稲垣吾郎×新垣結衣『正欲』 山田真歩、宇野祥平、渡辺大知ら7名の追加キャスト&特報映像を解禁

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映画『正欲』が11月10日(金)に公開されることが決定。あわせて、新たな追加キャスト、ティザービジュアル、特報映像が解禁された。

『正欲』は、『桐島、部活やめるってよ』『何者』などの朝井リョウ氏が、作家生活10周年作品として書き上げた小説。2021年3月に発売され、第34回柴田錬三郎賞を受賞している。同小説初の映画化でメガホンをとったのは、『あゝ、荒野』、『前科者』などの岸善幸監督。脚本は、『あゝ、荒野』『宮本から君へ』などの港岳彦氏が手がける。

マイホームで妻と子を養う横浜検察庁の検察官・寺井啓喜を演じるのは、稲垣吾郎。広島のショッピングモールの契約社員で特殊性癖を持つことを隠して生きる桐生夏月役で、新垣結衣が共演。小学校不登校の息子が世間から断絶されてしまう可能性を恐れる寺井と、自ら世間との断絶を望む夏月の物語が描かれる。

映画『正欲』ティザービジュアル (C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会

映画『正欲』ティザービジュアル (C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会

不登校の息子が世間から断絶されることを恐れる検事の啓喜。ひとつの秘密を抱え、自ら世間との断絶を望む寝具販売員の夏月。夏月の中学の同級生で、夏月と秘密を共有する佳道。心を誰にも開かずに日々を過ごす大学生・大也。自分の気持ちに戸惑いながらも心に従おうと邁進する、大也と同じ大学に通う八重子。無関係に見えたそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに交差する。

 
 

あらたに出演が明らかになったのは、山田真歩、宇野祥平、渡辺大知、徳永えり、岩瀬亮、坂東希、山本浩司ら7名。

ドラマ『あなたの番です』(NTV)などの山田真歩は、不登校になった息子との距離を掴めずにいる啓喜(稲垣吾郎)に対し、徐々に気持ちが離れていく妻・由美を演じる。また、宇野祥平は、啓喜とともに検察庁に勤める事務官・越川秀己役で出演。渡辺大知は、夏月(新垣結衣)と佳道(磯村勇斗)の中学の同級生・西山修を演じる。

徳永えりは、夏月と同じ商業施設で働き、夏月を気に掛ける妊婦の女性・那須沙保里役。岩瀬亮は、ある日をきっかけに、佳道と大也(佐藤寛太)と秘密を共有するようになる小学校の非常勤講師・矢田部陽平役。坂東希は、大也の所属するダンスサークルのリーダーとして、サークルのみならず大学内でも信頼を得ている高見優芽役。夏月と佳道の中学時代の担任教師を、山本浩司が演じる。

『正欲』は11月10日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。

 

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2022年7月8日(金)に開幕しロングラン公演を続ける舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』東京公演。昨年の開幕期よりトリプルキャストのひとりとしてハリー・ポッター役を務めてきた石丸幹二が本日千穐楽を迎え、終演後に石丸幹二の最終ステージならびに開幕から1周年を記念した特別セレモニーを実施した。

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者であるJ.K.ローリングが、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンと共に舞台のために書き下ろした「ハリー・ポッター」シリーズ8作目の物語。小説の最終巻から19年後、父親になった37歳のハリー・ポッターとその息子・アルバスの関係を軸に描かれる新たな冒険物語は、世界中で多くの演劇賞を獲得するなど好評を博している。アジア初上陸となった東京公演においても開幕以来全席完売が続き、さらに第30回読売演劇大賞の選考委員特別賞や第48回菊田一夫演劇賞の菊田一夫演劇大賞を受賞するなど、高い評価を獲得している。1年間での総公演数は450回以上にのぼり、2023年7月8日時点で総観客数は58万人に達した。

特別セレモニーでは出演者のカーテンコール後に、石丸幹二が開幕から1周年を迎えた感謝とともに、自身の千穐楽を終えてのコメント、さらには2024年1月以降に再びハリー・ポッター役としてカムバックすることを発表した。厳しいオーディション、稽古を経て2022年8月17日に本舞台初出演。以降、約1年間にわたって、計188公演でハリー・ポッター役を演じてきた石丸幹二の来年1月以降のカムバック発表に、集まった約1300名の観客から大きな歓声が沸き起こった。

そして、セレモニーのクライマックスでは石丸幹二による「ルーモス」の掛け声をきっかけに観客のスマートフォンのライトが一斉に点灯。約1300の光につつまれた幻想的な雰囲気の中で写真撮影が行われた。

自身の千穐楽を終えて、2024年1月以降に再びハリー・ポッター役としてカムバックする石丸幹二が1周年を迎えた感謝とともにコメント。また、昨年の開幕期から継続的に出演を続けてきた各キャストからも1周年にあたって感謝のコメントが寄せられた。

また、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』では、7月19日(水)より、Twitterにて「#ハリポタ舞台」1周年キャンペーンを展開する。公式Twitter(@hpstagetokyo)をフォローの上、「#ハリポタ舞台」と「#1周年」の2つのハッシュタグをつけて「あなたのハリポタ推しキャラクター」を投稿した方の中から抽選で3組6名様に「観劇チケット」を、5名様に「舞台グッズセット」を、さらに3名様に3種類の「レゴ(R)ハリー・ポッター™」の中からどれかひとつをプレゼントするそうだ。応募にあたっての注意事項等は公式Twitterのキャンペーン投稿内規約を参照のこと。

ハリー・ポッター役:石丸幹二 コメント

皆様、本日は舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にご来場くださり、ありがとうございました。
この7月8日に、僕たちは1周年を迎えました。
ひとえに皆様がこの作品を愛してくださったおかげと、感謝しております。
私事ではありますが、本日の公演で、いったんピリオドを打ちます。
思い返しますと、2020年の2月にニューヨークのブロードウェイで初めて『ハリー・ポッターと呪いの子』を観ました。まだ二部作でしたが、「演りたい」と思ったのが最初です。それから、長いオーディションがあり、昨年4月にキャスト、スタッフが集まり、長い稽古が続きました。
開幕してからも、初めてのロングラン公演。質をキープしつつ、エネルギーを保ちながら、勢いのある公演をお届けし、お客様に楽しんでいただくことが、どれほど難しいかを皆で体験してきました。一緒にスタートを切り、手を携え、ここまで走ってまいりました。
今、ここに立つメンバー、スタッフは僕の宝物です。
これからもパーフェクトな舞台を務められるよう、カンパニー一丸となって精進していくことと思います。先ほど「いったん」と申しました。この作品を愛しすぎている僕は「また、演りたい」と言い続けておりましたところ、来年1月に戻ってくることになりました。半年のお休み、ということですね。
これからも公演は続きます。ご来場の皆様、ぜひぜひこの舞台にまた帰ってきてください。

キャストコメント

■ハリー・ポッター役:藤原竜也

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』日本カンパニーが開幕1周年を迎えました。
開幕前の稽古期間も開幕後も1年間通して沢山の人たちが『呪いの子』を最高の舞台にすべく走り続けてきました。
僕自身、8ヶ月ぶりに戻ってきましたが、カンパニーのエネルギーがより一層高まっていて作品のすごさを改めて感じましたし、そんな妥協のないカンパニーにまたハリーとして戻ってこられて本当にうれしいです。
この先「呪いの子カンパニー」がどの様な道を走っていくのか、ぜひ楽しみにしていただければと思います。

■ハーマイオニー・グレンジャー役:中別府 葵

開幕1周年を迎えることができたことを心からうれしく思います。これも赤坂に観劇に来てくださる皆様、舞台を応援してくださる皆様のおかげです。
皆さんのワクワク、キラキラしたお顔を劇場付近で見かけたときや、感動のお声をいただけたとき、この作品に携わっていることを改めて誇らしく幸せに感じることができます。
これからもこの素晴らしい舞台を沢山の方にお届けできますように。
私たちも心を一つに、精一杯頑張ります!

■ロン・ウィーズリー役:エハラマサヒロ

皆様、ご観劇ありがとうございます。
毎公演、舞台上からきらきらしたお客様の笑顔を見るのが楽しみで、1年たっても変わらずドキドキさせていただいております。
さらなる進化にご期待ください。

■ドラコ・マルフォイ役:松田慎也

開幕1周年!
文字にするとあっさりしますが、1年舞台を続けるって本当に凄いことですね。
ご来場くださるお客様のおかげです。大大大×1万の感謝です。
毎公演魂込めてます、これからも込めます!よろしくお願いいたします。

■ドラコ・マルフォイ役:宮尾俊太郎

1つの演目を1年間演じ続けるという、掛け替えの無い経験をさせていただきました。
皆様にとってもこれからのこの舞台が掛け替えの無い時間になりますように!

■ジニー・ポッター役:馬渕英里何

1年間たくさんのお客様に支えていただきましたことに深く深く感謝いたします。信じられない奇跡的な公演になりました。2年目、また新たなキャストを迎えて走り出すホグワーツ特急に、多くのお客様に乗り込んでいただけたらと、願っています。

■ジニー・ポッター役:白羽ゆり

『ハリー・ポッターと呪いの子』1周年うれしく思います。ロングランだからこその大変さはありますが、キャスト一同絶対に良い作品を創るという想いでここまで来る事ができました。2シーズン目もお客さまに喜んで貰えるように私自身も役と真摯に向き合っていきたいと思います。

■アルバス・ポッター役:藤田 悠

開幕1周年、ありがとうございます!
この作品が日本でたくさんの方々に届いていること、とてもうれしいです。赤坂まで足を運んでいただき、改めて感謝申し上げます。
ふと自分は何者なんだろうと思うこともあります。でも今は、アルバスでいられる。その事実がある。それがいかに恵まれていて、幸運であるか。これを忘れずに自分もまた、毎日劇場に通おうと思います。今後も『ハリー・ポッターと呪いの子』を、よろしくお願いいたします。

■アルバス・ポッター役:福山康平

開幕1周年! 凄い! これまで何度、客席のエネルギーに背中を押していただいたことか…。いつも温かいご声援ありがとうございます。これからも公演は続くので、是非劇場に遊びにきてください!

■スコーピウス・マルフォイ役:門田宗大

僕らはただ愛したいだけだ。”あの時間”をあの劇場にいる全ての人と、対話をしながら創っていきたい。スコーピウスが自分の赤い背中と対話をするように、登場人物に想いを重ねて。だからまた会いに来てください。赤坂で待ってます。

■スコーピウス・マルフォイ役:渡邉聖斗

この舞台に携わってからもう1年以上経っているということが長いようで短いように感じます。時に想像以上に体力と精神力を奪われ、苦しむこともある舞台です。
そんな中でも演じる喜びが常に勝っているのはこの舞台を強く応援してくださる皆様のおかげに他なりません。
これからも『ハリー・ポッターと呪いの子』を愛し続けて頂けるよう全力で演じさせていただきます。

■マクゴナガル校長役:高橋ひとみ

毎日たくさんのお客様に観劇していただきありがとうございます。
「楽しかった! 凄かった! また観に来たい!」と言ってくださるお声を聞くと幸せな気持ちになります。
この瞬間瞬間は当たり前ではないんだといつも思わされます。
これからも皆様に本物の魔法をお届けしたいと思います!

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7月18日(火)、FABLED NUMBERからN'Taichiと宗光-Rodriguezの二人が脱退することがわかった。

FABLED NUMBERは、2006年に大阪で結成されたロックバンド。脱退が発表されたN'Taichiはボーカル・N'Eitaの実兄で、兄弟で同バンドを創設したリーダー。また、サンプラーの宗光-Rodriguezは、バンドに10年以上在籍している。

N'Taichiと宗光-Rodriguezのコメントは以下のとおり。

N'Taichi

 

 

宗光-Rodriguez

あわせて、現体制最後となる東名阪ワンマンイベントが、10月14日(土)に東京・下北沢ReG、10月20日(金)に愛知・名古屋CLUB QUATTRO、11月11日(土)大阪・アメリカ村DROPの三日間にわたって開催されることも発表されている。

チケットの最速一次先行受付は、イープラスにて7月25日(火)23時59分まで実施中。そのほか詳細は、FABLED NUMBERの公式ホームページを確認しよう。

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様々なメディアで人気上昇中のクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』。その世界をライブで描き出すナンバリングイベントも5thに突入し、今年は全国4ヶ所のアリーナツアーへとパワーアップ! その第1弾「WISH」が7月15~16日に横浜・ぴあアリーナMMにて開催され、マスク着用での声援も5年ぶりに復活。その盛り上がった二日間の様子をお送りしよう。


■華やかなお祭り感全開のライブからスタート!

