女優・逢沢りな、黒のランジェリー姿でエレガントな雰囲気を醸し出す 12年ぶり写真集『月刊 逢沢りな』発売が決定(写真4点)

NO IMAGE

逢沢りなの写真集『月刊 逢沢りな』が6月12日(水)に発売されることがわかった。

逢沢りなは、2008年の特撮番組『炎神戦隊ゴーオンジャー』(テレビ朝日系)で女優としてデビュー。2023年は、『サブスク彼女』、『18歳、新妻、不倫します。』、『警視庁強行犯係・樋口顕』などのドラマに出演した。2024年4月6日(土)からスタートする『おいハンサム!!2』(東海テレビ・フジテレビ)では、鼻血を自由自在にあやつれる翔子役で出演している。

『月刊 逢沢りな』先行カット (C)ND CHOW/講談社

『月刊 逢沢りな』先行カット (C)ND CHOW/講談社

『月刊 逢沢りな』は、そんな逢沢が12年ぶり、30歳を超えたタイミングでリリースする写真集。写真家のND CHOW(アンディ・チャオ)氏と初タッグを組んで撮影が行われている。

『月刊 逢沢りな』先行カット (C)ND CHOW/講談社

『月刊 逢沢りな』先行カット (C)ND CHOW/講談社

写真集の舞台はベトナム。ホーチミンの喧騒の中、逢沢は生活感あふれるアパートや街では、素朴に佇む様子を見せる。また、ラグジュアリーなクラシックホテルでは、ブラックのランジェリー姿でエレガントな雰囲気を醸し出す。刻々と色彩が移ろいでいく夕景の海では、アンニュイな表情も。逢沢は、撮影について、「NDさんはシチュエーションやイメージを決め込まずに、その時のインスピレーションでどんどんアイデアを出していくので、そのスタイルに、何も考えずについていきました」とコメントしている。

『月刊 逢沢りな』先行カット (C)ND CHOW/講談社

『月刊 逢沢りな』先行カット (C)ND CHOW/講談社

source:New feed

2024年4月より第2シーズンカが放送&配信開始となるTVアニメ『ダンジョン飯』の情報が多数解禁された。まず登場キャラクターが集合したキービジュアル第2弾とPV第3弾が公開された。

さらに第2シーズンオープニング主題歌がsumikaが歌う「運命」に、エンディング主題歌がリーガルリリーが歌う「キラキラの灰」に決定した。どちらの曲も本日公開のPV第3弾内にて聴くことができる。また各アーティストからコメントも届いている。

sumika

sumika

<sumikaコメント>
大人になるにつれ、未知に恐怖を感じるようになりました。新しいものに手を出して、知らない感情に陥るのが怖いからです。しかし、ライオス率いるパーティーのみんなが未知は楽しいものだと教えてくれます。たとえ腹を壊したとしても、食わず嫌いは勿体ないと。自らの運命を面白がって、何でも食べていける人生はきっと面白い。『ダンジョン飯』から閃きをもらって曲を書かせて頂きました。魅惑の食事に一品添えられたら幸いです。

リーガルリリー

リーガルリリー

<リーガルリリーたかはしほのか (Vo.Gt.)コメント>
いなくなってしまった人を探すとき、残された記憶だけが、背中を押してくれるように。迷宮を照らす静かな光が、進む人を導いてくれるように。私もそんな光に導かれて、この曲を完成させることができました。「キラキラの灰」聴いてください。

<リーガルリリー海(Ba.)コメント>
アニメの放送がはじまってから毎週、4人の冒険と魔物飯を楽しみにしていました。中でもライオスやマルシルがファリンのことを話すシーンでは、どれほど大切な存在であるかが表情やエピソードから溢れていてどれも大好きな場面です。長い冒険の中にはファリンを想い、後悔と自問自答を繰り返しながら、なんとか自分を鼓舞して進んでいくような毎日があったのではないでしょうか。過酷な日々の中でも美味しいご飯と仲間がいるから前を向ける、そんな一瞬のキラキラを楽曲に閉じ込められたらと思い制作しました。

さらに第2シーズンから登場する新キャラクターのビジュアルと、演じるキャストも公開された。猫耳と尻尾を持つ獣人の少女・イヅツミ役に神戸光歩が、かつてライオスと共にパーティーを組んでいたシュロー、彼と行動を共にする一行としてマイヅル役に日笠陽子、ヒエン役に志田有彩、ベニチドリ役に鬼頭明里、イヌタデ役に古谷佳乃が担当することが発表され、そして「狂乱の魔術師」シスル役を小林ゆうであることも発表された。各キャストからのコメントも届いている。

◆イヅツミ CV:神戸光歩

イヅツミ CV:神戸光歩 (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

イヅツミ CV:神戸光歩 (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

キャラクター紹介:猫耳と尻尾を持つ獣人の少女。

<神戸光歩コメント>
イヅツミの声を担当させていただきます、神戸光歩です!“食う”か“食われる”か…この壮大な冒険譚の一部になれて光栄です!イヅツミ役に決まった時から、私も冒険に出るかのような緊張と高揚感をずっと感じておりました。アニメは折り返しを迎え、『ダンジョン飯』の世界はここから更に深いところへと進んでいきます。そこにイヅツミがどう絡んでいくのか、そしてどんな魅力のあるキャラクターなのか、楽しみにお待ちいただけますと幸いです!

◆マイヅル CV:日笠陽子

マイヅル CV:日笠陽子 (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

マイヅル CV:日笠陽子 (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

キャラクター紹介:シュローの一族・半本家に長く仕えている式神使い。シュローがライオスパーティーを離脱してから、共に迷宮探索をしている。

<日笠陽子コメント>
『ダンジョン飯』は一巻が発売された頃から原作を購入していたので、アニメ化されるだけでもとても嬉しいのに、こうして演者としても関わらせて頂けて本当に感無量です!最初は純粋にグルメ漫画かと思いきや、ダンジョン奥深くに進んでいくにつれて其々の弱さや想いが交錯し人の業のようなものが炙り出されるヒューマンドラマでもあり、先生が描く繊細なギャグとのバランスが絶妙で、引き込まれていく作品です。マイヅルはシュローのお世話係的な存在ではありますが、シュローへの愛情や期待は乳母のような気持ちで演じています。彼女の呪術(の声)にも注目してください!

◆ヒエン CV:志太有彩

ヒエン CV:志太有彩 (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

ヒエン CV:志太有彩 (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

キャラクター紹介:半本家に使える優秀な忍者で、シュローの迷宮探索に同行している。

<志太有彩コメント>
こんちには!ヒエン役を演じさせていただきます志田有彩です。アニメも第2シーズンになり、どんどんと美味しそうな?食材達もキャラクター達も盛りだくさんになっていきます。ヒエンとして…ダンジョン飯の中で良い「スパイス」になれるように頑張ります!!よろしくお願いします!

◆ベニチドリ CV:鬼頭明里

ベニチドリ CV:鬼頭明里 (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

ベニチドリ CV:鬼頭明里 (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

キャラクター紹介:シュローの迷宮探索に同行している忍者部隊の一人。

<鬼頭明里コメント>
ダンジョン飯にてベニチドリのCVを担当させていただきます、鬼頭明里です!魔物を料理し食べる作品ということですが、架空の食材や料理にこんなにも食欲をそそられるとは、なんてすごい作品だ…と、お腹を空かせながら私も想像を膨らませています。ファンタジー作品の中でも斜め上をいくこの作品に、こうしてベニチドリとして関われること、とても光栄です!少しでも作品に力添え出来るよう、微力ですが精一杯臨ませていただきました!

◆イヌタデ CV:古谷佳乃

イヌタデ CV:古谷佳乃 (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

イヌタデ CV:古谷佳乃 (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

キャラクター紹介:シュローの迷宮探索に同行しているオーガの女性。

<古谷佳乃コメント>
この度「イヌタデ」を担当させていただきます、古谷佳乃です。お腹も心もくすぐられるこの素敵な作品に、タデちゃんとして参加させていただくことができて光栄です。とにかく明るく元気で健やかなタデちゃん!お友達にほしい!笑 みんなとちょっと違う空気感の彼女を、ほっこりと味わっていただけたらと思っています。作品の魅力はなんと言っても、 「ダンジョン」という特殊な環境下で「魔物」から作り出されるご飯たち。美味しそうなご飯たちを見ていると、 命のありがたみや、食へのリスペクトが不思議と湧いてきます。この作品を見終わる頃には、皆さんのご飯がもっと楽しみに、そして大切なものになっていると思います。ぜひお腹を空かせて待っていてくださいね!

