THE ORAL CIGARETTES、全曲コロナ禍に制作したEP『MARBLES』を3月にリリース決定
- 2024.01.23
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THE ORAL CIGARETTESが全曲コロナ禍に制作したEP『MARBLES』を3月13日にリリースすることが決定した。
昨年10月にオーラル初のドラマタイアップ「YELLOW」を配信後、約半年ぶりのリリースになる。タイトルの『MARBLES』は、「Marble」=「ビー玉」「Lose my marbles」=気がおかしくなるという意味があり、様々な色が閉じ込められているビー玉をコロナ禍の状態に重ね合わせたタイトル。なお、本商品は、THE ORAL CIGARETTES OFFICIAL WEB SHOPでの限定盤となっている。
『MARBLES』
本日・1月23日(火)から予約が開始され、2月16日(金)23:59までに予約すると、商品の到着は発売日の3月13日予定となる。また、本日よりApple Music、SpotifyでそれぞれPre-add/Pre-saveもスタートしている。
そして、『東名阪 Zepp Tour 2024 ”MARBLES"』でライブ会場先行販売もされる。2024年2月13日 大阪・Zepp Osaka Baysideの初日公演から購入可能。
さらに、リリース情報と併せてジャケット写真も公開された。赤や黒、青や紫など様々な色が入り乱れ、今作を象徴するようなビジュアルとなっている。『MARBLES』特設ページでは、コンセプトビジュアルも公開された。
なお、1月30日21:00から全国一斉にラジオオンエアもスタート予定。
『MARBLES』コンセプトビジュアル
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meiyoの新曲「STICKER!!!」が1月26日に配信されることが発表された。「STICKER!!!」は2024年1月よりテレ東ほかにて放送しているTVアニメ『貼りまわれ!こいぬ』の主題歌。
meiyo「STICKER!!!」配信ジャケット
meiyoは「こいぬっぽくもあり、メイヨー節も炸裂した楽曲がお聴かせできそうな予感です。」とコメントしている。さらに、アニメ内に登場するmeiyoを模したキャラクタ「meiyo犬」が登場するジャケットも公開された。
『貼りまわれ!こいぬ』はSNSで人気の漫画家・うかうかによる、犬々のゆる~い日常を描いた人気マンガのTVアニメ化作品。こいぬたちの日常をmeiyoの楽曲とあわせて楽しみたい。
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新宿・東急歌舞伎町タワーのTHEATER MILANO-Zaにて、2024年5月3日(金・祝)〜26日(日)『歌舞伎町大歌舞伎』が上演される。
もともと新宿では、1945年に空襲の被害を受けた後、戦災復興事業として劇場や映画館などの娯楽機能を集中させようという動きがあり、この地に歌舞伎の劇場の誘致を図っていたことから「歌舞伎町」と命名された。歌舞伎の劇場建設は実現しなかったものの、1956年には当時都内最大規模の劇場・新宿コマ劇場、座席数、広さともに日本一を誇った映画館・新宿ミラノ座を擁する新宿東急文化会館(後の新宿TOKYU MILANO)が開業するなど、エンターテインメントの中心地として発展。新宿コマ劇場は2008年、新宿TOKYU MILANOは14年に閉館したが、15年には新宿東宝ビル、23年には東急歌舞伎町タワーが開業するなど「エンターテインメントシティ歌舞伎町」を目指し、街づくりが推進されている。
新宿ミラノ座の名前を継承するライブエンターテインメント施設としてオープンしたTHEATER MILANO-Zaは、この春開業1周年。周年に彩りを添える、「歌舞伎」公演となりそうだ。
1月23日(火)、都内で記者懇談会があり、中村勘九郎、中村七之助、中村虎之介、中村鶴松が登壇した。その様子を写真とともにお伝えしよう。
中村勘九郎
ーー皆様から一言ずつご挨拶を頂戴したいと思います。
勘九郎:歌舞伎町で、歌舞伎ができます。とても嬉しいです。というのも以前、赤堀(雅秋)さんの演出で、(中村)獅童さんが、歌舞伎町で歌舞伎を上演されておりまして。歌舞伎町という、猥雑というか、人間の欲と野望が渦巻く場所で、歌舞伎を上演していて、歌舞伎にあっているなと思って。いつかどこかで、歌舞伎町もそうですけど、新宿の地区でやりたいなと思っていました。今回MILANO-Zaという新しい劇場で歌舞伎が上演されることを本当に嬉しく思います。
獅童さんがやっていたときは、街にあった猥雑とした演目でございましたけど、今回は歌舞伎みに溢れている『正札附根元草摺』というおめでたい踊りから『流星』という洒脱な踊り、歌舞伎舞踊の中でも、両極端な舞踊をご覧いただきまして、そのうちに、新作と言ってもいいんですかね。七之助主演で勤める「貧乏神」をモチーフににした落語ベースの世話狂言をご覧いただくということで、「歌舞伎を見たな」という感じになってくださると思います。
多分、初めて歌舞伎をご覧になるお客様も大変多いと思いますので、 肩の力を抜いて、「あ、歌舞伎ってこんなに身近なものなんだ」、「こんなにわかりやすい、理解できるんだ」というような作品をラインナップしておりますので、観に来てくださったお客様の反応が、今からとても楽しみにしております。
七之助:私、MILANO-Zaにうかがったことがないので、どういう舞台機構なのかも全く分からず、そして「貧乏神」をベースとした新作『福叶神恋噺』ですけれども、この内容も、実はどういったものか、全然わかってないんですね(笑)。もちろん原作の「貧乏神」は知っていますし、あらすじも知ってるんですけども、まだ台本ができていないので……和気藹々と行きましょうね。よろしくお願いいたします。
虎之介:今回は新宿で歌舞伎ということで、私は新宿にTOHOシネマズぐらいしか行ったことないんですけど、今回初めて新宿で歌舞伎をするということで、今から楽しみです。多分、お客様の層もまた普段とはまた違った感じだと思うので、そちらも結構楽しみにしています。
この前(脚本を務める)小佐田(定雄)さんに会ったときは「セリフがめちゃくちゃ多いので、よろしくお願いします」とだけを投げかけられましたので、とりあえずまず台本をいただいて、面白い作品に仕上げられればなと思っております。
鶴松:この歌舞伎町で、歌舞伎という公演に、お兄さんたちとともに、そして虎之助さんとご一緒させていただけること、嬉しく思います。まずは歌舞伎の舞踊が2本ありまして、新作に繋がります。トップバッターとして、しっかりと虎之助さんとともに若い力で盛り上げていきたいと思います。
歌舞伎町という土地には、僕はあんまりちょっといい思い出がないので、10年ぐらい近寄らないようにしていたんですけれども、久しぶりに歌舞伎町にうかがって、いろいろ楽しめたらと思います。よろしくお願いいたします。
中村七之助
ーー鶴松さん、何があったんですか?
鶴松:大学生のときにですね、まだ全然世間を知らない中、親友だった男の子と2人で飲みにいって、お会計を見たら、20万円ぐらいして……。払えなくて。2人合わせて2、3万円ぐらいしか持ってなかったので。無理ですと言ったら、黒人のキャッチの人が助けてくれたんですけど、もともとのキャッチの人に服をビリビリに破かれて、半分裸の状態のままタクシーに乗ったという記憶がありますね。それ以来、ちょっともう歌舞伎町には近づかないでいました。はい。
ーー普通の飲食店ですか?
