轟洋介(前田公輝)と小田島有剣(塩野瑛久)の意外な共通点とは 『HiGH&LOW THE WORST X』から新場写真4点を解禁
- 2022.08.26
- 未分類
9月9日(金)に封切られる映画『HiGH&LOW THE WORST X』から、新たな場面写真が解禁された。
『HiGH&LOW THE WORST』は、『HiGH&LOW』シリーズと、髙橋ヒロシ氏による漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバープロジェクト。『HiGH&LOW』は、EXILE HIROが総合プロデュースするドラマ、配信、コミック、ベストアルバム、ドームツアーなど、複数のメディアやエンタテインメントを巻き込み展開した一大プロジェクトで、三代目 J Soul BrothersやEXILEらEXILE TRIBEのメンバーや若手俳優らがメインキャストとして出演し、山王連合会などさまざまなチームが割拠するSWORD地区での抗争を描いてきた。さらに、『HiGH&LOW THE WORST』では、企画プロデュースのEXILE HIRO、久保茂昭監督、大内貴仁アクション監督ら『HiGH&LOW』シリーズのチームが再結集し、髙橋氏と『HiGH&LOW』の脚本チームが共同で『クローズ』『WORST』の戸亜留市と『HiGH&LOW』のSWORD地区、両シリーズの主な舞台となった街が交差した世界を構築。鬼邪高と鳳仙学園の激突に端を発した物語を描いた。
『HiGH&LOW THE WORST X』では、前作に引き続きEXILE HIROが企画プロデュース。また、同シリーズのアクション監督を務めてきた大内貴仁氏はアクション監修となり、鈴村正樹氏がアクション監督に。また、これまでの全シリーズ脚本を手がけてきた平沼紀久が監督を務める。さらに、安室奈美恵、浜崎あゆみ、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEらのミュージックビデオを手がける映像作家・二宮大輔氏が総監督として初参戦。脚本は平沼監督と増本庄一郎氏・渡辺啓氏、原案・キャラクター設定を髙橋ヒロシ氏が担当する。
(C)2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会(C)髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
キャストでは、鬼邪高校全日制メンバーの花岡楓士雄(川村壱馬/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、高城司(吉野北人/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、ジャム男(福山康平)をはじめ、”泰・清一派”の泰志(佐藤流司)と清史(うえきやサトシ)、”中・中一派”の中越(神尾楓珠)と中岡(中島健)、”轟一派”の芝マン(龍/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)と辻(鈴木昂秀/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、轟洋介(前田公輝)ら計10名が続投。さらに、鳳仙学園の“鳳仙四天王”小田島有剣(塩野瑛久)、沢村正次(葵楊)、仁川英明(小柳心)、志田健三(荒井敦史)、幹部のサバカン(坂口涼太郎)も再登場し、スピンオフドラマ『6 from HiGH&LOW THE WORST』(日本テレビ)で楓士雄と激突した希望ヶ丘団地出身の基晃(森崎ウィン)が映画初登場を果たす。また、瀬ノ門最強の男・須嵜亮をNCT 127のYUTA(中本悠太)が、瀬ノ門の頭で鬼邪高を潰すためには手段を選ばない最悪の男・天下井公平役でBE:FIRSTのRYOKI(三山凌輝)が出演。天下井に仕える砂防天久ことサボテンを永沼伊久也が、津田沼をDEEP SQUADの比嘉涼樹が演じる。
また、“凶悪の武装集団”鎌坂高校と“武闘の三大神”が統べる江罵羅商業高校の面々を演じるキャスト陣として、鎌坂の氷室零二を藤原樹(THE RAMPAGE)が、鎌坂とともに瀬ノ門と連合を組む江罵羅随一の切れ者・鮫岡章治を長谷川慎(THE RAMPAGE)が演じる。さらに、陣(THE RAMPAGE)が三大神の1人風神役で映画初出演。鎌坂のガンジー役で、『仮面ライダーセイバー』大秦寺哲雄/仮面ライダースラッシュ役で知られる岡宏明が出演。鮫岡、風神とともに”武闘の三大神”として恐れられる雷神を、『東京リベンジャーズ』などの今村謙斗が演じる。
さらに、鈴蘭の中でも最強の男と恐れられるラオウ役でプロ格闘家・三上ヘンリー大智、何度やられてもゾンビのように立ち上がるタフな男・ビンゾー役で板垣瑞生、常に冷静沈着な不動のNo.2マーシー役で時任勇気が出演する。さらに、ラオウ一派最強の用心棒・孫六を八木勇征(FANTASTICS from EXILE)、鈴蘭2年で黒いマスクがトレードマークの密偵・カムイを木村慧人(FANTASTICS from EXILE)、同じく2年で強さが頭一つ抜きん出ている瀬田完介を高橋祐理(FANTASTICS from EXILE)がそれぞれ演じる。また、鳳仙学園で「次の鳳仙を背負う」ともいわれるモンジ役で堀夏喜(FANTASTICS from EXILE)が出演する。
SWORDの「O」鬼邪高校は、定時と全日に分かれるSWORD地区最凶の不良高校である。その全日制で頭を張る花岡楓士雄(川村壱馬)は、数々の伝説を持つ最強の男・ラオウをたずねて、戸亜留市にある鈴蘭男子高校を訪れていた。その頃、鬼邪高の首を狙うSWORD内の不良達は、虎視眈々とその機会を伺っていた。中でも、エンジ色の学ラン、通称“血の門”と呼ばれる瀬ノ門工業高校の頭・天下井公平(三山凌輝)は、須嵜亮(中本悠太)という最強の男の力を手に入れ、さらには、同じく鬼邪高の首を狙う鎌坂高校と江罵羅商業高校を傘下に加え、「三校連合」を築き、その勢力を拡大していく。鬼邪高の高城司(吉野北人)と轟洋介(前田公輝)は、そんな三校連合の怪しい動きをいち早く察知するも、その時は突然、訪れる。ついに、三校連合による鬼邪高狩りが始まったのだ。不意をつかれ、急襲されてしまう形となった鬼邪高の男達。圧倒的不利な状況下で、これまで己の拳一つで答えを導いて来た楓士雄は、次々に潰されていく仲間達を守り抜くことが出来るのか。
(C)2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会(C)髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
解禁された場面写真は、前田公輝演じる轟洋介と塩野瑛久演じる小田島有剣の姿を収めたもの。前田公輝演じる轟は、シリーズを通して登場している鬼邪高・全日制で事実上の実力No.1の存在。かつての鬼邪高・定時制の頭・村山良樹(山田裕貴)に挑み続ける人物だ。前作『HiGH&LOW THE WORST』では、圧倒的な実力を持ちながらも人望を得られずにいたが、村山との戦いや楓士雄(川村壱馬)との出会いによって人間的に成長し、仲間を手に入れていく姿が描かれた。一方の塩野瑛久演じる小田島は、“殺し屋軍団”鳳仙学園の四天王のひとりで、鳳仙の頭である上田佐智雄(志尊淳)の相談役的存在。前作では、金髪のハーフアップにカラーサングラス、肩からずり落ちたカーディガン姿で初登場し、「およよ」といったゆるいセリフも吐く独特のキャラクターとして描かれた。前作のクライマックスの一つである河川敷での鬼邪高vs鳳仙の大乱闘で、ふたりは激闘を繰り広げている。
(C)2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会(C)髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
(C)2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会(C)髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
解禁されたカットでは、倒した敵たちの真ん中で趣味の釣り道具を傍らににらみを利かす轟や、鳳仙の本部である道場でたたずむ小田島の姿が明らかに。『HiGH&LOW THE WORST X』では、二人に意外な共通点があることが発覚するとのこと。
