TrySail、ニューアルバム『SuperBloom』よりリード曲MVフル公開&先行配信スタート

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麻倉もも・雨宮天・夏川椎菜による声優ユニット「TrySail」が7月19日(水)にリリースするニューアルバム『SuperBloom』より、リード曲「SuperBloom」の先行フル配信が開始された。さらにミュージックビデオもYouTubeにてフル公開された。

楽曲は、TrySailらしい前向きでハッピーなアップチューン。ミュージックビデオは“宝石”の世界に TrySail がたどり着くというおとぎ話のような映像となっており、まさにカラフルにキラキラ輝く宝石のような TrySailを見ることができる。

先行フル配信を記念して、LINE MUSICでのキャンペーンも開催。期間中の再生回数に応じて応募特典がプレゼントされるキャンペーンとなっている。

TrySail 5th Album『SuperBloom』完全盤生産限定盤[CD+BD+グッズ]

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TrySail 5th Album『SuperBloom』初回生産限定盤[CD+フォトブック]

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TrySail 5th Album『SuperBloom』通常盤

TrySail 5th Album『SuperBloom』通常盤

8月からはアルバムを引っさげた全国ツアー「LAWSON presents TrySail Live Tour 2023“SuperBloom”」の開催も決定している。ぜひアルバムを聴き込んで、ライブに参加したい。
 

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ABSTRACT MASHとNewspeakが、バンドに縁のある福島・郡山と愛知・名古屋の2都市でスプリットツアーを開催することが決定した。

本ツアーは、ABSTRACT MASHの2ndアルバム『SIGNALS』でレコーディング/ミックスエンジニア、兼プロデューサーをNewspeakのドラマー・Stevenが担当したことを機に、バンド同士の親交が深まり実現。今年3月20日にGRIT at Shibuyaで開催された初めての対バンライブでは、両バンドの音楽性も相まって大盛況に終わり、縁の地を2バンドで回るスプリットツアーの企画へと至った。

チケット一般発売は、イープラスにて明日6月25日(日)18:00から受付スタート。詳細はABSTRACT MASH / Newspeakオフィシャルサイトにて要チェック。

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今年10月から放送スタートするTVアニメ『お嬢と番犬くん』のエンディングテーマが鬼頭明里の「Magie×Magie」になることが発表された。

鬼頭明里

鬼頭明里

鬼頭明里は、TVアニメ『お嬢と番犬くん』の主人公・瀬名垣一咲(せながき いさく)役も担当している。本曲を収録した鬼頭明里の5thシングルは10月11日(水)発売。アニメ盤のジャケットは描き下ろしイラストになる。

鬼頭明里

鬼頭明里

『お嬢と番犬くん』は『別冊フレンド』(講談社)にて連載中のはつはるによる漫画作品のアニメ化。 TVアニメ『お嬢と番犬くん』の放送、そして鬼頭明里の楽曲、どちらも楽しみに待ちたい。
 

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『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』のプレビュー公演がいよいよ2023年6月24日(土)夜、帝国劇場にてオープンする(本公演は6月29日開幕)。これに先立ち、同劇場の2階客席で会見が行われた。会見には出演者の望海風斗/平原綾香(サティーン役 Wキャスト)、井上芳雄/甲斐翔真(クリスチャン役 Wキャスト)、橋本さとし/松村雄基(ハロルド・ジドラー役 Wキャスト)、伊礼彼方/K(デューク(モンロス公爵)役 Wキャスト)に加え、この舞台の原作である映画「ムーラン・ルージュ」(2001)を監督したバズ・ラーマン氏がサプライズ登場した。
 
『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』は、バズ・ラーマン監督が映像によってつくり上げたきらびやかなビジョンを、アレックス・ティンバースの演出によってさらにパワーアップさせ、めくるめく世界へと観客をいざなう革命的なミュージカルだ。2018年のボストン公演を皮切りに19年にはNY ブロードウェイ公演がオープンし、トニー賞最優秀作品賞(ミュージカル部門)をはじめとする10部門の受賞に輝いている。

会見の様子を写真とともにお伝えする。
 

■「この素晴らしい世界観に早くお連れしたい」

(左から)バズ・ラーマン、望海風斗、井上芳雄、橋本さとし、伊礼彼方

(左から)バズ・ラーマン、望海風斗、井上芳雄、橋本さとし、伊礼彼方

ーー 劇場に入ると『ムーラン・ルージュ!』の世界観に包まれます。セットも見て欲しいということで、2階客席での取材会。これは珍しいですよね?

井上芳雄(以下、井上) 初めてですね。いつもは喫茶室の前辺りでやりますから。これほど(カメラマンなどに)上から囲まれると圧を感じますね(笑)。でもセットを見てもらえるので、とてもいい形だなと思います。

ーー やはりセットが魅力的ですよね。

平原綾香(以下、平原) 毎日見ていても、毎回感動します。

甲斐翔真(以下、甲斐) 今ここに来るときも「すごい!」と思いました。

望海風斗(以下、望海) 客席で見ているときの方がびっくりします。日々その世界観やセットに助けられてやっているので……昨日行われたゲネプロ(総通し稽古)を観させてもらったときの方が「客席から見るとこんなにすごいんだ!」と思いました。

(左から)K、松村雄基、甲斐翔真、平原綾香、バズ・ラーマン

(左から)K、松村雄基、甲斐翔真、平原綾香、バズ・ラーマン

ーー 改めて初日を迎える心境を教えてください。

望海 皆さまに早く客席に入っていただいて、この本当に素晴らしい世界観にお連れしたいです。その気持ちは稽古序盤から感じていましたが、いよいよその日が来るんだと、すごく楽しみにしてます。また皆さまの反応や空気感によって、演者側も変わっていくと思います。プレビューでいろいろと試しながら、皆さんと一緒に作り上げていけたらと思っています。

