稲垣吾郎×新垣結衣『正欲』 磯村勇斗・佐藤寛太・東野絢香ら追加キャスト&新場面写真5点を解禁(コメントあり)
- 2023.05.01
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2023年秋公開の映画『正欲』から、追加キャスト情報と新場面写真5点が解禁された。
『正欲』は、『桐島、部活やめるってよ』『何者』などの朝井リョウ氏が、作家生活10周年作品として書き上げた小説。2021年3月に発売され、第34回柴田錬三郎賞を受賞している。同小説初の映画化でメガホンをとったのは、『あゝ、荒野』、『前科者』などの岸善幸監督。脚本は、『あゝ、荒野』『宮本から君へ』などの港岳彦氏が手がける。
マイホームで妻と子を養う横浜検察庁の検察官・寺井啓喜を演じるのは、稲垣吾郎。広島のショッピングモールの契約社員で特殊性癖を持つことを隠して生きる桐生夏月役で、新垣結衣が共演。小学校不登校の息子が世間から断絶されてしまう可能性を恐れる寺井と、自ら世間との断絶を望む夏月の物語が描かれる。
映画『正欲』 新垣結衣 (C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会
不登校の息子が世間から断絶されることを恐れる検事の啓喜。ひとつの秘密を抱え、自ら世間との断絶を望む寝具販売員の夏月。夏月の中学の同級生で、夏月と秘密を共有する佳道。心を誰にも開かずに日々を過ごす大学生・大也。自分の気持ちに戸惑いながらも心に従おうと邁進する、大也と同じ大学に通う八重子。無関係に見えたそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに交差する。
あらたに出演が明らかになったのは、磯村勇斗、佐藤寛太(劇団EXILE)、東野絢香の3名。『ヤクザと家族 The Family』や『劇場版 きのう何食べた?』などで知られる磯村勇斗は、夏月の中学時代の同級生・佐々木佳道を演じる。佐々木は、両親の事故死をきっかけに中学3年まで暮らしていた広島に戻ってきた人物で、夏月との間に誰にも言えない秘密を共有している。
佐藤寛太が演じるのは、大学生でダンスサークルに身を置く諸橋大也。諸橋は、大学の準ミスターに選ばれるなど一見華やかな場所にいるように見えるが、人との交流を避けている。
連続テレビ小説『おちょやん』などで知られ、本作で映画初出演を果たす東野絢香は、大也と同じ大学に通う神戸八重子を演じる。神戸は、学祭実行委員として大也が所属するダンスサークルにイベント出演を依頼。通学中や講義中も、異性と目を合わさぬよう、触れることがないようにやり過ごそうとする。
磯村、佐藤、東野のコメントは以下のとおり。
磯村勇斗
映画『正欲』 磯村勇斗 (C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会
今回の作品では、自分の指向とは異なる人物を演じなければならなかったので、その感覚を体に馴染ませるのが難しかったです。
ですが『前科者』でご一緒させていただいた岸監督とだったので、信頼しながら作り上げていきました。
クランクイン前や現場で監督と話し合い、丁寧に佐々木佳道に寄り添っていきました。
難しい題材ではあるものの、今の時代に問う作品になっていると思います。
佐藤寛太
映画『正欲』 佐藤寛太(劇団EXILE) (C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会
自分の身体の目に見えるところに傷をつけられたような、
今後一生自分が向き合っていくことになるものだと気づかされた。
というか知らされた、知らしめられたという感覚でした。
準備期間前に自分が当たり前だと思っていた価値観が崩れる不思議な体験でした。
杭を一本一本打ちながら登っていく力強さを大也に感じたから、
それは誰にでもあるものじゃないから、勇気をもらうじゃないけど、
今までにない感じ方をした役柄でした。
岸監督の演出のなにがすごいって、遠回りをさせてくれる。
簡単に答えを出さないから、遠回りして見た景色を現場の本番というゴールに来た時に
もうひとつ昇華させてくれる、一緒に考えてくれる。
欲しい言葉をくれるというのもあるけど、絶えず考えさせてくれるし、
信頼してくれてるのがすごく分かるから、気張るという意味ではなく、応えたいと思うし、
この監督が創る作品のなかで、重要なピースでいたい。と気持ちよく思わせてくれる。
今回ご一緒させていただいて、ここに呼ばれるように自分を削っておきたいな、と思いました。
どこかでまあこれでいいかと思わず、ずっと削っておきたいです。
