GLASGOW、TVアニメ『休日のわるものさん』ED主題歌「休息充電」のMV公開

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ヴォーカル・ギターのアラタニとギターの藤本栄太からなるロックバンド・GLASGOWの初のアニメ主題歌となる「休息充電」のミュージックビデオが公開された。

「休息充電」は、作詞に元SUPERCARで作詞家・プロデューサーとして数多の楽曲を手掛けるいしわたり淳治、編曲にはAPAZZと豪華制作陣を迎え入れた楽曲になる。

バンドの持ち味であるメロディをPOPに全開した疾走感満載の1曲になっており、本日公開されたミュージックビデオは束の間の“休息”を楽しみ、そして働く活力を“充電”する人物の様子を描いた、まさに楽曲やアニメの世界観を投影した作品に仕上がっている。

(C)森川侑/SQUARE ENIX・今日は休日委員会

(C)森川侑/SQUARE ENIX・今日は休日委員会

GLASGOWがエンディングを務めるTVアニメ『休日のわるものさん』は、2024年1月7日(日)よりテレ東、テレビ大阪、BS日テレにて放送中。また、dアニメストア、Huluほかにて配信されている。楽曲とあわせてぜひアニメもチェックしておきたい。
 

4月29日(月・祝)に下北沢DaisyBarにて開催される『KNOW TO SEAGLASS Vol.2』のチケットは発売中。

 

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話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』。このSPICEでは同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードやSpotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりをピックアップして掲載。

今週は……a子が「惑星」をリリースし初カバーに! あいみょん、imase、アイナ・ジ・エンドの新曲、水曜日のカンパネラ初のドラマ主題歌、SIRUPがタイの2人組・HYBSのコラボ曲のほか、期待のバンド・新東京やBye-Bye-Handの方程式、海外からは約17年ぶりに新曲をリリースしたビリー・ジョエルなど今週注目の新作10曲を紹介! また紹介アーティストのライブやフェス情報も掲載しているので要チェック。番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!

 a子「惑星」

a子の新曲「惑星」がリリースになりました。a子は東京を中心に活動するシンガーソングライターで、楽曲のみならず、MVなどアーティスト活動にまつわるクリエイティブ全てを自身が率いるクリエイティブチーム・londogが中心となって制作しているアーティストです。昨年末に開催した初の東阪ツアー『a子 Live Tour 2023 “l’m crazy now, over you”』では大阪・梅田Shangri-La、東京・渋谷CLUB QUATTRO公演をソールドアウトさせ、同時にPONY CANYON内〈IRORI Records〉からのメジャーデビューを発表し、大きな話題を呼んでいました。Spotify『New Music Wednesday』でもリリースする曲がよく聴かれ、この『New Music Wednesday M+T Edition』でも何度も紹介していました。

今作はメジャーデビューシングルで、アートワークは割れた卵から様々な管に繋がれたa子が出てくる様が収めたデザインとなっています。a子は今年の夏に自身初となるフルアルバムをリリースすることを発表、そして8月にアルバムを引っ提げた東京・大阪での自身最大規模のツアー『a子 Live Tour 2024 “Umbilical Cord”』の開催することも決定しています。

水曜日のカンパネラ「幽霊と作家」

水曜日のカンパネラの新曲「幽霊と作家」がリリースになりました。昨年の10月にリリースされた「聖徳太子」以来となる新曲で、2024年第1弾楽曲となります。今作は3時のヒロイン・福田麻貴主演のドラマ『婚活1000本ノック』の主題歌で、水曜日のカンパネラにとって初のドラマ主題歌になります。ジャケット写真はグラフィックデザイナーnaka renyaが担当しています。(水カンはカバーも印象的なものが多くて昨年でいうと「マーメイド」のカラフルなカバー、私すごい好きでした。今作のカバーも秀逸!)

Spotifyでは日本のエレクトロミュージックの最先端に立つアーティストを特集するプレイリスト『Electropolis』のカバーも飾っています。

CVLTE「girls lie.」

CVLTEのニュー・アルバム『DIGITAL PARANOIA 2052』がリリースになりました。CVLTEは4人組バンドでSpotifyが2022年に躍進を期待するネクストブレイクアーティスト10組『RADAR: Early Noise 2022』にも選出されています。今作にはUSのアーティスト・tiLLie(マシン・ガン・ケリーに見出されたアーティスト)、オーストラリア生まれで日本語と英語を駆使するラッパーCYPRUS、カリフォルニア州ロサンゼルスの新時代ポップパンク・トリオのBeauty School Dropout、カリフォルニアの5人組ポスト・ハードコア・バンドのTHOUSAND BELOW、ハイパーポップ/パンクの新鋭、rouri404 など海外アーティストが多数参加。『New Music Wednesday』には「girls lie.」がリストインしています。Spotifyでは日本のロックシーンの話題曲を集めたプレイリスト『J-Rock On!!』のカバーを飾っています。

新東京「NTM」

新東京のアルバム『NEO TOKYO METRO』がリリースになりました。2021年に結成された4人組バンド(ギターレス!)新東京、2022年には『SUMMER SONIC 2022』にてソニックステージのオープニングアクトで出演、2023年には『FUJI ROCK FESTIVAL'23』にて「ROOKIE A GO-GO STAGE」に出演するなど話題になっています。今作はバンド初のフルアルバムで、既発曲を含まず全曲書き下ろしの新曲が10曲収録されています。

『New Music Wednesday』には「NTM」が収録されています。Spotifyでは日本のインディーシーンの注目曲と最新曲を集めたプレイリスト『Edge!』のカバーを飾っています。新東京は2月から3月にかけて全国6都市を回るツアー『NEOCRACY』を開催予定、2月23日(金)に静岡・Shizuoka UMBERでツアーをスタートさせ、最終日3月20日(水)の東京・LIQUIDROOMまで計6公演を行います。

ビリー・ジョエル「Turn the Lights Back On」

ビリー・ジョエルの新曲「Turn the Lights Back On」がリリースになりました。今作はビリー・ジョエルにとって17年ぶりの新曲となります。公開されたインタビューでビリー・ジョエルは「音楽への情熱を失っていた」ために楽曲制作から遠のいていたことを明かしています。ビリー・ジョエルは1月24日に東京ドームで、08年以来16年ぶりの来日公演『ONE NIGHT ONLY IN JAPAN BILLY JOEL IN CONCERT』を開催し、満員44000人のファンを魅了。現地時間2月4日は米ロサンゼルスにて第66回グラミー賞授賞式に出演しこの「Turn the Lights Back On」を披露しました。

