THE YELLOW MONKEY、メンバー全員が登場する全編アニメーションによる「ソナタの暗闇」MVティザー映像公開

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THE YELLOW MONKEYが5月29日にリリースする10枚目のアルバム『Sparkle X』に収録される新曲「ソナタの暗闇」の予告編ティザー映像が公開された。

映像監督は、新鋭のクリエイター若林萌を起用。メンバーのイラストをモチーフにアニメーションでストーリーが繰り広げられたMVとなり、「ソナタの暗闇」の歌詞の世界観を若林監督の解釈で一つの物語にした作品となっている。

4月27日(土)に開催する東京ドーム公演の指定席はSOLD OUTとなっており、注釈付き指定席が残りわずかとなっている。

 

■若林萌 監督コメント

近頃、自分が生きる上での居心地の良さ・悪さが段々と分かってきたような気がします。誰かが作った基準に照らし合わせ、自分は幸せか不幸せかを判断したくないな…と思う一方で、数字や賞賛、誰かのネームバリューを間借りする甘みによろめきミーハー的な生き方になってしまう自分がいます。

そんな生き方に向いていないのに、それに縋る自分も存在してしまう。しっくりこないけどこのままでいれば安心なのに、そこから一歩踏み出し等身大に生きる事は、とても勇気がいることでもあります。

この「ソナタの暗闇」という楽曲を初めて聴いたとき、この曲にはこんな物語が隠れているのでは無いだろうか…と自分の人生と重ね合わせながら考えました。もがく心を代弁し、迷う体を押してくれるような曲だと思ったのです。

音楽や詩、絵画や映像…などは誰かの何かの大きなきっかけになりうるものだと信じています。今回アニメーションで制作するMVという事で、心の中に同時に存在する感情のせめぎ合いをキャラクターに象徴させ、もがき頑張る物語の中で、THE YELLOW MONKEYを語り部とし、彼らが登場する最後のカットに想いを込めて描きました。

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声優、アーティストとして活動する伊藤かな恵が、ランティスからのアーティストデビュー15周年を記念したスペシャルイベント『伊藤家のBirthday Party♪2024』を開催することが発表された。

自身の誕生日11月26日の3日前となる11月23日(土・祝)に科学技術館サイエンスホールにて開催される。伊藤かな恵からのコメントも届いている。

<伊藤かな恵コメント>
みなさん!こんにちは!伊藤かな恵です! この度、久しぶりにバースデーパーティーとやらを開かせていただきます!そろそろみんな集まりたくてうずうずしているのではないですか?と思い、初めて私から『ライブやりませんか?』と、提案させていただきました。もうこれが最初で最後の提案かもしれません。笑 アーティスト活動も15年経ちましたし、いろんなこと振り返ったり歌ったり楽しい空間を皆さんと共有したいと思っております!遊びに来てくれますか?ずーっと前から知ってくれてる方も、はじめましての方も、わたしのゆるーい空間に飲み込まれに来てください♪

2019年に10周年アルバム『カナエルケシキ』が発売され、10th Anniversary LIVEを開催してから5年。ファミリーとも言うべきバンドメンバーに宇田隆志と渡辺拓也を迎え、アットホームなトークとアコースティックなライブで彩るBirthday Partyになるとのこと。チケットも4月8日(月)22:00から販売が開始されている。メモリアルなスペシャルイベントにぜひファンならば橋を運びたい。

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OZworldが、8月14日(水)に代々木第一体育館で開催されるMCバトルイベント『BATTLE SUMMIT II』に出場する。

OZworldは、現在も続くMCバトルのムーヴメントを牽引する高校生RAP選手権の第9回・第10回にR'kuma名義で出場。OZworld名義でのMCバトルへの参戦は今回が初となる。『BATTLE SUMMIT II』は日本を代表するMCバトル団体、凱旋MCBattle、戦極MC BATTLE、真ADRENALINE、KING OF KINGS、口喧嘩祭、SPOTLIGHT、破天MCBATTLE、Red Bull Roku Maruが選抜したMCによるトーナメント戦を行うMCバトルのイベントで、優勝者にはMCバトル史上最高額となる賞金2,000万円が贈られる。

『BATTLE SUMMIT II』には、既にRed Eye、Novel Coreの出場が発表されている。チケットは最速先行受付中。 

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go!go!vanillasが、新曲「平安」を4月24日(水)に配信リリースすることを発表、ジャケット写真が公開された。

前作「SHAKE」に続き、ロンドンの名門スタジオ「Metropolis Studios」にてレコーディングされた本作。ビートの効いたロックサウンドに、軽快なメロディーと牧達弥(Vo)が描く歌詞の世界観が織りなす遊び心のある一曲となっている。

レコーディングエンジニアは、Elton John / Kendrick Lamar / Daniel Caesarらを手掛けているAlex Robinsonが担当。ミックスエンジニアにはRHYMESTER、PUNPEE、長谷川白紙らを手がけるIllicit Tsuboiが、マスタリングエンジニアはMetropolis StudiosのMatt Coltonが担当した。

ジャケット写真は、佐久間友香が手がけており、楽曲の雰囲気を表すような不気味なデザインにも注目しよう。

作詞作曲を担当した牧達弥(Vo)は、「強い歌が欲しくなりました。僕らはみんな渦中の人だから。」と意味深なコメントしている。

「平安」

「平安」

さらに、5月5日「go!go!の日」に長崎シーハットおおむらメインアリーナにて『go!go!vanillas presents READY STEADY go!go! vol.09 ~おいの街に来んばやろう!大村シティでBAKA YA ROLL!!!!!!!!!~』の開催を控えている。チケットは現在販売中。

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4月3日にメジャー3rdフルアルバム『CIRCUS』とBlu-ray & DVD『『Novelbright LIVE TOUR 2023 ~ODYSSEY~ FINAL SERIES』at 横浜アリーナ』を発売したNovelbrightが、全国のラウンドワンとの期間限定コラボレーションを発表した。

今回のコラボレーションでは、全国のラウンドワンのボウリング・カラオケの施設で、4月15日(月)から7月14日(日)までコラボドリンクの販売やオリジナル特典のプレゼント、ボウリング投球後の演出映像に出演する等、コラボキャンペーンを開催。さらに東京・池袋店と大阪・千日前店の2店舗限定でカラオケコラボルームもオープン。壁面等Novelbright仕様のスペシャルルームになる。コラボルームの受付は4月9日(火)18:00からスタートする。

 

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アメリカのミュージシャン、マシュー・スウィートが90年代に発表したアルバム『GIRLFRIEND』の楽曲から生まれた、ポップでロックなミュージカル『GIRLFRIEND』。オルタナティブでどこかノスタルジックでもあるサウンドに彩られた、二人の青年の甘酸っぱい恋愛ストーリーだ。本作でウィルを演じるのは島 太星、そしてマイクを演じるのは吉高志音(共にトリプルキャスト)。フレッシュなふたりだからこそ紡ぐことができる作品世界に思いを馳せつつ、新たな挑戦に向けた思いを語ってもらった。

ミュージカル『GIRLFRIEND』プロモーション映像

ーー今回初共演のお二人。まずはお互いの印象をお聞かせください。

吉高:最初に会ったのはビジュアル撮影の時。初対面でしたけどいきなり結構近い距離で寝転がったりとかもしたので……ね。

:そうですよ! 出会ってすぐ交じり合うっていう感じで、ド緊張でしたよ〜。

吉高:交じり合う!?(笑)。僕、事前にYouTubeとかで島くんが歌っている動画を見ていて、すごい歌上手な方だし優しそうな……実際優しいんですけど、そういう方だなって印象だったんです。

:嬉しいですっ。

吉高:でも会ってみたらイメージと違って、すごい明るいキャラだった。

:あ、暗い風に見えてましたか?

