片平里菜、全国21箇所を回るツアー『風の吹くまま』開催決定

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片平里菜が、ツアー『風の吹くまま』の開催を発表した。

同ツアーは、5月18日(土)岡山・田町文化STOREを皮切りに、東京、愛知、山形、新潟、岐阜、三重、兵庫、福岡、広島、大阪、茨城、福島、岩手、青森、長野、群馬、千葉、再び東京を経て、8月11日(日)福島・郡山 HIP SHOT JAPANまで21箇所を回る。

詳細は公式HPまたはSNSを要チェックだ。

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2024年7月から放送されるTVアニメ『負けヒロインが多すぎる!』のヒロイン・八奈見杏菜の片想いしている様子を描いた「片想いビジュアル」が公開された。

さらに八奈見の片想いビジュアルの公開と併せ、八奈見杏菜役・遠野ひかるによる一問一答インタビュー動画も公開された。

『負けヒロインが多すぎる!』は小学館「ガガガ文庫」で刊行されている雨森たきびによる小説のTVアニメ化作品。キャラクター原案がいみぎむる、そして第15回小学館ライトノベル大賞《ガガガ賞》受賞作になる本作のさらなる情報を待ちたい。

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VIGORMANがニューアルバム『DANCE』を発表した。前作『SECRET FULL COURSE (Deluxe)』から約半年という短いスパンでリリースされた今作は、ダンスホールやアフロビーツ、ハウスといったダンスミュージックで構成されている。今回はアルバムの制作過程と、5月10日(金)に東京・WWW X、5月19日(日)に大阪・なんばHatchで開催するワンマンライブについて話を聞いた。

中止になったワンマンライブに
来てくれるつもりだった人にむけて

ーー昨年はいろんなことがありましたね。

はい。3月に2ndアルバム『FULL COUSE』出して、4月に逮捕されて、5月に無料のショートライブして、8月に『SECRET FULL COURSE (Deluxe)』を出しましたね。その後すぐに今回のアルバムに取り掛かりました。

ーー逮捕は活動にどんな影響を与えましたか?

4月末に逮捕されて20日留置場にいて、出て来た後も裁判があったりで。デラックス版に入ってる「Rhyme Talkin' (RedBull 64 Bars)」や「Leave it to me…」は逮捕や裁判にも触れてます。でも今回のアルバムにだけは、事件のことを持ち込みたくなかった。そういう意味では『DANCE』は気持ち的に抜けた状態で制作しました。

ーー今作はダンスホールやアフロビーツなどダンスミュージックが中心ですね。

最初からダンスミュージックを意識してたわけじゃないんですけど、そういう曲ばかり作ってたので途中から今作は踊れる作品にして、最後に踊り疲れた後に聴く曲を入れることにしました。「DANCE」は抽象的な歌詞で、あえて英語をあまり使わず日本語で書いてます。聴いた人が自由に解釈できる。これに関しては、聴いて感じたことが正解って感じです。俺が今回のアルバムに込めた思いは、踊ってほしいってことだけですね。

ーー今(取材時)はジャマイカにいるんですよね?

去年の11月にGacha Medzと作った「Werewolf」のビデオシューティングをしてました。こっちは今、夜中の12時くらい。日本みたいにWi-Fiがあまり良くないのでちょっと電波悪いかもしれません(笑)。あとおもしろいコラボレーションができそうな感じもあったので、スタジオにも行ってました。そこは今後の発表を楽しみにしててほしいです。

VIGORMAN – Werewolf (Prod. by Gacha Medz) Official Music Video

ーー約半年でアルバムを完成させました。これまでと比べるとかなり早いペースですね。

早くワンマンライブをしたかったんです。逮捕されて去年大阪と東京で予定していたワンマンライブが中止になってしまった。30分だけ無料ライブをしたけど、あの段階でできる最大のことでした。北海道から来てくれる予定の人もいました。その場合、ライブのチケットだけじゃなくて、ホテルや飛行機も押さえていたわけで。そういう人たちに向けて見せたいものがあるんです。そうじゃないと次に進めない。当初はEPを作る予定だったんですけど、ワンマンの前に出すには物足りないと思ったのでアルバムに膨らませました。なんとか間に合った感じです。

ーー中止になった公演もかなり久しぶりのワンマンとなるはずでしたもんね。

そうなんです。2019〜20年から自分名義のワンマンをやってないので、歌いたい曲がたくさんあるんですよ。「Chemical Reaction」ってEPも出してるし、『FULL COUSE』の曲もいっぱいあるし。『DANCE』のリリパと銘打ってはいるけど、今言った2作も含めたリリパだと思ってます。新旧を詰め込んだセットリストになる予定です。

ーーかなりボリューム感あるライブになりそうですね。

それと東京と大阪でセットリストが違うしゲストも違います。メドレーもあるし、今回しか観られないライブになることは間違いないです。

このアルバムを聴いてる時は嫌なことは一旦忘れて踊ってほしい

撮影:Yuto Yamada

撮影:Yuto Yamada

ーーでは今作の内容について伺います。1曲目のプロデューサー・Gacha Medzさんはジャマイカ人なんですか?

いや、日本人なんです。もう15年ぐらいジャマイカに住んでて、俺が初めてジャマイカに行った17歳の時に出会ってセッションしてからの関係です。去年の11月にもジャマイカに来てたんですが、その時に再会して「Werewolf」を作りました。ガチャくんとはこれからも色んな面白いことを企んでるので期待しててください。

ーー現地のタイム感/トレンド感で制作されている方ですもんね。

そういう意味でも今回のアルバムはめっちゃ鮮度高いです。同時に今の俺の音楽って感じ。ダンスホールやアフロビーツはどの作品にも意識的に入れるようにしてるんですが、一度自分の好きなテイストに特化した作品を作ってみようと思いました。「このアルバムを聴いてる時は嫌なことは一旦忘れて踊ってほしい」みたいな。制作期間にはシリアスな曲もできてたんですけど。

ーーということは次のアルバムも視野に入ってる?

そこは未定です。ただ今後は生きていく中でできた曲を「ここやな」ってタイミングで出していきたいなと。今回の『DANCE』は半年で作ったアルバムってことを踏まえて、楽しく聴いてもらいたいフレッシュなアルバムですね。

ーー本作には過去に制作した曲は入ってない?

そうですね。「謳歌」だけはちょっと前に作った曲ですが、今回のアルバムに合わせてほぼ全部変えました。ビートを担当してくれたのは変態紳士クラブやGeGのバックバンドでドラムを叩いてるジンです。それがめっちゃかっこよかったので新しいトラックに合わせたフロウにしたくなって、フロウが変わるなら歌詞も変えよう、みたいな。変える前のも気に入ってたんですけどね。

ダンスホールやレゲエの伝統に則ってたとしても
カッコよくないとジャマイカ人は聴かない

撮影:Yuto Yamada

撮影:Yuto Yamada

ーー「Diva」は完全にアフロビーツですね。

これはPeyote BeatsっていうLAのプロデューサーと一緒に作った曲です。TygaとかJhene Aikoとかとも曲作ってて。

ーーどうやってコンタクトをとったんですか?

GeGがLAで一度リンクしてて、大阪にある自分たちのスタジオに遊びに来てくれて。夜は一緒に酒飲んで、朝起きたら普通に一緒にスタジオ入るみたいな感じ。その日たまたまYoung Cocoもスタジオにいて、Peyoteとも知り合いだったのでみんなで一緒に作りました。ドラムとギターはPeyoteで、ベースとホーンはヤンココが担当してます。

ーー大阪のミュージシャンシップを感じさせるエピソードですね。

ほんとたまたまなんです。もしあの日ヤンココがスタジオにいなかったら、この曲自体できてないだろうし。しかもこっちからお願いしたわけじゃないのに、PeyoteはLAに帰った後も大阪で録ったデータを細かく修正してくれたものを送ってくれて。

ーーPeyote Beatsさんも大阪の滞在が楽しかったんでしょうね。

「Diva」はアルバムの中だと序盤にできてるんですが、この曲があったから俺の意識も今作のテーマに向いていったところがあったと思います。Peyoteとは「Daughter of Lucifer」も制作しました。

ーー「またとない日々を」は今年1月にリリースされたGeGさんの『Mellow Mellow ~GeG's Playlist vol.2~』にも収録されてましたね。

ですね。俺のアルバムにGeGの曲が入ったり、WILYWNKAのアルバムに俺の曲が入ったりっていうのは毎回やってることなんで。1曲1曲にすごく思い入れがある。「またとない日々を」もすごい気に入ってるけど、まだみんなに届いてない気がしたので自分のアルバムにも入れることにしました。「Neon」も同じ。もっといろんな人に聴いてもらいたいので、新たに唾奇とSAMI-Tさんにも入ってもらいました。

ーーMighty CrownのSAMI-Tさんのシャウトが入ってるのにはかなりびっくりしました。

「Neon」はジャマイカ人のプロデューサーに聴かせて「ヤバい」ってお墨付きをもらいましたから(笑)。これは最近わかってきたことなんですけど、アフロビーツやアマピアノとか今流行ってる音楽ってダンスホールの派生というか。ドラムの打ち込み方や音色をちょっと変えるだけなんだなって。

