おぱんちゅうさぎ、北海道でも“工事の人”が来られず急きょ自ら準備することに 『おぱんちゅうさぎ展』が札幌PARCOで開催

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おぱんちゅうさぎの展覧会『おぱんちゅうさぎ展』が8月11日(金)から8月21日(月)まで、北海道・札幌PARCO 7F・SPACE7で開催されることがわかった。

おぱんちゅうさぎは、“んぽちゃむ”などでも知られるイラストレーター・可哀想に!氏によるキャラクター。「なかなか恵まれない。今にも泣きそうだが、ひたむきに健気に生きていく」をコンセプトにした、地球に住むイキモノだ。

『おぱんちゅうさぎ展』※一部 ※池袋PARCO・PARCO FACTORYの様子

『おぱんちゅうさぎ展』※一部 ※池袋PARCO・PARCO FACTORYの様子

『おぱんちゅうさぎ展』※一部 ※池袋PARCO・PARCO FACTORYの様子

『おぱんちゅうさぎ展』※一部 ※池袋PARCO・PARCO FACTORYの様子

『おぱんちゅうさぎ展』は、「工事の人が来られなくなり急遽おぱんちゅうさぎが展覧会の準備をするハメになった」展覧会。会場では、おぱんちゅの家や、徹夜で準備したおぱんちゅうさぎによる好きなものを集めた展示、おぱんちゅうさぎの世界を体感できるフォトスポットなどを設置される。別会場では、展覧会開催を記念したグッズも多数販売される予定。

チケット(事前前売券)は、イープラスにて本日7月29日(土)12時から発売中。そのほかグッズなどの詳細は、展覧会公式サイトを確認しよう。

 

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なきごとが、結成5周年記念日である10月4日(水)に3曲入り7th デジタル・シングルのリリースが決定した。

さらに、バンド史上初となる全国ワンマンツアーの開催も決定。10月4日(水)の新代田FEVER公演を皮切りに全国5都市6ヶ所を回る。

FC先行は本日より受付スタート。1次先行は8月7日(月)12:00より受付開始予定となる。

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2023年11月3日(金・祝)~19日(日)東京・有楽町よみうりホール、11月21日(火)~23日(木・祝)大阪・松下 IMP ホール、11月28日(火)~29日(水)仙台・電力ホールにて、ミュージカル『スライス・オブ・サタデーナイト』が上演されることが決定した。

本作は、1960年代のロンドンを舞台に誰もが経験するティーンエイジャーの恋の駆け引きや悩み、葛藤を描くミュージカルで、土曜日の夜に巻き起こる一夜の出来事を30曲を超えるロックンロールにのせておくる。
89年4月にブライトンのナイチンゲールパブにあるブライトンアクターズシアターにて初演。ロンドンのキングスヘッド劇場での上演を経て、89年9月末から91年春までロンドンのアートシアターでロングラン上演され称賛を浴びた。93年にはウエストエンドのストランドシアターにて、さらに『Café a Go Go』の名でオフブロードウェイにて上演されるなど、世界中で300回以上上演され、9か国語以上の言語で翻訳されるほどの人気を博し、多くの人を魅了し続けている。
日本では92、93年の上演以来約30年ぶりの上演となり、大人には懐かしさを、若者には新鮮さを感じさせる作品として新たに誕生する。

演出は、近年話題の2.5次元公演やストレートプレイ、さらにブロードウェイ・ミュージカルまで様々なジャンルの作品を手掛け、その場に立つ俳優の実感を、空間演出により最大限に引き出す手法に定評がある元吉庸泰が務める。

シャイで無邪気だが、魅力的な主人公・リックを演じるのは、河下楽。関西ジャニーズJr.内のユニット、AmBitious のメンバーとしてコンサートや舞台などで公演を重ね着実に成長を続ける一方、個人でも22年に音楽劇『星の王子様』で舞台初主演を務めるなど活躍の幅を広げる河下がミュージカル初主演に挑む。
さらに、リックが憧れるイケメンで自信家だがいざとなると臆病なゲリーに、多くのミュージカルなどの舞台作品に出演し存在感を放つ神里優希。チンピラだが目を離せない魅力の持ち主であるエディに、舞台では注目の話題作に出演するのみならず映像作品でも活躍する一色洋平。自分に自信がなくコンプレックスを持つスーに、舞台、映像作品で俳優としてだけでなく声優としても活躍する黒沢ともよと、舞台を中心に活躍する一方アーティスト活動も行うダンドイ舞莉花のWキャスト。かわいらしく恥ずかしがり屋のシャロンに、歌唱力に定評があり多くのミュージカルに出演している熊谷彩春。男子に人気があり女子のリーダー的存在のブリジットに、映像作品やバラエティ番組を中心に活躍し近年舞台作品にも出演している高田夏帆。生意気だが誰よりもセクシーで物知りのペニーに、元 AKB48 のメンバーでグループ卒業後も舞台のみならず映像作品にも出演する田野優花。舞台やライブと幅広いフィールドで活躍する石川新太ら多方面から集結した精鋭が物語のキーとなるティーンエイジャーたちを多彩に表現する。

そして、日本にタップダンスを広めた第一人者でもあり、振付だけでなく自身も俳優として活躍している HideboH と、92、93年の上演時にも出演しており今もなお第一線で活躍する川平慈英が、ティーンエイジャーたちを見守る常連客とクラブのオーナーを演じる。

土曜日の夜〈CLUB A Go-Go〉で巻き起こる一夜の出来事を見逃さないでおこう。

【あらすじ】
イギリスのとある地方都市のサタデーナイト。
地元の人気店『CLUB A Go-Go』は人生の学校、青春の世界。ティーンたちが集い社会のすべてを知る為に学ぶ場所。
無邪気なリックと優しいシャロン。シャイな二人は互いに好き合っているのに恥ずかしくて言い出せない。
気弱なスーは崇拝しているゲリーと付き合っている。
けれどハンサムで自信家のゲリーはセクシーで魅力的なペニーや他の女の子にもちょっかいを出す。
男の子たちは、粋がっているエディに、クールなリーダー格の女子ブリジットを閉店までに口説き落とせと挑発している。
個性豊かなティーンエイジャーたちが織りなすロマンスや葛藤をクラブオーナーのエリックは揶揄いつつも励まし、見守っている。まるで家族のように。
1960年代ティーンズのファッションと彼らを取り巻く様々な青い体験をネオノストラジックな30曲超のナンバーに乗せてお贈りします。
さあ!土曜の夜は『CLUB A Go-Go』へ!!

