Novel Core、“Back On The Scene(原点回帰)”をテーマにした「CHAOS」のリリースが決定 MVのプレミア公開も

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Novel Coreが、ちゃんみな、milet、BE:FIRST、AK-69、UVERworldなど、国内外問わず数々の楽曲を手掛けるRyosuke “Dr.R” Sakaiをプロデューサーに迎え、「Back On The Scene」をテーマにしたヒップホップチューン「CHAOS」を3月27日(水)にリリースすることを発表した。

日本武道館での単独公演をソールドアウトで成功させ、更なる飛躍が期待されるこの分岐点で、様々なシーンを跨ぎながら結果を残し続けてきた彼だからこそ語れるアンチテーゼを呈したリリック、スキルフルなラップと繊細な歌声、ヒップホップやロックなどの様々なジャンルをクロスオーバーさせた無秩序なトラックが高度に融合した、挑戦的な1曲に仕上がっているとのこと。

さらに、リリース当日の21時には、Novel Coreの公式YouTubeチャンネルにて本作のMusic Videoがプレミア公開されることが決定。公開に先駆けてNovel Coreの公式SNSではMusic Videoのティーザームービーも公開されている。

また、同日には、今年1月17日に完全ソールドアウトで成功させた武道館単独公演のLIVE DVD & Blu-rayが発売となる。

 

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2024年3月20日(水・祝)日本青年館ホールにて、望海風斗が全国コンサートツアー『Hello,』をスタートさせた。ツアー初日の3月20日(水・祝)にはポニーキャニオンより「Breath」の音楽配信も開始となった。

この度、東京公演のレポート&ダイジェスト動画が公開された。

望海風斗「Breath」(ドラマティックコンサート『Hello,』東京公演より)

本公演は、2021年8~10月に開催された『SPERO』、2022年10~11月に開催され『Look at Me』以来となる3度目の全国ツアーで、今回は東名阪福で全22公演を開催し2万人以上を動員する。

3月25日(月)まで8公演が満員御礼にて閉幕した『Hello,』東京公演のライブレポート、および初日に行われた囲み取材の様子をおくる。本公演は3月30日(土)~31日(日)福岡・キャナルシティ劇場、4月20日(土)~21日(日)愛知・東海市芸術劇場大ホール、4月24日(水)~28日(日)大阪・SkyシアターMBSにて行われる。

東京公演レポート

開演5分前、にぎやかな 開演前のアナウンスが始まった。出演者たちの声でリレーしてゆき、望海の「皆様、手拍子、ご声援、ペンライト、準備はいいですか?」の声で、客席のテンションが上がっていくのがわかる。

暗転し、スポットライトで、バンドメンバーやシンガー、ダンサーの面々が、ひとりひとり浮かび上がる。そして「Hello!」という軽快な挨拶とともに、ドラマティックコンサート『Hello,』の幕が開いた。現れた望海は、肩の開いた春らしい柔らかなピンク色のシアーなトップスに、オフホワイトのパンツ、白のロングブーツ姿。満面の笑顔での1曲目は「POP STAR」。ダンサーたちに囲まれ、ハンドマイクで歌いながら躍動感のあるダンスで会場の熱を上げてゆく。続く「真夏の夜の夢」「あゝ無情」で、さらに伸びのあるパワフルな歌声を響かせたかと思うと、一転し、いきなり軽快な祭り囃子に。威勢のいい「ワッショイ! ワッショイ!」の掛け声とともに、櫓を思わせるセットに上がった望海は、ペンライトを手に「お祭りマンボ」を熱唱。会場はお祭りムードに。

「あらためまして皆様、本日は望海風斗ドラマティックコンサート『Hello,』にようこそ!」と挨拶すると、「春に
開催するということで、私にも皆さんにも素敵な出会いがありますようにという願いを込めて」と、今回の『Hello,』という公演タイトルについて説明。そして、「コロナ禍で知らず知らずのうちに凝り固まっているココロを、このショーの間に解放していただいて、いろんな感情をぶちまけて、すっきり帰っていただけたら」と、そこに込めた想いを語った。

「宝塚歌劇団を卒業して4年目の春、そして初舞台を踏んでから21年目の春を迎えるということで、21年目を迎える前に、少し懐かしい自分と再会してみようかなと思っています」。そう言って流れ始めたのは、「勝手にしやがれ」のイントロ。赤いサテンのジャケットを羽織り、白いハットとサングラスをかけて登場すると、先ほどとは一転、男役時代の望海風斗へ。歌声も男役当時の低音ボイスに切り替え、往年の名曲を哀愁をもって歌い上げた。そして一瞬の静寂。そこに現れたダンサーが手にする一輪の赤いバラに魅入られるように歌い出したのは、ミュージカル『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の「愛は枯れない」。情感の込もった歌が、かつての舞台を想起させ、最後の「デボラ…」の呟きが、ステージ上に余韻を残す。

望海風斗

望海風斗

次に現れた望海は、サテンの黒のベストにベルベットの黒のパンツスタイル、タイトにまとめた髪で、シックでマニッシュな印象。バンドメンバーと絡みながら「Top of the world」を伸びやかに歌い上げる。続く
「Money,Money,Money」「Sir Duke」「Hound dog」の洋楽メドレーでは、迫力あるパワフルボイスで圧倒するばかりでなく、ノリのいいロックサウンドダンサーたちとのキレのよいダンスで、会場のボルテージを一気に上げた。

「子供の頃から好きだったカーペンターズや、これをやったら盛り上がるんじゃないかと思って取り入れた曲もあります」と洋楽メドレーの選曲の説明をした後、先ほどの「なつかしい自分との再会」について語り始める。きっかけは、去年出演した雪組pre100th Anniversary『Greatest Dream』のコンサートに出演したことなのだそう。「辞めて初めてOG公演に参加することになり、コンサートとはいえ自分は男役に戻れるのかなと思っていたんですよね。稽古当初は、久々の男役で大股で歩くのも恥ずかしかったけれど、いざ始まってみたら、自分にはないかもしれないと思っていた男役スイッチが入って、大股で歩くのも気持ちよくて。今回はそのスイッチを使ってコンサートをやってみようと思いました。私は男役スイッチを手に入れたぞ!」そういって望海が拳を掲げると、会場は拍手喝采。

望海風斗

望海風斗

そしてステージの上は“演劇的”世界へ。「私は役者として舞台に立っています。舞台に立っているとたくさんの刺激を受けることができます。日常では起こせないことが起こせるからです。たとえば、私が手を挙げると明かりが絞られ、スナップをすると警笛がなり、私が右を向くと男が現れる」——。黒のジャケットに黒いハットを被ると、再び男役スイッチがオン。そこにダンサーが登場すると、望海のナレーションに合わせてパフォーマンスを見せる。そこでちょっとしたムチャブリを加える望海に、笑いながらも応えていくダンサーとの絶妙な連携が微笑ましい。そんな中、哀愁漂うサックスの音色が流れ出す。「摩天楼のジャングル」はクールにかっこよく、「Love Can't Happen」はドラマティックに、「アマポーラ」はロマンティックに。1曲ごとにドラマが立ち上り、まるで芝居の1シーンを見ているようだった。

シックなムードから一転、「Look at Me」の明るいイントロが流れ出したと思うと、出演者全員が舞台上に集結してのメンバー紹介へ。多幸感溢れるムードに、カンパニーのチームワークの良さを感じる。

そこから再び訪れた静寂の後、登場した望海は、白く光輝くエレガントなドレス姿に変身。歌ったのは、『ジーザス・クライスト=スーパースター』の「I Don't Know How To Love Him」、『ディア・エヴァン・ハンセン』「Waving Through a Window」。ミュージカルでは男性の役が歌う楽曲を聴けるのも、コンサートという場ならではだ。

望海風斗

望海風斗

続くMCでは、宝塚時代に出演した『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の思い出を交えつつ、今回演出を手がける桜木涼介が、当時「摩天楼のジャングル」の振り付けを担当していたこと、そして今回また新たな「摩天楼のジャングル」の振り付けを考えてくれたことを紹介。そして今年2月まで出演していたミュージカル『イザボー』の話題に触れ、その流れで劇中で披露した「Queen of the Beats」を歌唱。たっぷりの声量で聴かせながらも、舞台とは違う表現で、曲の新たな表情を見せてくれた。

『イザボー』では役を通じ、生き抜いていく強さを学んだと語る望海。そして、昨年演じた『ドリームガールズ』のディーナ役との出会いからは、一歩踏み出す勇気をもらったとも。そして最後の曲『ドリームガールズ』の映画版でディーナが歌った「Listen」に。この曲は、ミュージカルを映画化するにあたって新たに書き下ろされたもので、昨年の舞台では歌われていない楽曲。ディーナは、夫でありマネージャーでもあるカーティスから精神的に独立し、本当の意味での自分自身の歌を見つけていくが、それをまっすぐな力強い歌声で届けてくれた。

鳴り止まない拍手の中、アンコールは、コンサートTシャツにデニムという、ラフなカジュアルスタイルに。そこで披露したのは、今回のコンサート開幕初日にメジャーリリースされた「Breath」。アンジェラ・アキが楽曲提供し、編曲とプロデュースには今回の音楽監督である武部聡志が参加。今の望海の心境や想いを受けてアンジェラが作詞作曲したもので、不安や閉塞感に苛まれ、光を失いそうになる中で、生きているという当たり前の奇跡に希望を見出していく楽曲だ。

望海風斗

望海風斗

「偉大なるおふたりにお力をお借りして、この春に新たな一歩を踏み出せたことを本当に幸せに思います。去年の秋頃、私の大切な場所で、あまりにも悲しいことが起こり、色々と考える日々が続きました。今、もうそこに戻ることはできないけれど、かつて私も確かにそこに居て、関係がないわけではない。その頃から抱えたままのどうしていいかわらかない気持ちや、今一番根底にある想いを、まとまらないまま箇条書きにしてアンジェラさんにお渡ししました。アンジェラさんが共感したり感じてくださったことに、アンジェラさんご自身の想いも乗せ、みなさんに共感していただける音楽になったらと願う中で『Breath』は誕生しました。生きていると本当にいろいろなことがあり、何も考えずに幸せに毎日を暮らせるなんてことはありえない。そんな中でこの曲が、ほっとできる、“自分に帰れる”曲になったらいいなと願っています」

自身に、そして客席の一人ひとりに語りかけるような素直な歌声は、望海の飾らないまっすぐな想いが込められているからだろう。この先の人生で立ち止まりそうになったとき、この曲が、“自分に帰れる”励ましの曲として、聴いた人それぞれの歌となって寄り添ってくれるに違いない。そして本当のラストソングは「Your Song」。“君の歌だって言っていいんだ”“言葉に想いを込めたから”。そんな歌詞が、そのまま望海のメッセージのように聞こえる。それはこのコンサート自体にも感じたこと。初舞台から20年間の感謝や喜び、懐古に希望、迷ったり悩んだりしながら身につけた強さや優しさ、慈愛の気持ち…望海のさまざまな想いが、そのメロディ、その歌詞、その響きからひしひしと伝わってきて、胸が熱くなった。

初日前のゲネプロの後には、報道陣に向けた囲み取材もおこなわれたので、その様子も紹介する。

望海風斗

望海風斗

ーー今回のコンサートの見どころや選曲について教えてください。

まず春に開催するということだったので、私にもみなさんにも素敵な出会いがあったらいいなという想いを込めさせてもらいました。私はここまでにコンサートを4回やらせていただいていますが、宝塚在団中にやった1回目がコロナ禍が始まった頃で、当時は1席ずつ客席を空けて声も出せない状況でした。そこから少しずつ光が見えてきて、今回は、この数年間で知らず知らずのうちに心に凝り固まってしまっていたものを、ちょっとでも解放していただけたらという想いで、テーマを“五感の解放”にしています。いい感情だけでなく、怒りだったり悲しみだったりもこのコンサート中に出してもらえたらと想いながら選曲していきましたが、最終的に歌いたい歌になりました(笑)。
歌いたい曲となったときに一番多いのがミュージカルの楽曲でしたが、今回はそれだけじゃなくポップスや海外の曲など、いろんなジャンルのものを歌い分けられたら面白いかなと思って、入れさせていただいています。どの曲にも思い入れはありますが、みんなで盛り上がれる「お祭りマンボ」や「Hound dog」などのエネルギッシュな曲は、会場一体となってみんなで汗をかけるんじゃないかと楽しみにしています。

ーー苦労したことは?

一番は歌詞ですね(笑)。歌詞を覚えるのが毎回大変です。演出の桜木さんからは、「歌詞をモニターで出そうか?」と言われたんですが、皆さんの顔を見ながら歌いたいと思って。また、歌って踊るシーンもあるので、エネルギーを維持して歌いきるというのも、苦労したところだと思います。
でも稽古は楽しくて、振り入れは1日に2〜3曲あったんですが、よく覚えたなと(笑)。

ーー新曲の「Breath」についても伺えますか?

まだ反応がわからないので、どうだったんだろうという気持ちと、初日のお客様の前でどんな反応が返ってくるのか楽しみではあります。曲に込めた想いは、初日にきちんと自分の言葉で、劇場に来てくださったみなさんにお伝えしたいと思っています。でも、どんな環境にいる人でも、生きていればいろんなことがあって、楽しかったり喜んだりする瞬間よりも、悲しかったり虚しかったり孤独だったりする時間の方が多いんじゃないかと思うんです。でもそんなときでも、今というものがあって未来につながるし、過去があって今があるわけで。今の自分というものをしっかり抱きしめてあげられるのは、自分自身しかいないとも思うし。そういういろんな想いをたくさんアンジェラ・アキさんにお伝えして、そこから生み出してくださった曲です。はじめてデモを聴いたときに、新鮮な空気で心が満たされるような気持ちになり、しばらく無音のまま余韻だけで、自分の内側と向き合う時間を過ごせたんです。この曲を聴いてくださる皆様にも、本来の自分に立ち返れるようなものになればいいなと思っています。

ーーアンジェラさんから「望海さんの心深くにあるものを受け止めて、その想いに寄り添えるような楽曲をめざしました」とのコメントをいただいていますが、とくに思い入れのある部分は?