勘九郎:普通なわけないじゃないですか! 女の子がいるところでしょ?
鶴松:いや、普通の飲み屋で、2時間飲み放題600円とか……。
七之助:居酒屋なのに20万円取られる!?
鶴松:そうです。そこで初めて、あ、大人の世界って厳しいんだなって思いました……。
勘九郎:こういうこと書くとさ、芝居観に来てくれなくなっちゃう(笑)。多分、お客様の中でも、やはりそういうイメージはあると思います。でも昔と違ってね、彼がやられたのは10年前ぐらいでしょ? もう対応して、いろいろ浄化というのはされていると思うので、安心してください。
中村鶴松
ーーコクーン歌舞伎のときは古典を再発見する、 古典の魅力を掘り返すといったテーマがあったと思いますけど、今回の『歌舞伎町大歌舞伎』のコンセプトやテーマは?
勘九郎:そうですね。どういう形で歌舞伎町で歌舞伎を上演するか、いろいろとお話をさせていただいた中で、コクーン歌舞伎を踏襲して、古典の作品に演出がついて、新しい解釈でどう今のお客様に発信するか……ではなく。歌舞伎町という特殊な場所で演じるにあたって、まずは僕らのホームの歌舞伎座などでやるのと同じように演出を変えず、その特殊な場所で歌舞伎の持っている底力というものをぶつけてみようじゃないかということで、今回、こういうラインナップになりました。
ーーやはり同じ演目を違う場所でやると、違う感動や発見があるというのは、巡業などで得た経験に基づいているのでしょうか。
勘九郎:全然考えてなかったけど、確かにそうですね。それがやっぱり歌舞伎の持つ魅力のひとつでもあるのかなと思います。今はね、場所のお話をされてましたけれども、歌舞伎って本当にひとつの演目を、例えば古典の作品ですと、もう何百人の俳優が役を勤めている。でもやる人によっての、ちょっと見方、感じ方が変わってくる。それも魅力のひとつなので、場所というのも大きくあると思いますね。
中村虎之介
ーー皆さんそれぞれ「ここでこういう風にやったらこんな風に違った」と印象に残っていることがあれば教えてください。
虎之介:前回の『天守物語』もそうでしたが、姫路城でやったときと、歌舞伎座でやったときとでは、その役者の発声も感情の持っていき方も、いろいろなことが変わると思うので、違う劇場でやる面白さをすごく感じました。だから今回、新宿での演目と、普段歌舞伎座などで見る演目も、多分ちょっと違って見えるんだなと思います。
七之助:パワーをもらうことはありますよね。姫路城という本物が後ろにあることもありましたし、歌舞伎座であったら、ホームで歌舞伎座でという緊張感と嬉しさとが混じり合った感じになりますし。
勘九郎:父の教えで、例えば地方の芝居小屋に行ったら、それは受けるよ。だけど、それに乗っちゃいけない、絶対に乗っちゃいけない。歌舞伎座だとかでやっていることと同じことをしなさいと言われてきて、そうやっているんですけれども、観たお客様から「今回、中村座はセリフを変えてくれたんですか?」と聞かれることがあるんです。同じことしているんですよ。演出も同じだし、アドリブもないんですよ。これ、不思議だよね、
七之助:本当に言われるよね。何にも変えていないんですけど「この間観たときより現代語を入れたんですか?」「アドリブを入れましたか? すごく見やすかったです」ってね。これは劇場やその場の雰囲気もあるでしょうし、あと、MILANO-ZaならMILANO-Zaのお客様がいらっしゃるじゃないですか。だから、そういう方たちと、いつも歌舞伎座に足を運んでくださる方とが混ざるといい化学反応のようなものが出る可能性があるんですよ。今回も新宿というあまり歌舞伎をやらない土地でやることで、お客様同士の面白い化学反応が起こることを期待してます。
この「貧乏神」は新作ですが、なぜ新作にしたかというと、いろいろ新しい方に観てほしいから。新作の方が食いつきがいいから。でももしかしたら新作よりも『正札附根元草摺』や『流星』にすごく感動する方がいらっしゃるかもしれない。「感動した!」というパワーはいつも観ているお客様にも伝わるんですよね。不思議に。だから、そういうものがひとつになって新たなものができる可能性はありますよね。振りとか音は絶対一緒なので、そういうの楽しみ方もあるかもしれませんね。
鶴松:僕も巡業などではお兄さんたちと一緒にいろいろな各地を回らさせていただいておりますし、本当に土地土地によってお客様の反応が全く違っていて。スペインでお兄さんと踊らせていただいたときは、もちろん踊りを観てはいるんですけれども、歌や音など、見方が違うなと。国や地域ごとによって違うので、勉強になることは多々あります。
歌舞伎町にちなんで、ホストっぽく……と言われてポーズを決める(笑)。中村虎之介、中村勘九郎、中村七之助、中村鶴松(右から)
ーー皆さんの新宿・歌舞伎町の思い出やイメージを教えてください。
勘九郎: ロボットレストラン、面白かったね。
七之助:面白かったよね。お兄さんが1番上だったかな? 多分僕たち後輩でロボットレストランに行って。舞台が真ん中にあって、客席が対面なんですよ。チケットの関係で一列に並べなくて、僕たち組と若手組と、バラバラに座ったんですけどね、向こうの人たちが騒いでる姿がとても滑稽で(笑)。
歌舞伎の俳優さんたちは「盛り上がれ」と言ったら、こういう方が歌舞伎観に来てくださったらすごく嬉しいなというぐらい盛り上がるんですよ。一般のお客さんの10倍ぐらい盛り上がっている。あー、面白い人たちだなって思いましたね。
勘九郎:特殊な店が多いので、あんまり飲みにはね。 飲みに行くのでしたら、花園の方に行っちゃいますね。ゴールデン街とか。
七之助:びっくりしたことがあったんだ。ゴールデン街って、1本ずつ道があるじゃないですか。1本1軒行こうという計画をして、まず普通にスタンダードに開いているお店に行って、2軒目、バーっと歩いて、ふっとなんか止まったんですよ。本当にわかんない扉をカチャって開けたら、「あら、どうしていらっしゃったんですか?」と言われたんですね。 父(十八世中村勘三郎)も行っているとこだったんです。「お父様のボトルみたいのありますよ」って。これはびっくりしましたね。こういう縁があるんだなと。今ふと思い出しました。
勘九郎:あとは、ホストのオーナーやっていた人が友達で、ホストクラブに男で行きました。あの人たちは仕事なんでしょうね。男の客にもちゃんと命がけでコールをしてくれて(笑)。これ楽しいな、女の人だったらはまっちゃうかもしれないなと思いました(笑)。今回、歌舞伎町で歌舞伎をやるにあたってすぐ連絡をくれたのは、中村亀鶴さん。「ホストクラブの求人みたいなアドトラックをやったらどうって?」と提案してくれました(笑)。
『歌舞伎町大歌舞伎』の会見の様子
ーー「貧乏神」の件をもう少し詳しく教えてください。配役を見るだけで原作といろいろ違いそうだなと思いますが。
七之助:小佐田さんとは、兄が(笑福亭)鶴瓶さんの落語を観に行ったのがきっかけで、これは歌舞伎になると思い、とんとん拍子で、歌舞伎座の方で初めてかけさせていただいて、赤坂でもやらせていただいて、大変好評を得たんですけれども。落語から来ている歌舞伎もたくさんありますが、面白いなと思って、8月の納涼歌舞伎で新たな挑戦をしたいと僕は思って、小佐田さんと選んだのは「星野屋」という作品でございまして。
今回、新宿という新たなところでやるという話が来たときに、先ほど兄が申しました通り、歌舞伎の底力を見せたいと思っているので、古典を選んでも良かったのですが、やはり歌舞伎を初めて見るお客様が多いでございましょうから、新作というものがあると足を運んでいただける機会が多くなる。それで、この新作の「貧乏神」だったんですけど、時間の問題とか、劇場の問題とか、人数の問題とか、いろいろな制限の中で選びました。
長屋の喜劇ですので、落語みがすごく溢れた作品だと思いますし、落語の中でも、情というよりも可笑しみが多い。2人の掛け合いが面白いけれど、その落語のテンポ感を歌舞伎で出すのは難しい。その辺も考慮しつつ、僕が主演ということもあって、貧乏神を女性にしました。そして、大工を虎之介くんがやってくれるんですけども、全体的にどう転んでいくのか。すごく落語的なオチじゃないですか。なので、ちょっと舞台的には難しいと思うんです、あのままだと。これを女性にしたことで、これからは推測の話をしますけども、ま、ちょっと恋愛感情が生まれるんでしょうね? と思いません?
