ちゃんみな、池井戸潤原作・中村倫也主演ドラマ『ハヤブサ消防団』主題歌「命日」のMV公開
- 2023.08.17
- 未分類
ちゃんみなの新曲「命日」のミュージック・ビデオが、本日・8月17日(木)に公開された。
本楽曲は、池井戸潤原作、中村倫也が主演を務める、現在放送中のテレビ朝日系木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』の主題歌で、原作を読み書き下ろしたもの。どこか懐かしさを覚え妖しさあるメロディーで、ちゃんみなの新境地を開くナンバー。
そして本日公開された「命日」のミュージック・ビデオは、瀬里義治が監督を務め、ドラマのために書き下ろした「命日」を、ちゃんみな自身でさらに解釈をし、監督へ相談をして制作されたオリジナルストーリーが展開される。今までのちゃんみなのミュージック・ビデオの中でも、特にストーリー性が際立つ作品になっており、息を呑むような緊張感のあるシーンや、迫力のあるアクションシーン、そしてちゃんみなの迫真の演技が詰め込まれたミュージック・ビデオとなっているとのこと。
また、本日から7日間限定で「命日」のメイキング映像(Behind The Scene)がYouTubeにて公開されている。
source:New feed
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.25』が8月31日(木)、後楽園ホール(東京都)で行われる。その全対戦カードが発表された。
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.25』が8月31日(木)、後楽園ホールで行われる
メインイベントはレジェンド選手権試合で、第17代王者 間下隼人が将軍岡本を迎え撃つ。
間下は2月22日、後楽園ホールで行われた『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.21』で、真霜拳號から王座を奪った。今回の初防衛戦では当初、挑戦者は関根“シュレック”秀樹に決まっていたが、関根が練習中の怪我(右膝外側側副靭帯損傷、大腿骨剥離骨折、前十字靱帯損傷)で欠場に。将軍岡本との対戦に変更された。
間下は6月8日の『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.23』(後楽園ホール)で、船木誠勝と組んで、新崎人生・KENSOの元WWEスーパースターズと対戦。最後に間下がFSR(フィッシャーマンズ・スープレックス・ライオット)でKENSOに勝利している。
今や心技体とも充実している間下。今回は相手は代わったが、王者として最高のファイトを目指す。
【初代女子タッグ王者決定トーナメント準決勝】タイガー・クイーン&梅崎遥 vs ダーク・タイガー&ダーク・ウナギ
【初代女子タッグ王者決定トーナメント準決勝】ジャガー横田&藪下めぐみ vs 高瀬みゆき&本間多恵
また、SSPW初代女子タッグ王者決定トーナメント準決勝では、上の2試合が組まれた。12月7日(木)の女子タッグ初代王座決定戦に進むのはどのチームか? 注目したい。
スーパー・タイガーは船木誠勝とのタッグで、関本大介&宮本裕向組と激突
日高郁人は阿部史典との師弟タッグで、政宗&チェック島谷を迎撃!
さらに、スーパー・タイガーは船木誠勝とのタッグで、関本大介&宮本裕向の強力チームと激突。日高郁人は阿部史典との師弟タッグで、政宗およびGLEATより初参戦のチェック島谷を迎え撃つ。
全カードは次の通り。猛暑の終わりは、SSPWの熱い戦いで締めくくりたい。
全対戦カード
source:New feed
2022年3月に上演した、オールナイトニッポン55周年記念公演『あの夜を覚えてる』の続編となる、舞台演劇番組イベント生配信ドラマ『あの夜であえたら』。2023年10月14日(土)・15日(日)に東京国際フォーラム・ホールAにて上演となる、舞台演劇番組イベント生配信ドラマ『あの夜であえたら』の公演オフィシャルグッズのラインナップが発表され、HMV&BOOKS onlineでの販売も開始となった。
公演オフィシャルグッズ全体として「ラジオ」がテーマとなっており、各アパレルやグッズに、ラジオにまつわるイラストや文字がプリント・刺繍されている。そして今回はイラストレーターとのコラボ企画を実施しており、TRAMPOLINE、umao、COFFEE BOYの3名とのコラボアイテムが発売されることとなった。なお、COFFEE BOYとのコラボアイテムは、前作でも好評だった本作品の監修・佐久間宣行と、製作総指揮・石井玄をイラスト化した「OJISANS」グッズとなっている。
イラストレーターとのコラボアイテムとしてTシャツ、缶バッジ(ランダム)、ステッカーセットがあるが、Tシャツにはそれぞれのイラストが背中に大きくプリントされている。
『あの夜であえたら』オフィシャルグッズ 「ラジオ部屋」Tシャツ<あの夜×TRAMPOLINE>
『あの夜であえたら』オフィシャルグッズ 「ラジオと猫」Tシャツ<あの夜×umao>
『あの夜であえたら』オフィシャルグッズ 「OJISANS」Tシャツ<あの夜×COFFEE BOY>
その他にも「オールナイト」と胸に刺繍されたポロシャツやキャップ、サコッシュ、「LISTENER」と刺繍されたトレーナー、ラジオリスナーならではのフレーズがプリントされたキーホルダーなど、ラジオにまつわるグッズが多数揃っている。
『あの夜であえたら』オフィシャルグッズ オールナイトキャップ
『あの夜であえたら』オフィシャルグッズ トレーナー
『あの夜であえたら』オフィシャルグッズ キーホルダー(全6種のうちランダムで1種)
そして劇中のラジオ番組『綾川千歳のオールナイトニッポンN(ニュー)』の番組グッズも発表され、エビを模した「エビペンライト」、エビカラーのタオル(今治)、リスナーの呼称「イクラちゃん」をテーマにした「イクラちゃんストーン」など番組の流れを汲んだアイテムや、スタッフ(通称担い手)のアイテムである「担い手Tシャツ」や「担い手パーカー」など、架空の番組ながら豊富なラインナップとなっている。
『綾川千歳のオールナイトニッポンN(ニュー)』番組グッズ エビペンライト
『綾川千歳のオールナイトニッポンN(ニュー)』番組グッズ タオル
『綾川千歳のオールナイトニッポンN(ニュー)』番組グッズ 担い手パーカー
ラジオ愛に溢れたグッズの数々を、この機会に購入してみてはいかがだろうか。
source:New feed
細川 徹作・演出、皆川猿時主演の『ドクター皆川~手術成功5秒前~』が2023年10月12日(木)~29日(日)に本多劇場にて上演される。本作は、細川と皆川がタッグを組んだシリーズの4本目。主演の皆川とともに名を連ねるのは、荒川良々、池津祥子、村杉蝉之介、上川周作、早出明弘、本田ひでゆき(本田兄妹)とシリーズではお馴染みの面々だ。ここに今回新しく加わるのは、ミュージカル『刀剣乱舞』などで知られる牧島 輝、乃木坂46の金川紗耶の二人。外科を舞台とする本作で新旧のメンバーがどのような化学反応を起こすのだろうか。作・演出の細川と主演の皆川に話を聞いた。
■向上心のなさが魅力的な座組み
ーー細川さん作・演出、皆川さん主演のこのシリーズも今回で4作目です。これまでの手応えや感触は?
細川:他の舞台にはないくらい、本当に「なんでもあり」のシリーズですよね。絶対入らないだろうってところに、アクションだとか、歌や踊りを入れて。客いじりも毎回必ず丁寧にやってるし、参加型の要素も多い。だから「演劇」って言葉が相応しくなくて、「劇」とか「出し物」の方が近い(笑)。実際には無理だけど、何か食べたり飲んだりしながら観るくらいの気楽さで来てほしいんですよね。そういうシリーズなんですけど、毎回稽古中には色々模索してます。ただ、最終的にはいつもと同じような完成品になるっていう……。
(右)細川 徹
皆川:何回も観てくれているお客さんにとっては「毎回想像を超えてこない」って感じなのかなぁ(笑)。超えてこないんだけど、あまりにもバカバカしすぎて最後にほろっとしちゃうみたいな。
最初の『あぶない刑事にヨロシク』からもう7年ですって。立派なおじさんおばさんになっちゃったのでね、体と相談しながらできることを、お客さんの想像できる範囲の期待には応えられるように、少し痩せようかな。
細川:期待のちょっとだけ上に行けばいいの。すごく上に行くと、やりすぎてると思われちゃうから。
皆川:いつもクライマックスにみんなが特技を披露するんですけど、もう歳だから、新しくできることもそう増えないじゃないですか。だけど、ちょっと前に村杉くんに会ったら、腕とか足とか傷だらけで。「どうしたの?」って聞いたら、「スケボー始めたのよ」って(笑)。58歳ですよ。ちょっと心配になっちゃった。(笑)。
細川:新しい特技が増えない、その向上心のなさも含めて魅力的な座組みだと思っていたんですよ。だけど、そういうことを前回僕が言ったからなのかな。
皆川:急にモテたくなっちゃったのかなぁ(笑)。
細川:ケガとかしなきゃいいな。向上心のなさで言うと、早出くんと本田くんの二人は特にすごい。そこが素晴らしい。あんまりそういう人はいないじゃないですか。だいたいみんな向上心があるから。この二人はあまりにストイックじゃないから、人として興味を持っちゃうんですよね。客いじりとかは圧倒的に上手いんですけど、それ以外を磨く気が一切ない(笑)。
(左から)細川 徹、皆川猿時
ーーお馴染みのメンバーに加えて、今回は牧島 輝さんと金川紗耶さんが新しく参加されます。
細川:二人とも若いから動けますよね。でも、二人があんまり動いちゃうと他の人が動いてないのがバレちゃうから、適度にやってもらわないと。牧島くんは歌も踊りも本物ですよね。実は、前回の『3年B組皆川先生~2.5時幻目~』でミュージカル『刀剣乱舞』のポスターの中に牧島くんが登場してたんです。「次回出るよ」って伏線を張ってたっていう。誰も考察しないですけど。
ーー金川さんはいかがでしょう?
細川:前回も乃木坂46から清宮レイさんに出てもらったけど、お芝居の経験がまだそんなにない方の場合、すごく素直なお芝居をされることが多いので、ベテランだらけの座組みの中に入るとバランスがいいんです。
金川さんとはこないだ一度会って、ちょっと天然っぽい方みたいで。この座組みをどう受け入れるのか、あるいは全然受け入れないのか、まったく予想ができないですね。歳の近い牧島くんとばかり話すようになったらつまらないので、二人の席は離しておこうかなって(笑)。
(左から)細川 徹、皆川猿時
◼️台本はすべてひらがな
ーー皆川さんは毎回どんなお気持ちでこのシリーズに参加されていますか?
