KOTORI、全国ツアーの追加公演が決定

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KOTORIが現在開催中のEP『Good Luck』リリースツアーの追加公演が決定した。追加公演は、2024年1月22日(月)に東京Spotify O-WESTにて行われる。

チケットのオフィシャル先行は、本日・11月6日(月)20時から11月19日(日)23時59分まで受付中。

同ツアーは、前回のアルバムから約2年4ヶ月ぶりのリリースとなったEP『Good Luck』を引っ提げ、全国25都市27公演にて開催されているリリースツアーとなっている。

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2023年11月3日(金・祝)有楽町よみうりホールにて、ミュージカル『スライス・オブ・サタデーナイト』東京公演が開幕した。

本作は、1960年代のロンドンを舞台に誰もが経験するティーンエイジャーの恋の駆け引きや悩み、葛藤を描くミュージカルで、土曜日の夜に巻き起こる一夜の出来事を30曲を超えるロックンロールにのせて届ける。89年4月にブライトンのナイチンゲールパブにあるブライトンアクターズシアターにて初演。日本では92,93年の上演以来約30年ぶりの上演だ。

演出は元吉庸泰。AmBitiousのメンバーとしてコンサートや舞台などで公演を重ね着実に成長を続ける一方、個人でも22年に音楽劇『星の王子様』で舞台初主演を務めるなど活躍の幅を広げる河下がミュージカル初主演に挑む。ほか、92,93年の上演時にも出演していた川平慈英をはじめ、神里優希、一色洋平、黒沢ともよ・ダンドイ舞莉花(Wキャスト)、熊谷彩春、高田夏帆、田野優花、石川新太、HideboHなどベテランから若手まで多彩なキャストが集結した。

舞台写真ならびに初日コメントは以下のとおり。

リック役:河下楽

まず稽古が始まった時、皆さん歌もお芝居もダンスも上手すぎてついて行くのに必死でしたが、悩むたびに演出の元吉さんも共演者の方々も助けてくれて、僕が主演で良かったという言葉もいただいて、今ではこんなに馴染むことが出来ました。
開幕前は爆発するくらい緊張していると思うんですが(笑)、素敵な共演者さんたちと演出家さんとスタッフさんたちと創り上げたこの最高の作品を信じて挑みたいと思いますのでどうか応援よろしくお願いします!
観に来てくださる皆さんに絶対に後悔させない自信があるので、ぜひ足を運んでいただきたいです!

ゲリー役:神里優希

ようやく本番の日が来たなと、めちゃくちゃ楽しい気持ちでいっぱいです!劇場全体がステージになっているのでお客様と一緒に楽しい空間を過ごしていきたいなと思っています。僕が演じるゲリーの相手役のスーはWキャストなので、2人とも観ていただきたいです。沢山観て楽しんでください!劇場でお待ちしております!

エディー役:一色洋平

この作品はお客様がいないと完成しないとかではなく、お客さんがいないとキツイ作品です(笑)。なので僕はまだこの作品の本当の楽しさを知らないのだろうなと思っています。ステージ数もたくさんありますので、ぜひこの作品を一緒に育てていくというような気持ちも含めて観ていただきたいです。『CLUB A Go-Go』でお待ちしております!

テリー役:石川新太

こんなにお客様に観ていただくのが待ち遠しいことはなかなかないと思うほど初日の幕が上がるのが楽しみな作品になっています!お客様ありきのこの作品で、お客様が入ってのクラブがどうなるのかとっても楽しみです。頑張りますので応援よろしくお願いいたします!

スー役(Wキャスト):黒沢ともよ

今回演じさせていただくスーはかなり振り切った役なので、思いっきり楽しんでできたらいいなと思っていますし、観に来てくださった方には共感していただける部分もあると思うので、丁寧に大切に演じていきたいと思います。ちょーー楽しみです!!!

スー役(Wキャスト):ダンドイ舞莉花

Wキャストなので、演じることと観ることの両方の楽しみを味わうことができて、本当に毎日楽しいです。私は明日が初日になるのですが、今日の初日も客席でブチ上がろうと思います(笑)。ぜひ劇場にお越しください!

シャロン役:熊谷彩春

こんなにお客さまと一緒に作っていく作品に出演したのは初めての体験なので、毎回変わっていく予感がして楽しみです。皆さんもアトラクションみたいな感覚で楽しんでください。また個性豊かな出演者がいっぱいなので、毎回違うところにフォーカスを置いて感情移入して観ていただけたら楽しいと思います。劇場でお待ちしています!

ブリジット役:高田夏帆

この時代にコンプライアンスフル無視本当に大胆で自由なミュージカルになっています。こういう作品こそもっともっとたくさん出るべきだなと思っていたのでこれから皆さんの目に留まって、どんな反響があるのかすごく楽しみです。初ミュージカルなのでブリジットとしても私としても、肌で皆さんを感じながら楽しめたらいいなと思います。頑張ります!

ペニー役:田野優花

今まで生きてきて、こんなミュージカル観たこともないし、考えたこともなかったので、出会えて本当に光栄に思います。皆さん本当に仲が良くて、主演の楽くんがキャストからもスタッフからも愛されるキャラクターだからこそだなと感じています。真剣にふざけるというこの舞台の良さを伝えて、お客様にもふざけていただいて一緒に楽しんでいきたいなと思います!

ボビー(常連客)役:HideboH

本当に自由で、どこからどこまでがステージなのか、自分たちでさえどうなるか分からない、楽しめる作品になっています。そして出演者の皆のムードが良くて、僕と慈英さんは世代が離れていますが、それを全く感じず楽しくやっています。男前が多いですけれど僕も元イケメンとしてやらせていただいています(笑)。
今回のタップはすごく意味のある、時代背景や気持ちを表現するようなタップです。規制の多い時代に、ある意味風刺にもなっていて、強く、素敵なメッセージがこもっています。
まもなく開幕です。よろしくお願いします!

エリック役:川平慈英

初老の僕ですが、ハートフルなキャストたちに恵まれていちばん楽しんでいます(笑)。今は自粛や規制だらけの息苦しい社会ですが、この『CLUB A Go-Go』という劇場は、コロナ禍のようなご法度や禁じ手はありません。客席にいたはずのあなたが私たちのメンバーになっているかもしれません。生きるエネルギーに溢れたナンバーばかりで、一曲一曲に心躍る場面があるのでぜひ劇場で日頃のストレスを発散してください。
HideboHさんのものすごいタップシーンがあったり、演出の元吉さんによるたくさんの仕掛けもあったりと、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい作品なので劇場でお楽しみいただきたいです。素敵な仲間がお待ちしております!

