BTS、「Butter」のミュージックビデオがYouTube史上最多再生記録を更新 24時間以内の再生数でみずからの「Dynamite」を超える

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5月23日(日)、BTSの新曲「Butter」のミュージックビデオがYouTubeのMV史上24時間最多再生数記録を更新した。

5月22日(土)に公開された「Butter」MVは、24時間で1億820万回再生を記録。同じくBTSの「Dynamite」MVが保持していた、1億110万回/24時間の再生回数を超えた。これで、BTSはYouTubeの24時間MV最多再生数で1位と2位の記録を独占することとなった。

 

また、「Butter」MVのYouTube公開で最大同時接続者数390万人を超え、こちらも歴代最高記録を達成。「Dynamite」の300万人を更新している。

なお、BTSは5月24日にアメリカ・ロサンゼルスで開催される『ビルボードミュージックアワード 2021』で「Butter」をパフォーマンスする予定だ。

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斉藤壮馬のライブツアー『斉藤壮馬 Live Tour 2021 “We are in bloom!”』から、東京・東京ガーデンシアター公演の模様が、6月30日にMUSIC ON! TV(エムオン!)で放送されることが決定した。

『斉藤壮馬 Live Tour 2021 “We are in bloom!”』は、昨年2020年12月23日に発売された2ndフルアルバム『in bloom』を携えて開催された、斉藤の初ライブツアー。4月17日の福岡公演を皮切りにスタートした。MUSIC ON! TV(エムオン!)で放送されるのは、オンラインライブとも異なる再編集版。さらに、オンラインライブでは配信されなかった日替わり楽曲や、撮り下ろしコメントも予定している。

そのほか、斉藤の直筆サイン入りツアーグッズプレゼント企画も行われるとのこと。詳細は、エムオン!のキャンペーンサイトを確認しよう。

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EGOISTが、新曲「絶体絶命」(ゼッタイゼツメイ)を6月16日(水)に配信限定シングルとしてリリースすることがわかった。

新曲「絶体絶命」は、昨年2020年4月13日(月)にリリースされた「最後の花弁 (The meaning of love)」以来、約1年ぶりとなるEGOISTの新曲。スマートフォンゲーム「アズールレーン」簡体字版リリース4周年記念の主題歌だ。

なお、「絶体絶命」のリリースに先駆け、6月2日(水)にはbilibili動画にて「絶体絶命」ミュージックビデオが先行公開される。映像は、『アズールレーン』とのコラボMVでもあるとのこと。

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三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEが6月16日(水)にリリースするニューシングル「100 SEASONS / TONIGHT」の新ビジュアルを公開した。

新ビジュアルには、オレンジ色に染まった黄昏空を見つめる後ろ姿の7人が写し出されている。シングル収録楽曲の「100 SEASONS」には、「100年の季節を共に過ごしたい」というファンへの想い、「こんな時代だからこそ頑張り過ぎなくていい」という想いが込められているという。

なお、5月25日(火)にはミュージックビデオの公開と先行配信が控えている。

 

 

 

 

 

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マカロニえんぴつが、全国9都市を回る『マカロックツアーvol.12〜生き止まらないように走るんだゾ!篇〜』を開催することを発表した。

ツアーは、9月28日(火)新潟公演を皮切りに回り、全国ホールツアー『マカロックツアーvol.11〜いま会いに行くをする篇〜』で足を運べなかったエリア(新潟、岡山、香川)を含む全15公演で開催され、ホールツアーでチケットが入手困難だったことも受けての追加ツアーという位置付けで開催される。

そして、ファンにとっては待望となる、マカロニえんぴつオフィシャル無料ファンサイト『OKKAKE』が本日より無料オープン。『OKKAKE』では、デジタルパンフレットやコンテンツ会議MOVIEなどのコンテンツを届ける。

約2ヶ月程の無料期間を予定しており、今後も様々なコンテンツが更新される予定。今後は今回発表されたツアーの最速チケット先行も予定している。また、5月28日(金)最新曲「八月の陽炎」配信開始に伴い、新アー写も公開された。

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5月22日(土)、『ハンサム落語2021』が浅草花劇場にて開幕した。あわせて、キャストによるコメントと舞台写真が到着している。

『ハンサム落語』は、古典落語を現代風にアレンジして若手俳優が演じる公演。昨年2020年は、コロナ禍でのリモート生配信公演が行われた。8年目、約2年ぶりとなる『ハンサム落語2021』には、磯貝龍乎、平野良、宮下雄也、林明寛、碕理人に加え、新メンバーとして、千田京平、二葉要、二葉勇らが出演。舞台『弱虫ペダル』の作・演出家として知られる西田シャトナーが俳優として参戦している。

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

キャストコメントは以下のとおり。

磯⾙龍乎

お久しぶりの公演でございます!楽しみでいっぱいです!