◆シスル CV:小林ゆう

シスル CV:小林ゆう (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

シスル CV:小林ゆう (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

キャラクター紹介:「狂乱の魔術師」と呼ばれる、ダンジョンの主。高度な古代魔術を操ることができる。ライオスが“生ける絵画”の中で出会ったエルフで、道化師としてデルガル王に仕えていた。

<小林ゆうコメント>
第1シーズンからシスル役として出演させていただいておりますが、ずっと謎に包まれていたシスルさんの正体がこのたび解禁の運びとなりました。改めまして、狂乱の魔術師ことシスル役を担当させていただきます、小林ゆうと申します。初めて原作を拝見した時にとても魅力的なキャラクターだとシスルさんが大好きになりました。ですので、アニメ化されて演じる機会をいただけたことに大変感謝しております。精一杯大切に演じてまいりたいと思いますのでどうかよろしくお願いいたします。

さらに第2シーズン突入を記念したプレゼントキャンペーンが作品公式Xにて開催。対象アカウントをフォローし、対象ポストをリポストすると抽選で非売品限定アイテムをプレゼントされる。

原作漫画、そしてアニメどちらも人気の高いTVアニメ『ダンジョン飯』第2シーズンの放送を楽しみに待ちたい。
 

source:New feed

クジラ夜の街が、4月3日に約4ヶ月ぶりとなる新曲「美女と野獣」を配信リリースする。

今作はアレンジャー兼サウンドプロデューサーに、Teleのアレンジ・キーボード演奏をはじめ、ロックバンド・BRADIOのアレンジ等にも参加している奥野大樹を起用。オーケストラを彷彿とさせるエモーショナルなストリングアレンジとバンドサウンドとの融合に加え、 宮崎一晴(Vo/Gt)のストレートな歌詞が心に響く楽曲となっているとのこと。

また、3月29日24:00に、FM NACK5のレギュラー番組『クジラ夜の街のメタラジオ』で音源をラジオ初解禁し、さらにクジラ夜の街の公式TikTokで楽曲の先行配信も開始となる。

そして、恒例となっているシングル曲が収録されたワンコインCDは、ワンマンツアーのファイナル4月7日(日)東京・Zepp Shinjuku (TOKYO) のライブ会場とタワーレコード渋谷店・町田店・名古屋近鉄パッセ店で限定発売が決定している。

「美女と野獣」

「美女と野獣」

「美女と野獣」ワンコインCD

「美女と野獣」ワンコインCD

 

source:New feed

オメでたい頭でなによりが、4月3日に新曲「答えあわせ」を配信リリースすることが決定し、ショートムービーが公開された。

「答えあわせ」は、オメでたい頭でなによりの無期限活動休止前ラストシングルとなり、『答えあわせしようぜ これからの人生 僕らそれぞれ道は違えども いつかまた会って 答えあわせしようぜ』と綴られたメッセージ通り、これまでの感謝の想いを詰め込んだ楽曲になっているとのこと。

また、バンドの公式YouTubeでは、バンドの歴史を辿るような映像・写真で構成された「答えあわせ」Music Videoのショートムービーが公開された。

 

オメでたい頭でなによりは、現在開催中のラストワンマンツアー『今 いくね くるね 4』も終盤戦に突入し、残すは東名阪3箇所となっている。チケットはイープラスにて販売中。

source:New feed

2024年5月25日(土)に、下北沢5会場にて開催されるサーキットフェス『New Buddy! -Seek Seek Seek-』の第2弾アーティストが発表された。

『New Buddy! -Seek Seek Seek-』は、2023年にTHISTIME RECORDSが設立20周年を記念して東京と大阪で開催したサーキット型フェスのスピンオフバージョン。第1弾では、トップシークレットマン、T.M.P、天国姑娘、Johnnivan、井上杜和、みらんの出演が決定。

今回、出演者第2弾では、downt、Daisy Jaine、年齢バンド、mogari、千年ポプラ、Puff、Loulalee、oqoq、D.B.Inches、Kidder、woozの11組が発表となった。

発表とあわせて、主催者先行早割チケット第3弾もイープラスにて受付スタート。今回発売のチケットがディスカウント価格でお得にゲットできる最後のチャンスとなるので要チェックだ。

source:New feed

2024年4月17日(水)~4月21日(日)「劇」小劇場にて、本多劇場グループ×海外戯曲シリーズ第3弾『ULSTER AMERICAN』(アルスターアメリカン)が上演される。

本公演は、。今回、を上演する。

第2弾『BIRTHDAY』(2021年9月新宿シアタートップス初演/リーディング公演)に続き、今回も、戯曲翻訳の若き旗手として存在感を発揮する小田島創志の本邦初訳の脚本を、真摯な創作姿勢と戯曲を深く読み込む演出に定評のある大澤遊が挑む。今回、上演するのはDavid Irelandの『ULSTER AMERICAN』だ。

出演者には、池田努、椙山さと美、前田一世というキャリア豊富な実力派の3人を迎え、濃密な会話劇を展開する。

池田努         写真撮影:BUN(ナカヤマフミコ)

池田努        写真撮影:BUN(ナカヤマフミコ)

椙山さと美       写真撮影:BUN(ナカヤマフミコ)

椙山さと美      写真撮影:BUN(ナカヤマフミコ)

前田一世      写真撮影:BUN(ナカヤマフミコ)

前田一世      写真撮影:BUN(ナカヤマフミコ)

なお『BIRTHDAY』は、本公演として本年7月24日より再演される。

 
【あらすじ】
アイルランドにルーツをもつアメリカ人のオスカー俳優、イギリス人の演出家、北アイルランド出身の女性劇作家が、 芝居の稽古開始を前に打合せのためにロンドンで会う。
野心や虚栄心を抱き、自分こそが正しいと信じている者たちが集い、公演の課題や挑戦、成功について話し合いをするうち に議論は白熱。激しい応酬はやがて……。
権力の濫用、アイデンティティに対する偏見や女性蔑視
—ハラスメントの本質的な問題を訴えかける2018年イギリス初演のブラック・コメディ。

 

source:New feed

人気舞台俳優たちが出演するオリジナル番組『トラベラーズ・ハイ』が、2024年3月28日(木)24時よりフジテレビが運営する動画配信サービスFODで先行配信し、4月3日(水)24時25分よりフジテレビにて地上波放送することが発表された。

『トラベラーズ・ハイ』は、プライベートでも仲の良い舞台俳優たちが、普段体験できないような旅を3日間の日程で計画し、3人それぞれが1日ずつ挑戦したいことを企画、体験していく。完全密着の道中では、プライベート感満載の素の笑顔、驚き、感動など様々な姿を視聴者に届ける。スタジオMCは、荒牧慶彦、大久保佳代子が務め、旅の行方を見守りながら、鋭いツッコミを入れて番組を盛り上げる。

初回は、自然豊かな沖縄を、2.5次元の舞台でも活躍する3人が冒険。メンバーは、本番組のスタジオMCでもあり、舞台『刀剣乱舞』山姥切国広 単独行 -日本刀史-ではひとり10役を演じ大活躍、2.5次元界のトップを走り続ける荒牧慶彦。舞台『東京リベンジャーズ』などで圧巻の演技を披露する植田圭輔。舞台『鋼の錬金術師』で主演を務めるなど、舞台での活躍に加え、Bimi名義でアーティストとしてメジャーデビューを果たした廣野凌大という、注目の3人が、新たな自分と出会うため個性的な旅に出発する。