写真= 阿部章仁

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Reiny Friday-Rei&Friends-Vol.15
2023.10.27 東京キネマ倶楽部

『Reiny Friday -Rei & Friends- Vol.15』。そう、『Reiny Friday』も、もう15回目になる。2015年に始まり、不定期に(気まぐれにとも言う)開催してきた、ReiとReiのフレンドとの共演ライブ。フレンドが文字通り仲良しのお友達ミュージシャンのときもあるし、Reiが尊敬するベテランミュージシャンのときもあった。つまりある世代に限定しない大きな意味でのフレンドなのだけど、ひとつ言えるのは、必ずReiがリスペクトしているミュージシャンだということ。そこ大事。で、15回目となる今回のフレンドは、物語の設定や言葉選びに独特のセンスが光るシンガーソングライターの吉澤嘉代子。初めは少し意外なお相手のようにも思ったけれど、このライブの告知文のなかに「夜の長電話や、秘密のお泊まり会で交友を深めてきた二人」とあって、そうか、ふたりはプライベートでそうやっていろんなことを打ち明けたりしてきた仲なんだな、ならばそんなふたりの仲良し関係がそのまま音楽にあたたかく反映された場面も観ることができそうだなと、この夜が楽しみになったのだった。

会場は過去の『Reiny Friday -Rei & Friends-』でも度々使われてきた東京キネマ倶楽部。いつものようにブルーやオレンジやパープルのビニール傘が上から吊るされている。照明が落ちると雨音が聞こえ、下手側上方のサブステージに現れたReiが片手に傘、片手にギターケースを持って静かに階段を降りてきた。メインステージでケースからアコギを出してひと爪弾き。「こんばんは。Reiです」。そう挨拶して始めたのはこのシリーズライブのテーマ曲としてお馴染みの「Reiny Monday Blues」だ。ブルージーなその曲のあとはエレキギターに持ち替え、信頼するふたりのミュージシャンと共に一気にロック展開へ。自己紹介ソング「My Name is Rei」。ステージ上に熱が生まれ、それがそのまま客席に放たれる。さあ、ゴキゲンなロックショーの始まりだ! そんな感じ。

この日のリズム隊は、ベースが真船勝博、ドラムスが伊藤大地。EGO-WRAPPIN’やハナレグミなどいろんなところで組んできた黄金のバッテリーで、Reiもこれまでそれぞれと何度も演奏してきたが、トリオでやるのはそういえばこれが初めてだと言っていた。が、そこは信頼と実績の賜物。長くこのトリオでやってきたかのように息のあったグルーブがあり、Reiのギターの暴れっぷりもいつにも増して凄まじい。ストーンズみたいなギターリフもかっこいい「MOSHI MOSHI」、「キネマ倶楽部、アー・ユー・レディ?!」の煽り声に始まりRei流のラップも炸裂した「QUILT」、ビートルズの「Birthday」(「You say it’s your birthday」の《birthday》を《friday》に変えて歌っていたこと、みんな気づいたかな?)とノリのいいロックが続き、その曲の途中で吉澤嘉代子を呼び込んだ。因みにこの夜のReiはよく映える真っ赤な衣装も鮮やかだったが、手を小さく振ってにこやかにサブステージからの階段を降りてきた吉澤嘉代子も赤系統の衣装。ふたりの共演は吉澤にしてはロック成分ありの「未成年の主張」でスタートした。吉澤が前に出て跳ねたりもしながら歌い、その横でReiが弾く。ときおりReiも前に出て並ぶと、曲調のガールポップ感も手伝い、Reiの動きや表情もいつもよりガーリーに。そのあとのふたりの言葉のやりとりがまたさらにガール感出まくりで。例えばこんなふう。

吉澤嘉代子、Rei

吉澤嘉代子、Rei

「Reiちゃん、呼んでくれてありがとー!。今日はね、赤でね」(吉澤)
「お揃いにしました。私たちは長くお友達なんです」(Rei)
「私が泣きべそかいてReiちゃんに電話したら、スイカを持ってきてくれた。で、朝までね」(吉澤)
「嘉代子ちゃんのギブソン、かわいいね。私たち、好きなものも近いなって思うんです。お寿司も好きだよね」(Rei)
「うん。お寿司も好き」(吉澤)

そんなほんわかユルMCも挿みながら、そこからしばらくは楽しくもあたたかな共演時間。まず「アン、ドゥ、アンドゥトロワ」とフランス語カウントで始まった荒井由実のカバー「ルージュの伝言」は原曲よりテンポを落として演奏。歌い終えて「楽しい。友達とライブできるなんて」と吉澤がつぶやけば、Reiは「嘉代子ちゃんは歌で女の子の気持ちを代弁してくれて、なんでこんなにパーソナルな気持ちがわかるんだー?!って」。吉澤がReiについて「本当にこんな誠実な人はいないなっていつも思う。今回も犬のシールをたくさん貼ったたたき台を用意してくれて」と話すと、Reiはふにゃっと照れながらも「作家としての嘉代子ちゃんに影響を受けた曲があって。一緒にやりましょうか」と言い、「うん。私の大好きな曲を一緒に」と吉澤が応えて「Categorizing Me」を。そこではふたりがメインとコーラスを交替でとり、《わたしのことをちゃんと見つめてよbaby》のところでは“ちゃんと”見つめ合うふたりだった。“女の子”の“ホンネのカケラ”。吉澤がその表現に長けたシンガーソングライターであることはよく知られているが、「Categorizing Me」のリリックからもわかる通りReiにもそういう側面があって、その“女の子”成分が吉澤と歌ったり話したりすることでこぼれ出る。次の吉澤の妄想爆発昭和歌謡風味曲「地獄タクシー」が始まる前には、Reiがタクシーの運転手、吉澤が乗客に扮しての寸劇もあり、普段のReiのライブでは見られないコミカルな側面がそうして出ていたことにも得した気分になった人が少なくなかっただろう。

吉澤がステージを去り、ライブ後半戦はReiの新しいシングル「Sunflower」でスタート。「(山下)達郎さんとかナイアガラの大滝(詠一)さんとかを彷彿とさせるような、上質なポップソングを作ってみたいと思って書いた」と説明したその曲は、ナマで聴くと尚更メロディの良さが際立った。そこからの流れもスムーズに、続くはこれもポップであたたかな「Smile!」。観客一人ひとりの顔を見て、「笑っていてよ」の思いを歌でも笑顔でも表わすReiがいた。そしてそのあとは一転、記憶もぶっ飛ぶくらいの熱く激しいダンス/ロック曲を次々に。「ORIGINALS」「Lonely Dance Club」「JUMPIN’ JACK JIVE」「COCOA」「What Do You Want?」。伊藤のドラムソロ、真船のベースソロもここぞというところでバチバチ・ブリブリに入り、Reiはこれでも食らえとばかりにのけぞって激しいギターソロをお見舞い。よってステージもフロアも際限なくヒートアップ。その凄まじい爆発力に圧倒される形で本編が終了した。