二人一組でやるハンサム落語は組み合わせが毎回楽しみです。お馴染みのコンビや斬新な組み合わせのコンビ。

どうなってしまうんだろうとワクワクが止まりません!

皆様に楽しんでいただけるように尽力致しますのでよろしくお願い申し上げます!

 

碕理人

ハンサム落語 2021に出演させていただきます、碕理人です!

今回、ハンサム落語に約5年ぶりの出演となります!これまで2回出演していますが、もう新人です!立ち位置的にはバイトリーダーです!

ハンサム落語は 4 演目やり一組 2 演目をやらせていただきます。組合せや、演目によって全然違いますし、本番では何が生まれるか、どんな化学反応が起きるのか分からないという点が、ハンサム落語の楽しさでございます!このようなご時世の中ですが、皆さんに笑いを届けられるように全力でやらせていただきます!

 

千田京平

いつも応援いただき、有難うございます!

長きにわたり愛されている作品に携われて嬉しく思います!

ハンサム落語の世界を右も左も分からぬまま稽古に励み、難しい面や楽しい部分も多く、本当に貴重な時間となりました。あと漢字が全然読めませんでしたが、本番では頑張ります!

最後に見所はですね、全部を楽しんで頂けると思います!ぜひ!

 

西田シャトナー

参加させていただけることに自分でも驚いておりますが、しっかり楽しく演じさせていただきます。

自分の人生をどれだけ肯定できるか、どれだけ家族や仲間や客席と共にあることができるか、そうしたことが落語には大切だなと感じています。ご期待ください。

 

林明寛

この度は、「ハンサム落語」2021 にお越し頂きありがとうございます!

長く続いてるハン楽にまた携わらせて頂き光栄です。

今回は、磯貝とのコンビだけなのでやらかしすぎないように気をつけます(笑)

 

平野良

ハンサム落語がまた始まる。

リモート配信も含めれば13回目ということで改めてこの演目の底力に感嘆します。掛け合いからのみ生まれる無限の色合い、究極のマンパワーなる作品だと思う。気づけばキャストの半分くらいが舞台演出をしているという不思議なメンバーたちが織りなす世界をお楽しみいただきたい。

 

二葉要

今回、落語に初めて触れたのですが、落語の奥深さや楽しさを感じることができました。

また、2人で掛け合うこのハンサム落語は、人が変わるとまた全然違うものになるのが面白い所だなぁって思いました。落語本来の面白さを伝えつつ、僕らなりの表現も織り込み、皆様に楽しんでもらえるよう頑張ります!

 

二葉勇

落語に初めての挑戦になったのですが、稽古を重ねるに連れてどんどん落語が好きになってすごく楽しい気持ちが溢れて来ました。

お客様にも落語を好きになってもらえるように精一杯やらせて頂きたいと思います!

 

 

宮下雄也

笑えない状況ですが、笑わせます。ほんまそれだけです。本番迎えられるって事がめちゃくちゃ嬉しいです。

来て頂いたお客様を絶対に楽しませます。

劇場内は完璧な感染予防対策をしてます。

観劇中は色々な事を声出して笑って忘れて下さい!

