UA、スピッツ・草野マサムネ、篠原ともえ、ハナレグミらが観た『映画:フィッシュマンズ』 ミュージシャンら24名のコメントが到着

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7月9日(金)公開の『映画:フィッシュマンズ』をいち早く鑑賞したミュージシャンらのコメントが到着した。

『映画:フィッシュマンズ』は、バンド・FISHMANS(フィッシュマンズ)のドキュメンタリー作品。フィッシュマンズは1987年に結成され、1991年4月21日にシングル「ひこうき」でヴァージン・ジャパンよりメジャーデビュー。楽曲のほぼすべての作詞・作曲を担当していたボーカル・佐藤伸治が1999年に急逝してから今年で22年が経った現在も活動を続けている。本作は、そんなフィッシュマンズの2019年2月『闘魂2019』リハーサルから撮影を開始し、明治学院大学ソング・ライツ部室、渋谷La.mama、渋谷クラブクアトロ、三軒茶屋クロスロードスタジオ、VIVID SOUND STUDIO、日比谷野外音楽堂などメンバーのゆかりの地を訪れてインタビューを敢行。現・旧メンバーがカメラの前で当時の事を振り返り、ライブシーンとともに織り交ぜられている。また、関係者が保管していた100本以上のVHSなどをデジタイズ化した多数の本邦初映像も計172分の作品中に収められている。メガホンをとったのは、般若の音楽ドキュメンタリー映画『その男、東京につき』で撮影監督を務めた手嶋悠貴監督。手嶋監督は、本作にて長編映画デビューを果たしている。

 
 

今回コメントを寄せたのは、フィッシュマンズと同じく今年デビュー30周年を迎えたスピッツのボーカル・草野マサムネをはじめ、竹中直人、モトーラ世理奈、村上隆、やついいちろうら、様々なジャンルで活躍する総勢24名の面々。コメント全文は以下のとおり。

 

UA(シンガー)

これは長くなるぞとわかっていながら、どうしても目が離せない。

ひょっとしてこれは、絶滅危惧種についてのドキュメンタリーなのかもしれない。

 

江沼郁弥(ミュージシャン)

愛情と狂気がなんの矛盾もなく寄り添って鳴っている。究極のピュア。それは憧れのような姿で、戒めのように語りかけてくる。いつぶりだろう、映画が終わっても動けなかったのは…。

 

奥冨直人(BOY)

果てが何処かも、底が何処かも映らない広い水中のなか。時代の波とともに、僕らは反らしたり受け入れたりしながら、何処へ向かうんだろう。渦に飲み込まれないように、波紋が広がるように、仲間も音楽も交わっていく。あの頃の事を、その頃を知らない私が想像して泳ぐ。深海も浅瀬も、しょっぱい味まで感じてとびまわる。私はこれからもフィッシュマンズを探すことにした。

 

菊地成孔(音楽家 / 文筆家)

夭逝し、語り継がれる。という天才音楽家がいた最後の時代の記録。しかし本作の強さは、遺された者たちの姿にある。茂木欣一の誠実さと強さが佐藤伸治のカリスマをギリギリで乗り越える。その事実が本作を優れて現代的なレヴェルに引き上げている。そして驚異的な高音質。映画館でこれほど音の良い作品は存在しなかったと思う。

 

木村豊(アートディレクター)

1992〜98年、今よりもっとのんびりしていた下北沢の南口を歩けば佐藤君がボンヤリと道端に座っていた時代。もう南口も無ければ佐藤君も居ないけれど、映画を観た後、下北沢を歩くとまだその辺に座って 宇宙を眺めてるんじゃないかと錯覚するような2021年、世田谷の夏。

 

草野マサムネ(スピッツ)

新しさを意識した音楽って、そのほとんどがすぐに古臭くなっていくのに、フィッシュマンズは全然そうならないよね。必然的に鳴らした音が結果として「新しいのに普遍的なもの」になってたということかな。本当に稀有なバンドです。

 

佐藤健寿(写真家)

強烈な「時代」の音だと当時は思っていた。でも結局、懐かしむ隙さえなく、今も普通に聴いている。あの頃、自分が聞いていたのは強烈な「普遍」だったんだと、この映画でやっと気付いた。

 

篠原ともえ(デザイナー/アーティスト)

10代のとき「いつか曲を作ってください」とお願いすると、はにかんだ笑顔で「いいよ」と応えてくれた佐藤さん。彼の残したメロディーが青春時代を蘇らせる。Fishmansという存在はすごく遠くてとても近い。

 

下津光史(踊ってばかりの国)

佐藤伸治はいつも佐藤伸治をサボらなかった。FishmansはいつもFishmansでした。あなたはもういないけど、あなたの音はまだまだ鳴り響いています。宇宙の風になれた今でも佐藤伸治は佐藤伸治のまま。一度会いたかったです。

 

セントチヒロ・チッチ(BiSH)

彼等が出会って重ねていった生活達はたくさんの人たちの宝物として生きていました。 時代がどう変わっていっても大好きな音楽は変わらず側にいてくれるのだから 私もありのまま人生を泳ぎ続けていたい。この映画が教えてくれたのです。

 

高橋栄樹(映画監督)

映画『フィッシュマンズ』は手嶋監督の作家の映画として、誠実に作られた作品だと思っています。近年、作家的主張の少ない映画が多くなる中で快挙と言っても良いでしょう。3時間という尺をよく走り切りました。誰が何と言ってもこの尺が必要な映画だと思います。

 

竹中直人(俳優・映画監督)

なんて残酷で、なんて素敵な映画だろう…佐藤伸治というミュージシャンの実像がスクリーンに溢れ出す! ぜひ映画館で《フィッシュマンズ》、そして《佐藤伸治》を、心に、目に、脳に、焼き付けて欲しい!!! フィッシュマンズは永遠だ。

 

田中要次(俳優)

「SEASON」はバイク便で東京の街中を走り廻ってた頃を想い出します。このメンバーだからこそ生まれた奇跡のサウンドの裏側にも、言葉にし尽くせない希望と不安が満ち溢れていたことを知り、あの頃の記憶と共にまた涙が溢れました。

 

環ROY(ラッパー)

水曜の昼下がり、172分はあっという間に過ぎ去った。人生は時の経過で分岐していく。自明なはずなのに、僕には経験が必要だった。やむことが前提にあるから共鳴は美しいのだろう。フィッシュマンズ、ありがとうございます。

 

西加奈子(作家)

こうしてこのバンドは、それぞれの身体の中で「私だけのフィッシュマンズ」となるのだろう。そして、この先もずっとずっと、残ってゆくのだろう。

 

の子(神聖かまってちゃん)

バンドマンのドキュメンタリーはいいねやっぱ! めちゃシンクロ! あとは見てくれ、としか言えない!や、素晴らしかったです。!

 

ハナレグミ(シンガー)

時間の約束を超えた音は

どんなに時がたってもみずみずしいまま

僕はフィッシュマンズを何度でも何度でも好きになる。

 

原田郁子(クラムボン)

あなたが生み出した音楽は輝きを放ち、今日も響いています。

記憶、想像、時空の増大。それぞれの孤独、サウンドの海を泳ぐ。

ザ・フィッシュマンズ!

 

村上隆(アーティスト)

大好きなフィッシュマンズ。サトちゃんの仲間たちのあの頃を辿る旅路は、私自身のちょっと遅かった青春の渋谷系を思い出して都度都度目頭が潤みました。あの頃、ディスクマンで繰り返し聴いてたなぁ。

 

燃え殻(作家・エッセイスト)

みんなの行き場のない感情を、一回吸って吐き出すような音楽があの頃、鳴っていた。 いや、いまも僕の中でずっと鳴っている。かけがえのない人、佐藤伸治。かけがえのない時間を生きていることを教えてくれたバンド、フィッシュマンズ。

 

モトーラ世理奈(モデル・女優)

身体中が、Fishmansの音楽を浴びて、172分、私はいろんな感情の旅をしていた。劇場で、あの空気を感じることができて、幸せだった。 

 

mono(神聖かまってちゃん)

感動しました!上映中は何度も目が潤みましたし、唇を噛み締めてしまうシーンが沢山ありました。 バンドマンの苦労、葛藤、悩み色んなものが包み隠さず描かれています。フィッシュマンズの「リアル」バンドマンの「リアル」を是非とも堪能していただきたいです。

 

やついいちろう(芸人・エレキコミック)

ちょっと終わって立てなくなるくらい、くらってしまいました。一曲一曲に人生が乗っかっているんだって事が本当に可視化されているような映画。ゴッホがひまわりを描いているのをその場で見ているみたいな気持ちになる。永遠にタッチしている様な。

 

YO-KING(真心ブラザーズ)

映画になって、フィッシュマンズがわかりやすく、永遠に開かれて、

ずっと、いろんな世代に聴かれ続けたら、サイコーですね!

 

※原文ママ

 

また、公開初日となる7月9日(金)に新宿バルト9、渋谷シネクイント、T・ジョイPRINCE品川の東京3館、7月10日(土)に大阪の梅田ブルク7、7月19日(月)に福岡のT・ジョイ博多にて、舞台挨拶が開催されることが決定。詳細は、映画公式サイトなどを確認しよう。

『映画:フィッシュマンズ』は7月9日(金)より新宿バルト9、渋谷シネクイントほかにて全国公開。

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山手線各駅の駅員×アイドルの新プロジェクト『STATION IDOL LATCH!』が、初のファンミーティングイベント「STATION IDOL LATCH! 1st Passenger Meeting」を、2021年10月10日(日)に渋谷ストリームホールにて開催する。

あわせて、小野賢章・田丸篤志・島﨑信長が演じるキャラクターたちが歌うテーマソングが、7月1日(木)にデジタルリリースされること、さらに新キャストとして韓国と日本で活躍中のTAKUYAが参加することも決定した。

総勢11名が出演、初のファンミーティングイベント開催

イベントは、歌ありトークありの内容で、パッセンジャー(=ファン)との交流イベントとなる予定。

出演は、青山凌大(高田馬場)、阿座上洋平(御徒町)、伊藤昌弘(西日暮里)、井上和彦(新橋)、梶原岳人(有楽町)、狩野翔(浜松町)、住谷哲栄(大塚)、TAKUYA(新大久保)、古田一晟(品川)、矢野奨吾(田端)、山口智広(日暮里)の11名(五十音順)。

チケット先行販売は、8月18日発売の1st CD「STATION IDOL LATCH! 01」購入者最速先行販売、プレイガイド先行販売のほか、ニコニコ生放送「『STATION IDOL LATCH!』オフィシャルチャンネル~ニコ生改札~」のチャンネル会員限定でも実施予定とのこと。イベントの詳細情報は公式サイト・公式Twitterにて随時解禁されていく。