ーーもうちょっとわかりやすく教えてほしいです。

いわゆるダンスホールの基本は「タッタ、タッ、タッタッ」ってビートなんです。それこそ「Neon」のドラムですね。ここからスネアを抜くとアフロになって、キックをいじるとアマピアノになる。「ダカッタッ、ダカッタッ」って音色を変えるとレゲトンになる。超有名な曲だとリアーナとドレイクの「Work」は、アフロっぽい音とメロディーだけど、ドラムの打ち込みはダンスホールです。当たり前だけど、ジャマイカ人はアメリカの音楽をめっちゃ聴いてるんです。最近はトラップダンスホールとかドリルダンスホールみたいのもあって。みんな自分がかっこいいと思う曲を聴いて、自分がかっこいいと思う音楽を作ってる。なんていうかすごい柔軟なんですよね。ジャンルとかも全然気にしてない。

ーー良い話だなあ。

たとえばダンスホールやレゲエの伝統に則ってたとしても、ジャマイカ人はカッコよくないと聴かない。そういう人たちに「ヤバい」って言われる音楽を作りたいなって思いましたね。

事件を起こしてから今回のワンマンのために1年間走ってきた

撮影:Yuto Yamada

撮影:Yuto Yamada

ーージャマイカ滞在は大きな刺激になってるようですね。

そうすね。タイミングもよかったです。どんなにかっこいい音楽をやってても、自分の国すらボスれないやつはこっちじゃ相手にしてもらえないから。

ーーちょっと話が戻るんですが、SAMI-Tさんが参加したのはどういう流れだったんですか?

ある程度アルバムができあがってきた段階で、唾奇のヴァースが入った「Neon」をGeGと聴いてた時に「SAMI-Tさんのシャウトが入ったらヤバない?」ってアイデアが出たんです。SAMI-Tさんとは何回かお酒を飲んだことがあって。俺、湘南にサーファーの友達がいっぱいいて、夏は毎年1〜2週間遊びに行って、毎晩行き付けの居酒屋で朝まで飲んでるんです(笑)。SAMI-Tさんもそこの常連で。俺からすると「世界のMighty Crown」だし、どんだけすごい人かもよく知ってるから畏れ多いんですけど、お店では俺らと同じ目線で話してくださるし、同じテンションで朝まで飲んでくれる方なんです。

ーーかっこいいですね〜。

そうなんですよ。そのつながりがあったので、ダメ元で電話させていただいたんです。そしたらめちゃタイトなスケジュールなのにOKしてくれて、すぐに声を送ってくれました。Awich姉さんと唾奇も知らなかったから、完成版を送ったらすごくびっくりしてました(笑)。

ーーその話が「ショウナンクレイジー」につながっていくと。

ですです。湘南の人たちってみんな優しいんですよ。その感じを出そうと思って。ビートを作ってくれたホクちゃん(hokuto)も湘南の人だし。サーファーの友達の名前とか出てきます。

ーー今作にtofubeatsさんが参加しているのが意外でした。

このアルバムにのテーマはダンスなのでトーフさんが入ってたらいいなと思ったんです。あと初セッションの方にいてもらいたかった。それでこのアルバムも全曲レコーディングしたG.B.'s STUDIOつながりでマネージャーさんからお声がけしました。元々「Keep on Dancing」をリミックスしてほしかったんですが、『FULL COUSE』を全部聴いていただいて、気に入った曲をリミックスしてほしいとお伝えしたら、トーフさんも「Keep On Dacing」を気に入ってくれた、という流れですね。時間ない中でお願いしたのに速攻でやってくれました。

ーーBRON-Kさんとは「ろくでなしの唄 (Remix) feat. BRON-K & NORIKIYO」以来の共演ですね。

「Rock Climbing」に関しては、俺がBRON-Kさんの新曲を聴きたいって理由だけでオファーしました(笑)。まじでめちゃくちゃ大ファン。

ーー誰がプロデュースしてるんですか?

俺のライブのバックDJもしてるCOALA BEATS。俺と同じBRON-K信者っすね。俺らにとってはBRON-Kさんと一緒にやれること自体がクソヤバいんです。それに加えて、今回はこの曲のバースがBRON-Kさんから戻ってきた時、ビートのことも褒めていただいたんですね。ちょうどその日名古屋でライブだったので、会った時にそれを伝えたらめちゃくちゃテンション上がってました。朝9時まで飲み明かしたらしいです(笑)。

ーーお話しをうかがってるとかなり活きいきとした状態で制作できたみたいですね。

そうですね。『FULL COUSE』もリリース自体はインディーズなんですが、メジャーを離れる境目の時期だったので、制作期間の前半はまだメジャーの契約期間内でした。完全なインディペンデントで制作、プロデュースしたのは今回が初なんです。GeGも同時期に自分のアルバムがあったから、制作に関しては今回は自分で動いてて。大変だった分、妥協無しのアルバムが出来ました。

ーーでは最後にワンマンに向けた意気込みを教えてください。

俺は去年すごくたくさんの人に残念な思いをさせてしまいました。ライブも作品も毎回本気だけど、今回はこれまでとは違う温度感あります。事件を起こしてから、今回のワンマンのために1年間走ってきたと言っても過言じゃない。今回のアルバム『DANCE』もワンマンで歌うことを前提に作ってます。あれからクラブでもライブはしてたけど、30分では見せられないものがいっぱいあって。フルバンドで2時間。そんなライブは次いつやれるかわからない。今回に関しては、ちょっと無理してでも観にきてもらいたいです。想像以上のものを見せる準備はできてます。

撮影:Yuto Yamada

撮影:Yuto Yamada

取材・文=宮崎敬太 撮影:Yuto Yamada

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国籍・ジャンル問わず、日々さまざまなステージが繰り広げられ、料理やお酒を楽しみながら音楽に浸れる世界基準のライブレストラン・Billboard Live OSAKA。SPICEでは、毎月注目公演をピックアップして紹介! 2024年5月は、デビュー35周年を迎えるオランダの実力派ジャズ・バンド、ヨーロピアン・ジャズ・トリオのほか、君島大空のビルボードツアーなど話題のライブが続々!

EUROPEAN JAZZ TRIO

EUROPEAN JAZZ TRIO

■2024年5月1日(水)
EUROPEAN JAZZ TRIO 2024

1989年に1stアルバム『ノルウェーの森』をリリースし、今年デビュー35周年を迎えるオランダの実力派ジャズ・バンド、ヨーロピアン・ジャズ・トリオ。初登場となる横浜公演を含むツアーとして、およそ10年ぶりにビルボードライブへカムバック!クラシックやミュージカル、日本の歌謡曲や童謡、ポップス、またビートルズやエリック・クラプトン、ビリー・ジョエルらのスタンダード・ソングなど、ジャンルを超えた楽曲を独自のジャズへと昇華し、その洗練されたサウンドで人々を魅了し続けている。不動の人気を誇る彼らによる極上のパフォーマンスは必聴必見。上質なジャズをぜひ間近で体感してほしい。

■5月2日(木)
君島大空
外は春の形 vol.3

君島大空

君島大空

シンガー・ソングライター/ギタリストとして先鋭的な才能を発揮する君島大空が、ドラマー・石若駿を迎えて春のビルボードライブ・ツアーを開催する。ギタリストとして様々なアーティストのライブや録音に参加する一方、自身のライブ活動を展開し、フェスへの出演や、劇伴、楽曲提供など多方面で活躍。2019年に1st EP「午後の反射光」を発表し、同年7月『FUJI ROCK FESTIVAL'19 ROOKIE A GO-GO』に出演を果たす。昨年1月に1stアルバム『映帶する煙』、そのわずか8カ月後には、これまで君島大空トリオとして披露されてきた「札」や「沈む体は空へ溢れて」が収録された2ndアルバム『no public sounds』をリリース。精力的なライブ活動、そしてコンスタントな作品リリースを経て、音楽家として躍進し続ける彼が、盟友とともに紡ぐ音世界を心ゆくまで堪能してほしい。

■5月24日(金) 
オルケスタ・デ・ラ・ルス
Orquesta De La Luz
結成40周年記念リリースライブ「Más Caliente Vol. 1」

オルケスタ・デ・ラ・ルス

オルケスタ・デ・ラ・ルス

今年結成40周年を迎えたサルサ・バンド=オルケスタ・デ・ラ・ルスが、春のビルボードライブ・ツアーを開催する。1990年のデビュー・アルバム『デ・ラ・ルス』が全米ラテンチャートで11週連続首位という快挙を達成して以来、国連平和賞やグラミー賞ノミネートなど数々の栄誉を受賞。アニバーサリー・イヤーに突入した現在、アルバムやミュージックビデオの制作を予定しており、アルバムにはボーカルのNORAと親交のあったナオト・インティライミ、ラテン・グラミー受賞プロデューサーであるトニー・スカール、そして「ラテン家の人々」で話題になった大黒摩季、當間ローズの参加が決定している。「日本ラテン化計画」をテーマに掲げるバンドの40周年を祝う、ハッピーで情熱的なステージをぜひご一緒に。