皆川:細川さんの作るものって、毎回くだらなくて素晴らしいけど、実はとても繊細な芝居を要求されるんです。「新鮮な気持ちでやってください」って何回も言われるし(笑)。だから、初心に帰るようなところがありますよね。細川さんの作品に何本か出させてもらった経験が、他の現場でふざける時に活かされてるような気がする。
細川:やってることは無意味だったりシュールだったりするんだけど、感情だけはちゃんとしてるのが僕の作るものの特徴だと思うんですよね。
皆川:それがおもしろいんだよなぁ。
細川:内容の割には、ちゃんとやりますよね。あとこのシリーズは主役が一番大変で、それが間違ってますよね(笑)。主役って普通は後から登場するし、周りが合わせてくれて自分のペースでやるものなのに、このシリーズだと皆川さんが全部やる。ゴミ拾いみたいなのも重労働も全部やってるから、主役だけど主役っぽくない。だから今回は主役のあり方も見直して、皆川さんが休む時間を作りたいです。
皆川:前回はそれなりに休めたんじゃないかなぁ。それより困ってるのは、とにかく台本が覚えにくいよ。文字が全部ひらがなだから。「偏差値を下げて」って意味なんでしょうけど、もう〜覚えにくいの。だから自分でわざわざ漢字に書き直してるの!
細川:えっ、じゃあ漢字で書くよ! そんなことして時間使ってるなんて知らなかった(笑)。だけどそういえば、最近僕が書いた映画の台本を、プロデューサーが「直しました」って言うから確認してみたら、ひらがなを漢字に直しててびっくりした。
皆川:「漢字っていうのがあるんですよ〜細川さん」(笑)。
ーーところでテーマとしては、これまで刑事モノ、教師モノときて今回は医療モノです。他にも候補はありましたか?
細川:医療モノ以外の候補だと、「荒川皆川」っていうダブル浅野みたいなのができないかなって思ってました。
皆川:トレンディドラマ?
皆川猿時
細川:そう、トレンディドラマの元人気女優の現在っていうのをやりたいなって思ってたんだけど。
ーーそれもおもしろそうです。医療モノを選ばれたのは?
細川:舞台で医療モノってあまりないじゃないですか。やりづらいからなんだけど。手術中は顔が隠れてるし、オペの手元も見えないし、声も小さいから舞台に向いてない。でも、だからこそおもしろいなと思ってつい惹かれちゃうんですよ。今回だと、医療モノをインド映画の『RRR』みたいにしたいなって。
ーーおお、意外すぎる組み合わせです!
細川:食い合わせが悪いものをやろうとしてます。なるべく派手に手術をするっていう。あり得ないようなオペシーンを色々考えてて、いくつか思いついたんだけど。
ーー言える範囲で構いませんが、どんなシーンになりそうですか?
細川:舞台を所狭しと使って動き回るってことですよね。普通、手術には激しい移動はないですから。
ーー皆川さん、『RRR』となるとかなり激しいアクションになりそうですが……。
皆川:ちょっと、怖いですねぇ。膝がヤバいんでねぇ。顔と上半身で表現する感じかなぁ(笑)。我々のはひらがなの方ですよね、あーるあーるあーる。
細川:かわいい感じですね(笑)。
ーーアクションといえば、早出さんが公式サイトの動画インタビューで「皆川さんの汗はいい匂い」と言っていて気になりました。何か秘訣は?
皆川:えっ、なんだろう? 健康的な汗をかいてるからですかね。
細川:何回も着替えるからじゃない?
皆川:一回の稽古でTシャツ5枚は着替えるもんね。俺、臭くなる前に着替えてます(笑)。
細川:そういう繊細さが大事です。
(左から)細川 徹、皆川猿時
取材・文=碇 雪恵 撮影=寺坂ジョニー
source:New feed
2023年10月14日(土)・10月15日(日)山野ホールにて、朗読劇『Nのために』が上演されることが決定した。
原作は、『告白』『母性』など話題のミステリー小説を世に送り続ける作家・湊かなえ初の純愛ミステリー『Nのために』。超高層マンションで起きた殺人事件、その場に居合わせた全員に大切な「N」がいた。それぞれの証言が誘う想像を超えた結末は、読者に切ない感動をもたらし、たちまち大きな話題となった。2010年の発行から累計発行部数100万部を超え、2014年には豪華キャストでテレビドラマ化。今なお、色褪せることのない珠玉の名作ミステリーが“朗読劇”という新たな形に生まれ変わる。
朗読劇「Nのために」予告映像 10/14(土)&10/15(日)上演決定
出演者には、アニメや舞台、ドラマなどで活躍する豪華キャストが集結。1日目は、近年の人気アニメ作品に出演する声優陣が揃った。『パリピ孔明』『ゾンビランドサガ』などの本渡 楓、『Free!』『呪術廻戦』などの島﨑信長、『ブルーロック』や映画『THE FIRST SLAM DUNK』などの仲村宗悟のほか、寺島惇太、岸尾だいすけ、内田 彩らが、その表現力で物語を魅せる。
2日目は数々のステージを経験してきた才能たちが集結。日向坂46の元メンバー・渡邉美穂、人気アーティスト「7ORDER」のリーダー・安井謙太郎、劇団EXILEの小野塚勇人のほか、西山 潤、板倉俊之(インパルス)、平野 綾らが、新たな『Nのために』の世界を作り出す。
本公演では、豪華キャスト陣が作り出す世界観を、ピアノの生演奏でさらに物語を彩る。
超高層マンションの一室で、そこに住む野口貴弘・奈央子夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは20代の4人の男女、杉下希美、成瀬慎司、安藤望、西崎真人。全員の共通点はイニシャル「N」。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。「N」の正体がわかる時、究極の“愛”が明らかになる。
出演者コメント
10月14日(土)出演者
■【杉下希美 役】:本渡 楓
本渡 楓
普段本に触れることが少ない私でもタイトルをよく耳にしていた『Nのために』。今回の朗読劇のお話を頂いて原作小説を読んでみたのですが、面白くて一気に読破してしまいました。朗読劇映えしそうでいて、だけどどのように構成・演出していくのだろうと。自分が演じる事も含めてとても楽しみになりました。共演の皆さんと一緒に、素晴らしい物語を作れたらと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します!
■【成瀬慎司 役】:島﨑信長
島﨑信長
素晴らしい原作を素敵に朗読劇に落とし込んだ面白い本だと思いました。だからこそ、朗読劇としてより良いものにするために求められる力量の高さを感じております。作品の魅力を十全にお伝えできるよう成瀬慎司役として全力を尽くす所存です。上質な「純愛ミステリー」をお楽しみくださいませ。
■【安藤 望 役】:仲村宗悟
仲村宗悟
湊かなえさんの作品を朗読劇という形でお届け出来ること、しかも自分も出演させて頂けることにとても興奮しています。
ドラマ化もされた大人気作品、緊張感とワクワク感が混ざって不思議な感情です。
これからの稽古が楽しみです。名前にNを持つ者の物語、是非お楽しみ下さい。
■【西崎真人 役】:寺島惇太
寺島惇太
この度朗読劇『Nのために』に西崎真人役で出演させていただきます。
僕自身、元々ミステリー小説が好きなので、このような素敵な作品に出演が決まって嬉しさと共にプレッシャーを感じる今日この頃でございます。
とある殺人事件、犯人は逮捕されたのにそこにはまだ隠された真実が。
『N』とは一体誰のことなのか?気になりますよね?
気になってしまったあなたを劇場でお待ちしております。
■【野口貴弘 役】:岸尾だいすけ
岸尾だいすけ
野口貴弘役の岸尾だいすけです。
最初、この朗読劇のお話を頂いた時は私にオファーが来るくらいなのでコメディなのかしら~と思っていました。
その後、しっかりと作品と内容を確認させて頂いたらガチンコのミステリー!?
……驚きました。
しかも原作小説有りでドラマ化もされているという事で二重、三重の驚きを持って今に至っております。
現代劇で恋愛ミステリーで演じる役は若くも年寄りでもないというのは、自分の朗読劇人生でも珍しいので、大きくチャレンジしつつ楽しみたいと思います!