全部なんですが、「なにを目指して走っているの ゴールのないレースで」の部分はとくに刺さりました。ふと自分に立ち返ったときに、なんでこんなに何かに追われるように必死でやっているんだろうと思うことがあって。私が伝えたそういう想いを、こんな心に刺さる言葉にしてくださったんだと思いました。また最後の「生きてる それだけでいいんだ 自分をそっと抱きしめてみる」という部分は、当たり前かもしれないけれど、なかなかできなかったことでもあって、それを歌った瞬間に心が震えました。

ーー全国ツアーの開幕、メジャーリリース第1弾新曲配信について、あらためて手応えや意気込みを教えてください。

周りのみなさん素晴らしいメンバーと、コンサートができるのが嬉しいし、早くみなさんに見ていただきたい。手応えを感じるのは初日が始まってからだと思うので、数時間後の初日に向けてさらにブラッシュアップして、とくに歌詞が抜けないように準備したいです。やればやるほどいろんな発見があるだろうし、土地土地での出会いもあるだろうし、楽しみにしています。

ーー前回のコンサートとの違いは?

前回はストーリー仕立てになっていたので、ヒカリさんを通して望海さんを見せているところがあったんですが、今回はそうじゃないので。あと前回も『エリザベート』の曲を歌ったりはしていますが、今回は宝塚時代にやった作品の曲を歌ったり踊ったりしているのが違う部分かなと思います。

望海風斗

望海風斗

ーー歌詞に苦労されているとのことですが、覚え方はありますか?

ひたすら書く(笑)。書いて覚えるのと、何回も唱えて覚えるのとでやってます。

ーー『Hello,』に絡め、最近あった出会いは?

『Hello,』のメンバーです。バンドのみなさんは、キーボードの園田さん以外は前回の『Look at Me』と同じですが、
ダンサーの方々とは初。2月末にお会いしたのですが、みなさん個性があり素敵な方々ばかりです。

ーー全国を回るにあたって、公演以外で楽しみにしていることは?

意外と公演期間が短いので、ピンポイントで行かないとどこにも行けない気がして、どこに行ったらいいか悩んでいます。あと、大阪公演のSkyシアターMBSは、新しい劇場で初めてですし、見に来られる方も初めての方が多いと思うので楽しみです。

ーー新生活の時期でもあり、今新しく始めたいことはありますか?

自転車に乗りたいと思っています。昔は乗っていたけれど10年くらい乗ってなくて、東京に引っ越してから乗ってる人を見かけるので、ほしいなと思っています。稽古場が近いと自転車で来る方もいるので、それを見ていいなと。体も動かせるし、風が気持ちいいですし。

ーー今後は歌手と女優の二刀流で?

二刀流で(笑)がんばっていきたいです。二刀流って難しいですけれど、ふたつやるからこそ見えてくるものもある。今は舞台をやっているからポップスが難しくて。でもポップスを歌うことで、ミュージカルでの気づきもありますし、新たな喉の筋肉も手に入れられるんじゃないかと思っています。

ーー男役スイッチを手に入れて、もう照れはなくなりましたか?

男性がいる中でカッコつけるのってなかなか難しいなと思っていたんですが、いざ音楽がかかって踊ると滾るものがあって。歌うより踊る方がワクワクするのを今回感じました。とくに「摩天楼のジャングル」は踊っててすごく楽しかったです。このスイッチは持ち続けてたまに点けられたらいいですよね。今後もいろんなスイッチを手に入れて、使い分けていけたらいいですね。

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2024年5月18日(土)~ 5月26日(日)日本青年館ホールにて上演される舞台『サイボーグ009』のメインビジュアル等詳細が解禁となった。

半世紀を超えても今なお愛され続けている石ノ森章太郎によるSF漫画作品「サイボーグ009」。本作は、世界各地から集められ、戦争兵器として改造手術を受けた9人のサイボーグ戦士それぞれが悩み、哀しみを背負いながらも、世界の平和のために力を合わせ悪と戦う物語。演出は、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stageをはじめ、「進撃の巨人」-theMusical-など大人気タイトルの舞台化で演出を担当し、自身のアーティストとしての経験から斬新かつ独創的な演出を手掛ける新進気鋭のクリエイター 植木 豪。脚本は、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the StageやMANKAI STAGE『A3!』シリーズなど人気原作の舞台化の脚本を数多く担当し、2.5次元作品のファンから熱い支持を受けている亀田真二郎。主演の009 /島村ジョーを演じるのは、元宝塚歌劇団男役スターで、現在は俳優として舞台やドラマへ出演し、声優としても人気作に多数出演するなど、多方面で活躍している七海ひろき。他、若手から実力派俳優、世界的に活躍しているダンサーなど多彩なメンバーが勢揃いし、長年愛され続けている「サイボーグ009」を舞台として新たに届ける。

舞台「サイボーグ009」公演スポット映像公開

この度、サイボーグ戦士たちが勢揃いしたメインビジュアルとメインキャスト11名のソロビジュアル、そして七海ひろき扮する009/島村ジョーが登場するスポット映像が公開。さらに、七海ひろきが「サイボーグ009」誕生60周年のアンバサダーに就任した。また、001/イワン・ウイスキーが声の出演で登場することが決定。キャストは後日発表となる。

また、来場者特典としてポストカードの配布、加えて、全公演で回替わりのアフターイベントの実施も決定した。詳細は公式サイトにて確認してほしい。

009/島村ジョー 七海ひろき

009/島村ジョー 七海ひろき

002/ジェット・リンク 高橋駿一

002/ジェット・リンク 高橋駿一

003/フランソワーズ・アルヌール 音波みのり

003/フランソワーズ・アルヌール 音波みのり

004/アルベルト・ハインリヒ 里中将道

004/アルベルト・ハインリヒ 里中将道

005/ジェロニモ・ジュニア 桜庭大翔

005/ジェロニモ・ジュニア 桜庭大翔

006/張々湖 酒井敏也

006/張々湖 酒井敏也

007/グレート・ブリテン 川原一馬

007/グレート・ブリテン 川原一馬

008/ピュンマ Toyotaka

008/ピュンマ Toyotaka

0010/プラス 、シキ 滝澤 諒

0010/プラス 、シキ 滝澤 諒

0010/マイナス、リク 相澤莉多

0010/マイナス、リク 相澤莉多

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今年1月にアルバム『The Heart Tree』でメジャーデビューを果たしたDEZERT。本作を携えた全国ツアー『DEZERT LIVE TOUR 2024 “The Heart Tree” 【PHASE_1】 -延命ピエロ編-』終了直後の彼らに、ツアーの手応え、メジャーデビュー後の心境、そして3月29日(金) 渋谷 CLUB QUATTROからスタートする新たな全国ツアー『DEZERT LIVE TOUR 2024 “The Heart Tree” 【PHASE_2】 -匿名の神様編-』の構想まで、たっぷりと訊いた。千秋(Vo)の好物である寿司になぞらえて熱く語られるバンド観にも注目だ。

――1月10日にアルバム『The Heart Tree』でメジャーデビューをしてから約4ヶ月。バンドで何か変わったことってありました? 

SORA(Dr):難しくなりましたね。物事を決める、ということに対して。

――具体的に、どういうことでしょう?

SORA:今まではライブにせよリリースにせよ、シンプルに思いつきでやってきたんですよ。それが、ありがたいことに考えてくれる人が増えたぶん、その意見を統括・統一することに良い意味で時間がかかるようになりました。やっぱりみんな真剣で、いろんなアイディアを出してくれるんですよ。だから自分もベストなアイディア、ベストな意見を出すために、みんなで集まる前にしっかりと考えざるを得なくなって。考えるために考えることを増やさないといけないフィールドに入った感じですね。

千秋(Vo):逆に、僕は楽になりました。今まで自分たちでバンドをプロデュースしてきて、本来ならバンドがやらなくてもいい業務もずっと請け負ってきたから、そのへんをメジャーデビューに伴って僕は放棄したんです。例えば予算管理だとか、プロモーションだとかを、フォーマットのあるレコード会社に渡すことができたので、こうやって二人三脚でやっていけるのはメジャーならではなんじゃないかなと。

■昔は千秋が気に食わないことがあったらライブを投げ出しちゃったりして(苦笑)。もう地獄でしたけど……(SORA)

――メジャーに行くと規制が厳しくなるとか、今までやれていた音楽ができなくなるイメージも持たれがちですが、そのへんは問題なく?

Miyako(Gt):全然ないです。メジャーっていろんな制約があったり、動きづらくなるんじゃないかという懸念は、確かに俺も持っていたんですよ。でも実際はそんなことなく、むしろ今までやれていたことの幅だったり視野が、より広がっていくようなイメージなんですね。レコード会社の人たちも、みなさん本当に音楽好きなんだというのが話していても伝わってきて、そこは自分の想像とは真逆で嬉しかったです。

Sacchan(Ba):もちろん、第三者的な意見が強めに入るようになったところはありますよ。例えば、アルバムのオンエア推奨曲にしても、果たして今までのDEZERTチームだけだったら「楽園」を選んだだろうか?ってことですよね。ただ、地方とかでもお客さんからよく“有線で「楽園」が流れてました”とかって聞くようになったので、今までとは違う手法で結果が出るのは良いことなんじゃないかなと。あとは僕の場合、締め切りが明確になって、1日たりとも遅れることが許されなくなったのは大きいと思います。まだ曲出しとかは少し融通が利きますけど、最後のデータ納品日とかは、テンション感で延ばすことが不可能になった!(苦笑)

千秋:相手が事務所なら“またですか”と呆れながらも、基本的に優しく許してくれるんですよ。でも、それがレコード会社になると“いや、間に合わないかもしれないです”って言ってる顔が……マジなんです。言ってみれば、良い保護者がついたという感じですね。ウチの事務所は割とロックなんで、文句を言いつつ何とかしてくれちゃうから、保護者にはならないんです。

Sacchan:締め切りを引っ張ったからといって、聴き手にわかるほどの明らかな違いが生まれるとは限らないですからね。もしかしたら時間をかけないほうが良かったかもしれないし、聴き手はその二つを比べることもできないわけだから。

DEZERT/千秋(Vo) 撮影=西槇太一

DEZERT/千秋(Vo) 撮影=西槇太一

――そんな中で始まったアルバムツアーの『PHASE_1』が終わり、私も東京公演(3月2日 Spotify O-EAST)を拝見しましたが、集まっていたファンが本当に熱くて! みんな“DEZERTだから”来ているんだということを強烈に感じたんです。単純に“カッコいいから”来ているわけではないなと。

SORA:確かに数字を見るとすごく伸びているし、支持されているんだなという実感もありますね。

――その理由って、ぶっちゃけ何なんでしょうね。

SORA:カッコいいバンドって、実はいっぱいいるんですよ。友達のライブとかを観に行っても確かにカッコよくて、でも、どう応援したらいいかわからないんですよね。それがLUNA SEAとかX JAPANとかみたいに完成されたバンドなら、ひたすらカッコよさを浴びるだけで十分ハッピーですよ。でも、昨今は完成されていないのにカッコつけてるバンドが多いように僕は思っていて。例えるなら、お客が3人しか来ないのに8万円のコースを出してる飲食店みたいな感じ。逆に、僕たちは良くも悪くも自分に素直にやってきたから、それこそ昔は千秋が気に食わないことがあったらライブを投げ出しちゃったりして(苦笑)。もう地獄でしたけど、そういったエピソードの積み重ねが、振り返ってみればバンドの物語になって、ファンの子からすると“応援したい”と思わせる要因になっている気がするんです。

――なるほど。ファンの熱さは、等身大に振る舞うバンドを応援したいという想いから来ていると。

SORA:それは『PHASE_1』の映像を観ても感じました。ビジュアル系バンドを集めて『V系って知ってる?』っていうイベントを2022年末に武道館でやってから、昨今はビジュアル系シーンを背負ってるとかまで言われるようになって。そんな中でメジャーデビューをしたから“なんかやってくれそうだな”って思わせられたのが良かったんでしょうね。だから、逆にプレッシャーはすごいですよ。演奏はもちろん、水面下では信じられないくらい悩んでますし、もっと応援したい気持ちにさせるには、どうすればいいんだろう? どこにバスドラを置いて、どんな音作りをすればいいんだろう? みたいなことも、最近すごく考えてます。13年やっていて今年が一番メンバーと話す時間が多いし、千秋とも週に1、2回は電話してますよ。 

DEZERT/Miyako(Gt) 撮影=西槇太一

DEZERT/Miyako(Gt) 撮影=西槇太一

■好き嫌いあるだろうネタを提供している3時間のライブにあるのって、共感じゃなく“共有”なんですよね。(千秋)

――それを聞いて腑に落ちたのが、皆さんステージ上で本当に堂々とパフォーマンスしているのに、すごく客席に求めているなと感じたんですね。曲の並びと、その間に挟み込まれる千秋さんの言葉が全部繋がっていて、そこでは“俺たちの音楽を信じてほしい”という強烈なメッセージが込められている。

千秋:ただ、O-EASTの話をさせてもらうと、自分のパフォーマンス的には、あの日がツアーで最低だったんですよ。ちょっと喉を壊していたところもあって、初日からどんどん下がっていって。そのままファイナルの札幌に突入して、終わったときに、自分たちは共感と共有の狭間にいるなと気づいたんです。例えば、まだワンマンができなくてイベントで20分とか30分のステージだけをやっていた時代、お客さんとの間にあったのは“共感”だったと思うんですよ。それこそ「「殺意」」だったり、攻撃的な楽曲と歌詞にファンは共感してくれていたけれど、その土台にあるのは“共有”なんですよね。

――では、共感と共有の違いとは? 

