『HIGH!HIGH!HIGH!』ROCK KIDS 802 EXTRA CRAZY BANDのボーカルにTERU(GLAY)、トータス松本(ウルフルズ)、山村隆太(flumpool)の参加が決定

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8月3日(火)、大阪城ホールで開催される『ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!- SPECIAL LIVE HIGH!HIGH!HIGH!』のROCK KIDS 802 EXTRA CRAZY BANDにボーカルが発表された。

参加するアーティストはTERU(GLAY)、トータス松本(ウルフルズ)、山村隆太(flumpool)。

さらに、大阪城ホール場内に設けられるもう一つのステージ「OCHIKEN’S GARDEN」には梅田サイファー(KennyDoes/ふぁんく/KZ/KBD/テークエム/KOPERU/peko/SPI-K)、それとこれとはべつ(菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)/村山☆潤/ 東出真緒(BIGMAMA))、金井政人(BIGMAMA)とそのお友達が出演することが決定。

7月13日(火)~15日(木)の『ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-』ではチケットの番組受付も行われる。詳しくはオフィシャルHPをチェックしよう。

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今年2月に再始動10周年を迎え、竹芝ニューピアホールにて1年振りとなる有観客ライブ『10th Anniversary Special Live “Brand New World”』を開催したwyse。4月からは3ヶ月にわたり、2年振りとなる全国ツアー『It's just a “Brand New World”』も開催された。

そして、その全国ツアーの続編となる『It's just a “Brand New World” -episode.2-』の開催が決定。9月25日(土)名古屋 Electric LadyLandを皮切りに、全国6都市にて開催される。リテイクミニアルバム『Style』の発売も決定。1999年の結成から現在に至るまでの楽曲の中から、メンバー自身がセレクトした5曲が再録され収録される。

なお、本TOURは新型コロナウイルス感染症の予防対策ガイドラインに沿って開催される。

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7月10日に青山の能楽堂本舞台にて開催された朝崎郁恵×青葉市子『緑光憩音』の配信が、7月31日(土)にStreaming+にて放送決定した。

能楽堂本舞台に流木と苔、そして紙や石を使った特別な演出、光と音、その調和によって生み出された唯一無二の空間に、ふたりの存在感のある歌声が響き渡る。

すでに配信チケットはイープラスにて販売中で、アーカイブ配信も1週間行う。

 Photo by Hiroki Nishioka

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ザ・ブロードウェイ・ストーリー The Broadway Story
☆番外編 『ピーターパン』を彩る珠玉の名曲と、初演のクリエイターたち

文=中島薫(音楽評論家) text by Kaoru Nakajima

 今年、日本初演40周年を迎える『ピーターパン』。英国の劇作家・小説家ジェイムズ・M・バリーが創造した、永遠に大人にならない少年の夢と希望に満ちた冒険物語は、あらゆる世代の観客を魅了してきた。このミュージカルが、ブロードウェイで初演されたのは1954年。ここでは、存命のキャストへのインタビューを軸に、楽曲の魅力や知られざるメイキングに迫りたい。

初演のオリジナル・キャストCD(輸入盤)

初演のオリジナル・キャストCD(輸入盤)

 

■タイガー・リリーは語る

 翻訳上演のチラシにも英語で小さく表記されているが、初演の演出・振付・改作を担当したのが、『ウエスト・サイド・ストーリー』(1957年)のジェローム・ロビンス(1918~98年)だった。本連載VOL.13で紹介した『オン・ザ・タウン』(1944年)や、『ハイ・ボタン・シューズ』(1947年)、『王様と私』(1951年)などの振付で、飛ぶ鳥を落とす勢いだった彼にとって、振付のみならず演出も手掛けた最初の作品が本作だったのだ。この初演で、ピーターを慕うインディアンの少女タイガー・リリーを演じたのがソンドラ・リー。ロビンスに踊りの才能を認められ、『ハイ・ボタン~』に抜擢された逸材だ。彼女が、ロビンスとの仕事を振り返る。

「ジェリー(ジェロームの愛称)は、一切の妥協を許さない完璧主義者でした。彼のダンスの基本は『真実』。つまり、人間の本能や感情に忠実な踊りで、このステップなら、観客からはこう見えるというような計算が一切ない。とても正直な振付師だったわね。私が演じるタイガー・リリーが仲間たちと踊る〈インディアン・ダンス〉は、子供たちが公園などで無心に遊び回る動きが振付のベースでした。そして、ジェリーのダンスに対する姿勢が演技にも反映されて、ピーター役のメリー・マーティンや私は、役柄に成り切り真摯な気持ちで演じる事が出来たのよ」

ジェローム・ロビンス(右)とリー(1950年代) Photo Courtesy of Sondra Lee

ジェローム・ロビンス(右)とリー(1950年代) Photo Courtesy of Sondra Lee

 マーティン(1913~90年)は、『南太平洋』(1949年)や『サウンド・オブ・ミュージック』(1959年)、『I DO!  I DO!』(1966年)などの名作に主演した、ブロードウェイ黄金期の大スター。タイトル・ロールを溌剌と演じた本作も、彼女の代表作となった(トニー賞主演女優賞受賞)。リーは、「頭の中は演じる事だけ。全人生を舞台に捧げた人だった。おそらく、お湯も沸かせなかったんじゃないかしら(笑)」と回想する。

メリー・マーティンは、1965年に『ハロー・ドーリー!』のツアー公演で来日を果たした。

メリー・マーティンは、1965年に『ハロー・ドーリー!』のツアー公演で来日を果たした。

 

■2組のソングライター・チーム

 本作の大きな魅力が、聴くたびに童心に戻る事の出来る、シンプルで耳に馴染み易いミュージカル・ナンバーだ。奔放で自惚れ屋のピーターが歌う〈えばってやるぞ〉を始め、作品のハイライトとなる、心弾むフライング場面を盛り上げる〈飛んでる〉、ピーターと少年たちの〈大人にならない〉など、登場人物のキャラクターを活写した楽曲が揃っている。作詞作曲を手掛けたのは、新人のキャロリン・リー(作詞)とムース・シャーラップ(作曲)。特にシャーラップと仲が良かったリーは、彼の想い出をこう語る。

「1974年に、45歳の若さで亡くなってしまった。『ピーターパン』以外はヒット作に恵まれなかったので、過小評価されているのは残念だけれど、頭脳明晰な上にユーモア溢れる愛すべき人柄でね。その好もしいパーソナリティーが、曲にも表れていました」

フライング・シーン〈飛んでる〉のマーティンと子供たち。

フライング・シーン〈飛んでる〉のマーティンと子供たち。

 そして本作、もう一チームのソングライター・チームが参加している。それが、前述『オン・ザ・タウン』のベティ・カムデン&アドルフ・グリーン(作詞)と、『紳士は金髪がお好き』(1949年)のジューリィ・スタイン(作曲)。作品のテーマ曲となった、美しいバラード〈ネバーランド〉などを提供した。リーは続ける。

「実は『ピーターパン』は、ブロードウェイ入りする前の、サンフランシスコでのトライアウト(試演)の批評が芳しくなかったの。楽曲もテコ入れする事となって、ジューリィらベテランが急遽起用され、新曲を書き下ろした。作品を宣伝するためにも、既にヒット作に関わっていた彼らの名前が必要だったのでしょう。でも私は、バリーによる原作のピュアなエッセンスを的確に捉えていたのは、ムースとキャロリンの曲だったと思うわ」

リーは、スティーヴン・ソンドハイムの楽曲で綴るレヴュー『アワ・タイム』(2014年)などで、演出家としても高い評価を得ている。

リーは、スティーヴン・ソンドハイムの楽曲で綴るレヴュー『アワ・タイム』(2014年)などで、演出家としても高い評価を得ている。

 