吉高:うーん、なんか、フラットな感じかな。

:明るそうに見えて根は暗いんですけどね。実は(笑)。僕は吉高くんはもうこのままそのままというか、ホントにイケメンだなっていうのが第一印象。そして、話した瞬間にとても真面目な方なんだろうなと感じました。自分が変にふざけたりしちゃ嫌われちゃうかもって。

吉高:そんなことないですよー。

:(笑)。

ーーでは本作に出演が決まった際のお気持ちは?

吉高:マネージャーから電話で知らせてもらったんですけど、決まったときは本当に嬉しくて! 個人的にもずっとシアタークリエで観劇していたのでいつか立ちたいと思っていましたし、「二人芝居」は初ですが、これは絶対自分にとっても大きな挑戦になるとも思いました。しかも大好きなミュージカル。歌とお芝居でいい波を作り、ちゃんと作品を届けられるだろうか。でもこれは本当に濃い時間になるぞって、「不安」よりも「期待」の気持ちでいっぱいです。本当に純粋に楽しみでしょうがないです。

:決まった時はめっちゃ怖かったです。二人芝居、しかもみなさん東京の役者さんで……僕、今もお仕事の時は北海道から通ってるんですけど、そんな自分がこのステージに立っていいんだろうか、大丈夫かな、足を引っ張らないかなって不安がいっぱいで。「でもやるからにはとにかく頑張るしかない」という気持ち。ファンの方はすごい喜んでくれて、「シアタークリエに島が立つ!?」「どうした? やばいじゃん!」みたいな(笑)。それで「え、すごいの? 僕、やばいの?」てなって調べたら「ほんとだ、シアタークリエって、やべえ!」と。現実を知って「怖い」がさらに「怖い」で上書きされて、今でも少し怖いです。頑張らないと。

ーー物語はネブラスカ州の田舎町が舞台。島さんが演じるのは学校に馴染めず将来の希望もまだ見つかっていないウィル、吉高さんが演じるのは野球部でスポーツ万能の人気者、大学進学を控えているマイクです。そんなふたりがハイスクールを卒業し人生の次のステップへと踏み出すまでの束の間の季節……日本で言う“最後の春休み”に共に過ごす“特別な時間”が描かれていきます。

吉高:台本を読んでいると、僕、まだ島くんが演じるウィルが想像できなくて……。

:そうですよね、僕もです(笑)。

吉高:(笑)。なので、トリプルキャストで3チームあるんですけど、多分僕らの組が一番稽古を経て化学反応が起きそうだなって思いますね。

:うん。LGBTQ+っていう部分での難しさもありますけど、やっぱり今自分ができることは、真摯に役に向き合い、とにかく本当に「このふたりの世界が素晴らしいな」と思えるような舞台をお見せできたらっていうことのみですね。ウィルは多分真面目な子、なのかな……うーん、ごめんなさい。まだちょっと浅いところでしか理解できていないのかも。やっぱり稽古しないと役のことが上手く掴めなくて。本当にすべて未知すぎて……大丈夫かな、僕。いや、そんな自分に「大丈夫だよ」って言ってあげたいですね。

ミュージカル『GIRLFRIEND』ウィル役:島 太星 

ミュージカル『GIRLFRIEND』ウィル役:島 太星 

ーーふたりを最初に結びつけるのは、マイクがウィルに手渡した1本のカセットテープ。

吉高:ビジュアル撮影でも実際にマイクのほうがウィルを引っ張っていくっていうオーダーもあったんですけど、台本を読んでいくうち、アプローチするのは確かにマイクなんですけど、でもなんか……最後の一歩まではいけてないマイクがいるなと思っていて。その最後の一歩を踏み出すのは実はウィルだったりしてるから。そこもなんか関係性としてすごいバランスがいいふたりだなぁと感じました。

:どうなの? 吉高くんはマイクっぽいの? その……アプローチとかは自分からする? あ、ごめん、聞き方おかしかった(笑)。なんか僕の中ではすごい穏やかな方だなっていうイメージがあるから。

吉高:んー。でも自分から積極的にアプローチするっていう感じじゃないと思います。わかんないけどたぶん……奥手かも(笑)。

:僕はね、結構アプローチする側なんですよ。こう見えて頑張っちゃう派。

吉高:そうなんだ!

:だからマイクの気持ちもわかるし……あ、このふたりって、もしかしたらね、いろんな意味でなんか真逆なものを持ってますよね。だから強いかもしれない。僕も吉高くんも役と役じゃないところの両面を知ってる分、ペアとしてもより強いものができそうなイメージ、ありますね。

吉高:それはなんかちょっと感じます。僕も。

ーー全編通してとても繊細なストーリー運びで。

吉高:繊細ですし、結構台本の中でも「間」が多いんですよね。その間をどう表現するかっていうのもすごく考えていて。気まずい間もそうですし、ちょっとお互い照れるというか恥ずかしかったりする間もあるし……。僕は前半のウブな感じがとっても好きなんです。そのふたりの様子を曲に乗せながら雰囲気ある中で伝えていくのが今からすごい楽しみ。物語の後半は現実感というか、「そう上手くいかないよね」みたいなことになってくるので……その対比みたいなものが大きければ大きいほど、観ているほうもぐっとくるものがあるでしょうね。セリフとかも全部さりげない感じだったので、それをいかに意味を持たせて響かせるか、逆にいかにさらっと伝えられるか。場面場面でちゃんと見極めて、読んで、伝えていかないと。

:え、もう稽古してる?? 「間」って……台本も全部覚えてるの?

吉高:いやいやいや。覚えてないですよ!

:やっぱり吉高くん、すごい。強いな。頼りにしてます。台本読んでいるとやっぱりさりげないセリフが多くて、だからこそ伝え方は難しいだろうな、と僕も思いました。

吉高:うんうん。

:あと僕はあんまり学生時代に青春っぽいことしてこなかったなって改めて思って……でも、このお話しってめちゃめちゃ青春じゃないですか! 同性で恋をするなんて経験もそもそも初めてだし、自分自身が今もうすごい新鮮な気持ちでずっと過ごしているので……このそわそわワクワクした気持ちをちゃんと本番まで失くさずに、そのまま全部伝えたいなぁ。甘酸っぱい青春、自分の想像していたような理想の青春、経験したことはないけれど経験したかった“めちゃめちゃ青春”を、舞台を通してお客様にも届けたいです。こんなのもう、キュンキュンですよ!