記録的な猛暑が続く中、その熱量をさらに盛り上げるように横浜・ぴあアリーナMMには多くのウマ娘ファンが集結し、会場内は両日共に満員御礼。さらに今回はマスク着用の上での声援が解禁になり、声出しアリの『ウマ娘』イベントは2018年開催の2ndイベント以来。初めてのコールを経験するファンも多いとあってか、開演前にはウマ娘によるコール練習がスタート!

 DAY1では場内のファンを「ウマ娘ちゃんを愛する同志」と呼ぶオタクなウマ娘・アグネスデジタルが、DAY2では風水ウマ娘・コパノリッキーが親友&ライバルのホッコータルマエとワンダーアキュートも活躍した前日の感想を語りながら登場し、場内のファンも彼女達のイメージカラーのコンサートライトを輝かせてのコール&レスポンスで盛り上がる。その盛り上がりに感動してアグネスデジタルの魂が抜けかける一幕も。

そんな彼女達のおかげで会場も暖まり、開演直前に『うまぴょい伝説』が流れると、早くも場内はターフ色のグリーンのコンサートライトの輝きに染まり、全力の「俺の愛バが!」コールとクラップが響き渡る。そんな最高の盛り上がりと共にいよいよアリーナツアーの幕が上がった。

ナンバリングイベントの楽しみと言えばMCを務めるシークレットゲスト。DAY1ではゲームの育成モード「グランドマスターズ ー継ぐ者達へー」からサポートAIの三女神ダーレーアラビアン役・進藤尚美/ゴドルフィンバルブ役・佐藤聡美/バイアリーターク役・斎賀みつきが登場。そしてDAY2ではアニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』から沖田トレーナー役・土田大が登場。三女神からの神託の如き始まりの言葉や、沖田トレーナーの熱いゲキを合図にいよいよライブがスタート。

スクリーンには多彩な光と共に様々なメディアのウマ娘たちの姿が映し出され、今日出演するウマ娘達がそれぞれの二つ名と共に映し出され、その都度場内は大きな歓声に包まれる。そしてカウントダウンからの壮大なファンファーレと共にステージ上に出演陣が勢ぞろい。その幕開けを飾るナンバーは、ゲームの2周年を記念した楽曲「DRAMATIC JOURNEY」だ。出演陣を代表してDAY1ではキタサンブラック役・矢野妃菜喜とダイタクヘリオス役・山根綺、DAY2ではアドマイヤベガ役・咲々木瞳とテイエムオペラオー役・徳井青空がファンにゲキを飛ばし、夢へ向かって走るウマ娘たちが辿る胸高鳴る旅路の歌を熱唱。開演前にすっかり熱の入ったファンからの声援も加わって、ライブは最高のスタートダッシュとなった。

オープニング後のMCでは両日共に声出し解禁&アリーナツアーの幕開けへの意気込みや、5th EVENT新衣装「Road of Radiance」の紹介、待望の出演に興奮と緊張冷めやらぬ初参加組のコメントなどで盛り上がる。

トウカイテイオー役・Machicoのトレーナーの皆さーん!という挨拶を皮切りに、出演陣が演じるウマ娘の決めゼリフを交えて、いよいよ始まったツアー初日の意気込みを語っていく。DAY1ではビワハヤヒデ役・近藤唯が今日はウマ娘の色々な夢が詰まった公演になるのではと語ると、ナリタブライアン役・衣川里佳はその通りだ姉貴と一言で乗っかるだけで終わらせて笑いを誘う。そしてDAY2では初参加組のアグネスタキオン役・上坂すみれはコンサートライトの輝きに、そんなに発光してどうしたんだい? トレーナー君とタキオンらしいコメントを決めたり、マチカネタンホイザ役・遠野ひかるが待ち望んでいるファンに期待に応えるように、一緒に声出しで決めセリフのえい、えい、むん!をやって盛り上がる中、いよいよライブパートへのゲートが開いていく。

両日共にライブパートの幕開けを飾ったのはノリの良いWebアニメ『うまゆる』からのナンバー。DAY1は未来への夢へのトキメキを唄った「Bright Melody」をオリジナルメンバーのウオッカ役・大橋彩香&アグネスデジタル役・鈴木みのりと、シンボリルドルフ/エアグルーヴ/タニノギムレットと縁の深いトウカイテイオー役・Machico、ファインモーション役・橋本ちなみ、シンボリクリスエス役・春川芽生というメンバーでポップに唄い上げる。

続いて実況席に登場したサングラス姿のメジロパーマー役・のぐちゆり&ダイタクヘリオス役・山根綺のアゲアゲなDJと共に、90年代ユーロビート全開の『うまゆる』ナンバー「Dance 2 Endless Beat」。こちらもオリジナルメンバーのダイワスカーレット役・木村千咲/エアシャカール役・津田美波/ハッピーミーク役・吉咲みゆに加え、マルゼンスキーの親友・ミスターシービー役・天海由梨奈とツインターボの同期&ライバルのヤマニンゼファー役・今泉りおなというウマ娘の関係性を活かした組み合わせで、場内のファンも盛り上がった。

DAY2では「ゆるパカHAPPY DAYS!」をオリジナルメンバーのダイワスカーレット役・木村千咲/ツルマルツヨシ役・青山吉能/シンボリクリスエス役・春川芽生・タニノギムレット役・松岡美里に、トウカイテイオー役・Machic/テイエムオペラオー役・徳井青空/ライスシャワー役・石見舞菜香/メイショウドトウ役・和多田美咲/マチカネタンホイザ役・遠野ひかる/サクラローレル役・真野美月/ナリタトップロード役・中村カンナが加わる11名編成のスペシャルバージョンで、まさにハッピーなお祭りのようなステージが繰り広げられた。

そしてナンバリングイベントに欠かせないウマ娘達の始まりの歌「Make debut!」も登場。DAY1ではオグリキャップ役・高柳知葉、アグネスデジタル役・鈴木みのり、ファインモーション役・橋本ちなみ、スーパークリーク役・優木かな、メジロパーマー役・のぐちゆり、キタサンブラック役・矢野妃菜喜、カツラギエース役・藤原夏海、ハッピーミーク役・吉咲みゆらによるリミックスバージョンで、みんなでお祭り騒ぎしてください! というキタサンブラックらしい矢野のかけ声を合図に、サビのパートやクライマックスを会場全体で熱唱。声出し解禁だからこそできるホットな演出でライブパート序盤を締めくくる。そしてDAY2ではオリジナルバージョンをミスターシービー役・天海由梨奈/シュヴァルグラン役・夏吉ゆうこ/ホッコータルマエ役・菊池紗矢香/ワンダーアキュート役・須藤叶希/カツラギエース役・藤原夏海/ヒシミラクル役・春日さくら/タップダンスシチー役・篠田みなみら初出演組が熱唱。夏吉のファンへのお礼と僕たちのステージを楽しんでいってくださいというメッセージも交えて、フレッシュなデビューを披露してみせた。

■ソロナンバーパートではウマ娘達の個性が大爆発!

ライブパート序盤戦を締めくくったのは両日共にウマ娘達のソロ曲だ。

DAY1ではホッコータルマエの「けっぱれ!輝きストレート」とワンダーアキュートの「悠々閑々」からスタート。故郷・苫小牧の名物が飛び交うスクリーンをバックにロコドル感全開のパフォーマンスを繰り広げる菊池に、静かに移り変わる四季の移ろいと共に、ゆったりした時間を共に歩む思いを情感たっぷりに唄い上げる須藤と、共に演じるウマ娘のカラーを表現したパフォーマンスで場内を盛り上げた。

そんな二人と縁が深いコパノリッキー役・稲垣好もDAY2のソロパートに「ラキハピファンタスティック」で登場。風水パワーでみんなを幸せにという想いを元気に唄うリッキーの応援にホッコータルマエとワンダーアキュートが実況席に登場。サビのコーラスを二人が唄って一緒にステージを盛り上げる姿がスクリーンに映し出され、親友&ライバルなダート三人娘の夢の競演に場内も盛り上がった。

さらにウマ娘同志の関係性を盛り込んだ演出が光ったナンバーも。DAY1ではビワハヤヒデ役・近藤唯の「手綱と絆」では、ターフを走る数式と光と共に、ライバルとの絆を力に変えるビワハヤヒデの走りへの思いを近藤が熱唱。そして後半には妹・ナリタブライアン役の衣川が登場し、二人が待ち望んでいた姉妹共演ステージが実現。ステージの左右で互いに向かい合いながら、絆を確かめ合うように唄う姿に場内も沸き上がった。

DAY2では虚弱な体質に苦しみながらも走ることを求め続けたツルマルツヨシのソロナンバー「Play Again」では、実況席にトウカイテイオー役・Machicoが登場。モデルの競走馬が共にシンボリルドルフの子どもということで、『ウマ娘』でも縁が深いツルマルツヨシの応援に駆けつけ、客席にも彼女へのコールをお願いするなど、こちらも絆を意識した演出に歓声が上がった。

そしてDAY2ソロパートのトリを飾るのは、タニノギムレット役・松岡美里の「Destroy for Dasein」。華やかで可愛いコパノリッキーのステージから、一転してダークで激しいロックナンバーが空気を震わせ、迫力の雄叫びのようなボーカルとヘッドバンキング、そしてモデル競走馬の代名詞にもなっているキックでの柵破壊もステージ上で再現され、場内は一気にヒートアップ! ラストは雄叫びと共に天を見上げながらひざまずくポーズを決めて締めくくったが、曲を終えてのMCタイムになってもそのまま固まって動かず、他のウマ娘からツッコミが入る一幕も。

ライブパートの序盤を終えてのMパートでは、それぞれのウマ娘らしいコール&レスポンスを決めるコーナーがスタート。DAY1ではラーメン大好きなファインモーションが「ラー!」と叫ぶと場内から「メーン!」と声が上がり、アグネスデジタルはみんなそれぞれ推しを叫んでと呼びかけてカオスな状態に。そしてDAY2では土田がアニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』にちなんでクラシック三冠レースコールをファンと共に決める。そして両日共にシメは全員揃っての「俺の愛バが!」を決めて、ライブパートは中盤戦へと突入していく。

■DAY1では舞台「ウマ娘 プリティーダービー」~Sprinters' Story~がまさかの再演!