(左から)植田圭輔、廣野凌大、荒牧慶彦                  (C)フジテレビ

(左から)植田圭輔、廣野凌大、荒牧慶彦   (C)フジテレビ

(左から)廣野凌大、植田圭輔、荒牧慶彦                 (C)フジテレビ

(左から)廣野凌大、植田圭輔、荒牧慶彦   (C)フジテレビ

沖縄のおばあからの指令でサトウキビを収穫して沖縄食材で伝統料理を作ったり、琉球古武術や三線を修得して披露したり、鍋を囲んで駆け出しの頃の思い出を語り合ったり、普通の旅番組とは違った濃密な体験の中で、3人が新たな自分を発見していく。

またラスベガス編には、舞台『桃源暗鬼』やドラマシリーズ『BLドラマの主演になりました』で主演を務め、舞台・ドラマ・音楽まで幅広く活躍する阿部顕嵐、舞台作品『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stageや舞台『キングダム』で主演を務めた他、自身のアーティスト活動もプロデュースする高野洸、『進撃の巨人』-the Musical-など舞台作品での活躍に加えて、アーティストなどの振付も手掛ける福澤侑の3人が登場。地上253mからのスカイジャンプに挑戦し、ポールダンスを習得して大技を披露します。さらにはカジノでの大勝負に、グランドキャニオンの日の出など、ここでしかできない大興奮の体験の中で、新たな自分を見つめ直す。

(左から)高野洸、阿部顕嵐、福澤侑                  (C)フジテレビ

(左から)高野洸、阿部顕嵐、福澤侑   (C)フジテレビ

(左から)高野洸、福澤侑、阿部顕嵐                  (C)フジテレビ

(左から)高野洸、福澤侑、阿部顕嵐   (C)フジテレビ

なお、FODで先行配信する本番組は、地上波放送版より約10分程度長尺の完全版となっている。

source:New feed

2024年6月8日(土)ウェスタ川越大ホールにて、『Bitter&Sweet ~上原理生×堂珍嘉邦 Special Concert~』が開催されることがわかった。

過去のウェスタ川越公演や国内のグランドミュージカルに多数出演する埼玉県三芳町出身の上原理生と、人気ヴォーカル・デュオ“CHEMISTRY”として活躍する一方で近年、ミュージカル出演で存在感を増している堂珍嘉邦によるウェスタ川越だけのオリジナルコンサート。ふたりはミュージカルやコンサートでの共演はあるものの、歌声を重ねるのは今回が初めてとなる。

上原理生

上原理生

堂珍嘉邦

堂珍嘉邦

本コンサートの第1部では昭和・平成の歌謡曲やポップス、第2部ではミュージカルや映画音楽を、ふたりの圧倒的な歌唱力とミュージカルで培われた豊かな表現力でおくる。さらに、指揮に水野蒼生、ピアノ・編曲に山本清香、演奏にこの日限り、特別編成のオーケストラも加わる豪華な構成だ。

公演のチラシには今回のステージに寄せたふたりのメッセージを掲載しており、ウェスタ川越公式ウェブサイトより閲覧が可能。

Bitter担当の上原とSweet担当の堂珍がどんなハーモニーを奏でるのか。一日だけの特別なひとときを見逃さないでおこう。 

source:New feed

2024年6月15日(土)・6月16日(日)に開催される、お笑いコンビ・エレキコミックのやついいちろうが主催する音楽とお笑いのエンタテインメントフェス『YATSUI FESTIVAL! 2024』の第四弾出演者が発表された。ここまでの発表で総出演者数は117組となっている。

第四弾出演者発表 50組

サニーデイ・サービス / ドレスコーズ / 神聖かまってちゃん / ニガミ17才 / ズーカラデル / ウエストランド / 高城れに / DJ KOO / 在日ファンク / Aooo / や団 / ママタルト / ゆってぃ / カナメストーン / カルモニカ from Calmera / Q.I.S. / あらかじめ決められた恋人たちへ / 挫・人間 / ザ・シスターズハイ / ぁみ / 伊山亮吉 / 島田秀平 / 松嶋初音 / サスペンダーズ / AIR-CON BOOM BOOM ONESAN / エンジンコータロー / ちゃんもも◎(バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI) / DJ響 / クリトリック・リス / ワンダフルボーイズ / 匠平 / 虹の黄昏 / ハギノリザードマン / X-GUN / 原昌和(the band apart) / パンプキンポテトフライ / ひつじねいり / ヤースー / yuji(ex-SuG) / HIROMITSU(OXYMORPHONN/KYONO BAND) / きのホ。 / POLYPLUS / THEティバ / xiangyu / ひとひら / ジョナゴールド / lyrical school / りんご娘 / 岡山健二 / tiny yawn / and more…

日割り

6月15日(土)出演者一覧(55組)
DJ やついいちろう / あぁ〜しらき / Aooo / あらかじめ決められた恋人たちへ / ウエストランド / エレ片 / エンジンコータロー / Ålborg / Khaki / カナメストーン / カルモニカ from Calmera / kiss the gambler / きのホ。 / Q.I.S. / Klang Ruler / ゲッターズ飯田 / GOING UNDER GROUND / 在日ファンク / サスペンダーズ / サニーデイ・サービス / Sundae May Club / 渋さ知らズオーケストラ / xiangyu / ジョナゴールド / 水曜日のカンパネラ / ズーカラデル / CENT / 高城れに / チャンス大城 / TOKYO No.1 SOUL SET / 友田オレ / トリプルファイヤー / Nagakumo / 七尾旅人 / 虹の黄昏 / 猫戦 / 春とヒコーキ / peanut butters / Helsinki Lambda Club / Homecomings / 細井徳太郎とタコ足イヤホンズ / 山二つ / 幽体コミュニケーションズ / ゆうらん船 / ゆってぃ / ゆんぼだんぷ / LAUSBUB / ラブリーサマーちゃん / 里星来 / RYUTist / lyrical school / りんご娘 / 浪漫革命 / わらふぢなるお / ワンダフルボーイズ / and more…

6月16日(日)出演者一覧(65組)
DJ やついいちろう / ANORAK! / Apsu Shusei / ぁみ / imai(group_inou) / 伊山亮吉 / Wienners / AIR-CON BOOM BOOM ONESAN / 岡山健二 / 小山田壮平(band set) / カルモニカ from Calmera / Guiba / 空気階段 / くだらない1日 / kurayamisaka / クリトリック・リス / ゲッターズ飯田 / the dadadadys / the telephones / ザ・シスターズハイ / ザ・チャレンジ&ONIGAWARA / THEティバ / 挫・人間 / さよならポエジー / 島田秀平 / 匠平 / 城谷歩 / 神聖かまってちゃん / 水中、それは苦しい / SUSHIBOYS / tiny yawn / 田中俊行 / ちゃんもも◎(バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI) / DJ響 / DJ KOO / TENSAIBAND BEYOND / TENDOUJI / 都市ボーイズ / トップシークレットマン / ドレスコーズ / ニガミ17才 / にゃんこスター / ネコニスズ / ハギノリザードマン / X-GUN / 原昌和(the band apart) / パンプキンポテトフライ / BiS / ひつじねいり / ひとひら / HIROMITSU(OXYMORPHONN/KYONO BAND) / fishbowl / 藤巻亮太(band set) / POLYSICS / POLYPLUS / 街裏ぴんく / 松嶋初音 / マッハスピード豪速球 / ママタルト / モーモールルギャバン / 茂呂剛伸 / ヤースー / や団 / yuji(ex-SuG) / 好井まさお / and more…

また、本日・3月28日(木)よりイープラスにて先着先行のチケットが発売開始。なお、今年はお得なU-20チケットも用意されている。
 

やついいちろうよりコメント

第四弾アーティストの発表です!
一気に50組が発表になりました。最高のメンツが揃ってます。

今年は16日の方で初の試みとしてやついフェス内フェスというか怪談フェスをやります。
たくさんの怪談師の方々も発表になりました。自分が怪談ファンなもので。
怪談や都市伝説など不思議な話好きは1日楽しめると思いますよ。

もちろん音楽、お笑い、アイドルも沢山発表されました。
きっとどのジャンルでも好きなものだけを観て1日過ごせると思います。
そして新しい好きもみつかるフェスになるでしょう!

是非渋谷に遊びに来てくださいね!待ってまーす!

