『ザ・スーサイド・スクワッド』ジェームズ・ガン監督と『シン・ゴジラ』樋口真嗣監督が対談「観客が作品を楽しむ邪魔は絶対にしない」

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8月13日(金)公開の映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極“悪党、集結』から、ジェームズ・ガン監督と樋口真嗣監督のリモート対談映像が解禁された。

『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は、バットマンやジョーカーなどのキャラクターを擁するDCコミックスのアンチヒーローチーム“スーサイド・スクワッド”をメインにすえた映画。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督がメガホンをとる最新作だ。2016年に公開された映画『スーサイド・スクワッド』は、世界興行収入7億4685万ドル(約806億円)を記録(※BOX OFFICE MOJO 調べ/1ドル=108円換算/公開年平均レート)。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は、ガン監督が脚本もてがけ、シリーズを再構築。スーサイド・スクワッドのメンバーとして、ジョーカーと別れたハーレイ・クインや、スナイパーのブラッドスポート、異次元の水玉で敵をチーズに変えるというポルカドットマン、平和の為には暴力も厭わないピース・メイカー、ネズミのセバスチャンが相棒のラットキャッチャー2、食欲優先のキング・シャークらが、減刑と引き換えに死のミッションに挑む姿を描く。キャストには、『スーサイド・スクワッド』からの続投となるマーゴット・ロビー(『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』)、ジョエル・キナマン(『スーサイド・スクワッド』)、ジェイ・コートニー(『ダイバージェント』シリーズ)、ヴィオラ・デイヴィス(『スーサイド・スクワッド』)のほか、イドリス・エルバ(『マイティ・ソー』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』)、マイケル・ルーカー(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ)、ジョン・シナ(『バンブルビー』)、デヴィッド・ダストマルチャン(『ダークナイト』『アントマン&ワスプ』)、ダニエラ・メルキオール、シルベスター・スタローン(『ロッキー』『ランボー』)らが名を連ねている。

 

公開された対談は、樋口監督が『ザ・スーサイド・スクワッド』について質問を投げかける形で進行。樋口監督がクリエイターならではの視点で、「アクセルとブレーキ、どちらを踏むか、そのセンスが素晴らしい」と語ると、ガン監督は「変なアイディアはいろいろ浮かぶが、そこに“娯楽性があるか”そして“ストーリーに役立つか”、その両方がなければ採用しない。観客が作品を楽しむ邪魔はしないよ」などと自身の考えを明かしている。樋口監督が「so serious(すげー真剣)」と一言漏らすと、ガン監督が大笑いするなど、和気あいあいとしたやりとりに注目だ。

樋口真嗣監督 (C)2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM &(C)DC Comics IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.

樋口真嗣監督 (C)2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM &(C)DC Comics IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.

樋口真嗣監督

樋口真嗣監督

『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は8月13日(金)全国公開。吹替版/4D/DOLBY CINEMATM/IMAX(R)同時上映。

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2021年10月6日(水)~17日(日)六本木トリコロールシアターにて『いとしの儚』が上演されることが決定した。

2000年に扉座公演で初演、のちにパルコ劇場や明治座、韓国での公演と、幅広く上演されてきた『いとしの儚』は、残酷で滑稽な御伽話の世界の中から見事に人間愛を取り出した、横内謙介の不朽の名作。

今回、本作の演出には、時代は現代劇から古典まで、ジャンルはストレートプレイからオリジナルミュージカルまで、幅広く作品を作り出している石丸さち子が挑む。2016年3月日本初上演で、その年の上半期の読売演劇大賞で「作品賞」と「演出家賞」のベスト5にノミネートされた『Color of Life』をはじめ、ミュージカル『マタ・ハリ』、ミュージカル『スカーレットピンパーネル』、舞台『BACK BEAT』、舞台『恋・燃ゆる』、舞台『キオスク』など、数々の名作を世に送り出してきた石丸によって、新たな『いとしの儚』が誕生する。

主人公の鈴次郎には、舞台『弱虫ペダル』やミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ、『文豪ストレイドックス』など舞台を中心に活躍する鳥越裕貴。妥協をしないストイックさで作品に向かう鳥越が、どうしようもない人間のクズ、鈴次郎の魅力を引き立てる。ヒロインの儚には、ミス・ティーンジャパンで準グランプリとなり、モデルとして活動する一方、園子温脚本・演出のNetflix映画『愛なき森で叫べ』でヒロインに抜擢され話題となった鎌滝恵利。鈴次郎のライバル・ゾロ政には、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズや『薄桜鬼』など2.5次元舞台で活躍する山﨑晶吾。鈴次郎に儚を与える鬼シゲ役には、NHK『新選組血風録』やNHK大河ドラマ、朝ドラなどのテレビドラマや映画、舞台に出演する辻本祐樹。鬼婆や僧侶、お地蔵様などの七変化に挑むのはミュージカル界の実力派・原田優一。そして、ストーリーテーラーとしてこの物語を語る語り部の青鬼役には、演劇界の兄貴として慕われ、数々の舞台公演に出演の久ヶ沢徹。少数ながらも多彩なキャストが集結し、石丸版『いとしの儚』に華やかな彩を加える。

『いとしの儚』ビジュアル

『いとしの儚』ビジュアル

人が人を想うこと、誰かの幸せを願うこと、自分を受け入れてくれる存在があることが、いかに温かく大切なものなのか。人との触れ合いが制限されてしまう今だからこそおくる、ストレートなラブストーリーの本作。運命の賽子に翻弄される二人の結末を楽しみにしよう。

【あらすじ】
三途の川で、青鬼(久ヶ沢徹)が、あるロクデナシの男の話を語る。 
その男の名は件(くだん)鈴次郎(鳥越裕貴)。 
女にも金にもだらしない博打打ちで人間のクズ。 
人間としては最低だが、博打の神さまに気にいられ、博打では負け知らず。 
ある時 鈴次郎は、人間に化けて賭場に来ていた鬼シゲ(辻本祐樹)と勝負となり、「絶世の美女」を貰えることになった。 
その美女は、鬼シゲの知り合いの鬼婆(原田優一)が、墓場の死体を集めて、ついさっき生まれて死んだばかりの赤子の魂を入れて作った女。ただし、この女は100日間抱いてはならない。魂と体がくっつくのにきっかり100日かかる。 
抱かなければ人間になれる。抱いてしまうと水になって流れてしまう。 
女は「儚」と名付けられた。人の夢、儚し、のハカナ。 
そうして始まった鈴次郎と儚(鎌滝恵利)の、歪な100日間の物語。
鈴次郎のライバル、ゾロ政(山﨑晶吾)との戦いが、2人の運命を更に狂わせていく…。

演出:石丸さち子 コメント

横内謙介さんのこの作品、読めば読むほど、再演が繰り返されてきた意味がわかります。
読むほどに、描かれた不器用な愛の純粋さが際立つのです。夢が輝きを放つのです。
そして、出自がバラバラでなんとも魅力的なキャスティングが決まった今読むと、演出家の妄想世界では、(たとえマスク越しでも)溢れる笑い声、零れる涙……様々な感情の嵐が巻き起こる劇場が見えています。そして稽古に入ると、曲者俳優たちはわたしの想像など遙かに超えてきそうです。
主演の鳥越君とは、いつか真っ向からぶつかりあって、一緒にいい作品を創ろうねと約束していました。それを稽古場で叶えます。
こんな「今」だからこそ、演劇のはち切れんばかりの楽しさ、愚直な愛、気恥ずかしいほどの純粋さを、お届けしたいと思っています。

主演:鳥越裕貴 コメント

この名作に出演できる事を嬉しく思います。
この脚本を読み終わった後、何故か心温まったのを覚えております。と同時に脚本の凄みに震えました。
そしてプレッシャーをビシバシ感じました。が稽古をしたくてウズウズしています。
何故かと言いますと石丸さんと"いとしの儚"でご一緒出来る事が嬉しくてたまらないんです。
まだ稽古が始まってもいないのに自分にとって大切な作品になるだろうな。と早くも感じております。
素敵なキャストの皆様と共に"いとしの儚"にのめり込みたいと思います。

いとしの儚 コメント動画

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MANKAI STAGE『A3!』から春・夏・秋・冬の4つの組別にリリースされるオリジナルアルバム。第2弾は夏組のMANKAI STAGE『A3!』Summer Troupe ひまわりと太陽だ。春組同様、アルバム用の新曲と原作アプリゲームの楽曲をカバーした欲張りなこの1枚は、10月に行われる、MANKAI STAGE『A3!』Troupe LIVE〜SUMMER 2021〜へのココロの招待状でもある。本日は陳内 将(皇 天馬役)、宮崎 湧(瑠璃川 幸役)、野口 準(向坂 椋役)、本田礼生(斑鳩三角役)、赤澤 燈(三好一成役)の夏組メンバーが勢ぞろい。自信作を前に全曲解説で盛り上がってもらったロングインタビューを一挙お届け!

ーー全曲解説、早速行きましょう! まずは5人で歌うM1『青春サマーレインボー』。キラキラと爽やか、ちょっぴりメロウな風も吹くシティポップ風サウンドが新鮮です。

陳内:これはも〜、神曲。名曲ですよね。

野口:なんか……新しくないですか?

本田:うん、新しい!