スクリーンにはトゥインクルシリーズのパドックが映し出され、実況役・明坂聡美とは違った声での実況が響き渡る。それに合わせて力強いタップダンスと共に現れたのは、勝負服姿のダイタクヘリオス、ダイイチルビー、ヤマニンゼファー、ケイエスミラクルの四人。何とDAY1のライブパート中盤戦は、今年1月に上演された舞台「ウマ娘 プリティーダービー」~Sprinters' Story~をダイジェスト再演という、見逃していたファンには嬉しすぎるサプライズに場内は湧き上がった。

舞台版で他のウマ娘を務めたアンサンブルのメンバーも勝負服姿でステージに登場し、怪我から復帰したケイエスミラクルを迎えてのレースがスタート。タップダンスで走りや順位を表現しながらのレースシーンの熱さに、実際のレースを見ているかのような大歓声が巻き起こる。そしてこのレースのウイニングライブとして「本能スピード」がスタート。普段のウマ娘ライブとは違った舞台ならではの演出のステージに場内はますます盛り上がっていった。

そしてステージはレース後の控え室に移り、再び一緒に走れるようになった四人が過去を振り返るという形で、舞台版終盤の再演がスタート。

命がけでスプリンターズSに勝とうとするミラクルを止められないルビーの考えを、自らの「楽しい走り」で変えようとするヘリオスと、レース後にその心意気に感じ入り、初めてヘリオスに笑顔を見せるルビー。

自分の存在証明のために悲壮な決意を固めるミラクルと、彼女に勝つことで救おうとするルビーなど、四人の揺れ動く思いを歌唱を交えたミュージカルで演じられ、場内はいつしか静まりかえり、みんなが圧倒的なクオリティで繰り広げられるウマ娘達のドラマを見入っていた。

そんな舞台版パートもいよいよグランドフィナーレに。突然スタンドの客席通路にヘリオスのズッ友・メジロパーマー役・のぐちゆりが現れてのゲキを皮切りに、ステージにはアンサンブルのウマ娘達も勢ぞろいしてテーマソング「Overrunner!」がスタート。場内のファンも観劇モードからライブモードへと切り替わり、スタンディングオベーションの代わりに力強いコールで舞台スタッフ&キャストへの感謝を送り、サプライズに満ちたライブパート中盤を締めくくった。

再演を終えてのMCコーナーでは、それぞれが舞台版の思い出を振り返り、舞台用に作られた勝負服をクリルと一回転してファンへと披露。そして最後は舞台の座長を務めた山根からは、この日のために再び結集してくれた舞台版のスタッフとキャスト、そしてこの舞台を楽しんでくれたファンへ感謝の言葉が送られた。

■DAY2中盤戦は圧巻のパフォーマンスの連続!

一方DAY2は場内が暗闇に包まれると、スクリーンに映し出された「BoC'z」のロゴに場内は大歓声に包まれた。今年のエイプリルフール企画として誕生した、ボウシを愛するウマ娘達によるボウシの素晴らしさを世に広めるためのアイドルグループ「BoC'z」(ボウシーズ)がまさかのリアルライブに登場だ。ブルーとピンクのライティングを浴びながらボウシ姿のウマ娘ダンサーズと共にオリィザ a.k.a.ライスシャワー(石見舞菜香)/816-n a.k.a.マチカネタンホイザ/MACOtMai a.k.a.ホッコータルマエ(遠野ひかる)/マリン・C a.k.a.シュヴァルグラン(夏吉ゆうこ)が、黒とグレーのストリートファッションまとってボウシ姿のダンサーと共にダンスパフォーマンスを繰り広げる。そしてリーダーのキャップ・ビー a.k.a.ミスターシービー(天海由梨奈)がアリーナ通路を悠然と歩いてステージ上で合流し、アッパーチューンなナンバー「Hat on your Head!」を見事なパフォーマンスで決めて、場内のテンションをクールかつ熱く引き上げてみせた。

そのノリを引き継ぐように、ブルーのライティングとレーザーが飛び交う中でオリジナルよりアップテンポな「Never Looking Back (Remix Ver.)」をダイワスカーレット/メイショウドトウ/キタサンブラック/ツルマルツヨシ/サクラローレル/シンボリクリスエス/カツラギエース/ヒシミラクル/タップダンスシチーがダンスを交えて歌いきって、迫力のステージを見せつけた。

そしてナンバリングイベント初出演となるアグネスタキオン役・上坂すみれは、ソロ曲「ライトレス」を初披露。その名の通りの超光速の粒子が飛び交うようなまばゆいスクリーン&ライティング演出の中、圧倒的な迫力のボーカルで新たな世界へと進み続けようとするアグネスタキオンの心象風景を力強いパフォーマンスで表現してみせた。

クールなナンバーが続いて緊張したファンの身体を解きほぐすように始まったのは、『うまゆる』エンディング主題歌「ミッドナイト・エピローグ」。トウカイテイオー/ダイワスカーレット/ライスシャワー/メイショウドトウ/キタサンブラック/サクラローレル/ヒシミラクル/タップダンスシチーら8名が、ウマ娘達のパジャマパーティーの様子を可愛くポップに唄い上げる。

盛り上がったDAY2ライブパート中盤を締めくくるのは、2022~23年冬に大井競馬場で開催された東京メガイルミと『ウマ娘 プリティーダービー』のコラボレーション記念ソング「KIRARI MAGIC SHOW」。大井競馬場を彩ったイルミネーションを再現したようなスクリーンビジュアルと共に、同競馬場と縁が深いコパノリッキー/ホッコータルマエ/ワンダーアキュートの3人が、キュートで華やかなクリスマスソングを熱唱。猛暑に疲れたファンの心を癒すような、最高の真夏のクリスマスとなった。

終了後のMCでは初出演の上坂すみれが1人で唄うのが寂しかったと言いつつ、「ライトレス」を唄っているとマンハッタンカフェと演じる小倉唯の姿が見えたし、応援してくれるモルモットくん(ファン)もいたので寂しくなくなったと語った。そして真夏の花火大会として、お囃子に合わせてランチャーで客席にテープを発射するパフォーマンスで盛り上がり、次はDAY2ならではの企画ライブパートがスタート。

■DAY2では『ROAD TO THE TOP』で繰り広げられたクラシック三冠の激闘が甦る!

DAY2のライブ後半戦は、アニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』の世界をライブで描き出すスペシャルパートがスタート。スクリーンに映し出されたのはクラシック三冠へと挑むナリタトップロード/アドマイヤベガ/テイエムオペラオーの姿。そして同作で実況役を務めた本泉莉奈がシークレットゲストとして実況席に登場し、場内のファンへ三人への声援をお願いしたところで、OP主題歌「Glorious Moment!」がスタート。高らかなファンファーレと共に場内に声援が爆発する中、アニメ本編の映像を交えながら疾走感とパワーにあふれるボーカルで勝負の歌を熱唱。後半では実況席に現れた沖田トレーナーの叫びにナリタトップロードが決意のセリフで応え、最後は三人でランウェイを走ってメインステージに辿り着いてラストを決めて見せた。

続いてはテイエムオペラオーからの呼び込みを受けてアリーナ中央ステージにメイショウドトウ役・和多田が登場し、オペラオーに憧れ並び立ちたいと思う気持ちを込めた「ゼッタイトナリ…!」 を、途中で心の声を漏らしてしまいながらも元気にけなげに唄い上げた。

次のナンバーは皐月賞を勝利したテイエムオペラオーのクラシック三冠への決意を唄った「Forever gold」。荘厳な歌劇場を思わせるビジュアルを背負い、曲タイトルの通りの黄金を感じさせるライティングと炎の効果を浴びながら、オベラオーが己の目指す理想へ邁進する決意を徳井は威風堂々としたボーカルと佇まいで見せつけた。

続いては日本ダービーを制したアドマイヤベガのソロナンバー「Like a Shooting Star」。夜空に輝く星・ベガに生まれてこなかった妹の姿を重ね、彼女のために走り続けようというアドマイヤベガの静かな決意を咲々木が情感を込めて唄い上げていく。そして咲々木のシルエットをリアルタイムでステージの逆側に映しだして妹の姿を見せるなど、きめ細かな演出でアドマイヤベガの世界をステージ上に創造。最後は流れ星を受け止めるように歩く彼女からの妹へのメッセージで締めくくった。

最後は菊花賞でついに勝利を掴んだナリタトップロードの「ONCE MORE, I CAN」。 スクリーンに歌詞が飛び交うタイポグラフィ演出をバックに、彼女の勝利への執念を中村が力強く熱唱。そして終盤は実況からのさらなるエールをお願いしますの言葉に、菊花賞の最終直線の競り合いのように歌も声援もヒートアップ。そして最後は気合いの乗ったシャウトからの「本日は本当にありがとうございましたー!」の挨拶と共にステージは暗闇に包まれ、ライブの幕は閉じた……が、場内はすかさず「アンコール!」の声に包まれる。これはファンと共に作り上げるアニメ最終回の再現なのだ。

スクリーンにはアンコールの声に応えるバックステージの三人の姿が映し出され、アニメでの三冠クラシックの戦いを振り返るスペシャルムービーが流される。そして再び三人がステージに登場し、アニメ内でのアンコールで三人が唄った「イチバン星が駆ける空」を三人のイメージカラーの星がスクリーンに輝く中で唄い上げ、ファンも出演者も、会場にいたすべての人が『ROAD TO THE TOP』の世界に浸って、スペシャルパートは大団円で幕を閉じた。

MCコーナーではみんなが凝った映像演出の数々に泣きそうになったと語り、沖田トレーナー役・土田は実際にステージ上で涙ぐむ姿を見せた。そしてこのパートの曲は初披露ということでそれぞれが曲への想いを語り、「ONCE MORE, I CAN」の最後のシャウトはカンペの指示でのぶっつけ本番だったと語る中村の話には場内も驚きの声で包まれた。

■受け継がれていくウマ娘達の「-WISH-」を歌に込めて……

ライブもいよいよ終盤戦へ。そこで両日通して行われたスペシャルパートが、今回のイベントテーマ「-WISH-」を語る時間だ。

出演陣全員がアリーナ中央の円形ステージに並ぶと、会場の上から降りて来るラウンドスクリーン。そこには走るウマ娘達の姿やシルエットと共に、「ーWISHー」に込められた想いの言葉が映し出されていく。

「憧れを超えていく想い」「君とならきっと超えられる」
「誰もが諦める中起こした奇跡に」「そして今自分自身を」
「夢を、そして憧れを超えていく」「僕らなら超えられる」

願いを込めてそれらを読み上げて、場内へのファンに想いを届けるウマ娘達。そして、その想いにちなんだ様々な楽曲が、この日だけのスペシャルユニットで披露されていく。

両日通して唄われたのは、テレビアニメ第1期のラストを飾った思い出のナンバー「Special Record!」。トウカイテイオーとキタサンブラック、ナリタブライアンとビワハヤヒデ、ダイイチルビーとケイエスミラクル、テイエムオペラオーとメイショウドトウなど、強い絆を交わした者同士のデュエットがこれからも続いていく夢への想いを唄い上げてた。

そしてテレビアニメ第2期OPテーマ「ユメヲカケル!」がDAY1ではオリジナル、DAY2ではフィナーレ直前にSymphonic Ver.で披露され、ミスターシービーとカツラギエース、メジロパーマーとダイタクヘリオス、ホッコータルマエとワンダーアキュート、シンボリクリスエスとタニノギムレットなど、歌のフレーズ通り「友達以上、仲間でライバル」な関係のウマ娘達が揃い、それぞれの関係性を込めながらのボーカルが織りなすハーモニーにファンからも大きな歓声が巻き起こる。

DAY1ではアリーナツアーの始まりに合わせて、2021年に『ウマ娘』の新たな始まりを印象づけたゲーム版テーマソング「GIRLS' LEGEND U」も唄われた。イントロと共に歓声が爆発し、ステージ上のウマ娘とファンが声を合わせて冒頭のウォークライを口ずさむ。そして「トレセーン! ファイオー! ファイオー!」では力強い声出しコールが重なって、会場が揺れるような盛り上がりとなった。

さらにウマ娘達の魂を衝き動かすような、熱き戦いの歌も忘れてはならない。

DAY1ではオグリキャップ/ホッコータルマエ/ワンダーアキュートらダート強豪ウマ娘トリオによる「UNLIMITED IMPACT」、孤高のウマ娘・エアシャカール役・津田美波が、シャカールそのもののような不機嫌さとパワフルさを見せつけるパフォーマンスに女性ファンから歓声が上がり、ファインモーション役・橋本ちなみもひたすらにその姿を見つめ続けていた「Air Race」、重低音のメロディが轟く中でダンサーを従えたシンボリクリスエス役・春川のクールで力強いパフォーマンスが繰り広げられた「THE SUPER STRONG S」と、ファンの体力に勝負を挑むような破壊力満点のナンバーが続いた。