やついいちろう

source:New feed

2024年5月10日(金)東京ニュース通信社にて、松島勇之介1st写真集『トワイライト』が発売される。

ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!! 』やミュージカル『刀剣乱舞』、ミュージカル『新テニスの王子様』など人気作品に出演し、2.5次元舞台に欠かせない存在となっている松島勇之介。所属する劇団番町ボーイズ☆でも中心メンバーとして活躍するほか、近年では『ヒトリブタイ』で1人コントに挑戦したり、Hulu独占配信番組『ONE SONG -僕らを繋げた音-』ではバンドを結成、開催したライブでギターボーカルとして観客を魅了するなど、ステージシーンを多角的に盛り上げている。そんな彼が、今度は写真集という新たな“舞台”で、新たな表現に挑む。

松島勇之介1st写真集『トワイライト』(東京ニュース通信社刊)

松島勇之介1st写真集『トワイライト』(東京ニュース通信社刊)

彼を取り巻く人々は、口をそろえて松島勇之介を“好青年”だと言う。人当たりが良く、スマートで、聡明であるから、その印象に間違いはないだろう。しかし、素晴らしい人間にもすべからく、醜悪で、傲慢で、陰鬱な——閉ざされ、かつ周囲からは想像もつかない“暗闇”の部分があるのだ。本書では、松島の中にも当然存在するであろう心の暗部に着目し、さまざまな心意的負荷をかけ、その全てを暴いている。

松島勇之介1st写真集『トワイライト』(東京ニュース通信社刊)

松島勇之介1st写真集『トワイライト』(東京ニュース通信社刊)

ある寒空の日、松島は怒り、悲しみ、悔恨、葛藤が渦巻く心の暗渠のような森に足を踏み入れる。その奥には蒼黒の湖が広がり、深淵を一歩一歩進みゆくと、彼の瞳のように底知れぬ闇が永遠のように続いていた——。ページをひとつめくるたび、まだ私たちが見たことのない松島勇之介がそこに現れる。秘めたる影に光を落とした時、そこには何が浮き彫りになるのだろう。その時彼は、どんな顔をするのだろう。

松島勇之介1st写真集『トワイライト』(東京ニュース通信社刊)

松島勇之介1st写真集『トワイライト』(東京ニュース通信社刊)

深く冷たい闇と、それによってさらに鮮烈に輝く光の美しさを描いた、かつてない俳優写真集に、期待しよう。

松島勇之介 コメント

この度初めての写真集を発売することになりました。タイトルは『トワイライト』。今まで皆様に見て頂いていた松島勇之介とはまた違う闇の部分にもスポットをあてて頂いています。そこには葛藤、悩み、不安がありそこも包み隠さず切り取って頂きました。ご期待ください。

プロフィール
1996年11月17日生まれ。福岡県出身。蠍座。O型。劇団番町ボーイズ☆に所属。主な出演作は、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!! 』、ミュージカル『新テニスの王子様』、演劇調異譚『xxxHOLiC』、ミュージカル『刀剣乱舞』、ちびまる子ちゃん THE STAGE『はいすくーるでいず』、舞台『地獄楽』、『Grave Keepers』など。6月にはButlers’ 歌劇『悪魔執事と黒い猫』~薔薇薫る舞踏会編~に出演予定。

source:New feed

藤田俊太郎演出による舞台『Take Me Out』の再演に際し、全キャストを一般公募しオーディションを実施することが決定した。 

舞台『Take Me Out』はメジャーリーグの華やかな選手たちの関係を捉えながら、そこに渦巻く閉鎖性によって浮き彫りになる人種問題や社会的マイノリティに深く切り込み、私たちが向き合うべき実情にスポットを当てた作品だ。2003年度のトニー賞作品賞、助演男優賞を受賞し、2016年の日本初演では第51回紀伊国屋演劇賞 団体賞を受賞。2018年に再演を果たしている。2023年のWORLD BASEBALL CLASSIC優勝や、日本人メジャーリーガーの活躍により野球界へ熱い視線が向けられている今、演劇界での注目を集め続ける藤田俊太郎が、本作3度目の演出にして「Take Me Out」が向き合ってきた問題を再び問う。

2018年公演 舞台写真(撮影:神ノ川智早)

2018年公演 舞台写真(撮影:神ノ川智早)

2018年公演 舞台写真(撮影:神ノ川智早)

2018年公演 舞台写真(撮影:神ノ川智早)

2025年の公演では2016年、18年の上演を支えたキャストを含むレジェンドチームと、新メンバーで構成するルーキーチームの2チームを結成。この度、ルーキーチームのメンバーを選抜する全キャストオーディションの実施が決定した。今回は新たな才能に出会うべく、演技経験不問の一般公募によるオーディションを実施するという。レジェンドチームの詳細など、詳しい公演情報については後日解禁。続報を待とう。

演出:藤田俊太郎コメント

『Take Me Out』2025年公演のスタートに寄せて。

『Take Me Out』は読む度にいつも新しい価値観が見つかり、そして演出する度にいつも私に新鮮な演劇の美しさを与えてくれる戯曲です。これまで2度演出を担ってきましたが、また挑戦したいと常々願っていたこのせりふ劇に向き合える機会をいただけたことを心から嬉しく思っています。しかも、今回のシーズンは2016年、18年の公演を共に創った仲間たちを中心とするレジェンドチームと全キャストオーディションにてご一緒する新チームの2チームで創作するというプロジェクトが始まり、2025年の上演に向けて今からとても興奮しています。オーディションは演技経験不問の一般公募。たくさんの演技者、表現者に出会うチャンスを与えてくださったシーエイティプロデュースの皆様には感謝しかありません。オーディションに関しては、映像による一次審査は参加してくださる全員、責任を持って全て観させていただきます。その後二次審査は、具体的に演出プランを伝えて、稽古初旬のようにその場にいる参加者全員でシーン構築していくワークショップ形式でのオーディションを実施致します。

これまでこの作品を通して出会った全ての方、キャスト、プランナー、スタッフ、カンパニーに心からのリスペクトを込めて、2025年の公演ではこれまで培った演出の核となるものを大事にしながら、真っ新な気持ちで臨みたいと強く思っています。全体の規模感も公演する劇場も演出のアプローチも一新します。キャストお一人お一人の個性を大事に、対話を積み重ねて、それぞれの魅力が溢れる2チームを創り上げたいと思っています。

今思うと、初めてこの本に出会った時になんと魅力的な言葉の力を持った物語なのだろうと感動しました。舞台は2000年代初頭と思われるアメリカニューヨーク、メジャーリーグのベースボールチーム。ロッカールームやシャワールーム、グラウンドでの登場人物のやり取り、様々な会話によって立ち上がる主題は多岐に渡ります。異なる人種間の理解と不寛容。人と人の心の融和と、受け入れ合うことができない差別。マイノリティとマジョリティ。既成概念と革新的な考え方。勝つことと負けること。正しいことと正しくないこと。裕福と貧しさ。連れ出すこと、もしくは追い出すこと。身を守ることと攻撃すること。台本の中で’楽園‘という言葉で表現される野球を通したアメリカの現代社会を描きながら、作品全体が喜劇的であり悲劇的です。生きる喜びと、日々何かを損なうという、失う悲しみをも描いています。劇中に’言葉にするのが難しいだけかな’というせりふがありますが、言葉を尽くしてそれでもまだ語り尽くせない野球の感動が演劇と交錯することで、新しい感情の表現を生み出しています。 

会計士である「メイソン」がこのチームを外側からの観た語り部となり、スポーツの魅力を清々しい言葉に宿して響かせ、その中心にいるファイブツールプレイヤーと称される大スター選手、黒人と白人のミックスである「ダレン」と愛を交歓します。もう一人の語り部である「キッピー」が選手代表としてチームを内側から語る視点を持つことでこの作品が独自の魅力を持つことになります。白人の「トッディ」が実に人間らしくこの状況に反応し堂々と自己主張し、アメリカ南部出身の天才投手「シェーン」の言動が仲間たちに修復することができないひびを入れ、ムードメーカーであるキャッチャーの「ジェイソン」がチームの不和を正そうとする役割を持ちます。中南米出身の「マルティネス」の佇まいと強烈な個性が場に開放感や彩りをもたらし、「ロドリゲス」の持つ陽気さ、アメリカ出身ではない者の事象への対峙が舞台に深みをもたらします。日本人メジャーリーガーのパイオニアのような存在の「カワバタ」の苦悩がリアリティを持ち、監督の「スキッパー」が全ての騒動を見守り、発言には大きな影響力があります。ライバルチームで黒人の実力選手である「デイビー」の死、かつてのダレンとの深い友情を想い、観客は胸を痛めることになります。

