山本美憂の最後の相手は伊澤星花に決定! 大晦日『RIZIN.45』で追加4カード発表

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大晦日に行われる『RIZIN.45』の追加対戦カードが発表された。

今回発表されたのはMMAの4カード。注目は今年5月に予定されていたものの延期されていた、伊澤星花と山本美憂の一戦だ。これは山本の膝の靭帯断裂により延期になっていた対戦で、今回の試合は山本美憂の引退試合として行われるノンタイトル戦となる。

山本美憂

山本美憂

伊澤星花

伊澤星花

会見では「伊澤選手、本当にご迷惑をお掛けしました」とお詫びの言葉を述べた山本。続けて「でも本当に最後が私の大好きな大晦日なので、いっぱい暴れて楽しみたいなと思っています」とコメントし、自身のラストマッチへの想いを語った。

一方の伊澤は「今回は美憂選手の引退試合ということで、山本美憂選手の格闘技人生の中で一番素敵な試合をしたいと思います」と決意を表明。

旗揚げ当初からRIZINのジョシカクを盛り上げてきた山本の花道を、現在のRIZINジョシカクのトップに君臨する伊澤がどう彩るか。胸が熱くなる一戦となりそうだ。

RIZIN MMAルール:5分3R(49.0kg)
伊澤星花 vs. 山本美憂

伊澤星花 vs. 山本美憂

伊澤星花 vs. 山本美憂

今年4月の敗戦以降の復帰戦となる皇治は、三浦孝太相手にMMAデビューを行う。

三浦孝太

三浦孝太

皇治

皇治

今年4月にキックルールで芦澤竜誠に敗れて以来、キックボクシングから距離をおいてきた皇治。MMAの練習していると囁かれてきたが、大晦日の大舞台が、いきなりデビュー戦となった。

受けて立つのはMMA戦績2勝1敗の三浦孝太だ。「皇治選手自体は、自分もすごいリスペクトしている選手。小さい時から見てきた選手と実際にリングで対峙できるっていうのは凄い嬉しいが、試合となったら関係ない。自分が必ず勝ちたいと思います!」と意気込みを語った。

これに対して皇治は「いや、何もないですよ。(三浦が)男前やなと思って。ま『新旧モテ男対決』ちゃいますか?あ、『新旧』言うたら俺が終わったみたいやなぁ」と余裕の返し。

キックで実績を積んできた皇治のMMAデビュー戦を、MMA4戦目となる三浦孝太はどう受けて立つのか。そして『新旧モテ男対決』の決着はいかに!?

RIZIN MMAルール
三浦孝太 vs. 皇治

三浦孝太 vs. 皇治

三浦孝太 vs. 皇治

その他、約1年振りの復帰戦となる弥益ドミネーター聡志は、PANCRASE王者となった新居すぐると対戦。10月の『RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA』で ANIMAL☆KOJIに三角絞めで勝利したイゴール・タナベは、2019年末にBELLATOR JAPANに参戦した安西信昌と対戦する。

RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
弥益ドミネーター聡志 vs. 新居すぐる

弥益ドミネーター聡志 vs. 新居すぐる

弥益ドミネーター聡志 vs. 新居すぐる

RIZIN MMAルール:5分3R(77.0kg)
イゴール・タナベ vs. 安西信昌

イゴール・タナベ vs. 安西信昌

イゴール・タナベ vs. 安西信昌

さらに、会見では鈴木千裕、平本蓮、YA-MANなどの話題の選手たちも、参加予定選手として名前を挙げられた。

大晦日開催『RIZIN.45』

大晦日開催『RIZIN.45』

『RIZIN.45』追加4カード発表記者会見

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女王蜂が先日開催した初のTikTok LIVE『女王蜂 New Sg「01」発売記念Studio Live』から、「虻と蜂」「HALF」のライブ映像を公開した。

初のTikTok LIVEから先日新曲「01」のライブ映像が公開されたが、今回はその中から2曲を公開。「01」同様、YouTube公開用に再編集したものとなる。

女王蜂は『全国ホールツアー2023-2024「十二次元+01」』を開催中。2024年3月1日(金)には東京国際フォーラム ホールAでの追加公演も決定している。

 

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9mm Parabellum Bulletが、2024年2月から3月にかけて開催する自主企画イベント『カオスの百年』名古屋・大阪公演の対バンアーティストを発表した。

2月8日(木)の名古屋・THE BOTTOM LINE公演にはBIGMAMA、2月27日(火)の大阪・BIGCAT公演にはTHE BAWDIESがそれぞれ出演する。チケットは本日・12月8日(金)よりオフィシャル最終先行の受付が開始している。

BIGMAMA

BIGMAMA

THE BAWDIES

THE BAWDIES

9mm Parabellum Bulletは2024年のスタートとして、2月8日(木)・9日(金)に『カオスの百年 vol.18』を名古屋・THE BOTTOM LINEにて、2月27日(火)・28日(水)には『カオスの百年 vol.19』を大阪・BIGCATにて開催。どちらも初日はツーマン、2日目はワンマンで行われる。そして、20周年結成日である3月17日(日)に東京・Billboard Live TOKYOにて開催される『カオスの百年 vol.20』は二部公演となり、昼の部は男性限定公演、夜の部は女性限定公演となる。

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2023年12月7日(木)から11日(月)まで、京都・先斗町歌舞練場にて歌舞伎・演劇や映像を中心に、日本文化を世界に発信し続ける総合エンタテインメント企業である松竹株式会社と、「2020年東京パラリンピック開幕式」や世界的なオーディション番組『America’s Got Talent』のセミファイナリストに選ばれるなど、国内外問わず活躍しているクリエイティブ集団「MPLUSPLUS」が演出する、伝統芸能と光のテクノロジーがコラボレーションしたステージ『ZIPANGU 光が彩る演舞祭』が開催される。「先斗町お茶屋営業組合」の芸舞妓さん、「OSK日本歌劇団」、「石見神楽 万雷」が、MPLUSPLUSが設えた光のアートの中でその芸を披露し、観客を巻き込みながら一つの物語を見せていくという舞台だ。12月7日(木)に行われたゲネプロ&街歩き体験を取材した。

『ZIPANGU』

『ZIPANGU』

『ZIPANGU』の会場は[先斗町歌舞練場]だが「スペシャル体験チケット」を持っている人は、物語の世界により没入するための街歩きを体験できる。観客は会場から少し離れた広場に集合し、襟の部分がLEDで光る特製のはっぴを着用。そこからきらびやかな衣裳をまとった神官たちに案内されながら、会場まで徒歩移動することになる。

『ZIPANGU』

『ZIPANGU』

まずはじめに神官たちから「これから神の社(会場)に向かいますが、社は今邪悪な力によって、本来のパワーが弱まっています。そのために人間たちが宿しているお力をお借りしたいので、ご協力をお願いします」と、今回のショーの世界観が説明される。