HYBS、SIRUP「I'm Blessed」

HYBSとSIRUPの「I’m Blessed」がリリースになりました。先週新曲「GO!!」をリリースし『New Music Wednesday』でもよく聴かれたSIRUP、2週連続でのシングルリリースとなります。HYBSはタイの2人組で、昨年は88rising主催の『Head In The Clouds』への主催や88rising所属のアーティストのリミックス作品も手がけるなどしています。Spotifyでは日本の現行のソウルミュージックを特集するプレイリスト『Soul Music Japan』のカバーを飾っています。

(HYBSとSIRUPは昨年タイのフェスで共演もしてますね。その前にも共演してるみたいですね。日本語も入りの英語と日本語の曲。SIRUPさんはシンガポールのバンド・brbとのコラボありますし、アジアのアーティストとのコラボ多いですね!)

あいみょん「リズム64」

あいみょんの新曲「リズム64」がリリースになりました。『New Music Friday Japan』でカバーを飾り『New Music Wednesday』にもリストインしています。今作は資生堂が新規に立ち上げる『資生堂ビューティーウエルネス』オフィシャルソングとして書き下ろされた楽曲。あいみょんがCMに楽曲を書き下ろすのは今回が初めてとなります。今作は「美しい、は生きている」というCMコンセプトに沿って制作をした楽曲で、楽曲タイトルについては、「“生きている”というキーワードを聞いた時に、自分の心臓の音を測りました。その時の心音のBPMが大体64だったので、タイトルに当てはめました。生きるときの選択、選びながら進んでいるという歌詞で、それぞれの生活の迷いや選択をする時に思い出してもらえるような曲になったら嬉しいです」とコメントしています。サウンドプロデュースはOvallのメンバーでもある関口シンゴが担当しています。

imase「恋衣」

imaseの新曲「恋衣」がリリースになりました。昨年は、J-Cultureを代表するアーティストの楽曲をSpotify Japanがキュレーションするプレイリスト『Gacha Pop』で再生された楽曲ベスト100を集めた『Best of Gacha Pop 2023』でナンバー1に輝くなど、日本のみならず海外でも多く聞かれたimase。(Spotifyでは「NIGHT DANCER」の再生回数が1億9500万回を突破。2億回がみえてきました〜〜!)

今作はキリン午後の紅茶『さむいのに あたたかい ミルクティーのうた』キャンペーンソングとして書き下ろされた楽曲で、キャンペーン参加者が詠んだ「寒い冬の日に飲む、あたたかいホットミルクティー」をテーマとする短歌のフレーズから着想を得て書き下ろされています。(サウンドはカントリーっぽいところとか、ストリングスが印象的。編曲はJazzin’ parkの久保田 真悟さん。ここ最近で言うとMrs.GREEN APPLEの「ダンスホール」「Magic」imaseの「Nagisa」などにも携わっています)

Bye-Bye-Handの方程式「春のチャンス」

Bye-Bye-Handの方程式(バイバイハンドのホウテイシキ)の新曲「春のチャンス」がリリースになりました。Bye-Bye-Handの方程式は地元・大阪の中学の同級生で結成され、2021年より現在のメンバーで活動中の4人組バンドです。2024年5月に、1stフルアルバムを日本コロムビアよりリリースすることを発表しており、今作はインディーズ・ラストの楽曲となります。2月3日(土)に地元大阪で行われた自主イベント『秘密蜂蜜フェス』のトリのステージでファンに向けて初披露されていました。Spotifyではプレイリスト『青春と一瞬』のカバーも飾っています。

アイナ・ジ・エンド「宝者」

アイナ・ジ・エンドの新曲「宝者」がリリースになりました。今作は1月14日から放送されているドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』の主題歌で、1月15日にTikTokとInstagramで先行配信がスタートし、2月5日(月)に配信リリースされました。アイナ・ジ・エンドは楽曲について「軽快なテンポで、自分史上今までにないほどまっすぐ歌うことを意識しました」とコメントしています。Spotifyでは日本の女性アーティストの歌を特集するプレイリスト『Women's Voice』のカバーを飾っています。

文=竹内琢也、Y.SHOGO


『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』とは……

毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのオススメ曲や思い出ソングが紹介されるかも!? 番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!

SNSでのメッセージテーマは「好きなテイラー・スウィフトの曲を教えて!(来日公演行った人は感想も教えて……!)」

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声優・アーティスト青山吉能の新曲「Flowery」(ヨミ:フラワリー)が2月28日(水)に配信リリースすることが発表された。また歌詞検索サイトにて歌詞も先行解禁となった。※歌詞掲載サイトのURLは欄外に掲載。

新曲「Flowery」は昨年12月にduo MUSIC EXCHANGEにて開催された【青山吉能トーク&ライブツアー2023「こぼればな(し)」】の東京公演にて1コーラスのみ披露された楽曲で、昨年のツアーを経てファンから受け取った愛や思いを詰め込んだバラード調の楽曲となっている。
 

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MOROHAのアフロが主演を務めた映画『さよなら ほやマン』が、3月2日(土)からポレポレ東中野を皮切りに再度上映することが決まった。これに伴い、新たなキービジュアルが解禁され、フライヤーに俳優の山﨑努、伊藤俊介(オズワルド)ほか数々の著名人のコメントが寄せられた。

2023年11月に公開され、主演のアフロが『第78回毎日映画コンクール』でスポニチグランプリ・新人賞を受賞した同作。第二次ともいえる再上演が決まり、ポレポレ東中野では連日、庄司輝秋監督とアフロ、黒崎煌代、呉城久美、松金よね子ほかメインキャストと、大友良英(音楽)、安斎肇らによるトークイベントも予定している。

併せて主人公・アキラと弟のシゲル、そこへやってくる漫画家の美晴が全編ロケ撮影をした宮城県石巻市網地島(あじしま)の海辺に笑顔で佇む姿が印象的なキービジュアルも公開。震災の影響を受けた地で、熱く切なく、そして心温まる物語を想像させる。

さらにフライヤーには、俳優の山﨑努、映画監督の濱口竜介ほか数々の著名人が本作への賞賛が寄せられている。

『さよなら ほやマン』 (c)023 SIGLO/OFFICE SHIROUS/Rooftop/LONGRIDE

『さよなら ほやマン』 (c)023 SIGLO/OFFICE SHIROUS/Rooftop/LONGRIDE

山﨑努(俳優)

誠に人はいじらしい。
がんばれ大丈夫、と
この映画は励ます。傑作。

安齋肇(イラストレーター / アートディレクター)

この愛の物語に涙せぬひとはいないだろう。
人類が抱えた誤解と優しさへの最大級のテーゼ。
原始生物ほやに始まる謎を解く最低限のヒント。
僕は叫ぶぜ!さよならなんて永遠にない!