千秋:例えばDEZERTがお寿司屋さんだとしたら、僕の声がめちゃくちゃ調子いいときってネタが新鮮なんですよ。でも、他人のライブを観に行って、ボーカルの声の調子が悪かったりすると、僕ちょっとワクワクするんです。ネタが多少悪くても、しっかりと握ってくれればいいんだよ!っていう感じ。そもそも僕らの曲にもいろんな種類があって、綺麗事もあればF●CKを叫ぶ曲もあるわけだから、全部のネタで共感なんか得られないんですよ。メジャーデビューを機に「楽園」から入ってきた人が「「殺意」」を好きになるのか?っていう話。そうやって好き嫌いあるだろうネタを提供している3時間のライブにあるのって、共感じゃなく“共有”なんですよね。

――なるほど! 全員がすべてのネタを美味しく食べるとは限らなくても、寿司屋の同じ空間を共有しているという。

千秋:そう。ライブのセットリストって、言ってみれば“おまかせセット”で、それぞれの注文を聞いて食べたいネタを出すことはできないので。もちろん、すべてのネタで共感させるバンドもいますよ。でも、常連客が共感できるネタしか出さないのでは、店ってやっていけないですよね。だから、アルバムの曲を知らなくてもいい。高いチケット代を払ってライブ会場に来る、同じ場所にいるということが、すごく大事なんだ……ってことを『PHASE_1』で痛感したんです。なのに、それまで僕は、どこかで“共感してほしい”という想いがあった。

――いや、みんなそう言いますよ。特にボーカリストは。

千秋:だから苦しかったんです。『PHASE_1』のファイナルになった札幌が終わったとき、SORAくんに「今日のライブは難しかった。久しぶりに“千秋”な感じがあった」って言われて、たぶん俺は“共感してほしい”という想いを強く出しちゃったんだろうなと。もちろん共感してくれる人は満足できるだろうし、それはそれで有り難いけど、みんながみんな共感できるわけじゃないんだから難しくなるのは当たり前。だったら共感じゃなく、基本的に共有を求めればいいんじゃないかって、札幌から帰る飛行機の中で考えたんです。やっぱり俺は長くバンドを続けたくて、そういう意味でリスペクトしているのがBUCK-TICKなんですよ。しっかりファンとの共有の場ができていて、もちろんコアなファンには共感もあるだろうけど、そうじゃない人も年末には武道館に足を運ぶじゃないですか。そうやって一定の集客をずっと保ち続けて、新しい音楽を出し続けていく、あれは最高の共有の場なんだろうなぁって。

DEZERT/Sacchan(Ba) 撮影=西槇太一

DEZERT/Sacchan(Ba) 撮影=西槇太一

――すごくよくわかります。全員がすべての楽曲に共感を持っていなくても、ただ、その空間にいることを楽しめるということですね。

千秋:僕は、それをビジュアル系でやりたかったんですよ。例えば、これまで日本であまり知られていなかったドイツ料理が流行ったとして、“ドイツ料理が好き”って言うとカッコいいっていう風潮が生まれたら、みんな新しい店ができるたびに行くじゃないですか。そこまで飛び抜けて美味しくなくてもいいんですよ。そうやって場を共有することが“流行り”なわけで、ラップだって根底となる歴史とか存在意義があるけれど、リスナーはそこに共感しているわけじゃない。ビジュアル系にしても、昔は“××が好き”ってブログ書いておけばカッコいい、みたいなものがあったのに、そうやって共有する場所が今はカッコよくなくなっちゃったんですよね。どうせ出店するなら山手線沿線がいいのに、なんかアンダーグラウンドに行っちゃった。

――確かに同じ店でも、郊外より都心にある方がカッコいいイメージがあるかもしれない。

千秋:もちろん、あえて人のいないところに出すという戦略もありますよ。でも、それを僕は求めていない。隠れ家じゃ嫌なんで。僕、最近ビリー・ジョエルのライブを観に行ったんですけど、50年前のアルバムの曲をやっても素晴らしかったんですよ! そこで重要なのは、どういう音楽をやっているかではなく、どうお客さんに届けるか?なんですよね。そこに気づけたので、『PHASE_2』ではもっと共有の場を届けたいし、そこで何を届けられるか?ってことやセットリストも早く考えたいし、練習もしたいし、早く声も戻したい。だから、なぜお客さんが増えたのか?をまとめると、DEZERTのライブの場を共有したいと思ってくれる人が増えたからでしょうね。でも、まだまだ足りないんです。それこそ店構えから清潔感、雰囲気、照明、ネタ、海苔、酢飯、職人、おしぼりを置く店員……全然そろってない! そういった細かいところを一つずつ改善していけば、もっと魅力のあるカッコいい場所にできるはずで。つまり、まだまだ未来はあるってことなんですよ。

DEZERT/SORA(Dr) 撮影=西槇太一

DEZERT/SORA(Dr) 撮影=西槇太一

――足りない=伸びしろがある、ということですからね。ちなみに楽器隊の皆さんが、今回のアルバムやツアーで感じた“共有”って何でしょう? 

Miyako:今回の『PHASE_1』って、全箇所のセットリストにアルバムの曲が全曲入っていたんですよ。それって俺が加入してからは初めてのことで、きっと、このアルバムをやりたいと俺らが思ったからだし。お客さんもアルバムを聴きたい、もっとライブで曲を知りたいと望んでくれたからなんです。だから『PHASE_1』はアルバム全曲が入ったセットリストでブレずに最後までやってこれたし、自分たちの出している音だったり気持ちがちゃんと届いているからこそ、さっきの話にもあった“応援したいバンド”に今、なれているんだろうなって。

千秋:確かに全曲やらなくてもよかったんだなって、今、気づいた。

SORA:いや、『PHASE_1』はこれでよかったよ。始まりだから。

Sacchan:ここまでしっかりアルバムを掲げたツアーって、今までなかったんじゃないかな。メジャー1発目だし、一回ちゃんとやってみようって(笑)。

――でも、メジャー1発目を意識して、アルバム曲を全部入れたわけではないですよね?

SORA:ないです。自然に……ですね。

■なんか部活みたいだなって、最近すごく思うんですよ。目指すものがあって、それに対して個人でもバンドとしても進んでいる。(Miyako)

千秋:ちょっとナメてたんですよね。リスナーの“聴く”パワーを。買い物にも美味しいものを食べることにも興味がなくて、ずっと“虚しい”って言い続けてきた僕だけど、ライブで何か届いたなと感じたときは幸せになれるんです。で、1月にアルバムの予約購入者限定で、アルバムの曲だけを演奏するライブをやったら、すごく盛り上がったんですよ! 正直『PHASE_1』のO-EASTより盛り上がった。それくらい聴く人のパワーが、この13年の間に培われていたので、全曲やっても大丈夫だろうと自然に思えたんです。とはいえ、Sacchanとも結構話したよね。アルバム14曲入れたら過去曲は3曲くらいしか入れられないけど、どうする? ライブに行って知ってる曲がなかったら嫌だよね? って。

Sacchan:十代のころに好きだったバンドのライブに最近行ったら、直近の曲ばかりで全然曲がわからなかったんですよ。しかも、それで3時間とかやられて(笑)。

千秋:でも、それはSacchanが今のファンじゃないからだし、今回は『The Heart Tree』のツアーなんだから、もうええやん!って。実際、セットリストが良くなかったっていう声はひとつもないんですよ。全国くまなく回ったリリースイベントで会った子たちも、みんな音楽への愛であふれていて、それがすごく自信につながって。聴いてる人のパワーを信じてよかった、アルバム全曲やってよかったって感じました。

Miyako:なんか部活みたいだなって、最近すごく思うんですよ。みんなの話を聞いていても、すごくストイックで、目指すものがあって、それに対して個人でもバンドとしても進んでいる。俺、野球部だったんですけど、野球でもそんなチームが応援されるんですよね。

――初期を思い返すと、本当にDEZERTは“応援したいバンド”に激変したと思います。当時は尖り切っていて、ストイックのスの字も見せなかったのが、今ではライブのMCで“ここ数年、俺たち愛であふれてる”と断言するくらいですから。

千秋:折れたんですよ、尖りすぎて。鉛筆の芯と同じで、削りすぎたよね?

Sacchan:尖ってる先端を、まだ研いでました(笑)。

――ただ、そこまで変わったらファン層がゴッソリ入れ替わっても当然なところ、そうでもないのがDEZERTの不思議なところで。

千秋:むしろ戻ってきてる。“子供が生まれて十何年ぶりに来ました”っていう話とか、今回のリリースイベントで何回も聞きましたからね。まだ10人くらいしかファンがいなかった時期に通ってくれてた子たちが来てくれたりして、なんか嬉しいな!みたいな。

Sacchan:まぁ、その人たちも年取ってるわけですからね。そりゃ変わりますよ。

Miyako:個人的に表題曲の「The Heart Tree」なんかは、俺、すごく“共感”できたんです。送られてきたデモをイヤホンで聴いたときに、まだ歌詞は完成形ではなかったんですけど、すごく心に刺さって。《消えてしまいそうな夜も 壊れてしまいそうな夢も 投げ出したくなる決意も 誰にも笑わせやしないさ》という歌詞が、すごく寄り添ってくれているようで感動して、千秋くんに“いいね”って伝えた覚えがあります。

――ネタの種類が増えることで、リスナーに新たな“美味い!”を発見させることもあるでしょうし、何より心地のいい共有の場を提供できているんでしょうね。

千秋:ただ、そこに気づけたのは最近ですからね。お客さんからしたら、これは共感、これは共有、なんて考える必要はないし、好きだから来るでいいんですけど、店の側からするとそうはいかない。ガリひとつにもこだわらないといけないし、そのへん、SORAくんは厳しいですね。SORAくんは“スタッフは千秋のことを怖がってる”とか言ってますけど、絶対SORAくんが一番怖いですよ! 店の掃除が行き届いてるか、おしぼりが臭くないかとかまで細かくチェックする人で、特に時間の使い方には厳しい! 効率よくできないと、すごく怖いんです。

SORA:だって、チケット代いくらですか? チケットだけじゃない。この前、サービスエリアでマックのメニュー見てたら、セット950円ですよ?

千秋:高ぇ! 昔はチーズバーガーセット、400円くらいだったのに!

SORA:それを考えると、時間がいかに大切か?ってことですよ。今って、みんなホントに時間ないと思うんです。家に帰って100人中98人はスマホを見る時代に、わざわざチケット代を払ってライブ会場に足を運んでくれてるんですよ。ちゃんと見合うものを返さないといけないし、名を上げてる人ってみんな細かいところまで目を配ってるんだってことを、この2、3年で先輩の背中から僕は学んだんです。

千秋:また寿司の話していいですか? ウチのチケット代って、コロナ前に比べて1.5倍になってるんですよ。だったら今まで10貫おまかせだったメニューも、量を1.5倍にしなきゃダメなんじゃないかって、最初は思ってたんです。もう、本編で20曲くらいやってやろうかと。でも、数を増やしたところでお腹いっぱいになって食べ切れないし、むしろ客を遠ざけかねない。そうなると店の居心地のよさとか、スタッフの接客とかも重要な付加価値になるわけで、それって寿司を作る俺らの力だけじゃ足りないんですよね。ガリにしたって市販のガリじゃダメで、自家製で丁寧に作ってたら嬉しいじゃないですか。あとは……正直、客層もあります。僕は将来ホールでツアーできるバンドになりたいので、好き勝手に暴れてぶつかり合うのは求めてない。できるだけたくさんの人に届けたいし、共有できる空間は作りたいけれど、そこは誤解しないでもらえたら。

■チケット代が高かったら、メチャクチャ演出があるんだなと思ってもらえれば。もしくは、入場のときに大トロが食える(笑)。(Sacchan)

――……メンバーのみなさんは、千秋さんがこんなにお寿司好きなことをご存知だったんですか?

SORA:知ってますよ。

Miyako:俺、企画で千秋くんにお寿司握りましたからね。ボロクソに言われて、最終的にプロの人が握ったのを食べてました(笑)。

――まぁ、同じ寿司でも酢飯ひとつ、握り方ひとつでまったく違いますからね。

千秋:だからネタもそろえず、店内の環境にも気を配らないのに、ネームバリューだけでチケット代が高い人たちは軽蔑してます。逆に、良いネタすべてそろってるなら、いくら高くてもいいと思ってますよ。なので、12月27日の日本武道館ワンマンのチケット代はまだ決まってないですけど、来てほしいから安くすることはしない。強い意思を持って、俺らの“おまかせセット”の値段を決めます。

――潔いですね。普通は安ければ安いほど良いと考えがちなのに。

千秋:僕も最初はそうだったんです。でも、違うんですよ。例えば1500円の寿司を食いたいか?って話で、だったら回転寿司でいいじゃないですか。それでも十分美味しいんだし。

SORA:そういうところも含めて真剣に考えているんで、場合によっては武道館の赤字を回収するために、僕は起業するかもしれない。起業じゃなくてもバイトとか(笑)。

千秋:まぁ、メチャクチャ仕込むのであれば、チケット代高くしますけどね。

Sacchan:なので、チケット代が高かったら、メチャクチャ演出があるんだなと思ってもらえれば。もしくは、入場のときに大トロが食える(笑)。

千秋:でも一発目で大トロ出してくるのは、いい店じゃないよ。油だからね。本当は白身から始めないといけない。

SORA:いろいろ思いが乗っかるように、みんなで考えているので。それも含め、チケット代の発表を楽しみにしてください。きっと詳細が出たタイミングで、また話す機会は絶対にあるだろうから、そのときにまた色々伝えたいです。日々、考え方はアップデートしていますから。

――ちなみに3月29日から始まる、アルバムツアーの『PHASE_2』のほうは、『PHASE_1』と何が変わってくるんでしょう? 