吉高:ホントにね。ふたりがドライブインシアターで毎日同じ映画を観るのも「うわ、いいな」と思った。そういう日本にはない文化とかも台本を読みながら研究してみたり。

:いいよね、車で映画。

ーーマシュー・スウィートの楽曲はおふたりにどう響いていますか?

吉高:少しずつ歌稽古も進めてるんですけど、まだ歌詞に触れたり音に触れたりっていう段階で。原曲を日本語にしたときの日本語ならではの優しさがスローテンポでもアップテンポでもちょっとロックなこのメロディに合わさったとき、より言葉を大事にしなきゃいけないなって感じました。自分的には先に英語を聴いちゃったので、日本語をどう馴染ませようかっていうのが今の課題です。曲の中でも本当にお互いの気持ちが深まるところだったり、すれ違いだったりってのが見えてくるので、そこは言葉をちゃんと大切に……綺麗なメロディに流されず、ドラマをしっかり紡ぎたいなって思っています。

ミュージカル『GIRLFRIEND』マイク役:吉高志音

ミュージカル『GIRLFRIEND』マイク役:吉高志音

:率直に、難しい楽曲たちですね。自分はやっぱりバラード系の歌が好きでずっと聴いてきたので、こういうロックっぽい曲調をどうやったら自分のものにできるかなっていうところからのスタートで……歌稽古、僕はこれからなんです。ああ〜、もう少し稽古進んでからお話ししたかったかも。あの、このままだとすごいネガティブ男のインタビューになってません?? 大丈夫かなぁ……。

吉高:大丈夫、大丈夫!

:はいっ(笑)。曲数も結構あったりして、難しいことはいろいろあるんですが、今は楽譜を見ながら僕らだからこそのお客さんを楽しませる工夫ができたらなって。場面によって歌い方もちゃんと考えたいし、歌詞も自分なりに内容を受けながら、でもやっぱりふたりで一緒にどう伝えていけるかを考えていけたらいいですよね。

吉高:ハモリもあるしね。

:ありますね。見せたいですね、そこも。

吉高:マイクはギターを弾くのでそれも今練習中。見つめ合いながら弾き語りして……って、言葉にしただけでも震えてきちゃう。ふたりの恋物語、見つめ合うふたりのこの近距離間だけで終わらずに、ちゃんと客席全部にまでその空気を拡大して伝えられるかなっていうことにも結構ドキドキします。たぶん、お互いの目線が大事になるのかな。合わせたり、逆に外したり……視線の間、会話の間、そこに生まれるロマンチックで素敵な2人だけの世界をちゃんと作り上げられたらいいんだけど。

:そうだよね。ふたりだけの世界でしかもう物語が成り立たないじゃない? ふたりしかいないんだから。

吉高:そうですね。だって、ふたりしか……いないから。ハハハッ(笑)。

:ハハハハッ(笑)。

吉高:稽古も本番も本当に濃い時間でお互いの力を全力でぶつけて。距離感が縮まったり離れてったりするこの空間とか雰囲気とかを、お客様にも濃く楽しんでほしいなって思いますね。キュンってなったりするところも、同じ、キュンとしてほしいですし。ちゃんと歌も、そこでそういう意味があったんだとか、そこですれ違うんだとかっていうのもそうですけど、そこを一緒にどっちかの気持ちになって楽しんでくれたら嬉しいですね。

ーー若い俳優ふたりだけの等身大のミュージカル。素敵な企画ですよね。

:本当に若い年代の力をちょっと見せつけたいなっていう、前向きな気持ちがあります。自分は今までミュージカルをやらせていただいたときは役者経験豊富な年代の先輩方がいて、そこで学びながらみんなで作っていく作業だったんですけど、この若さで、しかもキャストはふたりだけ。やっぱこれって挑戦的じゃないですか。僕たちはぜひその挑戦のチャンスに乗っかっていって、トリプルキャストの全員でミュージカル界に爪痕を残したいなって思ってますよ。楽しみたいし、革命を起こしたいな。

吉高:おっ。

:期待して見に来てほしいです。お客様にも「すごかったね」「ドキドキもした」「ここ(胸)にくるものがあった!」って、頭の中にしっかりと思い出が残るお芝居を届けたいと思いますし、それぞれのコンビの素晴らしい歌唱力もぶつけて、若いけれどとてつもなくレベルの高かったミュージカルだったなっていうふうに——

吉高:ちょっと、ちょっと! めちゃめちゃハードル上げてませんか?

:ああっ。うん、やめとこうか。これ……やっぱやめときましょう! なんか止まらなくて(笑)。

吉高:(笑)。いや、でも、強気なくらいでいいと思います。僕ら、そのぐらいの勢いで頑張っていきましょうよ。一緒に。

:うん、一緒にね。
 

取材・文=横澤由香

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トニー賞、ローレンス・オリヴィエ賞、ニューヨーク・タイムズ紙の批評家賞など、数々の演劇賞を受賞したブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』。2001年9月11日に起きた同時多発テロの裏で、カナダにある小さな町・ニューファンドランドで起きた実話を基にした物語だ。人種、国、宗教を越えて生まれる希望の光。ニューファンドランドでの5日間を、ミュージカル界を代表する12名の俳優が100人近くの役を次々に演じ、音楽と共にスピーディーに伝えていく。記念すべき日本初演は、3月29日(金)までの東京公演が無事幕を閉じ、4月4日(木)から大阪のSkyシアターMBSにて上演中。大阪公演開幕直前、ニューヨーカーのボブをメインに演じる加藤和樹に、東京公演を終えたばかりの心境や作品への思いなどを聞いた。

加藤和樹

加藤和樹

ミュージカル界を代表する12名をもってしても油断を許さない稽古場

――『カム フロム アウェイ』はもともと気になっていた作品だったそうですね。

いろんな演劇賞を受賞して話題になっていたのでずっと気になっていました。今回、この作品に参加するにあたってAppleTVで配信されていた映像を観ました。「9.11」を題材にした作品ということで、僕も観るまでは結構重たい作品なのかなと思っていたのですが、全然そんなことなく。行き場をなくした「カム フロム アウェイズ」という飛行機の乗客たちが、カナダのニューファンドランドの人たちの優しさに触れる。人の温もりや愛などをすごく感じました。

――ご覧になって「他人事とは思えなかった」とコメントもされていました。どういうところにそう感じられたのでしょうか?

日本は島国で天災が多いですよね。「9.11」は人災でしたけれども、災害が多い日本に生きているからこそ理解できることがたくさんあるように思います。今の時代に生きる自分たちにとっては観るべき作品なのではと思いました。

――東京公演はいかがでしたか?