■ピーターの寂寥感を歌に

 リーは、トライアウト時にカットされてしまった2人の楽曲を、「とても大切な曲だったので、未だに惜しんでいる」と語る。ピーターが歌う、〈僕が家に帰ったら(When I Went Home)〉というナンバーだ。

「生まれた日に両親の元を逃げ出し、大人にならないと誓ったピーターが、『久々に家に帰ったら、ドアには鍵がかかり窓が閉ざされていた。そして恐ろしい事に、僕のベッドには、他の男の子が眠っていた』と、彼の心に潜む孤独を歌うバラードでした。歌詞はバリーの原作から忠実に要約され、ムースの曲も美しかった。でもメリー・マーティンが、拍手が来なかったという理由でカットを決めてしまったの。観客は、心打たれて静まり返っていただけなのに」

〈僕が家に帰ったら〉を収録した「ロスト・イン・ボストン」(輸入盤)

〈僕が家に帰ったら〉を収録した「ロスト・イン・ボストン」(輸入盤)

 だがこのナンバー、それから40年後に初めて陽の目を見た。ブロードウェイ・ミュージカルのトライアウトの際に、割愛された楽曲で構成したCD「ロスト・イン・ボストン」(1994年)に収録されたのだ(NYに近いボストンは、トライアウト常用の地だった)。アルバムでは、女性歌手ミシェル・ニカストロが可憐な声を聴かせている。さらに、後述するTV版のニュー・バージョンで、2014年に放映された『ピーター・パン ライブ』でも歌われた。ただ製作陣が、この曲の重要性を理解したのはあっぱれだが、肝心の作品の仕上がりが騒々しくチープ。楽曲のメッセージが、視聴者に届かなかったのは惜しかった(2021年7月21日にWOWOWで放映予定)。
 

■発見された幻のTVバージョン

 ブロードウェイ初演は、ウィンター・ガーデン劇場で152回の限定公演。その後、本作の知名度を後々までキープしたのがTV版だった。これは舞台中継ではなく、複数のスタジオにセットを組み、マーティンら舞台のキャストが出演。まず、初演がクローズした直後の1955年に生放送でオンエアされ、その好評を受け翌56年に再度放映(これも生放送)、60年にはカラーでビデオ録画されたバージョンが放送された。60年版は以降も再放映を繰り返したが、リーによると「短時間で収録したため粗が多い。1956年版がベスト」との事。

TV版収録のブルーレイ(輸入盤/国内のブルーレイ・プレイヤーでも再生可)

TV版収録のブルーレイ(輸入盤/国内のブルーレイ・プレイヤーでも再生可)

 その1956年版は、キネスコープ(TV受像機を白黒フィルムで撮影したもの)が発見され、2015年にブルーレイでリリースされた。今観るとフライング技術などは未熟だが、マーティンのパフォーマンスは圧巻。ピーク時のブロードウェイのトップ・スターが、生涯の当たり役を演じる喜びが伝わって来る。特に〈えばってやるぞ〉や〈ネバーランド〉など、豊かな声量で歌い上げるナンバーが素晴らしい。加えてリーの〈インディアン・ダンス〉も、小柄な身体を駆使したパワフルかつ闊達な踊りが見事。一見の価値ありだ(特典映像で、1955年版も全編収録)。

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OSK日本歌劇団の新トップスター楊琳(やんりん)の、お披露目公演「レビュー夏のおどり『STARt』」が、8月5日(木)に新橋演舞場で開幕する。本公演は、6月に大阪・松竹座で開幕した。ついにはじまる東京公演に向けて、7月12日(火)、楊が、トップ娘役の舞美りら千咲えみと制作発表会見に登壇した。

作・演出・振付は、平澤智。平澤は、2019年にOSK『STORM of APPLAUSE』でみせた、躍動感溢れるエモーショナルなステージが記憶に新しい。本公演は、OSKの代名詞であるラインダンス、そしてオールドミュージカルメドレー、コメディーショー、さらにコンテンポラリーダンスをとり入れたレビュー作品で構成される。トップスターとなった楊が、意気込みを語った。

左から千咲えみ、楊琳、舞美りら。

左から千咲えみ、楊琳、舞美りら。

■笑顔を絶やさず、自分らしく

袴姿で登場した3名を、記者たちが拍手で迎えた。はじめに真摯な表情と明るい声で、楊が感謝と抱負を語った。

「前トップスターの桐生麻耶よりバトンを引き継ぎ、4月1日より新トップ・楊琳として就任いたしました。来年、私たちOSK日本歌劇団は、創立100周年を迎えます。観にきてくださるお客様のために、劇団員一同団結し、今後に向かって歩んでまいります」

劇団にとって歴史的なタイミングでの、トップ就任だ。

「ただならぬ責任を感じます。それに潰されず、OSKの魅力を発信することに集中し、全身全霊で全うしたいです。OSKには魅力的な劇団員がたくさんいます。私だけではなく、色んな劇団員を知っていただきたいです。そしてOSKの認知度が上がり、日本全国で、いつかは世界で、公演ができるよう一同フルパワーでがんばってまいります」

楊琳

楊琳

前トップスターで現在特別専科となった桐生麻耶からは、どんな言葉を受け取ったのだろうか。

「『笑顔を絶やさず、自分らしくがんばって』と言っていただきました。どんな風にがんばって……ではなく、『自分らしく』というところに、桐生さんを感じます。自分らしさはまだ模索中ですが、笑顔には力があると思っています。どんな時も笑顔を絶やさないことを心掛けたいです」

■コメディからコンテンポラリーまで、盛沢山の洋舞レビューショー

以下、楊、舞美、千咲への質疑応答を紹介する。

——これまでは洋物と和物の2幕で構成されていました。今回は、洋舞レビューの2幕構成です。見どころをお聞かせください。

楊:6月に大阪・松竹座で、洋舞での2幕をお客様に楽しんでいただけたという手ごたえを感じました。コメディあり、コンテンポラリーあり。もちろんラインダンスもあります。見どころが盛り込まれた、パワフルで迫力あるレビューショーです。盛りだくさんですが、ちょうど良いところで“抜き”も入り、カジュアルにお楽しみいただけるはず。観劇をお迷いの方にも、ぜひ一度みていただきたい内容となっています。

舞美:平澤先生は、メッセージ性のある作品をお作りになります。今回も、この状況下だからこその場面を作ってくださいました。そのメッセージをお客様にも、一緒に感じていただけたら嬉しいです。

「ダンスが本当に好き」と語る舞美りら。大阪公演では踊りながら、日々「生きている!」と実感。

「ダンスが本当に好き」と語る舞美りら。大阪公演では踊りながら、日々「生きている!」と実感。

千咲:一作品で何作品もみたような感覚を味わっていただけるのではと思うほど、1場面1場面が大きな物になっています。みなさんがよく知っていらっしゃる曲もたくさんありますので、その意味でも楽しんでいただけるのではないでしょうか。

——大阪公演を経て、ご自身の中で、どのようなところが挑戦ですか?

