斎藤司、武田真治、新妻聖子、平野綾が東宝ミュージカル・オールスターチームを結成 TBS『オトラクション』にゲスト出演

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2021年6月1日(火)19時からTBSにて放送される『オトラクション』に東宝が製作に関わったミュージカルに出演するミュージカルスターがゲスト出演することが分かった。

5月25日(火)に帝国劇場で開幕する『レ・ミゼラブル』に出演する、トレンディエンジェルの斎藤司、9・10・11月に上演が決定しているオリバー!(共同製作ホリプロ)に出演する武田真治、8月に帝国劇場で開幕する『王家の紋章』に出演する新妻聖子、8月から開幕する『エニシング・ゴーズ』(主催明治座)出演の平野綾が、一夜限りのオールスターチームを結成し、オトラクション軍と対決する。

斎藤司 (C)TBS

斎藤司 (C)TBS

武田真治 (C)TBS

武田真治 (C)TBS

新妻聖子 (C)TBS

新妻聖子 (C)TBS

平野綾 (C)TBS

平野綾 (C)TBS

絶対的なテンポ感を必要とされるミュージカルスターが、ゲーム「ピッタシンガー」に参加、歌謡曲や演歌の原曲のテンポや歌唱を圧倒的な歌唱力で再現し、番組レギュラーが驚く展開が待っている。ミュージカル界で最も厳しいオーディションとして知られる、キャメロン・マッキントッシュ製作の『レ・ミゼラブル』に出演経験のある斎藤、新妻、平野に続き、このたびキャメロン製作の『オリバー!』に見事オーディション合格を遂げた武田も得意楽器のサクソフォンを手に、パフォーマンス力で活躍をみせる。

(C)TBS

(C)TBS

(C)TBS

(C)TBS

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2021年8月に開幕するミュージカル『ジェイミー』日本初演で主人公ジェイミーのクラスメイト、ディーンをWキャストで演じる佐藤流司矢部昌暉。ジェイミーにとっては“天敵”とも言えるいじめっ子キャラの思春期な胸中に思いを寄せつつ、共に新作ミュージカルに取り組んでいく楽しさを語り合ってくれた。

──ミュージカル『ジェイミー』、どんなところに魅力を感じていますか?

矢部:とにかくとても楽しい作品ですよね!

佐藤:全体的に見るとものすごくハッピーで心温まるハートフルな物語。……なんですけど、ただ我々に関しては、台本を読めば読むほど「これは……!」と(笑)。ねぇ?

矢部:はい。僕も「大丈夫かなぁ」って思いました。

佐藤:なんか救いがもう……エンディングまでないんじゃないの??

矢部:ハハハッ(笑)。

──おふたりが演じるディーンは「イケメンだがいじめっ子気質」なキャラクター。ジェイミーに執拗に絡む敵対関係は作品の緊張感を終盤まで引っ張り続けます。周囲の人々に比べ、“自分らしく”振る舞うジェイミーを容易に受け入れられない人物。その存在は物語に欠かせないフック、重要なポジションですね。

佐藤:この時代背景を考えれば、やっぱりディーンのほうが多数派の意見だったとは思いますよ。「急にクラスメイトがドラァグクイーンになるとか言い出しても……」って、まずは拒絶とか戸惑う気持ちしかない、みたいな。

矢部:ある種の「未知との遭遇」というか自分の物差しになかったモノに出会ったときって、やっぱり理解するのが難しいことも多い。すんなり受け入れる人ももちろんいるでしょうけど、ディーンみたいになかなか理解できない人がいるのも、当たり前だったりするのかなって。

矢部昌暉(DISH//)

矢部昌暉(DISH//)

──16歳の高校生にとっては、ジェイミーのポジティブな行動は“未知”過ぎた。

矢部:ですねぇ〜。だからこそ多様性をというか……今、この作品をやる意味ってすごくあると思います。僕は台本を初めて開いたとき、自分がディーンを演じることもあって多少ディーン寄りの目線で読んでいたんですけど、なんかジェイミーがすごく眩しく見えて、「カッコいい」って。彼なりに色々悩んでたどり着いたんでしょうけど、自分らしくいられる強さ、かなりの勇気と覚悟が必要な生き方を選んでいるジェイミーが、強烈にカッコよく見えました。

──そのカッコよさにディーンも内心、怯んでいたのかも。

佐藤:高校生の心情としては、『ジェイミー』の時代も今もそんなに変わらないんじゃないかな、とも思う。振る舞いとして決定的に違うのは、ネット社会かどうかですよね。

──原案となった英国のドキュメンタリー番組の放送が2011年。ミュージカルの時代背景も同様なので……彼らは10年前の若者たちですね。

佐藤:ちょうど俺もそれくらいに学生やってたので、今ほどSNSなんかも生活に浸透してなかったと記憶してます。今は「匿名であるがゆえの攻撃性」みたいな悪意がすごく増えてきましたけど、ディーンたちを見てると「こんな感じの青春もあったなぁ」と懐かしさすら感じる世界観。自分の肌感で実感持って共感できるようなスクールライフでもありますね。

──直接ぶつかったり、嫉妬したり、憧れたり、将来に向かって漠然と不安を抱えていたり。綺麗事だけじゃない、誰もが心当たりのある青春の群像。例えばおふたりもプロムに向けたジェイミーのように、「これが自分らしさだ」と、なにか心のスイッチを入れるような10代の頃の言動はありましたか?

佐藤:俺は「THE自分」みたいな感じで、そもそも人の言うことなんかきかなかったからなぁ。

矢部:ハハッ(笑)。

佐藤:もう、絶対に自分が合ってると、ただただ我が道を行ってましたね(笑)。

佐藤流司

佐藤流司

矢部:僕は高校時代すっごい人見知りで……僕のグループ(DISH//)のボーカルと3年間一緒だったので、ボーカルの(北村)匠海と、あともう一人仲良い男の子とずっと3人で過ごしてて、正直周りとはほとんど交流なかったんですよ。でも「最後だし」って、高3の文化祭で初めてバーンッ!て弾けてステージでダンスとかやったりしたのをきっかけに、急激にみんなと仲良くなって。それがスイッチというかひとつの大きな転機。そこから結構グッと青春だったかも。

──いいですね。佐藤さんの青春の煌めきは……

佐藤:ないですよ。もう真っっっ黒。

矢部:真っっっ黒!? 本当に?