まず、稽古が本当に大変でした。12人の俳優が100人近くの役を演じるのですが、舞台セットも椅子とテーブルとシンプルで、人と照明と簡易的なセットで見せるという、人力あってこその作品なんです。ずっと音楽が流れていて、キッカケも多くて、頭の中がいっぱいいっぱいになったというか。椅子を用いた動きもたくさんあるので、バミリという印を床につけているのですが、多分、バミリの数が今までのどの舞台より多いですね。そのうえ盆も回る(舞台が回転する)ので、バミリの位置が動くんです。それをまた覚えたり……。​

――加藤さんは『西遊記』の後に『カム フロム アウェイ』ですよね。『西遊記』の東京公演は明治座と、大きいステージで……。

本当、真逆ですよ(笑)。『西遊記』は決め事なんてほとんどなくて、「自由にやってください」という感じだったので、バミリなんか1回も見ていません(笑)。

加藤和樹

加藤和樹

――『カム フロム アウェイ』の稽古はどのタイミングで合流されたのですか?

『西遊記』の公演が終わったのが1月末だったので、2月に入ってからですね。その時はすでに皆さんは立ち稽古をやっていらっしゃいました。プレッシャーですよ。『西遊記』とは頭の回路も全然違いました。

――頭の切り替えはどうされていたのですか?

正直、あんまり切り替わっていなかったです。とにかくついていけるところはついていってと、まずは覚える作業をしていました。だから、今までで一番というくらい、稽古がしんどかったですね。ミュージカル界の「アベンジャーズ」たちをもってしても、稽古ではみんないっぱいいっぱいになって、毎日誰かしらが何かミスをするという状況でした。でも、それを支え合って作り上げていくことは、『カム フロム アウェイ』という作品と同じだなと思ったんですよね。誰か一人欠けてもダメだし、みんなで力を合わせないと一つの舞台ができないという、作品作りの段階でもすごく大事なことを学びました。

――作品が放つメッセージに合わせて、意図的にそういう作りになっているのでしょうか?

その狙いはあると思います。やっていく中でそれはすごく感じました。自分の役割をしっかりと果たすことで、大きな成功に導くという意味がすごくある作品だなと思います。

舞台上も客席も、あっという間の100分間

加藤和樹

加藤和樹

――東京公演は「毎日が初日みたいな緊張感だった」とご自身のXに書いていらっしゃいましたが、その緊張感は、どういうものだったのでしょうか?

とにかく俳優同士のバトンの受け渡し合いなんですよね。キカッケセリフもそうですし、始まったら止まらないので、誰かがミスをしたら……。自分のことだけを考えていると聞き逃してしまうので、常にセリフのタイミングに神経を張り巡らせています。

――それを鑑みると上演時間100分というのは適していそうですね。

そうですね。集中してできるし、お客様もあっという間だと思います。「今は飛行機の中なんだ」とか、「今はバスなんだ」とか、シーンが目まぐるしく変わっていくので、その展開も面白いと思います。しかも、回を重ねるごとに「この人は、ここであの役の準備をしているんだ」とかが見えてくるんですね。役を替えるにしても、衣装替えが大きくあるわけではなく、ベースの衣装はそのままで上に何かを羽織ったりして変化をつけています。なので、その着脱の速さとかが大事になってくる。僕も「え!? いつの間に帽子をかぶったの!?」と思われるような場面があります。1秒もかからない速さで帽子をかぶらなきゃいけないところがあるので。その時は指をセッティングして、バッと帽子を出して、ガッとかぶって……これがもうドキドキですよ。

――何かにちょっとでも指が引っかかると……。

もう終わりです。パッと帽子をかぶって、さらに左右の髪をピッと帽子の中に入れなきゃいけないんですけど、東京公演では何回かその時間がなくて、横の髪が出たままということもありました(笑)。コンマ何秒の世界で戦っています。

加藤和樹

加藤和樹

――演出家のクリストファー・アシュリーさんからは、この作品についてどんなお話があったのでしょうか。

クリスが来日する前にダニー(ダニエル・ゴールドスタイン)という演出補の方が稽古をつけてくださって、最後の3日間はクリスも一緒に舞台稽古をしました。お二人が共通で仰っていたのは、「この物語は、お芝居というよりもドキュメンタリーだから、お芝居をしないでください」ということ。「ただ自分の役割や伝えることをお客様に直接、質問として、疑問として投げかけてください」とずっと仰っていたんですね。最初にそれを聞いた時は、もうちょっとお芝居したいなと思うところもあったのですが、この作品はお客様に与えて、考えてもらった上で成り立つ物語です。そこが他の作品とは違う面白さでもあります。僕がメインでやっているボブという役はナレーションみたいな語りも多いので、難しさはありますよね。普通、お芝居で客席を見るなんてご法度ですが、「お客様にどんどん渡してくれ」と。「お客様を直接見て、目の前にいるお客様にちゃんと語ってください」と言っていて。それはすごいなと思います。2階席、3階席のお客様の目をちゃんと見て、皆様の目の前にセリフを置く。「劇場にいるたくさんの人にセリフを渡してください」とおっしゃっていました。

――不思議な感じです。お客様からは言葉としては返ってこないですよね?

そうですね。でも眼差しがあるだけで、僕たちの没入感も全然違います。客席と舞台の境目がない作品だと思います。

カンパニーには今や家族のような繋がりも

加藤和樹

加藤和樹

――稽古から東京公演を経て、カンパニーにどのような変化が見られましたか?

中には初めましての方ももちろんいますが、それぞれが過去に共演していたので、雰囲気ははじめから良かったですね。このメンバーで、この作品にどう取り組んでいくかという心構えは皆さんにありました。最初はみんなできないから、「一丸となって頑張ろうぜ」というカンパニー力がものすごく高まって。稽古場から考えると、今では家族みたいな繋がりも出てきました。

――カンパニーのムードメーカーはいらっしゃるのですか?

締めてくれるのは吉原光夫さんですね。光夫さんが演出家や演出補に「ここはどういうシーンなんだ?」と、的確に疑問を投げかけてくださいました。場を明るくしてくれるのは橋本さとしさん。さとしさんは、締めるところで締まらなかったりする、面白い方なんですよ(笑)。でもステージ上ではめちゃくちゃカッコ良い。僕は大好きです。みんなのお母さんのような方が森公美子さん。僕は今年で40歳ですけど、男性キャストでは僕が一番下で。このカンパニーでは僕と田代万里生さんと浦井健治さんが「若手」です。もう全然、若手じゃないのですが。

――最近はお兄さん的な立ち位置の作品が多いと思うのですが、先輩が圧倒的に多い環境はいかがですか?

いやー、楽ですね(笑)。自由にやらせてもらっているし、とても居心地がいいです。この作品は座長が決まっていなくて、それぞれが持っている力や経験値を存分に活かしてお互いに支え合って、助け合っています。本番前には気づいたことをみんなで言い合って、高めていますね。

――改めて、先輩方からはどんな刺激を受けていらっしゃいますか。

何でしょう……頑張る姿ですかね。自分が皆さんの年齢になった時に同じようにやれるかと言われたら、うーん……と思うところもあるし、頑張っている姿を見たからこそ、自分がその年齢になった時に、後輩たちにそういう姿を見せなきゃいけないよなと思います。先輩方とこれだけガッツリ一緒に演じられる作品もなかなかなかったので嬉しいですね。

――浦井さんと田代さんとは楽屋も一緒だそうですね。楽屋はどんな雰囲気ですか?