テーマソング「LATCH! ~それが未来の扉~」

テーマソング「LATCH! ~それが未来の扉〜」 (C) LATCH! Project/JRE

テーマソング「LATCH! ~それが未来の扉〜」 (C) LATCH! Project/JRE

『STATION IDOL LATCH!』テーマソング「LATCH! ~それが未来の扉~」が、デジタル配信シングルとして7月1日(木)0:00より各配信サイトにてリリースされる。歌唱は、東海林 鈴音/東京駅(CV:小野賢章)、神堂 唯姫/新宿駅(CV:田丸 篤志)、青葉梟 光加人/池袋駅(CV:島﨑 信長)の3名。

多数のヒット曲やミュージカル楽曲はじめ、数多くのアニメソングを手掛けている森 雪之丞による作詞と辻村 有記・伊藤 賢による作曲で、作品の世界観を体現するような、爽やかでポップな楽曲に仕上がっている。

新キャスト・TAKUYAのコメントが到着

これまでに山手線30駅の中で13駅13名のボイスキャストが明かされてきたが、この度、韓国と日本で活躍するTAKUYAが、新大久保駅・百瀬 志生役として参加することが決定した。

百瀬 志生/新大久保駅 CV:TAKUYA (C) LATCH! Project/JRE

百瀬 志生/新大久保駅 CV:TAKUYA (C) LATCH! Project/JRE

韓国を拠点に俳優やモデル、タレントとして活躍中という経歴を活かし、韓国系のショップや文化が色濃い新大久保で「美しすぎる駅員」として話題になっている百瀬を熱演する。YouTubeで配信中のボイスドラマには、7月15日配信の第9話に登場予定。

【コメント】TAKUYA(新大久保駅・百瀬 志生役)

今回、百瀬 志生役を演じさせていただくことになりましたTAKUYAです。僕は韓国を拠点に活動をしているので、コリアンタウンとしても有名な新大久保駅を担当する志生くんを演じることができ、とても光栄に思います。彼の美しさを皆さんにお伝えできるよう僕も美を追求していけたらなと思います。一緒に新大久保駅、そして山手線を盛り上げていきましょう!よろしくお願いします!

『STATION IDOL LATCH!』とは、山手線各駅の駅員のキャラクターが業務時間を終えるとアイドルとして活躍するという、まったく新しいアイドルプロジェクト。東京23区内を走行する山手線の全30駅および街の特徴をエッセンスとして取り込んだ、個性豊かな30人のアイドルが登場する。YouTubeで公開されるボイスドラマを中心に、音楽、ライブなど様々な企画を展開。

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04 Limited Sazabysが秋のワンマンツアーの開催を発表した。

ツアーは9月3日(金)Zepp Sapporoを皮切りに、ファイナルの10月13日(水)・14日(木)のZepp Nagoyaまで、全国7箇所10公演を実施する。

なお、チケットの最速先行(応募抽選)は、YON TOWNにて本日・6月30日(水)より7月11日(日)23:59まで受付中。

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フジファブリックの対バンライブ『フジフレンドパーク2021』の開催が決定した。

この発表は本日Zepp Tokyoで開催された『フジファブリック LIVE TOUR 2021”I Love You”』ツアーFINALで本人達の口から発表されたもの。2018年に開催した『フジフレンドパーク2018』以来、3年ぶりの開催となり、今回はZepp Tokyoにて2日間にわたり開催される。

チケットの販売やゲストアーティストは後日発表される。

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2015年に刊行され大ベストセラーとなった垣谷美雨による同名小説を舞台化した、『喜劇 老後の資金がありません』が2021年8月13日(金)より新橋演舞場、9月1日(水)より大阪松竹座で開幕する。コメディに定評のあるマギーが脚色・演出を務め、同い年の演劇人である渡辺えり高畑淳子がダブル主演を務める。
 
6月29日、都内で製作発表会見があり、渡辺えりと高畑淳子、マギーらが出席した。その様子を写真とともにレポートしたい。

歌あり踊りあり⁉︎ 生活感あふれるエンターテイメントへ

マギー

マギー

脚色・演出を務めるマギーが挨拶した。
 
マギー:今日は緊張しながら、会場にきたのですが、僕が入ってきた時に、えりさんと高畑さんがちょうどご挨拶をされているタイミングで。お二人が「は〜〜! いや~!」と挨拶されている姿が、明るく大きなお花が二輪咲いているという雰囲気があって。それを見て緊張がなくなったし、この舞台はこういうことだよなと。とにかくワクワクしております。
 
原作はとても面白くて、その面白さのひとつは、老後の資金がないという、誰もが抱える問題を具体的な数字や身につまされるようなセリフがたくさんあるところで。これを舞台化、脚色することで、どうしていこうかということで、「老後の資金がありません……」という内向きな独り言が書かれている台詞を、「老後の資金がありません〜〜!」と明るく歌い上げることで、歌や踊りや笑いで、この生活感あふれる作品をエンターテインメントとしていきたいと思います。僕自身が非常に楽しみにしています。

渡辺えり「共演したいと思い続けて30年」

渡辺えり

渡辺えり

続いて、主演を務める渡辺えりと高畑淳子が挨拶した。
 
渡辺:あの、本当に、老後の資金がないんですね(会場笑)。私自身、どうしようかなと悩んでいて。特にコロナ禍で、大赤字ですから。今66歳で、老後の資金がないなと思いながら、この芝居をやることが興味深いし、楽しみです。
 
老後の資金がないんだけど、もっと必要なものがあるなとこの一年で考えて。友情だったり、愛情だったり、家族とか、目に見えないものが本当に大きいんだなとつくづく考えた一年でした。資金がないということだけではなくて、何か足りないものがある。それをマギーさんが原作を面白く脚色させてくださったと思うんです。

長年連れ添った夫婦に、資金がないとわかった時に、ちょっと亀裂が走っていく。それを乗り越えていく話だと捉えています。高畑さんと共演したいと昔から思っていて。『女たちのシェイクスピア』という作品をで30年ぐらい前に拝見して、すごい役者さんだなと思って。酔っ払いの男役をやられていて、いつかご一緒したいと思って30年です。

今回は歌もあって、踊りもあって、夢のように明るく演じたいと思います。だって、老後の資金がないんですから(笑)。暗くなっても仕方ない。奥にある夢の部分がパッと華やかに演出できたら良いんじゃないかなと思います。こういう時代だからこそ、みんなが触れたくなるような楽しい芝居を目指して、みんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

高畑淳子「劇場は不思議な場所で、魔法のような場所」

高畑淳子

高畑淳子

高畑:みなさんが全部言ってくださったので、私は何も言うことはなく、稽古場でのほほんといられるのではないかなと、考えています。えりさんはエネルギッシュな方ですが、公演日程も私にとってはエネルギッシュ。こう見えて、胃とか喉が弱いんですよ。お芝居の半分ぐらいで、無声映画のようになってしまって、千穐楽は何の声もでなかったということがありました(笑)。その辺は体力の帳尻を合わせつつ、最後までお客様にきちんと満足していただけるように。
 
いまの時代に枯渇しているのは、心の滋養だと思います。私自身もそうですが、心が不安なんですよね。この間、映画館の客席に座って、スクリーンを見た時点で、だだ泣きしてしまって。こういうことに来ること自体、魂が震えるというか。劇場には不思議な力があって、魔法のような場所だと思っています。演舞場はお芝居小屋らしくて、そういう意味でもお客様の何かを乱して帰っていただける作品になればと思っております。どうぞよろしくお願いします。

松竹の山根成之・専務取締役

松竹の山根成之・専務取締役

会見の冒頭では、松竹の専務取締役・山根成之氏が以下のように挨拶した。

山根:こうした状況の中、またお芝居が開けられて、記者会見ができるということは感謝の極みでございます。『喜劇 老後の資金がありません』という8月の新橋演舞場、9月の大阪松竹座の記者会見ですが、このキャッチーなタイトルでわかりやすい内容でございますけど、4、5年前に話題になった小説の初めての舞台化でございます。ワクワクしますが、しかもその演出は、マギーさん。非常に楽しみな作品となります。

以前2000万円問題というか、老後には2000万円が必要だと、世の中を騒がせましたが、誰もが経験しないといけない、今経験している方もいらっしゃいますでしょうし、これからだという方も、落ち着いている人もいると思いますが、老後の資金問題は身近な問題でございます。これは喜劇でございますので深刻な受け止められ方をしないように、お笑い、歌、踊りを交えて、楽しく作っていただければと思います。

出演者は、渡辺えりさんと高畑淳子さんと日本を代表する演劇人でございます。初めての舞台での共演でございまして、丁々発止が楽しみでございます。

「あんた、あの役、分かってる?」事件

会見で話す高畑淳子(左)と渡辺えり

会見で話す高畑淳子(左)と渡辺えり

続いて、記者からの質疑応答が行われた。
 
ーー今回初共演ということですが、お互いの役者として、どう見ていらっしゃるかを教えてください。
  
渡辺:様々な舞台、井上ひさしさんですとか、明治座の芝居ですとか、青年座の舞台とか観ているんですけど、全部違うところが好きです。高畑さんは高畑さんなんだけど、全部役を演じる時の心根を変えていらっしゃる。それで、台詞を言わない時の表情が面白い。具体的に役として感じることのできる、稀有な役者さんだなと思っています。
 
高畑
:えりさんの印象は、25年ぐらい前ですか、PARCO劇場である芝居をやっておりました。その中の出演者で、一人いけていないなという男性の俳優さんがいたんですけど、えりさんがお客さんでいらしたときに、楽屋にドドドドときて、「あんた、あの役、分かっている?」と言いまして。すごいなぁと思って。それが焼きついています。その人とお芝居をするのかと思って(笑)。
 
渡辺
:若い頃の話ですよね! 誰に言ったかも覚えていません(笑)。演出だったから、友達に関しては持ちつ持たれつで、本当のことを言わないといけないと思い込んでいたので。今はそんなことやっていません。若い頃はそれが正しいことだと思っていたんです。
  
高畑
:ものを作るということは、刺激あってのことで、自分で気付いていないことを教えてもらえることこその芝居なのかなと。そういうところから遠ざかっていく、年齢も含めて誰も言ってこない、裸の王様になりつつあるので、できる限り、体力と見合わせながら、最後まで立つということが一番です。お芝居を一緒に作れる楽しみに溢れています。がんばります。

歌と踊りで明るく、時には馬鹿馬鹿しく

渡辺えり

渡辺えり

ーー原作はとても面白い作品で、さらに歌あり、踊りありと聞いた時、どのような感想をもたれたか教えてください。
 
渡辺:歌があることで時空を飛べるというか。歌と踊りを入れることで、時間を飛べるし、気持ちもすかっと切り替えることができるんですよね。気持ちの説明の部分を端的にできるという意味で、歌と踊りはいいなと私は思っています。好きです、私、歌と踊り。
 