元吉庸泰 コメント

SWINGING LONDON! ロンドンが世界の文化の中心と呼ばれた時代。その真っ只中の1960年代。誰もが通り抜けていた10代の感情、そして今の現代では忘れてしまいそうなその激情が、とても鮮やかにこのミュージカルに込められています。
それは現代の日本を絶望しながら生きる私にとって、心から焦がれるものでした。30曲を超えるナンバーたちが持つ心、昂り、怒りは実に普遍的で等身大であると思わずにはいられません。
2023年の今、この鈍く光るミュージカルを上演できる幸せを噛み締めます。素晴らしいキャスト・スタッフの皆様の力を借りて、今の時代に彩りを投げかける作品を目指します。

出演者コメント

■河下楽
事務所に入った時からずっと、ミュージカルに出ることが夢でした。その夢が叶って、空飛べるんちゃうかなというくらい、ものすごく気持ちが昂っています!! 初ミュージカルで主演という大役を任されめちゃくちゃ緊張していますが、同世代の方達との共演は初めてなのでとても楽しみです。歳が近いからこそ分かり合えることもあると思いますし、いっぱい話し合って仲良くなれたらなと思っています。経験豊富な皆さんから歌やお芝居など勉強・吸収させていただいて、力をお借りして、河下楽ならではのリックをお見せできるように頑張っていきます!!
皆さんが僕を応援し続けてくださったおかげで、初ミュージカルというビッグチャンスをいただけたので、その期待に応えられるように、全身全霊で、頑張ります! よろしくお願いします!

■神里優希
出演が決まり素直に嬉しかったですし、素敵な皆さまとご一緒できるので、とにかく皆と早く仲良くなって楽しく稽古したいなと思っています。
僕が演じるゲリーは、自分に自信があってとてもエネルギッシュな人物ですが、実はあることで臆病になってしまう。その勢いや悩みを10代の頃の自分を思い出しながら、楽しく稽古に励みたいです。
耳に残るような楽曲や元気になるような楽曲、勇気づけられるような楽曲など、少しでも皆様の明日への活力となれるようにしっかりとお届けしたいと思っています。楽しみな気持ちをふくらませて劇場に来て、楽曲をいっぱい浴びて、いろんなことを感じて楽しんでいただければ嬉しいです。劇場でお待ちしております。

■一色洋平
自分が演劇を始めたころから見続けていた元吉さんが演出と聞き、やっとご一緒できるんだと嬉しくなりました。
観る側でも演じる側でも、ロックミュージカルは大好きなジャンルです。今回は今まで演じたことのないような役回りで、初めてすぎてまだ不安すらもない状態なので、このまま本番に突入できたらなと思っています(笑)。自分の新しい良いところを一つでも発見して、皆様にお届けします!
登場人物はなにも上手くいかない人ばかりで、でもそれが愛おしくもあり、もどかしくもあり……。どの人物が自分に似ているか探すのも面白いかもしれません。この秋、ぜひ一緒に楽しみましょう! 劇場にてお待ちしております!

■石川新太
日本初演から時を経て、この名作に出演できる事、とても嬉しく光栄に思っております。僕はバンドもやっているのですが、もちろん60年代の音楽も大好きなので今からワクワクが止まりません! 誰もがどこかで経験しているかもしれないティーンエイジャーの恋の悩みや駆け引きを描いた作品。僕は「大人だね…落ち着いてるね…」と言っていただくことも多いのですが、まだ23歳! 若さを存分に生かしてフレッシュに演じたいです。

■黒沢ともよ
同世代の皆さんとミュージカルという形で演劇を作るのは初めてなので、皆とワチャワチャできる作品に参加できるんだ!と楽しみな気持ちになりました。色々なパートでずっとみんなが歌っているような中でどのくらい動くのだろう…ダンス頑張らなきゃな!と思っています(笑)。踊るのも楽しみです!!
公演の11月頃にはイルミネーションも始まる頃かと思うので、劇場でCLUBやパーティの楽しい感じを体感していただいて、そのまま街に出たらイルミネーションで余韻を楽しんでいただける素敵な時期の上演です。皆様の明日が楽しくなるように心をこめて演じるので、ぜひ遊びに来てください!

■ダンドイ舞莉花
出演が決まり、ティーンエイジャー役が来たぞ! とテンションも上がり、演出の元吉さんともまたご一緒出来るということでワクワクしています。また、1960年代の音楽やファッションも好きなので、その当時の年代の若者を演じるのが今からとっても楽しみです。この作品で描かれている若者たちは一人ひとり個性が強いですが、同時に普通の子たちでもあります。そんな子たちの、とある土曜日の出来事です。
お客様もいろんなキャラクターを見て、どこかで共感できるところがたくさんあると思うので、それを味わいに、ぜひ劇場にお越しください。劇場でお待ちしてます~!

■熊谷彩春
30年以上に渡り世界中で愛されている作品に出演出来て本当に嬉しく思っています。
今回とってもハッピーなミュージカルに参加させていただけること、役柄もティーンエイジャーなので、等身大の自分でぶつかっていけたらなと思っています。演出の元吉さんはじめ、全出演者の皆さんと初共演でドキドキしていますが、楽しいカンパニーを作れるように精一杯頑張ります。1960年代を感じさせるような楽曲やお衣裳、ティーンエイジャーの恋愛模様なども、お客様にもドキドキ、ワクワクしながら見守っていただけると嬉しいです。精一杯頑張りますので、どうぞ劇場にお越しください。

■高田夏帆
ミュージカル初挑戦ですし、去年が初舞台で初めて続きで(笑)、お話をいただいてとてもビックリしましたがすごく嬉しかったです。
今回は同世代の方もたくさんいらっしゃるので、学校みたいにワイワイ楽しく出来るのかなと思いつつ、どこかで気を引き締めないとなと。絶対に楽しいんだろうと確信しているので、あとは一歩一歩コツコツやるだけだと思っています。会場に来て下さる皆さんも、私たちのいるCLUBに一緒にいるような気持ちになってもらえたらと思っているので、皆さんもノリノリで踊りましょう!!
楽しみにしていてください!

■田野優花
私自身、久しぶりのミュージカルです。シンプルに久しぶりにミュージカルに出ることができて嬉しいなと思いました。見ての通り、ビジュアルも60年代のレトロポップ、味のある感じで、私自身が古着も好きなので、どんなセットだったり、衣裳になるのかなとワクワクしています。30曲以上の曲があると聞いたので、覚えることは多いと思いますが、それが完成した時、絶対にいいものになると確信しているので、皆で力を合わせて頑張っていきたいと思います!きっと、すごい楽しいミュージカルになるんじゃないかな! と思うので、こんなご時世ですが、ぜひ劇場に遊びに来ていただいて、少しでも元気になっていただけたらなと思います。よろしくお願いします!!