佐藤:うん。そんなんかけらもない日々。行事ごとは休みたいタイプでしたし……ヘヘッ(笑)。でもやっとけばよかったなぁ〜って、今はめちゃめちゃ後悔してますよ。合唱とか体育祭とか、大人になっちゃうと2度度できないんだなぁって知りました(笑)。

矢部:確かにね(笑)。

──そのちょっと斜めから見てた感じは、ディーンの性格にも通じるかも。

佐藤:そうですね。あのくらいの歳の頃には突っかかってましたからね、いろんなことに。ディーン、ちょっとわかるな。思春期的なあの思考。

矢部:(頷く)。

矢部昌暉(DISH//)

矢部昌暉(DISH//)

──おふたりは今年上演された朗読劇『私立探偵 濱マイク』で共演されています。見知った同士でWキャストを務めると決まったときの印象は?

佐藤:あー……じゃあ俺もDISH//入るのかなぁ。いよいよか、と。「佐藤流司(DISH//)」(笑)。

矢部:ハハハッ(爆笑)。いや、逆に流司くん、入ってくれるんですか⁉︎

佐藤:(笑)。

矢部:『ジェイミー』は『濱マイク』をやる前から決まっていたので続けてご一緒できるんだっていうのは以前からわかってたんですけど、僕としてはまず「流司くんとWキャストなんて恐れ多い!」と思いまして。

佐藤:いやいや。やめてください、そんなこと言うの。

矢部:「マジでホントに頑張んなきゃヤバいじゃん!」って、すっごい励みに感じたのを覚えています。

佐藤:いや、俺的には矢部くんのダンスが素晴らしいので、そこはまず……摘み取らなきゃ……ちょっと骨とか関節の不調とか……ないのかなぁとか……自分が頑張るんじゃなく、なんとか俺側に寄せていく作戦はないかと思案してますよ。

矢部:(爆笑)。

佐藤:ま、それはそれとして(笑)、ダンスも踊る人が違えば当然見え方も違うし、多分芝居もね、Wキャストであってもやっぱりそれぞれ読み方も違ってくるものだから。

矢部:そうですね。

佐藤:『濱マイク』で矢部くんは星野くんって役だったんですけど、俺が読んでて「あー、こういう感じのお芝居かなぁ」とか「星野くんならこんな言い回しなのかな」って想像してたのと矢部くんの表現は全然違ってて、それが楽しくて。矢部くん、いいんですよ〜。

佐藤流司

佐藤流司

──おふたりの生き生きした掛け合い、非常に見応えがありました。

矢部:あ、嬉しいです。

佐藤:なので今回も同じ台本を読んでますけど、もうすでに考え方とか全然違うと思うので。Wキャストはホントにそれが面白いよなって思いますね。

矢部:Wキャストでの違い、面白いですよね。

佐藤:もちろん稽古では一緒にやることもありますから、そこでふたりで相談もできるなぁと思いつつ、お互いのインスピレーションを刺激していけたらと思ってます。

矢部:(頷く)。

佐藤:ただね、ディーンはド頭、いきなり下ネタ言うのかぁ〜っていうのが──。

矢部:ああーっ、そうなんですよね〜(笑)。

佐藤:今はまだかなり抵抗あるんですけど(笑)、でもそこも曲はしっかり素敵なので、耳だけだったら「いい歌だね」って、下ネタもバレないんじゃないかと。

矢部:(笑)。雰囲気でごまかせちゃう。

佐藤:あんな明るいハッピーな曲調にいきなりあの台詞ブッ込んでもお客さん、わかんないんじゃない? ま、それがディーンってことですかね。常に歯に衣着せぬ感じが。

──舞台経験豊富な中、こうした“ザ・ミュージカル”な舞台に参加されるのも、それぞれに新たな挑戦ですね。

矢部:僕はホントにちゃんとしたミュージカル作品に出演するのは今回が初めて。全てが未知の体験、全てが初挑戦と言えるので……うん、自分の中になにか新しい風を吹かせられるんじゃないかなっていう楽しみはすっごくありますね。多分、この作品を経験したあととその前では、表現者としての気持ちとか芝居に対する考え方なんかもいろいろ変わっていると思うから楽しみです! しっかり全てに向き合っていきたいなと思います。

矢部昌暉(DISH//)

矢部昌暉(DISH//)

佐藤:まずは海外の作品、海外の演出家とのお仕事が俺はこれで2回目で……もちろん、国を問わず演出家さんはそれぞれみんな違う存在ではあるんですが、特に海外の方は予想だにしなかったところから演出が飛んでくるんですよね。例えば前回も(音楽劇『道 La strada』/デヴィッド・ルヴォー)、たったひとり舞台上にいるシーンで0番に立ったら「0番にだけは立たないでくれ。そこは0.5か1で。0番にはパワーはない」と言われて驚いたけれど、「なるほどな」って思える説得力があった。今回もそういうところの理解力をもっと深めて視野をさらに広げて……与えられた演出に自分の中で納得し理解できるのはもちろん、なんならそこに先行していけるように、しっかりついていきたいです。そもそもセオリー通りの不良なディーンなんて、観ててもつまんないだろうし。

矢部:わかります!

──ステレオタイプに陥らない、危険人物としてのディーンを探求しなければ。

佐藤:……ですね。

矢部:僕もディーンは周囲の人たちに嫌われたら勝ちだなって思うので、そこは恐れずに掘り進みたいですね。

佐藤:教室のセットとかあるのかな? 学校の机と椅子、久しぶりに座りてぇ〜(笑)。あとはやっぱりいろいろな方面で活躍している方々や、ミュージカル俳優の先輩方との共演ですからね。ここでまたひとつスキルアップしたいっていうのは自分自身の大きなテーマ。「勉強させていただきに行くぞ」って感じ。真ん中に立つ作品も続いていましたが、久々に後輩魂を炸裂させてもらおうかなって思ってます。

佐藤流司

佐藤流司

矢部:僕、いずれはミュージカルにも挑戦してみたいと思っていて、でもそれがこんなにも早いタイミングで訪れたのは嬉しい驚き。挑戦できるってすごくありがたいことですし、人間、挑戦しなくなったらダメだなと思うので……稽古中はもしかしたら毎日落ち込んで帰って行くことになっちゃうのかもしれないけど(笑)、でも、それも経験だと思ってイチからやるぞという気持ちで取り組んでいきたいです。

──ミュージカルファンのみなさんとの新たな出会いも待っています。

矢部:この作品はたくさんパワーを感じるし、たくさん愛を感じるし、ホントに素敵な作品。僕はみなさんにその世界観を伝えていけたらなと思いますので……ぜひ、楽しい熱い夏にできたらいいな。楽しみにしていてください。