伊藤俊介(オズワルド)

誰かの所為に出来ないことは、=誰の所為でもないと納得出来るものじゃない。
だから、自分の所為を選んだ人は毎日じんわり苦しいのだと思う。飛び込んでお前は大丈夫だと抱き締めてやりたく
なる映画だった。

高橋久美子(作家、作詞家)

人と生きるって、なんて面倒で、なんて素晴らしいのだろう。監督や役者たちの全身全霊に、心の奥で錆びついてい
た扉が開くようでした。ホヤマンありがとう。ホヤマン、幸せになれ!

水野敬也(作家)

最初は単なるふざけた映画だと思っていた。観終わったとき、びっくりするほど泣いていた。
「置かれた場所で咲くのか、咲くためにどこかに向かうのか――」。
誰もが通る人生の葛藤を圧倒的に掘り下げた最高の映画だ。

濱口竜介(映画監督)

「こんな話があるだろうか」という疑問は「こんな話こそあってほしい」という願いに見ていくうちに変わった。そ
れはキャスト一人ひとりが自分の人生をこの物語に持ち寄った結果で、それ自体が一つの奇跡のようだった。

燃え殻(作家)

彼らはきっと今日もどこかで生きている。そう思えた。
映画館を出たら、街が人恋しく映った。

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山崎育三郎が、2024年4月24日(水)にリリースとする6年ぶりのオリジナルアルバム『The Handsome』(ザ・ハンサム)から、OKAMOTO’S楽曲提供の「神に生かされた俺」が2月14日(水)に先行配信されることが決定し、アートワークも公開された。

本作は、山崎育三郎演じる、この世で最もハンサムな詐欺師の人間模様を描いた物語の始まりとなる1曲であり、1曲目にして6分30秒もの超大作。アルバムを通して10の楽曲がひとつの物語を紡ぐ作品となっている。

「神に生かされた俺」

「神に生かされた俺」

また、「神に生かされた俺」のストリーミング・ダウンロード予約購入者向けのキャンペーンも実施されることが発表。この施策限定での、山崎育三郎のデジタル特典画像、直筆サイン入りチェキ、ステッカーがプレゼントされる豪華内容となっている。

この楽曲から紡がれる物語の展開、「LIKE、重ねていく」のフィーチャリングアーティストの続報などまだまだアルバムの展開に目が離せない。

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佐藤純一(key,cho)を中心に結成された、towana(Vocal)、kevin mitsunaga(Sampler,etc.)による3人組バンド・fhánaの、5月25日(土)にビルボードライブ横浜、5月31日(金)にビルボードライブ大阪での公演が発表された。

fhánaは2013年8月に「ケセラセラ」(TVアニメ『有頂天家族』ED主題歌)でメジャーデビュー。「青空のラプソディ」(TVアニメ『小林さんちのメイドラゴン』)をはじめとして、現在に至るまで16作品ものアニメで主題歌を担当している人気バンド。

2024年に初のアジアツアーを成功させ、デビュー10周年を経てさらに勢いを増す彼らの魅力をプレミアム・ステージで堪能したい。
 

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2024年4月27日(土)~5月5日(日・祝)新国立劇場 オペラパレスにて、新国立劇場 2023/2024シーズン『ラ・バヤデール』が上演される。

本公演は、古代インドを舞台にした、エキゾチックでドラマティックな傑作バレエ。新国立劇場では2000年に牧阿佐美舞踊芸術監督の改訂振付第1作として新制作され、古典バレエの様式美を存分に堪能できる演出、スピード感あふれるスペクタクルな舞台展開、豪華でオリエンタルな深い色彩の舞台美術によって、大成功をおさめた。

       撮影:瀬戸秀美

       撮影:瀬戸秀美

       撮影:瀬戸秀美

       撮影:瀬戸秀美

異国情緒溢れるグランドバレエである本公演。牧阿佐美版では古典バレエの様式美を存分に堪能できる演出でありながら、スピード感あふれる舞台展開で評価を得ており、物語の最後に寺院が轟音とともに崩壊し、その廃墟の中をニキヤとソロルが共に天に昇って行くシーンは、牧阿佐美版ならではの解釈と息を呑むような美しさとなっている。

       撮影:瀬戸秀美

       撮影:瀬戸秀美

そしておとぎ話を題材としたバレエとは違った、複雑な人間ドラマも魅力のひとつ。清楚で内に秘めた強さを持つ舞姫ニキヤ、その恋人で王に仕える戦士ソロル、ソロルを慕う王の娘ガムザッティ、ニキヤを憎からず思う大僧正など、それぞれのダンサーがどのようにキャラクターを演じるか期待が高まる。

       撮影:瀬戸秀美

       撮影:瀬戸秀美

さらに、ソロルの夢の世界である「影の王国」の場面で、白い衣裳のコール・ド・バレエがひとりずつ3段の九十九折スロープをゆっくりと舞い降りる様子は、幻想的な美しさに満ちている。一糸乱れぬコール・ド・バレエは圧巻だ。