野口:ホントにキャッチーでJ-POPみたいで、自分の中ではエーステの中でもこういう曲がハマるのは夏組しかないよなって思ったし、とても好きなジャンル。向坂 椋としても歌えるし、自分としても歌っててすごく楽しかったです。これ、ドライブとかにもいいよね。

赤澤:うん、ぴったり。

宮崎:歌入れは一人ずつ行っていて自分は後半に録ったんですけど、すごくいいテンションで、みんなの歌っている顔が浮かんじゃうくらいの気持ちでした。仲の良い夏組そのまんまの歌。三角が勢いで走り出したら幸がちょっと引こうとかみんなのバランスもしっかり取れてて、別録りでも全体での足し算や掛け算がちゃんとできてるのはさすが夏組、目指しているところは一緒なんだなぁっていうのが強く感じられました。

陳内:(作詞・作曲の)Yuさんの言葉遊びもすごい秀逸! 「SSR」って原作ゲームの中で使われている言葉を『青春サマーレインボー』にして夏組に持ってきてくれたりとか、作品愛や遊び心が豊富で「やっぱりこの人天才なんだな」って、デモを最初にもらった時からそう思いましたね。

陳内 将

陳内 将

ーー「光合成」「わっしょい」とか、掛け合いも個性的で。

赤澤:語呂がいいんだよね〜。

野口:前にYuさんと僕らでちょっとした話し合いしましたよね。「夏組らしさってなに?」みたいな。

陳内:あ〜、あったねぇ。

野口:あれでみんなが言ってた言葉を掘り起こして歌詞に使ったりもしたみたい。

陳内:……そうだ! 多分その時「なんか、“わっしょい”って感じですかね」って、誰かがノリで言ってたよ。

宮崎・野口・本田・赤澤:(笑)。

陳内:それくらいのモノもさりげなく入れてくれてるんだもんね。そりゃあ僕らは歌いやすいし、感情も乗りますよ。

赤澤:このサウンド! 「夏組の曲だな」って1音目からわかるっていうのがもう、この歌の魅力のすべて。ほら、舞台でも映画でも掴みって大事じゃないですか。その点この曲も……。

陳内:うんうん!

宮崎:ぎゅっと!

宮崎 湧

宮崎 湧

本田:掴まれるよね。

赤澤:一瞬で「やった〜!」ってなる感じが素晴らしくて! レコーディングに向けてちゃんと音を取ったりって事前に練習しなきゃいけないんだけど、普通に気持ちよく聴いちゃってたし……ノリで歌えちゃうのも“らしい”よね。

陳内・宮崎・野口:(頷く)。

本田:なんかこの曲って、今までの夏組の“勢いでイェ〜イ!”っていうのとは雰囲気が違うなって。聴くときの気持ちによって夏の夕陽に感じたり、それこそめちゃくちゃ陽気な真夏の昼間のようにも思えるし、深いイメージと音楽性がある。

赤澤:夏のさみしさを感じさせるよね。そこがあるからこそ、余計楽しい気持ちを大切にしたくなるような。

本田:そう! さみしさ! 自分は特に最初に歌った時は夕陽感がとてもあって、はしゃぐのとは違う新しい夏の表現が必要だと感じました。そして、僕らが舞台で夏組を演じてきているからこそ、そういう深みを出せる曲にもなるなぁって。今後、僕らの大事な曲になっていくと思います。

陳内・宮崎・野口・赤澤:(頷く)。

ーー“新しい夏組の表情”を感じさせてくれるカラフルな曲での幕開け。続くM2『オレサマ☆夏summer』は“THE夏組”なハイパーわんぱくナンバー。

本田:これはもうシンプルにめっちゃくちゃ楽しかったですね。以前、本公演でも歌わせてもらったんですけど、今回はフルで歌えたので……原作から僕ら夏組が受け取ったモノを乗せつつ、しっかり僕らエーステの歌にするんだっていう気持ちを大事にしました。

赤澤:アゴが疲れましたね(笑)。それくらいずっとハイテンションで歌ってます。僕と湧は後半の歌入れだったからみんなの歌も結構聴かせてもらえたんだけど、途中の遊びの部分も原作とはちょっと違ったエーステ仕様、この5人だからこその掛け合いになってるのも聴きどころです。

陳内:一応、順番にバトンしていくので「この人から来てこの人に渡す」想定でやったんだけど、面白かったな〜。

赤澤:そう。天馬が何を言うかによって僕らの台詞も変わるんで、ここは陳ちゃんのレコーディング後に録ったんだよね。

陳内:現場でいきなり「ちょっとここで天馬っぽいのやってね」「え、天馬っぽいのですか??」。で、何も考えずに出てきたのが「夏は暑い。暑いのが夏だー!」「はい、最高で〜す!」「……本当にいいのかなぁ!?」って(笑)。何パターンかやって、できは全部同レベルくらいだったけど(笑)、その他はボツになりました。

宮崎・野口・本田・赤澤:(笑)。

野口:僕は一番最初にレコーディングしたんですけど、めっちゃ心細くて……。それぞれのパートが細かく区切られてるのも難しかった。実は一番手ってこの曲が初めて。今まで先に歌ったみんなの声を聞きながらやっていたのがどれだけ心強かったか! 支えてくれていたみんなのありがたみを噛み締めてました。

野口 準

野口 準

本田:いや、今では僕ら、準の歌に引っ張ってもらってるからね。

赤澤:うんうん。

野口:あ、そんな……えっと、みんなに支えられていることを再確認した歌です。

ーー自己紹介ソングでもあり、のびのびイキイキ、5人それぞれのパワーがみなぎってます。

宮崎:これぞ夏組! って感じの曲で、明るさオンリーの夏組を120%出したすっごい大好きな曲。この曲を聴くともう「夏しかないでしょ!」って思える最高のサマーチューンで……。

陳内:いいね〜、サマーチューン! 

野口・本田・赤澤:いい!

宮崎:(照)。これぞサマーチューン。もう「祭りだわっしょい!」って天馬を乗せた御輿を担いでる、みたいな世界でいいですよね〜。

ーー勢いそのままにM3へ。疾走感のあるバンドサウンドとサビの爽やかさが印象的な『向日葵』。

陳内:これはキャラクター紹介で構成されたナンバー、とりあえず、ライブでめちゃくちゃ踊らされそうだなぁ。

宮崎・野口:(頷く)。

本田:1曲目かな? 2曲目かな?

赤澤:もしくはトーク挟んでの序盤って感じ? とにかくいかにも「はい、踊ってください」ってなってるから(笑)。

ーー途中、三角のところは3拍子になりますし。

本田:なる。で、前フリもめちゃくちゃ面白いよね。

本田礼生

本田礼生

赤澤:「かずは優しい〜 かずは友達〜」

本田:「デザインもすごいよ〜」

陳内・本田・赤澤:「か・ずっ!」

宮崎・野口:(笑)。

陳内:そこからガンガン踊れちゃう一成はホントすごいよ。

赤澤:それはもう一成の優しさ、ね。あのテンションからダンスに行けるのは一成しかいないから。

本田:ハハハッ(笑)。天馬だったら多分「……行けるか!」って突っ込むところだ。

陳内・宮崎・野口:(爆笑)。

赤澤:なんで、紹介していく順番も絶妙。ほんとはお客さんとコーレス(コールレスポンス)とかできたら最高なんだけどなぁ……。どうかなぁ……。

本田:できたらいいよねぇ。

宮崎・野口:(頷く)。

陳内:……ライブはポップアップで出たいかも。

本田:え、どのタイミング??

宮崎:んー。1回ハケて……?

赤澤:で、一人でポンッと出てきてみんなが「あ、さっきこのためにわざわざハケてたのか」と。

赤澤 燈

赤澤 燈

本田:恥ずっ!

陳内・宮崎・野口・赤澤:(爆笑)。

ーーリーダーらしい展開ですね。

陳内:(笑)。

宮崎:夏組単独ライブは5人なので、一人ひとりの色をしっかり打ち出していかなくちゃいけない。それぞれの力もすごく必要なステージになると思うので、この『向日葵』でがっつりアピールして自己紹介できるように、さらにバキバキにレベルアップしていかないとなぁって。曲を聴いてたらなんかもう怖いくらいで……(ブルブル!)。

赤澤:武者震いだ。

陳内・野口・本田:(笑)。

本田:僕は振付の梅棒さんの顔が浮かんだ。どんな振りをつけてくれるんだろうって。

陳内:同じく。出てきたよ、(伊藤)今人さんの顔。

野口:夏組らしさを出した紹介ソングにしたいなぁ。歌詞だけじゃなく「えい!」とか「ふぅ〜!」とか掛け声もどんどん出して盛り上がっている情景が今から思い浮かびます。

本田:いいなぁ。やっぱりライブではこれ、オープニング希望で。

ーーワン、ツー、スリーと立て続けに盛り上がったところでちょっとクールダウン。M4はリーダーのソロ『真夏の太陽』。真っ直ぐな洗いざらし感が心地いいミディアムナンバーです。

本田:これこそストレートなJ-POPって感じだよね。僕、ちょうどリーダーがレコーディングしてるところを見ていて。

陳内:そう。わざわざ1時間早くスタジオに来てくれたんだよね。

本田:めっっっちゃ良かった。まさにライブ、生の手触りが本当にすごく良かったよ。あのままの音源も欲しいくらいだもん。

(左から)本田礼生、宮崎 湧、陳内 将、野口 準、赤澤 燈

(左から)本田礼生、宮崎 湧、陳内 将、野口 準、赤澤 燈

(左から)本田礼生、宮崎 湧、陳内 将、野口 準、赤澤 燈

(左から)本田礼生、宮崎 湧、陳内 将、野口 準、赤澤 燈

ーー「THE FIRST TAKE」的な?