虎之介:僕も落語を聞いたとき、結構、終わり方がすごく難しいなと思って。で、蓋をあけてみたら「恋」という字が入ってたので、あ、そっちの要素も入っているんだと。七之助さんが(役柄的に)僕に対して献身的に働いてくれるのが嬉しい。やっぱり辰五郎という人間はダメ人間で、お酒も好きで、普段の真面目な僕とはすごく掛け離れてるので、そこをどうやって出していくのかな。けど、本当はすごくやりやすいような気もしています。
七之助:(虎之介さんとは)ずっと一緒にやってますので、キャッチボールは大丈夫だと思います。
ーー今回はTHEATER MILANO-Za1周年の位置付けですが、今後も定着化させたいなどの思いはあられますか?
勘九郎:どうでしょうね。幕が開いてみないと分からない部分もあるんですけれども、こうやって新しい場所を開拓して、歌舞伎の息吹を劇場に入れさせていただけるのは嬉しいことです。またこれが僕たちだけではなく、違う歌舞伎でMILANO-Zaでやるのはね、今、本当に劇場がどういうわけかなくなってきちゃってるので……そのきっかけとなればいいかなと思います。歌舞伎が公演できる劇場として。
七之助:本当にその通りだと思います。MILANO-Zaはいろいろな演目がかかっているので、MILANO-Zaについているお客様や初めて歌舞伎を観てくださるお客様が「歌舞伎って面白いな」と思って、東京であったら、 ホームの歌舞伎座や新橋演舞場に足を運んでいただけるようなきっかけとなる公演になればいいなと思っております。
取材・文・撮影=五月女菜穂
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リュックと添い寝ごはんが、3月20日にニューアルバム『Terminal』をリリースし、4月から全国ツアーを開催することを発表した。
アルバムタイトルは、常時多くの人が行き交う場、多種多様な行き先、方面へと出発、到着する駅や空港を意味する『Terminal』(ターミナル)。全曲がシングル曲と言えるほどに個性際立つ楽曲が集まったという今作において、それぞれ異なる目的地に向かう楽曲たちとリスナーの人生が交錯する様に想いを馳せたタイトルになっている。また、リュックと添い寝ごはんとしては、今春メンバー全員が大学を卒業するという重要な節目を迎えることもあり、今作を新たな「出発点」とする決意も込められている。
そして、同アルバムのリリースツアー『リュックと添い寝ごはん 3rd album release tour “Terminal”』の開催も決定した。4月18日(木)東京・LIQUIDROOM公演を皮切りに全国12都市を巡る自身最大規模のツアーとなる。なお、本日・1月23日(火)よりチケット最速先行受付が開始となった。
メンバーコメント
Attention, please!
今春から夏にかけて全国を飛び回るツアーが出発します。
リュックと添い寝ごはんのワンマンツアーは友人、家族、恋人を連れになり、ご搭乗ください。おひとり様でも大歓迎です。
尚、我々史上最多の12箇所を駆け抜けて参りますのでシートベルトの着用をお願いいたします。
皆さんを素敵な旅へとお連れするterminal tour、心よりお待ちしております。
リュックと添い寝ごはん
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2024年3月16日(土)彩の国さいたま芸術劇場 映像ホールにて、<芸術監督クロストーク「夢の人に逢う」>Vol.3が開催されることが決定した。
ジャンルを越えたアーティスト同士の交わりや多様な人々、地域の人々がクロスする劇場を目指し、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督・近藤良平がテーマに掲げる<クロッシング> 。
近藤が聞き手となり、様々なジャンルで活躍する方をゲストに迎えておくる公開対談シリーズ<芸術監督クロストーク「夢の人に逢う」> は昨年9月にスタートし、これまで映画監督の前田哲、ラジオパーソナリティのクリス智子をゲストに迎えた。
3月にリニューアルオープンする彩の国さいたま芸術劇場から届ける、記念すべき3回目の<芸術監督クロストーク>は1995年に歌手デビュー、メディアでの活動を経て現在はデザイナーとして幅広く活躍する篠原ともえがゲスト出演。
2004年に出演したワルプルギスの音楽劇『FAUST《ファウスト》』(白井晃演出)で振付を担当した近藤と出会い、『近藤良平のモダン・タイムス』(2015年)では出演のみならず40名以上にも及ぶ出演者の衣装デザインを手がけたという篠原。20年近い付き合いとなる二人が繰り広げるトークを楽しみにしよう。
なお、本イベントの申し込み開始日は2月10日。入場無料(全席自由・要事前申込・先着順・定員130名)となる。
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2024年6月に歌舞伎座で行われる『六月大歌舞伎』において、中村時蔵(なかむら ときぞう)が初代中村萬壽(なかむら まんじゅ)、時蔵の長男・中村梅枝(なかむら ばいし)が六代目中村時蔵を襲名し、梅枝の長男・小川大晴(おがわ ひろはる)が五代目中村梅枝、中村獅童の長男・小川陽喜が初代中村陽喜(なかむら はるき)、次男・小川夏幹が初代中村夏幹(なかむら なつき)として初舞台を勤めることが発表された。その記者会見の様子をお伝えする。
まず、中村時蔵、中村獅童、中村梅枝、小川大晴、松竹株式会社代表取締役会長・迫本淳一、同社取締役副社長・演劇本部長 山根成之が登壇した。
迫本は襲名披露する5人について、時蔵は「現代を代表する立女形のひとり。古典から新作、舞踊まで幅広く演じているほか、後進の育成にも力を尽くしており、俳優としても指導者としても歌舞伎を支えている存在」、梅枝は「若手女方として修行に専念し、近年では『壇浦兜軍記』の阿古屋や『鎌倉三代記』の時姫など抜擢に応え活躍している」、小川大晴は「2020年11月に国立劇場の『彦山権現誓助剱』の弥三松で初お目見得して以来、数々の演目にて様々な役を勤めている」、小川陽喜は「2022年1月に歌舞伎座の『祝春元禄花見踊』の奴喜蔵で初お目見得以来、「超歌舞伎」などの舞台にも出演」、小川夏幹は「昨年12月に歌舞伎座の「超歌舞伎」『今昔饗宴千本桜』の夏櫻丸で初お目見得」とそれぞれ紹介した。
