deadman、19年ぶりのニューアルバム2024年3月発売決定&全国ツアー日程も発表

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deadmanが、2024年3月30日に19年ぶりのニューアルバム『Genealogie der Moral』をリリースすることが決定。併せて、アルバムリリースに伴う全国ツアー『道徳の系譜』の開催も発表された。

再結成以来、2023年も意欲的に活動を続けてきたdeadman。ニューアルバムについては現在のサポートメンバーである、kazu(Ba)、晁直(Ds)と共に制作が決定。入念なプリプロダクションを重ね、レコーディングは進行中とのこと。

12月27日にSUPERNOVA KAWASAKIにて行われたワンマンライブ『the come down』でいち早く披露された新曲も収録されるだろう。

2005年に発売された『in the direction of sunrise and night light』以来、19年ぶりのリリースとなるニューアルバム。現在制作進行中のため、内容詳細の発表は年明けになるとのこと。

また、このニューアルバムのフォローアップとして全国ツアー『道徳の系譜』の開催も発表となった。11都市15本の全国ツアーとなり、今回発売されるニューアルバムからの新曲を中心としながらも、そこはキャリアを十分に積んだ彼らのことであり、どのライブでどんな名曲が飛びだすのか、全国で展開されるセットリストにも注目だ。

チケットは、一般発売に先駆けてオフィシャルホームページ先行が2024年1月13日(土)12:00~2024年1月21日(日)21:00に行われる。

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『LUPINUS ROCK FESTIVAL 2024』が2024年3月9日(土)に東京・下北沢Shangri-Laほか10会場で開催されることが決定した。

『LUPINUS ROCK FESTIVAL』は、2024年で4回目を迎える女性ボーカルアーティスト限定のサーキットフェス。shibuya eggmanで300回超にわたって開催されてきた『Girl's UP!!!』と、下北沢を中心とした『ファミメ!』が共同で主催するイベントだ。

『LUPINUS ROCK FESTIVAL 2024』開催発表とともに、第1弾アーティストとして、同イベントが7年ぶりの活動再開ライブとなるYum!Yum!ORANGEのほか、ЯeaL、神使轟く、激情の如く。、CODE OF ZERO X、Wisteriaの5組が出演することが明らかに。

なお、当日は、東京・下北沢Shangri-La、ReG、CLUB251、SHELTER、Flowers Loft、MOSAiC、近松、WAVER、ろくでもない夜、LIVE HOLICの10会場が、リストバンド装着の上で往来自由となる。

『LUPINUS ROCK FESTIVAL 2024』のチケットは、イープラスにて2024年1月10日(水)23時59分まで一次先行(抽選)が受付中。そのほか詳細は、イベント公式サイトを確認しよう。

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HEY-SMITHが、「Be My Reason」のMusic Videoを公式YouTubeで公開した。

「Be My Reason」は、11月1日にリリースした6thアルバム『Rest In Punk』に収録されている楽曲。今回のMusic Videoには女優・久間田琳加が出演し、日常の何気ない瞬間から、レストランで花束を受け取る場面などがリリックと共に写真で切り取られた作品となっている。

なお、HEY-SMITHはアルバムを提げた全国ツアー『Rest In Punk Tour』を開催中。Final Seriesのオフィシャル2次先行は1月8日(月祝)までとなっている。

 

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ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)10周年を記念して、現在上映が可能な作品を一挙上映する10周年記念アンコール上映で、TOHOシネマズ 日本橋での『ハムレット』の追加上映が決定した。追加上映は2024年1月2日(火)19:20~と1月3日(水)19:50~。また、当初から予定されていた1月9日(火)にも上映がある。

NTLiveはイギリスのナショナル・シアターが厳選した、今見るべき話題の舞台をこだわりのカメラワークで撮影し、世界各国の映画館で上映する企画。イギリスの演劇界最高峰のローレンス・オリヴィエ賞受賞作やウエストエンドで高評価を得てブロードウェイでの上演が決まりトニー賞も受賞した作品など、数々の名舞台がNTLiveにより世界の映画館で上映されてきた。

この度の『ナショナル・シアター・ライブ(祝)10周年記念 アンコール上映』は、2023年12月29日(金)〜1月11日(木)に、TOHOシネマズ 日本橋・大阪ステーションシティシネマ・福岡中洲大洋劇場にて開催。このほか、NTLive Japan10周年を記念して、静岡県と宮崎県の劇場でもNTLive作品の上映が決まっている。

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SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 Chapter II in DOME
2023.12.25 東京ドーム

Sexy ZoneがSexy Zoneとして行う最後のツアー『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 Chapter II in DOME』には、いろいろな感情が入り混じっていた。最後に思いきり「We are Sexy Zone!」と叫んだ4人と5万5000人。泣いた人も多かっただろうが、その涙は温かかったに違いない。12年間紡いできたSexy ZoneとSexy Lovers(Sexy Zoneファンの呼称)の絆は、新しいフェーズできっとさらに強くなるはずだ。5万5000人の誰も置いていかないライブ、全員に寄り添ってくれるSexy Zone。Sexy Zoneは裏切らない。セクラバたちは、Sexy Zoneを信じてついていける、これまでも、そしてこれからも――それが確信できたライブだった。

昨年に続くSexy Zone2度目のドームツアー『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 Chapter II in DOME』は、福岡が加わり、大阪、東京の3大ドームツアーに拡大され、全7公演で33万5,000人を動員した。メンバー名変更を表明している彼らからも「Sexy Zoneの名前でライブができるのは、このドームツアーが最後」という言葉が何度も出てきたが、デビュー曲「Sexy Zone」を歌ったり、昨年末に卒業したマリウス葉が、5人で作詞をした「timeless」のパフォーマンスに過去映像で参加するなど、Sexy Zone12年の歩みをギュッと濃縮させたライブを見せてくれた。ここでは12月25日、クリスマスの東京ドーム公演をレポートする。

各人がさまざまな分野で活動しているSexy Zone。東京ドーム公演初日に最終回を迎えた菊池風磨主演ドラマ『ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある~』主題歌「人生遊戯」でライブは幕開け。「Sexy Zoneって叫べるの、これが最後なんだぞ、叫べ!」と菊池が煽り、会場のボルテージが上がる。「Try This One More Time」では4人が4方向にそびえたち18メートルにまで上昇する“スーパークレーン”でセクラバの目の前へ。その後もバックステージ、外周など広いドームを存分に使い、ノンストップで「RIGHT NEXT TO YOU」までの6曲を勢いよく駆け抜けた。