本田:秦 基博さんみたいな感じだった(笑)。ライブも楽しみですね。

赤澤:夏組にこういうゆったりした感じの曲ってなかったから、それがまず新鮮だし、アルバム全体として見たときもこの曲があるのってスパイスとしてとてもいいなぁと思いました。そこを天馬が担うのがまた素敵で。

本田:うん! なんかYuさんと陳内さんの関係性も見えてくるんだよね。

ーークリエイターとシンガーとの信頼関係。

陳内:曲が届いてすぐYuさんに「……最高」って連絡して。「多分これ、泣いて歌えないですよ」って伝えたら「じゃあまずそこから練習だね」って。いい大人なのに作曲家に「泣かないでね」って言われちゃった(笑)。あと一応ソロ曲なんでライブはこの曲の間にみんなを休ませてあげられるかなぁと思ってたんだけど、しっかり途中で呼びに来るんだよね。それで「あー、夏組はいつも一緒なんだな」って思った。

本田:あ、でもライブは天馬ひとりだけっていうのがいいと思うよ。僕は。

赤澤:うん。ステージに天馬だけって、すごくいい。

陳内:なんか、秋組の『ポートレイト』やってるみたいな気持ちになった。自分を見つめ直して、淡々と喋って……って。レコーディングのときYuさんに「お芝居の感じで歌うと多分泣きそうになってくると思うんだけど、感情をあまり吐露しないで。本当に淡々と情景を語るだけで大丈夫だから」って言われて、初めての表現、“削ぐ”っていう気持ちを大事にして歌ったのもすごく楽しかったです。

宮崎:個人的に、ですけど、天馬と陳さんがすごいリンクする瞬間もあって。むき出しのグッと押す歌声がすごい陳さんの武器のひとつだと思ってたんですけど、それだけじゃない優しい歌声を聴いたときに「こんな魅力もあるんだな」って。心の柔らかい部分が伝わってくるので、天馬としての存在感はもちろん、夏組のリーダーとしての夏組の育て方……僕らの成長の道筋を切り開いてくれていたのも陳さんだったなぁっていうこれまでの軌跡を思い出しながら聴いてしまいました。

ーー聴く人みんなの心にも“自分が見てきた夏組”の思い出が浮かぶようなソロに仕上がりました。

野口:「ライブで聴きたい曲って、こういう曲なんだよな」って思って…‥お客さまもそうじゃないかなぁ。夏組の曲ってフェスとかで楽しむのに似合うなぁと思ってて、でもコンサートだったらきっとこういう曲はすごく素敵に映るはず。夏組を代表して天馬が歌ってくれて、お客様はただただその歌を聴いていられる。音楽を、歌声を味わえる。この曲は陳さんが天馬でありながらも“歌を歌う”ことに集中していて……聴いててそれがすごく「いい」と思います。

本田:初演では歌えない歌、だよね。絶対。

陳内:あー、うん。いいこと言うねぇ〜。

陳内 将

陳内 将

赤澤:僕は歌詞を見て、天馬って若いんだなって、改めて思った。……蒼いんだなって。あ、なんで今言い直したんだろ(笑)。でも、そうだな、“蒼さ”が伝わってきます。

ーーM5はまた風景が変わって幸&椋による『パジャマパーティー』。元気でスイートな少年たちが弾んでいますね。

野口:僕は今まで劇中劇以外では、ソロとか誰かとふたりでの持ち歌ってなかったので、これがいわば初めての自分の歌なんですよ。

赤澤:そっか。

本田:一番歌上手いのにね。

野口:いやぁ……。それでどうやって歌ったらいいかすごい考えて……でも僕と湧くんの声質が結構似てて、Yuさんが僕たちが歌いやすように創ってくれたんだなって思ったし、前よりはYuさんの求めているモノもわかるようになったから、そこを目指してより濃い歌唱ができたし。ここはもう椋で歌うことが全てだなって。全力で椋!

宮崎:僕は最初に曲を聴いたときに「うおぉー、幸椋きた〜っ!!!」って思って。滾りました。

陳内・野口・本田・赤澤:(笑)。

本田:これ、聴いてると甘いモノ食べたくなるよね。超可愛い。

赤澤:うん。ふたりが歌うって聴いて、僕も歓喜したもん!

宮崎:歌入れ前にはふたりで「可愛い曲だけどやっぱ先輩たちに負けずにブチかましたいね(笑)」って話をして、そういう熱さも共有できてた。先に準ちゃんがレコーディングしたんですけど、音に対して一番ストイックというか本当に音楽が好きな人なので、多分僕が気持ちよくセッションできるようにって、ふたりでひとつのモノを作る前提でちゃんと歌い上げてるなっていうのがすごい感じられて……ちゃんと椋だし、ちゃんと幸にしてもらえたし。

宮崎 湧

宮崎 湧

野口:恥ずかしい(笑)。

宮崎:押しも抜きも本当に繊細なところまでこだわっていて、本当にバチッ! とハマったなぁって感覚です。今まではふたりとも夏組に引っ張られていたけど、今回は準ちゃんが創った椋に引っ張られたなぁって。だから……ライブでもブチかましたいですねぇ。フフッ(笑)。

陳内:タイトルなんだっけ?

野口:『秘密のパジャマパーティー』。

陳内:可愛い曲なんだよね。

赤澤:……を?

宮崎:「ブチかましたい」。

陳内・本田・赤澤:(爆笑)。

野口:頑張りますっ。

野口 準

野口 準

陳内:このペアの組み方も素晴らしいよなぁ。いろんな組み合わせあると思うけど、まずは椋と幸でしょ。で、三角と一成でしょ。物語の中に入っちゃった気持ちになれてすごくいい組み分け! ま、僕はひとりでちょっと寂しいけどね。

宮崎・野口・本田・赤澤:(笑)。

ーーM6はその三角&一成ペアのナンバー、ドライブ感溢れる『さんさんパーリナイ』。「さんさん」というフレーズがトリプルミーニングになっていたりもする、同い年ソング!

本田:これはまあ、社会風刺というか──

赤澤:そうだねぇ。かなりメッセージ性の強い曲で……。

陳内・宮崎・野口:(笑)。

赤澤:もう、世界平和に繋がるメッセージソングだからね。

陳内:あー、確かに。

本田:これはね、ホントに勢いだけで歌いきった曲です! それでしっかり4分ありますからね。なかなかの長さ、あのテンションで行くのはもうハッキリ言って僕ら、戦いです(笑)。

赤澤:ライブではどうなっちゃうんでしょう?? ハハッ(笑)。でも一度聴くと頭から離れなくって、レコーディングまでもうずーっと頭の中で流れてたなぁ。

陳内:このふたり、一成が三角のすべてを受け止めていくのがすごいんだよね。

ーー「ピュア」「優しさ」「ハッピー」はこの歌を楽しむキーワードだと思います。

赤澤:やっぱりこのペアならではのムードだよね。

ーー「さんかく」という言葉に多彩な表情がついているのもさすがだなぁと。

本田:そこは……真面目に語るのもちょっと恥ずかしいですけど(笑)、でも軽い響きにはしたくないなとはいつも思ってる。あの4文字が出たら「きたー!」って感じてもらいたい。他の人が言う「サンカク」と三角が言う「さんかく」は違うなって。その上で、この曲はアルバムの中でどの曲よりも軽くありたいですね。何も考えずに「楽しい!」って。

本田礼生

本田礼生

赤澤:これはレコーディングでの形。で、歌っていくうちにすごく変化しそう。

本田:ライブ感、そこで起こること何でも全部飲み込んでいける(笑)。夏組の魅力でもあるハプニング要素が詰まってますね。

野口:アルバム中、上位の好きさです。イントロがあれだけカッコいいのに最初の掛け声が「さんさん!」っていうのがまたすごくいい(笑)。

本田:ベースラインもすごいんだなぁ。

陳内:かっこいいよ。アガる。

野口:あと「燈くん歌上手い」って、すっごく思った! 言葉数多いのにすごく聞き取りやすいし。

宮崎:うんうん。

赤澤:いや、あれはすごく難しくて……自分は今まで歌うときってONでリズム刻むことを大事にしてたんだけど、でも裏があるから表=ONがあって、さらにそれが4分割されて……っていうあまり気にしていなかった基本の基本を、Yuさんがレコーディングの時に結構しっかり授業みたいに教えてくださって。リズムの取り方ってすごく大事なんだなって気づいた。そういうのも初めてやったんだけど、多分「ここまでできたら次はこれを教えても大丈夫だな」っていう今までのYuさんとの積み重ねが……僕だけじゃなくみんなにもそういうレッスンの時間があるから、ね。すごく勉強になります。

陳内・宮崎・野口・本田:(頷く)。

陳内:ダンスも煽りも激しそうだよね。だから僕は……袖で酸素持って待ってる。

本田:ありがとう。でもまぁ一緒にステージにいる可能性も高いけどね。

赤澤:で、自分がその酸素吸ってたりしてね。

赤澤 燈

赤澤 燈

陳内:それ、あるかもだなぁ〜(笑)。

宮崎・野口・本田:(爆笑)。

宮崎:僕は他の現場でちょっと元気出なかったときなんかに、いつもはHIP HOPとか聴いてテンション上げるんですけど、この曲を聴くとホントになによりもグッとテンション上がるんですよ! 僕のエナジーミュージックです。

陳内:お、またまたキラーワード! エナジーミュージック!

野口・本田・赤澤:(爆笑)。

宮崎:あと個人的になんですけど、燈くんが頑張ってるところを見るとなんか、めっちゃキュンとなるというか……。

陳内:ああ〜っ。

本田:わかる!

野口:わかります!

赤澤:え、そうなんだ(笑)。

宮崎:だから、Yuさんの声なんだけど、「これ、燈くんすごく頑張って歌ってくれるんだろうな」って思うともう……「ああ〜っ!」ってなって……。

(左から)本田礼生、宮崎 湧、陳内 将、野口 準、赤澤 燈

(左から)本田礼生、宮崎 湧、陳内 将、野口 準、赤澤 燈

ーーデモ音源を聴いてたんですね?

宮崎:はい。

陳内・野口・本田・赤澤:ええ〜〜っ⁉

宮崎:デモしか持ってないときに「これを燈くんたちが歌うんだ」って想像して、めちゃくちゃテンション上げてました!

赤澤:すごいなぁそれ。

宮崎:なんか、燈くんが頑張っているときって命が燃えてる感じでたまらないんです。とにかく聴くと自分も120%頑張らないとなって思える曲で、アルバムの流れ的にもお互いに繋ぎ合い、着火しあえるなぁって感じてますね。

本田:命が燃えてる、か。

陳内:確かにトモが頑張ってると、一番みんなが頑張れるんだよね。なんだろう……普段からすごく気になっちゃうし。しょっちゅう「元気?」って連絡しちゃう。愛されキャラだよね。

赤澤:いやぁ、なんか、ありがたいですね。

ーーじゃあ実際に完成版を聴いたときは……。

宮崎:だからもう大変なことになりましたよぉ(じゅるっ)。

陳内・野口・本田・赤澤:ギャハハハッ(爆笑)。

ーーM7はさらにモードチェンジ。新生夏組公演曲の登場、 MANKAI STAGE Short Ver.メドレーです。始まりは『楽園オアシス』(アリババ:皇 天馬&シェヘラザード:瑠璃川 幸)。

陳内:レコーディングで初めてフルで歌わせてもらって、自分は発見がたくさんありました。今までも何度も聴いていたし公演で部分的に歌ってもいたけれど、通して触れるとメロディラインとか感情とかすごく新鮮に受け取れて。ライブではどうなるのかなぁ……心の声とかも変わってくるから……結構“未知”。ちなみにこだわりは「幻か⁉⁉」のところね。歌詞カードでは「幻か」なんだけど、(CV担当の)江口(拓也)さんのバージョンを聴いてると絶対「幻か〜い」なんですよ! そこはちょっと自分的に色々リサーチもして、最終的にはリスペクトも込めて「幻か〜い⁉⁉」にさせていただきました。

陳内 将

陳内 将

宮崎:初演(SPRING & SUMMER 2018)、一番最初に披露する劇中劇なので、原作ファンの方にも特に印象深い曲なんじゃないかって思って、まずは原作の土岐(隼一)さんの歌をもう一度しっかり聞き直して、役作りや解釈を確認した上で自分のシェヘラザードを研究したんですけど…‥。やっぱり土岐さんの発声法とかスキルがズバ抜けて高いので、そのイメージに食らいついていくのに必死でした。レコーディング本番に向けて普段から高音に対する日々の意識も変わって、あのパートのあの高音を出すに当たって体を作ってきた、みたいな……。

陳内:あ、わかるわかる!