 
カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

カメラマン=鏡田伸幸

 

なお、『ハンサム落語2021』の配信とDVDの発売も決定している。詳細は、公式サイトを確認しよう。

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濱田龍臣・宇佐卓真がW主演をつとめる『パセリがすねた』が本日5月23日に開幕した。

『パセリがすねた』は、レストランの会場360度を舞台に展開する公演「劇メシ」の最新作。今回は、レストラン・表参道bambooのバンケット全体を使った物語が展開。新じゃが、パセリ、トマト、バジル、牛バラなど、食材を擬人化したコメディが繰り広げられた。

劇メシ『パセリがすねた』ゲネプロより

劇メシ『パセリがすねた』ゲネプロより

5月22日のゲネプロでは、新じゃがを演じた濱田が「いよいよ劇場に入り、しっかりと音響・照明・衣装が入って、気合が入りました。レストランのいたるところでお芝居をするので、お客様との距離が本当に近く、ぼくたちも演じながらどこに向こうかと迷ったりもしましたが、それがこの舞台のいいところだと思うので、ぜひお客様には楽しんでいただきたいです」とコメント。主演として、パセリ役に抜擢された宇佐は「あっという間に本番まできました。あの頃は、『野菜の役?』と意味も分からずにいましたが、お稽古を進めるうちに、『パセリは自分と似ているな』と思うようになりました」と振り返り、「ファンタジー映画を見るような気持ちでいながら、食材それぞれのキャラクターの中でご自身の似ている個性を見つけていただきながら楽しんでいただきたいです」と語った。

劇メシ『パセリがすねた』ゲネプロより

劇メシ『パセリがすねた』ゲネプロより

劇メシ『パセリがすねた』は、5月23日・24日に3公演が開催され、全公演が生配信される。また、開演の約15分前からスペシャルムービーが配信されるほか、5月23日の昼公演・夜公演のあとには、キャスト全員が登場するアフタートークショーも行われる(※5月24日公演後のトークショーは無し)。

劇メシ『パセリがすねた』ゲネプロより

劇メシ『パセリがすねた』ゲネプロより

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2021年6⽉26⽇(⼟)〜7⽉4⽇(⽇)吉祥寺シアターにて、ロロいつ⾼シリーズファイナル 2本⽴て公演、vol.9『ほつれる⽔⾯で縫われたぐるみ』vol.10『とぶ』の上演が決定した。

vol.9『ほつれる⽔⾯で縫われたぐるみ』

vol.9『ほつれる⽔⾯で縫われたぐるみ』

vol.10『とぶ』

vol.10『とぶ』

2015年からスタートし、現在まで8作品を発表してきた、ロロの⼤⼈気企画”いつ⾼シリーズ”。シリーズファイナルにして、はじめて新作2本⽴ての上演となる。さらに過去作8本の公演映像を観ることができる前売り特典も発売されるとのこと。この機会に連作⻘春群像劇の集⼤成をチェックしてみてはいかがだろうか。

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ザ・ブロードウェイ・ストーリー The Broadway Story
VOL.13 『オン・ザ・タウン』とバーンスタイン考

文=中島薫(音楽評論家) text by Kaoru Nakajima

 1957年に、今なお再演を繰り返す傑作『ウエスト・サイド・ストーリー』を放つ、レナード・バーンスタイン(作曲)とジェローム・ロビンス(振付)。2人にとって、ブロードウェイでの出世作となった快作が、休暇でNYを訪れた水兵の物語『オン・ザ・タウン』だ。初演は、第二次世界大戦中の1944年12月。ここでは当時のキャストへのインタビューと、作品の知名度を高めた映画版を紹介しつつ、バーンスタイン楽曲の魅力に迫りたい。

ニューヨーク・フィルを指揮するレナード・バーンスタイン(1945年)

ニューヨーク・フィルを指揮するレナード・バーンスタイン(1945年)

 

■すべての音楽を同等に愛したバーンスタイン

 原作となったのが、1944年4月に上演されたジャズ・バレエ『ファンシー・フリー』。バーンスタインにとって初のバレエ音楽作曲、ロビンスも振付師デビューとなった一篇だ(ロビンスは出演も兼ねた)。『オン・ザ・タウン』は、このバレエのミュージカル・コメディー版。24時間の休暇を取ってNYに上陸した水兵のゲイビー、チップ、オジーの3人が、「ミス地下鉄」に選ばれたダンサーのヒルディ、タクシーの運転手ヒルディ、人類学者クレアに恋をする物語だ。脚本と作詞は、後に「雨に唄えば」(1952年)や「バンド・ワゴン」(1953年)など、ミュージカル映画の脚本で高い評価を得る、ベディ・カムデン&アドルフ・グリーンのコンビ。2人はクレア役とオジー役で、キャストにも参加している。

ジェローム・ロビンス(1951年撮影)

ジェローム・ロビンス(1951年撮影)

