『仮面ライダー555』20年を経た正統続編の公開が決定 『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』超特報で新型ファイズも初披露
- 2023.05.05
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Ⅴシネクスト『仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド』が、2024年に期間限定上映されることが決定。同年にBlu-ray&DVDで発売されることがわかった。あわせて、超特報とティザービジュアルが解禁されている。
『仮面ライダー555(ファイズ)』は、2003年1月から2004年1月までテレビ朝日系列で放送された平成仮面ライダーシリーズ第4作。主人公の青年・乾巧(半田健人)が特殊な変身ツール「ファイズギア」を持つ少女・園田真理(芳賀優里亜)に遭遇し、異形の怪人「オルフェノク」に襲われたことをきっかけに、仮面ライダーファイズとして戦う物語を描いた。
TVシリーズ最終話から20年後を描く正統続編『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』では、シリーズのオリジナルキャストが集結。乾巧役の半田健人のほか、園田真理役の芳賀優里亜、草加雅人役の村上幸平、海堂直也役の唐橋充が出演。劇場公開を目的とした東映のVシネマレーベル“Vシネクスト”のタイトルとしてリリースされる。
解禁されたティザーポスターには、バージョンアップした新型ファイズが登場。手前には、ファイズと長きにわたってともに戦ってきたバイクのオートバジンが写し出されている。また、背後には乾巧のもう一つの姿であるウルフオルフェノクの姿も。さらに、「夢の続き 見せてやるよ」とのキャッチコピーも添えられている。
超特報では、ファイズフォンのプッシュ音から「Standing by」の音声、変身待機音が鳴り響く中、乾巧(半田健人)が登場。ファイズの後ろ姿かと思いきや、新型ファイズの姿もがお披露目されている。
『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』は2024年 期間限定上映/Blu-ray&DVD発売。
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2023年に世界独占配信されるNetflixのオリジナル実写ドラマシリーズ『ONE PIECE』から、原作・エグゼクティブ・プロデューサーの尾田栄一郎からの直筆レターが公開された。
『ONE PIECE』は、尾田栄一郎氏によるコミック。伝説の“海賊王”ゴール・D・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝”=ワンピースを巡り、モンキー・D・ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”が繰り広げる冒険を描いた作品だ。1997 年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載がスタートし、コミックスの全世界累計発行部数は4億9,000万部を突破している。
Netflixの実写ドラマシリーズ『ONE PIECE』では、モンキー・D・ルフィをイニャキ・ゴドイ、ロロノア・ゾロを新田真剣佑、ナミをエミリー・ラッド、ウソップをジェイコブ・ロメロ・ギブソン、サンジをタズ・スカイラーが演じるほか、コビー役でモーガン・デイヴィス、アルビダ役でイリア・イソレリス・パウリーノ、ヘルメッポ役でエイダン・スコット、モーガン役でラングレー・カークウッド、バギー役でジェフ・ワード、カヤ役でセレスト・ルーツ、クラハドール役でアレクサンダー・マニアティス、ゼフ役でクレイグ・フェアブラス、ミホーク役でスティーヴン・ウォード、ノジコ役でチオマ・ウメアラ、アーロン役でマッキンリー・ベルチャー、ガープ役でヴィンセント・リーガン、シャンクス役でピーター・ガディオットが出演する。
Netflixシリーズ『ONE PIECE』は2023年全世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社
大海賊時代に、伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーの遺した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。そんな中、偉大なる海賊・赤髪のシャンクス(ピーター・ガディオット)に憧れる少年・ルフィ(コルトン・オソリオ)は、シャンクスと海での再会を約束する。それから数年後、成長したルフィ(イニャキ・ゴドイ)は揺るがぬ夢を抱えたまま、「海賊王におれはなる!!!!」と高らかに宣言し、海賊王を目指して大いなる旅に出る。予測不能な冒険の中で、ルフィはゾロ(新田真剣佑)、ナミ(エミリー・ラッド)、ウソップ(ジェイコブ・ロメロ・ギブソン)、サンジ(タズ・スカイラー)ら信頼できる仲間たちと出会うことに。彼らは“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を目指し、大海原に冒険に繰り出す。
尾田氏からの直筆レターは、本作の主人公・ルフィの誕生日である5月5日に公開。尾田氏によるイラストとともに、コメントで製作状況も語られている。
コメント全文は以下の通り。
尾田栄一郎
ハリウッド版 ONE PIECE!!
Tomorrow studio、Netflixチームとはもう長いつき合い。それぞれのキャラクターも理解しつつも、育った文化も違い、エンタメについてのポリシーもスキルもベクトルも違い目指す場所は同じなのになぜ噛み合わない!ってお互いもどかしく、もう海外製作ムリでは!?ってとこまでもいきました。
皆さんにとっては急な話かもしれないけどずーーっと動いてました。各社足並みも揃って、やっとここまできました!!
僕の寿命を計算してもONE PIECEが世界に向けて大きく踏み出せるチャンスはこれが最後だと思います。やるからには自分の現役中に監修したい!という思いで2016年に着工しました ONE PIECE 実写版号!
恐ろしい額の製作費も投入して貰ってます。
2023年の公開と発表されたけど、僕が納得できなかったら公開を延期すると約束してくれてます。
各国全製作陣、全キャストが作品への愛に満ちてます!!燃えてます!でも、力みすぎず、楽しい作品に!!
全8話、今、最後の調整中。出航の日は近いです!!