アンコールでは再び吉澤嘉代子をステージに呼び、並んで椅子に腰かけると、「アルバムを出すそうですね?」と吉澤に話を振るRei。「Reiちゃんナタリー」なんて言いつつインタビュアーの役目を担いながら大事なフレンドをもてなし、その魅力をみんなに伝えようともするあたりがReiの優しさであり行き届いた心遣いだ。そしてReiのアコギでしっとりじっくりと持ち曲「東京絶景」を歌う吉澤。甘い喋り声と違って歌声の強さが際立った。最後は伊藤と真船も再び加わって「BLACK BANANA」でもうひと盛り上がり。リスペクトできる仲良し友達がこの世界にいるってことと一緒に演奏できるってこと。ステージ上のその喜びが会場全体に浸透した幸福な夜だった。

取材・文=内本順一 撮影=垂水佳菜

 

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 テネシー・ウィリアムズの名作『ガラスの動物園』(1944年初演)と、日本の不条理演劇の第一人者である別役実によるその後日譚的作品『消えなさいローラ』(1994年初演)の初めての2本立て上演の初日の幕が、2023年11月4日、東京・紀伊国屋ホールで開いた(東京公演は11月21日まで)。上演台本・演出を手がけるのは渡辺えり。「男」と「女」が登場する『消えなさいローラ』には、『ガラスの動物園』でトム役を演じる尾上松也が「男」役で全ステージ出演、『ガラスの動物園』の他の出演者3名(吉岡里帆、和田琢磨、渡辺えり)が「女」役で代わる代わる出演するという趣向だ。初日前日に行われたゲネプロを観た。

(撮影:細野晋司)

(撮影:細野晋司)

(撮影:細野晋司)

(撮影:細野晋司)

 『ガラスの動物園』。客入れ音楽として70年代の日本の楽曲が流れ、そして、黒い傘をさした人々が紀伊國屋ホールの客席通路を通って舞台に上がる。その最後に登場するのがトム役の尾上松也。彼はカバンの中から楽譜を取り出して先に舞台に上がった人々、すなわちミュージシャンたちに渡し、台本を取り出す。追憶を題材とするこの作品において、トムが作・演出も兼ねているという趣向のようで、作中、トムが指を鳴らすとミュージシャンによる生演奏が始まったり、止まったり。生演奏の他、BGMも流れるので、音楽が鳴る時間がかなり多い舞台となっている。

舞台写真/吉岡里帆 渡辺えり (撮影:細野晋司)

舞台写真/吉岡里帆 渡辺えり (撮影:細野晋司)

舞台写真/和田琢磨 吉岡里帆 尾上松也 (撮影:細野晋司)

舞台写真/和田琢磨 吉岡里帆 尾上松也 (撮影:細野晋司)

 トムは、物語におけるトムとしての出演場面の他にもたびたび現れて物語の成り行きを見守ったりもする。尾上松也は涼やかでときにどこかはかなげにも聞こえる声で、やかましい母アマンダ(渡辺えり)と引っ込み思案の姉ローラ(吉岡里帆)との暮らしに心が窮屈しきっている詩人志望の青年を表現していく。そのモノローグには、作品の時代である1930年代の状況や戦況なども書き加えられている。物暗い印象が強い舞台だが、トムがローラのために職場の同僚ジム(和田琢磨)を家に招いてくれたと知り、ジムをもてなそうと発奮するアマンダが、ローラの落ち着いたブルーのドレスよりも派手な娘時代のドレスで登場する、そのドレスのイエローが目にあざやかである。ジムとローラのダンス・シーンでは、空想のダンスもさしはさまれる。

(撮影:細野晋司)

(撮影:細野晋司)

(撮影:細野晋司)

(撮影:細野晋司)

(撮影:細野晋司)

(撮影:細野晋司)

 15分の休憩をはさんで、『消えなさいローラ』。『ガラスの動物園』でトムが家を去った後の話で、出奔した父の写真には赤でバツがつけられ、部屋は荒涼としている。その部屋を、「男」(尾上松也)が訪ねてくる。「葬儀社のもの」と名乗る「男」の相手をする「女」(この日は渡辺えり)は、はたして母アマンダなのか、それとも娘ローラなのか、そもそも「男」は何者なのか――。

(撮影:細野晋司)

(撮影:細野晋司)

 戯曲中、いったいいくつ「…(三点リーダー)」が出てくるの~というところに独特の味を感じさせるこの作品で、別役実は、出て行ったトムの帰りを待つ側の心境へと思いを馳せ、「待つ」という行為の意味へと思考をめぐらせる。別役実による『ガラスの動物園』論ともいえる、ミステリーの趣もある作品で、こちらの舞台でも、物悲しいメロディーが感情を喚起するように流れたり、「男」と「女」にどこかつっこむように音が鳴ったり。不条理劇のセリフを発する尾上松也も非常に興味深い存在となっており、終幕では歌唱場面も。歌舞伎俳優の引き出しの多さを感じさせる2本立てとなっている。

(撮影:細野晋司)

(撮影:細野晋司)

取材・文=藤本真由(舞台評論家)

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オンエア中のドラマ フジテレビ系木曜劇場『いちばんすきな花』と、主題歌である藤井 風「花」がコラボレーションしたスペシャルムービーが公開された。

多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠によるクアトロ主演、「男女の間に友情は成立するのか?」をテーマに、年齢も性別も過ごしてきた環境も違う4人の男女が紡ぎ出す“友情”と“恋愛”ぜんぶ含めた“愛”の物語。

スペシャルムービーでは、ドラマのベストシーンと藤井 風「花」がコラボレーションしている。

 

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2023年11月7日(火)正午から、俳優の和田雅成がパーソナリティを務める、オリジナルPodcast番組『週刊 和田雅成』の配信がスタートする。

本番組はフォッグ株式会社が運営する日本最大級のオンラインくじサービス「Raffle(ラッフル)」と連動したオリジナルのPodcast番組。番組内で“オリジナル番組グッズ”を景品としたオンラインくじの情報が随時、発表されていく。

また、番組内ではあらゆるコーナーに挑戦。和田雅成自身が生活する中で感じた「よかったこと」や「イラッとしたこと」を紹介するコーナーではリスナーも共感できるようなエピソードが紹介され、濃密な内容になっている。

さらに、番組最後には、和田雅成の好きなことについて3分間で紹介するコーナーが設けられ、短い時間の中でもリスナーに自分の好きなことを伝えようとする和田雅成の熱量が感じられるコーナーとなっている。

様々なコーナーを通して和田雅成の新たな一面を感じることができる『週刊 和田雅成』。ニッポン放送 Podcast Stationにて、11月7日(火)から毎週火曜日正午に配信される。

和田雅成 コメント

和田雅成

和田雅成

個人の番組を持つ事はひとつの夢でした。自分の良い所も悪い所も愛して頂ける時間になりますように。
そして何よりも皆様と共に楽しい時間を過ごしたいです。
この番組を一緒に作ってください。

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2024年1月15日(月)~30日(火)東京・東京建物Brillia HALL、2月8日(木)~11日(日)大阪・オリックス劇場にて上演する、MOJOプロジェクト -Musicals of Japan Origin project- ミュージカル『イザボー』のキービジュアル、ならびに個別ビジュアルが公開された。