転換の映像も凝っている。オープニングムービーで対抗組織に追われたSexy Zoneが、ガンバレルーヤのまひるとよしこが働くキャバクラに逃げ込む。責任者を自称する長谷川忍(シソンヌ)に「姿を隠すために、ここで働きたい」と申し出ると、メンバー4人がキャバクラ嬢に変身してコントを展開。結局キャバクラ嬢ではなくボーイとして雇われ、舞台セットがキャバクラに変わるのだが、菊池がバラエティで共演する3人との空気感が心地いい。

メロウな「君にHITOMEBORE」では、シャンパンタワーが登場。シャンパンを注ぐ中島健人の「好きだよマジで」のセリフでは、会場から「キャー」という悲鳴が上がる。菊池のシャンパンコールで始まった「スキすぎて (コールver.)」は、松島聡が「キスしてもいいかな?」、中島が「早く俺のものになれよ」、菊池が「俺にチューせよ」、佐藤勝利が「大好きだよ、お姫様」と胸キュンセリフでセクラバたちのハートを撃ち抜いた。

Sexy Zone

Sexy Zone

最新アルバム『Chapter II』収録のメンバーソロ4曲は、前半で兄組の中島と菊池、後半で弟組の佐藤と松島の楽曲を披露。菊池のソロ曲「My World」は、ヒップホップのバチバチなラップ曲。Tシャツを捲って腹チラで煽った後に、メンバーカラー紫一色に囲まれた東京ドームの中央で「I am the king and this is my world」と歌う菊池のキングの風格たるや! そのキング菊池がメインステージに戻り、ワイングラスで乾杯してバトンタッチしたのは、王座に座る王子様・中島。中島のソロ曲「ROSSO」は、大人っぽく、セクシーに。最後は手袋を口で外してワインを飲み干すと、セクシーに唇を拭って会場を沸かせた。佐藤はたくさんの動物の着ぐるみがかわいいダンスを始めると、ライオンの中から登場。絵本のようなファンタジックな演出で「雨に唄えば」を熱唱した。松島のソロ曲「Turbulence」は、「この曲ではペンライトを消して」というお願いもあり、ドームの暗闇の中に白と黒のコントラストが効いた空間が生まれ、その中でダイナミックなダンスを見せた。

MCタイムではクリスマスということで、メンバーそれぞれサンタ帽やカチューシャなどでコスプレ。「イブ、クリスマス、アフタークリスマス、俺たちSexy Zoneが東京ドームを牛耳っています。たくさんのアーティストがいる中、東京ドームに選ばれたのがSexy Zone。そしてそれを見に来ているのがSexy lovers」と言って会場を盛り上げる中島。ファンだけでなく、「昨日は(Snow Man向井)康二と二宮(和也)くんが来てくれて、今日は重岡くん(WEST.)と宮舘くん(Snow Man)、(なにわ男子・藤原)丈一郎が来てくれている」と、仲間たちの見学を報告。中島が、大親友・重岡が「似ている!」とバズっている“道頓堀ダイブ男”のモノマネを披露すると、重岡もそれに併せてリアクションして見せた。さらに「だてさん(宮舘)は俺と菊池が入所して、『Star Time』(Hey! Say! JUMP)を初めて習った先輩だよ」と中島が言うと、「俺らが初めてダンスを習った先輩が、ドームに見に来てくれてるってすごい! しかもお互いドームやらせてもらうようになって、エモい!」と菊池もテンションを上げた。

初の試みとして、第一興商全面サポートによるAIカラオケ採点を導入した演出も行われた。ミディアムバラード「せめて夢の中でだけは君を抱きしめて眠りたい」の生歌唱チャレンジでは、今回は初フォールを出し91.885点をたたき出すが、ツアー中の最高記録の92.919点にわずかに届かずという結果に。

椎名林檎の提供曲「本音と建前」はカジノを舞台に、大人っぽい世界観で魅せた。佐藤が金をバラまき、中島はピアノ、菊池はラップ、松島はダンスと、各人の見せ場のある凝ったイントロで弾みをつけると、アウトロではジャズサウンドをバックにメインステージからバックステージまでの長い花道をレッドカーペットのようにウォーキング。歩くだけでこの空間を成立させてしまう4人が神々しかった。

後半の目玉は、「Forever Gold」に挟まれた初期曲満載のSZメドレーだ。「Forever Gold」の輝いていた青春時代を懐かしみつつも、いくつになっても変わらない情熱の輝きがある……というメッセージ通り、懐かしいシングル曲のほか、カップリング曲や未発表楽曲「ワィワィ Ha ワィ」など10曲をイッキに歌ったが、菊池が「俺たちSexy Zoneを作ったこの曲で盛り上がろうぜ!」と叫んだ「With you」では、中島が「東京ドームのSexy lovers、これがラストSexy Zoneコールだ!」と叫び、5万5,000人のSexy Zoneコールが東京ドームを揺らした。「Forever Gold」のラストで肩を組んだ4人。その後にとったポーズが1stコンサートの映像に重なりデビュー曲「Sexy Zone」へ。ペンライトの光りが振付に合わせてくるくる回り一体感を生み出したが、佐藤の「Sexy Rose」を聞き入るために、一瞬シン静まり返った東京ドームは圧巻だった。

Sexy Zone

Sexy Zone

中島健人は、「聖なる夜に俺らSexy Zoneを選んでくれてありがとう。Sexy Zoneという名のもとでステージに立つのも残り限られている中、東京ドームという最高のステージで、僕らとSexy Loversが結ばれているということに心から感謝しています。別のJr.グループにいた5人でSexy Zoneが結成されて、デビューが決まった時は、『どうしてこのメンバーなんだろう?』と10代の自分は葛藤しました。でも、時間と経験とお互いの友情が固まっていって、Sexy Zoneというグループで東京ドームにたどりついちゃいました。僕自身の人生にも、いいことも悪いこともあります。完璧で究極に見えるけれど(笑)。でもSexy Loversがいやなことを忘れさせてくれる。だから、みんなのほうが完璧なアイドルかもしれません。Sexy Loversが大好きです。20代最後のツアー、そして20代最後のクリスマスをみんなに受け取ってもらいました。同時に、20代最後のこの季節をこのメンバーと過ごせてうれしかったです。Sexy Zoneは次なるフェーズに向かいますが、そこでも輝かしい未来、熱い絆やSexy Loversと結ばれた愛情を紡いでいこうと思います。アイドルの神様がいるなら、今日は2つ言わせてください。まず1つは、メリークリスマス。そして最後に、Sexy Thank You Forever」と言って会場を沸かせた。