こんな組に携われることはなかなか無いから、ここでできることは全部出しときたいな、
この作品、この役に悔いを残したく無いな。と思いました。
この映画観てくれたひとがみんな傷つけばいいのに、
傷ついてハッとして人にやさしくなればいいのにって思います。
東野絢香
映画『正欲』 東野絢香 (C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会
原作を読んだ時に感じた、喉の奥に広がる苦さが逃げないよう、丁寧に撮影を重ねて挑みました。
全てを愛する事は、難しいです。
ですが、あの日、カメラの前に立ったあの瞬間は、心からなにかを愛せたと思います。
1秒1秒がスローモーションに感じたあの時間や空間を、私は生涯忘れません。
この作品が、誰かにとっても、そう記憶される映画になればと、万感の思いでいっぱいです。
『正欲』は今秋、全国ロードショー 。
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6月12日(月)まで国立新美術館にて開催中『ルーヴル美術館展 愛を描く』東京展の来場者が約25万人に到達したことがわかった。また、夜間開館が追加で実施されることが決定している。
『ルーヴル美術館展 愛を描く』は、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから、「愛」を描いた74点の名画が一堂に会する展覧会だ。“案内人”を俳優の満島ひかりが務め、声優・森川智之ともに音声ガイドを担当。公式図録、オリジナルグッズなどの販売も行われている。
主催発表によれば、『ルーヴル美術館展 愛を描く』東京展には3月1日から5月1日現在までに約25万人が来場したとのこと。なお、ゴールデンウィーク明けの5月8日(月)以降入場ぶんのチケットから、これまでの事前予約制(日時指定券)を終了。5月7日(日)までの入場ぶんチケットは、引き続き事前予約制(日時指定券)を継続する。オンラインチケットや、各種プレイガイドおよび、国立新美術館券売所で販売する全てのチケットが事前予約(日時指定)不要となる。
『ルーヴル美術館展 愛を描く』 (C)NTV
『ルーヴル美術館展 愛を描く』 (C)NTV
また、国立新美術館では通常、金曜・土曜のみ20時まで夜間開館(19時30分最終入場)を行っているが、同展の好評を受け、5月3日(水・祝)・4日(木・祝)、6月7日(水)・8日(木)・11日(日)も、20時まで夜間開館することが決まった。なお、通常火曜は休館日だが、5月2日(火)のみ18時まで開館(17時30分最終入場)する。
そのほか、国立新美術館でのチケットの販売場所が、4月29日(土・祝)より、美術館内1階中央インフォメーション横から、正門(六本木)側および乃木坂駅側の屋外券売所に変更されている。詳細は、『ルーヴル美術館展 愛を描く』公式サイトを確認しよう。
なお、『ルーヴル美術館展 愛を描く』は東京展終了後、6月27日(火)から9月24日(日)まで京都市京セラ美術館で巡回展示が行われる。
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コムドットのメンバーゆうまが、本日・5月1日(月)に1st Single「カーテン」をリリースした。あわせて、本日20:30にMVもコムドットYouTubeチャンネルにて公開となった。
MVにはコムドットメンバーのゆうたが出演し、18歳の悠馬が思い描いた未来と今が融合したストーリーに仕上がっている。
メジャー1st Digital Single「カーテン」は、「満員電車に乗ることもなかったし、誰かを想う暇もないくらい走っていたなぁ」と気づいた、24歳の悠馬と18歳の悠馬が時を超えて共作した1曲となっている。
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数多くの劇場が集まる日比谷・銀座の街を舞台に、2018年より開催されている『日比谷フェスティバル』(NESPRESSO presents Hibiya Festival 2023)。ミュージカルや伝統芸能、オペラ、器楽といった様々なエンターテイメントの熱気を劇場から街へ解き放ち、都市とエンターテインメントと人を繋げている。2023年4月30日(日)に行われたステップショーの様子をお届けしよう。
a new musical『ヴァグラント』
平間壮一
廣野凌大
本作は、ポルノグラフィティのギタリストである新藤晴一がプロデュース・原案・作曲・作詞を手がけるオリジナルミュージカル。この日は新藤と平間壮一、廣野凌大、小南満佑子、山口乃々華、水田航生、美弥るりかが登場。