高畑
:渡辺えりは演出なんだなと感動しました。歌と踊りは苦手です。ドレミファソのソぐらいからファルセットになってしまうので。ひとりで歌うぐらいならいいんですけど、えりさんと歌うとなると。えりさん、すごくお上手ですから。声がすぐもげるんです。森山良子さんみたいな歌なら歌えるんですけど(笑)、頑張ります。

マギー

マギー

ーーどのようなことを考えられながら脚色されたのでしょうか。

マギー:まさに先ほどえりさんがおっしゃったように、自分の中の心象風景、自分の中の独り言みたいなことを、歌と踊りにすることで明るく、時には馬鹿馬鹿しくさえ感じるように伝えることができるとしたら、それはすごくいいなと思って。えりさんがここまで分かってくださっているのは、「どうぞ!」というだけです(笑)。

演じるのは「普通の主婦」と「節約家の女性」

会見で話す渡辺えり(右)と高畑淳子

会見で話す渡辺えり(右)と高畑淳子

ーー渡辺さんは「普通の主婦」である後藤篤子役、高畑さんはその友人である神田サツキ役を演じられます。それぞれの役柄について教えてください。
  
渡辺:普通っていうのはないと思うんですけど、「普通の主婦」だといっても、普通の主婦が何をしでかすか分からない世の中ですし、普通と言うのは普通なのか捉えきれない部分があると思うんですけど、その中でも普通の主婦という設定ですよね。
 
派遣の社員で働いていて、夫はきちんとした会社に勤めているんだけど、娘が結婚して、お葬式代とか急に出ていくお金が増えるという、誰もが経験するような事柄がいろいろ繰り返されていくんですけど、結婚式代が600万円、私……そんなにかけるんだぁと思ったんですけど。その主婦はこんなにかけたくないと思って、節約しようと思うけど、夫が見栄っ張りで。
 
私だったらおかしいと言うんだけど、夫の気持ちを尊重しながら、自分が我慢していく。きっとこれが普通の、一般的な日本人の主婦の人。みんな、自分を殺して、娘や夫のために尽くしている人が大勢おられると思うんですよね。男社会をなんとかしたいと私は頑張っていきたんだけど、そうなっていかないわけですよ。
 
女性が自分の考えを発言したり、自分が思うように家計をやっていくのが難しいんだなと再確認させられるような作品の中の、普通の主婦。分かっていただけますか? 派遣でやっている、そこもクビになって、仕事も収入もなくなる。娘は娘で心配なんだけど、どんどん孤立していくんです。コロナ禍であり、孤立していき、頼りになっていく人がいない。子どもも育てて、夫を支えたのに孤独になっていくという主婦の方がかなり多くて。一般の主婦のみなさんと考えながら演じていきたいと思います。
 
今の世の中を風刺していきながら、日本が抱えている問題みたいなものを笑いつつ、表面化していくような脚色になっているので、そこは面白くみんなでやっていけるんじゃないかなと思います。自分は目立たない人になります。地味な普通の主婦の役ですね。

高畑淳子

高畑淳子

高畑:私の役はとても節約家で、美容院なんか1回も行ったことない、髪の毛は自分で切っちゃうという。だけど、私はケチではない、と。パン屋さんをやっているんですけど、基本たくましそうな人に見えますよね。でも実は「そうはなりたかった」という一節があって、そこに私は胸打たれますね。篤子さんという、えりさんの役……どうも(自分と同じ名前で)気持ち悪いんですけど、篤子さんといるときは、なりたい自分になっていたかったんだという胸にしみわたるような役だと思います。

「演劇は不要不急ではないと信じている」

ーーこのコロナ禍で、改めて劇場に立つこと、そして劇場に迎え入れることについて、思いをお聞かせください。

マギー:この作品に関して言いますと、原作が書かれたのは2018年。僕が脚色に着手したのは2019年。だからコロナ禍の前に書いているんです。ですから、現代の話ではあるんですけど、世界観としてはコロナになる前の世界を描くつもりではあります。
 
その中で、コロナ禍で上演する上で、何を見せたいかというと、やっぱり閉塞感のある世の中じゃないですか。やっぱりマスクをしていても、マスクの中で、ゲラゲラと開放感を持って笑っていただいて、そんな気持ちで劇場の外に出てもらうと言うのが、今回の作品でお客さんに届けるべきことかなと思っています。

高畑淳子、渡辺えり、マギー(左から)

高畑淳子、渡辺えり、マギー(左から)

渡辺:私も、大笑いしていただいて、泣いていただきたいと思います。自分がやっぱり本当に孤独でつらいんですね、毎日。人と会えないし、会議もオンラインだし。マスクで意識疎通がうまくできなくて落ち込むし。
 
そこで生の演劇を見ると、救われますね。私も友達が一生懸命やっている芝居を観にいって、コロナ以前よりもよく舞台を観ているんですよ。そうすると、劇場の中にいる時だけはほっとするし、落ち着くというか。ここが自分の居場所だなと、本当に穏やかな気持ちになりますね。

家に帰ると、鬱々とする。劇場に行くと、ほっとする。その繰り返しで。この芝居を観ていただいたお客様が、私と同じような気持ちで、ほっとできるというか、大笑いできるような芝居にしたいと思いますし、自分も芝居の稽古をすることで、自身の精神も救われるんじゃないかなと思います。
 
自問自答を続けている1年間でした。ともかく、思い切り演じさせていただいて、お客様に笑顔になってほしいなと思います。
 
高畑
:今回特にご高齢の申し込みがとても多いんです。ずっと家にいるのが苦しくってね、今回はお芝居行こうと思うの、と。なにか心が干からびている感じがするんでしょうね。
 
舞台はいろんなことがあります。ですが、いろんなことがあるのが人生ですし、壁にぶつかるのが生きているということです。えりさんはお芝居大好きだから、劇場にいるとほっこりするというも分かりますし、私もスクリーンの前の座った時に号泣しました。
 
この世界が好きで、小説とか映画とか舞台が、心を強くしてくれる存在なんです。だから、こういう演劇ババアになってきたというところがあります。お客様にもそうなっていただけると信じて、心をこめて演じたいです。この職種は不要不急ではないと信じております。

取材・文・撮影=五月女菜穂

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2021年10月22日(金)~31日(日)品川プリンスホテル ステラボ-ルにて上演される、LIVE STAGE『スケートリーディング☆スターズ』。本公演のティザービジュアルが公開となった。

本作は、総監督・谷口悟朗、キャラクターデザイン原案・枢やな、アニメーション制作・J.C.STAFFによるオリジナルアニメで、2021年1月よりTOKYO MX・BS11・MBSにて放送開始、3月28日に最終回を迎えた「スケートリーディング☆スターズ」の舞台化作品。1チーム5人が一斉に滑り、技術点(ユニゾン性など)と芸術点(構成、エンターテイメント性など)の合計で勝敗を競う、架空のフィギュアスケート団体競技にかける高校生たちの物語。

舞台の脚本・演出は米山和仁(劇団ホチキス)。出演者は、主演を務める長江崚行のほか、正木郁、前嶋曜、上田悠介、塚本凌生、三橋かおる、樋口裕太、髙松アロハ、白石康介、校條拳太朗、鷲尾修斗、飯塚智基、吉田邑樹、咲太朗、上仁樹、成松慶彦ら多くの舞台で活躍する若手俳優たち。

(C)舞台「スケートリーディング☆スターズ」製作委員会

(C)舞台「スケートリーディング☆スターズ」製作委員会

今回解禁となったティザービジュアルは、
「君は一生僕には勝てない」
ライバル・篠崎怜鳳(前嶋曜)からのその一言に、一度はフィギュアスケートを辞めた前島絢晴(長江崚行)が、流石井 隼人(正木郁)に誘われ、もう一度氷上に戻る決意を示すかのような、力強いビジュアルとなったとのこと。

オリジナルのフィギュアスケート団体競技 “スケートリーディング” にかける高校生たちの物語に期待しよう。

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すれ違う二人の男女の5年間を、斬新な構成で描き出すオフ・ブロードウェイミュージカル『The Last 5 Years』が、2021年6月28日(月)に東京・オルタナティブシアターにて開幕した。

本作は、『Songs for a New World』や『パレード』で知られるジェイソン・ロバート・ブラウンが作詞・作曲・脚本を手掛けた人気作。2001年にシカゴで初演され、その後オフ・ブロードウェイに進出。世界中で繰り返し上演され、2014年には映画化もされている。今回の日本公演では、演出家の小林香が2021年版として新たな演出を試みる。出演するのは、木村達成×村川絵梨水田航生×昆夏美平間壮一×花乃まりあという、それぞれ異なる魅力を持つ3組のペアだ。ここでは6月27日(日)に行われた舞台挨拶と、水田航生×昆夏美ペアのゲネプロの模様をレポートする。

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

鮮やかなブルーを基調とした舞台セットがシンプルながらも美しい。同時に、物語の舞台となるニューヨークの都会的な空気も感じさせる。

静かにピアノの前奏が始まると、舞台上に一人の女性が現れる。舞台中央のソファに腰掛けるのは、最愛の人との別れに胸を痛めるキャシーだ。彼女の悲痛な想いが、流れるような美しいメロディに乗って響き渡る。ブルーのセットも相まって、まるで深い海の底にいるかのようだ。

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

一転、アップテンポで陽気なメロディに変わったかと思うと、エネルギーに満ち溢れた一人の青年が勢いよく舞台上に現れる。キャシーと出会い、新たな恋の始まりに胸を踊らせるジェイミーだ。舞台上を縦横無尽に駆け回り、キラキラと輝く瞳で愛を歌い上げる。

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

物語を通して、キャシーとジェイミーの視線が交わることはほとんどない。彼らは同じ板の上にいながら、異なる場所、異なる時間、異なる時の流れの中に存在している。駆け出しの女優キャシーは、ジェイミーとの別れから出会いまで。成功の階段を駆け上る小説家のジェイミーは、キャシーとの出会いから別れまで。
舞台上で二人が視線を交わすのは、真逆の時間軸が交差するほんの一瞬のみだ。観客はそれぞれの役者が演じる姿を通して、見えない相手の動き、表情、言葉を想像することになる。一見、一人芝居のようでもあるのだが、この芝居は紛れもなく二人の役者によって成り立っている。なんて演劇的なのだろう。

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

異なる時間軸を歩む二人の物語を彩るのは、ジェイソン・ロバート・ブラウンによる難解ながらも美しくメロディアスな楽曲の数々だ。1曲の中でしっかりとストーリーが展開し、登場人物の心情の変化が読み取れる。本公演ではオーケストラが舞台後方に控えており、シーンによってセットが動いてその姿が見えたり見えなかったりと、オーケストラそのものも作品の中にうまく取り込まれていた。

計14曲をほとんどソロで歌いこなし、舞台上で凝縮された5年間を演じる昆と水田は、それぞれキャシーとジェイミーのまっすぐで情熱的な生き方を体現していた。

ジェイソンのブロードウェイデビュー作でもある『Songs for a New World』の出演経験を持つ昆は、芯のある力強い声で難曲を伸び伸びと歌い上げた。オーディションシーンなどで披露するキュートなダンスもまた魅力的だ。1曲1曲、時を遡るキャシーの難しい心情の変化を丁寧に見せてくれた。