特定のレースで勝ったウマ娘だけが歌えるナンバーも、ファンの心をくすぐるようなユニットで披露された。

クラシック戦線で勝利したウマ娘だけが唄える「winning the soul」は、DAY1ではこのツアー用にアレンジされた「GO BEYOND Mix Ver.」で三冠ウマ娘のミスターシービー&ナリタブライアンが力強く唄い上げ、後半では二冠まで辿り着いたトウカイテイオー役・Machicoとエアシャカール役・津田も加わり、ひりつくようなライバル心がぶつかる緊張感が漂わせるステージに。DAY2ではオリジナルバージョンをミスターシービーとカツラギエースというライバル同士で掛け合いを交えながらぶつかり合う熱い歌声を響かせた。

さらにDAY1では「全てを超えろ」というアオリと共にダイワスカーレットとナリタブライアンの二人がスクリーンに映し出され、強豪ウマ娘がシノギを削るシニアG1を勝った者しか唄えない「NEXT FRONTIER」を披露。燃えさかる炎の映像とステージに上がる火花、そしてファンが輝かせる真紅のコンサートライトで場内が真っ赤に染まる中、次なる勝利を求め続ける飽くなき心の叫びを熱唱。後半ではオグリキャップ役・高柳知葉、メジロパーマー役・のぐちゆり、シンボリクリスエス役・春川芽生ら二人同様にシニアG1を制したウマ娘も加わり、王者の力強さを感じさせるデュエットを奏でてみせた。

そしてDAY2では「極限を超えろ」「走り続けたものだけに挑める道がある」というアオリと共に、「最強とは何か?」を問いかける熱いロックナンバー「BLOW my GALE」を、シンボリクリスエス/タニノギムレット/コパノリッキー/ホッコータルマエ/ワンダーアキュート/ヒシミラクル/タップダンスシチーと己の信念とプライドをぶつけ競ったウマ娘達が熱唱し、場内を熱狂で満たしていった。

そんな戦いの歌の中から両日通して唄われたのが、ゲーム『ウマ娘』のトレーナーがシノギを削って挑んだチャンピオンズミーティングに勝ったウマ娘だけが唄えるスペシャルナンバー「Ms. VICTORIA」。推しのウマ娘にこの歌を唄わせたくて、涙を呑んだトレーナーも多い歌だけに、「喝采を超えろ 凱歌を響かせろ」という言葉と共に始まるやいなや会場を揺るがすようなコールが場内に満ちあふれ、それに負けじと10人のウマ娘が真っ赤に染まる場内に勝利の凱歌を響き渡らせた。

■最後を飾るのは待ちに待ってた声を合わせての「うまびょい!」

激しい歌の連続を乗り越えた後に待っていたのは、フィナーレへと繋がるエモーショナルなナンバーの連続だ。DAY1ではゲームの1st Anniversaryを記念した「We are DREAMERS!!」、そして何物にも代えがたい出会いを唄った「永遠の色彩」を、ウオッカとダイワスカーレット、ファインモーションとエアシャカール、オグリキャップとスーパークリークい、ライバルや友達という言葉以上の結びつきを見せるウマ娘達が唄い、情感のこもったハーモニーに大きな拍手が送られた。

そしてライブ両日のフィナーレを飾るラストナンバーは、世代を超えて受け継がれていくウマ娘の魂の賛歌「Everlasting BEATS」だ。DAY1では三女神によるファンへのメッセージも加わり、かつて走った者達の魂を受け継ぎながら今を走り続けるウマ娘達の想いを、メインステージに広がった22名が荘厳なハーモニーで唄い上げて、5thイベントDAY1は静かに幕を閉じた……。

だが、まだまだウマ娘達との時間を終わらせたくない! そんなファンの想いがこもった、2ndイベント以来の「アンコール!」の声が場内に響き渡る。そんな想いに応える様に、シークレットゲストからアンコールが始まるまでの間にゲーム・イベント・グッズなどの最新情報や、9月16~17日に名古屋で開催の5thイベントツアー第2弾「-GAZE-」の追加情報が告知される。特に「-GAZE-」の追加出演者として、DAY1に長谷川育美(ミホノブルボン役)、石見舞菜香(ライスシャワー役)、井上遥乃(イナリワン役)、佐伯伊織(キングヘイロー役)、DAY2に上田瞳(ゴールドシップ役)、篠原侑(カレンチャン役)、大和田仁美(スマートファルコン役)、首藤志奈(ハルウララ役)、ファイルーズあい(シリウスシンボリ役)の追加出演決定のニュースには大歓声があがり、そしていよいよアンコールの幕が上がった。

出演ウマ娘達の紹介映像が流れ終わり、アリーナ中央・ランウェイ・メインステージにその日の全員が勢ぞろいして始まったのは、夏に弾けるウマ娘達の姿を情熱的に唄ったダンスナンバー「Gaze on Me!」。猛暑が続くこの日にピッタリな曲に、ステージ上のウマ娘も場内のトレーナーも一気に最高潮まで熱くなる。

曲を終えての最後のMCでは、出演陣を代表したメンバーからライブをやり終えた喜びや、みんなの声援が聞けるようになったことへの嬉しさ、自分が演じるウマ娘らしさをみんなに伝えられたかなどを熱く語った。

そして実況役・明坂聡美からの「まだまだ盛り上がりたいですよね!」という恒例のフリからのシメの一曲「うまびょい伝説」がスタート! しかも今回は4thイベント千秋楽でトレーナー役・沖野晃司が「いつかみんなで「俺の愛バが!」と声を出せる日が来ることを」と待ち望んだ、2ndイベント以来となる声出し声援付きだ。

「うまぴょい!」「俺の愛バが!」をはじめ、多彩なコールが客席から飛んで、ステージ上のウマ娘とファンが共に盛り上がる様子は、まさにゲームやアニメ本編で描かれるウイニングライブの風景そのものだ。最後にはライブを共に盛り上げたウマ娘ダンサーズや、DAY1ではこの日のために再結集した舞台版キャスト&アンサンブルも勢ぞろいし、また次のレース(イベント)での再会の約束で、DAY1は大団円のラストを迎えた。

「ここから生まれた希望が旅路になる…紡がれていく物語は夜を越えて」
「重なり合った想いは眼差しの先へ そしてGAZEへ」

ラストにスクリーンに映し出されたナレーション映像と共に、夢の続きは「-GAZE-」へと繋がっていく……。

それぞれのウマ娘にまつわるドラマから導き出される関係性にこだわったセットリストや、大がかりな企画ブロックでただのライブに留まらないイベント感を生み出したウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND -WISH-。次の名古屋ではまた新たなコンセプトで『ウマ娘 プリティーダービー』の世界を描き出すとのことなので、来年3月まで続く5thイベントに今後も注目だ。

文=斉藤直樹

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『山田裕貴のオールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送)7月24日(月)の生放送に、有村架純が出演することがわかった。

山田裕貴 『山田裕貴のオールナイトニッポンX』

山田裕貴 『山田裕貴のオールナイトニッポンX』

『山田裕貴のオールナイトニッポンX(クロス)』は、俳優の山田裕貴がパーソナリティを務めるラジオ番組。現在放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』では、山田裕貴が本多忠勝、有村架純が徳川家康の正室・瀬名をそれぞれ演じていた。また、山田と有村は、過去にも映画で共演してきた、昔からの俳優仲間でもある。番組放送当日は、そんなふたりが自由にトークをしていく予定。番組後半では、番組名物コーナー「サクリファイス」の特別編「カスミファイス」も放送予定だ。コーナーへのメールも募集している。

有村架純

有村架純

『山田裕貴のオールナイトニッポンX(クロス)』はニッポン放送にて7月24日(月)24時(7月25日0時)から生放送。『オールナイトニッポンX(クロス)』はスマホに特化した短尺のバーティカルシアターアプリ「smash.」と連動し、スタジオの様子を映像で同時配信。また、スマホやパソコンからは「radiko」でも聴くことができ、「radiko」のタイムフリー機能では放送1週間後まで聴取可能だ。

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俳優・小沢道成による演劇プロジェクト・EPOCH MANの新作は、5人の俳優と1体のパペットによる父と母と息子の物語。

いなくなった父を探しに家を出た少年・星太郎(しょうたろう)に扮するのは、半ズボン姿のパペット。そして、星太郎を追いかけ街を訪ね歩く母・陽子を池谷のぶえが演じる。

父の足取りを辿る星太郎。そこで出会う、ちょっと個性的で、ちょっとお節介で、とっても優しい人々には、渡邊りょう、異儀田夏葉、ぎたろーという3人の俳優が配された。

命なきパペットが紡ぐ命の物語はどんな結末を迎えるのか。渡邊、異儀田、ぎたろーの3人に作品の魅力を語ってもらった。

みっちーがなんで僕を呼んでくれたのかわからない(笑)

ーー渡邊さんと異儀田さんは、小沢さんと面識があったと聞いていますが、ぎたろーさんは今回が初めましてなんですよね。

ぎたろー:そうですね。舞台上のみっちーを観たことはあるんですけど、話したことはなくて。だから今回、なんで僕を呼んでくれたのかさっぱりわからない(笑)。たぶんみっちーの知り合いに体の大きい人がいなかったんじゃない?(笑)

異儀田:いるよ(笑)。

ぎたろー:いないんだって。誰か浮かぶ?

異儀田:(劇団ブラジルの)辰巳智秋さんでしょ。

ぎたろー:辰巳さんは動けるし、お芝居もうまいし。辰巳さんと比べられたら僕が困る(笑)。あ、だから結局はこっちじゃない?(と、お金のポーズ)

異儀田:なんでそんなこと言うのよ!(笑)

ぎたろー:たぶん最初に辰巳さんにオファーしてダメで。次に駒木根(隆介)くんにオファーしてダメで。

異儀田:3番手ってこと?

渡邊:でも激戦区の3番手じゃないですか。

ぎたろー:そう。2人はもう売れてるから、他に誰か体の大きい人いないかなってことで、僕に。

異儀田:なんでそんな卑屈なこと言うの(笑)。

ぎたろー:だって2人は前からよく知ってる仲なんでしょ?

異儀田:と言っても、私も2回会ったくらい。1回飲んで、もう1回は一緒にピクニックに行った。

ぎたろー:ピクニック?

異儀田:そう。(中村)中ちゃんもいて、公園でレジャーシート広げて、そこで飲んで。

渡邊:僕は知り合ったのは結構前ですけど、みっちーの作品に出させてもらったことはなくて。なんなら僕も何番手だろうなとは思っています(笑)。

異儀田:ちょっと、やめなさい(笑)。

(左から)ぎたろー、異儀田夏葉、渡邊りょう

(左から)ぎたろー、異儀田夏葉、渡邊りょう

初めて台本を読んだとき、ちょっと泣いちゃいました

ーー台本を読んだ感想を聞かせてください。

ぎたろー:すごいいいホンだよね。

渡邊:僕、初めて読んだとき、ちょっと泣いちゃいました。

異儀田:私も。

渡邊:普段あんまりホンで泣くことはないんですけど、最後の一連はグッと来ましたね。

異儀田:読後感がヤバかったよね。読んですぐみっちーに電話して、感想を言ったりとかして。

渡邊:僕もLINE送りました。素敵な話でした、関われて良かったですって。

異儀田:これはいい作品になるだろうなって思った。(ぎたろーに)……え? 逆に泣いてないの?