 そして、独創性溢れる音楽を生み出したのがバーンスタイン。少年時代から彼と親しく、後にアレンジャーに転じ、『ウエスト・サイド~』初演や映画版(1961年)の編曲に関わったシド・ラミンに取材をした際、彼の音楽に対する姿勢を、「レナードはクラシック音楽の世界で名を上げながら、ミュージカル・ナンバーやジャズにラテン、流行歌に至るまで、あらゆる音楽を常に同じ目線で捉えていました」と語ってくれた。その言葉を証明するように、本作もカラフルな楽曲が満載だ。最も有名なナンバーとなったのが、冒頭で水兵3人が歌うNY賛歌〈ニューヨーク・ニューヨーク〉だろう。さらに、街の喧騒と高揚感を活写した音楽に誘発され、生き生きと躍動的なダンスへと転化させたロビンスの振付も絶賛を浴びた。

バーンスタインがニューヨーク・フィルを指揮し、『オン・ザ・タウン』などの自作曲を再録音した「バーンスタイン・コンダクツ・バーンスタイン」(1960&63年録音/輸入盤CD)

バーンスタインがニューヨーク・フィルを指揮し、『オン・ザ・タウン』などの自作曲を再録音した「バーンスタイン・コンダクツ・バーンスタイン」(1960&63年録音/輸入盤CD)

 

■ヒロインを演じた日系ダンサーの回想

 そして初演で特筆すべきは、2月に本連載の番外編『アリージャンス~忠誠~』の特集でも紹介した、ヒロインのアイヴィを演じた日系バレエ・ダンサーの存在だろう。名前はソノ・オーサト(大里園)。父親が日本人、母親はアイルランド=フランス系カナダ人だった。彼女は、3年前に99歳で大往生。私は最晩年の彼女に、NYの自宅で話を訊く機会に恵まれたが、作品で描かれるヒロイン像を、こう語っていたのが興味深かった。

「アイヴィが向上心に溢れるダンサーなら、ヒルディとクレアも職業に就いていた。第二次大戦中は、男性が兵役に服していたので、多くの女性が造船所や工場で働いていました。努力してスキルを身に付けた女性の姿を描いたという意味でも、画期的なミュージカルだったわね」

『オン・ザ・タウン』1944年初演の舞台より、ソノ・オーサトとゲイビー役のジョン・バトルズ

『オン・ザ・タウン』1944年初演の舞台より、ソノ・オーサトとゲイビー役のジョン・バトルズ

 オーサトに、劇中で最も好きな曲を訊ねると、〈サム・アザー・タイム〉と即答。これは二幕の終盤、休暇を終え船に戻る男たちとクレアを中心に、「楽しみが始まったばかりなのに、想いを果たせぬままお別れ。でも、いつの日かまた逢って、埋め合わせをしましょう」と歌われる感傷的なバラードだ。彼女は続ける。

「舞台がハネて劇場の外に出ると、つかの間の逢瀬を惜しむ水兵さんのカップルが、実際に大勢いました。やがて戦地に戻り、命を落とした人もいたでしょう。だからあの曲には、センチメンタルな中に刹那的な時代色が色濃く出ている。作品の核とも言える、重要なナンバーなのよ」

■キャッチーな新曲が捨て難い映画版

 冒頭で触れたように、本作が広く知られたのは、1949年に公開された映画版のおかげ(日本では1951年公開。邦題は「踊る大紐育」)。前述の「雨に唄えば」や「バンド・ワゴン」と並ぶ、MGM映画を代表するミュージカルとなった。主演は、ゲイビー役のジーン・ケリーを始め、フランク・シナトラ(チップ)にヴェラ=エレン(アイヴィ)、アン・ミラー(クレア)ら個性的な実力派揃い。ケリーはスタンリー・ドーネンとの共同で、監督と振付も手掛けた。

「踊る大紐育」(1949年)アメリカ公開時のポスター

「踊る大紐育」(1949年)アメリカ公開時のポスター

 しかし、これがブロードウェイ版に忠実な映画化と問われれば、さにあらず。バーンスタインの楽曲で使用されたのは、〈ニューヨーク~〉や、〈ミス地下鉄バレエ〉と〈ニューヨークの一日〉など、長尺のバレエ音楽を含む5曲のみ。その他大半の曲は割愛されてしまった。これはバーンスタインのナンバーが、映画を観に来る一般の老若男女には、高尚過ぎると判断されたため。MGM首脳部は、誰もが口ずさめるようなヒット曲を求めたのだ。