夢の場の群舞など古典バレエならではの美しさはもちろん、登場人物たちが織り成すドラマも見どころの本公演を楽しみにしよう。

       撮影:瀬戸秀美

       撮影:瀬戸秀美

 
【ものがたり】
インドの寺院に仕える舞姫ニキヤはラジャー(王侯)に仕える戦士ソロルと恋仲である。ニキヤに思いを寄せる大僧正はニキヤを手に入れようと機会をうかがっている。一方、ソロルが仕える王の娘ガムザッティはソロルとの結婚を望み、王の命に背くことができないソロルは心ならずも結婚を承諾してしまう。
絶望するニキヤはソロルとガムザッティの婚約の宴で悲しみをこらえながら踊るが、ラジャーとガムザッティが仕込んだ毒蛇にかまれ、解毒剤を差し出す大僧正の手を振り払って絶命する。後悔にさいなまれるソロルは、夢の中でニキヤと再会して至福のときを過ごすが、彼が夢から覚めたとき、愛の力か、はたまた神の怒りか、寺院が轟音のなかで崩壊していく……。

 

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2024年4月東京・紀伊國屋ホールにて上演される、高畑淳子と渡辺えりの二人芝居 舞台『さるすべり』のビジュアルが解禁となった。

2020年に初演され、好評を博し英訳もされた『さるすべり』。戦前からの古家に住む独身の長女と出戻りの妹には秘密があった。その秘密の扉がある事件により開かれる。恋、戦争、学生運動様々な混迷の時代を生きて来た姉妹のストーリーに『八月の鯨』を舞台で演じようと劇場に集合した二人の女優の諍いが交錯して、虚実入り混じったシュールな世界へと誘われる、劇場と演劇に恋した二人の女のストーリー。初演では、木野花・渡辺えりの2人が、コロナ禍に生きる2人の姉妹を演じ、示唆に富んだ内容ながらにエンタメ性も高いと話題となった。今回は、さらに近年の社会問題も取り入れ、大幅に書き直しての上演となる。

出演は高畑淳子と渡辺えり。2021年に『老後の資金がありません』で初共演を果たした二人が3年ぶりにタッグを組む。チケット一般発売は2月10日(土)よりスタート。

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2024年3月15日(金)~3月24日(日)すみだパークシアター倉にて、劇団温泉ドラゴン第18回公演『キラー・ジョー』が上演されることが決定した。

劇団温泉ドラゴンとは、2人の劇作家を擁し、オリジナル作品を定期的に上演。阪本篤、筑波竜一、いわいのふ健、シライケイタ、原田ゆう、の5人が在籍している。創作した舞台芸術作品を通じ「生と死」「人を愛するということ」「国家とは」といった人類普遍のテーマに挑み、問いかけ、掘り下げる。日本国内のみならず、海外の表現者や観客と交流し、国家や文化の違いを超えて理解しあえる上質な作品を作ることが目的で活動を行っている。

温泉ドラゴン

温泉ドラゴン

本作はトレイシー・レッツ原作で、監督:ウィリアム・フリードキン、主演:マシュー・マコノヒーにより『キラー・スナイパー』として映画化もされた。2019年には劇団俳小で『殺し屋ジョー』として日本初演され話題を呼んだ本作に、新たな演出・キャストで挑む。

劇団初の試みである、劇団員の阪本篤、筑波竜一、いわいのふ健による主演・ジョー役のトリプルキャストにも注目したい。

 
【あらすじ】
底辺を生きる家族による、人生一発大逆転をかけた保険金殺人計画!!

アメリカ、テキサス州のダラス市郊外のトレーラーハウスには、スミス家の父アンセル、その再婚相手であるシャーラ、妹ドティの3人が住んでいた。兄クリスは実母と共に別の場所に住んでいる。多額の借金を抱えるクリスは父に、保険金目当ての実母殺害計画を持ちかける。父と共謀し、表の顔は警官だが裏の顔は殺し屋である「ジョー・クーパー」に、実母の殺害を依頼をする。前払いでないと仕事は請け負わないというジョーだがアンセルもクリスも金を持っていない。やがてジョーは、クリスの妹ドティを担保にするなら仕事を請け負うと提案する……。

 

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WEGOとクジラ夜の街とのコラボレーションアイテムが、2024年2月12日(月祝)よりWEGO下北沢店、2月17日(土)WEGOアメリカ村店、2月24日(土)WEGO仙台店の3店舗で販売される。

本アイテムは、メジャー1stフル・アルバム『月で読む絵本』のリリースを記念して現在開催中の『クジラ夜の街 全国ワンマンツアー2024『輝夜を捜して』』のツアータイトルからインスピレーション受けたデザインとなっているという。

そして、コラボレーションアイテムの発売記念として、上記3店舗において、ドラムの秦愛翔、ベースの佐伯隼也が自らセレクトした古着を販売する来店イベントを開催。コラボレーションアイテム購入者を対象に二人が店頭に立ち、接客するとのこと。

コラボアイテム

コラボアイテム

コラボアイテム

コラボアイテム

コラボアイテム

コラボアイテム

コラボアイテム

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【THE MUSICAL LOVERS】ミュージカル『アニー』第53回
ミュージカル『アニー』2024 製作発表レポート~初参加・須藤理彩の意外な「ハニガンらしさ」が明らかに

2024年の丸美屋食品ミュージカル『アニー』(主催・製作:日本テレビ放送網/協賛:丸美屋食品工業)の製作発表会見が、2024年2月6日に都内で行われた。

日本テレビ主催によるミュージカル『アニー』は、1986年から日本での上演がスタートし、本年で39年目を迎える。世界大恐慌直後の1933年、真冬のニューヨークが舞台。誰もが希望を失う中、本当の両親が迎えに来る「明日」を信じて生きる孤児・アニー。そんなアニーをとりまく個性あふれる孤児たち、アニーによって変わってゆく大人たちが繰り広げるストーリー展開と、「Tomorrow」をはじめとする名曲の数々が、これまでのべ191万人におよぶ日本の観客に感動を与え続けてきた。また、これまで誕生したアニーは計72名にのぼる。2024年は4月20日(土)~5月7日(火)、新国立劇場 中劇場にて東京公演が行われ、夏には呉・大阪・仙台・名古屋公演も予定されている。演出は山田和也、音楽監督は小澤時史、振付・ステージングは広崎うらんが担当する。