Eiichiro Oda
Netflixシリーズ『ONE PIECE』は2023年世界独占配信。
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Superflyが5月24日(水)にリリースするニューアルバム『Heat Wave』の初回限定盤に収録されるライブ映像『Superfly 15th Anniversary Live “Get Back!!”』より「Voice」のライブ映像がYouTubeにフル尺公開された。
『Superfly 15th Anniversary Live “Get Back!!”』は、昨年11月23日に東京・有明アリーナで開催されたアニバーサリーイヤーを飾る一夜限りのスペシャルライブ。その中でも本日・5月5日(金)にライブ映像が公開された「Voice」は、“不安な世の中だからこそ、自分の気持ちを声に出していく”ことの大切さが描かれており、越智志帆自身がそうありたいと強い決意と希望が込められたナンバー。ニューアルバム『Heat Wave』にも収録されている。
そして、この「Voice」のライブ映像公開を皮切りに、アルバム『Heat Wave』が発売となる5月、さらにアルバムを引っ提げたアリーナツアーがスタートする6月の2か月に渡り、毎週金曜22時に1曲ずつ計9曲のライブ映像がYouTubeにフル尺で公開されていくアルバム発売直前企画“Superfriday”がスタートした。第2弾の公開は、5月12日(金)22:00となっている。
なお、同アルバムには、今年6月より3年9ヶ月ぶりに開催される全国アリーナツアーのファイナル公演(さいたまスーパーアリーナ)を含むライブのアルバム購入者を対象とした特別先行予約も封入されている。アルバム購入者特別先行予約受付は5月24日(水)より6月6日(火)まで。
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2023年7月30日(日)(東京・浜離宮朝日ホール)と8月6日(日)(徳島県阿南市文化会館)に4台ピアノコンサートが開催される。2年前ウィーンから発信された驚異のサウンドで多くの人々を虜にした企画がついに東京と徳島で実現。4人のメンバーのうち石井琢磨、髙木竜馬、そして、編曲・作曲も手がける藤川有樹(あるき)の3人にコンサートにかける意気込みを聞いた(宮田森はウィーン在住中のため不在)。4月某日、浜離宮朝日ホールで行われた試弾の様子とともにお届けする。
YouTube企画から実現した夢のコンサート
――2年前にYouTubeでウィーンから配信された4台ピアノセッションの模様は今でも視聴できますが、リアルなコンサートは初の試みですね?
髙木:2年前の2021年5月にウィーンで石井琢磨君からYouTube企画として声掛けがありまして、その時ちょうど4人ともにウィーンにいましたのですぐに実現しました。幸い視聴者の方々の反響もとても大きかったですし、「いつか実際のコンサートで実現したいね」とみんなで言っていたことがこんなにも早く実現したのは本当に嬉しいことです。同じ場所で学んだ4人で、そして日本で、また4台ピアノコンサートというのはめったにない機会だと思いますので、とても楽しみです。
石井:(2年前に)この企画を「誰とやろうかな」と考えた時に、まず「ウィーンで一緒に勉強した仲間たちとやりたいな」という思いがありまして、自然な流れでこの4人のメンバーになりました。学年は少しずつ違うのですが、友人同士といってもリスペクトし合える、ともに学び歩んできた大切な仲間で、彼らも快く賛同してくれました。
Beethoven: Symphony No.7 in A major 1st movement for 4 pianos
――藤川有樹(ふじかわあるき)さんは、編曲や作曲も手掛けていらっしゃいます。この4台ピアノ企画のためにも様々な作品を編曲していますね。
藤川:このYouTube企画のためにベートーヴェンの交響曲第7番を4台ピアノ用に編曲したものが初めての公開でした。それ以前はほとんど作品を公開していませんでしたが、この編曲作品をきっかけにして継続的に公に出しています。
――(4台ピアノの作品は)編曲している間も一人ひとりのことを思い浮かべているのでしょうか?
藤川:もちろんです。僕自身もピアニストですし、同じ時期にウィーンで一緒に勉強していた仲間ですので、それぞれの持ち味や音楽性、音色もよく理解しています。なので書いていると「彼だったらこう弾くだろうな」というのが思い浮かんできます。この4人のためのオーダーメイドの作品として編曲させていただきました。
藤川有樹(右)
4台ピアノの魅力とは?
――4人で演奏していて何か一番楽しいですか?
石井:まずは各人のキャラクターが演奏にでてくるところですね。かといって一人ひとりが意見を押し通すのではなく、リハーサルの段階でも「君がこうなら僕はこう思うな」という建設的な意見交換や議論ができるのが楽しいですね。“あうん”の呼吸で、というのもいいのですが、4台となると、どうしてもある程度の流れを作っていかなくてはいけないので、リハーサルはとてもやりがいがありますね。
髙木:リハーサルはめっちゃ楽しいよね。交響曲やオペラ、バレエなども大好きなメンバーばかりなので、いざ交響曲をやるとなるとしっかりCDを聴き込んで、それぞれに明確なイメージを持って参加するんです。そのような土台がしっかりとある状態からのスタートなので、共通の一つの作品に向けて互いの思いを寄せていくそのプロセスがとてもいい感じなんです。
――それは寄せていくことで、最終的にはうまく収束して一つにまとまるんですか。
髙木:すごくいい感じで、まとまるよね。
石井:やはりお互いがすごく良い感じでリスペクトし合っているというのが一番重要だなと思います。そこからいいものが生まれるという感じですね。
――4人となると指揮者的な存在もある程度必要ですね?
石井:う~ん、音楽面でのリーダーはこのグループにはいないですね(笑)。
髙木:でも、4人が息を合わせなくてはいけないところでは、やはり、全員が自然と琢磨を見て、合わせるようにしています。だから、琢磨も合図を出してくれています。でもそこに上下関係があるわけではなくて、4人が横並びに一生懸命、いい作品を創り上げようとしている感じです。
藤川:この仲間でよく飲んだりもするんですが、だいたい琢ちゃんのいるところにみんな集まりますね。
髙木:彼はナチュラルボーンリーダーなんですよ。
石井琢磨
――もう一人のメンバーである宮田森(みやたしん)さんは、ウィーン在住のため本日不在ですが、彼はどのようなキャラクターの持ち主ですか?