「踊る大紐育」日本公開時のプログラム

「踊る大紐育」日本公開時のプログラム

 そこで映画用に新曲を作曲したのが、ロジャー・イーデンス(1905~70年)という人だった。ジュディ・ガーランドのヴォーカル・コーチとして彼女の才能を開花させ、ソングライター、編曲家、プロデューサーと幅広く活躍した才人だ。彼が、作詞家カムデン&グリーンと組んで書き下ろしたナンバーは、耳に馴染み易く決して悪くない。タップの女王ミラーを中心に、ケリーやシナトラらと賑やかに繰り広げられる〈先史時代の男〉や、故郷に想いを馳せるケリーとヴェラ=エレンが踊る〈メイン・ストリート〉は、なかなかの佳曲。また、NYロケをふんだんに使った〈ニューヨーク~〉など、ケリーの活気ある演出が圧巻で、楽しい秀作に仕上がっている。

ブルーレイは、ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントより発売

ブルーレイは、ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントより発売

 

■初演から70年を経てもユニークな楽曲

 以降ブロードウェイでは、1971年と1998年にリバイバル。だが共に短命に終わった。時代色を反映した初演から長い時を経て、単純極まりないミュージカル・コメディーと化してしまった本作は、観客の感興をそそる魅力を失っていたのだろう。だがその後、音楽とダンスが今一度真価を発揮したのが、2014年の再演だ(トニー賞リバイバル賞ノミネート)。

 初演時の慣習に倣い、序曲の前に全員起立でアメリカ合衆国国歌斉唱。本作が、第二次大戦中に上演された作品である事実を認識させられたが、米国民でないこちらは戸惑うばかり。しかし作品は見事だった。28人編成のオーケストラが奏でるバーンスタイン楽曲が圧巻で、〈ニューヨーク~〉以外にも、ジャズ調やラテン系など心弾む旋律に改めて感嘆。特に、ゲイビーが歌うリリカルなバラード〈ロンリー・タウン〉と〈ラッキー・トゥ・ビー・ミー〉が美しく、彼に扮したトニー・ヤズベックの堂々たるソング&ダンスにも魅了された(ヤズベックは、2015年の『プリンス・オブ・ブロードウェイ』プレミア公演などで来日)。

『ワンダフル・タウン』、2003年の再演版オリジナル・キャストCD(輸入盤)

『ワンダフル・タウン』、2003年の再演版オリジナル・キャストCD(輸入盤)

 また一方で、前述のようにハイブラウ感漂う難曲も多く、一部のジャズ歌手やキャバレー・シンガーには愛されてはいるものの、一般大衆には浸透し難い特殊性も感じ取った。ちなみにバーンスタインのミュージカル・コメディーでは、『ワンダフル・タウン』(1953年初演)も必聴。〈コンガ!〉や〈スウィング!〉、〈調子外れのラグ〉などコミカルなナンバーが楽しく、個人的にはこちらが好みだ。次号VOL.14では、ウエストエンドとブロードウェイを制覇したスター、ガートルード・ローレンス(1898~1952年)を特集しよう。

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ACIDMAN ニューアルバム配信ライブ  2021.5.21

爆発する色彩とめくるめく仮想現実の映像が、画面を閉じた今も目に焼き付いて離れない。5月21日19時に初回配信された『ACIDMAN ニューアルバム配信ライブ』。それは未だタイトルも発売日も発表されていないニューアルバムからの新曲を披露する、ロックバンドとして前代未聞の試みというだけではない。巨大な4面LEDパネルとXR映像のメディアサーバーを常備した新設スタジオ「BLACKBOX3」をフルに活用した、新時代のライブパフォーマンスの扉を開ける挑戦だ。五感を震わす光と画像、そして輝く新曲たち、すべてが至高のひとときだった。

