映画『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』本編映像解禁

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現在劇場公開中の映画『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』から物語のカギを握る重要な本編映像が公開された。

 

(c)本郷あきよし・東映アニメーション・東映

(c)本郷あきよし・東映アニメーション・東映

また11月2日(木)には、デジモンパートナーズ公式チャンネル(YouTube)にて、本作で初登場となった大和田ルイ役を演じる緒方恵美とウッコモン役を演じる釘宮理恵と田口監督による番組『デジモンアドベンチャー 02 THE BEGINNING』ネタバレスペシャルも配信されている。映画を観たあとだからこそ楽しめるネタバレ満載の配信番組となっているとのことで、映画を観てから確認したい。

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2024年2月4日(日)よりパルコ・プロデュース 2024『最高の家出』の上演が決定した。東京・紀伊國屋ホールを皮切りに、3月には地方を巡演する。

作・演出は、2009年に劇団ロロを立ち上げ、古今東西のポップカルチャーをサンプリングしながら描く世界観が演劇ファンのみならず、ジャンルを超えて注目されている三浦直之。近年では、ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』、映画『サマーフィルムにのって』の脚本や、舞台 KERA CROSS『SLAPSTICKS』の演出を担うなど、活動の幅を広げています。演劇表現の新たな地平を切り開いてきた三浦が、書き下ろし最新作にてパルコ・プロデュース公演に初登場する。

主演を務めるのは、2023年に結成15周年を迎えたももいろクローバーZのメンバーで、今回、単独での舞台初出演となる高城れに。6月に30歳の誕生日を記念したソロコンサート『30祭』を神奈川・ぴあアリーナMMで開催するなど、活躍の幅を広げている。共演には、映画『サマーフィルムにのって』や舞台玉田企画『영(ヨン)』、映画『忌怪島/きかいじま』などに出演の祷キララ。ブロードウェイ・ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』、また2023年3月にはイギリス・ウェストエンドにて『GALAXY TRAIN-A New Musical』ロンドン公演への出演を果たした東島京。主演映画『それぞれの花』やNHK大河ドラマ『青天を衝け』など多数のドラマに出演し、まつもと市民芸術館プロデュース舞台『ハイ・ライフ』が2023年11月に開幕を控える尾上寛之。またロロからは板橋駿谷、亀島一徳、篠崎大悟、島田桃子が出演する。

上演決定にあたり、三浦、高城のコメントが到着した。

作・演出:三浦直之

三浦直之

三浦直之

ここ数年、ずっと家出という言葉が気になってました。
逃走とか駆け落ちと違って、家出っていうのはいつも帰ってくることが宿命づけられてる。もし、永遠に帰らない家出があるとしたら、それはもう家出とは違うなにかのはずで、だから、家出っていうのはいつも失敗することが前提の言葉です。
成功する家出を描きたくて『最高の家出』というタイトルをつけました。
集まってくれたキャストもスタッフも最高なので、あとはぼく自身が、最高になれれば最高な家出の物語が出来上がるはずです。
もうここにはいられなくて、だけど、どこにもいけなくて、そんな宙ぶらりんな人たちが右往左往する姿をみにきてください。

主演:高城れに

高城れに

高城れに

初の主演舞台ということでとてもドキドキしていますが、この舞台を通じて出会う人や物、環境、感覚、たくさんあると思います。
その1つ1つを、見逃さないように、大切に箒ちゃんという役に、そして舞台に向き合いたいと思います。
個性溢れる仲間たちと、素敵な、最高の舞台がつくれるよう、一生懸命全力で頑張りたいと思います!

あらすじ

結婚生活に疑問を感じ、家出をした立花箒(高城れに)。
道中、無一文になり途方に暮れていたところ、出会った藤沢港(東島京)に「住み込みの働き手を探している劇場がある」と聞き、劇場を訪れる。そこで与えられたのは、舞台上に作られた“模造街”で、ある役を演じる仕事だった。
この劇場ではたった1人の観客のために、7ヵ月間をかけてひとつの物語を上演しているのだが、港が家出したせいで、箒は代役を務めるハメに。
舞台の主演蒔時アハハ(祷キララ)は「相手役が変わるならやらない」とゴネるが、物語の幕は上がり、箒とアハハはチグハグな関係のまま芝居を続ける。
演劇と現実の区別がつかなくなった男、眠りを忘れて働き続ける裏方、舞台上だけ雄弁な言葉を失った俳優。箒は奇妙で愉快な面々に振り回されながら、次第に劇場での暮らしに心地よさを覚え、アハハとの友情を深めていく。
そんなある日、劇場に箒の夫・向田淡路(尾上寛之)が現れ、さらに港も戻ってきて、“模造街”の秩序が崩れはじめる……。
舞台上と舞台裏、それぞれの”家出”が重なり合って生まれる、ファンタスティック迷走ストーリー!

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あらなるめいのインターネットカラオケ大会
あらなるめいのウルトラカオスパーティー
2023.10.21・22 幕張メッセ展示ホール9~11

10月21・22日の2日間、幕張メッセの最寄り駅である海浜幕張駅には、フェスを連想させるほど多くの人が大集結し、異様な盛り上がりを見せていた。実はこの両日の幕張メッセを満杯にしたのはあらき、nqrse、めいちゃんの歌い手3人によるユニット“あらなるめい”だったのである。彼らはそれぞれ、Z世代を中心に爆発的な支持を集めているのだ。その3人の合体ということで、その影響力は推して知るべし……というわけである。結成した2020年から、定期的にYouTubeで配信を行い、息の合ったところを見せてきた3人だが、コロナ禍の影響もあり、なかなか生ライブができない状況が続いてしまった。それが今回、ようやく有観客でのワンマンライブ(しかも2DAYS!)が実現。2020年1月には東名阪Zeppツアーを開催し、全公演SOLD OUTという実績を残した彼らだが、その規模をはるかに超えるキャパのライブを実現させるとは、すさまじい勢いだ。

ちなみに、初日の21日は“インターネットカラオケ大会”、2日目の22日は“ウルトラカオスパーティー”という異なる内容で行われている。ここではその2日間の盛り上がりぶりをお伝えしよう。

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

まず初日の“インターネットカラオケ大会”は、人気の名曲を3人が歌唱するという、まさに“あらなるめい”の能力全開放とも言うべきセットリスト。開演時間を少々押したところで場内が暗転してライブがスタート。ステージ後方に作られた壇上に現れた3人はたちまち大声援に包まれる。客席は赤(あらき)、ピンク(nqrse)、オレンジ(めいちゃん)のイメージカラーがきらめくペンライトで埋め尽くされた。1曲目は「ヴァンパイア」。錚々たる歌い手達に愛されるダークでアッパーな人気曲。あらき、めいちゃんがハイパーな高音ボーカルで圧倒し、nqrseはクールなラップを披露。冒頭からアツいパフォーマンスで2万人のオーディエンスを引き込んでいく。カラオケ大会とは言いつつも、楽曲はバンド演奏なので、ブチ上がり度は満点。ネットでおなじみのアニメーション動画が同時にスクリーンに映されるのも“歌い手”のライブならではだ。続く「QUEEN」も目まぐるしく変わるボーカルパートにテンションは上がりっぱなし。やはりライブで聴く歌のパワーは別格だ。ネットでは聴きなれた歌も、目の前で放たれる歌声にはかなわない。3曲目の「アニマル」を歌い終えると、この日初のMCタイムに突入。

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

「幕張~~~!」と、元気にめいちゃんが観客に呼びかける。観客は声援とペンライトを振りかざして反応。広い会場を埋め尽くした光景に、あらきもnqrseもめいちゃんも嬉しそうだ。兄貴分のあらきはさらに盛り上げるべく、ソロ曲「ゴーストルール」を投入。イントロに嬌声が上がると、あらきは「後ろの方まで声を出していきましょう!」と煽り、アッパーなロックチューンで熱量を上げていく。観客がペンライトを赤に統一し、あらきのイメージカラーで盛り立てる。

