ピアニスト石井琢磨、ニューアルバム『Szene』が8/26(土)リリース決定

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ピアニスト・石井琢磨のニューアルバム『Szene』が2023年8月26日(土)にリリースされることが決定した。

先般ファンクラブ開設と6都市ツアー『Szene』の開催を発表した石井。ツアー公演と同タイトルがつけられた今回の新譜は、映画、ドラマ、演劇やバレエなどさまざまなエンタテインメントの中で、印象的なシーンを演出するクラシック音楽をセレクトした一枚だ。初回盤は、豪華20ページにわたる撮りおろしフォトブックレット付き。

メジャー・デビューとなったアルバム『TANZ』(2022年9月リリース)が、オリコン、Amazon、楽天等のクラシック部門にて第1位を独占、ポップス、アニソン等も含むオリコン総合部門においてクラシックCDとしては異例の第11位にランクインするなど、鮮烈なデビューを飾った石井。”TAKU-音 TV たくおん”名義のYoutubeチャンネルも登録者数も23万人を超え躍進を続けているが、今回のアルバムは、「『TANZ』リリース翌日からコンセプトを考え始めていた」という。

通常盤ジャケット

通常盤ジャケット

きっかけは一本の映像作品。普段から映画や舞台芸術、アートなどにも興味があり、よく足を運ぶという石井は、ドイツ発のドラマ『皇妃エリザベート』にて「皇帝円舞曲」が効果的に使用されていたことから、映画音楽とクラシック音楽の境界、そして”ひとつに限らないクラシックの楽しみ方”について考え、「人々の日常(=シーン)に溶け込める音楽を」と新譜の方向性を決めていったという。「クラシックの入り口になりたい」と話すとおり、原曲そのままに届ける楽曲もあれば、同じくYouTube系ピアニストとして人気を誇る菊池亮太やござに依頼し、このアルバムのためだけに書き下ろされた編曲で収録された楽曲も。様々な角度からクラシック音楽を楽しめるアルバムとなっている。

SPICEでは、アルバムリリースに先立ち、石井への取材を敢行。録音やジャケット撮影などすべてウィーンで行ったというこだわりのアルバム制作秘話やツアー公演への意気込み、クラシックへの想いなどを語ってもらった。インタビューは後日公開予定なのでお楽しみに。

9月9日(土)東京オペラシティ コンサートホールを皮切りに6都市を巡るリサイタル・ツアー『Szene』は、7月9日(日)23:59までイープラスにて先行販売中。一般発売は7月15日(土)10:00よりスタートする。

取材時の様子

取材時の様子

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Bialystocksが、本日梅田CLUB QUATTROにて自身にとって初となり、全国ソールドアウトとなった5都市ツアー『Bialystocks 2nd Tour 2023』のファイナル公演を迎え、7月12日(水)に最新シングルとなる「Branches」のリリースを発表した。

新曲「Branches」

新曲「Branches」

さらに、同曲は、リリースに先駆けて7月10日(月)放送のFM802『UPBEAT!』(月〜木/11:00〜14:00)にてメンバーのコメントと合わせて初オンエアが決定、一足先にフルサイズの楽曲を聴ける機会となっているので是非チェックしよう。

9月10日(日)にはすでにソールドアウトとなっている自身最大規模のワンマンライブとなる東京・EXシアター六本木での追加公演を控え、今夏は『SUMMER SONIC』、『SWEET LOVE SHOWER』と夏フェス出演も多く控える中、新曲のリリースとなっているので是非チェックしよう。

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2021年7月7日にソロデビューしてから丸2年。その間、アーティスト・手越祐也はフルアルバム2枚とミニアルバムのリリース、自身の冠番組の立ち上げ、4度のツアー開催、海外を含む数々のフェスへの参戦、オーケストラとのコラボなど、精力的に音楽活動を続けてきた。そんな彼が3年目のスタートとなる7月7日(金)にリリースした「SUPER SESSION」に込めた思いとは──。これまでの2年間を振り返りつつ、語ってもらった。

「SUPER SESSION」ジャケット

「SUPER SESSION」ジャケット

「現状維持は退化と同じ」アップデートしないと退屈になる

──2ndアルバムを引っ提げ、4月12日のZepp Hanedaを皮切りに5都市をまわった『手越祐也 LIVE TOUR 2023「CHECKMATE」』。改めて振り返ってみて、どんなツアーになったと感じていますか?

新しいツアーが始まるときに、僕は毎回「これまでのツアーを超えていきたい」と思いながら演出や曲の完成度を高めていくんですが、『CHECKMATE​』は間違いなく今までで一番かっこいい手越祐也をお見せできたと思っています。それぐらい充実したツアーだったので「あっという間に終わっちゃったなあ」という気持ちが強かったですね。

──ツアー最終日には『2ペプラ手越 –TWO MAN ZEPP TOUR-』や『手越祐也 Symphonic Concert 2023 Vol.2』の発表もありました。

何かが終わるときに、次の始まりが見えていたほうが人って頑張ることができると思うんです。それは僕もそうだし、応援してくださっている皆さんもそうだと思うので、「次はこんな楽しいことが待っているんだよ」と提示できるように、常に何かを用意しておきたい。SNSで発表することももちろんありますが、できるだけ自分の口から発表したいという思いがあるんです。

──サプライズといえば、2ndアルバムにも参加した16人のコーラス隊が登場し、「この手とその手」「Peaceful for you」を一緒に歌いましたね。「スペシャルゲストとして、ファイナル公演に出演してほしい」とレコーディングの場で手越さんからオファーされたとのことですが?

僕はその場で閃いたことをすぐに言ってしまう性格なので(笑)、「横浜でツアーファイナルをやるんだけど、みんなの家ってそんなに遠くないよね? 最終日来てくれる?」と。最初はみんな冗談だと思っていたようですが、「せっかくの機会だから、最終日にサプライズとしてやろうよ。ファンのみんなも喜ぶだろうし」「え、マジですか?」みたいな感じで決まりました。

──音大生の皆さんがプロのステージに立つというのは、大きな経験になったと思います。

そうですね。僕は彼らの先生でも何でもないから、「色んな経験を積ませたい」と思ってオファーしたわけではなく、彼らと一緒にステージに上がることでより良いものを皆さんにお届けできるだろうと純粋に思っただけなんですが……たしかに、1000人を超える人たちを前にしてステージ上で一発勝負で歌を披露するという経験は、彼らにとって大きな財産になったと思います。僕自身も今、どんなステージに立っても動じることなく、緊張しないでのびのびと楽しくパフォーマンスできているのは、若い頃から色んなステージに立たせていただいた経験があるからこそだと思っています。そう考えると、人生の先輩である僕が若いみんなに場を作ってあげられたことは……自分自身にすべての責任と決定権がある、今の境遇だからこそだと思います。

──今回のツアーでは、LEDスクリーンを使わなかったことも驚きでした。

これまでのツアーでは僕の背後にLEDスクリーンを設置して、色んな演出を試みてきましたが、今回は思いきって無くしてみたんです。舞台装置ってそれぞれ一長一短があって、LEDスクリーンに関して言うと……映像と生のパフォーマンスをリンクさせる面白さがありますよね。一方で、LEDの場所に照明が仕込めなくなってしまう。Zeppだったらスクリーンがなくても肉眼でステージを見渡すことができますから、僕の背後にも照明を仕込んで、後ろからレーザーを当てたりするほうがかっこよくなるんじゃないかと思ったんです。

──照明チームとの連携も重要ですよね?