和の要素とロックの要素が入り混じった粋で華やかな「祝い唄」、トキ子(小南満佑子・山口乃々華)、政則(水田航生)、譲治(上口耕平)という幼なじみの3人が歌う詩的な言葉が印象的な「月の裏側」、佐之助(平間壮一・廣野凌大)の熱さや葛藤を感じさせる「マレビトの矜持」が披露された。この日公開されたビジュアルと合わせてイメージが広がり、作品への期待がグッと膨らむ。
新藤晴一
パフォーマンスの後は新藤も参加し、本作が始動したきっかけや楽曲についてのトークが行われた。まずは観客を前に初披露した楽曲について聞かれ、新藤は「これからどんどん進化していくと思うけど、皆さんに歌ってもらったことで曲がイキイキして感動しています」と笑顔に。緊張していたという廣野をはじめとするキャスト陣も「良かった!」と胸を撫で下ろす。
この企画は、新藤が2019年にロンドンで『メリーポピンズ』を観て改めて魅力を感じ、「自分は曲も歌詞も小説も書く。簡単なことではないけどチャレンジできるかも」と思い立って周囲に相談したことから始まったそう。ポルノグラフィティとして追求する音楽とは違い、物語が呼ぶ音楽を作りたいと感じて取り組んだ結果、今まで作ってこなかった音楽ができたという。
新藤から「逆に、普段ミュージカルの曲を歌うことが多いみなさんがロックやポップス寄りの歌を歌うのはどうなんですか?」と質問されると、平間は「オリジナルで、日本語で書かれた日本語のための楽曲なのでお芝居もやりやすいしすんなり言葉が入ってくる」と答え、美弥も「翻訳だと日本語に無理がある場合もあるけど、言葉に合わせて音楽があると歌っていて気持ちいい」と話す。
また、新藤はミュージカルに挑戦したからこその気付きもあったそうだ。その一つが楽曲で使用する音域。「歌いやすい名曲は1オクターブ半くらいに収まった上で豊かなメロディーがあることが条件らしい。でも、俺が作ってあいつ(岡野昭仁)が歌ってる曲は、その倍くらい(笑)。歌いにくいんだってことを最近学びました。だからこのミュージカルでは比較的まともにしたけど、でも広いですね。これから大変なところがどんどん出てくると思います」とハードルを上げる。これに対し、廣野は「(ポルノグラフィティ)第3のメンバーになれるように頑張ります!」とボケて笑わせていた。
左から小南満佑子、水田航生、山口乃々華
歌唱の感想を聞かれた山口は「とても綺麗なメロディーだけど歌詞は生々しさもあって、物語を知るとより深みが増す楽曲なんだろうなと思いながら歌いました。新しいけどどこか安心するようなメロディーで、歌っていて楽しかったです」と語る。小南も「今日は3曲だけでしたが、作品の世界観などが詰まった楽曲で、私もいちミュージカルファンとして楽しみです。演劇界に新しい風を吹かせられるような作品になるんじゃないかと思います」と自信を覗かせた。
そんなキャスト陣の姿に、新藤は「歌唱指導や振り付けの方が指摘や指示をすると、皆さんすぐやるのでびっくりしました。ミュージカル俳優はあんなに一瞬で入るものなんですね」と驚きつつ、「僕がミュージカルファン目線で書いた曲を今日聞けて、このミュージカルを観たいと思いました」と仕上がりに期待を寄せる。アーティストのライブにはない長い稽古期間にも興味津々なようで、「これだけ歌えて踊れて物語の理解力も高い人たちが、これから1〜2ヶ月稽古するんでしょう。ありがたいですね。絶対見に行きたいし仲良くしてもらいたい!」と笑顔を見せた。
左から美弥るりか、廣野凌大
最後に平間が「この作品の登場人物は、1人1人が悩みや不安を抱える人間。誰もが持っているような闇と立ち向かい、どんな人と出会ってどんな変化が起きるのかを描いています。みんなが仲間になって、最後は一緒に盛り上がれる舞台にしたいし、何かの力になればいいと思っています」と語り、最後に様々なメッセージや問いかけが詰まった「あんたに聞くよ」というナンバーでステージを締め括った。
>(NEXT)『FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜』
ミュージカル『FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜』
ステージには柚希礼音、ソニン、実咲凜音、清水くるみ、平野綾が登場。前向きでパワフルなメッセージに満ちた「自由か死か」でスタートした。自分らしく生きようと奮闘する女性たちを描いた凛々しく勇ましい楽曲に、客席から大きな拍手が起きていた。