その後、あらき×めいちゃんのコラボ曲があったり、「パンダヒーロー」ではめいちゃんが単独で歌い上げたりと、個々の個性を活かしたボーカルを披露。「magnet」ではめいちゃんとnqrseがコラボし、異なる個性をぶつけながらも、息の合った歌声を響かせる。もちろん、アッパーな楽曲だけでなく、nqrseは自身の持ち曲でR&Bアレンジの「泡沫の夜」をクールに歌唱。キュートなイメージとは正反対の低音ラップでライブのムードを塗り替えた。しっとりタイムの後は、後半に向けて再びアグレッシブな展開に。イントロだけで観客がヒートアップしたのはあらき×nqrseによる「インターネッツ・ディスコ」。“待ってました!”とばかりにフロアがうねり出す。あらきとnqrseの攻撃的な掛け合いも秀逸。客席からの掛け声部分もバッチリのタイミングで、一体感が増していく。続く「太陽系デスコ」ではスモークが噴出する演出もあり、楽曲のノリを倍増させた。

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

この後は3人の楽しいトークが展開するMCタイムをはさみ、ラストスパートへ。「声出していけますか~!」あらきが叫び、「ヒバナ」へ。nqrse、めいちゃんは広いステージを駆け回り、端の席のファンにもしっかりアピール。この勢いのまま本編は残すところあと2曲となった。ここで人気曲の「EYE」が投下される。観客は圧倒的な3人の歌のスキルを存分に堪能。残す本編ラストに用意されたのは「踊」。Adoの超高難度の曲だ。あらなるめいは個々のパートを難なくこなし、加えてお互いの掛け合いタイミングも完璧という神業をやってのける。彼らが歌い手としての実力をしっかり見せつけたところで本編は終了した。

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

『あらなるめいのインターネットカラオケ大会』

続いて、観客が手拍子と「アンコール!」の声援であらなるめいの再登場を待っていると、会場後方から歓声とザワめきが……。何と、後方向かって右側の階段にはあらき、左側にはめいちゃんが登場! 後方の観客はまさかの至近距離に現れたふたりに大興奮。nqrseはメインステージに現れ、はたして真ん中の観客はどこを見ていいのが戸惑う中、「ワイニーガール」でポップにアンコールがスタート。その後、あらき&めいちゃんはプロレスの入場のように客席通路からステージへ移動。ファンの声援と熱視線を浴びながらnqrseと合流した。3人が揃ったところで客席を背景に記念撮影が行われ、アンコールは残り1曲に。この日を締めくくったのは「アスノヨゾラ哨戒班」。ポジティブな楽曲はラストナンバーにピッタリだ。曲が終わったあとも3人はステージを移動して「ありがとう~!」と、各エリアのファンに感謝の言葉を伝えていた。“ふわっとした感じで始まった”というあらなるめい。まさか幕張メッセという大舞台を埋めつくすことになろうとは……。驚くのは、これがまだ初日ということだ。翌日も同じ会場で、彼らは“ウルトラカオスパーティー”に挑む。初日とは内容がガラリと変わるということで、彼らのエンターテイナーぶりが問われるところだ。果たしてその中身とは――。

 

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

22日、またしても幕張メッセ周辺は開演前から大混雑。どうやら2日間通しで観覧するファンも多いようだ。キャリーケースを転がす遠征組のファンも目立つ。開演時間となり、照明が暗転。昨日同様、ステージ後方の壇上に現れたあらなるめいのお三方。オープニングは「ヴァンパイア」で、2曲目が「アニマル」という前日に近い進行。とはいえ、アガる楽曲に場内はたちまちペンライトが揺れる熱いライブ空間に変貌していった……が、このあとからガラリと空気が変わる。生放送の企画で多くの人を楽しませている彼らが、何とステージ上で生のバトルを繰り広げる展開に挑戦! 2万人の大観衆をどこまで引き込むか、その実力が試されるところだ。

企画についてはnqrseが「(企画)を4つ用意しました。ポイント制で、ポイントが高い人が勝利です。勝った人には賞品があります」と説明。しかも賞品の中にはベンツ(!?)があるそうで……それが本当かどうかはともかく、ステージ上ではスタッフがもくもくと企画その1となる玉入れゲームの準備を進めている。使用する玉はハンドボールからバランスボール、玉ねぎの模型、バレーボールなど様々。なぜかバランスボールに1万ポイントという破格のポイントがつけられ、3人は開始の合図とともにガチで玉を投げ入れる。めいちゃんは一発で1万ポイントのバランスボールを玉入れカゴに乗せることができたのだが、これが後に明暗を分けることに……。他のふたりはまず入れやすいボールを入れたあとで、バランスボール乗せにも成功! そう、お気づきだろうか……最初にバランスボールでカゴの入口をふさいでしまっためいちゃんは追加のボールを入れられなかったのである(苦笑)。結果、小さいボールを何個も入れ、最後に大物のバランスボールを乗せたあらきが玉入れゲームを制した。

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

企画その2は以心伝心ゲーム。これはお互いの声や動きが見えない状態で、上手くパートがかぶらないように歌いきるという、直感を要するゲーム。課題曲はYOASOBIの「アイドル」と絢香×コブクロの「WINDING ROAD」。ステージに設置されたそれぞれのブースに入った3人には自分の声しか聞こえず、他のふたりの姿も見えない(ちなみに観客にはすべてが筒抜け)。時おり、見事に分かれたパートを歌っているかと思えば、かぶりまくる瞬間もあり、客席が湧いたり爆笑したり……あらき、nqrse、めいちゃんは、その反応も参考にしながら奮闘。その結果、アカペラで始まる「WINDING ROAD」で、かなり音程をはずしためいちゃんが、自信満々に歌ったあらきを破り、なんとあらきは一人で「おジャ魔女カーニバル!!」を全力歌唱することに。この罰ゲームを決めたのはあらき本人だったらしく、彼自身はめいちゃんが歌うことを想定していたようだ。自分のキャラに合わない歌を熱唱したあらきは、かなり体力を消耗した模様。想定外のことがおこるのもカオスパーティーならではだ。このあと、気を取り直して3人でクールな「EYE」を熱唱。合間にしっかり歌を聴かせてくる構成で、イベントに緩急をつける。

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

続く企画その3は、なんとクッキング対決。ステージにはキッチン台がふたつ運び込まれ、かなり本格的。nqrseは料理に参加せず、あらき、めいちゃんの料理を実食して勝敗を決める係に。ふたりに突きつけられた料理はインド料理の“パニール・ティッカ”。会場に問いかけても、この料理を食べたことがあるのはごく少数。大多数が実態のわからない“パニール・ティッカ”を、あらきとめいちゃんは料理名の響きやイメージで用意された食材を使い、10分で完成させなければならない。ここでワザありだったのはあらき。正解かどうかはともかく、マイ包丁まで持参し、慣れた手つきで調理を進めていく。めいちゃんはフライパンでお湯をわかしているだけのように見えたが……。タイムアップ後に判明した本物の“パニール・ティッカ”とは、カッテージチーズを使い、野菜と串焼きにしたような料理だそうだ(かなりザックリな説明だが……)。あらきが作ったのは、インド風(?)の炒め物。ただ、nqrseは「いちばんウマい!」と絶賛。一方のめいちゃんは、ペヤングを作っただけ(?)という変化球を投げてきた。それもnqrseは「ウマい!」と評価したが、ここはあらきに軍配が上がる。