『ZIPANGU』

『ZIPANGU』

続けて神官の合図で、全員が輪になって歩くと、はっぴに「ZIPANGU」の文字が光となって浮かび上がった。体験するのが夜だったら、闇の中でかなり映えるだろう。やがて街歩きが始まり、一行は木屋町を抜けて四条通へ。その間も神官たちは観客と「どこから来ましたか?」と対話したり、ちょっとした観光情報などを披露したりして、彼らの世界と私たちの世界をどんどんと近づけていく。

『ZIPANGU』

『ZIPANGU』

街歩きはやがて、四条大橋から「等間隔のカップル」で有名な鴨川沿いに入るが、そこで2匹の妖怪が出現! 神官から「彼らに構ってはいけません」と注意されつつ、一行は四条大橋へとUターンして、そこから先斗町の入口へ。しかし後ろを見ると、妖怪たちはちゃっかりと一行の後ろに付いてきている。狭い通りに、多くの飲食店が並ぶ先斗町の人たちが一様に、光るハッピを着た一団+異様な妖怪の行列に、興味津々の視線を向けているのがわかる。

『ZIPANGU』 オフィシャル提供

『ZIPANGU』 オフィシャル提供

30分ほど歩いた所で、神の社こと[先斗町歌舞練場]に到着。京都の春の風物詩『鴨川をどり』の会場としても有名で、普段は和の雰囲気にあふれた劇場のあちこちには、LEDポールがオレンジの光を放っているが、全体的になんだか薄暗い。街案内に続いて、会場案内に回った神官たちは「今は邪悪な力で、いつもより暗くなっています」と説明。そして神官に混じって妖怪たちも客席間をうろつき、意外と人懐こい様子で観客たちに接しようとする。舞台だけを観る人も早めに会場に来て、この世界観に素直に巻き込まれた方が、よりステージを楽しめるだろう。

『ZIPANGU』

『ZIPANGU』

幕が開くと、まずは「先斗町お茶屋営業組合」の舞妓たちが『ぎおん小唄』『鴨川小唄』を舞う。まさに「花が咲いたよう」と言いたくなる華やかな装いと可憐な舞に、一瞬で場が温かくなるのがわかる。続いては、風格を感じさせる2人の芸妓による『わしが在所』。先の舞とはまた違う、凛とした美しさに見惚れてしまう。このパートでは、光の演出はあえて控えめにして、芸舞妓の芸にじっくり集中させることに徹していたように思える。確かに芸舞妓の舞は、そんなに頻繁に観られるものではないので、貴重な機会となった。

『ZIPANGU』

『ZIPANGU』

幕が下り、しばらく舞台転換があった後に幕が上がると、「ZIPANGU」の文字が光り輝くドローン幕の前に、様々な「和」の装いのOSKの劇団員たちが登場。日本神話の時代から戦国時代まで、日本の歴史を振り返っていくようなレビューを披露する。「ダンスのOSK」の本領が発揮された踊りに、MPLUSPLUSのLEDフラッグなどの仕掛けも加わり、より一層華やかで見ごたえのある世界が展開された。

『ZIPANGU』

『ZIPANGU』

レビューの中心となるのは、「熱田神宮」の創祀に関わると言われる宮簀姫(ミヤズヒメ)の伝説を元にしたもの。自分に草薙剣を預けた日本武尊(ヤマトタケル)が、そのまま逝去したことを知った宮簀姫。平安貴族の時代、源平の戦いの時代を経て、織田信長とめぐり合った彼女は、信長のために草薙剣を解き放とうとするが、彼は非業の死を遂げてしまう。その悲しみと怒りからか、宮簀媛の心は闇に支配され、背後に全身が光り輝く大蛇が現れた……。

『ZIPANGU』

『ZIPANGU』

大蛇が「神の社」に悪影響を与えているんだな……と推察された所で休憩時間に。場内のLEDポールの光が紫に代わり、神官たちいわく「邪気が強くなっている」とのこと。そこで彼らは観客たちを巻き込んで、手拍子を打ちながら客席を歩き始めた。すると紫の光は次第に白へと変化し、神官たちも大喜び。休憩時間中も、しっかりエンターテインメントの時間となっていた。

次の幕は「石見神楽 万雷」とMPLUSPLUSがガッツリとコラボレーションしたステージ。邪神と化した宮簀媛を退治するために尾張にやってきた倭姫(ヤマトヒメ)は、宮簀媛に仕えることを願い出て接近。固めの盃を交わすと言って、宮簀媛や大蛇たちをベロベロに酔わせ、油断している間に全員を討ち取る……という「ヤマタノオロチ」伝説を反映した物語だ。

『ZIPANGU』

『ZIPANGU』

巨大な蛇を使った演目が人気の石見神楽だけど、4匹の大蛇が激しくうねりながら倭姫に絡みつくバトルシーンは、本当に息を呑むほどの迫力!「よく蛇同士が絡まないなあ」と、その技術の高さにも目を見張ってしまう。蛇をすべて退治すると、次は鬼神に姿を変えた宮簀媛が登場。激しいジャンプが繰り返される、これまた見応え抜群のアクションの末に、宮簀媛もまた成敗された。さてこれで終わりか……と思いきや、次は一幕の終わりにも登場した、全身がLEDで輝く大蛇がラスボスとして降臨する。

『ZIPANGU』

『ZIPANGU』

青い光を放つ大蛇と倭姫は、一進一退という感じで激しく攻防。バックのドローン幕の映像も、この戦いをドラマティックに盛り上げる。死闘の末倭姫が大蛇にとどめを刺すと、大蛇は全身を赤く輝かせて倒れる。その尻尾を倭姫が探ると、中から「天叢雲」の剣が現れ、姫はそれを天照大神に奉納する……と物語が大団円を迎えると、続いて白い衣装に身をまとった神官(こちらは本物の神楽の舞手)たちが登場。倭姫も交えてこの場を寿ぐような踊りを舞い、神の社も平和を取り戻した所で幕となった。

カーテンコールでは、今回の舞台に出演したすべてのパフォーマーが登場したが、そこでまた改めて神楽の音楽が! OSKの劇団員たちと石見神楽の人々が、ジャンルの垣根を超えて舞い踊る中、客席の方も神官(役の人々)と妖怪たちが観客も一緒に踊るように煽り立てる。幾人かがそれに応え、舞台上も客席もお祭のような多幸感に包まれたまま、終演を迎えた。