楊:全ての景に出演させていただきます。体力だけでなく、場面場面で自分をどう演じるか、さっきの場面の楊琳とは別の色の楊琳をご覧いただけるかが、自分の中の挑戦でした。

舞美:群舞では、全体美を追求することが多いのですが、今回コンテンポラリーダンスの場面では、平澤先生から「揃えることに重きを置くのではなく、振りを自分がどう捉えるか。感じたものを表現してほしい」と演出いただきました。どう解釈しどう表現するか、とことん追求して踊りたいです。心を解放し、思いをナンバーに乗せて表現できたら。

千咲:今回の私の挑戦は、1曲すべて、英語の歌詞の歌があることです。歌詞のすべてが英語ならば、日本の方だけでなく海外の方にも伝わると気がつき、これからもっと色々な挑戦をしていきたいという気持ちになりました。

レビュー夏のおどり『STARt』

レビュー夏のおどり『STARt』

——皆さんが感じる、OSKの魅力をお聞かせください。

千咲: レビューのすばらしさです。私自身、その魅力にひかれました。歌、踊り、お芝居、その華やかさは世界の人が求めるものではないかと思っています。OSKのレビューは、100年前から時代にあったものを、その時代に合わせて作りながら続いています。そのレビューの伝統を感じていただきたいです。

東京出身の千咲えみ。東京公演がなかった時期もあったことから「いまは毎年東京公演ができることを幸せに感じます」とコメント。

東京出身の千咲えみ。東京公演がなかった時期もあったことから「いまは毎年東京公演ができることを幸せに感じます」とコメント。

舞美:私が感じるOSKの魅力は、ダンスです。そう胸をはって言いたいという思いもありますし、観てくださる方々に、「さすがダンスのOSKだね」と言っていただけるようがんばりたいという思いもあります。

楊:私が思う一番の魅力は、生命力です。紆余曲折あり、波乱万丈な劇団ですが、その時々を、先輩方の根性、生きる力が発揮され、OSKは、今日ここに至っています。その力が私たち劇団の源だと思っています。そのパワーを、皆様に力強くお見せできれば。見てくださる方々のパワースポットになれたら、と思っております。

■創立100周年に立ち会える奇跡

——100周年に向けての意気込みをお聞かせください。

楊: 創立100周年という時に在団できるのは、奇跡に近いこと。そしてコロナ禍のような「まさか」という状況下でも、100周年を迎えられることにも奇跡を感じます。心の中で自分に言っているのは、「100周年がゴールではないんだよ」ということです。100周年は新たなスタートで、ここから先にバトンを受け継いでいかなくてはいけません。そのために私自身も劇団としても、もっともっと体力をつけていかなくてはと感じています。110年、120年、150年と続いて、色々な方の夢を叶えられる存在でありつづけたいです。

楊琳

楊琳

舞美:『STARt』には「バトン」というナンバーがあり、“1922からのバトン”という歌詞があります。1922年から歴史を紡いできてくださった諸先輩方、関わってくださっているすべての方々の思いを受け継ぐことが、私にできることだと思います。私だけでなく、劇団員みんなでその思いを感じながらできればと思います。

千咲: 劇団が100年続くのはとてもすごいことです。そのタイミングに、自分が在団していることも、とても強運だと感じています。今在団している劇団員全員が、同じ強運のもとに生まれていますので、そんな皆が集結した舞台はパワフルなものになると思います。

左から千咲えみ、楊琳、舞美りら。

左から千咲えみ、楊琳、舞美りら。

■夏をもっともっと暑い夏に

コロナ禍にも、2022年の劇団創立100周年に向けて勢いを増すOSK。楊は、緊急事態宣言下で開幕した大阪公演を振り返った。

「大阪公演は、緊急事態宣言によって土曜日、日曜日の公演が中止となりました。私は公演自体がなくなるものと思っていたので、上演できたことが本当にうれしかったです。そして当初、週末の予定だったお客様が、時間を工面して平日に観にきて来てくださったとも聞いています。幕があいて舞台に立ち、たくさんのお客様がいらしてくださった客席を見た時に、こんなにもありがたいものかと、本当に嬉しくて、感動しました。感謝の気持ちでいっぱいでした。新橋演舞場でも、全身全霊、命燃やしてがんばります」

楊琳

楊琳

「レビュー夏のおどり『STARt』」は、8月5日(木)から8日(日)まで新橋演舞場で上演される。

「夏を、もっともっと暑い夏にできるよう、皆様に生きる力を感じていただけれるよう、一丸となってがんばりまいりす。私たちと一緒に、夏を楽しんでいただけたら嬉しいです。皆様のご来場を劇団員一同、心よりお待ち申し上げております」

来年の100周年に立ち会えるのは、観客にとっても奇跡的なこと。その舞台を背負う新トップスター楊の、東京公演のスタートに期待が高まる。

左から千咲えみ、楊琳、舞美りら。

左から千咲えみ、楊琳、舞美りら。

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ダンスカンパニー「DAZZLE(ダズル)」が、お台場ヴィーナスフォートで開催中の日本初の常設イマーシブシアター『Venus of TOKYO(ヴィーナスオブトーキョー)』において、2021年7月12日(月)より公演のオンライン配信を開始する。

本作は、従来の「観客が客席に座り、 舞台上の演者を鑑賞する」という形から「観客が自らの意思で歩き、演者と同じ作品空間に同居しながら物語の一部として作品に参加する」形式へと舞台の形が変化した、"物語を体験"する新感覚の公演「イマーシブシアター」。 

特別に招待された者しか立ち入ることができない、秘密クラブで行われるオークションに、黄金の林檎がその手に握られていたいう伝説のある「ミロのヴィーナスの失われた左手」が出品されるという噂から始まるミステリー。会場で参加する観客の行動によって登場人物たちの運命が変わる、マルチエンディングストーリーだ。

このたびリアル空間で行われる公演に加え、会場内にいるキャストが持つカメラを通してどこからでもリアルタイムに公演を楽しむことができるオンライン配信がスタート

オンライン配信では、リアル会場にいるキャストからオンライン視聴者に対して、都度SNS上で次の行動の選択肢を投げかける。その場で視聴者がSNSを通して選択した行動が、画面を通じてリアルの会場で進行するストーリーに介入し、新たなシナリオを生み出していく。リアルとオンラインのそれぞれの観客が独立してストーリーに対して影響力を持ちながら、一つの世界の中で相互に影響を及ぼし合う、これまでにない新しいエンターテインメントを楽しむことができる。

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YouTube登録100万人を超えるフリースタイルピアニスト・けいちゃんが2021年7月10日(土)、ワンマンライブ『Zepp Tour 2021 ~ Freestyle Piano Party「殻落箱」~』東京公演を“羽田箱“で行い大盛況の内に幕を閉じた。

昨年12月にさいたまスーパーアリーナからの無観客配信公演を開催し、多くの視聴者を魅了したけいちゃん。“ピアニスト”という言葉で括れない音楽総合表現者として、6月30日(水)にデビューアルバム『殻楽箱』(がららばこ)を発表後、初めての全国ツアー。7月8日(木)の札幌公演を皮切りに、自身初となるリアルな観客を迎えて、全国5大都市ZEPPライブツアーの開催となった。

10日(土)に行われた東京公演“羽田箱“では、およそ1000人の観客にLIVEを届けるとともに、イープラス「Streaming+」にてライブ配信も実施。ピアノの表現にとどまらぬ演出で会場全体を魅了し、YouTubeフィールドからの配信公演を楽しむ人々へも世界観を届けた。本編終了後、「ありがとう東京。最高だった!」と語ったけいちゃん。東京公演の模様は、7月25日(日)23:59までアーカイブ配信されている。

けいちゃん Zepp Tour 2021 ~ Freestyle Piano Party「殻落箱」~

けいちゃん Zepp Tour 2021 ~ Freestyle Piano Party「殻落箱」~

デビューアルバム『殻楽箱』(がららばこ)は、オリコン週間アルバムランキング(2021年07月12日付)で10位にランクイン。発売日にはデイリー5位を獲得、AMAZONランキングではJAZZチャートで1位を継続中と、独自の音楽世界が従来からのファンはもとより新たな層の音楽ファンに広がっている。

ワンマンライブ「殻楽箱」(がららばこ)ZEPP全国ツアーは、名古屋、大阪、福岡と引き続き開催予定。アルバムに注ぎ込んだ凝縮された音楽と、LIVEで表現された音楽。双方を感じるまたとないチャンスを体験してほしい。