■【野口奈央子 役】:内田 彩
内田 彩
『Nのために』は原作小説もTVドラマも楽しませて頂いていました。
なので、お話を頂いた時は本当に驚いて、気持ちがすごく高揚しました。
まさか自分が湊かなえ先生の作品に出演する事があるなんて! と、とても嬉しかったです。
『Nのために』はミステリーなので、朗読劇ではどんな表現や見せ方になるのだろうと、そして奈央子を自分が演じるとどうなるのだろうと、今から楽しみで仕方ありません。
是非、みなさまも楽しみにしていてもらえたら嬉しいです。
10月15日(日)出演者
■【杉下希美 役】:渡邉美穂
渡邉美穂
『Nのために』を朗読劇でやると聞いた時は、「どんな風になるのだろう…!」とワクワクしました。
このような素敵な作品に携わらせていただくことができて、大変嬉しく思います。
私はミステリーがとても大好きなので、楽しみながらこの世界観に溶け込んで行きたいです。
朗読劇の経験は少ないので緊張しておりますが、新鮮な気持ちで挑めたらいいなと思います。
■【成瀬慎司 役】:安井謙太郎
安井謙太郎
成瀬慎司役を演じさせていただきます。安井謙太郎です。
テレビドラマで見ていた作品にこうして参加できるのはとても光栄です。
言葉がとても綺麗な印象がある作品なので朗読劇という形で皆さんに言葉を届けられるのを楽しみにしています。
■【安藤 望 役】:小野塚勇人
小野塚勇人
この度、安藤望役をやらせて頂く小野塚勇人です。湊かなえさんの作品に触れられることを光栄に思っています。
朗読劇ではありますが自分なりにこの役と向き合い演者の皆様とこの世界観を共有して広げていけたらなと思っています。とても楽しみです。
■【西崎真人 役】:西山 潤
西山 潤
西崎真人役の西山潤です。
大好きな作品に携われる事、また初めての朗読劇という事もあり、2ヶ月前から胸が高まっております。
この作品から溢れる愛を朗読劇で"言葉"として皆様に届けられるように。
西崎が守りたいもの。
愛を持って精一杯丁寧に演じたいと思います。
■【野口貴弘 役】:板倉俊之
板倉俊之
複数人で演じる朗読劇に参加するのは初めてなので、不安ですが楽しみでもあります。
オファーを受けたときは「なぜ自分に!?」と戸惑いましたが、
どうであっても、精一杯頑張ろうと思っています。
■【野口奈央子 役】:平野 綾
平野 綾
初めにお話をいただいた時、即座に出演をOKした理由は勿論、
長年のファンであった湊かなえさんの作品だったからです。
湊さんの作品にこうして携わらせていただけることを、とても光栄に思っております。
ドラマで数多くの賞を受賞し多くの人を魅了してきた作品が、時を経て朗読劇として甦ります。
湊さんの小説は常々朗読劇に合うと思っていただけに、今から楽しみでなりません。
是非それぞれの愛の形を体感しに、劇場に足を運んでいただければと思います。
原作者:湊かなえ コメント
同じセリフのある物語でも、
小説は、風景描写や登場人物の心情は地の文で、
ドラマや映画は、風景描写を映像で、心情を表情や体を使った演技で、
それぞれ表現することができます。
しかし、朗読劇はその大半を声のみで表現しなければならない。
限られた武器だからこそ、その道のプロたちが最大限に魅力を発揮した、
朗読劇ならではの物語の世界を突き付けられることを楽しみにしています。
source:New feed
英国はロンドンのコヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)で上演された、ロイヤル・オペラ、ロイヤル・バレエ団による世界最高峰のオペラとバレエを、特別映像を交えてスクリーンで体験できる人気シリーズ「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23」。史上最大のスケールとなった今シーズンもいよいよフィナーレを迎え、ロイヤル・バレエの歴史の中でも特別な位置づけにあるチャイコフスキーの比類なき傑作『眠れる森の美女』が、2023年8月25日(金)~8月31日(木)、TOHOシネマズ 日本橋ほかにて1週間限定で全国公開となる。本記事では、舞踊評論家・森菜穂美氏による先取解説とともに、本作および来シーズンの見どころを以下に紹介する。……まずは、公開を記念して解禁された、『眠れる森の美女』の本編映像の一部をご覧いただきたい。
【特別映像】ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』8月25日(金)公開
『眠れる森の美女』は、チャイコフスキーの三大バレエの中でも、巨匠マリウス・プティパが作曲家に対して細部まで指示出しをおこない、振付と音楽を完璧なまでにマッチさせた、この上なく美しく華麗な旋律によるグランド・バレエの代表的な作品だ。世界初演は1890年1月、帝政ロシア時代のマリインスキー劇場においてだが、ロイヤル・バレエ団では、第二次世界大戦中、避難所に使われていたコヴェントガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスが再開した1946年2月に初演がおこなわれ、文字通り劇場の“眠りを覚ませた”ことでも知られる。
ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』Christina Arestis as Carabosse and artists of The Royal Ballet in The Sleeping Beauty, The Royal Ballet ©2017 ROH. Photograph by Bill Cooper
今回、解禁となった上記映像は、本作の冒頭シーンで、ロイヤル・バレエ団の芸術監督のケヴィン・オヘアが、「『眠れる森の美女』はクラシックの代表作」と述べ、続いて稽古中のダンサーたちが登場。カラボス役のクリステン・マクナリーは「おとぎ話で、昔ながらの勧善懲悪の物語」、王子役のマシュー・ボールは「チャイコフスキーの音楽が物語を紡ぎ心に響きます」と述べ、そして、オーロラ姫役のヤスミン・ナグディが「振付と音楽が互いに引き立て合い、美しい組み合わせです」、リラの精役マヤラ・マグリが「まさに傑作で、バレエ団全員で演じます。また踊るのが楽しみです」と、この作品の素晴らしさについて、それぞれ語る映像となっている。
ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』Matthew Ball as Prince Florimund and Yasmine Naghdi as Princess Aurora in The Sleeping Beauty ©2017 ROH. Photograph by Bill Cooper
森氏は「オーロラ役のヤスミン・ナグディの完璧な技術とエレガントな踊り、王子役マシュー・ボールの貴公子ぶり、注目株イザベラ・ガスパリーニやジョセフ・シセンズの目も覚めるような青い鳥のパ・ド・ドゥなど、クラシック・バレエの魅力があふれる魅惑の舞台」と大絶賛。おりしも、今年の秋は日本のバレエ団による『眠れる森の美女』が数多く上演されるが、それについては「コロナ禍で眠っていた劇場の目覚めも象徴させているかのようだ」と評する。
ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』Production photo of The Sleeping Beauty, The Royal Ballet ©2023 ROH. Photographed by Andrej Uspenski
そして、来シーズン日本公開されるロイヤル・バレエの選りすぐりのラインナップが決定した。『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』『マノン』『白鳥の湖』という人気4作品だ。その見どころついても森氏が最速で解説。
まず、オープニングを飾る『ドン・キホーテ』について「バレエを観るのが初めての方でも楽しめる、スペインを舞台にした陽気なコメディ作品で、たくさんの超絶技巧が詰め込まれています。高い技術を誇るマヤラ・マグリがキトリ役、『眠れる森の美女』では王子役を演じたマシュー・ボールが、庶民的な床屋のバジル役を演じる予定で、まったく違った魅力を見せてくれるはず」と期待を寄せる。
今シーズンに続いて上演される『くるみ割り人形』については「ロイヤル・バレエのピーター・ライト版は幾多の「くるみ」の中でも物語性が高く、夢と冒険が詰まったファンタジックな世界は幅広い年齢層に大人気。今年は若手プリンシパルのアナ・ローズ・オサリヴァン、マルセリーノ・サンベがフレッシュな魅力で金平糖の精と王子を演じる予定」と魅力と見どころを解説。
3作目の『マノン』については「ロイヤル・バレエは“演劇の国”英国ならではのドラマティック・バレエがお家芸。その中でも最高傑作の『マノン』は、パリの裏社交界を舞台にした甘美で退廃的な世界観、究極の愛の姿を見せる。深く心に残る作品であり、根強い人気を誇る」と語る。
そして「シーズンを締めくくる『白鳥の湖』は言わずと知れたバレエの代名詞。世界トップクラスのダンサーたちが、チャイコフスキーのあまりにも美しく心を揺さぶる旋律に乗せて、圧巻のドラマに浸りたい。ロイヤル・バレエ版は夭折の天才振付家リアム・スカーレット振付による陰影に富んでドラマチックな『白鳥の湖』だ」と、4作品の魅力と見どころを先取り解説。
森氏は「この4作品を観れば、ロイヤル・バレエがなぜこんなにも世界的に大人気なのかが実感できる」と来シーズンのラインナップに太鼓判を押す。さらに、シネマシーズンの魅力として「世界的なスーパースターだけでなく、ロイヤル・バレエで活躍する日本人ダンサーたちの踊りや演技も観られるのも、このシネマシーズンの楽しみの一つ。2023-24シーズンでは、前田紗江、中尾太亮がソリストに、五十嵐大地がファースト・アーティストに昇進し、来シーズンは頻繁にスクリーンで出会えるはずだ。高田茜、平野亮一、金子扶生と日本出身プリンシパルの活躍ももちろん期待できる」と、今シーズンでも大活躍だった日本出身ダンサーの更なる活躍が期待できるシーズンとなりそうだ。
ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』Matthew Ball as Prince Florimund and Yasmine Naghdi as Princess Aurora in The Sleeping Beauty ©2017 ROH. Photograph by Bill Cooper
※森菜穂美氏(舞踊評論家)『眠れる森の美女』そして今シーズンと来シーズンの解説全文は下記URLにて閲覧可能です↓
source:New feed
11月23日(木・祝)に公開される映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』から、新キャスト6名とキャラクタービジュアルが解禁された。
『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』は、前作『翔んで埼玉』から3年を経て公開される続編映画。『翔んで埼玉』は『パタリロ』の魔夜峰央氏が1982年に発表した同名漫画を実写映画化したもの。原作は、2015年に『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』(宝島社)として30年ぶりに単行本として復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどのメディアで多数取り上げられ、反響を呼んだ。初の実写化では、原作同様、東京都民から迫害を受ける埼玉県民が”埼玉解放戦線”を組み自由を求めて戦う姿をコミカルに描きつつ、伝説の埼玉県人・埼玉デュークや、埼玉県の永遠のライバル・千葉県の参戦など、新たな要素も盛り込まれた。東京都知事の息子/白鵬堂学院の生徒会長・壇ノ浦百美を二階堂ふみ、埼玉県出身の転校生・麻実麗をGACKTがそれぞれ演じてW主演を果たした。続編『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』では、GACKTと二階堂ふみのほか、加藤 諒、益若つばさ、小沢真珠、中原翔子らキャストが続投。滋賀の貴公子・桔梗魁役で杏、大阪府知事・嘉祥寺晃役で片岡愛之助が出演する。メガホンをとるのは、前作に引き続き『テルマエ・ロマエ』の武内英樹監督。
その昔、東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は自由を求め立ち上がった。麻実麗・壇ノ浦百美をはじめとする埼玉解放戦線の活躍により通行手形制度が撤廃され埼玉は平穏な日常を手に入れた。しかし、それは単なる序章に過ぎなかった。さらなる自由と平和を求め、埼玉の心をふたたびひとつにするため、埼玉解放戦線は次なる野望へと突き進む。遥か西の地・関西へと飛び火したこの事態は東西の天下を分かち全国をも巻き込む大事件へと発展していく。史上類を見ない壮絶なディスバトルの火蓋が今、切られようとしていた。
あらたに出演が発表されたのは、滋賀と和歌山の“解放戦線”メンバーを演じる6名。堀田真由が京都に潜む滋賀解放戦線員・近江美湖、くっきー!(野性爆弾)が妹思いの滋賀解放戦線員・近江晴樹を演じる。また、滋賀県大津市出身の高橋メアリージュンが、かつて滋賀解放戦線を率いた“滋賀のジャンヌダルク”役で出演。和歌山解放戦線員役で和歌山県田辺市出身の演歌歌手・天童よしみも登場する。さらに、滋賀解放戦線員役で滋賀県出身の津田篤宏(ダイアン)、和歌山の姫君役でサンフランシスコ出身のトミコ・クレアがキャストに名を連ねる。
堀田、くっきー!、高橋、天童のコメントは以下の通り
堀田真由(近江美湖 役)
前作『翔んで埼玉』を観て、続編があればぜひ出演したいと思っていたので、本当に嬉しいです。まさか滋賀をこんなにもメインに取り上げてもらえるなんて、滋賀県民として誇らしいです。私が演じた美湖は滋賀のために奮闘する姿が、健気でとても可愛らしいキャラクター。個性的なゲジゲジ眉毛がチャームポイントです(笑)。作中には関西人なら「あるある~」と思うようなものや、滋賀県民しか知らないようなとってもコアな内容までたっぷりと盛り込まれています。
滋賀県民代表として全国の皆さまに自慢できる、郷土愛たっぷりの作品になっています。ぜひ映画館でご覧ください。
野性爆弾・くっきー!(近江晴樹 役)
滋賀の代表になったような気がして嬉しいです。滋賀を背負って今もずっと仕事してるんで。僕があっての滋賀だし、滋賀があっての僕だから。でもこれだけは言わせてもらいますけど、監督の中でどういうイメージなんですか滋賀って?全然ちゃいますよ。藁でできた家ないですよ。うちもちゃんと普通の一軒家やし、あとこんな格好の奴おらんし。けど滋賀の変なところも描いているので、逆に滋賀の人は喜んでもらえるんちゃうかな。おいおい!そこの中坊!お前観ねえとな、でっけぇ古タイヤで頭ぶっ叩いてやるぞコノヤローお前!観ろ、ほら。行け!早く映画館に、行けよ!