佐藤勝利は、「去年初めて2大ドームツアーをやらせていただき、今年は3大ドームツアーにステップアップすることができました。ホールから始まって、アリーナや全国ツアーができるようになったけれど、なかなかドームにたどり着けなかった。やっと去年立てて、『掴んだチャンスは離さないぞ』と心に決めて全力で挑みました。今日も、全力で魂をぶつけました。思いは届いているでしょうか? 僕たちにとって、当たり前じゃないこの景色、歓声や拍手の1つひとつに本当に感謝してます。みんなもときには泣きたくなるときもあると思うし、それをこらえて応援してくれていると思います。でも泣きたいときは我慢しなくていい。僕たちがその泣き顔を笑顔に変えていくので! また東京ドームで会えたらなと思います。約束です! メリークリスマス。本日はどうもありがとうございました」と感謝を伝えた。

松島聡は「『Sexy Zoneの松島聡です』と言えるのも、あとわずか。クリスマスという素敵な日に皆さんと会えてうれしかったです。何回見ても飽きない景色。いつも何を話そうか迷うけれど、今日は僕がいつも大事にしている『自分らしさを大事にしてほしい』ということを伝えたいと思いました。普段そばにいるのが当たり前の人に『いつもありがとう』とひとこと言えるだけでも素敵だなと思います。だから、みんなありがとう。素敵なクリスマスをありがとう。大好きです。これからも応援してください」と心を伝えた。

そして菊池風磨は、「Sexy Zoneとしては最後のライブツアーになります。Sexy Zoneと初めて聞かされたときの衝撃は未だに忘れることなく、ある種のトラウマとして心に刻まれています(笑)。ある国では漢字3文字の『性感帯』として名を馳せ、ある少年メンバーは学校に行くのが恥ずかしいと言いいました。そんなSexy Zoneがみんなに支えられて、5万5000人が一堂に会するように。みんなと僕らを繋いでくれているのがSexy Zoneという名ならば、僕は今、 本当に誇りを持ってここに立つことができています。Sexy Zoneとしての自分たちにはどれだけの時間が残されているのかと思いつつ日々を過ごしていますが、こうやって皆さんの前に立つと、ネガティブな気持ちは忘れて、夢のようなひとときを過ごさせてもらっています。永遠なんてきっとないんですけれど、それでも永遠を信じられる、そんな僕たちでいたいなと思います。この12年間の思い出はみんなの胸の中にあります」と想いを伝えた。

それらの言葉の後に「この曲をもって挨拶に変えさせてください」と続いた本編ラストの曲は、マリウス卒業前に5人で作詞をした「timeless」。メインモニターには、昨年のドームツアーのマリウスが映し出され、5人のSexy Zoneの「timeless」に会場も号泣。マリウスのラップパートの映像に見入っていた4人の姿が暖かかった。

アンコールには、2台の巨大フロートで登場し、「Sexy Summerに雪が降る」ではクリスマスプレゼントとばかりにサインボールを客席に投げ入れる。最後を締めた曲が「RUN」というのもまた、Sexy Zoneの次のフェーズに向かう決意のようだった。中島が「今宵、最上級の声出せますか? 俺らのSexy Zoneという名前、叫べますか?」と客席とメンバーたちに問いかけると、「東京ドーム、最後にひとつになれますか? 最上級の愛をこの名前に込めてくれ」と言って、Sexy Zoneが「We are」と呼びかけると5万5000人の「Sexy Zone!」という大きな声が東京ドームに響いた。去り際に中島は、「クリスマスのプレゼントは、俺たちの未来だよ」とささやいた。

​文=坂本ゆかり

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2024年2月16日(金)~2月25日(日)池袋あうるすぽっとにて上演される、ロマンティックコメディ『さよなら、チャーリー』のビジュアルが解禁となった。

本作はブロードウェイにて1959年に初演、その後映画化もされ、日本初演の1969年から現在まで上演を重ねている名作。

物語は、人妻との浮気現場をその亭主に見つかりピストルで撃ち殺されたチャーリーが、数々の女性と浮名を流してきた天罰で、この世に女として転生したことで始まる、おかしくも切ないファンタジックコメディ。

この度、キャストビジュアルが解禁となった。
女性に転生してしまうチャーリー役の山本一慶は、目力強めのクールな美女姿でキーアイテムでもあるトレンチコートスタイルを公開。そしてモデル風のドレスアップヴァージョンは、女性としての魅力に気が付いたチャーリーの自信の一枚となっている。

山本一慶

山本一慶

山本一慶

山本一慶

チャーリーの親友ジョージ役の井澤勇貴は、往年のブロードウェイスターのように髪を固めカッコイイ雰囲気をにじませるが、チャーリーに振り回され散々な目にあってきたしがない男役。初挑戦という哀愁ただよう残念男子に注目だ。

井澤勇貴

井澤勇貴

そしてチャーリーを銃殺してしまう大物プロデューサー/アレキサンダー役のルー大柴はボス感を醸し出す訳アリ風。その夫人ラスティ役の大湖せしるは、業界人の妻として華やかでチャーミングなドレス姿を発表した。

大湖せしる

大湖せしる

ルー大柴

ルー大柴

そのほか、神谷敷樹麗、枝元萌、柳内佑介のビジュアルも公開。

神谷敷樹麗

神谷敷樹麗

枝元萌

枝元萌

柳内佑介

柳内佑介

実力派俳優たちで描くロマンティックコメディに期待しよう。

山本一慶 コメント

『Run For Your Wife』、『ラヴ』に続く海外戯曲のコメディ3作目の挑戦となります。50年代のブロードウェイ作品で、当時流行ったロマンティックコメディだそうです。日本では紫吹淳さんなど宝塚歌劇団の元男役トップスターさんがやってこられた伝統ある作品で、男優が演じるのはある意味、僕が初となり、プレッシャー要素が揃っているので今から緊張しています。しかし相手役が井澤さん。俳優仲間で、唯一ハグで挨拶する男に支えてもらって、女性になる体験を密かに楽しみにしています! どうなることやら…頑張ります! 