『HiGH&LOW THE WORST X』は9月9日より全国公開。
source:New feed
ピエール瀧が東京23区の各区を夜中に散歩したら何が起こるのかを記録し、2012年に発行された書籍『ピエール瀧の23区23時』(産業編集センター)。そのセカンドシーズンとしてnoteで連載されている『ピエール瀧の23区23時 2020-2022』が、10月13日に書籍として発行される。
同作は全600ページ、ボリューム満点の一冊となっており、巻頭特別グラビアとして「100円自販機シリーズ」「ジャスト23時シリーズ」「銅像と瀧シリーズ」「遊具と瀧シリーズ」「やさC落とし物シリーズ」が収録されている他、同行したスタッフと行われた後書き座談会も収録されている。
なお、noteの連載では現在、23区中19区が公開されている。
source:New feed
WOWOWオリジナルミュージカルコメディ「福田雄一×井上芳雄『グリーン&ブラックス』」。2022年9月30日(金)#66放送は、10月6日(木)より日生劇場にて上演予定のミュージカル『ジャージー・ボーイズ』の稽古場をグリブラが初取材し、その模様を放送する。
ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』
ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』は、日本では2016年に初演、話題を呼び、18年に全国ツアーとして再演。さらに20年には帝国劇場での公演を予定していたが、新型コロナウィルス感染症の影響で中止となりコンサート形式で上演された。
そして今年10月、日生劇場で待望の上演が待たれる中、番組では10月の開幕に向けて熱気あふれる稽古場の様子を伝える。感染防止対策に細心の注意を払い、この人気作品の舞台裏を紹介する予定だ。取材内容の詳細については、続報に注目いただきたい。
ミュージックショーのコーナーでは、井上芳雄が今年、日本でも上演されたミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』より「Any Dream Will Do」を英語詞で歌唱。また岡幸二郎が不朽の名作、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』より「全ての山に登れ」を披露。
(中央)岡幸二郎
「グリーン&ブラックス」#66は9月30日(金)午後10時より、WOWOWプライムにて放送。「グリーン&ブラックス」を楽しむためのショート動画シリーズ「グリーン&ブラックス 居残りゼミ」#6も9月30日(金)午後10時よりWOWOWオンデマンドで配信する。
source:New feed
10月14日(金)公開の映画『耳をすませば』から、“幕間映像”が解禁された。
『耳をすませば』は、1989年に柊あおい氏が少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した青春恋愛漫画。読書が大好きな中学生の月島雫が、夢に向かって生きる天沢聖司に想いを寄せていく姿を描いた作品だ。1995年には、スタジオジブリがアニメ映画化し、地上波でもたびたび放送されてきた。新たに公開される『耳をすませば』は、同漫画を原作とした実写映画。漫画・アニメ映画で描かれた中学生時代だけでなく、10年後の物語も加えた二重構造の完全オリジナルストーリーとして描かれる。月島雫を清野菜名が、天沢聖司を松坂桃李がそれぞれ演じW主演。さらに、中学⽣時代の月島雫を安原琉那が、同じく天沢聖司を中川翼が演じる。メガホンをとるのは、『ROOKIES〜卒業〜』『約束のネバーランド』などの平川雄一朗監督。
(C)柊あおい/集英社(C)2022『⽿をすませば』製作委員会
読書が⼤好きで元気いっぱいな中学⽣の⼥の⼦・⽉島雫。彼⼥は図書貸出カードでよく⾒かける、ある名前が頭から離れなかった。「天沢聖司。全部私よりも先に読んでる。どんなひとなんだろう」。あるきっかけで“最悪の出会い”を果たした⼆⼈だが、聖司に⼤きな夢があることを知り、次第に惹かれていく雫。聖司に背中を押され、雫も⾃分の夢を胸に抱くようになったが、ある⽇聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、また必ず会おうと誓い合う。それから10年の時が流れた、1998年。雫は児童書の編集者として出版社で働きながら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていた。「もう駄⽬なのかも知れない」そんな気持ちが⼤きくなるたびに、遠く離れたイタリアで奮闘する聖司を想い、⾃分を奮い⽴たせていた。⼀⽅の聖司も順⾵満帆ではなかった。⼾惑い、もどかしい⽇々を送っていたが、聖司にとっての⽀えも同じく雫であった。ある⽇、雫は仕事で⼤きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。
解禁された幕間映像は、月島雫役の清野菜名と天沢聖司役の松坂桃李が本作の魅⼒を語るインタビュー映像と、本編映像を組み合わせたもの。本編映像では、中学⽣時代の雫と聖司の姿が映し出され、夏休みに学校の図書室を訪れる本が⼤好きな雫や、明け⽅に“あの丘”を⽬指し⾃転⾞に2⼈でまたがるシーンも登場。さらに、図書カードに”天沢聖司”の名前を⾒つけた雫(安原琉那)が「天沢聖司ってどんな⼈なんだろう」と呟くシーンや、雫に「好きな⼈いる︖」と問いかける⼣⼦(住友沙来)らのシーンを公開。また、「俺たちはずっと友達だからな」と話す⼤⼈になった杉村(⼭⽥裕貴)と⼣⼦(内⽥理央)、雫のほか、猫の⼈形・バロンへ「久しぶり」と語りかける⼤⼈になった雫、「雫は僕の太陽みたいな⼈です。だからこそ雫には夢を諦めて欲しくない」という⼤⼈になった聖司のセリフも。
インタビューでは、10年後の雫を演じた清野菜名が「中学⽣時代の⻘春というか⽢酸っぱさがすごく繊細に表れている作品」とコメントし、続く松坂は「⼦供時代と⼤⼈時代の両⽅並⾏して物語が進んでいくところが魅⼒」と語っている。
『⽿をすませば』は10月14日ロードショー。
source:New feed
ホームズシリーズの短編を上質な朗読劇として展開する、ノサカラボ 音楽朗読劇『シャーロック・ホームズ』の第2作上演が決定! 国境を越え、時代を超えて愛され続ける原作の強靭さを借り、朗読劇の新たな可能性を追求する本シリーズで、昨年の初演に続きシャーロックを演じる山寺宏一とワトスンを演じる水島裕、そして突然の閃きから本作を世に生み出した演出の野坂実が都内某所に集結。本番に向け、作品創りの面白さを語り合った。
ーーシリーズ第2弾をやるというお話が出た時のお気持ちはいかがでしたか?
山寺:懲りないな、と。
野坂:(笑)。
山寺:あ、そんなことないです。冗談です(笑)。
水島:(笑)。確か、1回目の時から「2回目があるよ」みたいな話だったような気がする。
山寺:うん。「毎年やりたい」というふうに言ってたよね。だからこうしてまたお話をいただけて嬉しかったです。
野坂:そうですそうです。ホームズの短編は50数本あるんですけど、それを10年ちょっとぐらいの企画でやりたいんだよなという話を二人にはそろっと伝えて……2回目、3回目、4回目と続けていきたいですね、と最初からそこをセットで考えていました。シャーロック・ホームズの短編をずっと朗読劇でやっている企画ってなかなかないですし、僕はこの2人の掛け合いがずっとコンビで見られたらいいなと思っていて。それで、閃いたんです。六本木の駐車場で。「ホームズは山寺さん、ワトスンは水島さん。日本の『シャーロック』はこの二人だな」ってビビビビッてきて、うわーってなって(笑)、お二人にはその場で電話して「なんか面白そうだね」って言ってもらいました。また、僕ら長年仲良くやってますけど、ちゃんとした本で、ちゃんとお客さんに恥じないものを作りたいなって話にもなって、そこに関しても「僕が演出なんで、しっかりしたものを創ります。ぜひぜひよろしくお願いします」「じゃあ、まず一回やってみよう」と。そういうスタートでした。
(左から)水島裕、山寺宏一、野坂実
ーー長期的展望の企画だったんですね!
野坂:だからそこでワトスンとホームズをこのお二人の組み合わせで……日本でたぶん一番でいけるはずだっていうキャスティングを実現できているのが、すごい僕の中で今、快進撃なところです!