ぎたろー:もうこの流れは俺が泣いていようが泣いていまいが、泣いたって言うしかないじゃん!(笑)

異儀田:いやいや、嘘はつかなくていい(笑)。

ぎたろー:いや、でも本当にお世辞抜きで良かった。僕、今回、おばあちゃん役なんですけど、実は今、義理のおばあちゃんと一緒に住んでて。台本に書かれているエピソードと近いことがうちにもあって、みっちーすごいなって思いました。

ぎたろー

ぎたろー

ーー小沢さんの書くホンは、世の中でうまく生きていけない人がよく出てくるんですけど、その人たちに対する眼差しが愛情深いというか優しいんですよね。

異儀田:寄り添ってくれる感じがしますよね、みっちーのホンは。

ぎたろー:面白いなと思ったのが、このお話っていろんな仲間と出会って、その人たちがどんどん世話を焼いていくじゃない? そこが、ある意味、今と逆行してるなって。特にコロナ禍以降、つながれないことがメインテーマになってる演劇が多い中、このホンは強制的にみんながガツガツつながっていく。

異儀田:みんな、つながりに欠乏しているんだよね。だから、つながろうとする。

ぎたろー:そこが面白いなって。僕が所属しているコンドルズは社会的なテーマを作品中に取り入れるんだけど。5月末にやった『POP LIFE』という新作はその要素が少なく、楽しいことを共有するPOPさの強い作品で、お客さんからの評判がすごく良かったの。もしかしたら、今、世の中の人もみんなで楽しさを共有したい欲みたいなのがあるのかなと思った。

渡邊:コロナでコミュニケーションを強制的に遮断された時期があって。その反動から来る熱量みたいなのがあるのかもしれないですね。

ぎたろー:もちろんこの作品はただただ楽しいだけのお話ではないけど、お客さんも含めてみんなでひとつのものをえいやってつくり上げるようなところはあると思うから、そういう共有したい欲には応えられる作品なんじゃないかなとは思う。

異儀田:共同作業感がすごいよね。お客さんに想像で補ってもらわなきゃいけないところがたくさんある。

ぎたろー:今どき珍しいぐらい演劇的な嘘が散りばめられていて。お客さんに参加して、信じてもらわないと成立しない。演劇の力を信じている作品だなって思う。

パペットとのお芝居は、なりきるより寄り添う感覚が近い

ーーパペットが登場人物として舞台上に存在するなんて、まさに演劇だからできることです。

異儀田:まだ試行錯誤の段階ではあるんですけど、一緒にお芝居をしていて、ちゃんと子どもに見える瞬間があるんですよ。そこが面白いですね。

渡邊:パペットを使うと言っても、普段から人形劇を専門でやられている人には絶対かなわない。だからこそ、そうではない方法を模索している感じはしますよね。みっちーが「星太郎に対するさわり方から新しい関係性が生まれてくるんじゃないか」ということを言ってて。そういうところから星太郎という人間に体温をつけられたらと考えています。

異儀田:不思議だよね。確かにパペットの操作は役者がやるんだけど、だからと言って星太郎になりきるって感じじゃないの。一緒に生きているというか、寄り添うという方が感覚は近いかも。

渡邊:人間に見えた方がいいところもあれば、パペットらしくあった方がいいところもあったりもするし。関係性や場面ごとでいろんな見え方がしそうだなという気がします。

ーーぎたろーさんはパペットについていかがですか。

ぎたろー:……パペットマペット。

(冷たい時が流れる)

渡邊:この内容を文字おこしのためにあとでもう1回聞くライターさんの身になってください。絶対舌打ちしてますよ。

ぎたろー:すみませんでした! 真面目に話すと、パペットと本気で向き合おうとすると、対人間同士よりも強い働きかけをしなくちゃいけないんだというのは感じていますね。役者と役者でやったらさ、別に手は抜かないけど、極端な話、どっかで油断してるときもあるじゃん?

異儀田:そうだね。どうにか伝わるだろうってどっかで思ってるもんね。

ぎたろー:でもパペットは動かないしリアクションもしないから、伝えるということをちゃんとやらなくちゃいけない。もしこれでお客さんから星太郎が人間に見えないって言われたら、僕らの負け。だから、そこはもう何としてもこの子が生きてるように見える努力をしないとなって。

渡邊:いいこと言いますね、ぎたろーさん。

異儀田:本当。パペットマペットとか言わなきゃいいのに(笑)。

異儀田夏葉

異儀田夏葉

死が怖いものではないと教えてくれたのが、父だった

ーーホンを読んで「死」について考えました。みなさんはこれまで「死」について考えたことはありますか。

渡邊:僕はそればっかり考えていましたね。と言うのも、僕は父親が40歳のときの子で。両親が高齢ということもあって、未来ってどうなるんだろうということを常に考える子どもだったんですよ。死というものもすごくネガティブに捉えていました。

ぎたろー:僕も小学生の頃はめちゃめちゃ恐怖でした。要は、死んだ先どうなるかって誰もわからないじゃない? そのわからないっていうことがどうしようもなく怖かった。

渡邊:自分が死ぬっていうこともそうだけど、周りの人がいなくなっちゃうことに対して恐怖を感じていましたね。

ぎたろー:ちょうど30歳になる手前ぐらいで同級生が亡くなったんですよ。それも自死だったんですけど。実は僕、その1ヶ月前くらいにその友達から着信が来ていて。あとで折り返したんだけど、結局つながらなくてそのままで。あのとき、電話をとっておけば、っていうのはすごい考えましたね。

異儀田:後悔してもし足りないね、それは……。

ぎたろー:自分と同い年の人間が亡くなるなんてまだ想定していなかったから、やっぱりショックだった。きっと星太郎もお父さんがいなくなるなんて考えていなかったから受け入れられないんだろうなって。

異儀田:私も実は友達を亡くしていて。その子のお葬式に行ったときに、お父様が亡骸に向かって「会いたいよ」って言ったんですよ。そこにその子はいるけど、もうこの人にとってはいないんだと思って、それはなんか強烈に覚えている。

ぎたろー:なるほど。

異儀田:結局死ぬって会えないということなんだなって。仲違いしても、いつかまた会えるかもしれないけど、死んだらもう会えない。その圧倒的な会えなさが悲しいなって思った。

渡邊:僕は死に対してずっと怖いイメージがあったんだけど、その恐怖をなくしてくれたのは、父が亡くなったときだったんです。

ぎたろー:お父様はいくつぐらいのときに?

渡邊:僕が25くらいだったから、65かな。その2年前くらいからずっと体を悪くしていて、もういよいよ危ないかもしれないと連絡を受けて、それで実家にきょうだいがみんな集まったんです。父が亡くなるまでずっとそばにいさせてもらって。時間をかけて父の死と向き合えたからか、なんか幸せな感じがして。もちろん苦しそうな場面もあったけど、みんなに見守られて、最後はあっさり逝って。すごく泣いたけど、こういう死に方っていいなと思えたからこそ、死をそこまで悪いものじゃないと思えるようになった。そのことについて父には今も感謝しています。

異儀田:そうやってみんなに見守られて、というのは幸せなことだと思う。私のおばあちゃんはコロナ禍で亡くなっちゃったから、すごく人気者だったのに、ごく近い身内4人だけで見送ることになって。もっとみんなで見送れたら良かったのになっていまだに思う。

渡邊:父を亡くして知ったんですけど、人って最初に忘れるのが声なんですよね。顔は写真が残るから覚えていられるけど、声って映像とかない限り残らないから、どんどん忘れていく。でも、父が亡くなって3年後くらいに母が押し入れを整理していたら、テープが出てきて。昔ってよく好きな曲をテープに録音してたじゃないですか。それで、母が聴き返していたら、途中で父の「何してんだ」という声が入っていたそうなんです。

異儀田:喋ってたのが入ってたんだ。

渡邊:そうなんです。で、母も母で「もう! 今録音してるのに」みたいなことを言っていて。何か記念にって特別に残したものではなくて、何気ない日常のものだからこそ見える父と母の関係みたいなのも感じられて。きっとこれはお父さんが残してくれたんだねなんてことを話していました。

渡邊りょう

渡邊りょう

演劇を観たことがない人にもフラットに来てもらえたら

ーー基本的に小沢さんの作品はお客さんを選ばないというか、どなたでも楽しめるものですが、一方で演劇って観終わったあとに「自分はこの作品に呼ばれたんだ」と感じるような運命的な出会いもあったりして。そんなふうに、今どういうことを考えている人とか、どういう状況にいる人がこの作品と出会ったら幸せなんじゃないかと思いますか。

ぎたろー:演劇を見る環境にない子どもたちが観てくれたらいいなと思います。僕の奥さんが、親がいなかったり、親から虐待された子どもたちが暮らす児童養護施設で働いていて。中には、学校に行くこと自体が難しい子もいるらしいんですね。この作品が、そんな子どもたちが外に出るきっかけになったらなんていうのは、おこがましいかもしれないけど、思いますね。

渡邊:これはエゴかもしれないけど、今、独りだったり、人とあんまりふれ合えていない人たちが、この作品を観たらどういうふうに見てくれるのかなと思いますね。

異儀田:今まで演劇を観たことがない人とかね。

渡邊:カップルとかね。「演劇? 高えよ!」っていう人たちがどう見てくれんのかなっていうのは気になります。

異儀田:デートに使ってほしい。私、この間、韓国でミュージカルを観たんですけど、超カップルが多いの。カップルで演劇を観る文化がちゃんと根づいてる感じがした。演劇がすごく身近な感じがしていいなと思ったので、そんなふうにフラットに来てくれたらうれしいですね。

ぎたろー:じゃあさ、せっかく宇宙の話だし、GoogleMapでその期間だけ劇場の新宿シアタートップスがプラネタリウムって表示されるようにしようよ(笑)。

異儀田:で、プラネタリウムと間違ってきたカップルが入ってくるんだ(笑)。

(左から)ぎたろー、異儀田夏葉、渡邊りょう

(左から)ぎたろー、異儀田夏葉、渡邊りょう

ーー最新の映像テクノロジーを使った演出も注目のポイントです。

ぎたろー:50cm×50cmのLEDパネルを150枚近く使って宇宙をつくり出すんでしょ。すごいよ、きっと。

異儀田:圧巻だよね。

ぎたろー:すごい作品だよね。最新の技術を使ってさ。

異儀田:それとは真逆のパペットのアナログ感もあって。

渡邊:で、3番手の俳優たちがいる(笑)。

異儀田:いいよ、もうそれは!(笑)

ぎたろー:僕はいつも思うんですけど、演劇って全部は覚えてなくてもいいと思うんですよ。あらすじは何も思い出せないのに、あの一瞬のシーンが素敵だったんだよねっていうのが意外に残ってたりするじゃない?

異儀田:わかります。

ぎたろー:僕も第三舞台の『朝日のような夕日をつれて』の群ゼリ(大勢の役者が揃えて台詞を言うこと)のシーンとか、惑星ピスタチオのみんなで巨大なアリをつくるシーンとか、よくわからないけど、すごい楽しそうっていう瞬間に惹かれて、この世界に入ったようなものだから。みんなで何かをやるのって楽しいなっていうのが演劇から教わったこと。1人で楽しめるものが増えてる時代だからこそ、みんなで何かをやる楽しさを一緒に体験してほしいです。

(左から)ぎたろー、異儀田夏葉、渡邊りょう

(左から)ぎたろー、異儀田夏葉、渡邊りょう

取材・文=横川良明   撮影=山岸和人

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舞台プロデュースを手がけるネルケプランニングにより始動した、10人の少年たちからなるティーンエイジャー演劇ユニット・神戸セーラーボーイズ。今年4月のお披露目会を経て、6月上旬にはAiiA 2.5 Theater Kobeで初公演となる「神戸セーラーボーイズ SF『Boys×Voice 306』」を終えたばかり。それから約3週間。早くも8月4日(金)〜6日(日)に次回公演「神戸セーラーボーイズSF『Boys×Voice 308』」が行われることが決定した。今回SPICEは、次回公演のキービジュアル撮影に密着取材。実に神戸らしいロケーションで、和気藹々とした雰囲気で撮影に臨むメンバーを直撃した。同時に塚木芭琉、石原月斗、中川月碧へのインタビューも実施し、現在のユニットの様子を聞いてみた。

レストランクルーズ船「ルミナス神戸2」を貸し切っての撮影

今回のキービジュアルの撮影場所は「ルミナス神戸2」。ルミナス神戸2は1994年から就航している、日本最大級のレストランクルーズ船だ(全長106m、容積4,778t)。船内は1930年代に客船の黄金時代を彩ったフランスの豪華客船「ノルマンディー号」をイメージして造られており、レトロで重厚な雰囲気が漂う。予約して乗船することが可能で、豪華な食事とともに神戸の美しい景色を堪能することができる。

ルミナス神戸2

ルミナス神戸2

ルミナス神戸2が停泊しているのは、神戸のランドマーク「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」の目の前。船のデッキからはメリケンパークが一望できる。まさに「ザ・神戸」という景色が広がる最高のロケーション。神戸セーラーボーイズにピッタリの場所で、船を丸ごと借りての撮影となった。

当日は曇り空。湿気があって蒸し暑いものの気温が高すぎることもなく、撮影には適した気候と言えるだろう。SPICEが午前中の撮影開始時刻にお邪魔すると、既に現場入りしたメンバーから撮影が始まっていた。1日で全員分の撮影を行うため、2名のカメラマンが船内の複数箇所で同時進行。スタッフやメイクさんは慌ただしそうに船内を駆け回っていた。

深まるメンバー同士の仲

カメラに向かって全員でハート!