『ZIPANGU』

『ZIPANGU』

訪日客を見込んだ、和テイストのパフォーマンスは過去にも幾度か発表されたが、今回は伝統芸能の第一線を走る人々+日本を代表する歌劇団と、パフォーマーのクオリティがまず違う。松竹株式会社が目指す、国内外問わず多くの方に伝統芸能を楽しんでいただくための、1時間半ほどのコンパクトなショーは、まさに「新しい伝統芸能」の形ではないだろうか。さらにそこに、MPLUSPLUSのオリジナルのテクノロジーを生かした美術や、観客を巻き込むイマーシブな仕掛けも施されているのだから、これは忘れがたい京都でのひとときとなるだろう。特に訪日客にとっては、この機会を逃すまじと言いたくなる。これがわずか5日間だけの開催とはもったいない気もするが、日本人も意外と知らない伝統芸能の魅力に出会うためにも、足を運んでみてはいかがだろうか。

取材・文=吉永美和子 撮影=高村直希

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2024年2月16日(金)~2月25日(日)品川プリンスホテルステラボールにて上演される、獣愛(じゅうあい)ブースト音楽劇『Lamento -BEYOND THE VOID-』(ラメント ビヨンド ザ ヴォイド)のティザービジュアルが公開された。

壮大なストーリーと緻密で美しいグラフィック、世界観を彩る音楽などで多くのファンを魅了したニトロキラルのBL(ボーイズラブ)ゲームを舞台化。

演出は中屋敷法仁が、脚本は内田裕基が担当。ニトロキラル作品でこれまで舞台化されてきた“脳内クラッシュ演劇「DRAMAtical Murder」” “本能バースト演劇「sweet pool」”に続くこの二人のタッグで、猫耳と尻尾を持つ種族「リビカ」が主人公の異世界ファンタジーをおくる。

出演者も決定している。コノエ役を前嶋 曜、ライ役を加藤 将、アサト役を平賀勇成、バルド役を瀬戸祐介、ラゼル役を君沢ユウキ、カルツ役を岡本悠紀、ヴェルグ役を岩田知樹、フラウド役を村松洸希、カガリ役を淺場万矢、トキノ役を深澤大河、フィリ役をきたつとむ、キル役を坂下陽春、ウル役を新井雄也、歌うたい役を大崎捺希、リークス役を松井勇歩が演じる。

また、本公演は内容の一部がキャラクターごとに違う《回替わり公演》となり、3ルートそれぞれの物語を楽しむことが可能(全ての回に全てのキャラクターが出演)。

そして、本公演をさらに楽しむことができる、スペシャルな企画を実施。カーテンコール中、指定した時間内の写真・動画の撮影ができる「全公演カーテンコール撮影会」。3つのストーリーを劇場で観劇した方にコンプリート特典を配布する「全ルートコンプリート特典」。2月22日の公演にて予定されている「猫の日企画」(詳細は後日発表)と、本編だけではなくスペシャルな企画を体験しよう。

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WOWOW×井上芳雄によるミュージカル番組「生放送!井上芳雄ミュージカルアワー『芳雄のミュー』」。2023年12月27日(水)午後10時より生放送となる#9は「『芳雄のミュー』年末パーティー」と題して、放送枠を60分に拡大。今年8月の「夏祭り!MEWSの集い」に続く、年末ならではの賑やかな1時間を、豪華ゲスト3名を迎えて届ける。

ゲストは3週にわたり、毎週金曜に1名ずつ解禁。第1弾として、浦井健治の出演が発表された。

井上と浦井は昨年2022年、ミュージカル『ガイズ&ドールズ』での共演を経て、来年2024年4月の井上のコンサート『井上芳雄 by MYSELF × Greenville Concert 2024』へのゲスト出演を控えているなど、ミュージカルファンにとって楽しみな共演が続く。

番組では、ゲスト出演者がそれぞれの2023年の重大ニュースを持ち寄って発表するなど、今年のミュージカル界を振り返るトークが展開されるほか、出演したミュージカル作品からの歌唱披露も予定されている。浦井健治よりコメントが到着した。

浦井健治コメント

こうして、番組に呼んで頂けること、光栄に思います!
芳雄さんは、我々の世代、そして後輩達と共に創作の場を楽しみつつ、発展させながら果敢にトライアルを続けている。パイオニア的存在であり、プロデューサーの視野も持っている。
だからこそ、お客様ファーストの視点で、絶対的な愛をエンタメに注いでいる方。
そんな先輩との共演は、いつも刺激的で、この上ない喜びに満ちています!
年末の総決算として参加させて頂ける喜び!
更に生放送。ドキドキしますが、盛り上がっていけたらと思います!

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2022年11月に西荻窪の遊空間がざびぃにて上演された、第8回ブス会*『The VOICE』が、2024年1月4日(木)よりイープラス「Streaming+」ほかにて配信されることが決定した。

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

『The VOICE』はペヤンヌマキが構成・演出を、向島ゆり子が演奏・音楽監督をつとめ、杉並区の都市計画道路問題をテーマにした伝承音楽劇。高野ゆらこ、罍陽子、異儀田夏葉、天羽尚吾、古澤裕介、金子清文が出演する。

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

稽古の創作過程では杉並区の住民の声を拾い上げるために、稽古場に住民を招き話を聞いたり、劇場近隣の店舗に取材に出向いたりなど、俳優も含めたフォールドワークで立ち上げられた作品。地域に密着して集めたリアルな声をもとに、俳優陣、スタッフ陣が力を合わせて劇世界を作っていった。会場となった「遊空間がざびぃ」も都市計画道路の補助132号線上にあり、当事者の声の結晶とも言える『The VOICE』がこの場所で上演されることにも大きな意味があった。

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

舞台写真=宮川舞子

また、本作の劇作と並行しながらペヤンヌマキが密着していたのが2022年の杉並区長選挙だ。この選挙に立候補し現職を破った岸本聡子と彼女を草の根で支えた住民たちに密着したドキュメンタリー『映画 ◯月◯日、区長になる女。』の劇場公開も決定した。

映画は、2024年1月2日(火)よりポレポレ東中野(東京都・中野区)にて上映スタート。また、12月28日(木)阿佐ヶ谷ロフト Aにて、『映画 ◯月◯日、区長になる女。』杉並先行イベント上映会も行われる。イベントでは、上映後に監督のペヤンヌマキとプチ鹿島(時事芸人)をゲストに招いたトークライブも開催。 

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2024年3月9日(土)・10日(日)の2日間、東京・渋谷にて開催される『IDORISE!! FESTIVAL 2024』の第4弾出演アーティストが決定した。

『IDORISE!! FESTIVAL』は2019年にスタートしたシブヤテレビジョンが主催するサーキットイベントで、前回2023年3月は過去最多となる8会場連動、2日間で全153組(266ステージ)が出演し約6500名超の来場者を迎えた。2024年はさらに規模を拡大し、9会場連動サーキットでの開催を予定している。