高橋メアリージュン(滋賀のジャンヌダルク 役)
前作「翔んで埼玉」の大ファンなので、続編に出演することができて、とても嬉しいです。しかも地元の滋賀にスポットを当ててもらえるなんて…!ものすごくイジられてますが。けど滋賀県民の皆さんはもうイジられ慣れていると思うので、面白がっていただけるんじゃないかな?と思ってます。ちなみに私は台本を読んで爆笑しました(笑)ジャンヌダルクのような役を演じてみたかったので、まさか【滋賀のジャンヌダルク】のお話しをいただけてとても驚きました。イメージしていたものとは違いましたけど(笑)。
とても楽しい映画になっているので、ぜひ映画館でたくさん笑ってください!
天童よしみ(和歌山解放戦線員 役)
素晴らしいスタッフ、キャストの皆様によって、本当に素敵な作品が生まれたと思います。故郷である和歌山の一員として出演でき、とても嬉しいです。私の衣裳を見た共演者の方からは、「それ私服やろ!」なんて言われましたが、和歌山解放戦線員として誇りを持って、立ち向かわせていただきました。
撮影現場で一番衝撃的だったのは、やっぱりGACKTさんが演じる麗様のオーラです。近くにいるとクラっとします。
キャラクターもスケール感も前作から、さらにパワーアップしています。大迫力の映画になっていますので、是非劇場でご覧ください!
『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』は2023年11月23日(木・祝)全国公開。
source:New feed
2023年8月16日(水)東急シアターオーブにて、『STOMP ストンプ』が開幕し、オフィシャルレポート&舞台写真が公開された。
バケツ、デッキブラシ、ゴミ箱のふた、そしてビニール袋。さらにはタイヤチューブや新聞紙など、あらゆるものが楽器となるパフォーマンスショー『STOMP ストンプ』。
1991年の幕開け後、イギリスから旋風を巻き起こした『STOMP ストンプ』は、世界各地で公演を開催し 1994 年にはローレンス・オリヴィエ賞を受賞。ニューヨークのオフ・ブロードウェイでは29年に渡り公演を開催。
今回が13年ぶりの来日公演となる『STOMP』がついに開幕!
日本公演初日の様子をお届けする。
ストンパー(『STOMP』のパフォーマーのこと)が一人ステージに現れると、客席からヒューヒューという口笛と歓声、拍手が起きた。そうそう、このノリを待っていた!劇場全体が一体となって盛り上がる、これぞ『STOMP』だ。
音とリズムに溢れたノンストップの100分間。ストンパーたちの一挙一動に目を凝らし、耳をすまし、一生懸命手を叩くうちに、いつしか自分も STOMP 界の住民になってしまった。ブラシって使い方次第でこんな音がするんだな、今度スーパーに行ったらショッピングカートを鳴らしてみよう! 小さなマッチ箱ですら楽器になる…などなど、驚きと気づきに満ちている。
始まりはデッキブラシ。普通に床を掃いているかと思ったら、だんだんシャカシャカとリズムが刻まれるように。二人、三人と次第にストンパーの人数が増え、音とリズムが厚く複雑に重なっていく。そのうち、回ったり柄で叩いたり足を踏み鳴らしたりと、どんどん激しくなっていく。
これぞ『STOMP』という大技に続いて、出てきたのは小さなマッチ箱のパフォーマンス。4人がノリノリでマッチ箱を振る姿は、4人組のコーラスグループのよう。そのうちの一人は悪戦苦闘した末、最後には大変なことに!
8人のストンパーたちはエネルギッシュで巧み、言葉を使うことなく、動きと表情、演奏だけで訴えかけてくる。その中に一人、コメディー担当がいるが、いかにも笑わせます感は全くない。どちらかというと哀愁が漂うくらいだが、その彼がめちゃくちゃ効いている。夏休みということもあり、客席には子供たちも大勢。飽きないかな? と思ったが、そんな不安は見事に吹き飛んだ。特にこのコメディー担当が出てくると子供たちがざわつく。Mr.ビーンやチャップリンを彷彿とさせる、良き存在だ。
マッチ箱の後には、観客とハンドクラップ(手拍子)。これがとっても楽しくて、同時になかなか難しい。複雑なリズムだったり、フェイントをかけられたりとスリリングだ。
しかし観客のハンドクラップが揃った時の迫力は、大劇場ならでは! これは稀な体験、ぜひ味わってほしい。
他にもモップやトランク、新聞紙、ごみ袋、砂とちりとり、缶、ごみ箱、ライター、大きなタイヤなどなど、日常生活で身近なものが続々登場し、驚くべきリズムを繰り出す。ペアで殺陣のような猛々しいパフォーマンスもあれば、ショッピングカートを使った、スタイリッシュな現代アートみたいなパフォーマンスもある。その幅の広さ、それをダイナミックに表現できるストンパーの力は半端ない。何より本人たちが楽しんでいるのが伝わってくるのが素敵! 日本人ストンパー櫻井多美衣もパワフルでカッコいいので要注目だ。
エンディングでは再び観客とハンドクラップ。みんなが忘れた頃に仕掛けられるので、油断は禁物(笑)。生で奏でられるリズムに耳をすます、身を委ねるってワクワクするし、元気をもらえるなぁと実感。『STOMP』がオフ・ブロードウェイで29年もロングランした理由がよくわかる。
公演は8月27日(日)まで。渋谷・東急シアターオーブにて。
Text:三浦真紀 Photo:taro
source:New feed
今年7月28・29・30日に新潟県湯沢町苗場スキー場にて開催された『FUJI ROCK FESTIVAL'23』(以下、フジロック)のアフタームービーが公開された。
公開されたアフタームービーは、夕暮れ時と思われるダークオレンジな空の下に佇むグリーンステージの重厚な全景から始まる。入場ゲートをくぐる人々、ゲートをバックに記念撮影をする来場者たちの姿を捉えると、いよいよ『フジロック』がスタート。今年繰り広げられた出演アーティストによる白熱のステージの数々と、その場のオーディエンスとが交互にクローズアップされるハイライトシーンが続く。
矢沢永吉 (C)Taio Konishi
きゃりーぱみゅぱみゅ (C)Ruriko Inagaki
そこにはキャンプサイトやボードウォーク、飲食店、ところ天国、寄席、キッズランド、天空のステージ、川、空、ゴンちゃん、今回4年ぶりに復活した『フジロック』の大人の夜の遊び場「パレス・オブ・ワンダー」や今年初登場した森のピアノなどのエリアや施設に加えて、しゃぼん玉で遊ぶ子ども、朝ヨガに集う人々、森の中で食べる人、躍る人、歌う人などの各エリアで過ごす人々の様子も散りばめられており、『フジロック』を構成する要素が余すことなく詰め込まれている。
(C)宇宙大使☆スター
(C)Daiki Miura
(C)宇宙大使☆スター
(C)Daiki Miura
終盤、ザ・ストロークス、リゾ、フー・ファイターズとヘッドライナーのパフォーマンスが連続で流れ、フー・ファイターズのフロントマン、デイヴ・グロールの優しい眼差しの後にはその先にいるオーディエンスと「ff」ロゴが光るステージが映し出されてライブ映像が終了。最後に「SEE YOU IN 2024」というメッセージが表示され、来年2024年の開催が発表された。
THE STROKES (C)Taio Konishi
LIZZO (C)Masanori Naruse
FOO FIGHTERS (C)Taio Konishi
(C)宇宙大使☆スター
(C)宇宙大使☆スター
アフタームービーを見ると毎回のことながら「こんな感じだったなあ」と「こんな感じだったんだ」のどちらの想いも抱いて『フジロック』を振り返る。たった数分間だが、この時間があることで、心静かに『フジロック』をきちんと終えることができるように思う。参加者一人ひとりの心に残っているシーンは違うだろうけれど、『フジロック』が今年も最高だったという気持ちは来場したすべての人と分かち合えているような、そんな気がしている。
文=早乙女 ‘dorami’ ゆうこ
>>【DAY1】ザ・ストロークス、ヤー・ヤー・ヤーズらフォトギャラリーを見る
>>【DAY2】フー・ファイターズ、アラニス・モリセットらフォトギャラリーを見る
>>【DAY3】リゾ、ウィーザー、BAD HOPらフォトギャラリーを見る
source:New feed
ラジオ局J-WAVE(81.3FM)で、毎週月~木25:00~26:00に放送中の番組『THE KINGS PLACE』。番組発のライブイベント『J-WAVE THE KINGS PLACE LIVE 2023 AUTUMN』(以下『キンプレライブ』)が、2023年10月31日(火)にEX THEATER ROPPONGIで開催される。
出演アーティストは、DISH//とKEYTALKの2組。現在水曜番組ナビゲーターを担当するDISH//、そして長年番組ナビゲーターを担当してきたキンプレOBの KEYTALKが登場し、秋のキンプレライブを盛り上げる。
また、J-WAVEのリスナーズ・コミュニティ【J-me】(入会費無料)会員、または新規入会者限定で、キンプレライブのチケット最速先行予約エントリー(抽選式)を8月16日 (水)25:00~8月24日(木)23:59まで受け付ける。
出演者コメント
▼DISH//
とにかく笑ってたくて、楽しみたくて、幸せになりたくて、音楽をやりたくて自分たちで形を作ってきたDISH//です。キンプレとの出会いも空間もこのライブで少し恩返しできっかな。KEYTALKとツーマンという形でまた出会えて、自分の高校生のあの頃を少し思いだすと同時に、先輩!!ちょっと肩借ります!!ってな気持ちでいい日にできたらいいなって。胸がドキドキでワクワクで、ああ…いい日だなって全員で思おう。
▼KEYTALK
メジャーにいって右も左もわからなかった時レギュラーで初めて決まったラジオ番組がキングスプレイス通称キンプレでした。 キンプレに育てられたKEYTALKはいつだってキンプレライブに全力でございます!! ましてやDISH//という今話題の現キンプレレギュラーバンドということで気合い入りまくりの我々です!! 猫も杓子も怪物級に踊られるフロアを一緒に作っていくぞおおお!!