ソロデビューしてからずっと一緒にやっている照明チームなので、「この曲はこういう色で、こういったイメージがいい」と伝えるだけで、ものすごくかっこいい、僕好みの照明を最初から作ってきてくれるんです。今回もLEDスクリーンを使わないという僕の意向を汲みつつ、完璧にプロフェッショナルな仕事を最初から見せてくれました。それを元に、リハーサルやツアー中に微調整していって。結果的に、思った以上にかっこいい演出となりました。

──ツアーファイナルではYOASOBIの「アイドル」を「歌ってみた動画」として YouTubeに公開するためのライブ撮影も行われ、後日アップされた動画はかなりの反響でしたね。

僕のSNSに「『推しの子』の 「アイドル」を歌ってほしいです」というリクエストがたくさんきたのがキッカケでした。それで『推しの子』を観て、YOASOBIのパフォーマンスも観て、「どういう風に歌ったらいいだろう?」と考えて。「歌ってみた動画」を作ったり、ほかのアーティストとコラボするときはいつも、元になる楽曲を歌うアーティストをリスペクトして歌い方などの特徴をしっかりと捉えつつ、モノマネにならないように僕の中に落とし込んで「自分が歌う意味って何だろう? どういう歌い方がいいんだろう?」と考えるんです。特に今回は髪型やメイク、衣装にもこだわっていて……。

──ライブ中に撮影した素材のほかに、2パターンの衣装で撮った素材も入っていましたね。

それぞれイメージがあるんです。ヒョウ柄の衣装のときは、アイドル時代のことを思い出しながらアイドルっぽい表情で歌っていて、もうひとつの衣装のときは、ソロデビューしてからの「今の手越祐也」を表現して攻める感じで歌っています。それぞれリハーサル中に撮影したものですが、ライブ映像に差し込むことでアイドル時代の手越祐也を思い出せるし、今の手越祐也を知らない人にも知ってもらえるかなと思って作りました。

──アイドルについて歌っている曲ということで、なおさら入り込めたのでは?

そうですね。『推しの子』も「アイドル」も、アイドルという存在の陽と陰を表現している素晴らしい作品、素晴らしい曲なので、僕自身もベストなものを出したいと思いました。原曲となるYOASOBIのパフォーマンスが最も完成し尽くされているものだというのは大前提として……アイドルを経験した自分にしかわからないこともありますし、アイドルの中心にあると言ってもいいくらいの場所にいた僕だからこそ、表現できることがあるんじゃないかと思ったんです。

──MCで「現状維持は退化と同じ」とお話しされていたのも印象的でした。

当然ながら、ファンの皆さんは「今回は何を見せてくれるんだろう?」と期待して来てくださるわけですから「前回よりもつまらなかった」という感想を抱かせてしまったらおしまいなんです。かつ、現状維持も僕はダメだと思っていて……何事もそうですが、アップデートしないと退屈になりますよね。例えば、付き合いたては新鮮に見えた恋人が、1年後にはその新鮮さがなくなってマンネリを感じてしまうとか(笑)。それはアップデートをしていないからだと僕は思うんです。どうしたって、人は慣れてくると飽きますから。同じように、現状維持のステージを見せてしまうと「マンネリでつまんないなあ」とオーディエンスは感じてしまうんです。成長していない証拠ですからね。だから僕は「現状維持は退化と同じ」と思って……ハードルはどんどん上がっていきますが、絶対にアップデートした自分を見せたいんです。アイドルは歌と踊りの実力が極論なくてもビジュアルでなんとかなるけど、年齢を重ねていくとそれでは通用しなくなるから、体力をつけて、歌を磨いて、演出の完成度を上げながら、「前の自分を超える戦い」だと思って一つひとつのステージに臨んでいます。

「今、俺はすごく幸せです」確固たる自信と絆を確立した現在地と未来

──ソロデビューから丸2年。音楽と向き合い続けてきたなかで特に感じたことは?

それまで居た場所が本当に恵まれていたこともあって、ある意味「世間知らず」だったと思うんです。15歳でデビューしたときから「自分には歌しか武器がない」と思ってやってきていましたが、ソロになって、ひとりでアーティストとして勝負していくことのタフさを痛感しました。これまでも必死で歌を磨いてきましたが、それだけでは足りない。もっともっと努力して、学んで、吸収して、力をつけていかないといけないと思って一心不乱にやってきたなかで……以前の場所では会えなかった人たち、一緒にステージに立つことができなかった人たちとこの2年間でたくさんご一緒できるようになって、僕の音楽の世界が一気に広がったんです。彼らと一緒に立ったステージの一つひとつが学びとなり、僕のなかの栄養となってアーティスト・手越祐也を成長させてくれる。2年前のステージに比べて、今ははるかにレベルアップしている自信があって……それはすべて、僕をサポートしてくれるスタッフの皆さん、一緒にステージに立ってくれたアーティストの皆さん、いつも信じてついてきてくれるファンの皆さんのおかげだと思っているんです。

──「シナモン」から始まって、いろんなジャンルの楽曲を数多く歌ってきたなかで、3年目が始まる7月7日(金)に「SUPER SESSION」をリリースすることの意味とは?

改めて振り返ると、毎年7月7日にリリースする楽曲には「そのときに伝えたいもの」が色濃く出ていると思うんです。デビューした2021年7月7日にリリースした『シナモン』は、「手越祐也は今後、どんな音楽をやっていくんだろう?」と注目されるなか、初心に戻ってそれまで培ってきたボーカリストとしての側面を素直に見せられるような、色付けがされていない純粋無垢な曲になりました。

──2022年7月7日は「OVER YOU(feat. マイキ)」をリリースしましたね。

デビューから1年間いろんなステージを重ね、新しい曲が増えていくなか、伝えたかったことがこの曲に入っていたと思います。<何十回も何百回も足掻いて描いていこう 負けられないから 終われないから 僕は何度だって立つよ>という歌詞は、きっと1年前の僕の心情だと思うんです。実際に活動している僕を知らない人たちが色々と言っていましたが、そういった声に惑わされることなく音楽活動を続け、強くて太い幹ができたことで僕のメンタルはとても充実していました。

──そして、2023年は「SUPER SESSION」ということですね。

ツアーやフェスに参加させていただき、さらに充実していく活動のなかで、3年目に突入する7月7日に伝えたいことは、「チャレンジし続けたら、誰だって絶対に幸せになれるぜ」という確固たる自信なんですよね。だって、僕自身がそうですから。『シナモン』でデビューするまでは色んなことを言われていましたが、僕自身は音楽というブレない軸を自分のなかに持って、一緒に歩んでくれる人たちへの感謝を忘れずひたすらチャレンジし続けてきた結果、「今、俺はすごく幸せです」という状態なんです。この幸せを、一人でも多くの方に味わっていただきたい。そういったことを考えながら「手を挙げていこうぜ!」と伝えているのが今回の「SUPER SESSION」です。