今回、第4弾アーティストとして、まねきケチャ / ナナランド / アップアップガールズ(仮) / アップアップガールズ(2) / メイビーME / I MY ME MINE / Bunny La Crew / Ringwanderung / yosugala / Kolokol / MIGMA SHELTER / situasion / THE ORCHESTRA TOKYO / Mirror,Mirrorといった計14組の出演が発表された。出演者は今後も随時追加される。

なお、イープラスでは2DAYSチケット・VIPチケットの2次先行(抽選)を12月21日(木)まで受け付けている。

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『PUNKSPRING 2024』が3月16日(土)・17日(日)に幕張メッセ 9-11ホールにて開催されることが発表された。

また、SUM 41とNOFXが『PUNKSPRING 2024』各日のヘッドライナーに決定。解散を発表し最後のワールドツアーとなるSUM 41はこれが最後の日本公演に。そして、40周年を迎え解散を示唆しているNOFXもこれが最後の来日になる可能性があるという。

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2023年12月8日(金)東京芸術劇場プレイハウスにて、フレンチロックミュージカル『赤と黒』が開幕する。

美貌と頭脳を武器に高みを目指すジュリアン・ソレルの物語を描く本作。フランスの小説家、スタンダールの長編小説「赤と黒」を原作としたフレンチロックミュージカルとして、ミュージカル『SIX』の共同演出家として知られるジェイミー・アーミテージが、日本で初演出に挑む。

主人公のジュリアン・ソレルは三浦宏規が務め、支配階級に対する嫉妬と憎悪をエネルギーに愛のはざまで葛藤しながら生きる姿をみせる。共演者に夢咲ねね、田村芽実、東山光明、川口竜也、東山義久、駒田一といった実力派がそろった。

初日に先立ち、演出を手掛けるジェイミー・アーミテージと三浦のコメントを発表、さらにゲネプロ(公開通し稽古)が行われた。

演出/ジェイミー・アーミテージ コメント

私たちが作った新バージョンの「赤と黒」を楽しんでいただけることを願っています。
私たちはこの美しい物語の核心に迫るスリリングな作品にしたいと思い、お芝居、歌、そしてダンスそれぞれに焦点を当てて素晴らしいキャストの皆様と創作してきました。
キャストの皆様一人一人が、心震わせる上質な作品を作るために懸命に取り組んできてくれました。私はすべてのキャストの皆様そして最高のチームの皆様を誇りに思います。本日はお越しいただき有難うございます。

主演・ジュリアン・ソレル役/三浦宏規 コメント

本日はお集まりいただきまして誠にありがとうございます。ジュリアン・ソレルを演じます三浦宏規です。ようやくこの日がやって参りました!
演出家のジェイミーを筆頭に信頼のクリエイター陣、強烈な個性を放つ出演者、最高にロックなバンドメンバー、そしてそれらを全て支えてくださるスタッフの皆様。
この人達と一緒なら初日も全く怖くない!なんなら初日より怖い関係者が沢山いるゲネプロだって怖くない!笑
そう思える方々と出会えたことを今とても幸せに感じています。この作品は19 世紀初頭、ナポレオン失脚後、王政復古の時代となったフランスが舞台のお話です。
それが現代を生きる皆様の目にどう映るのか。何を感じ取っていただけるのか。様々な感想を是非記事にしていただければと思います。酷評の方はですね、私、凹んでしまうので、ほどほどにしていただけましたら幸いです。笑
それでは、どうぞ「赤と黒」の世界をお楽しみください。

 

ここからはゲネプロの模様をお伝えしよう。

時代はナポレオンの帝政が崩壊し、王政復古の世に戻ったフランス。小さな町ヴェリエールで貧しい製材屋の息子として生まれ育ったジュリアン・ソレル(三浦宏規)は、聡明で美しい青年だ。寡黙だが、心の中ではブルジョワたちが支配する世の中に激しい怒りを覚えていた。聖職者となって出世しようと企むジュリアンは、町長のレナール(東山光明)の子どもたちの家庭教師の職を得る。

ブルジョワたちが噂話をしている中、ジュリアン役の三浦が颯爽と登場。すっきりとした立ち姿、爽やかな笑顔を見せながらも寡黙な風情を見せるジュリアン。クールで寡黙に装っているけれど、誰もいないところでは不適な笑みを見せる上昇志向の強い男で、いわゆる二面性のある役を三浦は巧みに演じ分ける。

三浦宏規

三浦宏規

噂好きで下層階級に対して偏見を持つブルジョアたちの前で、ジュリアンは自身の知識の深さを見せつけると、途端に一目置かれるようになる。

そんなジュリアンを見て、レナール家のお手伝い・エリザ(池尻香波)は、一目ぼれをして彼から目が離せない。そして彼女だけではなく、夫とはすっかり冷めきった関係の夫人、ルイーズ(夢咲ねね)もジュリアンの聡明さと美しさに興味を持つようになる。

(左から)夢咲ねね、池尻香波

(左から)夢咲ねね、池尻香波

出演しているキャストがそれぞれの役にぴったりハマっているので、知らず知らずのうちに物語の中に入り込んでしまう。ジュリアンの友人・ジェロニモ役を演じる東山義久は、鮮やかなダンスシーンをところどころで見せ、本領を発揮。それと同時にちょっと冷めた目線で、ストーリーテラーとしての役もこなす。

東山義久

東山義久

町長として世間体を気にするレナールを演じるのは東山光明。世間体ばかりを気にして妻のルイーズの気持ちを理解していない。彼女に対しては「もう少しおしゃれをしろ」と見た目に注文をつけ、ルイーズが「頭が痛いの…」と言えば「全く女ってやつは、いつもどこか調子が悪い」と暴言を吐くモラハラぶりだ。そんなスケールの小さい男を東山光明は、嫌味なだけでなく、時にコメディータッチで軽快に演じる。

(左から)夢咲ねね、東山光明、駒田一、遠藤瑠美子

(左から)夢咲ねね、東山光明、駒田一、遠藤瑠美子

レナールと犬猿の仲で、負けず劣らず嫌味な役を演じるのはヴァルノ(駒田一)だ。何かとレナールと張り合って見栄を張り、おまけにルイーズに好意を持ち、手を出そうとするから最悪な男だ。そんな狡猾な男を駒田は、『レ・ミゼラブル』のテナルディエばりに、弾けて演じている。この男がその後のジュリアンの未来に大きく影響を与える。

夢咲ねね

夢咲ねね

夫をはじめとして、つまらない男性に囲まれ嫌気がさしているルイーズを演じるのは夢咲。夫に何も期待できない分、信じるのは神のみ…と信心深い女性になるのも無理はない。お手伝いのエリザがジュリアンに心を寄せていることに気付き、二人の間を取り持とうとする心優しい女性だが、ジュリアンと2人きりになると、彼の美しさに飲み込まれそうになってしまい、戸惑う。