山根からは襲名披露演目の発表が行われた。
昼の部に上演される『妹背山婦女庭訓 三笠山御殿』にて、中村梅枝 改め 六代目中村時蔵がお三輪として披露する。山根は「四代目時蔵、当代時蔵もこの演目で襲名披露を行ったので、三代続けての襲名演目となる。四代目時蔵のときは当代時蔵が初舞台、当代時蔵のときは獅童が初舞台を踏んでいるので、萬屋にとって非常にゆかりの深い作品」と述べた。
夜の部に上演される常磐津の舞踊『山姥』では中村時蔵 改め 初代中村萬壽が山姥として披露、五代目中村梅枝が怪童丸として初舞台を踏む。山根は「獅童、六代目時蔵、陽喜、夏幹も出演して賑やかなおめでたい舞踊にしたいと思っている」と述べた。
同じく夜の部『新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎』では中村獅童が初役で魚屋宗五郎を勤め、初代中村陽喜と初代中村夏幹が酒屋の丁稚で初舞台を踏む。山根は「生意気な台詞を言う、丁稚として特別な役。本来ならば一人で勤める役だが、今回は二人で勤める」と通常とは異なる配役について解説した。
山根は「当代時蔵はじめ、当代歌六、三代目歌昇(当代又五郎)が襲名披露したのは昭和56年(1981年)6月、三代目時蔵二十三回忌追善興行のときで、獅童もこのときが初舞台。萬屋にゆかりの深い6月の歌舞伎座でおめでたい襲名披露が行われることは喜ばしい」と語った。
中村時蔵
時蔵は「昭和56年から時蔵を名乗り43年。その名前を息子の梅枝に譲り、私は初代萬壽となる。併せて大晴が五代目梅枝として初舞台を踏む。陽喜と夏幹も初舞台ということで大変賑やかな舞台になると思う。最近、歌舞伎界では小川姓が多いというところに、また新たに3人入って来る。一生懸命頑張って歌舞伎界を盛り上げていきたい」と思いを述べた。
中村梅枝
梅枝は「父が43年間名乗っていた時蔵の名跡を六代目として襲名することになった。そして今私が名乗っている梅枝を息子が五代目として襲名、初舞台と相成った。今まで以上に責任感を持って芸道に邁進していきたい」と語り、大晴は「6月に五代目中村梅枝を襲名することになりました。よろしくお願いします」としっかりとした口調で挨拶を述べた。
質疑応答にて、6月に襲名披露を行うことはいつ頃決まったのか、と聞かれた時蔵は「大晴の初舞台については、コロナ禍になる前から考えていた。そろそろと思ったが4年も経ってしまったので、ここで梅枝に時蔵を譲ろうかなと思い、そうすれば梅枝の名が空く。そうすれば(大晴が)初舞台を梅枝の名でやれるし、私の父も私も梅枝も「梅枝」で初舞台を踏んでいる」と述べた。
小川大晴
萬壽という名前はどういうところから考えたのかと問われると、時蔵は「萬屋なので「萬」という字をまず考え、いろいろ考えた中に「萬壽」があり、調べたら平安時代の元号で、萬壽に改元されたのはその年が十干十二支の甲子(きのえね)だったからという理由だった。十干十二支には深い思い入れがあり、私が1955年生まれで、大晴は2015年で私と60歳違いで同じ乙未(きのとひつじ)。私の祖父、三代目時蔵は1895年(明治28年)生まれで、こちらも私と60歳違い。さらに、私の父は1927年(昭和2年)生まれで梅枝は1987年(昭和62年)生まれでここも60歳違い。時蔵の家ではなぜか60のときにできた孫が時蔵を継ぐということが起こっており、因縁を感じていた。そんな理由で十干十二支にまつわる「萬壽」という名前にしよう、十干十二支の一番最初である甲子と縁があるということで、萬壽という名前を一から築いていこう、私自身も新しい名前になってまた一から自分の芸を見つめ直そう、と思ってこの名前にした。ちなみに萬壽元年は1024年で、ちょうど千年前であることも因縁めいているなと思った」と名前の由来を説明した。
時蔵という名を継ぐことへの思いを聞かれた梅枝は「襲名の話を初めて父からされたとき、さすがにまだ無理ですと断った。その後話し合って父の思いを聞き、獅童のお兄さんにも相談する中で段々と自分の気持ちも高まっていき、お受けしますということになった。いざこの段になってみれば、こうやって三代そろって舞台に立って襲名ができるということはとてもありがたいことだし、父が生きている中で名を譲るというのは特別なことだと思う。その思いを継いで代々の時蔵に恥ずかしくないよう勤めていければと思う」と語った。
(右から)中村時蔵、中村梅枝
時蔵の名を譲る話はいつどのようなときに話したのか、と問われた時蔵は「2021年6月の博多座公演のとき、(梅枝を)食事に誘って話をした。最初は頑なに拒んでいたが、いろいろ話をしたり、いろいろな人に相談する中で受け入れてくれた」と明かし、梅枝は時蔵襲名を受ける決心をするまでの心の動きについて「そもそも父が亡くなるまで自分は梅枝だと思っていたし、父が時蔵ではない名前になるということが嫌だった。まだ自分には早いという思いもあった。いろいろな方に相談したら皆さん「いいじゃないか」と言ってくださった。「生きている間に名前を譲るという決断をしてくれるということはそうあることではないし、それに感謝しなければならない」とも言われ、徐々に決心していった」と明かした。
長く名乗ってきた名前を譲って新たな名前になる心境を聞かれた時蔵は「日ごろから梅枝の舞台を見てきて、非常に良くなってきていると感じる。玉三郎のお兄さんのご指導を受けて阿古屋を見事に演じたし、他の役でも大きな成果を上げているので、いつまでも梅枝でいるよりも名前を変えて大きな飛躍をしてもらいたいと思った。私自身はまだまだ引退する気も隠居する気もないので、バリバリと現役で初役もこなして、梅枝はじめ後進の指導も勤めていきたいと思っている。襲名披露演目については、祖父の三代目時蔵が襲名のときに演じた『嫗山姥』という演目があるが、私と大晴が勤める舞踊『山姥』と話が繋がってしまうので、私も父も襲名のときに勤めた『妹背山婦女庭訓 三笠山御殿』になった。この演目を私は成駒屋のおじ様(六世歌右衛門)に厳しく教えられた思い出がある。そのときは成駒屋のおじ様が橘姫で出てくださった」と襲名披露演目への思いも語った。