山寺:もうずっと一緒に三人でやっててこんな近くにいるんだから、そこはもっと早く気づくか、気づいてもそんなに感動しなくてもいいんじゃないかなっていう気もするけど。
水島:アハハッ。ほんと、僕ら身内みたいなものだから、野坂さんに「やれ」って言われたらもう「はい」っていう感じです。
野坂:(笑)。
山寺:今年に関しては本当は僕らのユニット「ラフィングライブ」の公演もやりたかったんですけど、感染状況的にそっちは諦めて。そういう意味ではこの作品でね、またこの三人で朗読劇というスタイルで舞台をやれるっていうのは嬉しいことですよね。
山寺宏一
水島:うん。新しくお迎えするゲストのみなさんも、もう身内みたいなもんですし。
山寺:そうそう。
ーー前回公演の手応えなどは。
山寺:やる前はこの名作中の名作と言える古典を、しかも世界一有名なミステリーを朗読劇でできるのか? と。そもそも原作はそんなに会話劇にはなっていないし、世界中に長年にわたりシャーロキアンと呼ばれるほどのファンが多い作品ということでハードルが高過ぎるなとか、僕はずっと弱気なことばっかり言ってたんですけど……やってみたら「あ、やれるし、ちゃんと伝わるんだ」ということがわかった。もちろん裕さんとのコンビはずっとラフィングでやらせていただいてて、常に巻き込む感じのテイストはどこか通じる部分もありましたね。ゲストも素晴らしい方々でしたし、本当にやってよかったなって思いました。
ーーシャーロック・ホームズというキャラクターを作るにあたっては?
山寺:資料をいろいろ読ませていただいたり、映像作品も出ているのでそういうものも参考にしましたけど、でも結局はみんなで一緒にやるときの感じです。実際世の中にはいろんなタイプのシャーロックがいるので……原作に書かれているイメージは自分の中で構築しつつですけど、一緒に掛け合いしている中で「こうやりたくなる」っていうか、相手にもお客さんにも楽しんでもらいたいっていう気持ちが芽生えてくる。観ている人によっては「え、こんな感じなの?」って思うかもしれませんが、それがこのノサカラボ版のホームズになればいいなと思って自由にやっています。でも、今回でまたちょっと前回とは変わるかもしれません。まだ、自分としてはこのシャーロックが出来上がっているとは思っていないんで……いや、もちろんそうそう「出来上がる」なんてことはないと思うんで。長く育てていける役どころだなと思います。
水島:基本、ラフィングでは、山ちゃんが言ったように巻き込む側・巻き込まれる側というスタンスはずっと変わらないんです。でも作品が違うとお互いに役柄は変わるんですね。でも『シャーロック・ホームズ』に関しては、シャーロックとワトスン、初めてそれぞれの役柄が固定されたので、毎年少しずつ味わいが深くなっていくような感覚もあるんですよ。去年は山路(和弘)さんと(島﨑)信長くんと琴ちゃん……三石琴乃さんっていう三人をお迎えしてやったんですけど、本番を頂点にね、みんなすごく変化していくんです。それが面白くてねぇ。面白いし、楽しいし、刺激されるし! そうやって自分も相手との関わりでどんどん変わっていける楽しさを味わいました。で、たぶんシャーロックもそうでしょうけど、ワトスンも回を追うごとに深みみたいなのが増していかんとあかんぞ、と思っています。続けていく中で“それ”を見つけるのが楽しみでもあるんです。
水島裕
ーーご自身のワトスン像はいかがでしょう。
水島:僕は常にあたふたしてる(笑)。シャーロックって、まず尋常でないところが面白いでしょ。ワトスンはやっぱりシャーロックに振り回されるのがいいんですよね。で、本人を目の前にしてなんですけど、横で聞いてて気持ちいいんですよ、シャーロックのセリフ。僕の右耳は常に気持ちいい。それは役得だなと思ってます。
山寺:僕も掛け合いしててほんと楽しい。やっぱり互いに自分にないものを持っているというところでコンビとして成立するんでしょうけど……それは、ホームズとワトスンとしても、裕さんと僕としてもね。裕さんはもう大先輩ですから、人生経験とかいろんな役をやってきた蓄積がおのずとワトスンとなって出てくるので……。
水島:大先輩じゃないし〜。培ってないし〜(笑)。
山寺:いやいや。大大先輩ですよ(笑)。
野坂:二人は稽古から掛け合いの中でものすごく変化していくんですよ。演技って能動的じゃなくて受動的なんですよね。相手の芝居を受けて、で、どう出していくか。この二人は確実に相手のお芝居を受けながら出していく。要は、演技が上手……って言い方になっちゃうんだけど、お芝居の上手な人たちはほんとに全員そう。特に二人は凄まじく相手をキャッチする範囲が広いんですよ。だから何かあるとスッとキャッチしてはポンポンと返してく。「山ちゃん、ああ来ると思わなかったよ」とか「裕さんもこう来ましたよね」とかって稽古中よく話してるし、シャーロック、ワトスンというキャラクターを持ちながらも自在にキャッチボールしている感じ。去年もたいがい二人で遊ぶとこ、遊んでましたもんね。押さえるところはちゃん押さえてますけど、「僕ら、もうちょっとこれでよかったね」とかって言いながら、タタタって掛け合いで遊んだりとか、そういうのはものすごくある。芝居が群を抜いて上手な人たちなので、僕も見ていてとても面白いです。
野坂実
山寺:そうでした?
水島:そうでした?? いや、演出に忠実ですよ。
山寺:そう、僕らはいつもそうです。厳しいダメ出しにしっかりついていってます。
野坂:(笑)。
ーー“声”のプロフェッショナルであるお二人にとって、朗読劇はどんな位置付けになるのでしょうか。
山寺:面白いもので、朗読劇=声優の仕事に近いといっても、別に何か絵に合わせたり、決められた分数にはめ込んでセリフを喋るわけじゃなく、自由なわけですよ。他の演劇のように自分たちで覚えてやる演技とも違うし、朗読劇なんだけども、すごく自由。だからどう役を作るかとか、やっぱりすごく難しいけど、でも楽しいですね。ホームズだったら立て板に水のようにとか、セリフをどんなスピードでやろうかとか、どんなトーンにしようかとか、身を以て演じているわけじゃないけど、いくらでもやりようがあるので。
水島:洋画とかアニメの吹き替えは、映像に合わせなきゃいけないってよく言われますが、実はそれ「ヒント」なんですね。絵の表情とか、キャラクターが喋る速さ、トーン、洋画に至っては声の質まで、まずはそれがありきで僕らも合わせますけど、でもそれは「制約」じゃなくて「ヒント」。「こうしなきゃいけない」ではなく、「こうすればいい」と教えてくれているわけじゃないですか。でも今、山ちゃんが言ったみたいに朗読劇ってまったくノーヒントなんですね。全部、自分達で造らなければいけない。なので、面白くはありますが、大変だし、コンビのどっちかが変わっただけでそれはまったく違ったものになるだろうし。制約もヒントもないのは大変ですが、でもそれがもう最大の面白さでもある。
山寺:そうですね。なんか力量を試されるみたいなとこあるから、朗読劇は怖いんですよ。怖いけど、楽しい。これを覚えて舞台でやろうと思っても、役者としての容姿とか表情とかいろいろ支障が出てきて自分ではなかなか演じられないことも多いけど、声だけだったら、朗読劇だったらできるんですよ。例えば今回もありますけど、ホームズはよく変装しますよね。変装して演じるってそれはそれで楽しいんですが、なかなか演劇の舞台で簡単にパッとチェンジできない。でもそれを声だけでやるんだったら……ね?