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

その長い手足を活かしたダンスと、時折見せる無邪気な笑顔が目を引く水田。時が経つにつれて大人びていくジェイミーの立ち居振る舞いや、わずかな表情の変化にドキッとさせられる。シーン毎に違った顔を覗かせ、一人の少年から大人の男性へと成長していくジェイミーを体当たりな演技で表現した。

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

『The Last 5 Years』舞台写真(水田航生×昆夏美ペアのゲネプロより)

一体、二人はどこですれ違ってしまったのだろうか。20代のキャシーとジェイミーの5年間に起きた気持ちと関係性の変化が、人生の難しさと切なさ、そして同時に素晴らしさを教えてくれる。演劇的要素の強い、想像力が掻き立てられるミュージカル作品に仕上がっていた。

【水田航生×昆夏美】オフ・ブロードウェイミュージカル「The Last 5 Years」ゲネプロ映像

ゲネプロの直前にはステージ上で舞台挨拶が行われ、キャスト6名と演出の小林が登壇した。

『The Last 5 Years』舞台挨拶より

『The Last 5 Years』舞台挨拶より

ーーまずは小林さんからご挨拶と作品の魅力についてお願いします。

小林:タイトルの通り、ある男女の5年間を描いた物語となっています。時が逆行する女性と、時間通りに進む男性の5年間が交錯するという演劇構造が、非常に話題になったオフ・ブロードウェイ作品です。ジェイソン・ロバート・ブラウンという作詞・作曲家が作り、彼の人生を反映していると言われており、彼の作った素晴らしい音楽、全14曲で彩られています。20年前に作られた作品を今、新たに上演する意味を考えまして、2021年版として取り組みました。この作品がみなさまのお手元に届く日を、とても楽しみに稽古をしておりました。

演出家 小林香

演出家 小林香

ーーそれでは、木村さんから順にキャストのみなさまご挨拶をお願いします。

木村:この作品のお話をいただいたとき、やらないという考えが自分の頭の中に浮かばなくて、今の自分ができる全てをこの作品に懸けたいなと思いました。今こうやって舞台稽古まで終わったんですけども、この作品に出会えてよかったなと心から思っています。そして、相手が(村川)絵梨さんで本当に良かったなと思います。たくさんの方に観ていただきたいです。

村川:私は11年前にこの作品をやらせていただいていて、すごく思い入れが強かった作品です。いつかまだできたら嬉しいなと思っていた作品が、11年越しにこういった形で叶うことになって。でも全く違う新しい『The Last 5 Years』になっていて、私も挑戦することだらけで、毎日本当に刺激と楽しみと、そんな風に過ごしていました。シンプルに、「観に来てください!」という気持ちで今ここにいます。

水田:只今、水田・昆はですね、この後に行われるゲネプロのことで頭が一杯で、気もそぞろでございます(笑)。難解な楽曲や作品に挑戦できることを幸せに思っていますし、今だからこそだせるパワーというものがこの作品にはとてもあって、それを2021年バージョンのキャストでできるということを本当に幸せに思っております。たくさんの方にこの演目がお届けできるように、一公演一公演、誠意を持って舞台に立ちたいと思います。

:水田くんが言ったように、今日これからゲネで明日は初日を迎えるという現実に、非常に緊張といろんな想いがあるんですけども、それだけこの作品をやらせていただくことにやりがいを感じています。元々この作品が大好きで、ジェイソン・ロバート・ブラウンが作る楽曲も大好きだったので、参加させていただいて本当に嬉しく思います。今、まだ必死にもがいている途中なんですけども、3組とも全然違う個性で、全くの別物という形でお客様にお届けできると思うので、「できれば3組とも観たらいかがでしょうか!」という感じです(笑)。頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

平間:今回この作品で一番楽しみにしていたことはですね、小林さんと一緒に作品を作れるということだったんです。すごく感覚的に稽古をしていくことしか自分はできないんですね。その感覚的なところを、言葉じゃない何かで小林さんと繋がり合えているように感じていて。今回も作品についてどうこうというよりは、宇宙の話とかをしながらここまでこれたので、本当に楽しく作品を作れたなと思います。そして、「感覚的な人と一緒にいることが多かったから、気持ちすごいわかります」という感じでついてきてくださる花乃ちゃんと一緒なので、本番が楽しみです。頑張ります。

花乃:たくさんの方に愛されているこの作品が、小林さんの新演出によって新たな魅力を伴っているなというように感じています。本当に難曲揃いで、私にとっては宝塚を卒業して初めてのラブストーリーということで、本当に挑戦が多いんですけれども、俳優として、こんなチャレンジができるのはありがたいことだなと思っております。5年間という時間に人生の煌めきがギュッと詰まった素敵な作品です。平間さんと一緒に頑張っていきたいと思います。

(左から)木村達成、村川絵梨

(左から)木村達成、村川絵梨

ーーここからは各ペアに質問をしていきます。木村・村川ペア、相手役の印象をそれぞれ教えてください。

木村:本当に頼れるパートナーだなと思っていますね。作品の軸を作ってくださり、僕はもう、彼女の周りを走り回るだけで本当にうまくいくという。ジェイミーにとっても木村達成にとっても、本当に欠かせない存在というか、いてほしい人ですね。この作品の中で1曲だけ目を合わせて愛を誓うシーンがあるんですけど、初めて目を合わせたときの彼女の衣裳が本当に素敵で。よくあるじゃないですか、奥さんがドレスを着た姿を見て泣いてしまうような。そんな感覚を初めて体感したというか、ビビッときましたね。という印象でございます。って、(村川さん)全然話に入ってきてくれないじゃん(笑)。これクロストークするくだりじゃないの?(笑)恥っず!(笑)

ーーそれを受け、村川さんいかがですか?

村川:頼りになるって言ってくれてるけど、こっちが頼りにしています。(木村さんは)すごくミュージカルの経験も多いし、勉強になることばっかりで。シュッとしてるんですけど、日に日に奇想天外なところもあって(笑)、楽しく過ごしています。喋るとギャップがあっておもしろい方ですよね、という印象です。

(左から)水田航生、昆夏美

(左から)水田航生、昆夏美

ーー水田・昆ペアは、このペアならではの見どころがありましたら教えてください。

水田:何ですかねえ〜。難しいね。

:“エネルギッシュ”って(小林)香さん言ってくれましたよね。“パッション”かな? 自分たちで言うの恥ずかしいね(笑)。

水田:逆に他の方に聞いていただきたい(笑)。でも、そのエネルギッシュなお互いのパワーが呼応し合っている感じっていうのは、とても尊い時間だなというのは思います。それは魅力なのかな、と。

(左から)平間壮一、花乃まりあ

(左から)平間壮一、花乃まりあ

ーー平間・花乃ペアは稽古を積んだ今、どんなペアになりましたか?

平間:小林さんから言っていただいたのは、見守っていきたくなる二人と言われるようなペアになったなということ。その感じは自分たちでもしています。劇場に入って他のペアを観させていただいて、形でいうと四角(木村×村川ペア)・三角(水田×昆ペア)・丸(平間×花乃ペア)みたいな感じ。なんとなくわかります? そういう感じのペアになったなと思います。

花乃:ジェイミーが結果的に浮気をしちゃうんですけど、平間さんは「許してあげちゃおうかな」「ヨシヨシしてあげようかな」と思ってしまうような女心に刺さるジェイミーを演じていらっしゃるので、そういう愛情深さが平間さんがお話しされた感じに繋がっているんだと思います。

ーー各ペアの話を受けて、小林さんいかがでしょうか。それぞれの魅力は?

小林:今、花乃さんは浮気を許容する発言をされましたけど、新婚さんですよね?

花乃:そうです。でもそれとこれとは別問題で……(笑)。

小林:あ、別問題なんですね。でも、確かに四角・三角・丸っていうのはわかりますね。言葉にすると、木村×村川ペアは非常にナイーブです。水田×昆ペアがもうとにかくパッション。そして平間×花乃ペアがジェントル。そんな3組なんじゃないかなと思います。稽古も別々にやりましたもんね。なので、3回同じことを繰り返しながら稽古をしてきて、お互いの稽古を全く見ない状況でやってきました。なので、自ずと個性を拾い上げさせていただき、それぞれの役者の意見も聞きながらできたと思います。全く同じテキストなんですけど、全然違う作品に仕上がっていると思いますので、3回ともぜひ観ていただきたいなと思います。

ーー最後に、小林さんから締めのご挨拶をお願いします。

小林:とにかく音楽の美しさと演劇構造の珍しさに話題がいく作品ですが、自分の人生を築き上げようとしている20代の若い男女が、愛する人のことや自分の夢のこと、それぞれに対して強い思いを持ちながら、自分に嘘をつくことなく一生懸命に生きている。だからこそ、一度はとても愛し合ったのにすれ違いが生まれていく。そんなことが描かれているミュージカルです。
今、人に会いたくても会えない時期が続いております。会えないけれども誰かのことを強く思う姿があちこちで見受けられますが、人を強く思う気持ちというものが人を生かすんだなということを、この演劇作品を通してしみじみ感じました。おそらく既婚者の方は特に「あ、わかる」ということが非常に多い作品だと思いますし、既婚者でなくても出会いと別れを経験したことがある人であれば、自分の人生に照らし合わせながら観ていただける作品にもなっていると思います。このオルタナティブシアターまで足をお運びいただけましたらとても嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

『The Last 5 Years』舞台挨拶より

『The Last 5 Years』舞台挨拶より

上演時間はノンストップの90分。2021年7月18日(日)まで東京・オルタナティブシアター、その後、7月22日(木・祝)~7月25日(日)には大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演される。3組のペアの魅力がそれぞれ堪能できる至極のミュージカルを、濃密な劇場空間で味わってほしい。

取材・文・撮影=松村蘭(らんねえ)

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2021年6月28日(月)より東京・オルタナティブシアターにて開幕した、オフ・ブロードウェイミュージカル『The Last 5 Years』。本公演のオフィシャル舞台写真とオフィシャル映像が到着したので紹介する。

28日(月)に水田航生&昆夏美、29日(火)に平間壮一&花乃まりあ、本日30日(水)に木村達成&村川絵梨の回が幕を開ける。

本作は2001年にシカゴで初演され好評を博し、タイム誌が選ぶベストショー10に選出、その後オフ・ブロードウェイに進出し、世界中で上演され続け、熱狂的なファンを持つ人気ミュージカル。作詞作曲・脚本はトニー賞を3度受賞しミュージカルファンから熱い支持を集め、日本でも『パレード』『Songs for a New World』などが上演されているジェイソン・ロバート・ブラウン、彼の実体験に着想を得て作られた作品だ。