宮崎:「幸といえばあの高い音」っていうみなさんが持っているイメージに届くために……。だから、楽しかったですね。レコーディングするまでの準備期間も含めて充実していました。

ーー2曲目は『にゃんばれ!にゃにゃにゃにゃ☆にゃん生!』(シロ:瑠璃川 幸&クロ:三好一成)。猫たちの大冒険!

宮崎:いやぁ〜『にゃんばれ!』は……。

陳内:これもエナジーチューン系で頑張ってるんじゃない?

野口・本田・赤澤:(笑)。

宮崎:まさに! 一成を演じる燈くんと共に創ったからこそ、自分の中でホントに他に代わるモノがなくて、役者人生の中で一番って言えるくらい深く深く思い出になってる曲で……。ギリギリで紡いできたモノがたくさんあった公演、原曲へのリスペクトはありつつも原曲を超えてやろうという強い気持ちで──あの、「シュハリ」って言葉、知ってますか!!??

陳内:いや、知りません。

本田:なんですか?

宮崎:弟子が師匠から物事を学ぶ考え方のことで、守・破・離って書くんですけど……。

陳内・野口・本田・赤澤:おお〜っ。

宮崎:その精神でやり遂げました。

宮崎 湧

宮崎 湧

赤澤:……じゃあ僕も……守破離で。

陳内・宮崎・野口・本田:(爆笑)。

赤澤:(笑)。僕はこんなに人生の中で「にゃ・にぃ・にゅ・にぇ・にょ」を言うこともなかったので、やっぱり難しかったですよね。

本田:いやぁ、あれ、すごいよ。

赤澤:湧も僕も、曲の速さに言葉の多さ、発音とでどうしても言えないポイントが1箇所ずつあって、相当テイクを重ねて録りました。僕は「♪ほらにゃんだか」がマジで言えなくて(笑)、2〜30回はやったと思う。でも先に録った湧の歌を聴きながら歌わせてもらってたから、湧が言ってたように僕も公演の時の感じを思い返したり、あと湧のシロを……あれ、今でもスマホの待ち受けになってるんですけど(笑)、その姿を見ながらレコーディングしました。楽しかったです。

ーー3曲目は雄々しい海賊たちの『進め!パイレーツ』(スカイ:斑鳩三角&ヘンリー:向坂 椋)。メドレーの締めですね。

本田:これは……2人でカラオケ行ったよね〜っていう思い出があります。

野口:はい。一度。

本田:1回だけだっけ? でもすごく鮮明に記憶にあって、そこでフルコーラス歌ったんですよ。もうすっごい前、公演前に「ふたりで歌ってみようよ」って行ったんですけど、あの時の歌唱は今のベースになっていて。あれ以来でしたからね、こうしてフルで歌ってレコーディングするの。

陳内:ひたすらカッコイイナンバーだよね。

ーー三角も椋もこの劇中劇でこれまで見せてなかった顔を披露し、ふたりの役者としてのポテンシャルを刻みつけてくれました。

野口:いつも原作のある2.5次元舞台の時は、歌もそのキャラクターに寄せて表現するんですけど、自分と椋は違うところが多くて……似てるところもあるんですけどね、歌い方も声の高さも全然違うので難しかった。で、いつもは“椋み”を強く意識してるんだけど、この曲に関しては椋みが強すぎると世界観と合わなくなっちゃうのでちょっと悩んでたんです。それで思い出したのが夏組単独公演(SUMMER 2019)の時のお芝居。一回、椋を意識し過ぎずに演じたらすごい良くなった時があって、歌でもそうなのかもしれないなって思ったんです。だからここもいけるはずと思い、ちょっとカッコ良さを強めに歌ってみました! フフッ(笑)。

本田:いやぁ、その夏組単独公演の準がすごく良かったのでね、僕はただただそこに引っ張ってもらったなぁってイメージですよ。

野口:歌は好きだけど得意ではないので……ゲームの椋の声を担当する山谷(祥生)さんは、ホントにどこまでも高く出るんじゃないかってくらいなので、そこは……原作の椋があれだけ夏組の中で頑張ってるんだから僕も頑張んなきゃって。届かないところ、僕の苦手な部分だけど、そこをうまいことブチかましたいなって思っていた気持ちもすごい思い出して頑張りました。

野口 準

野口 準

ーー本公演の感動が蘇る、夏組の幅の広さを再確認させてくれるメドレー。そしていよいよラストナンバーは5人で歌うM8『MANKAI☆開花宣言』。

陳内:久々に歌いましたね。初演(SPRING & SUMMER 2018)のカーテンコールでやって……。

本田:凱旋公演で歌ったんだよね。

赤澤:でもまぁもう非常に耳馴染みのある歌ですし、それを改めて夏組だけで歌ってっていうのは、やっぱり嬉しいよね。

本田:そうだね、これを5人で歌えるっていうのはめっちゃイイよね。

野口:僕は礼生ちゃんとトモちゃんが録った後に歌ったんですけど「♪焦らないで見ててね」 と「♪少しくらい大目に見てね」のところをメロディじゃなくてそれぞれのキャラでやってて、それ聴いてもう「めっちゃイイわ。好き!」ってなっちゃって。

赤澤・本田:ハハハッ(笑)。

ーーそこはそういう指示が?

本田:僕は……多分三角は2番、真面目に歌わないだろうなぁと思ったので(笑)、Yuさんにもそれを話そうと思ってたら、トモちがもう先に遊んでた。

赤澤:えっ、じゃあ僕はどうだったんだっけ? うーん……一成はいつもわりと語尾を気をつけてるんで……それでああいう感じになったのかなぁ。

本田:春組のシトロンもだけど僕ら飛び道具系のキャラは、遊ぼう遊ぼうとするから(笑)、おそらくトモちも自分で考えてたんだと思うよ。本番は夏組カラーでもっといろいろできちゃいそうだけど。

本田礼生

本田礼生

赤澤:だね。各組みんな歌うからこそ、歌うほどにそれぞれのカラーにはなっていくだろうね。

宮崎:「これぞ『A3!』」っていう曲。自分はそもそも、たまたま見たアプリのCMでかかってたのが印象的で覚えてたんです。だからこの曲は個人的に一番最初に『A3!』に出会った入り口。それを自分が歌っていると改めて「自分はこんな素敵なMANKAIカンパニーの一員なんだな」って感情が大いに動きました。今までの歩みを踏まえ、初演とは違う振る舞いの歌い方ができたと思います。

陳内:僕は自分のレコーディング史上初、この『MANKAI☆開花宣言』を歌った時にブースがめっちゃ盛り上がっててさ。スタッフさんたちが「めっちゃイイ! めっちゃイイ!」ってなって、最後大笑いして止めたっていう出来事がありまして。

宮崎・本田・赤澤:へえぇ〜。

野口:「最高過ぎ!」ってこと!?

陳内:うん。『MANKAI☆開花宣言』、自分、相性イイっス(ドヤ)。

宮崎・野口・本田・赤澤:(笑)。

ーーエーステでの歴史も振り返りつつ、最新型の夏組をギュッと詰め込んだアルバムになりましたね。秋のライブでのパフォーマンスも待ち遠しいです。

野口:おそらく夏組単独公演が盛大にフラッシュバックするだろうライブだし……ある種、試練というか、ここを乗り越えてこの先に繋がっていくための大事なライブだとも思う。でも5人の関係性がより深いところまでいけてるので、今まで夏組としてぶつかった壁みたいなものにはもうぶつかることもなく……いや、壁は来るけどすぐに打ち破れるくらいの僕らでいたい。もう一個上を目指したいなってすごい思います。お客様もすごく久しぶりの夏組だと思うし、演劇に触れる機会もなかなか難しいこの時期に僕らのライブを観て希望を感じたり、演劇の可能性みたいなモノを受け取って欲しいなぁ。ブチかましていきますよっ!