(左から)水島裕、山寺宏一、野坂実
ーー耳からの想像で姿形も伝わってきます。
山寺:声だからこそいろんなことができるという可能性がすごくあるのが朗読劇。しかも、本当にいい舞台かどうかはこういう作品だと特によくわかります。「朗読劇ってどうなの?」なんて言わせない面白さがね。
水島:場面転換ひとつとっても、舞台だとセットをガラッと変えなくちゃいけなかったりしますけど、朗読劇はそれがもう声や音楽、照明などでトン! と場所も時間も変わっちゃう。でも制約はないと言ってもダメ出しはしてもらったほうがいいですね。朗読劇の唯一の「制約」は演出ですから。
ーー「ヒント」ですね。
水島:うん。演出に「いいね」「いいね」だけ言われると、もうほんと分かんなくなっちゃう。でも……あんまり言い過ぎないでね(笑)。
野坂:僕、朗読劇ではあんまり言わないですよ(笑)。楽しんでます。
山寺:(笑)。
野坂:今のお話にあったように、舞台や映像のお芝居だと動きがあるから想像が少なくても肉体の表現で伝えられる。でも朗読劇の場合は肉体が使えないのですごく想像力が必要になります。しかもその想像も独りよがりじゃ駄目で、お客さんからどう見えているのかっていうのを俯瞰で捉えてコントロールしていく感じがあって、それがまたこのお二人は圧倒的な想像力がある。前回も「ここは声だけだとちょっと分かりにくいんじゃない?」とか「ここに関してはスムーズにいけそうだね」っていうのを僕が教えてもらったりしながら演出を変更したりと、チームで作っていくのはとても面白いです。一見すると朗読劇って演劇の舞台より楽にやれるみたいな感覚があったりするものだと思うんです。でもいざこういう人たちと一緒にやると、違うんですよ! なんかまた違う独特のジャンルを味わっているような感じ。演劇の難しいところの別ジャンルを作っている感覚になるんです。
野坂実
ーー新しいジャンルを生み出してしまった、と。
野坂:そうなんです。面白いくらい難しい。そこをお客さんが観て感じてもらえると、より楽しいよなって考えています。
ーー今回は『唇のねじれた男』、『技師の親指』、『独身の貴族』の3つのエピソードがチョイスされました。
野坂:朗読劇としてはあまり向かないだろうな、ということで選んでみました。なので原作真っ向勝負だけじゃなくて、それプラス、もうちょっとドラマを立たせようと思っています。前回はかなり原作のほうに寄せた作りでそれはそれで面白かったんですけど、1回目をやってみて、少し調整を。今後も朗読劇にふさわしくドラマ部分を膨らませつつ、ホームズとワトスンが推理して物語を乗り越えていく王道ライン、みたいな感じの面白さに落ち着けられたらなと。
山寺:なるほどね。僕は原作を読んで「このひとりの説明がすごく長いやつをどうやって会話にしたら楽しいんだろう」って考えていたので、野坂さんがどう脚色するかが本当に楽しみです。あとはゲストのみなさん。僕らはホームズとワトスンをやるだけだけど、ゲスト陣は3本やって全部違う役をやらなきゃいけないから、大変なんですよ。
水島:大変ですけど、そこもすごく見どころになりますね。
水島裕
野坂:深みのあるお芝居ができる方々にお願いしました。生音楽も今回クラリネットがひとり増えます……っていうふうに、できれば楽器も毎年ひとりずつ増やしていきたいなと。おそらく来年はまたもうひとりビオラかなにかを増やして、それで最終的にはちょっと大人数の楽団を入れられたらということも考えています。
ーーそれは素敵!
野坂:はい。「楽しいから」とか「人気があるから」というだけで観に来るのではなく、「ここには上質なものがあるんだ」と思っていただける場所、上質な作品に触れていただくのが僕らの変わらぬ狙いなので。
山寺:初回に来てくださった方はもちろん、「シャーロックの朗読なんて面白いの?」って思いながらインタビューを読んでいくださっているみなさん。これがまた意外と言うか、とっても面白いんです! なんと言っても今回ゲストで出てくださる3人も素晴らしい方々で、僕にとっては家族のようなメンバー。大塚明夫さん、山口勝平さん、そしてイギリス帰りの寿美菜子さん。彼女はこのためにイギリスに留学したと言っても過言ではないと、勝手に我々は言い続けようかと思うくらい(笑)、本当に素晴らしいメンバーなので、そこからどんなものが生み出されるのか。まだこの状況ではありますか、ぜひ劇場に足を運んで、ちょっとその……19世紀のイギリスにタイムスリップしたみたいな。
山寺宏一
野坂:ビクトリア朝時代にね。
山寺:そう。そんな気分を味わっていただければと思います。
水島:去年やって感じた一言が「贅沢な時間」。ピアノと弦とね、今度クラリネットが入るのか。そういう本当の生の音楽があって、彼らも実はセリフと合わせるのは初めてだっておっしゃってたんですよ。だから、僕らもやっているうちに相乗効果でガーって上がっていった部分もあったし、劇場も雰囲気が良かったなぁ。なんか全体で贅沢な時間を共有しているんだなと思ったのがとても頭に残っているので、今度もぜひお客様にはそれを一緒に味わってほしいなと思います。配信でもね、見ていただけたらありがたいですが、できたらやっぱり同じ空間で、あの空気感を味わってもらえたら嬉しいですね。
ーーちょっとドレスアップしてして行きたくなりますね。
水島:でもそう言っちゃうとね、ちょっと敷居が高くなるじゃないですか(笑)。ここはもう気持ちのおしゃれでいいんじゃないですか? ちょっと背すじを伸ばすような、それでもリラックスして楽しめる作品になると思いますよ。「あっという間だったね」って感じてもらえるように、山ちゃん筆頭に頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
山寺:はい。
ーーシリーズで10年、みなさんで実現していただけることも楽しみにしています。
野坂:ありがとうございます。ぜひ楽しみにしていてください。
(左から)水島裕、山寺宏一、野坂実
取材・文=横澤由香 撮影=荒川 潤
source:New feed
2022年9月~10月、東京・福岡にてミュージカル 『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』が上演される。昨年2021年末に世界初演。“ミュージカル”誌<2021年ミュージカル・ベストテン>において、オリジナルミュージカルでは第1位に輝く快挙を遂げた本作が、新キャストを迎えてパワーアップしてかえってくる。開幕まで約一ヶ月。ビジュアル撮影レポート 第一弾が到着した。(編集部)
永井 大/ラオウ
永井 大/ラオウ
永井は本作初登場。デザイナーに「楽しんで撮影に臨んでください」と言われて、「頑張ります!」と爽やかな笑顔を見せた。いつしかBGMに「揺るぎなき信念」がかかっていて、スタジオの空気がまるで劇場のよう。
カメラの前に立つと、永井の美しい肉体美が映える。まずは腕組みのポーズから。デザイナー「より、でかい感じで」「上からモノを見ている人として、睨みつける感じ」、カメラマン「もっと大きく、睨むように」「強く強く」など、次々に指示が飛んだ。その声に応えて、永井はよりパワフルになり、どんどん迫力を増していく。その様子を見ていると、ラオウという役は、やはり人並外れたエネルギーが必要なんだと実感する。
永井は時折、モニターを確認しに来て、「ここは肘を曲げたほうがいいですね」など、自分で考えてポーズを変えていく。ラオウといえば「我が人生に悔いなし」、拳を天に突き上げたポーズでは、「100回くらいしないと(笑)」と意欲を見せた。
永井はすでに何かをつかんだのか、目を見開き、非常に殺気立った鬼の形相に。カメラマンも魅せられたようで、「やばい、かっこいいね!」と言いながら、シャッターを切る手が止まらなかった。これは新ラオウ、期待大だ。
永井 大/ラオウ
◆福井晶一/ラオウ
福井晶一/ラオウ
トップバッターは初演から続投の福井晶一。「まずドーンといてください」とのデザイナーの言葉通り、筋肉隆々、堂々とした佇まい。赤いマントが目にまぶしい。「かっこいい!ナイス!ヘイ!」とカメラマンの掛け声に合わせて、福井はマントから腕を出す、立ち方の重心を変える、握りこぶしを作る、手を広げる、腕組みするなど、さまざまなスタイルを繰り出した。
次に、マントに動きをつけたバージョンの撮影。デザイナー曰く「前から風に吹かれている感じにしたい」。スタッフが福井の左右に位置し、マントに風をはらませ、フッと後ろに持ち上げては落とす。
ここで原作の版元スタッフが「グォーやりましょう!」と福井に漫画のコマを見せた。すると、福井はカメラに手のひらをグッと向け、口を開けて「グォーーッ」と叫ぶ。スタジオの空気が振動するようで、まさにラオウ降臨!モニターを見ていたスタッフ陣は「パーフェクト!」「やばいね」と口々に。福井は片膝をついて、再び雄叫び。神々しさに満ちていた。
◆三浦涼介/レイ
三浦涼介/レイ