劇は、’ここではないどこかへ連れ出してくれる存在’を支柱としながら、終幕に向かいます。幕切れは、様々な解釈をすることができます。私は、’人は互いを称えあい生きている’という人間讃歌を描いているのではないかと感じ、演出家としての愛をラストシーンに込めたいと思っています。アメリカにおける2025年の‘今’を鑑みながら、この作品を通してどのような演劇を創ることができるのか、カンパニー一丸となって挑戦し、追い求めていきたいと思っています。『Take Me Out』2025年シーズンに向けての全キャストオーディション、たくさんの方の応募を心からお待ちしております。

『Take Me Out』あらすじ 

男たちの魂と身体が燃え滾る、「ロッカールーム」。彼らにとってそこは、すべてをさらけ出せる楽園だった。

ひとりのスター選手による、あの告白までは--。

黒人の母と白人の父を持つメジャーリーグのスター選手、ダレン・レミングは、敵チームにいる親友デイビー・バトルの言葉に感化され、ある日突然「ゲイ」であることを告白。それは、150 年に及ぶメジャーリーグの歴史を塗り替えるスキャンダルであった。

ダレンのカミングアウトに対し、チームメイトのキッピーをはじめ、キャッチャーのジェイソンや会計士のメイソン、監督のスキッパーらは好意的であった。しかし、セカンドのトッディや、ドミニカ人選手のマルティネスとロドリゲスらは怪訝な態度を示す。そして、日本人選手のタケシ・カワバタは相変わらず何も語らなかった。

やがてダレンが所属する「エンパイアーズ」内には軋轢が生じ、次第にチームは負けが込んでいく……。

そんなときに現れたのが、天才的だがどこか影のある投手、シェーン・マンギット。圧倒的な強さを誇る彼の魔球は、暗雲立ち込めるエンパイアーズに希望の光をもたらしたのだが――。ある日、全国放送のインタビューに応えたシェーンは、「あいつとシャワーに入るのは気持ち悪い!」と発言。チームに再び波乱を巻き起こすのであった……。

source:New feed

一色まことの漫画『ピアノの森』は、主人公・一ノ瀬海をはじめとする若きピアニストたちが「ショパン国際ピアノコンクール」に挑む姿に加え、彼らを取り巻く人間関係が克明に描かれていて、大変感動的な物語だ。テレビアニメ版でコンテスタントのピアノ演奏を担当するのが反田恭平や高木竜馬といった若手実力派ピアニストというのも見どころ、聴きどころのひとつ。この『ピアノの森』の世界を、トークとピアノ演奏で楽しむコンサートが現在行われている。

過去3度の『ピアノの森』ピアノコンサートでピアノ演奏を担当していたのは、テレビアニメ版で主人公・一ノ瀬海の友人、雨宮修平のピアノを担当していた髙木竜馬だった。しかし今回のツアーでピアノを演奏するのは、暗く複雑な過去を持ちながらも、優勝候補No.1の呼び声が高い中国人ピアニスト、パン・ウェイ役のニュウニュウだ。 「神童出現!」と騒がれた彼も、今では26歳の好青年。プログラムにはショパンの名曲の数々が並び、コミックやテレビアニメを見ていなくても十分楽しめるコンサートだが、やはり『ピアノの森』を知っていると、唯一無二の満足感を得ることが出来るのは確か。

5年に一度開催される「ショパン国際ピアノコンクール」に集まるコンテスタントは、育った国や環境、境遇はそれぞれ違うモノの、才能に恵まれ、ショパンの曲を弾き込んで、最高のショパン弾きの座に就こうと目論む若者たちだ。ニュウニュウは、自身が演じたパン・ウェイだけではなく、他の出演者が弾いた曲も演奏するのだが、果たしてどんなスタンスでこのコンサートに臨むのか。今年のツアーは全国7会場を廻るという。期待に胸を膨らませ、ツアー2日目、大阪の住友生命いずみホールを訪れた。以下、「ピアノの森 大阪公演」のレポートをお届けする。(編集注:写真は浜離宮朝日ホールでの東京公演より。会場ごとに演出は異なります。なお、本公演は原作での楽曲演奏シーンに絡めて構成されている特性上、レポートでも原作内容に言及しています。あらかじめご了承ください)

ニュウニュウによる名刺代わりの1曲は、ショパンの「ノクターン第13番」。オープニングを飾るには暗く悲劇的なハ短調の曲だが、中間部、ハ長調の祈りの音楽を経て、三連符に乗って冒頭の主題が再現され、最後は静かな鐘の音で締め括られる壮大な曲なのだ。演奏を終えるとニュウニュウは流暢な日本語で静かに語り始めた。

「私も『ピアノの森』は全巻読んで感銘を受けました。私が演じるパン・ウエイのキャラクターは、とても難しい子供時代を過ごして来ましたが、音楽は彼を励まし、慰めました。このコンサートで私は、パン・ウェイだけでなく、一ノ瀬海や雨宮修平が弾いたショパンの名曲も演奏します。私の演奏で皆さまにパワーを与えることが出来ると良いのですが」

浜離宮朝日ホールでの東京公演より。(※会場ごとに演出は異なります)

浜離宮朝日ホールでの東京公演より。(※会場ごとに演出は異なります)

話し終わって弾いたのが、「12の練習曲10-1」と「12の練習曲10-12《革命》」。10-1は、TVアニメ『ピアノの森』のオープニングテーマの原曲で、一ノ瀬海がコンクールの第一次審査の1曲目で弾いた曲。ニュウニュウはこの曲を一ノ瀬海になりきって、テレビアニメのオープニングを告げるかのように力強く演奏し、会場を明るく元気な雰囲気に変えた。そして間髪入れずに、「革命」のエチュードへとなだれ込む。「革命」はパン・ウエイ自身が第一次審査で演奏し、聴衆の度肝を抜いた曲。迫力の演奏を聴きながら、10-1がハ長調、そして「革命」がハ短調だったことに気付き、1曲目のノクターンはそんな調性を意識してのセレクトだったのかと感心した。

実は、入り口で配布されるパンフレットには、通常の曲目解説に加え、漫画『ピアノの森』のどのシーンで、誰が弾いていたかがわかるように説明が加えられていて、記憶をたどる事が出来るようになっている。これを片手に、ニュウニュウの語る作品の背景などを参考に、ショパンの名曲に浸れる幸せは、他では味わうことが出来ない至極のひと時だ。

次の曲は、やはり雨宮修平が第一次審査のラストで弾いた「バラード第1番」。ニュウニュウがこの曲を弾き始めると、観客は顔を見合わせて頷いたり、微笑んだり、場内がひと際盛り上がった。これは『ピアノの森』に加え、フィギュアスケートの羽生結弦選手のショートプログラム効果に依るところが大きいのではないか。思いがけず、羽生選手のあの曲とコンサートで再会するというのも実に素敵だ。前半のプログラムは、「ワルツ第1番《華麗なる大円舞曲》」から「ポロネーズ第6番《英雄ポロネーズ》」で終了。流暢な日本語で「人気の《英雄ポロネーズ》は、ポーランドの国民的英雄ドンブロフスキ将軍をイメージして作曲されました」と語るニュウニュウ。原作ではポーランドのレフ・シマノフスキーと一ノ瀬海が共に第二次審査で演奏するのだが、パン・ウェイはコンクール全体の “ポロネーズ賞” の受賞者。表彰式後のガラ・コンサートでは、圧巻の《英雄ポロネーズ》を披露するのだが、この日の演奏はポロネーズ賞受賞者に相応しい、堂々としたものだった。