石井:僕は彼と同門だったんですが、すごく真面目で、実直で楽曲分析などを重視する、ウィーンらしさみたいのをしっかりと持っている正統派なタイプですね。
――そもそも4台ピアノという編成の魅力とは?
髙木:先ほど、本番でも使用させて頂く浜離宮朝日ホールの舞台の上で試弾をして響きを聞きました。もちろん音量も4倍なのですが、一つの楽団が弾いているようなまとまり感を感じて、これが4台ピアノの魅力なのか、はたまた僕たちの相思相愛関係から生まれるものなのかはわからないのですが、やはり新たな発見、感触というのはありました。正直、こんなにまとまっているとは思わなかったので、多分に藤川君の編曲の巧みさというのもあると思います。
藤川:書き手目線で4台ピアノの魅力を考えると、まず機動力というのでしょうか。例えば、「ここは音楽を前に進めるべき」という箇所など、オケだとやはり人数が多いのでなかなか難しいこともあると思います。ですがピアノ4人という少数精鋭の編成だといい具合に流れていくんです。音量的な面ではびっくりするくらい音が出ますし、小さい音もとても響きます。加えて、音色の多彩さもピアノソロより増えるというところも魅力だと思います。
石井:4台ピアノをYouTubeに出したいと思ったのは理由があって、交響曲を聴きたいと思ったら、もちろんCDもありますが、やはりコンサートホールに行かないとその醍醐味はわからないというのがあるじゃないですか。そこで、4台ピアノというかたちで交響曲を紹介することで、ピアノを目当てに来場されたファンの皆様も「交響曲というまた違った世界があるんだ」ということを新たに発見して頂けることもあると思いますし、またオーケストラがもともと好きな方々も「ピアノだけで、しかも4台で演奏すると、またオケとは一味違うサウンドの良さがあるんだ」ということも感じて頂けるんじゃないかと思うんですね。4倍のパレット、色鉛筆があるというのは、それだけ引き出しも増えるわけですし、ものすごい可能性を秘めていると思います。
初演を含むラインナップで新たな魅力の発見に
――当日演奏予定のラインナップについてお聞かせください。
石井:流れとしては、自己紹介替わりに一人ずつソロ演奏をして、連弾をやって、2台ピアノをやって前半を終えて、後半に4台ピアノでの演奏というかたちを考えています。2台ピアノは僕と髙木君でヒナステラの作品を演奏して、ラヴェルのボレロは藤川君と宮田君が連弾というかたちで演奏する予定です。そして後半はたっぷりと4台での演奏で交響曲をお届けします。ソロ作品は、それぞれ未定なので、そこらへんはお楽しみということで。
髙木:編成も響きもだんだんクレッシェンドしていくようなかたちを考えています
石井:僕は一つのソナタ形式と考えていて、だんだん盛り上がってゆく感じです。だから後半の最後には客席の皆さんが「おっ!」となっているはずです。
髙木竜馬
――先ほどの試弾で、情熱的でエキゾティックな一節が聴こえてきましたが……。
藤川:あれはヒナステラのバレエ音楽『エスタンシア』のマランボです。2台ピアノのための作品として以前編曲したもので、今回が初演です。
髙木:もともとはオケ作品でして、(指揮者の)ドゥダメルと彼の祖国のユースオーケストラの演奏などではお祭り騒ぎ的な感じで演奏しています。今回この作品で前半を締めるのですが、とてもふさわしい一曲だと思います。
藤川:ついつい、身体を動かしたくなるような作品です。プログラムでは、この曲の前がボレロなので舞曲つながりで並びもいいです。ボレロは僕と宮田君の連弾です。この曲はモダンバレエでもやったりしますが、二人の手が交差するところなど視覚的にも楽しんでいただけるようアレンジしています。
――なかなか耳慣れない編成ですから、「こういうところを聴いて欲しいな」という点がありましたら教えてください。
髙木:この配置(写真参照)でいくのであれば、どの角度から見てもすごく臨場感を持って楽しんで頂けると思います。僕と琢磨は客席の皆さんには背中を向けていますが、かなりダイナミックに鍵盤が見えるはずですし、この距離で鍵盤全体をご覧頂ける機会はなかなかないと思います。
横には藤川君と宮田君がいますので、彼らの表情もばっちり見えますし、通常のソロの場合だと、どうしてもサイド側のお席からは見切れてしまうところがあると思うのですが、今回に限ってはどこから見ても楽しんでいただけると思います。”あうん”の呼吸で弾くところもあれば、ばっちりアイコンタクトも取るところもあると思いますので、いかに4人が同じように呼吸をしているかも見て頂けたらとも思いますし、目と耳の両方から新しい刺激を感じて頂けたら嬉しいです。
石井:臨場感あふれる音×4というのは、実は僕たちもまだ聴いたことがないので、そのダイナミックなサウンドを僕たちと一緒に楽しむ最初のお客様になって頂けたら嬉しいですね。
藤川:全体的な響きを楽しんで頂くのももちろんですが、このホールだと、あ、このフレーズは彼が弾いているな……というようにいろいろな聴き方を楽しめると思いますね。
――今回は東京公演に加えて、徳島でも演奏されるそうですね。
石井:徳島県阿南市で8月6日(日)に『音楽の日』というフェスティバルがあり、そこでの公演も決まっています。なので二か所ツアーというところでしょうか。僕の故郷に3人を連れていきます。関西方面の方々はぜひこちらに来ていただけると嬉しいですね。
――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
髙木:ウィーン国立音楽大学で同じ空気を共有してきた仲間たちが4人そろって演奏できる機会はなかなかないと思いますし、実際、僕たちにとっても貴重な機会ですので、僕たち自身が楽しんで演奏している様子を見に来ていただければ嬉しいです。僕たちも一生懸命準備したいと思っています。
藤川:初めて4台ピアノの響きを聴いたときは本当に衝撃を受けたのですが、今回はお客様にもそのサウンドをお届けできるのは嬉しいことです。「ピアノっていい楽器だね」さらに「オーケストラの曲っていいね」と感じて頂けるよう頑張らせていただきます!