佐藤:えー、なんの前情報もなしで私の芝居を観てくださった方は最初、歌声に面食らっちゃうかもしれないんですが(笑)、そこはすぐに慣れていただけるかと思います。

──台本のあとがきにも「訓練を受けてうますぎたりカッコよすぎてはいけない」「現代の人々が実生活で歌うような歌を──」など、“生身”を尊重する記述がありました。「それぞれの物語を見せて欲しい」と。

矢部:それ、僕も見て、素敵だなぁと思いました。大事にしていきたいですよね。

佐藤:そこも踏まえ、自分はミュージカルの声には寄せずに持ち前のロックテイストで行くつもり。作品のスパイスになるようなディーンの表現を追求していければと思いますので、初めてお会いするミュージカルファンのみなさまもぜひお目を留めていただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。

左から 佐藤流司、矢部昌暉(DISH//)

左から 佐藤流司、矢部昌暉(DISH//)

<衣裳協力>
佐藤流司:FACTOTUM/STIR/VISION STREET WEAR
矢部昌暉:FACTOTUM/JOHN SMEDLEY

取材・文=横澤由香 撮影=iwa

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2021年8月16日(月)~19日(木)、21日(土)~ 22日(日)新型エンターテインメントショー『THE EMPTY STAGE GRAND 2021 SUMMER(ジ・エンプティ・ステージ グランド 2021 サマー)』 (全11公演)がよしもと有楽町シアターにて開催されることが決定した。

2014年に、日本のお笑いシーンに新風を吹き込んだ『THE EMPTY STAGE』 は、『即興』をテーマに「 One-Man Talk Show (一人喋りショー)」と、アメリカ最大級のコメディ集団「The Second City(セカンドシティ)」の即興コントメソッドを持ち込んだ「新ジャンルの即興コントショー」の2部構成で行われる新型エンターテインメントショー。今回は、会場への入場者数を制限したライブ公演のほか、オンライン配信も実施される(※8月17日(火)13:00開演の回は配信はなし)。

芸人がその身一つで舞台に立ち、たった一人で繰り広げる『One-Man Talk Show(一人喋りショー)』には、千原ジュニア、ケンドーコバヤシ、ミキ・亜生といった大人気のトークスペシャリストから、NON STYLE・石田、銀シャリ・鰻、ゆりやんレトリィバァら賞レースチャンピオン、さまざまなメディアに引っ張りだこの和牛・川西、アインシュタイン・河井、アキナ・山名といった旬の若手勢に加え、初参戦組としてトットがコンビで出演。トーク力に定評のあるメンバー11名が、各公演1名ずつ登場する。

『IMPROV SHOW  featuring The Second City(即興コント)』には、「千鳥のクセがスゴいネタGP」(フジテレビ系列)で話題沸騰のレインボーや、初メンバーとして“関西の刺客”守谷日和らよしもと所属の芸人16名が参戦。2チームに分かれ、毎回1チームがそれぞれの演目を披露する。台本は無く、その場で観客からお題をもらい、それを元に即興でコメディを創っていくため、想定外のハプニングが起き、筋書きのない展開が観客を不思議な笑いへと導いていく。

川西賢志郎(和牛)、河井ゆずる(アインシュタイン) 、ゆりやんレトリィバァよりコメントが到着した。

川西賢志郎(和牛)

"ワンマン"という言葉に忠実に、他人の意見や批判を気にすることなく、わがままに喋ろうと思っています。皆さんはどんな話が出ても受け止めてください。誰かの悪口…芸能界…お金…様々ありますが、仮に僕がチャンジャの話で30分いってもその時はご了承ください。

河井ゆずる(アインシュタイン)

久し振りのエンプティステージ。
とにかく無事開催される事と30分で声が枯れない事を切に願ってます。
無事開催された際には是非劇場へお越し頂きたいです!!

ゆりやんレトリィバァ

どうなるかは全くわかりません!私にもわかりませんし、あなたにもわかりません!
わかる方がおられれば教えてください!!!
一緒にどうなるかわからない時間を過ごしませんか?一緒に過ごしてくださる方がおられれば教えてください!!

 

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歌い手・りぶが、明治の『おうち時間にアイデアを。』をキャッチコピーにチョコレートを楽しむための企画『明治チョコレート大作戦』とコラボすることが決定した。

りぶは自他共に認める「たけのこの里ファン」。2014年にリリースされた2ndアルバム『Riboot』では、りぶ本人のたけのこの里・お菓子愛が大きなきっかけとなり、CDの特典ストラップで「りぶ×たけのこの里&きのこの山」のコラボレーションが実現した。

今回のコラボでは<チョコレートは明治♪>のフレーズでお馴染みの「明治チョコレートのテーマ」をりぶが歌唱した実写MUSIC VIDEOを公開。編曲は湊貴大(ボカロP・minato(流星P))が手掛け、演奏は事務員Gがキーボード兼バンドマスターを務め、ベース/兼子拓真(熊吉郎)、ドラム/直井弦太が集結した。MUSIC VIDEOは明治ハローチョコレートで撮影され、りぶのアルバムジャケットを手がけてきたイラストレーター・ukiが所属するクリエイティブチーム・maxillaのディレクター二子石和耶らが制作をしている。

また、MUSIC VIDEOのほかに、イラストレーターちゃこ太描き下ろしによる『明治チョコレート大作戦』コラボビジュアルと、イラストレーター・べてによるコラボロゴも公開された。さらに、りぶからのコメントも公開となった。

りぶコメント

自分自身、子供の頃からこの歌を聴いて育ってきました。長年歌い継がれてきた歴史の重圧を感じつつ、せっかくならば楽曲の新たな魅力を感じていただけるよう意識して臨みました。歌い回しだけでは難しい部分を、良い意味で型破りな湊さんのアレンジやグルーブあふれる演奏で盛り上げていただき、今までにない「明治チョコレートのテーマ」にできたんじゃないかなー、と思います。是非聴いていただけると嬉しいです。

明治チョコレートとの思い出エピソード
私の祖父がチョコレート好きでして、「明治のミルクチョコレートが一番おいしいんだよ」ということをよく話してくれていました。また、個人的には、小学生のころから「たけのこの里」が大好きでして、クッキーとチョコレートのバランスが絶妙だと思っています。「きのこの山」と「たけのこの里」があったら必ず「たけのこの里」を選んでいます。私のソウルチョコレートと言っても過言ではないです。