そんなルイーズの気持ちを悟ったのか、いきなり寝室に忍び込むジュリアン。その大胆さにルイーズは驚愕し一度は拒否するものの、素直に去ろうとするジュリアンを思わず引き留めてしまう。その複雑な女心を夢咲はしっとりと演じた。

この場面は公開稽古で披露されたが、その時に感じたものとは少し違うテイストになっているような気がした。

公開稽古後の取材で、三浦はジュリアンを「ピュアに演じたい」と語っていたが、このシーンではジュリアンのピュアさがより際立ち、ルイーズ役の夢咲は、公開稽古ではジュリアンの行動に対する戸惑いが全面に出ていたが、今回は憎からず思っているジュリアンを手放したら後悔するかも…という女心が垣間見れたようにも思えた。

そんな二人が禁断の恋に落ちるものの、ジュリアンに想いを寄せるエリザがヴァルノに告げ口をしてしまい、レナールが二人の関係を知ることになる。ここでルイーズが驚きの行動に出て、ジュリアンは身も心もボロボロになり、レナール家を後にする。

三浦宏規

三浦宏規

ここで、公開稽古で披露された楽曲「赤と黒」が披露される。三浦が怒りを爆発させ、アンサンブルと激しいダンスを見せる。ルイーズとの恋が終わり、階級が低い家に生まれたばかりになぜこんな目に合うのかというぶつけどころのない怒りを全身で表す。三浦は公開稽古時よりさらにパワーアップした歌とダンスで、1幕を締めくくる。

田村芽実

田村芽実

2幕冒頭ではガラッと雰囲気が変わり、ラ・モール侯爵(川口竜也)の家で行われている華やかなパーティーシーンから始まる。ラ・モール侯爵の娘、マチルド(田村芽実)を中心に上流階級の人たちが酒とダンスに興じている。

公開稽古時でも披露された2幕冒頭だが、華やかな衣装に身をまとった田村が演じるマチルドは、わがままだけれどもなんとも魅力的な女性だ。父親のラ・モール侯爵を演じる川口は、マチルドのことを目の中に入れても痛くないほどかわいがっている様子がよく分かり、マチルドのご機嫌伺いをするのに必死だ。

(左から)川口竜也、田村芽実

(左から)川口竜也、田村芽実

筆者は2幕冒頭のシーンを密かに楽しみにしていた。マチルドを演じる田村の表情一つひとつが本当にかわいらしいし、重厚な役を演じることが多い川口がオロオロと翻弄されるのが新鮮だからだ。実際にマチルドが娘だったら、世の父親は川口のようになってしまうだろうと思うとクスッと笑ってしまう。

マチルドが翻弄するのは父親だけではない。新たにラ・モール侯爵の秘書としてやってきたジュリアンもマチルドの小悪魔的な魅力にハマり、マチルドも天気の話しかしないつまらない貴族より、どこか影のあるジュリアンに惹かれていく。しかしこの恋もまた、第三者の策略によって阻まれ――。

マチルドはジュリアンに「私を信じて!」と訴えるが、上流階級にいるマチルドの言葉を信じるには、ジュリアンの心は傷つきすぎていた。ルイーズとマチルド、2人の女性に出会ってジュリアンは、自分が置かれている立場を嫌というほど思い知らされたのだ。

(左から)夢咲ねね、三浦宏規、田村芽実

(左から)夢咲ねね、三浦宏規、田村芽実

ジュリアンは純粋に貧しい生活から逃れたくて、上を目指そうとしていた。ただそれだけなのに、上流階級の人たちは「異端児」であるジュリアンを廃除しようと必死になる。この構図は、とかく自分と違うものを色眼鏡でみてしまう現代にも通じるのではないかと感じた。

物語のラスト、ジュリアンが発する言葉に胸がえぐられる。そして肩を落としてとぼとぼと歩くジュリアンを演じる三浦の背中には、どこまでも哀愁が漂っていた。

本公演は同劇場で27日まで上演。その後、2024年1月3日(水)~1月9日(火)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される。

取材・文・撮影=咲田真菜

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Apex Legendsが『FINAL FANTASY™ VII REBIRTH』と、コラボレーションをすることを『The Game Awards 2023』にて発表した。

コラボレーションは日本時間2024年1月10日(水)より開始。詳細は追って発表されるとのこと。さらなる情報を待ちたい。

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2023年12月~2024年1月にかけて、愛知、兵庫、東京にて、バロック音楽劇『ヴィヴァルディ -四季-』が幕を開ける。
舞台はイタリア、ヴェネチア。サン・マルコ広場近くのカフェには、今日も様々な人たちが集う。床屋でありながらヴァイオリンに長け、サン・マルコ大聖堂のヴァイオリニストにも選ばれていたジョヴァンニは、息子のアントニオの才能を見抜き、どうしても音楽の道で成功させたいと願い、まずは神学校に入れて、遂には司祭にして身分に箔をつけさせた。今日もこのカフェに来ては息子自慢をしながら、息子をプロデュースしていくジョヴァンニ……。本作は、かの高名な音楽家、アントニオ・ヴィヴァルディの父、ジョヴァンニ・ヴィヴァルディが、息子と歩んだ栄光と挫折の人生を、ヴィヴァルディの傑作『四季』にあわせて描いた作品だ。

ジョヴァンニ・ヴィヴァルディ役には、映像作品でも引っ張りだこな俳優、辰巳琢郎が。息子であり偉大なる作曲家アントニオ・ヴィヴァルディは高田 翔が扮する。

また、花井悠希(ヴァイオリン)、林 愛実(フルート)、山本有紗(電子チェンバロ)の生演奏が彼らの名演を彩る。

稽古がいよいよスタート。都内某所で取材会がひらかれた。

ーー稽古もはじまりましたが、いかかがですか?

高田:順調に進んでいる感じはしています。まだこれからですが、とてもアットホームな雰囲気でできています!

