まもなく開幕! どこを切っても愉快なメロディに溢れたオペレッタ『天国と地獄』~その見どころを紹介
- 2022.11.17
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東京二期会オペラ劇場 オペレッタ『天国と地獄』がいよいよ2022年11月23日(水・祝)から日生劇場にて上演される。
『天国と地獄』は、ギリシャ神話をオッフェンバックがパロディ化した作品だ。もともとは、吟遊詩人オルフェウス(オルフェ)が、毒蛇にかまれて死んだ妻エウリュディケ(ユリディス)を取り戻すために冥府の王のもとに向かい、2人はあともう少しで現世に戻れるというところで、ある過ちから永遠の別れを迎える……という悲話だが、オッフェンバックはパロディや風刺の要素を多分に取り入れ、どこを取っても愉快なメロディに満ちた喜歌劇に作り変えた。オッフェンバックの最高傑作という声もある、人気の高いオペレッタだ。
2019年公演より舞台写真(撮影:三枝近志)
今回の上演は、2019年に好評を博したプロダクションの再演となる。演出は2004、2010、2016年に読売演劇賞最優秀演出家賞を受賞し日本の演劇界の第一線で活躍を続ける鵜山仁。これまでにも東京二期会で『ラ・ボエーム』『ナクソス島のアリアドネ』の演出を手掛けており、『天国と地獄』ではとりわけフランス文学に造詣が深い鵜山が自ら日本語台本を書き下ろしている。
演出:鵜山仁
指揮は原田慶太楼。2014年『チャールダーシュの女王』三ツ橋敬子、2020年『メリー・ウィドー』沖澤のどか、2021年『こうもり』川瀬賢太郎と、これまでにも日生劇場での東京二期会のオペレッタ公演で、日本の若手指揮者が登場してきたが、原田は本公演が二期会デビューとなる。2020年アメリカジョージア州サヴァンナ・フィルハーモニックの音楽&芸術監督、2021年4月東京交響楽団の正指揮者に就任、NHK交響楽団との共演を果たすなど今もっとも勢いに乗るフレッシュな才能の一人の指揮に期待が高まる。また、市川浩平、下村将太、湯浅桃子、冨平安希子らをはじめ、若手からベテラン、実力派など多彩な歌手との共演にも注目したい。
指揮:原田慶太楼(c)Shin Yamagishi
出演者
『天国と地獄』の代名詞ともいえるのが、フィナーレ近くで演奏されるギャロップ風の曲だ。昔からフレンチカンカンや無声映画にも使われており、誰の耳にもお馴染みのメロディだろう。日本では、運動会でのBGMや1960年代から長く放映されたCMでも親しまれている。オペレッタは、ほぼ全編が歌でつづられるオペラと違い、セリフが多用され、コミカルな演劇的要素も大きく、「ミュージカルの元祖」とも言われている。親しみやすく愉快なメロディに溢れたこの作品は、オペラ初心者の方やミュージカル派にとっても「オペラの入口」として楽しめるに違いない。
2019年公演より舞台写真(撮影:三枝近志)
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2023年1月に東京・大阪にて、オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『悪魔の毒毒モンスターREBORN』が上演される。この度、取材会が行われ、主演の福田悠太と演出の池田テツヒロが公演への思いを語るとともに、本公演でのアフタートークショーの決定が発表された。
1984年に公開された、アメリカのカルト・ムービー『悪魔の毒々モンスター』。本作は、この伝説的映画を、『メンフィス』でトニー賞を受賞したジョー・ディピエトロが脚本を書き、ボン・ジョヴィのキーボード、デヴィッド・ブライアンが音楽を手掛け、2009年にオフ・ブロードウェイで上演された、ぶっ飛んだコメディ・ミュージカルだ。
2020年に日本初演となる東京公演が上演されたものの、新型コロナウイルスの影響を受けて、予定していた大阪公演は中止に。今回、待望の再演となる。
池田は「音楽もスタッフもキャストも一流で、その一流の方々がバカをやる贅沢さがありました。だからこそ、初演もすごく評判が良かったんです。ただ、公演自体の実施が難しい時代だったから、それを声高に言えなかった。逆風が吹いていた時だったと思います」と振り返ると、「今回は大阪もできるので本当に楽しみです。きっと関西でも笑ってもらえるんじゃないかな」と自信をのぞかせた。