りぶ×『明治チョコレート大作戦』

りぶ×『明治チョコレート大作戦』

りぶ×『明治チョコレート大作戦』

りぶ×『明治チョコレート大作戦』

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特別番組『のんが⾏く︕東北ふれあい旅』(全4話シリーズ)が、ひかりTVおよびdTV チャンネル(R)で先行配信されることが決定した。

全国のケーブルテレビ、スカパー、IPTVなどで視聴可能な『旅チャンネル』では、東日本大震災における被災地域の復旧・復興に繋がるよう、2011年より毎週土曜日午前帯に「がんばろう!日本」と名付けた特別編成枠を設定。東北地方の各地域を紹介する旅番組を制作・放送し続けることで、東北地方を観光の面で応援してきた。東日本大震災から丸十年経った2021年、同チャンネルで放送される『のんが行く!東北ふれあい旅』では、「東北は第二の故郷」と語る女優・のんが、東北の被災地を訪ね、現地で街の復興に取り組む同世代の女性たちの案内で各地を巡る。

TM &(C)2021 Turner Japan

TM &(C)2021 Turner Japan

TM &(C)2021 Turner Japan

TM &(C)2021 Turner Japan

TM &(C)2021 Turner Japan

TM &(C)2021 Turner Japan

ひかりTVおよび dTVでの同番組配信は、6月19日(土)からの旅チャンネルでの放送に先駆けて行われるもの。6月13日(日)の初回配信となる第一話では、のんが岩⼿の久慈・宮古を巡る。なお、第一は、メイキング映像を加えた第⼀話は、「特別版」としてひかりTVとdTVチャンネルで独占配信される。

以降の配信日程は、番組ページを確認しよう。

 

番組ロケを終えた、のんのコメントは以下のとおり。

 

目次

のん

TM &(C)2021 Turner Japan

TM &(C)2021 Turner Japan

「のんが⾏く︕東北ふれあい旅」の番組ロケを通して、東北地⽅のいろんなところを回らせていただきました。

”⾃然の脅威は⼟地の形すらも変えてしまう、凄く⼤きくて、衝撃的なこと“。

訪ねた先で改めて痛感することがありました。

失われたものもあるけれど、⼀⽅で、新しく⽣まれたものもありました。

現地で⼒を尽くして頑張っている皆さん、プロジェクトを⽴てて頑張っている皆さん。

今回の番組ロケを通じて、そんな皆さんと出会い、お話を聞いたり、各地の良いところ

を案内していただいて、”東北って良いところだな“って、改めて実感が湧きました。

その際たるものが⼦供たち。元気⼀杯に遊ぶ⼦供たちの姿を⾒ていたら、”東北の未来は明るいな︕“と、そんな⾵に思えました。

「のんが⾏く︕東北ふれあい旅」を⾒てくだされば、皆さんにもきっとこの東北の魅⼒

が伝わると思います。

そして機会がありましたら、ぜひ私のように東北を旅してみませんか?

 
TM &(C)2021 Turner Japan

TM &(C)2021 Turner Japan

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2021年9月、日生劇場にて上演されるミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』のキービジュアルとティザースポットが到着した。

作品のキービジュアルは男性メインキャスト6名の顔の”パーツ”を組み合わせたもの。作品公式Twitterでは、どのキャストがどのパーツを担当しているか予想するキャンペーンを実施中。キャンペーンは6月1日(火)まで、参加者には抽選で非売品オリジナル缶バッジが当たる。

世界的に有名な未解決事件として恐れられた殺人犯・通称“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”。 19世紀末に英国ロンドンで発生したこの猟奇連続殺人事件をモチーフに、チェコ共和国でミュージカルが創作された。

このミュージカルを原作に韓国独自のアレンジを施したミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』は、2009年の初演以来多くの観客に愛される大人気演目となった。その衝撃のミステリーミュージカル待望の日本版初上演となる。

最速先行は5月26日(水)より開始、限定特典として非売品ビジュアルブックレットがプレゼントされる。

 

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DISH//がシングルCD「No.1」(5月26日(水)発売)のリリースを記念して、リリース前日の5月25日(火)22:10頃よりメンバー全員でのインスタライブ&TikTok LIVEの同時配信が決定した。

裏話などの様々なトークに加え、CDシングル「No.1」収録曲の初歌唱も予定されているとのこと。インスタライブはDISH//公式インスタグラム(@dish__official)、TikTok LIVEはDISH//公式TikTok(@dish_official)にて配信予定。

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今年活動10周年を迎える歌い手・島爺が、自身5枚目となるアルバム『御ノ字』(読み:オンノジ)を2021年7月28日(水)にリリースすることが決定した。

CDジャケットは初の島爺本人の実写を使用し、自身のオリジナル曲ほか、島爺が敬愛するボカロPが書き下ろした新曲が収録となる。初回限定盤DVDには、2020年8月2日(日)に開催した『島爺爆誕祭 挙句ノ生配信』の映像などが収録され、さらに10周年記念グッズ付の豪華BOX仕様も数量限定で販売される。アルバムの詳細は後日発表となる。

また、このアルバムにも収録されるアニメ『終末のワルキューレ』エンディングテーマ曲「不可避」の先行配信も6月25日(金)から開始されることが決定した。

島爺 5thアルバム『御ノ字』初回限定10周年記念盤

島爺 5thアルバム『御ノ字』初回限定10周年記念盤

島爺 5thアルバム『御ノ字』通常盤

島爺 5thアルバム『御ノ字』通常盤

島爺 コメント

5枚目のアルバムをリリースさせていただきます、島爺です。

活動10周年、メジャーでの活動も5周年。

ここまで長く続けられるとは思っておらず「非常に結構なこと、ありがたいことだ」という意味を込め、タイトルは「御ノ字」(オンノジ)といたしました。ボカロP様たちによる書き下ろし7曲プラス島爺自作の2曲、計9曲入りです。

10周年記念でどうしても書いていただきたかった方々にお願いし、それぞれ素晴らしい楽曲を届けてくださいました。是非ともお聴き逃しなく。

また、自作曲の内の1曲、アニメ「終末のワルキューレ」エンディングテーマ曲の「不可避」を先行して配信リリースすることも決まりました。こちらも合わせてよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