平原 私と(甲斐)翔真くんのプレビュー初日はまだ先(6月26日)なんですけれども、今回出演できて、とても幸せです。この作品は本当に素晴らしいんです。演じていても、歌っていても、毎日毎日感動しながらお稽古してきました。クリスチャンが冒頭で「これは愛の物語だ」と言うのですが、クリスチャンがサティーンのために、愛の曲を書いて、サティーンはクリスチャンのために限られた命の中で自分の命を最後まで全うする。その姿を見ていて、毎回自分で演じながらも、サティーンにもクリスチャンにも感動しながら毎日ここまで生きてきました。

やはりこの作品で一番感動的なのは、人を愛すること、そしてその気持ちを相手に伝えることがどれだけ素晴らしいことなのかということ。この作品を観終わった後に「愛している」という言葉がきっと皆さんの心に残るんじゃないかなと思っています。泣けて、笑えて、そして悲しくもなるけど、もう本当にハッピーになる素晴らしい作品。たくさんの人に見に来ていただきたいなと思っています。

井上 とにかくスケールが大きいです。もちろん企画はコロナ禍になる前からあったと思いますけど、コロナ禍という大変な状況の中で上演が実現したということに今喜びを感じています。オーストラリアのスタッフの方はもちろん、韓国のスタッフの方も来てくださってますし、たくさんの方々が帝劇で一堂に会して今日の日を目指してやってきたので、まずは今日無事に迎えられているということが感無量です。

あとは日本でね、この作品がこれからどういう風に受け入れられるか、ドキドキしています。欧米とはまた違う反応なんだろうとは思うのですが、でも日本人がやる『ムーラン・ルージュ!』を僕たちは2ヶ月間作ってきたので、それをね、ぶつけるだけですよね?(橋本)さとしさん!

橋本さとし(以下、橋本) 楽しみで仕方がない。

伊礼彼方(以下、伊礼) もうお客様は声を出して楽しんでいいんですよね?

橋本 心の中で「うわー!」と言いたくてもね、我慢しちゃうから。でも、もう大開放で! 一緒に盛り上がれる作品です。

井上 さとしさんと(松村)雄基さんのジドラーという役が出てくる瞬間に拍手と歓声がないと、本人たちもそこでやる気がなくなっちゃいます(笑)。

橋本 自分との戦いになってくるからね(笑)。……「皆さんお待たせしました。みんな大好きハロルド・ジドラー、僕です!」。

井上 ここです!(お客様には)少なくともそこだけでも頑張っていただきたい(笑)。でも、盛り上がるところはいっぱいあるので、みんなで盛り上がりたいなと思います。
 
甲斐 ゲネプロを拝見したときに、『ムーラン・ルージュ!』の世界をクリスチャンがスタートさせるんですけど、なんか泣けたんです。それはなぜかというと、ああ、この世界が日本にやってきたんだ。これが日本の観客の皆さんに届くんだ、届けられる場所ができたんだということが、自分の中ですごく鳥肌もので。待ちきれないですね。

井上 今の話だと、冒頭の僕の演技で泣いたのかなって一瞬思ったんだけど、そっちか!(笑)

 

■「仲が良くて、リスペクトしあっているカンパニー」

メディアの取材に応じる出演者ら。セットを見て欲しいということで、帝国劇場2階客席で取材は行われた。

メディアの取材に応じる出演者ら。セットを見て欲しいということで、帝国劇場2階客席で取材は行われた。

ーー Wキャストで意識することはありますか?

井上 ああ、僕がWキャストを意識するという芸風でやっているからの質問ですね?(笑) 今回、僕たち(クリスチャン役)に限らず、みんなすごく仲がいいですし、リスペクトしあってますよね。

伊礼 僕ら(デューク役)は仲いいですよ。え、クリスチャン役の二人は仲いいんですか?

井上 (甲斐に向かって)いいよね? いや、僕のWキャストの歴史の中では、すごくいい方ですよ?(笑)

橋本 今までどんな人とWキャストをやってきたのか……(笑)

井上 年齢が全然違いますし、学ぶところも刺激を受けるとこもたくさんある。すごくいいカンパニーだなと思いません?

平原 (サティーン役の望海さんとは)もう何度もご飯に行っています。実は高校生のときからバレエ教室がずっと同じだったんです。一緒にレオタード着て踊って……。

甲斐 すごい再会ですよね。

平原 再会してもレオタードだった(笑)。

望海 確かに、こんなに露わな姿を見せる日が来るとは(笑)。

平原 衣装も靴もヘッドセットもすべてオーダーメイド。皆の身体にちゃんとぴったり合うよう、スタッフが全部手作業でやってくれているんです。攻めている衣装が見どころです。

井上 1幕はほとんどスカート的なものを履いていないよね?

望海 うん、布をまとってない。

平原 ムーラン・ルージュですから! 全然いやらしさを感じない、格好いい衣装なので、お子様にも安心して見ていただけます(笑)。

(左から)甲斐翔真、平原綾香、バズ・ラーマン、望海風斗、井上芳雄、橋本さとし

(左から)甲斐翔真、平原綾香、バズ・ラーマン、望海風斗、井上芳雄、橋本さとし

ーーサティーン役のお二人は衣装を着るために、身体を鍛えられたのですか?

平原 私はずっとジムに通っていました。ジムでレオタードは着慣れているので、あまり抵抗はなかったです。

望海 私は特に何もしていないのですが、『ドリームガールズ』(2023年2~3月に出演)でだいぶ鍛えられたので。宝塚を退団して、この格好で舞台に出るということで、特にファンの方の心が心配です(笑)。

井上 お父さんもちょっと気にしているんだよね? 娘のこういう姿をみることを。

望海 はい、2階席からでないと見られないって(笑)。

井上 その気持ち、分からないでもないよね。お父さんの心も心配です(笑)。

ーー 松村さんはいかがですか?