モノトーンの暗闇と無音状態を切り裂く浦山一悟のスティック一閃、佐藤雅俊がファンキーなスラップベースを決め、大木伸夫がキレキレのカッティングで曲を加速させる。「Visitor」と題された1曲目は、ACIDMANらしいアッパーなロックンロールの骨格にファンクの衣装をまとい、フィジカルなグルーヴで駆け抜けてゆく曲だ。背後のLEDパネルと画面上のエフェクトがシンクロし、幾何学模様とサイケデリックなシンボルが発光する、驚くほどにクリアな色彩が画面を覆い、精密な演奏がぐんぐん熱を帯びてうねりだす。短い曲だが、インパクトは絶大。続いて登場するのは、重いグランジばりのギターリフに、久々に3人の掛け合いシャウトが聴ける「歪んだ光」だ。ライブで聴いたらとんでもない熱狂を巻き起こすであろう、堂々たるヘヴィロックチューン。白い閃光が縦横無尽に画面を突っ切る姿はまるで3Dのようで、乱反射に目がくらむ。ひとこと、かっこいい。

「1日も早く作ったものを聴いてもらいたいと思って、何がベストか?を考えた時に、配信ライブをもう一回やろうと思いました。このBLACKBOX3は俺たちにとって最高の空間です。画面越しではありますが、本気でやりますので、みなさん最後まで楽しんでください」

トレードマークのハット、ブラックスーツにネクタイで決めた大木がこの日の趣旨を丁寧に語る。「アルバムは八割方できていて、今日はその八割を全部やります」と宣言する。3曲目「Rebirth」は昨年9月に配信リリース済みの曲で、サウンドはある意味ACIDMANの王道路線、大木の弾く切れ味鋭いギターリフ、リズム隊の繰り出すファンクでロックでダンスなグルーヴに乗って軽やかに疾走する、ライブ映え間違いなしの1曲。続く「灰色の街」も昨年にリリースされた曲で、生のライブでも聴いているが、ここでは配信ならではのエフェクトを使い、モノクロームな映像から曲がぐんぐんエモーショナルに盛り上がってゆき、ラストは一気にカラー映像に変わるという劇的な演出がぴたりとハマった。ACIDMANの楽曲にはそれ自体にドラマがあり、照明や画像エフェクトとの相性が極めていい。最新機器を備えたBLACKBOX3のシステムならばなおさらだ。

サトマと一悟がストイックに刻むワンコードのファンキーなリフに、大木がエレクトリックピアノでメランコリックなメロディを添えるインスト曲「Link」は、その次の「ALE」へのいわば序章。“願いはきっと星に変わるんだ/夜のファンタジー”と、大木のピュアな少年性をそのまま映し出す歌詞を持つ「ALE」は、ACIDMANには珍しいほどに明るく伸びやかな開放感を感じる曲調に、自然に心が躍る。LEDパネルとXR映像の凄みを駆使し、画面いっぱいに雪のように星が降る、立体的でファンタジックな映像も素晴らしい。

「もともと音楽が先にあって、ライブの音を家でも聴きたいと思って、レコードやCDができたんだと思います。そう考えると、発売前にみんなに聴かせてもいいんじゃないか?と思うようになりました。これはチャンスだと思います」

「シンプルな昔の状態に戻ったんです」と語る、大木の言葉にバンドマンとしての責任と自信がにじむ。この日の7曲目「素晴らしき世界」は、サトマと一悟のいかしたフィンガースナップで始まり、大木が情感豊かなアコースティックギターを弾く、柔らかく優しく体を揺らすようなミディアムチューン。「この世界は素晴らしい」というテーマは大木のライフワークのようなものだが、酸いも甘いもかみ分けた大人の人生観をベースに、「ALE」と同じようにこれまで以上に純粋な希望と人間の悲しみを、この曲の歌詞の端々から感じ取れる気がする。ACIDMANは大人になった。

「コロナの中で、音楽にできることはほんの少しだけど、心の奥底に光を当てることはできると思います。感動、喜び、心を動かすことができると信じています。今日の配信ライブが、みなさんの力になればと思います」