石井:2年前のリハーサルでは、4台ピアノが置いてある部屋がなくて、二人ずつで長時間合わせをしていたんです。そのおかげで、他の人のパートもよく理解できるようになりましたし、スタッフもいないところでしたので、自分たちで蓋をはずしたり、運んだりといろいろな嬉しい苦労や思い出があります。そういうことを考えると僕たちにとっては、夢が叶う瞬間でもありますので、その瞬間にぜひ皆さんにも立ち会って頂けたら嬉しいですね。皆さん、お時間あったらぜひ来てください。
ドヴォルザーク: 交響曲第9番「新世界より」第4楽章 / Dvorak Symphony No.9 4th movement for 4 pianos
取材・文=朝岡久美子 撮影=福岡諒祠
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クジラ夜の街が、メジャーデビュー1st EP『春めく私小説』より「BOOGIE MAN RADIO」MVをリリース当日の5月10日(水)0時にYouTubeプレミアで公開する。予告映像も本日・5月5日(金)から視聴開始となった。
「BOOGIE MAN RADIO」は、FM NACK5で初の冠レギュラーラジオを担当する『クジラ夜の街のメタラジオ』の番組テーマソングとなっており、架空のキャラクター“怪人ブギーメンレディオ”を中心に描かれているダークファンタジー。
MVはバンド史上初の全編フルアニメーション作品となっている。監督はアニメ『オッドタクシー』などを手がけた木下麦が担当し、今作に関してコメントが届いている。
木下麦 コメント
「疲れた子どもを救済するダークヒーロー」という設定から想起したSFっぽい世界観のMVを制作しました。
かなり自由にやらせてもらったので、夜な夜な趣味のプラモデルを進めるような感覚で楽しく作れました。
爽快でエネルギッシュな楽曲も相まって、インパクトのある力強いアニメーションになりました。たくさんの人に届くと嬉しいです。
木下麦
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“シーンの常識を上書きするヴィジュアルロックバンド”を掲げ、東京・大阪を中心に活動を行っているnurié(ヌリエ)が、バンド史上最大キャパを含む全国ツアーを開催することが発表された。
4月5日(水)に1stミニアルバム『に映らない形と性質、それを「」と呼んで』をリリースした彼ら。ライブではボーカル・大角龍太朗のストレートな感情を吐き出す熱いMCに心を打たれるファンが多く、いま最も勢いに乗っているヴィジュアル系の次世代を担うバンドとも言われている。
なお、仙台・新宿公演のチケットは5月8日(月) 10:00~発売となる(他公演は発売中)。
また、トークバラエティ番組『Mr.JACKが斬る!』#10にnuriéがゲストで登場することも決定。Mr.JACK(CV:YUKKE(MUCC))によるnuriéへのインタビューやミニゲームなど、メンバーのパーソナルな部分が垣間見える内容となっている。2023年5月5日(金・祝)20:00~2023年6月4日(日)23:59まで、ニコ生マーヴェリックチャンネルにて配信される。また、Youtubeのリアルタイム配信は誰でも視聴可能となっている。
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舞台『COLOR CROW -黑韻之翼-』が2023年5月4日(木)、東京・シアター1010にて開幕した。男達の「戦い」と「生きる意味」「絆」をテーマに、舞台・映画・書籍等を連動したメディアミックスプロジェクト『COLOR CROW』の舞台第三弾。初日直前に行われた公開ゲネプロの模様をお届けする。
近未来の日本を舞台に、未成年犯罪者収容所からピックアップされ、“シノビ”(忍者)が持つ特殊な訓練を経たスパイである“クロウ”たちの活躍を描くシリーズ作。今作は、原作者である中原裕也(内田裕也)が脚本、映画『緋彩之翼』の監督でもあるヨリコ ジュンが演出を手掛けている。
今回の任務は、クロウが所属する国家機密機関・国家特別防衛課(トクボウ)と敵対する巨大社会主義国家・東亜共和国連邦(東連)の巨大海洋施設「ポセイドン」への潜入調査。そこで研究を担っているのが、クロウのひとりである羅生聖護(日向野祥)の生き別れた弟・羅生研護(宮里ソル)だという。
クロウたちは掟により単独行動を禁じられ、必ず二人一組で行動する。今回の任務に就いたのは、阿佐美煉(高本学)と乃木杏莉(設楽銀河)のバディ。とあるトラブルに巻き込まれてしまい、レジスタンスのリーダー・アレク(石渡真修)と出会う。
一方、トクボウの秘密基地・NESTでは聖護が連れ去られてしまう事件が発生。防犯カメラには、行方不明となっていたトクボウのスパイ・百地洸(小谷嘉一)の姿が。聖護のバディである蒼田三月(阿部快征)は、新長官となった天王寺亘(水谷あつし)の部下である八神優斗(千葉瑞己)とともに救出に向かうが……。
敵対組織の主要人物は、東連国防軍諜報部第一小隊WASP隊長であるシヴァ(鵜飼主水)、副隊長のガネーシャ(白又敦)。シリーズ開始当初から暗躍し続ける参謀の福丸環(杉江優篤)と、前作舞台『神緑之翼』に続き登場する舞龍(五十嵐啓輔)も手ごわい。
シリーズが進むにつれ、深みが増していくストーリー。今作でついに邂逅した羅生兄弟だが、感動の再会とはいかない。心の底から弟を想う聖護と、兄の過去を許すことのできない研護。命のタイムリミットが迫る中、兄弟のすれ違いがあまりにも切ない。
新たなキャラクターたちとの関わりはもちろん、これまでに培ってきたクロウたちの絆が垣間見えて頼もしい。トクボウと東連の敵対関係だけでなく、司令官である椿泰親(内田裕也)を辞任に追い込もうと企むトクボウ内部のいざこざも複雑に絡み合う。クロウたちの教官を務める神楽瑠唯(湯浅雅恭)の活躍や、死んだはずの大迫由紀夫(村上幸平)の動向にも注目だ。