辰巳:まだ数日ですが、手応えはいいですね。役者それぞれ個性があって、いい物が出来そうな予感がして、彼(高田)とは親子役なので、これから親子の関係をきちんと作っていかなければ…。もともと、ふたりは身分が高くないんです。階級社会の中でのし上がっていくために、ジョヴァンニは人生をかけて息子を育てるんですが、まず、神学校にいれて司祭にさせる。司祭になるということは、庶民が成り上がるための手段だったんですね。そして、恐らく、一番苦労しそうな部分なんですが、芝居の中で時代が変わっていく。年齢を重ねていく変化をどうつけるか。僕自身は40代の壮年期から70代くらいまでかな。

辰巳琢郎

辰巳琢郎

高田:自分は25歳くらいスタートで、50歳くらいまでを演じますね。

辰巳:難しいですよね。親子の感情や向き合い方、子どもを信じる気持ち、それは、きっと現代と同じだと思っています。舞台上に出てくるたくさんのキャラクターの誰にでも共感をもってもらえる芝居じゃないでしょうか。

ーーお互いの印象を教えてください。

高田:辰巳さんの第一印象は『いい声だな~~』って(笑)すっごくダンディですよね。聞いていて心地いいけど、力強さもあって重厚感のある声で。お仕事いっしょにしながらいいなぁ~って思います。

辰巳:見るからに好青年ですよね、芯もあって華もある。お芝居は、個人のものではあるけれど、それぞれに干渉して、相乗効果を出せるかっていうことが重要だと思うので、しっかりコミュニケーションをとりましょうね。

高田:そうですね、楽しみですね。

辰巳:今回、名古屋スタートで兵庫、東京と上演しますが、それぞれホールもサイズ感が違う。ホールのサイズ感で響きや表現も変わるし、名古屋の初日から東京の大千穐楽までは時間もあるので、熟成されていろいろ変わると思うんです、それも是非楽しんでいただきたいですね。

ーー親子を演じる上で、大事にしていることはありますか?

辰巳:まだ本当にこれからなんですけど、食べに行ったり飲みに行ったりしたいよね。

高田:そうですね、でも、僕、急に飲めなくなってきたんですよ。30過ぎたら、お酒に弱くなっちゃって……ウコンを毎日飲んでます。

辰巳:えっ、毎日お酒飲んでるの??

高田:毎日飲んでるわけじゃなくて、健康のためです(笑)母がウコンをいっぱいくれたんですよ、体にいいからって。だから、朝晩10錠、飲んでますね。

辰巳:そうなんだ……って、こんな感じでお互いをいろいろ知ってね、関係を築いていけたらと思います。

高田 翔

高田 翔

ーー普段からクラシックは聞かれますか? 好きな作曲家などはいますか?

辰巳:特に誰が好きで誰に傾倒しているというものはないかなぁ。僕は大学の卒業論文が『アマデウス』の研究なんです。最近は、娘(ソプラノ歌手の辰巳真理恵)が歌っているのでオペラをきく機会も増えました。いろんなジャンルが素晴らしいと思うので、ひとつには絞れないかなぁ。

高田:クラシックはそこまで詳しいってわけではないですが、音楽は好きです。ずっと久石譲さんの音楽が好きで、舞台前とか本番前に絶対に聞くようにして、僕のルーティーンなんです。今回のお仕事をきっかけに、ヴィヴァルディを深く知っていけると思っています。

辰巳:僕も、もともと詳しかったわけじゃなくて、仕事をすることで知っていたことってたくさんあるよ。だから、まず、好きだと思ったらまとめて聞いてみるところからで十分じゃないかな。

ーー夢を追いかけるということについて、心がけていることはありますか?

高田:僕は仕事をしていく上で、『ひとりじゃないしな』っていう感覚は大事にしています。全部、みんながいて成り立つものなんですよ。ひとりの力ではできなくて、まわりの人に支えられていて、演者さんだけじゃなくてマネージャーさん、カンパニーのみんなもそうですね、みんなで絆を積み上げて、よりよいものに突き進んでいく感じがあるので、ボクは『ひとりじゃなくみんなで作り上げていく』ということを意識しています。

辰巳:僕自身もまだね、やりたいことはたくさんあります。でも最近は若手の子の成長をみるのが楽しいですね。ついこの間、40年ぶりに『劇団そとばこまち』に客演しました。学生時代に主宰していた劇団です。
若い子たちがエネルギッシュに舞台を作っているのを見て、『ああ、バトンがつながっていて嬉しいなぁ……』と感慨深いものがありました。
今の日本って、どこか閉塞感があると思うんです。僕が若い頃は、ずっと上り坂でしたが、今はそんな雰囲気じゃないでしょう。だから、舞台やお芝居で、世の中を明るくしたいと思うことが増えました。生の舞台っていうのは特殊なんですよね、お客様が喜んで帰ってくださる人の顔が見られる。その直接のやりとりの中で、自分も初心に戻って勉強することも多くて。それって、若い頃から見ていた夢というか芝居へのこだわりは、これなんだなぁ、って改めて思うんです。芝居ってやっぱり面白いです。

(左から)高田 翔、辰巳琢郎

(左から)高田 翔、辰巳琢郎

ーー最後にみなさまにメッセージをお願いします。

高田:最後歌うシーンもあるんです、そのシーンもすごく重要なので注目してほしいです。今回は、生演奏があり、とても上品な感じになると思います。さらに笑えるシーンもあって、いろんなキャラクターがいる。チームワークの良さを出せたらいいなと思っています。是非、観に来てください。

辰巳:今回の音楽劇はスペクタクルというような大きな仕掛けのある舞台ではなく、生身の人間の物語なんですよね、日常生活だったり何気ない会話だったり、そういう雰囲気を大事に表現したいです。特に、舞台のヴェネチアの雰囲気をどう出せるかを考えています。イタリアの方って、とにかく地元を愛しているんですね。地域の文化や言葉、そういうものを大事にしていきたいです。セリフにはない空気感でイタリアの雰囲気を出せればと…。そして、舞台はお客さまと作り上げるものなので、足を運んでいただきたいです。年末年始にふさわしい作品です、人生っていい物だ、そんなお芝居になると思います。

今年は、『四季』は1723年に作曲され、300年の記念すべき年。ヴィヴァルディの時代を表現した音楽とともに表現される人間劇だ。
愛知公演は12/9~10にウィンクあいち大ホール、兵庫公演は12/27~28兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、東京公演は年明け2024年1/6~14まで新国立劇場小劇場にて上演予定。

ライター:森きいこ   写真:谷中理音

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12月8日(金)に封切られる映画『彼方の閃光』から、主演・監督による“スペシャル対談”動画が公開された。

『彼方の閃光』は、ホウ・シャオシェン監督、ジャ・ジャンクー監督らの映画音楽を手掛け、『アグリー』『雨にゆれる女』『パラダイス・ネクスト』などでメガホンをとってきた半野喜弘監督の最新作。眞栄田郷敦が自身の映画初主演を飾る作品だ。

本作で描かれるのは、幼い頃に視力を失い、手術は成功するも、その視界に色彩を感じることが出来ないでいた主人公・光が、戦後日本を代表する写真家・東松照明の写真に惹かれ、長崎・沖縄の戦争の記憶をたどる物語。眞栄田郷敦は、東松照明の作品に触れ、戦争の記憶を辿ることになる物語の主人公・光を演じる。また、共演には池内博之、尚玄、加藤雅也、Awichらが名を連ねている。