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〈KAKUTA〉の女優・多田香織の呼びかけにより、〈FUKAIPRODUCE羽衣〉の俳優・日髙啓介と、〈劇団こふく劇場〉を主宰する劇作家・演出家の永山智行で結成された演劇ユニット〈ひなた旅行舎〉。三者の苗字の頭文字に、“戯曲をガイドブックとして作品の世界を旅する者たちの居る場所”という意味をこめた「旅行舎」を加え、命名したという。

その結成のきっかけとなったのが、劇作家・演出家の松田正隆による戯曲『蝶のやうな私の郷愁』である。1989年に、松田が当時在籍していた立命館大学の学生会館で初演、1999年に大幅改訂されたこの二人芝居は、現在に至るまでさまざまな組み合わせによって幾度も上演されてきた作品だ。大型台風が接近する中、とあるアパートの一室で、どこか滑稽にずれながら交わされていく夫婦の他愛もない日常会話。やがて、停電によって訪れた暗闇の非日常の中で浮かび上がってくる、“妻の姉の死”にまつわる出来事と、すれ違う両者の想い──。この作品に多田香織も強く魅了され、上演を目的として〈ひなた旅行舎〉を結成したのだ。

その念願が叶って昨年、2020年4月に宮崎の「三股町立文化会館」で第1回公演を上演。続いて同月に東京、6月には三重公演を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のためやむなく延期となり、約1年の時を経て、2021年5月26日(水)~30日(日)に東京「こまばアゴラ劇場」、6月4日(金)・5日(土)に「三重県文化会館」で振替公演を行うこととなった。未だ感染状況が一進一退し不安定な状態が続いているが、生の舞台を安心して楽しんでもらうべく、万全の対策を講じて実施するという。

演出を担当する永山智行は、2015年に鹿児島の高校生を中心とした出演者で上演した松田戯曲『紙屋悦子の青春』の構成・演出を手掛けた経験があるほか、松田正隆がかつて京都で率いていた〈時空劇場〉(1990年結成、97年解散)時代から作品に注目し、親しんできたという。そこで、今作の演出や松田作品について、また〈ひなた旅行舎〉誕生の経緯や、演出家から見た演者2人の魅力についてなど、永山智行に話を伺った。

〈ひなた旅行舎〉で演出を担当する、永山智行

〈ひなた旅行舎〉で演出を担当する、永山智行

── まず最初に、〈ひなた旅行舎〉が誕生した経緯から教えていただけますか。

多田香織さんが、東京である演劇ワークショップに参加されたことがあって、その時テキストとして使われていたのが『蝶のやうな私の郷愁』で、「どうしてもこれを上演したい!」と強く思ったらしいんです。それで2018年に、うちの劇団が『ただいま』という作品の東京公演を「こまばアゴラ劇場」で上演したんですが、それを多田さんが観に来てくれて。日髙さんが受付の手伝いをしてくれていたんですが、その時に「あ、こいつらと一緒にやろう」と思ったらしいです(笑)。

多田さんはもともと福岡の劇団にいらっしゃって、私がやっていた【演劇・時空の旅シリーズ】(永山は2006年から10年間「宮崎県立芸術劇場」の演劇ディレクターを務め、九州の劇団に所属する俳優を主に集めて古典作品を上演するプロデュース公演を行っていた)でチェーホフの『三人姉妹』を上演した時に、三女のイリーナ役を演じてもらったんですよ。その時初めて一緒に作品を創りました。

日髙さんは宮崎出身なんですけど、〈みやざき◎まあるい劇場〉(劇団こふく劇場がプロデュースする、障害者も参加する演劇プロジェクト)の公演を東京でやった時に観に来てくれて、非常に衝撃を受けたらしく、そこから宮崎へ帰省した時にうちの稽古場に遊びに来てくれたり。【演劇・時空の旅シリーズ】でベケットの『ゴドーを待ちながら』をやった時に出演もしてくれました。

多田さんももちろん日髙さんのことを知っていたので、『ただいま』を観に来た時に「演出は永山、共演は日髙で」って閃いたんじゃないですか?(笑)。その場だったかそれから数日後だったか、「こういうことしたいんですけど」と相談を受けて、「じゃあやりましょう!」って。私も日髙さんも、あまり何も考えずに「はい」っていうタチなので(笑)。名称の「旅行舎」には、【時空の旅シリーズ】でやってきたことを引き継いでいく意味合いもこめているんです。

── 永山さんは、これまでにも松田さんの戯曲を演出されたことはあるんでしょうか?

2015年に鹿児島で「国民文化祭」が開催された時、伊佐市の主催公演で高校生が演じる『紙屋悦子の青春』を演出しました。演出させてもらうのは今回で2本目になりますけど、京都で活動されていた時代から松田さんのホンは好きで読んでいました。

── 今回の作品は、演出されてみてどうでしたか?

面白いですね。面白い、というのはちょっとざっくりした言い方ですけど、松田さんの戯曲って、そこは私も共通するところかもしれないけど、必ず死者の影がどこかにある。もちろん目の前で人が亡くなっていったりすることもあるし、背景としてその影がずっとあったりもします。このホンもいろんな死者の影みたいなことが見えてくる作品で、尚且つ「醤油とソースの瓶を一緒にするな」とか、夫婦の他愛もない会話が延々と交わされていったり(笑)。

傍から見るとすごくユーモラスというか、そのユーモラスさと死者の影みたいなことのバランスがすごく絶妙で、いろんな読み方とかいろんな切り口みたいなことがすごく開いているというのかな。こうとしか読めないとか、こうとしか出来ないっていうことではなくて、開かれている戯曲だなと。松田さんの初期作品は、ある種のリアリズムみたいなところが書かれているように見えるけれども、所々に不条理の罠が仕掛けられていたり、そういうところが非常に面白いなぁと思っています。

── 永山さんとしては、どういった方向性で演出されていったのでしょうか。

具体的に言うと、セットをまるっきり作ってないんですよ。ほとんど素舞台みたいな感じです。恐らく、かつてここに住んでいたのかな、っていうような荒地に二人がやって来る。稽古を始める時に、岸田國士さんの『紙風船』とか、いろんな夫婦が出てくる戯曲を参照して、イメージ的に一番参考にしたのは太田省吾さんの『更地』です。かつて住んでいた場所に老夫婦が戻って来るっていう、ちょっとそのイメージと重ねながらやってまして、恐らくかつて住んでいた場所に戻ってきた夫婦が、「昔こういう会話をしてたね」とか、昔こんなことをこの場所でやってた、みたいなことを確かめるような構造。ほとんど何もないところで、夫婦の営みが再現されるような感じで描いています。

── 多田さんと日髙さんは、永山さんからご覧になって、それぞれどんな魅力や特色を持っていらっしゃる役者さんですか?