今回の製作発表に登壇したのは、2023年10月にオーディションで決まった新しいアニー2名(Wキャスト)と、大人キャスト5名、そして演出を担当する山田和也だ。

大富豪ウォーバックス役には、2017年度から2021年度までの4年間、そして2023年にも同役を務めた藤本隆宏

アニーたちが暮らす孤児院の院長ハニガン役には、『深夜食堂』シリーズをはじめ数多くのドラマに出演、2023年にはブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』のダーリング夫人役でミュージカル初出演を果たした須藤理彩。ミュージカル『アニー』には今回初参加となる。

大富豪ウォーバックスの秘書グレース役には、2021年度より4度目の出演となる笠松はる

ハニガンの弟ルースター役には、2022年度から3度目の同役となる財木琢磨

ルースターと組んでアニーたちをだますリリー役には、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』やNHK大河ドラマ『どうする家康』にも出演を果たした天翔 愛。ミュージカル『アニー』には今回初参加だ。

チーム・バケツ アニー役の岡田悠李(おかだ ゆり。2013年生まれ10歳・小学校4年生・東京都出身)は、主な出演作に、ミュージカル『ジェーン・エア』ヤング・ジェーン/アデール役(2023年)がある。ミュージカル『アニー』オーディションは2回目で、今回、見事アニー役を射止めた。

チーム・モップ アニー役の絢田祐生(あやた ゆうき。2012年生まれ・11歳・小学校5年生・神奈川県出身)は、主な出演作に、ミュージカル『レ・ミゼラブル』リトル・コゼット/リトル・エポニーヌ役(2021年)がある。ミュージカル『アニー』オーディションは3回目で、今回、晴れてアニー役を獲得した。

会見では、はじめに日本テレビ放送網株式会社 取締役 執行役員の澤 桂一氏が登壇。

「日本テレビ主催でのミュージカル『アニー』は今年で39年目を迎えます。昨年、この場で"とにかく長く続けているということは、本当に価値のあることだ"と申し上げましたが、今年もその思いは全く変わっておりません。

昨今ではアニー役を経験した方が大活躍されています。ディズニー映画(『リトル・マーメイド』)日本語吹き替え版の主人公(アリエル役)を務めたり(2008年アニー役:豊原江理佳)、ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』の主演(2019年アニー役:山﨑玲奈 ※﨑は「たつさき」)等、その姿を見るのは本当に嬉しい限りです。また、1992年にアニーを務めた方(河野由佳)がお母さんになって、その娘さん(設楽乃愛)が今回、孤児(チーム・バケツ ペパー役)として『アニー』の舞台に立たれるということで、ミュージカル『アニー』が親子の絆としても確実に浸透し、世代を超えて認められるコンテンツになっていると改めて思っています。

今年のアニー役は、後ほど紹介します岡田悠李さん、絢田祐生さん。そして孤児役とダンスキッズも決定しています。子どもたちを支える大人キャストは、今年新たに須藤理彩さん、それから天翔 愛さんに加わっていただきます。ハニガン役に関しては、4度マルシアさんに務めていただき、独自の世界観を作っていただきました。須藤さんに変わってどういうハニガンを演じていただけるか、注目しています。そして継続していただく方々、特に"ミスター・ウォーバックス"といっても過言ではない藤本隆宏さん、さらに笠松はるさん、財木琢磨さんには、今回も引き続きお世話になります。そして演出は、山田和也さんが7回目で、すでにベテランの域です。今回もまた新しい『アニー』を見せてくれると思うと、4月の開幕が待ちきれません。最後になりますが、このミュージカル『アニー』を長年ご協賛いただいている、丸美屋食品工業様。このあと阿部社長にもご登壇いただきますが、協賛いただいているだけではなく、本当に心から『アニー』を愛して応援してくださっています。改めて熱く御礼申し上げます」と挨拶を述べた。

澤 桂一 日本テレビ放送網株式会社 取締役 執行役員

澤 桂一 日本テレビ放送網株式会社 取締役 執行役員

続いて、丸美屋食品工業株式会社の阿部豊太郎 代表取締役社長が登壇。丸美屋食品は2003年よりミュージカル『アニー』に協賛し、今年で企業協賛22年目となる。

「今年も企業協賛させていただくことになりました。裏方として楽しい舞台ができあがるよう全力でサポートしていきたいと思います。新型コロナウイルス感染症が少し落ち着き、オーディションの方法も平時に戻りました。元気よく才能あふれる子役たちが、舞台の上で踊って歌って躍動する、これが『アニー』の見どころのひとつだと思いますので、4月からの公演を楽しみにお待ちいただければと思います。今、世界のあちこちで戦争や紛争があり、日本国内でも地震があるなどで、大勢の人たちの顔から笑顔が消えているのではないかと思います。逆境にめげず明るく元気に生きるアニー、このストーリーを通して、間接的ですが、元気と笑顔が届いたら大変嬉しく思います。我々は裏方として、元気が出る製品を差し入れさせていただき、楽しい舞台を創っていただければと思います」と、『アニー』愛とともに、公演を胃袋から支援する意向を示した。

阿部豊太郎 丸美屋食品工業株式会社 代表取締役社長

阿部豊太郎 丸美屋食品工業株式会社 代表取締役社長

阿部社長の言葉を聞きながら、飾られている丸美屋製品を見てうなずく司会の中島芽生アナウンサーが印象的だった。

製作発表会場の一角に飾られた、おなじみの丸美屋食品コーナー

製作発表会場の一角に飾られた、おなじみの丸美屋食品コーナー

いよいよ出演者たちの登場だ。まずは大人キャスト、ウォーバックス役の藤本隆宏、ハニガン役の須藤理彩、グレース役の笠松はる、ルースター役の財木琢磨、リリー役の天翔 愛が、それぞれ舞台衣裳をまとって現れる。次は、主人公アニー役2名(Wキャスト)の登場だ。「『アニー』に出演する子どもたちは、毎年一般公募されています。10月のオーディションで、歌、ダンス、演技、表現の審査を勝ち抜きました!」と司会者の紹介で、<チーム・バケツ>アニー役の岡田悠李と、<チーム・モップ>アニー役の絢田祐生の名が告げられると、それぞれ「ハイ!!」と元気に登場した。その後、演出の山田和也も登壇し、合計8名が製作会見に臨んだ。