──「ダンスナンバーがくるのかな?」とも思いましたが、力強い歌詞とロックサウンドが印象的な楽曲となっています。

最初はもっとダンサブルで踊りながら歌う曲にしようかなと思ったんですけど、7月15日(土)の『JOIN ALIVE』をはじめとして、フェスや対バンに出て色んな人に自分の曲を披露する未来を想像したときに、知らない曲でも一緒に拳を突き上げて盛り上がることができると、きっとオーディエンスも楽しいと思うんですよね。そういった意味でも、「SUPER SESSION」がいいんじゃないかなと思いました。

──3年目の狼煙をあげるにピッタリの曲ですね。

「今年も攻めるぞ! 俺と一緒にポジティブに幸せになろうぜ!」という楽曲だと思います。これまでの2年間でどんどん実力がついて、音楽仲間もオーディエンスも増えてきているという自信があるので、これからも一つひとつの曲と真摯に向き合い、一つひとつのステージを全力でやり続ける。どれだけ僕が本気で音楽をやっているかは、見てもらえばわかると思うのでね、僕は自分のパフォーマンスをもっともっと磨いてブラッシュアップしていくだけだと思っています。そう思えたのもこの2年間があったおかげですし、ソロになって自分がやってきたことに間違いはなかったんだと実感できているので、続けていくだけです。この先どんなステージに辿り着けるのか、それは僕にはわかりません。マーケティングについては僕の周りで協力してくれている方たちに委ねることしかできないので、僕はパフォーマンスという素材を磨き上げて、彼らにパスするだけですよね。

──8月31日(木)から始まる2マンライブツアー『2ペプラ手越 –TWO MAN ZEPP TOUR-』も楽しみですね。

ライブ自体も楽しみですが、僕はバックヤードも全部見ることができるのが楽しみなんです。昨年開催した『スぺプラ手越フェス』でもそうでしたが……各アーティストがどういった音作りをしていて、どんなチームで動いていて、どうやってスタッフ陣とコミュニケーションをとっているのか。リハーサルはどんな感じでやるのか。そういったすべてを見ることができるのは、僕の特権だと思っています(笑)。今回の6組は僕のホームに来ていただくので、照明も音響も僕がずっと一緒にやっているチームが担当するんです。だからこそ、6組がそれぞれに輝けるように、僕もすべてに立ち会って一緒にステージを作っていきたいと思っています。ゲストに来ていただくからには、かっこいい彼らをファンのみなさんにお見せして、喜んで帰っていただきたい。きっと、とびきりかっこいい彼らが見られると思います。

──改めて、3年目を迎えるうえでファンの皆さんにもメッセージをいただけますか。

僕も僕のファンの人たちも、きっと「手越祐也はこの先どうなっていくんだろう?」と心配になることってもうないと思うんです。あとは、「いかに幸せになっていくか」ですから。最初の頃は「手越祐也についていって大丈夫かな?」と思わせてしまったでしょうし、僕自身も「ひとりでやっていけるのかな?」といった不安や心配もありましたが、「もう俺ら、大丈夫だよね?」と、今は確固たる自信と絆を確立しているので……しかも、その輪がどんどん広がってきているんです。そんななかで僕にできることと言ったら、先ほどの話の繰り返しになりますが、パフォーマンスを磨いて進化し続けるだけなんです。次のツアーがもしあったら、『CHECKMATE』よりもカッコいいものを作ることは間違いないし、1年後の7月7日には今この時点の手越祐也を超えている自信があるので。もう十分に信頼関係は築けているけれど、「これからも信じてついてきてくれたら絶対に幸せにするので、期待していてください」ということですかね(笑)。

──2年後に今のような景色を見ているだろうと、デビューするときは予想していましたか?

まったくしてないです!(笑)とにかく曲を増やさないとライブができないから、6か月連続リリースを妥協することなくやり遂げるという目の前の課題がありました。あの時は本当に大変でしたが、そういったものを乗り越えて「スぺプラ手越」が実現して、素晴らしいバンドの方たちに出会えて、色んなフェスからもお声がけいただいたりと……どんどん広がってきたんです。それはもう、一つひとつを妥協することなくやり続けてきた僕らへの、神様がくれたご褒美だと思っています。

──そういう意味では、この先も何が待っているのかわかりませんが、それがまた楽しみにもなりますね。

そうですね。将来が決まっていたら人生はつまらないと僕は思うんです。どんどん相手が強くなっていって、それに対して武器や仲間を集めて挑んでいくからゲームって楽しいんですが、僕は人生もある意味ゲームだと思っているので……最初からレベル100で余裕で勝ってしまうなんて面白くないじゃないですか。いいことも悪いことも含めて、未来に何が待ち受けているのかわからないからこそ、僕は人生というゲームを楽しんで歩むことができる。当然マイナスなことも訪れると思いますが、戦うチームが強ければ、マイナスのことだって跳ね返すことができますから。仲間を増やしてどんどんチームを強くしていきたいですね。

取材・文=とみたまい 写真=フォーライフミュージック提供

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2023年7月8日(土)日本青年館ホールにて『シュレック・ザ・ミュージカル』フルバージョン公演が開幕する。初日に先駆け、公開抜き稽古ならびに初日前会見が行われた。会見には応援サポーターの近藤春菜(ハリセンボン)も駆けつけ、七夕&シュレックに合わせた緑ベースの浴衣姿で登場。キャスト一同が願い事を書いた短冊が飾られた笹を前に、フルバージョン公演成功を祈願した。

まずは、公開抜き稽古の模様からお伝えしよう。

『シュレック』は、『マダガスカル』『カンフー・パンダ』など数多くの子供向けアニメ映画を手掛けてきたドリームワークスが2001年に制作し、史上初のアカデミー長編アニメ映画賞を受賞した大ヒットアドベンチャーコメディ映画。2008年にブロードウェイにてミュージカル化され、2022年8月に90分短縮バージョンがトライアウト公演として日本初上陸した。

今回のフルバージョン公演では、主人公・シュレック役のspi、ヒロイン・フィオナ役の福田えり、喋るロバ・ドンキー役の吉田純也、ファークアード卿役の泉見洋平をはじめ、前回大好評を博したメインキャスト陣が続投。今回メディアに公開されたのは一幕のみだが、アンサンブルキャストを含めパワフルさを増すシュレック・カンパニーの熱量を全身に浴び、笑いと少しの切なさと、愛おしいキャラクターたちに、爽快な気持ちで帰路についた。

シュレック役のspiは、さすがの安定感でのびのびとしたパフォーマンスを披露。オープニング「♪でかく明るく美しい世界」では一人の生活を満喫する様を高らかに歌い上げ、一気に『シュレック』の世界へと引き込んでいく。今回、冒頭でシュレックサイドに加えてフィオナサイドの幼少期もリンクして描かれていることで、ふたりのつながりがぐんと増して感じ取れ、『シュレック』の世界への入りがスムーズになっているように感じた。いわゆるツッコミとしての機能が多いシュレックは、周りとの温度差が面白味のエッセンスに。