■HideboH
歴史ある作品に、こうして時代を超えて出演できることにワクワクしております。
老舗な作品なので作品性というものもあるかと思いますが、自分が出演させていただくにあたり、私タップダンサーでございますので変わったスタイル・役柄で、新たなる形での『スライス・オブ・サタデーナイト』をお届け出来ると思います。
皆様、どうぞ、お楽しみにお待ちくださいませ。

■川平慈英
お話をいただいた時は、気絶するかと思いました(笑)。本当にそれくらい思い出深く、感慨深い作品です。30年前の初演時にも出演させて頂いたのですが、そのとき今回僕が演じるエリックを演じていたのが、僕が憧れて、師匠と呼ばせていただいている尾藤イサオさんなんです。この役を演じられる事は名誉なことだと思いますし、本当に嬉しい! 師匠・尾藤さんとはまた違ったパッションで慈英のエリックが出来たらなと思っています。「生きてるっていいよね、最高だよね!」というハッピーパーティのような、幸せなステージにしたいと思います。是非、一緒に最高のステージを作りましょう。そしてサーフしましょう!
劇場でお待ちしています!! よろしくお願いします!

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2024年2月東京を皮切りに、全国13カ所にて「『大誘拐』~四人で大スペクタクル~」が上演されることが決定した。

本作の原作『大誘拐』は、天藤真が1978年に発表した推理小説。第32回日本推理作家協会賞受賞、82歳の小柄な老婆が国家権力とマスコミを手玉に取り百億円を略取した痛快な大事件を描いた作品だ。
1991年には岡本喜八が脚本・監督を務め、北林谷栄、風間トオル、樹木希林、緒形拳などが出演し映画化もされている。

今回舞台版に挑む出演者も発表された。
とし子誘拐を企てる犯人グループのリーダー戸並健次に、中山優馬。誘拐のとんでもない協力者、柳川家の元家政婦でとし子を心から慕う中村くら(くーちゃん)に、柴田理恵。その誘拐事件を迎え撃つ和歌山県警本部長井狩大五郎に、風間杜夫。そして、柳川家の当主、大奥様の柳川とし子に、白石加代子と、魅力的な4人が決定した。4人はその他のすべての登場人物も演じる。

上演台本・演出は『奇跡の人』、『ラヴ』、『ピエタ』の他、『百物語』シリーズなど多くの作品を手掛ける笹部博司。ステージングは、2021年 NHK 大河ドラマ『青天を衝け』の振り付けで注目を集めている、カンパニーデラシネラ主宰・小野寺修二が務める。

【あらすじ】
刑務所の雑居房で知り合った戸並健次(中山優馬)らは、出所するや誘拐の下調べにかかる。狙うは紀州随一の大富豪、柳川家の当主とし子刀自当主とし子刀自(白石加代子)。齢82を重ねてなお矍鑠と周りを魅了する女丈夫であるという。実は健次は柳川家が支援する孤児園の出身で、とし子との忘れられない思い出があった。
さて、ある夏の日。健次率いる若者グループにとし子が誘拐される。誘拐の報に、とし子を生涯最大の恩人と敬う、凄腕警察本部長井狩大五郎(風間杜夫)が捜査に乗り出す。一方、誘拐犯が要求しようとしていた身代金が五千万と知ったとし子は激昂、百億にしろと言い放ち、3人を従え、自ら身代金強奪の指揮をとり始める。まずは、柳川家の家政婦として仕えていたとし子を慕うくーちゃん(柴田理恵)宅に押し寄せ、アジトにしてしまう。
かくして 4 人の役者は揃い、前代未聞の大誘拐劇が繰り広げられる。
さて、とし子刀自の本当の狙いとはいったい何なのか……。
この誘拐劇の結末やいかに?!

出演者コメント

■戸並健次役、ほか:中山優馬

中山優馬

中山優馬

【役柄】
大阪刑務所にて3度目の服役となったスリ師、とし子誘拐の主犯、とし子が支援する孤児園の出身

大誘拐に出演出来る事大変嬉しく思います。
作品に溢れる生きていく事への愛や強さを皆様に届けたいと思います。そして大誘拐ならではの、緊張感と共に存在するワクワク感を楽しんで貰いたいと思います。
大阪人として血が騒ぎ出す役だと思っています。劇場でお待ちしています。

■中村くら(くーちゃん)役、ほか:柴田理恵

柴田理恵

柴田理恵

【役柄】
くーちゃん、とし子の元家政婦。今も、とし子を神のごとく慕っているが、その忠誠心は想像を絶している。

この大誘拐は役者陣が凄く面白いと思うんです。
白石加代子さん、風間杜夫さん、中山優馬くん、そして私。
出会いそうで出会わない四人が協力して、たった4人で大勢を演じる。大変ですが、やりがいがあります。大先輩の加代子さんや風間さんに、必死でついて行きます。

■井狩大五郎役、ほか:風間杜夫

風間杜夫

風間杜夫

【役柄】
和歌山県警本部長、柳川家の奨学金で東大を卒業。
百億の身代金と聞いて闘志を燃やす。

今回は新しい形の演劇で、朗読あり芝居ありで、四人の出演者がさまざまな役を演じ分けるという画期的な試みです。
しかも「大誘拐」という大作。四人で舞台に立つのは初めてですが、白石加代子さん、柴田理恵さん、中山優馬君と大変力がある方ばかりで、その中に私が加わります。
私のメインの役は和歌山県警本部長 井狩大五郎になります。 最後、おばあちゃん(白石加代子さん)と対決し、事件の真相に迫るのですが、そこは特に興味深い場面になると思います。舞台「大誘拐」楽しんでいただければ幸いです。

■柳川とし子役、ほか:白石加代子

白石加代子

白石加代子

【役柄】
大奥様、日本随一山林王、柳川家の当主。八十二歳にして頭脳明晰、その頭脳からとんでもないことが次々と

私が演じさせていただくのは、誘拐される紀州の大富豪、八十二歳の柳川とし子刀自です。
そして、この誘拐事件を計画したのが、実は誘拐された当人である柳川とし子刀自。
誘拐の身代金が百億円。相手は国家。…という大掛かりなお話です。
奇想天外でトンデモナイ物語。どんな作品になるのやら、私自身、想像もつきませんが、劇場で皆様をお待ちいたしております。

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2023年8月2日(水)~8月6日(日)東京・サンシャイン劇場にて上演する、リーディングシアター『四つの署名』。この度、ライブ配信サービス「Streaming+」ほかにて、全公演の模様をライブ配信することが決定した。

本作は、俳優2人で構成される朗読劇。2人がソファに腰かけ、とある事件を解決する推理物となる。小説家アーサー・コナン・ドイルの描く「シャーロック・ホームズシリーズ」の長編のひとつ、『四つの署名』(原題:The Sign of Four )は、ホームズとワトソンが初めての出会いを描いた「緋色の研究」に続くシリーズ第二作。

第二作目であるが初期の作品としての印象の強さから『緋色の研究』と同じように最初の作品として扱われることがあるぐらい、シリーズの中でも人気を誇る名作を脚本・演出の毛利亘宏(少年社中)がリーディングシアターとして、細谷佳正、有澤樟太郎、赤澤遼太郎、長妻怜央(7ORDER)、矢崎広、仲村宗悟、濱健人、岡本信彦、島﨑信長、鈴村健一(出演順)ら10名の豪華出演者とともにおくる。出演する10名は公演日ごとに組み合わせを変えて出演。同じ組み合わせはなく、ここでしかみられない9公演を全公演ライブ配信するす。