千秋:ま、「ともだちの詩」は、もうやんないですね。

Sacchan:名指しされました(笑)。

千秋:これ、8年ぐらい前にレコーディングした曲で、何かしら胸のつっかえだったり、昔を回顧する部分もあったんですよ。それでもあえてリリースして、ツアーでは本編の最後に毎回やって。こんな曲で終わるライブなんかしたことなかったんですけど、最終日の札幌で歌い終えたときに“ああ、しばらくやんないんだな”と思ったんです。“やりたくない”じゃなくて“やらなくていい”。この先もやるとなったら、むしろ「ともだちの詩」が可哀想。いや、わかんないですよ? ものすごく「ともだちの詩」をやりたくなったら、もしかしたら、またするかもしれないけど、もう俺の中でかなり血となり肉となったので、今の時点では“ありがとう。「ともだちの詩」”という感じですね。だから『PHASE_2』で聴くのを楽しみにしてる人は、このインタビューを見て諦めてもらいたいです。

――了解しました。ところで『DEZERT LIVE TOUR 2024 “The Heart Tree”』のファイナルは、6月22日の三郷市文化会館ということですが……。

千秋:ここの三郷を取るのに命かけてました! もう1年以上前から“2024年6月22日の三郷市文化会館 大ホールを絶対に取ってくれ!”と。ツアーファイナルを三郷でやるバンドとか、俺らが初じゃない?

SORA:その日が自分の誕生日で、三郷は地元なんです。ちょうどタイミングがよかったとはいえ、本当にありがたいですよね。以前に小ホールでやったときに、今度は絶対に大ホールでやりたいと言っていたのが叶って、メンバーにもスタッフにも感謝しかないです。

千秋:ここでSORAくんはギターボーカルするんだもんね? 小ホールのときも俺とパートチェンジしてhideさんやったんで、それ、やるしかない。

SORA:やります。

――初日の3月29日、渋谷CLUB QUATTROは東京出身のMiyakoさんバースデーですし、メンバーの記念日を大事にしている、とても温かいバンドですよね。

千秋:寿司は魂ですから! 

――そこはブレないんですね。DEZERTは寿司屋であると。

千秋:はい。どんな寿司屋を目指すのかは、正直まだわかっていなくて。都心の高級店かもしれないし、下町に1店舗しかない専門店に落ち着くかもしれないけど、寿司屋というのだけは決まってます。ここでフライドチキン屋になったりしたら、それこそが路線変更だと僕は思っているので。だって、久しぶりに好きな寿司屋に行って、フライドチキン屋になってたら悲しいじゃないですか。尖り切っていた時代から、寿司屋であることだけは変わっていないんですよ。

取材・文=清水素子

 

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上野耕平、宮越悠貴、都築惇、田中奏一朗によるサクソフォン四重奏団「The Rev Saxophone Quartet」が、結成10周年を記念してツアーを開催した。クラシックやジャズのナンバーから、サクソフォン四重奏曲のために書かれたオリジナル、そして委嘱された世界初演作品まで、今回も盛りだくさんなプログラムで構成し、さらに「Rev」の魅力を深掘りできるツアーとなった。公演は東京と岐阜、神戸の3都市で実施。今回は、2023年12月22日(木)に浜離宮朝日ホールで行われた東京公演の模様をレポートする。

クラシックやジャズの名曲をサクソフォン四重奏で

真面目な面持ちで現れ、トークを入れず間髪なく『いつか王子様が』(編曲:和仁将平)で幕開け。ワンダーランドへの扉が開くかのようなキャッチーな導入が、Revの世界に誘う。ジャジーな雰囲気をベースに、ワルツ風の5拍子が登場したり、息の長い旋律で音の流れを意識した場面が訪れたりと、クラシカルな作風と織り混ざりながら音楽が展開。ビートに乗せられたかと思いきや、4人の音が美しく絡み合う瞬間もあり、予想のつかない展開に心が躍る。

続いて2曲目は、公演ごとに日替わりで演奏されるクリスマスソング。東京公演では『The Christmas Song』(編曲:Dairo Miyamoto)が披露された。静かで上質なテナーサクソフォンのソロに始まり、アルトサクソフォンによるR&Bを思わせる旋律など、各々が各々の歌い方で作品の美しさを打ち出しているようだったが、特筆したいのが田中によるバリトンサクソフォン。即興性あるメロディをリズミカルに繰り広げる一方で、オリジナルならではの気高さをそのままに、優しく静かに火を灯すような演奏だった。

上野耕平

上野耕平

田中奏一朗

田中奏一朗

3曲目と4曲目はサクソフォンを生んだ地・フランスの作曲家にフォーカスし、ラヴェル『亡き王女のためのパヴァーヌ』とドビュッシー『ベルガマスク組曲』を演奏。どちらも本来はピアノ独奏のために作られたものであるが、今回はオリジナルの持ち味を失わないアレンジで披露された。管弦楽の魔術師といわれたラヴェルや、色彩の豊かなドビュッシーの魅力的なハーモニーは、渋みと煌めきを兼ね備えたRevの音色にぴったりハマる。

前半にはもう一つプログラムが用意されていたのだが、こちらについては改めて後述したい。

親交の深い旭井翔一による世界初演の委嘱作品

後半は、サクソフォン・カルテットのために書かれたオリジナル作品を中心に構成。まずはカーター・パンによる、Revの結成と同年である2013年に書かれた『THE MECHANICS:Six from the Shop Floor』を演奏。古い自動車工場を舞台に、4人の整備士が演奏している……という設定の作品だ。

6つの楽章はそれぞれ副題が付されている。第1楽章は「HOIST」。ホイストとは昇降機を意味するが、その名の通り各パートで上昇音型が何度も登場し、特も言えぬボルテージがじんわりと高まるようで、ヒリヒリとした緊張感を味わう。第2楽章は「DRIVE TRAIN」、4つのパートによる同音連打と推進力のある旋律の噛み合わせが、音楽を推進する。時折クラクションのような音が聴こえるのもおもしろい。

宮越悠貴

宮越悠貴

都築惇

都築惇

4つのパートが特定の旋律を何度も繰り返しゆったりと迷宮に誘うような3楽章「BELT(to S.R.)」、「弾み車」を意味し、バリトンがリードしながらリズミカルに緩急の駆け引きに耳を奪われる第4楽章「FLYWHEEL」、静謐に品のある音色をミルフィーユのように重ね合わせる絶品の第5楽章「BALANCE」を経て、第6楽章は「TRASH」。ゆったりと刻まれるリズムの上に、揺さぶりをかけるようなブルース由来の旋律が広がるが、最後は意味深な漂いを残してあっさりと終了。「ゴミ」を意味する楽章であることもあり、タイトル名も含めて想像力の広がる演奏だった。

そして最後は、Revと親交の深い作曲家・旭井翔一による委嘱作品『サクソフォン四重奏曲』を披露。バリトンやソプラノサクソフォンのジャズやブルース調の旋律と、アルトとテナーの二重奏やTuttiによるコラールのような調べが交互に訪れるイントロでスタート。後半は、ソプラノサクソフォンで奏でられるシックでメロディアスな旋律を起点に、アンサンブルを展開していく。

クライマックスに近づくとアルトサクソフォンが技巧的かつ即興風に変奏する場面が長尺であり、作品に異なるスパイスとハリを与える。作品を演奏する前に上野が「旭井さんは、人の痛みがわかる作曲家だと思う。旋律が心にスッと入ってくる」と話したように、洒落ているだけでなくセンチメンタルな趣も感じさせたり、心の琴線に触れるような美しいコラール風の旋律も登場したりと、根底には「歌心」があるように思う。それは人の声に似たサクソフォンの音色に馴染むし、4人の魅力を引き出すにもピッタリだ。

未来ある学生と共演する「プロデュース企画」

さて今回のツアーでは、Revの3回目となる「プロデュース企画」が実施された。オーディションを実施し、選出された演奏者がRevの各メンバーによるレッスンを受け(その様子はYouTubeの公式チャンネルでも公開されている)、最後はRevの公演で4人と共演する……という企画だ。今回は高校1年生、3年生の2名が選ばれ、東京公演と神戸公演に出演。2つの舞台の様子もレポートしたい。

東京公演には平山漣が出演し、ブートリーの「ディヴェルティメント」(編曲:宮越)を演奏。平山の瑞々しさと響きのある音が前面に打ち出た第1楽章、揺らぐような音楽と旋律をしっかりと歌い込み、カデンツァでは持ち味である伸びの良い音色を聴かせた第2楽章。最後の第3楽章では、Revが強く刻むビートの上で着実に技巧的な旋律を吹きこなし、確かな技術力を聴かせながら、勢いを増しながら作品を締めくくった。

東京公演に出演した平山漣

東京公演に出演した平山漣

2023年12月24日に行われた神戸公演には、松原徹郎が出演。リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」第3楽章「若い王子と王女」(編曲:秦麻美子)を演奏した。作品全体の中では緩徐楽章にあたり、松原による第一音目からの表現豊かな歌い込みが気持ち良い。Revの4人の奏でるハーモニーに実直かつダイレクトに応えるアンサンブル力を感じさせつつ、うねるようなシェエラザードのテーマのソロには慎重さと官能さを兼ね備える。松原の音に寄り添いつつ時にはリードし、対等に音楽づくりを行うRevの様子も印象的だった。

神戸公演に出演した松原徹郎

神戸公演に出演した松原徹郎

上野はトークで、2人の学生について「Revの4人からレッスンを受けていると、時にはまったく違う指導を受けたり、真逆のことを言われたりすることもあります。それらをいかに自ら選び、自分のものにしていくか。それもプロデュース企画ならではだと思います」と語っていた。夏にレッスンを開始して以降、今回の本番はまさに集大成となった。実力ある2人の演奏者が、ここからさらに才気を育んでいくであろうことを確信できる舞台だった。

10年間の軌跡を経て、未来へ

公演の最後に、5年ぶりとなるアルバム『for』の発売を発表し(2024年3月27日(水)リリース)、新たな未来への光を見せてくれたRev。アンコールでは彼らが10年間取り組んできた「バークリー・スクウェアのナイチンゲール」を演奏し、会場はノスタルジックな空間に。情感的にハーモニーを紡ぎ、盛りだくさんのプログラムを心地よく締めくくった。

取材・文=桒田萌 撮影=中田智章

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明治座・博多座の座長公演で大成功を収めた水谷千重子が、全国4都市で『水谷千重子の宴ジョインコンサート』を開催することが決定した。

あの「万博ササニシキ」で華々しいデビューを飾って以来、演歌ひとすじ50年――。近年では、演歌とJ-POPの架け橋的存在としての活動も行っている大物演歌歌手の水谷千重子。昨年は、明治座で3度目、博多座で2度目となる『水谷千重子50周年記念公演』を開催。第1部の芝居ステージでは、ダイナミックさと繊細さを併せ持った確かな演技力で観客の心を魅了し、第2部の歌謡ステージでは歌謡界に燦然と輝くオリジナルヒット曲を圧巻の歌声で熱唱。大盛況の内に千穐楽を迎えた。

今年は、福岡・東京・大阪・愛知の全国4都市をめぐる『宴ジョインコンサート』の開催が決定。単独コンサートツアーは2020年より4年ぶりとなる。最初の開催地である博多座で千重子とジョインするゲストの第一弾は、御崎進と萬みきおに決定。昨年の『水谷千重子50周年記念公演』で博多座を賑わせた二人が千重子と共に戻ってくる。

『水谷千重子の宴ジョインコンサート』博多座ゲスト:御崎進

『水谷千重子の宴ジョインコンサート』博多座ゲスト:御崎進

『水谷千重子の宴ジョインコンサート』博多座ゲスト:萬みきお

『水谷千重子の宴ジョインコンサート』博多座ゲスト:萬みきお

ニデーン留学から緊急帰国して参加した昨年の『水谷千重子50周年記念公演』製作発表記者会見の壇上で、倉たけしと因縁の再会を果たし会場のマスコミを騒然とさせた御崎進。公演では、衝撃のパフォーマンスを魅せ、鮮烈な復帰を飾った。また、芸歴76年を迎えた萬みきおは、二葉一門を離れて以来、大きなステージで歌うのは久しぶりとのことで昨年の『水谷千重子50周年記念公演』では2曲を熱唱。千重子とベテラン同士の昭和の香り漂う危険なトークを繰り広げた。今回は、どんなコンサートになるのか。なお、博多座のゲスト情報第二弾と博多座以外の各開催地の日替わりゲスト情報などその他の詳細は後日発表。続報を待とう。

コンサート決定にあたり、水谷千重子のコメントが到着した。

水谷千重子 コメント

水谷千重子

水谷千重子

皆様、如何お過ごしでしょうか?水谷千重子でございます。
今年はいつもとは少し違った、宴のようなコンサートを開催しようかなと考えております!
千重子1人だけではなく、千重子ファミリーのバカな奴らも集まってくれます!(笑)
更に素敵なアーティストさん達も参加してくださいますわよ!
お芝居なしの歌に特化したコンサート!おしゃべりもしちゃいますが^_^
きっとワクワクするステージになること間違いなし!
是非皆様お越しになってジョインしましょっ!!
待ってるわ!