井澤勇貴 コメント

コメディ作品ということで、観に来られるお客様が笑いに来るというハードルが上がった中で挑むことの難しさを感じております。さらに「ロマンティックコメディ」とは、恋愛をテーマにしたコメディだそうです。これは初挑戦です。この素敵なキャストでより面白く、そして面白いだけではなく、ロマンティックな部分もちゃんと尊重してお届けできたらという想いです。 

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2024年1月2日(火)より京都・南座で幕を開ける『初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演』。今回も久本雅美が客演で登場し、華を添える。2023年5月、松竹新喜劇は藤山扇治郎、渋谷天笑、曽我廼家一蝶、曽我廼家いろは、曽我廼家桃太郎の5人が新リーダーとして、劇団を引っ張る立場となった。今回は新体制での初めての南座公演とあって、リーダーたちも気合いを入れている。SPICEでは藤山扇治郎と渋谷天笑、ゲスト久本雅美の座談会を実施。気心の知れた3人だけに、座談会も笑いが絶えず、和気あいあいとした雰囲気に。その楽しそうな様子に、ますますお正月公演が楽しみになった。

下段右から渋谷天笑、藤山扇治郎、久本雅美、曽我廼家一蝶、上段右から曽我廼家いろは、曽我廼家桃太郎

下段右から渋谷天笑、藤山扇治郎、久本雅美、曽我廼家一蝶、上段右から曽我廼家いろは、曽我廼家桃太郎

座談会の前に、大阪市内で行われた取材会では、藤山扇治郎、渋谷天笑、曽我廼家一蝶、曽我廼家いろは、曽我廼家桃太郎、そして久本雅美が登壇し、次のように意気込んだ。

藤山扇治郎:Aプロの「小判掘出し譚(こばんほりだしものがたり)」は個人的には初めてさせていただくお芝居で、36年ぶりに上演される演目です。Bプロの「蕾(つぼみ)」はわかぎゑふさんの作品で、初めて松竹新喜劇でさせていただきます。今回も久本さんにゲストで出演していただきまして、しかもAプロ、Bプロの両方に出ていただけるということで、本当に感謝でございます。

渋谷天笑:「小判掘出し譚」では大西という藤山寛美先生のお役をやらせていただきます。今から緊張でいっぱいですけれども、僕なりの大西を作り上げていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

曽我廼家一蝶:渋谷天外さんが勇退されて、新体制になって初めての南座です。我々5人を中心にさせていただくので頑張っていかなあかん。「蕾(つぼみ)」で私は初めて女性の役をさせていただきます。私の中のおばちゃんの部分を一生懸命引き出して、「こんなおばちゃん、どこかにおるな」と思ってもらえるような役作りができたらと思っております。もう一つ、新たな試みとしまして、AプロとBプロのどちらかを観ていただいたお客様は、次回を半額で観られるというリピーター割引をさせていただきます。

曽我廼家いろは:2024年のスタートとなる公演を1月2日(火)から南座でさせていただけることを、本当に嬉しく思っております。私は「蕾(つぼみ)」では未亡人の役で、「小判掘出し譚」ではちょっとおかしな専務のお役ということで、最近は娘役から少し離れたお役をさせていただくことが多いのですが、重厚感をもって演じたいです。

曽我廼家桃太郎:私は去年の1月は別の公演の稽古に行っておりまして、参加することができなかったので、2年ぶりの南座公演。また、久本さんと共演させていただけるということで、個人的に非常にウキウキしております。このウキウキした感じが皆様に伝わるようにお芝居をしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

久本雅美:京都の南座での松竹新喜劇はもう8回目になります。いつもいつも呼んでいただいて、大変光栄に思っております。今回はAプロの方でちょこっと出させていただいて、Bプロは老舗の料亭の長女の役と、Aプロ、Bプロの両方に出演させていただきます。若手の皆さんが中心となってお正月公演を盛り上げるということで、私はどう考えても彼らのお母さん的な感じだなと思っているわけでございますけれども(笑)、彼らと一緒に面白い作品を作れるように努力して、頑張っていきたいと思っております。

続いて、藤山扇治郎、渋谷天笑、そして久本雅美による座談会の模様をお届けしよう。

「扇治郎くんも天笑くんも立ち方が安定してきた」(久本)

――松竹新喜劇は、2023年5月に若手5人がリーダーの新体制になりました。南座での松竹新喜劇公演には2016年から出演されている久本さんからご覧になって、扇治郎さん、天笑さんのお芝居など、この8年で変わったなぁと思われることはありますか?

久本:ぶっちゃけ、年に1回しか会ってないからね(笑)。でも、扇治郎くんも天笑くんもこの8年でたくさん舞台を踏んでいるので、立ち方が安定してきたというか。今日も取材会での扇ちゃんのおしゃべりとか、ほんまにしっかりしてきたなぁと思って。ちゃんと要約して言ってたので、しっかりしてきたなと思いましたね。天笑くんも松竹新喜劇をこれから自分らで背負っていくんだという、そういう息吹をすごく感じるので、素晴らしいなと思っています。

扇治郎・天笑:ありがとうございます。

――新体制で初めての南座お正月公演ですね。

扇治郎:僕らは毎月公演をしているわけじゃなく、5月の新体制での公演も、もう1年前に感じるくらい空いています。そういう意味ではまだリーダーの実感が伴わないのですが、公演のチラシを見たときに、こんな真ん中で載せてもらって……と思ってドキッとすることはありました。

天笑:前から載ってるやん。

扇治郎:前から載ってますけど、余計に。

久本:リーダーは5人のうち誰かがじゃなくて?