劇場で繰り広げられるシャーロック・ホームズの世界を、スマートフォンやタブレット、自宅でも楽しもう。

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2023年7月28日(金)明治座にて、上川隆也主演『隠し砦の三悪人』が開幕した。初日に先立ちプレスコールと合同取材会が行われ、オフィシャルレポートが届いたので紹介する。

合同取材会には上川隆也、風間俊介、六角精児、小林由依(櫻坂46)、佐藤アツヒロ、宇梶剛士が登壇し、公演への思いなどを語った。

ーーまずは挨拶からお願いします。

上川:真壁六郎太(まかべろくろうた)を演じさせていただきます、上川隆也です。本日はお集まりいただきありがとうございます。この物語の舞台化はされたものの、原作同様一大冒険活劇として仕上がりました。お客様と一緒にひと夏の冒険にどっぷり身を置きたいと思っております。よろしくお願いいたします。

風間:本日は猛暑の中、本当にありがとうございます。『隠し砦の三悪人』を舞台でというお話をいただいた時に、あの名作をと思う気持ちと、やはりワクワクする気持ちが一緒に沸き起こりました。やっぱりクラシカルな作品だなという風に思ってしまうんですけれど、名作がゆえに。ですが、これが公開された時、映画館に足を運んだお客さんたちは、きっとワクワクしながら冒険する気満々で映画館に行ったと思います。その時のワクワクがこの明治座さんによって蘇ると思っておりますので、ぜひともこの夏はワクワクした気持ちで劇場に足を運んでいただけたら幸いだなと思います。よろしくお願いします。

六角:どうも今日はありがとうございます。又七(またしち)…あ、違うか太平(たへい)だ。

風間:それ僕です。

六角:又七ってずっと呼んでいるもんですから(笑)。太平という役をやらせていただきます六角精児でございます。ほんとに名作中の名作ということで、それを舞台にっていうふうにすると、本当にどんなになるのかなっていうのは、もう稽古が始まるまで全然見当もつかなかったんですけど、少しずつ脚本をみんなで解釈していき、それでそれぞれの力が本当に連携しあって出来ていくものっていうのは「ああ、こんな風に舞台でやるとなるんだ」っていうような驚きと、あと納得と。いろんな形のものが頭の中に浮かんできて、これは面白い作品になるんじゃないかなっていうのが途中から確信になってきました。そういった意味では舞台ならではの作品になっていると思うので、ぜひ劇場まで足を運んでいただければ幸いかと存じます。よろしくお願いします。

小林:本日はありがとうございます。雪姫役を演じさせていただきます小林由依です。偉大な先輩方とすごく歴史のある名作の舞台版で、自分も参加できることがすごく光栄に思っております。よろしくお願いいたします。

佐藤:本日はありがとうございます。僕の山名竹膳(やまなちくぜん)という役は、映画には役名しか登場してないんです。でもこの舞台版では登場人物として描かれています。みなさんが必死に必死に物語を進めていく上で、僕は悪いことをずっとやり続けたいと。僕の物語は僕の中で正義なので、いかに山名が強いかというか。みんなそれに迫っていくんですけど、そこの一本の大将として演じたいと思います。今日はどうもありがとうございます。

宇梶:暑いですね…ご苦労様です。自分も暑いです。わる~い竹膳の家臣をやります。主人公の秋月と敵対する、そ
この武将の田所兵衛(たどころひょうえ)を演じます宇梶剛士です。敵対してるんですけれども、兵衛はどうも真壁六郎太が大好きなようです。それでも戦わねばならないので思い切って戦います。映画を見てジョージルーカスさんも惚れ込んで『スターウォーズ』という作品を作ったというのを皆さんもご存知でしょうけれども、我々も舞台版を思い切って表現して、いろんな人に惚れ込んでいただきたいと思って最後まで頑張りますんで、皆さんどうぞ宣伝よろしくお願いいたします。

ーー『隠し砦の三悪人』を舞台化したことでどのような魅力を新たに見せることができると思いますか?

上川:今登場人物としてわたくしどもの自己紹介をさせていただいたわけですけれども、その中でお気づきのように原作には描かれていない竹膳を今回はキャラクターとして構築して、明確に秋月と山名という二つの国がどのように争っているのかを視覚化しております。そこの今回のひとつの新基軸というか新たな工夫と言っていいかと思うんですが、そこにとどまらず山名という国の中を原作ではやはり描かれていなかったその国に住む人々というところにまでその描く輪を広げてご覧いただくような構成になっております。そこからあぶりだされる戦争というもののあるひとつの姿を、娯楽時代劇とはいいながらも感じていただけるようなそんな物語に仕上がっていると思います。そこはこの舞台版が誇るべき部分ではないかという風にも思っています。また同様にそうして営まれる人々の日々の中で、この物語の中では明確に成長していくのもまた原作にはない要素だと思っております。今まで死生ということを知らなかった雪姫という存在を中心に、彼女が逃亡する中で目の当たりにしていく一つひとつの風景が彼女をどう変えていくのか。そして、その変わっていく彼女を見ていく中で登場人物達が何を感じていくのか、これは実は黒澤さんの物語の中にはあまり描かれていなかった部分だと思います。それを横内さんはもうひとつ掘り下げて物語に刻み込む作業をなさいました。ぜひ冒険活劇の中にある人間模様を楽しんでいただければと思っております。

風間:高校生ぐらいですかね、原作を見させてもらった時にほんとにその人が息をして、その人たちのキャラクター
たちの心臓の鼓動さえも聞こえてきそうな、そんなような映画だなと『隠し砦の三悪人』を見て思っていました。今回そのスクリーンから飛び出してきそうな、人々が生きている時の呼吸だったりとか鼓動の音みたいなものっていうのを、生で見てもらう劇場だからこそ、さらに強く見ていただける、感じていただけると思っております。人が走り汗をかき、そして何かを求めて手を伸ばす姿っていうのを直にお客様たちが目で見て感じて、そして強く心に刻んでいただける、そんなような舞台化なのではないかと思っております。

六角:昨日今日と舞台の稽古をしていて思ったんですけども、『隠し砦の三悪人』っていう名作を通して、舞台というのはすごい面白いんじゃないのかっていことがお客さんに響いてくるような作品になっているんじゃないかなという風に思います。もちろん『隠し砦の三悪人』っていうもののストーリーの色々な骨組みとかですね、あとは先ほども皆さんがおっしゃったようないろんな人の息遣いみたいなものが全て舞台上で盛り込まれて、いろんな照明、そして音楽、そういうものと機構。そういうものがほんとに総合的になってこの映画とはまた違う舞台の素敵さみたいなものをこの作品を通して表現できてるのかなというふうに思いました。