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昨年は新型コロナウイルスの影響でGW期間の開催を断念し、2年ぶりに今年の5月1日(土)から5日(水・祝)にさいたまスーパーアリーナに戻って開催された『VIVA LA ROCK 2021』の模様を、フジテレビ『NEXTライブ・プレミアム / フジテレビNEXT smart』とフジテレビ系列『Love music』で放送されることが決定した。

7月24日(土)から28日(水)20時からは、フジテレビNEXT ライブ・プレミアムとフジテレビNEXTsmartで『VIVA LA ROCK 2021』5日間の模様を各日2時間半ずつ合計12時間半のロング放送。

さらに、7月25日(日)・8月1日(日)・8月8日(日)24:30〜25:25には、フジテレビ系列『Love music』にて3週にわたって『VIVA LA ROCK 2021 大特集』が放送される。

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生き物たちの骨・骨格の構造に注目した特別展『スケ・ボーン展~meets カメの甲羅はあばら骨~』が、2021年7月16日(金)から2022年1月30日(日)まで、サンシャイン水族館にて開催される。

本展は、生き物たちの秘められた体の内部や透明な生き物をテーマに、5つの“ZONE(ゾーン)”に分けて展示。

ZONE 1 軟骨と硬骨

軟骨魚類と硬骨魚類に焦点を当て、それぞれの特長を紹介。実際の生き物を鑑賞しながら、普段は見られない生き物たちの体の中に秘められた美しく機能的な骨を観察する。会場には、新世界『透明標本』で知られる透明標本作家・冨田伊織の作品も展示。

*透明標本とは:硬骨、軟骨をそれぞれ赤、青に染め分け他の組織を透明化させる染色方法によって作製された標本のこと。機能解剖学など様々な分野において研究に利用されているのに加え、アート作品としても注目を集めている。

アロワナ

アロワナ

(C)新世界『透明標本』冨田伊織

(C)新世界『透明標本』冨田伊織

ZONE 2 なるほどTHEボーン

生き物の骨格や外見からはわからない骨の有無などについてクイズ形式で紹介。知っているようで実は知らない、生き物たちの「なるほど!」な骨の知識を学ぶことができる。

Q.ナマコに骨はある? ない?

オオイカリナマコ

オオイカリナマコ

ZONE 3 かくれんボーン

「タイのタイ(硬骨魚の胸ビレあたりにある魚の形にそっくりな骨)」と呼ばれる魚の形に似ている骨や平衡バランスを保つための骨「耳石(じせき)」など、魚ごとに異なる形状を持つ骨を紹介。

ZONE 4 スケルテン

体が透けている生き物を展示するゾーン。全身が透けている生き物から部分的に透けている生き物まで、生き物たちが生きるために透けることを選んだ、その戦略を紹介。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュ

トランスルーセントグラスキャットフィッシュ

ZONE 5 カメの甲羅はあばら骨ワールド

書籍『カメの甲羅はあばら骨』シリーズとのコラボ展示。ヒトも含め動物はみな、それぞれの生活環境に応じた体のつくりになっている。「なぜそうなっているのか」「その形にどんな意味があるのか」、生き物たちの骨格の不思議を、人体変形による動物人間のイラストパネルでわかりやすく紹介。

カメの甲羅はあの骨からできていた……

ビルマホシガメ

ビルマホシガメ

特別展『スケ・ボーン展~meets カメの甲羅はあばら骨~』は、2021年7月16日(金)から2022年1月30日(日)まで、サンシャイン水族館にて開催。

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FGO ARCADE PROJECTは、2021年7月16日(金) 19:30 より『Fate/Grand Order Arcade(以下、FGO Arcade)』の特別生放送番組「Fate/Grand Order Arcade カルデア・アーケード放送局稼働3周年記念特番(以下、本番組)」の配信を「YouTubeLive」と『FGO Arcade』公式Twitterにて実施することを発表した。

MCは声優の植田佳奈が務め、ゲストとして、天草サポートセンター(ゲストプレイヤー)と、ゲームセンターいかみ(Fate/Grand Order Arcade ディレクター)が出演する。

『Fate/Grand Order Arcade』特別生放送番組

◆特別生放送番組「Fate/Grand Order Arcade カルデア・アーケード放送局 稼働3周年記念特番」

植田佳奈

植田佳奈

放送日時:2021年7月16日(金) 事前放送:19:15~ 本放送:19:30~
出演者:MC 植田佳奈(声優)
ゲスト 天草サポートセンター(ゲストプレイヤー)
ゲスト ゲームセンターいかみ(Fate/Grand Order Arcade ディレクター)

番組ではゲストを迎え、稼働から3周年を迎える『FGO Arcade』のゲーム最新情報を伝える内容。3周年記念でなにか新しい動きがあるかにも注目したい。

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キタニタツヤが東名阪ワンマンツアーファイナル・TSUTAYA O-EAST公演が7月10日(土)に開催された。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。


最後のツアーから1年半ぶり。新しいアルバム『DEMAGOG』が発売されてからも、実に1年ぶりとなる東名阪ワンマンツアーを6月から実施したキタニタツヤ。そのファイナル公演が東京・渋谷のTSUTAYA O-EASTにて先週末・7月10日(土)に開催された。

ツアーのタイトルは『BOUNDARIES』。和訳すると「境界」である。2020年からの1年強の活動で、今までにない制限や枠組みの中でもがいたことや、他者と繋がる事でより強く自分と他との境目を意識した事などから、キタニ自身が冠したタイトルだ。

6月に大盛況のもと行われた名阪の公演と同様、開場と同時に訪れた観客たちは勿論マスクを着用、公演の来場者に何かあった時のための個人情報登録を済ませ、周りの観客との距離を保つためにそれぞれの指定エリアに着席。2020年より前の「ライブ開演前」とは少し違った様子だが、その熱気はやはりライブハウス独特のモノを帯びていた。

キタニタツヤ

キタニタツヤ

このツアーのために本人が書き下ろしたSEが鳴り響き、平畑徹也(Key)、Matt(Dr)、 秋好(Gt)、齋藤祥秀(Ba)がステージイン。続いて、キタニタツヤが登場し、本人の独唱から始まった一曲目は「逃走劇」。日本のみならず世界的に人気を博する漫画家・カネコアツシの最新作「EVOL(イーヴォー)」とのコラボレーションとして発表されたロックチューンだ。続く二曲目には、2020年に世相が大きく変わってから最初に発表された作品「ハイドアンドシーク」、三曲目に「トリガーハッピー」と、収録作品や発表時期こそバラバラだが、攻撃的に何かを煽動するような楽曲を、MCなど挟まず畳みかけた。文字通り息を付く間もないほどの勢いでの三曲の後、ギターを持ち、その日最初のMC。観客に、来場してくれたこと、ツアーが無事開催できている事への感謝を伝えつつ、「なんか、自分(観客)の場所が決まってたり、人との間を空けなきゃいけなかったり、(ステージの自分の歌唱可能枠線を指差しながら)俺がこの線を越えると歌っちゃいけなかったり、色んな窮屈なルールがある中だけど、みんなは、それを守ってでもライブを観るぞ!!という気持ちで来てくれてると思うので、全力で演奏していきたいと思います。最後まで楽しんでいこう!!あと、配信見ているお前ら、お前らもこの場を共有している仲間だ」と、檄を飛ばす。続けて演奏された四曲目はTikTokなどのSNSでも多くの人にカバーされたり、人気漫画の同人マッシュアップなどに多用されたことで話題となった「人間みたいね」。この楽曲から、ステージ後方にそびえていた巨大な鉄格子が照明として新たな世界観を添える。ステージにそびえ立つ四角形になったり、細かく分断する直線状になったりする様は、今回のツアータイトルの意味を表すかのように、何かと何かの「境界線」を感じさせる。照明演出は、もはやキタニの盟友とも呼べるhuez・アナミーによるもの。より一層のスケール感と没入感を感じさせる演出の中、「Sad Girl」「Cinnamon」「クラブ・アンリアリティ」など、都会的で退廃的、少しブラックミュージックを感じるリズムという、冒頭三曲とは異なるが、紛れもないキタニタツヤワールドを感じさせるナンバーを演奏。