たぶんその二人だけではなくて、魅力的な俳優さん全般に言えることなのかもしれませんけど、いろいろな顔があるというか。多田さんは普段喋っていると、本当に少女みたいな側面があって可愛らしい。でも舞台に立って、ある種の重いセリフっていうかな、例えば、浮気をしているかもしれない夫に対してのさりげないひと言の恐ろしさ、みたいなことも持ち合わせているというか(笑)。だんだん怖くなっていくとか、だんだん笑顔になっていくとかではなくて、不意にフッと怖いものが見えてきたり、と思ったら急に可愛いらしくなったり。なんかね、あれにやっぱり惹きつけられますよ。それが矛盾なくひとつの身体の中に存在している。その身体の存在感で、こちらも納得させられるというのか。

日髙さんもやっぱりそういうところがあって、宮崎生まれだからっていうことではないんですけど、普段はすごく明るくて一緒にいて心地良い人なんですけど、一方で深さとか強さ、或いは人間の狂気みたいなものも持ち合わせている。役の上で見せる恐ろしさとか、寂しさだとかも本当に、一人の身体の中で矛盾がなく存在しているんです。私は自分が俳優をしないから、やっぱり俳優さんって本当にすごいな、カッコイイなぁと思いながら見てるだけなんですけど(笑)。二人とも本当にそういう意味では、すごくチャーミングな俳優さんかなと思います。

── 一緒に作品創りをしていく中で、お互いに刺激し合ったりする部分も多かったのでしょうか。

そうですね。予測不能なことが起きたりすることが結構大きいです。登場人物が二人で70分くらいのお芝居だから、予定調和の中でだけ芝居が進んでいくと行き詰まってしまうというか。でも、稽古していても、例えば私がちょっと物の置き場所を変えるだけでも、全く違うことがそこで自然に起きていくんです。自分が感じる自然さ、みたいなことを二人とも臆せずどんどんやる人なので、「ここでこんなことやったら叱られるかな」とか「ここでこんなことやったらダメかな」みたいなことに捉われず、自分の身体が感じているものに正直に。ちょっと変えるだけでもこちらの予期しないことが起きたりするので、そういうことの一つひとつが稽古場ではすごく刺激的ですね。

── お二人とも現状に甘んじず、その都度いろいろな見せ方を追求していく?

そうですね。でも追求しよう、とかは思ってないと思いますよ。自分の身体が感じるものに、すごく正直なんだと思うんです。昨日と今日、今日と明日で変わっていくことを二人の身体が正直に感じ取っている、っていうことかなと思います。

── 1月には福岡公演(2021年1月29日・30日に「ゆめアール大橋」で上演)を終えられていますが、初演の宮崎公演から演出を変えた部分などはあるのですか?

演出的には大幅な変更はしていません。場所も変わりましたし、久しぶりの上演だったので若干いろいろ手直しはしましたけど、そんなに大きくは変えていないです。基本的には東京も三重も、福岡で上演した形を踏襲していくと思いますけど、あとは本当にものすごく小さな変化が日々あると思うので、それを毎回、丁寧に重ねていくっていうことだけかな、と思います。

── 音楽などは、どういった感じになるのでしょうか。

ラジカセがひとつ舞台端にあるんですが、どこかから流れ着いたのか、流木の間に挟まっているような感じで置いてあって、そこから音がちょっとだけ流れるという仕掛けです。いわゆる劇場音響みたいなことは、この作品では全く使わずに上演しています。

ひなた旅行舎『蝶のやうな私の郷愁』 宮崎公演より

ひなた旅行舎『蝶のやうな私の郷愁』 宮崎公演より

── 〈ひなた旅行舎〉は、この先も継続的に活動されていくご予定ですか?

はい、続けたいです。やりたいねっていうことで、「次の作品はどうしようか」っていう話も具体的にしたりしています。ただ、3人とも劇団に所属しているので、劇団の活動の合間をみてタイミングが合うところで、という感じだと思います。まぁ、ゆったりのんびり続けられたら、とは思ってます。

── 今後も多田さんが希望される作品を上演していく、という感じですか?

いや、もう今回やっちゃったので(笑)。次回以降はみんなで作品を考えようか、という感じです。

── 既存の作品の中から探していくという

そうですね。できれば、私が書くっていうことではなくて、なかなか上演されない戯曲を取り上げたり。日本はどうしても新作主義なので新しい作品になりがちだけど、【時空の旅シリーズ】をやっていた時もそうだったんですが、戯曲を後世に残していくということも、演劇をやっている者の責任としてあると思うので。『蝶のやうな私の郷愁』は長くいろんな人達によって上演されていますけど、それを次の世代に渡していくという責任もあると思っているんです。次は古典になるのか最近の作家の戯曲になるかはわかりませんけど、書き下ろしではなくて、っていうことはなんとなく考えていることではあります。

── 2020年はコロナの影響で公演の延期というご経験もされましたが、この一年の間に思われたことや、変化したことなどはありましたでしょうか?

今は「新しい○○」とか言われるじゃないですか。私は新しいっていうことよりも、深さに行くタイミングというか、きっかけの時なんじゃないかな、と。本当に必要な物は何だったのか?っていうことを考える。これは必要だったけどこの部分は要らなかった、というようなことを、ちょっと立ち止まって考え直すきっかけの時でもあったんじゃないかな、と思います。

劇場に行って座席に身を沈めるとか、映画館かもしれないし、美術館かもしれないし、コンサートかもしれないけれども、日常の流れの中からちょっと外れて一回時間を止めて、「今、自分は何を思っているのか?」っていうようなことを見つめ直す時間というのが、たぶん芸術文化の本来的な役割だと思うんですよね。そういう意味で言うと、立ち止まるっていうことは特別なことではなくて、一回立ち止まって深さを確かめる、みたいなことは必要な時期だったんじゃないかなと、改めて考えました。

取材・文=望月勝美

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今年で旗揚げ41年目を迎えた、関西演劇界の兄貴分的な劇団「南河内万歳一座(以下万歳)」。ここ数年は、旧作と新作を年1本ずつ上演するのが通例で、今回上演する『ラブレター』は、1989年が初演の作品。2010年に再演された時は「第65回文化庁芸術祭優秀賞」を受賞しており、万歳作品の中でも評価の高い一本だ。