小林:殺陣シーンだったりとか、今回たくさんあるので、この舞台ならではの近い距離で迫力のある殺陣のシーンを
オーケストラの音楽とともに自分の身をもって体感できるのが、今回の舞台化することでまたさらに伝わる部分じゃないのかなと思うので、そういう殺陣のシーンだったりそれをやる時の息遣いだったりっていう部分を感じてほしいなと思います。

佐藤:山名軍と秋月軍、二つの国がぶつかり合うというか。でもそこにはそれぞれに住んでる人がいて、それぞれの
正義があって、本当にそういう意味でのそれぞれの心情が上手く描かれていると思います。なので、この作品を生きるというもっともっと深い部分がすごくたくさん詰まっていて、味方・敵そういうのも含めてずっしり最後皆さんの胸にひとつ大きなものが残ってくれると嬉しいなって思います。

宇梶:最後の方は言うの大変です…。2023年ですけどもね。今、何百年も前の話を僕ら2023年にやるんです。何百
年の時を蘇らせるといいますか。ただその2023年とその何百年も前を生きた人たち、その時間っていうのは遠く離れているようで実は繋がっていると思います。力による現状変更は許さないぞ! というつもりで(笑)、戦い、なんか人間というのは別にロシアとウクライナだけでなく、そういうことを隙あらばやろうとしてること。それは武力でもあるし、それは例えば経済戦争なんてこともありますけれども、そういう一つひとつを挙げるということよりも、人間というものが何百年経ってもやはり同じようなことを抱えていたり、またというようなそういう臨場感みたいなものをお届けするために何百年も前の恰好をして何百年も前の時代を蘇らせようとしているんです。どうやったら蘇らせることができるかいうのは、一人ひとりスタッフさんも含めて活き活きとその時間を生き抜く。そういうことでお客様にその時間を何百年という時を超えた心の旅をして、何かを抱いて帰っていただけるんじゃないかと思って、そのために頑張ります。

ーー稽古期間中に特に印象的なエピソードは? 上川さんいかがでしょうか?

上川:僕からですか? 最後になる宇梶さんがまた大変ですので、もし良ければ宇梶さんからで今度は。

宇梶:(笑)。自信満々にセリフを間違える俳優がいました。…すいません、僕です(笑)。横内さんが演出の、プロ中のプロという方がいろんなシステマティックな中で舞台づくりしていったんですけども、演出の横内さんがだいたいこの辺で終わるかって思う時間を遥かに1時間も2時間も3時間も超えて稽古をしてくれる、そういう稽古場の中で劇団時代を思い出して、すごくよりよくするためには何かそういう、これは時間のことですけど、そこに思
いを込めていくんだ!っていうそういう稽古場が僕は好きでした。

佐藤:僕も稽古場好きでした。横内さんの演出というかムード作りというか稽古場の雰囲気作りというか、すごくみ
んなが一緒でみんなが同じ方向に向かってみんなが一つの作品に向かって進んでいくという空気感というか、そういうのがすごく稽古場にはあって、それを横内さんが作り上げて。皆さんがそれを追っかけてっていう、本当に劇団みたいですごく楽しかったですね。

宇梶:稽古場の端の方でね、主役の上川さんがね素振りしてるしね。こうやって(素振りする真似)。あれもよかったね(笑)。

風間:ストイック。

小林:私は稽古自体ではないんですけど、稽古に毎日行くたびに演出助手の方からお菓子をもらっていたので、そのお菓子が毎日毎日私の机の上に並んでいくのが結構印象的というか(笑)。

風間:その積み重ねがね。一個一個、目に見えてく。

小林:そうですね。ここまでやったんだなっていうのが最後の方には感じられて、20個ぐらいあったんですけど。

風間:アドベントカレンダーみたいになってたね。

小林:なりましたね(笑)。それが印象的でしたし、最後は狙っていたチキンラーメンも六角さんに取られました(笑)。

六角:あれは僕の机の上の前まで領海侵犯してたからね。

風間:(笑)。あれは俺のもんだって?

六角:そうそう。あれは私のもんだと思いました。

小林:印象的でした。

六角:いやもう皆さんが劇団という言葉を口になさってたんですけど、僕は作・演出の横内がやってる劇団の劇団員なんですよ。扉座という。そこで最近そんなに頻繁には出てないんですけど、ほんとにもう40年前から一緒にやってるんですけど。だいたい稽古時間より早めに終わるんですよね。で、「もう帰ろう」って言うんですけれども、今回は稽古時間よりも長くやってるのは本当に事実でして。それだけ一生懸命やってるんだなんだなっていうか、まあ作・演出家を一生懸命やってるって言い方もちょっとあれなんですけど、命を懸けてこの作品を作ってるんだなっていうのが僕の身にも伝わってきましたし、一人ひとりにしっかりと「こうしてほしい」「僕はこう思うんだよ」なんてことを言ってる姿を見て、あ~40年経って、もう高校時代から一緒なんですけど、こうやって明治座に出るのはすごく不思議なことだよね、光栄なことだよなというふうに思いました。

風間:その素敵だった稽古場ではみんなジャージだったりとか稽古着を着て一丸となってやってたんですけれども、劇場に来た時に衣装に身を包んでメイクをして、宇梶さんが僕と六角さんを見た瞬間にすごく褒めてくれて、第一声が「おめえらきたねえな!」ってすごい汚い汚いってたくさん褒めてくれたんですよ(笑)。ここの劇場に来てからやっぱり身分だったりとかいろんなものっていうのが見えるようになって、同じ舞台としては役者としては同じ目標に向かっているけれども、キャラクター達はそれぞれ自分たちの道を歩んでいるっていうことがすごく強く見えるようになって、それもまた僕としてはワクワクしました。この忠義に生きる人たちだったりとか、自分の力を誇示しようとする人だったり、義に生きる人達、そして自分が生きるためにただただ必死な人達。いろんな人が集まって時代ができて社会ができてるんだなっていうことを色濃く感じられる作品だと思って、その宇梶さんの「きたねえな」の一言でワクワクしました。

上川:ここに並ぶ男衆はだいたい経験がそこそこある連中で、稽古場に入った時からそれぞれのキャラクターをやっぱり漠然と何か掴んでその人物像を明確に造形していく姿は本当に頼もしいものでしたが、その一方で小林さん今回は舞台は?

小林:二度目です。

上川:二度目?