キタニタツヤ

キタニタツヤ

キタニタツヤ

キタニタツヤ

続けて、インターネット上でキタニの名前を一躍有名にした出世作「悪魔の踊り方」や「夢遊病者は此岸にて」「デッドウェイト」など、ダークで攻撃的なギターロックという、キタニタツヤの必殺技とも呼べるキラーチューンを連打した。スモークによる靄がかったステージにピンスポットが刺し、再び世界観が変わり「花の香」「君のつづき」と、メロウながら全くタイプの違った楽曲をカメレオンのように表現した後、ステージではバンドメンバーによるジャムセッションがスタート。ジャジーな雰囲気の中、キタニは自らのスマホで観客席を撮影。楽しそうに、歌っているときとはまた別の方法でライブという空間に人が集まっている事の喜びを噛みしめるかのようにステージ上をひとしきり駆け回り、セッションの流れで突入したのは「白無垢」。ほぼ定期的に行われているYouTube LIVE「キタニタツヤを解放せよ」でファンとコミュニケーションを取りながら作った楽曲がベースとなっている、謂わば”ファンとのコラボ曲”を披露した。

キタニタツヤ

キタニタツヤ

一転、攻撃的な赤にステージが染まり、はじまったのは「悪夢」。ダウナーの極致のような楽曲を強烈な没入感で披露した。
ここで一呼吸置き、再びギターを持ち、MC。これまでのキタニタツヤのライブのふるまいとは少し異なり、言葉を一つずつ選ぶように、それでも時に言葉を詰まらせながら、このライブを行ったことに対する思いを語った。

「人それぞれ事情があって、普通に今日ここに来るという選択をした人、凄くいろんな葛藤を経てきてくれた人、諦めて配信を観ようとした人、それらの選択はすべて正しくて尊重されるべきで、敬意を表したいし、俺の音楽に関わってくれてありがとう」
と、この特殊な状況下で、それぞれ形はあれど、自分の音楽に関わってくれている人に感謝を述べた。

キタニタツヤ

キタニタツヤ

MCの話題は、最近のライブ興行やフェスなどを取り巻く状況の話へ。色々な事が起きて、「音楽を止めるな」という声も聞こえる中で、自身は少し違和感を覚えており、「音楽は止まっているわけではない」とした。ライブが無くても、サブスクリプションサービスを筆頭に、音楽を享受できる方法は沢山ある。だから、ある側面から見る人にとってはライブなんてなくても、機能的には良いはずだ、と。それでも、「俺たちにはどうしてもこの場所が、ライブが必要。俺が音楽を作って、それをここに持ってきて、みんなと、配信越しであっても、この(ステージ上に引かれた)2メートルの線越しでも、共有するってことが、どうしても、人生に必要で、それが無いと生きていくのがとても難しくなってしまう」と語り、お互いの立場の違いを受け入れた上で、より良い未来に向けて努力する事の必要性と、今回のライブもその努力の蓄積になると語った。世情についての話題から、自らの音楽活動スタンスの話へ。「もう一人で音楽を作って、「良い曲できた!!」じゃ終わらせられない。最初のうちはそれでよかったんだけど、だんだんと、聴いている皆が、ライブでどんな表情をするか、どんな反応を返してくれるのかを考えてしまう体になってしまった。俺の音楽は良い曲を書いて終わりでは無くて、みんなで共有して初めて成立して、それで俺も自己実現できて・・・」と、アーティストとしての心の在り方が大きく変わった事や自らにとってのリスナーへの想いを語った。

キタニタツヤ

キタニタツヤ

改めて自分の音楽にこれからも関わって欲しいと伝えた上で「みんなもこのライブが終わって、ライブハウスを出たら、それぞれの生活に戻って、そこにはどうしようもない理不尽さとか、自分の力では選べない環境とか、逃げたくなるけど逃げようのないものがあって、そんなものを受け入れて生きていく皆に少しの祝福があるように、そんな想いでこれからも曲を作っていきます。そんな決意で作った歌です」と、ギター弾き語りで奏で始めたのは「デマゴーグ」。アルバムタイトルでもあり、「扇動者」という強い言葉を冠しているタイトルナンバーは、まさにキタニがMCで語った様な、度し難い現実の中にそれぞれ弧として立つ人への、現実とほんの少しだけの綺麗事を織り交ぜた様な優しい賛歌。キタニタツヤの思い目指す、キタニタツヤにしか成し得ない「扇動」の形を示した楽曲で、声を出す事が出来ない環境ながらも確実に観客も参加して合唱しているかのような光景は、間違いなくその場にいた多くの人間にとってこの日のハイライトであっただろう。

続けて、アルバム「DEMAGOG」と同様、「泥中の蓮」で、伝家の宝刀とも呼べるベースボーカルで熱量高く本編を締めくった。

キタニタツヤ

キタニタツヤ

鳴りやまぬアンコールの拍手の中再びステージに登場し、「新曲やります」と披露したのは「聖者の行進」。ちょうど1週間前に自身初となるタイアップが発表された、フジテレビのTVアニメ枠”ノイタミナ”にて放送される「平穏世代の韋駄天達」のOPテーマだ。圧倒的な攻撃力のサウンドは確実にアーティストとしてのネクストステージを感じさせながら、”キタニ節”と呼べる要素がつまった破壊力満点の楽曲に会場の熱はさらに高まる。ここからは、本人も「もう”キタニタツヤを解放せよ”のテンションでやろ!!」と明確に切り替え、ラフにより観客に近い距離感のコミュニケーションで、ツアーグッズを紹介。そして、大きな発表として、10月からの全国ツアー「聖者の行進」が開催される事、ファイナル公演が新木場・USEN STUDIO COASTであることを告知。ファンにとって何よりのサプライズプレゼントに大きく盛り上がった中で、「芥の部屋は錆色に沈む」「初夏、殺意は街を浸す病のように」をこの日一番ともいえる勢いで演奏して駆け抜けた。

キタニタツヤ

キタニタツヤ

どうしようもない世情による抑圧と断絶、ステージにも客席にも物理的に引かれた仕切り、コラボレーションによってより際立ったキタニタツヤという個の輪郭など、様々な「境界」を受け入れ、乗り越え、認めた上で「自分の音楽にはあなたたちが必要」と明確に示した今回のツアー。初めて明らかに”絆”とも呼べるものをファンとの間に表現したキタニタツヤがこれから鳴らしてく祝福はどんなものになっていくのか。
度し難い孤独も、選べない理不尽も、これまでと変わらずかそれ以上に襲い掛かる世界を生きていく者たちを引き連れたキタニタツヤによるいよいよ始まった「行進」の第一歩。これまでにあった形とは少し違った、確実に大きなうねりとなる「煽動」が静かに生まれた一夜であったように思える。

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トム・ヨークがレディオヘッド「Creep」のアコースティックバージョン「Creep (Very 2021 RMX)」を、各配信サイトにて公式リリースした。

「Creep」はトムの在籍するレディオヘッドが1993年にリリースした曲で、「Creep (Very 2021 RMX)」は彼が日本人デザイナー・高橋盾によるブランド・UNDERCOVERの2021-2022秋冬コレクション『CREEP VERY』のショーに提供したもの。今回の公式リリースにあたり、作品のアートワークは高橋が出がけた。