休憩を挟んでプログラムの後半は、グレンミラー楽団でお馴染みの「茶色の小瓶」でスタート。意外に映るこの曲は、海と師匠の阿字野壮介との出会いの曲。海が小学生の時、音楽の教師だった阿字野自身がアレンジした「茶色の小瓶」を一度聴いただけでコピーする海に、阿字野が驚いた所から二人の師弟関係は始まる。スイングするような軽快なこの曲を、この日はしっとりバラードっぽく演奏したが、これはニュウニュウの編曲によるもの。この後に演奏された人気の「スケルツォ第2番」は、問いかけるような三連符を含む音型と、それに応える強奏で始まる人気の曲。第一次審査で、雨宮修平が一音もミスなく完璧に弾いて、会場からため息が漏れた曲だ。この日のニュウニュウの演奏は、型にはまらず、自由度の高いスケールの大きな音楽として聴かせてくれた。

そしてプログラムは進み、海の母親レイがお気に入りの「24の前奏曲第15番《雨だれ》」に続いて、リストの「パガニーニによる大練習曲第3番《ラ・カンパネラ》」で本編は終了。ニュウニュウは誰かになりきる以前に、大変な超絶技巧の持ち主で、この難曲を顔色を変えずに弾き切った。原作では、一ノ瀬海がコンクールの優勝者となり、パン・ウェイは2位を受賞。表彰式に続いて行われたコンクールの入賞者によるガラ・コンサートで、パン・ウェイが《英雄ポロネーズ》に次いでアンコールで弾いたのが《ラ・カンパネラ》だった。

本編終了後、鳴り止まぬ拍手に応えて登場したニュウニュウが採り上げたアンコール曲は、ショパンと関係のない2曲。ツアーは今後も続くのでアンコール曲の扱いは微妙だが、SNSで既に話題となっているようなので発表しても良いだろう。アンコールは、坂本龍一の「エナジーフロー」とベートーヴェンの「運命」第1楽章(リスト編曲によるピアノ独奏版)。そして、さらにダブルアンコールで1曲演奏したが、そちらは伏せておく。ここではニュウニュウ自身が弾きたい曲を自分らしく伸び伸びと演奏している。本編でのキャラクターへのなりきり具合が良くわかって、大変興味深かった。

終演後のロビーでは、親子連れに若い女性グループ、男女の一人客も多く、年齢層もまちまち。熱心な『ピアノの森』ファンだけでなく、一般のクラシック音楽ファンも多く訪れていたように見受けられた。これだけのショパンの名曲が並んだコンサートで、ピアノ独奏がニュウニュウと来れば、一般の音楽ファンが関心を持つのも当然だとは思うが、せっかくなのでこれを機に『ピアノの森』を知ると、「ショパン国際ピアノコンクール」の事も良く判り、ショパンの聴き方の幅が広がるので、ぜひお勧めしたい。

余談だが、このツアーには毎回、原作者の一色まことがイラストを描き下ろしてくれている。パンフレットに寄せられた一色まことのメッセージからは、作品執筆にあたっての音楽の「描き方」への創意工夫のさま、ピアノそしてニュウニュウへの熱く温かい想いが伝わってきて、一段と作品のファンになる。コンクールを軸に人間的にも大きく変化を遂げていくキャラクターたちが描かれる『ピアノの森』は、単にコンクールに関わる若者の青春群像劇としてだけでなく、人生を生きていく上でのヒントとなる作品としても、もっと読まれても良い作品だと思う。

最後に、終演直後のニュウニュウに話を聞いた。

――本日演奏された「革命」と「ラ・カンパネラ」は、ショパンコンクールの入賞者によるガラ・コンサートでパン・ウェイが弾いています。

本日、前半に弾いた「革命」は、阿字野壮介先生と出会う前の、憎しみに満ちたパン・ウエイの演奏。後半の「ラ・カンパネラ」は先生に出会った後の、愛に目覚めた彼のイメージで演奏しました。私ですか? 愛に満ちたパン・ウェイの方が、素の私に近いと思います(笑)。
 
――メッセージをお願いします。

『ピアノの森』ピアノコンサートでは、大好きなショパンの曲を、パン・ウェイだけでなく、色々なキャラクターになりきってお届けしています。そして、もしアンコールを頂けるならば、そこからは、本当の私です(笑)。素晴らしい音楽を通して、多くの愛を皆さんと分かち合い、素敵な明日を迎えましょう!ぜひコンサートホールにお越しください。

取材・文=磯島浩彰 撮影=山崎友実

source:New feed

令和6年7月歌舞伎座公演『七月大歌舞伎』にて、市川團十郎主演による通し狂言『星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん)』が上演されることが決定した。

三大名作のひとつ『義経千本桜』のドラマ性に焦点をあて、娯楽性に富んだ演出や新たな趣向、宙乗り、大立廻りを取り入れ、源平の時代に生きた人間たちの運命と修羅を描いた壮大な物語『星合世十三團』。古典の名作に新たな息吹を吹き込んだこの作品は、令和元年7月の初演当時、市川海老蔵(現:團十郎)が碇知盛やいがみの権太、狐忠信をはじめ、主要な十三役を鮮やかな早替りで魅せるというこれまでにない試みも好評を博した。

その意欲作を、この度、歌舞伎座7月公演『七月大歌舞伎』にて、團十郎襲名後初めて上演する。

左大臣藤原朝方、卿の君、川越太郎、武蔵坊弁慶、渡海屋銀平実は新中納言知盛、入江丹蔵、主馬小金吾、いがみの権太、鮨屋弥左衛門、弥助実は三位中将維盛、佐藤忠信、佐藤忠信実は源九郎狐、横川覚範実は能登守教経という、『義経千本桜』でお馴染みの13人の登場人物たちを勤め奮闘する團十郎の姿に期待しよう。

source:New feed

ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』(脚本・歌詞:リー・ホール、演出:スティーヴン・ダルドリー、音楽:エルトン・ジョン)が、2024年7月~10月に東京建物Brillia HALL(東京都)、11月にSkyシアターMBS(大阪府)で上演される。日本公演は今回で3度目となる。

1980年代イギリス北部の炭鉱町を舞台に、バレエダンサーという夢を抱いた少年ビリーと、彼を取り巻く人々のドラマが描き出される。この作品が観る人の心を熱く揺さぶるのは、夢を追う少年のひたむきさばかりではない。少年を見守り、後押しする人々の想いが、深く激しく共鳴を呼ぶからでもある。なかでも、ビリーの才能を見いだすバレエ教師、ウィルキンソン先生の存在は非常に大きい。この役(ダブルキャスト)を、2000年の再演から引き続き演じるのが安蘭けい、そして今回初めてチャレンジするのが濱田めぐみだ。共演も多く、お互いを「まるで親族のよう」と言うほど厚い信頼関係で結ばれるふたりに、話を聞いた。

 

■ウィルキンソン先生は不器用な人

—— 安蘭さんは再演時に続いて2回目、濱田さんは今回初めて演じるウィルキンソン先生ですが、この役を演じることが決まった時のお気持ちを聞かせてください。

安蘭 私は前回演じさせていただいて、「きっと再演があるだろうな」とは思っていました。でも、その時がいつなのかはわからなかったので、前回「(私が演じるのは)これでもう終わりだ」と思っていたんですよ。ウィルキンソン先生役は、結構ハードなので。「きっと体力がもたない」と思っていました。だから「(次回は)何年先にやるかわからないけど、もしやるなら早めにオファーしてください!」と願う感じでした(笑)。でも、私が初めて挑んだ2020年から、意外とあっという間に時が過ぎてしまっていて。そう、 「なんか私、元気だな」みたいな(笑)。体力的にも意外と変わっていない。いや、実際は変わっているんだと思うけれど、「できる、できそうだな」って。というか今は「やらなきゃいけない」のだけど(笑)。

—— 「またできる」と思われた、この作品の魅力について、どのように感じていらっしゃいますか?