ネタバレになるので詳細は伏せるが、ここでニューアルバムのタイトルについて、ACIDMANらしい発表のサプライズ演出があった。そしてこの日のラストに演奏されたのは、「INNOCENCE」と題した、たっぷりとラウドでドラマチックなミドルロックバラードだった。おそらくアルバムの中で重要な位置を占めるだろうこの曲を歌う前に、大木は歌詞のテーマについて語り、「INNNOCENCE=純真無垢に人間は戻って行くべき」と語り、「きれいごとを歌い続ければ、世界は少しでも美しくなるんじゃないかという祈りをこめて」と、力強い決意を語った。ステージの4面スクリーンをフルに使い、足元には大地、背景には銀河の星のまたたき、そして宇宙空間に太陽が輝く映像が、人が還ってゆくべき“INNNOCENCE”のある場所を指し示す。五感が激しく揺さぶられるXR映像の世界の中で、ACIDMANの音楽が雄大に鳴り響く。なんと荘厳なフィナーレだろう。

「今度は、今度こそは、リアルな目の前のライブで会いましょう。ACIDMANでした」

アルバムのタイトルは『INNOCENCE』。この日披露した8曲のほか、さらに2,3曲の追加録音を予定。アルバムの全貌が明かされるのはもう少し先になるが、この日の楽曲を聴く限り、前作『Λ』よりもアッパーでリズミックな楽曲が多く、楽曲の表情は開放的で明快、歌詞もさらに純粋で肯定的な印象を与えるものが多くなる、そんな予感がする。ニューアルバムの楽曲をこんなに早く披露してしまうなんて、ネタバレにならないかと危惧したが、逆だった。アルバムへの期待は俄然高まった。今回の配信ライブのアーカイヴは、5月31日23:59まで視聴可能だ(※「Streaming+」のみ、5月27日23:59まで)。ACIDMANは今、新たな創造の高みに到達しようとしている。

取材・文=宮本英夫 撮影=Taka"nekoze_photo"

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衝動や本能、五感を研ぎ澄ませ、直感的な選択をしたいとき。フワフワした感情論だけで物事を判断することはハイリスクかもしれませんが、後は野となれ山となれ、の心意気でただただ前進あるのみ、という開き直りが不思議なパワーを与えてくれそうな予感。動き出せずにいる人たちの代弁者として新しい活動家がピックアップされたり、ニューカマーやアーティストが斬新なメッセージを世に発信するかも。

新旧混合、オンラインとオフライン、生放送とアーカイブ、出演者と参加者、それぞれが双方向にコミュニケーションできるような、今までにない概念のイベントが新たに発表されるかも。コロナ禍で制限を受けた業界の試行錯誤の取り組みが新たな経済圏を生み出す前兆を感じさせそう。過去の栄光や繁栄は過去のものとして吹っ切れ始めるかもしれません。

やってみないとわからない、という熱量、好奇心を持つことの大切さを誰かが熱く語り始めるかも。中にはどう考えてもリセットや撤退をした方がいいだろう、と言うものも含まれていそうですが、予測が立たないものや根拠のない自信から生み出される、人間本来のパワーを再確認するようなポジティブムードがフォーカスされそう。

形だけカッコつけたものに見切りをつけ、長く愛せるものをそれぞれが探し始める。心の底から没頭できる趣味にハマる。自分の感性や感覚を磨く。正しい努力の仕方を模索する。あなた自身があなたを愛してあげる時間を確保することが開運の近道となりそうです。

【タロットのお告げによる ラッキーポイント】

星占いの12星座がもつ性質や性格の傾向から
「火・土・風・水」4つのタイプ別にラッキーポイントをお伝えします!

〈火の星座〉のあなたへ
牡羊座(3月21日~4月19日 生まれ)
獅子座(7月23日~8月22日 生まれ)
射手座(11月22日~12月21日 生まれ)

最悪の結果も想定した上で、複数の選択肢を準備しておきましょう。

〈土の星座〉のあなたへ
牡牛座(4月20日~5月20日 生まれ)
乙女座(8月23日~9月22日 生まれ)
山羊座(12月22日~1月19日 生まれ)

悩んでも仕方がありません。なんとかする、どうにかする。

〈風の星座〉のあなたへ
双子座(5月21日~6月20日 生まれ)
天秤座(9月23日~10月22日 生まれ
水瓶座(1月20日~2月18日 生まれ)

やり方をコピーして覚えたら、あなたなりの工夫を加えてみて。

〈水の星座〉のあなたへ
蟹座(6月21日~7月22日生まれ)
蠍座(10月23日~11月21日 生まれ)
魚座(2月19日~3月20日 生まれ)

期待通りの結果を得たいなら、それ相応の集中力で向き合って。

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