ヒロイン・フィオナ役を務めるのは福田えり。SPICEでは独自連載『ミュージカル・リレイヤーズ』の配信イベント(2022年12月開催)にて同作のナンバーを一曲披露してもらったが、今回もコメディエンヌっぷりを遺憾なく発揮。”お姫様ってこういうもの”と幼いころに塔に閉じ込められ、”ストーリー通り”の救出劇を待ち望むフィオナが歌う「♪今日こそだと信じて」は、ヤングフィオナ、ティーンフィオナと三人で歌うナンバー。期待に胸膨らませるヤングフィオナから、徐々に諦めや不安が滲むティーン時代、フィオナの孤独な年月は、彼女自身の人間味溢れる性格に助けられ笑いとともにじんわりと胸に広がる。シュレックが現れたときのフィオナの興奮っぷりが、なんとも可愛らしい。プリンセス然と優雅で高貴に姿勢を整えるさまと、感情が溢れ出し抑えきれない少女らしさの共存が魅力的だ。

吉田純也は、素直でお気楽、その場しのぎ的な軽快なドンキーを好演。普段のゆるーい雰囲気と、カッコつける場面での声のトーンや動きの切り替えが楽しい。シュレックが思わず警戒心を解き、素直な自分を見せてしまうのも納得の脱力感だ。コミカルな喋りと確かな歌声で物語を盛り上げる。

ファークアード卿役の泉見洋平は、なんとも憎らしい表情が魅力。その眉どうやって動かしてるの?!と笑ってしまう。領地・デュロックの素晴らしさ(もとい、自身の素晴らしさ)を歌う「♪どうだいデュロック」は、人形のようなコーラス・ダンサーたちと一体となって舞台を華やかに彩る。ファークアード卿は物語では敵役でもあり、登場する場面では物々しい兵士たちも引き連れ緊迫したシーン……のはずなのに、それすらコミカルに見えてしまうのは『シュレック』の魅力か。

フルバージョン公演となり、各キャラクターたちのストーリーや感情の動きがわかりやすくなっていた。シュレックの沼に追いやられたおとぎの国の住人たちを含め、キャラクター皆が個性的であるのと同時に、ある種”お決まり”の安心感も心地よく、ところどころに盛り込まれる笑える仕掛けも注目。歌詞やセリフには、日本で馴染みある物語などがちりばめられているので、よくよく聞くと一層楽しいだろう。ちなみに、フィオナがいるドラゴンの塔に向かう道すがらシュレックとドンキーが歌う「♪トラベルソング」では、某ミュージカルを模した一節が登場し思わず噴き出した。

「オーガって嫌われるもの」と”オーガらしく”沼地に引きこもるシュレック。”プリンセスらしく”塔の上で待ち続けたフィオナ。心の奥底の願いを歌う「♪誰かになれたら」に幕を閉じた第一幕に続き、「そういうもの」で構成される物語が、第二幕にてどう変わっていくのか。

>(NEXT)初日前会見の模様&キャストコメントを紹介

 

抜き稽古の後には、spiと応援サポーターの近藤春菜が登壇し初日前会見が行われた。

二度目の応援サポーター就任について近藤は「(『シュレック・ザ・ミュージカル』の)応援サポーターは私しかいないなと思っていますので、とてもうれしいです」とコメント。フルバージョン公演について尋ねられたspiは、「たくさん歌わせていただきますので、前回来た方も倍楽しめるんじゃないかなと思います」と自信をのぞかせた。今回は生オーケストラの演奏での上演で、そこもパワーアップしたポイントだ。

一方で、公演時間が長くなる分、マスク着用が大変、とこぼしたspi。「顔がどんどん小さくなって、(公演が)終わるころには拳くらいになってるんじゃないかな」と笑わせた。主なキャスト続投での公演で「笑いの絶えない風通しのいい現場だった」と稽古期間を振り返り、キャストがのびのびパフォーマンスできる環境づくりを(演出家が)してくれた、と感謝を口にした。

「いろんな人を誘って何度も来たい」と話した近藤は、応援サポーターとしての意気込みを尋ねられると、「サブリミナル効果を狙って、番組などに出たときに『シュレック』(※小さい声で呟いてみせる近藤)っていろんなところで細かく言っていきたいですね。みんなが「あれ?いつの間にか脳裏に『シュレック』が…」ってなるように(笑)」と、独特のサポート方法を披露。これにはspiも声を上げて笑っていた。

この日は七夕ということもあり、キャスト一同が願い事を書いた短冊がつるされた笹も登場。メインキャストのspi、福田えり、吉田純也、泉見洋平と近藤春菜が書いた短冊も会見でお披露目された。「『シュレック・ザ・ミュージカル』がたくさんのお客様に楽しんでいただけますように(福田)」「客席が笑顔で溢れますように(吉田)」「歌でみんながシアワセになりますように!!(泉見)」と公演に絡んだ願い事が続く中、「ハリセンボン近藤春菜さんとおなら対決がしたい!!」という願いを書いたのはspi。

短冊披露のお手伝いはフィオナ役の福田えり。吉田純也の達筆っぷりに驚きの声が。

短冊披露のお手伝いはフィオナ役の福田えり。吉田純也の達筆っぷりに驚きの声が。

三匹のこぶた・澤田が書いた「トンカツにはなりませんように」という短冊を見つけた近藤。「生姜焼きにはなる可能性がありますね(笑)」との返しはさすが。笹と短冊は7月16日ころまでロビーにに飾られるそう。

三匹のこぶた・澤田が書いた「トンカツにはなりませんように」という短冊を見つけた近藤。「生姜焼きにはなる可能性がありますね(笑)」との返しはさすが。笹と短冊は7月16日ころまでロビーにに飾られるそう。

本編冒頭のナンバーで「おなら」で花を咲かせるシュレックにちなんで急遽対決が決定。「まずは見本を」と、本家・spiがおならで花を咲かせる中、近藤がいざ構えると、シュレックに扮した近藤の写真が舞台後方一面に広がった。「大きすぎませんか?!恥ずかしい!」と叫ぶ近藤と、「すごいですね!負けました!」と感嘆するspi。ふたりの掛け合いに、会場が笑いに包まれた。

続く近藤の願いは「シュレックにお姫様抱っこしてもらえますように」。「ロマンチックな七夕の日ですから。シュレックさん……というより中の人、spiさんに……」と照れつつ言う近藤に、「マスク突き抜けないでください!(笑)」と笑って返したシュレックことspi。本番を控えるspiの腰を心配する近藤をよそに、その逞しさで軽々抱え上げ、「軽かったですよ。2キロくらいでした」と笑顔を返した。

公演の見どころについて、「一幕のラストの歌はもちろん、子供たちにもわかりやすいお笑いもちりばめられていますので、三世代にわたって見に来ていただきたいと思います」とspiがアピールし、「やっぱり『シュレック』最高!」の掛け声で会見は締めくくられた。

『シュレック・ザ・ミュージカル』フルバージョン公演は、日本青年館ホールにて、7月8日(土)~16(日)、7月22日(土)~7月30日(日)の全20公演。

>(NEXT)福田えり、吉田純也、泉見洋平のコメントを紹介

 

■福田えり(フィオナ 役)

<初日を迎える気持ち>
劇場に入り、いよいよ始まるのだなぁという緊張感と、作品の最後のピースであるお客様と共に、このシュレックの世界を創り上げることができる高揚感に包まれています!
早く皆様とシュレックの世界を共有したいです。
1公演1公演、大切に楽しんでフィオナを演じたいと思います。

<フルバージョンになっての見どころ>
昨年のトライアウトverにはなかった楽曲やカットされていたシーンも増え、一人一人のキャラクター性が更に深くなっているかなと思います。
そして今回は、16人編成の生オーケストラでの上演となるので、迫力ある音楽も見どころです!