こちらも初参加となる三浦。黒髪に青いレザーのベストがよく似合う。三浦はカメラの前に立つと、突然ポーズをとって周りの人々を驚かせた。多分、この撮影のために事前にリサーチし、いろいろと考えてきたのだろう。それを見た版元スタッフが「ぜひ、これをやりたい!」と、漫画を見せながら三浦に説明をし始めた。レイといえば南斗水鳥拳。指先が鋭利な刃物と化して敵を切り刻むという、必殺拳が有名だ。三浦は両脇と両腕の角度、指のそらし方など、鏡を見ながら細かく調整し、ポーズをとった。デザイナーが「いい顔してますね!」と感嘆する。
シャッター音とともに、三浦の表情が面白いくらいにどんどん変化していく。横向きをリクエストされると、両腕を大きく広げ、まるで見得を切るように激しくカメラを睨みつけた。「すごいのがきた!」とカメラマン。いやはや、底知れぬ表現力とはこのことか。それに乗じて、デザイナーも「狂気の目をください」「今のはアグレッシブだったので、次は悲しみを込めて」と振り幅のあるリクエストを出し、三浦はそれに何の苦もなく応えていく。最後には「普通の顔も撮らせてください!」と言われ、三浦から思わず笑みがこぼれた。この新たなレイが舞台に上がったらどうなるのだろう?もはや楽しみでしかない。
三浦涼介/レイ
◆宮川 浩/リュウケン
宮川 浩/リュウケン
宮川は今回が初参加。リュウケンは第63代北斗神拳伝承者として三兄弟を導く、重要な役どころだ。デザイナーから説明を聞いてから、撮影はスタートした。
「重々しい感じでドーンと立ってください」の声に、まさに仁王立ちになった宮川。地に足がつき、重心が感じられる立ち姿。そこにいるだけで、存在感を放つというのは重ねてきた経験から来るものだろう。カメラマンも「いいですね!味わい深い」と感嘆する。「顔を振って」「顎を上げて、下げて」「目力強く」との細かいリクエストで、どんどん雰囲気が変わっていく。まさしくコール&レスポンス、何かセッションのようなものを見るようで、目が釘付けになった。
特に肩越しのアップの撮影は、宮川の真骨頂。表情のひとつひとつ、顔のパーツのひとつひとつにそれまでの人生が刻まれているというか、奥行きが半端ない。デザイナーが素直に「いい顔だ!」と呟く。そのいい顔とは、まさにリュウケンの歩んできた激しい道のり、北斗神拳を伝承するための葛藤や苦悩など、“想像させる”顔なのだ。これぞベテランの底力と言えるだろう。
この先、稽古を重ねて立ち上がる宮川のリュウケン、見どころのひとつになるに違いない。
宮川 浩/リュウケン
◆AKANE LIV/トウ
AKANE LIV/トウ
まっすぐなロングヘアにヘッドバンドをつけたAKANE LIV。スタイルの良さが際立つドレス姿で、「きれい!」と声が上がった。清楚で品があり、実にチャーミングだ。
撮影が始まると、AKANE LIVはスッと立つ、手を前に組む、横を向いて自分の手を見るなど、さりげなくナチュラルに次々と表現していく。「ドラマチックに立って」という抽象的なリクエストでさえ、いとも容易く表せることに舌を巻いた。控えめでありながらも、強い意志のようなものが端々に伝わってくるから興味深い。ユリアに仕え、長くラオウを思い続けるトウをすでに演じているのか、それともAKANE LIV本人から出るものなのか。
「片膝をついて悲しい雰囲気で」「悲しいけれど、少し微笑んでいるような」とのリクエストにも、間髪入れずに応えていく。「一言言うと、どんどん出てくるから素晴らしい。さすがとしか!」とデザイナーも感動。カメラマンも熱が上がり、「きてるね!」を連発。実際、モニターに映る画像はどれもドラマチックでまるで絵画みたいだ。
舞台ではトウとは全く違う、ミスミの村の住民トヨも演じることになる。AKANE LIVの一人二役、必見だ。
AKANE LIV/トウ
◆清水美依紗/マミヤ
清水美依紗/マミヤ
清水は今回の『フィスト〜』がミュージカル初舞台。ロングブーツに丈の短いワンピース姿の清水は、少し緊張した面持ちで現れた。原作漫画からそのまま飛び出したような衣裳が印象的。撮影スタート。「闘う人のイメージ。後ろに自分のチームを率いている気持ちで」と言われ、清水は「はい!」と元気良く。普段は可愛らしくフレッシュな雰囲気の清水だが、ここではよりカッコよさ、強さが求められる。「気分を入れて。重心をしっかり地に足がついた感じ」「片手を腰に当てて。ドーンと立つ」「顎を上げて、下げて」など、次々にカメラマンとデザイナーから指示が飛ぶ。その声に応えるべく、清水はさまざまなポーズと表情を繰り出し、食らいつく。時折こぼれる笑顔が何とも清々しく、愛らしい。
肩越しのアップ撮影ではキリッとした表情を求められ、クールで凛とした面持ちに。それまで見せなかった清水の新しい顔に、スタッフ陣は「大人の美依紗、きたね!」と喜んだ。
清水の圧倒的な歌声を『フィスト〜』で聴けることが嬉しいし、ミュージカルファンを驚かせるだろうという期待もある。この挑戦を応援したい。
清水美依紗/マミヤ
◆上田堪大/シン
上田堪大/シン
初演から続投となる上田のシン。ボリュームたっぷりのファーをごく自然に着こなしてのスタジオ入り。その上、試し撮りの時点からバシッと型を決めてきた。シンの南斗孤鷲拳は突き刺して破壊するタイプの必殺拳。ケンシロウの胸にある七つの傷はシンによるものだ。シンの強さはかなりのもので、その点、武道経験者の上田は身体が利くし説得力がある。デザイナーもカメラマンも「既に出来上がってますよ」と感心しきりだ。衣裳を調整したあと、同じポーズでマントに動きをつけると、躍動感たっぷりの画が生まれた。カメラマンが「目力強く」と声をかけると、美しい顔が一気に締まった。「いいね!カッコいい!」と次々とシャッターが切られていく。
デザイナーが「Nextポーズありますか?」と上田に聞くと、右手をまっすぐカメラに突き出した。ワイドレンズで撮っているため、まさに劇画のような迫力。「未知なる世界に突入した!」とカメラマン。顔のアップでは「肩越しに、セクシーに振り向いて」「今度は左右変えて振り向いて」「もっとニヒルに」などのリクエストに対応。こんなイケてるカット、見る人はノックアウトされること間違いなしだ。撮影後にモニターを見ながら、「実は昨夜寝違えちゃって」と上田。そんなそぶりは見せず、見事に乗り切った精神力に拍手。舞台でもまた華麗に暴れてくれることだろう。
上田堪大/シン
◆植原卓也/シン
植原卓也/シン
金髪ロングヘアに、首元にはふわっふわの豪華なファー。ヨーロッパ風貴公子スタイルを見事に着こなした植原は初演から続投しているだけあって、最初からシンそのものだ。指示されなくても、自ら縦横無尽に動き、どのポーズもはまっている。煌びやかな衣裳をまといながらも、チラチラと垣間見せる凄まじい狂気。怖くて美しい。美しくて怖い。シンのユリアに対する愛情…こんな人に愛を見せられたら、最強と言うしかない。
植原はゴージャスな金のマントをパァッと広げ、翻し、スタジオの空気を変えた。デザイナーが「その場で飛んでみて」と言うと、シャッターのタイミングに合わせて華麗にジャンプ。カメラマンが「いいね!どの絵も様になってる。何でもできるんですね。無駄打ちゼロ」と絶賛。モニターを見ると躍動感たっぷりの画像が並ぶ。早く、舞台でのシンが見たくなった。
顔のアップ写真も、植原は目線の使い方が本当に上手い。「もう少し目力ください」と言われると、絶妙なバランスで表現できる。デザイナーやカメラマンが何を欲しがっているのか、即キャッチして表現する勘のよさ。撮影の合間にはたびたび、自身でモニターをチェックし、細かい自己修正も怠らない。
撮影はサクサクと進み、強烈な瞬間がたくさんカメラに収められた。舞台でもこの狂気、再び味わえることだろう。
植原卓也/シン
文=三浦真紀
宣伝衣裳=前田文子 宣伝ヘアメイク=馮 啓孝
source:New feed
2022年11月、天王洲 銀河劇場にて上演する、ミュージカル「Shuffle!〜まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』〜」のメインビジュアルが解禁された。
本作は、時代を超えて読み継がれてきた名作『若草物語』と『三銃士』を題材に、子どもから大人まで世代を問わず楽しめる、歌ありダンスありアクションありのオリジナルミュージカル。
今回、ネルケプランニングがスタートさせる「WELCOMEKIDS PROJECT」のラインナップとして、1公演、小学校貸切公演を実施する。小学生、お子さまをはじめ、幅広い世代の方々に楽しんでもらえる作品を目指すとのこと。
解禁されたメインビジュアルは、キャストの楽しそうな顔が垣間見れるものとになっている。どんな公演になるのか、楽しみにしよう。
ダルタニアン役 小宮璃央 コメント
ミュージカル「Shuffle!〜まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』〜」に出演させて頂く小宮璃央です。
子供から大人までどの世代でも楽しめる作品をキャストの皆さんと共にお届けします。
ミュージカル経験が少ない中、周りの方々に支えていただきながら成長できるように頑張ります!