映画『彼方の閃光』 (C)彼方の閃光 製作パートナーズ  

映画『彼方の閃光』 (C)彼方の閃光 製作パートナーズ  

10歳の少年・光は、生まれて間もなく視力を失った。光にとって世界は「音」であり、彼はカセットテープに自分の世界を録音してゆく。光の眼は手術をすれば視力を得られる可能性があった。母の説得により、手術を受けることを決意する。20歳になった光(眞栄田郷敦)は、東松照明の写真に強く導かれるように長崎へ。旅先で出会った自称革命家の男・友部(池内博之)にドキュメンタリー映画製作に誘われ、長崎・沖縄の戦争の痕跡を辿ることになる。その中で、心に傷を負いつつもたくましく生きる女・詠美(Awich)、沖縄を愛し家族を愛する男・糸洲(尚玄)と出会う。戦争の痛ましい記憶と彼ら3人の生き様は、光の人生を大きく揺さぶり始める。51年後の2070年、71歳になった光(加藤雅也)。彼の生きる世界は大きく変容していた。

 
 

解禁された動画は、主演の眞栄田郷敦とメガホンをとった半野喜弘監督の対談を収めたもの。撮影の裏話や、眞栄田が出演を快諾した理由、作品作りへの思い、共演者とのセッションについてなどを語っている。

映画『彼方の閃光』パンフレット表紙 (C)彼方の閃光 製作パートナーズ  

映画『彼方の閃光』パンフレット表紙 (C)彼方の閃光 製作パートナーズ  

また、公開初日12月8日(金)より、公開劇場限定でパンフレットが販売されることも決定。128ページのパンフレットには、作品世界を表現したある“仕掛け”が施されているほか、映画本編では描かれていないエピソードを追加した小説版『彼方の閃光』も収録されているとのこと。

『彼方の閃光』は12月8日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国順次公開。

 

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新国立劇場のフルオーディション企画第6弾で、シリーズ初のミュージカル作品である『東京ローズ』が​2023年12月7日(木)開幕した。

2019年にイギリスの演劇集団 BURNT LEMON THEATREが製作した本作は、女性6人によるミュージカル。太平洋戦争時、日本軍による連合国軍向けプロパガンダ放送でアナウンサーを務めた"東京ローズ"と呼ばれた女性たち。そのひとりである米国籍、日系二世のアイバ・トグリ(戸栗郁子)が、歴史の波に飲み込まれながらも、決して諦めることなく戦う姿を描く。

撮影: 宮川舞子

撮影: 宮川舞子

撮影: 宮川舞子

撮影: 宮川舞子

今回、藤田俊太郎が演出を担当し、主人公アイバを6人がリレー式に演じ、またミュージシャンによる生演奏での上演。これは日本版ならではのオリジナルの演出となる。応募総数936名の中から選ばれたのは、飯野めぐみ、シルビア・グラブ、鈴木瑛美子、原田真絢、森 加織、山本咲希。6名の圧倒的な歌唱と、耳に残るパワフルな楽曲に観客は魅了され、大いに沸く初日となった。公演は、新国立劇場 小劇場にて12月24日(日)まで。

演出・藤田俊太郎よりメッセージ

開幕に寄せて。
稽古の日々はとても充実していました。そして今思い返せば、およそ1年前のフルオーディションから激烈な創作は始まっていたのではないかと思います。舞台の上に美しく、女性の力が漲っています。太平洋戦争の時代を格闘し生き抜いた日系2世アイバ・郁子・トグリ役に、飯野めぐみ、シルビア・グラブ、鈴木瑛美子、原田真絢、森加織、山本咲希、そしてスウィングの柴田実奈が魂を込めました。新国立劇場の皆さん、プランナー、カンパニーの仲間たち、ミュージシャンとの素晴らしい仕事に感謝すると共に、心から誇らしく思っています。

祖国アメリカから国家反逆罪に問われたアイバは生涯をかけ、その生き様で「人を恨まない、恨みからは何も生まれない」ことを伝えました。2023年12月の今、戦いの終わらない世界に生きる私たちに、アイバの言葉が、強く生きる力を与えてくれるのではないかと感じています。板の上で全キャストがアイバ役をリレーします。そのバトンをお客様に受け取っていただけたら幸いです。

この素敵な作品の礎を創り、日本版の上演を許可してくださった英国のクリエイターBURNT LEMON THEATREに愛と敬意を込めて。
『東京ローズ』日本初演、開幕です。

演出 藤田俊太郎

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2024年5月~6月、シアタートラム(兵庫・愛知・静岡にてツアー公演あり)にて上演される、『Medicine メディスン』 のメインビジュアル・コメントが公開された。

も舞台『バリーターク』や『アーリントン』の作劇、映画「ONCE ダブリンの街角で」舞台版でのトニー賞ミュージカル脚本賞受賞や、デヴィッド・ボウイの遺作のミュージカル『ラザルス』の脚本執筆などで、日本でも注目されてきたアイルランド生まれの劇作家・脚本家のエンダ・ウォルシュ。

本作は、そのエンダ・ウォルシュの最新作で、日本初演公演。

演出はこれまでも『バリーターク』、『アーリントン』〔ラブ・ストーリー〕を手掛けた白井晃。出演には、田中圭、奈緒、富山えり子と魅力的なキャスト。その出演者3人の俳優と、1人のドラム演奏者のみで、ユーモアと不安が混在する世界をおくる。

【演出】白井晃 コメント

エンダ・ウォルシュの作品と出会うのは3回目になる。いつもその戯曲は謎に満ちていて、ひと筋縄ではこちらの理解を許してくれない。一見普通に見える部屋は、実は人々の記憶を呼び起こし、内面を照らし出す装置でもある。登場人物は常に、社会からの疎外にさらされていて孤独だ。でもそれは特殊なことではなくて、私たちみんなが抱え持っている孤独だ。だから我々はいつもその登場人物に共振してしまう。人の人生はどう生きたかではなく、自らどう物語るかだ、そんな作者の声が聞こえてくる。この少々捻じ曲がったエンダの世界をじっくり味わってもらえるよう、出演者の皆さんと創作に励みたいと思っている。

出演者コメント

■田中圭
時代と共に変わりゆく世の中で、変わらない普遍的なものもありますよね。
その普遍的なものを肌で感じ、体感できるひとつが舞台だと思います。
今回久々に白井さんと、そして俳優3人、ドラム演奏者1人での舞台。
この作品にどっぷりとつかってみたいと思います。
メディスン。不思議な作品で、難しいです。
ただ、今のこの複雑な時代を生きている僕らに何か救いとなるような、刺激となるようなお薬があったらいいな。という思いで挑戦します!!
小さな空間で、激しい作品にしたいと思いますので是非楽しみにしていてください!