KEYTALK 小野武正
source:New feed
夏休み!オン・ステージ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(脚本:渡辺雄介、演出:小林顕作)が、2023年8月17日(木)~8月27日(日)、品川プリンスホテル クラブeXで上演される。このうち、8月26日(土)12:00の回は、<イープラススペシャルデー>と題した【独自席種・独自価格】の貸切公演となる。また、8月17日(木)17:00初日公演は、Streaming+でライブ配信が実施される。
この舞台の原作は、廣嶋玲子・作、jyajya・絵の児童書シリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」。2013年に刊行されて以来、2023年4月時点でシリーズ累計発行数は420万部、世界各国でも翻訳され、多くのファンに愛されている。NHK Eテレや各種プラットフォームでアニメも放送されている人気作だ。夏休み!オン・ステージと銘打った今回の舞台は、ネルケプランニングが次世代の演劇界を盛り上げるために発足した「WELCOME KIDS PROJECT」の作品でもあり、終演後には子ども達向けのスペシャルカーテンコールもおこなわれる。今回は、開幕の迫るタイミングで、“ぜにてんプレイヤーズ”の一人、坪倉康晴に話をきいた。
――まずは本作への意気込みから教えてください。
出演が決まった時からすごく楽しみでした。子どもキャストも多いカンパニーなので、どんな稽古をしてどういうふうに作品ができていくのだろうという不安もありましたが、いざ稽古場に入ってみると、みんなすごく仲が良くて素敵で。この雰囲気が「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」という作品に合っているんじゃないかなと思いました。子ども達の元気やワクワクを皆様に届けられたら、という思いが強いです。
――8月26日(土)12:00の回は、1列目確定のプラチナ席の販売、抽選でサイン入りパンフレットのプレゼントなどがある<イープラススペシャルデー>です。ユーザーに向けたメッセージをお願いできますか。
ぜひみんなのサイン入りパンフレットをGETしていただきたいなと思います。また、最前列は特にキャストとの距離も近くて細かな表情なども見てもらえると思います。現時点の演出では僕らが客席に向かって語りかけるシーンもあるので、僕らに話しかけられるかも(笑)。ただ、最前列以外の席でも、劇場中の通路を舞台として使っていくので、臨場感があると思います。
「e+スペシャルデー」をアピールしてくれました!
――坪倉さんは稽古に合流してまだ数日とうかがっていますが、手応えはいかがでしょう。
他のみんなよりちょっと遅れているので、急がなきゃなっていう焦りはあります。ただ、(演出の小林)顕作さんが自由にやらせてくれるので、「ここはこうして、こういうことを伝えたい」と考えるより、ちょっと外れたことができるんです。いつもとは違う楽しみ方で、作品と向き合っているところです。
――坪倉さんの演じる役について教えてください。
僕がメインで演じるのは「おもてナシ」のタクシー運転手です。楽してお金を稼げたらラッキーという、めんどくさがり屋で欲深いキャラクター。「おもてナシ」を食べて誰にでもおもてなしできるようになるので、食べる前と後の二面性を楽しんでほしいですし、僕自身もその役作りを楽しみたいです。このお話では作中唯一のラップ曲があるので、それも楽しみにしていてください。それと、「おっかさん仮面」では仮面を被って“おっかさんビーム”を出したりします。真面目なお芝居とコミカルな部分、どちらもたくさんあるので、老若男女問わず楽しんでいただけると思います。
――共演者の皆さんの印象はどうでしょう。
みんな仲良しです。あと多分、“ぜにてんキッズ”の子ども達のパワーに引き込まれているからなのですが、大人メンバーもみんな気持ちが若いです。子ども達がわちゃわちゃしていると大人メンバーも自然に集まっていって一緒に盛り上がったり。笑顔の絶えないカンパニーです。
――演出の小林顕作さんが手がけた作品を観たことがあったら印象を教えていただけますか。
以前観た顕作さん演出の舞台も、自由度が高くてキャストさんが遊べるところは遊んでいて、ちゃんと芝居するところは真面目にっていう緩急がついていて、この作品に近い雰囲気を感じました。顕作さんが演出を手掛ける作品はいろんな面での楽しみ方があると感じます。
――本作にはたくさんの劇中ナンバーが登場するということですが、楽曲の魅力はどんなところに感じますか?
僕がメインになるストーリーではラップがありますし、ミステリアスな曲もあって、本当にいろんな曲調があるんです。どの曲も、皆さんも一緒に楽しんでもらえる楽曲になっています。
――ちなみに、アニメ版のオープニング曲「奇想天外ふしぎをどうぞ」とエンディング曲「はにゃ○満点、銭天堂。」も歌われるようですね。舞台に向けてちょっと予習をしたいと思ったら番組をチェックしておくといい感じでしょうか。
気になる方はもちろん曲を聴いたりアニメを観ていただけたら! ただ、舞台で初めて作品に触れるという方も、オープニングの曲で一気に世界観に引き込まれると思います。ですから予習なしに、まっさらな状態で舞台に触れたいという方でも全然大丈夫。(予習あり・なし)どちらから入っても面白いと思います。もちろん原作やアニメには魅力的なエピソードがたくさん詰まっていますが、僕らは舞台ならではの面白さを追求していきたいと思っています!
――原作や今回の舞台に登場する駄菓子・お話の中でお気に入りがあったら教えてください。
舞台にも登場する「ミュージックスナック」というお話が好きですね。それを食べると、ピアノを弾く指が音符どおり勝手に動いてくれるようになるのですが、あとでしっぺ返しを食らうという……。僕自身、この業界に入って、努力ってすごく大事だと改めて思うようになって。努力せずに楽な方を選んでいたらいつか痛い目を見るっていうのは現実的だと思います。だから「ミュージックスナック」も、「たしかにな」と思えます。とは言いつつ、歌が上手くなる駄菓子があったら欲しいなとも思っています(笑)。
――ビジュアルでは銭天堂で働く金色の招き猫さんの格好をしています。撮影時の感想を教えてください。
実は、撮影の時点では直前まで何を撮るのか、またどんな衣裳を着るのか、ヘアーは地毛なのかウィッグなのか、明かされていなかったんです。それぞれのメインの役、僕ならタクシー運転手の衣裳を着るのかなと思っていたので、招き猫で金ピカの豪華な衣裳は意外でした。でも、“ぜにてんプレイヤーズ”にはぴったりなビジュアルだと思いますね。
キービジュアル(左)と坪倉康晴さんのキャラクタービジュアル(右) Ⓒ廣嶋玲子・jyajya/偕成社/銭天堂製作委員会 Ⓒ舞台「銭天堂」製作委員会
――坪倉さんは、WELCOME KIDS PROJECTへの出演が今回で3回目になります。このプロジェクトの魅力をお聞かせください。
お客様が、子どもから大人まで幅広くて、普段の舞台とは違った雰囲気がありますね。2.5次元ミュージカルをよく観に来てくださるお客様も、雰囲気の違いを感じると思いますが、客席や劇場の空気もぜひ楽しんでほしいですね。
――ちなみに、坪倉さんご自身は子どもの頃、WELCOME KIDS PROJECTのようなイベントで演劇に触れたことはありますか?