安蘭 この作品ではビリーを演じる少年たちが、やはりずーっと成長していくんですよ、実際に。それをお客様はもちろん舞台上で見られるわけですけれど、我々演者もずっと何カ月間も一緒に成長を見られるので、そこは今回もすごく楽しみです。役を演じていなくても普通に彼らに愛情が湧くし、それをリアルに、本当に舞台上のウィルキンソン先生として体現しているような感じがあって、「本当に素敵な作品だな」と思います。なんだか不思議。こんな感覚になる作品はほかにありませんし、本当に特別な作品だと思います。

—— 濱田さんは本作への出演こそ今回が初めてですけれども、実は以前から思い入れのある作品だったとか?

濱田 2005年にロンドン初演のトライアウト公演を現地で拝見させてもらっているんです。その時は「話題の舞台!」というイメージで。ひとりで劇場に入って観たのですが、1幕が終わった時に、ビリー役の子が全身震えていたんですよね、もう、力を出し切っちゃって。それを見てまず号泣し、そして2幕終盤、炭鉱のラストのシーンでまた号泣し。幕が下りて劇場を出るという時にも、立てなくなるくらい感動して。「こんなに泣いたことあった?」というほどの演目だったんです。「これはすごいもの観ちゃったな」と思って。とにかく「あれはなんだったんだ!?」と。それから帰国した時に、改めてもう1回パンフレットを開いて思い出した時にも「いやー、すごい舞台だったな」というのが第一印象でした。それが日本で上演されると聞いて「あの作品をやるの!?」と思いましし、「絶対観たい」と思いました。

—— 絶対見たい、絶対出たいと思われたんですね?

濱田 いや、出たいというよりも「あの空間をもう1回体験してみたいな」と思いました。やはり客席からの印象が強かったので。

—— 実際に日本版をご覧になられて、いかがでしたか?

濱田 私は2020年にトウコちゃん(安蘭の愛称)の“先生”を観た時に、めちゃくちゃハマったんです。

安蘭 ありがとう(笑)。

濱田 トウコちゃんの役づくりがすごく日本寄りというか、「ああ、私たち日本人がフィットできるところで作り上げているんだな」という感じがして。それでもロンドンで観た時と同じような感動がわーっと押し寄せてきて。「まさにこれ!」と思いましたね。

—— この作品は全キャストがオーディションによる選出ということで、今回、濱田さんもオーディションを受けられたと聞いていますが、オーディションはどのようなものでしたか?

濱田 先ほどトウコちゃんも「ハードだ」と言いましたけど、さぞお稽古と本番は大変だっただろうなと。再演を観劇した時、前任のウィルキンソン先生たちとも話をする機会があったのですが、「どうですか?」って聞くと、「めちゃくちゃきつい!」って皆さん口にされていたから。「あ、やはりそうなんだな」と。オーディションを受けた時も、なかなかハードで。役としての踊りもそうですが、やっぱり心理的に、ウィルキンソン先生ってすごくセンシティブにビリーを追いかけて、育てて、それでなおかつ手放して。「ああ、そういう役なんだな」と思いました。その時は自分がやれると全く思っていなかったので、「今回自分はどうなっていくのかな」という不安しか今はないですね。

—— 安蘭さんはこのウィルキンソン先生を演じる上で、一番大事にしていることは、どういう点ですか?

安蘭 やはりビリーのことを本当に愛して、彼の才能をなんとしても花開かせてあげようと応援する気持ちが一番大事かな。私はウィルキンソン先生って、すごく不器用な人だと思っているんです。本当は愛情がすごくあるのに、愛情表現は下手。自分の娘にも素直に愛情を注げなかったりしていて。でも、ビリーには何か娘とは違う愛情のかけ方があって、それを不器用ながらに表現している。そこがウィルキンソン先生で私がすごく好きなところなので。そういうところを大事にしたいですね。

—— 先生がいわゆる“いい人”で終わらないところがまた共感を呼びますよね。そしてこの作品を見ていると、ある意味でウィルキンソン先生とビリーのラブストーリーだなと感じます。もちろん恋愛とは違うのですけれども、ふたりが交わす愛情がとても印象に残る作品だと思います。

安蘭 まさにそうだと私も思っていました。今も話が出ましたけれど、娘とは違う愛情。やっぱりビリーが男の子だから、(セクシャルな意味での)“異性”ということではないと思うけど、娘とは違う、なんかやはり「男の子だから」という愛情が多分あるんじゃないかなと思って。私、稽古をしながらそれをイギリスチームの演出家に聞いたことがあるんですよ。「ウィルキンソン先生からビリーへの愛情って、どんな愛情? ちょっと男女の愛に似たものとかがあるんですかね?」みたいな。そうしたら「やはりそこは少なからずあったでしょうね」と。やはりウィルキンソン先生も女だから、いわゆる男子・女子ではないけれど、なんかちょっと特別な愛情をビリーに対して持ったんじゃないかなと思うんですよね。うまく言葉で表現できないけど。特別な愛情があるんだと思います。

—— 濱田さんはウィルキンソン先生のことをどのように思っていますか? どう演じたいというプランはありますか?

濱田 私は『メリー・ポピンズ』や『オリバー!』、『スクール・オブ・ロック』などで共演していた子供たちの中に、『ビリー・エリオット』の経験者がたくさんいたんですよ。ビリーをやった子もいたし、マイケルをやった子もいた。今回のマイケルのクワトロキャストのひとり、髙橋維束くんは、『オリバー!』の時にすごく懐いてくれていて、ずーっと一緒だったんですね。その子が大きくなって、この前の『マチルダ』にも頑張って出演していたし。再演の時のビリー役の中村海琉くんも『オリバー!』に出ていた時にすごく仲良くなって、ビリーの話をいろいろしていたんですが、去年の夏に私が『スクール・オブ・ロック』に出演した時に、すっかり大人っぽくなっていてまるでオールダー・ビリーみたいでしたよ。

(自分にとっての)この子たちの存在と、舞台上でのビリーの成長を見ていくウィルキンソン先生とがすごくリンクしているなと感じているんです。幼かった男の子たちがだんだんと少年になって、青年になって、大人になっていくっていう過程を、ずっと何年もかけて見ていると、「あ、ウィルキンソン先生って、こういう感じでビリーを見守っていたのかな」と思っていたりしたので、何かしらキャッチできるところはあるのかなと。ウィルキンソン先生がビリーに対して特別な思いを抱いてしまっているっていう感覚もよくわかります。あと、これはイギリスの炭鉱のお話じゃないですか。私、それこそ北九州出身なんですよ。方言や街など、身近に感じる要素は結構ありますね。だから、自分がウィルキンソン先生としてどうやって生きていくか。今は、トウコちゃんのウィルキンソン先生が大好きだからお手本にしつつ、自分なりのオリジナリティを入れて役づくりができればいいなと思っています。

■モチベーションの原動力は夢を持ち続けること

—— 安蘭さんは、濱田さんのウィルキンソン先生にどんな期待をもっていますか?

安蘭 いや、めちゃめちゃ楽しみです。自分もめちゃめちゃ刺激を受けると思うから。それによって、私がいままでやってきたウィルキンソン先生が、またバージョンアップできればいいなと思っています。

—— 以前『サンセット大通り』でもふたりで同じ役をされていましたが、やはり刺激を与え合っていたのでしょうか?

安蘭 そうですね、でもあの時は、あまり見れなかったんだよね。

濱田 チームで別々にお稽古をしていたので、今日はトウコちゃんの日、今日は私の日みたいな感じで、しばらくは稽古場に一緒に入れなくて。お互いを見られたのは途中からちょっとだけでしたね。

安蘭 うんうん。でも、ノーマという役が、全然違うものにはなっていたね。めぐちゃんは、私にとっては、思いもよらないことをしてくれるから、すごく面白いよ。発想が本当に豊かで。

—— ウィルキンソン先生はビリーを導いていく立場ながら、ビリーに導かれるところもありますよね。ビリーによって、自分も変わっていく。安蘭さんはビリーによって、自分が変わったり気づかされたり、刺激を受けたりっていうことはありますか? 