宮崎:これからの毎日がこのライブのためにあるような気がしてて……怖くもあり、今までずっと5人でいたから大丈夫っていう安心感もありながら、ここでまた最大の山を5人で協力して手を取り合って登ることになるんでしょうね。ゲームをしにいくっていう言い方があっているかどうかわからないけど、物語に飛び込んでいく、人生丸ごと物語になる……稽古期間中もですし、本番中ももちろん、自分じゃない自分になれる感覚に身を投げ出して、役者としても勝負していきたい。『A3!』は世の中を変えられる素敵なコンテンツ、自信を持ってチャレンジしていきます。

赤澤:この5人でもう3年。お客さんにどう見せるかというよりは、僕はまず「5人でこうありたい」というビジョンがあって。今、面倒臭いこと、大変なこと、本当にいろいろあるんだけど──「とにかく楽しもうよ」って思うんです。あの、夏組自体が……これ言いたくないけど言いますが、ホント大変で(笑)、振りとか歌とかなんかもうすごい密度なんですよ! 一個一個の動きもデカイから体力的にもかなり大変なんですけど、そういうこともひっくるめて5人で共有して「マジしんどいよね」って言い合うだけでもいいし、それすらも楽しんで、それで出来上がったモノを監督ちゃんたちと一緒に分かち合えたら、すごい思い出に残る公演になるんじゃないかなぁと思っていて。今までもそうだったけど、さらに楽しむことを大事にできたら僕は嬉しい。あとやっぱり客席とコーレスができたらなぁって。そこが一番の希望ですね。一日でも早く平和な世の中になって欲しい、みんなで楽しめるライブができる日が来て欲しいって、願っています。

赤澤 燈

赤澤 燈

本田:おんなじです。ホントおんなじこと言おうと思ってた。

赤澤:おっ。

本田:しんどいっていうのも……そもそもライブと舞台って作り方が違うんですよね。振り数も多いし、歌詞を覚えて、フォーメーションを覚えてっていう“モノ”を入れていく作業が舞台よりも多いんですよ、物量的に。まず自分たちで解消していかなきゃいけないことが待ってて、そういう全部をしっかりやった上で、ちゃんとみんなで楽しみたいよねって思うから……。

ーーたどり着くところはシンプルに「楽しい」でありたい。

本田:ですね。あと最近思ったんですけど、単独公演以外だと本公演でも数人ずつの参加なので、長くやっているとはいえ夏組が揃わない時期も結構あるんですよね。で、この前の『Film Collection 2021 in Tachikawa』で久しぶりに5人揃って並んで立った時に「ちょっと箔がついてきたなぁ」と(笑)。

陳内・宮崎・野口・赤澤:(笑)。

本田:5人が揃ってることにワクワクしたんですよ、僕。5人が揃ってて、役割ももう自然とできてて、「あー、この5人で次はライブできるんだ」って俯瞰で見れた時に自分自身の気持ちがすっごく上がった。そういうワクワク感、夏組が5人揃ってちゃんとキャラクターとして立った時にこの3年で増した深みがしっかり出るんじゃないかなぁって、自分で期待しちゃってる。なので、そういうところもぜひ楽しみにしていただけたらなぁと思います。

陳内:夏組単独公演の時とかみんなによく言われたのが「なんで最年長のお前が一番元気なんだ」(笑)。それくらいの体力バカな僕でも今ちょっとビビってるくらいなんです、5人でライブを創らなきゃいけないってことに。体力的にも時期的にも様々なチャレンジのある企画であるのも明らかだしね。でもみんなが言うように自分たちが「楽しむ」っていうのと……僕らの太陽はきっと監督でありお客様でありお互いでもあると思うから……。僕のソロ曲で言ったら「あいつらは真夏の太陽」であり「こっちを見てる向日葵」でもありってね。そうやってお互いに個々が太陽になったり向日葵になったり、時には養分になったりっていう関係性で一緒に寄り添っていられる空間にしたいですね。僕らもそんな思いを持って稽古するし、本番中になにかハプニングがあったとしてもきっと誰かが誰かのために生きれる人たちだと思うから、そこはもう何も心配してません。ライブ、総じて楽しみっ! ぜひぜひ楽しみにしていてください!!

(上段左から)本田礼生、赤澤 燈(下段左から)宮崎 湧、陳内 将、野口 準

(上段左から)本田礼生、赤澤 燈(下段左から)宮崎 湧、陳内 将、野口 準

 

Hair&MAKE:
小林純子  ※陳内 将、宮崎 湧
寺田英美(e-mu)※野口 準、赤澤 燈
藤原真生(e-mu)※本田礼生

Stylist:岡本健太郎

取材・文=横澤由香  撮影=池上夢貢

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人気小説家×豪華声優陣による新感覚朗読舞台『池袋裏百物語 明烏准教授の都市伝説ゼミ』の公演&生配信が決定した。 2021年9月11日(土)・9月12日(日)の2日間、池袋・Mixalive TOKYOのTheater Mixaにて開催。会場チケットはイープラスにて8月14日(土)より販売開始。

出演は、天﨑滉平・梅原裕一郎・榎木淳弥・梶原岳人・狩野翔・熊谷健太郎・下野紘・土岐隼一・西山宏太朗・林勇。公演後には、キャスト登壇によるアフタートークも予定。

●2021年9月11日(土)

13:00/梅原裕一郎・熊谷健太郎・土岐隼一・西山宏太朗・林勇
18:00/梅原裕一郎・熊谷健太郎・土岐隼一・西山宏太朗・林勇

●2021年9月12日(日)
13:00/天﨑滉平・榎木淳弥・狩野翔・下野紘・林勇
18:00/天﨑滉平・榎木淳弥・梶原岳人・狩野翔・林勇

小説家・紅玉いづきによる書き下ろしオリジナルストーリーと、「小説現代」8月号特集『百物語、 あといくつ?』に掲載されている百物語をコラボした新感覚朗読舞台で、暑い夏にひんやりとした怪談を、声優たちの美声の朗読劇で楽しむことができる。

【コメント】紅玉いづき

小さな頃から怪談が好きでした。漫画で描かれた「学校の怪談」を回し読みしたり、不気味なおまじないで盛り上がったり、思春期ともなれば、少し思い詰めて友達と話をしたり……。そういうすべてを、「楽しかったこと」として記憶の箱にいれてきましたから、大人になっても、近所で怪談イベントがあったら友達と誘い合って参加してみたり、その中で、「もっと上手く話せるネタがあるから私に話させて欲しいな……」と思ったりしていました。
やっぱり怪談は、ひとがひとに話すこと、が一番面白いと思います。
ですので、今回こうした企画に呼んでもらえたこと、不安や緊張もありますが、ただただ楽しみばかりです。
幽霊を信じているか?と聞かれたら、あんまり信じてないから好きなのかも、と答えてしまう私ですが、そんな私が信じる亡霊のこと、を書きました。
なかなか落ち着かない世の中ですが、そんな世の中だからこそ、この話を誰かに物語って欲しい。そう思って。
幽霊と呪いの話ですが、同時に、心と魂、そして祈りの物語です。
様々な形で用意していただきます。この夏の終わりに、どれかを受け取ってもらえたら、嬉しいです。

『池袋裏百物語 明烏准教授の都市伝説ゼミ』とは

●イントロダクション

生放送中に本物の怪奇現象が起こると話題の配信「池袋裏百物語」。今夜、この劇場で百話目が語り終えられたとき、一体何が起きるのか。

●あらすじ

インターネット上の“呪い”を蒐集している「都市伝説ゼミ」の明烏准教授と助手の久陽のもとに、山本と名乗る男が訪れた。山本は、ダッカという配信アプリで人気の「池袋裏百物語」の配信主・エドにかけられた呪いを解いてほしいという依頼を持ちかける。エドの配信が、数年前に実際にあった「池袋百物語」の再現であることに興味を持った明烏は、百話目が語られるという劇場に向かうが――。

●キャラクター紹介

江戸:「池袋裏百物語」の語り部。ダッカ―の人気配信者。
明烏:「都市伝説ゼミ」の准教授。インターネット上の“呪い”を蒐集している。
櫻庭:金に汚いプロデューサー。江戸の語りに目をつける。
久陽:明烏の助手。ネット文化に疎い。
山本:江戸の熱狂的なファン。彼にかかった呪いを解いてほしいと明烏に頼みにくるが……。

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2021年11月明治座にて、舞台『本日も休診』が上演されることが決定した。

本作は、実在した医師・見川鯛山による人気エッセイ「田舎医者」シリーズを下敷きに書き下ろす新作喜劇。昭和40年代の那須を舞台に、個性豊かな登場人物たちの交流をユーモラスに描いており、人が人を癒やすこと、人がすこやかに生きることの意味を人情たっぷりに問いかける。

診療開始はいつも午後から。「本日休診」の札を出して趣味の釣りに出かけてしまうこともたびたびという、やる気のない医師・見川鯛山。「ヤブ医者」と陰口を言われる事も多いが、本当は人間愛に溢れた優しい人物。そんな鯛山先生を演じるのはテレビや映画、舞台に幅広く活躍する柄本明。その妻・テル子役にミュージカル界のトップを走り続け、本作が明治座初出演となる花總まり。そして、村の警察官・茶畠巡査役に、シリアスからコミカルまで多彩な役柄を演じ分ける笹野高史、ホテルの主人・楠田役には、喜劇俳優として第一線で活動を続ける佐藤B作が決定。盟友ともいえる柄本、笹野、佐藤のベテラン3人が、長い年月を経て久しぶりに本作で集結する。
さらに、若い巡査・柴田役はミュージカル俳優としても活躍する渡辺大輔。ダブルキャストとして香織役を務めるのは、精力的に舞台への出演を重ねる能條愛未中島早貴。変わり者の農家・蚕吉役には、独特の存在感を放つベンガル。ベテラン看護師の宮本さん役には、名バイプレーヤーとして名高い松金よね子が出演する。
脚本は、舞台を中心に名作を生み出してきた水谷龍二。演出は、ストレートプレイからミュージカルまで、ジャンルをこえて多くの作品を手がけるラサール石井が挑む。

また、公開されたビジュアルには、澄み渡る那須高原の大自然を背景に記念写真におさまる鯛山先生と村人達の姿が。どこか懐かしさを感じるような、心あたたまる作品の世界感を表現している。

本作の笑いに満ちた、心あたたまる物語に期待しよう。

【STORY】
時は昭和、高度経済成長期の頃。那須高原のてっぺんにある診療所には今日も「本日休診」の札が下がっている。診療所の主は見川鯛山センセイ。時々コワいがとびきり美人な年下の奥さん・テル子に支えられ、医療に身を捧げ……てはいない。釣り好きで本業なんかそっちのけ、喧嘩友達の茶畠巡査たちにはヤブ医者と馬鹿にされている。一方、診療所に集まるのはお調子者のホテルの主人・楠田や変わり者の農家・蚕吉などベテラン看護婦の宮本さんも手を焼くおかしな連中ばかり。
田植えの季節、若い柴田巡査が駐在所に赴任し、東京から来た香織も診療所の仲間に加わった。田舎の町にも新しい風が吹き、やがて夏へ、秋から冬へ。次々起こる騒動の中、センセイは那須の大自然のように人々に寄り添う……。

原作の見川鯛山とは

その生涯を地域医療に捧げ、地元の人々を愛し、愛された医師・作家の見川鯛山(本名・見川泰山)。1942年無医村であった那須高原で「見川医院」を開業すると、貧しい人々に心を寄せ、熱心に往診を続ける。一方で、作家・獅子文六との出会いを機に文筆業を開始し、1964年刊の「田舎医者」を皮切りに、雑誌連載をまとめた書籍を多数出版。1979年には、田舎医者シリーズを原案にした人情味あふれるテレビドラマが故・森繁久彌を主演で放映。素朴で大らかなユーモアに満ちた私小説的な短編は「医療もの」の枠を越え、今なお多くの支持を集めている。