楽しいですよ。ワチャワチャッとする瞬間があったかと思えば、スンって静かになる瞬間もあって。基本、みんな自由です。このカンパニーは自由な人が多すぎる(笑)。

――自由だけども、舞台では力を合わせて一つになっているのですね。では、この作品の音楽やダンスの魅力は、どういうところに感じられますか。ケルトミュージックですよね?

そうです。その軽やかさもこの作品に相まっていると思います。「Screech In」という、地元の人たちがよその人たちを迎え入れる儀式のようなシーンがあるのですが、そこはもうめちゃくちゃ明るくて楽しくて。バンドの皆さんがステージ上で演奏するので、お客様も一緒になってバーで騒いでいる感じを体感できると思います。

「ボブの心の変化をじっくりと感じてほしい」

加藤和樹

加藤和樹

――劇中、すべて見逃せないとは思いますが、中でもここだけは絶対に見てほしいというシーンはありますか?

壮大なワンシーンのような作品なので選ぶのは難しいのですが……物語の最後の方に「Something's Missing」という楽曲があります。「カム フロム アウェイズ」がニューファンドランドを離れて、それぞれの故郷に帰っていくシーンで、我々にとっても難しい場面の一つです。日常に戻ったはずなのに何かが足りないと嘆いていて、音楽も切ない感じ。でもそれはすごくいいことだなと思っていて。特に僕が演じているボブは、筋金入りのニューヨーカーで、人に対して猜疑心が強い人なんです。でも、ニューファンドランドの人たちの温かさに触れて、それが変化する。すごく素敵なシーンなので、そこはぜひじっくりと感じていただきたいなと思います。

――ちなみに、ボブの他には何の役を担当されているのでしょうか。

セリフがあって分かりやすいのはブリストル機長とムフムザというアフリカ人男性の役ですね。あとは乗客とか、村人とか、他の飛行機の機長とかありますが、ほとんど名前がなくて、セリフもない役です。ただ、機長の時はちゃんと機長の格好をしています。

――おお、カッコ良さそうです。

それは観てのお楽しみです(笑)。ちょっとくせのある役なので。

――先ほども帽子のエピソードがありましたが、ひとつの作品で複数の役を演じることの難しさや醍醐味は、どんなところに感じられますか?

やっぱり一瞬で役の人物像を見せなきゃいけないところですよね。それは他の作品ではアンサンブルの方がやっていらっしゃることです。今回、改めてアンサンブルの皆さんのすごさを目の当たりにしました。声色を変えるとか、テクニックももちろん必要ですが、そのシーンで、その役として生きているかどうかが大切ですね。

――アンサンブルの方達は職人技なのですね。

すごい技だと思います。いつも3役から5役とか、平気でやっていますから。以前からアンサンブルの方達をリスペクトしていましたが、自分たちが同じことをやると改めて「みんなすごいことをやってらっしゃるのだな」と実感できました。

「新しい劇場も楽しみ!」

加藤和樹

加藤和樹

――SkyシアターMBSはいかがですか?

前々から新しい劇場ができるというお話を聞いていたので、すごく楽しみにしていました。まだ舞台上には立っていないのですが、客席には座ってみました。客席から見る景色が最高ですね。すり鉢状になっているし、楕円形になっているので、お客様の見切れがとても少なくて。横の端の席はデッドスペースだったりしますが、それが全然なくて、とてもお客様に優しい劇場ですね! 新築の匂いもしますよね。いい匂いです。楽屋の雰囲気もすごくいいですし、あとは舞台上に立って稽古して、本番を迎えて、どういう感じになるか。そこも楽しみです。

――『カム フロム アウェイ』の後には、コンセプトの異なるライブツアーが3つ、控えていますね。

今回は5年ぶりの声出しOKのスタンディングのライブもあります。音楽が人に与える影響はものすごく大きいですし、自分が温めてきた音楽をお客様に届けられることもいいなと思うので、ライブの方も興味があれば遊びに来てください。

――ライブでは、ミュージカルの加藤さんとは全然違いますよね。素が見えます。

もう全然違います(笑)。大阪は、オリジナル曲のライブとカバー曲のライブがありますので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

取材・文=Iwamoto.K 撮影=ハヤシマコ

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小川絵梨子芸術監督が、その就任とともに打ち出した支柱のひとつ、すべての出演者をオーディションで決定するフルオーディション企画・その第7弾となる、2025年7月公演『消えていくなら朝』。この度、全キャストが決定したことが発表された。

2018年7月に蓬莱竜太が新国立劇場のために書き下ろし、宮田慶子が演出、第6回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞した本作。今回は演出に、その作家でもある蓬莱竜太を迎え、2024年1月12日より公募を開始、2090通の応募があったそうだ。2月初旬の書類選考を経て、3月中旬まで一次選考、二次選考を行い、すべての出演者が下記の通り決定した。

決定キャスト(台本順)

羽田定男(僕)  関口アナン
羽田庄吾(兄)  松本哲也
羽田可奈(妹)  田実陽子
羽田君江(母)  大沼百合子
羽田庄次郎(父) 大谷亮介
才谷レイ(彼女) 坂東 希

社会での最小単位である家族が織りなす様々な風景から、今日の社会の姿を照らし出す作品を集めた、シリーズ「光景─ここから先へと─」。本作は、2025年に上演する海外招聘公演『母』、6月に上演する『ザ・ヒューマンズ─人間たち』に続く、シリーズ企画の3作品目となる。最も身近で、最も厄介な存在である「家族」を、蓬莱独自の視点で切り取った本作が、オーディションを経て選ばれた6名のキャストと共にどんな新たな“光景”を生み出すのか、期待しよう。

作・演出 蓬莱竜太 コメント

たくさんの役者さんに出会えたオーディションでした。オーディションとは残念ながらほとんどの役者とご一緒できないのだと、改めて痛感しました。色々な迷いと思いの中、6人を選出させていただきました。その選択が既に作品の世界と核を作るような作業だと感じていました。公演は来年ではありますが、長い期間をかけながら作り上げていきたいと思います。是非ともその世界を味わいに劇場に足を運んでください。

演劇芸術監督 小川絵梨子 コメント

『消えていくなら朝』のオーディションにご応募くださった方々、そして長期にわたるオーディションにご参加くださった方々に厚く御礼申し上げます。
オーディションを通して皆様と出会う機会をいただけることは、我々劇場にとりましても、また演出家の方々にとりましても大切な財産です。
本企画はこの度で7回目を迎えましたが、これまで続けてこられたのは、ご応募くださったお一人おひとりのおかげです。オーディションですべてのキャスティングを、との思いを掲げても、参加してくださる方々がいてくださらなければ、この企画自体を続けることが難しかったと思います。
過去には本企画でのオーディションでの出会いから、当劇場の作品や、またご担当くださった演出家の方の別の作品でご一緒させていただく、といった機会も少なからず生まれており、本企画を続けていく上で一つの励みともなっております。
新国立劇場演劇では、引き続きオーディションにて作品を作ることの豊かさとその意義を探究しつづけて参りたいと思います。皆様にまたご興味を持っていただくことができましたら幸いに存じます。
重ねて、本作品に興味を持ってくださったこと、オーディションにご参加いただきましたお一人おひとりに、心より感謝申し上げます。