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時代劇専門チャンネルが、新作「ミュージカル『薄桜鬼 真改』土方歳三 篇」上演を記念して、“歴代「土方歳三」役”の活躍を大特集する。「ミュージカル『薄桜鬼』土方歳三祭!」と題して、2024年3月30日(土)よる11:00より、3ヵ月(3月~5月)連続企画を行う。

ミュージカル『薄桜鬼』(通称「薄ミュ」)は、シリーズ累計100万本を超える人気ゲーム『薄桜鬼』を原作にした2.5次元ミュージカル。本シリーズは、2012年に第1弾を上演してから今日にいたるまで12年もの間、愛され続けており、2.5次元作品のなかでも屈指の長寿シリーズである。歴史的にも人気の高い「新選組」を題材に、過酷な運命に抗いながらも、夢を追い求め、守るべきもののために闘う新選組隊士たちの賢明な生き様が描かれた原作ゲームの内容を、忠実かつ丁寧に描き出したストーリーとその世界観を力強く表現した実力派若手俳優陣の演技は、原作ファンのみならず多くの観客の心を惹きつけた。

そんな根強いファンをもつ「薄ミュ」待望の新作「ミュージカル『薄桜鬼 真改』土方歳三 篇」が2024年4月に上演される。今回、公演を記念し、“土方歳三祭!“と題して作中の代表的人気キャラクター“土方歳三”の活躍を大特集する。時代劇専門チャンネルでは、土方歳三役としてバトンを繋いできた、人気・実力ともに兼ね備えた歴代キャストたちそれぞれの魅力がつまった出演作を3カ月にわたって毎月1本ずつ放送+配信。また、出演作だけでなくここでしか観ることのできない歴代土方キャストが集合したオリジナル特別番組もあわせて放送。各々の“土方歳三“が紡いできた歴史のすべてに迫る。

まず、3月30日(土)には「ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚」(2016年)を放送。本作はシリーズ第8作目。原作ゲームと同タイトルであり、土方歳三ルートを主軸に「薄桜鬼」全体のストーリーが分かる作品。「黎明録」の続編的な要素も。本作で初めてシリーズに参加した松田岳が土方歳三を演じる。

ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚

ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚

ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚

ミュージカル『薄桜鬼』新選組奇譚

4月27日(土)には「ミュージカル『薄桜鬼 真改』山南敬助 篇」(2023年)をテレビ初放送。シリーズ第16作目。山南役として長きにわたり本シリーズを支えた輝馬を主演に迎え、シリーズ初のエピソードを上演。新選組の中でいちはやく羅刹となりながらも信念を貫く生き様を、これまでの「薄ミュ」とはまた異なる新たな魅力満載で描く。

ミュージカル『薄桜鬼 真改』山南敬助 篇

ミュージカル『薄桜鬼 真改』山南敬助 篇

ミュージカル『薄桜鬼 真改』山南敬助 篇

ミュージカル『薄桜鬼 真改』山南敬助 篇

5月25日(土)には「ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇」(2018年)を放送。シリーズ第11作目となり、本作から演出が西田大輔に変わり、『志譚』とタイトルを改め新シーズンに突入。主演に2.5次元舞台で大活躍中の和田雅成を迎え、新演出・新キャストで新しい風をもたらした。

ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇

ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇

ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇

ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇

さらに、4月と5月には歴代“土方歳三”キャストが大集結した特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」を放送。

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」

番組には、矢崎広、井澤勇貴、佐々木喜英、松田岳、久保田秀敏が出演。「先輩チーム」「後輩チーム」に分かれ、「薄ミュ」や「土方歳三」にちなんだゲーム対決のほか、土方歳三を演じた当時を振り返り、演じるうえで意識していたことやそれぞれが感じていた歴代土方役の存在の大きさなど、舞台裏トークを繰り広げる。

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」 (左から)井澤勇貴、矢崎広

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」 (左から)井澤勇貴、矢崎広

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」(左から)松田岳、佐々木喜英、久保田秀敏

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」(左から)松田岳、佐々木喜英、久保田秀敏

歴代土方歳三という特別な絆で繋がった5人の、舞台上とは異なるここでしか観られない表情が満載。さらに、番組には参加できなかった五代目 土方歳三 役を務めた和田雅成からの手紙も届いたりと、「薄ミュ」ファンには堪らない、ファン必見の特別番組となっている。

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」(左から)井澤勇貴、矢崎広

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」(左から)井澤勇貴、矢崎広

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」(左から)松田岳、佐々木喜英、久保田秀敏

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」(左から)松田岳、佐々木喜英、久保田秀敏

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」 矢崎広

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」 矢崎広

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」(左から)佐々木喜英、久保田秀敏

時代劇専門CH 特別番組「もっと集まれ!土方歳三PARTY」(左から)佐々木喜英、久保田秀敏

なお、特別番組の前篇は4月13日(土)よる11時、後篇は5月11日(土)よる11時となり、2ヵ月にわたって放送される。

スカパー!番組配信では3月1日(金)より「ミュージカル『薄桜鬼』土方歳三 篇」、「ミュージカル『薄桜鬼』黎明録」が配信中。

ミュージカル『薄桜鬼』土方歳三 篇

ミュージカル『薄桜鬼』土方歳三 篇

ミュージカル『薄桜鬼』土方歳三 篇

ミュージカル『薄桜鬼』土方歳三 篇

ミュージカル『薄桜鬼』黎明録

ミュージカル『薄桜鬼』黎明録

ミュージカル『薄桜鬼』黎明録

ミュージカル『薄桜鬼』黎明録

また、時代劇専門チャンネルで放送した「ミュージカル『薄桜鬼』土方歳三祭!」の各公演や特別番組も初回放送後から配信開始となる。

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iakuの横山拓也の戯曲『エダニク』が、国際交流基金(JF)の戯曲翻訳出版事業で中国語版が出版され、その本をもとに、中国の上海戯劇学院にて上演が決定した。また、横山と本作品演出の李旻原(リ・ミンユェン)による対談イベントが同学院主催で開催される。

国際交流基金(JF)は海外での活躍が期待される5名の劇作家(市原佐都子、桑原裕子、前川知大、前田司郎、横山拓也)による戯曲を、複数言語(英語、スペイン語、ロシア語、中国語、アラビア語)で翻訳し、海外の出版社と共同出版している。この枠組みで翻訳出版された戯曲を用い、今回は上海の才能あふれる演劇専攻の学生たちが、2009年の初演以降再演が続く横山拓也の代表作『エダニク』の上演に挑戦する。

今回の上演や対談イベントを通じて、双方の想像力や価値観を探求すると同時に、演劇の持つ力によるさらなる文化交流の発展を目指す。

アーティストプロフィール

■横山拓也
1977年1月21日生まれ。大阪府吹田市出身。劇作家、演出家。大阪芸術大学同級生を中心に結成した「売込隊ビーム」を経て、2012年に演劇ユニットiaku(いあく)を立ち上げる。緻密な会話が螺旋階段を上がるようにじっくりと層を重ね、いつの間にか登場人物たちの葛藤に立ち会っているような感覚に陥る対話中心の劇を発表している。繰り返しの上演が望まれる作品づくり、また、大人の鑑賞に耐え得るエンタテインメントとしての作品づくりを意識して活動中。
【受賞歴】第15回日本劇作家協会新人戯曲賞『エダニク』、第1回せんだい短編戯曲賞『人の気も知らないで』、第72回文化庁芸術祭賞新人賞〈関西〉、平成30年度大阪市咲くやこの花賞、第27回鶴屋南北戯曲賞「モモンバのくくり罠」他。

■李旻原(リ・ミンユェン)
上海戯劇学院副教授、修士学生指導教員、フランス・リヨン第二大学文学芸術博士。台湾の教育機関より海外留学奨学金を取得し、フランス「ル・モンド」紙の芸術・文学編集長Bernadette Bost氏の指導の下、優秀な成績で博士号を取得。演出作品では、演者の発声方法、台詞、動き、演技、体の各関節における自然な振付と、舞台の様々な要素との連携を重視し、劇場空間全体を一つの調和した芸術作品としていくこと、分野横断的なパフォーミングアーツとすることを意識している。学術研究分野は、演劇学、パフォーミングアーツ、異文化論、演劇教育など。
喜劇『THE OPEN COUPLE(原題:開放夫婦)』の脚色・演出は、2017年上海静安戯谷演劇祭において、壹演劇大賞の最優秀人気賞にノミネートされ、自作自演の喜劇『女房学校批判』は、2022年の第16回中仏文化祭(Festival Croisements)に招待された。

■上海戯劇学院
上海戯劇学院(STA)は、中国の舞台芸術の才能を養成する名門芸術大学。前身は1945年12月1日に設立された上海市立実験演劇学校であった。1956年に正式に上海戯劇学院と改称。2002年、STAは演劇、中国伝統戯曲、舞踊、映画、テレビなどの分野を擁する総合芸術大学となり、その教育範囲は中等専門学校、学士課程、修士課程、博士課程にまで及んでいる。数千人ものアーティストや各専門分野のアートマネジメント人材を育成しており、多くの卒業生が舞台芸術分野における専門家やプロとなり、演劇、映画、テレビ、舞踊、美術の分野で国内外から高い評価を得ている。また彼らは数々の大賞を受賞し、国内外で高い評価と影響力を誇っている。

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『SUPER BEAVER 都会のラクダ TOUR 2023-2024 ~駱駝革命21~』2024.3.24(SUN)埼玉・さいたまスーパーアリーナ

SUPER BEAVERが、3月24日(日)に埼玉・さいたまスーパーアリーナで『SUPER BEAVER 都会のラクダ TOUR 2023-2024 ~駱駝革命21~』最終公演を開催した。

同公演は、昨年9月29日(金)広島・広島文化学園HBGホール公演を皮切りに全国10カ所21公演にわたり行われ、総計12万人を動員した過去最大規模のツアーの千秋楽。その期間中にも、大型フェスやイベント出演、最新アルバム『音楽』のリリースやそれに伴うメディア露出と、目まぐるしい日々を送ってきたSUPER BEAVER。当日は日本最大級のアリーナを埋め尽くす2万人が日本中から集まった。

SUPER BEAVER

SUPER BEAVER

開演を5分ほど過ぎた頃、暗闇から轟く上杉研太(Ba)のマッドなベース、藤原“35才”広明(Dr)の硬質なビート、柳沢亮太(Gt)の歪んだギターが合流し、広大な空間をレーザービームが旋回する中、そこにゆっくりと手を叩いて渋谷龍太(Vo)が登場。1曲目の「グラデーション」から、キャリア19年目にして今でもライブは年間100本以上と、徹底的に現場主義なバンドサウンドをぶっ放す!

「ようこそさいたまスーパーアリーナへ! 本日が正真正銘のツアーファイナル。SUPER BEAVER、気合いを入れてやって参りますので、最後までよろしくお願いします!」と渋谷が宣言すれば、柳沢のリフを始まりの合図に「ひたむき」へ突入。曲中に「一番上、よく見えますよ。その下、その一つ下も。ていうか全部よく見えてるんで!」と、はるかかなたの客席にまで目を配る渋谷。もはや促すまでもなく楽曲と並走するクラップも含めて、バンド、スタッフ、オーディエンスが一体となってライブを形成する。メンバーの表情もこの大舞台にまるで物おじすることなく、むしろ存分に楽しんでいるのが分かる。

渋谷が「最初からトップギアでいけますか!?」と切り込んだ「スペシャル」でも、躍動感と疾走感を引っ提げ最高潮を目指して突っ走る。もう無敵だわ、SUPER BEAVER!

SUPER BEAVER

SUPER BEAVER

「満員御礼ソールドアウト、ありがとうございます! この2日間だけでおよそ4万人ですから、すごいなと思います。ただ、俺たちはデカい場所で音楽をしたいと目標に据えたことは一度もないです。じゃあ何でやるのと言われたら理由は明白で。誰一人としてかぶっていないその人生が、SUPER BEAVERという音楽、その一点を真ん中にこれだけクロスオーバーする現場って、なかなかロマンチックだと思うんだよね。「あなたがいたから今日が成り立ちました」と俺は胸を張って言いたいし、「僕がいたから、私がいたから、今日が成り立ちました」とあなたは胸を張って、さいたまスーパーアリーナを後にしてほしい。そんな最高の一日を作るには、あなたが当事者であることが一番大事だと思ってる。傍観者になるなよ! 期待しています。期待していてください」(渋谷)

「決心」では巨大なステージセットの端まで赴き、大きなアクションでアピールする渋谷。「見えてるか?」ではなく「見えてます、安心してね」と述べるのも、何ともSUPER BEAVERらしい。

「大事なお客さまではなく、大事なファンでもなく、大事な仲間であるあなたにお願いがある。俺たちとの間を阻む余計なものを、この一曲でぶっ壊しませんか? いこうか埼玉!」(渋谷)

地を這うようなベースラインが鳴り響けば、スクリーンには美しい星空。100人に満たない人前でビーバーが必死に鳴らしていた「東京流星群」が今、2万人の心を震わせている。あのとき信じた音楽の力は間違いなかったと証明するような景色が目の前に広がる。一転、夜空が真っ赤に染まり、上杉が奏でる低音とともに高まる鼓動が導いた「名前を呼ぶよ」、そのエモーションを引き継いで柳沢の哀愁漂う旋律がいざなった「値千金」が、じわじわと胸に染みわたる。自ずと手拍子が沸き立ったのも、とても幸福な風景だった。

「楽屋に47都道府県の表が貼ってあって、どこから何人来てるのか、男女別・年齢別に全部書いてあるの。今日は日本全国津々浦々からありがとうございます! この規模で、自分たちの音楽があなたに届いて、あなたがその音楽を自分の気持ちに変えて俺たちに投げ返してくれるこの状況は、自分たちの歴史を考えると全然当たり前じゃないなと思います。その顔を見るたびに、うれしいな、ありがたいなとかみ締めながら音楽をやってます。でも、あなたにとっての幸せはまたきっと違う形だよね。「めっちゃ普通じゃん、そんなのどこが幸せなの?」と人は言うかもしれないけど、あなたの幸せはあなただけのもので。俺たちは他人で、自分以外です。心の底の底まで分かることは絶対に不可能で。じゃあそこで諦めるのか。その人が何をしたら楽しんでくれるかな、うれしいのかなと想像する気持ちが優しさで、思いやりで、愛情で、友情だと思う。分からないからこそ、どうか届いてほしい。どうか届けてほしい。そんなことを強く思います」(渋谷)