そしてこのミュージカルを通してご来場頂くお客様に笑顔をお届け出来れば……! と思います。
11/11〜11/20 天王洲 銀河劇場にてお待ちしております!
アトス役 泰江和明 コメント
皆様江
素敵なメインビジュアルも解禁されより一層楽しみとなりました。
真っ白に包まれた姿を見て不思議に思われているかもしれませんがこれもこの作品ならではの大切な意味のひとつ。
また『若草物語』『三銃士』という名作をどのように皆様にそして子供たちにお届けできるのかが、今から本当に楽しみです。みんなで協力しながらそして楽しみながら素敵な作品にしていきますので、どうぞ応援よろしくお願いします。
ポルトス役 岩城直弥 コメント
ミュージカル「Shuffle!〜まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』〜」に出演させていただきます、岩城直弥です。
WELCOME KIDS PROJECTということですが、
今回の作品を通じて、子供たちはもちろん老若男女全てのお客様に、「お芝居っていいな」「舞台って楽しいな」と思っていただけるように頑張りたいと思っています。
そして僕自身、子供が大好きなので、この観劇が素敵な思い出のひとつになったらいいなと思います。
劇場にて、皆様のご来場を心よりお待ちしております!
アラミス役 坪倉康晴 コメント
初めまして、坪倉康晴です。
『若草物語』『三銃士』の混合オリジナルストーリー。
様々な個性を持った人物たちが交じり合うストーリー展開や、ミュージカルとしてこの世界観にどんな楽曲が加わっていくのか、今から稽古が始まるのが待ち遠しいです!!
この2つの名作から出来上がる舞台をアラミスとして大切に演じさせて頂きます。
皆様も楽しみにしていて下さいね!
それでは劇場でお会いしましょう!
source:New feed
27歳でこの世を去った伝説の女性ロックシンガー、ジャニス・ジョプリンの人生を描くブロードウェイミュージカル『ジャニス』が、2022年8月23日(火)、25日(木)、26日(金)に東京国際フォーラム ホールAで日本人キャストで初上演されるが、WOWOWにて10月29日(土)午後6時より独占で放送することが決定した。
本作はニューヨークのブロードウェイ・ライシーアムシアターで2013年から2014年まで上演され人気を博した作品の日本人キャストによる日本語での上演版。1967年に音楽シーンに登場し、唯一無二の歌声でアメリカの音楽史を塗り替えた伝説の女性ロック・スター、ジャニス・ジョプリン。生涯孤独と闘い、27歳で急逝したが、50年以上経つ今もなお、後進のアーティストたちにインスピレーションを与え、信奉する若いファンを増やし続けている。
本作では、“亡くなる1週間前の、一夜のコンサート”をコンセプトに、ジャニスの半生を舞台化。ジャニス(アイナ・ジ・エンド)が自らの物語を語り、それに紐付く数々の名曲を熱唱していくだけでなく、彼女に大きな影響を与えたアレサ・フランクリン(UA)、ニーナ・シモン(浦嶋りんこ)、オデッタ、ベッシー・スミス(藤原さくら)エタ・ジェイムス(長屋晴子)らが演者として登場し、ジャニスのルーツとなった音楽の一端にも触れることができる、コンサートスタイルのミュージカルとなり、総合プロデューサーを務めるのは、数多くのアーティストをプロデュースし自身もベーシストとしても活躍する亀田誠治。
このたび主演のアイナ・ジ・エンドよりコメントが到着した。
【アイナ・ジ・エンド コメント】
お稽古期間中、共演者一人一人に唯一無二さを感じて刺激をもらったり、頭がいっぱいになって眠れなかったり、いろんなことがありましたが、初日のステージに上がった瞬間に、ジャニスの生き様に心が震え上がって、立って歌い切るだけで必死になっていました。こんな経験は初めてで宝物の記憶です。
私にとってこのお稽古の日々や出会えた方との思い出は一生忘れることがないと思います。ジャニスが笑いかけてくれますように。残り精一杯やり切りたいです。
source:New feed
韓国のガールグループ・fromis_9(LEE SAE ROM、 SONG HA YOUNG、 PARK JI WON、 ROH JI SUN、 LEE SEO YEON、 LEE CHAE YOUNG、 LEE NA GYUNG、 BAEK JI HEON)が、 日本で初めてとなる単独公演『2022 fromis_9 concert IN JAPAN』を、10月7日に立川ステージガーデンで開催することが発表された。
fromis_9は、7月に日本で5thミニアルバム『from our Memento Box』をリリースし、韓国では「Stay This Way」で音楽番組5冠を達成。また、8月4日には京セラドームで行われた『EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022 AUTUMN & WINTER』に初出演し、約3年ぶりの来日を果たした。同イベントの大トリとなるステージで、アメリカビルボード誌の「評論家が選んだ2021年のベストK-POPソング25曲(25 Best K-Pop Songs of 2021:Critics‘Picks)」に選ばれ世界的な評価を受けている「WE GO」を含む4曲を披露し、会場を沸かせた。
2020年に日本で開催予定だったファンミーティングが新型コロナウイルスの影響で中止となり、fromis_9が単独で日本のflover(※fromis_9ファンの呼称)と一緒に過ごせる機会が約2年半越しに実現する。
source:New feed
ラジオ局J-WAVE(81.3FM)が8月29日(月)~9月4日(日)の1週間、1stアルバム『BE:1』のリリースを控えるBE:FIRSTとコラボすることが決定した。
SKY-HIが率いる「BMSG」に所属する7人組ダンス&ボーカルグループ・BE:FIRSTが、8月31日(水)に1stアルバムを発売。そのリリースを記念して、J-WAVEではスペシャル企画「J-WAVE BE:FIRST QUIZ」を8月29日(月)~9月4日(日)の1週間実施する。
開催期間中、BE:FIRSTのメンバーがJ-WAVEのさまざまな番組に登場し、アルバム収録曲の解説に加え、毎日1問ずつクイズを出題。クイズの正解数に応じて、抽選でBE:FIRST関連グッズがプレゼントされる。全問正解者には、メンバーのサイン入りポスターが当たるチャンスも。ヒントに関する動画は、J-WAVE公式LINEアカウント(ID:@jwave)のLINE VOOMで毎日配信されるとのこと。
source:New feed
時速246億による『バック・トゥ・ザ・ホーム・ファイナル』が2022年8月24日(水)シアターサンモールで開幕した。2016年に始まった人気シリーズの「ファイナル」公演。和田琢磨、高橋良輔、平子悟、アイアム野田、小野坂昌也、八十田勇一、川本成といったお馴染みのメンツのほか、永田聖一朗、さらには小堺一機も初登場する。
初日を前に行われたゲネプロ(総通し舞台稽古)を取材した。どんな舞台だったのか、写真とともにレポートしたい。なお、ネタバレには十分配慮しているが、如何せん「出落ち」のような場面もある。すべてを劇場で楽しみたいという方は、観劇後にご覧いただきたい。