小林:はい。

上川:ここに大きなギャップがあったんですが、でも今回の物語は成長があるという風にお話をさせていただきましたが、稽古場での小林さんの成長ぶりが本当に目覚ましくて。昨日のお芝居を今日明確に上回ってくる、その連続で現時点でも驚きしかないです。初日を迎え、この物語の中で彼女がどこまで雪姫として息づいていくのかが僕はひとつの楽しみでもあります。お客様にもぜひそれを目の当たりにしていただきたいと思います。

小林:ありがとうございます。本当に皆さんに支えていただいて、この役があるなと思うので感謝しかないです。
ありがとうございます。

ーー上川さん、締めの挨拶をお願いします。

上川:今回の『隠し砦の三悪人』舞台版と言ってもいいこの明治座公演、原作に恥じることのないの物語が出来上がっ
たと思います。この夏ぜひ我々とともに冒険してください。お待ち申し上げております。

本公演は、8月13日(日)まで明治座、その後、8月24日(木)~27日(日)に大阪・新歌舞伎座で上演される。

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『FUJI ROCK FESTIVAL'23』【DAY2】2023.7.28 苗場スキー場

『FUJI ROCK FESTIVAL'23』3日間の熱演の数々を、SPICE撮り下ろし写真でお届けします!
※写真は随時追加。

撮影=大橋祐希

■GEZAN with Million Wish Collective

GEZAN with Million Wish Collective

GEZAN with Million Wish Collective

GEZAN with Million Wish Collective

GEZAN with Million Wish Collective

GEZAN with Million Wish Collective

GEZAN with Million Wish Collective

GEZAN with Million Wish Collective

GEZAN with Million Wish Collective

GEZAN with Million Wish Collective

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片平里菜が、前作から2年11ヶ月ぶりとなるニューシングル「予兆」を、8月2日(水)にリリースする。セルフプロデュースとなる今作には、OAU、おおはた雄一と共に楽曲を制作。 デビュー10周年に向けて行われた、全国47都道府県53箇所を巡るキャリア最多最長の弾き語りツアー『片平里菜 感謝巡礼ツアー COUNTRY ROADS2022-2023』のテーマソングとなった、映画『耳をすませば』の主題歌「カントリーロード」のカバーも収録。そして8月6日(日)には、デビュー10周年を記念して故郷・福島の猪苗代野外音楽堂で『10th Anniversary Come Back Home 2023』が開催される。そこで今回SPICEでは、片平里菜とデビュー以来親交のある大阪のラジオ局・FM802のDJ 内田絢子がインタビュー。ツアーを振り返りながら、ニューシングルに込めた想い、そして福島での野外ライブを前に何を思うのか話を訊いた。今、片平里菜がより自由に、思いのままにたくましく歌い届けている想い、大切に育んできた繋がり、未来と託そうとしているメッセージをぜひ、彼女の音楽や言葉を通して知って、感じてほしい。

ーーまずは『感謝巡礼ツアー COUNTRY ROADS 2022‐2023』の旅について聞かせていただけたらと思います。47都道府県53公演というキャリア最多最長のロングツアーとなりましたが、ツアーを開催されたキッカケというのは? また、振り返ってみていかがですか?

そもそものツアーを開催した経緯というのが、10周年を迎える前にやり残したことじゃないけど、「今できることで何をしたいかな」と考えた時に、真っ先にツアーを回りたいと思ったんですね。もちろんデビューしてからこれまでにもツアーは回ってきたんですけど、細かくみんなのいる町まで歌いに行ったことがなかったので、このタイミングで日本の隅々まで回るツアーがしたいなと。それで実際にみんなが住んでいる町に行って、10周年なので「今までありがとう。これからもよろしくね」と直接伝えるツアーにしたいなと思って『感謝巡礼ツアー COUNTRY ROADS』と名付けました。「COUNTRY ROADS」とつけたのは、私も地元・福島を年を重ねるほど大切に思えるようになったことだったり、みんなの故郷や今住んでいる町も自分のことのように大切に思えたらいいなと思って、「故郷への道」は全部つながっているという意味合いも込めています。なので、すごく濃厚なよき旅になりました。

ーーコロナ禍で直接会ってライブをする、ということができない時期が長くなったからこそ、ひとつひとつの土地を回りながら改めていろいろな刺激が感じられたツアーになったのかなと思うのですが、いかがですか?

SNSが主流になったからこそ、すごく便利で、同時にいろんな地域の人たちと繋がれる良い点もあると思うんです。だけど本当の繋がりが希薄になりがちなのかなと思っていて。そんな時に、実際に待ってくれている人の町へと会いに行って、顔を見て歌うツアーを回ったら、ネットの反響だったり待ってくれている人たちがこれだけ実在したんだ、みたいな感覚があって。その中でも特に感慨深かったのは、どの開催場所でもライブハウスのスタッフさんにお願いして、地元のアーティストさんやバンドさんに出演いただいたことの出会いです。私の歌を聴いて、影響を受けて音楽を始めたという方もいたり、中高生の頃に聴いてカバーをしたという方だったりとたくさん巡りあって。自分が、自分の歌が、知らないところで誰かに影響を与えていたり、音楽を始めるキッカケになっていたこと。私の模倣じゃなくて、それぞれみんなが自分独自の音楽で自分の足でステージに立って表現している、その姿を見て、すごく感動しました。

FM802 DJ 内田絢子

FM802 DJ 内田絢子

ーーちゃんと自分の歌が誰かに届いて、それがまた誰かの音楽につながってるという、人生の出会いのような感覚を得られた、そんな旅でもあったんですね。それはやっぱり10年続けてきたからこそ感じられるものでもあったと思うんですけど、改めて10周年を迎える今、どんなお気持ちですか?

これまで紆余曲折あったけど、今日までの出会いと経験は本当に宝物だし無くなるものではなくて、自分の歌にも直接影響していると思うんです。だから集大成じゃないですけど、全部が無駄じゃなくて、全部肯定したい。すごくポジティブな気持ちですね。

ーーそれは今、お話ししていてもすごく感じます。これまでいろいろな音楽の表現方法にどんどんトライしてる姿も見てきたからこそ、今のアコースティックギター1本で奏でている片平里菜というシンガーの強さみたいなものもすごく感じていて。この10年ですごく、たくましくなった感覚もあるのかなと思ったり。

それはそうかもしれないですね。

FM802 DJ 内田絢子、片平里菜

FM802 DJ 内田絢子、片平里菜

ーー先日、インスタライブでおっしゃっていた、フリーランスで活動するようになったことで、身軽でどこか軽やかで時代にフィットしているという言葉がすごく印象的で。それは具体的に、どんな場面で感じられているのでしょうか?

時代にフィットしているというのは、気軽というか、思い立った時に行動ができることですね。私は特に弾き語りだからギター1本あればどこでもライブができるので。あとはやりたいことや活動の仕方が、それまでの既存のものじゃない枠組みから外れたようなことをしたいと思うようになったので、大きいなにかで守られている環境で活動するよりも、自分のやることに責任を持ちながらやっていく方が動きやすいなという。

ーーそれがひとつのキッカケでもあり、全国で細かくライブを回るというフットワークの軽さにも繋がってそうですね。

そうですね。経済的なことを考えたら、たぶんツアーを始めた去年の8月末はコロナ渦もありまだ現実的でない時期だったはずなので、私の今の環境下だったからこそ決断できたのかなと思っています。

ーー8月6日(日)には、デビュー10周年イベント『10th Anniversary Come Back Home 2023』が開催となります。会場となる福島・猪苗代野外音楽堂は、里菜さんにとって本当に大切で特別な場所ですよね。あらためて、どういった場所なのか教えていただけますか?