また、池田が「そもそも変な作品なんですよ。映画があったことを知っている世代にしてみればなんで今さらミュージカル?と思うでしょうし。しかも、ある程度、イケメンで売っている福ちゃん(福田)が顔をほぼほぼ隠して出演している。なにこの公演?っていうね」と話すと、福田は「今の時代、『毒毒モンスター』にある毒が必要なんです。自分で言うのも何ですが、ふぉ~ゆ~はくだらないことをやる(笑)。そういうところの方が伝わるメッセージがあるというか、メタファーがあるというか」と持論を展開して笑わせた。
そして、福田は「普通は、頭のいいお芝居や正統派ミュージカルをやりたがりますが、みんなこういうミュージカルはやりたがらない。だからこそ、ここでしか観られないんですよ」と“福田節”全開で作品をアピールした。
初演に続き、今回の再演もタブー満載で上演。池田は「冒頭からタブーばっかり。言っちゃいけない言葉も言っているし、ヒロインはビッチ」と笑うと、福田も「改めて(再演のための)台本を読んでちょっとびっくりしちゃった。すごいですよ。本当にやっていたのかなと思うくらいの内容だった」と期待を持たせた。
今回は、演出面でもさらに“パワーアップ”。池田は「前回は、お客さまにあまり参加していただくことができなかったんです。なので、今回は、声が出せなくても思い切り参加していただいけるような演出を考えています。参加型という意味でも満足していただけると思います」と明かした。
東京公演は、2023年1月14日(土)~22日(日)でEX THEATER ROPPONGIにて、大阪は2023年1月27日(金)~29日(日)でサンケイホールブリーゼにて。アフタートークショーは、東京公演の1月15日(日)17:30公演と1月19日(木)13:00公演で、大阪公演の1月27日(金)18:30公演で実施される。
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2023年GW、5回目の上演となるミュージカル『アルジャーノンに花束を』。この度、浦井健治が演じる「チャーリイ・ゴードン」のメインビジュアルが解禁された。
原作は、作家 ダニエル・キイスが1959年に発表した同名小説。日本でも発行部数300万部を超える名作であり、小説を元に、アメリカ・カナダ・フランスで映画化され、日本でも2002年、2015年にテレビドラマ化。ミュージカルとしては、2006年2月、日本初演を果たし、その演技に対し「第31回菊田一夫演劇賞」を主演の浦井健治が受賞、さらに浦井は2014年の上演の際にも「第22回読売演劇大賞最優秀男優賞」を受賞した。2017年、2020年の上演時にも話題となった、傑作ミュージカルだ。
今回、メインビジュアルに加え、ビジュアル撮影を終えた直後の浦井のインタビューも届いたので紹介する。
浦井健治 オフィシャルインタビュー
今回再演のお話をいただいて、とても嬉しかったです。2006年と2014年に演じたチャーリイ・ゴードン。ビジュアル撮影をしながら、チャーリイが今も自分の中にとても大切なものとして存在していることを実感し、 胸が熱くなりました。
特に2006年はまだ右も左もわからない中、自分にとって初の主演でしたし、無我夢中で務め、諸先輩方やスタッフさんたちに支えていただきました。稽古場で出来上がってきた曲をみんなが体育座りして聴き、「いいね!」と盛り上がった日々。創作の過程から参加することで、演劇を作る醍醐味を味わいました。2014年の再演時も稽古場で冒頭の曲がかかった瞬間に涙を流す人がいる、そんなたくさんの想いが詰まった現場で多くのことを学びました。