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

こうして企画はその4まで辿り着いた。その内容は歌い手王。あらなるめいが尊敬する先輩の歌い手さんに投げた質問にどう回答するか……これを予想するという信頼関係がモノを言うゲーム。センラ、天月-あまつき-、Gero、そらるなど、そうそうたる歌い手が質問に応え、これまた想定外の回答を連発して場内を盛り上げた。ここでもあらき、nqrseが健闘したが、結果は後ほど……ということで、本編最後は「踊」の熱唱で締めくくられた。

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

アンコールでは、あらき&めいちゃんが客席最後方に現れ(初日の階段とは違う場所)、あらなるめいのオリジナル曲「お前のことなんか 好きじゃないからなー!!!」で一気に場内をライブ空間へ。曲が終わると、ステージ上のnqrseから「実はステージに戻るまでに障害物競走があります!」と、告げられ、あとは結果発表だけと思っていたあらきとめいちゃんに衝撃が走る。しかも“おにぎり1個食べる”とか“反復横跳び10回”とか“バットを持って10周まわる”とか、かなり過酷なミッションが用意されていた。めいちゃんは奮闘したものの、時間内にはステージに到着できず、あらきに至っては遅れに遅れ……という残念な結末に。

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

それでも、個々のポイントが集計され、いよいよ結果発表の時間を迎える。果たして勝者は……大方の予想通り(?)、最初の玉入れや、MVPなどでポイントを稼いだあらきが堂々の優勝! ルーレットでの賞品選びに挑戦することに。まわる円形ボードに矢を投げ、刺さったのがなんと“ハワイ旅行”。ベンツには届かなかったものの(笑)、たわしなどの残念な賞品を回避し、運の良さを見せつけた(ちなみに、運だめしでルーレットに挑戦しためいちゃんは叙々苑をゲット(笑))。

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

『あらなるめいのウルトラカオスパーティー』

このあと、2日間をしめくくるべく、それぞれが今回の公演の感想を語った。
「楽しい2日間になりました! みなさんのおかげです!」(あらき)
「温かい空間でした! こういう感じで配信も聞いてくれてるんだな~って。これからもあらなるめいをよろしくお願いします!」(めいちゃん)
「イベントは久々。(イベントは)それぞれの個性が出るけど、2日目は特にそれが出たかな。これからも個人として、あらなるめいとしてもしっかりやっていきます!」(nqrse)

シメはやっぱり歌で!ということで、大ラス曲の「アスノヨゾラ哨戒班」を3人で熱唱。演出の銀テープ噴射は、まさに最後の打ち上げ花火のようだった。歌と完全なエンターテイメントを両立したパーティーを成功させたあらなるめいの3人。次は何をしでかすのだろうか。今後の活動に注目だ。

文=海江敦士
撮影=岡田裕介、松崎浩之、江隈麗志(C-LOVe CREATORS)、Yusuke Satou

※本記事の初回掲出時に、テキストに誤りがございました。訂正しお詫び申し上げます。

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伊東歌詞太郎が、新たなライブ情報とニコニコ生放送でのリリース記念特別番組の配信が決定した。

『伊東歌詞太郎「Live Classics Vol.4 〜Visit the Stars〜」』と題し、2020年より毎年開催しているクラシックアレンジでのワンマンライブ『Live Classics』を12月22日(金)に日本橋三井ホールで開催する。昨年に引き続き、未来古代楽団の砂守岳央(指揮、Manipulator)、松岡美弥子(Piano)のアレンジ・演奏のもと、今回もピアノ六重奏のストリングス編成で恒例のアニソン・メドレーを含めた伊東歌詞太郎の楽曲が演奏される。ライブ後にはアフタートークも実施する。

そして、ニコニコ生放送では、ニューアルバム『魔法を聴く⼈』のリリースを記念して、本⼈が出演する⽣放送特番が決定。リリース翌日となる11月9日(木)21時30分から生放送となる。番組の進⾏には、⾃⾝も⾳楽活動を⾏い伊東歌詞太郎とも親交のあるNORISTRYを迎え、「本」をモチーフにした今回のアルバムに収録されている楽曲や、11⽉末から東名阪を回るツアーについて、そして普段の⾳楽制作等についてもじっくりとトークしていく。番組では、アルバムに収録される「ランダムウォーク」のミュージックビデオフルバージョンを最速公開するという。

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東京バレエ団が創立60周年記念シリーズ2『眠れる森の美女』全3幕 プロローグ付き(音楽:ピョートル・チャイコフスキー)を新制作初演する。クラシック・バレエの最高峰と称される豪華絢爛な大作だ。公演は、2023年11月11日(土)~19日(日)東京文化会館、11月23日(木・祝)アクトシティ浜松、11月26日(日)よこすか芸術劇場、11月28日(火)フェニーチェ堺にて開催される。10月31日(火)午後に行われたプレス向けリハーサル見学&芸術監督で新演出・振付を手がける斎藤友佳理の囲み取材の模様をレポートする。
 

■「古典バレエの薫りを残しつつアップデートしたい」

『眠れる森の美女』は1890年、ロシアのマリインスキー劇場でマリウス・プティパ振付により初演された。シャルル・ペローの童話に基づく物語で、チャイコフスキーの壮麗な音楽も相まって名作の誉高い。悪の妖精カラボスの呪いによって100年間眠っているオーロラ姫が、リラの精に誘われて現れるデジレ王子の口づけによって目を覚ます、という展開だ。

東京バレエ団は『眠れる森の美女』全幕を1968年にニコラ・べノワの舞台装置・衣裳により初演し、ボリショイ劇場や欧州諸国でも上演。その後、2006年にウラジーミル・マラーホフ版を導入した。そして今現在、短縮版の子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』(2012年初演)を全国各地で上演している。このたびは満を持しての新版初演となる。

斎藤友佳理 photo Shoko Matsuhashi

斎藤友佳理 photo Shoko Matsuhashi

斎藤は「本来あるべき『眠れる森の美女』の中核と、時代とともに少しずつ変わっている革新すべき技術とのバランスをとるのが苦しかった」と明かす。「ストーリーの根本は変えてはいけない。古典バレエである薫りを残さなければいけない。それから(第1幕の)オーロラ姫の登場、ローズアダージョ、ヴァリエーション、第3幕の(オーロラ姫とデジレ王子の)グラン・パ・ド・ドゥもそうです。私自身、マリーナ・セミョーノワ先生、(エカテリーナ・)マクシーモワから散々習っているので、そこだけは変えたくなかった」と語る。プロローグのリラの精のヴァリエーションや第3幕の青い鳥とフロリナ王女などのディヴェルティスマンも基本的に変えない。

伝承への思いはひときわ強い。ロシア国立舞踊大学院バレエマスターおよび教師科を首席で卒業したが、在学中に歴史舞踊と伝承学に関心が高かったと話す。そして巨匠振付家のモーリス・ベジャール、ジョン・ノイマイヤー、ピエール・ラコットとの協同作業を通して「バレエは伝統を保つだけじゃ駄目なんだ。伝承されていくべき芸術なんだ」と学んだ。「根本のコアな部分は変えずに、時代とともにアップデートされていかなければいけない」と述べ、「今回の場合、妖精だったら5人の妖精の性格を同じような印象にしてはいけない。全員違う色にしないといけない。そのときのパ(ステップ)を時代的に退屈するようにはしたくないです」と意気込む。

東京バレエ団『眠れる森の美女』公開リハーサル 政本絵美(リラの精) photo Shoko Matsuhashi

東京バレエ団『眠れる森の美女』公開リハーサル 政本絵美(リラの精) photo Shoko Matsuhashi

 

■「次元の違う存在」のオーロラ姫とデジレ王子がリラの精の導きで出会う!