どういう時蔵を目指すのか、と問われた梅枝は「父の芸を見ていて、とても江戸のにおいがするなと思う。私にはまだまだそんなにおいはないが、目に見えないものは歌舞伎という芸能においてとても大事だと思っている。受け継げるかどうかはわからないが、目指すべきはそこかなと思っているので、一生かけて追い求めていきたい」と語った。
中村獅童
陽喜と夏幹の襲名・初舞台に至った経緯を聞かれた獅童は「6月の萬屋の興行は私が子役のときから歌舞伎座で行われていたが、それがしばらくなくなってしまって、またいつか復活させたいとずっと思っていた。2020年に時蔵のお兄さんの家にお邪魔した時、6月興行をそろそろやりませんかとお話ししたところ、賛同してくださった。時蔵のお兄さんと梅枝くんの襲名の話は一昨年の京都南座の『吉例顔見世興行』のときに聞き、そのときに陽喜と夏幹も一緒に出られたらいいのでは、とお話しをいただいた。歌舞伎界で一番人数の多い小川家で、(空いている)歌舞伎の名前がないので新しい名前をいろいろ考えたが、最終的に本名でやらせていただくことに決まった。襲名の話をしたら「イエーイ!」と言って大喜びしていた」と語り、「ちなみに僕は時蔵のお兄さんとは違って、僕が生きているうちは獅童の名前は絶対に譲りたくない(笑)」と言い添えて会場の笑いを誘った。
梅枝を襲名することになった大晴について聞かれた時蔵は「彼は女方が嫌いで立役が大好き。女方も面白いぞ、と導いてあげたい。でも当人の好きなようにやらせてあげたい」と明かし、大晴に「女方もたまにやろうね」と語りかけた。どうして女方が好きではないのかと尋ねられた大晴は「立廻りができないから」と答え、それを受けて時蔵は「陽喜くん、夏幹くんと一緒に稽古をしているが、よく3人でチャンバラごっこのようなことをやっていると聞いている」と申し添えた後、大晴に「(陽喜・夏幹と)一緒に出られるから嬉しいね」と語りかけて祖父の顔をのぞかせた。
(右から)中村時蔵、中村梅枝、小川大晴
萬屋らしさとはどのようなものか、と問われた時蔵は「萬屋といっても、元々は播磨屋。播磨屋の芸というものを私たちも大事にしている。私にとっては菊五郎のお兄さんの相手役をすることが多くなり、播磨屋は時代物が多かったが、私はそれに加えて世話狂言も多く勉強させていただいたことが、今の私の萬屋としての芸ではないかと思っている。これは梅枝でも大晴でも、これから自分たちが他の方々と仕事をして勉強して自分なりの芸を磨いて行けばいいことであって、私のものを押し付ける気はない」と語った。
萬壽を襲名するにあたり、後進の指導について改めて思うことを問われた時蔵は「名前が変わるからといって何かが変わるわけではないが、正しいことを教えていかないと、歌舞伎がどんどん乱れてしまう。今は手軽にビデオを見て覚えることができるようになったが、そうではなくてやはり今生きている人に直に聞けることが大事だと思う。だから今回、獅童が菊五郎のお兄さんから「(宗五郎を)教えてやるからやったらどうだ」と言われたことは嬉しい限り。得るものが多く、彼の当たり役のひとつになればいいなと思う」と答えた。
中村獅童
菊五郎から『魚屋宗五郎』の話をもらったときの気持ちを聞かれた獅童は「昨年10月に寺島しのぶちゃんと『文七元結』をやったとき、楽日にしのぶちゃんがお父様のところに挨拶に行くというので、僕と松緑くんもご一緒させてもらった。そのときに『教えるから宗五郎をやったらいい』とおっしゃって、僕ではおこがましいのでその場では『いやいや』とお答えしたのですが、その次の日にしのぶちゃんが(松竹取締役副社長の)山根さんに連絡をして『父が獅童くんに教えると言っている』と伝えてくれた。それで『せっかくだから6月にやったらどうですか』と松竹から言っていただいた。とてもありがたいことですし、一生懸命たくさんのことを吸収したい。今月は浅草で(尾上)松也くんが『魚屋宗五郎』をやっていて菊五郎のお兄さんがご指導するということで、しのぶちゃんが『稽古初日に行くけど獅童くんも行く?』と声をかけてくれて見学させていただいた。しのぶちゃんは最近僕のマネージャーのようになっている(笑)」と経緯を語った。
その後、囲み取材へと移り、ここで小川陽喜と夏幹も登場した。
(右から)小川陽喜、小川夏幹
獅童と梅枝に「うちの子のここを見て欲しいというポイントは」と質問が飛ぶと、獅童は「とにかく舞台に出るのが大好きで歌舞伎が大好き。元気よく勤めると思うのでそこを見ていただければ」、梅枝は「うちも元気よく一生懸命に、というのが舞台に出る時のモットー。こうやって3人並ぶと「ああ、子どもっていいものだな」と改めて思うし、子どもにしかないパワーがあるのでそれを十分に発揮してくれると思う」と答えた。
稽古のときの様子を問われると、獅童は「陽喜は結構自分でアレンジしてしまう癖があって、見得を切らなくていいところで切ってしまったりする。教わったとおりにやって欲しいのだが……」と苦笑いを見せた。
陽喜はマイクをしっかりと持って記者からの質問に積極的に答え、先月の「超歌舞伎」への出演について「2役やったところが楽しかった。早拵えが大変だった」、6月の興行で楽しみにしていることは「口上」、お父さんと同じ「中村」という名前で舞台に立つことについての思いは「楽しみです」とそれぞれ答えた。
中村夏幹という名前で舞台に立つことについて聞かれた夏幹が「うれしい」と答えると、すかさず陽喜が「萬屋!」と大向う風に声を張り上げて、父の獅童も「なんでそこが一番大きな声なの(笑)」と苦笑した。
記者が「(大向うを)カメラに向かってもう一度」とリクエストすると、夏幹は「萬屋!」と声を上げたが、陽喜は突如「中村屋!」と叫び、獅童がすかさず「萬屋だろう!」とツッコミを入れると、さらに陽喜は「紀伊國屋!」と叫び、獅童に「もうやめなさい、静かにしてください(笑)」と止められる一幕も。
陽喜くん、見得を切る!