カメラに向かって全員でハート!

現場で印象的だったのはメンバーの仲の良さだ。他のメンバーの撮影中、必ず誰かが勉強のために様子を見に来たり、ガヤを入れて賑やかす。特に崎元リストはよく顔を出しており、1人でいる時もダンスしたり鼻歌を歌ったり自撮りをしたりと、持ち前の明るさで自然と現場を和ませていた。

「目指すのは王子!」と笑う石原月斗

「目指すのは王子!」と笑う石原月斗

どんなポーズもお手の物な田中幸真

どんなポーズもお手の物な田中幸真

撮影は着々と進行する。船内でバック紙と照明を設置してのカットでは、小道具のヒマワリを持ったり指ハートをしたりと、テンポよく数パターンのポーズをキメてゆく。

ヒマワリを持って鏡の前に立つ明石侑成

ヒマワリを持って鏡の前に立つ明石侑成

集中力も必要になるが、明石侑成は後に続くメンバーのために少しでも早く終わらせようと、鏡の前でヒマワリを持って角度や表情のリハーサルを行っていた。その甲斐あって「うまい。4月よりも良くなってるよ!」とスタッフに褒められ、安心したように笑顔を浮かべていた。

中川月碧

中川月碧

津山晄士朗

津山晄士朗

船外デッキでの撮影は、日光の照り返しによる眩しさや海風の強さと戦う場面も。先に撮影を行った塚木や中川は落ち着いた様子で、高校生らしい笑顔をみせていた。

崎元リスト

崎元リスト

メリケンパークに手を振ってアピールする石原月斗

メリケンパークに手を振ってアピールする石原月斗

石原はメリケンパークにいる人々に向けて大きく手を振り、「あ、気づいてくれた!」と無邪気さを発揮。

田中幸真

田中幸真

田中幸真は予定よりも早く現場に入り、リラックスした様子でカメラマンの指示にもどんどん応える対応力を見せた。

撮影中も爆笑する細見奏仁

撮影中も爆笑する細見奏仁

「船乗るの初めて! 楽しい!」と瞳を輝かせていたのは、6月22日(木)に15歳になったばかりの細見奏仁。最年少の髙橋龍ノ介とふざけあいながらも、いざ撮影となるとバシッとカッコ良くキメていたのはさすがだった。

カメラ目線の髙橋龍之介1

カメラ目線の髙橋龍之介1

カメラ目線の髙橋龍之介2

カメラ目線の髙橋龍之介2

そして髙橋はどんな時でもカメラを向けられたらカメラ目線でバッチリポーズ。このスキルはソロカットでも遺憾無く発揮され「ポージングがうますぎる」とスタッフから絶賛されていた。

仲良し中学生組

仲良し中学生組

中学生組はとにかくギュッと固まってキャッキャ楽しそう。

崎元曰く津山は「前世からの友達」

崎元曰く津山は「前世からの友達」

津山晄士朗は崎元と一緒にいるところをよく見かけたが、崎元から「前世からの友達」と言われるほど仲が良いようだ。

奥村頼斗の撮影を撮影する崎元リスト

奥村頼斗の撮影を撮影する崎元リスト

1階の中央に鎮座するレトロな螺旋階段は、少し大人っぽい雰囲気で高校生組の魅力を惹き立てる。

奥村頼斗

奥村頼斗

1番最後に現場入りした奥村頼斗は「クールに。ちょっと見下ろす感じで」とカッコ良いポーズを求められ、見事に表情を作り出してスタッフに感嘆のため息をつかせていた。

合間には動画の撮影も

合間には動画の撮影も

今年はじめにオーディションで選ばれた10人。ほぼ初対面からスタートしたが、結成から2ヶ月が経ち、初公演を終えた今、すっかり仲を深めた様子。メンバーのキャラや個性が垣間見える瞬間も多く、グループの良い雰囲気が伝わってきた。

全員でのキービジュアル撮影!

元気な10人!

元気な10人!

15時前には全員が揃い、いよいよ次回公演のキービジュアルの撮影に。しかし神戸の地形の特性から徐々に海風が強まり、時折小雨がパラつく天候にはやや悪戦苦闘。そんな中でも石原が率先して「心をひとつに!」と掛け声を掛けて盛り上げ、現場は終始和やかだった。

OKの合図に歓喜する神戸セーラーボーイズ

OKの合図に歓喜する神戸セーラーボーイズ

カッコ良いバージョン、笑顔のバージョンなどを撮影したら、タイミングを合わせて全員でジャンプ! 何度も何度もトライして、ようやく「OKです!」の合図が出た時は思わずスタッフ含む全員で拍手!

そしてこの後は引き続きソロカット撮影が続き、17時過ぎに全ての撮影が終了! 崎元は着替えが終わっても現場に残って遊んでいたのが印象的だった。

 

塚木・中川・石原に聞いた、神戸セーラーボーイズの今

左から塚木芭琉、石原月斗、中川月碧

左から塚木芭琉、石原月斗、中川月碧

撮影の合間、塚木芭琉、石原月斗、中川月碧の高校生O型トリオに、初公演を終えた感想やメンバー間の変化、次回公演の意気込みを聞いてみた。

ーーキービジュアルへの手応えは?

塚木:めっちゃ楽しみです。

石原:手ごたえしかないです!!

塚木:いいよいいよ。そういう自信たっぷりなところが大好きです。

ーー6月に初めてのセミフィクション公演を終えたばかりです。自分たちを投影した役を演じてみてどうでしたか?

石原:緊張もしたし、失敗しないかなという心配もあったんですけど、全員無事で終えられて、いっぱい笑えてすごく楽しかったです!

中川:台本を見た時、(自分は)確かにこういうキャラだなと。やっぱり自分では気づかないキャラも言葉を通して見えてくるから。新しい発見があったのですごく楽しかったです。

石原:僕も普段とあまり変わらないですね。笑かせることが大好きで、結構ずっと調子に乗っているキャラなので(笑)。

中川月碧

中川月碧

ーー8月にも公演が決まっていますが、お芝居は前回からの続編ですか?

中川:まあ……どうなんですかねー?(ニヤリ)

塚木:演技以外のパフォーマンスも変わるところはたくさんあります。前回とはまた違う色を出していけるようにしたいですね。

中川:変化は僕らのテーマで、すごく大事だと思います。自分もまだお芝居は経験が浅いので、色々なシーンを演じて自分の色んなキャラを見つけていきたいです。「自分はこういう表現もできるんだ」という新しい発見が楽しいですね。

石原月斗

石原月斗

ーー結成から2ヶ月経って、成長は感じますか?

石原:ほんとに個々に成長していっています。個人的には表現力や演技力は、始めた頃より成長したと思います。僕は歌が苦手なので、練習を積んで積んで、頑張っていきたいです。数ヶ月後どう変わっていくか、自分もすごく楽しみです。

中川:メンバーやスタッフさん、人と関わることが増えて考えることが多くなったので、自己成長に繋がってるかなと思います。あとは自分で課題を見つけられているので克服したり、もっと伸ばせるところを伸ばそうと自分で努力したり。でも考えすぎてしまうこともあります。高校生組だし周りを見れるようにはしないとなと。人前に立つことが増えたので、日頃から見られてる意識や自覚、責任感は必要になりました。

塚木:グループでの役割も確立されつつあります。中学生の子たちは可愛く見られることが多いし、特に高校生チームは結構キャラが強いかな。結成した最初の最初は何も見えなかった。一歩先もわからへんぐらいの感じ。でもお披露目会や公演、イベントを通して、何となく目指すところが明確になってきました。チームとしてはまだまだかもしれないけど、1個目標を決められたら、まとまりが出てくるかなと思っています。

塚木芭琉

塚木芭琉

ーー目標も見えてきたんですね。

塚木:1人1人が言葉にするのは難しいんですけどね。将来進む道によって、それぞれ目指すところは絶対に違うし。でも志しの深さに差は出てほしくないな。

中川:1人1人が意識持ってやっていかないと、やっぱり成長できないので。

チームとして進化している僕たちを見てほしい

わちゃわちゃ楽しそう

わちゃわちゃ楽しそう

ーー撮影中に年齢関係なく話していていたのが印象的でした。

中川:中学生はほんとに皆仲が良くて。毎日楽しそうで微笑ましいです(笑)。

塚木:「ザ・中学生」って感じ。(明石)侑成くんや年上の子が中学生の面倒を見ている感はあります。初めは探り探りだったんですけど、稽古を通して皆の歌やダンス、お芝居を見て、それぞれ発見があって、お互いに分かり合えてきて。やっぱりチーム感は強くなったのかな。

石原:(関係性は)だいぶ変わりました。初めて会った時なんか誰も一言も喋らず帰る時があったくらい。もう今では家族レベルで仲が良いです。僕は話すのも聞くのも大好きなので、誰かの悩みを聞いたりしてます。目標とかはあまり話さないけど、「大丈夫? 疲れてない? 稽古どう?」と声を掛けます。僕自身の勝手な想いなんですけど、もし悩んでたらできれば解消してあげたいし、聞いてあげたいなと思ってます。

仲良しの明石侑成と津山晄士朗

仲良しの明石侑成と津山晄士朗

ーー高校生組として、これからどのように神戸セーラーボーイズの活動をしていきたいと考えていますか。

中川:中学生たちに頼られて、安心感を持ってもらえるようになりたいです。

塚木:やっぱり中学生はキラキラしているじゃないですか。でもそこに頼ってばかりになっちゃうので、アクロバットやダンスといった技術面を磨いていければと思っています。

ーーアクロバットが得意な石原くんは、天然キャラでもあるのですよね。

石原:皆天然って言うけど、俺はちゃんと考えて、和ませるために天然キャラ出してます。

中川:いやいやいや(笑)。ぶっ飛んでますよ。

塚木:キャラじゃ補えへんとこまでぶっ飛んでるから(笑)。

中川:どう頭を使っても、そこには行きつけない。

石原:これが俺の領域です!