新演出の一番の大きな軸となる存在がリラの精だ。リラの精のオーロラ姫への贈り物は、カラボスの呪いによって永遠に眠るのではなく、デジレ王子が現れて口づけすると目が覚めるようにしてあげること。「リラの精がオーロラの洗礼の母となり、デジレ王子を見つけます。そして彼女がデジレの洗礼の母ともなり、オーロラに出会わせる。それが、たまたま100年かかったというのが私の解釈です。100年後ではなく」と説明する。「リラの精が、デジレ王子にまず幻影のオーロラ姫を見せます。そこから第2幕が始まりますが、その場面の音楽くらい聴いていて胸を鷲づかみにされるものはないかもしれません。あの曲で踊るのが一番大切で、今回の『眠れる森の美女』で一番手を加えているのが第2幕のこの部分だと思います」。

オーロラ姫とデジレ王子は「次元の違う存在」であり、「オーロラ姫は眠っていて、夢のなかでデジレと出会う。デジレ王子は現世で生きている。肉体を持って生きている彼が、違う次元の世界にいるオーロラ姫と会う。それはリラを通してという考えなので、2人は触れ合いません。絶対に触れさせたくなかった」と語る。「第2幕を深めることで、『眠れる森の美女』の作品そのものが単純なおとぎ話ではなく、深いものになっていくと思うのでそうしています。リラの精の導きが常に大切だと捉えています」とコンセプトを語った。

斎藤友佳理 photo Shoko Matsuhashi

斎藤友佳理 photo Shoko Matsuhashi

男性陣の活躍の場を増やす。第2幕の「村人の踊り」を男性5人、女性1人にしたり、第3幕の「宝石の踊り」をパ・ド・ユイットにして4組の男女の踊りとして披露したりする。悪の精カラボスは男女日替わりで、柄本弾と伝田陽美が競演。柄本はデジレ王子役と交替出演だが「弾は中(内面)が成長してきている。世界中どこをみても、カラボスを踊った人が同じ公演で数日の間にデジレ王子を踊るのを私は観たことがありません。今の彼には無限大の可能性を感じます」。伝田に関しては「初日にダイヤモンドの精を、他日にカラボスを踊ります。これも観たことがありません」。2人のカラボスは「まったく違う。観ていて凄くおもしろいです」とほほ笑む。

こうした采配の意図について「カメレオンのようなダンサーになってほしい。何を踊っても同じではなくて、「どれが本当のあなた?どれが本性なの?」というくらいの役者にならなければいけないと常にいっています。そのときの一番中身が濃い人にチャンスをあたえれば、もっと成長していくと思うので、そういうことを考えました」と明かした。

東京バレエ団『眠れる森の美女』公開リハーサル 柄本弾(悪の精カラボス) photo Shoko Matsuhashi

東京バレエ団『眠れる森の美女』公開リハーサル 柄本弾(悪の精カラボス) photo Shoko Matsuhashi

 

■3人の個性豊かなオーロラ姫が華麗に競演!

装置・衣裳も新製作だが、振付に入るずいぶん前からコンセプトを詰めなければならない。一番苦労し悩んだのが、デジレ王子がリラの精に導かれてオーロラ姫の眠る城へと向かうパノラマに関してだ。「次元の違う人たちを連れていくためには、必ず水を渡らなければいけない」。そこで、なんと約45メートルにおよぶ背景幕が移動し壮大なスペクタクルを現出させる。「スモークを焚いて、ゴンドラで移動して」というよくある演出では満足できず、初演の時から使われているスケールの大きなパノラマが「絶対に必要」だと譲らなかったという。

今回の『眠れる森の美女』新制作が成功裏に終わり、レパートリーとして定着すれば、ブルメイステル版『白鳥の湖』(2016年)、斎藤自身が改訂した『くるみ割り人形』(2019年)に続くチャイコフスキー三大バレエ新制作が完成する。そうなれば「肩の荷が下りるというか、それまではどんなことがあっても頑張っていきたいという気持ちが凄くありました」と胸の内を語る。

オーロラ姫役は3人。芸術監督就任前のラコット版『ラ・シルフィード』の振付指導時から共に歩み産後復帰して活躍する沖香菜子、芸術監督就任直後のオーディションで採用し「スタートが一緒」である秋山瑛、さまざまな役を踊って成長し子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』でオーロラ姫を見事に踊ったと称える金子仁美を選んだ。「他のダンサーたちもそうなんですけれど、一緒に成長してきた3人と『眠り』をやりたいという気持ちが強くありました」と述べる。「(彼女たちの)プラスの部分が全面的に出るように、長所を生かせるようにエネルギーを注ぎたい。皆可能性を持っていると思います」と期待を寄せた。

斎藤友佳理 photo Shoko Matsuhashi

斎藤友佳理 photo Shoko Matsuhashi

 

■適材適所、層の厚いダンサーたちの活躍に注目!

囲み取材に先んじて公開されたリハーサルでは、第1幕の通し稽古を披露。この日の配役は、オーロラ姫:沖香菜子、悪の精カラボス:柄本弾、リラの精:政本絵美。オーロラ姫に求婚する4人の王子は、フォルチュネ王子:ブラウリオ・アルバレス、シャルマン王子:鳥海創、シェリ王子:安村圭太、フルール・ド・ポワ王子:後藤健太朗。

第1幕の舞台は宮廷で、オーロラ姫の16歳の誕生日を祝している。花輪・花を持つ人々が晴やかにワルツを踊り、お祝いの気分を盛り上げる。そこへ、この日の主役であるオーロラ姫が現れる。沖のオーロラ姫は、軽やかな足取りで登場し、爽やかに踊る。4人の王子から薔薇を受け取りながら踊るローズアダージョでは、バランス技を苦もなくこなし、落ち着いた雰囲気をただよわせる。その後のヴァリエーションでは、繊細なポワント・ワークとともに愛らしく踊った。先日の金森穣 演出振付による世界初演作品『かぐや姫』影姫役で陰影深い存在感を発揮して鮮烈だったのと打って変って、古典中の古典で初々しく華やかに舞うのが何とも新鮮である。

東京バレエ団『眠れる森の美女』公開リハーサル 沖香菜子(オーロラ姫) photo Shoko Matsuhashi

東京バレエ団『眠れる森の美女』公開リハーサル 沖香菜子(オーロラ姫) photo Shoko Matsuhashi

そこへ忍び寄ってくるのが柄本扮するカラボス。柄本は王子役だけでなくキャラクター色の強い役も踊り当たり役が多い。たとえば『白鳥の湖』ロットバルト、『ペトルーシュカ』シャルラタンなど。ここでも麗しい所作で妖しい存在感を醸し出した。デジレ王子とのダブルキャストに注目したい。リラの精の政本絵美は、長身とおおらかな存在感でまさに適役だ。

優秀なダンサーたちが多数揃わないと本格上演は難しい『眠れる森の美女』において、主役・準主役・ソリストそれぞれにおいてダブル、トリプルの配役を組めるのは、現在の東京バレエ団の水準の高さ・層の厚さを示していよう。開幕を楽しみにしたい。

取材・文=高橋森彦

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これまで3度上演され、好評を博した“伝説の監禁劇”『山犬』(原作:入交星士【小説「山犬」】)が、丸尾丸一郎の新演出の元、OFFICE SHIKA PRODUCE Operetta『YAMA-INU』として、2023年11月8日(水)から上演される。
まっさらな暴力と歪な愛情が渦巻くコミュニティを描いた『山犬』に、今作では「バイオリンの生演奏」「歌唱」という新たな要素を追加。雷太、財木琢磨、横山結衣、玉城裕規といった豪華キャストが集結し、悲劇と愛憎をより一層高めたものに昇華させる。
脚色・演出、そしてコック役で出演する丸尾と、飯田誉(イイダ)役の雷太、テラニシカツヒコ役の玉城に作品への想いを聞いた。

ーー劇団鹿殺しでは2006年、2014年、2019年と3度に渡って上演されてきた『山犬』が新演出で上演されるという今回。どのような演出を考えているのですか?