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株式会社マザーエンタテイメントが運営するライブイベントスペース「STUDIO COAST」が、 借地契約満了に伴い2022年1月をもちまして閉館となることがわかった。あわせて、 株式会社アゲハプロダクションズが企画・運営をおこなうクラブイベント『ageHa』も、 同施設での活動を終了する。
 
STUDIO COASTは、2002年の開業以来、 昼間はライブハウス・多目的ホール、 夜間はオールナイトイベント『ageHa』として、 約20年の間で5,000本以上のイベントが開催され、 延べ700万人以上が来場するなど、 これまで国内外問わず多くの観客が入っていた。

閉館までのイベント情報や今後のお知らせについては、 各種オフィシャルサイトやSNS等で、随時告知。ageHaの今後に関しては、 場所を問わずクラブイベントとして、 新しいイベントやプロジェクトをご提供できるよう進めていくとのこと。

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2021年9月4日(土) ~2021年9月12日 (日)新宿シアタートップスにて、朗読劇『トップスまで、あと5秒!』が上演される。

今回、シアタートップスのオープニング作品として上演するのは、舞台『ダブルブッキング!』の朗読劇。舞台『ダブルブッキング!』とは、シアタートップスと紀伊國屋ホールを同時に開演し、キャストが劇場の外を走り両劇場を往き来して作品を成立させた作品だ。

本朗読劇は、演劇界で語り草となっている奇跡の出演者二劇場往復同時出演公演『ダブルブッキング!』の真相を描いたリーディングドラマで、あの走り回った臨場感を男優2名、女優1名の計3名のキャストによる朗読劇という形態でおくる。

作・演出は、堤泰之。出演者は【Aチーム】株元英彰、糸原舞、西ノ園達大。【Bチーム】谷佳樹、難波なう、柏進。【Cチーム】三好大貴、常松花穂、渡部将之。【Dチーム】平山佳延、宮原理子、奥田努 。【Eチーム】久保田秀敏、日比美思、水谷あつし。

最終日に出演する久保田秀敏は現在公演中のミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.3 -ホワイトチャペルの亡霊 -をはじめ、数々の人気舞台に出演してきており、本作の演出を手掛ける堤作品の常連。また、同じく最終日に出演する日比美思は手塚治虫原作のマンガ『陽だまりの樹』の舞台作品でヒロインおせき役を務めたほか、数々の映画やドラマに出演。舞台『バレンタイン・ブルー』で堤作品に初参加し、久保田とも共演を果たしている。

この度、久保田、日比よりコメントが届いた。

久保田秀敏 コメント

久保田秀敏

久保田秀敏

役者という仕事をしながらも、昔の劇団の事やお芝居の事はまだ全然知らない事が多々あります。
こんな面白いことがあったんだということを、この朗読劇で全力でお伝えしたいと思います。

日比美思 コメント

日比美思

日比美思

新宿シアタートップスの再開おめでとうございます。
朗読劇は初めてで、トップスの板の上に立つことも初めてなのですごく嬉しくて、台本を読みながら今からドキドキしています。
食らいつくような気持ちで、エネルギー溢れる朗読劇を精一杯お届けしたいです!

【ストーリー】
シアタートップスでは劇団デニスホッパーズ、紀伊國屋ホールでは劇団天空旅団が同じ日、同じ開演時間で初日を迎え、2時間後に両劇場の幕が上がろうとしていた。
そんな折、劇団デニスホッパーズの公演が急きょ中止となった。舞台はすべてバラされ、劇団員やスタッフ達は帰ってしまった。その理由は、主宰・柏木幸太郎が前代未聞のシアタートップスと紀伊國屋ホールの両方の公演に出演するというダブルブッキングを企てていたことが発覚したからだった。
柏木は紀伊國屋ホールでの天空旅団の最終稽古を終え、シアタートップスに戻ると、そこには誰もいなかった。密かに進めていたダブルブッキングの計画がバレた!しかし柏木はめげない。このダブルブッキング、絶対にやり遂げてみせる!とまた紀伊國屋ホールに戻った。
柏木の彼女であり、劇団の主演女優でもあり、制作でもある豊原仁美は柏木のダブルブッキングが絶対に許せなかった。公演の後処理もしなければならず、シアタートップスに戻るとそこでは紀伊國屋ホールにいるはずの天空旅団の役者達が乱入し、柏木につかみかかり、大喧嘩となっていた。
いわゆるアングラと呼ばれる天空旅団は、どんなセリフでも絶叫するという今の演劇界においては完全に時代遅れであり、観客動員もままならない。しかし彼らには彼らなりの信念があり、演劇人の生き様として柏木のダブルブッキングが許せなかった。
今、トップを走り続けている劇団だと自負していた柏木のダブルブッキングの企みはついえた。しかし、時代遅れであるが故の天空旅団のおかげで豊原や劇団の仲間たちとの絆を改めて感じることができた。柏木の胸を刺したのは、それはシアタートップスの歴史であり紀伊國屋ホールの歴史であった。
天空旅団の座長・チャーリー若松は柏木に言った。「役者が劇場を選ぶんじゃない。劇場が役者を選ぶんだ」

 

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声優・アーティストのMachicoが2021年10月より放送開始予定のTVアニメ『幻想三國誌 天元霊心記』のOPテーマを担当することが発表された。

TVアニメ『幻想三國誌 天元霊心記』 (c)2021 USERJOY Technology CO.,LTD./「幻想三國誌」製作委員会

TVアニメ『幻想三國誌 天元霊心記』 (c)2021 USERJOY Technology CO.,LTD./「幻想三國誌」製作委員会

『幻想三國誌 天元霊心記』は、台湾のUserJoyTechnology社が開発した中国の四大古典小説のひとつである「三国志」の世界観と幻想的なファンタジー要素を融合させたRPGゲーム『幻想三國誌』が原作となる作品。

Machicoが担当するOPテーマ「ENISHI」は、作詞をミズノゲンキ、作曲・編曲を睦月周平が手掛け、オリエンタルな雰囲気の漂う、Machicoの新境地を開く1曲となっているとのこと。

更に、9月4日(土)にはファンクラブイベント「Machico FUNFAN EVENT 4」をオンラインで開催することも発表された。全2公演で開催され、第1部は誰でも参加可能、第2部はオフィシャルファンクラブのZO≒NA会員限定とのことなので、ファンは事前に申し込んでおきたい。

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BOYS AND MENが2021年8月21日(土)から9月12日(日)までの間、MAGNET by SHIBUYA109  6F SESSION’Sにてイベント『BOYS AND MEN SUMMER FESTIVAL』を開催することが決定した。

このイベントでは、ボイメンオリジナルのアミューズメント屋台が登場し、射的、輪投げ、サイコロなどのゲームが楽しめるほか、フォトスポットの設置や、SUMMER FESTIVAL限定グッズの販売も予定している。詳細はオフィシャルサイトを確認しよう。

『BOYS AND MEN SUMMER FESTIVAL』

『BOYS AND MEN SUMMER FESTIVAL』

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2021年12月6日(月)~12月30日(木)PARCO劇場にてPARCO PRODUCE2021 音楽劇『海王星』が上演されることが決定した(大阪/富山/仙台/名古屋ほか地方公演あり)。

『中国の不思議な役人』(1977)『青ひげ公の城』(1979)をPARCO劇場に書き下ろし、演出するなど、PARCO劇場とゆかりの深い寺山修司。近年もパルコ・プロデュース作品として、数多くの寺山作品が上演されてきた。そしてこの度上演されるのは、寺山が「天井棧敷」結成前、1963年に書いた未上演の音楽劇。

本作は、主人公・猛夫、その父・彌平、彌平の婚約者・魔子の3人をめぐる悲恋の物語。出港しない船上ホテルを舞台に繰り広げられる、父と息子と父の婚約者の甘く哀しい祝祭劇だ。寺山の詩的な音律が映える台詞と、想像力をかきたてる魅惑的で怪しい登場人物によって彩られる世界は、まさに「寺山ワールド」の原点といえる。

手前左より 1列目 松雪泰子、山田裕貴、ユースケ・サンタマリア 2列目 大谷亮介、清水くるみ、伊原六花、中尾ミエ 3列目 眼 鏡太郎、坪井木の実、内田慈、野々山貴之、山岸門人 4列目 澤魁士、佐藤誓、冨永竜、白木原しのぶ 5列目 小山雲母、金井美樹、片桐美穂、吉井乃歌、志磨遼平、島ゆいか

手前左より 1列目 松雪泰子、山田裕貴、ユースケ・サンタマリア 2列目 大谷亮介、清水くるみ、伊原六花、中尾ミエ 3列目 眼 鏡太郎、坪井木の実、内田慈、野々山貴之、山岸門人 4列目 澤魁士、佐藤誓、冨永竜、白木原しのぶ 5列目 小山雲母、金井美樹、片桐美穂、吉井乃歌、志磨遼平、島ゆいか

主人公・猛夫を演じるのは、大ヒット映画『東京リベンジャーズ』など注目度&人気爆発中の山田裕貴、PARCO劇場『藪原検校』での好演も記憶に新しい松雪泰子が魔子を、そして彌平を2015年の『タンゴ・冬の終わりに』以来のPARCO劇場出演となるユースケ・サンタマリアが演じる。悪魔的少女そばかすに清水くるみ、猛夫を慕う那美を伊原六花とフレッシュな若手俳優が名を連ね、さらに実力派の中尾ミエ大谷亮介らが共演する。

そして演出を手掛けるのは、今もっとも勢いにのる演出家、眞鍋卓嗣。昨年、第55回紀伊國屋演劇賞 個人賞及び、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した眞鍋は、今作がPARCO劇場初進出。また作曲を手掛けるのは、志磨遼平(ドレスコーズ)。舞台音楽は『三文オペラ』(2018年)、『人類史』(2020年)につづく3作目となるが、かつて「毛皮のマリーズ」として活動し、寺山修司からの影響を大きく受けた志磨による楽曲と、寺山の言葉の奇跡的な出会いの瞬間は見逃せない。今回はドレスコーズの生演奏による上演となる。