本来なら昨年、ちょうど劇団40周年のタイミングで上演する予定だったが、新型コロナウイルスの最初の緊急事態宣言と重なったために延期。今年ようやく実現と相成ったものの、三度目の緊急事態宣言によって、一部の公演が中止を余儀なくされた。何かと波乱含みながらも、座長で作・演出の内藤裕敬は「演劇は、絶対ここでは終わらない」と、前向きな姿勢を崩していないのが頼もしい限りだ。その内藤の会見が、5月14日に大阪市内の劇団稽古場で行われた。


『ラブレター』のチラシには「アングラ アイラブユー」という言葉が添えられている。「僕はよく『アングラの人でしょ?』と聞かれるけど、育ちはリアリズムです(笑)」と言う内藤だが、演劇の世界に入るきっかけとなったのは、70年代のアングラ演劇の数々に触れたこと。そして『ラブレター』は、当時アングラ演劇に抱いた疑問への、内藤なりの回答とも言える作品だという。

南河内万歳一座『ラブレター』(1989年初演)。

南河内万歳一座『ラブレター』(1989年初演)。

高校2年生の時にアングラ演劇をいろいろ体験して、毎回訳もわからず衝撃を受けていました。その衝撃と、とてつもない魅力の理由を知りたくて、演劇の勉強をしたくなったのが、私の演劇の始めの一歩です。でも結局、アングラの様々な劇的瞬間というのは、すべて訳と意味を超えた所にあり、すべての芸術はその瞬間を目指してるんじゃないか? と思うようになりました。

お客さんは、舞台上の(芝居の)訳と意味を解明しようとか、感じ取ろうと思ってご覧になるけど、そこまで考えてきた訳や意味を飛び越えた瞬間に出会った時に、自分のどこかをわしづかみにされて“よくわからないけどすごかった”という感覚……劇的なモノを感じるんじゃないかと。それはピカソとかダリの絵画や、音楽なんかもそうだと思う。そういう訳や意味を飛び越えた所で、何かを作れないか? という発想に至るわけです。

南河内万歳一座『ラブレター』(2010年再演)。 (c)谷古宇正彦

南河内万歳一座『ラブレター』(2010年再演)。 (c)谷古宇正彦

アングラって、すごくドロドロしてるとか、よくわからないことをいっぱいしてるとか、すごく誤解されがちな表現。確かに全盛期の頃は、自分たちの思想の啓蒙ために芝居を使うとか、芸術っぽく見えるアバンギャルドなものがもてはやされたりしたけど、そういう人たちは結果的にあまり残らなかった。残ったのは唐(十郎)さんや佐藤信さんみたいに、演劇としての有効性や可能性に向かって、純粋にその新しさを追求していた人ですよね。

でもその方々が残した実験みたいなものが、本質的な理解とともに継承されているかというと、やはり大きな誤解とともに伝わっている気がする。そういう意味で『ラブレター』は、アングラ世代ではない私が“私はアングラをこう受け取った”という、一つの宣言。私にとっても劇団にとっても、大事な作品です」。

物語は、主人公の男が押入れの奥から、昔よく履いていたズボンを見つけたことから始まる。それをコインランドリーの洗濯機に入れた所で、後ろのポケットに、何か大事なものを入れていたことを思い出す男。あわてて洗濯機を探した所、そこにズボンは見当たらず、代わりに「あなたの過去を上演したいので、上演許可をいただきたい」という、演劇部の女子高生たちが登場する。それを契機に「あなたに出したラブレターを返してほしい」と迫る昔の彼女など、彼の忘れたがっていた過去が、記憶の渦の中から次々と現れて……。

南河内万歳一座『ラブレター』(2010年再演)。 (c)谷古宇正彦

南河内万歳一座『ラブレター』(2010年再演)。 (c)谷古宇正彦

台詞やストーリーが暴走していて、観ていて“何でそうなっちゃうの?”と思われるでしょうね(笑)。『ラブレター』は“これは観客の中で、何かの暗喩になるだろう”ということを遊んで書いた作品です。私の方では、人物やシーンにハッキリした訳や意味は持たせなかったけど、観客の頭には何かしらの訳や意味が生まれてくるはず。すべてが何かの暗喩と思える状態で、ストーリーを転がしていくことで、訳や意味を超えた劇的な瞬間を成立させられないか? という試みです。そういう意味では、私が考えてきた様々な劇世界を、ギュッと凝縮した作品と言えるかもしれません。

苦い過去を精算したいけど、ついそれを思い出してしまうという迷いは私にもありますし、客席にいる皆さんにもあるはず。そこを遊んでおけば、どんなにストーリーが極端でも、お客様のリアリティのどこかには触れるんじゃないかな。その思い出の中には、苦い恋愛の話もありますが、そもそも恋愛自体が劇的ですよね。誰も意味や訳を考えて、恋愛なんかしないでしょ?(笑)親と子の関係だってそうです。

そう考えると、我々は日常的に、こんなに訳と意味を飛び越えたものに惹かれているのに、何で観客は演劇にだけ、訳と意味を求めるんだ! って思いますよ(笑)。矛盾やつじつまの合わなさがあっても、そっちの方が魅力的ならいいじゃないかと思うし、それが面白おかしくてここまで来たわけだから、そこに芸術の大事な何かがあるという気がします」。

南河内万歳一座『ラブレター』2010年再演公演のチラシ。 [宣伝美術]長谷川義史

南河内万歳一座『ラブレター』2010年再演公演のチラシ。 [宣伝美術]長谷川義史

コロナ対策で換気休憩を挟む必要があるので、二幕物に改訂はするものの、内容は基本的に10年前とは変えないそう。ただし演出の方は、かつての万歳の十八番だった「舞台狭しと、闇雲に暴れる」という方向にはならないと言う。

年を取ったから(笑)。というか、若い頃は自分にまだ文学性がなかったから、役者が暴れることで文学性を飛び越えて、暴力的に成立させる……という作風になったんです。役者もフィジカルに長けた奴が多かったので、それを全面に出すことで、劇団のオリジナリティを出そうとしていましたね。でもこの前(2019年)『唇に聴いてみる』を久々に再演した時に思ったんですけど、あまりフィジカルの方に気を取られると、物語がどっかに行ってしまうなあと。

もう少し物語や登場人物のあり方みたいな所に、ちゃんとウエイトを置いて作ったら、割とスッキリして、自分で観てもそれが良かった。“そんなこと、もっと前からやっとけよ”という話ですけど(笑)。なので『ラブレター』では、台詞や物語の世界観の方にウエイトを置きつつ、メリハリを付けるために、適材適所で様々な暴れ方をする。これまでの上演よりも作品世界がよくわかり、物語に入りやすいものになると思います」。