猪苗代は福島の真ん中あたりに位置している自然が豊かなところで、猪苗代湖という有名な湖の天神浜でライブを開催します。湖を挟んで向こう側には、磐梯山という福島の山が見えて、夕日が美しくて天気が良かったら星空もすごく綺麗なので、福島の澄んだ空気と自然を感じられる場所なんです。それから、猪苗代野外音楽堂は震災後に「SPC peak performance」というライブPAチームの方々がつくった特別なステージです。主に津波の被害を受けたエリアの石巻・大船渡・宮古で3つのライブハウスを建てて、こけら落としもしてツアーバンドがみんな回って、その一番最後のプロジェクトとして、福島は事原発事故もあったからソーラーパネルの太陽光発電で運営する、みんなが集まれる野外音楽堂を作ろうということで始まった、みんなの気持ちとメッセージが詰まった場所なので……10周年はこの場所でやりたいなと思っていました。

ーー今、どんなライブのイメージが浮かんでいますか?

場所のパワーがすごく強いので、福島の自然に頼りながら太陽光発電に頼りながら、ピュアなライブになったらいいなと思ってます。そして、10周年という節目なので、今まで歌を聴いてくれた、応援してくれた人にとって、これまでの10年の思い出を振り返りながら良かったと思えるような日になったらと思います。

ーーこの日のセットリストは里菜さんにとっても特別な思いで紡がれていると思います。その中で、きっと披露される新曲「予兆」もまさにたくさんのメッセージが詰まった1曲だと思うんですけど、この曲はどういった過程で生まれたのでしょうか?

この曲は7年前くらいにもう既にあった曲で。ただいつ作ったのかはっきりとは覚えてないんですけど、いろんな時期に作ったピースが合わさってできた曲なんです。私自身が震災を経験していたり、それ以降この12年間にわたって日本全国で自然災害が猛威をふるって切迫感が増している今、なにより願うことは人の命が無事であってほしいという想いを純粋に歌にできたと思います。そういった自然災害が起きてしまうのは、もちろん地球の周期が原因かもしれないですが、確実に自分達の生活や活動が影響して、毎年水害が増えているところもあると思うので、だからこそそういったメッセージや想いを歌に込めました。

ーーその想いはすごく伝わってきましたし、同時に自分が「守りたい」と思う大切な人の姿も浮かびました。この曲はOAUが編曲&レコーディングに参加されたことで、里菜さんの気持ちを先輩方にそっと委ねるようなところもありましたか?

OAUのみなさんはミュージシャンとしての大先輩でもありつつ、私のライフワークの部分でも心を通わせてきた人生の先輩でもあるから、一緒にレコーディングして曲に込めた想いを汲んでくださって、それが自然と形にすることができたと思います。

ーー里菜さんが弾き語りで曲を作って、そこに先輩方の力が重なってより大きく広がっていくような印象を受けました。

そうですね。弾き語りでもずっと歌ってきたんですけど、この曲はさらにたくさんの人に届けられたらいいなと思ったので。自分だけじゃなくて、たくさんの人に出会って音楽をしてきたので、自分以外の音が合わさってより景色が広がったらいいなという思いはありました。

ーー「予兆」のカップリングに収録されている「風の吹くまま」は、ギタリストとしてリスペクトされている、おおはた雄一が参加されていますね。この曲は里菜さんの声がより近くに感じられて、すぐそばで歌ってくれているような、思いをそのまま届けてくれているように聞こえてきました。

おおはたさんとのレコーディングはセッションで、一発録りをするので確かにその時の空気感がそのまま入っていると思います。おおはたさんは、さらりとすごいテクニカルでかっこいいギターを弾かれるんですけど、気楽さも備えてるんですよね。失敗してもそれも音楽だよ、みたいなフランクさがあるので、テクニカルな部分だけではないそういう気持ちの部分も教えてくれる先輩なんです。

ーーさらに、ツアーでどんどん育っていった「カントリーロード」も収録されています。この曲は、里菜さんの声で聞くとまた違う道が広がっていくような感じがしたり、歌詞が里菜さんのたくましさと通ずるところがあるなと改めて感じました。

実はツアーのタイトルが先にあって、ツアーを回っていく中でたまたまホテルについてテレビをつけたら『耳をすませば』が放送されていたのを見たのがキッカケなんです。大人になってから初めてしっかりと作品を見たこともあり「明日のライブでやってみよう」と思い、カバーをやり始めました。あらためて歌ってみると、歌詞が自分の気持ちにもピッタリだし、ツアーでみんなの故郷を回っていくこともそうだし、故郷を背に頑張っていくという人生だったりいろいろ詰まってるのも全部がピッタリだなと! だからこそ旅をしながら歌い進めてきた、思い出も詰まった楽曲です。

ーーまさに過去と今、そしてこの先に続いていく片平里菜の音楽ライフが詰まっていますよね。だからこそ、よりこの先どうなっていくのかなと、楽しみにもなりました。

嬉しい。この先のことはちょっとまだ未知だったり、ツアーは終わったけど終わってないような気もしていて。というのもツアーをやったことで始まったことがいっぱいあるなと思っています。それは各地でお客さんとか、出演者のみなさんとか、ライブハウスのスタッフさんに出会ったので、その出会いが次はどういう風にしてまた巡り合って、お互い成長していくのかという、先が楽しみになったからだと思います。

ーー今回のツアーの出会いは、まさに始まりですもんね。里菜さんが53公演回って蒔いた、ここから先の未来への種がその土地、その場所でどう芽吹くのか、ここから先またその場所に帰るのもすごく楽しみになりますしね。まだまだ未知だとおっしゃってましたけど、自分の中でこんなことやりたいなとか、ふわりと浮かんでいることがあったりするのでしょうか?

種をまいてきたという話では、やっぱり自分の故郷や福島の人たち、住んでいる町だったり自分が関わっているところがどんどん良くなったらいいなという思いが強くあります。自分自身の人生もそうだし、自分が携わっている人の人生もそうだし、その人たちが住む場所の環境も良くなっていったらいいなと、どんどん強くなってるんです。だからこそ、そうなるような活動ができたらいいなと思いますね。ライブハウスについては、私自身が頻繁に最南端まで行ったり来たりはなかなかできないので、その土地のライブハウスを守れるのは地元の人だと思うからこそ、ツアーで出会ったミュージシャンの方たちが地元のライブハウスを守って、私がもし種を撒けていたのだとしたらその種に水やりをしたり育ててもらって、私が行ける時にまた遊びに行こうさせてもらうね、みたいな。そういう土地に根付いた活動、人と人のしっかりした繋がりでの活動、それから人と自然だったり人と動物とか、いろんなものとの繋がりをしっかりと感じられるような、生活と活動ができたらいいなと思います。

「予兆」ジャケット

「予兆」ジャケット

ーーちなみに「予兆」のジャケットは、写真家の石井麻木さんが撮影されているんですよね。お付き合いはもう長いのですか?