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音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の舞台化シリーズである『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage(通称ヒプステ)。4月7日(日)に大千秋楽を迎えた公演「-
New Encounter-」にて、2024年10月・東京に新作公演を上演することが発表された。

出演は、「-New Encounter-」同様、イケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”、 ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”、 シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”、 シンジュク・ディビジョン“麻天狼”、オオサカ・ディビ
ジョン“どついたれ本舗”、ナゴヤ・ディビジョン“Bad Ass Temple”の、6ディビジョン18名のキャストが続投する。

なお、タイトルやビジュアルなどの公演情報は後日解禁となる。

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なきごとが2ndフルアルバムのリリースと、キャリア史上最大規模となるリリースツアーの開催を発表した。

2024年3月より実施した自身最大規模のワンマンツアー『8th Digital Single 「素直になれたら」Release Tour 2024』では大阪・愛知公演をソールドアウトで迎え、大盛況で各公演を終了。さらに4月6日(土)に、ツアーファイナルとなるZepp Shinjuku(TOKYO)で自身最大規模となるワンマンライブを大成功させた。

ライブ中に2ndフルアルバムのリリース、それに合わせた全国ツアーの開催を発表。全国15ヶ所を対バン形式で回り、ツアーファイナルは11月30日(土)東京Spotify O-EASTにてワンマンライブを開催する。

 

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4月5日に渋谷PLEASURE PLEASUREで開催された澤田 空海理の主催ツーマンライブ『手 vol.1』のオフィシャルレポートが到着した。


澤田 空海理が主催するツーマンライブ『手 vol.1』が4月5日、渋谷PLEASURE PLEASUREで開催された。ライブタイトルにvol.1とあるように、このツーマンライブは今後シリーズ化する予定。記念すべき初回にあたるこの日は、澤田が敬愛するシンガーソングライター・古川本舗をゲストに招いた。

まずは、アコースティックギターを携えた古川本舗が登場。夕焼け色の照明に包まれた古川の爪弾くアルペジオから、1曲目の「ordinaries」が始まった。吸った息をただ吐いただけのように自然な、しかし外の世界には安易に染まらないこの歌声の凛とした存在感は何だろうか。「夜」の空気をまとった古川の歌に、客席にいる一人ひとりが声を上げず、音も立てずに聴き入っている。観客にとっては、歌と自分が一対一になれるような贅沢な時間であり、自分が過去に置いてきたものに想いを巡らせられる貴重な時間だ。

対バンに呼ばれる機会はあまりないという古川。「今日はわたくし前座です。こういうことを言うと、やつはすごく嫌がるんだけど(笑)」という発言から読み取れたたのは、澤田との飾らない関係性だ。MCでは、澤田のことを「アーティストとしてまっすぐで、すごくいいやつ」と称しつつ、「今日呼んでもらって、気恥ずかしいながらも嬉しいです。改めて澤田くん、ありがとう。そして来てくださった皆様もありがとうございます」と語った。

古川はその後、4月24日に配信リリースする新曲「三分半 feat. mm.」や未配信曲も披露。ライブ終盤では「緊張しつつも楽しかった」と振り返り、「今年は社会性を身につけたい」「人と一緒にどんどんライブをしていきたい」と展望を述べたあと、澤田や観客へ再び感謝を伝えた。そして「ベイクドパンケイクス」で鮮烈な印象を残して終了。

澤田 空海理のステージは、SE代わりの朗読音声からスタート。しばらくして登場した澤田は、ステージセットのベンチに腰掛け、アコースティックギターを鳴らしながら「可笑しい」を歌い始めた。澤田の楽曲には主人公の心の声や実際に発した声、思考の足跡や感情の移り変わりが詞になっているものが多い。そしてライブだと、呟くように歌ったり、声を思いきり張ったりといったボーカルの振れ幅によって、それが表現される。観客は、曲の主人公の心情に自分を重ねながら、あるいは重ならない分の距離を内省の種に変えながら、音楽に浸っていたことだろう。

「またねがあれば」「薄荷飴」と春の曲を続けて披露したあとのMCでは、古川や来場者、この日のライブをともに作ったスタッフに向けて、「本当にありがとうございます。夢が一個叶ったような気がしています」と伝えた。自分が一番楽しむつもりでいるからMCでは好きなことを喋ろうと、事前に内容を考えてこなかったとのこと。観客へ語りかける時の声色がやわらかかったこと、また、古川について語るときの声色が明るかったことが印象的だった。

その後は、ライブの前々日に配信リリースした新曲「作曲」をピアノアレンジで披露。

さらに、古川本舗の楽曲「スカート」「東京日和」を前者はギター、後者はキーボードの弾き語りでカバーするなど、この日ならではの特別な場面が続いた。ライブの終わりが近づくなか、「僕はみんなに悲しんで帰ってほしいんです。思い出すこといろいろとあるだろうし。そういうトリガーになりたいと思います」と観客に伝えた澤田。ラスト2曲、「振り返って」「遺書」で拍手もせずに聴き入っていた観客の姿を見るに、この日披露された楽曲の一つひとつは聴く人の心に強く残ったはずだ。深い余韻とともに、ライブは幕を閉じたのだった。

取材・文=蜂須賀ちなみ 撮影=星野健太

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2024年4月6日(土)紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて、こまつ座 第149回公演『夢の泪』が開幕した。

本作は、井上ひさしが新国立劇場のために書き下ろした「東京裁判三部作」の第2作目として、2003年に上演されたもの。「東京裁判三部作」は、01年『夢の裂け目』、06年『夢の痂』とともに、「戦争」そして「東京裁判」を当時の市井の人々の生活を借りて見つめ、「東京裁判」の、そして「戦争」の真実を改めて問う作品群だ。日本人として避けては通れない硬質な問題を提起しながらも、笑いと音楽をふんだんに盛り込み、数々の名曲を生んだ本シリーズ作品。初演から20年以上を経て、今回こまつ座で初上演となる。