「幸せのために生きているだけさ」。それぞれに違う人生を、こうも束ねられる言葉が、音楽があるだろうか。ライブを通じて、常に一方通行ではなく気持ちの往来を丁寧に伝えてきたSUPER BEAVERだからこそ、ひときわ温かな感情が胸に去来する。長い長い喝采の余韻に溶け合うように始まった「儚くない」もしかりで、照明が落とされ、より楽曲に没入できるシチュエーションで、SUPER BEAVERのポップミュージックとしての可能性を確信させる、珠玉のバラードゾーンとなった。

ライブも折り返し地点となったところで、「おかげさまで、もうぼちぼち20年目(=19周年)になりますよ(※2024年4月1日~)。めちゃくちゃいい年にしたいと思ってるんで。いろいろと楽しみにしていてください!」と渋谷が語り、メンバーへとバトンをつなぐ。
 

SUPER BEAVER

SUPER BEAVER

「SUPER BEAVERの活動はずーっと地続きなんだけど、このツアーはよりそう感じられたツアーで。会いに行けなかった時期があったからこそ、たくさん近くに行った2023年だったし、だからこそ生まれた気持ちであったり楽曲が『音楽』というアルバムになったと思ってます。本当にいろんな気持ちがつながってここまで来れたなと思うし、これからもどんどん楽しいこと、カッコいいことをやっていきたいんでよろしくお願いします!」(柳沢)

「昨日もめちゃくちゃ最高だったけど、今日は超えてるんじゃないですか!? 昨日はスタッフと浦和で飲んだんですけど、いい街ですね。立ち飲み屋もいっぱいあるし、おじいちゃんおばあちゃんがやってる居酒屋にも行ったし、富士そばのトイレで寝てる人も起こしたし(笑)。そのパワーを持って今日ステージに立って、こんなにいいライブができるなんてもう最高過ぎるし、こういう毎日を音楽でシェアし合って、今年もいろいろと楽しいことを一緒にやっていきましょう!」(上杉)

「やべー! 俺、満員のさいたまスーパーアリーナに立ってる。今は座ってるけど(笑)(と言いながら本当に立ち上がる)。バンドって奇跡じゃね? もうすぐ20年目に入るんでしょ? ヤバくね? 日本全国から来てるんでしょ? やっぱ奇跡じゃね? 最後までよろしくね!」(藤原)

「いや~とっても楽しいです(笑)。でも、それを作ってるのはあなたなの。あなたが楽しかったら=俺たちが楽しいんだよ。一分一秒たりとも無駄にしたくない。よそ見なんかせず、あなたの目だけを真っすぐ見て、最後の最後まで音楽しますんで、何卒よろしくお願いします!」(渋谷、以下同)

後半戦の幕開けとなった「閃光」では、余力など一ミリも残す気はない全身全霊のパフォーマンスで見る者をフックアップ。「親愛なる仲間であるあなたのお手を拝借!」と告げるや、場内のボルテージが一気に上昇した「美しい日」では、スタンド席が揺れるほどの盛り上がりを見せる。アウトロで「これだけの数の人生が、一つの音楽を鳴らしてるなんてマジですげーことだぜ。あなたがいるから成り立ってるんだからな!」と叫ぶ渋谷。こんなにも「あなたが必要だ」と切実に訴え続けてくれるバンドが、いったいどこにいるだろう? 

「過去最高を更新するなんて当たり前ですよね、「俺たちで」音楽をやってるんだから」。ギター、べース、ドラムがせめぎ合い絡み合う「予感」では、柳沢と上杉が花道へ。マイクスタンドから離れた2人をカバーする大観衆のコーラスは圧巻で、ライブは、音楽は、こんなにもすごいことができるのかと改めて思い知らされる。

これぞSUPER BEAVERな新たなアンセム「切望」は、特効もろとも強烈な求心力で今日という一度しかない夜を駆け抜ける! 嗚呼、もう何度でも言ってやる、最高か!!

「この先も気持ちの往来を何度もやろうぜ。受け取ってほしいんだよ、受け取らせてほしいんだよ。あなたじゃなきゃダメなんだよ。ちゃんと胸を張ってくれるまで、何度でも何度でも、俺たちはあなたたちじゃなく、あなたに歌う」

トドメの一撃はさいたまスーパーアリーナをぶち抜く<愛してる>、19年目のSUPER BEAVERによる過去最高の「アイラヴユー」! セットリストが進むごとにピークを更新していくすさまじさに圧倒され、容赦なく畳み掛ける音楽の渦に、演る側も見る側もヘトヘトになるほど完全燃焼。ライブはいよいよクライマックスへ……。

SUPER BEAVER

SUPER BEAVER

「それぞれがそれぞれの頑張り方をしてきて、ここにたどり着いてるんだと思うとグッときます。必死に生きて、立ち向かって、その道中で俺たちの音楽と出会って。あなたの大事な人生に、俺たちの音楽が鳴っている。これ以上うれしいことはないです」と渋谷が頭を下げると、盛大な拍手がそれを優しく受け止める。そして、渋谷はこう続ける。

「その拍手は自分に向けたものであってほしい。今日一番デカい拍手であってほしい。「おかげさまで」なんて軽々しく口にしてないから。今日はあなたのおかげでできたんだよ。これから俺たちが進んでいく先にあなたがいる、あなたが進んでいく先にもSUPER BEAVERがいる、そんなことをすごくうれしいなと純粋な気持ちで思えた一日を、また一緒に作ろうね。また一緒に音楽しようね。本日の主役で、立役者であるあなたへ。あなたが動かなきゃ何も変わらない。あなたが動かなかったなら今日は成り立たなかった。自覚してください。あなたはすげーぞ。だから何度でも起こそうぜ!」

高い天井にまで届くような藤原のリズムをのろしに、見渡す限りが拳を上げた「小さな革命」。ラストの「青い春」では、演奏しながら客席を愛おしそうに眺める藤原のもとに3人が集まった光景に、高校時代から人生を共にしてきたSUPER BEAVERの青春がフラッシュバックするかのようだった。

SUPER BEAVER

SUPER BEAVER

アンコールでは、このツアーを通して説明してきた今後のライブついてのある方針に、渋谷がリラックスした面持ちで触れる。

「もちろんライブにはエンターテインメントな要素が必要で、ショーである瞬間もあると思う。でも、俺たちがやりたいのはあくまでもライブで。だから、ショー的なアンコールをなくして、俺たちもあなたも本編で全部出す。で、ライブがズバッと終わる。信頼関係があるからこその考えだと思って受け取ってほしい。今日のアンコールはね、謹んで、喜んで、やらせていただきます。本気のライブをこの先もずっと一緒にやりたいから、アンコールの曲もあなたと決めたいなと。こっちで2曲用意したんで1曲だけ選んでください。さぁ悩むんだ!(笑)」

アンコールはやめても楽しむことはやめない、SUPER BEAVERからの究極の二択。アンケートの結果、選ばれたのは「証明」! 「本当にすごく楽しかったよ。こういうことを何度もやろうね。俺たちが、否、「俺たちで」SUPER BEAVER! ありがとうございました!!」。最後の最後にその心意気にまたも奮い立たされる大団円で、『都会のラクダ TOUR 2023-2024 ~駱駝革命21~』を締めくくったSUPER BEAVERだった。

SUPER BEAVER

SUPER BEAVER

なお、終演後には、10月4日(金)東京・J:COMホール八王子より、12月3日(火)・4日(水)東京・日本武道館まで、13都市17公演の『都会のラクダ TOUR 2024 〜セイハッ!ツーツーウラウラ〜』が発表。チケットのオフィシャル先行は、3月31日(日)23:59まで受付中。

また、WOWOWオンデマンドにて、この日のアーカイブ映像を4月23日(火)23:59まで配信中。4月27日(土)にはツアーに密着したバックステージ特番も放送される。

取材・文=奥“ボウイ”昌史 撮影=青木カズロー

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3月20日に渋谷PLEASURE PLEASUREで開催された杉本恭一の還暦を記念した『KYO1KYO60』のオフィシャルレポートが到着した。


杉本恭一は日本のミクスチャーロックの創始であるLÄ-PPISCH(レピッシュ)のリーダーかつギタリストとして1984年にそのキャリアをスタートさせ、1987年にメジャーデビューし、日本にミクスチャー旋風を巻き起こした。その活動と並行する形で1996年に初のソロアルバム『ピクチャーミュージック』を発表、そして8年後の2004年、セカンドアルバム『PENNY ARCADE』の発表を機に本格的なソロ活動をスタートし、現在までに10枚もの単独アルバムをリリースしている。

そして元々ジャンルに捕らわれないアプローチを持っていたため、彼の作る音楽は極めて多岐にわたる。アグレッシヴで攻撃的なサウンド、ユーモラスでコミカルなサウンド、抒情的かつロマンティックなサウンドなど、変幻自在。だが、そこには常に1本の芯が存在する。それは「嘘偽りのない杉本恭一の分身」が常に存在するということ。どの曲も、まさに杉本恭一なのだ。では杉本恭一とは一体どんな男なのか?

まず、豪快でパワフル、それが極まって時々破壊神的な怪獣感を発揮するので往々にして怖がられたりもするが、同時に彼は周りの人間を笑わせることがとても好きで、周りが笑うと自分も大笑いして喜ぶ。彼の一番大きな魅力は、人を惹きつけてやまない、この破天荒な愉しさ。

次に、たとえ自分が困ったことになりそうな時でも人を助けようとし始める義理人情の異様なまでの厚さ。私自身も含め、彼に感謝している人間はとても多いと思う。しかもそれでいてたまに彼はポロリと気弱な部分を見せやがる。これでもう男も女もイチコロだ!って、私は何を書いてたんでしたっけ? とにかく彼の楽曲にはこうした彼の人間性がそのまま現れていると思っていただきたい。その上で、元グラフィックデザイナーであり、現在もイラストレーターとして誰にも真似できない独自の世界観を発揮することでも知られる彼の、絵や色彩に対するこだわりも楽曲に反映されている。彼の性格・人生・キャリアの全てがこれまでの楽曲に詰め込まれているのだ。つまり杉本恭一の楽曲はそのまま杉本恭一であると。どんなにかけ離れたジャンルの音楽を鳴らしても違和感がまるでないのは、これが理由であると私は強く思っている。

その杉本恭一の還暦を記念した『KYO1KYO60』が、2024年3月20日渋谷PLEASURE PLEASUREで行われた。奇妙な音階が心地よい「時間」のSEと共にさながらタイムトンネルのような映像が流れ(レピッシュ初期の杉本の衣装である赤いスーツを着た御父上の還暦時写真も挿入!)、登場するのは、杉本恭一(Vo&Gt)とthree days agoの奥村大(Gt&Cho)、有江嘉典(Ba&Cho)、中畑大樹(Dr&Cho)。お馴染みのメンバーだ。

奥村大

奥村大

有江嘉典

有江嘉典

中畑大樹

中畑大樹

そして1曲目はファーストアルバムから「MaMa」、伸びやかで美しいメロディーを持つお誕生日に相応しい誕生のナンバーだ。そこから「Marking Point」「電撃」「Red monkey」と超絶アッパーなパワーナンバーが炸裂する。まさに杉本恭一である。ちなみに還暦のお衣装は、赤というか臙脂色のユニオンジャック柄が入った小粋なスーツにぴしっとネクタイ。ネクタイ姿で登場したのは人生初だとMCで披露し、満員の観客の笑いを誘うなどして「ズル休み」「moon」と、情景が目の前に浮かんでくるような染みわたるナンバーが響く。

硬軟、動静の引き出しの多さがまた痛快だ。そんな中、11曲目「Panmanブギ」で最初のゲストにして華恭でコンビを組む盟友・水戸華之介が登場し、〇なせ〇かし巨匠からのクレームを心配しつつ笑いながら聴きつつ、軽快なおしゃべりというか漫才?を挟んで「ゆらぎ」「無敵のボヘミアン」と、のべ3曲を披露。

ここからまたチームthree days agoに戻って「rain song」「監獄オーケストラ」を豪快かつアグレッシブに掻き鳴らしたと思ったら「ブラブラ」「月食」「APPLE」と、様々な景色と色彩が奔流するかのようなめくるめく杉本ワールドを披露。余りにも時間があっという間に過ぎてゆくため、杉本が“終わりたくない”的なことを言い出してハッとなる。気が付いたらもう、私が勝手に杉本の最高傑作と思っている、恐らく世界唯一であろう湯河原の温泉のカランが小さいことを歌った大名(迷)曲「ダミーリリック」、19曲目だ。そして20曲目「天国ロックショー」でヨーイチの名を叫び、本編が終了。

MAGUMI

MAGUMI

tatsu

tatsu

これだけ焚きつけておいて観客が許すわけがないので、もちろんアンコールである。そして驚いたのが、いやLÄ-PPISCHのMAGUMI(Vo&Tp)とtatsu(Ba)が登場すること自体に驚きは全くなかったのだが、問題はその役割分担だ。なんとメインボーカルは全て杉本恭一が担当し、MAGUMIはTp演奏をメインに歌はコーラスにまわっての「KARAKURI」「爆裂レインコート」「ガーリックマン」「イージンサン」を披露である。こんなの初めて見た。ほぼ40年見てきて初めて見た。まだまだやっていないことがあったのだということに大きな驚きと感動とヤラレタ感を覚えつつ。オーラスのダブルアンコールは「ラオラウ」そしてファーストアルバムから連綿と続く大人気曲にして暴虐の限りを尽くす沸騰曲「TACO」。正直に申しましょう、60歳のライブじゃないぜ。

人を愉しませたい男・杉本恭一の今日60歳の宴は、まさに笑顔と熱気に溢れた特別な一日となった。そしてこれからも、いつまでも、70でも80でも、私たちを笑顔にさせ続け欲しいと強要したい。あと奥村氏も言っていたが、足を高く上げ続けて欲しい。頼みます。