本作は、2019年に日米のクリエイターによって競作され、同年の読売演劇大賞優秀作品賞を受賞したオリジナルミュージカル。ソニンは「アメリカで曲や流れはなんとなくできていましたが、みんな世界初演という気持ちで作り上げました」と語る。
19世紀半ばのアメリカの実話を元に、過酷な労働環境や賃金に関する差などに対し、平等と権利を求めてペンを武器に戦った女性たちを描いた物語で、この日のイベントに登場したキャスト陣は紡績工場の工員を演じる。柚希演じるサラが、ソニン演じるハリエットら女性たちと友情を育み、立ち上がる物語だ。女性たちのポジティブなパワーが詰まった楽曲とストーリーで、2019年の初演は多くの観客の共感を呼んだ。
続いて披露されたのは、サラが戦うことへの不安と決意を歌う「剣と盾」。柚希のまっすぐで伸びやかな声に心を掴まれる。日比谷フェスティバル用の特別バージョンとなる「自由の国の娘たち〜ストライキ」は、語りかけるようなソニンの歌唱によって物語の世界に引き込まれた。サラとハリエットの友情とすれ違い、女性たちの強い思いに胸を打たれる。
柚希礼音
ソニン
実咲凜音
トークコーナーでは、再演から参加する平野が「みなさんのパワーに驚いています。早くこのチームワークに入れるように頑張ります!」と意気込み、ソニンは「今回はキャストが結構変わっているのもあって、楽曲やセリフが加わったり変更されたり。初演を見てくださった方も新鮮に楽しめると思う」と見どころを語る。柚希は「サラとハリエットの友情が育まれるまでの過程がより丁寧になるそうです」と、変更点に対する楽しみなポイントを述べた。
楽曲の難易度が高いのも本作の特徴だそう。実咲は「私は歌ってないけど、寄稿集の編集シーンで歌う曲は難しいと思う。三拍子だし」と挙げ、清水は「戦う曲はリズムをちゃんと取らないと戦っている感じがしない」と難しさを語っていた。
清水くるみ
平野綾
平野は「私は今回から初参加で、大変なことや作中の素敵なことを、これからたくさん感じていくと思います。それを大切にしながら、みなさんに引っ張ってもらいつつ新しい『FACTORY GIRLS』を作れたらいいなと思っています」と意欲を見せる。清水は「また新たな、パワフルな作品になると思うので、初演を観てくださった方もぜひ観に来てください!」と笑顔で語り、実咲は「初演の時、観に来てくださった方々からいただいた言葉が連鎖し、たくさんの方に観ていただけたことを本当に嬉しく思いました。新たなメンバーも加わり、いちから新しく作るものを観ていただけたら嬉しいです」とアピール。
ソニンは「初演は本当に苦労してみんなで作り上げました。もちろん日米合作ではありますが、日本発のオリジナルミュージカルだと胸を張って言いたいくらい、本当に全力で作りました。そこから再演に向けてさらにブラッシュアップし、新しいキャストの皆さんに刺激をもらって、2023年の『FACTORY GIRLS』ができると思います。劇場でお会いできることを楽しみにしています」と熱意たっぷりに語る。柚希は「公演中も何度も魂を揺さぶられる感覚がある、大好きな作品なので、再演ができて本当に嬉しいです。新たな仲間が加わり、3年半経ってみなさん今日まで色々なことがあって、それを元にさらにパワーアップした舞台をお届けしたいと思いますので、何度でも足をお運びください」と呼びかけ、優しく温かい力強さに満ちた「あなたと出会えてReprise」で幕を閉めた。
3LDK
この日最後に行われたのは、植原卓也、平間壮一、水田航生による俳優ユニット3LDKのステージ。コロナ禍もあって観客の前で披露するのは初だという植原作詞の楽曲「LOVE GAME」では、キレのあるダンスと歌唱に自然と拍手が起き、ステージ周辺のボルテージがグッと高まっていた。
平間壮一
植原卓也
水田航生
3人は付近の施設からイベントを見ている人にも手を振りながら盛り上げ、4月7日(金)に発売したフォトブックや、冬に3人で上演するコメディミュージカル『ミア・ファミリア』の話をゆるい雰囲気で繰り広げる。それぞれが俳優として活躍しており、日比谷周辺にある劇場との関わりも深いことから、各劇場や付近のパン屋に関する話題も。自然体のトークに観客席からは笑い声や歓声が幾度も上がる。
続いて、2023年冬に3人で上演する韓国発のミュージカル『ミア・ファミリア』より「ミア・ファミリア」が披露された。シアターバーを舞台にしたワンシチュエーションコメディで、劇中劇の中で歌われるナンバーだそう。本編の後にライブ形式になる作品で、演出を手がける安倍康律から「本人たちを出していい」と言われているということも明かし、後半は観客と一緒に楽しみたいと語った。