時速246億『バック・トゥ・ザ・ホーム・ファイナル』ゲネプロの様子
客席に入ると、垂れ幕に本作のメインビジュアルが映し出されている。UFO・超常現象研究家として活動している矢追純一のアレである。流れる音楽は、某長編宇宙映画の劇中曲。それだけで「おお、宇宙に行くのかな」と期待感が高まる。
とはいえ、物語は2022年の居酒屋で川本成が宇宙人やエイリアンらと酒を飲むところから始まる。そして思い出話や近況報告に花が咲いて「宇宙で飲みたいね」という話題に。「行っちゃいます?」なんて軽々しい一言で、場面は宇宙船の中へとワープする。
時速246億『バック・トゥ・ザ・ホーム・ファイナル』ゲネプロの様子
時速246億『バック・トゥ・ザ・ホーム・ファイナル』ゲネプロの様子
ワープしたと言っても、酒に溺れている間にいろいろやらかしたようで、続々とトラブルが発生する。その対処に追われつつ、無事に地球に帰るために汗水流す。言ってしまえばそれだけの話なのだが(笑)、2時間という上演時間の中で忙しなく物語は進行する。
過去作品を見なくても筋は追えると思う。ただ、よりキャラクターの背景や行動を理解したければ、できれば配信を見ておさらいしておきたいところだ(冒頭にこれまでの経緯がバーっと字幕で出てくるが、目が追い付かない&文量が多いので)。
時速246億『バック・トゥ・ザ・ホーム・ファイナル』ゲネプロの様子
今回、サプライズで出演が発表された小堺一機。個人的にはトーク番組『ライオンのごきげんよう』や『リトルショップ・オブ・ホラーズ』(2005)の印象が強いが、本作でも実に自由に小堺らしさを発揮。全力投球の俳優陣の中で、いい意味で力を抜いてくれるフラットさが魅力だった。
また、今回が初登場となった永田聖一朗。2.5次元舞台の俳優として活躍している永田だが、そのフレッシュさと可愛さがいい塩梅で生かされていた。本作を機に、舞台で“遊ぶ”ことを知ったかも?
時速246億『バック・トゥ・ザ・ホーム・ファイナル』ゲネプロの様子
本シリーズが始まったのは2016年。いい年した大人たちが真剣に全力で“遊ぶ”姿が話題となり、一度でも観た人はもう一度観たくなるシリーズになった。以前、川本もSPICEのインタビューで「『もうこれ以上ないね』という話だったんです。けど、なんかやっぱり終わってみたら、またやりたいねという話になって」と語っていたが、それだけキャストたちも観客も、この『バック・トゥ・ザ・ホーム』シリーズを愛していたのだと思う。
時速246億『バック・トゥ・ザ・ホーム・ファイナル』ゲネプロの様子
今回の「ファイナル」で、川本が涙ながらに礼を言うシーンがあるのだが、あの川本の涙はきっと本物だった。ひとつの青春を終える寂しさというか、これまでの思い出に浸った万感の思いというか。いつも通りゲラゲラ笑える舞台ではあるのだけども、あの川本のシーンで、あぁこれで終わっちゃうんだな……と一観客として思わされた。
物語は終わる。でも、家族も宇宙も続く。笑えて泣ける「ファイナル」。ぜひ、いい年した大人たちの勇姿を見届けてほしい(なお、公演グッズの「小野坂文具店の光るボールペン」(500円)を購入してからの観劇をお勧めする)。
取材・文・撮影=五月女菜穂
source:New feed
山内惠介が今年3月に発売した「誰に愛されても」のシングルのジャケット写真とカップリング曲を新たにした新装盤を、7月13日に続き10月5日に発売することが決定した。
今回発売されるのは、恋盤と朝盤と名付けられた2タイプ。恋盤のカップリング曲には、妨げのある恋に身も心も焦がす女心を和の世界で情念たっぷりに歌い上げる「うかれ恋」を、朝盤のカップリング曲には、かけがえのない日常の素晴らしさを丁寧に描いた爽やかなミディアムバラード「いつもの朝がくる」を収録。ジャケット写真もこれまで同様、艶やかな仕上がりとなっている。
カップリング曲の「いつもの朝がくる」は、9月4日放送RKBラジオ『山内惠介の歌の道標』、「うかれ恋」は、9月5日放送STVラジオ『山内惠介の歌一本勝負』と、本人パーソナリティーによるレギュラー番組にてオンエアを予定している。
「誰に愛されても」朝盤
また、前作「古傷」でも好評を得たオンラインによるカラオケ大会を9月3日に開催。7月13日発売の「誰に愛されても」新装盤CD購入からの応募者8名、JOYSOUNDのキャンペーンからの応募者2名、計10名が参加。うた自慢による歌唱動画での熱唱が繰り広げられる。
審査員に「誰に愛されても」作詞家:売野雅勇の参加も決定。山内惠介の師匠であり、同曲の作曲家:水森英夫、レコードメーカー制作スタッフによる3名の審査で、優勝者・準優勝者・審査員特別賞が決定し、それぞれの入賞者には後日特製の記念品が贈られる。開催は9月3日14時に配信スタートとなり、誰でも視聴することができる。
また、9月17日兵庫・神戸文化ホールより今年のコンサートツアーの後半戦がスタート。10月6日愛知・日本特殊陶業市民会館から10月27日北海道・札幌文化芸術劇場 hitaruまでの5大都市ツアーを挟み、11月29日宮城・仙台サンプラザホールまで計17公演が開催される。
source:New feed
コブクロが10月19日(水)に大阪・関西万博 オフィシャルテーマソング「この地球の続きを」をシングルとしてリリースすることが決定した。
2022年初のCDリリースとなる通算34枚目のシングルとなるこの曲は、自身もアンバサダーを務め、2025年に開催される大阪・関西万博オフィシャルテーマソングで、老若男女、誰もが口ずさめるようなシンプルなメロディに、2025年の万博の開幕までの期待感とその先の希望を描いた楽曲。
カップリングには、2022年3月に行われた、東京・大阪でのファンサイト会員限定ライブ『NOCTURNE』にて初披露された「Days」と、2011年の全国ツアー『あの太陽が、この世界を照らし続けるように。』にて初披露され、その後、音源化されないまま10年以上の時を経て音源化となる「恋愛観測 (LIVE ver. from KOBUKURO LIVE TOUR 2011『あの太陽が、この世界を照らし続けるように。』)」を収録。初回限定盤はジャケットデザインのショッパーバッグが付属する。
そして、7月18日(月・祝)にユニバーサル・スタジオ・ジャパンで行われた『大阪来てな!キャンペーン』キックオフイベントでの「この地球の続きを」初披露時の映像を使用したMUSIC VIDEOも公開となった。
大阪・関西万博 オフィシャルテーマソング「この地球の続きを」ジャケット
source:New feed
2022年8月26日(金)~9月6日(火)に東京・明治座、9月10日(土)~12日(月)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演される舞台「脳内ポイズンベリー」。水城せとなの同名人気コミックを原作に、主人公・櫻井いちこ(本仮屋ユイカ)の脳内で擬人化された5つの思考による“脳内会議”が繰り広げられるラブコメディだ。
脳内会議メンバーの議長役・吉田を務める八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)に、開幕直前の心境を直撃。舞台作品への思いや稽古場でのエピソードなどを明かしてくれた。
ーー大詰めを迎えたタイミングでお話をうかがっておりますが、稽古の手応えはいかがでしょうか?