実はこの業界に入るまで演劇を観たことがほとんどなかったんです。なので演劇に関する思い出は、小学校の学芸会で自分が演じた桃太郎ですね。「ぱくぱく、もぐもぐ、ぎゅうぎゅうぎゅう」っていうセリフがあって。
――よく覚えていますね。
それだけがすごく印象深くて今でも覚えています。何かを食べてお腹に入っていくよーっていうシーン。そこだけ練習していました(笑)。
――最後に、お客様へのメッセージをお願いします。
今回の夏休み!オン・ステージ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」は、オムニバス形式でいろんな話が展開し、最終的に一つの物語になっていくのが、この作品ならではの素敵さです。また、ユーモアあふれる楽曲がたくさんあるのも魅力で、そちらもお楽しみいただければと思います。さらに、センターの円形舞台を中心に、客席がステージを取り囲んでいて、いろんな角度から楽しめると思います。舞台上からは最前列以外の客席もよく見えますので、僕らとお客様で笑顔の絶えないステージを作りたいですね。ぜひお楽しみいただければと思います。
取材・文=吉田沙奈 写真撮影=池上夢貢
source:New feed
歌舞伎座で『八月納涼歌舞伎』が開幕した。8月の歌舞伎座で、毎年歌舞伎公演が行われるようになったのは、1990年からのこと。亡き中村勘三郎、坂東三津五郎が中心となり、昼夜二部制がスタンダードだった歌舞伎座に、1日三部制を導入。歌舞伎の間口を広げた。そのパイオニア精神を共にした世代、受け継ぐ次の世代が、今年も奮闘している。充実の全三部の模様をレポートする。
第一部 午前11時~
一、次郎長外伝 裸道中(はだかどうちゅう)
博徒の勝五郎に中村獅童、女房みきに中村七之助、侠客の大親分・清水次郎長に坂東彌十郎という配役で上演する次郎長の外伝物。みきに言わせるなら、勝五郎は「甲斐性なしのロクデナシ」だ。夫婦が暮らす家は、くもの巣がかかるボロ屋で、ほとんど物がない。勝五郎が、博打のために家中のものを売ってしまったのだ。そこへ思いがけない来客がある。勝五郎がかつてお世話になった、清水の次郎長一家だった。
第一部『裸道中』(前列左より)法印大五郎=中村虎之介、桶屋の鬼吉=澤村國矢、博徒緒川の勝五郎=中村獅童、清水の次郎長=坂東彌十郎、次郎長女房お蝶=市川高麗蔵、豚松=市村光、小政=中村橋之助、(後方)大政=市川男女蔵 /(C)松竹
次郎長は、役人に追われる身となっていた。勝五郎は皆をもてなそうと、みきに(すでに売ってしまった)座布団を出せ、(お金がないのに)お酒を買ってこい、と無理を言い、次郎長たちに「座布団はよそに貸してしまった」と見栄をはる。すると次郎長や子分たちは……。
勝五郎は、お世辞にも賢いとは言えない判断で暴走する。博打にも負けてばかりの困った人間だ。しかし獅童が演じると、勝五郎の猪突猛進、がむしゃらさが、純粋で愛おしいものに思えてくる。女房への惚気を聞かせる表情は愛嬌に溢れていた。七之助のみきは、序盤は丁々発止の言い合いで勝五郎との仲を見せながら、後半には夫婦の情愛を心の深くから丁寧に掬い上げてみせる。また、とある場面ではふたりは無言で立っているだけで、この日最大の瞬間風速の爆笑を起こしていた。
第一部『裸道中』(左より)博徒緒川の勝五郎=中村獅童、勝五郎女房みき=中村七之助 /(C)松竹
彌十郎の次郎長は、大らかな微笑みの向こうに、カタギの庶民には想像もできない道を歩んできたに違いない、大親分の風格を感じさせる。次郎長の女房お蝶(市川高麗蔵)の憂いのある美しさは、物語をしっとりと深めていた。桶屋の鬼吉(澤村國矢)が先鋒となり、小政(中村橋之助)が若々しく威勢の良さを見せれば、法印大五郎(中村虎之介)が愛嬌抜群のマイペースぶりで笑い、豚松(市村光)が予測不能の可笑しみで浮上する。個性豊かな子分たちの手綱を、大政(市川男女蔵)がとり、その様子を次郎長がゆったり見守る。全員のコンビネーションが、ともすれば湿っぽくなりがちな「義理人情」をカラッと明るく楽しませた。タイトルに偽りなしの「裸」の「道中」は、笑いと拍手の中にも、こみ上げてくるものがあった。余韻を残す幕切れだった。
二、大江山酒呑童子(おおえやましゅてんどうじ)
大江山に棲む鬼退治を題材にした、長唄の舞踊劇だ。鬼の名前は酒吞童子。中村勘九郎が勤める。退治に乗り出すのは源頼光(中村扇雀)、平井保昌(松本幸四郎)、頼光に従う四天王の渡辺綱(坂東巳之助)、酒田公時(中村橋之助)、碓井貞光(中村虎之介)、卜部季武(市川染五郎)。お酒に目がない童子を酔わせて退治する作戦を仕掛ける。
第一部『大江山酒呑童子』(前方)酒呑童子=中村勘九郎、(後方左より)卜部季武=市川染五郎、碓井貞光=中村虎之介、酒田公時=中村橋之助 /(C)松竹
頼光が高貴に、保昌が格調高く、松羽目の舞台を引き締める。渡辺綱の第一声で鬼退治への気合がぐっと高まり、四天王たちの緊張感とエネルギーが漲っていく。三味線のテンポが上がり、いよいよスッポンに酒吞童子が現れる。ふと見上げた顔は恍惚としたような、潤んだ瞳が光を放ち、得も言われぬ美しさだった。微笑みを湛えているようで、底知れない怖さもある。
第一部『大江山酒呑童子』(左より)平井保昌=松本幸四郎、酒呑童子=中村勘九郎、源頼光=中村扇雀 /(C)松竹
しかし、お酒と聞いた酒吞童子は、愛らしさ全開。客席も鬼退治のことはいったん忘れ、童子のごきげんな踊りにたっぷり酔う。四天王が加わりお酒が進むと、酒吞童子の踊りのギアが上がる。床を踏み、跳ね、回り、お酒をもう一杯あおり揚幕に消えた。白昼夢のようだった。勘九郎は「鬼神」という言葉を体現してみせた。濯ぎ女の若狭(中村七之助)、なでしこ(坂東新悟)、わらび(中村児太郎)の踊りで後半へ。本性を表した酒吞童子は、頼光、保昌、四天王と美しくぶつかり、万雷の拍手のうちに幕となった。
第二部 午後2時15分~
一、新門辰五郎(しんもんたつごろう)
松本幸四郎の新門辰五郎、中村勘九郎の会津の小鉄で上演する真山青果の『新門辰五郎』。辰五郎は、江戸時代の終わりから明治にかけて実在した人物だ。町火消「を組」の棟梁となって組を率い、その後一橋慶喜(徳川慶喜)に重用されて上洛した。小鉄もまた、同じ時代に名を轟かせた京都の侠客だ。会津藩に引き立てられ、中間部屋の部屋頭をしている。
第二部『新門辰五郎』(左より)新門辰五郎=松本幸四郎、会津の小鉄=中村勘九郎 /(C)松竹
舞台は、尊王攘夷派、開国派、佐幕派が入り乱れる幕末の京都。辰五郎と小鉄は、時代の流れに巻き込まれ、政治的に対立した立場で出会うこととになる。
本作では、いくつもの印象的な「1対1」があった。寄席の前で、辰五郎の子分たちと、小鉄の子分たちが一触即発となる場面は、スリリングで目を離せない。花道から事態を見据える辰五郎と、本舞台に飛び出し喧嘩をおさめる小鉄、それぞれ質感の異なるエネルギーと美学がぶつかりあっていた。京の芸妓・八重菊(中村七之助)と、江戸からきた辰五郎の妾・秋葉屋のお六(坂東新悟)がサシで会話をする場面も印象に残る。時代に巻き込まれたのが男ばかりではないことを窺わせ、作品に奥行きをもたらした。そして、辰五郎と絵馬屋の勇五郎(中村歌六)が城のほとりで出会うシーン。勇五郎の言葉が辰五郎の琴線に触れる。真山青果の書いた台詞に、幸四郎と歌六が息を吹き込み、辰五郎の心のゆらぎ、火消しとしての矜持を鮮やかに浮かびあがらせる。辰五郎の“意気地”は芯に人間味を感じさせた。観るものの心を揺さぶり、物語を突き動かした。
第二部『新門辰五郎』(左より)新門辰五郎=松本幸四郎、天狗党都築三之助=市川染五郎 /(C)松竹
山谷堀の彦造(中村隼人)がドラマの筋道をクリアに示し、穏やかではない物語の中で、山井実久(獅童)が洒脱な物腰で、上品で柔らかな風を吹かせた。辰五郎伜・丑之助役には中村勘太郎。弾けんばかりの江戸っ子ぶりを発揮する。辰五郎一家の火消したちが纏(まとい)を振り、梯子をかつぎ、ちょうちんを手に花道を駆け抜けていく場面は、観客の高揚感が拍手にのり、大いに盛り上がった。注目の三兄弟・中村橋之助、福之助、歌之助や、中村虎之介、市川染五郎など、勢いのある若手からベテランまでが揃い、激動の時代の侠客たちの心意気を骨太に、そして晴れやかに立ち上げた。
二、団子売(だんごうり)
第二部『団子売』(左より)杵造=坂東巳之助、お福=中村児太郎 /(C)松竹
第二部を結ぶのは、坂東巳之助の杵造と中村児太郎のお福の『団子売』。揚幕から登場した2人を明るい音楽と拍手が迎える。揃いの衣裳で幸福を振りまきながら本舞台へ。そこは天神橋。ふたりは、たすき掛けになりお団子づくりの準備をはじめる。見ているだけで心が躍り、頬がゆるむ。夫婦仲良く餅をつき、丸めて団子を作り、ふたりが目をあわせ……るかと思いきや、目線がふわっとほどけた瞬間の爽やかな色気。天を仰ぎたくなるほど、胸いっぱいの幸せのおすそ分けをいただいた。児太郎がおかめのお面に、巳之助がひょっとこのお面になれば、空気が一瞬で変わる。それぞれの華と巧さにハッとさせられた。お団子を買うならここ! とおすすめしたくなる、安心と信頼の団子売りだった。
第二部『団子売』(左より)杵造=坂東巳之助、お福=中村児太郎 /(C)松竹
第三部 午後6時~
三代猿之助四十八撰の内 新・水滸伝(しん・すいこでん)
歌舞伎座の8月公演のラストを飾るのは、『新・水滸伝』。2008年初演の作品で、歌舞伎座では初上演となる。作・演出は横内謙介。演出に杉原邦生。市川猿翁がスーパーバイザーとなる。