本作は、ワタナベエンターテインメントと劇作家・末満健一がタッグを組み、日本のクリエイターたちの才能を集め、世界レベルの作品を創造・発信していく新規プロジェクト、「MOJOプロジェクト -Musicals of Japan Origin project-」の第一弾。末満がかねてより実現したいと願っていた題材「イザボー・ド・バヴィエール」の半生を描いた物語だ。

フランス百年戦争の時代、陰謀渦巻くフランス王朝で欲望のままに生き、国を破滅へと導いた最悪の王妃イザボー・ド・バヴィエールを演じるのは、元宝塚歌劇団・雪組男役トップスターの望海風斗。

イザボー:望海風斗

イザボー:望海風斗

共演には、イザボーとシャルル6世の息子で物語の語り手も担うシャルル7世に甲斐翔真。

シャルル7世:甲斐翔真

シャルル7世:甲斐翔真

そしてイザボーと政略結婚し狂気王と呼ばれるシャルル6世に上原理生、フィリップの息子で自身も王位を狙うブルゴーニュ公ジャンに中河内雅貴、シャルル六世の弟でイザボーとただならぬ関係を持つオルレアン公ルイに上川一哉、シャルル7世の義母で同じく物語の語り手として登場するヨランド・ダラゴンに那須凜、シャルル6世の叔父でイザボーを国政から遠ざけようとするブルゴーニュ公フィリップに石井一孝と、日本ミュージカル界が誇る実力派俳優陣が集結した。

この度、全キャストが揃ったキービジュアルが完成。重厚感のある豪華な椅子に鎮座する王妃イザボーと、漆黒の衣裳を身に纏う登場人物たちそれぞれが見つめる視線はいかに——。

末満作品ならではの幻想的な世界、そして豪華俳優陣が繰り出す、悲劇にして喜劇。この痛快エンターテインメントに期待しよう。

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世界最高峰のメトロポリタン・オペラの新シーズン(2022-23)より、世界初演から新演出まで7作品が、WOWOWにて来春放送・配信することが決定した。

ニューヨークにある世界最大のオペラハウス「メトロポリタン歌劇場」。1883年に創設されて以来、最高水準のオペラを上演し続けるこの舞台は、世界中から集まった豪華な出演者の歌に加え、セットや衣装などなにもかも華麗。ウィーン国立歌劇場、ミラノのスカラ座と並ぶ世界三大歌劇場であり、「MET(メト)」の愛称で親しまれてきた。

今回、放送・配信の2022-23シーズンは超豪華なラインナップで、世界トップの演出家がはじめてMETで手掛ける作品など話題作が目白押し。日本でもファンが多いサイモン・マクバーニーがフライングを駆使した《魔笛》をてがけ、トニー賞常連のイヴォ・ヴァン・ホーヴェが新たな解釈で《ドン・ジョヴァンニ》を新演出。さらに、ロンドンで「トトロ」を成功させたフェリム・マクダーモットはニコール・キッドマン主演で映画化もされた《めぐりあう時間たち》を別のラストを提示し世界初演、ルネ・フレミング、ケリー・オハラ、ジョイス・ディドナートの三大歌姫とタッグを組み絶賛を浴びた。そのほか、映画監督フランソワ・ジラールが手掛ける新演出《ローエングリン》、マリア・カラスが復活させたギリシャ悲劇に基づく名作、MET初演《メデア》など、これ以上ない多様性に満ちたゴージャスな作品の数々だ。

WOWOWでは最新技術を駆使したカメラワークと5.1chのダイナミックな音声で収録された、METライブビューイングをお届け。幕間では、今まさに歌い終わった歌手たちへの直撃インタビューなど、劇場では見られない映像も満載で放送される。

■ケルビーニ《メデア》MET初演

ケルビーニ《メデア》MET初演 (c)Marty Sohl/Metropolitan Opera

ケルビーニ《メデア》MET初演 (c)Marty Sohl/Metropolitan Opera

指揮:カルロ・リッツィ
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
出演:ソンドラ・ラドヴァノフスキー、マシュー・ポレンザーニ

王女メデアの苛烈な復讐劇!M・カラスが復活させたギリシャ悲劇に基づく名作オペラが堂々のMET初演!

■ケヴィン・プッツ《めぐりあう時間たち》MET初演

ケヴィン・プッツ《めぐりあう時間たち》MET初演 (c)Paola Kudacki/Metropolitan Opera

ケヴィン・プッツ《めぐりあう時間たち》MET初演 (c)Paola Kudacki/Metropolitan Opera

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
演出:フェリム・マクダーモット
出演:ルネ・フレミング、ケリー・オハラ、ジョイス・ディドナート、

初オペラ《静かな夜》でピューリッツァー賞を受賞した天才K・プッツが、R・フレミング、K・オハラ、J・ディドナートの三大歌姫とタッグを組んだ世界初演作。

■ジョルダーノ《フェドーラ》新演出

ジョルダーノ《フェドーラ》新演出 (c)Paola Kudacki/Metropolitan Opera

ジョルダーノ《フェドーラ》新演出 (c)Paola Kudacki/Metropolitan Opera

指揮:マルコ・アルミリアート
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
出演:ソニア・ヨンチェヴァ、ピョートル・ベチャワ

憎しみが愛に変わる時、運命の歯車が軋み始める…
サンクトペテルブルク、パリ、スイスを舞台に燃え上がる宿命の愛と死!

■ワーグナー《ローエングリン》新演出

ワーグナー《ローエングリン》新演出 (c)Paola Kudacki/Metropolitan Opera

ワーグナー《ローエングリン》新演出 (c)Paola Kudacki/Metropolitan Opera

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
演出:フランソワ・ジラール
出演:ピョートル・ベチャワ、タマラ・ウィルソン、クリスティーン・ガーキー、
エフゲニー・ニキティン

絶体絶命の姫君を救った白鳥の騎士の正体は?ドイツ建国にまつわる伝説を銀色の音楽で綴るワーグナーの傑作が初登場!

■テレンス・ブランチャード《チャンピオン》MET初演

テレンス・ブランチャード《チャンピオン》MET初演 (c)Zenith Richards/Metropolitan Opera

テレンス・ブランチャード《チャンピオン》MET初演 (c)Zenith Richards/Metropolitan Opera

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
演出:ジェイムズ・ロビンソン
出演:ライアン・スピード・グリーン、エリック・オーウェンズ

ジャズとオペラの奇跡的な融合!実在した黒人スター・ボクサーの葛藤を描くブランチャードの初オペラ!

■モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》新演出

モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》新演出 (c)Paola Kudacki/Metropolitan Opera

モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》新演出 (c)Paola Kudacki/Metropolitan Opera

指揮:ナタリー・シュトゥッツマン
演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ
出演:ペーター・マッテイ、フェデリカ・ロンバルディ、ベン・ブリス、アナ・マリア・マルティネス

華麗なるプレイボーイの劇的な末路!才人I・ヴァン・ホーヴェが刻む「ドン・ファン」伝説の新たな1ページ!