扇治郎:はい、そうなんです。まだ松竹新喜劇を背負えるような者でもないので、その責任を5人に分配してもらえたのはありがたいなと思います。

天笑:僕ら若い世代が前に出ることによって、同世代の方にも松竹新喜劇に興味を持ってもらえるのかなと思いますし、興味を持ってもらわないとダメだなと思います。同じようにあまりリーダーの実感はないのですが、今は一生懸命、お役をやらせていただくことしかないと思っております。

「Aプロ、Bプロどちらもお正月に相応しい作品に」(扇治郎)

藤山扇治郎

藤山扇治郎

――Aプロ、Bプロの演目の見どころと、ご自身の役で大切にしたいところを教えてください。

扇治郎:松竹新喜劇はお金で心を揺り動かされる作品が多いのですが、Aプロの「小判掘出し譚」もみんなが小判に振り回されるような話で。この作品では、最終的に心が温かくなるような、人の情が出ているいい作品だと思います。今回は村角太洋さんが脚色・演出してくださるので、昭和にできた作品を令和のバージョンに変えて、たくさんの方に喜んでいただける作品になると思います。Bプロの「蕾(つぼみ)」は、元々は「お見合」というタイトルでわかぎゑふさんが上演されていました。家族の話で、長女を中心に人と人との関わりとか、絆とか、そういうものが詰まっていて、松竹新喜劇にもってこいかなと思います。どちらもお正月に相応しい作品です。

天笑:「小判掘出し譚」は「人は見た目によらない」というような話だと思っております。迷惑ばっかりかける大西が最後はどんでん返しをする。実は……とどんな人だったかがわかる展開です。「蕾(つぼみ)」はたくさんのお見合いカップルが出てくる、今の時代に合っている作品だと思います。松竹新喜劇にとって新しい作品ですし、これから5人中心でやっていくにあたって、こういう作品がすごく大事になってきますので、お客様の反応を楽しみに頑張ります。

久本:「小判掘出し譚」では最後の方で少しだけ、顔見せという感じで出させていただくのですが、少しだけ出るというのがまた難しい。出たからには自分のお役の面白さをどーんと出さなきゃいけないと思っていますので、そのへんも自分でいろいろ考えて、ちょっとの時間でも出たからには皆さんに喜んでいただけるように頑張りたいと思います。「蕾(つぼみ)」は、老舗料亭の長女のお役で、最初は怒ってるようなきつい感じなんです。なので、うまいことバランスをとりながら、ハートフルな芝居の一つのピースになれたらと思います。

「新リーダーという立場に気遅れしている場合じゃない」(天笑)

渋谷天笑

渋谷天笑

――新リーダーが中心の松竹新喜劇ですが、稽古場はどんな雰囲気になるでしょうね。

久本:たぶん、のびのびすると思います(笑)。

天笑:お姉さん(久本)もそうちゃいます?

久本:私は元々、部外者やから、これまでも本当にマイペースでやってたけど、若手はかわいいから、稽古でもちょっとやったら呼んで、「あそこはこうやって……」とか、松竹新喜劇の先輩方がずっと教えているんですよね。その姿を見ているから、今度は私がそれやらなあかんのかな……みたいな(笑)。まあ、それはないんですけども(笑)、扇ちゃんや天笑たちも自分のやりたいこととか、あるんちゃう?

扇治郎:そうですね。いい意味で環境が変わったというか。その分、はっちゃけすぎてあかんふうになる場合もありますので、僕の中では引き締めながら頑張っていこうと。いい勉強になるんじゃないかなと思います。責任もありますけれども、久本さんも見てくださっていますし、みんなで力を合わせて、いい公演にしていきたいですね。初めての経験なので、どうなるか……。

天笑:まあ、気遅れしている場合じゃないなと思いますし、お客さんに楽しんでもらうことが一番なので。姉さんも「まず楽しむことが大事や」とよう言ってくれはって。

久本:そうやでぇ! みんなで「もっとこうなったらおもろなるんちゃう?」とか話し合いながら。演出家を中心に和気あいあいとできたらいいよねと思いますね。

天笑:「小判掘出し譚」も新作のような話ですからね。36年もやっていないお芝居ですから。

「みんなの芝居を見ながら自分も頑張るという視点は忘れたらあかん」(久本)

久本雅美

久本雅美

――ちなみに久本さんから新リーダーに、こうしてほしいとか何かリクエストはありますか?

久本:なんやろう……。あえて言うならば、みんなは劇団員の芝居をちゃんと見るので、そこの伝統はちゃんと守っていった方がいいかなと思います。自分が面白ければいいとか、自分のところだけやったら終わりじゃなくて、せっかく5人の体制ができたので、松竹新喜劇の全体を底上げしていくために、一人一人を輝かせていく。そのためにはどうしたらいいのか、みんなの芝居を見ながら自分も頑張るという視点は忘れたらあかんのちゃうかなって思いますね。でもまあ、私は自分の芝居以外は休憩しますけどね(笑)。

天笑:えー!

久本:いやいや、私も人の芝居をちゃんと見る方なんで。台本通りにはやるんですけど、そこから膨らませたり、削ったりということも現場でやっていくので、そこは一体になってやっていかんと。私も今、責任感じるなぁと思っていて。やっぱり少し先輩ですので。でもね、この子らが偉いのはちゃんと「どない思います?」と聞くんですよ。

天笑:言いやすいですからね、姉さんは。言いやすいし、聞いてくれはるから。

久本:私ね、扉全開なんですよ! 一回も閉店したことがない。シャッター上げっぱなしなんで。「あそこは繋がってないから気持ち悪くないですか?」とかって聞いてきて。二人ともお芝居をちゃんと見ているので、そこが素晴らしいなと思いますし、お芝居が好き、松竹新喜劇が好きだという気持ちがすごいことだと思います。

――扇治郎さん、天笑さんは、松竹新喜劇のどういうところをアピールして、新しくスタートをしたいと考えていらっしゃいますか?

扇治郎:松竹新喜劇は2023年で75周年ですが、僕もまだ劇団に在籍して10年ですし、その中では僕らはまだひよっこな部分もあります。ですが、そういう意味ではこの5人のリーダーになったことで作品も新しく若返るのではないかと思います。技術は先輩にはなかなか敵いませんが、お芝居が若返ったな、新しいお芝居になったなと思っていただけることも多いはずです。なので、この南座公演も若返りのスタートだと思っています。

天笑:僕は今、39歳なんですけど、同世代で松竹新喜劇を知らない人に観に来ていただきたいと思っています。それで僕たちと一緒に年を取っていけたらというのが理想ですね。

――「小判掘出し譚」では村角さん、「蕾(つぼみ)」ではわかぎさんが演出されますが、外部から演出家をお招きする芝居では、どんな刺激を受けていらっしゃいますか?