さらに、それぞれが出演を控えている舞台として、植原より『ダーウィン・ヤング 悪の起源』、平間から『ダ・ポンテ〜モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才〜』、水田から『FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜』、平間と水田が出演する『ヴァグラント』の告知が行われた。
ラストに披露されたのは「Summer Flower」と「Butterfly」の2曲。「Summer Flower」は3人の歌声を堪能しつつゆったりノれるナンバー。平間がステージから客席に降りる一場面もあり、客席と一体になって楽しんでいる様子が印象的だった。最後の「Butterfly」は、ガラリと雰囲気を変えてクールで疾走感のあるパフォーマンスで魅せる。それぞれの個性が見えるダンスや歌唱、ハプニングやアドリブにも瞬時に対応する息のあったやりとりに、冬の舞台への期待が高まった。
日比谷フェスティバルは5月7日(日)まで日比谷・銀座で開催。ステップショーの様子はライブ配信・アーカイブ配信も行われている。
取材・文・撮影=吉田沙奈
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2023年5月3日(水)~10日(水)、東京・こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて舞台『桜姫東文章』が上演される。原作は鶴屋南北の歌舞伎演目。美しい桜姫(三浦涼介)をめぐり、桜姫を恋人の転生と信じる清玄(平野良)や盗賊・釣鐘権助との愛憎が描かれていく。花組芝居の加納幸和が脚本、劇団鹿殺しの丸尾丸一郎が演出を手がける。
本作で釣鐘権助を演じる鳥越裕貴、入間悪五郎役の井阪郁巳の対談が実現。俳優としての印象や、悪役への向き合い方などたっぷり語ってくれた。
――お二人が演劇作品で共演するのは、Live Musical『SHOW BY ROCK!!」以来ですね。
鳥越:5、6年ぶりになりますね。この現場で会うと新鮮です。いつもバグッてる郁巳しか見ていないので(笑)。
井阪:鳥さんとはいつも『ぼくたちのあそびば』というYouTubeの番組で長くご一緒していますが、こうして人として会うと全然印象が違いますね。
鳥越:いつも人や(笑)。バケモンやと思っとんのか?
井阪:(笑)。とにかく、稽古場では役者スイッチ全開の鳥さんなんですよ。鳥さん、いろんなスイッチあるんやなって。
鳥越:郁巳こそ、しっかり台本を読み込んで自分の役どころの解釈を言葉にしとるやん? 稽古中も、わからないことはわからないって言えるし、改めて素直ないい子なんだと実感しています。
井阪:個人的に、鳥さんはコメディのイメージが強かったんです。今回は笑いは少ないかもしれないですけど、その中でも鳥さんが権助として仕掛けてきそうでワクワクしています。しっかり向き合ってお芝居する機会は『SHOW BY ROCK!!』でもなかったので、今からすごく楽しみです。
鳥越:そやな。今回は、なかなか共演できないような方々が集まっていますから。桜姫が涼介くんで、清玄が良くんという組み合わせの時点で面白いし、あの二人は本読みから掛け合いがすごかった。残月役の高木稟さんとか、スーパーアンサンブルの谷やん(谷山知宏)は本当にいろんな引き出しを持っているし、これからの稽古が楽しみです。
鳥越裕貴
――この取材時点では、作品が本格始動したばかりのタイミング。現時点での手応えはいかがでしょうか?
鳥越:このあいだ顔合わせと本読みをしたばかりですね。どうやった?
井阪:歌舞伎らしい言葉遣いが結構そのまま書かれていたので、台本をいただいた時点で僕は読むのに苦戦していました。本読みはどうなるんだろうって未知の状態だったんですけど、過去に歌舞伎作品を演じたことのある鳥さんや平野良さんはすでにセリフとして馴染んでいるのを見て「あ、やばいかも!」って焦りました。
鳥越:僕は『絵本合法衢』で、今回と同じスタッフチームでやらせてもらっているんですよ。その時に初めて歌舞伎の演目に触れましたが、今の郁巳みたいに不安でいっぱいでした。確かに難しいかもしれないですが、皆の声で聞くとわかりやすい。ひたすらテーブル稽古をしていたら、気づくとセリフが入っていた感じです。作品がパワーを持ちすぎていて、一人で読んでいると吸い込まれそうになるんですよね。
――今作は退廃的な世界を表現した「狂い咲き」と昭和の浅草的世界観の「乱れ散り」の2バージョンでの上演。さらに、現代劇に合わせた設定の変更もあるそうですね。
井阪:権助のビジュアル、ワルかったですね~!