■モーツァルト《魔笛》新演出

モーツァルト《魔笛》新演出 (c)Zenith Richards/Metropolitan Opera

モーツァルト《魔笛》新演出 (c)Zenith Richards/Metropolitan Opera

指揮:ナタリー・シュトゥッツマン
演出:サイモン・マクバーニー
出演:エリン・モーリー、ローレンス・ブラウンリー、キャスリン・ルイック

「魔法の笛」が導く愛と奇跡!観るひとすべてを幸せにするモーツァルトの大傑作を、S・マクバーニーのマジカルな演出で!

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2023年12月に兵庫・東京にて開催する、billboard classics×SNOOPY『Magical Christmas Night』。本公演のために、城田優(出演・演出)と宮本貴奈(音楽監修・ピアノ)が書き下ろした新曲「夢の種~I’ll be by your side」が完成した。この新曲は、コンサートの本編ラストで、オーケストラアレンジにより初披露される予定で、この度、この音源を使ったティザー動画も公開された。

billboard classics × SNOOPY 『Magical Christmas Night』

今年でシリーズ4年目となる本公演は、数々のミュージカル作品に出演し演出の実績もある城田優の演出のもと、「PEANUTSの世界にある森で行われる音楽会」をテーマに、これまでのオーケストラコンサートにはない幻想的な舞台が実現する予定。城田優がメインパフォーマーをつとめ、Crystal Kay(兵庫公演)と清水美依紗(東京公演)をゲストに迎えて、オーケストラとジャズピアノトリオ、クワイアら総勢80名の大編成で素敵なナンバーをおくる。

城田優 コメント

元々ずっと構想していたこのコンサートのためのオリジナル曲。
そしてそのテーマは「夢の種」
貴奈さんとのセッションはとっても楽しく、あっという間に時間が経ってしまいました。
そして、気が付いたら曲が完成していました。笑
皆さんの「夢」を後押しするような、力強くも優しい、素敵な応援歌が出来たと思っています。
是非楽しみにしていてください。

宮本貴奈 コメント

実は「城田さんと素敵なテーマ曲を創った」とノートに書いて、私自身『夢の種まき』をしておきました。
ひらめいたキーワードやフレーズを書き出して現場へ。歓談していたかと思えば、いきなり創作に没頭し始めた城田さん、メロディと歌詞が同時に湧いてきて、それを追いかけながらコードをつけて…するすると完成。まさに Magical。
みなさんの心に寄り添う一曲になりますように。

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CS放送「衛星劇場」にて、2023年6月3日~6月25日に東京・本多劇場ほかほかで上演された、M&Oplaysプロデュース『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』を、11月19日(日)にテレビ初放送する。

(左から)井之脇海、黒島結菜、岩松了、松雪泰子       撮影:渡部孝弘

(左から)井之脇海、黒島結菜、岩松了、松雪泰子       撮影:渡部孝弘

(左から)黒島結菜、井之脇海      撮影:渡部孝弘

(左から)黒島結菜、井之脇海      撮影:渡部孝弘

(左から)黒島結菜、松雪泰子      撮影:渡部孝弘

(左から)黒島結菜、松雪泰子      撮影:渡部孝弘

年の瀬の銀座を舞台に、肩を寄せ合って生きてきた兄妹が、かつて家庭を崩壊させた父の愛人と出会い、徐々に打ち解けてゆく”赦し”の物語。

(左から)黒島結菜、青木柚      撮影:渡部孝弘

(左から)黒島結菜、青木柚      撮影:渡部孝弘

黒島結菜      撮影:渡部孝弘

黒島結菜      撮影:渡部孝弘

(左から)松雪泰子、井之脇海      撮影:渡部孝弘

(左から)松雪泰子、井之脇海      撮影:渡部孝弘

次々と話題作を発表、高い評価を得てきた、M&Oplaysと岩松了が定期的に行っている、人気プロデュース公演。22年の連続テレビ小説『ちむどんどん』にて主演を務めた黒島結菜をはじめ、井之脇海、松雪泰子ら、幅広く活躍する個性的な出演者がおくる、岩松了による濃密な会話劇。

(左から)松雪泰子、岩松了      撮影:渡部孝弘

(左から)松雪泰子、岩松了      撮影:渡部孝弘

(左から)青木柚、松雪泰子      撮影:渡部孝弘

(左から)青木柚、松雪泰子      撮影:渡部孝弘

(左から)櫻井健人、青木柚      撮影:渡部孝弘

(左から)櫻井健人、青木柚      撮影:渡部孝弘

 
イズミ(黒島結菜)には銀座の広告会社で働く兄がいる。今日も手作りの弁当を届けにきた。早くに両親を亡くし、寄り添うように生きてきた二人。イズミは兄のことが大好きなのだ。
その兄・アキオ(井之脇海)は、ある裁判の準備で忙しい。銀座の法律事務所を訪れると、そこには裁判の役に立ちたいと申し出る女性がいた。彼女は葉子(松雪泰子)。イズミとアキオの父のかつての愛人だった。裁判の担当弁護士・田宮(岩松了)は、彼女の存在を訝しく思う。
自分の家庭を壊した人と知りながら、葉子に惹かれていくアキオ。そして葉子もまたアキオに、彼の父のおもかげを重ねていく。そんな二人に逸早く気づくイズミ。複雑な思いを抱える彼女のもとに、この街を浮遊する二人の若い浮浪者「とみ」(青木柚)と「のぼる」(櫻井健人)がやってくる。他の人にはわからない会話を交わす三人。
今年も残すところ、あと2日。静まり返ったこの街に、5人のドラマが行き交う。その先にあるものは恩寵か、それとも——。

 

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カリスマ的人気を誇る石田泰尚と、若きリーダー・﨑谷直人によるヴァイオリン・ユニット DOS DEL FIDDLES(ドス・デル・フィドル)が2023年11月9日(木)に神奈川・横浜みなとみらい大ホールでコンサートを行う。『80-90年代のJ-POPセレクション』と題した演奏会は2部構成。1部ではバッハやドビュッシーなどのクラシック曲を。2部では中島みゆきや、CHAGE and ASKAなど幅広い層に人気の楽曲を演奏する。公演にはスペシャルゲストとしてゴスペラーズの大ヒット曲「永遠に」を作曲した妹尾武を招き、伝説的な記録を持つ同曲で音を合わせることが決定。バンドネオン奏者の三浦一馬が手がけたこの日だけの特別なアレンジを楽しむことができる。本番を前に顔を合わせた3人に、コンサートの魅力を聞いた。

左から 﨑谷直人、石田泰尚、妹尾武

左から 﨑谷直人、石田泰尚、妹尾武

――2022年はX JAPANやLUNA SEAなど、ビジュアル系ロックのヒット曲を演奏するコンサート『V CLASSIC』を開きました。今回はまたガラッと違うテーマですね。