28日には出演者、演出の小林香が登壇した舞台挨拶と水田&昆によるゲネプロが行われ、こちらはSPICEにて写真付きのレポート記事( https://spice.eplus.jp/articles/289275 )を掲載しているので、チェックしてほしい。

平間壮一&花乃まりあ

平間壮一

平間壮一

花乃まりあ

花乃まりあ

平間壮一

平間壮一

花乃まりあ

花乃まりあ

平間壮一&花乃まりあ

平間壮一&花乃まりあ

【平間壮一×花乃まりあ】オフ・ブロードウェイミュージカル「The Last 5 Years」ゲネプロ映像

木村達成&村川絵梨

木村達成

木村達成

村川絵梨

村川絵梨

木村達成

木村達成

村川絵梨

村川絵梨

木村達成&村川絵梨

木村達成&村川絵梨

【木村達成×村川絵梨】オフ・ブロードウェイミュージカル「The Last 5 Years」ゲネプロ映像

作家としてデビューしスターダムを駆け上がっていくジェイミーと悩みながらも女優の道を歩むキャシーの二人の物語を3組のペアで上演する。

なお、本公演は、7月18日(日)まで東京・オルタナティブシアターにて上演。その後、7月22日(木・祝)~7月25日(日)大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて行われる。

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植田圭輔、高崎翔太ら人気俳優が出演するスポーツバラエティ番組『あつまれっ!炎のモルックリーグ!』の制作が決定した。

テレビや雑誌の影響で老若男女を問わず人気スポーツになりつつある「モルック」。そして、2.5次元俳優と呼ばれる若い役者たちの中でもプレイヤーが続出している。今回モルックに自信のある人気俳優が勢ぞろいし、待望のリーグ戦が開催される。出場するのは、植田圭輔&上田堪大、高崎翔太&小野健斗、小南光司&田口涼の3チーム6名。植田は6月14日に日本モルック協会の公式アンバサダーに就任したばかりだ。総当たり戦で行われ、各チーム4戦ずつ合計6戦を戦い、優勝チームを決める。ミニコーナーには柏木佑介も登場する。

本番組は、すでに撮影を開始しており、出演者からコメントが到着した。あわせて公式サイト・ツイッターがオープン。視聴方法は、近日発表予定だ。

上田堪大

上田堪大

上田堪大

僕は、実はみんなとより仲良くなることや、みんなに会えるという理由からやってみたモルックだったんです。そんなきっかけで始めたモルックも、今では単純にモルックをやりたい!という気持ちが強くて、出演させていただけることを知り、めちゃくちゃ嬉しかったです。モルックはやってみるとわかるのですが、本当に奥が深いんです!誰にでもできるので、多くの人に興味を持っていただけるよう、モルックの楽しさをお伝えしたいです。

植田圭輔

植田圭輔

植田圭輔

昨年からモルックを好きになって、自分で楽しみつつ「もっともっと仲間が増えますように」と思っていたので、番組ができたこと、この番組を多くの人に楽しんでもらえることはとっても嬉しいです!もちろん番組として面白く仕上がることを考えつつ、でもゲームになると全員超ホンキになりました笑
そんな僕たちの本気姿を見せること、そしてモルック楽しさを多くの人にお伝えできるような、そんな番組になるよう願いを込めて収録に参加しました。「これがモルックです!」収録中にみんなが何度も口にしたセリフですが、これが観ている皆さんにも伝わりますように!

小野健斗

小野健斗

小野健斗

『え、俺でいいの?』とまずはじめに思いました。未経験ではなかったし、モルックの面白さを知っていたので、参加する事ができて本当に嬉しかったです。そして誘ってくれた圭輔に感謝しています!モルック経験でいうと1番浅いとは思うのですが、自分でいうのも変だけど、この手の競技にはセンスある方だとは思うので、何故か負ける気がしません(笑)大口叩いてるけどお気になさらずご覧になってほしいです。さぁ、どんな勝負になるのか、お楽しみに!

柏木佑介

柏木佑介

柏木佑介

モルック番組出演のお話にテンションが上がりました!!大好きな仲間と大好きなモルックを真剣にやれる機会を頂けて凄く嬉しかったです。レギュラーの座を狙っていますので、沢山の方に観て頂けたら嬉しいです!

小南光司

小南光司

小南光司

純粋に先輩方とモルックが出来ることが嬉しかったです。植ちゃんに誘って頂いて始めたモルック。かなりどっぷりとハマってしまい更にはそれをお仕事で出来る。こんな喜びありません。ありがとうございます!植ちゃん!モルックを知ってる君も、知らない君も、きっと楽しめる番組!!これを見ればモルックのルールや楽しさを知ることができると思います。そして見終わった頃にはきっとモルックセットをポチっていることでしょう。少年のような大人たちの本気のモルック。是非お楽しみください。

高崎翔太

高崎翔太

高崎翔太

ちょうど一年前くらいに、植田圭輔が木の箱に入った、沢山の木の棒のようなものを持ってきて『コレは仕事になるから、みんなでやろう!青田買いだ!』と言いました。半信半疑ながら、いく日か、木の棒を木の棒に向かって投げる日々が続き、気付くと夢中になっていました。負けた時の悔しさ、勝った時の嬉しさ。仲間との信頼関係。そして、敵へのリスペクト。人生の縮図の様なスポーツ。それが、モルックでした。そして、マジで仕事になりました。

田口涼

田口涼

田口涼

僕が出演できることはもちろん嬉しいです。でもそのことよりも植ちゃんの夢が1つ叶ったことが本当に嬉しかったです。これからも続けていくためにお力添えできたらなと思っています。僕は小南くんとも翔太くんとも健斗くんとも共演したことがないのですが、モルックを通して仲良くなって、こんな素敵な俳優さんがいるんだなと知ることができました。モルックはそういう素敵なスポーツです!ぜひみなさんもやってみてください!!

モルックとは

プレイヤーは、モルックと呼ばれる木製の棒を投げて、スキットルと呼ばれる木製のピンを倒す。スキットルの倒れた本数と、そこに書かれた数字により、点数を競い、得点の合計がちょうど50点になったプレイヤー(チーム)の勝利となる。

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読売ジャイアンツの監督・選手とツーショット撮影ができるAR撮影ブース「mixta Shot」が、東京ドームに登場した。

従来のパネルなどを設置したフォトスポットと異なり、「mixta Shot」はAR(拡張現実)技術を活用していることが大きな特徴。グラウンドで監督・選手と一緒にいるかのような体験ができ、さらに声も聞こえてくるので、写真だけでなく動画の撮影も楽しみが広がる。

【撮影ブース利用期間】
・10月16日までの読売ジャイアンツ主催試合開催日

※新型コロナウイルス感染拡大の状況により中止する場合があり

【監督・選手(以下の11人から選択)】
・原辰徳監督
・坂本勇人選手
・菅野智之投手
・小林誠司選手
・岡本和真選手
・亀井善行選手
・丸佳浩選手
・石川慎吾選手
・中川皓太投手
・吉川尚輝選手
・戸郷翔征投手

【料金(税込)】
・静止画撮影:800円
・動画撮影:1,500円

※支払い方法は、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードのみ

【開催場所】
・1階V字階段下
・4階40番ゲート横
・4階41番ゲート横

※実施場所は変更になる場合があり

【利用方法】
(1)専用アプリ「mixta QR」をダウンロード
(2)撮影ブースの専用端末で希望の監督・選手を選択
(3)交通系ICカードで料金を支払い
(4)撮影位置に立ち、ポーズをとって撮影
(5)専用アプリでQRコードを読み取りデータを入手

ブース内の専用端末で監督・選手を選択

ブース内の専用端末で監督・選手を選択

ブースのAR撮影位置に立つと……

ブースのAR撮影位置に立つと……

監督や選手が隣に!

監督や選手が隣に!

QRコードを読み取り、撮影データを持ち帰る

QRコードを読み取り、撮影データを持ち帰る

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TVアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章が、読売テレビ・日本テレビ系にて2021年10月2日(土)夕方5時30分より放送開始となることが決定した。オープニングテーマはNEWSが担当。小山慶一郎より喜びのコメントも到着した。

(C)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

(C)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

TVアニメ『半妖の夜叉姫』×NEWSコラボ企画

6月30日発売となるNEWS「BURN」のリリースを記念して、「夜叉姫からの挑戦状!~壱の章第2クールオープニングテーマ NEWS「BURN」発売記念 ver.~」が開催。『半妖の夜叉姫』公式Twitter(@hanyo_yashahime)にて、NEWSと夜叉姫たちから“謎”が出題されている。“謎”の正解だと思う選択肢をタップしツイートすると、本企画オリジナルステッカー10種セットが、抽選で10名様に当たるキャンペーン企画となっている。応募期間は、2021年6月30 日(水)12:00~7月7日(水)23:59まで。

「『犬夜叉』×『半妖の夜叉姫』-アニメの軌跡展-」東京・池袋にて開催決定

昨年より全国各地で開催された「犬夜叉-アニメの軌跡展-」の東京凱旋展示会が開催される。追加展示に加えて、テレビアニメ『半妖の夜叉姫』の展示が大幅に加わるという。アニメーションの軌跡を辿りながら、『犬夜叉』『半妖の夜叉姫』の世界観を実体験できるイベントとなる。

(C)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

(C)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

『犬夜叉』より犬夜叉、殺生丸、『半妖の夜叉姫』より日暮とわ、せつな、もろはが描かれた新規描き下ろしイベントビジュアルも公開された。イベントビジュアルを使用した記念グッズの販売も予定されている。チケット情報、記念グッズ情報等は後日解禁予定。最新情報は特設サイト、公式Twitterにて確認を。

TVアニメ『半妖の夜叉姫』は、高橋留美子原作・『犬夜叉』の世界観を受け継ぐ新しい物語。弐の章は、読売テレビ・日本テレビ系2021年10月2日土曜夕方5時30分~放送開始。

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2021年510日よりスタートしたフィルハーモニック・ウインズ大阪クラウドファンディングが、本日630日(水)の23時をもって受付終了となるが、支援への感謝を伝えるべく、急遽20時から生配信のトークイベントの開催が決定した。

スペシャルゲストの登場や、特別映像の公開など内容盛りだくさんで行われる本イベントは、オオサカン公式YouTubeチャンネルで行われ、アーカイブには残らずライブ配信のみの配信となる。

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竹原ピストルが2年ぶりにフルアルバムをリリースし、全国弾き語りツアーを行うことが発表された。

8月25日にリリースされるニューアルバムのタイトルは『STILL GOING ON』。今作では、さらに深く、さらに鋭く、音数を抑えたプロダクションが生身の竹原ピストルの「今」を曝け出しているという。

作品内容は、先行配信されている「リョウメンシダ」「今宵もかろうじて歌い切る」「きーぷ、うぉーきんぐ!!」を含む全12曲を収録。「リョウメンシダ」は、<弾き語りver.>が、「今宵もかろうじて歌い切る」はと、それぞれ違いの楽しめるアルバムバージョンとなる。