劇中、息をのんだのはやはりパワーアップし続けるアクションシーン。刀やピストル、体術などあらゆる要素が散りばめられている。戦う姿は、ぶつかり合いそのもの。舞台上から伝わってくる気迫に圧倒されっぱなしだ。“クロウ”たちをはじめ、個々の身体能力に驚かされる。可動するセットや映像も効果的で、壮大な世界観にいつのまにかすっかり浸っているだろう。
やがて、陰謀が交錯する展開に。シリアスなシーンだけでなく、テンポの良い掛け合いによるコメディの緩急が楽しい。厚みを増していく『COLOR CROW』の世界は、ぜひ劇場で体感してほしい。
出演者コメント
■羅生聖護役:日向野祥
いよいよ『COLOR CROW -黑韻之翼-』開幕いたします。
この『COLOR CROW』シリーズも今作で4作目となります。全力で今まで培ってきたものを最大限生かしつつ、新しいキャストも加わるので、また新しい『COLOR CROW』を創っていきたいと思っています。
1公演1公演を大切に、お客様に感動を届けられるように必死に頑張りますので、ぜひ応援していただけると嬉しいです。
■阿佐美煉役:高本学
まずは、カンパニー全員で初日を迎えられる事に感謝しております。
もっと沢山の方々に『COLOR CROW』を愛して頂ける様にと、稽古からカンパニー一丸となり誠心誠意作品と向き合って来ました。
初演からのメンバーに加えて、新しいキャストも増えてパワーアップした今作は「一人一人が信念を貫き通す力」と「豪快なアクション」が魅力になっていると思います。
演出家のヨリコさんを中心にお客様に満足して頂ける作品になっていると思いますので、是非、劇場に足を運んでくださると嬉しく思います。
■蒼田三月役:阿部快征
いよいよ『COLOR CROW -黑韻之翼-』が開幕となります!
非常に動く舞台なので、熱量を全面に出して、僕たちはこの『COLOR CROW』という作品を皆様へ届けていきたいと思います。最後まで乗り切れるように頑張ります!皆様の応援が力になります。劇場に足を運んでいただけるのもうれしいですが、今回は配信もありますので、遠くからも応援していただけると嬉しいです。たくさんのご声援をよろしくお願いいたします!
■乃木杏莉役:設楽銀河
こうして初日を迎えられることを本当に嬉しく思います。
COLOR CROW という作品は僕の中ですごく存在が大きく、役者として人として成長させてくれた作品です。
今作でシリーズ第4弾となる COLOR CROW。1弾、1弾と積み重ねるたびに大きくなり、それぞれのキャラクターや関係性が、より鮮明になっていると感じています。
今作は今まで以上に更にスケールアップして、皆様にお届けできると実感しています。
舞台「COLOR CROW-黑韻之翼-」を、ぜひよろしくお願いいたします。
取材・文・撮影=潮田茗
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2023年5月2日(火)に開幕した『歌舞伎座新開場十周年 團菊祭五月大歌舞伎』で、『達陀(だったん)』が上演されている。尾上松緑が主人公の僧・集慶(じゅうけい)を勤め、尾上左近が思い出のシーンの若い頃の集慶を勤める。
本作は、奈良・東大寺で行われる修二会(しゅにえ。通称「お水取り」とよばれる行事)を題材にした舞踊だ。松明の灯りではじまり、堂童子(どうどうじ。坂東亀蔵)が天下泰平、万物繁栄の願いを込めた力強い踊りをみせる。厳かな空気の中、女人禁制の御堂に青衣の女人(しょうえのにょにん。中村梅枝)が現れる。それはかつて集慶と思いあっていた女性だった……。さらに火の行「達陀」では、総勢約40名による練行衆(れんぎょうしゅう)の群舞が披露される。
『達陀』特別ポスター。二世松緑は、東大寺の平岡定海監修のもと萩原雪夫と本作を作った。「今でも東大寺の先生方が稽古を見に来てくださいます」と松緑。
センターポジションにいるのが松緑だ。しかし主役を勤める松緑は、集慶について「たくさんの僧の中でたまたまスポットが当たったひとり。練行衆一人ひとりに各々のバックボーンや物語があり、全員がその“私(わたくし)”を捨て、集まり、凝縮したものをお見せする意識で勤めます」と話す。松緑と左近に、本作への思いを聞いた。初日の舞台写真、観劇レポートとともにお届けする。
■二世松緑が創った今みても新しい舞踊作品
ーー『達陀』は1967年2月歌舞伎座で初演されました。二世尾上松緑さん(松緑の祖父、左近の曾祖父)が作られた作品です。
松緑:私が『達陀』に初めて携わったのは、尾上菊五郎のお兄さんが上演された時(1996年2月歌舞伎座)でした。練行衆のひとりとして出演し、その後に堂童子を、そして2010年には日生劇場で集慶を。新しくなった歌舞伎座では、日本舞踊藤間流の会(2015年)でやらせていただきましたが、歌舞伎座の公演としてはこれが初めてです。尾上眞秀さんの初舞台というおめでたい月、そして国立劇場では修二会の催し(声明公演「東大寺修二会の声明」)もあり、非常に良いタイミングだと思います。
ーーおふたりにとって『達陀』とはどのような演目でしょうか。
松緑:歌舞伎俳優としても日本舞踊家の藤間勘右衞門としても大事な、倅にも引き継いでもらいたい作品のひとつです。いま見ても新しく感じられるものです。これが2、30年後に錆びついたと思われないように磨き、次の世代にバトンを渡したいです。
左近:曾祖父の二世松緑さんの作品です。僕にとっても家(うち)にとっても、本当に大切なものだと感じています。
ーー左近さん、この作品にどのような感想をおもちですか。
左近:全く新しいものを見る感覚です。見て楽しく、聞いて楽しい舞踊だと思いました。この作品に出られることを、ずっととても楽しみにしていました。今回は幻想の集慶だけでなく、最後の総踊りにも出させていただきます。
ーーこの作品にみられる、二世松緑さんらしさとは。
松緑:祖父は先見の明を持つ人でした。2023年になった今でさえ、非常に新しい感覚でご覧いただける作品です。先を見て、現代的な感覚を取り入れる。それは私や父の辰之助よりも、祖父の二世松緑が秀でていたことのひとつだと思います。
■私(わたくし)を捨て、機能美を追求する