﨑谷:2020年にドス・デル・フィドルを立ち上げたときから「ヴァイオリンという楽器の可能性を広げたい」と考えていました。あらゆるジャンルをやろうと話していて、昨年はクラシックとビジュアル系ロックを演奏するコンサートを開催したんです。スタッフと「次はどうしようかな」と話して、浮かんだのが今回のテーマでした。洋楽もいいかなって思ったんですけど。

――タイトルには「80-90年代」とありますが、2000年まで選曲が広がったと聞きました。

﨑谷:そうなんです。演奏曲を考えていたときに、井上陽水さんと玉置浩二さん率いる安全地帯が共演した「夏の終わりのハーモニー」が浮かんで、ドスデルも僕と石田さんのコラボレーションですし、「いいじゃん!」って。そこからですね。どんどん広がっていったのは。

﨑谷直人

﨑谷直人

――「飾りじゃないのよ涙は」(中森明菜、85年)、「巡恋歌」(長渕剛、91年)など、本当に多岐に渡る選曲です。それぞれ演奏を楽しみにしている曲について、教えていただけますか。

石田:長渕さんです。長渕さんの曲をヴァイオリンで弾く日が来るなんて思ってもみませんでしたし。過去にもあまりないことなんじゃないでしょうか。三浦一馬がどんなアレンジをしてくるのか。トリオでやる「巡恋歌」は3人それぞれの特徴が出るように考えてくれているみたいなので。リハーサルがこれからなので、音を合わせてみてまた考えようかなって。

妹尾:僕は手前みそですが、やはり「永遠に」ですね。実は今日この取材の前に初めてお2人にお会いしたので、こうして隣で話している今もドキドキしているんです。僕自身、ヴァイオリン奏者と共演することがあまりなかったので、男3人で熱いステージを見せたいと思っています。

﨑谷:僕も「永遠に」です。ステージで、憧れていた妹尾さんとご一緒できるのが楽しみです。スイング感がクラシックと違うので、この取材の後にあるリハーサルで音を合わせて、本番に臨みたいです。

――今回の演奏会で演奏してほしい曲をファンの方に募ったところ、「永遠に」は1位だったと聞きました。2000年8月23日のリリース以降、オリコン週間シングルランキングで44週連続チャートインしましたが、これはシングルの中で最長記録という偉業ですね。

妹尾:当時は氷川きよしさんのデビュー曲「箱根八里の半次郎」と競っていました。たくさんの人に支持をしていただき、ありがたいです。

妹尾武

妹尾武

﨑谷:この曲はどんなきっかけで誕生したんですか?

妹尾:僕は神戸の生まれなのですが、1995年に発生した阪神・淡路大震災で大事な友人を亡くしてから、ずっとくさくさとしていました。なかなか前を向くことができなくて・・・。そのときにパワーをもらっていたのが、地元のラグビーチーム、神戸製鋼の奮闘でした。日本代表選手としても活躍した林敏之選手が引退するときに秩父宮ラグビー場に試合を観に行ったんです。観客席からフィールドを見つめていたときに、いい風が吹いていまのこの瞬間を曲にしたいと生まれたのが「永遠に」でした。この曲が生まれたことで、いろいろなご縁が広がって、今回はお2人と演奏する機会をいただくことができました。

﨑谷:僕らこそとても光栄です。

――石田さんは長渕さんの「巡恋歌」を演奏されます。選ばれた曲とのエピソードがあれば教えてください。

石田:長渕さんのことは、中学生くらいのときから好きで大学2年生のときに、東京ドームにライブを観に行ったんです。そのドームのオープニングが「巡恋歌」でした。5万5000人を収容するドームのど真ん中にセンターステージがあって、そこにギターケースを持った長渕が歩いてきたんです。もう無茶苦茶かっこよくないですか? それを見たとき「あぁ、音を出す前からライブは始まっているんだと思いました。そのパフォーマンスによって、ドームが一瞬で長渕さんのホームになっていて。すごいと圧倒されました。

石田泰尚

石田泰尚

――崎谷さんも、選ばれた曲とのエピソードをお話しいただけますか。(※WANDS「世界が終わるまでは…」を演奏予定)

﨑谷:WANDSはいまでも大好きなアーティスト。上杉(昇)さんのコンサートは10月に聞きに行ったばかりですし、ギターの柴崎(浩)さんとは、コロナ禍で流れてしまったのですが、一緒に演奏会をする計画を立てていました。今回演奏する「世界が終わるまでは・・・」(94年)は、アニメ『SLAM DUNK』の(第2期)エンディング曲に起用されて大ヒットしていた曲。当時、僕は小学生ぐらいだったので、「アニメの曲」と思って聞いていました。でも大人になってから、上杉さんが歌うこの曲の歌詞の意味を知って、それからはアーティストとしての思考や、生き様について自分の中のロールモデルといえるものになりました。

――ヒット曲が並ぶ2部は、その歌詞などに聴き手が思い出を重ねて聞く場面も多いと思います。演奏する難しさはどのようなところにあると思いますか。

﨑谷:歌詞のあるなしって、本当に大きくて、歌詞にはかなわないと思うこともあります。本来は歌詞がある曲をどう表現していくのか。でもそこはモーツアルトを演奏するときと一緒かなと。「飾りじゃないのよ涙は」だったら、「ミミミミミレレレ~」ってサビ部分の和音符が浮かんだら台無しですよね。僕らは演奏するために最初はどうしても音符から入るけれど、それを感じさせない演奏。石田さんだったら、身体から発するエネルギーでその世界を表現していく。僕は石田さんとは真逆なんですけど、3人それぞれが発する気を楽しんでほしいです。

左から 﨑谷直人、石田泰尚、妹尾武

左から 﨑谷直人、石田泰尚、妹尾武

――最後に演奏会を楽しみにしている人にメッセージをお願いします。

﨑谷:1部は僕のバッハのソロで幕開けして、クラシック曲をお聞かせします。後半はみなさん聞いたことがある曲が並ぶと思いますので、それぞれの思い出を浮かべながら聞いてもらえたらうれしいです。活動3年目で、僕らも新しい引き出しが増えるので、今後はオリジナル曲も増やしていきたいですね。今回の共演をご縁に、妹尾さんに曲を書いていただけたらいいなって思いますし、第2歩目としてオリジナル曲だけでツアーをするのが将来の目標です。

妹尾:今年は「永遠に」が生まれて23年目の節目。曲が長く愛され、音で繋がる御縁が広がっていることもうれしく思っています。演奏会がある横浜は、大好きな街。そこで3人で演奏ができることを楽しみにしています。見た目と反する繊細な音色を楽しみにしていただきたいです。

石田:昨年、ビジュアルロックをやったときもお客さんの反応を見るのが楽しみだったのですが、今回もどんな風に感じてくれるのか、反応をまず見たいです。今回の演奏会ではPAを入れず、全編生音なので、生音の美しさを楽しんでいただきたいです。まだ、リハーサルをしていないので、詳しくは言えないんですけどね(笑)。