初回限定盤にはスリーブ仕様に加え、フォトブックレット『TAKEHARA PISTOL「It’s My Life TOUR」2019.9.2~XXXX』が付属。2019年、コロナの影響で途中で終わらざるを得なかった『It’s My Lifeツアー』からステージだけでなく、楽屋や移動風景などの写真が収められている。そして、今回は初回限定盤に竹原ピストルオリジナルグッズセット(Tシャツ・リストバンド・タオル)が付いたスペシャルパッケージもビクターオンラインストアで販売される。

同時に今作を引っ提げての全国弾き語りツアー『STILL GOING ON』も開催。9月6日の東京キネマ倶楽部公演からスタートする。チケット発売は8月7日からとなっているが、HP先行は本日・6月30日(水)より開始となった。

なお7月31日には、日清POWER STATION[REBOOT]でのSPECIAL ONLINE LIVEも行う。

『STILL GOING ON』初回限定盤スリーブ

『STILL GOING ON』初回限定盤スリーブ

『STILL GOING ON』通常盤

『STILL GOING ON』通常盤

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「歌舞伎オンデマンド」にて、『桜姫東文章 下の巻』&イヤホンガイド「Web講座」が本日、2021年6月30日(水)より期間限定セット配信を開始したことがわかった

2020年8月に誕生し、コロナ禍でも“いつでもどこでも歌舞伎を楽しめる”と好評の歌舞伎公式動画配信サービス「歌舞伎オンデマンド」。この度、「歌舞伎オンデマンド」にて、チケットが即日完売となり、先日歌舞伎座『六月大歌舞伎』で千穐楽を迎えたばかりの『桜姫東文章 下の巻』を配信することが決定した。さらに、「歌舞伎オンデマンド」初の試みとして、その見どころ解説をするイヤホンガイド「Web講座」とのセット配信を3週間限定にて発売することとなった。

『桜姫東文章』は、退廃的で残酷な美の世界が広がる四世鶴屋南北の名作。4月歌舞伎座で上演された『上の巻』は大好評を博し、続く後編『下の巻』もチケットは即日完売し、大きな話題となった。今回配信する『下の巻』では、清玄の桜姫への妄執、桜姫と権助の再会、清玄の蘇生など、息もつかせぬ展開が繰り広げられ、壮大な物語が遂に完結する。本作と合わせて、「Web講座」で俳優の演技などの細やかな見どころや、入り組んだ人間関係などの知識を事前に押さえておくことで「桜姫」の世界をより深く、余すことなくお楽しむことができる。講座内では、『上の巻』のあらすじについても解説があるため、『上の巻』を見逃した方にもお勧めとのこと。

イヤホンガイド「Web講座」

イヤホンガイド「Web講座」

歌舞伎に興味はあるけれどなかなか劇場に行けない方も、事前知識を備えて伝説の舞台をより深く堪能したい方も、好きな場所で気軽に楽しむことができるので、この機会を逃さないでおこう。

「Web講座」とは
歌舞伎をわかりやすく解説する劇場サービス「イヤホンガイド」で活躍する解説者が、演目の見どころなどを楽しくレクチャーする動画コンテンツ。観劇の前後に視聴することで“理解度が深まり楽しさが倍増する”と、歌舞伎初心者はもちろん、歌舞伎通の方にも大好評のサービス(公演初日前に生配信した講座をアーカイブ版として配信)。

 

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2021年7月16日(金)~18日(日)エイチエムピー・シアターカンパニーが、〈仮想劇場Ⅰ〉『夜、ナク、鳥』をオンラインで上演することが決定した。また7月16日(金)の回のみ、ウイングフィールド(大阪市)にてライブビューイングを開催する。

2020年5月、エイチエムピー・シアターカンパニーは仮想劇場と銘打ち、オンライン演劇『ブカブカジョーシブカジョーシ』を上演。5名の出演者がそれぞれ自宅で演技する映像を、リアルタイムでひとつの画面内に合成し、同じ空間にいるように見せてライブ配信を行い、それまでのオンライン演劇とは違ったユニークな表現だと話題になった。

『夜、ナク、鳥』は『ブカブカジョーシブカジョーシ』の作者で、関西を拠点に活動し48歳という若さで不慮の事故により世を去った劇作家・大竹野正典の代表作。人間の弱さや心の闇が描かれた作品で、会話劇である本作を、誇張されたポージングと戯画的な動作を合わせた独自の身体表現を用い、仮想劇場にて上演することで、観客の想像力を刺激する新しい演劇をつくることを目指す。

演出はエイチエムピー・シアターカンパニーに所属する笠井友仁が手掛け、オンラインの特徴を活かし、関西の俳優だけでなく、東北からは仙台を中心に活動している野々下孝(仙台シアターラボ)、飯沼由和(言言)、北陸からは金沢を中心に活動している西本浩明(演芸列車「東西本線」)、春海圭佑が出演する。

あらすじ
— 彼女たちはなぜ恐ろしい罪を犯すことになったのか ―
ヨシダ、イシイ、ツツミ、イケガミの4人は、同僚でもあり、友達だ。
一見、平凡な女たちは、リーダー格のヨシダにそそのかされるまま、夫の保険金を目当てに医療知識を駆使して、殺人に手を染めていく…。

 

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2021年7月、A.B.C-Zの橋本良亮主演、鈴木勝秀オリジナル脚本による『ピース』-peace or piece?- が上演される。

橋本と鈴木は、2020年7月に上演された音楽朗読劇『日本文学の旅』から約1年ぶりの再タッグとなる。橋本が演じる若い男・レンジョウが通うウォーター・バーの経営者・オカモト役の篠井英介に加え、ミュージシャンの大嶋吾郎(ギター、キーボード)、BAN(ギター)、グレース(パーカッション)も出演者として名を連ねており、どのような朗読劇になるのか期待が高まる。

今作について、上演台本・演出の鈴木と、鈴木とのタッグでこれまで多くの名作舞台に出演してきた篠井に話を聞いた。

「英介さんは唯一無二の存在」(鈴木)「スズカツちゃんは僕の生き様をずっと見てくれてる人」(篠井)

ーースズカツさん(=鈴木)と篠井さんといえば、『欲望という名の電車』をはじめ数々の素晴らしい舞台でタッグを組まれて来ました。今回改めて調べてみたら、本当にたくさんの舞台でご一緒されていますよね。

鈴木:それはもう、俳優さんの中では英介さんが一番多くご一緒してると思いますよ。

篠井:ありがたいことです。

ーーお2人は年齢が近いこともありますし、やはり演劇界で共に生きてきた同士のような間柄なのでしょうか。

鈴木:いや、「共に」というんじゃなくて、もう英介さんが先に全部やってくれた、という感じです。まず英介さんが、僕の考えていた「演劇とはこういうものじゃないか」ということをやってくださったんですね。言い方はあれですけど、僕は英介さんでいろんなことを試すことができて、演劇というものを英介さんを通じて学んできた、という思いです。自分が試してみたいことを英介さんにやっていただくと、きちんと答えとして見えてくるし、自分も自信が持てるんです。

鈴木勝秀

鈴木勝秀

ーー確かにお2人がタッグを組まれた舞台は、非常に挑戦的な作品が多いという印象です。

鈴木:英介さんは、現代劇を女形でやり通そうという、世界で唯一無二の存在、孤高の存在なんです。誰にどうしてほしいとかってことじゃなくて、「自分がこれをやるんだ」という意思を貫いている。その英介さんの姿を見て、僕も一人で立って行かなきゃいけないんだ、と思えたんです。英介さんと『欲望という名の電車』をやらなかったら、たぶん僕は商業的な演劇の方には入れなかったので、演出家を職業にすることはできなかったと思います。全てにおいて英介さんのおかげなんです。

ーーお2人の出会いというのは、『欲望~』が一番最初だったのでしょうか?

鈴木:『欲望~』に行くまでがまた大変だったんですよ。僕が英介さんに最初に『欲望~』をやりませんか、と言ってから上演できるまでに9年かかってるんです。僕は正直諦めてたんですが、英介さんが全然諦めなくて。『欲望~』の初演のときは、これが失敗しちゃったらもう演劇やめようと思ってたんです。英介さんのブランチに対する強い想いも感じましたし、僕も自分の考えてる「演劇とはこういうものなんだ」というものを全部入れて作ったんで、とても実験的なものになりました。それでいて『欲望~』の普遍性が全部見える作品になっていて、あれをできたことが、その後も僕に芝居を続けさせてるというぐらい、とにかく英介さんは大恩人です。

ーー今のスズカツさんの思いを聞いて、篠井さんはいかがでしょうか。

篠井:身に余るお言葉で恐縮しちゃいます。僕としても、スズカツちゃんと出会ってなかったら今の自分にはなってない、という感じなんです。現代劇で女形としていろんな作品をやることに関して、スズカツちゃんが「英介さん、大丈夫です」って見守って指導してくださることで、自信を持って舞台に立てるんです。理解者という意味では唯一無二で、どなたにもかけがえがない。振り返るとやっぱり、『欲望~』『トーチソング・トリロジー』(ゲイ男性の役)『サド公爵夫人』『サロメ』(いずれも鈴木演出)というのが女形としての大きな仕事だったと思うんですけど、それは全てスズカツちゃんがいてくれるからやれたんですよ。現代劇の女形である僕をスズカツちゃんが見守ってくれて、自信を持ってやらせてくれる。そのご恩は一生忘れられないです。

ーー『欲望~』は2001年、03年、07年と繰り返して上演されました。それはスズカツさんだから、というところが大きかったのですね。

篠井:スズカツちゃんはずっと見てくれてるから何となくわかってくれるかもしれないけど、この歳になって振り返ると、これまでいろんなことをしてきたんですけど、『欲望~』のブランチを演じている時間だけが生きてる感じがするんですよね。後はみんな幻。現実が幻って、極端な言い方ですけど。もちろん舞台に立っているのはわずかな時間なんです。でもブランチとして舞台に立ってる間は、これこそが僕の本当に生きてた時間なんじゃないかと思える。そして、そこには必ずスズカツちゃんの見守る目があったんですよね。だから僕の生き様をずっと見てくれてる人、っていう感じがします。

ーー『欲望~』は一番最近の上演が14年ほど前になってしまうのですが、篠井さんがブランチとして舞台に立っていらっしゃったお姿は今でも鮮烈に目に焼き付いています。

篠井:ありがとうございます。

鈴木:もう事件ですよね。あれを観ちゃった人にとっては、それぐらい記憶に刻みつけられる芝居で、僕はまさにそういうものこそが演劇だと思うわけです。

篠井:ちょっとかっこよく言えば、「この役をやるために生まれてきた」って思うようなところもあって。ただブランチは破滅的な人生なので終結を真似しちゃいけないんですけど、でもどこか自分と重なるようなところも時々あって、それは困ったなって思うんです(笑)。