■5月26日(日)
渡辺貞夫 meets 海野雅威トリオ ~プレイ・スタンダーズ
SADAO WATANABE meets TADATAKA UNNO TRIO- PLAY STANDARDS

渡辺貞夫

渡辺貞夫

“生涯現役”プレイヤーとして無二の存在感を発揮し続ける渡辺貞夫(Sax)。2020年にコロナ禍でのアジア人へイトクライムで負った重症から復活した海野雅威(p)率いるトリオとの共演が決定!スタンダードジャズを中心に、根源的な音楽の力を示してくれることだろう。豊かな才能が重なり合うジャズの魔法に満ちたひとときを堪能しよう。

■5月28日(火)
JP Saxe

JP Saxe

JP Saxe

「If the World Was Ending (feat. Julia Michaels)」が世界中で大ヒットし、第63回グラミー賞<最優秀楽曲賞>にノミネートされたトロント発のシンガーソングライター、JPサックスがビルボードライブに初オンステージすることが緊急決定!1993年、トロントに生まれたJPサックスは、2018年にシングル「The Few Things」をリリースし、初のツアーを敢行したことでソニー・ミュージックとの契約を獲得。2019年の10月にジュリア・マイケルとのデュエット・ソング「If the World Was Ending (feat. Julia Michaels)」をリリースすると、全世界で12億回再生を突破しミュージックビデオは約1億3千万回再生を記録するなど多くの話題を呼ぶ大ヒット曲に。2020年にリリースしたデビューEP「Hold It Together」は、TIME誌で絶賛を浴び、全8曲中5曲が「5 Best Songs of the Week」として紹介された。2021年には待望のデビュー・アルバムをリリースし、ジョン・メイヤーがギターで、そしてビリー・アイリッシュの兄フィニアス・オコネルがプロデュースで参加したことも大きな話題に。テンダーな歌声と、年齢や性別を問わず全ての人に響く美しいメロディーでシーンを牽引する彼と共に過ごすスペシャルな夜をお楽しみに。

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国籍・ジャンル問わず、日々さまざまなステージが繰り広げられ、料理やお酒を楽しみながら音楽に浸れる世界基準のライブレストラン・Billboard Live YOKOHAMA。SPICEでは、毎月注目公演をピックアップして紹介! 2024年5月は、ソロデビュー20周年の​土岐麻子、ロサンゼルスを拠点に活動する次世代R&Bシンガーソングライターのジョイス・ライスなど話題のライブが続々!

Larry Carlton

Larry Carlton

■2024年5月1日(水)、8日(水)
Larry Carlton
Salute Japan Tour
~The Crusaders – Steely Dan – Fourplay~

フュージョン界をリードしてきたギター・レジェンド、ラリー・カールトンがワールドツアーにしばしの別れを告げるフェアウェル公演をビルボードライブで開催が決定。60年代後半からプロとしての活動を開始し、ザ・クルセイダーズとしての活躍後は1978年にジャズ・フュージョン史に燦然と輝く名盤『夜の彷徨』をリリース。収録曲「ルーム335」がヒットとなり、セッション・ミュージシャンとしてスティーリー・ダン、マイケル・ジャクソン、ビリー・ジョエルら名だたるアーティストからのラヴコールが止まない存在となったラリー。これまで19回もグラミー賞にノミネートされ、その内4度その栄誉を勝ち取り、ここビルボードライブでも長きにわたり数々の名パフォーマンスで私たちを感動させてくれた。

そんな“Mr.335”が、輝かしいキャリアの目まぐるしいスケジュールに一度幕を下ろすべく、円熟のギタープレイと、それを彩るザ・クルセイダーズやスティーリー・ダンの名曲の数々、そしてこれまでにあまり披露してきたことのないフォープレイの楽曲で、愛する日本に”Salute(お辞儀)”をする。音楽史に永遠に残るであろう貴重な瞬間をお見逃しなく。

■5月3日(金・祝)
bohemianvoodoo
「Memory of “Aromatic”」
Guests: Hiro-a-key a.k.a. Nenashi, Aki Sawazaki

bohemianvoodoo

bohemianvoodoo

横浜発のインストバンド・bohemianvoodooが、全編アナログ・レコーディングによるアルバム『Aromatic』のリリースから10周年を記念したスペシャルライブを開催。2008年の結成以来、東京・神奈川を中心にライブ活動を開始し、ドラマチックな展開と、爽快なドライブ感溢れるメロディで聴く者を魅了し続ける彼ら。各地で高い評価を受ける代表曲「Adria Blue」のMVの再生回数は、YouTube公式チャンネルにおいて今もなお伸び続けている。昨年結成15周年を迎え、約4年ぶりとなるフルアルバム『CROSSING』をリリース。さらに今回の公演には、同アルバムに参加したHiro-a-key a.k.a. Nenashi、Aki Sawazakiといった2名のボーカリストのゲスト出演が決定。進化し続ける4人の音世界を間近で体感する、白熱のステージをお楽しみに。

■5月5日(日・祝)
​土岐麻子

​土岐麻子

​土岐麻子

浮遊感のある歌声でジャズからポップスまでさわやかに歌いこなす土岐麻子が、ソロデビュー20周年のアニバーサリー・イヤーにビルボードライブの3都市ツアーを開催する。2004年にデビューし、これまでに「How Beautiful」「Waltz for Debby」「Gift ~あなたはマドンナ~」等、磨き上げられた音楽センスで多数のCMソングを生み出してきた。昨年は音楽メディアとしての有用性を呼びかけるイベント『Cassette Store Day x Cassette Week 2023』のオフィシャルミューズに就任し、2023年5月3日にビルボードライブ東京で行われたライブ音源『土岐麻子 at Billboard Live』をカセットでリリース。思い出にも残る懐かしい質感は聞くだけでなく手に取って楽しむ作品だ。そして迎える、ソロデビュー20周年のメモリアル・ステージ。彼女が生み出す唯一無二の世界観&歌声でどのようなパフォーマンスをみせてくれるのか、一期一会のステージをぜひ堪能していただきたい。

■5月11日(土)
チョーキューメイ
Live Heatseekers Vol.1 supported by NTT DOCOMO Studio & Live

チョーキューメイ

チョーキューメイ

ビルボードライブとNTT DOCOMO Studio & Liveが共同開催する新企画『Live Heatseekers』が始動。その第一弾として、都内を中心に活動する4人組バンド、チョーキューメイによるビルボードライブ公演が決定した。この企画は、急上昇中のネクストブレイク楽曲が分かるチャート“Billboard JAPAN Heatseekers Songs”から、まさに今ネクストステップへと駆け上がろうとしている注目アーティストが出演。2020年に結成したチョーキューメイは、1stフルアルバム収録曲「貴方の恋人になりたい」がTikTokを中心にバイラルヒット、日本のみならずアジア規模にまでリスナー層を広げ、同チャートでは通算5回の首位を獲得した。自身のツアー公演もソールドアウトが続出するなど、着実にライブバンドとしても定評を集め始めているチョーキューメイ。その貴重なクラブ公演に期待してほしい。

■5月17日(金)
Joyce Wrice

Joyce Wrice

Joyce Wrice

アメリカ人の父と日本人の母を持ち、ロサンゼルスを拠点に活動する次世代R&Bシンガーソングライター、ジョイス・ライスが再び登場。学生時代、動画サイトにカバー曲をアップロードした事がきっかけで世界中から注目を集め、2016年に1st EP「Stay Around」をリリース。そして2021年にはD・エミールがプロデュースを手掛け、ラッキー・デイ、ケイトラナダ、マインド・デザインらが参加したデビューアルバム『Overgrown』がスマッシュ・ヒットを記録した。90年代R&Bを彷彿させる音楽性と、スムースでエレガントな歌声で音楽ファンを魅了し続けている。同じ日系人アーティストであるUMIと日本語での楽曲「That's On You (Japanese Remix)」をリリースするなど、自身のルーツである日本への愛溢れる彼女。この度の来日公演では一体どのようなパフォーマンスを披露してくれるのか、乞うご期待。

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【THE MUSICAL LOVERS】ミュージカル『アニー』第55回
丸美屋食品ミュージカル『アニー』2024開幕【ゲネプロレポート】~新風を巻き起こしたニューキャストたち

丸美屋食品ミュージカル『アニー』が2024年4月20日(土)、東京・新国立劇場 中劇場にて開幕した。この東京公演は5月7日(火)まで上演。夏には呉・大阪・仙台・名古屋をツアーで巡演する。

ミュージカル『アニー』(脚本:トーマス・ミーハン 作曲:チャールズ・ストラウス 作詞:マーティン・チャーニン)は1977年にブロードウェイ初演。日本テレビ主催による日本語版の公演は1986年にスタートし、コロナ禍による公演中止以外は毎年上演されてきた。物語の舞台は、世界大恐慌直後の1933年、真冬のニューヨーク。誰もが希望を失う中、主人公アニーは本当の両親が迎えに来る「明日」を信じながら孤児院で暮らしていた。そんなアニーをとりまく個性あふれる孤児の仲間たちや、アニーによって変わってゆく大人たちが繰り広げるストーリー展開、そして「Tomorrow」をはじめとする名曲の数々が、日本ではこれまでのべ191万人に及ぶ観客に感動を与え続けてきた。