扇治郎:演出家の先生の存在はめちゃくちゃ大事なので、村角さんとわかぎさんに来ていただけるのはありがたいです。今回は新作のような形で上演しますが、松竹新喜劇は過去の作品をやることが多いので、新しい作品を作っていく作業は勉強になると思っています。

久本:前回の「流れ星ひとつ」(2023年)もほとんどやり直したもんな。台本をブワーッ変えたよね。

天笑:結構いい感じに仕上がって。千穐楽を終えて、姉さんと一緒に東京に帰ったんですけど、新幹線の中で「面白かったな!」と話しました。

久本:髙田次郎さんも観に来てくれて、「うちにこんなええ芝居あったんか」と言って喜んで帰ってくれはったのが最高の誉め言葉やったんで。もう、みんなで「ああでもない、こうでもない」と言って、毎日、毎日、部屋に帰っては台本を変えて、変えて。おかげさまで好評を得たので、2人でめっちゃ嬉しなって。新幹線の中で熱く語り合って。

天笑:いい思い出ですよね。

久本:いい思い出や。それぐらいまたええものを作りたい。

扇治郎:今回もお客様に喜んでいただけるよう、演出家の皆さんと一緒に一生懸命お稽古をして、本番を迎えたいですね。

取材・文=Iwamoto.K 撮影=井川由香

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2024年2月21日(水)~25日(日)東京労音大久保会館R'sアートコートにて、「劇場版公開記念『マーダー★ミステリー~探偵・班目瑞男の事件簿~』on stage」が上演されることが決定した。

本公演は、劇場版『マーダー★ミステリー~探偵・班目瑞男の事件簿~』の公開を記念して上演する、スペシャル・イベント。「真犯人は誰なのか?」事件の全貌を知らないキャスト達が、即興芝居で演じる新感覚ミステリー舞台だ。

「人狼ゲーム」や「脱出ゲーム」に続く、次世代の体験型ゲームと言われている「マーダーミステリー」で、参加するプレイヤーたちはそれぞれ登場人物の誰かひとりになりきり、殺人事件の謎に挑む。

議論をしたり、証拠品を探したり……その演技の全てはプレイヤーのアドリブ。また、全員が知られたくない秘密を抱えていて、火花散る心理戦を繰り広げながら、即興芝居で事件の全貌を解き明かしていく。

なお、出演者は日や各回替わりとなり、2月21日(水)昼・夜公演には、チャン・ユジュン(TRITOPS*)、イ・ウゴン(TRITOPS*)、ハウル(Blue project)、ほか。

2月22日(木)昼・夜公演には、バン・ヒョンムン(TRITOPS*)、キム・イルグン  (TRITOPS*)、コゴン(PLAYBACK7 project)ほか。

2月23日(金・祝)昼・夜公演には、中山優貴、友常勇気、佐藤たかみち、設楽銀河、佐藤祐吾ほか。

2月24日(土)昼・夜公演には、北原里英ほか。

2月25日(日)昼公演には、やべきょうすけ、久米伸明(劇団PU-PU-JUICE)、高橋孝輔(劇団PU-PU-JUICE)、三浦健人(劇団PU-PU-JUICE)、緑川静香、下京慶子、三澤優衣(劇団PU-PU-JUICE)。

2月25日(日) 夜公演には、やべきょうすけ、関口アナン、長島慎治(劇団PU-PU-JUICE)、中野マサアキ(劇団PU-PU-JUICE)、文音、西山咲子(劇団PU-PU-JUICE)、伊藤桃香(劇団PU-PU-JUICE)が出演する。

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2024年2月12日(月・祝)セルリアンタワー東急ホテル セルリアンタワーボールルームにて、『松平健&コロッケ★エンタメ魂 バレンタインSpecialショー』が開催されることが決定した。

本公演は、時代劇の大御所、松平健と芸を極めたものまね界のレジェンド、コロッケという、思いがけないコンビがおくる、前代未聞のバレンタインSpecialショー。

暴れん坊とマネしん坊、二人揃うと“ケンちゃん&コロちゃん”。そんなコワイもの知らずの二人組が、イヤなことを全部吹き飛ばし、歌い踊るエネルギーあふれるステージを披露する。

今回、1日限定で、セルリアンタワー東急ホテル セルリアンタワーボールルーム(東京)での飲食と2人による豪華で特別なLIVEショーを開催。

そして、札幌・名古屋・京都・高槻・小倉(全国5都市)では、ショータイムをライブビューイングで展開する、食事とライブビューイングのセットプランを用意。

さらにバレンタインにちなみ、すべての会場の来場者に、この日のためのスペシャルなオリジナル・チョコレートのお土産付き。ゴージャス&ハッピーなひとときを楽しんでみてはいかがだろうか。

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アメリカ発のマーチングバンドをベースにし、吹奏楽、マーチングバンド、ドラム・コーの持つエンターテイメント性を開花させた『ブラスト!』が 2024年夏、再び日本に来日することが決定した。

1999年ロンドンで誕⽣した『ブラスト!』は、「金管楽器」「打楽器」「ビジュアル・アンサンブル(ダンサー)」という3つのパートから構成され、それぞれが驚異的な演奏・技術・演技を披露する圧巻のパフォーマンスショー。
静から動へ魅せる、美しく完璧なフォーメーション。スネアドラムがぶつかり合う息をのむ対決。心を震わせる情熱的なリズムと燃えるような光彩。多彩な曲やシーンがあふれる本編に加え、『ブラスト!』名物の休憩時間のパフォーマンスやキャストとのミート&グリート。ノンストップの120分は常に新しい感動を届けてくれた。

日本でも2003年の初来日以降、12回の来日公演、130万人を動員、『ブラスト!』『ブラスト!Ⅱ』『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』等、さまざまな演出バージョンを上演してきた。

13回目の来日となる2024年は、初来日の2003年から爆発的な快進撃を続け、幅広い世代に愛されている『ブラスト!』シリーズの原点となる『ブラスト!』オリジナル ver.をさらにパワーアップして上演する。

なお、東京公演は東急シアターオーブにて開催。日程、そのほかの会場、出演者、チケットなどの詳細は1月下旬に発表を予定。

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Rei presents "JAM! JAM! JAM!" 2023
2023.12.9(土) ブルーノート東京《1stステージ》

『Rei presents "JAM! JAM! JAM! 2023"』。11月29日のビルボードライブ大阪に続き、12月9日にブルーノート東京で行われたその公演の1stステージを観た。

Reiが行なっているシリーズライブというと、今年10月に15回目が行われた『Reiny Friday -Rei & Friends-』があり、それはReiがリスペクトする友達ミュージシャンをゲストに迎えてステージ上のコラボを楽しむものだが、『JAM! JAM! JAM!』はセッションプロジェクトで、毎回異なるメンバーとオリジナル曲を新たな解釈で再構築するというもの。2021年にReiが立ち上げ、今回が3回目となった。