松村雄基(以下、松村) 僕はダブルキャストが初めてで。バディである橋本さとしさんに本当に助けていただいています。僕は憧れと尊敬を持って、この舞台を務めさせてもらっています。

井上 こういう(橋本みたいな)風にはならないぞという反面教師ですかね?(笑)。(橋本さんと松村さんは)真逆のタイプなんです。

伊礼 一度も正解が出てないんですよね、さとしさんはね(笑)。

井上 (橋本さんは)セリフを自分でアレンジして言うタイプ(笑)。

橋本 この作品、立ち位置がすごく厳密なんですよ。僕、そういう数字とかに弱い(笑)。「何番に立て」と言われても、12番か14番か数字が分からなくなる。でも松村雄基さんがもう稽古中から完璧な状態で仕上げてくださって。

松村 でも、このジドラー役はすごく華やかでおおらかでとてもユーモアのある人なんです。さとしさんは演じなくてもそのまま、おおらかでユーモアがあってチャーミングで。だから僕はすごく見習っているんです。あの自由さを!

橋本 いろいろ忘れますけど(笑)、でも「止めないぞ」という気合はあります。

ーー 伊礼さんとKさんはいかがですか?

伊礼 僕らは仲が良い方だと思いますよ。彼(K)がね、芝居をするのが2回目なんですよ。だから立ち方とか喋り方とかいろいろお伝えしました。彼は耳がいいし、感性がいい。だから、ずるいんですよ。稽古を僕に先にやらせるんです。僕のを見て、ぱっとすぐに盗んでその通りにやったり、ちょっとアレンジして自分のものにしたりして。いやらしい部分ありますよ(笑)。

K 本当に伊礼さんとご一緒できてよかったです。芝居をするのが2回目なので何を見て勉強すればいいのかも分からないんですよね。なので、素晴らしいお手本でしたし、それをまた自分なりにアレンジできたと思います。今日も(伊礼さんの)プレビューなので、しっかり盗もうかなと思います!(笑)

伊礼 (Kを指して)新しいヒール役がまた日本にやってきました。これまでミュージカル界のヒール役と言ったら、伊礼彼方でしたから。貴族枠、ヒール役、クズ役。これ全部、伊礼彼方です。

井上 絶対いるものね、1作品に1人はクズがね!

伊礼 そうなんですよ。そこでまた新しいこのヒール役(K)がやってきたので。初演ヒールはKくんと伊礼彼方が担います。このクリスチャンとサティーンの物語をより盛り上げるために、引き立て役になりたいと思っています。よろしくお願いいたします。

井上 最後噺家みたいに終わった(笑)。

橋本 全然ヒールじゃない(笑)。

ーー さらってしまったりはしないんですか?

伊礼 「今すぐさらってしまいたか」!。NHK朝ドラの『らんまん』で高藤という役をやらせていただいて、同じようなシチュエーションなんですよね。恋敵というのかな。

井上 朝ドラでは(主役の神木隆之介から浜辺美波を)奪えたんですか?

伊礼 いや、それが奪えなかったんですよ、逃げられたんですよ。

井上 今回どうなるか……。

伊礼 舞台の本番は始まったら、役者のものですから!

井上 ストーリー変えちゃう?! そうしたら敵役にならないじゃん!

伊礼 そこも楽しみにしていただけたら(笑)。

 

■「この気合いの入り方は見たことがない」

バズ・ラーマン

バズ・ラーマン

ーー 先日、『チャーリーとチョコレート工場』の会見で、堂本光一さんが『ムーラン・ルージュ!』に予算をとられてしまわないかと心配されていましたが、その予算問題、いかがですか?

井上 ちょっと東宝の人呼んでもらっいいですか?(笑)。でも光一くんの方にもちゃんと予算を取っていると思います。日本初演で、光一くんが出演するというのは、すごく大きなトピックなので、東宝もしっかりやられると思うんですけど……ただ、この『ムーラン・ルージュ!』、本当に心配になるくらいお金がかかっていて。

僕も20年以上帝劇に出ているんですけど、この気合いの入り方は見たことない。いつもの公演がどうだという話になっちゃいますけど、いつも精一杯やってもらってますけど、今回はやはり総力を結集しているというか、何か決死の覚悟というか……もう規模が違います。お弁当もめっちゃ出るし(笑)。

K お弁当を選べるっていうのも、いいっすよね(笑)。

井上 いつもAもBもないですからね(笑)。そこから考えても、とにかく本気で取り組んでいらっしゃるのが分かるし、そうしないと成立しない作品だというのは、やってみてわかりました。大きなセットで危険もたくさんあるし、安全を確かめながら、時間をかけながらやらないといけないから。チケット代が高いことでも話題になっていますけど、でもどうですか! 中にいると、これはもう(コストが)かかっているから、当然だなと。

K お弁当の種類を見たら……。

井上 そこにもかかっていますけど(笑)。それでも賄えるかなというくらい、豪華。『ムーラン・ルージュ!』は世界中で上演されていますけど、その中でも日本が一番チケット代を抑えているらしいんですよ。なので、もし世界のどこかで『ムーラン・ルージュ!』を見ようと思っている人がいたら、日本で観た方が得だと伝えたいです。あまりいないかもしれないけれど(笑)。

伊礼 「オンリー・ガール」というシーンがあるんですけど、演出家も振付家もそのシーンの稽古になるたびに「90秒しか着ないサティーンの衣装がどれだけ高いか」ということをもう熱弁するんです。この作品で一番かかっているんですって!

平原 (金額を)言えないぐらい高い。

伊礼 たった90秒のためだけに作ってるらしいですよ。

 

■バズ・ラーマン「1番感動した舞台」

会見中にバズ・ラーマン監督(左)が登場するサプライズも!

会見中にバズ・ラーマン監督(左)が登場するサプライズも!