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ここ数年、東南アジアを旅し、リサーチした伝統芸能や文化をベースに創作を続けてきた振付家・ダンサーの北村明子が、初めて子ども向け作品に挑むという。KAATの夏の人気シリーズ、KAATキッズ・プログラム 2021『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』がそれ(2021年7月19日までKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで上演)。舞台美術には、自然と生き物をモチーフに身体や生命について訴えかける作品を手がけてきた現代美術家・大小島真木。こちらも舞台は初挑戦だという。もともと美術家とのコラボレーションをしてみたいと考えていた北村が「一目で恋に落ちた」のが大小島作品。そんな二人が『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』を語った。

――お二人が一緒にクリエイションすることになった「馴れ初め」から教えてください。

北村 KAATさんからキッズプログラムのお話をいただいたときに、予てから美術家の方と一緒に創作してみたいと思っていたことをお伝えしたんです。KAATのキュレーターさんと以前から仲が良く、また私の作品も観てくださっていたこともあり、私がやるならと美術家さんを何人かご紹介いただきました。そのときに大小島さんの作品を拝見して、一気に恋に落ちて(笑)。大小島さんの作品には私が持っているけど出せない世界も内包されていると感じ、ご一緒したいとお願いしたんです。また作品を拝見していると想像がいろんなところにジャンプできるのも素敵でした。私の作品は「子どもには向かないから挑戦だ」と芸術監督の長塚(圭史)さんもおっしゃっていて(笑)、そういう意味ですごく力をお借りできそうだと確信しましたね。

――大小島さんのところにはどういうお話があったわけですか?

大小島 私もそのキュレーターさんのことは以前からよく存じ上げていて、昨年の6月ごろに「舞台美術なんですけど、興味ありますか」と打診をいただいたんです。それまで舞台美術を担当したこともなかったですし、舞台は時間芸術でもあって私が普段行っている作品展示とは組み立て方がまるっきり異なるので、「私で大丈夫かな?」と当初は思ったんですけど、北村さんの作品を拝見したときに、生と死をコインの裏表のように表現されているように感じて、純粋に魅了されたんですよね。同時にこういう作品をつくる方がキッズプログラムに挑戦したらどういうものができあがるんだろうという興味も湧いてきて、思い切ってお引き受けすることにしました。ロゴスを超えたところでどれくらい心に届く表現をできるか、めっちゃ頑張らなきゃと思って今現在に至っています。

"L’oeil de la Baleine /鯨の目 " パリ・アクアリウム、フランス Aquarium of Paris Cineaqua, Paris, France Year 2019/Photo by Serge Koutchinsky

"L’oeil de la Baleine /鯨の目 " パリ・アクアリウム、フランス Aquarium of Paris Cineaqua, Paris, France Year 2019/Photo by Serge Koutchinsky

――余談ですけど僕も、大小島さんのクジラの作品大好きです。

大小島 それも不思議なご縁で、フランスの海洋調査船に乗ってのレジデンス・プログラムで、科学者と一緒に2カ月半リサーチしたときにクジラの遺体と出会ったんです。皮が溶けて、脂肪が浮き出ていて、それが神様のようにいろんな生き物に食べられながらどこかに帰っていくようなところを見てしまって、それを見た責任に突き動かされるようにつくったのがあの「鯨の目」シリーズだったんです。そうした物事の成り立ちみたいなところを含めて「やりたい」という力が沸き起こってくることがあり、そういう意味で言えば、今回も北村さんの踊りを見たことがすべての始まりだったと言えるかもしれません。

北村 クジラにも心打たれたんですよね。改めて死というものが美しくもグロテスクにもかわいらしくもあるんだと感じました。身近な人たちの死と向かい合ったときに、それを消化するのにずいぶん時間がかかったんです。こういうことは今後も慣れるとか、消化しやすくなるということはないですよね。でもそういった経験の中で思うことは、死というものをもっと違う形で捉えたいというか、生とのつながりを感じたいということでした。もちろん実際の死をそう捉えるのは難しいけれど、大小島さんの作品をきっかけに、ダンスで捉えていた死生観とはまた違う視点をいただけたんですね。

大小島 私自身も5歳ごろ、おばあちゃんが脳梗塞で倒れて、20年間ずっと家族で介護をしていたんです。家族のことを認識できず、自分で立ち上がることもできないおばあちゃんの姿は、私の目には彼女がだんだんあちら側に行こうとしている過程のようにも見えていました。そういう過程を間近に見ながら、死ぬことと生きることに対して私なりに想いを深めていったんですが、もう一つ、中学くらいのときに、身体がなくなって、精神だけでずっと光の道を進み続けているような夢をよく見ていたんですよね。それはとても怖い夢で、その夢を見ていたことで、私には永遠の生というものがとても恐ろしいものに思えていました。もちろん死ぬことも怖い。もっと言えば、生と死の境さえわからない。おばあちゃんは本当に生きていると言えるのか、それがすごくもどかしくて。でも、それでも彼女は自分の力で食べ物を消化して最後まで生き続けたわけです。結局、答えはわからないままで、私は作品制作を通してその答えにならない問答をずっと続けているような感触もあります。考えていることを表現するのではなく、何か表現をすることで私たちは考えている。それによって歩んでいける。そんな気がしています。

稽古場より 撮影:大洞博靖

稽古場より 撮影:大洞博靖

――長く北村作品を見ていたものとしては、大小島さんもおっしゃいましたが、子ども向けの作品にチャレンジするということが新鮮でした。

北村 しばらくは打ち合わせをしつつも、自分が創作するのではなく、長塚さんがつくるキッズプログラムの振付の依頼が来たんだと勘違いしていて(苦笑)。大丈夫なのかなとは思いましたが、打ち合わせを重ねるうちに子ども向けだからといって、自分のカラーを変えなくてもいいんだと思い始めましたね。だから根幹の気持ちとしては子ども向けとは思ってないんです。むしろ、自分たち世代を含め、誰もが持つ純粋な“子ども心”を一斉に働かせる大切な、貴重な時間なんだなと感じています。

大小島 北村さんとお仕事していて、私も子ども向けだからと言ってなめちゃいけない、むしろ子ども向けだからこそできるギリギリの表現があるんじゃないかなと感じています。

――「夏休み、子どもたちは大好きだったおばあちゃんに会いに、とある公園からボウケンに出かけると、森の精霊たちの導きで木の神様ククノチと出会う。子どもたちは様々なボウケンを経て、自然や祖先などの関わりを学び、現代に戻ってゆく」という物語の設定もありますが、これはどなたが考えたのですか?

北村 私です。物語があるものは得意ではないので最後まで粘ったんですけど、長塚さんに「物語があったほうがいいかも」とぽろっと言われて、思い直したんです。既存の絵本などを探したんですけど、なかなかフィットするものがなく、参考にしたのは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」でした。物語を考えたのは私ですと言いましたが、大小島さんの映像作品を拝見していて、物語の大枠をつくっておけば、大小島作品が物語を進めてくれるんじゃないかと。だから二人でつくっていると言うべきでした(笑)。

――大小島さんは舞台美術を考えるのにどこからアプローチされたんですか。

大小島 北村さんから、ククノチが死者を迎える、生と死の世界を行き来して戻ってくる、お盆に冒険をする、などいくつかキーワードをいただいたので、私がつくってきたものとどうやって掛け合わせられるか素材をお見せしながらお話ししたんですね。その中に、子どもたちがふとした瞬間にあちらの世界に行ってしまい、さまざまな体験をして戻ってくるという設定で、生と死が表裏一体であることを表すような作品があって。北村さんのアイデアを骨組みとしながら、私の作品でそこに肉を付けていった感じです。

――普段の作品づくりと舞台美術とでは、似ているところと似ていないところとあるかと思うんです。

大小島 展示なんかだと私が主体的に決めていくことが多いんです。でも今回はみんなで決めるし、みんなでつくっていく。それぞれの点がつながって、徐々に星座のように見えてくる、それが舞台のつくり方なんだなと新鮮でしたね。最初はどういうふうに決まっていくのかわからなくておろおろしていたところ、もっと提案してもいいんだよってアドバイスしてもらったりもしました。

――お稽古場で目にしたダンスはいかがでしたか?