鳥越:そやね(笑)。悪五郎のビジュアルは、まだ出てないよな?
井阪:今の段階でのイメージは、全身白スーツって言われています。舞台になる場所も、教会とか地下鉄のホームが出てきたりするんですよね。稽古でも、より現代の言い方で昔の言葉を表現してみるのはどうだろうという話をしているので、お客様にとってはもっとわかりやすくなるかもしれない。
鳥越:歌舞伎の良さを出しつつも、自分たちらしく。物語としては、人物像がはっきりしていてすごくわかりやすい。お客さんにどう広げていくのかが課題です。
――演じる役について教えてください。桜姫の運命を大きく変えてしまう男が、悪党である釣鐘権助です。
鳥越:彼は彼なりの地位を見つけた人。隙間産業をうまいことやって、桜姫との出会いでフィーバーを起こしている状態なんです。「こんなにいい女を引っかけたんだぞ!」って調子に乗っちゃって、これまでやってきた悪事が自分に返ってくる。最後にドダダダーッと転げ落ちていく悪役のやられっぷりは、見ていて気持ち良いはずです。
――井阪さん演じる入間悪五郎は、権助と組んで桜姫を陥れようと企む男です。
井阪:悪五郎は、桜姫が転落していくきっかけを作る人物。役どころとしてはかき乱していく存在なんですけど、今はまだ僕は癖の強い共演者の方々に敵わない状態。正直、今はかなり僕に立ち稽古の時間を割いていただいています。
――たしかに、井阪さんの悪役は新鮮かもしれません。
井阪:今まで演じた役の1割にも満たないですね。悪役というところを、ここまで深く意識するのは初めてです。今まで自分が見てきた中でめちゃくちゃ嫌な役が出てくる作品を改めて見たり、その役を演じた役者さんのインタビューを読んだりしています。自分の想像力をもってやりたいんですが、悪五郎について自分に置き換えられるところがないんです。今は、そこを作り上げている状態ですね。先輩たちのヤンチャ話も聞かせてもらいたいです。
鳥越:自分と重ねられるようなヤンチャ話はないの?
井阪:あっても子供の頃なんですよ。ベランダの植木鉢にハトが住み着こうとしてたので、それを追っ払ってしまいました。あれは悪いことをした……
鳥越:かわいいな、おい!
――鳥越さんは、徐々に役柄の幅を広げてきた印象です。
鳥越:そうですね。最初の頃は元気っ子や無垢な役が多かったですけど、結構激しい役をもらえるようになりました。演出の丸さん(丸尾丸一郎)が僕のヤンチャな感じを好いてくれているらしくて。悪役が似合うと言ってくださっているんですが、僕のことどんな風に見えているんでしょうかね?
井阪:(笑)。
鳥越:それこそ『絵本合法衢』は、当時の僕にとってかなり新鮮なクズの役でした。歌舞伎ならではのかっこいいシーンがあって、板の上で演じるのがめちゃくちゃ気持ちよかったんですよ。あの感覚が今でも印象に残っています。悪役って、普段なら絶対にやらない悪行をする。郁巳もそれを楽しさにシフトできたら、やりやすくなっていくんちゃうかな。
井阪:たしかに、まだ思えてないですね。ただ、いろいろ考えているうちに、感覚は掴め始めてきている気がするんです。
――難しさもありつつ、悪役を演じるというのは役者さんにとって憧れの一つではないでしょうか。
鳥越:『アウトレイジ』とか『クローズZERO』とか、ヤンキー映画やドラマの影響が大きい気がします。
井阪:わかります! かっこいいですもん。
鳥越:どの世代も必ず見ていますよね。僕は『ごくせん』やし、郁巳やったら『ROOKIES』やろ?
井阪:ですね! でも僕、痛いのはダメなんです。小学生の時、めちゃくちゃ喧嘩する子だったんですけど。
鳥越:意外!