開幕前日の4月19日には、ゲネプロ(総通し稽古)が報道向けに公開された。そのレポートを、ここで舞台写真と共にお届けする。

2024年、主人公アニー役をWキャストで務めるのは、岡田悠李(おかだ ゆり)<チーム・バケツ>と、絢田祐生(あやた ゆうき)<チーム・モップ>。このほど公開されたゲネプロは、絢田がタイトルロールを務める<チーム・モップ>のキャストが出演した。

大人キャストは、大富豪ウォーバックス役に藤本隆宏、演出が山田和也に変わった2017年から2021年(2020年は中止)、および2023年に同役を務め、「ミスター・ウォーバックス」の異名を持つ。孤児院の院長ハニガン役は、ミュージカル『アニー』初参加の須藤理彩である。ウォーバックスの秘書グレース役には笠松はる(2021年~)。そして、ハニガンの弟ルースター役に財木琢磨(2022年~)、その恋人リリー役として天翔 愛が今回初参加。演出は山田和也(2017年~)、音楽監督を小澤時史(2021年~)、振付・ステージングを広崎うらん(2017年~)、指揮を福田光太郎(2017年~)がそれぞれ担当する。

タイトルロールのアニーを演じる絢田祐生は、長年にわたり『アニー』を観続けてきた筆者も、随所において「ああ、アニーはそう思ったんだ。だからそういう反応なんだ。確かにそうだよね!」という発見があった。ハニガンを初めて演じる須藤理彩も、どんな恐ろしい態度であろうと、コミカルであろうと、ただその場でウケるためではなく、きちんと感情の流れとして表現している。その説得力は流石。彼女の芝居が、物語の骨格や心情を明確にさせ、メリハリを生んでいる。リリー役の天翔愛も、恋人ルースターを演じる財木琢磨を容赦なくひっぱたきまくって、なんと痛快なことか! このニューキャストたちが、2024年の『アニー』にフレッシュな風を巻き起こしていた。

さて、アニーといえば、まず思い出されるのは名曲「♪Tomorrow」であろう。アニーは野良犬のサンディと出会う。絢田アニーは、野犬狩りに追われているサンディに「あたしもなんだ」とため息まじりに打ち明ける。そして心から寄り添うように「私が守ってあげる」と声をかける。サンディと、そして自分への励まし、それが「♪Tomorrow」という歌となるのだ。

絢田アニーは、アニーという人物がどこにいて、誰と出会って、どう考え、どういう行動をするか、その解釈が他の誰にも似ていない。怒る姿、笑う顔、ムキになって出る声、強がり、遠慮、得意げな様子、自分の心底からの願いが人を傷つけてしまったときの、どうしようもない涙……。ならばもう一方の、チーム・バケツのアニー(岡田悠李)とサンディ(家康)は、さまざまな場面にどのように立ち向かうのか、観劇が楽しみだ。

チーム・バケツ アニー(岡田悠李)とサンディ(家康)  Annie2024©NTV

チーム・バケツ アニー(岡田悠李)とサンディ(家康)  Annie2024©NTV

アニーはずっと孤児院という狭い世界で暮らしてきた。けれどもそこを脱走したり、大富豪ウォーバックス(藤本隆宏)の秘書グレース(笠松はる)に自分をアピールして自ら道を開き、やがてウォーバックス邸でクリスマスを過ごす権利を手に入れるまでに至る。

グレース(笠松はる)にアピールするアニー(絢田祐生)、その右はハニガン(須藤理彩) (撮影:安藤光夫)

グレース(笠松はる)にアピールするアニー(絢田祐生)、その右はハニガン(須藤理彩) (撮影:安藤光夫)

「アニーが来た初めての夜」の過ごし方について秘書グレースがウォーバックスにジェスチャーで伝えるシーンでは、笠松グレースにより新たな面白レパートリーが生み出されていたのが見どころ。また、仕事の電話をする藤本ウォーバックスにグイグイくる絢田アニーと、アニーに根負けして破顔する藤本ウォーバックスが全員、可愛すぎてキュンキュンしてしまった。

ウォーバックス(藤本隆宏)にグイグイくるアニー(絢田祐生)、右はグレース(笠松はる) (撮影:安藤光夫)

ウォーバックス(藤本隆宏)にグイグイくるアニー(絢田祐生)、右はグレース(笠松はる) (撮影:安藤光夫)

グレースがアニーについて語るとき、親バカのような口調になっているのも笑ってしまった。語る相手はハニガン院長。アニーとの付き合いはハニガンのほうが長く、しかもアニーを嫌いなのは明白なのだが、そんなことはお構いなしに、グレースは「アニーったら●●なんですのよ~(面白いでしょ?)」と楽しそうに言う。その後、グレースと入れ替わりにハニガンのところにやって来たのは、これまたハニガンが疎ましく思っている弟・ルースター。

ハニガン(右/須藤理彩)とルースター(左/財木琢磨) (撮影:安藤光夫)

ハニガン(右/須藤理彩)とルースター(左/財木琢磨) (撮影:安藤光夫)

財木琢磨演じるルースターは、今回完全に「悪」であり、姉であるハニガンにも、お金をたかりに来ただけ。クズ&役立たずだ。この役を演じて3年目の財木、初年度は甘えん坊なところもあったのに、年々どんどん強くなっている。コワい!そして、こんな男を好きになるリリー(天翔 愛)も、ハニガンの部屋のお酒を手当たり次第に物色していて、手癖が悪すぎる!

リリー(天翔 愛) (撮影:安藤光夫)

リリー(天翔 愛) (撮影:安藤光夫)

三悪のハニガン、ルースター、リリーがゴチャゴチャいがみ合っているのとは対照的に、アニーはまるで孤児代表でもあるかのようにウォーバックス邸に招待される。その初日、アニーは華やかなウォーバックス邸やニューヨークの街中の、すべてを見逃すまいとしていたのが印象的だった。

だからウォーバックスに連れられてニューヨークの繁華街を初めて歩く「♪N.Y.C.」のシーンで、「ここで暮らしていたのに、知らなかった」とアニーが歌い上げると、「本当につい最近、外に出られて、いろんなことを初めて知ったんだね」と、筆者はいつも涙してしまうのだ……が、実は今回筆者の涙腺を潤ませたところは、そこだけではなかった。『アニー』ファンにとってのビッグ・サプライズがあったのだ。観劇予定の方は、入口のキャストボードで確認できるだろうから、もうここで書いてしまおう。

「♪N.Y.C.」でソロをとる、未来のスター役が吉岡花絵なのだ。そう、2013年にアニー役を演じた彼女が、今回『アニー』の出演を、未来のスターの座を、自力で勝ち取ったのだ。こんな嬉しいことがあるだろうか!

アニー(絢田祐生)、未来のスター(吉岡花絵) (撮影:安藤光夫)

アニー(絢田祐生)、未来のスター(吉岡花絵) (撮影:安藤光夫)

厳正なオーディションにより選ばれた孤児たちもまた、スターのごとく個性を煌めかせている。

序盤は泣いていたものの、ものすごく度胸のあるモリー(石川愛梨)。「もうやだ!」と立ち上がるテシー(寺島愛梨)、テシーにすぐちょっかいをかけるケイト(大谷茉奈)は、皆がケンカしていても起きないのに、モリーが「ママに会ったの(※モリーの母親は死んでいる)」と言い出した時、ぴくっと反応したのが、演技とは思えない。

ボクシングを仕掛けようとするペパー(長尾咲南)に対し、「フフッ」と鼻で笑うジュライ(今関望叶)。そんな皆の様子を「ギャハハ」と笑うダフィ(朝日美琴)。ハニガンにバカにされれば、「キッ」と睨みつける反骨の孤児たちによる「♪Hard-Knock Life」は、怒りのド迫力!