文=中込智子 撮影=@h_omi

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読売ジャイアンツは4月16日(火)~5月11日(土)、イースタン・リーグ公式戦10試合を読売ジャイアンツ球場で開催する。チケットは3月26日(火)正午から一般販売。

・4月16日(火)13:00開始/北海道日本ハムファイターズ戦
・4月17日(水)13:00開始/北海道日本ハムファイターズ戦
・4月18日(木)13:00開始/北海道日本ハムファイターズ戦
・4月30日(火)14:00開始/埼玉西武ライオンズ戦
・5月1日(水)14:00開始/埼玉西武ライオンズ戦
・5月3日(金・祝)14:00開始/千葉ロッテマリーンズ戦
・5月4日(土・祝)14:00開始/千葉ロッテマリーンズ戦
・5月5日(日・祝)14:00開始/千葉ロッテマリーンズ戦
・5月10日(金)13:00開始/横浜DeNAベイスターズ戦
・5月11日(土)13:00開始/横浜DeNAベイスターズ戦

※5月3日~5日は全席指定

これらの試合ではゴールデンウィーク期間を中心に、様々なイベントを開催する。

■4月16日・17日「パトカー、消防車がやってくる!」

16日にはパトカー、白バイを展示。17日には消防車(ポンプ車)を展示するほか、消防局のイメージキャラクター「太助」が登場。さらに、子ども制服の貸し出しも行われる。

■4月30日・5月1日「GW(GIANTS WEEK)直前イベント」

「G球場BINGO!」と「コーチGショット」を実施する。各イベントの詳細は以下の通り。

【G球場BINGO!】
誰でも参加可能なビンゴゲーム大会。抽選でジャイアンツ若手選手のサイン入りグッズなどをプレゼントする。

※詳細は後日、読売ジャイアンツ球場公式X(旧:Twitter)で発表

【コーチGショット】
ジャイアンツの選手と記念撮影ができる「ヤングGショット」のスペシャルバージョン。ジャイアンツのコーチが各日1名登場する。

・定員:各日10組(1組4名まで) ※応募多数の場合は抽選
・受付:当日11:00までに入場ゲート横インフォメーションブースで申し込み
 
■5月3日~5日「GW(GIANTS WEEK)キッズパーク」

入場ゲート横の飲食エリアに、ストラックアウトや輪投げなど、子どもが楽しめるアトラクションを設置。さらに、親子で球速測定に挑戦できる「スピードガンチャレンジ」も実施する。中学生以下の来場者(全員)には、入場時にお菓子とベースボールカードをプレゼント。

※スピードガンチャレンジは中学生以下の先着30組(1組3名まで)。同伴の保護者も参加可
※キッズパークは開場~7回裏終了時まで
※ベースボールカードは1人につき1枚。選手は選べない

■5月3日「アフターゲーム大キャッチボール大会」

試合後のグラウンドで、ジャイアンツの選手とキャッチボールができる。

・定員:200名
・受付:開場から3回裏終了まで、入場者に抽選券を配布 
・当選発表:5回裏終了時 

※キャッチボールは、1人につき1選手(3往復)で、選手を選ぶことはできない
※グラブの貸し出しは行わないので、各自が持参。やわらかいボールを使用するため、グラブがなくても参加可能
※ヒールのある靴での参加は不可

アフターゲーム大キャッチボール大会

アフターゲーム大キャッチボール大会

■アフターゲーム大サイン会(5月4日)

試合後のグラウンドで、ジャイアンツの選手によるサイン会を実施する。 

・定員:200名
・受付:開場から3回裏終了まで、入場者に抽選券を配布
・当選発表:5回裏終了時

※サインをするアイテムは、各自で持参した色紙と野球ボールに限定。場内物販売店での取り扱いは、数に限りあり
※サインをする選手は選べない
※ヒールのある靴での参加は不可

アフターゲーム大サイン会

アフターゲーム大サイン会

■5月5日「G球場 春の運動会」

ファン参加型の運動会。試合終了後のグラウンドで、玉入れやベースランニングリレー、綱引きなどの競技を実施。勝利したチーム(全員)には、選手のサイン入りグッズがプレゼントされる。

・定員:60名
・受付:当日13:00までに入場ゲート横インフォメーションブースで申し込み
・当選発表:5回裏終了時

※対象は小学生以上
※ヒールのある靴での参加は不可

G球場 春の運動会

G球場 春の運動会

■純烈がやってくる!(5月10日)

スペシャルゲストとして、4人組男性歌謡コーラス・グループの純烈が来場。球場を盛り上げる。

※詳細は後日発表

スペシャルゲストの純烈

スペシャルゲストの純烈

■母の日感謝デー(5月11日)

特製メッセージカードの配布など、会場で様々なイベントを実施。詳細は以下の通り。

【特製メッセージカード配布とイニング間イベント】
“お母さん”に感謝を届ける特製メッセージカードを来場者全員に配布。イニング間には参加者がカードを掲げて、スタンドをピンク色で埋め尽くす。イベント終了後はカードを“お母さん”に渡して、感謝の思いを伝えることも可能。

【感謝の言葉を伝えよう「母の日メッセージ」】

“お母さん”にメッセージを届けたい人を募集。球場内のマイクを使って、日頃の感謝を伝えることができる。

・定員:1組

※応募者多数の場合は抽選。応募にはGIANTS IDが必要
※応募期間終了後、当選された方のみに連絡あり

【ジャイアンツ流マッサージ体験】
ジャイアンツで長年トレーナーを務めた川島希余茂氏をはじめ、ジャイアンツにゆかりのあるトレーナーが、実際に選手も使う設備で、“お母さん”の疲れた体をマッサージする。

・対象者:“お母さん”
・定員:10名 ※応募多数の場合は抽選
・受付:当日11時30分までに入場ゲート横のインフォメーションブースで申し込み

【ヤングGショット ~母の日スペシャル~】
ジャイアンツの選手と記念撮影ができる「ヤングGショット」のスペシャルバージョン。1日限定で、選手から花をプレゼントする。

・対象者:“お母さん”を含む家族グループ(親子、兄弟、夫婦など)
・定員:10組(1組4名まで) ※応募多数の場合は抽選
・受付:当日11時までに入場ゲート横インフォメーションブースで申し込み
 
※花は1グループひとつ

【アナウンス体験 ~母の日スペシャル~】
母の日限定で、母子が場内アナウンスを体験できる。 

・対象者:小・中学生の子どもとその母親
・定員:1組2名 ※応募多数の場合は抽選
・受付:当日11時35分までに入場ゲート横インフォメーションブースで申し込み

【ネクストヒーローハイタッチ ~母の日スペシャル~】
ヒーローになった選手とグラウンド上でハイタッチができる。

・対象者:“お母さん”を含む家族グループ(親子、兄弟、夫婦など) 
・定員:10組(1組3名まで) ※応募多数の場合は抽選
・受付:当日11:35までに入場ゲート横インフォメーションブースで申し込み

※ジャイアンツが勝利した場合のみ実施

ジャイアンツは昨シーズンのイースタン・リーグで、楽天との首位争いをゲーム差なしで制し、5年ぶり28度目の優勝を飾った。しかも、読売ジャイアンツ球場での最終戦で、埼玉西武ライオンズを4-0で下しての劇的な結末だった。

今シーズンは連覇が期待される、読売ジャイアンツ球場で躍動するヤングジャイアンツたち。そのはつらつとしたプレーに間近で熱い声援を送り、イベントで触れ合いたい。

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2024年8月8日(木)、9日(金)LINE CUBE SHIBUYAにて、ミュージカル俳優・三浦宏規のコンサート『Hiroki Miura "My Moment My Day"』が開催されることが決定した。

三浦宏規は舞台を中心に活躍するミュージカル俳優。5歳よりクラシックバレエを始めた彼は、全国バレエコンクールで多くの入賞経験を持ち、『恋するブロードウェイ vol.4』出演を機に、ミュージカル『刀剣乱舞』(髭切役)などの舞台で人気を博している。2019年にはミュージカル『レ・ミゼラブル』のマリウス役に史上最年少で抜擢、2022年の舞台『千と千尋の神隠し』世界初演でハク役を務めるほか多数の作品でメインキャストとして出演、最近では舞台『キングダム』、フレンチロックミュージカル『赤と黒』で主演を演じるなど、昨今、ミュージカル界で注目を浴びるひとりだ。

この度、発表された三浦宏規のコンサートのタイトルは、"My Moment My Day"。本人のコメントにあるように、“今”の三浦宏規が表現できるすべてのエンターテインメントを、バンド編成にて、楽曲もお馴染みのミュージカル楽曲から、さらには自身のオリジナル楽曲も引っ提げておくる。

三浦宏規 コメント

今、自分ができる全てのエンタメをこのコンサートでやります。
やりたいことをやらせてもらえるこの環境にとても感謝しています。
素晴らしいクリエイターの皆様にもご協力いただき
誰も見たことがないショーを作れたらと思っていますので、
皆様ご期待ください!

さあ、今日も俺の輝かしい人生が始まる。

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『オペラ座の怪人 25周年記念公演』のファントム役や、『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン役で知られる世界的ミュージカルスターのラミン・カリムルー。2024年8月13日(火)~14日(水)サントリーホール 大ホールにて、親交のある仲間たちも国内外から集結し、ラミンとの“再会”を祝したミュージカルコンサート『The Reunion』が開催されることが決定した。

本公演は、世界的な人気を誇る俳優のラミン・カリムルーが、自身と交友のあるスターたちと共におくる2日間のプレミアムコンサート。

ラミン・カリムルー

ラミン・カリムルー

日本からは、『4Stars』やラミンとのデュエット曲「闇が広がる」(ミュージカル『エリザベート』より)でのアーティスト活動をはじめ、プロデューサー・演出家として実力派クリエイター、キャストと共に創り出す、歌とダンスのオリジナルエンターテインメントショー『TOKYO~the city of music and love~』を手掛ける城田優、『ミュージカル・ミーツ・シンフォニー』や『アイ・ラブ・ミュージカルズ』などのコンサートでラミンと共演し、『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』といった大作への出演から誰もがその歌声を讃える新妻聖子の出演が決定。

城田優

城田優

新妻聖子      (C)Kazutaka Nakamura

新妻聖子      (C)Kazutaka Nakamura

そのほか『レ・ミゼラブル』のジャベール役をはじめ、「伝説のファントム役の1人」として数えられるアール・カーペンター、昨年のイタリア版『オペラ座の怪人』で主要キャストを務めたブラッドリー・ジェイデンとアメリア・マイロら超豪華出演陣が、ステージを華やかに彩る。

アール・カーペンター

アール・カーペンター

ブラッドリー・ジェイデン

ブラッドリー・ジェイデン

アメリア・マイロ

アメリア・マイロ

トップスターたちによる極上のステージ『The Reunion』を楽しみにしよう。

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2023年の元旦、ピアニストの反田恭平と小林愛実の結婚&妊娠が、SNSで報告された。2021年の『第18回ショパン国際ピアノコンクール』の2位と4位受賞者の結婚は、大きな話題となった。

その後、小林はコンサート活動を一時休止。日本センチュリー交響楽団の『第272回定期演奏会』(2023年4月20日)の出演は取り止めとなった。そして出産を終え、小林のコンサート活動再開を受けて、4月12日(金)にザ・シンフォニーホールで行われる同楽団『第281回定期演奏会』への出演が改めて決まった。

2023年の秋から始まったリサイタルツアーで多忙を極める小林愛実に話を聞いた。

にこやかに取材に応じるピアニスト小林愛実 撮影=H.isojima

にこやかに取材に応じるピアニスト小林愛実 撮影=H.isojima

●初めて、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」に挑みます。

――日本センチュリー交響楽団の定期演奏会への出演が目前に迫っています。

個人的な事情でキャンセルしてしまい、ご迷惑をおかけしました。私も残念な思いだったのですが、改めて声を掛けて頂いた日本センチュリー交響楽団の皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。予定していたモーツァルト​「ジュノム」は、髙木竜馬さんが見事に演奏されたということで、髙木さんにも御礼申し上げます。今回は別の曲でということだったので、私からラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」をリクエストしました。出産を経験したこともあって、何か新しい曲に取り組みたいと思い、かねてより弾いてみたいと願っていたこの曲を選びました。今年はこの曲を弾く機会が多くなりそうですが、センチュリーさんとの演奏が最初となります。

 ――指揮は1年前と同じで、秋山和慶さんです。

秋山先生とはこれまで何度もご一緒していて、初共演は小学校の時だと思います。先生はとても優しく、自由に弾かせてくださいます。その上で絶対的な安心感があります。いつまでも変わらずお元気な先生と、久し振りの共演が嬉しいです。

――子供の頃から天才ピアニストとしてマスコミに騒がれていた事もあって、小さい頃から活躍を拝見しています。CDデビューが14歳だったと記憶していますが、人知れず大変な事も多かったのではないでしょうか。

ピアノは小さい頃から弾き始めて、7歳の時にはオーケストラと共演しました。CDデビューは14歳で、その前の年にはアメリカに渡ってカーティス音楽院で勉強を始めています。初めてショパンコンクールに挑戦したのが20歳の時。早くからピアノひと筋でやってきている事もあって、これまで色々な事がありました。小さい頃から多大な評価を頂き、期待されて来た事で、常に自分を超えて行くことを求められているように思って来ました。自分にはピアノしかない。ピアノしかやって来なかった。私は本当にピアノが好きなのか。ピアノを弾いていて良いのか。そんなことを考え、ピアノをやめようと思ったこともありました。