演出の栗山民也、出演のラサール石井、秋山菜津子よりコメントが到着した。

演出 栗山民也

左より、粕谷吉洋、藤谷理子、ラサール石井、瀬戸さおり、板垣桃子、久保酎吉、秋山菜津子

左より、粕谷吉洋、藤谷理子、ラサール石井、瀬戸さおり、板垣桃子、久保酎吉、秋山菜津子

何度もベルリンの街を歩いた。日本での生活で、気持ちが完全に萎えてしまうような時は、迷うことなくベルリンへと向かった。その街は間違いなく記憶の刻まれた場所で、行くたびに過去の様々な人や風景の記憶が、目の前にはっきりと現れる。
「夢の泪」の初日を前に、劇中の心に強く残った言葉のうち「ほんとうの日本史が書かれる」という一つのセリフが、何度となく頭の中を巡る。この国は、自分たちのほんとうの歴史にちゃんと向き合ってきたのだろうか。稽古をしながら考えた。
朝、テレビをつけるとどこも瓦礫の街。この地球の上の現実の風景だ。この公演は、ただ過去を描いたものではない。今、何を見つめるべきか、そんな問いが見えてくるとても大事な作品に思う。何かと出会える場になりますように。

ラサール石井 / 伊藤菊治役

左より、板垣桃子、ラサール石井

左より、板垣桃子、ラサール石井

いよいよ初日、沢山稽古したにも関わらず、これほど不安で緊張する初日は長い演劇人生でも初めてです。
今日は朝に鎌倉の井上先生のお墓参りして来ました。一緒に行きましょうと申し上げたので、劇場にいらしてると思います。頑張りまーす!

秋山菜津子 / 伊藤秋子役

左より、久保酎吉、秋山菜津子

左より、久保酎吉、秋山菜津子

稽古も後半に入った頃、演出の栗山さんが仰った 『いま、こんな戯曲はどこにもないよ。』という言葉が、
初日が近づくにつれ、ひしひしと身体で感じ始めているところです。そのような貴重な作品を多くの方に観ていただきたい、若い方にも知ってもらいたいと心から願っております。そして、キャスト、スタッフのパワーをもって観客の皆様にこの作品をしっかりとお届けできるよう、頑張るのみです。

あらすじ

左より、久保酎吉、粕谷吉洋、前田旺志郎、ラサール石井、瀬戸さおり、秋山菜津子

左より、久保酎吉、粕谷吉洋、前田旺志郎、ラサール石井、瀬戸さおり、秋山菜津子

昭和21年4月から6月にかけて、新橋駅近く、焼け残りのビルの1階にある「新橋法律事務所」。
弁護士・伊藤菊治は、7回も司法試験に落ちたものの女性弁護士の草分けで腕利きの秋子と結婚、亡父の開設した法律事務所での仕事に追われる毎日。だが唯一の欠点でもある、女性に弱いことが原因で2人は離婚寸前。継父を慕う秋子の娘・永子は、両親や敗戦後の日本人の行く末に不安を感じている。

左より、ラサール石井、秋山菜津子

左より、ラサール石井、秋山菜津子

左より、粕谷吉洋、ラサール石井、瀬戸さおり

左より、粕谷吉洋、ラサール石井、瀬戸さおり

前田旺志郎、土屋佑壱、粕谷吉洋、久保酎吉、藤谷理子、板垣桃子

前田旺志郎、土屋佑壱、粕谷吉洋、久保酎吉、藤谷理子、板垣桃子

そんな事務所では、復員兵で夜学に通う田中正が事務所に住み込みで働くことになるが、どうも永子を秘かに想っているらしい。永子の幼なじみの片岡健も永子宛の恋文をもって現れる。健の父親は新橋を仕切るやくざに対抗する朝鮮人組長で、どうやら重傷を負ったらしい。と、隣の第一ホテルの将校クラブで歌うナンシー岡本とチェリー富士山が乱入してきた。お互いの持ち歌の著作権を争って大喧嘩、法律事務所に決着をつけてもらおうと飛び込んで来たのだった。

左より、板垣桃子、ラサール石井、藤谷理子

左より、板垣桃子、ラサール石井、藤谷理子

左より、板垣桃子、藤谷理子、粕谷吉洋、久保酎吉

左より、板垣桃子、藤谷理子、粕谷吉洋、久保酎吉

左より、瀬戸さおり、秋山菜津子、久保酎吉

左より、瀬戸さおり、秋山菜津子、久保酎吉

そんな折、秋子が東京裁判においてA級戦犯・松岡洋右の補佐弁護人になるよう依頼されて事務所に戻ってくる。事務所の宣伝のため、とりわけ秋子との関係修復のため、菊治も勇んで松岡の補佐弁護人になることに。亡父の仲間だった老弁護士・竹上玲吉に細かい民事事件などを手伝ってもらうことにしたのだが、こと東京裁判に関しては、裁判そのものの意味や弁護料の問題など難問が山積みである。ついにはGHQの米陸軍法務大尉で日系二世のビル小笠原から呼び出しが菊治にかかる。

左より、藤谷理子、瀬戸さおり、板垣桃子、久保酎吉、ラサール石井、秋山菜津子、前田旺志郎、粕谷吉洋

左より、藤谷理子、瀬戸さおり、板垣桃子、久保酎吉、ラサール石井、秋山菜津子、前田旺志郎、粕谷吉洋

左より、ラサール石井、土屋佑壱

左より、ラサール石井、土屋佑壱

左より、前田旺志郎、瀬戸さおり

左より、前田旺志郎、瀬戸さおり

左より、藤谷理子、粕谷吉洋、板垣桃子

左より、藤谷理子、粕谷吉洋、板垣桃子

左より、粕谷吉洋、瀬戸さおり、ラサール石井、藤谷理子、板垣桃子、秋山菜津子、前田旺志郎、久保酎吉

左より、粕谷吉洋、瀬戸さおり、ラサール石井、藤谷理子、板垣桃子、秋山菜津子、前田旺志郎、久保酎吉

左より、久保酎吉、秋山菜津子、瀬戸さおり

左より、久保酎吉、秋山菜津子、瀬戸さおり

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2024年4月5日(金)明治座にて剣劇『三國志演技〜孫呉』が開幕した。初日を前に行われた公開ゲネプロ・囲み取材より、舞台写真とキャストコメントが到着した。

本作の企画を務め、孫家に仕える武将・周瑜(しゅうゆ)を演じるのは 2.5次元舞台のトップランナー・荒牧慶彦。呉の武将・孫策(そんさく)を、舞台をはじめエッセイの執筆など多岐に活躍する・梅津瑞樹が演じる。ほか、舞台や映像などで活躍中の廣野凌大、富田 翔、高木トモユキ、郷本直也、冨田昌則が出演。加えて、劇団☆新感線など数々の作品で活躍している早乙女友貴が殺陣とアクションを全面に押し出した本作に華を添える。さらに、確かな演技力を武器に、舞台を中心に映像でも活躍する玉城裕規とEXILEのパフォーマー・MATSUとして活躍し、俳優としても精力的に活動している松本利夫(EXILE)と豪華俳優陣が集結し、“三國志”の壮大な物語の世界を殺陣とアクションで魅せる。脚本・演出は、普遍性の高い物語と独特な舞台演出技法によって注目を集め、芸術的世界観で多くの観客を魅了する演劇界の新進気鋭のクリエイター・末原拓馬(おぼんろ)。