井阪:でもある日、サッカーしてたら複雑骨折しちゃって。すっごく痛かったんですよ。痛いことは嫌なことなんだってわかってから、人に絶対しちゃいけないんだって考えを改めました。
井阪郁巳
鳥越:優しすぎる子やな。郁巳みたいないい奴が、悪五郎を演じるのは相当な挑戦やと思う。この役に推薦した人は「役者として、早くこっち来いよ」って思いだったんだろうね。
井阪:顔合わせの前に、丸さんから「いっくんを知っているからこそ、正直いっくんが演じるのは難しい役だと思ってる。それでもプロデューサーが『井阪さんにやらせたい』って言ったんだよ」と教えてもらって。ドシーンと来ました、心に。他にも可能性がある役者さんはたくさんいるのに……僕自身、役者を続けるならもっともっと力をつけていかなきゃと思っていた時期に、このような挑戦をする機会をいただいて縁を感じました。正直今は苦しいけど、負けたくない。ここを越えたら先輩たちが見ている芝居の楽しさを、僕も味わえるんだと思って食らいついています。
――役によっては、歌唱シーンもあるそうですね。
鳥越:そう! 涼介くんの歌、聞いたことある? ミュージカル『エリザベート』のルドルフ、すごかったんだから!
井阪:映像ですけど、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は見ました。桜姫の歌、楽しみでしょうがないです。
鳥越:艶やかさがあって、ふっと崩れてしまいそうな儚さがある。誰が見ても「おっ!」っと思ってしまう表現の仕方を持っている方やから。涼介くんや良くんの歌は、そりゃあ聞きたいですよ……そんななかで今回、なんで僕も歌うんですか? あんな歌うまな人たちの中に、俺を入れんといてください!
井阪:いや、聞きたいですよ! 鳥さん、自分ではこんなこと言ってますけど絶対そんなことない。別の現場でこの話になったとき、丸さんも「鳥越は歌うまいのに、なんで嫌がってるんだろうな?」って言ってましたよ。
鳥越:とにかく、僕は歌が一番怖いです。緊張しています!
――最後に、公演を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。
井阪:ここ最近では見たことがないような、新感覚な作品です。これまで歌舞伎に触れてこなかった方にも、面白さが伝わるはず。僕としても挑戦の役ですし、魅力的な俳優さんばかり。後悔はさせませんので、ぜひ劇場に来ていただけたら。
鳥越:歌舞伎の演目は踏み込みにくく、硬いと思われがちかもしれません。この作品は演劇としての面白さを追求していて、たまの息抜きになるシーンは先輩たちが担ってくださっています(笑)。現代風に描かれていてわかりやすいですし、すごく刺激が詰まっている。舞台としてこういう風に見せるんだって感動していただけるはずです。
取材・文=潮田茗、撮影=池上夢貢
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2023年7月13日(木)~23日(日)Mixalive TOKYO 6F Theater Mixaにて、CONTEMPORARY STAGE『ケイ×ヤク』が上演されることが決定した。
原作は薫原好江が講談社マンガアプリ「Palcy」にて連載中の『ケイ×ヤク-あぶない相棒-』。累計30万部(電子含む)を突破し、2022年1月に読売テレビ・日本テレビ系で連続ドラマが放送され話題になった人気コミックをW主演の立花裕大と長田光平、そして脚本・演出を務める川名幸宏のタッグで舞台化する。
本作は公安捜査官とヤクザの禁断バディ・サスペンス。立花と長田による芝居×コンテンポラリーダンス×生演奏が織りなす、舞台だからこそ表現できる新たな世界観でおくる。
3年前、未解決のまま突如幕引きされた失踪事件、通称「ジョーカー事案」。
警視庁公安部の捜査官、国下一狼(くにしたいちろう)は、事件で失踪した先輩を思い、捜査再開を訴え続けていた。しかし全く別の任務を命じられ、政治家相手に男娼まがいのことを行っているヤクザ、英獅郎(はなぶさしろう)に接近し内偵と監視をすることに。
そして、ひょんなことから、獅郎が先輩捜査官の弟であることが発覚。謎の失踪を遂げた先輩を探したいとずっと思っていた一狼は、ひそかに獅郎と手を組み、二人で先輩の事件の謎を追う決意をする。上司の目を欺くため、「恋人」のフリをしつつ——。
国下一狼 役 立花裕大 コメント
国下一狼(立花裕大) (C)薫原好江・講談社/CONTEMPORARY STAGE「ケイ×ヤク」
国下一狼役を演じます立花です。
次から次へと目まぐるしく展開していくストーリーと、二人の関係性の変化、そして深堀りされていく二人の過去と魅力満載の作品に引き込まれ、原作を一気読みしてしまいました。
今回は英役の長田光平くんと二人だけで物語を進めていくという内容で、お互い必ずや大きな挑戦になると思います。
濃厚な稽古を重ね、切磋琢磨しながら素晴らしい舞台に仕上げていきたいです。
自分にとっても、一歩それ以上の二歩成長できる作品になると信じてます。
皆様、是非ともよろしくお願いします。
英 獅郎 役 長田光平 コメント
英獅郎(長田光平) (C)薫原好江・講談社/CONTEMPORARY STAGE「ケイ×ヤク」
とても魅力的なキャラクターを演じさせていただけることを嬉しく思います。
僕が演じる英獅郎はヤクザ役ということで、これまでとは違った一面を皆様にお届けできるのではないかと楽しみにしています。
また、立花さん演じる国下一狼との関係性や、それぞれが抱える思いや変化など見所満載の素敵な作品になると思います。
全力で演じさせていただきますので、劇場でお待ちしております!