演出の眞鍋卓嗣、出演の山田裕貴、松雪泰子、ユースケ・サンタマリアのコメントが到着した。

■眞鍋卓嗣 (演出)

この戯曲をはじめて読んだ時、「天井棧敷」創立前の作品ということもあってか、確かに寺山修司だけれども寺山修司じゃないような、そんな感想を持ちました。
本家寺山ワールドの偉大さを感じながらも、天井棧敷への道を辿らなかったかも知れないもうひとつのオルタナティブな道を模索するつもりです。
山田裕貴さんはじめ魅力的なキャストの皆さん、志磨遼平さんの楽曲と共に現在の私たちのエンターテイメントを目指したいと思います。

■山田裕貴

舞台の出演が決まるたび、まだ舞台経験が少ないからでしょうか、独特の緊張感に包まれます。
音楽劇ということで、歌もあり、そして、贅沢な生演奏の音に包まれる中で、その音の力を借りながら世界に没入したいです。
灰上猛夫という男を生きるにはかなり心や魂をすり減らすことになるだろうなと。愛とはなんなのか、人間は生まれながらに愛情というもの追い求めて、生きていますが、愛を追い求める人間たちはどのように削られ、どのような人生を辿るのか、そんな物語をぜひご覧ください。
このようなご時世ではありますが、ぜひ、愛の物語を生で感じていただきたいです。
PARCO劇場でお待ちしています。

■松雪泰子

寺山修司さんが「天井棧敷」結成前に書き下ろされた幻の音楽劇『海王星』、このたび初演になります。
今は、寺山ワールドを体験できる喜びにあふれています。
半世紀以上を経た今、寺山さんが生きた時代とは、異なる時代を生きる我々が生み出す『海王星』がどんな世界に立ち上がるのか。キャストの一人として、今から楽しみでなりません。幻想的な世界観を劇場で体感していただく観客の皆様の五感に、いやそれ以上の感覚に届く作品になりますよう稽古に励みたいと思っております。
この度、演出家の眞鍋さん、そして音楽を担当される志磨遼平(ドレスコーズ)さん、皆様とのコラボレーションも、とても楽しみにしております。
2021年12月、PARCO劇場今年最後の上演になります。劇場にてお待ちしております。

■ユースケ・サンタマリア

寺山修司作品に飛び込むのは2度目です。
一度目は映画でした。
今でも強烈に覚えている。
暑い熱い夏の日々でした。
因みに山田裕貴君も出演しています。
そして、今回2度目の寺山作品。
それも舞台上で生身で演じ、歌う、、、
勝手に不思議なご縁を感じて震えます。
今回は飛び込むというより、
浅瀬からゆっくり深く深く潜ってゆく、、、
そんなイメージでいきます。
是非、PARCO劇場でお待ちしていますね。
ブーストを2段階 上げます。

あらすじ

舞台は、戦艦の船底にある「北海岸ホテル」。
嵐で船出を先延ばしにされた怪しげな人々が集まり、かりそめのパーティーに興じている。
主人公・猛夫は一人落ち込んでいる。父、彌平の乗る船が嵐で難破し死んでしまったのだ。
悲しむ猛夫のもとに、父と再婚し、義母となるはずだった魔子が現れる。
彌平の思い出を語り合う内に惹かれ合う猛夫と魔子、しかし、死んだはずの彌平が、生還したことにより、悲恋へと舵を切る。恋仇となった仲の良い親子、さらに猛夫を慕う那美と悪魔的少女そばかすの存在が、3人の恋慕を悲劇的に加速させる。そして、魔子の心は揺れるまま、彌平との結婚式を迎える。物語は、この5人を軸に、ブルースを唄う老婆や昆虫採集の少女たちなど寺山修司的な登場人物が現れ、様々な心情を唄い踊り、物哀しい祝祭劇を彩っていく。

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2年振りに南座にて上演される『九月南座超歌舞伎』が、日本ならびに世界11か国でオンライン配信されることが決定した。

超歌舞伎とは、2016(平成28)年より、「ニコニコ超会議」の中で上演を重ねている全く新しい歌舞伎公演。歌舞伎俳優として、舞台をはじめ、映画・テレビと幅広い分野で活躍する中村獅童と、バーチャルシンガーの金字塔として世界をまたにかけて活躍する初音ミクが競演する話題作となる。

歌舞伎発祥の地・京都に建ち、400年以上の歴史を紡ぐ南座公演ならではの超歌舞伎公演に期待が高まる。

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2021年8月22日(日)に、神田連雀亭(以下、連雀亭)の寄席がオンライン配信される。今年5月より月1回のペースで開催している配信コンテンツだ。視聴チケットの購入により、午前11時30分からの「ワンコイン寄席」と、13時30分からの「日替り昼席」を通して視聴でき、イープラス「Streaming+」では2週間のアーカイブ視聴が可能となる。連雀亭は、若手の落語家、講談師、浪曲師たちの勉強と活躍の場を提供するべく、そして地域を盛り上げることを目指し、2014年に神田須田町(旧称:連雀町)に開設された。連雀亭のオーナーの加藤伸氏は、「ここは若手のためのトレーニングの場」だという。

コロナ禍をきっかけに、落語のオンライン配信は急速に広まった。今では個人レベルの配信からホール落語の配信まで、多様なコンテンツが視聴できる中で、連雀亭のオンライン配信寄席には、どのような特色があるのだろうか。講談師の宝井梅湯、落語家の柳家小んぶ三遊亭天歌三遊亭遊かり、そして加藤さんに話を聞いた。

■ふだん通りの連雀亭の寄席を

ーー2021年5月より、月1回のオンライン配信が行われています。梅湯さんは5月と7月に出演されました。

梅湯:いつもと違ったことと言えば、配信のお客様に見ていただきやすいよう、ふだんより、客席の照明を少し落としたこと。高座に上がると飛沫感染防止のためのアクリル板に、自分の顔がより映るようになりましたが(笑)、それ以外は通常どおりです。いつもの連雀亭の寄席をご覧いただけたと思います。

講談師の宝井梅湯

講談師の宝井梅湯

ーー落語の配信が広まり、1年が過ぎました。

小んぶ:はじめの頃は、落語をしながら「自分、何やってんだろう」という気持ちになったこともありました。今は、何も思わなくなりましたね。配信であることを忘れて、落語に夢中になれたらいいですよね。連雀亭の配信は、ここにお客様を入れてやります。その様子を配信するので、ふだん通りの寄席をご覧いただけるんじゃないでしょうか。無観客の配信は、手ごたえのなさが半端ないですから(一同、笑いながら大きく頷く)。

梅湯:少しでもお客様がその場にいてくださって、笑い声があった方が、演者としてやりやすいだけでなく、視聴してくださる方も楽しみやすいと思いますよ。

ーー小んぶさん、天歌さん、遊かりさんは、8月の配信に出演されます。

天歌:私は九州出身ですが、今は落語会のために地方へ足を運ぶことが憚られます。そんな時期に、神田から全国へ発信できるのは、価値があることだと思います。配信でしか聞けないお客様のことを考えると、ひとつのやり方として、今後もあっていいですよね。

三遊亭天歌

三遊亭天歌

遊かり:うちの師匠・三遊亭遊雀は、「カメラの向こうにお客様がいることが想像しやすくなってきた」と言っていますね。それは私も感じます。カメラの向こうにアリーナが広がっていてお客様がいて……みたいな(笑)。また私自身、ゼロからはじめて配信作業もするようになり、「一度はじめたなら、やり続けたほうがいいのだろう」と感じます。配信を待っていてくださるお客様ができていくからです。

■連雀亭オンライン寄席でみられるもの

ーー連雀亭がオンライン配信する「ワンコイン寄席」と「日替り昼席」は、協会や流派を超えて二つ目の落語家さんが登場します。

天歌:それって画期的なことなんです。落語に関しては、おとなの事情があってそれぞれの協会ができあがりました。だから寄席の定席は、協会ごとに興行を行います。でも連雀亭では、コンピューターでランダムに顔付けを決めます。顔付けって、通常は席亭が集まって決めるものですよね?

加藤:そう。でも僕はそこには、一切口を出しません。だから席亭じゃなく、オーナーと名のるんです。

二ツ目の落語家、講談師(それに相当するキャリアの方)の中で希望者が出演している。

二ツ目の落語家、講談師(それに相当するキャリアの方)の中で希望者が出演している。

天歌:オートマチックに決めるなんて味気なく思われる方もいらっしゃるでしょうし、番頭6人で恣意的につくった番組の方が面白くなる可能性もあるかもしれません。でもそれに頼らず、演者一人ひとりの力でお客様を呼びましょうということで、今の形になっています。

梅湯:加藤さんからのアドバイスもあり、落語の4派の協会がばらけるように。番頭が1人は入るように。そして女性も入るようにしています。コンピューターで決めるのは、今、立川寸志さんの担当なのですが、配信の日だけは、出演者に連絡を取りながら顔付けしてくれて。

加藤:じゃあ、寸志の好みで偏るわけだ。

遊かり:寸志兄さんはそういう方じゃありませんよ?(笑)

天歌:この数の二ツ目が、選り好みがなくバラバラで出る。組み合わせの数を考えたら、同じ顔付けで見られる機会は早々ありませんよ。

ーー連雀亭の寄席ならば、「こんな噺家さんがいたんだ!」といった出会いに繋がりそうですね。演者さんの目線では、他の協会と集まることに学びや発見があるのでしょうか。

小んぶ:私は柳家で落語協会(以下、協会)に所属しています。すると落語芸術協会(芸協)の方や円楽一門会、立川流の方と一緒になることが少なくなるんです。同じ演目でも流派によって、登場人物、設定、オチやくすぐりが変わることもありますから、人の噺を聞けるのは勉強になりますね。また、協会の芸人と芸協の芸人は、どこか……違うんです。良い悪いではなく、どちらも落語家の形だと思うんですが、私の感覚ですと、協会の芸人は気取っていて、芸協の芸人は、コロナ禍の前なら路上でビールを飲んでいるイメージです(一同笑)。

遊かり:すみません…‥!(※遊かりさんは芸協のご所属)全員ではありません!! もちろんコロナ禍以前の話ですよ! でもまぁ、路上でビールを飲むのは芸協の体質と言われたら、否定できないかも……(笑)。

9月下席に真打昇進を控える柳家小んぶ。柳家さん花を襲名する。

9月下席に真打昇進を控える柳家小んぶ。柳家さん花を襲名する。

加藤:僕の見ている印象だと、協会の若手は行儀がいいですね。芸協の若手は……。

遊かり:本当に、すみません(一同、再び笑)。

加藤:円楽一門会は家庭的ですよ。落語立川流は、一人ひとりが自由奔放にやるイメージ。

小んぶ:加藤さん、この流れで講談の悪口もお願いします(笑)。

加藤 :講談は、まずはもっと知られてほしいよね?