(左から)篠井英介、鈴木勝秀

(左から)篠井英介、鈴木勝秀

「橋本さんは今スズカツちゃんと出会えて幸せだと思います」(篠井)

ーーそんなお2人がご一緒される『ピース』ですが、主演の橋本良亮さんは昨年上演された音楽朗読劇『日本文学の旅』での好演が記憶に新しいです。スズカツさんは橋本さんにどのような印象を抱かれていらっしゃいますか。

鈴木:ハッシー(=橋本)はね、いいんですよ、非常に。波長が合うというか、お互いにピンと来てるんだと思うんです。「また一緒にやりたいね」と前回終わったときに言っていて、それが1年後に実現したことに非常に感謝しています。

ーー昨年『日本文学の旅』が上演された頃は、感染症対策で閉まっていた劇場が再び動き始めたタイミングで、観客の中には久しぶりに劇場に足を運んだ、という人が非常に多かったと思います。

鈴木:感染症対策というのはしっかりやらなきゃいけないので、それによって規制されることがいろいろ出てくるんだけど、演劇というのはもともと制限されている中での表現なので、規制があったらその中で何を作ることができるだろうか、って考えるのが前向きですよね。劇場もあるしスタッフもいるしお客さんもいるんだから、演劇がこれで終わっちゃうなんてことは絶対ありえないと僕は思ってました。

『日本文学の旅』は、出演者同士が距離を取ったり、感染症対策がされている芝居だったので、見る人の中にはエンターテインメントとして見る部分と、現実を感じながら見る部分があったと思います。演劇というのは、現在と繋がっていなければ僕は全く意味がないと思っているので、「今この時代にこの場所にいる人が感じられるもの」という部分を入れていくんですね。絶対こんなことでは演劇の火は消えたりしない、っていうことを言うためには、やる側が萎えないでやり続けることですね。やれば、来てくださる方がいる。観客の数が一時減っても、またきっと戻ってくるから。ということを、昨年は一番思っていました。

ーーあの時は、観客側もまだちょっと「劇場に行って大丈夫かな」という気持ちがあったと思いますが、作品からポジティブさが非常に伝わって来て、この状況でも演劇はできるんだ、私たちも見に行けるんだ、という安心感をいただけました。

鈴木:僕は楽観的なんです(笑)。あんまりめげたりしないんで、基本的に。

篠井:橋本さんとか、スズカツちゃんの作品に出演している若い方たちは、今スズカツちゃんと出会えて幸せだと思います。スズカツちゃんの演出って「君とやるんだ、君がこの役やるんだ、君がこの舞台に立つんだ」っていうことをまず肯定することから始まるんです。演じる人の個性とか、生い立ちとか、身体的なものや心も含めて、全てまず認めた上で作っていくんです。だから、役にその人物を引き寄せるっていうより、せっかく君がやるんだから、君が生き生きしてくれ、君が素敵に輝いてくれっていうところから始めてくれる。若いときに「いいんだよ、まずはそのままで。それが素晴らしいんだよ」って言ってくれる演出家と出会えるって、とても幸せなことなんですよね。この先、違う演出家さんで苦労することもあるかもしれませんけど(笑)、おおらかに自分を認めてくれる人と一緒にやれた、ということはすごい自信になるので、それが土台になってこの先いろんなことに挑戦していけると思うんです。

「演劇を音楽として捉えられる人たちが集まっている」(鈴木)

ーー今回も大嶋吾郎さんが音楽と出演で参加されますね。

鈴木:吾郎くんに「こういう曲かけたいんだよね」って伝えると、即座に反応してくれてとにかく仕事が早いんです。多分音楽の趣味もお互い非常に近いとこにあるから、僕の頭の中にある音楽の部分を具現化してくれる。吾郎くんに言っておけばきっと当たりが出てくるだろう、ぐらいに信頼してます。

篠井:吾郎さんはオールマイティだよね。

篠井英介

篠井英介

鈴木:歌も歌えるしね。吾郎くんは、英介さんの大ファンなんですよ。英介さんと吾郎くんと、僕もテキストで入って、ライブハウスでリーディングをいくつもやってます。

ーー昨年の『日本文学の旅』で拝見していても、演奏家としてだけでなく、出演者の一人として存在感が非常にあったと思います。

鈴木:僕はリーディングというのは、演劇ではなくてどちらかというと音楽だと思っているんです。英介さんも踊りをやっていたりライブにも出演していたりと、音楽にも近いところにいて、そういう“音楽な人たち”がこのリーディングを作っている、っていうふうに思っていただけると一番わかってもらえるんじゃないかな。

ーー音楽のパートとセリフのパートがありますが、両方がリズムよくスムーズに繋がって、非常に心地よい流れでした。

鈴木:僕にとっては、どちらかと言えばセリフの言葉の意味よりも、テンポとリズムの方が重要なんです。言葉というのは聞こえるところもあれば聞こえないところもあって、何かひとつの言葉を聞き逃すと、意味的に全然違うことになっていったりもするけれど、それがまた面白かったりもするんですよね。でもその“言葉”を聞かせるためには、リズムとテンポがきちんとできていないと、聞く人の中に入って行かずに素通りしていってしまう。その点、英介さんは驚くほど的確なんです。ハッシーや吾郎くんも含めて、演劇を音楽として捉えられる人たちが集まっているので、そこは見どころ聞きどころになるんじゃないかな。僕の書いたオリジナル作品は難しいと言われがちなんですが、“聞こえてくる音”が一番伝わるといいなと思っています。

ーー今作は同じセリフが繰り返し出てくるところがとても印象的なので、実際に舞台で“音”として聞くとどうなるんだろう、と今からワクワクします。

鈴木:僕たちが学生の頃は「セリフを歌うんじゃない」というようなことを言われたけれど、やっぱりセリフは歌なんじゃないかな、って僕はずっと思っていて。詩であるべきだし歌であるべきだし、というアプローチで僕はセリフと向き合っているんです。英介さんのセリフはやっぱり素晴らしく“歌”だと思うし、だからきっと吾郎くんとかミュージシャンの人たちが一緒に仕事をしたがるんだと思います。英介さんをヴォーカリストだと思ってるんじゃないかな。

篠井:歌舞伎とか浄瑠璃とかの古典芸能って、先人たちが「どんなふうにこの一節をしゃべったら、お客様にいい気持ちになってもらえるか」とか「意味が伝わるか」とかを鍛錬して削ぎ落してきたものが今に残ってるんですね。それを勉強してやってきたということが、僕自身すごく大きいと思います。歌舞伎のここ一番の聞かせどころにしても、やってる方も聞いている方もいい気持ちになれるのは、やっぱり音楽になっているからですよね。

鈴木:長く残っているものって、みんな音楽だと思いますよ。意味や内容的なことで言うと、その時々に合わせて流行るものはあるけれど、ほとんどが消えていっちゃう。なんでシェイクスピアがずっとやられているかというと、シェイクスピアはセリフというよりは詩ですから。だからこそ日本語でやるときに、意味の方に寄ってしまうとすごく難しいんですけど。やっぱり詩として、歌として伝わっていくものの方が、威力はあるんですよね。

ーー今回はこのメンバーとこの台本でどんな“音楽”になるのか、とても楽しみです。

鈴木:リーディングはセッションみたいなものなので、みんなでどんな“音”を奏でられるのか、僕も楽しみです。

(左から)篠井英介、鈴木勝秀

(左から)篠井英介、鈴木勝秀

取材・文=久田絢子  撮影=池上夢貢

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2021年7月9日(金)に東京公演初日を迎えるミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs不動峰。初日と7月18日(日)の千秋楽が、ライブ・アーカイブ配信されることが決定した。

そして先月、キャラクターに扮した個性豊かなキャストたちがステージ狭しと駆け回り、元気いっぱいのパフォーマンスを披露したお披露目会の模様が、本日6月30日(水)より開始される配信で観ることができるので、あわせてチェックしてみよう。

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スペインの画家・ゴヤの激動の半生を描くミュージカル『ゴヤーGOYAー』が、2021年7月3日(土)よる7時よりWOWOWオンデマンドにて独占配信、および8月7日(土)よる8時30分よりWOWOWライブにて独占放送される。

独占配信を前に、原案・脚本・作詞のG2、演出の鈴木裕美、作曲・音楽監督の清塚信也、主演の今井翼よりコメントが到着した。

フランス革命・ナポレオン戦争の激動の時代。人生の半ばで聴力を失いながらも≪黒い絵≫と通称される14枚の絵や「裸のマハ」などの傑作を生み出し、スペイン最大の画家と謳われるフランシスコ・デ・ゴヤ。

本作では、その画家人生のみならず、“人間ゴヤ”に焦点を当てて描く。波乱万丈な生き様や混沌とした社会の中でいかにして芸術家になっていったのか、生きる力に満ちたエネルギー溢れるオリジナルミュージカルだ。

主演の今井とともに、小西遼生、清水くるみ、山路和弘、仙名彩世、塩田康平、天宮良、キムラ緑子が出演する。

原案・脚本・作詞:G2メッセージ

G2

G2

海外へ輸出できるレベルの新作ミュージカルを創りたい。そんな想いで8年前から温めてきた企画です。革命の時代の揺れ動くスペイン。崇高な芸術家というよりは人間くさい魅力に溢れたゴヤ。1幕では、スペインの寒村から猛牛のような勢いで砂塵を巻き上げ、宮廷画家を目指しひたすら出世街道を登り詰めようとした前半生。2幕ではフランス革命やナポレオン戦争など戦乱に巻き込まれ、自らも聴覚を奪われ、活路を失うも、そこから大逆転、芸術の本質に目覚めるまでを描きます。どの曲にも創意と趣向があり、1幕はバラエティーたっぷりで楽しく。2幕は音楽とドラマが深まり、痺れるような感動の渦に皆さまを巻き込むことでしょう。主演の今井翼さんはもちろん、脇を固める山路和弘さんやキムラ緑子さんらの怪演も痛快。鈴木裕美さんの演出、清塚信也さんの音楽もツボです。どうぞお楽しみに。

演出・鈴木裕美メッセージ

鈴木裕美 (C)kurihara osamu

鈴木裕美 (C)kurihara osamu

この度の映像は、緊急事態宣言で東京公演が一部中止となってしまった中、日生劇場で無観客収録をしたものです。さまざまな理由で劇場にはお越しになることができなかった皆様にご覧いただけることを、とても嬉しく思います。

お客様からの反応がない中での演技は、俳優さんたちにとってとてもやり難い部分があったと思います。実は、私もまだ出来上がった映像を拝見できていないのですが、ある意味、相手役や、音楽に集中した演技になっているのではないかと思うので、私も映像を見るのが楽しみです。