会見の途中で、バズ・ラーマン監督がサプライズ登場。ゲネプロを観た感想について次のように語っていた。

バズ・ラーマン 日本語はもちろん分かりませんが、本当に素晴らしかった。ユーモアはもちろん全部は伝わりませんけど、多少は伝わってきましたし、また最後の悲劇的な場面! あれはとても感動的で、多分私が見た『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の中でも、最も感動した舞台でした。今夜はプレビュー初日ということで、特別なスーツを着ていきます。

ーー日本版『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』に期待されていることは?

バズ どの国でこの作品がかかっても、やはりその国の文化が影響すると思います。日本で一番楽しみなのは、非常に有名なアーティストたちが訳詞をされたということ。特にユーミンさん。今回訳詞をされた彼女が日本でいかに有名であるかは私も存じています。月曜日にお会いするのですが、とても楽しみですね。

ーー普段は英語でご覧になられていますが、日本の言葉はどう聞こえるのですか?

バズ 意思がちゃんと伝わるように作ってきたし、真実が語られているから、もう何語かということも忘れてしまうくらいですよ。もちろん私はこのショーを書いているので内容はよく存じておりますから、内容が分からないということはないのですがね。でもまるで日本語が英語に聞こえるような感覚に陥るのは、そこに真実というものがあるからだと思います。

(左から)K、松村雄基、甲斐翔真、平原綾香、バズ・ラーマン、望海風斗、井上芳雄、橋本さとし、伊礼彼方

(左から)K、松村雄基、甲斐翔真、平原綾香、バズ・ラーマン、望海風斗、井上芳雄、橋本さとし、伊礼彼方

上演時間は1幕75分、休憩25分、2幕75分。出演者たちも語っていたように、劇場に入った瞬間から『ムーラン・ルージュ!』の世界観が楽しめる。開演前、休憩中、終演後は客席内の写真撮影・動画撮影が可能となっている。なお、開演後15分間は客席内に案内ができないそうなので、早めの来場を心がけよう。

取材・文=五月女菜穂

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今年でソロアーティストデビュー10周年を迎える声優・三森すずこによる、10th Anniversary Liveが2023年10月22日、なかのZERO にて開催されることが発表された。

さらに、10周年記念ソングとして「PINK♡BABY♡KISS♡」のリリースも決定し、こちらは8月2日にデジタルリリースされる。「エガオノキミヘ」「星屑のカーテン」のピアノver.も収録されるほか、ディスクとして限定発売されるきゃにめ限定盤には「PINK♡BABY♡KISS♡」Music VideoやMaking Movieと、10th Anniversary Liveのチケット優先販売申込券が封入されるとのこと。

デビュー10周年を迎え、さらなる盛り上がりを見せる三森すずこから目が離せない。

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2023年6月24日(土)東京・スパイラルホールにて、シス・カンパニー公演『ヴィクトリア』が開幕する。この度、大竹しのぶよりメッセージ&舞台写真が届いた。

本作は、数多くの名作映画で印象的なヒロイン像を生み出した映画界最大の巨匠イングマール・ベルイマンが、当初、映画脚本として執筆。その後 、敢えてラジオドラマとして発表したという異色の作品。

   撮影:宮川舞子

   撮影:宮川舞子

主人公ヴィクトリアが、自分自身の魂と向き合うかのように語る独白を過去と現在 、幻想と現実が融合したかのようなタッチで描いたベルイマン独自の世界を描いており、大竹しのぶが出演、藤田俊太郎が演出を務める。大竹しのぶは、2002年上演の『売り言葉』(野田秀樹作・演出)以来、21年ぶりに一人芝居に挑む。

なお、本公演は6月30日(金)までスパイラルホールにて上演。その後、兵庫、京都、愛知でも行われる。

   撮影:宮川舞子

   撮影:宮川舞子

大竹しのぶ(ヴィクトリア)メッセージ

最初に台本を読んだ時、ベルイマンが描いた緻密で繊細な世界がとても魅力的で、「これは面白そう! やりたい!」と思ったんです。が、すぐ「あ、これを全部一人でやるんだ…一人芝居なんだ‥」という現実に改めて気づき、どうしよう…と(笑)。
この作品は、ヴィクトリアという孤独な女性の脳内をグルグル旅しているかのような劇構造で、孤独な少女時代、夫の裏切り、夢の中、パーティー、一瞬にして変わる場面、場面を衣装も装置も変わらず私の声、表情だけで表すのはとても難しいことですが、だからこそやり甲斐があります。
言葉で観客にイメージを渡す。それこそが、演劇の魅力です。しかも、ベルイマンの世界!
深くて、謎があって、哀しくて、とても美しいのです。 それが伝えられるよう、頑張ります。 

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2024年1月~2月、東京・大阪にてワタナベエンターテインメント制作による新作オリジナルミュージカル『イザボー』の上演が決定した。

主演のイザボー役を務めるのは第30回読売演劇大賞優秀女優賞や第48回菊田一夫演劇賞を受賞したばかりの望海風斗(『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』サティーン役など)、作・演出には舞台『刀剣乱舞』シリーズや舞台『鬼滅の刃』シリーズ、TRUMPシリーズなどで知られる末満健一を迎える。今や日本のミュージカル界を代表する一人である望海と、独自の世界観で熱狂的な支持を集め続ける末満の二人が初めてタッグを組み、日本発オリジナルミュージカルの新しい世界を切り開く。

他出演者や公演日程などの詳細は後日発表予定。

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6月28日(水)夕方5時30分より生放送されるテレビ東京最大のお祭り『テレ東音楽祭2023夏~思わず歌いたくなる!最強ヒットソング100連発~』の出演アーティスト第2弾が発表された。

今回発表されたのは、INI、asmi、内海光司・佐藤アツヒロ、SUPER BEAVER、Da-iCE、DA PUMP、平井 大、モーニング娘。’23(50音順)。INI、内海光司・佐藤アツヒロ、平井 大は『テレ東音楽祭』初登場となる。