昨年10月、アニー役・孤児役最終オーディション終了後のフォトセッションタイムから、チーム・モップのメンバーは、こんな感じでうるさかった記憶がある。もう一方のチーム・バケツのキャスト(アニー役:岡田悠李、モリー役:橋本杏菜、ケイト役:辻 乃之花、テシー役:岩永 桜、ペパー役:設楽乃愛、ジュライ役:菅原悠衣、ダフィ役:小林さくら)は、チーム・モップのキャストと同じ役であってもそれぞれの個性を出してきて、また違った印象で楽しませてくれることだろう。

ハニガン(須藤理彩)と孤児たち(チーム・モップ) (撮影:安藤光夫)

ハニガン(須藤理彩)と孤児たち(チーム・モップ) (撮影:安藤光夫)

そしてオーディションで選ばれたダンスキッズが活躍を見せるのは、ビッグナンバー「♪N.Y.C.」。チーム・モップのダンスキッズは上木杏奈、大野あずみ、津田桃花、中嶋乙葉、名古曽 心美、宮野杏奈。ダンスキッズは自分の得意な技を入れて見せ場をつくる。チーム・モップはアクロバティックな技を連続させて目を引いた。『アニー』が毎年上演され、それでも飽きさせないのは、個性を大事にする演出とステージングだからだと改めて気づく。それゆえチーム・バケツのダンスキッズ(天野すみれ、磯田虎太郎、遠藤央丞、金子和花、鳥塚絢心、中山実子)にも期待が高まる。

アニー(絢田祐生)とダンスキッズ(チーム・モップ)、未来のスター(吉岡花絵) (撮影:安藤光夫)

アニー(絢田祐生)とダンスキッズ(チーム・モップ)、未来のスター(吉岡花絵) (撮影:安藤光夫)

さて、初対面の誰に対しても物おじせず、分け隔てなく接する絢田アニーは、最初に孤児院を脱走した時にたどり着いたフーバービル(貧民街)でも、そこの全員に目線を配っていた。皆がご飯時だとわかると、ちょっと見ないように遠慮する一面もあった。そして悪政に声をあげる彼らに加わる。さらに自分に良くしてくれた皆を警官から本気でかばい、楯突く。

なお、この「♪HooverVille(フーバービル)」のシーンでリンゴ売りを演じているのが第二幕にルーズベルト大統領として姿を現す、ひのあらたである。そして今回の大人アンサンブルキャストは、天野翔太、鹿志村篤臣、後藤光葵、齋藤信吾、八百亮輔、矢部貴将、AYAKA、近藤萌音、三上莉衣菜、吉岡花絵。

フーバービル (撮影:安藤光夫)

フーバービル (撮影:安藤光夫)

丸美屋食品ミュージカル『アニー』は、2024年4月20日(土)~5月7日(火)、東京・新国立劇場 中劇場にて上演予定。上演時間は約2時間30分~2時間40分(第一幕:70分~80分・休憩:20分・第二幕:60分)。夏には呉・大阪・仙台・名古屋公演も予定されている。全席指定9,500円。4月23日(火)12時チーム・バケツ公演、4月24日(水)12時チーム・モップ公演 / 16時30分チーム・バケツ公演、4月25日(木)12時チーム・モップ公演の計4公演は、「スマイルDAY」特別料金で全席指定8,000円(通常より1,500円お得)となる。

取材・文=ヨコウチ会長
※転載・転用禁止

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東京・TBS赤坂ACTシアターにて2022年7月よりロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』。小説『ハリー・ポッター』シリーズのその後を描いた本作は、初めて”舞台”という手法を使って描かれたハリー・ポッターの新たな物語で、これまでに世界中の演劇賞を受賞。ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、オーストラリア、ドイツ、カナダで開幕、この東京公演はアジアとしては初、世界では7番目の上演となります。

SPICEでは、現役大学生の小平実穂さん、坂野桜香さんがレポーターとなって、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にまつわる取材を決行。公開中の【第1弾】ではグッズショップ『ハリー・ポッター マホウドコロ』、『ハリー・ポッターと呪いの子』観劇、『Harry Potter Cafe』のレポートをお届けしました。【第2弾】となる今回は、舞台で2023年8月からロン・ウィーズリーを演じる石垣佑磨さんに、小平さんと坂野さんが直撃インタビューを実施しました!(※小平さんと坂野さんのプロフィールは《第1弾記事》をご覧ください)

Q:なぜオーディションを受けたのですか?(小平)

小平:石垣さんはどうして『ハリー・ポッターと呪いの子』のオーディションを受けられたのですか? 私たちはこの春大学3年生になって、これから就職活動も始まるので、伺ってみたくて。

石垣:それは僕の俳優デビューから話したほうがいいかもしれない(笑)。高校2年生の時に遊びに来た友達が冗談で親にホリプロのオーディションを勧めて、僕の知らないところで応募していたんですよ。そしたら一次選考に受かってしまったらしく、父親から「話がある。1万円あげるからオーディションを受けてくれ」と言われて(笑)。優勝賞金が100万円だったので、僕は「ということは全部で101万円になる!」と思って受けに行きました(笑)。正直、受かるわけないと思っていたんですけど、なんと2位をいただきデビューしました。なぜ今、この話をしたかというと、その時に100万円をゲットしたのが、ドラコ・マルフォイ役の内田朝陽なんですよ。

坂野:ええ!

小平:運命ですね!

石垣:そうなんです。この作品のオーディションも、まさか自分が受けることになるとは思ってもみなかったんですが、ご縁がありチャレンジさせていただいて。受かったのはちょうど我が子が生まれたタイミングでした。だから子供が幸せを運んでくれたんじゃないかと思ったし、いま思えばホリプロに入ったのもふとしたきっかけで、あの日出会った朝陽と25年くらい経ってこうやって同級生の役をやるというのも不思議で。そういうことはこの作品自体のテーマと重なるなと感じました。

Q:お芝居は公演を重ねるごとに良くなるものですか?(坂野)

坂野:すべての役が複数キャストになっていますが、役者が違うと息の合わせ方も変わったりしますか?

石垣:全然違いますね。例えばハリー・ポッター役なら、僕は藤木直人さんと大貫勇輔さんとは一緒に稽古する時間があったのですが、藤原竜也さんと石丸幹二さんは本番でほぼ初めて合わせたんですよ。

小平:え、すごい……。

坂野:息を合わせられるものなんですか?

石垣:なんか合うんです、要所要所は決まっているので。もちろん、回を重ねて埋まっていく部分もあるんですけどね。

坂野:やっぱり回を重ねたほうがよくなるものですか?

石垣:よくなる部分もあるし、逆に新鮮さが失われる部分もあります。例えば「ポリジュース薬(別の生物の外見に変身する魔法薬)」のシーンなんかは、僕らも訓練をしたんですよ。だけど訓練をずっとしていると、慣れてくるんですよね。そうなると「自分が変身した」という衝撃が薄れていったりするので。そういう意味では、ロングラン公演だからこそ「完成させない」ほうがいいのかなとも思っています。僕は今日で131回目の公演だったんですけど、今でも発見はありますしね。

坂野:例えばどんなことですか?

石垣:劇中で、ハーマイオニーに「ロン?」と言われて、僕が「サプラーイズ!」と返すシーンがあるんですけど、ある時たまたまハーマイオニーの声が聞こえなかったんですね。あれ?と思いつつ、しょうがないから自分のタイミングで「サプラーイズ!」って言ったら、お客さんがめっちゃウケたことがあって。演出で細かく決められていたシーンではないので、こういうパターンもあるんだと気付かせてもらいました。ロンは臨機応変な部分がけっこうある役だから、そういう偶然の中での気づきや学びが毎回のようにあります。

小平:お客さんの反応から気付くというのは、舞台ならではな感じがしますね。

石垣:そうですね。やはり舞台上にいると感じることはたくさんありますね。だからお客さんにはぜひ、笑いたいところで笑って、泣きたいところで泣いてほしいです。

坂野:ロンだからこそ難しいこともありますか?

石垣:ロンはわざとおもしろいことを言っている、というところかな。彼はボケてておもしろいヤツではなくて、苦しい時こそおかしなことを言ったりしている。計算をしたうえでの言動なんですよね。そういう部分は常に忘れないようにしています。「笑わせている」のであって「笑われている」のではない。頭の回転が早い人だということは、演出家からもすごく言われていました。

Q:原作はどのくらい参考にしましたか?(坂野)

坂野:原作はもともとお好きだったのですか?

石垣:まだ出演予定がなかった頃に、観客としてこの舞台のゲネプロ(リハーサル)を観たんですけど、その時点ではあまり詳しくありませんでした。もちろん映画の『ハリー・ポッター』シリーズは公開当時に観ましたが、それから時間も経っていたので細かい部分は覚えていなくて。なので最初にこの舞台を観た時には、小説や映画をもとにした伏線はちゃんとキャッチできなかった部分も多かったと思います。ただそれでも、とにかく魔法がすごかったしお話もしっかり楽しめました。

その後実際に出演することになって、改めて映画を観て。その時に印象的だったのが、なにかをしながら観る、いわゆる「ながら観」ができないんですよ! 当たり前っちゃ当たり前なんですけどね(笑)。ガッツリ観ないとついていけない、それほどの深さがあるから。この舞台は、その深さがさらに凝縮されたものだと思います。それぞれの物語と繋がっているから。

小平:そうですね。

石垣:もちろん映画を観てこの舞台を観ればさらにおもしろくなると思うんですが、舞台を観てから映画を観てもおもしろいと思う。ってちょっと営業っぽいこと言っちゃってますけど(笑)、本当にそう思って言っています。『ハリー・ポッター』シリーズのように長く続く、歴史に残る作品って、『スター・ウォーズ』も『アベンジャーズ』もそうだけど、単独の作品でも成り立ちながら、必ず物語が繋がっているんですよね。そういう作品だと思います。

小平:映画を観返したうえで今作に参加して、物語として感動したところはどこですか?