将来どんな歌舞伎俳優になりたいか、と聞かれると、陽喜は歌舞伎のセリフ口調で「宇宙で歌舞伎をすることだぁー! 萬屋!」と見得を切った。大晴は「役者になりたいというか、プロ野球選手になりたい。巨人の岡本(和真)選手がホームランバッターなので好き」と意外な本音を吐露。それを聞いた時蔵は「二刀流? 二刀流か?」と、歌舞伎俳優の道との両立を提案していた。
最後に時蔵が「ご覧の通り、子どもたちは親の言うことは聞きません(笑)。でもこれが舞台になると、不思議とちゃんとする。教わったことをちゃんとやってくれると思うので安心している。私としては、これからは今までやってきたような役、特に娘役はだんだん卒業して、どちらかというと老け役を多くやっていきたいと思っている。今回はその第一歩ではないかと思って、これからも芸道に精進して、歌舞伎の後進も育てて、それが歌舞伎界に対する恩返しではないかと思って襲名に臨みたいと思っている」と取材を締めくくった。
取材・文・撮影=久田絢子
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東京・豊洲の『チームラボプラネッツ TOKYO DMM』にて、2024年3月1日(金)から4月30日(火)まで、2つの巨大空間に桜の作品が登場する。
1年間の花々が刻々と変化しながら咲いては散る作品《Floating in the Falling Universe of Flowers》には、空間いっぱいに桜が咲き誇る。また、来場者が裸足になって水の中を歩く作品《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》では、水面に泳ぐ鯉が人々にぶつかると、桜となって散っていく。
チームラボ《Floating in the Falling Universe of Flowers》(C)チームラボ
チームラボ《Floating in the Falling Universe of Flowers》(C)チームラボ
チームラボ《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》(C)チームラボ
チームラボ《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》(C)チームラボ
チームラボプラネッツは、アート集団チームラボによる4つの巨大な作品空間と、2つの庭園からなる「水に入るミュージアムと、花と一体化する庭園 」。Googleが発表した2023年の年間検索ランキング『Year in Search 2023』において「世界で最も人気のある美術館・博物館」トップ5にランクインしたほか、2023年12月に発表された「インバウンド人気観光地ランキング全国編」にて全国1位を獲得した。
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2024年1月22日(月)大手町三井ホールにて、舞台『ある閉ざされた雪の山荘で』が開幕した。初日公演前には、ゲネプロと取材会が開催され、主演の室龍太と共演の今江大地、構成・演出の野坂実が公演への意気込みを語った。
本作は、1992年に講談社ノベルスとして単行本が発行され、1996年に講談社文庫から文庫本が発行された、東野圭吾による傑作ミステリー長編小説を舞台化。2024年1月12日(金)からは映画も公開されており、続く舞台版が上演される。
舞台版の構成・演出は野坂実、脚本は米山和仁が担当。野坂実はミステリーを専門に舞台化するプロジェクト“ノサカラボ”の代表を務めており、緻密なトリックやリアルな人間ドラマを描くことで高い評価を得ている。
物語の舞台は、オーディションに合格した俳優志望の男女7人が舞台稽古のために集められた「吹雪の山荘」。限られた空間の中で、個性豊かなキャラクターたちが織りなす推理劇は、冒頭から数々の伏線が張られており、一瞬たりとも見逃せない。
室が演じる主人公の久我の思考がモノローグや説明ゼリフで明かされていくため、久我と共に推理をしているかのような感覚が味わえるのもこの作品の面白さのひとつ。原作未読の方は、物語のラストまで、誰が犯人なのか、動機は何なのかを一緒に考え、一緒になって探ってもらいたい。
また、舞台上にはラウンジのセットが備えられているが、その両側をドアを開くように展開すると、遊戯室やベッドルームに早変わりするというのも興味深い。実はこれらの舞台セットにも推理劇ならではの工夫が凝らされていることがラストで分かるので注目だ。全ての真実がわかった時、もう一度、最初から観たくなることだろう。
ゲネプロ後に行われた取材会には、室と本多雄一役の今江、構成・演出の野坂が登壇。室は、「今回、今までやったことがない役柄に挑戦しているので、お稽古の時から課題だらけ。プレッシャーに押しつぶされそうになりながらここに立っているというのが今の心境です。でも、この状況すらも楽しめる強靭な心を持っているので、この後もその心を撃ち抜かれないように頑張っていきたいと思います」と初日を前にした心境を明かした。
一方、今江も「僕も重要な役どころです。原作を読み、脚本を読んで、(現在公開中の)映画も観て、自分はどうやって演じようかと考えました。野坂さんと一緒に稽古場で作り上げてきたのでそれを今日から、上演できるのが嬉しいですし、自分ができることを精一杯やりたいと思います」と意気込んだ。
今作の舞台は、原作のまま1992年という設定だ。野坂は「原作を読ませていただき、かなり秀逸で面白かったので、よりブラッシュアップしたいと思い、そのままの時代にしようと考えました。90年代の話だからこそ、お芝居もその時代に合わせて変えてもらっています。ぶつかり合いが多いんです。現代の若者はぶつかり合いを避けるけれども、当時はガンガンぶつかっていく。不器用な人たちが必死になっていいものを作ろう、お芝居を頑張ろうと思ってぶつかって欲しいと伝えてきました」と今作の演出意図を説明。
そして、「エンタメになりそうなところを抑えて、ストレートプレイに寄せているので、俳優さんのお芝居がメインになっている。役者さんたちはかなりの熱量でお芝居を作っているので、それを楽しんでいただきたい。1回では分からない目線の動きもたくさんあります。どうしてここを見ているのか、至るところに伏線が仕掛けられていますので、何度も観て楽しんでいただけると思います」とアピールした。
さらに、今江も「今、緊張とワクワクがどっちもありますが、大好きなお芝居で負けたくないと思って挑んでいる作品です。役者たちの熱量が半端ないので、絶対楽しめると思います」と力を込め、室は「舞台は舞台で楽しんで、映画は映画で楽しんで、どちらも楽しかったと思っていただけるよう頑張りたい。僕と一緒に推理をしていただけたらいいなと思います。いろいろなキャラクターの視点からぜひ物語を楽しんでください」とメッセージを送って会見を締めくくった。
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1月24日に6年ぶりのオリジナルアルバム『Tree』を発表する薬師丸ひろ子が、コンサート『Tree〜時の道標〜』の開催を発表。さらに、『Tree』購入者を対象に、当チケットの最速受付実施も決定した。
今回発表されたコンサートは、3月27日から4月14日にかけてEX THEATER ROPPONGI(東京)で4公演、 森ノ宮ピロティホール(大阪)で2公演の計6公演で開催。タイトル通り『Tree』の世界を中心に届ける新作リリース記念コンサートとなっている。また、『Tree』に封入されているシリアルナンバーでこのコンサートのチケット最速受付を実施する。