そして今回の見所は、元光GENJIメンバーの内海光司・佐藤アツヒロ&20th Century&国分太一が奇跡のコラボ。伝説のユニット「平家派」が名曲「剣の舞」で登場。さらに、HiHi Jets/ジャニーズ Jr.もローラースケートで参加する。ほかにも、モーニング娘。’23は12人でのパフォーマンスで、結成25周年SPメドレーを披露。NiziUは2ndアルバムから最新曲「COCONUT」をテレビ初披露。OCHA NORMAはテレビ東京系アニメ『シャドウバース F』のエンディングテーマ「シェケナーレ」を楽曲初解禁する。

また、2014年に『テレ東音楽祭』が始まって以来、初の見逃し配信が決定。見逃し配信は準備ができ次第の配信となり、放送翌日以降に配信予定。なお、権利の都合上、配信出来ない箇所が発生する可能性があるとのこと。

 

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2023年6月18日(日)ストリートピアノ系YouTuberのBudoのソロリサイタル『Budo Classic 2023ALL STARS』が東京・武蔵野スイングホールにて行われた。

Budoは、YouTube急上昇クリエイターに選出されるなど、今最も勢いのあるストリートピアノ系YouTuberのひとり。ショパンの「英雄ポロネーズ」やリスト「ラ・カンパネラ」、ドビュッシーの「月の光」など、人生のどこかで一度は聴いたことあるクラシック音楽の名曲が綺羅星のごとく連ねられた今回のリサイタルは、即日完売。それに伴い、9月16日(土)には浜離宮朝日ホールにて追加公演が開催されることが決定している。

この貴重なコンサートチケットを入手して、6月18日(日)の公演を最速レポートする。


2008年にイギリス・バーミンガム市の街中に置かれたピアノを多くの人々が演奏して盛り上がった『Play Me, I’m Yours』というプロジェクトから始まったとされるストリートピアノ。日本では、2019年頃からハラミちゃんやよみぃなどのピアノ系YouTuberが発信したストリートピアノの演奏動画をきっかけに大きな流行が起きた。そんなストリートピアノ界で今新たに人気を博しているのがBudoだ。

長髪にパジャマ姿など、“怪しい風貌の男”が超絶技巧のクラシック音楽を奏でる動画は数ヶ月で100万回再生超え。「ごきげんよう」から始まる独自の世界観、見た目に反して桐朋学園大学卒業という確かなピアノの実力が人気の理由のひとつだろう。

長髪をなびかせながら颯爽と登場すると、リサイタルの冒頭から、ショパンの「革命のエチュード」で聴衆は一気にBudoの音楽世界へと引き込まれる。弾き終えると万雷の拍手の中、一年前のコンサートが満員にできなかったのに、今日が満員になっていることへの感謝の言葉を語った。

この曲実はラブソングなんですよと言いながら、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」を第3楽章からいきなり弾き始める。ベートーヴェンのピアノ音楽の中でももっとも熱量が高い、このソナタの第3楽章だけを取り出して弾くというクラシックの常識を打ち破る「熱い展開」にますます会場のボルテージは高まった。「いいねぇ〜、いい曲ですよね!ポップスに負けてないよね!はぁ〜!いいですね!あぁ〜、いいですよね!」と、今弾いた音楽への愛に溢れた呟きがBudoのMCマイクから聞こえてくる。

YouTube配信で見せるままの、自然体のBudoの姿に親しみが沸くと同時に、その言葉に共感させられる。この曲だけではない、どの曲もひとつひとつ終わるたびに、音楽への愛と共感を滲ませながら、MCの言葉を紡いでいく。そのことが昔の音楽を聴いているという感覚を忘れさせ、いまこの場で作られた新しいポップ・ソングのようにクラシック音楽へと誘ってくれる。ときに尾崎豊のラブソングへの愛を語りながら、そんな気分のままベートーヴェンの「月光」やシューマン=リストの「献呈」といったピアノ音楽がラブソングを聴く気分で聴かせてもらえたのだ。あっという間に前半最後のリスト「超絶技巧練習曲第10番」を聴き終えていた。この曲は体格のいい彼の力強いプレイが活きる楽曲で、他の曲とは違う魅力を見せてもらえた。

後半は、プログラムに書かれた曲順と違う曲でスタート。ショパンの中でももっともよく弾かれる楽曲「幻想即興曲」だ。プログラムにはドビュッシーの「月の光」とある。一瞬間違えて始めたのかな?と思いきや、曲が終わると語り始める。「いやーこれもほんといい曲ですね~なんとなくこの曲から始めたくなったんで」そんな風に場の空気を感じながら、順番を変えて演奏するのもクラシックのピアノリサイタルとしては型破りだ。ロックミュージシャンの空気すら感じさせてくれる。

「ラ・カンパネラ」そしてドビュッシーの「月の光」とピアノ音楽の中でももっとも多くの人に知られる楽曲が立て続けに演奏されていく。このことも型破りだ。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「熱情」も、第3楽章からいきなり弾き始める。ますます会場のボルテージは高まり、ショパンの「英雄ポロネーズ」で頂点に達した。気がつくと、万雷の拍手の中、Budoがステージ袖へ去っていく後姿をぼうっと眺めていた。本当に文字通りあっという間の1時間半であった。

これほどまでにクラシックのピアノ音楽を楽しく聴かせてくれる演奏家が今までいただろうか。YouTubeピアニスト界の超新星が登場する瞬間を目撃したような気持ちにさせてもらえた。熱すぎる「クラシック愛」に溢れたBudoの演奏は、その場に居合わせたすべての聴衆の心を鷲掴みにしたのではないだろうか。曲タイトルについては書くことはしないが、エンターテイナーのBudoは当然のようにアンコールに応えて、ピアノへ向かい続けてくれた。今回決定となったアンコール公演でも、きっと「熱いクラシック」が体験できるはずだ。