初めて挑戦したショパンコンクールが、ピアノを続けて行こうと決意させてくれました (c)Makoto Nakagawa

初めて挑戦したショパンコンクールが、ピアノを続けて行こうと決意させてくれました (c)Makoto Nakagawa

――その状況を、どうやって乗り越えられたのですか。

小さい頃から私の為に多くの事を犠牲にして尽くしてくれている両親を見ていたので、ピアノで恩返ししなくてはと思って来たのですが、ある時母親から「ピアノが全てではないし、貴方がやりたいことをやればいいのよ」と言われました。よほど私が辛そうに見えたのかもしれません。自分の好きなように生きてもいいんだ。その一言で気持ちが楽になりました。17歳から20歳くらいは随分悩みましたが、1度目のショパンコンクール出場の経験が大きかったですね。吹っ切れました。当初、やめる為のケジメを付けるくらいの気持ちでコンクールに臨んだのですが、ファイナルに進出しました。私以上に周囲が真剣で、これが国際コンクールかと思いました。それまで、ちゃんとした国際コンクールを受けたことが無かったのです。

――『第17回ショパン国際ピアノコンクール』の模様は『情熱大陸』(TBS系)でも取材されていました。

そうでしたね。周囲の盛り上がりとは別に、結構冷静に楽しんでいたと思います。「私はやっぱりピアノが好きなんだ。これからもピアノを続けていこう!」と決意できたことが最大の収穫でした。他のコンテスタントのことを「凄いなぁ。私にはまだまだやらないといけないことが沢山ある」と思って見ていました。コンクールは適度な緊張の中、第1次予選はとても楽しく弾けましたし、全てを出し切り過ぎて、その後完全にモチベーションが切れていました。それでも、ファイナルまで残ってコンチェルトが弾けたことは嬉しかったです。結果については、それほど悔しさは無かったですね。それよりもピアノを続けて行く決意が固まったことに満足していました。

『第18回ショパンコンクール』の結果には満足していません (c)Makoto Nakagawa

『第18回ショパンコンクール』の結果には満足していません (c)Makoto Nakagawa

――初めて挑戦された2015年の『第17回ショパン国際ピアノコンクール』で入賞を逃したことが、再度のチャレンジを決断させたのでしょうか。

いえ、ショパンコンクールに出ることはもう無いだろうなぁと思っていました。コンクールの期間が長く、ショパンばかりを弾かないといけないですし、本当に疲れました。それでも、もう一度勉強を重ねて行くと、その成果を問いたくなるものです。何かコンクールを受けようかなと思い、先生や友達に相談したところ、やはりショパンコンクールが良いんじゃないと言われました。あまり気乗りはしなかったのですが、色々と調べているうちにコロナ禍となり、開催が1年延期になりました。念のために申し込みだけはしていたのですが、1年の延期が大きかったです。考える時間が増えたことで出場を決断しました。

――2021年の『第18回ショパン国際ピアノコンクール』は、日本人ピアニストの健闘と、反田恭平さんが2位、小林さんが4位ということもあり、大変話題となりました。結果には満足されているのでしょうか。

あまり満足はしていません(笑)。もう出ることはないし、まあいいかなという感じでしたね。私はコンクールには向いていないと思います。ストイックに向き合わないといけないですし、辛いですよ。子供も生まれましたし、毎日が大変で。自分はピアノが好きなのかどうか、なんて言っていられる状況ではありません。少し前に起こった事も覚えていないほどです。

●自分を犠牲にしても子供の為に頑張れるという、こんな気持ちは初めて。

――出産によって自分の中でのピアノの位置づけは変わりましたか。

変わりましたね。ずっと私にはピアノしかないと思っていましたし、ピアノを弾かない私って生きている意味があるのかなぁという感じだったのが、結婚して子供が生まれてピアノを弾かない時間を経験したことで、ピアノが全てでは無いことを実感しました。今は、ピアノも大事ですが、子供や夫、家族がいる事で、心に余裕が出来た気がします。昔の私は孤独だったのですね。これまでは自分の為に頑張って来たけれど、自分を犠牲にしても子供の為に頑張れるという、こんな気持ちは初めてです。

ピアノの音は変わったと言われます

ピアノの音は変わったと言われます

――ピアノの音も変わったんじゃないですか。

昔は音が張り詰めていたのに、出産後は随分優しくなったねって言われます。気持ちがこれだけ変わったので、当然音楽も変わりますよね。子育ては大変ですが楽しいですよ。確かにピアノを弾く時間は減りましたが、ずっとこの状況が続く訳ではありません。いずれは子供が大きくなり、手を離れると思うので、今はこの状況を楽しもうと思っています。

――今回の日本センチュリー交響楽団もそうですが、出演を辞退しても、また声が掛かるというのは幸せな事ですね。

本当に有難いです。出産後、体調不良になった事もあって、7カ月ほどピアノを弾かない時間がありました。生きていてこれだけピアノを弾かないのも、これが最初で最後だろうと思って、その時間を楽しむように意識をして過ごしていました。ようやく体調も戻り、育児と両立させて、もう一度ピアノを弾こうと思えたのは、私の演奏を待っていてくださる人がいるからです。指が動くようになるための練習は大変でしたが、また皆さんの前で演奏したいという一心で、頑張ることが出来ました。

結婚相手が同業者で良かったと思っています (c)HOSOO CO., LTD

結婚相手が同業者で良かったと思っています (c)HOSOO CO., LTD

――現在リサイタルツアー中ですが、お子様はどうされているのでしょうか。

私の両親が見てくれています。現在、夫もツアー中で大変なので、全員で私の実家を拠点にしています。それが彼も子供との時間を取れて、移動も少なくピアノの練習も出来て、効率が良いと言ってくれます。私は泊まりで地方に行っていても、家にベビーカメラを付けているので、どこからでも子供の様子を見ることが出来ます。集中してピアノの練習もできますし、きっとこの形が一番良いと思います。恵まれていると思います。

●結婚相手が同業者で私は良かったと思っています。楽しいですよ。

――それにしても、『ショパン国際ピアノコンクール』の2位と4位のお二人の結婚は、皆が驚きました。

そうでしょうね。幼馴染で時にはライバルということもありましたが、二人にとっては自然な形でした。同業者だからこそ理解できる事が多く、私は良かったと思っています。本番前の精神状態や、音楽的な事でも分かり合えますし、たまに演奏会を聴きに来られると、凄く緊張します。良かったよ! と言って貰ったとしても全部見抜かれているので、どうだったと聞かない限り、細かな話はお互いにしません。専門的な話や、プログラムの曲順なども相談できるのは同業者ならでは。私は楽しいですよ。彼には良い音楽家になって欲しいと願っています。彼は色々と新しい発想を持っていて、人を引き付ける魅力もある人なので、自分の夢を実現して欲しいです。

――小林さんが描く、ご自身のピアニストとしての将来像は。

やはり世界で演奏できるようなピアニストになりたいです。その為に、今出来ることを順番にやって行こうと思っています。50年後といえば80歳前ですが、その時に夢が叶っていたらいいなぁと思います。

好きなピアニストはラドゥ・ルプーです

好きなピアニストはラドゥ・ルプーです

――好きなピアニストや、目標にしているピアニストはいますか?

ラドゥ・ルプーです。2017年にフィラデルフィアでコンサートがあった時に、カーティス音楽院のレッスン室でルプーが練習しているという情報が寮生の間で回覧されて、ピアノ科20人弱のほぼ全員が集まって、写真を撮ってもらいました。気難しそうに見えて、とても優しい方で、全員が2ショット写真を撮ってもらいました。その時のコンサートも素晴らしく、今でもはっきり覚えています。ルプーが一番好きで、他には(アリシア・デ・)ラローチャや(ウラディミール・)ホロヴィッツは、実演を聴いてみたかったですね。(サー・アンドラーシュ・)シフや(マルタ・)アルゲリッチも大好きですが、事務所が私と同じカジモトということもあって、お会いしたことがあります。

――ピアニストは自分の楽器を持たず、行った先のピアノを使用して演奏します。

最近はどこのホールにも素晴らしい楽器が置いてあるので、特に問題はありません。ずっとお世話になっている調律師の倉田尚彦さんに、スケジュールが合えば来ていただいていたのですが、先ごろお亡くなりになりました。あまりにショックで、これからどうしようかと私同様、不安に感じているピアニストが多いと思います。

ザ・シンフォニーホールでピアノを弾くのは楽しみなんです (c)Shuhei_Tsunekawa

ザ・シンフォニーホールでピアノを弾くのは楽しみなんです (c)Shuhei_Tsunekawa

――現在のリサイタルツアーでは、シューベルトの即興曲作品142とショパンの名曲を演奏されています。

シューベルトに取り組みたいと思いました。余り演奏会で弾いたことが無かったのですが、即興曲を弾きたいと思い、作品90と作品142で悩みましたが、作品142を採り上げることにしました。あとショパンの即興曲やポロネーズなどの名曲プログラムです。ショパンですか? 確かにコンクールに向けて集中してショパンを弾きましたが、ショパンを弾くのが嫌になった訳ではありませんので、プログラムの中で採り上げるのには特に抵抗はありません。ただ、24のプレリュードは、ちょっと距離を置きたい気持ちです(笑)。シューマンやブラームス、フランスものにも関心がありますし、協奏曲ではブラームスを弾いてみたいです。

――ザ・シンフォニーホールについては、どんな印象をお持ちですか。

何度も弾いていますが豊かな残響で、とても弾きやすいホールです。コンチェルトを弾くには、ちょうどいい大きさだと思います。楽屋にはピアノもあって快適です。

お客様とラフマニノフの素晴らしさを共有出来たら嬉しいです (c)Makoto Nakagawa

お客様とラフマニノフの素晴らしさを共有出来たら嬉しいです (c)Makoto Nakagawa

――最後に、日本センチュリー交響楽団の4月定期演奏会についてメッセージをお願いします。

久し振りに秋山先生の指揮で、日本センチュリー交響楽団の皆さんと演奏させて頂きます。私にとって初めてのラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」です。同じラフマニノフでも人気の第2番や第3番とは違った魅力のある曲です。お客様とラフマニノフの素晴らしさを共有出来たら嬉しいです。ザ・シンフォニーホールでお待ちしています。

皆さまのご来場をお待ちしております。

皆さまのご来場をお待ちしております。

取材・撮影・文=磯島浩彰

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2023年7月に初演を行い大盛況のうちに幕を閉じた『マッシュル-MASHLE-』THE STAGE。この度、ジャンプ17号への情報掲載に合わせ、舞台第2弾のティザービジュアルと、アドラ寮1年生5名のキャスト、公演期間・劇場が公開された。

魔法界を舞台に繰り広げられる個性豊かなキャラクターたちの友情や戦いとシュールなギャグによって生まれるギャップが話題を呼び、全世界での発行部数が600万部を突破した、甲本一による大人気コミック『マッシュル-MASHLE-』(集英社ジャンプ コミックス刊)。2024年1月よりTVアニメ第 2期が放送され、国内のみならず全世界で大きな反響を呼んでいる。

その舞台化作品である『マッシュル-MASHLE-』THE STAGE は、「筋肉×魔法×シュークリーム!」という世界観の中で描かれる友情と戦いとシュールなギャグを、芝居・歌・ダンス・アクションといった舞台ならではの方法で表現し、マッシュの筋力(パワー)の概念を“マッスルズ”として登場させるなど、驚きに溢れた演出で観客を興奮の渦に巻き込み、話題となった。

今回の第2弾も、演出に梅棒の伊藤今人、脚本に亀田真二郎という2.5次元界の精鋭が再び集結し、前作を経てさらにパワーアップした最強タッグで舞台に「アブノーマル魔法ファンタジー」の世界を具現化する。

そして、全キャスト公開に先駆けて先行公開するアドラ寮1年生キャラクターのキャストは、マッシュ・バーンデッド役の赤澤遼太郎、フィン・エイムズ役の広井雄士、ドット・バレット役の山田ジェームス武、レモン・アーヴィン役の河内美里が前作より引き続き出演し、ランス・クラウン役は、今回より新たに中山清太郎が演じることが発表された。

なお、公式サイトでは、前作で総合演出を務めた松崎史也と演出の伊藤今人による、バトンを託し、受け継いでいく二人の対談も公開されている。

マッシュ・バーンデッド役:赤澤遼太郎 コメント

マシュステ続編! 初演から引き続き、大好きなマッシュ君を演じさせていただけること嬉しい限りです! 今人さんがどんなギミックを it's 生身で表現するのかワクワクが止まりません!
初演ではお客様に「あの肉襦袢めっちゃリアルだね」と言われるまでには僕のケビンたちは育ちました。でも襦袢は入れてません! it's 生身です! 今回もたくさんのシュークリームを食べながら前作以上に筋トレに励み「肉襦袢入れすぎじゃない?」って言われるくらい頑張ります!
また本作から新メンバーも加わり、初演よりもパワーアップしたマッシュ、そして『マッシュル-MASHLE-』を必ずおみせしますので、どうぞ楽しみにしていてください! 劇場にてお待ちしております!

演出:伊藤今人 コメント

『マッシュル-MASHLE-』THE STAGE 第2弾でも演出を務めます、伊藤今人です。
続編ではありますが、漫画・アニメの『マッシュル-MASHLE-』や初演を知らない方、今回はじめてご覧になる方も置いてけぼりにせず、むしろ初演から観てきたかのような感覚になれるように、主演の赤澤遼太郎はじめキャスト、スタッフのみんなと一緒により飛躍した表現方法でよりスペクタクルな作品に押し上げていきます。
初演でランス・クラウンを演じてくれた石川凌雅の“卒業”にあたっては、抜群のランスを見事に表現してくれた彼への恩もあるし、また一緒にやりたかったという気持ちはものすごく大きいんですけど、彼の進んでいく道も応援しています。そして、中山清太郎というまた新たな魅力に満ちた若い役者がランスを引き継いでくれます。彼もすごい輝きを秘めていて、ビジュアル撮影でもすでに「うわ、すごい仕上がり!」と思いました。
初演で総合演出として入ってくださった史也さんしかり、石川くんしかり、バトンを繋いでいくことで演劇界はもっとよくなっていくと僕は思っていますので、そういうところも楽しみに観ていただけたら嬉しいです。

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