丸尾:そもそも『山犬』は、僕が東京に来て初めて演出し、演出の楽しさを知った作品です。自分の中ではとても大切な作品で、『山犬』を上演するときは毎回、過去にとらわれず、何か新しいことができないかということにこだわってきました。そして今回、楽曲を入れたOperettaとしてもっとお客さんの想像に任せるような演出を試したいと思っています。今、再び演出し、上演できることにワクワクしています。

丸尾丸一郎

丸尾丸一郎

ーー雷太さんと玉城さんは、ご出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか? 雷太さんは『ダリとガラ』でOFFICE SHIKA PRODUCEの公演に出演されていますね。

雷太:『ダリとガラ』は、僕にとって人生のターニングポイントとなった作品のひとつだと感じています。丸尾さんとは、その時に初めてご一緒させていただいたのですが、自分の新たな姿を引き出してくださり、ワクワクしながら挑戦しました。僕はずっとダンスをやってきたのですが、丸尾さんの演出は演劇とダンスの掛け合わせがものすごく巧妙で。(『ダリとガラ』は)自分の中の新しいものが見えた、思い出深い作品になりました。なので、今回ご縁があって、こうして再び呼んでいただけてとても嬉しく思っています。丸尾さんの前では嘘がつけず、張りぼての自分ではいられないような感覚があって、それがまた気持ち良いので、今回も楽しみにしています。

ーー玉城さんは、劇団鹿殺しの作品は15周年記念・怒パンク時代劇『名なしの侍』以来ですか?

玉城:そうですね。ただ、『名なしの侍』は(菜月)チョビさんの演出だったので、丸さん(丸尾)の演出は初めてなんですよ。今回、丸さんの演出が受けられるということで、お話をいただいて、即答で出演させていただくことになりました。

丸尾:玉ちゃんが「テラニシ役をやってみたい」と言ってくれたと聞いて、僕もすごくうれしかったです。しかも、今、稽古をしていて、玉ちゃんがやりたいと言った言葉は嘘じゃなかったんだと実感していますから。

(左から)雷太、丸尾丸一郎、玉城裕規

(左から)雷太、丸尾丸一郎、玉城裕規

ーー玉城さんは、丸尾さんが思い描くテラニシにぴったりでしたか?

丸尾:それもありますが、玉ちゃんなりに、この役をやりたいと思った意図がすごく見えたんですよ。玉ちゃんは、こういうことをやりたかったんだなというのが稽古を見ていて分かったので、その挑戦心が嬉しかったんです。

ーー玉城さんは、実際に、初めて丸尾さんの演出を受けてみていかがですか?

玉城:楽しいです。(取材当時は)まだ稽古は序盤なので、ここからより良くするために詰めていく作業になりますが、それも絶対に楽しいだろうと期待しています。僕自身、まず自分でできることをやって、それを丸さんに見てもらってからのスタートだと思うので、まだまだやるべきことがあるなと今は思っています。

ーー雷太さんは、今回演じるイイダに対して、どのようなところを意識して演じたいと考えていますか?

雷太:僕自身が務めやすいと思うのは、前回演じたダリのような役柄だと思うんですよ。僕は真ん中に立つキャラの横で、すごく奇怪な人や悪い役を演じるのが性に合っていると思う部分もあるんです。今回のイイダを演じる上では、丸尾さんから「自分がないような人」というキーワードをいただいたので、昔の自分を思い出してヒントを探しています。僕自身のひとつの個性として、今、こんなファッションをしていたりして。いろいろな人がいる中で、埋もれている自分の没個性な部分を思い出すような役だと思っています。
それから、何気ない一言が人を傷つけていることを描いている作品だと思うので、昔の自分を思い返して作っていきたいと思いますし、監禁されることで生まれる他人への劣等感やコンプレックスを、どれだけリアルに引き出せるかは大事なところだなと思っています。

雷太

雷太

ーー丸尾さんは雷太さんにどんなことを期待してオファーされたのですか?

丸尾:『ダリとガラ』では、(雷太は)サルバドール・ダリという実在の人物を演じてもらったので、もっと素の雷太を見たいと思ったことが、理由のひとつです。イイダは、一見すると、よく笑う普通のキャラクターです。それを役者・雷太が演じるとどうなるのか見たかった。あとは、『ダリとガラ』のときに、雷太がアドリブでオペラのマネをして歌うシーンがあったんですが、それを見たときに、もっと歌わせたいと思ってもいました。そうしたこともあって、今回、イイダ役のキャストを考えるときに、雷太がすぐに浮かびました。どんどん壊れていくイイダをどう演じてくれるのか、すごく楽しみです。

ーーなるほど。では、玉城さんにテラニシを演じてもらいたいと思ったのはどんな理由からですか?

丸尾:僕は、出会ったときから玉ちゃんがめちゃくちゃ好きなんですよ。玉ちゃんにしか出せない空気感や雰囲気があって、役者としてもすごくスケールが大きい。嘘がなくて、お客さんに伝えるということも忘れない。舞台俳優としてあがいた結果、今、力を付けた玉城裕規という役者がいるというのが大好きなんです。実は、これまでにも何度かオファーをさせていただいているんですが、今回、やっとタイミングが合ってこの作品に出演してもらえるというのは、すごくラッキーだったと思います。玉ちゃんが出てくれることで、すごく層が厚くなった。テラニシカツヒコというキャラクターの物語も、玉ちゃんが演じてくれたらどこまでも深くなっていくのではないかなと楽しみにしています。玉ちゃんには、「今、玉ちゃんは俳優をやっているけれど、俳優をやっていなくて、ひとつ道を踏み外したときの玉ちゃんがテラニシカツヒコだ」と伝えました(笑)。僕は、玉ちゃんとテラニシは紙一重なんじゃないかと思っていて。そういうイメージがあったので、今回はテラニシカツヒコという役でオファーしました。

ーー紙一重という丸尾さんの分析がありましたが、玉城さんご自身はテラニシについてどのように感じていますか?

玉城:確かに、役者をしていなくて、一歩踏み外したら、テラニシどころじゃないのかなと思う瞬間は正直あったりしますが(笑)。ただ、僕はテラニシはすごく魅力的な人物に感じています。例えば、いじめられていて家庭も裕福ではない中でも、陰なだけの人物ではないんですよ。すごく人間臭いところもあったり、逆にポップさもあったり、いろいろな面が描かれている中で、寂しさが垣間見える。ポップさがあるからこそ、その寂しさが目立つのかなと思うので、そのバランスをこれから作っていきたいと思います。そうした様々な面が見えるというのが彼の魅力的な部分だと思うので、今は、彼に興味しかないです。

丸尾:テラニシというキャラクターはすごく難しいと思います。ですが、玉ちゃんは、見事に自分の中で筋が通っていて、それを演じてみせてくれるので、本当にこの役を演じたいと思ってくれたんだなと感じてます。

(左から)雷太、丸尾丸一郎、玉城裕規

(左から)雷太、丸尾丸一郎、玉城裕規

ーー演出面では「Operetta」であるということに加えて、振付を或る男役で出演もする大宮大奨さんが担当するというのも大きな点かなと思います。これは、ダンスや身体表現に重きを置くということでしょうか?