<お客様へのメッセージ>
いよいよシュレックザミュージカルが開幕いたします!
個性豊かで愛くるしいキャラクターが勢揃い!
目で耳で楽しみ、大いに笑い、そして時にホロッと心に刺さる瞬間も。
観終わった後、心があったかくなる作品です。
ぜひ、劇場で体感してください!皆様のご来場を心よりお待ちしております。

■吉田純也(ドンキー 役)

<初日を迎える気持ち>
何よりもまずはドキドキしています!そして…
昨年の「トライアル公演」と今年の「本公演」とでは、全くもって新しい気持ちです。全ての内容がボリュームアップ・パワーアップしているからです。とは言っても、トライアル公演で見つけた楽しさ、面白さ、友情、絆を活かしています。

<フルバージョンになっての見どころ>
キャストは元より、オーケストラの皆さんの素晴らしい熱演ですね。客席や舞台上からは姿は見えませんが、舞台袖でしっかりとシュレック・ザ・ミュージカルの世界を彩ってくださっています。稽古場では楽士のみなさんと向かい合って練習できました。これは物凄く大きな事でした。迫力のある演奏も、おひとりおひとりの緻密で繊細な心と音から成り立っているんだなと改めて感じられました。そんな心の振動を感じてくださいね!

<お客様へのメッセージ>
日常生活において、他人には言えないコンプレックスってわりと、誰でもあると思うんです。
それを抱えたまま是非劇場へ(笑)
とびっきり変な仲間たちが、みなさんを大歓迎しますから頭空っぽで楽しんでいただけたら嬉しいです。

泉見洋平(ファークアード卿 役)

<初日を迎える気持ち、フルバージョンになっての見どころ>
昨年のトライアウト公演では短縮版の為、描かれていなかった場面やナンバーがあります。
僕が演じる"ファークアード卿"も、二幕で新曲「ファークアードのバラード」があります。
自身の生い立ちが詳しく解るナンバーで、なぜこんなにわがままで強欲になってしまったのか…。
涙なしでは語れない壮絶な半生を歌います(笑)
そして、前回もあった"ファークアード卿"のお城、"デュロック城"の場面とナンバーは、楽曲がフルサイズになって、ダンサーの皆さんと共に、より一層華やかなキラキラしたショーナンバーになりました!
ちっちゃな王様"ファークアード卿"、今年も汗多めで頑張っています!

<お客様へのメッセージ>
このお話は、怪物とおとぎ話の住人達が繰り広げる、人間ドラマだと思います。
愉快でファンタジーなナンバーの中に込められた"大切なコト"を、大人も子供も楽しみながらキャッチして頂けたなら幸いです。
ちびっ子達の初めて観るミュージカルが「シュレック・ザ・ミュージカル」だと嬉しいですね。

取材・文・撮影=yuka morioka(SPICE編集部) 

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2023年7月8日(土)より天王洲 銀河劇場にて、舞台『魔法使いの約束』祝祭シリーズ Part2が開幕し、舞台写真、及びキャストコメントが公開された。

(C)coly/舞台まほやく製作委員会

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魔法使いと心を繋ぐ育成ゲーム『魔法使いの約束』(以下、『まほやく』)は株式会社colyより配信されているスマートフォン向けアプリゲームで、2019年11月の配信以降、現在600万ダウンロードを超える人気ゲーム。現代から魔法の世界に召喚された主人公が、<大いなる厄災>と戦う21人の魔法使いの賢者として世界を救うために活躍する物語だ。

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今回の舞台化では、原作アプリ内イベント「祝祭シリーズ」のうち、正義と祝祭のプレリュード〜中央の国&南の国〜・奇跡と祝祭のプレリュード〜東の国&北の国〜・矜持と祝祭のプレリュード〜北の国&中央の国〜の3ストーリーが展開する。

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なお、本公演は7月23日(日)まで上演。

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キャストコメント

■【中央の国】オズ 役:丘山晴己
初日を迎えられる事ワクワクがとまりません!! 祝祭シリーズ Part1 から素敵なバトンをいただき、いよいよ祝祭シリーズ Part2!
第1章からたくさんのお客さまにご覧いただき今の僕たちがあります、心より感謝申し上げます。
本作では今まで見ることのできなかった中央、東、北の国のストーリーがよりパワフル&ドラマティックに展開していきます!皆さまに楽しんでもらえるように、初日からそして千秋楽までみんなでそれぞれのキャラと向き合い、ストーリーと向き合っていきたいと思います!
それでは、魔法の世界でお待ちしております!!

■【北の国】スノウ 役:奥田夢叶
祝祭シリーズ Part2、ついに開幕となります。
これまでの公演とは違った面白さがある祝祭シリーズ。沢山悩んで考え抜いて、ここまで来ました。
今はとにかく楽しんで、稽古で培ってきた経験を持って祝祭の旅に出かけようと思います! 祝祭シリーズ Part1を観て受け取った感動と興奮を、今度は僕たちがお客さまにお届けする番です。誠心誠意、全力で楽しみます!
最後まで応援、よろしくお願いします。

■【北の国】ホワイト 役:田口 司
僕自身は約 1 年ぶりに出演するまほステ、めちゃくちゃ楽しみにしていました。
祝祭シリーズ Part1 は客席から観ていましたが、出演している時には感じられなかったものだったり、客席からはこんな世界が広がっていたのか!と改めてこれほどにも素敵な作品に出演させていただけているんだなぁと嬉しくなりました。その思いを胸に刻み、Part2に臨みたいと思います!
普段は可愛いスノウとホワイトですが、北の国らしさ全開でかっこいい姿を見られるんじゃないかなと思いますので楽しみにしていただけたら嬉しいです。僕もかっこいい姿をお届けできるよう頑張ります!(笑)

■【東の国】ファウスト 役:矢田悠祐
賢者さま、こんにちは。
僕たちも待ちに待った祝祭シリーズ Part2 がようやく開幕いたします。
祝祭シリーズでは、国ごとの特色がより濃く描かれています。
祝祭シリーズ Part1はエンタテインメントに溢れた、これぞ魔法使い! というような西の国、心温まる南の国のロードムービーのようなお話の2つでしたが、今回も3つの国の特色、魅力がそれぞれ溢れていて、素敵な舞台になるのではないかなと思っております。
今回ファウストとしては、舞台ではあまり深く描かれていなかった東の国の先生としての姿を、より細かくお見せできるかと思います。そして東の国一丸となって、密度の濃い関係をより一層作りあげました。ぜひご期待ください。
あとは…なんといっても祝祭衣裳が豪華絢爛です! 細かい所まで再現されていて、早く皆さまにお見せしたいです。
個人的にはファーの部分が気に入っています。かわいいです。
とにかく見せたいものばかりがぎゅっと詰まった祝祭シリーズ Part2 ですので、ぜひご覧いただければ幸いです。お楽しみに。

■吟遊詩人 役:雷太
いよいよ、まほステの幕が上がります!
キャスト一人ひとりが試行錯誤を重ね、挑戦し、切磋琢磨し合う姿に、なんて素敵なカンパニーなんだろうと心を打たれました。
劇場に足を運んでくださるお客様に、素晴らしい時間を過ごしていただけますように…。そんな思いで僕自身、日々稽古を重ねてまいりました。
魔法使い達の生き様を、ぜひその目に焼き付けてください!