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NHK「みんなのうた」2023年6〜7月放送に、松下洸平書き下ろしによる「さよならの向こうに」が決定した。
「さよならの向こうに」は、子供のころから何度も訪れる“別れ”をテーマに松下洸平作詞作曲で書き下ろした楽曲。“さみしくてつらいけれど、誰もがその先にある未来にむかって乗り越えていかなければならないこと。別れの先にある新しい世界に一歩踏み出すための一踏ん張り”を温かく見守ってくれるような1曲となっているとのこと。
映像は、アニメーター・矢野ほなみが担当。少年同士の友情や憧れのような気持ちを込めて映像が紡がれる。NHK Eテレ(教育テレビ)では6月1日(木)、NHK総合では6月2日(金)に放送予定。
松下洸平は、6月4日(日)に京都・上賀茂神社にて開催される『葉加瀬太郎音楽祭2023』への出演が決定している。
松下洸平コメント
このような機会を頂きとても光栄に思っています。
「みんなのうた」は、今や年齢問わず色んな年代の方が音楽に触れる特別な番組だと思います。
なので、どんな人にも共感して頂けるテーマをと考えて「さよならの向こうに」を作りました。
誰しもが経験してきた別れの先にこそ新しい自分がいて、さよならは悲しいだけじゃないんだ。そう感じて曲の最後はニコッと笑顔になってもらえたら嬉しいです。
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1:2023/04/28(金) 22:18:51.14ID:TFKJpXIb9 https://gigazine.net/news/20230428-steven-spielberg-sensitivity-revised/
2023年04月28日 14時00分
近年、現代的な価値観に合わせるために過去の小説や映画の内容を改変する事例が増加しています。そんな中、スティーヴン・スピルバーグ氏が「E.T.」の20周年記念版で「銃をトランシーバーに変更する」という対応が行われたことを例に挙げて「過去作を改変すべきではない」という見解を示しました。
Steven Spielberg: ‘No film should be revised’ based on modern sensitivity | Steven Spielberg | The Guardian
https://www.theguardian.com/film/2023/apr/26/steven-spielberg-et-guns-movie-edit
小説や漫画、映画には「発表当時と価値観が変化した現代では不適切とされる表現」が含まれることがよくあり、価値観の変化によって差別的とみなされるようになった表現が削除される事例が多発しています。
例えば、2023年には「チャーリーとチョコレート工場」の原作者ロアルド・ダール氏が記した作品の新版リリースに際して「登場人物の体重」「メンタルヘルス」「人種」「性別」に関する文章表現を大きく変更することが発表されました。この変更にはイギリスのリシ・スナク首相やカミラ王妃からも批判的な意見が寄せられており、作家の表現に対する制限を巡って大きな議論を呼びました。
スピルバーグ監督の代表作品である「E.T.」でも、「20周年記念版で銃がトランシーバーに置き換えられる」という改変が行われていました。この改変について、ニューヨークで開催された「TIME100 Summit」に登壇したスピルバーグ監督は「改変は間違いでした」と発言。
さらに「E.T.は、『E.T.が撮影された時代』の作品です。私たちの現代的価値観に沿って作品を改変するべきではありません」「私たちの映画は、『作品を制作したときにどこにいたのか』『物語を世に送り出したとき、世界はどうなっていたのか』『世界は作品から何を受け取ったのか』を示す道しるべのようなものです。私は(改変版のE.T.を)世に送り出したことを後悔しています」と述べ、過去作品の改変は避けるべきという見解を示しました。
なお、スピルバーグ監督の発言は、以下のムービーで確認できます。
https://youtu.be/CCB6NTM9ST4
https://i.gzn.jp/img/2023/04/28/steven-spielberg-sensitivity-revised/00.jpg
https://i.gzn.jp/img/2023/04/28/steven-spielberg-sensitivity-revised/01.png