(前列左から)岡田悠李、絢田祐生、(後列左から)天翔 愛、笠松はる、藤本隆宏、須藤理彩、財木琢磨、山田和也

(前列左から)岡田悠李、絢田祐生、(後列左から)天翔 愛、笠松はる、藤本隆宏、須藤理彩、財木琢磨、山田和也

■メインビジュアル、解禁

まずはメインビジュアルが初のお披露目となる。

今年のメインビジュアル

今年のメインビジュアル

スクリーンに大きく映し出されると、アニー役の2人が腕を振りながら「キャー!」「ハハハ!」と、興奮がおさえられない様子。メインビジュアルの感想を聞かれた岡田は、「写真を撮っていたときは白のバック(背景)だったので、どういう画面になるかわからなかったけど、今見たらすごい豪華で、大人キャストさんの写真も入ってたのですごくビックリしたし、すごく嬉しい」。絢田は、「綺麗で可愛くて、ビックリしすぎて泣きそう。それに今年はサンディー(犬)がいる。前(のビジュアル)まではあまりサンディーがいなかったんです。ワンちゃんと一緒に写れたからすごく嬉しいです」。司会者も、「そうなんです。数年ぶりにサンディーが(ビジュアルに)復活したということで、さすが、詳しいですね」と、アニー博士ぶりに感心しきりだった。

大富豪ウォーバックス役の藤本は、「我々も完成版を見るのはこれが初めてです。すごく楽しそうで、アニーが初めてウォーバックス邸に来た時の笑顔に見えるし、グリーンと赤のコントラストが、(『アニー』の舞台である)クリスマスをイメージしていて、すごく素敵だと思います」。孤児院の院長ハニガン役の須藤も、「皆笑顔で、(悪役の)私まで仲間に入れてもらえる感じ」と微笑むが、周囲から「(孤児院の院長ハニガンの弟)ルースター(財木)だけ、ちょっと不機嫌」「やらかしそうな顔してます」という声が飛び交い、ハニガン姉弟のコントラストが際立つ形に。司会者が、「素敵です。これを見るだけで今からワクワクしてしまいます」とまとめ、キャストの紹介コーナーに移った。
 

■大人キャストの意気込み

大富豪ウォーバックス役を演じる藤本隆宏は、演出が山田和也に変わった2017年から2021年、そして2023年も同役を務めた。2年連続、6度目の出演で"ミスター・ウォーバックス"とも呼ばれる藤本は、共演者たちとのつながりを述べる。まずは初共演となるアニー2人(岡田悠李、絢田祐生)、須藤理彩、天翔 愛とのエピソードから語った。

アニー2人について、「昨年のクリスマスコンサートに会っているんです。その時は泣きそうな顔で、すごく緊張していたけれど、今日はすごく元気だね。アニー2人は、(岡田はミュージカル『ジェーン・エア』、絢田はミュージカル『レ・ミゼラブル』等)すごくキャリアがあるんです。舞台の怖さも知っていると思うので、交流しながら芝居ができると思っています。よろしくお願いします」。その言葉にアニー2人も「お願いします!」と元気に返した。

須藤とのつながりは、「実は去年ドラマで共演をしていまして、その後、須藤さんがハニガン役をやると知り、僕はもうピッタリだなと思って。というのは、須藤さんの役が犯罪の濡れ衣を着せられる役だったんです」。須藤も、「藤本さんが私に冤罪をかけて、私は獄中死するという悲惨な役でした」と当時を振り返る。藤本は続けて、「その時、マスコミが須藤さんが住んでいるアパートに来て写真を撮って、(犯罪を)やったのか問い詰めると、須藤さんが炭酸が入ったペットボトルを振って、記者たちにぶっかけるシーンがあり、それを見て"ハニガンがピッタリだな!"と思いました」と、須藤の意外な"ハニガンらしさ"を明らかにした。また、「撮影時の控え室では、お互い子どもが主役のミュージカルをやる(藤本は『アニー』、須藤は『ピーター・パン』)という話で盛り上がっていたので、その1年後にこんなご縁があるとは。ミュージカルが大好きだとおっしゃっていたので、どんなハニガンが見られるのかと楽しみにしています」

そして天翔については、「弟である(藤岡)真威人くんとは先日までずっと共演していて、"姉がミュージカル大好きなんです。『アニー』が大好きなんです"という話を聞いていたので、まさか共演するとは」と述べると、天翔も、「私も、去年『アニー』を実際に劇場でお客さんとして観劇していたので、本当にこの作品に参加できることが楽しみです」と嬉しさをにじませた。藤本はこれまで『アニー』で共演した笠松、財木にも触れ、「笠松さんは劇団四季出身ですし、ミュージカル畑の方と思いがちですが、芝居が素晴らしいんです」と讃え、「財木くんとは、同じ福岡県出身ということで仲良くなりました」と述べると、財木は「めちゃくちゃ仲良いですよ!」と、ちょっとルースターっぽい声色で答え、場を盛り上げた。

藤本隆宏(ウォーバックス役)

藤本隆宏(ウォーバックス役)

孤児院の院長ハニガン役の須藤理彩は、ミュージカル『アニー』初出演。舞台では初となる悪役を演じることについて、「私は去年初めて本格的なミュージカル(『ピーター・パン』)に挑戦し、今回2回目で、多くの方が知っている名作『アニー』に出演できるとは、まだ夢を見ているような感覚です。演出の山田先生は、"とにかくハニガンはアニーを含め、子どもたちにとって、とても怖い存在であってほしい"と力強く言われました。なので、"普段は優しいお母さんみたいな役が多いんですが、家ではハニガンですよ"とお話しました」とユーモアを交えて述べ、「厳しく怖いだけじゃない、強さの裏に弱さがあったり、色気があったり、可愛らしい部分があったり、いろんな表情が見られる女性でもあると思うので、表現豊かに一所懸命に頑張っていきたい」と、役柄を多角的にとらえたコメントで、独自のハニガン像を語った。

須藤理彩(ハニガン役)

須藤理彩(ハニガン役)