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9⽉19⽇(⽕)に東京・LIQUIDROOMで開催される『mitsume LIQUIDROOM 19th ANNIVERSARY』に、トクマルシューゴが出演することがわかった。

トクマルシューゴ

トクマルシューゴ

ミツメ

ミツメ

『mitsume LIQUIDROOM 19th ANNIVERSARY』は、LIQUIDROOMの19周年を記念して開催される、ミツメのツーマンライブ。チケットの一般発売は、本日7月8日よりイープラスにて受付がスタートしている。

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世界的ベストセラー作家・村上春樹の大長編小説『ねじまき鳥クロニクル』が初舞台化されてから3年。その深い迷宮のような世界が、時代の先端を疾走するエッジの効いた表現者たちの手によって舞台の空間に浮かび上がった様は、村上ワールドの新たな演劇表現と高い評価が集まった。その舞台『ねじまき鳥クロニクル』が2023年11月、東京芸術劇場 プレイハウスで再演されることになった。

初演に引き続き、トップクリエイターたちが揃った。ミュージカル『100万回生きたねこ』や百鬼オペラ『羅生門』を手がけたイスラエル出身のインバル・ピントが演出・振付・美術を担当。同じくイスラエル出身のアミール・クリガーが脚本・演出を担い、日本からは「マームとジプシー」を主宰する藤田貴大が脚本・演出として参加し、協同作業を行う。なお、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の音楽で知られる即興演奏家の大友良英が音楽を担当。成河、渡辺大知、門脇麦ら〈演じる・歌う・踊る〉キャスト10人のほか、〈特に踊る〉ダンサーが8人出演する。

今回SPICE編集部は、綿谷ノボル役として〈演じる・歌う・踊る〉大貫勇輔首藤康之に単独インタビューを実施。初演から続投する大貫には初演のクリエイションの様子を、今回初参加となる首藤には作品の印象などを聞いた。

大貫勇輔「まさか尊敬する首藤さんとWキャストができるなんて!」

――まずは出演にあたってのお気持ちを教えてください。

大貫勇輔(以下、大貫):3年前の初演はコロナ禍が始まったばかりの頃。公演が途中で中止になってしまい、最後までできずにとても悔しい思いをしました。再演の話を聞いたときに、僕はすでに『ハリー・ポッターと呪いの子』への出演が決まっていて、この『ねじまき鳥』と時期が被っていたんですね。なので、「今回は出られないのか〜」と落ち込んでいたら、なんとか合間を縫って出演できることになって。最後までできなかったという意味でリベンジができるのは本当に嬉しいですし、初演のときも完成度の高い作品でしたが、再演ということでさらにブラッシュアップできることも嬉しいです。そして何より、僕が尊敬する首藤さんとまさかWキャストをできる日が来るとは! それも含めて、本当にいろいろ嬉しいことずくめです!

首藤康之(以下、首藤):僕は今回が初めての出演です。初演のキャストがほぼ集っていますし、何よりWキャストの大貫さんが初演を経験されているので心強いです。大貫さんが創り上げてきたキャラクターに学びをいただきながらノボルという役を構築していきたいと思っています。それに(演出・振付・美術の)インバルさんとも初めてなので、創作が今から楽しみです。

ーー首藤さんは初演はご覧になられたのでしょうか? ご覧になった感想をぜひお聞かせください。

首藤:映像で観ました。この壮大な物語をよく3時間ぐらいの作品にまとめたなぁと思いましたね。ストーリーの構成はもちろんですが、一つ一つのシーンが丁寧に繊細に作られているなという印象です。1人の演者として、どういうプロセスを経て作品を構築していったのか。そこにすごく興味を抱きました。……でも、歌があるんだと思って。断ろうと思いましたよ(笑)。

大貫:その気持ち、分かります(笑)。僕も『王家の紋章』(2021)という作品で、本格的に歌と向き合ったんですよ。それまで出演してきた作品はどちらかというとお芝居に近い歌唱が多かったので、キャラクターで乗り切ってきた部分があった。でも『王家の紋章』で歌と向き合って、今も毎回苦しんでますけど、やっと楽しくなってきた今なんです。自分自身、またあのノボルの歌と向き合ったときにどうなるか楽しみではあります。ちなみに首藤さん、歌うの初めてですか?

首藤:そうだね、ちゃんと歌うのは初めてかもしれない。

大貫:ノボルの歌って、音がズーンズーンと鳴っているところで、和音のある音をとって歌い出さなきゃいけないんですが、僕、それが最初全然できなくて……稽古中気持ち悪くなるぐらい緊張していたことを思い出しました(笑)。

首藤:いや、本番はできていたじゃないですか。いろいろ教えてください(笑)

首藤康之「幸せな瞬間を存分に楽しみたい」

初演の様子(左:渡辺大知 中央:大貫勇輔/撮影:田中亜紀)

初演の様子(左:渡辺大知 中央:大貫勇輔/撮影:田中亜紀)

――初演を経験されている大貫さん。初演の稽古場はまさにクリエイションが行われていましたね。

大貫:そうですね。脚本のこと、音楽のこと、ダンスのこと……全部が同時進行でした。特に音楽家の大友(良英)さんや脚本の藤田(貴大)さんは、あのインバルの無茶ぶりにずっと応え続けていて、彼らにとっては恐ろしい現場だったんだろうなと推察します(笑)。でも僕ら表現者としてはこんなに幸せなことはないなと思って。全部をゼロから作り始めるわけですから。僕たちも全力でトライをして、あるときはそれが認められたり、あるときはそれでは足りないからここを変えてみようかと話し合ったりと、まさにクリエイションの連続でしたから、本当に楽しい時間でしたね。

――逆に初演の経験があられるからこそ、目指すべきゴールも明確になって、再演にあたってはプラスになりそうですね?

大貫:ちょっと小耳に挟んだ話では、もう手直ししたいところが決まっているらしいんです。つまり、大枠の脚本はほとんど変えないで、何ヶ所か手を入れたい、と。初演はクリエイションにとにかく時間かかったので、それに比べたら楽にはなるだろうと思います。とはいえ、首藤さんは僕とは全然違うタイプなので、また違った綿谷ノボルが出来上がるでしょう。そこはすごく楽しみですし、きっとそれに僕も影響されて何か変わるんでしょうね。それに初演からの3年間にもいろいろありました。その自分なりの変化みたいなものを取り入れられて、また新たな綿谷ノボルを作りあげられたらとは思っています。

――首藤さんは先ほど「創作のプロセスも楽しみ」と仰っていました。再演の現場に初めて参加されることに関してはいかがですか。わくわくの方が大きいですか?それとも首藤さんでも不安なこともあられるのですか?

首藤:もちろん不安はいつも同居してるんですけども……わくわくも同じぐらいあります。それに、大貫さんと僕はジェネレーションが全然違うので……。

大貫:え、首藤さん今、おいくつですか?

首藤:今年52歳です。

大貫:ええ!? 僕と18歳も違うんですか!?