形式は違うが、『Reiny Friday』も『JAM! JAM! JAM!』も基本的にはその日限りのミュージシャンとその日限りのライブを作るというもの。パーマネントなバンドでこそ自分らしい表現活動ができるというミュージシャンは数多くいるが、Reiはこうしてその時々で一緒にやる相手を変え、その時だからこそのグルーブを生み出すことにものすごくやりがいを感じるタイプのミュージシャンだ。先頃読んだ新作『VOICE』に関するインタビューで、Reiは「アーティストとして同じものを2度作るべきではない、と自分のなかで決めていて」「プライベートでも持っている食器を全部捨てたりすること、定期的にあるんですよ」と話しているが、恐らくそうした性質であるゆえ、ライブにおいても入れ物を度々変えることで意気が上がるのだろう。同じ食材でも調理人と調理法が変われば当然味は変わるし、食器を変えただけでも新鮮な味がする。同じ曲でもこの人とこの人とこの人の音を組み合わせたら、こんなにも変わって新鮮なものになる。そういう化学反応に何よりの刺激と面白みと喜びを感じ、それをイメージしながら人選することもまたモチベーションに繋がるのだろう。遊び心を持って、個性と個性、色と色とを混ぜ合わせたい。自分が混ぜ合わせる絵筆となりたい。変化を楽しみたい。変化を楽しんでもらいたい。そうした欲求が根底にあり、そのための場として『JAM!JAM!JAM!』がある。そういうことだ。

今回の参加メンバーは、ベースがペトロールズのメンバーであり星野源やKID FRESINOのサポートも務めるJUMBOこと三浦淳悟。ドラムがTRICERATOPSのメンバーであり吉井和哉などのサポートも務める吉田佳史。キーボードがSuchmosや賽(SAI)のメンバーでありSTUTSや七尾旅人のサポートも務めるTAIHEI。三浦と吉田はナポリタンズ(吉井和哉のサポートバンド)で共に動いてもいるが、Reiのプロジェクトに参加するのはこれが初。唯一TAIHEIだけは「JAM! JAM! JAM!」の“皆勤賞”であり、このプロジェクトに欠かせないミュージシャンとしての働きをこの夜も見せていた。

ライブは2022年のアルバム『QUILT』の最後に渡辺香津美とのコラボ曲として収められていたインストナンバー「CACTUS」でスタート。音源にはなかったTAIHEIの鍵盤音でしっとりめに始まり、Reiのギターはジャジーながらもここからライブが始まるウキウキした気分を表わしていた。ブルーノート東京というハコにもよくマッチしたオープニングだ。

そんな開幕から一転、2曲目で早くも「Lonely Dance Club」、3曲目で「ORIGINALS」と、昭和の歌ものムードもある熱量高き曲を続けて叩きこむ。Reiはメンバーたちの表情をよく見ながらプレイ。こう来たらこう行くといったセッションの醍醐味がそこにあり、まだ始まったばかりだというのに白熱した音のラリーが展開された。そしてロックスターよろしくサングラスをかけたReiはフライングVに持ち替えて「New Days」をお見舞い。間奏のギターソロをカラダを折り曲げながら弾き、TAIHEIも鍵盤音をフリーな感覚でそこに混ぜ入れた。

5曲目はこのライブのひとつのハイライトと言っていいものだったかもしれない。RHYMESTERが6月に出したアルバム『Open The Window』収録の1曲で、Reiがフィーチャーされた人気曲「My Runway feat. Rei」だ。メロディ部分をReiが作ったダンサブルなこの曲、音源ではもちろん宇多丸とMummy-Dがラップして、Reiが歌部分を担当したものだったが、このライブではラップパートも歌パートもReiがトータルで引き受けることに。ラップはガツンと、歌部分はほんのり色気も滲ませながら表現し、ライブ初披露曲とは思えぬほどの強度がそこにあった。

ここで「こんばんは、Reiです」と挨拶し、「すごく尊敬しているミュージシャンの方々をお呼びして繰り広げるこのライブも今回で3回目になりまして」「それぞれバッククラウンドが違う人たちと音楽を作ることの面白さに気がついたので、当日を楽しみにしてきました」と話した上で、参加メンバー3人を紹介。ドラムの吉田はブルーノートでプレイするのが初めてとのことで、その意味でもライブを楽しみにしていたそうだ。そして「しばらくやっていなかった曲ですが、みなさんと相談してアレンジした曲です」とReiが言って、2017年のシングル「CRY」に収録されていた「Don’t Wanna Kill My Soul」を。確かにこの曲を聴くのはずいぶん久しぶりだったが、“歌う”ことに真摯に向き合って新作『VOICE』を完成させたあとだけに、改めてこの曲を今の歌唱表現力で歌ってみたくなったのかもしれない。今現在のReiのソウルといじらしさがその歌にこもっているのを感じた。続けてライブの定番曲にもなってきた感のある「Smile!」を演奏。基本はアコースティック味のある曲だが、このメンバーならではの膨らみもそこに。TAIHEIの鍵盤が柔らかに色をつけ、Reiはまさしくスマイルで歌いながら手拍子を促す。シンガロングも優しく起こり、ブルーノートがあたたかな空気に包まれた。

三浦のベースで始まった続いての「Categorizing Me」は、とりわけこのメンバーだからこそのアレンジが効いた1曲だった。寄せては返す静かな波のような音展開と鍵盤から出されるフルート音が新味となっていた。ライブの度にアレンジが変化する曲ではあるが、このメンバーでのそれはこれまで聴いてきたものと相当感触が違っていて、それゆえに間奏のReiのギターソロもこのときだけのエモーションが表れていた。弾きながら心の声に耳をすまし、それをまたギター音にして鳴らすRei。こんなにもその日その時の感情が赤裸々に表れる曲はほかにないかもしれない。だから胸が熱くなる。