作曲・音楽監督・清塚信也メッセージ

清塚信也

清塚信也

脚本も演出も音楽も日本で生み出されたミュージカルというのは、とても貴重だと思っております。日本語のもつ魅力とメロディやリズムがマッチしているからです。違和感なく聴けるということから、物語や各キャラクターの言葉がしっかり入ってきます。謎に包まれた画家「ゴヤ」の一生と作品を、主演舞台復帰第一弾となる今井翼さん始め、個性豊かで素晴らしい登場人物達が、どう捉えるのかを楽しみにしてください。G2さんの脚本も、鈴木裕美さんの演出も、そして、私の音楽もそのミステリーの答えを出す核心に触れたものになっていると思います。ポップス、ジャズ、クラシック…と、ひとつのジャンルに凝り固まることなく、様々なサウンドが鳴るように作りました。それらを自分の言葉にし、自分のハーモニーにしているキャストの皆様の素晴らしすぎる表現力で、泣いて笑ってください。

主演・今井翼メッセージ

今井翼

今井翼

激動の時代の中、野心に満ちあふれたGOYAが、障害を目の当たりにしながらも、力強く生きる様が描かれた、オリジナルの国産ミュージカルです。役者とすべてのスタッフの化学反応がほとばしる舞台作品を、映像を通してお楽しみいただけましたら幸いです。時代や国境を越えた困難や苦難に立ち向かう題材を本能的に演じさせていただきました。是非ご覧ください。

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ドレスコーズが、約2年ぶりとなるオリジナルアルバム『バイエル』を引っ提げ全国6か所を巡ったライブツアー『《バイエル(変奏)》』が6月29日(火)に神奈川・ CLUB CITTA'にてファイナルを迎えた。

この日のライブでは、最新作『バイエル』より、1曲目に収録された「大疫病の年に」から9曲目収録の「ぼくをすきなきみ」まで順に披露。加えて、アルバム『オーディション』収録の楽曲「おわりに」と、毛皮のマリーズ時代の楽曲「人生Ⅱ」、「弦楽四重奏曲第9番ホ長調「東京」」など計12曲を披露。

『バイエル』はサブスク上で演奏が追加され随時音源がアップデートされていく“成長するアルバム”として配信リリースされていたが、本公演ではアップデートの内容ともアルバムの構成とも違う楽器とアレンジで披露された。

さらに、アンコールでは「星の王子さま(チェロのための)」、「ピーター・アイヴァース」の2曲を披露。歓声をあげられないオーディエンスの涙腺が緩むなかツアーの幕を下ろした。

なお、本公演の映像化が決まっている。

また、《バイエル(変奏)》のツアーメンバーで、7月3日(土)放送のNHK総合『シブヤノオト』に生出演することも明らかに。番組では、『バイエル』収録曲の「ピーター・アイヴァース」を生演奏する。本ツアーは一般公募で選ばれたメンバーで構成されており、全国6か所のツアーを経て一体感を増したパフォーマンスに注目してほしい。

ライブ写真撮影=森好弘

 

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7月3日(土)から『るろうに剣心 最終章』の上映劇場で配布される入場者プレゼントのデザインが公開された。

和月伸宏原作の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』は、1994年から1999年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載。現在、『ジャンプスクエア』(集英社)にて、最新作『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』が連載中。激動の幕末を戦い抜き、「人斬り抜刀斎」として恐れられた緋村剣心が、逆刃刀を手に仲間たちとともに活躍する姿を描いた作品だ。佐藤健主演、大友啓史監督で実写化されたシリーズは、2012年に『るろうに剣心』、2014年に『るろうに剣心 京都大火編』、同じく2014年に『るろうに剣心 伝説の最期編』が公開。6年ぶりの新作となる最終章は、これまでのシリーズ同様、佐藤健主演、大友啓史監督の体制で製作。動乱の幕末期と明治維新後を舞台とし、これまで語られることのなかった剣心の十字傷の謎に迫る物語と、志々雄真実を操っていた武器商人・雪代縁(新田真剣佑)との戦いが描かれている。『るろうに剣心 最終章』は2部作で、「The Final」に続いて「The Beginning」が6月4日(金)から連続ロードショー公開中。緋村剣心役の佐藤のほか、神谷薫役の武井咲、相楽左之助役の青木崇高、高荷恵役の蒼井優、四乃森蒼紫役の伊勢谷友介、巻町操役の土屋太鳳、斎藤一役の江口洋介、縁役の新田真剣佑、雪代巴役の有村架純らが出演している。

 

これまで、『るろうに剣心 最終章』の入場特典フォトカードは、『The Final』と『The Beginning』の各上映劇場で配布されてきた。7月3日(土)より配布される第三弾は、『The Final』と『The Beginning』それぞれに登場する雪代家の姉弟・雪代巴(有村架純)と雪代縁(新田真剣佑)のビジュアルが両面に掲載されたフォトカードに決定。フォトカードは、全国劇場(一部劇場除く)の『The Final』と『The Beginning』のどちらの上映でも配布されるとのこと。特典はなくなり次第配布が終了する。

『るろうに剣心 最終章』入場者プレゼント第三弾フォトカード(両面片側)

『るろうに剣心 最終章』入場者プレゼント第三弾フォトカード(両面片側)

なお、『るろうに剣心 最終章』は、6月21日(月)時点で『The Final』の累計観客動員数は274万人、興行収入は38.5億円を突破。『The Beginning』の累計動員数は107万人・興収15.1億円を超えている。

『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は公開中。

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WALKMAN公式音楽配信サービスサイト「mora」では、ミニアルバム『劇場版「BanG Dream! Episode of Roselia」Theme Songs Collection』のハイレゾ音源を、6月30日 (水) ~ 7月29日 (木) 23:59までの期間中にまとめ購入した人全員に「Roseliaキャスト5名スペシャル耳元ボイスメッセージ」をプレゼントすると発表した。

ミニアルバム『劇場版「BanG Dream! Episode of Roselia」Theme Songs Collection』配信ジャケット (c)BanG Dream! Project  (c)Craft Egg Inc. (c)bushiroad All Rights Reserved.

ミニアルバム『劇場版「BanG Dream! Episode of Roselia」Theme Songs Collection』配信ジャケット (c)BanG Dream! Project (c)Craft Egg Inc. (c)bushiroad All Rights Reserved.

「耳元ボイス特典」は、mora限定特典として様々なアーティストで実施されている企画だが、今回はRoseliaメンバー、Vo.相羽あいな(湊友希那役)、Gt.工藤晴香(氷川紗夜役)、Ba.中島由貴(今井リサ役)、Dr.櫻川めぐ(宇田川あこ役)、Key.志崎樺音(白金燐子役)のボイスを同時収録。

録音はマイクを5人が取り囲む形で行われ、ところどころでは耳元での囁きもあるという。ファンにはたまらない10分の耳元ボイスとなっているようだ。

劇場版『BanG Dream! Episode of Roselia Ⅱ : Song I am.』は現在、公開中。合わせて楽興もしっかりとチェックしておきたい。

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今年結成20周年のORANGE RANGEが新曲「HEALTH」を本日配信リリース、YouTubeチャンネルでそのミュージックビデオが公開された。

結成20周年のORANGE RANGEが繰り出す新曲はワークアウト・ソング。断続的なステイホーム生活などで運動不足を感じるこの時期に、ゆるく適当に運動ができる曲。効果があるのかどうか、どの部位に効くのか、作った本人たちもわからない。

ORANGE RANGE はこの新曲リリースに先駆け、株式会社タニタとコラボレーションした健康づくりキャンペーン、「HEALTH UP PROJECT supported by TANITA」を立ち上げ、コラボアイテム「ORANGE RANGE HEALTH UP キット」を販売。そしてセルフメンテナンス・ブランド、IMPHYと共にズレにくい、動きやすい、負荷がかけやすいコラボギア「ヒップアップレジスタンスチューブ」も販売しており、この他にも様々なプロジェクトが進行中。本日リリースされた新曲「HEALTH」のミュージックビデオでは、メンバー全員がIMPHY考案によるオリジナルワークアウトを、鍛え抜かれたマッチョ達と共に実践している。

ORANGE RANGE「HEALTH」MV

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“ポップとマイナーを上手にブレンドした新感覚の極上コーラス系バンド”ことDannie Mayが、本日6月30日に配信EP『タテマエ』をリリースした。

本作には、メンバーYunoが監督し、独特な絵の質感とエグ味が楽曲の世界観を引き立たせるアニメクリエイター「提供わたし。」との初コラボMVで高評価を得た配信シングル「適切でいたい」など全5曲が収録されている。

また、7月14日(水) にはタワーレコードのみで限定販売されるフィジカルEP『ホンネ』のリリースも決定。両作はテーマが繋がったコンセプトEPで、「本音を伝えるためのタテマエ」「建前に聞こえるようなホンネ」という、人が持つ両極端な本質をジャケット/楽曲/ミュージックビデオで、対で表現した作品となっている。

なお、7月25日(日)にO-nestにて開催する主催イベント『Dannie May Presents  "Welcome Home!" #2』のチケットは即日完売している。

 

■Dannie May メンバーコメント

Vocal. Gutar.:マサ
今作のEP2作のテーマは「ホンネ」と「タテマエ」だったんですが、共に最初はテーマになるべく忠実に沿って両面を書き進めていきました。
ただ、進めるうちに「本音を伝えるための建前」だったり「建前に聞こえるような本音」みたいな色んな物に遭遇して中々混乱しました。そんな状態で書いたので2枚通して聞いてもらった時にすごく主張のはっきりした曲や少し混乱しながら作っていい意味で少しぼやけている曲があって色んな主人公に出会える面白い作品になったと思います。

Vocal. Keyboard.:田中タリラ
「タテマエ」は先行シングル3曲に加えて新曲2曲が追加されているEPとなっていますが、新曲のうち僕は「If you イフユー」を作曲していて、エンジニアさんとの連携が最高に合って、日本ではま
だあまり無いようなエッジのあるサウンドに仕上がったので特に是非、聴いていただきたいです。「ホンネ」今までのDannie May には無かった音や雰囲気の作品が集まったEP になりました。
また、5曲とも曲調が全く違うのがおもしろいです。特に「小舟」では初めてアコースティックな楽曲に挑戦しているのでチェックしていただきたいです。

Chorus. Kantoku.:Yuno
今作「タテマエ」「ホンネ」は人が持つ本質の両極端を表したものになってます。建前が良しとされていた時代では皆が思ってる事を相手に伝える事が憚られていたし、本音が良しとされている時代では各々が守ってきたはずの誰かの世界を傷つけてしまう。そんな人が持つ両極端の本質を今作では皆さんに提示したく、ジャケット、曲、MV までも対になるように作ってます。建前と本音は表裏一体だから。そんな不器用な僕達人間が大切にしていかなければならないのは何なのか、この2枚を聴いて是非もう一度大切な人と自分と語り合って欲しい。
多分、皆それぞれ違う答えが見つかると思います。僕達と答えを見せ合うその日まで、この2作を存分に楽しんでくれたら嬉しいです。

 

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