周瑜:荒牧慶彦

◼開幕に向けての意気込み
剣劇「三國志演技〜孫呉」の企画から携わらせていただきました。
幼少の頃から「三國志」の物語が好きで、その好きだった作品をこの明治座という素晴らしい劇場で上演できること、本当に嬉しく思っております。
まずは初日というところではありますが、皆様に素晴らしいものをお届けできるようカンパニー一同誠心誠意努めて参りますので、最後まで応援のほど、よろしくお願いいたします。

◼注目ポイント
お話はもちろんのこと、「みそ汁」だと思っています。
今回、ハナマルキさんとコラボをさせていただきました。
コラボさせていただいたみそ汁はとても美味しいので皆様、是非ご賞味ください。

孫策:梅津瑞樹

◼開幕に向けての意気込み
一言で表すと「生きてここに来れてよかった」でしょうか。
本日はゲネプロと初日を控えておりますが、明日以降もこの作品を届けるためにまずは本日頑張りたいと思います。

◼注目ポイント
(廣野のコメントを受けて)一言で表すならば…
「よくこれをやって全員生きてるな」と。以上です。

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

孫権:廣野凌大

◼開幕に向けての意気込み
明治座さんで三國志を題材にした作品ができるということで、意気込みを一言で表すならば……「画竜点睛」といったところでしょうか。
その全貌はぜひ見にきていただければ、全てをお分かりいただけると思いますので、是非劇場にお越しください。
合言葉は「三國志」です。お待ちしております。

◼注目ポイント
一言で表すとしたら……「殺陣」です。これでもか、というほどに殺陣をしており、一手一手に魂がこもっていると思うので是非注目してください。
お芝居は皆さん素敵です! 以上です!

太史慈:早乙女友貴

◼開幕に向けての意気込み
本作品は殺陣も多く、セットも豪華でとても派手な舞台になっていると思います。1人もかけることなく最後まで無事に完走できればと思いますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

◼注目ポイント
この作品はたくさんの見どころがあるのですが、自身が思うイチオシが一つありまして、少しネタバレになってしまうかもしれないのですが凌大(廣野凌大)が演じる孫策が満を持して刀を抜くシーンを是非注目していただければと思います。

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

黄祖:玉城裕規

◼開幕に向けての意気込み
本日初日ということでお客様がこの作品を見てどういう反応をするのかが楽しみです。全力で見にきてくださった皆様に、熱い思いをお届けできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

◼注目ポイント
個性的なキャラクターが舞台上で生き生きと、そしてつい思いを持って動き回っています。本当に盛りだくさんのエンターテインメントとなっておりますので、余すことなく見ていただければと思います。

孫堅:松本利夫(EXILE)

◼開幕に向けての意気込み
舞台機構であったり殺陣だったり、かなり激しい舞台になっています。怪我なく全員で、まずは初日を終えられることを願っています。
本日初日を迎えるにあたり気持ちも高まっておりますが、観に来てくださる皆様に楽しんでいただく、そして感動いただけるものを届けていければと思います。よろしくお願いいたします。

◼注目ポイント
「剣劇」と題目についていることもあり、やはり激しい殺陣が見どころになるのではないかと思います。ですが殺陣だけではなく、劇中には人間味あふれる物語が描かれていますのでそちらも是非味わってください。
また、派手なセットが縦横無尽に動く様も是非楽しんでいただければと思います。

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

2部:特別御前試合 スペシャル殺陣ショー  撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

2部:特別御前試合 スペシャル殺陣ショー  撮影:小境勝巳 (C)剣劇「三國志演技~孫呉」製作委員会

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『井上芳雄 by MYSELF』(毎週日曜夜10時~10時30分)は、井上芳雄がパーソナリティを務める生放送のラジオ番組。この度、三浦宏規がゲスト出演することが決定した。

井上芳雄と舞台『メディア/イアソン』で初共演した三浦宏規4月14日(日)にゲスト生出演。井上芳雄と貴重なデュエットをスタジオライブする。

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2024年5月31日(金)~6月9日(日)新宿シアタートップスにて、ONEOR8の新作公演『かれこれ、これから』が上演されることが決定した。

劇団ONEOR8が一年半ぶりに新作を公演を行う。今回は「若手の俳優と芝居を作りたい」という作演出の田村孝裕の熱望により10名の若手俳優がキャスティングされた。そこへ保倉大朔、異儀田夏葉、富川一人(はえぎわ)といったONEOR8にゆかりのあるメンバーが脇を固める。

本作はシェアハウスに住む10数名の男女が織りなす、もう二度とやらないかもしれないキラキラした恋愛群像劇。どんな人間模様になるのか、楽しみにしよう。

 
【あらすじ】
とあるシェアハウスに住む10数名の男女が織りなす、必然的に生まれた恋愛にまつわる悲喜交々。人生を賭けたかれこれ、その帰路に立つこれから。だからこそ住人たちは歌い、踊り、泣き、叫ぶ。生きる活力に満ちあふれ、その無邪気さは老いも若きもなく、謳歌する。おそらくここが最後の地だから。

 

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歌手・俳優・声優としても活躍中する加藤和樹が2022年より開催してきたアーティストのRootsを辿るコンサート『THE Roots』。2024年8月3日(土)、大人気アニメ「黒執事」「涼宮ハルヒの憂鬱」「進撃の巨人」などに出演する人気声優・歌手の小野大輔を迎え、『THE Roots2024』が東京オペラシティ コンサートホールにて開催されることが決定した。

二人は、2015年より始動したアイドルプロジェクト『B-PROJECT』(ビー・プロジェクト)で共演しており、2024年1月に加藤のラジオ「加藤和樹の深ボリRADIO!!」にて意気投合し、今回のコンサート開催に至ったという。コンサートの内容は、小野のRootsを辿りながら、二人の共通する声優としての声を生かしたオリジナルの朗読、そして、「勝手にしやがれ」「優しい雨」「夏の終わりのハーモニー」などさまざまな、名曲をオーケストラにのせて披露する予定だ。指揮は山下康介、演奏はTHE Roots チェンバーオーケストラ。

また、チケット最速先行として、「加藤和樹×小野大輔・A5版非売品ブックレット」がついた「THE Rootsスペシャルチケット」も発売される。開催決定にあたり、加藤和樹、小野大輔よりコメントが到着した。

加藤和樹

Rootsも3回目になりました。今回は大先輩・小野大輔さんと今までとはまた違った朗読などをいれた極上のオーケストラコンサートになると思います。なんといっても声がいい!!僕も我を忘れて酔いしれてしまうかもしれません。撮影・取材もご一緒して色々お話して、本当にどんな“化学反応”になるのか!?本当に楽しみにしています。是非、会場で体感してください。

小野大輔

和樹くんからオファーがあった時は心躍りました。彼と話すたびに同じ魂を持っていると感じ嬉しくなります。そんな彼とお互いお気に入りの名曲たちをカバーする。しかもオペラシティでオーケストラ演奏に乗せて。選曲にも力を入れました。さらに朗読と歌の融合を提案させてもらいました。俳優として、歌い手として、声優として。2人で最高のエンターテイメントを創りたいと思います。

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