石垣:『呪いの子』は世代交代の物語で、過去に戦ってきた英雄たちがどうやって子供を育てるのかを描くんですけど、そこにある「運命」というようなものにカタルシスがあるんじゃないかと思います。よく「歴史は繰り返される」と言いますが、この作品もそういうものだと思うし、それは『ハリー・ポッター』シリーズの持つ深みでもあると思う。2026年に『ハリー・ポッター』のドラマ版が配信されますけど、そこでまた新しい世代がこのシリーズを観て、そしたらその子たちがこの舞台を観に来るかもしれない。そうやってグルグル回っていくような作品だし、そこにおもしろさがあると思います。だからこそこの舞台を観に来てほしいなと思うんです。舞台はこの劇場でしか観られないものだから。

Q:プライベートがお芝居に影響することはありますか?(小平)

小平:出演が決まった時にお子さんが生まれたとおっしゃっていましたが、この舞台では親子の絆が描かれていて、そういうプライベートの経験がお芝居と結び付くことはありますか?

石垣:それはあります。それに僕自身、もし自分が子供とうまくいかない時がきたら、この舞台のラストシーンを思い出すと思うんです。子供とどう接していいかわからない天才魔法使いの葛藤の話ですからね。きっとどんな立場の人もそれぞれに響く台詞やシーンがあるんじゃないかなと思います。ハリーたちは魔法使いだけど人間で、もちろん魔法を使う場面もおもしろいんだけど、ラストはただただ人間を描いているので。だからこそラストシーンが素敵なんだと思いますし。

坂野:そういう感想みたいなものは、役者さん同士で共有したりされるんですか?

石垣:それはないです、ないです。

小平:そうなんですか!

石垣:内面的なことを語り合うことは、実はもう稽古の中でやってるんですよね。稽古の序盤は本読みをしながら、キャスト・スタッフみんなで「ここをどう思う?」「ここはこうだと思う」というセッションをしました。そういう時間をすごく大切にする稽古で、そこでそれぞれが自分の言いづらいことも語り合ったんです。だから逆に楽屋では芝居の話はあまりしないんですよね。

小平:最後に読者のみなさん、特に私たちのような学生にメッセージをお願いします。

石垣:学生さんと言えば、校外学習なのかな、ときどき団体で観に来てくださるんですけど、「大人しく観なくていいんです!」ということをね、僕は伝えておきたいんです(笑)。きっと事前に「静かに観なさい」って言われているんだと思うんですよ。だけど、かしこまって観なくて大丈夫です! 笑いたい時に笑って、泣きたい時に泣いて観ていただきたい作品なんです。好きなように観ていただくのがいい。ただ、スマホの電源だけオフにしておいてくれたら(笑)。あとは皆さんそれぞれ、自由に楽しんでいただけたらいいなと思います!

坂野・小平:今日はありがとうございました。

石垣:いえいえ、こちらこそありがとうございます。

坂野:どんな方なんだろうってすごく緊張していたんですけど、

小平:すごく楽しかったです。

坂野:私も楽しかったです。

石垣:いろいろ質問も考えて来てくれてありがとうございました。ぜひまた観に来てくださいね。

取材・文=中川實穂 撮影=荒川潤

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声優・アーティストとして活躍している田所あずさが、2024年6月28日(金)に2回目のアコースティックライブを開催することを発表した。

第1回目に引き続き、おなじみのバックバンド「あずさ2号」のメンバーでもある神田ジョン(Gt)、柴﨑洋輔(Key)をサポートメンバーに従えてアットホームな環境の中でここでしか味わえないアコースティックアレンジで披露されるとのこと。

4月20日(土)正午12:00からFC先行(抽選)が開始されるので、ファンならばチェックしておきたい。
 

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国籍・ジャンル問わず、日々さまざまなステージが繰り広げられ、料理やお酒を楽しみながら音楽に浸れる世界基準のライブレストラン・Billboard Live TOKYO。SPICEでは、毎月注目公演をピックアップして紹介! 2024年5月は、フュージョン界をリードしてきたギター・レジェンドのラリー・カールトン、「グラミー賞」にもノミネートされたトロント発のシンガーソングライター・JPサックスなど話題のライブが続々!

Larry Carlton

Larry Carlton

■2024年5月3日(金・祝)-6日(月・祝)
Larry Carlton
Salute Japan Tour
~The Crusaders – Steely Dan – Fourplay~

フュージョン界をリードしてきたギター・レジェンド、ラリー・カールトンがワールドツアーにしばしの別れを告げるフェアウェル公演をビルボードライブで開催が決定。60年代後半からプロとしての活動を開始し、ザ・クルセイダーズとしての活躍後は1978年にジャズ・フュージョン史に燦然と輝く名盤『夜の彷徨』をリリース。収録曲「ルーム335」がヒットとなり、セッション・ミュージシャンとしてスティーリー・ダン、マイケル・ジャクソン、ビリー・ジョエルら名だたるアーティストからのラヴコールが止まない存在となったラリー。これまで19回もグラミー賞にノミネートされ、その内4度その栄誉を勝ち取り、ここビルボードライブでも長きにわたり数々の名パフォーマンスで私たちを感動させてくれた。

そんな“Mr.335”が、輝かしいキャリアの目まぐるしいスケジュールに一度幕を下ろすべく、円熟のギタープレイと、それを彩るザ・クルセイダーズやスティーリー・ダンの名曲の数々、そしてこれまでにあまり披露してきたことのないフォープレイの楽曲で、愛する日本に”Salute(お辞儀)”をする。音楽史に永遠に残るであろう貴重な瞬間をお見逃しなく。

■5月19日(日)
Joyce Wrice

Joyce Wrice

Joyce Wrice

アメリカ人の父と日本人の母を持ち、ロサンゼルスを拠点に活動する次世代R&Bシンガーソングライター、ジョイス・ライスが再び登場。学生時代、動画サイトにカバー曲をアップロードした事がきっかけで世界中から注目を集め、2016年に1st EP「Stay Around」をリリース。そして2021年にはD・エミールがプロデュースを手掛け、ラッキー・デイ、ケイトラナダ、マインド・デザインらが参加したデビューアルバム『Overgrown』がスマッシュ・ヒットを記録した。90年代R&Bを彷彿させる音楽性と、スムースでエレガントな歌声で音楽ファンを魅了し続けている。同じ日系人アーティストであるUMIと日本語での楽曲「That's On You (Japanese Remix)」をリリースするなど、自身のルーツである日本への愛溢れる彼女。この度の来日公演では一体どのようなパフォーマンスを披露してくれるのか、乞うご期待。

■5月20日(月)・21日(火)
L'Rain

L'Rain

L'Rain

ニューヨーク、ブルックリンを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト/コンポーザー/パフォーマーのタジャ・チークによる新進気鋭のプロジェクト、ラ・レインが初来日公演をビルボードライブで開催! 幼い頃より音楽に親しみ、クラシックピアノやチェロ、ベースなど様々な楽器と触れ合いながら育つ。2017年にセルフタイトル・アルバム『L'Rain』でデビューを飾り、2021年には2ndアルバム『Fatigue』をリリース。ソウル、サイケデリア、ミュージック・コンクレートなど数々のジャンルをコラージュのように混ぜ合わせた実験的なサウンドが世界中から高く評価され、The Wire年間ベストアルバム1位(2021)、またPitchfork年間ベストアルバム2位(2021)を獲得した。昨年の3rdアルバム『I Killed Your Dog』のリリースや、ニューヨークのアート施設でのキュレーターを務めるなど、多岐に渡る活躍でアーティストとしての深みを増し続けるラ・レイン。唯一無二のジャンル・ベンディングなスタイルで、まさに新時代を象徴する存在と呼ぶにふさわしい彼女の初来日公演は見逃し厳禁だ。

■5月27日(月)
JP Saxe

JP Saxe

JP Saxe

「If the World Was Ending (feat. Julia Michaels)」が世界中で大ヒットし、第63回グラミー賞<最優秀楽曲賞>にノミネートされたトロント発のシンガーソングライター、JPサックスがビルボードライブに初オンステージすることが緊急決定!1993年、トロントに生まれたJPサックスは、2018年にシングル「The Few Things」をリリースし、初のツアーを敢行したことでソニー・ミュージックとの契約を獲得。2019年の10月にジュリア・マイケルとのデュエット・ソング「If the World Was Ending (feat. Julia Michaels)」をリリースすると、全世界で12億回再生を突破しミュージックビデオは約1億3千万回再生を記録するなど多くの話題を呼ぶ大ヒット曲に。2020年にリリースしたデビューEP「Hold It Together」は、TIME誌で絶賛を浴び、全8曲中5曲が「5 Best Songs of the Week」として紹介された。2021年には待望のデビュー・アルバムをリリースし、ジョン・メイヤーがギターで、そしてビリー・アイリッシュの兄フィニアス・オコネルがプロデュースで参加したことも大きな話題に。テンダーな歌声と、年齢や性別を問わず全ての人に響く美しいメロディーでシーンを牽引する彼と共に過ごすスペシャルな夜をお楽しみに。