首藤:そうだよ(笑)。大貫さんぐらい年齢が離れた人と同じ役をやることは、このジャンルならではな感じがするんですよね。お芝居だけだと――例えばロミオを30歳の人と50歳の人がWキャストでやるかといったらそうじゃないでしょう?だから今回、そういうジェネレーションギャップみたいなのもすごく面白いなと思っていて。多分大貫さんから学ぶことがたくさん出てくると思います。もともと僕はWキャストの相手を見るのが好きでね。別の人間が同じ役をやっているなんて、すごく面白いから。楽しみにしています。

――ジェネレーションギャップのお話がありましたが、改めてお互いの印象を教えてください。

大貫:僕はマシュー・ボーンの『スワンレイク』が大好きなんです。首藤さんは、日本人で単身ロンドンに行って、オーディションを受けて、役を勝ち取られた。僕も『ドリアン・グレイ』という作品でオーディションを受けて、役をもらっているんですけど……そのとき僕は事務所のスタッフと一緒でしたからね。1人でやられた首藤さんはすごいですよ……!

首藤:……『スワンレイク』やれば?年齢的にちょうどいいんじゃない?

大貫:やりたいですよ!(笑)もっと言ってください!(笑)

首藤:ちょうどいいと思います。ストレンジャー(役)、合いそう。

大貫:僕はそもそも大尊敬していたのに、「自分の意思で」と聞いてから更にすごいなと思っていました。そこから俳優業もやられて……僕も過去に2作品ぐらい拝見したんですけど……僕はある種、首藤さんの背中を追っていたようなところがあるなと思うんです。それが今回、Wキャストとして出演できること、本当に嬉しく思っています。

――首藤さんからご覧になって、大貫さんのご活躍はどう映ってらっしゃいますか?

首藤:僕が最初に彼を見たのが、多分すごく若い頃。(近藤)良平さんの作品で、新国立劇場で上演された……

大貫:「牧神の午後への前奏曲」(2010)ですかね。平原慎太郎くんと踊りました。

首藤:そうそう。若くて、綺麗なダンサーが出てきたなと思ったことを覚えています。マシューの『ドリアン・グレイ』も観ましたが、身体能力がやっぱりちょっと人とは違う。努力だけでは成し遂げられないようなものをお持ちだなと思っています。その後ご活躍はね、みなさんご存知でしょう。大活躍されていますよね。なんか素直に嬉しいですし、不思議な気持ちです。そんな大貫さんとWキャストで同じ役をやる。とても幸運なことだと思います。

――初演のときは舞台化すること自体がニュースになりましたが、改めて本作の魅力をお聞きしたいです。どういうところに面白みを感じていらっしゃいますか?

大貫:一点透視図のようなセットが移り変わり、飛び出す絵本のようになっていく……ダンスや抽象的な表現で、お客さんが自由に受け取れる余白を与えながらも、三部作の原作は忠実に再現する。そして、音楽の持つパワーも素晴らしかった。村上春樹さんのファンがご覧になって、そして村上春樹さんご本人がご覧になって、素晴らしかったと言ってくださった。そのことにものすごく自信を得ました。やはりそれはインバルの全方向への想像力があるからで――芝居に関してはアミールが担っていましたが、インバルの頭がどうなってるんだろうと思いますよ(笑)。

初演の様子(門脇麦/撮影:田中亜紀)

初演の様子(門脇麦/撮影:田中亜紀)

僕は特に吹越(満)さんが語るシーンがすごく好き。ダンサーたちが電球をあっちこっち行ったり来たりさせて、吹越さんが宙に浮いたりして……。原作を読んでいるときも、起きているのか夢なのか分からなくなる場面ですけど、舞台でもあの感覚になれる演出・振付はすごい。

首藤:うん、僕もあのシーンは素敵だと思った。どうやってあのシーンを作ったのか、とても興味あります。きっと「1分」作るのに、何時間も何日も何週間もかけて作るわけでしょう? 演者にとっては、そういう創作の過程に身を置けることは本当にラッキーだし、幸せなこと。今回は僕もそんな幸福な瞬間を存分に楽しみたいと思います。

――ちなみに首藤さんはインバルさんなどとはもうお話はされたんでしょうか?

首藤:いえ、まだないです。

――では、インバルさんとの向き合い方のアドバイスと言いますか、インバルさんとの創作にあたって思われたことを大貫さんにお聞きしたいです。

大貫:首藤さんは百戦錬磨ですから、僕から言うことなんてないですけども……インバルはすごく自由で、それぞれの個性や感性を信じてくださっている方だなと思います。もちろん与えてくれることもあるんですけど、「どんどん出してくれていいよ!」というタイプで、それぞれの表現者の“解”を待ってくださるイメージがあります。物作りに対するストイックさはありながらも、何よりインバル自身が遊んでいるし、楽しんでますよね。だからこそ面白いアイディアがどんどん次から次へと出てくるんだろうなぁ。……つまり、表現者としてはもうめちゃくちゃ楽しい現場ですね!

――それを踏まえて首藤さんはどう思われますか?

首藤:僕が今まで仕事を一緒にしてきた演出家や振付家もみんなそうですけど、今、大貫さんが仰ったように、インバルさんも「これはこうだ!」と決めつけるのではなく、余白を持って与えて、その余白に表現者一人ひとりが自分自身を差し込めるように工夫してくださる方なんだろうなと思います。それは作品を見ていてもすごく感じるので、あとは付いていくだけです。

「村上春樹さんが舞台化を喜んでくれて、嬉しかった」

初演の様子(中央:渡辺大知 右:成河/撮影:田中亜紀)

初演の様子(中央:渡辺大知 右:成河/撮影:田中亜紀)

――原作の村上春樹さんのことについてもお聞きします。偉大な作家ですが、お二人はそれぞれどんな印象をお持ちですか? 好きな作品などもあればぜひ教えてください。

大貫:初演の初日にご本人が観に来てくださってお会いしたんですけど、なんていうんだろう、本当にいるんだ!と思いました(笑)。世界的にも有名な小説家ですから、お目にかかってとても感動したことを覚えてます。そしてその村上さんが舞台化を喜んでくれていることにも本当に嬉しかったです。

首藤:僕は村上さんの大ファンなんです。村上さんの小説を原作にした舞台作品に出演できること、改めて嬉しく思います。村上さんの小説を読むと、そのイマジネーションの深さが桁違いだなぁと思うんです。どんどんどんどん世界に潜り込んでいって、自分の中にもそのイマジネーションが広がっていく感覚が生まれる気がします。僕たちは舞台作品として、その世界に飛び込むわけですけども、恐れずにいきたいですね。

――コロナ禍がようやく開けようとしている今、思うことを教えてください。また、舞台を楽しみにされているお客様にもメッセージをお願いします!