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2023年7月29日(土)東京建物 Brillia HALL(東京都)で上演される、ミュージカル『Xcalibur エクスカリバー』の模様が全国各地の映画館にてライブ・ビューイングされることが決定した。

ミュージカル『エクスカリバー』は、韓国の制作会社EMKミュージカルカンパニーが、「アーサー王伝説」を新たな解釈で描くべく、作曲家フランク・ワイルドホーンを始めとする豪華クリエイター陣を世界から招聘して制作し、2019年の韓国での初演以来、2022年のアンコール上演まで累計32万人の観客を動員した、韓国ミュージカル界の最高興行作品。

6世紀の英国、暗黒の時代。英国王ウーサー・ペンドラゴン亡き後、サクソン族が王を失った英国を植民地にするため残虐な戦争を起こす中、ドルイド教の魔法使いであり預言者のマーリンは、混沌の時代に終止符を打つことができる新しい王、アーサーを王座に就かせるために長年の計画を実行に移す。自分が王族であることを知らずに平凡に成長したアーサーは、マーリンから自分の運命を知らされ、石に刺さっていた聖剣エクスカリバーを引き抜いて、英国の新しい王として崇められる。最も信頼できる親友であり、優れた実力を持っている騎士ランスロットらとともに、キャメロン城を築き、サクソン族との偉大な戦いに挑むアーサーは、勇敢で聡明な女性グィネヴィアと出会い、恋に落ちるが・・・。

本公演は、宙組の新トップコンビ、芹香斗亜と春乃さくらのお披露目公演となる。

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2023年8月9日(水)~14日(月)コフレリオ新宿シアターにて上演される、舞台『劇場を潰すな!』のビジュアルが公開された。

本公演は、勘違いからある劇場を自分のものにするため、オーディションをすることになった5人の演出家とひとりのコレオグラファーの物語。

脚本・演出は池浦さだ夢。出演者は、谷佳樹、橋本全一、古謝那伊留、山﨑玲央、永田薫、大野紘幸、平賀勇成、平松來馬。

【ストーリー】
コフレリオ新宿シアターに集まった5人の演出家と1人のコレオグラファー。
大掃除の助っとに呼ばれた若き舞台芸術家たちは、それぞれ、社会派、アングラ、殺陣、不条理、コメディ、ダンスと色の違う芸術を志す一同は、少しギスギスしながらもいつもお世話になっている支配人のために劇場をくまなく掃除する。
しかし、ひょんなことから勘違いが勘違いを生み、伝説の演劇人も巻き込んで、コフレリオ新宿シアターを自分の物にするためのオーディションが始まる。
想いを継いで、この劇場を手に入れるのは、この俺だ!
君は、支配人の涙を見る!

■社会派劇団主宰 社会 葉太郎(しゃかい はたろう)… 谷佳樹

■ダンスカンパニー主宰 三宇治 業(みゅうじ かるま)…古謝那伊留

■アングラ劇団主宰 暗愚 羅之介(あんぐ らのすけ)… 平賀勇成

■殺陣芝居劇団主宰 縦 遣琉蔵(たて やるぞう)…大野紘幸

■コメディ劇団主宰 米 泥助(こめ でいすけ)…平松來馬

■不条理劇団主宰 浮上 理(ふじょう おさむ)… 山﨑玲央

■伝説の劇団主催 劇野 伝説(げきの でんせつ)…永田薫

■劇場支配人 四杯 人(しはい じん)…橋本全一

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2023年10月~11月、PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『チョコレートドーナツ』が上演されることが決定した。なお、東京公演を皮切りに11月には地方を巡演する。

本作の舞台は1979年のウェスト・ハリウッド。ゲイの男性が育児放棄された障がいを持つ子供を育てたという実話に着想を得て製作された映画『チョコレートドーナツ(原題:ANY DAY NOW)』は、社会的マイノリティが直面する問題を告発しつつ、愛と自由を求める人間の本質を描いている。

日本でも広く支持を得たこの映画を、2020年世界で初めて、宮本亞門演出で舞台化したが、折からのコロナ禍で残念ながらわずかな上演回数となった。今回、満を持しての再演となる。

映画ではトニー賞受賞俳優アラン・カミングが演じたこの主人公に、舞台版では東山紀之がその卓越したダンス、唄、演技で挑み、観客を魅了。再演の舞台でも東山ルディが観客の心に迫る。そしてルディと共に障がいのある少年マルコを育てようと、世間と闘う検察官ポールには、今回新キャストとして岡本圭人を迎える。『Le Fils息子』(21)や『4000マイルズ〜旅立ちの時~』(22-23)等舞台での活躍が目覚ましい岡本が、新たなポールに挑戦する。またダウン症のある少年マルコ役は、初演同様、実際にダウン症のある青年のオーディションを実施し、トリプルキャストで丹下開登、鎗田雄大、鈴木魁人が選ばれた。そして、共演者には、新たなキャストとして山西惇ら、初演から続投する高畑淳子らと、豪華な面々が揃った。

70年代のアメリカのヒットナンバーを散りばめた華やかなショーシーンと、緊迫の法廷ドラマを織り交ぜつつ、愛と希望、未来を求めて、苦闘する人間の姿を感動的に謳い上げるヒューマンドラマ『チョコレートドーナツ』。シンガーを夢見ながら、ショーパブの口パク・ダンサーとして日銭を稼ぐルディ。出口の見えない生活の中、ルディの人生は、運命の人ポール、隣室のダウン症のある少年マルコと出逢うことで変わっていきます。ゲイのカップルであるルディとポールは、悩み、迷いつつ、手を組んで世の中に立ち向かう。