稽古への参加日数が少ない中ではありますが、キャストやスタッフの方々に支えてもらいながら、よりクオリティの高い吉田になれている気がします。通し稽古を重ねるうち、全員の歯車が噛み合ってきた感覚もありますし、早く本番を迎えたいです。お客さんの反応がすごく楽しみですね。フルで2時間以上という長尺を、お芝居だけで埋めていくのは僕にとって初挑戦。経験豊富なキャストの方々と、頼りになるスタッフさんにお芝居の精神を鍛えていただきながら、やっていて充実感があります。LDH以外の舞台作品は初めての経験で、新しく感じることがたくさんありました。このタイミングで出演させていただけて、本当によかったなと感じているところです。
ーー稽古場で印象的だった出来事を教えてください。
先日、演出の佐藤(祐市)さんのお誕生日をみんなでお祝いしました。「節目の年にこの舞台ができて嬉しい」って言ってくださったのと、還暦を迎えられたことついて「経験値が武器になってくる歳」とおっしゃっていたのが印象的でした。「吉田役を八木に任せてよかったな」って思っていただきたいですし、期待に応えたいなと僕自身も改めて身が引き締まりました。
ーー舞台ならではの見せ方については、現時点でどう感じてらっしゃいますか?
映像作品のお芝居は、レンズの向こう側で見てくださってる方へ細かい表情を伝えるもの。舞台は前後左右、いろんな角度からお客さんが見てくださっているので、客観的な自分の見え方を意識しなければいけない。これは演出の佐藤さんにも指摘いただいたことなんですが、僕のお芝居は面と面の世界だけでやってしまいがちだったんです。リアルタイムで人から見られているという感覚を常に持たなければと感じました。毎公演、セリフやタイミング、声色はきっと同じじゃない。演じるたびに違いを感じるのも、自分がそこに合わせていくのも、他のキャストの方々とやっていくのも楽しい。公演ごとに異なる歯車の噛み合い方をしていくと思うので、毎回新鮮だと思います。
ーーストーリーの感想をお聞かせください。
最初に映画を見て、原作の漫画も読みました。いちこ一人で完結している物語ではあるんですが、感情ごとにバッグボーンがあって共感できる部分がたくさんありました。僕が演じる吉田をはじめ、脳内にいる5人にとっていちこは自分自身。自分が幸せになるためにはどうしたらいいかってことを何より考えているんです。早乙女(亮一)にはワーワーするけど、越智(宏彦)さんといるときは落ち着いている対極さも面白いですよね。一見ポップでコミカル、面白くて明るいテイストではあるんですが、結構深読みができる内容だなと。「次、どういうことが起きるんだろう?」ってワクワクする感覚がありました。
ーー舞台ならではの見どころは?
脳内で起こるシーンは、生で演じるからこそのチームプレイが感じられるのではないでしょうか。「いちこって、早乙女くんや越智さんと喋りながら頭の中でこんなこと考えているんだ」って、見ていてすごくわかりやすい。現実世界線と僕たち脳内組とのお芝居の掛け合い、細かいセリフのバトンパスは特に見どころです。舞台版ならではのシーンにも注目していただきたいです。
ーーいちこの悩みに共感する方も多いと思います。八木さんとして、いちこにアドバイスするなら?
好きな人に対して、その人を傷つけないための嘘を吐かないほうがいいよって言いたいです。正直にいこうよって。優しさからくる嘘だったとしても、真正面から接していきたい人に対して使うべきじゃないと思いました。
舞台「脳内ポイズンベリー」
ーー演じる吉田のキャラクター像は、どう捉えていらっしゃいますか?
稽古に入ってから気づいたことなんですが、議長然として冷静でいなければならないと自分で思っているキャラクター。それなのに、とても優柔不断なんです。いろんな感情に頼りながら右往左往したり、多数派に従ったり。劇中のセリフにもあるんですが、本当に風見鶏だなって思います(笑)。なによりいちこは自分自身でもあるからこそ、いちこに幸せになってほしいという熱い思いは誰よりも持っているんじゃないでしょうか。見せ方として意識しているのは、とにかくワタワタすること(笑)。「こいつ、頼りないな」ってところは動きで見えてくるようにしたいです。
ーー演じる上で、ご自身と重なる部分はありますか?
人に対して警戒心があるところかな(笑)? 越智さんは大人でいい人とは思いつつ、ハトコに「越智さんってどう? キュンキュンする?」って聞くところはまさにそう。吉田というキャラクターとはいえ、彼らは“感情”。誰もが持っているものですし、それぞれに共感できる部分があります。
ーーちなみに、八木さんの中で最も強い感情は?
僕は即行動派なので“瞬間の感情”であるハトコちゃんが一番強いです。本当にその場の感情でバッと動くことが多いんですよ。“思い立ったが吉日”タイプです(笑)。
ーー今作での経験は、今後のグループ活動にとってどんな糧になりそうですか?
稽古ではミザンス(立ち位置)をつけずに、まず演者に任せていただく形で作り上げて来ました。自分でどういうタイミングで動き出したいかを最初に見せてから、演出の佐藤さんと調整しながら決めていったんです。まず自分で考えるというやり方は、グループ活動にも通ずるものがあって。「ここが見せ場で、ここでお客さんにこういう感情を持ってもらえるんじゃないか」って考えた経験は、セットリストを組む時やステージングを考える場合にもいかせると思います。
ーー最後に、上演を楽しみにされているお客様へメッセージをお願いします。
初めての外部舞台ですが、アットホームな雰囲気の中で毎回稽古をやらせていただいています。素敵なキャスト、スタッフの方々とまずは東京・明治座から公演できることがすごく光栄です。作品にのめり込んで時間を過ごしてもらえるように、一公演一公演大切に届けていきたい。全力で吉田を演じてまいります。
取材・文=潮田茗
source:New feed
1:2022/08/23(火) 21:27:46.25ID:CAP_USER9 8/23(火) 12:08配信
スポニチアネックス
俳優の浅野忠信(48)が23日、自身のツイッターを更新。女優の中田クルミ(30)との結婚を報告した。
浅野は自身のSNSに2ショット写真を添えて「結婚しました!浅野忠信 中田クルミ」と幸せいっぱいに報告。中田も自身のツイッターを更新し「本日浅野忠信さんと入籍いたしました」と報告し「いつも暖かく応援してくださる皆様に心から感謝申し上げます。愛と笑顔溢れる日々を過ごしながら、これからも自分らしく精進していきます。これからも宜しくお願い致します」とつづった。
2人は2014年、女性週刊誌で熱愛が報じられ、その後もたびたびデート写真がスクープされていた。
浅野は1995年3月に歌手のCharaと結婚し、09年に離婚している。長女はモデル、女優のSUMIRE、長男はモデルで俳優の佐藤緋美。
中田は17歳で女性ファッション誌「zipper」でモデルデビュー。映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」やTBSドラマ「凪のお暇」など女優としても多くの作品で活躍している。モデルの中田みのりは実妹。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6c69575b9cceb848c72d9eaa0cdc518419fa63b
オリコン
俳優の浅野忠信とモデルの中田クルミが23日、それぞれのSNSを更新し、結婚を報告した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0afac4f8f4c5cfdcf8f5873f8018d797106bf372
https://pbs.twimg.com/media/Fa0GMbcaMAAFM12.jpg
前スレ
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1661223958/