舞台は、中国河北の湖にある、梁山泊と呼ばれる離れ小島。そこにアウトローたちが身を寄せ、たくましく自由に生きていた。荒くれ者たちを束ねるのは、大親分の晁蓋(ちょうがい。市川中車)。「悪人よりも役人の方があくどいことをしている」ような世の中だ。一党は「こんな国はぶっ潰してやる」と怒りを抱いている。梁山泊には元エリートの林冲(りんちゅう。中村隼人)もやって来る。今は酒浸りの日々を送っているが、かつては朝廷軍の兵学校の師範だった。林冲は梁山泊の人々と出会い……。
第三部『新・水滸伝』林冲=中村隼人
風が吹きすさぶ中、朝廷軍の若き兵士・彭玘(ほうき。市川團子)の長台詞で幕があく。紙一重で退屈にもなりうる説明台詞を、團子は熱い心と独特の節回しで聞かせ、観客を一気に世界に引き込んだ。ドラマチックな音楽に、附けが響き、梁山泊の一党が現れ、名乗りをあげる。歌舞伎が初めての人にも分かりやすく、問答無用の格好良さだ。
隼人の林冲は、月灯りの中では憂いを帯び、花道で逆光に照らされる姿には深い影があった。それでも屈強で美しく、眼差しの強さには一縷の望みを感じさせた。赤い衣裳になってからは、覇気が漲り、全身が揺らめく炎のよう。圧倒的な華と存在感だった。
劇中には個性的な人物たちが次々に登場する。晁蓋は、一目で親分と分かる佇まい。林冲への思いを吐露する場面では人間味が溢れていた。親分の留守を預かるのが、たおやかな女伊達、みんなの姐御・姫虎(ひめとら。市川笑三郎)。一貫して梁山泊を守る強い心を感じさせる。力自慢の李逵(りき。中村福之助)はムードメーカーとなり、梁山泊と林冲を繋いだ。山賊あがりの王英(おうえい。市川猿弥)は、いかにも暴れん坊だが、一目ぼれした青華(せいか。市川笑也)には無力。青華は双剣を見事に使いこなす女戦士。強くならざるをえなかった苦悩を笑也が繊細に表現する。王英と青華の片思いの描き方はステレオタイプの“美女と野獣”。しかし核には、古いしきたりへの反駁の心があった。王英のどこまでも優しい言葉、青華の戸惑いながらも見せた真の美しさは、時代を超えて誰かの心を救い、癒すに違いない。これを一番近くで全力応援するのがお夜叉(おやしゃ。中村壱太郎)。チャーミングさと殺めた相手を肉饅頭にしたエピソードのギャップがたまらない。対する朝廷側の権力者・高俅(こうきゅう。浅野和之)、側近の張進(ちょうしん。中村歌之助)。梁山泊と対立する村・独竜岡の祝家のモラハラ気質の跡取り・祝彪(しゅくひょう。市川青虎)。隼人は開幕前のインタビューで、本作を「群像劇だと思っている」と語った。その言葉の通り、どの登場人物にも、ここに至るドラマを感じさせた。芯に隼人がいてこその、群像劇となっていた。
第三部『新・水滸伝』(左より)公孫勝=市川門之助、林冲=中村隼人、魯智深=松本幸四郎、晁蓋=市川中車
戦いは、フラッグ・パフォーマンスやアクロバットで表現。立廻りは、あくまで歌舞伎の立廻りでありながらスピード感で展開した。中でも林冲と張進の対決は、舞台の奥行きも生かした迫力のあるステージングだった。梁山泊に掲げられる旗に書かれる「替天行道」は、天に替わって道を行う、の意味を持つ。現実の社会と重ね、思いを巡らせずにはいられない言葉ではないだろうか。怒れるアウトローたちは旗のもとで立ち上がり、革命の歌、梁山泊版『民衆の歌』(『梁山泊の歌』)をうたい上げ、澤瀉屋の鼓動を響かせた。隼人の宙乗りでは、万雷の拍手と「萬屋」の大向うが場内に降り注ぎ、特大のデザートのように魯智深(ろちしん。松本幸四郎。この日第一部から第三部すべての部に登場!)がやってきて、スケールの大きな華を見せた。客席は何度も拍手にわき、喝采の中で幕となった。
『八月納涼歌舞伎』は、歌舞伎座で8月27日(日)までの上演。
取材・文=塚田史香
source:New feed
2023年8月16日(水)~18日(金)東京国際フォーラム ホールAにて行われる、『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat. アラン・メンケン supported by ディズニー★JCBカード』。初日のオフィシャルレポートが公開されたので紹介する。
2023年8月16日、『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat. アラン・メンケン supported by ディズニー★JCBカード』が、遂に初日を迎えた。2022年7月に開催予定が延期され、ディズニーファン、ブロードウェイミュージカルファンにとっては待ちに待った公演。5,000人を収容する東京国際フォーラム ホールAは満員だ。20分の休憩を挟み、約2時間半で60曲以上を披露。カーテンコールではオールスタンディングオベーションとなり、観客の期待を裏切らない充実のステージとなった。
アラン・メンケンが登場するや、「去年のチケットを買った人はどれくらいいますか?」と観客に問いかけ、半分以上の人が手を挙げると「1年も待たせてごめんなさい。今日来てくれてありがとう」と挨拶、明るく優しい笑顔でオープニングから会場の雰囲気を和ませた。
二幕構成のうち第一幕では彼自身が歌とピアノで自作を披露し、それらの曲の成り立ちなどを語るのだ。ディズニーミュージカルの名曲を堪能できるコンサートは、過去にアメリカ・ボストンのボストンシンフォニーホールやイギリス・ロンドンのロイヤルアルバートホールで上演され、日本でも2019年・2020年と過去2回開催され大人気を博したが、他では経験できない特別な公演なのである。
そして第二幕では、本場ブロードウェイのキャスト5人が登場する。アシュリー・ブラウン、『メリー・ポピンズ』でメリー・ポピンズ役のオリジナルキャストであり、『美女と野獣』ベル役など数々のヒロインを演じてきた。カーラ・リンゼイは『ニュージーズ』でキャサリン役を務めた。ジョシュ・ストリックランドも『ターザン』のオリジナルキャスト。キシー・シモンズは『ライオン・キング』のナラ役を、最長の9年間演じている。マイケル・ジェームズ・スコットは現在『アラジン』のジーニー役で活躍中。いずれも名優である。
この錚々たるメンバーに、日本人ゲストとして加わるのが京本大我(SixTONES)だ。グループでの活動以外に個人でも、ミュージカル俳優として活躍する京本は、アラン・メンケン作曲のブロードウェイミュージカル 『ニュージーズ』の日本初演(2021年)で主役のジャック役を務めている。
第一幕:メンケンの歌とピアノでディズニーの名曲が紡がれる瞬間に立ち会う
『美女と野獣』の「Be Our Guest (ひとりぼっちの晩餐会)」や『アラジン』の「A Whole New World (ホール・ニュー・ワールド)」、あるいは『リトル・マーメイド』の「Under the Sea (アンダー・ザ・シー)」……アラン・メンケンは、これらの名曲を、どのようにして作り上げたのだろう。
第一幕ではその瞬間が再現されるかのように、彼がイメージしたものが、指先から溢れ出て音が紡がれていく瞬間が、ステージ上で次から次へと繰り広げられていく。
ピアノソロなのだが、その演奏は圧巻だ。まるでオーケストラが奏でているかのように世界が広がっていく。ピアノだけなのに、あのイントロ、あのメロディが奏でられた瞬間に、私たちの脳裏にはゴージャスなディズニー映画のあの場面、この場面が思い浮かぶ! どれも名曲。自在な編曲。音楽に刺激され、観客の心にすべての感情・感覚が渦を巻く。
また、アランの歌声が素晴らしい! 潤いのある歌声で、時にロック、時にカリプソ、時にバラード。表情豊かでキャラクターの心情に寄り添う。『アラジン』の「Friend Like Me (フレンド・ライク・ミー)」など、ジーニーそのものだ。フォーラムAの大きな空間にたった一人で歌っていることを忘れてしまうほど、その存在感は大きい。
自作を語るアランが本当に楽しそうだ。『リトル・マーメイド』ではアリエル、アースラ、セバスチャンなど、それぞれのキャラクターにふさわしい楽曲がどんどん湧いて出てくる。
今年公開された実写版の「リトル・マーメイド」の新曲「For the First Time(何もかも初めて)」では、初めて陸に上がったアリエルが、最初は無邪気に希望に満ちた未来だけを見つめていたのに、やがて心に迷いが生じる。同じフレーズを使いながら全く異なる印象の歌に仕上げるところなど、歌い方・表現の大切さに気づかされ、楽曲の奥深さが光った。
彼はアニメーション映画、舞台、実写映画と作品が形を変えるたび、「観客にとっていつも新鮮な体験となるように」新たな曲を加えているというが、そこには観客へ、そして作品への愛情があると感じられる。
『美女と野獣』では、「舞台化された時、ようやく野獣の歌を入れることができた」と語り、常に登場人物たちの心情に寄り添って作品を育てている優しい一面をのぞかせる。『アラジン』でも、当初アニメーション映画ではストーリー変更の影響でカットされた「Proud of Your Boy (プラウド・オブ・ユア・ボーイ)」が、ブロードウェイで復活したことをとても喜びながら披露した。当初からコンビを組んでいた作詞家のハワード・アシュマンが病に倒れ、一緒に作った『美女と野獣』や『アラジン』を見ることなく薨ってしまったことも噛み締めるようにしていた。
1人の歌声とピアノだけであることを忘れるほどの空間。それは、あたたかくて贅沢なひとときだった。
第二幕:これぞ本場NYブロードウェイの歌唱力! パワフルで艶のある声量に脱帽
こんなに素晴らしい歌とピアノを前半に聴いてしまったら、プロの歌手とはいえ、第二部のハードルが上がってしまうんじゃない? ……と思った筆者はバカだった!