(左から)岡本圭人、丹下開登、東山紀之

(左から)岡本圭人、丹下開登、東山紀之

先日行われたビジュアル撮影では、初演時にマルコ役を務めた丹下開登は「楽しかった!」と当時の公演についてコメントし、撮影の合間にも丹下が「東山さんかっこいい」と言うと、東山は「そういうのは(カメラが)回っている時に言うんだよ」と返したり、岡本と丹下も「カイト!」「ケイト!」と呼び合いハイタッチをするなど、和気藹々とした雰囲気で撮影が行われた。

宮本亞門がタクトを振る傑作の再演に、期待しよう。

【あらすじ】
1979年、カリフォルニア。シンガーを夢見ながらもショーパブのダンサーとして生活の糧を得るルディ。
正義を求めながらも、ゲイであることを隠して生きる検察官のポール。母の愛情を受けずに育ったダウン症のある少年マルコ。
ある夜、ショーパブに客として訪れた検察官のポールは、ステージ上のルディに魅了され、2人はたちまち恋に落ちる。

「夢はベット・ミドラーになること。」
「だったらなるべきだ」

ルディが暮らしている安アパートの隣室には、薬物依存症の母親とダウン症のある少年マルコが住んでいた。ある夜、大音量で音楽をかけっぱなしの部屋に息子のマルコを一人残し、母親は男といなくなってしまう。ルディが騒音を注意しに乗り込んだ部屋には、ただうずくまり、母親の帰宅を待つ少年マルコがいた。
不憫に思ったルディは、マルコを連れ帰る。しかし、ポールは「家庭局に連絡してマルコを施設にあずけろ」と助言する。その言葉に反発するルディだったが、マルコの母親は薬物所持で逮捕され、マルコはお気に入りの人形を抱きしめたまま、強制的に施設に連れて行かれてしまう。
しかし二人は、ポールの法的知識を駆使してマルコを救い出すことに成功。“いとこ”同士と偽り、生活環境の整っているポールの家で、マルコと共に暮らし始める。
初めて学校に通うマルコ。ポールはマルコの宿題の手伝いをし、ルディは毎朝朝食を作り、眠る前にはハッピーエンドの話を聞かせてマルコを眠らせる……。まるで本当の両親のように、二人はマルコを愛し、大切に育てた。
しかし、家族になることを望む三人の前に、差別と偏見の壁が立ちはだかる。

 

原作:トラヴィス・ファイン コメント

『チョコレートドーナツ(原題:ANY DAY NOW)』がパルコの素晴らしいチームと東山紀之さん、岡本圭人さん、そして才気と想像力あふれる演出家の宮本亞門さんを始めとする最高のキャストとスタッフによって、再び上演されることにとてもワクワクすると同時に大変光栄に思っています。コロナ禍がこの地球上の私たち全員に強いた、張り詰めた静寂と極度の孤立の後、みんなで劇場に戻り、あの神聖な空間に互いに並んで座ることができることは、本当に言葉で表せないほどありがたい贈り物です。私が映画脚本の中で創り上げたキャラクターたちが再び命を吹き込まれる公演初日。そこに立ち会える瞬間が待ちきれません。

翻案・脚本・演出:宮本亞門 コメント

「家族とは? 愛とは? 人を思う気持ちとは?」この物語は、1979年の実在したゲイと公言するルディを元に作られました。麻薬患者の母から育児放棄されたダウン症のある子供を、ルディは家族のように育てようと奮闘します。しかしLGBTQ+の人たちが家族を育てることは、当時のアメリカでは計り知れない困難を強いられることでした。今もまだ同性婚が認められない日本で、この再演の意味を深め、これからの「あるべき姿」また「あってはならないこと」は何かを、共に考えつつ稽古できればと思っています。

ルディ役:東山紀之  コメント

『チョコレートドーナツ』は素晴らしい作品なだけに、たくさんの方に見ていただきたいと思っていたので、もう一度チャンスをいただけて大変ありがたいです。
さらに、今回は圭人との共演ということで、赤ちゃんの頃に抱っこしていた子が大きくなって、ひとつの作品で共演できるというのは不思議な感じがしますが、大きな縁も感じます。昔、森光子さんと岡本健一と共演させていただいたときに、圭人があまりに森さんを好きすぎて、座っている森さんにジャンプで飛び込んで行って……ほぼ飛び蹴りなんですよ。それを見てみんなで青ざめるっていうことがあったんですけど(笑)その子と同じ舞台に出演するというのは僕自身、胸に迫るものがあります。
前回、中止となって見ることができなかった方もいらっしゃると思います。これまでよりは生の舞台を安心してお届けできる時期になったので、この普遍的なテーマの作品の魅力を皆様に感じてもらえるよう、時間と場所とを共有できたらなと思います。

ポール役:岡本圭人 コメント

『チョコレートドーナツ』の映画版を公開当初に拝見しました。美しさの中にある儚さ、人間の強さや脆さ、愛情と優しさ、沢山の感情がちりばめられている作品でした。とても自分の心に響き、そして僕の人生を変えた作品でもあります。
東山さんは僕が小さな頃から抱っこしてもらったり…(笑)自分が生まれた時から成長を見守ってくれていた方なので、自分の心を預けて一緒に作品をつくる事ができるとてもいい環境だと思います。
今回は再演ということで、稽古場に入ってどういう化学反応が起きるか今からとても楽しみです。真摯に役と向き合って、自分自身の心に響いたように、お客様にも作品を届けられるよう一生懸命頑張りますので、みなさんぜひ楽しみにしていてください。

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6月22日(木)、映画『リトル・マーメイド』の“大ヒット記念イベント”が東京・TOHOシネマズ日比谷 スクリーン5にて開催された。