丸尾:そうですね。まず、新しい方とご一緒したいという思いがあり、色々な方から大ちゃん(大宮)の噂を聞いたんですよ。初対面だったんですが、チラシ撮影の時から立ち会ってくれて、ポージングや動きを一緒に考えてくれました。稽古場でのスタンスもそうですが、商業的というよりはひとつの表現活動として取り組んでくれているのを感じます。仕事よりも自分の好奇心の方が強い方なんだなと思います。僕は舞台役者は身体性を持っていたいと思っているので、それを大ちゃんとなら表現できるのではないかと思っています。例えば、監禁されたときの飢えた表情であったり、物を見るときにあごから入った方が良かったり、本当にちょっとしたことだと思うんですよ。役者がそうした動きを持ち合わせると、すごく表現力が広がる気がしているので、今、大ちゃんと話し合いながら作り上げているところです。

ーー必ずしも“踊る”のではなく、“表現”という意味での振付でもあるのですね。

丸尾:そうですね。大ちゃんの振付自体、カウントで付けられることは少ないのではないかなと感じる振付なので。それをキャラクターとして、どう消化するかが役者の表現になっていくのかなと思います。

ーー役者としては、芝居と歌唱だけでなく、身体表現を使った演技と高度な表現が必要になる作品だと思いますが、そうした表現への難しさ、または面白さについてはどのように感じていますか?

雷太:すごく面白いと思います。謳い文句では「監禁ホラー劇」と分かりやすく言っていますが、蓋を開けてみると、問題提起があって、愛を貫き通したテラニシの物語があって、僕らの3人の人間模様もある。ただの「怖いホラー」ではなく、その先にあるものを見せたいという作品の意図もすごく感じます。シリアスとコメディは紙一重だと思うので、それも僕らが作り上げていけたらとも思います。表現という意味では、僕自身は、これはストレートプレイ、これはミュージカル、という垣根を作らないタイプではないので、あくまでも要素として歌があったり、身体表現があったりするものだと考えています。お客様は様々な見方で楽しめると思うので、身体と物語をリンクさせていけたら、すごく良いものになるんじゃないかなと思っております。

玉城:難しさはどの作品でも必ずあるものだと思うので、この作品だからということではないですが……今回は、双子なので、それぞれの性格やお互いにどれくらい思い合っているのかといった演じ分けが必要だとは思います。そういう意味では、肉体的にも精神的にも疲労はあると思いますが、それがあるからこそ、より良い素敵な作品になるのだと思っています。自分を痛めつければつけるほど、よりこの作品の魅力が増すと思うので、自分を壊しにかかろうかなと(笑)。

玉城裕規

玉城裕規

ーー今回は、丸尾さんもコック役でご出演されますが、役者としてはどのようなお考えがありますか?

丸尾:僕はすごく自分に甘いので、演出助手に僕の稽古を付けてもらおうと思っています(笑)。演出家は、いつも役者の皆さんにああだ、こうだと言っているわけですが、きっとみんな「そう言いながら、自分ではできるのか?」と思っているんじゃないかなと思います(笑)。正直なところ、僕は2秒の演技はできるけど、長い尺ができないんですよ。ですが、今回は、せっかくキャストとして並べさせてもらっているので、みんなに負けないように。出番は少ないですが、その中でもインパクトを残さなければいけないなと思っています。

玉城:言ってること全然違うじゃないですか(笑)。

丸尾:あははは(笑)。本当だね。

ーー最後に改めて、公演への意気込みをお願いします。

玉城:身を削って輝くさまをぜひ目に焼き付けてほしいと思います。このキャストが集まってこの作品をやることは、もう二度とないと思うので、ここにしかないものをぜひ劇場で観ていただけたら嬉しいです。損はさせません。

雷太:何度も上演されている、この『YAMA-INU』という作品に出演できることを本当に嬉しく思っています。僕にとっては新たな挑戦となる作品ですが、お客様にも観て良かったと思っていただける作品にできますように。身を削って、ダイヤモンドのように輝きたいと思います、ね(笑)。

丸尾:稽古の段階で、すごく良い作品になるなとゾクゾクしています。「面白かった」だけじゃなく「すごい」と言わせるところまで仕上げていきたいなと思います。絶えず過去の自分は超えていきたいので、必ずこれが今の自分の最高傑作になると思いますし、そう自信を持って言える舞台にします。ぜひ、楽しみにしてください。

(左から)雷太、丸尾丸一郎、玉城裕規

(左から)雷太、丸尾丸一郎、玉城裕規

取材・文=嶋田真己     撮影=池上夢貢

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2024年1月11日(木)から21日(日)までTHEATER MILANO-Zaにて上演する、ラブライブ!シリーズのオリジナルミュージカル『スクールアイドルミュージカル』のメインビジュアルが公開された。

今回発表になったメインビジュアルは、アイドル活動を通じて出会った2人の少女を中心に、彼女たちを取り巻く世界に大きな変化が生まれていくスクールアイドルミュージカルの物語を象徴するビジュアルとなっている。

『スクールアイドルミュージカル』オフィシャルグッズ (c)プロジェクトラブライブ!スクールアイドルミュージカル

『スクールアイドルミュージカル』オフィシャルグッズ (c)プロジェクトラブライブ!スクールアイドルミュージカル

さらにオフィシャルグッズの全デザインが解禁された。観劇の記念にもなるメモリアルピンズや、卓上に飾ったりお出かけに連れて行ったりできるメンバーの魅力が詰まったアクリルスタンド、キャスト20名による様々なビジュアルのブロマイドも用意されている。

ブロマイドはランダムでの販売もあるほか、コンプリートしたい人向けにブロマイドセットも用意されている。セットでしか手に入らない特典もあるとのこと。

また、ブロマイドを大切に保管するためのハードカバーブロマイドホルダーや、トレーディング缶バッジ、そしてキャストの撮りおろしグラビアを収録したパンフレットも。さらに、今回の公演から初登場のペンライトやジャンボうちわは、カーテンコールスペシャルステージや文化祭&後夜祭スペシャル公演にて使用できる。

2校の理事長の娘である少女を中心に、夢を持ち輝きながら奮闘する姿を描く青春学園ミュージカル『スクールアイドルミュージカル』。イープラスにて11月3日(金・祝)よりプレオーダー先行(抽選)受付がスタート。早めにチケットを入手しておきたい。
 

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株式会社SCRAPは、TOKYO MYSTERY CIRCUSにて開催中の、リアル脱出ゲーム×お化け屋敷『貞子 呪いのビデオからの脱出』のホラー要素を軽減した、「怖くないVer.」公演の期間限定開催を発表した。

(c)SCRAP/(c)KADOKAWA

(c)SCRAP/(c)KADOKAWA

『貞子 呪いのビデオからの脱出』は、SCRAPと全国各地のお化け屋敷を手掛ける、お化け屋敷プロデューサー五味弘文が共同制作したリアル脱出ゲーム。本イベントでは貞子が探索を進めるプレイヤーの前に幾度となく現れ、恐怖に陥れる。予想のつかない緊張感の中での謎解きになり、まるで映画の主人公になったような体験ができるというもの。

この度、そんな話題のイベントをもっと多くの方に楽しんでもらいたいという思いから、ホラー要素を軽減した「怖くないVer.」公演が、2023年11月16日(木)~11月22日(水)の1週間限定で開催される。

「怖くないVer.」公演では、会場内の照明を通常よりも明るくし、ポップなBGMが流れる空間にチェンジ。さらに会場内を進むと「怖い映像が流れるよ!」、「危険! のぞくと怖い!」などの看板を設置し、お化け屋敷の「いつ何が起こるかわからない恐怖」を軽減しているとのこと。

さらに貞子が出てくるポイントでは、指定のアクションを起こすことで、親しみやすく可愛らしい仕草で貞子が参加者を迎えてくれる演出も。

「怖くないVer.」でも謎の内容は通常公演と同じ内容となるため、謎解きは好きだけどお化け屋敷は苦手という人も参加できるはずだ。
 

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2023年12月7日(木)~12月11日(月)までの間、京都市中京区の先斗町歌舞練場にて『ZIPANGU 光が彩る演舞祭』が開催される。この度、詳細情報が解禁となった。