大小島 北村さんが振付や演出をダンサーさんたちにインストールしていくところを目の当たりにしたときは、身体の動き一つで空気感がどんどん変わっていくような生の凄みを感じて、ここに美術が入るんだ、舞台ができていくんだというワクワクと緊張感を感じました。

稽古場より 撮影:大洞博靖

稽古場より 撮影:大洞博靖

――北村さんが大小島さんの舞台美術を言葉にするとどんな表現になりますか。

北村 私は「ボウケントンネル」というコンセプトを掲げているんですけど、まさにボウケントンネルみたいだなと思いました。舞台の床いっぱいに描かれたドローイング、オブジェ、映像などなど要素がいっぱいあって、それぞれが具象的にも抽象的にも見えるんです。例えばドローイングは二次元ですが、三次元を体験するようなマッピングの先導図のようで、踊っている人たちも見ている人たちも違う世界に連れていってくれる、まさに大小島作品はボウケントンネルなんですよ。そのままでも美しいなあとか楽しむことができるんですけど、想像を働かせると、いろんなものが見えてくる。イマジネーションを叩いてくれるトンネルかもしれません。踊り手にとっても、大小島作品によってこんな動きができるかもしれない、その動きはここですべきかもしれないなど、いろんなプチ世界に飛んでは戻ってこられる、どこでもドアのような存在ですね。

――では最後に大小島さん、対談を締めていただけますか(笑)。

大小島 ダンサーさんの身体が奏でる音であったり、熱気であったり、体の捻りがつくる有機的なラインであったり、横山裕章さんがつくる音楽であったり、五感のすべてに働きかけるようなさまざまな刺激が詰め込まれた舞台になるんじゃないかなと思っています。私たちが住んでいる世界は、見えないものの方が多いじゃないですか。この舞台がそういった見えないものだけれど大事なものへアクセスをして、それこそボウケントンネルによって旅に出て戻ってくる、そうすると戻ってきたときには元いた場所なのにまた違った何かがあるかもしれない、そんな多角的なまなざしを持てるような舞台となることを目指して北村さんや皆さんと頑張っています。

――大小島さんも一緒に踊ってみたくなりませんか?

北村 え?!  大小島さんも踊るんですよ

大小島 ふふふ!

北村 客席にいらっしゃる皆さんも一緒に踊っていただく時間があるんです。大人の皆さんも子ども心を解放して踊ってください。

大小島 客席の中でも上手い方になりたいので、早めにレクチャーお願いします。

取材・文:いまいこういち

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新国立劇場が、2021年9月3日(金)~12日(日)に上演を予定していた『ガラスの動物園』(フランス国立オデオン劇場制作)を公演中止することを発表した。

中止の決断は、新型コロナウイルス感染症の影響による日本への入国制限の緩和等が現時点で見通せないことからとのことで、2022年秋への延期を検討するそうだ。

新国立劇場は、本公演は当初2020年9月に予定していたものが中止となり、2021年9月の上演を目指しておりましたが、再び中止ということになりました。公演を楽しみにされていた皆様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げますとメッセージを寄せている。

なお、2022年秋の延期公演については、2022年春に改めて案内するとのこと。

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2021年11月10日(水)~15日(月)有楽町マリオン内の劇場・オルタナティブシアターにて、京極夏彦原作の大人気長編推理小説「魍魎の匣」を、主演に小西遼生を迎えて、初のミュージカル化することが決定した。

「魍魎の匣」は、京極夏彦による第一作の「姑獲鳥の夏」に続く百鬼夜行シリーズ第二弾として刊行され大人気となった長編推理、伝奇小説。第49回日本推理作家協会賞受賞作でもあり、コミック化、アニメ化、映画化、さらに2019年には舞台化もされ、シリーズ最高傑作との呼び声に違わぬ根強い人気をいまだに保っている。
今回、初ミュージカルとして演出するのは、日本版脚本&歌詞・演出を担当した『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』で第27回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞している板垣恭一。上演台本、作詞も同時に手掛ける。作品の特徴ともいえる民俗的世界観をオリジナルミュージカルとしてどう創作していくのか。

古本屋「京極堂」を営み、宮司にして陰陽師の「拝み屋」、シリーズの主人公中禅寺秋彦役には、テレビドラマのアクション物からブロードウェイミュージカルまで、映画、テレビ、舞台と幅広く活躍を続け、話題となったミュージカル『フランケンシュタイン』(17・20)では怪物役を演じて演出の板垣ともコンビを組んでいる小西遼生が決定した。

そしてミュージカル『見上げてごらん夜の星を』(16)や『おれたちは天使じゃない』(21)など、イッツフォーリーズの名作舞台作品でカンパニーを引っ張る吉田雄が、正義感ゆえ暴走しがちな刑事・木場修太郎役に、舞台『刀剣乱舞』大坂夏の陣(21)、『おそ松さん』シリーズのほか、数々の話題となった2.5次元ミュージカル作品で活躍し続けている北村諒が探偵の榎木津礼二郎役に、ミュージカル『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(20)で好演した神澤直也が、主人公・中禅寺の幼馴染で小説家の関口 巽役に、さらに熊谷彩春加藤将池岡亮介、イッツフォーリーズ出身のベテラン実力派・駒田一ほか、様々な場で活躍する俳優陣とイッツフォーリーズのメンバーとで人気作『魍魎の匣』の初ミュージカルに挑む。

【あらすじ】
戦後復興たけなわの昭和27年8月15日。
暗い性格で友達も少ない14歳の少女・楠本頼子と、頼子のクラスメイトで秀才だが、同じく親しい友人がいない柚木加菜子。ある日加菜子は、自分たちは互いが互いの生まれ変わりだ、と頼子に声をかける。やがて2人は親交を深め、最終電車で湖を見に行こうと約束するが、中央線の途中で加菜子がホームから転落し電車に轢かれてしまう。
たまたま乗り合わせていた刑事の木場修太郎は現場に駆けつけ、頼子と共に病院へと向かった。そこで加菜子の姉の柚木陽子と出会う。重体の加菜子を救える可能性のある病院を知るという陽子の話から、窓のない建物で、周辺住民からは「匣(はこ)」と呼ばれている相模原の研究棟に加菜子を転院させ、そこで治療を受けさせることになった。
一方、小説家の関口巽は、知り合いの雑誌記者・鳥口と、出版社社員の中禅寺敦子と共に、武蔵野の連続バラバラ殺人事件を追っていた。その最中、道に迷って「匣」のような建物にたどり着いてしまう。そこは「美馬坂近代医学研究所」で、加菜子が入院している研究棟だった。その後、厳戒態勢の中で加奈子が失踪し、姉の陽子宛に脅迫文が届く。

鳥口は新興宗教「穢封じ御筥様」の調査をしている中、関口を通して「京極堂」と呼ばれる拝み屋・中禅寺秋彦に相談を持ち掛ける。そこに私立探偵の榎木津礼二郎が加わり、行動を共にすることになった。

バラバラ殺人事件、加菜子の誘拐、穢れた金を浄化のために教祖に集める新興宗教。異なる事象がやがて一つに集束していく。事件の裏に渦巻く「魍魎」とは何なのか。そして、京極堂の過去の秘密とは。

上演台本・作詞・演出 板垣恭一  コメント

「新作ミュージカルを一緒に作りましょう」と持ちかけられた僕は、どうせなら今までのミュージカルにないような題材をと考え、才人・京極夏彦氏の小説『魍魎の匣』を提案しました。ファンの方には「レンガ」と称される、あの分厚い小説です。複雑で多彩な人間関係、重厚な謎解き、そして昭和27年の日本。この傑作小説をミュージカルにしてみませんかと伝え、企画が動き出しました。