■奈緒
部屋には男が1人、同じ名前の女が2人とドラマーが1人。難解な本に静かな興奮をおぼえました。そして、あの日 KAAT 神奈川芸術劇場で『バリーターク』を観た時の感動を思い出していました。エンダ・ウォルシュの世界に白井晃さんと、心から信頼する先輩方と共に没頭できることにとても幸せを感じています。ポスター撮りの日「白井さんの稽古は大変だよ」と笑う圭さんがとても楽しそうだったので、どんな大変で楽しいお稽古が始まるのか…今から待ち遠しいです。

■富山えり子
大変なことになりました。いつかは…と思っていたシアタートラムで、いつかは…と思っていた白井晃さんと、いつかまた…と思っていた田中圭さんと奈緒さんと、そして打楽器をかじった私にとって気になりすぎる荒井康太さんと、作品創りができるなんて夢のようです。稽古はそれはもう濃密なものとなるでしょう。今から喜びと畏れで震えています。興味深いエンダ・ウォルシュさんの戯曲のもと、スタッフ、共演者の皆さんと、そしてお客さまと、どんなエネルギー、空気、空間、時間が創り出せるのか、今から緊張しながらも、とても楽しみです。よろしくお願い致します。

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2023年8月に大阪で初演され好評を博したOSK日本歌劇団『へぼ侍~西南戦争物語~』が、2024年1、2月に大阪、東京それぞれで上演される。主人公の志方錬一郎を演じる翼和希、錬一郎と出会う娘・鈴役の唯城ありす、脚本・演出の戸部和久が出席しての記者懇親会で語られた内容を整理してレポートする。

原作は松本清張賞を受賞した坂上泉の同名小説。翼が演じる錬一郎は、明治という新たな時代に翻弄され商家に奉公していた没落士族。志を成し遂げるために西南戦争の壮兵に志願したことからその人生は大きく動いていく。

キャラクターの魅力、演じ手の魅力、それぞれの思い

翼和希

翼和希

翼:錬一郎は、家を再考することに希望を抱き、周りから『へぼ侍』とののしられてもあきらめずに刀を振り続けてきた中で、やっと認められて戦場へ行くのですが……。恐怖や葛藤などさまざまな感情の中で、死が迫り人を殺める現実を突きつけられてしまう。その感情の揺れ幅をよりリアルに表現したいと思います。武士としての誇り、商人としての知恵。まだ何者でもない17歳の若くて青くて頭の柔らかい青年の思いをすべて詰め込んでブラッシュアップした舞台をお届けしたいと思います。

唯城:熊本から出てきたお鈴は女性としての強さとまっすぐさと優しさ、太陽のような明るさをもった天真爛漫な子で、そこがとても魅力的だと思います。本当に想像を超える強さと元気なんです。私自身、原作を読ませていただきながら元気をいただきましたので、そこは絶対に欠かせないところだと思います。

唯城ありす

唯城ありす

翼:衝撃的なことに出会っても全部を素直に受け止め、吸収することができるところが錬一郎のよさ。人との出会いによって自分なりの戦い方を見つけていくのですが、そのきっかけをつくってくれるのが仲間やお鈴という存在。そうしたところに魅力を感じます。

唯城:お鈴は家族と離れ離れになりひとりで生きていくために身売りするしかないという、すごく辛い状況の中で錬一郎さんと出会います。きっとそれによって明日も生き続けたい、未来を生き続けたいという思いになるのだろうと思います。

戸部:翼さんと結城さんが並ぶと舞台が本当に華やか。ですので、小説には描かれていない錬一郎と鈴の恋模様の、翼さんと結城さんの素敵なシーンをたくさん詰め込みました。

戸部和久(脚本・演出)

戸部和久(脚本・演出)

ダンスのストーリーとリアリティ、同じ振りでも異なる味わい

翼:錬一郎の初陣の場面はダンスナンバーになっていて、薩摩兵と官軍とそれぞれが武器を持って踊るのですが、踊りのための小道具ではなく人を殺めるための道具としてのリアリティーがあります。それぞれ役の人物としての踊るので同じ振りでも性格やその時の心情によって異なります。そこをはっきりお見せしたいです。

戸部:いわゆるダンスシーンということではなく、ダンスでストーリーが展開していくという、ある種、歌舞伎舞踊的な展開をさせていただいています。音の変化のなかで心情が変わっていく。ですから激しく踊りながらも内面が変わっていかなければならない。芝居の中での踊りということです。

翼:山田文彦先生の音楽そのものにストーリーがあるので心情の変化を実感できます。花柳まり草先生の振り、照明などスタッフさんのお力添えのおかげで、お客様にはっきりとそれが見えるのではないでしょうか。錬一郎が感じたその時のリアルを包み隠さずお客さまにお伝えできたらと思います。

戸部:振りそのものもさらにブラッシュアップさせ、迫力あるシーンにしたいと思います。

歌劇を超えた歌唱への挑戦、日本音階を取り入れた音楽

唯城:歌はとにかくたくさんあります。いつもより少しキーの高い曲なのですがそのキーでお鈴として気持ちを高め、歌劇とはまた違ったミュージカルとしての歌唱をしたいと思います。それは私の挑戦でもあり、戸部先生の挑戦でもあるのかなと思います。

戸部:せりふと歌の境目をなるべくなくすようにしました。また歌舞伎の話で恐縮ですが、歌舞伎ではきれいな日本語を音として生かしてせりふも音で聞かせることがあります。普段はあまり使わないような言葉の難しい歌詞があったり、雅楽の山田先生が日本音階をうまく取り入れてくださっていたりするので、いつも歌っていらっしゃるものとはアプローチが違うはずで、実際問題として歌うのはかなり難しいと思います。

2024年は102年目のスタート、OSKの伝統と魅力

戸部:OSKの皆さんはとにかく一所懸命。できるかどうかわからないようなことでも、やってみたらすごいことができるのは?と思わせるガッツ、立ち上がる生命力を感じます。翼さんを中心に私のかなりの〝無茶ぶり〟にも応えてくださいました。日本人が日本語で、ブロードウェイの『ハミルトン』のようなものをつくろうと思ったらどうなるだろうか、という思いで取り組んだ作品です。それは手探りで深い森をかきわけていくような状況だったのですが、まさにOSKだからこそ実現できたと思っています。

唯城:OSKの魅了は団結力。本当に温かい劇団で、何か悩んでいる時は必ず手を差し伸べてくださる方々がいらっしゃいます。100年続いて来た伝統を受け継ぎ、精一杯の力を込めて心を込めて、みんなで団結していい舞台をお見せできるようこれからも続けていきたいと思います。

翼:トップスターの楊琳さんがよくおっしゃるようにOSKの魅力は生命力、どんな状況下でもたくましく生きて花を咲かせる力強さだと思います。そして好き好きでしゃあない舞台をお客様にご覧いただきたいという熱意。100年目は感謝、101年目は新たな一歩、そして102年目は継続の年と思っています。しっかりと前を見据えて、OSK日本歌劇団を継続していけるよう、精進していきたいと思います。

取材・文=清水まり 撮影=中田智章

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