ウォーバックスの秘書グレース役を演じる笠松はるは、2021年から2023年にわたって同役を演じている。4年目となる今回について、「『アニー』という作品は私の人生においてとても大切なものになっている、と感じています。グレースは最初、真面目で固い印象のある女性です。ですが物語が進んでいくにつれ、アニーと触れ合って、心がどんどんほどけてきて、いい意味で型から少しずつはみ出していって、人間に余白が出てくるようなところがグレースの魅力だと思っているので、そこを大切にしたいなと思っています。また、グレースの初めての登場はアニーとハニガンさんとの3人のシーンです。今年初めて共演させていただくお三方からたくさんのものをいただき、グレースのスタート地点がまた大きく変わってくるのでは、と、私自身とても楽しみにしています」と、人と人との触れ合いで変化していくグレースらしいコメントを述べた。

笠松はる(グレース役)

笠松はる(グレース役)

ハニガンの弟ルースター役を演じる財木琢磨は、2022年・2023年にも同役を演じた。「3年目ですが、やはり緊張します。とにかくまた新しくルースターを作り上げる、1年目のような気持ちで、子どもたちに負けないようにフレッシュに頑張ります!」と、前列に座るアニー2人にペコペコと挨拶し、コミカルにフレッシュさをアピールした。

財木琢磨(ルースター役)

財木琢磨(ルースター役)

ルースターの恋人であり、アニーたちをだますリリー役の天翔 愛は、ミュージカル『アニー』初出演である。「世界中で愛されている世界の名作『アニー』という作品に出演させていただけること、本当に嬉しく光栄に感じております。リリーという役はアニーに対して少し"たくらみ"を持つ役で、私にとっては今まで演じたことのないタイプの役ですが、演出の山田先生は"アニーが生きる時代(1933年・大恐慌時代)を必死に生き抜いた強い女性でもある"と。そうした部分を含め、私が初めて『アニー』という作品を観た時の感動をそのままお客様にお届けできる、新生リリーとして頑張りたい」と、困難な時代をなんとしても生き抜くたくましさをのぞかせた。

天翔 愛(リリー役)

天翔 愛(リリー役)

■今年はどんなアニーに出会える?

さて、いよいよアニーの出番だ。高らかに名前を述べて自己紹介する2人は元気いっぱいで、お腹から大きな声が出ている。司会者も、「元気いっぱいのご挨拶で、こちらも元気をいただきました」と微笑む。アニー役に選ばれたことについて、岡田は、「まさか自分が選ばれるとは思っていなくて、呼ばれた瞬間はただただすごく嬉しかったし、すごくビックリしました。最初は自分がアニーになったとは感じていなかったんですが、ニュースやSNSで合格発表を見てくれた周りの方々が応援してくださったので、どんどん"本当にアニーになったんだ"って思いました。宣伝写真を撮る時も、今まで家で着けていたコスプレのカツラと衣裳じゃなくて、本物をかぶれたり、着れたりしたので、とっても嬉しい気持ち」と答えると、「じゃあ、今日も本物を着てとても嬉しい気持ちですね」と、司会者が優しく相槌を打つ。

チーム・バケツ アニー役の岡田悠李(おかだ ゆり)

チーム・バケツ アニー役の岡田悠李(おかだ ゆり)

絢田は、「私は3回受けていて、2回目は最終で落ちてしまった。その時は悲しくて泣き止まなくて、近くの公園で友達と励まし合って、何とか泣き止んで帰ったのですが、3回目の今年も最後の最後まで呼ばれなかったので、また公園コースかと思ったんです。でも呼ばれたので、まさかのハッピーコースで、とても嬉しかったです」と述べると、「ハッピーコースで良かったですね」と、司会者も笑顔で共感を示した。

チーム・モップ アニー役の絢田祐生(あやた ゆうき)

チーム・モップ アニー役の絢田祐生(あやた ゆうき)

どんなアニーを目指しているか問われると、岡田は、「実はまだ、どんなアニーになるかを真剣に考えている途中なんですが、なかなかパーフェクトな答えにたどり着けなくて、でも、公演が始まる前には、私らしくポジティブで明るく、自分に合っているアニーを演じられるように頑張ります」。

絢田は、「『アニー』を観てくれたお客様の心も体もハッピーに包まれて、そのお客様のお友達やご家族の方もハッピーに包まれて、ハッピーが広がっていくようなアニーになりたいです」。2人がどんなアニーを見せてくれるのか、ますます楽しみになってくる。

来年(2025年)は日本テレビがミュージカル『アニー』を主催して40周年となる。その前年となる今年について、演出の山田は、「ご承知のように、(日本テレビ主催の)『アニー』は1986年から脈々と上演され続けてきました。僕が演出を担当したのは2017年ですが、その前に、既に30年を超える歴史を持ったミュージカルです。今年が39年目で来年が40周年、その間、毎年のようにこの作品を待ちかねてくださっているお客様がいるからこそ、この作品が続いてきている。今年の『アニー』を楽しみにしてくださるお客様に、最高のアニーをお届けしたい。お客様に感謝し、ここにいる才能あふれる皆さんのお力を借りて、最高の『アニー』を今年もご用意いたします」。長い年月にわたって上演され続ける『アニー』は観客に支えられている、という視点に、アニー2人も山田のほうを向いて拍手をおくった。

山田和也(演出)

山田和也(演出)

記者からの質問で、今年のアニーに期待するものを問われた山田は、「アニーって実はお行儀のいい子ではない。ずる賢い、抜け目ない、平気で嘘をつく。それでも生き抜いていく。なぜ生き抜いていくかというと、お父さんとお母さんに会いたいからですよね。そういう、"お行儀が良くなりすぎないアニー"でいてくれたらいいなと思っています」とアニー2人に語りかけた後、大人キャストのほうを振り向き「みんなもお行儀良くなりすぎちゃダメだよ!」とハッパをかけた。

来週の2月14日がバレンタインということで、『アニー』の舞台であるアメリカでは男性からチョコレートを渡すのが主流だとのこと。藤本・財木・山田は誰に渡したいか問われると、藤本は、「隣(須藤)からすごい圧がかかってくるのですが(苦笑)、私はグレースさんです」とキッパリ。財木は、「やはり彼女のリリーに渡して……(須藤からの圧を感じて)どうしよう、姉(ハニガン)に怒られると怖いので、姉にも渡すのが正解かな」と震える。山田は、「もちろんアニーの2人です。間違いありません」と胸を張った。