ーー本物のお寺にいるような荘厳な空気ではじまり、幻想的な場面があり、迫力の群舞に繋がります。この作品で大切にしていることをお聞かせください。
松緑:前提として、東大寺のお水取りの行に忠実であること。実際の行を舞踊として舞台にのせた時点で、すでにフィクションが入ります。ここにサービス精神で「もっとドラマティックに」など考えようものなら、途端に“一切の欲を捨てた行”から離れていくでしょう。なるべく誤差も出さないように。東大寺へのリスペクトを持ち、各々が最大限の仕事をする。これをゴールの旗に、やるべきことをやる。やってはいけないことはやらない。皆が同じ方へ向かうことができれば、一日一日研ぎ澄まされたものになっていくと思います。
ーー「やってはいけないことはやらない」が難しそうです。
松緑:人間ですから枠にはめることはできませんのでね。自分は一生懸命のつもりでも「勝手なことをやり始めている」となることはあります。もしお客様に「群舞で奥から2番目の人が素敵だった」と思われたら、それは「できてなかった」ということ。各々が自制心を持ち、ある意味でシステマティックに。あくまでも機能美を追求していく作品です。
ーー群舞には約40名の方が登場します。松緑さん、左近さんの他、市蔵さん、松江さん、歌昇さん、萬太郎さん、巳之助さん、新悟さん、尾上右近さん、廣太郎さん、種之助さん、児太郎さん、鷹之資さん、莟玉さん、玉太郎さん……いつもそれぞれの個性で魅力を発揮される皆さんが、揃いの衣裳で同じ振りで踊ります。
松緑:舞台稽古では客席から舞台を見て、綺麗なピラミッド型になっているか。先輩後輩を抜きに身長や体格で並びを考え、舞台の板の何番目のどの辺りにスタンバイするか。きっちり揃えてシンメトリーを作っていきます。衣裳はある意味で、お坊さんの作業着。そこにも機能美を感じますね。
左近:私もそのパーツのひとつとなれるよう勤めたいです。そしてこの先、集慶を勤められる役者にならなければ、とも思いました。父が公演に向けて話すのを聞いていると、集慶のむずかしさは舞台上だけではないのだなと。舞台の裏にも目を配れる役者になければならないのだ、と感じます。
■青衣の女人と思い出の集慶
ーーあくまでもストイックに、機能美を見せる演目なのですね。
松緑:その中でもドラマティックな部分として成立するのが、梅枝さんと彼(左近)の青衣の女人の場面です。
左近:作中で唯一、“欲”を描く部分だと思っています。心に留めておきたいのは、そこに物語があるように、ということです。踊りが、ただの身体の動きになってはいけません。お客様に「こういうことがあっての今なのだ」と伝わるよう、集慶の心を大事に勤めます。
ーー青衣の女人は、歌舞伎化のために創作されたキャラクターではなく、東大寺の過去帳に名前がある伝説の存在だそうですね。かつて辰之助さん(三世松緑。松緑の父、左近の祖父)が勤めた役です。今回はどなたに教わるのでしょうか。
松緑:青衣の女人の、梅枝さんに預けました。倅にとって、女方の先輩とマンツーマンでやる役はほとんど初めてのことです。梅枝さんは大変気働きのきく方ですから、女方さんとの付き合い方や信頼関係の構築の仕方を学ぶにも、非常に良い相手だと思います。古典の役とも違いますので、梅枝さんには「年下の彼氏を育てるように、倅をお前のいいように染めてやってくれ」と伝えています(一同、笑)。
左近:この1ヶ月で、梅枝のお兄さん好みの男になることが目標です(一同、再び笑)。実際の年齢差や体格差を感じさせない踊りができるよう勤めたいです。
松緑:本人も言うように倅はまだ経験が浅く、梅枝さんと並べば見劣りすることもあるでしょう。けれども我々は、若い頃から先輩の相手役をやらせていただき成長してまいりました。役をなさった先輩に教わるのが基本ですが、その相手役をされた方から教わることも非常に多いです。私自身、玉三郎のお兄さん、魁春のお兄さん、時蔵のお兄さん、雀右衛門のお兄さん、福助のお兄さんなど、女方の先輩方に育てていただいて。同じ役でも、どの方とやるかで芝居は変わりますから、今回もふたりの信頼関係で構築してもらえれば。そこは親といえども、自分が入っていくことではないように思います。
ーー近年の上演では僧・集慶が、幻想の集慶も演じ、青衣の女人と踊りました。今回は、幻想の集慶が独立した役となります。
松緑:今回の見せ方は、祖父が初期にやっていたものです。祖父は再演を重ねる中で、若い頃の集慶も自分でやるようになり、菊五郎のお兄さんもその演出でなさっていました。その舞台は本当に素晴らしいものでした。ただ青衣の女人と踊る集慶が、僧の姿であることに引っかかりがまるでなかった、といえば嘘になります。
菊五郎のお兄さんは、祖父の『達陀』で青衣の女人をなさっていました。「あの時のようにやってみたいのですが」と相談したところ、「やってみたらいいんじゃないか」と。一度やってみて違和感がなければ、今後もこのやり方で。結果として僧の集慶が踊る方が自然だ、という結論に辿りつけば戻すかもしれません。息子や他の方がやる頃には、舞台機構がさらに進化して今は思いもつかないようなシステムが構築されているかもしれません。その時の判断で新しいもの、良いものを取り入れていい作品だとも思います。
ーー幻想の集慶が出ることで、作品全体の印象も変わりそうです。
松緑:基本は白、黒、グレーのモノクロの中で進み、炎の赤だけが印象的な舞台です。色彩的にはシックとも言える中に、若い頃の集慶が出ることで華やかな、若々しい色がひとつ出る。お客様の気分も変わるのではないでしょうか。
■親子ではなく、舞踊家として
ーー4月は『連獅子』で親子共演されました。1ヶ月を経て、左近さんの成長をどうご覧になりますか。
松緑:休演はありましたが、無事千穐楽を迎えることができ良かったです。彼に対してダメを出したいところはいくらでもありますが、それを差し置いても彼はもう、子役ではなくひとりの青年の役者なのだなと。「あれをしなさい、これをしなさい」と言う時代は終わったと感じました。今後も協力はいくらでもしますが、この先は、彼は彼の責任で尾上左近という役者を育てていくのでしょうね。
ーー左近さんは4月公演をどうふり返りますか?