大貫:今でも忘れもしないのですが、僕にとって、コロナ禍の自粛期間が明けた一発目の舞台が『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』の再演でした。初日の幕が開くときに、拍手が起きたんですね。その拍手にキャストがみんな泣いて……1曲目はみんなで歌いながら出てくるんですけど、嗚咽で歌うのが本当に大変だったぐらい(笑)。そのときに、ああ、俺、生きててよかったと本当に思ったんです。コロナ禍で、何のためのに生きてるのかなと自問自答し、自分自身の必要性を考えさせられました。周りの仲間にその思いを打ち明けると、同じような思いを抱えた人もいて。表現者にとって本当に苦しい時期だったんです。でもあの拍手をいただいたとき、本当に感動したんです。

今やっと(感染法上の分類が)「5類」になって、僕は直近で『マチルダ』に出演していますが、お客さんの笑い声が聞こえたり、時折「ブラボー!」という声が聞こえたりして、本当に嬉しかったです。今回の『ねじまき鳥クロニクル』が上演される11月の状況は正直分からないですけど、芸術を純粋に楽しめるコロナ禍前のような状態に戻っていってくれたらなと願っていますし、この作品をたくさんの人に観てもらえたら嬉しいです。

首藤:僕も大貫さんが仰ったことに同感です。僕たちの仕事は稽古をして、本番に臨むわけですけど、シンプルに稽古や本番ができることが一番の幸せなんだなと思い知りました。当たり前のように思っていたことが、当たり前ではないんだと、この3年間身に染みて感じましたので、一瞬一瞬を大切にしながらやっていきたいと思います。

取材・文=五月女菜穂

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2023年12月8日(金)~12月10日(日)名古屋市芸術創造センター(12月7日(木)学生限定プレビュー公演 貸切公演あり)にて、30-DELUX NAGOYA本公演第3弾『義経千本桜~源平天外絵巻~』が上演されることが決定した。

2021年より製作が始まった30-DELUX NAGOYA。『ナナシ 2021』『シェイクス 2023-TOKAI side-』に続く本公演第三弾は、歌舞伎原作である『義経千本桜』をダイナミックにアレンジして、2015年に4都市で上演し1万人を超える動員を記録した和物アクションエンタメが『新版 義経千本桜』だ。今回、その作品を大幅にリニューアルし、名古屋にゆかりのあるキャスト、アーティストを集めて、新作『義経千本桜~源平天外絵巻~』として上演する。なお、本作は会場である名古屋市芸術創造センターの40周年主催事業として選ばれている。

源義経役に名古屋の人気ボーイズグループBOYS AND MENの吉原雅斗が舞台初主演。ヒロイン静御前役にはSKE48の北川愛乃、同じくSKE48の岡本彩夏も出演が決定。それ以外にもナゴヤ座の座長である名古屋山三郎、世界最速三味線奏者の山口晃司、東海地区から全国に活動を広げてきた大御所ラッパーのSEAMOなど名古屋に縁のある豪華キャスト。30-DELUXからは、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs氷帝より、氷帝学園の樺地崇弘役で今年デビューした栗原樹を弁慶役で抜擢、その他、村瀬文宣、竹之内景樹、清水順二他多数のキャストが参加予定。

吉原雅斗(BOYS AND MEN)

吉原雅斗(BOYS AND MEN)

北川愛乃(SKE48)

北川愛乃(SKE48)

岡本彩夏(SKE48)

岡本彩夏(SKE48)

名古屋山三郎

名古屋山三郎

山口晃司

山口晃司

SEAMO

SEAMO

栗原樹

栗原樹

村瀬文宣

村瀬文宣

竹之内景樹

竹之内景樹

清水順二

清水順二

脚本・演出には名古屋の劇団“演劇組織 KIMYO”の代表であり、自身の公演『ゴスン』において佐藤佐吉大演劇祭、優秀作品賞を受賞した宮谷達也を起用。東海地区を拠点に様々な方面で活躍するキャストとスタッフで上演される本作に期待しよう。

【あらすじ】
源義経は、源氏の総大将として武蔵坊弁慶らと共に平家討伐を果たす。しかし、兄頼朝の裏切りと朝廷の策略により、追われる身となってしまう。その義経の身を案じる、弁慶や静御前。
その頃、吉野の地で悪行を繰り返すいがみの権太は、ある噂を聞きつける。義経により壇ノ浦で討たれたはずの平家の武将たちが、生き延びているというのだ。義経への復讐に燃える平家大将の平知盛と平教経だったが、平維盛だけは、愛する妻を探すことを決意する。摂津の船問屋を訪れる義経一行であったが、店の主人の銀平は義経を討つために待ち構えていた平知盛であった。知盛の軍勢に囲まれる義経たち。義経は知盛の復讐の念を退け、傷を負った知盛は海に身を投げる。義経は、知盛の娘を演じていた「お安」と呼ばれる安徳帝の身を守る。平家の残党、そして兄頼朝の軍勢から次第に追い詰められる義経は、弁慶や仲間たちの温情をも振り切り、覚悟を決め、ひとり去っていく。
果たして、源義経の行く末は…。
源平の激しい戦乱に翻弄された人々の儚さを描く、大合戦絵巻。

源義経役:吉原雅斗 コメント

30-DELUXさんで初主演をさせていただけること、とても光栄に思います! 自分の性格上、今回演じる義経の様に肝が座っていて気持ちのいい男とは違うかもしれませんが、自分の道をしっかり進み、共演者の皆さんから沢山学び助けてもらいながら、新しい自分自身の可能性を見つけられたらと思っています。時代感が違う中での人間ドラマであり一筋縄ではいかないのは大前提としても、親が好きな時代劇に出るという昔からの一つの目標が叶うのでとてもやりがいを感じています。エンタメ不毛の地と言われたここ名古屋で、名古屋を愛するグループ代表として、しっかり向き合って盛り上げていけたらと思います!

脚本/演出:宮谷達也(演劇組織KIMYO) コメント

お恥ずかしながら、ぼくも劇作家・演出家の端くれであります。「義経」のお話はいつか舞台でやってみたいなぁと憧れていたので、今回のお話をいただいた時はとても嬉しかったのです。が…! 30-DELUXさんが過去に大成功を収めた作品を新たに書き直して演出するなんて、ハードル上がりっぱなしで大変恐縮しているのも事実であります。色々な感情でスタートしたこの企画、きっと素晴らしい出演者さんたちの魅力と30-DELUXさんの底力で、魂ゆさぶるスゴい舞台になることでしょう。この場を借りてこれだけは言わせてください。「殺陣のあるお芝居をやることもあるやろうし、源平とか勉強しとかなきゃなあ」とぼんやり義経の本を読んでいた20代の自分、ナイス。年末、劇場に桜を咲かせます。どうぞお楽しみに!

30-DELUX製作総指揮:清水順二 コメント

2015年に東京、大阪、名古屋、福岡の4都市でやった作・西森英行氏、演出・伊勢直弘氏の『新版 義経千本桜』は幻想的で美しい作品でした。その美しさは主演を演じた水夏希さんの女義経に象徴されるものでした。その作品を、宮谷達也氏が独自の設定をミックスして新作『義経千本桜~源平天外絵巻~』として生まれ変わります。義経役の吉原雅斗さんは、舞台『キャッシュオンデリバリー』でご一緒した時から、30-DELUXの殺陣で勝負しよう! と約束していました。弁慶役の栗原樹と共に、高身長な義経、弁慶はきっとお客様を圧倒するでしょう。素晴らしいキャストと共に圧倒的に熱のある作品に仕上げて、名古屋だけでなく、東京を始め他の地域にも持っていける礎をつくります。必ず劇場でご覧ください。

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