『アルジャーノンに花束を』の原作はダニエル・キイスの小説で、世界中で愛されているベストセラーです。SFでありながら、人間の機微、狂気、葛藤、成長が綴られ、誰でも気づきや学びを得られる物語。その物語に斉藤恒芳さんによる、センスと技術をとことん注入した、ある種実験的な音楽を乗せることで、彩り深いミュージカルになっています。 その実験とは、テーマのひとつである人体実験とも重なります。明るくて人が大好き、そんなピュアさゆえに人体実験に関わった主人公チャーリイの行く末…。果たしてチャーリイが関わった実験は良いことなのか? そもそも、人間の生存力と遺伝子を残すという欲のもとでパンドラの箱を開けたらどうなるのか? 周りの人たちはそれをどう受け止めるのか? 人に上下はあるのか? 一見、遠い話のように思えるかもしれませんが、今の時代、決して人ごとではない気がしますし、この作品は必ず何らかのメッセージをお届けできると信じています。この作品を観ながら気づき、 発見し、日常生活のヒントにしていただけたら嬉しいです。
実は初演の際、みんなで話し合いながら作品を作ることに驚きました。自分自身も作品の解釈や役作りに悪戦苦闘していたけれど、それがストンと腑に落ちたのは、この作品のメッセージをカンパニーのみんなで作ればいいんだ! と思えた時でした。今回、このカンパニー、このメンバーで2023年バージョンを作れることがすごく尊く、やらせていただけることに心から感謝しています。
そして、2006年と2014年にアルジャーノンを演じ、僕と共にこの大切な物語を紡いでくれた森新吾くんとの絆を忘れることはありませんし、今回、ストラウス博士を彼のグループのリーダーである東山義久さんが演じることで、より特別な瞬間になることでしょう。2023年版ならではの『アルジャーノンに花束を』をみんなで力を合わせて、立ち上げていきますので、楽しみにしていてください。
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1:2022/11/15(火) 01:31:22.93ID:m9DSIOsi9 カート・コバーンが89年にステージで叩き壊した73年製フェンダー・ムスタング 6840万円で落札 – amass
https://amass.jp/162424/
2022/11/15 00:27掲載
https://amassing2.sakura.ne.jp/image/jacket/300/2022b/126552.jpg
ニルヴァーナ(Nirvana)のカート・コバーン(Kurt Cobain)は1989年のツアー中、ステージで何度もギターを叩き壊したため、全てのギターを壊してしまい、まったくギターを弾かない公演もありました。その公演後、彼はステージで壊した1973年製フェンダー・ムスタングと友人が持っていたギブソンSGを交換しました。今回、そのムスタングがオークションに出品され、486,400ドル(約6840万円)で落札されています。落札予想価格は20万ドルから40万ドル(約3000万円~約6000万円)でした。
この1973年製フェンダー・ムスタングは、1989年のデビュー・アルバム『Bleach』リリース後に行われたニルヴァーナ初のアメリカ・ツアーでカートが使用したものです。ツアー中、カートはギターを壊すことを日常的に行っており、フェンダー・ストラトキャスター2本など、壊されたギターの多くはすでにオークションに出品されています。
オークション大手のJulien’s Auctionsによると、ニルヴァーナの7月9日公演を「Blew」で締めくくった際、カートはこのムスタングを修理不能なまでに破壊したという。その4日後の公演でカートは別のギター、ユニヴォックスを叩き壊しました(これは2016年にオークションに出品されています)。
そのため、7月15日のニルヴァーナのライヴでは、カートはギターを持たず、すべてギターなしでパフォーマンスを行いました。
ライヴ終了後、カートは当時Hullabalooというバンドで活動していたスラッゴ・コーリーのアパートに泊まった際、壁に壊れたギブソンSGがかかっているのを見つけます。
カートはスラッゴに、自分のムスタングと、彼のSGの交換を持ちかけます。カートは、ギブソンの方が修理が簡単で、将来的にライヴに使える可能性があったと考えたようです。
(略)
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(略)
※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。