左近:目の前の舞台に全力を尽くすのは当たり前として、役者としてひとつ上にいける、次に繋がる1か月に、と思い勤めてまいりました。自分では、その結果がどうであるかは分かりませんが、大きな1か月だったと思ってます。
ーー多くの絶賛の声を聞きました。
松緑:作品と僕ら親子を重ねて、ご覧いただいた方も多いのかもしれません。けれども僕はそのことを、ちょっと冷めた気持ちで見ていました(笑)。「息子の純然たる踊りを見てくれていますか?」と思ってしまったんですね。それに僕自身、中村富十郎のおじさんや(十二世)市川團十郎のおじさんと『連獅子』をやらせていただきました。(富十郎の息子)鷹之資さんともいつか、と思いますし、初舞台の眞秀くんと踊る時がこの先くるかもしれません。倅がこれから別の先輩と踊ることもあるでしょう。実の親子かどうかは関係なく、どのような場合も舞踊家の先輩後輩という意識で舞台に立っているつもりです。
ーー舞踊家の後輩として、今後左近さんが配信トークライブ『紀尾井町家話』にゲスト出演されることもあるのでしょうか。
松緑:配信はお金を払って見ていただくもの。彼は喋るのが苦手と言いますか、話す前に少し考えるところがありますので、どうでしょうか。娘(左近の姉)の方は喋るのが上手いのですが、彼女は表舞台に出ることを好まないようで……。
左近:「紀尾井町家話」は100回を越えたところですよね。200回目くらいまでには、トークの技術を間に合わせたいです!(笑)
ーーそんな左近さんにお聞きするのですが、松緑さんにも何か苦手なものはあるのでしょうか?
左近:言っていいのかな。かぼちゃ……ですよね?
(松緑が無言で頷き、一同笑)
左近:祖父の辰之助さんも苦手だったそうです。僕は食べられるので、代々のレールから外れてしまい申し訳ないです(笑)。
松緑:親父は戦後間もない生まれでした。かぼちゃを食べすぎて嫌いになったとか、毛虫を踏んだらかぼちゃ色の何かが出てきたとか……。父と母と私と食卓にかぼちゃが出ることはありませんでした。でも父が巡業で家にいない時だけ、出るんです。ある時、たまたま食べた日に具合を悪くしてしまいそれ以来。思えば、かぼちゃでアタることはまずないのですが。
ーーそのまま今に至るのですね。
松緑:デートの相手がデザートにパンプキンプリンを選んだら、先に帰ります。オードブルの後にかぼちゃのポタージュを頼まれたら、その時点で帰りたいです。
ーーまだ前菜なのに……。
松緑:苦手と言えば、自転車も。
ーーあの体幹と身体能力をお持ちでありながら!?
松緑:自分でも運動神経は悪くない方だと思うのですが。お前は乗れるんだっけ?