安蘭 夢を叶えるために頑張るとか、夢を追い続けることが素晴らしいというのはわかっているけど、大人になったらそれもだんだん疲れてくる。そこへ、夢を追う若いパワーを目の当たりにしちゃうから、それは刺激を受けますよね。ああ、夢は諦めちゃいけないんだとか。いつまでも夢を持つということが、自分が今の仕事をしていることなのかなと。それがモチベーションだったりもするし、そういうことを忘れないようにしたいなと思います。なかなかそれが難しいんですけどね。

—— やはり昔、自分が夢を叶えようと努力していた時期のことを思い出すこともあるのではないかと思うのですが、いかがでしょう? その時に、導いてくださった先生のことを思い出しましたか?

安蘭 (先生は)いました、いました。いましたし、私はこのウィルキンソン先生を演じるのに、そういった先生方を見本にというか、イメージして作っていました。“昔の”というと語弊があるかもしれませんが、私は日本で言えば昭和世代の人に育てられましたから。それを当時は当たり前だと思って受け入れていたし、受け止めていた。怖かったけれど、後になれば「あれは私にとって大事なことだった」と思えたし、「先生方の愛情だったんだな」と思いました。もちろん今の時代は、適正範囲を超えて厳しくしちゃいけないということはきちんと理解しています。ウィルキンソン先生だって体罰なんかはしません。ただ、なんだかすごく無愛想で、でも実は愛情をすごくかけていて、みたいなところは本当に何の疑問もなく理解できます。ウィルキンソン先生の気持ちはとてもよくわかります。

—— 濱田さんも、やはり思い出す先生はいらっしゃいますか。

濱田 いらっしゃいましたね、ひとり、存在の大きな方が(笑)。かつて劇団でお世話になった、浅利慶太先生ですね。先生にはいろんな面があり、プロデューサーとしてもすばらしく、なによりみんなに慕われていました。その一番の理由はやはり、人間的だったんですよね。無邪気なところがあって。それはウィルキンソン先生にも通じるところです。すごく単純にお芝居が好きで。寂しがり屋で。みんなとワイワイしたいけれども、話下手で、だからもう一方的に話す。我々は「そうですね」と受け止めるというのが常だったんですけれど、あの不器用さというのは、先生にありがちなのかな。先生たちって、往々にして不器用じゃないですか。愛情表現とかも。でも、そういうのが自分の芸に全部込められていったから、教えてくださってる時に「本当に先のことを考えて言ってくださっているな」というのは伝わってくるんですよね。だから今、「あの時にああいう風に言われておいてよかった、本当にご一緒できてよかったな」というのはすごくあります。

—— 最後に、読者の皆さまへ向けて、メッセージをお願いします。

安蘭 私は2度目の挑戦なんですけれども、またビリーも変わり、いろんな配役の人たちがそれぞれ変わっていたりもして、前回とは違う、新しい『ビリー・エリオット』が生まれるのがすごく楽しみです。ビリーは4人いますし、みんなどんどん成長していくので、いろんなビリーを見ていただきたいと思います。前回はコロナ禍で1カ月くらいしかできなかったのですが、それでもすごく成長していく姿を見られました。今回は公演期間が長いので、本当に初日と千穐楽でどれだけ変わっているのか、ちょっと想像できませんが……。劇場でお待ちしておりますので、ぜひぜひ何度も観に来てください。

濱田 私にとって、かなりのチャレンジになります。気を引き締めて、尚且つ、自分のオリジナリティ溢れるウィルキンソン先生を演じられるよう、チャレンジしてまいりたいなと思っています。稽古場で、みんなで力を合わせて、とにかく初日に向かって全員で走っていきたいと思います。皆さまのご声援をどうかよろしくお願いします。

取材・文=若林ゆり  写真撮影=池上夢貢

source:New feed

2022年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード翻案・演出で舞台化した、宮崎駿監督による名作アニメーション映画『千と千尋の神隠し』。世界初の舞台化は大きな反響を呼び、2023年に名古屋御園座で再演。2024年は全国ツアーとロンドン・コロシアムでの海外公演が行われる。

帝国劇場公演は2024年3月11日(月)に橋本環奈が演じる千尋で開幕。初演から引き続き登板の上白石萌音、新キャストの福地桃子の初日も開け、3月27日(水)夜の回より新キャストの川栄李奈の初日が幕を開ける。それに伴い、川栄出演公演のゲネプロ(総通し稽古)が同日の昼に行われた。

【動画】川栄李奈初日スペシャルカーテンコール映像~2024年3月27日(水)夜の回

 

この日のゲネプロでは、千尋を川栄李奈、ハクを新井海人、カオナシを澤村 亮、リンを髙橋莉瑚、釜爺を萬谷法英、湯婆婆を桜雪陽子、兄役を水野栄治、父役を伊藤俊彦、青蛙を藤岡義樹、頭を五十嵐ゆうや、坊を武者真由が担当。メインキャラクターの多くをアンダースタディが演じていることに伴い、アンサンブルは湯屋チーム犬飼直紀小川莉伯広瀬斗史輝福島玖宇也木村和磨毛利アンナ可奈子ヤマグチリオが加わり、新鮮かつレアなチームによる公演を見ることができた。

川栄が演じる千尋は、不思議な世界に対する戸惑いや恐怖の中に子供らしい素直な好奇心を感じさせる。神々や魔法の力など、馴染みのない光景に目を丸くして驚いたり慌てたりする様子が可愛らしい。無邪気さや多少わがままな部分も見え、油屋で働き出してすぐの頃はリンが言うようにどんくさい印象が拭えない。そんな千尋が油屋で多くの従業員とともに働き、ハクや両親のピンチに立ち向かって大きく成長していく姿が爽快だ。中盤までは表情・声に千尋の不安、未熟さが強く出ているぶん、後半で見せる気丈さや明るく屈託のない笑顔が際立っている。千尋の変化をイキイキと表現していると感じた。

新井によるハクは穏やかなしっかり者という雰囲気。落ち着いた声とキレのある動きで存在感を放っている。ハクが千尋に向ける優しい表情や声が印象的だ。無垢で危なっかしい千尋と、そんな彼女に寄り添うどこか人間味のあるハクに微笑ましさを覚える。

リン役の髙橋は力強い瞳が印象深い。乱暴な言葉遣いの中に千尋への思いやりが伺える。釜爺を演じる萬谷も、ぶっきらぼうだが優しく千尋やハクを見守る。千尋にとっては慣れない世界で次々に事件が起きる中、2人がかけてくれる言葉のあたたかさにホッとした。一方、澤村は得体の知れない不気味さを感じさせるカオナシとして千尋の前に現れる。顔は隠れているが、カオナシを演じるキャストによって様々な心の動き・感情が伝わってきてチャーミングだ。

桜雪が演じた湯婆婆は、迫力があり老獪なだけでなく気っ風の良い一面も目立つ。ラストでは千尋やハクに対する情のようなものも覗かせ、恐ろしいが魅力的な魔女を作り上げた。また、銭婆は堂々とした佇まいと温和な言動で双子の妹との違いを見せている。

五十嵐演じる頭、武者による坊は公演の中でさらに円熟味を増しており、ユーモラスな表情や動きに客席からは何度も笑い声が上がっていた。最初は千尋を邪険にしていた父役(伊藤俊彦)や兄役(水野栄治)、青蛙(藤岡義樹)をはじめとする従業員たちが変わっていく様子もあたたかさに満ちており、緊張感と和やかさの緩急が心地いい。

チームワークの良さが随所から感じられ、神様たちを含めた油屋一同での舞やラストの盛り上がりは非常に和気あいあいとした雰囲気。客席を巻き込むような明るくパワフルなカンパニーによって、油屋を訪れた一人のような気分に浸ることができた。

川栄演じる千尋とプリンシパルキャストとの化学反応が楽しみになりつつ、アンダースタディの面々が作るキャラクターたちにもまた会いたいと思わせられたこの日のゲネプロ。日々の公演を通してますます進化していくだろうカンパニーに改めて期待が高まる。

本作は、3月30日(土)まで帝国劇場で上演された後、4月から6月に名古屋・御園座、福岡・博多座、大阪・梅田芸術劇場メインホール、北海道・札幌文化芸術劇場 hitaruでのツアー公演を開催。並行し、4月から8月までイギリス・ウェストエンドのロンドン・コロシアムでの上演もスタートする。
 

取材・文=吉田沙奈

source:New feed