梅湯:そうですね。

ーーどこも個性的なのですね(笑)。

遊かり:二ツ目って、協会が違うとびっくりするほど距離があって孤独なんです。都内の寄席では、二ツ目が上がるのは昼席と夜席の各1本のみですから、同じ協会でも寄席で会う機会は少ないし。連雀亭ができる以前の世代の師匠方は、どうされていたのか想像ができないくらいです。連雀亭のおかげで二ツ目同士が顔を合わせる機会が増えて、色んな兄さんに「今度、自分の会に出てください」「教えてください」など、お願いしやすくなりました。

三遊亭遊かり

三遊亭遊かり

天歌:ここに出ている二ツ目同士ならば、だいたいどんな芸風なのかお互いに分かりますしね。

梅湯:講談に関しても、東京には講談協会と日本講談協会がありますが、このような場がないと接点は少ないです。

ーー連雀亭は講談にも力を入れているそうですね。

梅湯:二ツ目の講談師の勉強会として、「講談きゃたぴら」を毎月17日から4日間、開催しています。この4日間も、出演する3名が、どちらかの協会に偏らないようにしています。

天歌:講談は連続ものを楽しみになさるお客様も多いですからね。その4日間は、梅湯兄さんが顔付けをしています。

ーー神田伯山先生も、二ツ目時代(松之丞時代)に、連雀亭に出られていました。

加藤:「もう連雀亭を閉めようか」と考えた時期があったんです。その時に、「閉めちゃうくらいなら、俺にやらせてよ」と言ってきたのが松之丞でした。人気になってからも気にかけてくれて、卒業(真打昇進)まで、年末の大掃除も1回も休んだことはなかった。皆がやりたがらない水仕事も率先してやっていましたよ。自分でなんとかしようという気概を感じましたね。

天歌:二ツ目同士が手を携えてやる場は希少です。それを残してくれたのが松之丞兄さんです。講談にも力を入れているのは、その精神も受け継いだところがあるんです。

■正直配信は好きじゃない

ーーこの企画は、産経新聞さんからの声掛けではじまり、配信作業は、産経新聞社さんの動画配信チームが担当されているそうですね。

加藤:産経新聞さんには儲からないことでしょう? どうしてやるの?

同席していた産経新聞の池田氏:弊社では落語事業をさせていただいています。コロナ禍の影響で若手の方々が大変だと伺い、応援になるならばと。

一同:おお~!

加藤:正直、私はね、配信は好きじゃないんですよ。本音ではね(笑)。

一同:ええーっ‼

加藤:だって、この場所に来ていただいて、ここで聞いてもらうために連雀亭を作ったんですから。寄席で出番が少ない二ツ目に活躍の場を。そして私が生まれ育った神田須田町を、盛り上げたいという気持ちから。でも、このような状況でしょう? 連雀亭には、いま番頭が6人いて、彼らが運営をしています。僕はオーナーとして場を提供するだけ。だから、6人でよく話し合ってメリットがあるならやってもいいよと言いました。

天歌:落語を配信することには、色々なご意見がありますが、噺家界隈では、配信も手段のひとつとして浸透していきました。お客様としても「連雀亭には行きたいけれども、この状況ではいけない」という方がいらっしゃいます。そんなタイミングで配信のお話をいただいたので、渡りに船だと思いました(笑)。夜の貸席も配信できないかとか色々な意見がある中で、まずは加藤さんのおっしゃるとおり、連雀亭の魅力をそのままお伝えできる、通常公演を配信しています。

加藤:私は、ここをトレーニング場だと思っているんです。二ツ目さんは、もう、噺家としてのプロですから。噺家さんは、噺だけでなくお客様に自分を知ってもらうこと、自分を売ることも仕事でしょう? その助けになると考えるなら、オンラインもありなのでしょうね。

連雀亭のオーナー 加藤伸氏

連雀亭のオーナー 加藤伸氏

ーー多くの方にオンライン配信でも、連雀亭の寄席を楽しんでいただきたいですね。

遊かり:お子さんをもつ方や、地方の方には、やはり喜ばれます。子育て中の大学時代の友人が「みたよー」なんて連絡もくれました。まず1回みてみよう、と。そして状況が落ち着いたら、いつか連雀亭に来ていただき、生で聞いていただきたい。その種を蒔くような感覚で、続けていけたらいいですね。

天歌:いま寄席では、客席でのお酒や食事に制限があったりもします。たとえば某寄席の桟敷席では、空いている時に、マナー違反だけど寝そべって聞くお客様もいました(笑)。ご自宅でならば、そのくらいリラックスして楽しんでいただけます。時間帯も場所も、ご自分の生活スタイルに合わせて楽しんでいただけたらと思います。

(左から)柳家小んぶ、宝井梅湯、オーナーの加藤伸氏、三遊亭遊かり、三遊亭天歌

(左から)柳家小んぶ、宝井梅湯、オーナーの加藤伸氏、三遊亭遊かり、三遊亭天歌

次回、神田連雀亭オンライン寄席は、8月22日(日)、その後9月12日(日)に配信の予定。

取材・文・撮影=塚田史香

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動画配信サービス「TSUTAYA TV」にて、話題の2.5次元俳優たちに密着したオリジナル配信番組「#love2.5d」(らぶにーてんごでぃー)の配信が開始された。

漫画・ゲーム・アニメなど2次元の原作を舞台化した2.5次元作品。そこで活躍する2.5次元俳優は、人気や実力から舞台だけではなく、バラエティ、ドラマ、映画など様々な方面に活躍の場を広げている。本配信では、そんな2.5次元俳優たちの1日に密着し、仕事からプライベートまで普段なかなか見られない部分を掘り下げていくTSUTAYA TVのオリジナルの番組となっている。

【公式】『# love2.5d』宮崎湧 予告編(30秒)

初回は、「ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』シリーズ」や「MANKAI STAGE『A3!』」に出演している宮崎湧のとある1日に密着。2021年7月に東京、京都にて上演される、「ミラクル☆ステ―ジ『サンリオ男子』~KAWAII Evolution~」のレコーディング風景や動画撮影現場の裏側をおくる。

 宮崎湧  (C)2021「#love2.5d」実行委員会

宮崎湧  (C)2021「#love2.5d」実行委員会

番組は、舞台の稽古風景、撮影合間のオフショットなどファン必見のレアな映像や、撮り下ろしインタビューなど盛りだくさんの内容で、ステージ上とはまた違った俳優自身の普段の表情も垣間見ることができるスペシャルな内容だ。

 宮崎湧  (C)2021「#love2.5d」実行委員会

宮崎湧  (C)2021「#love2.5d」実行委員会

また、TSUTAYA TV会員向けキャンペーンや特典なども準備されているそうなので、続報を楽しみに待とう。なお、「#love2.5d」は今後も配信リリース予定。

【宮崎湧 (みやざき・ゆう) プロフィール】
東京都出身 1995年1月25日生まれ
読者モデルから歌手、俳優へと活動の幅を広げ、2017年「『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Judge of Knights~」で2.5次元舞台デビュー。その後、舞台『大正浪漫探偵譚」、「MANKAI STAGE『A3!』」など話題作に続々出演。9月には舞台『おねがいっパトロンさま! The Stage』へ出演が決まっている。

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8月13日(金)公開の『フリー・ガイ』から、主演のライアンが一人二役で演じる“隠れキャラ”デュードの本編登場シーンとインタビュー映像が解禁された。

『フリー・ガイ』はオンライン・アクションゲームの世界を舞台に、自分がモブキャラであることに気づいたキャラクター“ガイ”の活躍を描いた映画。ある日、自身の役割に疑問を持ったガイは、ルール無用の街フリー・シティに住むガイは、クールな女性“モロトフ・ガール”と出会ったことで変化。同じことを繰り返す日々から一転、世界の危機に立ち向かうことになる。主人公のガイを『デッドプール』のデッドプール役や『名探偵ピカチュウ』のピカチュウの中の人として知られるライアン・レイノルズが演じているほか、ドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』のジョディ・カマー、をはじめ、『ジョジョ・ラビット』の監督・脚本・出演で知られるタイカ・ワイティティ、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のスティーブ役で知られるジョー・キーリーらが出演。『ナイト ミュージアム』シリーズなどのショーン・レヴィ監督がメガホンをとり、脚本は『アベンジャーズ』や『レディ・プレイヤー1』のザック・ペンと『クリスマス・クロニクル』のマット・リーバーマンが脚本を手がける。

オンライン・アクションゲーム“フリー・シティ”内で、ゲームのモブキャラとして平凡で退屈な毎日を繰り返す本作の主人公・ガイは、ある日モロトフ・ガール(ジョディ・カマー)というキャラクターとの運命的な出会いによって目覚め、ヒーローとして立ち上がる。そんなガイの行動を妨害しようと、ガイの活躍は、フリー・シティを運営するゲーム会社の社長アントワン(タイカ・ワイティティ)が差し向けるのが、開発中のゲームキャラクター“デュード”だ。映像では、顔の造形はガイとそっくりでありながら、ビルドアップされた肉体を持つデュードの活躍ぶりのほか、開発中のキャラクターゆえ、「決めセリフ!」と叫ぶやや気の抜けたシーンも公開。

 

また、“デュード役のライアン・レイノルズ”が大胸筋を動かしながら、自らの肉体についてインタビュー形式で語る場面も。毎日のプロテイン摂取や、「もうデップーのスーツは着れないけど、大事なのは成長とホルモンだ」と、寂しげに語るシーンも収められている。

『フリー・ガイ』は8月13日(金)公開。

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