出だしのアカペラ部分をいつも以上に説得力を持たせて聴かせた「Tumblin’」でムードを変え、次の「Route246」ではメンバー3人にもっと我を出せとばかりにギターで絡んでいくRei。「アーオッ」というシャウトの出力もいつにも増して凄まじい。メンバー紹介を挿んで、新曲のポップな歌もの「Sunflower」。続く「COCOA」と「What Do You Want?」では三浦と吉田のリズムが強度を増し、Reiは完全に自己解放した様子でステージ中央に躍り出て激しく弾き倒した。その場の温度変化に左右されずに熱いビートを叩き続ける吉田、佇まいのクールさに対して情熱が零れ出る三浦、メンバーと客に対する信頼の上で小さなカラダを大きく躍動させるRei。ライブはいよいよ異種格闘技の様相を呈しもしたのだが、しかしそれを柔軟に繋いでいたのがTAIHEIだ。過去の『JAM! JAM! JAM!』でも感じたことだが、彼の場の読み力と臨機応変な対応力はたいしたもので、どんなにクセの強いミュージシャンが参加しようが彼さえいればまとまりがつくだろうと、そう思える。

アンコールでは、国外からの観客がいつもより多く客席にいたことに触れ、「音楽が国境とかいろんなものを飛び越えていく、そういうのって素晴らしいなと思いながら今日は歌わせていただきました」とRei。「私の居場所はここにあるなって」「ライブでみなさんと繋がっているんだなと思って、胸がいっぱいで……」と声を震わせながら自身の感動を言葉にした。そして「みなさん、立ち上がって一緒に踊りましょう。この曲がなきゃ2023年を終われませんよね?!」と、「BLACK BANANA」を投下。それぞれのソロもしっかり入れ込みつつ、マグマのようなエネルギーを放出させて、白熱のセッションライブの幕を閉じた。

伊藤大地、山口美代子、BOBOと巡った全国ツアー『Versus DRUMMER』、吉澤嘉代子をゲストに迎えた『Rainy Friday』、それにこの『JAM! JAM! JAM!』と、2023年もいろんな形、いろんなミュージシャンとのライブで可能性を広げていったRei。来春のツアー『Rei Release Tour 2024 "VOICE MESSAGE"』のメンバーも先頃発表されたが、ファイナルの東京公演にはスペシャルゲストでヴァイオリニストの須原杏が参加することも告知された。そこではどんなケミストリーが生まれるのか。今から楽しみでしょうがない。

取材・文=内本順一 撮影=横山マサト

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BUMP OF CHICKENの「ダイヤモンド」が、サッポロビール株式会社の放映する「第100回箱根駅伝用オリジナルCM」年始特別バージョンのCMソングに起用されることが決定した。

CMソングに起用された「ダイヤモンド」は、2000年9月にシングルとしてリリースされたBUMP OF CHICKENのメジャーデビュー曲で、“箱根駅伝を目指す次世代を応援するという点において、これ以上ない楽曲だ”という考えから選出された。BUMP OF CHICKENとサッポロビールが手がける箱根駅伝CMとのタイアップはこれで3回目となる。

「第100回箱根駅伝用オリジナルCM」年始特別バージョン

「第100回箱根駅伝用オリジナルCM」年始特別バージョン

このCMは2024年1月2日・3日に日本テレビ系列で放送される、『第100回東京箱根間往復大学駅伝競走』や関連番組内で放送される。今回のCMはナレーターを俳優・柴田恭兵が務め、過去の名シーンを振り返りながらも未来の箱根駅伝を走る次の世代に焦点を当てるという内容になっている。

なおBUMP OF CHICKENは、2月からアリーナツアー『BUMP OF CHICKEN TOUR ホームシック衛星2024』を開催する。

「ダイヤモンド」

「ダイヤモンド」

 

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2024年6月6日(木)東京芸術劇場コンサートホールにて、『タクティカートオーケストラ特別演奏会 藤重佳久×タクティカートウインドオーケストラ』が開催されることが決定した。

2024年より新体制となり、4月13日(土)にはみなとみらいホールで第1回定期演奏会も開催予定など、プロオーケストラとしての活動が本格化しているタクティカートオーケストラ。今回の演奏会では、その管楽器メンバーを中心とした特別編成「タクティカートウインドオーケストラ」を結成。小編成から大編成まで、様々な企画に挑戦してきた新進気鋭のオーケストラが、吹奏楽に挑む。

タクティカートオーケストラ

タクティカートオーケストラ

本公演でタクトを取るのは、吹奏楽のカリスマ・ 藤重佳久。福岡県・精華女子高等学校での指導を中心に、全日本吹奏楽コンクール全国大会に21回出場、うち金賞10回受賞、さらに全日本マーチングコンテスト全国大会19回出場など、数々の学校を導いてきた。「藤重流」と呼ばれる独自の指導方法は、数々のテレビでも取り上げられ、吹奏楽ファンから根強い人気を誇る。

藤重佳久

藤重佳久

プログラムには、C.T.スミス『華麗なる舞曲』 やP.スパーク『宇宙の音楽』や、来年生誕150周年を迎えるイギリスの作曲家・ホルストによる 『吹奏楽のための第1組曲』 といった、吹奏楽ファンにもお馴染みの名曲に加え、たタクティカートオーケストラならでは、若手アーティストをフューチャーした内容もお届け。若手作曲家で、手掛けた吹奏楽作品がコンクール受賞・吹奏楽コンクールの課題曲に選ばれると共に、東京佼成ウインドオーケストラやOsaka Shion Wind Orchestraなどでも演奏される注目の一人・ 尾方凜斗が本公演のために書き下ろした新曲の世界初演の他、タクティカートオーケストラの首席奏者を2024年4月から務めるトロンボーン奏者・ 藤原功次郎が、アッペルモントの『カラーズ』 をソリストとして演奏する。チケットは12月27日(水)より先行販売開始。

藤原功次郎

藤原功次郎

尾方凜斗

尾方凜斗

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Nulbarichが本日・12月27日に、新曲「Floatin’」のミュージックビデオを公開した。

「Floatin’」は、12月20日にリリースしたニューアルバム『The Roller Skating Tour』の10曲目に収録された楽曲で、アルバムの根幹となるナンバー。

今回の映像はJQ(Vo)が拠点にしているアメリカ・ロサンゼルスで全編撮影。快く送りだしてくれた仲間がいるからこそ無邪気に夢を追いかけることができている心境が表現されているという映像は、バラクラバ風にアレンジしたニットを被ったJQが自転車で駆け回る映像に仕上がっており、楽曲が持つ世界観と新たな一歩を踏み出す道のりを表現した映像作品となっている。

 

Nulbarichは、先日新たに発表したPUNPEE、Leo Uchida(Kroi)、そしてBOXERを迎えたExtra公演含む全8公演の全国ツアー『The Roller Skating Tour '24」』を1月から2月にかけて開催する。

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