見どころは大きく3つ。1つ目はスピード感。長大なストーリーを素早く展開させるノンストップ・ミュージカルを目指します。2つ目は原作世界観の再現。映像で投写されるのは、ひたすら「文字」です。聞きなれない言葉、難しい漢字をビジュアル化して、小説のページをめくっているかのような観劇体験を目指します。3つ目はキャストの妙。主演の小西遼生氏、元劇団員の駒田一氏を中心とする豪華な外部出演者と、劇団員が混ざり合って演技の火花を散らします。

「魍魎の匣」は「百鬼夜行シリーズ」の二作目にあたり、時代設定は前作「姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)」同様、昭和27年(1952年)です。同年4月、サンフランシスコ平和条約が発効され、日本は主権を回復したと言われています。つまり現代日本がスタートした年なのです。もしかして京極夏彦氏はこのシリーズで「現代の古典」を書こうとされているのではないか、つまり現代に通底する真理を描こうとしてのではないでしょうか。本作では「科学」と「情念」という真逆な要素が絡み合います。それは、世界は計算で割り切れるはずと考えたい我々と、感情に振り回され己をコントロールできない我々、つまり今現在の私たちそのものだと僕は感じています。

見たことのないようなミュージカルを作り出すのが目標です。劇場でお待ちしておりますので、どうぞご期待ください。

小西遼生 コメント

この度、中禅寺秋彦役を務めさせて頂きます小西遼生です。この複雑怪奇な物語に音楽をのせて、一からまた新たなるミュージカル作品を創れる喜びを感じています。
馴染みある板垣恭一さんの脚本・作詞・演出と、以前よりご一緒してみたかった音楽家・小澤時史さんのタッグ、そしてオリジナルミュージカルに精力的に挑み続けているイッツフォーリーズの面々との共演も心強く、とても楽しみです。
とはいえ慎重すぎるほどに慎重で、事件解決には腰が重い中禅寺が、個性豊かな他の登場人物と、この度の事件と、どのように関わりを持っていくのか、、
脚本と音楽が手元に届くのを心待ちにしたいと思います。
きっと皆様にお目にかかる頃には、素晴らしい作品が出来上がっていることでしょう。
この世には不思議なことなど何も無いのだから。

吉田雄 コメント

京極夏彦さんの原作を読んだ時、難解だけど面白く、もし自分が配役されるなら、絶対、木場刑事をやってみたいと思っていたので、演出の板垣さんから指名されたときは感無量でした。初めての刑事役に全力で取り組み、板垣さんや初顔合わせの共演者の皆さんと火花を散らして舞台を作っていきたいです。劇団の先輩である駒田一さんと共演するのも今から楽しみです。イッツフォーリーズの舞台をご覧になったことがない方も是非、観ていただきたい作品にしたいと思っています。

北村諒 コメント

榎木津礼二郎を演じます、北村諒です。
すでに様々な展開をしている魍魎の匣。沢山の方に愛されている作品で、榎木津礼二郎を演じれること、とても嬉しく思います!
原作のもつ雰囲気をしっかり舞台上で表現できるよう、そして観に来てくださる皆様に楽しんでいただけるよう、全身全霊で挑みます。
学ぶことも多いと思うので、今から楽しみです!

神澤直也 コメント

僕が演じる関口巽と僕の年齢は10歳ほど離れていますが、いかに違和感なく演じられるか、僕自身が演じることに意味があるようなキャラクターに仕上げていくのが課題です。
『魍魎の匣』はミステリーが苦手な人にも面白いと思っていただける作品です。原作の面白さをミュージカルにすることでまた違った味わいが出て来ると思っています。

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2021年11月・12月日比谷シアタークリエにて上演予定のミュージカル『GREASE』の扮装メインビジュアルが解禁された。人気イラストレーターの山崎若菜が本公演のために書き下ろしたイラストとのコラボビジュアルとなっている。

イラストレーション:山崎若菜

イラストレーション:山崎若菜

本作は、1970年代にブロードウェイ初演。黒い革ジャンとグリースで固めたリーゼント、50ʼs の彩り鮮やかなファッション、そして数々のキラーチューン…青春時代に誰もが経験する恋と友情を描き出す本作は、トニー賞最優秀ミュージカル作品賞を始め、7部門でノミネートされ、 超ロングランを記録した大ヒットミュージカル。

主人公ダニーを演じるのは、ミュージカル『刀剣乱舞』やミュージカル『レ・ミゼラブル』など多岐にわたるミュージカル作品への出演で幅広い人気を博し、今や日本ミュージカル界になくてはならない存在となった三浦宏規

ヒロインのサンディはディズニー・アニメーション映画『モアナと伝説の海』日本版ヒロイン・モアナ役に大抜擢、さらにミュージカル『レ・ミゼラブル』など多くの大型ミュージカルで大役を演じ、圧倒的な歌唱力と演技力にますます磨きのかかる屋比久知奈が務める。

ダニーがリーダーを務める男子不良グループのメンバーは、ミュージカル『刀剣乱舞』などの2.5次元ミュージカルを中心に絶大な支持を得、ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3ベルナルド役やミュージカル『17AGAIN』への出演が決定する等、活躍の幅を広げる有澤樟太郎。ミュージカル『アナスタシア』ではディミトリ役に大抜擢され、ミュージカル界から大注目されている内海啓貴。ミュージカル『テニスの王子様』で注目を集め、2.5次元ミュージカルを中心に大きな存在感を発揮している神里優希。世界大会での優勝経験を持つ圧倒的なダンス力に加え、その演技力で存在感を示す皇希らが出演。

サンディが加入する女子不良グループのリーダーは、ミュージカル『ヘアスプレー』アンバー役、ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2マリア役など数々の作品で大役を任され、ミュージカル界で目覚ましい活躍をみせる田村芽実。さらにそのメンバーを元宝塚歌劇団・娘役スターで在団中は『花より男子』ヒロイン・つくし役など、確かな技術で数々のヒロインを演じた城妃美伶。圧倒的な歌唱力でミュージカル『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~』やミュージカル『Beautiful』など数々のミュージカル作品で存在感を示すMARIA-E。そして森山開次が演出・振付等を手掛けた舞台『不思議の国のアリス』の主演・アリス役で鮮烈な印象を残したまりあらが出演する。

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2.5次元の舞台やミュージカルの展示コーナーなどを併設した常設のグッズショップ『2.5次元ショーケース』が2021年7月21日(水)、東京・池袋の 体験型複合施設『NANJATOWN(ナンジャタウン)』園内にオープンする。

当ショップは2.5次元の舞台やミュージカルの公式グッズが購入できる物販コーナーと、舞台で使用した衣裳や小道具の展示、新作のプロモーション映像、フォトスポットなどが楽しめる展示コーナーで構成される2.5次元の舞台やミュージカルの魅力がつまった“ショーケース”のような情報発信基地。

物販コーナーは、常に複数作品の公式グッズを取りそろえ、作品や商品が随時入れ替わる。展示コーナーは7月21日(水)~8月8日(日)までの期間限定で『「BANANA FISH」The Stage -前編-』の衣裳展示を行う。

また、当ショップの誕生に伴い、ナンジャタウンでは2.5次元の舞台やミュージカルとのコラボレーション催事の展開をスタート。第一弾として9月3日(金)から舞台『魔法使いの約束』第1章とのコラボが決定した。撮り下ろし素材を使用したオリジナルグッズの販売や展示を行い、オリジナル景品がもれなくもらえるラリーゲームやノベルティ付きコラボフード・ドリンクが楽しめる。

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