『Tree』は前作『エトワール』以来6年ぶりに発表される全10曲収録のニューアルバム。大地に根を張る揺るぎない太い幹に、光を求めて生まれた新しい枝や葉、そして多くの実りたち。薬師丸が今この時代に音楽で伝えたい、希望に満ちた彩り豊かな新たなスタンダードを表現している。いしわたり淳治、兼松衆、松井五郎、松本俊明など前作か ら引き続き楽曲提供する作家陣に加え、今回新たに安藤裕子、葛谷葉子、最果タヒ、堀込高樹(KIRINJI)、水野良樹(いきものがかり)、やくしまるえつこ(相対性理論 *ティカ・α名義)など、多彩なジャンルの作家陣がすでに発表されている。
初回限定プレミアム盤は高音質のSHM-CD仕様。全曲のインストゥルメンタルを収録したボーナスディスクに加え、撮り下ろし写真によるフォトブック(36P)が付属されるスペシャルパッケージ仕様。また、撮り下ろし写真によるクリアファイル5枚がセットになった限定セット商品も、VICTOR ONLINE STOREのサイトのみで販売される。
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テレビドラマ「牙狼シリーズ」の最新作『牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者』の放送を記念して、シリーズ初となる展覧会が2024年2月2日(金)より開催される。
「牙狼シリーズ」は2005年から放送を開始した、特撮アクションテレビドラマ。この世の闇に潜む魔獣“ホラー”を狩ることを宿命付けられた魔戒騎士たちの活躍を描いた作品で、さまざまなマルチ展開をしているコンテンツ。
ダークで独特な世界観とデザイン、VFX技術を駆使した映像、ダイナミックなアクションシーンは大人向けの特撮アクションドラマとして絶大な人気を誇っている。
本展覧会は、牙狼シリーズの4年ぶりの最新作『牙狼<GARO>ハガネを継ぐ者』の放送を記念した内容で、初代牙狼から最新作までの歴代作品のスーツや衣装、小道具等、普段は見ることができないアイテムが多数展示される。
入場特典オリジナルトレーディングカード (C)2024「ハガネを継ぐ者」雨宮慶太/東北新社
さらに当イベント記念グッズや会場限定グッズを多数販売される。グッズに関しては展示会HPを確認してほしい。また入場特典としてオリジナルトレーディングカードが1枚プレゼントされる。人気の高い「牙狼シリーズ」初の展覧会のチケットは現在発売中だ。
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3月8日(金)~4月7日(日)の期間、京都の二条城にて夜間イベント『NAKED桜まつり 2024 世界遺産・二条城』が開催される。
同イベントは、50品種約300本もの日本の野生種・栽培品種や見頃が異なる桜が咲き、京都でも有数の桜スポットの二条城で夜桜を楽しむネイキッドプロデュースによる桜まつり。夜桜ライトアップや重要文化財・唐門での桜のプロジェクションマッピング、国宝・二の丸御殿内を飾る狩野派の障壁画をモチーフとしたデジタルアートなど、いつ来城してもアートなお花見を楽しめる。
飲食エリアはネイキッドの桜アートに包まれる空間に。さらに飲食メニューは桜のアルコールやドリンク、スイーツなど桜づくしのメニューをラインナップ。さらに二条城屈指の桜スポットでお酒やお茶を楽しめる、贅沢なお花見エリアとイベント入場券がセットになったプレミアムチケットの発売も決定。花見酒や京都老舗茶舗「福寿園」の抹茶と和菓子、侍との記念撮影など、プレミアムお花見エリアならではのおもてなしが用意される。
チケットは2月1日(木)10時から、イープラスほかプレイガイドにて販売開始。
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東映株式会社と東映ビデオ株式会社が立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」。この度、“ミュージカル時代劇”というコンセプトで、『邪魚隊/ジャッコタイ』という作品を映画と舞台で制作する。
この度、映画版の出演者キャスト、公開日が決定した。
(C)2024 toei-movie-st
映画『邪魚隊/ジャッコタイ』に出演するキャストは、邪魚隊のリーダー・スリ師の鱗蔵(りんぞう)役に佐藤流司。邪魚隊に巻き込まれる堅物な田舎武士・水野平馬(みずのへいま)役に阿久津仁愛。そして邪魚隊メンバー、拷問仕掛けの天才・スルメ役に橋本祥平、毒を操る闇医者・鮒右衛門(ふなえもん)役に小柳 心、変装の天才・比売知(ひめじ)役に廣瀬智紀、と明かされているが、そんな注目を集めている本作に人気・実力を兼ね備えたキャスト8名が加わる。
(上段左より)高田夏帆、姜 暢雄、輝馬、横山涼(下段左より) 吉岡睦雄、玉城裕規、石井一彰、永井 大
そして、新たに解禁されたキャストには、魅惑的な歌声で江戸の群衆を魅了する集団「お太鼓教」の歌姫・音御前(おとごぜん)役に、舞台『裸足で散歩』で初の舞台出演、そして俳優活動に加え、音楽活動を再開するなど、歌声にも定評のある高田夏帆(『仮面ライダービルド』ヒロイン・石動美空 役、TBS系ドラマ『凛子さんはシてみたい』主演・雨樹凛子 役 他)。
鱗蔵ら「邪魚隊」の上役で剣と武術に秀でた幕臣たちの精鋭部隊である「邪虎隊」の一員・景虎(かげとら)役に姜 暢雄(『忍風戦隊ハリケンジャー』霞一鍬 / クワガライジャー 役、ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』〜忍の生きる道〜 千手柱間役 他)。
幕府お抱えの医者である蓼丸玄庵(たでまるげんあん)役に輝馬( 『新テニスの王子様』The Second Stage 遠野篤京役・ 『薄桜鬼 真改』 斎藤一篇 山南敬助役 他)。
将軍・徳川吉宗に仕える側仕・江武椎左衛門(えむしいざえもん)役に横山涼(『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』陽川咲也 役 他)。
「お太鼓教」の幹部・刈谷(かりや)役に吉岡睦雄 (『Chime(チャイム)』主演・松岡卓司 役 他)。
「お太鼓教」の教祖の用心棒・多々良(たたら)役に玉城裕規(日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』田宮坊太郎役、 舞台『刀剣乱舞』小烏丸 役 他)。
「お太鼓教」のカリスマ教祖・安食満親(あじきみつちか)役に石井一彰( 『科捜研の女』蒲原勇樹 役、ミュージカル『SMOKE』超 役 他)。
幕府が表立っては出来ない任務のために「邪虎隊」や「邪魚隊」などの隠密部隊を従える将軍・徳川吉宗(とくがわよしむね)役に永井 大(ドラマ『サラリーマン金太郎』主演・金太郎役、ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』 ラオウ役 他)。
豪華実力派キャストが奏でるミュージカル時代劇映画を楽しみにしよう。
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2024年5月~6月、『トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団 2024年日本公演』が開催される。
“誰もが気軽に楽しめるバレエ”をモットーに、ニューヨークで1974年に旗揚げされた男性だけのコメディ・バレエ「トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団」。
今年はバレエ団創立50周年を迎え、世界中での公演を予定しており、5月から2年ぶりの日本公演がスタートする。
トロカデロのステージでは、通常のバレエでは“あり得ない”シーンが随所に散りばめられている。
例えば、不屈の名作“白鳥の湖”ではよそ見をしていたバレリーナが、つまずいて転倒する。
華麗に走っていたロットバルトが、息切れして歩きだす。