取材・文=翡翠 撮影=池上夢貢

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野田秀樹×QUEENの“伝説”の舞台、『Q』: A Night At The Kabuki ロンドン公演の世界配信が、2023年11月17日(金)12:00よりスタートすることが決定した。

野田秀樹×QUEENの“伝説”の舞台、『Q』: A Night At The Kabuki ロンドン公演 世界配信決定!(SPOT映像30秒)

2022年、東京・ロンドン・大阪・台北の世界4都市を巡るワールドツアーを成功させた、NODA・MAP第25回公演『Q』: A Night At The Kabuki。

初演時のオリジナルキャスト10名が再集結し、野田秀樹演出のもと世界に挑んだロンドン公演を現地撮影した映像を本邦初公開。そしてNODA・MAP作品としては初の試みとなる世界配信が決定した(※配信エリア限定あり。海外からの視聴はStagecrowd限定)

2組のロミジュリ(瑯壬生/愁里愛)を演じる松たか子、上川隆也、広瀬すず、志尊淳をはじめ、橋本さとし、小松和重、伊勢佳世、羽野晶紀、野田秀樹、そして竹中直人と世代もキャリアも異なる総勢10名の人気俳優陣が再び一堂に会し、英国ロンドン、サドラーズ・ウェルズ劇場に舞い降りた。

このワールドツアーの企画は、2019年初演の東京公演を来日観劇したQUEENの伝説的マネージャーのジム・ビーチが絶賛したことで、QUEENのお膝元であるロンドン公演の計画が始動。そして2022年9月、約300年の歴史を持つサドラーズ・ウェルズ劇場で圧巻のステージを敢行。ロンドン公演ではタイトルを『A Night At The Kabuki』と題して、キャパシティ1500席を有するサドラーズ・ウェルズ劇場での3日間のチケットは完売。

現地での劇評獲得がとくに難しいとされる外国語作品にも関わらず、初日から5つ星を含む数々の劇評が掲載された。現地新聞The Timesでは4つ星を獲得し、さらに紙面中央にも大きく写真が掲載されて絶賛評を得た。

成功の影には、野田秀樹自身による細部まで監修をした英語字幕がある。
さらに日本文化に理解のある英国ネイティブの翻訳家の協力も経てブラッシュアップ。野田はすべての観客が芝居を観ながら字幕も同時に見えるよう字幕の位置にもこだわり臨んだ。それは現地の観客にも届き、字幕のせりふで受ける、役者の演技で受ける、高い身体性の動きが客席を魅了。野田作品の醍醐味“見立て”により船になり、バスになり、新床に変わるベッドたち。大きな布で仕掛ける野田演出の連続に客席は大いに湧いた。

堀尾幸男のセットデザインは、「このセットはどう書いたら分からないほど巧みで素晴らしい」と評され、ひびのこづえの衣裳の斬新さは、「これまでに私が観てきた舞台の衣裳デザインの中でも最高のもの」と評された。日本のプランナー陣のクリエイティブは英国の演劇ファンにも響き、劇評でも特筆された。

今回の配信では、日本から来た舞台作品がロンドンでどう受け取られたのか、現地観客のビビットな反応や、拍手喝采のカーテンコールの映像も収録されているので、日本公演とは一味違った熱量を感じることができるのもポイントになっている。

海外からの視聴は、ソニー・ミュージックソリューションによる動画配信プラットフォーム「Stagecrowd」を通じて、英語・中国語(繁体字)・日本語の3か国語の字幕に対応。

初演時の映像にはなかった初めて見る役者陣の心揺さぶる表情を捉えたカットを見ることができる今回の配信は『Q』を初めて見る方はもちろん、見たことがある方にとっても、新鮮な鑑賞体験になること必至だ。

本作の音楽はすべてQUEENの公式協力。フレディ・マーキュリーのピアノソロ、ブライアン・メイのギター、ジョン・ディーコンのベース、低音でリズムを刻むロジャー・テイラーのバスドラム。そしてライブ盤に納められた観客の歓声、名曲「ボヘミアン・ラプソディ」の銅鑼の音まで。その宝石のような音の数々と、野田秀樹の世界が深く溶け合う本作は、演劇ファンのみならず音楽ファン、QUEENファンの感性も刺激する。

ロンドン公演の成功も評価され、野田秀樹は2023年1月に舞台芸術分野における世界的な組織であるISPAにおいて、「Distinguished Artist Award」優秀アーティスト賞を日本人として初受賞。世界に向けて、今もなお挑戦を続ける野田秀樹の傑作の配信を見逃さないでおこう。

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2024年2月16日(金)~25日(日)新国立劇場 小劇場にて上演される、音楽劇『不思議な国のエロス』~アリストパネス「女の平和」より~の全キャストが解禁となった。

アリストパネスの代表作であるギリシャ喜劇「女の平和」をベースに、寺山修司ならではのユニークな視点を加え描いた音楽劇。反戦と平和への願い、ジェンダーの概念を覆す挑戦的な視点、執筆当時には上演されなかった幻の異色作。そんな本作を第30回読売演劇大賞演出家部門・優秀賞を受賞した気鋭の若手演出家、稲葉賀恵が演出する。音楽は世界で活躍するシンガー、演奏家である古川麦が全曲書き下ろす。

そしてこの度、全キャストが決定した。

戦争を止めるために集結したアテネの女たちのリーダー・ヘレネーに文学座の松岡依都美、物語の案内人・ナルシスに朝海ひかる。

松岡依都美

松岡依都美

朝海ひかる

朝海ひかる

花瀬琴音

花瀬琴音

横溝菜帆

横溝菜帆

また、恋人と結ばれたいクローエに花瀬琴音、クローエに愛を捧げるアイアスに渡邉蒼、質問好きな少女・エコーに横溝菜帆。
そのほか、原田優一が男性合唱隊長のペリクレース、内海啓貴がミュリネーの夫・カミラス、まりゑがスパルタのラムピトーを演じる。さらに、文学座の高橋ひろし、北村岳子、占部房子、伊達暁、富岡晃一郎、柿丸美智恵、林光哲、伊藤壮太郎、まりゑとともに女優倶楽部として活動する関谷春子、万里紗、皆本麻帆といった実力と個性を兼ね揃えた多彩なメンバーが揃った。

ミュージカルや新劇、小劇場など演劇のジャンルを超えたスタッフ、キャストが集結し、世界中に戦いの現実が広がる今、改めて届ける。

【あらすじ】
戦いに明け暮れる男たちに愛想をつかしたギリシャの女たちは、敵味方の垣根を超えて立ち上がる!
アテネの武将ラケースの妻ヘレネーは、女たちを密かに集め戦争終結を要求するためセックス・ ストライキを提案します。アクロポリスに結集し一度は計画に乗る女たちでしたが、クローエは平和を願いつつもアイアスと結ばれたいという思いを抑えられません。ヘレネ―の声がけに、スパルタやアカルナイなど敵国の女たちにもアテネに結集、戦争を終わらせるためならと、帰還した男たちを巻き込みながらセックス・ストライキを始めるのですが…。