自分とアニーとの共通点を問われたアニー2人。岡田は、「いくら辛くて悲しくても、生きる強い力が2人ともある」と、Wキャストの絢田のことも交えて答える。絢田は、「私はポジティブなところがアニーと似ていると思います。友達にも言われるし、自分でもいつでもポジティブに生きたいって思うからです。悲しいことがあっても、一晩寝るか、おいしいものを食べるか、どっちかをするとすぐ元気になれます!」。この絢田の口調が本当にポジティブで、登壇者も会場も、大きな笑いに包まれた。

どのような子ども時代を過ごしたか問われた大人キャストたち。天翔は、「学校の勉強より友達に会いに行くことがすごく楽しくて、修学旅行とか学校行事が大好きな、元気な子どもでした」。笠松は、「パンの白いところがすごく好きな、食い意地の張った子どもでした。食パン一斤の、真ん中の白いところだけ食べたくて、真ん中をちょっとずつこっそり食べていたらトンネルができちゃって。怒られると思ってひっくり返しておいたら、食べようとした父が"うわーっ!"て叫んで、結局叱られました」。藤本は、「すごくシャイな子どもでした。人前に出るのが絶対ダメで、でもそれを直さなきゃ……と体育委員長をやって、朝礼の時に(前に出て)体操をして。今でもちょっと人前に出るのは苦手で、なんでこの仕事をやっているんだと思うんですが、でも気持ちよかったりもするので、そういう子どもの時の経験があるのかなと思っています」。須藤は、「私は物心つく前からすごく足が速くて(高校時代、陸上インターハイ全国ベスト16)、とてもおてんばで活発な子どもでした。一方で人見知りがあり、七五三の時に着飾ったら近所の方に、"わー、可愛いね"って言われたその瞬間、見られている恥ずかしさで泣き出してしまいました。子どもの頃は私も藤本さんと同様に、今なぜ人前に立つ仕事でいられるのだろう、という状態でした」。財木は、アニーの舞台上の年齢(11歳)頃のエピソードとして、「小学校の5~6年生ぐらいの頃は、ドッジボールを毎日していました。骨折をしたのに気づかず一週間やっていたぐらい。骨折をすると毎日病院でギプスと包帯を巻くんですが、ドッジボールはしているので、包帯に砂ぼこりの汚れが毎日ついて、怒られてましたね」。

すると藤本が、「山田さんにも聞きたいんですが、ニックネームが"タラちゃん"ですよね?なんでタラちゃんなのか、それをちょっと聞きたくて」と問いかけると、山田は、「タラちゃんっていうのは、大学を卒業して今の会社(東宝)に入った時、当時の上司だった人が、御園座の頭取部屋で、日曜日だったので『サザエさん』を見ていて、その時『お前、タラちゃんそっくりだな』って言われて……定着しないだろうと思っていたら定着しちゃいました! 子どもの頃は僕も引っ込み思案でしたッ!」と、意外なエピソードが語られ、会見は終了した。その後、フォトセッションの時間となり、山田はしれっと記者席へ移動。アニー2人に、「ピースしてくださ~い」とお茶目にカメラを向け、思い通りの写真を撮ってご満悦の様子。製作会見前日は都内にも雪が降り、積雪の残る中の会見だったが、ユーモアいっぱいの場内は、終始あたたかく楽しい空気に包まれていた。

演出・山田との3ショットで、おなじみのポーズを決める、岡田悠李、絢田祐生

演出・山田との3ショットで、おなじみのポーズを決める、岡田悠李、絢田祐生

丸美屋食品ミュージカル『アニー』は、2024年4月20日(土)~5月7日(火)、東京・新国立劇場 中劇場にて計27回上演予定。夏には呉・大阪・仙台・名古屋公演も予定されている。前売りは2024年2月10日(土)午前10時より、全席指定9,500円。4月23日(火)12時チーム・バケツ公演、4月24日(水)12時チーム・モップ公演 / 16時30分チーム・バケツ公演、4月25日(木)12時チーム・モップ公演の計4公演は、「スマイルDAY」特別料金で全席指定8,000円(通常より1,500円お得)となる。なお、ルーズベルト大統領(SPICEでの連載表記は、ローズベルト大統領)は ひのあらた、大人アンサンブルキャストは、天野翔太、鹿志村篤臣、後藤光葵、齋藤信吾、八百亮輔、矢部貴将、AYAKA、近藤萌音、三上莉衣菜、吉岡花絵に決まった。ちなみに吉岡花絵も2013年にアニー役を演じており、今回『アニー』の世界に戻って来るのも、長い上演歴史を持つ作品ならではの醍醐味だろう。

阿部豊太郎 丸美屋食品工業株式会社 代表取締役社長を囲む、『アニー』出演者たちと演出家

阿部豊太郎 丸美屋食品工業株式会社 代表取締役社長を囲む、『アニー』出演者たちと演出家

 
取材・文=ヨコウチ会長
写真撮影=安藤光夫(SPICE編集室) ※転載・転用禁止

 

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Tokimeki Recordsが、1年3ヶ月ぶりとなるオリジナルソング「Glitter Eyes feat. mindfreakkk」を2月7日(水)にリリースした。2020年にコラボして以来2度目となるタイのmindfreakkkをフィーチャリングで迎えた煌めくインディーポップ。

「Glitter Eyes」は、人生の混沌の中で安らぎを見出す魅惑的な物語に没頭するよう誘う。音楽自体も歌詞のテーマを反映して、迷子であることをアレンジで表現している。

また、この楽曲の初披露となった日本WWW Xでのライブ映像が2月10日(土)21:00にYouTubeでプレミア公開される。

mindfreakkk コメント

最初にこの曲を聴いたとき、頭に浮かんだのは "Lost "でした。私にとって、この言葉は良い意味でも悪い意味でもあります。ほとんどの人は、迷いを感じることを好みません。でもこの曲では、迷うということは、実は何か特別なものを見つけるチャンスになり得るということを示したい。最終的にその特別なものや人を見つけたとき、それはあなたに目的意識を与えてくれる。私にとって「キラキラした瞳」という言葉は、本当に心を通わせる人を見つけて、漫画に出てくるような喜びで目を輝かせることを意味します。私はあのビジュアルが大好きなんだ!
つまり、一言で言えば、この曲は迷いを感じているときに、自分にとって特別なものを発見することを歌っているんだ。

 

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