■5月28日(火)
Mac Ayres

Mac Ayres

Mac Ayres

現代のR&B/ソウル界を担う、マルチ・シンガーソングライターのマック・エアーズが待望の初来日公演を開催。ニューヨーク出身、名門バークリー音楽大学で学び、現在はロサンゼルスを拠点に活動している。2017年にデビューEP「Drive Slow」をリリース。R&B、ソウル、ジャズ、ヒップホップの要素を融合させたメロウ&グルーヴィーなサウンドでリスナーの心を捉え、たちまちシーンの中心へと躍り出た。その後もヒップホップ・プロデューサーのナインス・ワンダーや、ジャズ・クインテットのブッチャー・ブラウンとの共作など、第一線で活躍するアーティスト達と共にシーンを牽引し続けている。シルキーで感情豊かな歌声と洗練されたプロデュースによって生み出される、極上のメロウネスに酔いしれる一夜をお楽しみに。

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【THE MUSICAL LOVERS】ミュージカル『アニー』第54回
ミュージカル『アニー』2024 初日前会見レポート~ハニガン役で初参加の須藤理沙「褒めるのが上手なカンパニー

2024年の丸美屋食品ミュージカル『アニー』(主催・製作:日本テレビ放送網/協賛:丸美屋食品工業)が、4月20日(土)より東京・新国立劇場 中劇場にて開幕する。演出は山田和也、音楽監督は小澤時史、振付・ステージングは広崎うらんが担当する。開幕前日の19日には同劇場内で出演者による初日前会見が行われた。登壇者は、アニー役Wキャストのふたり(チーム・バケツ/岡田悠李、チーム・モップ/絢田祐生)と、大人キャストの藤本隆宏(ウォーバックス役)、須藤理彩(ハニガン役)、笠松はる(グレース役)、財木琢磨(ルースター役)、天翔愛(リリー役)。

ミュージカル『アニー』のオリジナル・ブロードウェイ初演は1977年4月、NYアルヴィン劇場で開幕し、同年のトニー賞でベスト作品賞など7部門を受賞した。1986年から日本テレビ主催による日本版の公演がスタートし、2024年で39年目を迎える。物語の舞台は、世界大恐慌直後の1933年、真冬のニューヨーク。誰もが希望を失う中、本当の両親が迎えに来る「明日」を信じて生きる孤児・アニーが主人公。彼女をとりまく個性あふれる孤児たちや、アニーによって変化してゆく大人たちが繰り広げるストーリー展開と、「Tomorrow」をはじめとする名曲の数々が、日本ではこれまでのべ191万人もの観客に感動を与え続けてきた。

公演初日を翌日に控えたキャストたちは、質疑応答のスタイルで心境や見どころを語った。

ーー初日を翌日に控えた心境は?

岡田悠李(チーム・バケツ アニー役) いつでもブレない、自分らしく清々しいアニーを演じたいです。

絢田祐生(チーム・モップ アニー役) 緊張しているけれど、沢山の人にハッピーを届けたいです。

藤本隆宏(大富豪ウォーバックス役) ワクワクしかない。一人ひとりが初日に向かって一致団結しています。素晴らしい『アニー』になります。

須藤理彩(孤児院の院長ハニガン役) 初参加なので、未だに『アニー』に出ていいんですか、という気持ちがあって。明日になって「実は私が本物のハニガンです」という人が現れるのでは?と……(会場爆笑)。

笠松はる(ウォーバックスの秘書グレース役) 『アニー』という作品の魅力は、自分的には、満ち満ちる多幸感で、特別なもの。ますますパワーアップしていきたいです。

財木琢磨(ルースター役) (ルースターを演じるのは)3年目ですが、今回ふたりの悪役(ハニガン、リリー)が変わって新鮮です。この三悪で「ドキッ」「ヒヤッ」とシーンをかき乱したいです(キリッ)。

天翔愛(ルースターと組んでアニーたちをだますリリー役) 初参加ですが、この作品の「明日に向かって進もう」という魅力を伝えられる人になれるよう、皆さんと一緒に頑張ります。

ーーアニーのおふたり、犬のサンディと仲良くなるための秘訣は?

岡田 ​初対面では、仲良くなれるかドキドキしていたのですが、(サンディと会った)一日目の稽古終わりに、「サンディ!」って呼んだら来てくれて、「アニーになれて良かったな」と思いました。今では街で歩いている犬が全部サンディに見えちゃいます。

絢田 ​私は、仲良くなるために「とにかく褒める」ということを、めっちゃやりました!

ーー(すでに出演歴があるキャストへ)昨年の公演との違いは?

藤本 ​絢田さんは圧倒的な声量で会場を包み込む。岡田さんは声がすごく澄んでいて、ハーモニーをとらえて歌っている。ふたりとも天才子役です。(初参加の)須藤さん、天翔さんは一緒に演じていて勉強になります。天翔さんは音楽大学を卒業していて、音がしっかりしている。須藤さんはもう、オモロいハニガンさん。迫力がスゴイ。

須藤 あんまりハードル上げないでください(笑)。

笠松 ​野犬を捕獲するシーンは、これまで(ゲージに入っている犬は)ダミーのぬいぐるみだったのですが、今回新たに「まつり」ちゃんが(現サンディと同じく)わんわんサーカスから、サンディ候補としての勉強で(東京公演にのみ)生出演します。

財木 「Easy Street」(三悪の曲)の歌詞が変更になり、歌い出しやリズムをセリフっぽく変えてみたり苦戦しています。でも、ゲネプロを終えてみて、正解がひとつ見つかった感じです。

この間、後ろの登壇者が話すたびにアニーのふたりが発言者のほうに顔を向けてしまうのを、藤本が優しく手を添えて頭を記者のほうに向けさせていたのが印象的だった。

ーー初参加の皆さんは(この現場は)いかがですか。

須藤 褒めるのが上手なカンパニーです。今までの現場はスパルタが多かったのですが、ここでは思い切ったチャレンジができます。

天翔 「Easy Street」の曲が稽古の段階で苦戦しまして、試行錯誤をしていたところ、藤本さんが、ご自身は出ないシーンなのに稽古場に残って助言をくださったり、笠松さんも「もっとこうした方がいいよ」とアドバイスしてくださって。沢山の方が係わってくださった結果、楽しんでいただけるシーンができあがりました。

ーーアニーのおふたりは、それぞれ別チームの稽古も観ていますよね。そこで感じた、お互いのアニーの良いところを教えてください。

岡田 (絢田)祐生アニーは、オーディションで会った時から「アニーになる」と思っていました。ずっと笑っていて、アニーをそのまま日本人にしたような人。声もキレイ。私たちは性格も違うけれど、祐生は祐生らしくて、すごくイイ。

絢田 (岡田)悠李アニーとは性格も全然違うから、(腕を組みながら)「どんな演技するんだろう?」って思っていたけれど、「そのセリフ、そんな風に言うのね!」等々、ビックリしています。

ーー今年の夏のツアー公演(呉・大阪・仙台・名古屋)で楽しみなことは?

岡田 (自分はチーム・バケツなので)チーム・モップの孤児たちと「Hard-Knock Life」等で、一緒にお芝居ができることです。

絢田 (自分はチーム・モップなので)チーム・バケツの孤児たちと楽しむことと、いろんな劇場を回れて、「宿泊するホテルはどんなところかな?」等と考えることが楽しみです。

藤本 かつて水泳をやっていた時、呉の自衛隊のプールで練習しました。そこにまた行けることが嬉しく、楽しみです。

須藤 ミュージカルなので声のケアが必要になります。みんなで呑みに行くようなことは控えないといけません。ですので今回は一人で地域一番のラーメン屋さんを調べて巡りたいです。

笠松 私も呉に行くことが楽しみです。(『アニー』に参加した)4年間で、大阪より西に行くは初めて。大阪より西の皆さんの反応が楽しみです。

財木 僕も呉が楽しみです。福岡出身なので、車で山口までは行ったことがありますが、広島県は断念したので……。

天翔 私は広島県に行くこと自体が初めてなんです。牡蠣が大好きなのでぜひ食べたい。別の作品で大阪・東京・福岡・名古屋を回りましたが、それぞれお客さんの空気感が違うんですね。今回もそれを体感するのが楽しみです。

丸美屋食品ミュージカル『アニー』は、2024年4月20日(土)~5月7日(火)、東京・新国立劇場 中劇場にて上演予定。上演時間は約2時間40分(第一幕:80分・休憩:20分・第二幕:60分)。全席指定9,500円。ただし、4月23日(火)12時チーム・バケツ公演、4月24日(水)12時チーム・モップ公演 / 16時30分チーム・バケツ公演、4月25日(木)12時チーム・モップ公演の計4公演は、「スマイルDAY」特別料金で全席指定8,000円(通常より1,500円お得)となる。なお、夏には呉・大阪・仙台・名古屋での公演も予定されている。

また、4月19日におこなわれたゲネプロ(総通し稽古/チーム・モップ)の模様を、後ほど改めてお伝えするのでお楽しみに。

取材・文=ヨコウチ会長
写真撮影=安藤光夫(SPICE編集部) ※転載・転用禁止

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4月19日(金)に大阪松竹座にて舞台『トンカツロック』から、美 少年の岩﨑大昇、那須雄登、金指一世ら出演者のコメントと舞台写真が到着したので紹介する。