万歳の公演は、通常は旅公演がもれなくセットになっているが、2021年は本拠地の大阪公演だけに集中し、できるだけ未来への力を蓄える方針にしたそう。

会見中の内藤裕敬。

会見中の内藤裕敬。

昨今の状況下で、旅公演で劇場(の客席)がフルで使えないとなると、とても経済的なリスクが高い。それで劇団が疲れ切ってしまったら、今の状況が解消した時に、スタートダッシュを決められないので、苦渋の決断で旅公演を中止しました。今回はライブ配信をちゃんとやるので、うかがえない地域の皆さんには、申し訳ないけどネットでご覧いただくことになります。

でもここに来て、大阪公演だけに活動を絞るというのは、一からの出直しだと思ってるんです。原点に戻りつつ、なおかつ40年の経験を踏まえて、しっかりした作品作りに重心を置く。そこからまた、未来が開けていくんじゃないかと思っています。今“演劇の危機”とか言われてるけど、実際に危機にひんしてるのはショービジネスであり、演劇自体がこの先廃れていくのでは? みたいなイメージでとらわれるのは、僕としては心外。仮にうちの劇団が疲弊して、この先公演が打てなくなっても、私自身は演劇を続けられますからね」。

また会見の最中には、劇団の旗揚げメンバーの一人で、4月24日に肝硬変で急逝した河野洋一郎について触れる場面も。

あまりにも突然の死であり、“何かできることはないか”とたくさんの問い合わせがあったので、ご家族に“劇団で(皆様のご厚意を)一つにまとめてお渡しします”と提案しました。皆様のお気持ちを送金してくださいということを、劇団HPで展開してから(取材時で)4日目ですが、すでに100人近い方からお気持ちをいただきました。

河野洋一郎

河野洋一郎

2010年の『ラブレター』では、黒づくめの演出家を演じた河野洋一郎。 (c)谷古宇正彦(舞台写真)

2010年の『ラブレター』では、黒づくめの演出家を演じた河野洋一郎。 (c)谷古宇正彦(舞台写真)

まだあまり実感はないけど、彼があの世に行ったということのリアリティを、少しずつ自分の中に持ってきているかな。ジロー(注:河野のあだ名)は前回の再演で、女子校の演劇部に雇われた演出家の役で出ていて、今回はその役を私がやります。ジローの演技は面白かったので、なかなかあいつと違う風にやるのは難しいなと思いながら、稽古している所です」。

旅公演の中止、大事な劇団員との突然の別れなど、なかなかにヘヴィな状況に思えるけれど、それでも「生きている間は“自分は不死身だ”と思った方がいい(笑)。でも今年は、変更したスケジュールでできそうな気がする」と、内藤はあくまでも楽観的な姿勢を崩さない。そのたくましさと、40年の活動で得た抱負な経験を生かして、70年代のアングラ風に破天荒でありつつも「いろいろあるけれど、ちょっと前を向いてみようか」とうながされるような舞台を見せてくれるに違いない。

南河内万歳一座『ラブレター』2021年再演チラシ。 [宣伝美術]長谷川義史

南河内万歳一座『ラブレター』2021年再演チラシ。 [宣伝美術]長谷川義史

 

取材・文=吉永美和子

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2021年6月6日(日)12:00よりミュージカル『17 AGAIN』東京公演(5月16日(日)開幕)千秋楽が、イープラスStreaming+にて配信上演されることが決定した。

本作は2009年に公開された同名映画を原作にしたミュージカル。映画は「ハイスクール・ミュージカル」シリーズで知られるザック・エフロンが主演し話題を呼んだが、日本公演では映像分野で活躍中の竹内涼真が初主演で主演を演じ、その高いパフォーマンスが話題に。さらに妻スカーレット役を演じるソニンの高い歌唱力、親友ネッド役を演じるエハラマサヒロの磨かれたコメデイセンスにも称賛の声が集まり、初日以来、多くの称賛の声がSNS上でも多くみられている。

主催によると、「新型コロナウイルスの影響により、劇場に足を運ぶことが困難なお客様もいらっしゃることを鑑み、主催者として一人でも多くの方に、本作を届けたいという強い希望を権利元に伝え、今回の配信上演が実現することとなった」という。アーカイブ配信はなく、今後DVD化やテレビ放送の予定もない。なお、当日は、休憩時間に楽屋でのキャストの様子を事前収録した特別映像が放送される。

東京公演は東京建物Brillia HALLにて6月6日(日)まで上演。東京公演後、兵庫、鳥栖、広島、名古屋の全国5か所で上演予定だ。

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種も仕掛けもある奇術を排他的に守り抜く魔法都市で育った少女が“ほんものの魔法”と出会うファンタジイの名作『ほんものの魔法使』(ポール・ギャリコ/矢川澄子訳)の復刊が決定し、大きな話題を呼んでいる。

2021年5月10日(月)の発売以降も大きく売上を伸ばし、 このほど4刷目の重版が決定するなど、 その勢いはまだまだ続きそうだ。名作として名高い『ほんものの魔法使』は、 近年では入手困難な状況が続いていたが、宝塚歌劇での舞台化が決定したことで急激に注目が集まった

創元推理文庫からの復刊をリリースした際には多くの反響が寄せられ、大手通販サイトには予約が殺到し、文庫ランキングの1位を獲得。版元の東京創元社では当初の初版部数から増数することを決定した

しかしその後も予約は伸び続け、一般書店からの事前注文も多数寄せられたことから、刊行前にもかかわらず重版を決定。緊急事態宣言下の発売となったが売り上げは絶好調で、刊行直後と舞台公演スタート時にも重版を決定し異例のペースで版を重ねている。

もともと東京創元社の刊行物ではなかった『ほんものの魔法使』。創元推理文庫からの刊行が決まったきっかけは、東京創元社内の宝塚歌劇ファンで構成する「ヅカ部」による熱い推薦だったという。企画立案から急ピッチで作業を進めての緊急復刊に至る流れは、東京創元社のウェブマガジンで紹介されている。

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Salyuとおおはた雄一のデュオライブが6月5日(土)に下北沢440にて開催決定。

同公演は2部制となっており、限定枚数の来場チケットのほか、イープラス『Streaming+』での生配信も予定。来場チケットは残りわずかになっている。

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