『ZIPANGU 光が彩る演舞祭』は、歌舞伎・演劇や映像を中心に、日本文化を世界に発信し続ける総合エンターテインメント企業である松竹株式会社と、音・映像・光によるステージ演出で活躍するクリエイティブ集団MPLUSPLUSが初めてコラボレーションし、全身で感じる“光のエンターテインメントショー”をキーワードに、完全オリジナルの新作公演を実施。

出演陣には、先斗町の舞踊公演「鴨川をどり」に出演する芸舞妓や、OSK日本歌劇団の千咲えみ、華月奏、椿りょうの他、石見神楽神和会の精鋭で組織する万雷の参加が決定。

新作歌舞伎などを数多く手掛ける戸部和久が作・演出を、日本舞踊家の尾上菊之丞が演出・振付を担当し、日本を代表する数々の伝統的な舞踊を華々しく彩る。さらに体験演出をイマーシブシアターを多数制作してきたノーミーツ主宰の広屋佑規が手がけ、「光×伝統芸能×体験型」の祭典を届ける。

<先斗町お茶屋営業組合>

会場となる先斗町歌舞練場で、日本の伝統を継承されている芸舞妓。毎年春に開催される伝統行事「鴨川をどり」は、創演150年を迎えた。輝かしい伝統と磨き上げられた洗練の美が光る、華やかな舞を堪能できる。

<OSK日本歌劇団>

写真は公演イメージ

写真は公演イメージ

三大少女歌劇のひとつとして、100年以上の歴史を誇る少女歌劇団。確かな実力に裏打ちされたダンスと歌で多くの観客を魅了してきた。OGとして、映画女優として活躍した京マチ子、「東京ブキヴギ」「買い物ブギ」で一世を風靡した笹置シヅ子らを輩出。本年10月から笹置シヅ子をモデルにした連続テレビ小説『ブギヴギ』が放送中。京都に花咲く力強くも美しいパフォーマンスを楽しめる。

出演者:千咲えみ(娘役トップスター)、華月奏、椿りょう、純果こころ、柊湖春、南星杜有、奏叶はる

<石見神楽 万雷>

石見神楽とは、日本神話を題材にし、華やかな衣裳と独特のお面を身につけて舞う島根県西部の石見地方に古くから伝わる伝統芸能。和楽器を用いた生演奏も石見神楽の魅力で、日本遺産にも登録されている。迫力のある大蛇と鮮やかな舞が魅せる、神楽の世界を見ることができる。

スタッフ:作・演出…戸部和久、演出・振付…尾上菊之丞、LED演出…MPLUSPLUS、体験演出…広屋佑規(ノーミーツ主宰)

「光るはっぴ」

「光るはっぴ」

なお、本公演のチケットは一般チケットに加え、特別な街歩きや演出と連動して光るはっぴを着用できる「スペシャル体験チケット」と、舞妓がおもてなしをしてくれる「VIPチケット」など、特別なチケットも販売中だ。

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2024年放送予定のTVアニメ『百千さん家のあやかし王子』のキャラクターデザイン・岡真里子が描き下ろしたキービジュアルが解禁された。またティザーPV第2弾も公開中だ。

さらに、本ビジュアルを使用したステッカーが、11月3日・4日に池袋で開催されるアニメイトガールズフェスタにて配布されることも発表された。

アニメイトガールズフェスタ配布ステッカー (c)2023 硝音あや/KADOKAWA/百千さん家のあやかし王子製作委員会

アニメイトガールズフェスタ配布ステッカー (c)2023 硝音あや/KADOKAWA/百千さん家のあやかし王子製作委員会

『百千さん家のあやかし王子』は、2013年から2019年に「ASUKA」(KADOKAWA)で連載された、累計110万部を突破している硝音あやによるあやかし系和風ファンタジー漫画。2023年7月24日発売の「ASUKA9月号」より、続編『百千さん家のあやかし王子-継-』の連載が開始されている。TVアニメ『百千さん家のあやかし王子』のさらなる情報を待ちたい。

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宅間孝⾏ 作・演出を⼿掛けるタクフェスが10周年を迎え、2023年10⽉より上演中のタクフェス第11弾『晩餐』。この度、11⽉16⽇(⽊)開幕の大阪公演より、主演・⾼槻純⼆役に永井⼤が出演することが決定した。

『晩餐』は、タクフェス第1弾で2013年に初演されたのち、⼀度も再演されていない作品。10周年を記念して満を持しての上演で、宅間孝⾏⾃⾝も最⾼傑作と⾃負する伝説の作品だ。舞台は井の頭公園に隣接したシェアハウス「イノヘッド」。そこに60年後の未来から天才少⼥が発明したタイムマシンで、幼い頃に亡くした⺟に会うため、おっさんとおばはんがやってくる。⾃らの⾝元を伝えることは決して許されないため、宇宙⼈や旅芸⼈として疑われながら、イノヘッドを混乱の渦に巻き込んでいく。タクフェス版BACK TO THE FUTURE︕家族愛をテーマにしたハートフルコメディの決定版だ。

⼭科舞⼦役には、タクフェス第4弾『歌姫』、タクフェス第9弾『天国』に出演した⼊⼭杏奈と、タフェス初参戦となる⾼柳明⾳が、Wヒロインに挑む。物語のキーとなる天才少⼥・中野たまには森迫永依。シェアハウス「イノヘッド」の住⼈として、タクフェスお馴染みのお笑い芸⼈ハマカーン浜⾕健司、広⽥亮平、⼤薮丘に加え、櫻井佑樹、中野恵那、菅原ブリタニーが出演する。未来からやってくるおばはん・⾼槻氷⾒⼦役は、2010年『くちづけ』以来の出演となる加藤貴⼦。作・演出を⼿掛ける宅間孝⾏は、おっさん・⾼槻耕太郎役を演じる。さらに、舞台本編映像にしずちゃんこと、南海キャンディーズの⼭崎静代が看護師役として出演する。

タクフェス第11弾『晩餐』は、11⽉16⽇(⽊)〜11⽉19⽇(⽇)⼤阪公演、11⽉24⽇(⾦)〜11⽉25⽇(⼟)札幌公演、12⽉1⽇(⾦)〜12⽉3⽇(⽇)名古屋公演、12⽉8⽇(⾦)〜12⽉17⽇(⽇)東京公演へと続く。

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国際親善試合『フットサル日本代表 対 フットサルアルゼンチン代表』が、12月14日(木)に大田区総合体育館(東京都)で開催される。

観戦チケットは11月4日(土)10:00から一般販売(先着制)される。席種および前売り料金は以下の通り。

・ゾーン内自由席(カテゴリー1):3,000円
・ゾーン内自由席(カテゴリー2):2,500円
・ゾーン内自由席(カテゴリー3)一般:2,000円/小中学生:1,000円

シートマップ

シートマップ

フットサル日本代表は今年10月、『AFCフットサルアジアカップ2024』の予選で2連勝しており、来年4月にタイで行われる本大会への出場を決めている。17日(日)には帯広市総合体育館(北海道)での試合も予定されており、日本代表がどんな戦いを見せてくれるか楽しみだ。

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2024年4月27日(土)~4月29日(月・祝)東京芸術劇場 プレイハウスにて、Orchardシリーズ K-BALLET Opto『シンデレラの家』が上演されることが決定した。

