

 

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Official髭男dismが、本日・5月7日(金)にデジタルシングル「Cry Baby」をリリースした。本楽曲は、現在放送中のTVアニメ『東京リベンジャーズ』オープニング主題歌として書き下ろされた楽曲だ。同作品は、2017年より「週刊少年マガジン」にて連載中の和久井健による、累計発行部数800万部を超える大人気漫画『東京卍リベンジャーズ』のアニメ化作品である。

さらにミュージックビデオのフルサイズもヒゲダンの公式YouTubeチャンネルにて公開された。今回のミュージックビデオの監督は、Official髭男dismの作品を多く手がける新保拓人監督が担当しており、スクラップを集めた豪華なセットで撮影されたものとなっている。

Official髭男dismは、2021年6月23日(水)・6月24日(木)に横浜・ぴあアリーナMMにて、有観客のワンマンライブ「Official髭男dism Road to 『one – man tour 2021-2022(仮)』」を開催する予定だ。さらに2021年9月からは全国16都市46公演の「Official髭男dism one – man tour 2021 – 2022(仮)」を開催することが発表されている。ヒゲダンにとって、約1年4ヶ月振りの有観客ライブの開催となる。「Official髭男dism Road to 『one – man tour 2021-2022(仮)』」は後日オンラインライブとしても配信されることが決定している。

「Cry Baby」MV

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