中川:天然さは誕生日サプライズで証明されてますから。

石原:あれはしゃあない。皆打ち合わせしてくれへんかったから。

塚木:したじゃないですか(笑)。

ーー楽しそうですね(笑)。最後に8月公演に向けての意気込みをお願いします。

石原:6月の公演からさらにアップグレードして、チームとして進化してる自分たちをお客さんに見てもらって、神戸に限らず全国まで僕らを知ってくれるように頑張っていきたい。「この子たちすごいな」と思ってもらえるよう頑張ります。

塚木:初めて観に来てくださる方もいてくれたらすごく嬉しいです。でも前回観に来てくださった方に成長を見ていただきたいです。

中川:「また観に行きたい、応援したいな」と思ってもらえるように、精一杯頑張ってるところをお見せできたらと思ってます。

左から塚木芭琉、石原月斗、中川月碧

左から塚木芭琉、石原月斗、中川月碧

取材・文=久保田瑛理 撮影=久保田瑛理、SPICE編集部(川井美波)

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VTuberグループ「ホロライブ」所属のバーチャルYouTuber 湊あくあが10月5日(木)に発売予定の『SWORD ART ONLINE Last Recollection(ソードアート・オンライン ラスト リコレクション)』の応援隊長に就任したことが発表された。湊あくあによるコメント動画も届いている。

現在、『ソードアート・オンライン ラスト リコレクション』のパッケージ版、ダウンロード版の予約を受付中。通常版以外にも、パッケージ版“10周年メモリアルエディション”や、ダウンロード版”デジタルプレミアムエディション”などが用意されている。

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2023年10月、歌舞伎座新開場十周年『錦秋十月大歌舞伎』にて、山田洋次演出による『文七元結物語(ぶんしちもっといものがたり)』が上演されることが決定した。さらに、中村獅童、寺島しのぶが出演し、新たな“文七元結”が誕生することがわかった。

『文七元結』は、幕末から明治にかけて活躍した落語家の三遊亭圓朝が口演した人情噺で、歌舞伎としても、明治35(1902)年の歌舞伎座で五世尾上菊五郎により初演され、数々の名優が演じてきた人気作。

落語をこよなく愛し、「『文七元結』は落語として屈指」と話す山田洋次は、十八世中村勘三郎からの熱いリクエストを受けて、平成19(2007)年10月新橋演舞場『人情噺文七元結』の補綴を手掛け、シネマ歌舞伎版の監督をつとめた。その後、勘三郎とタッグを組んだ『人情噺文七元結』は、平成22(2010)年に赤坂ACTシアター(東京)、平成23(2011)年に大阪新歌舞伎座でも上演され、好評を博してきた。

山田洋次

山田洋次

『文七元結』は腕のよい左官の長兵衛は博打に溺れ、女房のお兼と夫婦喧嘩が絶えない貧乏暮らし。それを見兼ねた親孝行の娘お久は、吉原の廓・角海老に奉公を決意。娘が身売りしてつくった五十両の金を大事に懐にしまうその帰り道、若い男が吾妻橋から身投げしようとするのを見た長兵衛は、懐の五十両をその文七という若者にくれてしまい……という物語。江戸の市井に生きる人々の心の機微を描き出した人情噺の傑作だ。

今回、山田洋次の新たな構想により脚本・演出を一新して、これまでの『人情噺文七元結』とはまた違った魅力を放つ『文七元結物語』を上演する。

「女房も呆れてしまうくらいダメな男と、ダメな男に惚れてしまった女。笑いのある舞台で、歌舞伎座に芝居を観に来た人を楽しませたい」と歌舞伎座初演出への意気込みをみせ、左官長兵衛に中村獅童、長兵衛女房お兼に寺島しのぶを指名。さらに、小間物屋の近江屋卯兵衛に坂東彌十郎、角海老女将お駒に片岡孝太郎という山田洋次たっての希望による理想的なキャスティングで行う。

中村獅童

中村獅童

寺島しのぶ     (C)資人導

寺島しのぶ     (C)資人導

歌舞伎座の歌舞伎興行では、数々の名優と共演した初代水谷八重子の舞台や、二世尾上松緑と山田五十鈴が共演した『シラノ・ド・ベルジュラック』、初代尾上辰之助(三世松緑)と新劇の鈴木光枝が共演した『楢山節考』など、歌舞伎俳優と女優が共演した名演が知られている。また、『文七元結』の長兵衛娘お久の役は女優が演じることも多く、歌舞伎座では波乃久里子が13歳と22歳のときに演じ、長兵衛女房お兼の役は初代藤間紫が昭和43(1968)年の御園座で演じた例もある。

中村獅童と寺島しのぶの強力な同級生タッグで上演される、10月歌舞伎座の『文七元結物語』を楽しみにしよう。

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TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』や『ハイキュー!!』等の音楽を手がける、劇伴作曲家・林ゆうきの呼びかけに賛同した劇伴作曲家が一堂に会する、サウンドトラックが主役の劇伴音楽フェス『京伴祭 -KYOTO SOUNDTRACK FESTIVAL- 2023』が9月16日(土)、京都・梅小路公園で開催することが発表された。

『京伴祭 -KYOTO SOUNDTRACK FESTIVAL-』は、世界で圧倒的な人気を誇る日本のアニメーション作品の中で、重要な役割を果たしている「劇伴音楽」にフォーカスを当てた音楽フェスティバル。

2022年9月に“エピソード0”として、1300年以上の歴史を誇る、古都京都にある“世界文化遺産 上賀茂神社”にて開催を実現。2023年4月には舞台を東京に移し、『東京伴祭 -TOKYO SOUNDTRACK FESTIVAL- 2023』として初の有観客で開催していた。

現在出演が発表されているのは、高梨康治、林ゆうき、宮崎誠、岩崎琢。チケットは一次販売が開始されている。早めにチケットを入手しておきたい。
 

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2023年10月28日(土)~29日(日)ガレリアホールにて、二人芝居『パ・ド・ドゥ』が上演されることが決定した。

「ノサカラボ」は演出家・野坂実を中心に、2021年に始動したミステリーを専門に舞台化していくプロジェクト。
1月に朗読劇『黒蜥蜴』、2月に朗読劇『モルグ街の殺人』、5月に舞台『ホロー荘の殺人』、7月に音楽朗読劇TASTE OF SOUND WAVE Reading with Live music『シャーロック・ホームズ3』、そして9月には朗読劇『アルセーヌ・ルパン#3 緑の目の令嬢』が控えている。そんな中、ノサカラボの新たな舞台公演が決定。

『パ・ド・ドゥ』は、劇作家・飯島早苗の名作戯曲で、今回、野坂実の演出でおくる。出演者は、関智一、花澤香菜の二名のみ。本作のみどころは、元夫婦で弁護士と容疑者、奇妙な二人のコミカルで異常な会話劇。恋人をベランダから突き落とし殺人罪で勾留されている草子(花澤香菜)。その草子の弁護をすることになった弁護士・名塚憲治(関智一)。一体、草子は何を考えているのか。そして彼女は本当に恋人を殺そうとしたのか。元夫婦で弁護士と容疑者という憲治と草子の二人が交わす軽快な会話劇を劇場で体感しよう。

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HEY-SMITHと東京スカパラダイスオーケストラによる共同企画『SKAramble Japan』が、東名阪ツアーとして開催されることが発表された。

10月25日(水)東京・豊洲PIT、10月26日(木)名古屋DIAMOND HALL、10月30日(月)大阪・なんばHatchをまわる。さらに、今回の『SKAramble Japan』では、HEY-SMITHと東京スカパラダイスオーケストラの他に、“全公演ゲスト有り”とのこと。

また、チケットのオフィシャル先行受付もスタートし、7月24日(月)23時59分まで申し込みが可能となっている。

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CS放送「衛星劇場」にて、2023年5月2日~23日にPARCO劇場で上演された、PARCO劇場開場50周年記念シリーズ PARCO Produce 2023『夜叉ヶ池』を7月23日(日)にテレビ初放送することが発表された。

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

本作は、美しい日本語で物語る、幽玄ファンタジーの傑作。この傑作ファンタジーを、言葉と芝居にこだわりを持つ演出家・森新太郎の演出、ダンサー・演出家として独自の世界を切り拓いてきた森山開次の振付で、泉鏡花生誕150年の節目、2023年に開場50周年を迎えるPARCO劇場で上演された。

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

主人公の鐘楼守・萩原晃を演じるのは、PARCO劇場で初座長を務める勝地涼。村に現れる学者・山沢学円役は、声優だけにとどまらず、映像・舞台・歌手と多岐にわたって活躍する入野自由、萩原の妻・百合役には、数々の映画賞で受賞の経歴を持つ瀧内公美、そして、夜叉ヶ池の竜神姫役には、第29回読売演劇大賞 杉村春子賞を受賞した那須凜が出演する。

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

撮影:加藤幸広

なお、今回の放送は、公演本編に加え、大千穐楽のカーテンコールの特別映像も追加しておくる。

【あらすじ】
岐阜県と福井県の県境にある三国嶽の麓の里に鐘の音が鳴り響く、それは竜神(那須凜)と人間の約束の鐘の音、この鐘の音が鳴っている間は、約束が守られている。
だが人間の傲慢さと欲の深さによって、鐘が鳴らなくなって約束が破られたとき…。

大正2年の夏、激しい日照りが続くとある地方の村に、諸国を旅する学士の山沢学円(入野自由)という男がやってきた。山沢はその村にある三国嶽の麓を歩いている途中、のどの渇きを覚えて、とある家にお茶をお願いし、お茶をめぐんでくれた娘・百合(瀧内公美)に問わず語りに話をしはじめる。
一昨年のこと、萩原晃(勝地涼)という自分の友人の学者が各地に伝わる不思議な物語の収集に出たまま行方知れずになり、その足跡を辿って諸国を旅しているのだと。

そこへ百合の夫という男が現れる。その男こそ萩原であった。
久々の再会を喜ぶ山沢に、萩原は自分がこの地に住み着いたいきさつを語るのだった…。

 

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2023年10月4日(水)~8日(日)東京・サンシャイン劇場で上演される、イッツフォーリーズ公演 ミュージカル『聲の形(こえのかたち)』の全キャストが決定した。

大今良時原作の漫画『聲の形』(講談社「週刊少年マガジン」所載)は、連載時から話題となり、第19回手塚治虫文化賞新生賞などを受賞。そして2016年に公開された劇場アニメ映画『聲の形』は、公開館数が小規模ながら累計動員177万人を突破し、大反響を呼んだ。さらに映画においても第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、第20回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞など数々受賞した作品。ミュージカル化される今回、先日発表した主人公の先天性聴覚障害をもつ西宮硝子役に山﨑玲奈、ガキ大将気質の石田将也役に島 太星というW主演の発表に続き、この度、全キャストが発表となった。

高校生の将也の親友となる永束友宏役には、近作話題のドラマ出演で、そのキャラクターが注目の宮下雄也、小6の時のクラスメイト・植野直花役に、AKB48での活動の他、映像、舞台でも存在感を放つ大西桃香、硝子の妹・西宮結絃役にイッツフォーリーズ所属の大川 永と德岡 明(Wキャスト)、同じく小6の時のクラスメイト・川井みき役に俳優、アーティストとしても活躍中の河内美里、さらに硝子の祖母・西宮いと役に、ベテランミュージカル女優の入絵加奈子の出演が決定。

そして、上演台本・作詞・演出に板垣恭一、作曲・音楽監督・演奏に桑原まこの発表に続き、振付に、ダンサー・振付家であり、日本におけるコミュニティ・ダンスの草分け的存在である山田うんが担当という、スタッフ陣も集結した。

作品の持つメッセージ性と世界観を若手からベテランまで実力派が揃い、至極のスタッフ陣とともに、ミュージカルでどのように表現されていくのか、期待しよう。

原作者:大今良時 より 初ミュージカル化に寄せて

私は子供の頃からミュージカルが大好きなのですがまさか自分の作品のミュージカルが観れる日が来ようとは!! やったー!!
漫画で目指した非言語での表現が、舞台ならではの表現で観られるかと思います!
原作読まれた方もそうでない方もぜひ観ていただきたいです!楽しみだな〜!!

振付 山田うん コメント

この話を読み、10年以上前、障がいのある大人達とない子ども達の合同舞台を手がけてほしいという仕事が舞い込んだ時のことを思い出しました。「障がいのある方々の世界を広げたい」という施設側と「子ども達には色々な人に出会ってほしい」という学校側、双方の願いを叶えるべくしての舞台です。が、実際は喜ぶ人と嫌がる人、楽しむ人と怖がる人が生まれ、苦い日々でした。
正直な態度、無意識、本能、そして罪とは何だろうと悩み「自分の体を選んで生まれてくる人はいない、顔も体型も声も。色々な人間と共存していく社会ってどうしたら作れるの?」と皆に問いました。『聲の形』はミュージカル。解決しなかった思い出や保留にしていた出来事を、音楽にのせ、振る舞いや踊りに転換して昇華する時間のギフト!やりがいがあります。しかもこの10年前の話、主演の島 太星さんご出身地、深川での出来事!何か不思議な大きな『聲』を感じます。

出演者コメント

■永束友宏役 宮下雄也
ミュージカル『聲の形』永束友宏役で出演します宮下雄也です。
将也の友達でマイペースのお調子者でたまに変に大人ぶったりする彼が、とても人間らしくて演じる事ができるのが嬉しいです。耳から聴こえる音だけではなく、舞台上からの役者の熱量も体感して欲しいと思います。どんな稽古になるのか今からとても楽しみです。

■植野直花役 大西桃香
今回、植野直花役を預からせて頂くことになりました、大西桃香と申します!
直花ちゃんを演じることは、私にとって挑戦だと思っています。原作を読ませていただいて人として生きていくうえでのコミュニケーションの難しさ。重くあり、そしてとても繊細な作品をミュージカルで。観に来てくださる方に何かを感じていただけるように、『聲の形』と植野直花ちゃんと向き合って精一杯頑張りたいと思います!