ブロードウェイ・スターの歌声は半端ない! 舞台上で炸裂し、ホールの隅々まで広がった音楽の波動は、観客の心も体も捉えて離さなかったのである。
第二幕は、マイケル・ジェームズ・スコットをフィーチャーした『美女と野獣』の「Be Our Guest (ひとりぼっちの晩餐会)」。客席からも自然を手拍子が鳴り、楽しい雰囲気だ。
続く『King David(原題)』の「New Jerusalem (ニュー・エルサレム)」では、メインボーカルのジョシュ・ストリックランドとマイケル・ジェームズ・スコット以外の女性陣はコーラスに回るのだが、このコーラスがすごい! これがたった5人のブロードウェイキャストから生まれた合唱なのかと疑うほどの響きが醸し出される。主役級の歌手が集まると、得てしてそれぞれの声の特徴が互いに響きを消し合ってしまいがちだが、彼らはコーラスに回るとまるで聖歌隊員のように「個」を消し、一つのハーモニーに色調を統一してジョシュのカウンターテナー、マイケルのハスキーなバスを浮かび上がらせる。女性陣の声はあたかも天から神殿の中にいるが如き神聖さを感じる声。
一転、『ライオン・キング』の「Hakuna Matata(ハクナ・マタタ)」では、同じジョシュ・ストリックランドとマイケル・ジェームズ・スコットがメインでありながら、コミカルな掛け合いが抜群だ。
対して、同じ『ライオン・キング』から「Shadowland(シャドウランド)」を歌ったキシー・シモンズ。ナラ役を長く務めるだけあって、最初の一声で観客の心を惹きつけた。単に声量が豊かなだけでなく、ナラという雌ライオンの切なく力強い心情が伝わってくる。コーラスにまわった4人のボリュームを抑えたハーモニーも抜群で、会場をアフリカの草原に一変させた。
役に没入するという意味では、アシュリー・ブラウンにも驚かされた。直前までジョシュ・ストリックランドと『ターザン』の「You’ll Be In My Heart (ユール・ビー・イン・マイ・ハート)」をデュエット、色気のある女性の恋心を歌っていたのに、『メリー・ポピンズ』の「Supercalifragilisticexpiaridocious (スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス)」が始まった途端、歌い方から発音の仕方まで全く違う。まさにロンドンの家庭教師!人格が変わったとしか考えられない!まさに俳優とは器、次々と異なる人物に憑依する彼らを見て、これこそが演じるということであり、単に歌が上手いだけではない、と驚嘆した。
カーラ・リンゼイの「Part of Your World(パート・オブ・ユア・ワールド)」『リトル・マーメイド』も素晴らしい歌声だった。まるでアリエルがそこにいるようだ。一人で歌っているが、周りにお魚たちが見えるよう。無垢で可愛らしい、でもまっすぐな女性がカーラには似合う。『ニュージーズ』のキャサリンも、正義感の強さが見て取れた。顔だけでなく、声に表情がある。
日本人ゲストの京本大我は、『ニュージーズ』のシーンから合流。
京本大我はまずジャックの持ち歌「Santa Fe(サンタフェ)」をジョシュ・ストリックランドとデュエットで歌う。大ベテランのジョシュに必死に食らいつく大我。最初は少し堅かったが、中盤からジョシュの声に引っ張られるようにして、伸びのある声でしっかりと自分のパートを歌い上げた。これで自信がついたのか、キャサリン役のカーラ・リンゼイとのデュエット「Something To Believe In(サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン)」では、ジャックとしてキャサリンと対峙する様子が見え、存在感を示した。ラストの合唱「Somebody’s Got Your Back」でも、リラックスした様子でステージを楽しんでいる様子が見られ、初日にして「仲間」になったのが見受けられた。
様々な楽曲を、個性豊かなキャストが迫力の声量で歌い上げた第二幕。そのクライマックスは、『アナと雪の女王』の「Let It Go (レット・イット・ゴー)」である。それぞれが1フレーズずつ歌うのだが、まるで最初からそういう歌だったような気がするくらい自然だった。編曲のジム・アボットの手腕である。この編成によって、「ありのままの」自分を肯定しようとするこの曲の核心が、さらにはっきりと浮き彫りになった。
最後にアラン・メンケンが再登場し、「Somebody’s Got Your Back(サムボディーズ・ゴット・ユア・バック)」をキャスト全員と一緒に歌った。ステージの上も、客席も、全員が一体となった楽しい一夜であった。
(C)Disney
文:仲野マリ 写真:Maho Korogi
source:New feed
2023年12月7日(木)~24日(日)東京・有楽町よみうりホールにて、2024年1月13日(土)・14日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて、屋良朝幸主演Special Entertainment Show THE CIRCUS! Presents オリジナル・ミュージカル『The Agent』が上演されることが決定した。
2016年より4年連続で上演した、ミュージカル『THE CIRCUS!』シリーズ。自身もダンサー・振付家・演出家として活躍するTETSUHARU起案の本シリーズは、アメコミをイメージした壮大な世界観に、オリジナリティ溢れる歌やダンス・アクションなど圧巻のパフォーマンスを詰め込んだエンターテインメントショーとして多くのファンを魅了し、2019年に完結した。
そしてこの度コロナ禍を経て、活気が戻ってきたエンターテインメント界にあの痛快アクション劇を届けるべく、『THE CIRCUS!』チームが再集結し、新作のオリジナル・ミュージカル『The Agent』を上演する。
俳優としての活動のみならず、振付やLIVEプロデュースなど多方面で活躍する屋良朝幸が、『THE CIRCUS!』シリーズに引き続き、本作でも主演を務める。シリーズ完結後も同チームでの新作を望んでいた屋良は、相棒を殉職させてしまった自責の念から、自堕落な賭ファイターとして生計を立てる元FBI捜査官のレン・マークスに扮する。
レンの姉で、正義感が強いジャーナリストであるライラ・サマーズには、彩吹真央と愛加あゆ(Wキャスト)。宝塚歌劇団OGで先輩後輩の間柄である2人が、同役を務める。
さらに、レンと同じく地下賭博場で賭ファイターをしているT.J.に、数多くのミュージカルで活躍する寺西拓人、U.N.I.S.のエリート捜査官、カート・スミスに、数々の舞台に出演し活躍の場を広げている原 嘉孝、カートの上司で、レンに憧れを抱くU.N.I.S.のボス、ロジャー・デュプリーに木内健人、暗殺者リッキーに高橋駿一、物語の事件の発端となる超人気インフルエンサーであるミリー・ローズになかねかなとBON.井上(Wキャスト)。そして、お金を愛し自分を愛する悪党ホセに北園 涼、ミリーの姉でともにコスメ会社を経営するマリー・ローズに可知寛子、謎の男・ザックに植木 豪ら、実力派キャストが結集する。
前シリーズ『THE CIRCUS!』では、アメリカ合衆国大統領直属の極秘機関「ザ・サーカス」の一員として数々のミッションをこなしてきた屋良が、物語の舞台を新たに、『The Agent』では、辛い過去を背負いながらも国家を超えた国連の諜報機関、U.N.I.S.のメンバーとして奮闘し、復活を遂げていくドラマを描く。前シリーズと同じく魅力的な歌やダンス、アクションをふんだんに盛り込んだスペシャルエンターテインメントショーに期待しよう。
かつて、最強コンビとうたわれた相棒・ジェフと共にFBI捜査官として活躍したレン(屋良朝幸)だが、自分のミスで相棒を殉職させてしまったことでFBIを辞職、現在は地下賭博場ファイトクラブで、ファイターとして自堕落な生活を送っている。ある日、謎の強ファイター・ザック(植木 豪)と対戦し、惨敗したレンは、クラブを追い出されてしまう。打ちひしがれ帰路を辿るレンは偶然にも強盗現場に出くわし、同じくファイターのT.J.(寺西拓人)とともに誤認逮捕されてしまう。レンを保釈してくれたのはジェフを失ってから疎遠になっていた姉のライラ(彩吹真央/愛加あゆ)だった。
一方、アメリカ西海岸のデルタシティでは、コスメブランド『マーダーズ』が注目を集め、オーナーのマリー(可知寛子)とミリー(なかねかな/BON.井上)のローズ姉妹が、超人気インフルエンサーとして絶大な支持を集めていた。しかし姉妹には、表向きは実業家として名をはせる怪しげな男ホセ(北園 涼)との黒い噂が。腕利きの暗殺者、リッキー(高橋駿一)を雇ってなにかを企んでいるようだ。
U.N.I.S.——犯罪組織やテロ集団などに対抗するため発足した国連の諜報機関に所属するデュプリー(木内健人)と、部下のカート(原 嘉孝)は、そんな事件に立ち向かうべく活動している。今、U.N.I.S.の仲間《エージェント》として、レンに声がかかる——。
企画・演出:TETSUHARU コメント
待ってました! やっとまた『THE CIRCUS!』のメンバーと再会できたことがまず一番に嬉しいです。そして今回もとても個性豊かなキャストの方々に集まっていただけて、この濃い人たちと濃密な時間を共有しながら素敵な作品になるよう精一杯やらせていただきたいと思っています。全体観としては『THE CIRCUS!』のイメージを踏襲しつつ、また別の世界のドラマをお届けします。とはいえ、踊り歌い戦う、というエンタメ色の強いものは引き継ぎますので、シリーズをご存知の方には「そうそう! これ!」という感覚を味わってもらいつつ、初めて観る方も含め全体を通して見応えのあるものにしていきたいと思っています。
屋良くんはじめ、過去に出演してもらったキャストたちは安心感もありますし、皆でギリギリのところでせめぎ合って、その中で生まれてくるエネルギーをお客さんに受け入れてもらえたら、僕らとしては最高のご褒美になるので、精一杯頑張ります。
主演:屋良朝幸 コメント
これまで『THE CIRCUS!』シリーズを4作品上演してきて、絶対に何かしらの形で続いていくと思っていました。今回は『The Agent』として、4年振りにTETSUHARUさんの演出でパフォーマンスできることを嬉しく思っています。
今作でも個性豊かな出演者が集まりました。このカンパニーで作り上げるステージがどんな空気感になるのか、今から楽しみなのと、このメンバーなら面白い化学反応を起こす事ができる! そんな予感がします。
『THE CIRCUS!』シリーズを好きな方にはあの興奮を再び。そして初めて観に来てくださるお客様にも唯一無二のパフォーマンスをお見せ出来たらと思っています。そして、ステージと客席が一体となって最高のエンターテイメントを作り上げる事ができれば最高です!
source:New feed
7月月から第2クールがスタートしたTVアニメ『贄姫と獣の王』の18話放送後に第5弾PVと第3弾キービジュアルが公開された。
今回解禁されたPVでは、サリフィが魔族の使者として人間の国ヨアナへと向かう様子が描かれている。そして、人間の姿になってしまったレオンハートが法官のセトと対峙するシーンも登場し、最終章への突入を感じさせる展開に緊張感が漂う。同時に公開された第3弾キービジュアルは、PVを集約したようなイラストとなっている。
物語も最終章に突入したTVアニメ『贄姫と獣の王』に注目していきたい。
source:New feed
制作が発表されていた『劇場版ブルーロック -EPIOSODE 凪-』が2024年春に公開されることが発表され、あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。
解禁されたティザービジュアルでは、“ブルーロック(青い監獄)”一次セレクション時のTEAM Vビブスを着用した凪 誠士郎と御影玲王のふたりが、瞳に<オーラ>を宿してこちらを真っ直ぐに見つめる姿が描かれている。
講談社「週刊少年マガジン」連載中の原作・原案:金城宗幸、作画:ノ村優介による漫画が原作のアニメ『ブルーロック』。2022年10月から2023年3月までTVアニメ第1期が放送されていた。TVシリーズ第2期の制作も発表されている。
そして『劇場版ブルーロック -EPIOSODE 凪-』は、別冊少年マガジンにて連載中の『ブルーロック -EPIOSODE 凪-』(原作/金城宗幸 漫画/三宮宏太 キャラクターデザイン/ノ村優介) を原作とし、天才・凪 誠士郎の視点から“ブルーロック(青い監獄)”での戦いを再構成、新たな物語が描かれる。
凪と玲王の出会いからの物語が描かれる『劇場版ブルーロック -EPIOSODE 凪-』のさらなる情報を待ちたい。
source:New feed
-
前の記事
センラ、自身初となる全国ホールツアー(全8公演)を11月に開催決定 2023.08.16
-
次の記事
TVアニメ『贄姫と獣の王』第5弾PV&第3弾キービジュアル公開 2023.08.17