デビュー直後からなので約10年ぐらいかな?

ーー麻木さんは、震災直後から東北に通い続けて、撮影した写真を全国で展示されたり写真本『3.11 からの手紙/音の声』に残されたりしていますよね。一緒に福島の町も回られたりしましたか?

そうですね。むしろ、私が行けなかった場所に連れていってくれました。例えば、仮設住宅や避難所には麻木さんに連れてってもらったんです。私は全国的に見れば福島出身の被災者なんですけど、どこか当事者ではないような感覚もあって。それは場所によって被害の大きさが違って、私は津波の影響を受けてないし地震で家や何かが壊れてしまったりもしていないから、ほんとに避難している人たちからすると「私はなんなんだろ」というちょっと複雑なところもあって……。なかなか向き合えないところがあったので、麻木さんが連れていってくれたから行くことができました。

ーー本を読ませていただくと、麻木さんは東京出身だからこそ自分が伝えられることがあるという目線で回られていますよね。私も震災の後に、福島に住んでいる方にいろいろ案内してもらって、その時の気持ちだったり状況を聞かせてもらえたからこそ見え方が変わったことがたくさんあったので、麻木さんの写真や言葉だったり、里菜さんの歌や言葉だったり、いろんな方の目線で知れるのはすごい大事だなと思いました。

きっと、みんなそれぞれが伝えていくことが大事ですよね。

ーージャケットの写真はどこで撮影されたのですか?

これはまさに、10周年記念ライブをする猪苗代湖なんです。夕方4時頃​だったかな。

ーーそうだったんですね! ということは、ライブに行くとこの景色が見られる?

見れます!この写真は湖に入っちゃってますけどね(笑)。

ーージャケットの続きの景色が、パノラマで見られるなんて素敵ですね! 今度は故郷である福島にみなさんをお迎えして、「私のこの素敵な故郷見て!」という気持ちで音楽を届けられる特別な日を楽しみにしています。きっと全国からみなさんいっぱい来てくださるから、いろんな福島を感じてほしいですね。

そうですね。もしかするとマイナスなイメージもあるかもしれないし、もちろんそういった問題にも触れてほしいし。でも福島はすっごくいいところだし、美味しいものいっぱいあるし、私もまだ知らないこといっぱいあるから通い続けてるし……だからお互いの故郷を行ったり来たりしたりして、お互いのこと知り合っていくキッカケの日にしたいですね。知るって、心が豊かになることなのかなと思うので。

取材=内田絢子 文=SPICE編集部(大西健斗) 写真=ハヤシマコ

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10月8日(日)に岡山県井原市・中世夢が原で開催される『STARS ON 23』第二弾出演アーティストが発表された。

『STARS ON』は、美しい星空で知られる岡山県美星町で開催される秋の音楽フェス。第二弾出演アーティストとして発表されたのは、『STARS ON』初参加となる、chelmico、藤井隆、STUTSの3組。

chelmico

chelmico

藤井隆

藤井隆

STUTS

STUTS

チケットは、10月7日(土)23時59分までイープラスで一般発売中。そのほか詳細は、イベント公式ホームページを確認しよう。

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2023年9月16日(土)に行われる浜離宮朝日ホールでのリサイタルが即日完売するなど、今大注目のストリートピアノ系YouTuberのBudoが、来年2024年に東京と大阪の2都市にてソロリサイタルツアーを開催することが決定した。

Budoは、YouTube急上昇クリエイターに選出されるなど、今最も勢いのあるストリートピアノ系YouTuberのひとり。ショパンの「英雄ポロネーズ」やリスト「ラ・カンパネラ」、ベートーヴェンの「熱情」など、人生のどこかで一度は聴いたことあるクラシック音楽の超絶技巧曲をストリートピアノで演奏する動画は高い人気を博している。

最近では、都内でのリサイタルが軒並み即完。チケットの取れないピアニストの1人になってきているBudoが、待望のソロリサイタルツアーを2024年2月3日(土)東京・紀尾井ホール、2024年2月10日(土)大阪・フェニックスホールにて開催する。

今回のプログラムは、シューマン=リスト「魔王」やリスト「愛の夢」、ショパン「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」他、大作曲家による至高の名曲を多数演奏予定。長髪をなびかせ颯爽と登場し、「ごきげんよう」で始まる独自の世界観溢れるリサイタルは是非一度、訪れてみてほしい。

チケットは7月29日(土)12:00より最速先行発売開始。

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2023年11月3日(祝・金)、4日(土)、5日(日)に、沖縄・宜野湾市 宜野湾トロピカルビーチ特設会場にて開催される、『モンパチフェス』ことMONGOL800主催のフェス『MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!23』の第3弾出演アーティストが発表された。

今回発表されたアーティストは、04 Limited Sazabys、サンボマスター、DOBERMAN、HEY-SMITH、WANIMAの5組。

『MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!23』

『MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!23』

『モンパチフェス』は、2009年の初開催から2年に1度のペースで開かれ、今年で7回目の開催となる。これまで台風による中止・延期、コロナ禍での縮小開催を経て、レギュラー開催は2018年以来5年ぶり。さらに今年は初の3DAYS開催となる。

チケットは、本日より8月13日(日)23:59まで、オフィシャル先行受付中。

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2023年10月19日(木)~10月29日(日)サンシャイン劇場にて、劇団スーパー・エキセントリック・シアター第61回本公演ミュージカル・アクション・コメディー『ラスト★アクションヒーロー~地方都市に手を出すな~』が上演される。この度、メインビジュアルが解禁となった。

劇団スーパー・エキセントリック・シアターとは、1979年11月、三宅裕司、小倉久寛らを中心に、解り易くて誰もが楽しめるサービス精神旺盛な芝居を目指し創立。劇中にアクション、ダンス、歌、笑いをふんだんに取り入れる“ミュージカル・アクション・コメディー”を旗印に掲げ、かつ社会に対しての警鐘を提示し続ける作風で、40年以上演劇界の第一線を走り続けている。

今回は、とある平凡な地方都市に潜入した2人の男による、極秘に開発された超小型スーパーコンピューターを巡るスパイアクション。純朴な町の人々を巻き込み水面下の攻防戦が繰り広げられる、男たちの熱き絆と友情の群像劇だ。劇団スーパー・エキセントリック・シアターが最も得意とするアクションの“集大成”となる本作に期待しよう。

なお、チケット一般発売が、7月29日(土)10時より開始となる。

【あらすじ】
とある平凡な地方都市に潜入した2人の男。1人は国家を守る特殊部隊の精鋭、もう1人は世界中で暗躍する腕利きのスパイ。彼らのミッションは、極秘に開発されたと噂される超小型スーパーコンピュータの回収。純朴な町の人々を巻き込んで、水面下の攻防戦が繰り広げられる。
超小型スーパーコンピュータの全貌とは一体?
そして彼らの命がけのミッションは成功するのか?!

 

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