■西宮結絃役 大川 永 (Wキャスト) 
西宮結絃役をWキャストで演じます、大川永です。多くの方に愛されている作品でこの役を演じられること、大変嬉しく思います。自身も葛藤を抱えている結絃をはじめ、キャラクター達が抱える悩みと優しさに、苦しみや愛おしさを感じてなりません。原作を読んで私の中に生まれた様々な感情の形が、一体どのような形でお客さまに届くのか今からとても楽しみです。イッツフォーリーズ ✕ 板垣恭一さん、というと『魍魎の匣』が印象的ですが、今回も強力なスタッフ陣、客演の方々のお力をお借りしてミュージカル化に挑みます。『聲の形』もきっとみなさまの記憶に残るような作品になるのではないでしょうか。漫画だからこそ表せられる心の機微をどう表現していくか、原作を大切にしながら真摯に取り組みたいです!

■西宮結絃役 德岡 明(Wキャスト)
西宮結絃役を演じます、德岡明です。イッツフォーリーズの新作ミュージカルとして、『聲の形』を上演できることにとても感激しています!原作が元々大好きで何度も観ていましたし、中でも結絃は、不器用ながらに強くあろうとする姿が心に刺さって忘れられないキャラクターでした。彼女の繊細な気持ちを表現できるのが今からとても楽しみです。と同時にどんな演出になるんだろうとドキドキもしています。今作は手話など、自分にとっても新たな挑戦がたくさんあると思うので、努力をやめず、真摯にこの作品に向き合っていきたいです。

■川井みき役 河内美里
ミュージカル『聲の形』にて、川井みき役を務めさせていただきます河内美里です。
初めて出演のお話を聞いたとき、大好きな作品に携わることが出来る喜びと共に、一瞬心がグッとなったことを覚えています。思わず目を逸らしたくなるほど淡くて歪な青春と丁寧に誠実に向き合って、大切にお届けしたいと思います。ぜひご期待ください。

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2023年7月15日(土)東京・TACHIKAWA STAGE GARDENにて、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs六角が開幕した。その直前に行われたゲネプロの模様をレポートする。

試合中の怪我による療養のため東京を離れることになった手塚国光部長と青学(せいがく)テニス部メンバーの絆を歌い上げるナンバーから始まり、キャスト全員が「俺たちがテニスの王子様だ!」と力強くハーモニーを重ねていくナンバーへと続いていくプロローグ。各校が弾けるように入り乱れるフォーメーションもカッコよく、ここから“太陽の下で楽しむテニス”が描かれていくんだというワクワクが観客の胸にも押し寄せる、明るさに満ちた幕開けである。

試合は関東大会準々決勝・青学(せいがく)vs緑山の対戦から。季楽靖幸を中心にいわゆるコスパとタイパを重視するタイプのプロ志向のチームである緑山だが、実はしっかりテニミュで描かれるのはこれが初。季楽を演じるHARUKIはクールなプレースタイルの奥に秘める闘志を丁寧に表現。越前リョーマとのシングルス対決でも力強く戦い、リョーマを本気にさせながら自身も一皮剥けた本気を表出させていく新たなライバルとしてその存在と緑山のチームカラーを板の上に刻みつけた。

準決勝は六角戦。まずはダブルス2、青学(せいがく)・河村 隆&桃城 武vs六角・黒羽春風&天根ヒカルの登場だ。河村役の大友 海の包容力とここぞの集中、桃城役の寶珠山 駿の溌剌としたプレーはスポーツマンシップ溢れる真っ直ぐさ。黒羽役の桐田伶音と天根役の栗原航大は、鍛え上げられた体躯の良さとオジイ特製の木製ラケットの大きさとの相乗効果で見た目の迫力もなかなかのもの。パワフルな試合展開となった。

そして第二幕へ。ダブルス1、青学(せいがく)・不二周助&菊丸英二vs六角・佐伯虎次郎&樹 希彦はそれぞれの持ち味をしっかりとぶつけ合ったナイスゲーム。菊丸役の富本惣昭は本気モードに突入した菊丸の怖さすら滲ませ、不二役の持田悠生はあくまでも優雅に天才ぶりを見せつける。佐伯役の松永有紘の決めセリフを駆使したハンサムぶりと、その活躍をしっかりとサポートしていく樹役の森下紫温のひたむきな地力もいいコンビネーションだ。

第三試合シングルス3は青学(せいがく)・海堂 薫vs六角・葵 剣太郎の戦い。海堂役の岩崎悠雅は持久力を生かした粘りのテニスをじっくり泥臭く伝え、葵役の宮脇 優は「女の子とチュー」を心のスローガンに無邪気でポップなテイストで攻め入る。真逆なタイプ、真逆な思考で挑む“プレッシャー対決”は、応援にも思わず力を込めてしまう見応え抜群のビッグゲームに。

六角戦、全編を通じて感じたのは分厚い“チーム力”だ。試合もそこで戦っているプレーヤーにギュッとフォーカスしていくというよりは、コートで戦う選手とベンチで応援するチームメイトの思いが重なり合い、増幅し、その場にいる全員がゲームに集中しながら共に戦っている一体感で描かれていく印象が今まで以上に強かった。全てを巻き込み役者の躍動と歌の力が融合して生まれる熱は、まさにミュージカルにしか生み出すことのできない感動である。また、時折ふっとテニミュの歴史を思い起こさせるフレーズも耳に届き、原点回帰しながら新しさを切り拓いていく今のテニミュの志を見たような気もした。

氷帝・跡部景吾を演じる高橋怜也の鬼気迫るヴォーカルと青学(せいがく)・手塚役の山田健登が放つ強さ滲む歌声も圧巻。リョーマ役の今牧輝琉も六角との試合はなかったが、父親がテニスプレーヤーという共通点を持つ季楽との戦いで再確認した自身のアイデンティティーと、まだ見ぬ次の強敵へと闘志を燃やしていく“内なる強さ”の成長をキレのある歌とダンスに乗せ、またひとつ、次のステップへ踏み出した頼もしさを感じさせてくれた。

一人ひとりがさらに成長しようと未来に顔を向け、歩みを止めない青学(せいがく)と、千葉のテニスボーイズ・六角の明るくポジティブなバイブス、そして手塚との戦いの余韻拭いきれず次の勝利へと心を燃やす跡部率いる氷帝の“今”とが絶妙なコントラストで描かれた、熱く濃厚な約3時間。しかし、粒揃いの楽曲たちとテンポの良さとで体感的にはあっという間! ここにあるのはがむしゃらにテニスを楽しむ中学生たちの、暑い夏の熱い物語。その余韻はひたすらに爽やかである。

会見キャストコメント

■越前リョーマ 役:今牧輝琉
『テニミュ』4thシーズンとしては3回目の夏です。2年前の不動峰公演から、もうそんなに経ったんだという気持ちでいっぱいで、そこから新しい学校も増えて『テニミュ』としてもいろんな色が出てきました。毎回新鮮な気持ちで臨んでいます。『テニミュ』は今年で20周年を迎えましたが、20周年としての一本目の公演を迎えることができて嬉しいです。前回の氷帝公演は全体の印象としてキリっとしたイメージでしたが、この六角公演はとにかく元気な公演です! ここにいる4人はどちらかというとクールなキャラクターですが、内に秘めた闘志があるので観ていただいた方にもそれを感じて熱くなってほしいなと思います。皆さまに最高の夏をプレゼントしたいなという気持ちと、カンパニー・そして越前リョーマとしてさらに上を目指したいと思います。すごく暑い日々が続きますが、体調管理に気をつけて劇場までお越しください。

■海堂 薫 役:岩崎悠雅
稽古で作り上げてきたものをやっと皆さまにお見せできることができてとても嬉しく思っています。青学(せいがく)としては、手塚部長が不在だからこそ、キャストもキャラクターも一人ひとりが成長している姿が見せられると思うので、そこを早く皆さまにお届けしたいなと思っています。不動峰戦から今回の六角戦までの海堂の気持ちの変化が大事だなと思っているので、言葉数はあまり多くないですが、表情や動きで伝えていけたらと思います。キャストとしても役としても成長している姿を見ていただきたいです。そして海堂と葵との六角戦シングルス1は、葵が思いっきりぶつかってきてくれるので、二人の熱量がどんどん上がっていく様をお見せしたいです。いろいろなプレッシャーを感じながら生きている方もいると思いますが、そんな方たちに、海堂のようにプレッシャーに強くなりたい!葵みたいに楽しんで生きてみたい! と思っていただけるように頑張りますので楽しみにしていてください。今回の六角公演は来てくださった皆さまに最高の夏だったと感じてもらえるようにカンパニー一同頑張っていきたいと思います。 

■佐伯虎次郎 役:松永有紘
稽古が始まってからあっという間に初日を迎えてしまいました。いまはワクワクとドキドキといろんな気持ちが混ざって、すごく楽しみな気持ちでいっぱいです。20周年という記念すべき年に携われる幸せを味わいながら臨みたいと思います。六角としては明るくて楽しいチームなので、そんな六角の雰囲気を楽しんでいただければと思います。佐伯としてはダブルス1の試合でいっちゃん(樹 希彦)とダブルスを組むのですが、いっちゃんとの絆や熱さだったり、幼馴染の不二と菊丸と対戦できるということで、試合に勝つ気持ちはもちろんですが、その中でも相手へのリスペクトも強く持っていますし、試合を楽しむ気持ちもあるので、そういう部分も見ていただきたいです。六角公演は、楽しく明るく熱く、夏らしい公演となっているので、楽しむ準備をしてきてください!

■跡部景吾 役:高橋怜也
僕的には『テニミュ』で初めての夏の公演なので、とても嬉しくて、リアルに熱い夏になるんじゃないかなと思います。前回の公演では氷帝は負けてしまって3年生は引退が決まった状況ですが、氷帝レギュラーのみんな、そして、氷帝部員200名のたくさんの思いを抱えて立たせていただきます。原作には描かれていないのですが、跡部は部長としてどういう心境でいるのか、演じていると跡部の葛藤や心の動きがわかるし、胸に来るものがあるので、そんなところも表現できればと思っています。六角は、氷帝とは全く違う、真逆のチームの雰囲気で、僕は観ていて一番好きなんじゃないかな? と思うくらい、この六角公演がすごく楽しくて大好きなので、観に来てくださる皆さまにも楽しみにしていただきたいと思います。公演を盛り上げるべく僕たち氷帝も頑張りますので、劇場でお会いできるのを楽しみにしています。

取材・文=横澤由香

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伊藤蘭がキャンディーズのメンバーとして歌手デビューして50周年というメモリアルイヤーを記念した『伊藤 蘭 50th Anniversary Tour ~Started from Candies~』。7月19日発売の3rdアルバム『LEVEL 9.9』の最新楽曲と、今もなお輝き続ける数多くのキャンディーズ楽曲で構成される本ツアーの特別追加公演の開催が決定した。

デビュー50周年のツアーファイナルとなる追加公演は、100周年を迎える日比谷野外大音楽堂にて10月21日(土)に開催される。
 
日比谷野外大音楽堂公演のチケットは、本日7月18日(火)AM5:30より、オフィシャル最速抽選先行がスタートする。なお、明日7月19日(水)発売の 3rdアルバム『LEVEL 9.9』にて日比谷野外大音楽堂の封入抽選先行も開始。50周年ツアー抽選先行申込用シリアルナンバーが封入される。
 
そして、明日リリースする伊藤蘭3rd ALBUM『LEVEL 9.9』より、「春になったら」のミュージックビデオが公開された。この楽曲は、奥田民生とトータス松本の共作によるもので、ふたりはコーラス参加もしている。

 

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