腹を立てた白鳥が、ファイティングポーズをとる。
と、やりたい放題だ。
トロカデロの魅力はそういったコメディ性がピックアップされがちだが、実は、バレエテクニックや、芸術性の高さも世界中から評価を得ている。
バレエ界のアカデミー賞と呼ばれる「英国批評家協会ダンス賞」最優秀賞を受賞したのも、単なる“女装バレエ”ではない“本物”という証。
どんなジョークを演じても、バレエの“良さ”を崩さない。だからこそ時に彼らが“彼ら”であることを忘れるほどの美しさに感動し、圧倒的な迫力に興奮させられる。
33回目となる今回の来日公演では、圧倒的人気を誇る「白鳥の湖 第2幕」と、息絶えるまで必死にもがく白鳥を、独特の解釈でコメディ化した「瀕死の白鳥」を全公演で上演。
その他の演目は公演により異なり、華やかな衣装やテクニックが見どころの「パキータ」や、ハッピーな世界観が特徴的な「ライモンダ」も上演され、見逃すことが出来ない魅力的な作品だ。
世界中から50年間愛され続けている、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団。その理由を確かめてみてはいかがだろうか。
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2024年7月・8月に上演される、舞台『転生したらスライムだった件』-魔王来襲編&人魔交流編-にて、全額返金保証付きチケットの試験的な導入を決定したことが発表された。
本公演は、WEB発の大人気小説をベースに、原作者完全監修のもとコミカライズされた『転生したらスライムだった件』(講談社「月刊少年シリウス」連載)の舞台化第2弾。
ついに、魔王来襲編、人魔交流編に突入する舞台『転生したらスライムだった件』は、尾木波菜(≠ME)がジュラの森大同盟の盟主となった主人公・リムル=テンペストを演じるほか、ベニマル役の仲田博喜、シオン役の吉川友、ソウエイ役の北村諒、ハクロウ役の萩野崇、ゴブタ役の杉咲真広が続投する。さらに、新しい顔ぶれとしてベニマルの妹でキジンの姫、シュナ役に石田千穂(STU48)が加わる。
(C)伏瀬・川上泰樹・講談社/舞台『転生したらスライムだった件』製作委員会
また、今作から登場する新キャラクターとして、ホブゴブリンになったことで、筋骨隆々の姿へと変化したゴブリンロードのリグルド役に髙木俊、武装国家ドワルゴンを治める3代目のドワーフ王ガゼル・ドワルゴ役に森山栄治、イングラシア王国で、冒険者の互助会である自由組合(ギルド)の総帥(グランドマスター)を務めているユウキ役に横田龍儀、三獣士と呼ばれるユーラザニアの最高幹部のひとりで、黒豹牙の名を冠するフォビオ役に岸本勇太、ファルムス王国が豚頭帝(オークロード)調査のためジュラの大森林に向けた調査団のリーダー、ヨウム役に林光哲、400年前に生まれた新世代の魔王クレイマン役に中村太郎、「破壊の暴君(デストロイ)」のふたつ名を持つ竜魔人(ドラゴノイド)ミリム・ナーヴァ役として宇咲(#ババババンビ)が出演する。前作同様、リムルが転生時に身につけたユニークスキル「大賢者」の声は、TVアニメ『転生したらスライムだった件』と同じく、豊口めぐみが務める。
また、本作の脚本と演出は、第1弾に続き、伊勢直弘が担当する。
第2弾ではコミックス6巻~11巻のエピソードを中心に、魔王ミリムの来襲、そしてシズに託された5人の子どもたちとリムルの交流までを描く。
そして今回、本公演では“観劇のきっかけづくり”を目的とした「全額返金保証付きチケット」の試験的な導入が行われる。
観劇経験がない方にとって、演劇とは敷居が高く、なかなか一歩を踏み出せないもの。また、未体験の方がお試しで観劇できるほどチケット代が安くないのも現状。しかし、演劇は体験することで価格以上の価値を感じてることができるエンタメということで、観劇のきっかけづくりとして「全額返金保証付きチケット」の試験的な導入を決定した、とのこと。
観劇後、もし作品に満足しなかった場合にはチケット購入にかかった全額を返金する(返金手続きには公演に関するアンケートへの回答を含む)。満足してもらえなかった場合でも、忌憚のない意見を集めることで、より良い作品づくり繋がると考えているそうだ。
舞台『転生したらスライムだった件』-魔王来襲編&人魔交流編-では、この「全額返金保証付きチケット」によって生まれた演劇体験をきっかけに、ひとりでも多くの方に演劇というエンタメの面白さが伝われば、業界全体にとって意味のある取り組みになると考えている。
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増田貴久主演ミュージカル『20世紀号に乗って』のメインビジュアルが解禁となった。
原作は、1932年にチャールズ・ブルース・ミルホランドが書き下ろした戯曲で、1934年にはアメリカで映画化されました。さらに原作と映画をもとに1978年にはベティ・カムデン、アドルフ・グリーンによる脚本、サイ・コールマンによる音楽で、ブロードウェイでミュージカル化され、トニー賞5部門を制覇。まさにブロードウェイ・ミュージカルの金字塔ともいえる名作で、日本での上演は5年ぶりとなる。
演出を務めるのは、振付家・演出家として舞台・TV・ファッション・映画の各分野で活躍するクリス・ベイリー。主役、オスカー・ジャフィを演じるのは、NEWSとしての活動をはじめ、舞台・ドラマ・バラエティ番組への出演と幅広く活躍する増田貴久。増田にとって海外ミュージカル初挑戦となった『ハウ・トゥー・サクシード』でクリスと出会い、作品を通して確かな信頼関係を築いた二人が新たな作品にどのように挑むのか。
共演には、ヒロインのリリー・ガーランド役に珠城りょう、オリバー・ウェッブ役に小野田龍之介、オーエン・オマリー役に上川一哉、ブルース・グラニット役に渡辺大輔、レティシア・プリムローズ役に戸田恵子と、手練れの実力派たちが集結している。
STORY
舞台は世界恐慌を脱出した1930年代初頭のアメリカ。ブロードウェイの劇場街にも再びネオンが灯り、人々が自信と活力を取り戻し始めている。
舞台演出家兼プロデューサーのオスカー・ジャフィ。派手好きで非情、そして誇大忘想気味の彼は、かつてはやり手のブロードウェイの花形プロデューサーだった。しかし現在は、多額の借金を抱え、シカゴの荒れた小さな劇場で芝居を打っていた。
オスカーは、マネージャーのオリバー・ウェッブと宣伝担当のオーエン・オマリーという腹心と共に、世界一と謳われる豪華客室を備えた高級列車「特急20世紀号」に乗り込み、オスカーの元恋人であり、現在はハリウッドの大女優リリー・ガーランドに偶然を装い会う計画を立てる。
過去に主催したオーディション会場で、リリーの才能を見抜いたオスカーは彼女を口説き、そして大女優に育て上げることに成功した。彼らは数年間、恋人として甘い生活を送ったが、オスカーの独占欲と嫉妬に耐え切れなくなったリリーは映画界に転身。その彼女を再び自分が手掛ける舞台に立たせることが、今のオスカーの目論みだった。
数年ぶりに彼の前に姿を現したリリーは新しい恋人、若き映画俳優のブルース・グラニットを伴っていた。しかし、リリーは、そんな彼に満たされていた訳ではなかった。仕事の面でも映画に飽き、舞台に戻ることを考えていて、ブロードウェイからの誘いに乗るため列車でニューヨークに行く途中である。
オスカーは彼女を執拗に口説いたがリリーは首を縦には振らず、またしても窮地に立たされたが、そこへ天から降って湧いた話が持ち上がった。何と彼の芝居のスポンサーになろうという人間が現れたのだ。レティシア・プリムローズ。製薬会社の会⾧である。スポンサーを手に入れようやく、オスカーとリリーの新たな旅が始まるかに見えたのだが……。
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