左近:補助輪があれば(余裕の笑み)。
松緑:そうだよな!(一同笑)
ーー最後に読者の方へお誘いの言葉をお願いします。
松緑:音楽は長唄の方たちにも協力していただきながら、いわゆる歌舞伎の邦楽とは違うものが使われます。40名で“私(わたくし)”を捨て団体行動を務める。そこは東大寺さんのお水取りと近いものがあるかもしれません。すべてのエネルギーを溜めて最後の総踊りへ向かっていく。終わった後、お客様にカタルシスを味わっていただければ幸いです。
左近:作品の背景には様々なことがありますが、お客様は何も考えなくても、特別な知識がなくても、最後に、おお! となっていただけるはずです。僕と同世代の方にも「とにかく1回来て、とりあえず観てみて!」 と伝えたいです。
■『達陀』初日観劇レポート
暗転した場内に鐘が響き、青みがかった暗闇の向こうに霞がかったお寺の境内が広がる。揚幕から松明を携えた僧たちが現れ舞台へ。階段を上っていく。静謐な空気は堂童子の法螺貝で大きく動き出し、練行衆たちが床を鳴らし火に照らし出された須弥壇の周りを駆ける。過去帳が読み上げられる中、気がつけば青衣の女人がいた。
『達陀』左より、青衣の女人=中村梅枝、幻想の集慶=尾上左近
青衣の女人は現実離れした、しかしたしかな存在感を体現する。思い出の場面には、若い頃の集慶も高貴な装いで現れる。ふたりは背景の春の満開の桜、秋の色づいた紅葉と溶け合い、底の知れない淡さと美しさをみせた。集慶が煩悩をふり払ってからは、空間に一気にエネルギーが蓄積されていく。火天と水天の踊りが緩急をつけ、群舞となる。
『達陀』僧集慶=尾上松緑
約40名が生み出すリズムは、日常生活では意識を向けることのない、心の中のプリミティブな部分に響いてくる。練行衆たちに火の粉が舞い散り、見ているだけで顔が熱くなるようだった。熱量が最高潮に達したまま幕となり、一瞬おいて拍手がわき起こった。歌舞伎座にいることを忘れさせる、しかし歌舞伎俳優たちだから成立する、骨太で躍動感に満ちた一幕だった。
『達陀』の幕切れの群舞。中央が僧集慶=尾上松緑。
歌舞伎座新開場十周年『團菊祭五月大歌舞伎』は、5月2日(火)から27日(土)まで。『達陀』は「夜の部」での上演。
舞台写真提供:松竹株式会社 取材・文・インタビュー写真:塚田史香
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ジャニーズWESTが、6月7日に20枚目のシングル「しあわせの花」をリリースする。初回盤Bに収録されるジャニーズWEST×サンボマスターによる「スペシャルセッション」のショートVer.が、本日・5月5日21時よりジャニーズWEST公式YouTubeチャンネルでプレミアム公開されることとなった。
サンボマスター・山口隆による楽曲提供第2弾となる本曲は、笑顔の花が広がっていく力強くもまっすぐな応援歌。
「一発勝負です。ライブしましょう!」という重岡大毅の叫びで始まるセッションは、言葉通りぶっつけ本番の一発録り。桐山照史のパワフルなボーカル、濵田崇裕の語りかけるような伸びやかな歌声で始まり、メンバーが次々と歌いつないでく。むき出しで心のままに声をあげる重岡、感情溢れる力強い歌を響かせる小瀧望、楽曲になじむようにノリを与える神山智洋、憂いのあるクールな声で表現する藤井流星、柔らかな声で温かみを加える中間淳太。そんな7人の愛に溢れた歌声が、自然と体を揺らしてしまうサンボマスターのピースフルなバンドサウンドに重なっていく。
また、初回盤Bに収録されるフルバージョンでは「しあわせの花」のほか、「週刊うまくいく曜日」のセッションも収録。さらにメンバー7人が目を輝かせながら、山口らと話す「スペシャルトークセッション」も。笑いの絶えない和やかな雰囲気の中で、互いをリスペクトし合う熱いトークが繰り広げられている。
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1:2023/05/02(火) 05:25:29.85ID:KwSYkXXQ9 杉野遥亮、「ばらかもん」でGP帯連続ドラマ初主演 「原作に最大限のリスペクトを持ってチャレンジしたい」
2023年5月2日 05:00 映画.com
https://eiga.com/news/20230502/2/
若き書道家を演じる杉野遥亮 (C) フジテレビ
https://eiga.k-img.com/images/buzz/103078/73ce9b84605cbf35/640.jpg
杉野遥亮が、フジテレビで7月期に放送される“水10”ドラマ「ばらかもん」でゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演を飾ることがわかった。衣装を身に付けた杉野のビジュアルとコメントが披露された。
原作は、「ガンガンONLINE」「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で2008~18年にかけて長期連載された同名コミック(全18巻)。スピンオフ漫画「はんだくん」(全7巻)も発行され、シリーズ累計発行部数は1000万部超を記録。14年にはアニメ化、16年にはスピンオフ漫画もアニメ化された。
「ばらかもん」は長崎県・五島列島の方言で“元気者”を意味し、日本一美しい海を擁するとも言われる五島列島を舞台に、書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家が、島民たちとの交流を通じて書道家として、そして人間としても成長していくさまを描く。ドラマ化にあたり、「マルモのおきて」で演出を担当した河野圭太と、脚本家の阿相クミコが再びタッグを組み、スケールの大きな自然の映像美のもと、主人公を中心に子どもや島民たちの心情を丁寧に紡ぐ。
杉野が演じるのは、都会生まれ、都会育ちの若き書道家・半田清舟(はんだ・せいしゅう)。書道界の家元の後継ぎで、若き新鋭として名を馳せ、世間にもてはやされてきたプライドの高い青年。だが、ある挫折をきっかけに、海に囲まれた日本西端の島である長崎県の五島列島で一人暮らしを始めることになる。近所の小学生・琴石なるをはじめとする個性豊かで自由奔放な島民たちとの人付き合い、慣れない“田舎”での一人暮らしに翻弄される清舟だったが、その度に島民たちに助けられ、様々なトラブルに巻き込まれながらも少しずつ成長し、新たな書の境地を拓いていく。
杉野は、「原作に最大限のリスペクトを持って、チャレンジさせていただきたいと思っています」と語り、「本当にいい作品を作りたい、この世界観を大事にしたいという思いで精いっぱい取り組みます」とコメント。「主人公と五島列島に住んでいる登場人物たちとの、心が交わっていくところは、今の生活の中で感じることが少なくなっている部分だと思いますので、この作品ならではの関わり合いを大切にお伝えしていきたい」と意気込みを語った。
ビジュアルに描かれている「ばらかもん」の文字は、杉野が筆で書き下ろしたもの。疾走感あふれる力強い文字には、杉野の本作に懸ける熱い思いが込められている。
「ばらかもん」は、フジテレビの“水10”枠で7月放送スタート(毎週水曜・午後10時放送)。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)