出演者コメント

■松岡依都美
ヘレネー 役/アテネの武将ラケースの妻、男たちの戦いを止めようと計画する女

寺山修司さんの幻の異色作ということで、正直緊張もありますが、とてもわくわくしております。
寺山作品は私自身初めてのチャレンジとなります。
実力派だらけの豪華キャストの皆さまと共に、劇団の後輩である演出家、稲葉賀恵の底知れぬエネルギーと現代にも響くメッセージがふんだんに盛り込まれている作品に力の限り挑んでまいりたいと思います。

■花瀬琴音
クローエ 役/武将の息子アイアスと恋に落ちる女

演劇の原点として人々に愛され影響を与えてきた古典劇の傑作がベースになった挑戦的な作品で、自分が触れるにはあまりに有り難く恐れ多いと感じています。戦いを終わらせるために女性達が立ち上がる姿は、現代にこそ多くの方に観ていただきたいです。素敵なキャスト、スタッフの皆様と『不思議な国のエロス』を創作できることがとても楽しみです。ぜひ劇場にて、偉大な勇気をご観賞ください。

■横溝菜帆
エコー 役/ナルシスと共に物語を旅する少女

エコーを演じさせていただきます、横溝菜帆です。舞台は3度目の出演ですが、今回は「音楽劇」ということで、私にとってまた新しい挑戦となります。劇場で傍観してもらうだけでなく、巻き込み飲み込むという演出とお聞きし、自分がどう関わって行くのか、今からとてもワクワクしています。舞台経験値の少ない私ですが、皆さんに感動していただけるように、この作品にガッツリと入り込んで、精一杯の力で取り組んでいきたいと思います!

■朝海ひかる
ナルシス 役/この物語の案内役をつとめる傴僂(せむし)男

この度、ナルシスを演じます。演出の稲葉さんとは以前『サロメ奇譚』でご一緒させていただき、とても充実した時間を共に過ごさせてもらいました。
今回はどのようになるのか、、、ワクワクとドキドキがいっぱいです。

■原田優一
ペリクレース 役/アテネの武将の右腕、軍隊をまとめる隊長

まさに不思議な国に招かれる、そんな芝居になるであろうキャストの顔ぶれに楽しみが膨らんでおります。演劇が演劇人によって彩られていく様を、2024年の頭から浴びたいと思います。とても人数の多いカンパニーですから、才能の密が大きくうねりだすことでしょう。私もそのうちの大事な1ピースになれるよう、努めたいと思います。

■内海啓貴
カミラス 役/ペロポネソスの戦争に自ら志願し戦争に従事する孤高の男

寺山修司没後40年という機会に、この寺山作品と出逢わせていただき、今この作品を届ける意味が必ずあると思いました。 演出の稲葉賀恵さん、音楽の古川麦さんをはじめ、スタッフ、キャストの方達、初めての方が多く緊張していますが、この作品に挑戦できる事を感謝しながら、しっかりと準備をしてお稽古に臨みたいと思います。
音楽劇としてどんな作品になるのか今から楽しみな気持ちでいっぱいです。是非沢山の方に観ていただきたいです。劇場でお待ちしております。

■渡邉 蒼
アイアス 役/アテネの武将の息子でクローエに愛を捧げる男

寺山修司さんが描いた大人たちの思惑が渦巻く世界の中で、アイアスと恋人のクローエは唯一の光のような存在です。脚本を初めて拝読した日、彼女との幸せだけを望む真っ直ぐな優しさと、それゆえの未熟さに魅了されました。稲葉さんの演出と新たに産み落とされる古川さんの音楽のもと、キャストの皆様、スタッフの皆様の胸をお借りし全身全霊で演じさせていただきます。劇場でお会いできる日が待ち遠しいです。是非お越しください。

■まりゑ
ラムピトー 役/敵方でありながらヘレネーの計画に協力するスパルタの女

寺山修司没後40年を迎え、まだ世界で大きな争いが起こっているこの時に『不思議な国のエロス』を上演することはきっと意味があると信じています。今回、演出の稲葉賀恵さんから女優倶楽部と何か一緒に創りたいというお声がけをいただき、女優倶楽部からは関谷春子、皆本麻帆、万里紗、私 まりゑが参加させていただきます。
演劇の可能性を、この小さな炎かもしれない想いを大きな狼煙にして皆様の元に届けます。是非劇場で目撃しにいらしてください。

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声優アーティスト・茅原実⾥の⼀⼈芝居シリーズ第⼆弾『ヘルプミー』で、シンガーソングライター・ZAQが劇伴⾳楽を⼿がける。

本作で茅原実⾥は「ひとりコメディー」に挑戦。声優とアーティスト、⼆つのキャリアで⼿にした武器をフル活⽤し、エンタメ要素たっぷりのオリジナルストーリーを展開してゆく。

脚本・演出は『私の頭の中の消しゴム』などを⼿がける岡本貴也。2023年12⽉22⽇(⾦)から24⽇(⽇ )まで⼭梨県の河⼝湖円形ホールにて上演される。

⼆⼈のタッグは、前作の⼀⼈芝居『メリーの不思議な夢』に続いて⼆度⽬。多くのアーティストに楽曲を提供し、クリエイターとしても存在感を放つZAQとのコラボレーションに注目したい。

現在、チケットのオフィシャル先⾏が開始しており、2023年11⽉13⽇(⽉)まで申し込みを受け付けている。 

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2024年1月19日(金)・20日(土)・21日(日)、福岡・天神 西鉄ホールにて、『イッセー尾形 福岡公演』が行われることが決定した。

「605号室」    (C)写真:浅田政志

「605号室」    (C)写真:浅田政志

「高速道路自転車男」     (C)写真:浅田政志

「高速道路自転車男」     (C)写真:浅田政志

イッセー尾形は「一人芝居」の第一人者として独自のスタイルを80年代に確立。90年代には海外からも招致され、NY、ベルリン、ミュンヘン他、数多くの都市で上演を果たす。現在一人芝居は『妄ソー劇場』と称して毎年全国各地で公演し、さらに映画、ドラマにも多数出演。硬軟織り交ぜた多彩な演技で観る者を魅了している。

「謝罪会見」    (C)写真:浅田政志

「謝罪会見」    (C)写真:浅田政志

「立体紙芝居 雪子の冒険サーカス編」      (C)写真:浅田政志

「立体紙芝居 雪子の冒険サーカス編」      (C)写真:浅田政志

福岡公演で始まった2023年。大阪、京都、神戸、盛岡、東京……と、全国のファンにあたたかく迎え入れられたこの1年を経て、年明け1月、イッセー尾形が生まれ故郷である福岡県、天神の西鉄ホールにて一人芝居を行う。

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