K-BALLET Opto(Kバレエ・オプト)とは、BunkamuraとK-BALLET TOKYOが2022年に立ち上げた新プロジェクト。創立から四半世紀、芸術監督熊川哲也の下で豪華絢爛な古典バレエの全幕作品を生み出してきたKバレエが、現代社会に潜む問題をダンス作品に昇華し世界に発信することを目標に発足した。

そして今回、多くの人々の心の奥に潜む物語「シンデレラ」を、Kバレエ・オプトが日本の現実を生きるヤングケアラーを主人公に新たな物語として再生する。

ジュゼッペ・スポッタ    (C)Nadir Bonazzi

ジュゼッペ・スポッタ    (C)Nadir Bonazzi

本作の振付・演出は ジュゼッペ・スポッタ。彼は大家マウロ・ビゴンゼッティの弟子で、ヨーロッパで最注目の若き俊英振付家。原案は新しい詩の運動をまきおこし様々な領域で活動する希代の詩人、最果タヒの書き下ろし詩集「シンデレラにはなれない」。

演奏は古い電化製品を「電磁楽器」に蘇らせ演奏する異才の音楽家、和田 永 。衣裳はジェンダーレスブランド・MIKAGE SHINをリードする気鋭デザイナー進 美影。

和田 永

和田 永

進 美影

進 美影

メインビジュアルはヒグチユウコ描き下ろしのイラスト。

イラスト:ヒグチユウコ

イラスト:ヒグチユウコ

そして、ダンサーには円熟味を増し繊細な表現力が期待される森 優貴、酒井はなが参加。

最前線で活躍するクリエイターたちの技と閃きが凝縮した新たな「シンデレラ」が誕生する。

『シンデレラの家』あらすじ
愛すればこそ憎む、逃れられない家族の絆。
祖父、母、義妹の世話に明け暮れる少女が見つけた切ない愛の物語。

日本のいろいろな街でシンデレラは生きている。
たとえば、認知症の祖父、こころを患い怒りを制御できない母、そしてその母と新しい男との間にできた義妹の世話に明け暮れる日々のシンデレラがいる。

家族のためだけに生きる彼女は、自分を愛すすべを知らない。「幸せになりたい」と願うことすら贅沢で、どこか家族に後ろめたさを感じてしまう。そんな彼女の頭によぎるのは、祖父も義妹もいなくなった母との安住、全てから解放され自由を手にした姿。

ある日、義妹を寝かしつけるために「シンデレラ」を読んであげていると……そこは舞踏会。亡き父、そして幸福につつまれた家族の姿が楽しげに。が、午前零時の鐘が鳴るや……。

『シンデレラの家』作品解説  高野泰寿

プラスチック汚染を描いた前作「プラスチック」が、The Guardian、SMCPに特集されるなど国際的にもその取り組みが注視されるKバレエ・オプト入魂の最新作が誕生。

第3弾となる本作は、ヤングケアラーの少女を主人公に描く現代の「シンデレラ」。本来大人が担うべき責任である介護や育児を一手に引き受けざるを得ないヤングケアラーという存在は、かつての地域共同体が核家族化により崩壊し、人情の細やかだった下町も、隣にどんな人が住んでいるのかわからない状態になっている現代日本にこそ際立った問題といえる。

そのような状況下で、子どもたちは他者との結びつきを失い社会から孤立し、かえって家族関係は密度が濃すぎる窒息状態に似たものになる。そんな現代日本を生きるヤングケアラーである主人公の等身大の成長と人間愛を描く。

名作「シンデレラ」が下敷きではあるが、ディズニー版のような世にある恋愛の力によってのみ主人公が解放されることは起こらない。かつておとぎ話には、恋の成就以上に大切な「祈りの力(呪力)」が込められていた。シンデレラをはじめとするおとぎ話は、飢饉、領主の圧政、疫病、天災といったギリギリの社会状況で生まれ、大人たちは世の中の大混乱を前に、未来に知恵と希望を託すべく必死に物語った。そうした未来への「祈り」の伝播こそがおとぎ話の役割であった。

翻って、私たちが生きる社会を見渡すと、世界はまさに中世の混迷期さながらの社会変動を目の前にしている。しかも、かつて栄華を誇った日本経済は、バブル期の終焉とともに失われた30年という経済的陥没期に入り、その後、復活の見通しも立たず、相対的に貧しい国になってきた。

「ヤングケアラー」問題は、そんな私たちの状況のなかに生まれてきている。

日本はいま、子ども食堂に見られるように子どもたちがひもじく、食べるものに苦労している時代になりつつある。未来に希望を見いだせなくなってきた日本の社会。我々は、どんな希望を、どんな知恵を未来へと託すのだろうか?今を生きる子どもたちには、そんな我々が編む新しい「シンデレラ」が必要だ。いや、子どもたちだけではなく、我々自身も現代の「シンデレラ」を深く知る必要がありそうだ。

公演によせて 最果タヒ

最果タヒ

最果タヒ

幸せになりたい、と願えることはそれだけで恵まれていることだと思います。自分が幸せを願ってもいい存在だと思えることは、それだけである一つの自由を得ていると思う。

当たり前のことに思えるその願いを、まず「願っている」と言えない人がいて。その人が言葉にするのをやめてしまった気持ちを、言葉にしないで置いてきたからこそ、なんの形にもなれずただ揺らめいている海の中の陽の光のようなその感情を、固めないで、決めつけないで、詩の言葉にできれば、と思いました。

ヤングケアラー、と言っても、一人ひとりの「私」「ぼく」がいて、「ヤングケアラーの話」ではなく、無数の「私の話」「ぼくの話」がある。踊ることも、詩も、ひとつの代表としてものを語るのではなくて、ゆらめく無数の「私」と「ぼく」をそのままで表せるものだと私は思います。

だからこそ、届くものがあると信じています。

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東京バレエ団ゲスト・プリンシパルの上野水香が、令和5年秋の褒章において、学術や研究、芸術、スポーツなどの分野で活躍した人に贈られる紫綬褒章を受章することが決定した。

受賞にあたり上野は、「このたび紫綬褒章をいただくこととなり、身が引き締まる思いであると同時に、いままでの自分のキャリアを私の周りで私を信じ、支えてくれた全ての方にこの場をお借りして心からの感謝を申し上げます。芸術家は、ここが完成という形も定義もありません。これからも日々を大切に精進していき、その時々のバレエ界における自分の役割を敏感に感じ取りながら、この芸術の力となれる人物でありたいと願っております。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします」とコメントを寄せている。

なお、今回の上野水香の紫綬褒章受章を記念して、2024年3月に東京バレエ団公演『上野水香オン・ステージ』が東京、浜松、横須賀で開催される。詳細は公式サイトにて確認してほしい。

「ボレロ」:Shoko Matsuhashi/松橋晶子

「ボレロ」:Shoko Matsuhashi/松橋晶子

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2023年12月に上演されるミュージカル「東京リベンジャーズ」アフタートーク開催情報ならびに、舞台「東京リベンジャーズ」とのコラボ特典プレゼント情報が解禁となった。

アフタートークは大阪公演のうち3公演が実施対象となり、登壇キャストは12月1日(金)14時公演に龍宮寺堅役:井阪郁巳/三ツ谷隆役:酒寄楓太/半間修二役:磯野大/稀咲鉄太役:横田龍儀、12月2日(土)12時公演に佐野万次郎役:北村 諒/林良平役:平野泰新/林田春樹役:皇希/長内信高役:高田 誠、12月2日(土)17時公演に花垣武道役:竹中凌平/千堂敦役:久保侑大/清水将貴役:川上将大/橘直人役:佐藤信長を予定している。

また、12月22日(金)より開幕する舞台「東京リベンジャーズ」とのW観劇特典として、ミュージカル、舞台両方のチケット購入者を対象にオリジナルクリアファイルをプレゼント。東京/大阪公演で異なるデザインになっている。

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