1991年に公開されたアニメーション映画『リトル・マーメイド』は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『人魚姫』をもとに誕生。主題歌「アンダー・ザ・シー」がアカデミー賞歌曲賞を受賞し、音楽を担当したアラン・メンケンもアカデミー賞作曲賞を受賞している。同作を実写化する『リトル・マーメイド』では、アニメーションに続いてアラン・メンケンと、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』などのリン=マニュエル・ミランダが音楽を担当。主人公の人魚姫アリエルをハリー・ベイリーが演じる。メガホンをとったのは、『シカゴ』などのロブ・マーシャル監督。本作の主人公は、海の王女アリエル。まだ見ぬ人間の世界に憧れていたアリエルは、掟によって禁じられているにも関わらず、ある日人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救う。この運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいという思いを抑えきれなくなったアリエルは、海の魔女アースラと恐ろしい取引を交わす。それは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった。

豊原江理佳 (C)2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

豊原江理佳 (C)2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

『リトル・マーメイド』の“大ヒット記念イベント”では、本作の日本語吹替版で主人公・アリエルを演じた豊原江理佳が登場。公開後の周囲からの反響や本作の魅力を聞かれると、豊原は「家族や友人は公開日に見に行ってくれました! 音楽がすごく良かった、キャラクターが可愛かったなど嬉しい感想をたくさん頂きました。本作は音楽の魅力にあふれていますし、映像も壮大なスケールで描かれています。個人的には、アリエルとエリック王子が惹かれあったところが丁寧に描かれていると感じ、新しいリトル・マーメイドとして楽しんで頂けると思います!」と語った。そして、豊原は本作の劇中歌「パート・オブ・ユア・ワールド」を生歌唱。その歌声に、思わず涙を流すファンの姿も。

また、この日は『美女と野獣』でベルを演じた昆夏美、『アラジン』でジャスミンを演じた木下晴香ら、日本語吹替版ディズニープリンセス役声優のふたりも祝福に駆け付けた。豊原は、アリエルをイメージした花束を2人から受け取り、大興奮。本作を鑑賞した感想と豊原の演技について聞かれると、昆は「江理佳ちゃんの声は耳にスッと入るけど、頭と心と耳に残る忘れられない声だと思いました!私も過去にベル役を演じましたが、声だけで表現するのは本当に難しいんです。江理佳ちゃんはアリエルのままだなと感じて、本当にすごいと思いました!」とコメント。木下は「映画自体が海の世界に飛び込んだような美しい世界で、没入感がすごくあります。そして音楽が本当に素敵です。江理佳ちゃんの声はハリーの力強い表情に合わせて強さもありつつ、ふわっとした柔らかさと優しさで心に触れてくれました」と、それぞれに語った。

左から、木下晴香、豊原江理佳、昆夏美 (C)2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

左から、木下晴香、豊原江理佳、昆夏美 (C)2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

その後、それぞれが各作品でイベントやテレビで楽曲を披露したことが話題に。豊原は「映画館やテレビ、ショッピングモールなど色々な場所で歌を披露しましたが、その場所によってお客様の空気感が違うことに気づきました。生で歌わせて頂けたことが本当に良い経験になりましたし、自分としても幅が広がりました!」、昆は「野獣役の山崎育三郎さんと沢山の音楽番組に出演しましたが、ボールルームのシーンでは本当にワルツを先生に習って本番に臨んだのです! 山崎さんとリフトするシーンもありましたが、回を重ねるごとにだんだん慣れてきて、空中にいる時間の方が長かったように感じました(笑)」、木下は「人生で一番緊張したのは某音楽番組でした。普段は舞台で歌うことが多いので、目の前にカメラや他のアーティストさんがいることにすごく緊張しました。本番前に別の方のマイクを手に取りかけたくらい緊張していたのです(笑)」と明かし、観客を驚かせていた。

また、イベントでは、「陸に上がるために魔法の力を使う大胆な決断をしたアリエルのように、思い切った決断をした」過去についてのトークも。昆は「高校の進路を音楽高校に変えたことです。小さい頃から漠然とミュージカルの舞台に立ちたいという夢は持っていましたが、本当に叶えられると思っていなかったです。ただどうしても諦められずに、両親に頼んで音楽高校へ進学しました。あの決断が無ければ今ここにいないので、両親には本当に感謝です」、木下は「『アラジン』のジャスミン役のオーディションに応募したことです。『美女と野獣』で野獣役を務めた山崎さんとたまたま舞台でご一緒した際に、ご自身がオーディションで決まったと聞き、自分もやってみたいと思い、初めて自分からマネージャーにオーディション応募を頼みました。あの時踏み出して本当に良かったです!」、豊原は「この仕事をするために20歳で上京したことです。当時は若かったこともあり、アリエルのようにワクワクした気持ちと勢いだけで東京に来ました。両親の元を離れて知らない場所にいることは不安でもありましたが、結果的に良かったと思いますし、新しい世界へ飛び出したいというアリエルの気持ちが私にもよくわかります」と、それぞれのターニングポイントを明かした。

最後に、昆は「ベルもアリエルも度胸がすごいですしハートが強いですよね!ジャスミンもそうですが、ディズニーのヒロインは強い意志を持って自分で前に進んでいくのが魅力的だと思います」とコメント。木下は「ジャスミンは立場的にも自分から外には行けずに、アラジンに連れ出してもらってからどんどん心を開いていくのが魅力的。反対にアリエルは自分の心に真っすぐ前に進むところが魅力的で、それぞれ良さがあると思います!」と、それぞれに自身が演じたプリンセスとアリエルについて語った。豊原は「アリエルは真っすぐ自分の好きなものや行きたい場所に向かって突き進むパワーや意志があります。知らないからこそできる、初めてだからこそできることもあると思いますが、心の感じるままに動くという勢いは見習いたいです!」と、アピール。最後に、3名で“海の仲間たち”をイメージしたくす玉を割り、イベントを締めくくった。

 
 

なお、YouTubeではこの日の豊原のパフォーマンスを切り取った映像が公開中だ。

『リトル・マーメイド』は公開中。

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