自分の信念に従って守るべきものを守ろうとする真っすぐで熱き男たちと、りりしく美しい女たちの姿を描いた青春群像劇『トンカツロック』。初演は2002年に全国3都市で上演され、坂本昌行、長野博、井ノ原快彦によるユニット20th Centuryの3人が主演をつとめた。

『トンカツロック』 松竹・グローブ座提供 画像一覧にソロカットあり

『トンカツロック』 松竹・グローブ座提供 画像一覧にソロカットあり

約20年の時を経て、昨年初の単独全国アリーナツアーを開催した美 少年の岩﨑大昇、那須雄登、金指一世が、先輩らが演じた作品の歴史を継ぐこととなった。共演には、確かな実力でこれからの演劇界で期待される森迫永依、山﨑玲奈、柳美稀。そして舞台やテレビ、映画と多岐にわたり活躍する星田英利、楠見薫、有馬自由、伴美奈子が脇を固める。

『トンカツロック』 松竹・グローブ座提供

『トンカツロック』 松竹・グローブ座提供

作・演出は、1982年に劇団・善人会議(現・扉座)を旗揚げし、1992年には『愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸』で第36回岸田國士戯曲賞を受賞。劇団公演をはじめ、20th Century の『青春』三部作や、『スーパー歌舞伎 II ワンピース』(脚本・演出)、『スーパー歌舞伎 II 新版オグリ』(脚本)など、外部公演への作・演出も多数手掛ける横内謙介を迎えた。

同公演は4月19日(金)に大阪松竹座で幕を上げた。初日に囲み取材が行われ、コメントが到着した。

岩﨑大昇(篠崎優役)

岩﨑大昇 松竹・グローブ座提供

岩﨑大昇 松竹・グローブ座提供

今回この作品を上演させていただくことになって、僕たちそれぞれに、何かしらの課題を与えられたのかなと思っています。台本を読んだ時は面白くてさすが横内さんだなと感じましたし、本当にわくわくしました。僕たちの世代には新鮮で、良い意味で刺激のある作品になっているのではないかと思っています。冒頭の歌のシーンにもぜひ注目してください。

那須雄登(花川助三郎役)

那須雄登 松竹・グローブ座提供

那須雄登 松竹・グローブ座提供

序盤はトンカツ屋や町の人々の生活がメインに描かれているので、どこで「ロック」が出てくるんだろうと思っていたのですが、中盤から後半にかけて、登場人物の台詞や、生きざまが本当にロックでぐっとくる、とても面白い作品です。助三郎はおせっかいで人のために何かをしたいと考えて、本気で人助けをしています。その部分を愛しく感じていただけたら嬉しいです。

金指一世(井口平役)

金指一世 松竹・グローブ座提供

金指一世 松竹・グローブ座提供

台本を読んでみて、トンカツ屋だけの話なのかと思っていたら、色々な登場人物を通したストーリー展開になっていてとても面白かったです。周りの皆に支えられて変わっていく平をしっかり演じられたらと思います。2002年の『トンカツロック』とはまた違ったカラーが出せるかなと思いますので、頑張りたいです。舞台のボクシングシーンにもぜひ注目してください!

森迫永依(君子役)

森迫永依 松竹・グローブ座提供

森迫永依 松竹・グローブ座提供

熱くて温かいお話で、その温度感をお客様にどう伝えることができるだろうと、いい意味で少しプレッシャーもありました。私が演じる君子は、人間としての厚みがある女性なので、その存在感や厚みをどう表現できるか、自分でも楽しみです。助三郎との夫婦間のやり取り、関係性も見ていただけたらと思っています。

山﨑玲奈(森村麻衣役)

山﨑玲奈 松竹・グローブ座提供

山﨑玲奈 松竹・グローブ座提供

台本を読んでコメディー要素もたくさんあってとても面白かったので、稽古でキャストの皆さんとどのようにつくりあげていくか、すごく楽しみでした。麻衣は、服装は優等生の女子学生ですが、お芝居の中で急に感情が変わったり、見た目とのギャップが激しいキャラクターですので、そこにも注目していただけたらと思います。

柳 美稀(千絵役)

柳 美稀 松竹・グローブ座提供

柳 美稀 松竹・グローブ座提供

この作品はとても純粋で、誰かのために一生懸命生きる、何かに対して一生懸命向き合うといった、今の時代にも必要なものが伝わる人情物語だなと思いました。千絵の衣裳の七変化も楽しんでいただきたいですし、見た目だけでない千絵のキャラクターにも注目していただけたら嬉しいです。

横内謙介(作・演出)

松竹・グローブ座提供

松竹・グローブ座提供

私自身もびっくりするくらい、想定以上の仕上がりになっています。2002年に上演した際は当て書でしたので、今回は今の時代にも通じるように少し手直しもしていますが、特にメインキャストの6人はほとんどキャラクターを変更していません。ただ、稽古の中盤頃になると、全員が元から当て書していたかのようになっていて、本当に驚きました。みなさんが体当たりで演じてくれて、素晴らしいキャスティングとなったと思います。ぜひご期待いただけたらと思います。

同公演は4月26日(金)まで大阪松竹座にて上演したのち、5月4日(土)~19日(日)に新橋演舞場、5月23日(木)~27日(月)に御園座、6月1日(土)~2日(日)に本多の森 北電ホールへとめぐる。チケットはイープラスほかプレイガイドにて販売中。

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日本ミュージカル界を担うミュージカルスターたちが豪華に歌い上げる『Brand New Musical Concert 2024』が、2024年9月14日(土)・15日(日)東京オペラシティ コンサートホール、9月22日(日)神戸国際会館こくさいホールにて開催されることが決定した。

出演は、中川晃教、加藤和樹(9/14、15出演)、堂珍嘉邦(9/22出演)、唯月ふうか、田代万里生、藤岡正明、山野靖博、石川新太(9/14、15出演)。開催決定にあたり、出演者よりコメントが到着した。

中川晃教

Brand New Musical Concertでは話題作から最新作、そして不朽の名作まで幅広い選曲も魅力の一つだと思っています。僕自身、ミュージカルの楽曲を歌わせていただく上で、作品が作られた年代に応じたスタイルを学び歌えることも、やり甲斐の一つです。日本のミュージカルシーンで弛まぬ努力と人気で歩まれる皆様とだからこそ、
僕もBNMCに携わらせていただきながら、ミュージカルがもっともっと好きになっていきます。素晴らしいホールで、この日、皆様と出会えることを心から楽しみにしています。

加藤和樹(9/14(土)・15(日)出演)

6年目に突入したBNMC!
初回から参加させていただいて毎回いろんな発見と驚き、感動があるコンサート。今回はどんなことが起こるのか今から楽しみです!皆さんも楽しみにしていてくださいね。会場でお会いしましょう!

堂珍嘉邦(9/22(日)出演)

この度『Brand New Musical Concert 2024』にジョインさせて頂きます。番組や舞台をきっかけに出会えた皆さんと共に歌い繋ぎ、素敵な音楽を奏でるオーケストラの皆さんのお力を借りながら、一夜限りのステージを楽しみたいと思います。
どんなライブになるかとても楽しみです。

田代万里生

お馴染みのメンバーを中心にお届けしてきたBrand New Musical Concertも、今回でついに6年目!Brand New(ブランニュー) = 【真新しい、新品の、できたての】というタイトルに相応しいステージを、今年も各地でお届けします。音楽そのものでまさに天然記念人なアッキーさん。いつでもわんぱく&みんなの悪友!マサ、誰よりもしっかり者で頼れるセクシー和樹君。そして今年は新たに、ミステリアスとみせかけて実はユーモア溢れる堂珍嘉邦さんが加わり、紅一点にみんなのオアシス唯月ふうかさんを迎えます!お楽しみに!

藤岡正明

今年もBNMCに出演させていただけることになり、とてもとても嬉しいです!
今年はいったいどんな『ブランニュー』と出会えるか、今から楽しみです!
お客様とともに、素敵な今年の思い出を作れたら、それが何よりも嬉しいです!

唯月ふうか

今年も参加させて頂きます!
初出演の時、お兄様方やお客様があたたかく迎え入れて下さり、アットホームで優しい空気が流れている中で、素敵な演奏と共に夢のような時間を過ごす事が出来ました。再び参加出来ること、とても嬉しく思います。
お茶目で愉快なお兄様方と素敵なハーモニーを届けられるよう、お客様に楽しんで頂けるよう、心を込めて歌います! 

山野靖博

今年もまたBNMCのあの賑やかな音楽の時間を皆さんと過ごせるという嬉しいニュース‼‼ しかも東京公演にはコーラスとして、石川新太さんが参加されるという心強い"ブランニュー"な出来事も。どんな楽曲に出会えるのか、いまから楽しみにしています。

石川新太 (9/14(土)・15(日)出演)

東京オペラシティでの二日間、コーラスとして参加させていただくことになりました!6年目のBNMC。なんて素敵なコンサートが開催されているのだろうと思っていたら、まさかコーラスで参加できる日が来るなんて…!
全力で楽曲を彩ります!そして全力で楽しみます!

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